JP2007195349A - リニアモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 性能の低下や磨耗・発熱等の問題を低減することにより従来の固定子の撓みによる問題を解決することが可能なリニアモータを提供すること。
【解決手段】 複数個の永久磁石を積層・配置してなるとともにシャフト状に延長された固定子と、上記固定子の外周側に移動可能に設置されコイルを備えた可動子と、を具備してなるリニアモータにおいて、上記固定子と可動子の間であって可動子の両端位置に摺動部を配置し、上記摺動部は、摺動部材と、該摺動部材の外周に設けられた弾性手段とから構成されているもの
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば、精密位置決めシステムに用いるリニアモータに係り、特に、固定子と可動子の間であって可動子の両端位置に摺動部材を設置し、それによって、固定子と可動子の間に空間を保持して固定子と可動子の接触を防止することができるように工夫したものに関する。
非接触駆動が可能なリニアモータは、例えば、精密位置決め装置の駆動機構として好適である。従来のリニアモータは、例えば、図18に示すような構成になっている。図18はリニアモータ701の構成を示す一部断面図であり、リアモータ701は、固定子703と可動子705とから構成されている。上記固定子703は、非磁性センター軸707と、この非磁性センター軸707の外周に積層・配置されたリング状の複数個の永久磁石709と、上記複数個の永久磁石709の外周側に設置された非磁性薄肉パイプ711と、上記複数個の永久磁石709の両側位置において上記非磁性センター軸707に螺合されると共に上記非磁性薄肉パイプ711内にその一部が挿入・配置された一対の図示しないエンドキャップとから構成されている。
又、上記可動子705であるが、コイルケース715と、このコイルケース715内に収容・配置されたコイル部717とから構成されている。
上記固定子703はその両端を図示しない支持部材によって支持されている。又、上記可動子705は図示しない直動ガイド機構によってガイドされた状態で、図中左右方向(矢印a方向)に移動するものである。
尚、同種のリニアモータの構成を開示するものとして、例えば、特許文献1等がある。
特開平10−313566号公報
ところで、この種のリニアモータの場合には、シャフト状の固定子703の中央部における撓みの問題がある。固定子703の中央部が撓んだ場合には、固定子703と可動子705が接触してしまうことがあり、可動子705の円滑な移動が損なわれてしまうことになる。
そこで、図18に示すリニアモータの場合には、固定子703と可動子705のコイル部717との間の隙間(L)を大きく設定している。このように隙間(L)を大きく設定することにより、仮に、固定子703の中央部が撓んでしまった場合にも、固定子703と可動子705のコイル部717との間の空間を確保して、固定子703と可動子705のコイル部717の接触を防止するようにしている。
又、図19に示すような構成のリニアモータもある。この場合は、固定子703の非磁性体パイプ711を薄肉ではなく厚肉としているものであり、それによって、固定子703の剛性を高くして固定子703の撓み量を低減させようとするものである。
その他の構成は図18に示したリニアモータの構成と同じであるので、同一部分には同一符号を付して示しその説明は省略する。
又、図20に示すような構成のリニアモータもある。この場合には、固定子703と可動子705との間であって可動子705の両端位置に摺動部材721、721を設置し、それによって、固定子703と可動子705のコイル部717との接触を防止しようとするものである。
その他の構成は図18に示したリニアモータの構成と同じであるので、同一部分には同一符号を付して示しその説明は省略する。
上記従来の構成によると次のような問題があった。
まず、図18に示すリニアモータのように、固定子703と可動子705のコイル部717との間の隙間(L)を大きく設定した場合には、固定子703側の永久磁石709と可動子705のコイル部717との距離が大きくなってしまい、それによって、推進に寄与する磁力が低下してしまってリニアモータとしての性能が低下してしまうという問題があった。
又、図19に示すリニアモータの場合にも、固定子703の非磁性パイプ711を厚肉としたことにより、固定子703側の永久磁石709と可動子705のコイル部717との距離が大きくなってしまい、それによって、推進に寄与する磁力が低下してしまってリニアモータとしての性能が低下してしまうという問題があった。
