JP2018038232A - モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】騒音を低減したモータを提供する。【解決手段】本発明のモータは、整流子を有するアマチュアと、整流子に接触する導電性ブラシと、導電性ブラシの第1面に沿って整流子側に延在する第1面を有する第1壁部と、導電性ブラシの第1面の反対側に位置する第2面に沿って整流子側に延在する第2面を形成する第2壁部と、導電性ブラシの第1面と第1壁部の第1面の両方の面に接触するとともに、導電性ブラシの動きに応じて変形する第1変形部と、導電性ブラシの第2面と第2壁部の第2面の両方の面に接触するとともに、導電性ブラシの動きに応じて変形する第2変形部と、を備えている。【選択図】図5

Description

本発明はモータに関する。
例えば、特許文献1には、車両用空調システムの空気を流す空気通路の途中に設けられた複数のドア(ルーバー)の駆動を行うモータアクチュエータ(回転装置)が開示されている。
このような回転装置では、モータの回転軸の回転を複数のギアを介して出力することでルーバーの回動制御が行われている。
一方、特許文献2には、モータの機械ノイズの低減のために、ブラシ付きモータのブラシにダンパー部材を設けたものが開示されている。
特開2015―220969号公報 特開2008−22619号公報
ところで、近年、車両内環境は静音性が高まる傾向にあるが、電気自動車等のモータで駆動する車両に関しては、内燃機関の発する騒音も出ないので車内における静音性が著しく高くなっている。
このように静音性が高くなると、内燃機関を搭載した自動車の車内において、それほど気になっていなかった音であっても、その音が車内で目立つようになるため、各種の部品においても、これまで以上に高い静音性が求められるようになると考えられる。
そして、回転装置の騒音の発生源の1つは、モータであるが、従来のモータに比較してよりモータの騒音を低減したモータを用いることで一層の静音性の向上を図ることができる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、騒音を低減したモータを提供すること目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、以下の構成によって把握される。
(1)本発明のモータは、整流子を有するアマチュアと、前記整流子に接触する導電性ブラシと、前記導電性ブラシが設けられるブラケットと、前記ブラケットに設けられ、前記導電性ブラシの第1面に沿って前記整流子側に延在する第1面を有する第1壁部と、前記ブラケットに設けられ、前記導電性ブラシの第1面の反対側に位置する第2面に沿って前記整流子側に延在する第2面を形成する第2壁部と、前記導電性ブラシの第1面と前記第1壁部の第1面の両方の面に接触するとともに、前記導電性ブラシの動きに応じて変形する第1変形部と、前記導電性ブラシの第2面と前記第2壁部の第2面の両方の面に接触するとともに、前記導電性ブラシの動きに応じて変形する第2変形部と、を備えている。
(2)上記(1)の構成において、前記第1変形部は、少なくとも、前記導電性ブラシの根本から前記導電性ブラシが前記整流子に接触するまでの間の前記導電性ブラシの第1面の中央部に接触している。
(3)上記(1)又は(2)の構成において、前記第2変形部は、少なくとも、前記導電性ブラシの根本から前記導電性ブラシが前記整流子に接触するまでの間の前記導電性ブラシの第2面の中央部に接触している。
(4)上記(1)から(3)のいずれか1つの構成において、前記第1変形部は、前記導電性ブラシの第1面と前記第1壁部の第1面の両方の面に常時、接触しており、前記第2変形部は、前記導電性ブラシの第2面と前記第2壁部の第2面の両方の面に常時、接触している。
(5)上記(2)の構成において、前記導電性ブラシの根本から前記導電性ブラシが前記整流子に接触するまでの間の長さをLとしたときに、前記第1変形部は、前記導電性ブラシの根本から前記導電性ブラシが前記整流子に接触するまでの間の中央の位置を含む少なくとも前記導電性ブラシの第1面のL/4以上の範囲に接触している。
(6)上記(2)又は(3)の構成において、前記導電性ブラシの根本から前記導電性ブラシが前記整流子に接触するまでの間の長さをLとしたときに、前記第2変形部は、前記導電性ブラシの根本から前記導電性ブラシが前記整流子に接触するまでの間の中央の位置を含む少なくとも前記導電性ブラシの第2面のL/4以上の範囲に接触している。
(7)上記(1)から(6)のいずれか1つの構成において、前記第1変形部及び前記第2変形部は、ゲルの硬度がASTM D 2240に従ったタイプ00の硬度で30以上70以下のゲルを含む。
(8)上記(1)から(6)のいずれか1つの構成において、前記第1変形部及び前記第2変形部は、稠度が5号以上で60以上165以下のグリスを含む。
(9)上記(1)から(8)のいずれか1つの構成において、前記第1変形部又は前記第2変形部は、異なる複数の樹脂で形成される第1樹脂部を含む。
(10)上記(9)の構成において、前記第1変形部又は前記第2変形部のうち前記第1樹脂部を含まない変形部は、1種類の樹脂で形成される第2樹脂部を含む。
(11)上記(9)又は(10)の構成において、前記樹脂が、JIS K6253に従ったゴム硬度(ショアA硬度)が25以上60以下のゴムから選択される。
(12)上記(2)の構成において、前記第1壁部の第1面は、前記導電性ブラシの第1面の中央部に対応する部分がその他の部分よりも前記導電性ブラシの第1面に近い位置に位置する。
(13)上記(3)の構成において、前記第2壁部の第2面は、前記導電性ブラシの第2面の中央部に対応する部分がその他の部分よりも前記導電性ブラシの第2面に近い位置に位置する。
(14)上記(1)から(13)のいずれか1つの構成において、前記整流子に接触する一対の前記導電性ブラシと、それぞれの前記導電性ブラシに対応して設けられた2つの前記第1壁部と、それぞれの前記導電性ブラシに対応して設けられた2つの前記第1変形部と、それぞれの前記導電性ブラシに対応して設けられた2つの前記第2壁部と、それぞれの前記導電性ブラシに対応して設けられた2つの前記第2変形部と、を備えている。
(15)上記(1)から(14)のいずれか1つの構成において、前記第1壁部の第1面は、前記導電性ブラシの第1面と平行な面である。
(16)上記(1)から(15)のいずれか1つの構成において、前記第2壁部の第2面は、前記導電性ブラシの第2面と平行な面である。
本発明によれば、騒音を低減したモータを提供することができる。
本発明に係る第1実施形態のモータの斜視図である。 本発明に係る第1実施形態のモータの分解斜視図である。 本発明に係る第1実施形態のアマチュアの斜視図である。 本発明に係る第1実施形態のブラケットの分解斜視図である。 本発明に係る第1実施形態のブラケットの斜視図である。 本発明に係る第1実施形態のモータが駆動しているときの第2変形部の状態を説明する図であり、(a)はブラケットをフレーム部側から見た平面図であり、(b)は(a)の点線領域A1の拡大図である。 本発明に係る第1実施形態のモータが駆動しているときの第1変形部の状態を説明する図であり、(a)はブラケットをフレーム部側から見た平面図であり、(b)は(a)の点線領域A2の拡大図である。 本発明に係る第2実施形態のブラケットの斜視図である。 本発明に係る第3実施形態のブラケットをフレーム部側から見た平面図である。 本発明に係る第4実施形態のブラケットをフレーム部側から見た平面図である。 本発明に係る第2実施形態の変形例1を説明する図である。 本発明に係る第2実施形態の変形例2を説明する図である。 本発明に係る第2実施形態の変形例3を説明する図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という)を、添付図面に基づいて詳細に説明する。
なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
(第1実施形態)
図1は本発明に係る第1実施形態のモータ10の斜視図であり、図2は本発明に係る第1実施形態のモータ10の分解斜視図である。
本実施形態のモータ10は、例えば、車両に設けられる空調システムのルーバー等を駆動させる回転装置の駆動源として好適に使用できるものである。
ただし、モータ10の使用形態は、回転装置に限定されるものではない。
図2に示すように、モータ10は、フレーム部20と、フレーム部20内に設けられた複数のマグネット(図示せず)と、アマチュア30と、ブラケット40と、を備えている。
(フレーム部)
図2に示すように、フレーム部20は、アマチュア30の回転軸31を外部に導出する孔部21aが設けられた底部21と、底部21に繋がり、底部21と反対側に開口部22aを有するアマチュア30の外周を覆う側壁部22と、を有している。
なお、ブラケット40は、フレーム部20の開口部22aを塞ぐように、フレーム部20の開口部22aに取り付けられる。
また、本実施形態では、フレーム部20の側壁部22は、角部が湾曲した四角柱状の外形になっているが、外形は必要に応じて変更してもよい。
そして、フレーム部20の側壁部22のアマチュア30に対向する内壁面には、複数のマグネットがアマチュア30から離間して配置されている。
また、フレーム部20の底部21には、回転軸31方向において、フレーム部20の外側に突出するように形成された軸受部21bが設けられている。
この軸受部21bの中央には、回転軸31を導出する孔部21aが設けられている。
そして、軸受部21bの内部には、回転軸31を回転可能に支持する軸受が収納されている。
(アマチュア)
図2に示すように、アマチュア30は、コア32と、コア32に巻回されるコイル(図示せず)と、コア32に固定された回転軸31と、を備えている。
回転軸31は、コア32を貫通するようにコア32の中央に配置されている。
なお、コア32は、回転軸31方向に複数の金属板が積層一体化された構成を有している。
これら複数の金属板として、例えば電磁鋼板等が挙げられる。
図3は、アマチュア30の斜視図である。
図3に示すように、アマチュア30は、回転軸31の外周面に沿って周方向に設けられた整流子33を備えている。
整流子33は、回転軸31のモータ10の外部に導出される一方の端部と反対側に位置する他方の端部側に設けられた複数の板金33aを有している。
そして、コア32の各ポール32aに巻回されたコイル(図示せず)の端部が、整流子33の板金33aに半田等で接続されている。
なお、この整流子33の位置よりも他方側に位置する回転軸31の他端部31aは、後述するブラケット40に設けられる軸受41に回転可能に支持される。
(ブラケット)
図4はブラケット40の分解斜視図である。
図4に示すように、ブラケット40は、ブラケット本体40aと、軸受プレート40bと、を備えている。
ブラケット本体40aは底部40abを備え、この底部40abはフレーム部20側と反対側に位置する。
そして、軸受プレート40bは、ブラケット本体40aの底部40abの外側に取り付けられる。
軸受プレート40bには、中央に軸受部40baが設けられ、軸受部40baはブラケット本体40aと反対側に突出している。
そして、軸受41が軸受部40ba内に収容され、ブラケット本体40aに軸受プレート40bが取り付けられて一体化されることで、軸受41を備えたブラケット40になっている。
また、ブラケット40は、一対の導電性ブラシ(導電性ブラシ42及び導電性ブラシ43)と、一対の導電性ブラシ(導電性ブラシ42及び導電性ブラシ43)のそれぞれが取り付けられる一対の端子部(端子部44及び端子部45)を備えている。
この端子部44及び端子部45は、後述する第1端部44bの一端部44ba側及び第1端部45bの一端部45ba側の折り曲げ方向が反対向きである対称な形状になっている点が異なるだけで、基本的な構成は同じである。
具体的には、端子部44は、外部に導出される端子44aと、端子44aに繋がり一端部44ba側が折り曲げられた第1端部44bと、を備えている。
端子44aは外部と電気的に接続される部位である。
端子部45も、外部に導出される端子45aと、端子45aに繋がり一端部45ba側が折り曲げられた第1端部45bと、を備えている。
端子45aは外部と電気的に接続される部位である。
図5は、ブラケット40の斜視図である。
図4に示すように、ブラケット本体40aには、端子部44の端子44aが挿入される溝部46が設けられており、この溝部46の底部には、端子44aを導出する孔部が設けられている。
この溝部46の底部は、軸受プレート40bと対向している。
そして、軸受プレート40bには、端子部44の端子44aに対応した開口部48が設けられている。
この開口部48は、端子44aと対向する位置に配置されている。
このため、図5に示すように、導電性ブラシ42が固定された端子部44の端子44aをブラケット本体40aの溝部46内に挿入すると、溝部46の底部の孔部を通じて端子44aが外部に導出できるようになっている。
同様に、ブラケット本体40aには、図4示すように、端子部45の端子45aが挿入される溝部47が設けられており、この溝部47の底部には、端子45aを導出する孔部が設けられている。
そして、軸受プレート40bには、端子部45の端子45aに対応した開口部49が設けられている。
この開口部49は、端子45aと対向する位置に配置されている。
このため、図5に示すように、導電性ブラシ43が固定された状態の端子部45の端子45aをブラケット本体40aの溝部47内に挿入すると、溝部47の底部の孔部を通じて端子45aが外部に導出できるようになっている。
なお、図5に示す軸受41の近傍の位置には、アマチュア30の整流子33が位置する。
したがって、図4及び図5を見るとわかるように、径方向において、整流子33側と反対側にある導電性ブラシ42の端部が、端子部44の第1端部44bの一端側に固定されている。
詳細に言えば、導電性ブラシ42の端部が、第1端部44bの一端部44baに固定されており、この一端部44baは第1端部44bの一端側の一部分である。
同様に、導電性ブラシ43も、整流子33側と反対側にある導電性ブラシ43の端部が、端子部45の第1端部45bの一端部45baに固定されており、この一端部45baは第1端部44bの一端側の一部分である。
このような構成を有するモータ10の動作について説明しながら、更に詳細な構成について説明する。
端子部44及び端子部45を通して電力が供給されると、導電性ブラシ42及び導電性ブラシ43に接触している整流子33の板金33aを介してコイルに電流が供給される。
そうすると、ポール32a(図3参照)がコイルの巻方向に応じてN極又はS極に励磁され、フレーム部20内に設けられたマグネットの磁力との間で、引き合いが発生し、アマチュア30が回転する。
そして、アマチュア30の回転に伴って整流子33も回転し、導電性ブラシ42及び導電性ブラシ43は、先ほど接触していた整流子33の板金33aとは異なる板金33aと接触するようになる。
これによって、導電性ブラシ42及び導電性ブラシ43に、新たに接触した整流子33の板金33aに接続されているコイルに電流が供給され、その電流が供給されたコイルに対応するポール32aがコイルの巻方向に応じてN極又はS極に励磁される。
そうすると、再び、フレーム部20内に設けられたマグネットの磁力との間で、引き合いが発生し、アマチュア30が回転する。
これを繰り返すことでモータ10の回転軸31が回転し続けることになる。
ここで、導電性ブラシ42及び導電性ブラシ43が、今まで接触していた整流子33の板金33aから別の板金33aに接触するときに、導電性ブラシ42及び導電性ブラシ43には、振動が発生し、騒音の原因となる。
そこで、導電性ブラシ42及び導電性ブラシ43の振動の状態を詳細に検討した結果、導電性ブラシ42は、端子部44から整流子33に接触するまでの間のフリーの状態となっている部分において、丁度、ほぼ中央の位置で振動に伴う加速度が最も大きくなっていることを見出した。
また、同様に、導電性ブラシ43は、端子部45から整流子33に接触するまでの間のフリーの状態になっている部分において、丁度、ほぼ中央の位置で振動に伴う加速度が最も大きくなっていることを見出した。
このような知見に基づき、本実施形態では、導電性ブラシ42の振動を抑制するために第1変形部72及び第2変形部70を設け、導電性ブラシ43の振動を抑制するために第1変形部73及び第2変形部71を設けており、以下、これら変形部に関連する構成について詳細に説明する。
(第2変形部70)
図4及び図5に示すように、ブラケット40は、第2壁部60を備えている。
この第2壁部60は、ブラケット本体40aに設けられている。
また、第2壁部60は、導電性ブラシ42の整流子33に接触する面である第2面42aに沿って、整流子33側(ブラケット40の中央側)に延在する第2面60aを有する。
なお、本実施形態において、この第2壁部60の第2面60aは、導電性ブラシ42が整流子33に接触していない状態において、導電性ブラシ42の第2面42aと平行な面となるように形成されている。
ただし、第2壁部60の第2面60aは導電性ブラシ42の第2面42aに平行な面であることに限定されない。
つまり、第2壁部60の第2面60aは、導電性ブラシ42の第2面42aに対して傾斜するように、導電性ブラシ42の整流子33に接触する面である第2面42aに沿って、整流子33側(ブラケット40の中央側)に延在していてもよい。
そして、モータ10は、図5に示すように、導電性ブラシ42の第2面42aと第2壁部60の第2面60aの間に、これら両方の面(第2面42a及び第2面60a)に常時接触(常時密着)するように設けられた第2変形部70を備えている。
なお、ここでいう常時接触(常時密着)とは、モータ10が使用できなくなるまで接触(密着)状態が保たれることを意味するものではない。
つまり、長期間、モータ10が使用され続けるうちに、第2変形部70と第2面42aとの間に剥離が発生したり、第2変形部70と第2面60aとの間に剥離が発生することはあり得る。
したがって、常時接触とは、剥離等の特異な状況が発生しない間は、常に接触(密着)しているという意味であると解されるべきであり、永遠に接触(密着)し続けるという意味に解されるべきでない点に留意されたい。
本実施形態では、第2変形部70はゲルで形成されており、振動を抑制する観点で、ゲルの硬度がASTM D 2240に従ったタイプ00の硬度で30以上70以下のものを好適に用いることができる。