又、図20に示すように、摺動部材121、121を設置する構成の場合には、可動子705が移動する際に固定子703の撓みを強制的に規制することとなり、それによって、摺動抵抗が増大してしまうという問題があった。摺動抵抗が大きくなった場合には、駆動モータのトルク損失が大きくなってしまったり、摺動部材121、121の磨耗や発熱等の問題が発生してしまうことになる。
本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、性能の低下や磨耗・発熱等の問題を低減する事により従来の固定子の撓みによる問題を解決することが可能なリニアモータを提供することにある。
上記従来の課題を解決するべく本願発明の請求項1によるリニアモータは、複数個の永久磁石を積層・配置してなるとともにシャフト状に延長された固定子と、上記固定子の外周側に移動可能に設置されコイルを備えた可動子と、を具備してなるリニアモータにおいて、上記固定子と可動子の間であって可動子の両端位置に摺動部を配置し、上記摺動部は、摺動部材と、該摺動部材の外周に設けられた弾性手段とから構成されていることを特徴とするものである。
又、請求項2によるリニアモータは、請求項1記載のリニアモータにおいて、 上記弾性手段は環状弾性部材であることを特徴とするものである。
又、請求項3によるリニアモータは、請求項1記載のリニアモータにおいて、 上記弾性手段は放射方向に沿って配置された複数個のコイルスプリングであることを特徴とするものである。
又、請求項4によるリニアモータは、請求項1〜請求項3の何れかに記載のリニアモータにおいて、上記摺動部材はアウターケース内に収容・配置されていて、該アウターケースの外周に上記弾性手段を設置したことを特徴とするものである。
又、請求項5によるリニアモータは、請求項1〜請求項4の何れかに記載のリニアモータにおいて、上記摺動部材の内周側には軸方向に延長された複数個の溝が設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項6によるリニアモータは、請求項1〜請求項5の何れかに記載のリニアモータにおいて、上記摺動部材には軸方向に延長された切込みが形成されていることを特徴とするものである。
又、請求項7によるリニアモータは、請求項4記載のリニアモータにおいて、 上記摺動部材は球面形状をなしていることを特徴とするものである。
又、請求項8によるリニアモータは、複数個の永久磁石を積層・配置してなるとともにシャフト状に延長された固定子と、上記固定子の外周側に移動可能に設置されコイルを備えた可動子と、を具備してなるリニアモータにおいて、上記固定子と可動子の間であって可動子の両端位置に摺動部を配置し、上記摺動部は球面形状をなす摺動部材から構成されていることを特徴とするものである。
以上述べたように本願発明によるリニアモータによると、複数個の永久磁石を積層・配置してなるとともにシャフト状に延長された固定子と、上記固定子の外周側に移動可能に設置されコイルを備えた可動子と、を具備してなるリニアモータにおいて、上記固定子と可動子の間であって可動子の両端位置に摺動部を配置し、上記摺動部は、摺動部材と、該摺動部材の外周に設けられた弾性手段とから構成されているので、まず、摺動部を設置することにより、固定子と可動子との間の空間を確実に確保することができ、それによって、固定子と可動子との接触を防止して円滑な動作を提供することが可能になる。
又、可動子が移動する際の摺動抵抗が軽減されることになるので、駆動モータのトルク損失や摺動部の磨耗や発熱の問題を解消することができる。
又、摺動部を使用することによって固定子側と可動子側との距離が拡大されるようなことはないので、磁力の低下に起因した性能の低下の問題もない。
又、弾性手段を環状弾性部材として構成した場合は、比較的簡単な構成で所望の効果を得ることができる。
又、弾性手段を放射方向に沿って配置された複数個のコイルスプリングによって構成した場合も同様である。
又、摺動部材をアウターケース内に収容・配置して、該アウターケースの外周に弾性手段を設置した場合にも同様の効果を奏することができる。
又、摺動部材の内周側に軸方向に延長された複数個の溝を設けた場合には、それによって、摺動接触面積を減少させて摺動抵抗を軽減させることができるとともに、空気流路を提供することにより放熱効果を高めることができる。
又、摺動部材に軸方向に延長された切込みを形成した場合には、摺動部材自体が弾性変形するので、摺動抵抗の軽減効果をさらに高めることができる。