なお、ゲルの種類としては、2液性硬化タイプ、紫外線硬化タイプ及び熱硬化タイプ等であってよく、特に限定されるものではない。
また、第2変形部70は、ゲルに代えてグリスで形成されていてもよく、この場合、振動を抑制する観点で、稠度が5号以上で60以上165以下のグリスを用いるようにするのが好適である。
次に、図6を参照しながら、より詳細に第2変形部70について説明する。
図6はモータ10が駆動しているときの第2変形部70の状態を説明する図であり、図6(a)はブラケット40をフレーム部20側から見た平面図であり、図6(b)は図6(a)の点線領域A1の拡大図である。
なお、図6では、アマチュア30に設けられている整流子33の板金33aも併せて図示している。
図6(a)に示すように、導電性ブラシ42は、端子部44の支えがなくなる根本(位置F1参照)から整流子33に接触する位置(位置F11参照)までの間が何の支えもないフリーな状態になっている。
そして、第2変形部70は、この導電性ブラシ42の根本から導電性ブラシ42が整流子33に接触するまでの間(位置F1から位置F11までの間)の少なくとも導電性ブラシ42の中央(位置M1参照)を含む中央部に設けられている。
具体的には、導電性ブラシ42の根本から導電性ブラシ42が整流子33に接触するまでの間(位置F1から位置F11までの間)の長さをLとしたときに、第2変形部70は、導電性ブラシ42の根本から導電性ブラシ42が整流子33に接触するまでの間の中央(位置M1)の位置を含む少なくとも導電性ブラシ42の第2面42aのL/4以上の範囲に接触しており、より好ましくは少なくともL/3以上の範囲に接触しているのがよい。
なお、第2変形部70は、導電性ブラシ42と整流子33との接触位置に対して近づけてよい範囲、すなわち、第2変形部70が設けられる整流子33側への範囲としては、導電性ブラシ42が整流子33に接触するのを阻害することがない範囲に留められることは言うまでもない。
このように、少なくとも、最も振動に伴う加速度が大きくなる位置M1を含む範囲に第2変形部70を設けるようにすることで効果的に振動を抑制することができ、以下、具体的に、第2変形部70が振動を抑制するときの状態について説明する。
モータ10が駆動し、導電性ブラシ42が振動すると、例えば、図6(b)に示すように、導電性ブラシ42の第2面42aが、矢印m1で示すように、実線で示す位置から点線で示す位置に変位することが起きる。
このとき、第2変形部70は、導電性ブラシ42の動きに応じて変形することになる。
具体的には、図6(b)に示すように、第2変形部70は、その形状が斜線で示すハッチングの状態からクロスハッチングの状態へと変化する。
この形状変化は、第2変形部70が導電性ブラシ42の第2面42aと第2壁部60の第2面60aの両面に接触して挟まれている状態であることによって起きる現象である。
つまり、第2変形部70が導電性ブラシ42の第2面42aに接触していても、第2壁部60の第2面60a側がフリーであるとすれば、第2変形部70に対して圧縮力が加わることがないため、第2変形部70の形状変化は極めて微小である。
そして、第2変形部70が圧縮され、その形状が変化するのに伴って、導電性ブラシ42に対しては、導電性ブラシ42の動きを止めようとする反力が働くことになり、導電性ブラシ42の動きが抑制される。
一方、導電性ブラシ42が逆の動きをする場合、つまり、導電性ブラシ42の第2面42aが図6(b)に示す点線の位置から矢印m1と反対方向に動き、実線で示す位置に動こうとする場合には、第2変形部70の形状が変化することになる。
具体的には、第2変形部70の形状は、第2壁部60の第2面60aが延在する方向又は導電性ブラシ42の第2面42aが延在する方向であって、導電性ブラシ42の根本F1に向けて変形する。
すなわち、第2変形部70の一部が、第2変形部70がある導電性ブラシ42の第2面42aと第2壁部60の第2面60aとの間に形成された空間へと戻る。
ここで、第2変形部70は、ばねのような弾性体ではないため、自らの弾性力ですぐさま元の形状に戻ることはなく、導電性ブラシ42が実線で示す位置に動こうとするときの第2変形部70の形状変化は、主に、導電性ブラシ42の撓みにより発生する力(復元力)に起因する。
そして、導電性ブラシ42の矢印m1と反対方向の動きにより、第2変形部70が引っ張られる。
この引っ張りにより、第2変形部70の形状が変化するのに伴って、導電性ブラシ42に対しては、第2変形部70による、導電性ブラシ42の第2壁部60の第2面60a側から離れる方向への動きを引き留めようとする反力が働くことになる。
また、この第2変形部70の形状変化に伴って、導電性ブラシ42の動こうとする力を吸収(低減)する作用も同時に発生する。
なお、この反力すなわち引き止め作用も第2変形部70が導電性ブラシ42の第2面42aと第2壁部60の第2面60aの両面に接触していることによって起きる現象であり、第2変形部70が第2壁部60の第2面60aに接触していなければ、第2変形部70は導電性ブラシ42とともに同じように動くことになる。
このように、第2変形部70は、導電性ブラシ42が、図6(b)に示す実線の位置から点線の位置に動こうとするときにも、逆に、点線の位置から実線の位置に動こうとするときにも、導電性ブラシ42の動きを抑制するように作用する。
そして、導電性ブラシ42が振動するとは、導電性ブラシ42が図6(b)に示す実線の位置と点線の位置の間を繰り返し移動することであるが、第2変形部70は、上述のように、導電性ブラシ42がどちらの位置に向かう場合にも、その動きを抑制するように作用し、導電性ブラシ42の振動を抑制する。
ところで、第2変形部70の形状が変化する前の体積をTとし、圧縮又は引っ張りによって形状が変化した第2変形部70の部分の体積をΔTとし、形状変化率VCをΔT/Tとすると、形状の変化に伴う振動を抑制できる度合いは形状変化率VCが大きいほうが高い。
このことから、形状変化率VCを大きくするために、モータ10を駆動させる前の状態で設定される第2変形部70の体積を小さくすることが好ましい。
そして、図6(b)を見るとわかるように、第2変形部70は、導電性ブラシ42の第2面42aと第2壁部60の第2面60aの両面に接触するように設けられるので、第2変形部70の体積は、導電性ブラシ42の第2面42aと第2壁部60の第2面60aの間の距離によって調整することになる。
具体的には、モータ10の大きさによって、使用される導電性ブラシ42の長さ等が変わることから第2変形部70を適切な体積にするための導電性ブラシ42の第2面42aと第2壁部60の第2面60aの間の距離の設定は、導電性ブラシ42の長さに基づいて行われることが好ましい。
このため、端子部44側の導電性ブラシ42の根本(図6(a)及び図6(b)の位置F1参照))から導電性ブラシ42の整流子33に接触する位置F11(図6(a)参照)までの長さを1.0としたときに、少なくとも第2変形部70が設けられている範囲において、導電性ブラシ42の第2面42aと第2壁部60の第2面60aの間の距離(以下、第1距離ともいう)が0.5以下となるように設定されていることが好ましく、0.3以下に設定されていることがより好ましい。
そして、導電性ブラシ42の第2面42aと第2壁部60の第2面60aの間の第1距離が所定の距離となるように、第2壁部60をブラケット本体40aに設けるようにすればよい。
なお、この第1距離は、整流子33に導電性ブラシ42を接触させず、ほぼ真直ぐに延びている導電性ブラシ42に対して、第2壁部60の第2面60aに沿った各点から垂線を引いたときの導電性ブラシ42の第2面42aと第2壁部60の第2面60aの間の距離を求め、その求めた距離のうち最も長い距離のことである。
一方、第1距離が短すぎると第2変形部70が十分に変形できなくなる場合があることから、第1距離は、0.1以上に設定されていることが好ましく、0.2以上に設定されていることがより好ましい。
なお、第2変形部70は、本実施形態では、導電性ブラシ42の根本(位置F1参照)よりも整流子33側に設けられているが、導電性ブラシ42の根本(位置F1参照)よりも更に端子部44の第1端部44bの一端部44ba側まで設けるようにしてもよい。
また、第2変形部70を設けるスペースの関係等を考慮して、第2変形部70が位置M1を含むL/3の範囲内やL/4の範囲内に設けられているものとしてもよい。
(第2変形部71)
図4及び図5に示すように、ブラケット40は、ブラケット本体40aに設けられ、導電性ブラシ43の整流子33に接触する面である第2面43aに沿って、整流子33側(ブラケット40の中央側)に延在する第2面61aを有する第2壁部61を備えている。
なお、この第2壁部61の第2面61aは、導電性ブラシ43が整流子33に接触していない状態において、導電性ブラシ43の第2面43aと平行な面となるように形成されている。
ただし、第2壁部61の第2面61aは導電性ブラシ43の第2面43aに平行な面であることに限定されない。
つまり、第2壁部61の第2面61aは、導電性ブラシ43の第2面43aに対して傾斜するように、導電性ブラシ43の整流子33に接触する面である第2面43aに沿って、整流子33側(ブラケット40の中央側)に延在していてもよい。
そして、モータ10は、図5に示すように、導電性ブラシ43の第2面43aと第2壁部61の第2面61aの間に、これら両方の面(第2面43a及び第2面61a)に常時接触(常時密着)するように設けられた第2変形部71を備えている。
なお、ここでいう常時接触(常時密着)も、第2変形部70のところで説明したとおり、モータ10が使用できなくなるまで接触(密着)状態が保たれることを意味するものではなく、モータ10が使用され続けるうちに、第2変形部71と第2面43aとの間に剥離が発生したり、第2変形部71と第2面61aとの間に剥離が発生するような特異な状況が発生しない間は、常に接触(密着)しているという意味であり、永遠に接触し続けるという意味に解されるべきでない点に留意されたい。
第2変形部71は、第2変形部70と同様にゲルで形成されており、振動を抑制する観点で、ゲルの硬度がASTM D 2240に従ったタイプ00の硬度で30以上70以下のゲルを用いることが好ましい。
なお、第2変形部71も、第2変形部70と同様に、ゲルの種類は、2液性硬化タイプ、紫外線硬化タイプ及び熱硬化タイプ等であってよく、特に限定されるものではない。
また、第2変形部70と同様に、第2変形部71もゲルに代えてグリスで形成するようにしてもよく、この場合、振動を抑制する観点で、稠度が5号以上で60以上165以下のグリスを用いるようにするのが好適である。
そして、この第2変形部71は、導電性ブラシ43に対して、導電性ブラシ42に対する第2変形部70と同様の作用を奏する部分であるため、モータ10が駆動しているときの第2変形部71の状態は、第2変形部70で説明したのと同様である。
したがって、詳細な説明に関しては省略するが、第2変形部71においても、図6(a)に示すように、第2変形部71は、端子部45側の導電性ブラシ43の根本から導電性ブラシ43の整流子33に接触するまでの間(位置F2から位置F21までの間)の少なくとも導電性ブラシ43の中央(位置M2参照)を含む中央部に設けられている。
具体的には、導電性ブラシ43の根本から導電性ブラシ43が整流子33に接触するまでの間(位置F2から位置F21までの間)の長さをLとしたときに、第2変形部71は、導電性ブラシ43の根本から導電性ブラシ43が整流子33に接触するまでの間の中央(位置M2)の位置を含む少なくとも導電性ブラシ43の第2面43aのL/4以上の範囲に接触しており、より好ましくは少なくともL/3以上の範囲に接触しているのがよい。
なお、第2変形部71が設けられる整流子33側への範囲としては、導電性ブラシ43が整流子33に接触するのを阻害することがない範囲に留められることは言うまでもない。
このように、少なくとも、最も振動に伴う加速度が大きくなる位置M2を含む範囲に第2変形部71を設けるようにすることで、第2変形部70と同様に、効果的に導電性ブラシ43の振動を抑制することができる。
また、導電性ブラシ43の第2面43aと第2壁部61の第2面61aの間の距離も、第2変形部70と同様に設定することが好ましい。
つまり、端子部45側の導電性ブラシ43の根本(図6(a)の導電性ブラシ43の端子部45の支えがなくなる位置F2参照))から導電性ブラシ43の整流子33に接触する位置F21(図6(a)参照)までの長さを1.0としたときに、少なくとも第2変形部71が設けられている範囲において、導電性ブラシ43の第2面43aと第2壁部61の第2面61aの間の距離(以下、第1距離ともいう)が0.5以下となるように設定されていることが好ましく、0.3以下に設定されていることがより好ましい。
そして、導電性ブラシ43の第2面43aと第2壁部61の第2面61aの間の第1距離が所定の距離となるように、第2壁部61をブラケット本体40aに設けるようにすればよい。
なお、この第1距離も第2変形部70のところで説明した第1距離と同様に、第1距離は、整流子33に導電性ブラシ43を接触させず、ほぼ真直ぐに延びている導電性ブラシ43に対して、第2壁部61の第2面61aに沿った各点から垂線を引いたときの導電性ブラシ43の第2面43aと第2壁部61の第2面61aの間の距離を求め、その求めた距離のうち最も長い距離のことである。
一方、第1距離が短いと第2変形部71が十分に変形できなくなる場合があることから、第1距離は、0.1以上に設定されていることが好ましく、0.2以上に設定されていることがより好ましい。
なお、第2変形部71は、本実施形態では、導電性ブラシ43の根本(位置F2参照)よりも整流子33側に設けられているが、導電性ブラシ43の根本(位置F2参照)よりも更に端子部45の第1端部45bの一端部45ba側まで設けるようにしてもよい。
また、第2変形部71を設けるスペースの関係等を考慮して、第2変形部71が位置M2を含むL/3の範囲内やL/4の範囲内に設けられているものとしてもよい。
(第1変形部72)
図5に示すように、ブラケット40は、ブラケット本体40aに設けられ、導電性ブラシ42の第2面42aの反対側に位置する第1面42bに沿って、整流子33側(ブラケット40の中央側)に延在する第1面62aを形成する第1壁部62を備えている。
なお、この第1壁部62の第1面62aは、導電性ブラシ42が整流子33に接触していない状態において、導電性ブラシ42の第1面42bと平行な面となるように形成されている。
ただし、第1壁部62の第1面42bは導電性ブラシ42の第1面42bに平行な面であることに限定されない。
つまり、第1壁部62の第1面62aは、導電性ブラシ42の第1面42bに対して傾斜するように、導電性ブラシ42の第2面42aの反対側に位置する第1面42bに沿って、整流子33側(ブラケット40の中央側)に延在していてもよい。
そして、モータ10は、図5に示すように、導電性ブラシ42の第1面42bと第1壁部62の第1面62aの間に、これら両方の面(第1面42b及び第1面62a)に常時接触(常時密着)するように設けられた第1変形部72を備えている。
なお、ここでいう常時接触(常時密着)も、第2変形部70のところで説明したとおり、モータ10が使用できなくなるまで接触(密着)状態が保たれることを意味するものではなく、モータ10が使用され続けるうちに、第1変形部72と第1面42bとの間に剥離が発生したり、第1変形部72と第1面62aとの間に剥離が発生するような特異な状況が発生しない間は、常に接触(密着)しているという意味であり、永遠に接触(密着)し続けるという意味に解されるべきでない点に留意されたい。
本実施形態では、第1変形部72はゲルで形成されており、振動を抑制する観点で、ゲルの硬度がASTM D 2240に従ったタイプ00の硬度で30以上70以下のものを好適に用いることができる。
なお、ゲルの種類としては、2液性硬化タイプ、紫外線硬化タイプ及び熱硬化タイプ等であってよく、特に限定されるものではない。
また、第1変形部72は、ゲルに代えてグリスで形成されていてもよく、この場合、振動を抑制する観点で、稠度が5号で60以上165以下のグリスを用いるようにするのが好適である。
次に、図7を参照しながら、より詳細に第1変形部72について説明する。
図7はモータ10が駆動しているときの第1変形部72の状態を説明する図であり、図7(a)はブラケット40をフレーム部20側から見た平面図であり、図7(b)は図7(a)の点線領域A2の拡大図である。
なお、図7では、アマチュア30に設けられている整流子33の板金33aも併せて図示している。
図7(a)においても、図6(a)と同様に、導電性ブラシ42が端子部44に支えられなくなる導電性ブラシ42の根本を位置F1として示しており、導電性ブラシ42が整流子33に接触する位置を位置F11として示している。
そして、第2変形部70と同様に、第1変形部72は、この導電性ブラシ42の根本から導電性ブラシ42が整流子33に接触するまでの間(位置F1から位置F11までの間)の少なくとも導電性ブラシ42の中央(位置M1参照)を含む中央部に設けられている。
具体的には、導電性ブラシ42の根本から導電性ブラシ42が整流子33に接触するまでの間(位置F1から位置F11までの間)の長さをLとしたときに、第1変形部72は、第2変形部70と同様に、導電性ブラシ42の根本から導電性ブラシ42が整流子33に接触するまでの間の中央(位置M1)の位置を含む少なくとも導電性ブラシ42の第1面42bのL/4以上の範囲に接触しており、より好ましくは少なくともL/3以上の範囲に接触しているのがよい。
このように、少なくとも、最も振動に伴う加速度が大きくなる位置M1を含む範囲に第1変形部72を設けるようにすることで効果的に振動を抑制することができ、以下、具体的に、図7を参照しながら、第1変形部72が振動を抑制するときの状態について説明する。
モータ10が駆動し、導電性ブラシ42が振動すると、例えば、図7(b)に示すように、導電性ブラシ42の第1面42bが、矢印m3で示すように、実線で示す位置から点線で示す位置に変位することが起きる。
このとき、第1変形部72は、導電性ブラシ42の動きに応じて変形することになる。
具体的には、図7(b)に示すように、導電性ブラシ42が、矢印m3で示すように動くのに合わせるように、第1変形部72の形状が斜線で示すハッチングの状態からクロスハッチングの状態へと変化する。
具体的には、第1変形部72の形状は、第1壁部62の第1面62aが延在する方向又は導電性ブラシ42の第1面42bが延在する方向であって、整流子33に向けて変形する。
すなわち、第1変形部72の一部が、第1変形部72がない導電性ブラシ42の第1面42bと第1壁部62の第1面62aとの間に形成された空間へと逃げる(突出する)。 この形状変化は、第1変形部72が導電性ブラシ42の第1面42bと第1壁部62の第1面62aの両面に接触して挟まれている状態であることによって起きる現象である。
つまり、第1変形部72が導電性ブラシ42の第1面42bに接触していても、第1壁部62の第1面62a側がフリーであるとすれば、第1変形部72に対して圧縮力が加わることがないため、第1変形部72の形状変化は極めて微小である。
そして、第1変形部72が圧縮され、その形状が変化するのに伴って、導電性ブラシ42に対しては、導電性ブラシ42の動きを止めようとする反力が働くことになり、導電性ブラシ42の動きが抑制される。
一方、導電性ブラシ42が逆の動きをする場合、つまり、導電性ブラシ42の第1面42bが図7(b)に示す点線の位置から矢印m3と反対方向に動き、実線で示す位置に動こうとする場合には、第1変形部72の形状が変化することになる。
具体的には、第1変形部72の形状は、第1壁部62の第1面62aが延在する方向又は導電性ブラシ42の第1面42bが延在する方向であって、導電性ブラシ42の根本F1に向けて変形する。
すなわち、第1変形部72の一部が、第1変形部72がある導電性ブラシ42の第1面42bと第1壁部62の第1面62aとの間に形成された空間へと戻る。
ここで、第1変形部72は、ばねのような弾性体ではないため、自らの弾性力ですぐさま元の体積に戻ることはなく、導電性ブラシ42が実線で示す位置に動こうとするときの第1変形部72の形状の変化は、主に、導電性ブラシ42の撓みにより発生する力(復元力)に起因する。
そして、導電性ブラシ42の矢印m1と反対方向の動きにより、第1変形部72が引っ張られ、その形状が変化するのに伴って、導電性ブラシ42に対しては、導電性ブラシ42の第1壁部62の第1面62a側から離れる方向への動きを引き留めようとする反力が働くことになる。
また、この形状の変化に伴って、導電性ブラシ42の動こうとする力を吸収(低減)する作用も同時に発生する。
なお、この引き止め作用も第1変形部72が導電性ブラシ42の第1面42bと第1壁部62の第1面62aの両面に接触していることによって起きる現象であり、第1変形部72が第1壁部62の第1面62aに接触していなければ、第1変形部72は導電性ブラシ42とともに同じように動くことになる。
このように、第1変形部72は、導電性ブラシ42が、図7(b)に示す実線の位置から点線の位置に動こうとするときにも、逆に、点線の位置から実線の位置に動こうとするときにも、導電性ブラシ42の動きを抑制するように作用する。
そして、導電性ブラシ42が振動するとは、導電性ブラシ42が図7(b)に示す実線の位置と点線の位置の間を繰り返し移動することであるが、第1変形部72は、上述のように、導電性ブラシ42がどちらの位置に向かう場合にも、その動きを抑制するように作用し、導電性ブラシ42の振動を抑制する。
ところで、図7(b)に示すように、導電性ブラシ42の第1面42bが、矢印m3で示すように、実線で示す位置から点線で示す位置に動くときには、当然、導電性ブラシ42の第2面42aも同じように動くことになる。
そして、先に説明したように、このように導電性ブラシ42が動くときには、第2変形部70によって、導電性ブラシ42の第2壁部60の第2面60a側から離れる方向への動きを引き留めようとする反力が働くとともに、第2変形部70が導電性ブラシ42の動こうとする力を吸収する。
逆に、導電性ブラシ42の第1面42bが図7(b)に示す点線の位置から矢印m3と反対方向に動き、実線で示す位置に動くときには、当然、導電性ブラシ42の第2面42aも同じように動くことになる。
そして、先に説明したように、このように導電性ブラシ42が動くときには、第2変形部70によって、導電性ブラシ42に導電性ブラシ42の動きを止めようとする反力が働くとともに、第2変形部70が導電性ブラシ42の動こうとする力を吸収する。
したがって、本実施形態においては、第1変形部72と第2変形部70の双方が協業して、導電性ブラシ42の動きを抑制する。
よって、より一層高い導電性ブラシ42の振動の抑制を行うことができ、騒音を大幅に低減することができる。
一方、第1変形部72においても、第2変形部70、71と同様に、その形状変化率VCを大きくするために、モータ10を駆動させる前の状態で設定される第1変形部72の体積を小さくすることが好ましい。
そして、図7(b)を見るとわかるように、第1変形部72も、第2変形部70と同様に、導電性ブラシ42の第1面42bと第1壁部62の第1面62aの両面に接触するように設けられるので、第1変形部72の体積は、導電性ブラシ42の第1面42bと第1壁部62の第1面62aの間の距離によって調整することになる。
また、第1変形部72においても、モータ10の大きさによって、使用される導電性ブラシ42の長さ等が変わることは第2変形部70と同じであるから、第1変形部72を適切な体積にするための導電性ブラシ42の第1面42bと第1壁部62の第1面62aの間の距離の設定は、導電性ブラシ42の長さに基づいて行われることが好ましい。
このため、端子部44側の導電性ブラシ42の根本(図7(a)及び図7(b)の位置F1参照))から導電性ブラシ42の整流子33に接触する位置F11(図7(a)参照)までの長さを1.0としたときに、少なくとも第1変形部72が設けられている範囲において、導電性ブラシ42の第1面42bと第1壁部62の第1面62aの間の距離(以下、第2距離ともいう)が0.5以下となるように設定されていることが好ましく、0.3以下に設定されていることがより好ましい。
そして、導電性ブラシ42の第1面42bと第1壁部62の第1面62aの間の第2距離が所定の距離となるように、第1壁部62をブラケット本体40aに設けるようにすればよい。
なお、この第2距離は、第1距離のときと同様に、整流子33に導電性ブラシ42を接触させず、ほぼ真直ぐに延びている導電性ブラシ42に対して、第1壁部62の第1面62aに沿った各点から垂線を引いたときの導電性ブラシ42の第1面42bと第1壁部62の第1面62aの間の距離を求め、その求めた距離のうち最も長い距離のことである。
一方、第2距離が短いと第1変形部72が十分に変形できなくなる場合があることから、第2距離は、0.1以上に設定されていることが好ましく、0.2以上に設定されていることがより好ましい。
なお、第1変形部72は、本実施形態では、図7(b)に示すように、端子部44の第1端部44bに接触する位置まで設けられているが、必ずしも、端子部44の第1端部44bに接触する必要はない。
ただし、第1変形部72が端子部44の第1端部44bに接触することで端子部44に振動が伝わるのを防止する効果があるため、第1変形部72は端子部44の第1端部44bに接触しているほうが好ましい。
また、第1変形部72を設けるスペースの関係等を考慮して、第1変形部72が位置M1を含むL/3の範囲内やL/4の範囲内に設けられているものとしてもよい。
(第1変形部73)
図5に示すように、ブラケット40は、ブラケット本体40aに設けられ、導電性ブラシ43の第2面43aの反対側に位置する第1面43bに沿って、整流子33側(ブラケット40の中央側)に延在する第1面63aを形成する第1壁部63を備えている。
なお、この第1壁部63の第1面63aは、導電性ブラシ43が整流子33に接触していない状態において、導電性ブラシ43の第1面43bと平行な面となるように形成されている。
ただし、第1壁部63の第1面63aは導電性ブラシ43の第1面43bと平行な面であることに限定されない。
つまり、第1壁部63の第1面63aは、導電性ブラシ43の第1面43bに対して傾斜するように、導電性ブラシ43の第2面43aの反対側に位置する第1面43bに沿って、整流子33側(ブラケット40の中央側)に延在していてもよい。
そして、モータ10は、図5に示すように、導電性ブラシ43の第1面43bと第1壁部63の第1面63aの間に、これら両方の面(第1面43b及び第1面63a)に常時接触(常時密着)するように設けられた第1変形部73を備えている。
なお、ここでいう常時接触(常時密着)も、第2変形部70のところで説明したとおり、モータ10が使用できなくなるまで接触(密着)状態が保たれることを意味するものではなく、モータ10が使用され続けるうちに、第1変形部73と第1面43bとの間に剥離が発生したり、第1変形部73と第1面63aとの間に剥離が発生するような特異な状況が発生しない間は、常に接触(密着)しているという意味であり、永遠に接触(密着)し続けるという意味に解されるべきでない点に留意されたい。
第1変形部73は、第1変形部72と同様にゲルで形成されており、振動を抑制する観点で、ゲルの硬度がASTM D 2240に従ったタイプ00の硬度で30以上70以下のゲルを用いることが好ましい。
なお、第1変形部73も、第1変形部72と同様に、ゲルの種類は、2液性硬化タイプ、紫外線硬化タイプ及び熱硬化タイプ等であってよく、特に限定されるものではない。
また、第1変形部72と同様に、第1変形部73もゲルに代えてグリスで形成するようにしてもよく、この場合、振動を抑制する観点で、稠度が5号以上で60以上165以下のグリスを用いるようにするのが好適である。
そして、この第1変形部73は、導電性ブラシ43に対して、導電性ブラシ42に対する第1変形部72と同様の作用を奏する部分であるため、モータ10が駆動しているときの第1変形部73の状態は、第1変形部72で説明したのと同様である。
したがって、詳細な説明に関しては省略するが、第1変形部73においても、図7(a)に示すように、端子部45側の導電性ブラシ43の根本から導電性ブラシ43の整流子33に接触するまでの間(位置F2から位置F21までの間)の少なくとも導電性ブラシ43の中央(位置M2参照)を含む中央部に設けられている。
具体的には、導電性ブラシ43の根本から導電性ブラシ43が整流子33に接触するまでの間(位置F2から位置F21までの間)の長さをLとしたときに、第1変形部73は、導電性ブラシ43の根本から導電性ブラシ43が整流子33に接触するまでの間の中央(位置M2)の位置を含む少なくとも導電性ブラシ43の第1面43bのL/4以上の範囲に接触しており、より好ましくは少なくともL/3以上の範囲に接触しているのがよい。
このように、少なくとも、最も振動に伴う加速度が大きくなる位置M2を含む範囲に第1変形部73を設けるようにすることで、第1変形部72と同様に、効果的に導電性ブラシ43の振動を抑制することができる。
また、導電性ブラシ43の第1面43bと第1壁部63の第1面63aの間の距離も、第1変形部72と同様に設定することが好ましい。
つまり、端子部45側の導電性ブラシ43の根本(図7(a)の位置F2)から導電性ブラシ43の整流子33に接触する位置F21(図7(a)参照)までの長さを1.0としたときに、少なくとも第1変形部73が設けられている範囲において、導電性ブラシ43の第1面43bと第1壁部63の第1面63aの間の距離(以下、第2距離ともいう)が0.5以下となるように設定されていることが好ましく、0.3以下に設定されていることがより好ましい。
そして、導電性ブラシ43の第1面43bと第1壁部63の第1面63aの間の第2距離が所定の距離となるように、第1壁部63をブラケット本体40aに設けるようにすればよい。
なお、この第2距離も第1変形部72で説明した第2距離と同様に、整流子33に導電性ブラシ43を接触させず、ほぼ真直ぐに延びている導電性ブラシ43に対して、第1壁部63の第1面63aに沿った各点から垂線を引いたときの導電性ブラシ43の第1面43bと第1壁部63の第1面63aの間の距離を求め、その求めた距離のうち最も長い距離のことである。
一方、第2距離が短いと、第1変形部73が十分に変形できなくなる場合があることから、第2距離は、0.1以上に設定されていることが好ましく、0.2以上に設定されていることがより好ましい。
なお、第1変形部73は、本実施形態では、図7(a)に示すように、端子部45の第1端部45bに接触する位置まで設けられているが、必ずしも、端子部45の第1端部45bに接触する必要はない。
ただし、第1変形部73が端子部45の第1端部45bに接触することで端子部45に振動が伝わるのを防止する点で、第1変形部73は端子部45の第1端部45bに接触しているほうが好ましい。
また、第1変形部73を設けるスペースの関係等を考慮して、第1変形部73が位置M2を含むL/3の範囲内やL/4の範囲内に設けられているものとしてもよい。
そして、導電性ブラシ43に対する第1変形部73と第2変形部71の関係は、導電性ブラシ42に対する第1変形部72と第2変形部70の関係と同じである。
したがって、第1変形部72で説明したのと同様に、第1変形部73と第2変形部71の双方が協業して導電性ブラシ43の動きを抑制する。
よって、より一層高い導電性ブラシ43の振動抑制を行うことができ、騒音を大幅に低減することができる。
ところで、上記のような構成を備えるモータ10は、騒音を大幅に低減できることは、既に述べたとおりであるが、第1変形部72及び第2変形部70によって、振動等の影響で、導電性ブラシ42が整流子33から一瞬離間する現象の発生も抑制できる。
このため、整流子33と導電性ブラシ42との間でスパークが起きることが抑制され、導電性ブラシ42の摩耗を大幅に低減できる。
また、同様に、第1変形部73及び第2変形部71によって、振動等の影響で、導電性ブラシ43が整流子33から一瞬離間する現象の発生も抑制し、整流子33と導電性ブラシ43との間でスパークが起きることが抑制され、導電性ブラシ43の摩耗を大幅に低減できる。
したがって、導電性ブラシ42及び導電性ブラシ43の寿命が長くなり、モータ10としての寿命も大幅に長くすることができる。
(第2実施形態)
次に、図8を参照しながら、本発明に係る第2実施形態について説明する。
第2実施形態においても、基本的な構成は第1実施形態と同様であり、第1実施形態と異なるのは、ブラケット40の構成だけである。
したがって、以下では、第2実施形態のブラケット40について、主に説明を行い、第1実施形態と同様の点に関しては説明を省略する場合がある。
第2実施形態のブラケット40は、図8に示すように、第1実施形態のブラケット本体40aと軸受プレート40bとが一体形成されたものとなっている。
そして、第1実施形態では、図4及び図5に示したように、第1壁部62,63及び第2壁部60,61が個別に形成されていた。
一方、第2実施形態では、図8に示すように、厚肉のブラケット40に1つの凹部85を形成するようにして、その凹部85の内面(以下、内壁面と呼称する)で、第1面62a,63a及び第2面60a,61a等を一体に構成するようにしている。
この場合、凹部85の第1面62a,63a及び第2面60a,61aを構成する部分が、第1実施形態における第1壁部62,63及び第2壁部60,61となる。
なお、第2実施形態では、導電性ブラシ42の第1面42bに対して、ブラケット40の凹部85の内壁面の一部で構成される第1面62aは整流子33側(ブラケット40の中央側)に向かうにつれて、導電性ブラシ42の第1面42bからの距離が大きくなる傾斜面として形成されている。
このように、導電性ブラシ42の第1面42bからの距離が大きくなる傾斜面として形成された第1面62aにおいても、第1面62aから導電性ブラシ42の第1面42bに対して垂線を引くことが可能であり、導電性ブラシ42の第1面42bと第1面62aの間の距離を、第1実施形態で説明した第2距離に設定することが好ましい。
同様に、導電性ブラシ43の第1面43bに対して、ブラケット40の凹部85の内壁面の一部で構成される第1面63aは整流子33側(ブラケット40の中央側)に向かうにつれて、導電性ブラシ43の第1面43bからの距離が大きくなる傾斜面として形成されている。
この第1面63aにおいても、導電性ブラシ43の第1面43bと第1面63aの間の距離を、第1実施形態で説明した第2距離に設定することが好ましい。
そして、図8に示すように、凹部85の内壁面で構成される第1面62aと導電性ブラシ42の第1面42bとの間に、第1実施形態と同様に、凹部85の内壁面で構成される第1面62aと導電性ブラシ42の第1面42bとに常時接触(常時密着)する第1変形部72を設けるようにする。
また、凹部85の内壁面で構成される第1面63aと導電性ブラシ43の第1面43bとの間に、第1実施形態と同様に、凹部85の内壁面で構成される第1面63aと導電性ブラシ43の第1面43bとに常時接触(常時密着)する第1変形部73を設けるようにする。
さらに、凹部85の内壁面で構成される第2面60aと導電性ブラシ42の第2面42aとの間に、凹部85の内壁面で構成される第2面60aと導電性ブラシ42の第2面42aとに常時接触(常時密着)する第2変形部70を設けるようにする。
加えて、凹部85の内壁面で構成される第2面61aと導電性ブラシ43の第2面43aとの間に、凹部85の内壁面で構成される第2面61aと導電性ブラシ43の第2面43aとに常時接触(常時密着)する第2変形部71を設けるようにする。
このように構成しても第1実施形態と同様に導電性ブラシ42及び導電性ブラシ43の振動が大幅に抑制され、大幅に騒音を抑制することができる。
なお、第2実施形態における常時接触(常時密着)も、第1実施形態で説明したのと同じ意味に解されるべきものである。
つまり、モータ10の使用過程で剥離が発生する等の特異な状況が発生しない間は、常に接触(密着)しているという意味であり、永遠に接触(密着)し続けるという意味に解されるべきでない点に留意されたい。
(第3実施形態)
次に、図9を参照しながら、本発明に係る第3実施形態について説明する。
第3実施形態においても、基本的な構成は第1実施形態と同様であり、第1実施形態と異なるのは、ブラケット40の第1壁部62,63及び第2壁部60,61の構成だけである。
したがって、以下では、第3実施形態のブラケット40の第1壁部62,63及び第2壁部60,61について、主に説明を行い、第1実施形態と同様の点に関しては説明を省略する場合がある。
図9は第3実施形態のブラケット40をフレーム部20側から見た平面図である。
なお、図9では、アマチュア30に設けられている整流子33の板金33aも併せて図示している。
図9に示すように、第3実施形態の第1壁部62では、第1面62aの導電性ブラシ42の第1面42bの中央(位置M1参照)を含む中央部に対応する部分が、その他の部分よりも導電性ブラシ42の第1面42bに近い位置に位置するようになっている。
同様に、第3実施形態の第2壁部60では、第2面60aの導電性ブラシ42の第2面42aの中央(位置M1参照)を含む中央部に対応する部分が、その他の部分よりも導電性ブラシ42の第2面42aに近い位置に位置するようになっている。
このようにすると、端子部44の一端部44baを収容する側のスペースを大きくしたまま、中央部に対応する位置の第1変形部72及び第2変形部70の体積を小さくすることができる。
このため、第1変形部72及び第2変形部70の形状の変化による効果を高めつつ、端子部44の取り付け作業等の作業性をよくすることができる。
同様に、第3実施形態の第1壁部63では、第1面63aの導電性ブラシ43の第1面43bの中央(位置M2参照)を含む中央部に対応する部分が、その他の部分よりも導電性ブラシ43の第1面43bに近い位置に位置するようになっている。
また、第3実施形態の第2壁部61においても、第2面61aの導電性ブラシ43の第2面43aの中央(位置M2参照)を含む中央部に対応する部分が、その他の部分よりも導電性ブラシ43の第2面43aに近い位置に位置するようになっている。
したがって、端子部45の一端部45baを収容する側のスペースを大きくしたまま、中央部に対応する位置の第1変形部73及び第2変形部71の体積を小さくすることができる。
このため、第1変形部73及び第2変形部71の形状の変化による効果を高めつつ、端子部45の取り付け作業等の作業性をよくすることができる。
なお、第1壁部62の第1面62a及び第1壁部63の第1面63aの導電性ブラシ42及び導電性ブラシ43の中央部に対応する部分だけが、導電性ブラシ42及び導電性ブラシ43に近づくように形成されていてもよい。
逆に、第2壁部60の第2面60a及び第2壁部61の第2面61aの導電性ブラシ42及び導電性ブラシ43の中央部に対応する部分だけが、導電性ブラシ42及び導電性ブラシ43に近づくように形成されていてもよい。
(第4実施形態)
次に、図10を参照しながら、本発明に係る第4実施形態について説明する。
第4実施形態においても、基本的な構成は第1実施形態と同様であり、第1実施形態と異なるのは、第1変形部72,73及び第2変形部70,71の構成だけである。
したがって、以下では、第4実施形態の第1変形部72,73及び第2変形部70,71について、主に説明を行い、第1実施形態と同様の点に関しては説明を省略する場合がある。
図10は第4実施形態のブラケット40をフレーム部20側から見た平面図である。
なお、図10では、アマチュア30に設けられている整流子33の板金33aも併せて図示している。
図10に示すように、第4実施形態の第1変形部72は、ゲルで形成される部分72aに加え、1種類の樹脂で形成される第2樹脂部72bを含んでいる。
具体的には、この第2樹脂部は、JIS K6253に従ったゴム硬度(ショアA硬度)が25以上60以下のゴムから選択された1種類のゴムで形成されている。
このように第1変形部72をゲルだけでなく、樹脂を含んで構成するようにすることで導電性ブラシ42の共振特性や整流子33の真円度形状等に応じた総合的な振動の減衰効果を得ることができる第1変形部72を実現することができる。
また、上述の第1変形部72と同様に、第4実施形態の第2変形部70でも、ゲルで形成される部分70aに加え、樹脂で形成される第1樹脂部70bを含んでいる。
ただし、第1樹脂部70bは、1種類の樹脂で形成される樹脂部70baと、その樹脂部70baとは異なる樹脂で形成される樹脂部70bbと、を有している。
つまり、第1樹脂部70bは、異なる複数の樹脂(本例では異なる2つの樹脂)で形成されている。
この樹脂部70ba及び樹脂部70bbも、JIS K6253に従ったゴム硬度(ショアA硬度)が25以上60以下のゴムから選択されたゴムで形成されている。
この第1樹脂部70bのように、異なる複数の樹脂を用いるようにすると、第1変形部72で説明した導電性ブラシ42の共振特性や整流子33の真円度形状等に応じた総合的な振動の減衰効果をより得やすくすることができる。
なお、本実施形態では、第1変形部72に1種類の樹脂で形成される第2樹脂部72bを設け、第2変形部70に異なる複数の樹脂で形成される第1樹脂部70bを設けるようにしているが、この関係は逆であってもよい。
つまり、第1変形部72に異なる複数の樹脂で形成される第1樹脂部を設け、第2変形部70に1種類の樹脂で形成される第2樹脂部を設けるようにしてもよい。
一方、第1変形部73においても、第1変形部72と同様に、第1変形部73は、ゲルで形成される部分73aに加え、1種類の樹脂で形成される第2樹脂部73bを含んでいる。
また、第2変形部71においても、第2変形部70と同様に、第2変形部71は、ゲルで形成される部分71aに加えて、1種類の樹脂で形成された樹脂部71baと樹脂部71baとは異なる樹脂で形成された樹脂部71bbを有する第1樹脂部71bを含んでいる。
なお、第2樹脂部73b、樹脂部71ba及び樹脂部71bbも、JIS K6253に従ったゴム硬度(ショアA硬度)が25以上60以下のゴムから選択されたゴムで形成されている。
したがって、導電性ブラシ43側においても、導電性ブラシ42側で説明したのと同様に、導電性ブラシ43の共振特性や整流子33の真円度形状等に応じた総合的な振動の減衰効果が得られるものになっている。
なお、本実施形態では、第1変形部73に1種類の樹脂で形成される第2樹脂部73bを設け、第2変形部71に異なる複数の樹脂で形成される第1樹脂部71bを設けるようにしているが、第1変形部73に異なる複数の樹脂で形成される第1樹脂部を設け、第2変形部71に1種類の樹脂で形成される第2樹脂部を設けるようにしてもよい。
また、第1実施形態でも述べたとおり、ゲルで形成される部分70a,71a,72a及び73aは、ゲルに代えてグリスで形成するようにしてもよい。
次に、図11を参照しながら、本発明に係る第2実施形態の変形例1について説明する。
なお、図11では、整流子33の板金33aの位置を中央側に示す一点鎖線の円で模式的に示している。
変形例1においても、基本的な構成は第2実施形態と同様であるが、第2実施形態に対してブラケット40の凹部85形状が異なっている。
具体的には、導電性ブラシ42に対して、ブラケット40の凹部85の内壁面の一部で構成される第1壁部62の第1面62a及び第2壁部60の第2面60aが共に整流子33側(ブラケット40の中央側)に向かうにつれて、導電性ブラシ42の第1面42b及び第2面42aからの距離が大きくなる傾斜面として形成されている。
また、導電性ブラシ43に対して、ブラケット40の凹部85の内壁面の一部で構成される第1壁部63の第1面63a及び第2壁部61の第2面61aが共に整流子33側(ブラケット40の中央側)に向かうにつれて、導電性ブラシ43の第1面43b及び第2面43aからの距離が大きくなる傾斜面として形成されている。
このため、第1変形部72、第1変形部73、第2変形部70及び第2変形部71は、整流子33側に近づくにつれて、その幅が大きくなっている。
一方、第2壁部60の第2面60aと第2壁部61の第2面61aの整流子33側が図8に示す第2実施形態よりも、緩やかな円弧を描く第3面64aで繋がっている。
また、第1壁部62の第1面62aの整流子33側に繋がる第4面64bが設けられている。
この第4面64bは、端子部44の第1端部44bの一端部44ba以外の部分の延在方向に延在するように設けられている。
同様に、第1壁部63の第1面63aの整流子33側に繋がる第4面64cが設けられている。
この第4面64cは、端子部45の第1端部45bの一端部45ba以外の部分の延在方向に延在するように設けられている。
そして、第4面64bの第1面62a側の反対側に位置する端部と第4面64cの第1面63a側の反対側に位置する端部とが中央に円弧状部を含む第5面64dで繋がっている。
なお、第5面64dは、第4面64b及び第4面64cに直交する方向に沿って形成されている。
このような第3面64a、第4面64b、第4面64c及び第5面64dを有するような凹部85として、図8に示す第2実施形態の凹部85よりも凹部の空間が広くなっていてもよい。
なお、変形例1においても、第1実施形態で説明したように、第1変形部72及び第2変形部70は導電性ブラシ42の根本から導電性ブラシ42が整流子33に接触するまでの間(位置F1から位置F11までの間)の少なくとも導電性ブラシ42の中央(位置M1参照)を含む中央部に設けられることが好ましい。
また、第1変形部73及び第2変形部71においても、第1実施形態で説明したように、導電性ブラシ43の根本から導電性ブラシ43が整流子33に接触するまでの間(位置F2から位置F21までの間)の少なくとも導電性ブラシ43の中央(位置M2参照)を含む中央部に設けられることが好ましい。
次に、図12を参照しながら、本発明に係る第2実施形態の変形例2について説明する。
なお、図12では、整流子33の板金33aの位置を中央側に示す一点鎖線の円で模式的に示している。
変形例1に対して変形例2は、第1壁部62の第1面62a及び第2壁部60の第2面60aが導電性ブラシ42に沿うとともに、導電性ブラシ42が延在する方向にほぼ平行な面となっている点で異なる。
また、第1壁部63の第1面63a及び第2壁部61の第2面61aが導電性ブラシ43に沿うとともに、導電性ブラシ43が延在する方向にほぼ平行な面となっている点でも異なる。
そして、第3面64aと第2面60aとの間が端子部44の第1端部44bの一端部44ba以外の部分の延在方向に延びる第6面64aaで繋がるとともに、第3面64aと第2面61aの間が端子部45の第1端部45bの一端部45ba以外の部分の延在方向に延びる第6面64abで繋がっている。
なお、変形例2においても、第1実施形態で説明したように、第1変形部72及び第2変形部70は導電性ブラシ42の根本から導電性ブラシ42が整流子33に接触するまでの間(位置F1から位置F11までの間)の少なくとも導電性ブラシ42の中央(位置M1参照)を含む中央部に設けられることが好ましい。
また、第1変形部73及び第2変形部71においても、第1実施形態で説明したように、導電性ブラシ43の根本から導電性ブラシ43が整流子33に接触するまでの間(位置F2から位置F21までの間)の少なくとも導電性ブラシ43の中央(位置M2参照)を含む中央部に設けられることが好ましい。
そして、第2実施形態、及び、その変形例である変形例1及び変形例2を見ればわかるとおり、適切に第1変形部72、第1変形部73、第2変形部70及び第2変形部71が形成される限り、凹部85の形状は特に限定されるものではない。
次に、図13を参照しながら、本発明に係る第2実施形態の変形例3について説明する。
なお、図13では、整流子33の板金33aの位置を中央側に示す一点鎖線の円で模式的に示している。
変形例2に対して変形例3は、端子部44の第1端部44bの一端部44baにまで第2変形部70が接触している点で異なる。
また、端子部44の第1端部44bの一端部44ba以外の部分にまで第1変形部72が接触している点でも変形例2と異なる。
このように、第2変形部70及び第1変形部72が端子部44に接触するまでに設けられていることで、十分に導電性ブラシ42の制動を抑止することができるとともに、端子部44の振動を抑制することができる。
同様に、端子部45の第1端部45bの一端部45baにまで第2変形部71が接触している点で変形例2と異なる。
また、端子部45の第1端部45bの一端部45ba以外の部分にまで第1変形部73が接触している点でも変形例2と異なる。
このように、第2変形部71及び第1変形部73が端子部45に接触するまでに設けられていることで、十分に導電性ブラシ43の制動を抑止することができるとともに、端子部45の振動を抑制することができる。
以上、本発明を実施形態に基づき説明したが、本発明は実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の変更が可能であることも言うまでもない。
したがって、そのような要旨を逸脱しない範囲での種々の変更を行ったものも本発明の技術的範囲に含まれるものであり、そのことは、当業者にとって特許請求の範囲の記載から明らかである。
10…モータ、20…フレーム部、21…底部、21a…孔部、21b…軸受部、22…側壁部、22a…開口部、30…アマチュア、31…回転軸、31a…他端部、32…コア、32a…ポール、33…整流子、33a…板金、40…ブラケット、40a…ブラケット本体、40ab…底部、40b…軸受プレート、40ba…軸受部、41…軸受、42…導電性ブラシ、42a…第2面、42b…第1面、43…導電性ブラシ、43a…第2面、43b…第1面、44…端子部、44a…端子、44b…第1端部、44ba…一端部、45…端子部、45a…端子、45b…第1端部、45ba…一端部、46…溝部、47…溝部、48…開口部、49…開口部、60…第2壁部、60a…第2面、61…第2壁部、61a…第2面、62…第1壁部、62a…第1面、63…第1壁部、63a…第1面、64a…第3面、64b…第4面、64c…第4面、64d…第5面、64aa…第6面、64ab…第6面、70…第2変形部、70a…ゲルで形成される部分、70b…第1樹脂部、70ba,70bb…樹脂部、71…第2変形部、71a…ゲルで形成される部分、71b…第1樹脂部、71ba,71bb…樹脂部、72…第1変形部、72a…ゲルで形成される部分、72b…第2樹脂部、73…第1変形部、73a…ゲルで形成される部分、73b…第2樹脂部、85…凹部

Claims (16)

  1. 整流子を有するアマチュアと、
    前記整流子に接触する導電性ブラシと、
    前記導電性ブラシが設けられるブラケットと、
    前記ブラケットに設けられ、前記導電性ブラシの第1面に沿って前記整流子側に延在する第1面を有する第1壁部と、
    前記ブラケットに設けられ、前記導電性ブラシの第1面の反対側に位置する第2面に沿って前記整流子側に延在する第2面を形成する第2壁部と、
    前記導電性ブラシの第1面と前記第1壁部の第1面の両方の面に接触するとともに、前記導電性ブラシの動きに応じて変形する第1変形部と、
    前記導電性ブラシの第2面と前記第2壁部の第2面の両方の面に接触するとともに、前記導電性ブラシの動きに応じて変形する第2変形部と、を備えているモータ。
  2. 前記第1変形部は、少なくとも、前記導電性ブラシの根本から前記導電性ブラシが前記整流子に接触するまでの間の前記導電性ブラシの第1面の中央部に接触している請求項1に記載のモータ。
  3. 前記第2変形部は、少なくとも、前記導電性ブラシの根本から前記導電性ブラシが前記整流子に接触するまでの間の前記導電性ブラシの第2面の中央部に接触している請求項1又は2に記載のモータ。
  4. 前記第1変形部は、前記導電性ブラシの第1面と前記第1壁部の第1面の両方の面に常時、接触しており、
    前記第2変形部は、前記導電性ブラシの第2面と前記第2壁部の第2面の両方の面に常時、接触している請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のモータ。
  5. 前記導電性ブラシの根本から前記導電性ブラシが前記整流子に接触するまでの間の長さをLとしたときに、前記第1変形部は、前記導電性ブラシの根本から前記導電性ブラシが前記整流子に接触するまでの間の中央の位置を含む少なくとも前記導電性ブラシの第1面のL/4以上の範囲に接触している請求項2に記載のモータ。
  6. 前記導電性ブラシの根本から前記導電性ブラシが前記整流子に接触するまでの間の長さをLとしたときに、前記第2変形部は、前記導電性ブラシの根本から前記導電性ブラシが前記整流子に接触するまでの間の中央の位置を含む少なくとも前記導電性ブラシの第2面のL/4以上の範囲に接触している請求項2又は請求項3に記載のモータ。
  7. 前記第1変形部及び前記第2変形部は、ゲルの硬度がASTM D 2240に従ったタイプ00の硬度で30以上70以下のゲルを含む請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のモータ。
  8. 前記第1変形部及び前記第2変形部は、稠度が5号以上で60以上165以下のグリスを含む請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のモータ。
  9. 前記第1変形部又は前記第2変形部は、異なる複数の樹脂で形成される第1樹脂部を含む請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のモータ。
  10. 前記第1変形部又は前記第2変形部のうち前記第1樹脂部を含まない変形部は、1種類の樹脂で形成される第2樹脂部を含む請求項9に記載のモータ。
  11. 前記樹脂が、JIS K6253に従ったゴム硬度(ショアA硬度)が25以上60以下のゴムから選択される請求項9又は請求項10に記載のモータ。
  12. 前記第1壁部の第1面は、前記導電性ブラシの第1面の中央部に対応する部分がその他の部分よりも前記導電性ブラシの第1面に近い位置に位置する請求項2に記載のモータ。
  13. 前記第2壁部の第2面は、前記導電性ブラシの第2面の中央部に対応する部分がその他の部分よりも前記導電性ブラシの第2面に近い位置に位置する請求項3に記載のモータ。
  14. 前記整流子に接触する一対の前記導電性ブラシと、
    それぞれの前記導電性ブラシに対応して設けられた2つの前記第1壁部と、
    それぞれの前記導電性ブラシに対応して設けられた2つの前記第1変形部と、
    それぞれの前記導電性ブラシに対応して設けられた2つの前記第2壁部と、
    それぞれの前記導電性ブラシに対応して設けられた2つの前記第2変形部と、を備えている請求項1から請求項13のいずれか1項に記載のモータ。
  15. 前記第1壁部の第1面は、前記導電性ブラシの第1面と平行な面である請求項1から請求項14のいずれか1項に記載のモータ。
  16. 前記第2壁部の第2面は、前記導電性ブラシの第2面と平行な面である請求項1から請求項15のいずれか1項に記載のモータ。
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