又、摺動部材を球面形状のものとした場合には摺動抵抗軽減効果をさらに高めることができるとともに、偏心、偏角に対しても効果的に対応することができる。
又、複数個の永久磁石を積層・配置してなるとともにシャフト状に延長された固定子と、上記固定子の外周側に移動可能に設置されコイルを備えた可動子とを具備してなるリニアモータにおいて、上記固定子と可動子の間であって可動子の両端位置に摺動部を配置し、上記摺動部は球面形状をなす摺動部材から構成した場合も、略同様の効果を奏することができる。
以下、図1乃至図3を参照して本発明の第1の実施の形態を説明する。図1は本実施の形態によるリニアモータを使用したアクチュエータの構成を示す側断面図である。まず、リニアモータ1があり、このリニアモータ1は固定子3と可動子5とから構成されている。上記固定子3は、非磁性センター軸7と、この非磁性センター軸7の外周に積層・配置されたリング状の複数個の永久磁石9と、上記複数個の永久磁石9の外周側に設置された非磁性薄肉パイプ11と、上記複数個の永久磁石9の両側位置において上記非磁性センター軸7に螺合されるとともに上記非磁性薄肉パイプ11内にその一部が挿入・配置された一対のエンドキャップ13、13とから構成されている。
又、上記可動子5であるが、コイルケース15と、このコイルケース15内に収容・配置されたコイル部17等から構成されている。
上記固定子3はその両端を固定子支持部19、19によって夫々支持されている。又、上記可動子5は直動ガイド機構21によってガイドされた状態で、図1中左右方向(矢印a方向)に移動するものである。上記直動ガイド機構21は、一対のガイドレール23、23(図1では片側のみ示す)と夫々のガイドレール23、23に移動可能に係合するガイド部材25、25(図1では片側の2個のみ示す)とから構成されている。
尚、ガイドレール1本で構成する場合もある。
上記固定子3と可動子5のコイル部17との間であって可動子5の両端位置には摺動部31、31が設置されている。以下、この摺動部31の構成を詳細に説明する。
上記摺動部31は、図2及び図3に示すような構成になっている。まず、中空円筒形状をなす摺動部材33があり、この摺動部材33には中心部に貫通孔35が穿孔されている。この貫通孔35に固定子3が挿通されるものである。
又、上記摺動部材33の外周部には環状溝37、37が形成されている。上記環状溝37、37には弾性手段としての環状弾性部材39、39が装着されている。
尚、左右の摺動部31、31はともに同じ構成になっている。
以上本実施の形態によると次のような効果を奏することができる。
まず、摺動部31、31を設置することにより、固定子3と可動子5との間の空間を確実に確保することができ、それによって、固定子3と可動子5のコイル部17との接触を防止することができるので、リニアモータとして円滑な動作を提供することが可能になる。
又、可動子5が移動する際の摺動抵抗が軽減されることになる。これは、摺動部材3の摺動部材33の外周に環状弾性部材39、39を設置し、これら2個の環状弾性部材39、39が可動子5の移動時に適宜弾性変形することにより固定子3側の撓みを緩やかに矯正するように作用するからである。そして、摺動抵抗が軽減されることにより、図示しない駆動モータのトルク損失や摺動部材31の磨耗や発熱の問題を効果的に解消することができる。
又、本実施の形態による摺動部31、31を使用することによって、固定子3側の永久磁石9と可動子5側のコイル部17との距離が拡大されるようなことはないので、磁力の低下に起因した性能の低下の問題もない。
次に、図4及び図5を参照して本発明の第2の実施の形態を説明する。この第2の実施の形態の場合には、前記第1の実施の形態における摺動部31の摺動部材33の内周面に軸方向に延長された複数個の溝51を設けた構成になっている。
その他の構成は前記第1の実施の形態の場合と同様であり、同一部分には同一符号を付して示しその説明は省略する。
以上この実施の形態によると前記第1の実施の形態の場合と同様の効果を奏することができるとともに、摺動部材33の内周面に軸方向に延長された複数個の溝51を形成しているので、摺動部材33と固定子3側との摺動接触面積が減少し、それによって、摺動抵抗をさらに軽減させることができるものである。又、上記複数個の溝51を形成することにより空気の流通経路を提供することができるので、該空気流路を利用して摺動抵抗によって発生した熱を効果的に放熱させることができる。
又、上記複数個の溝51を形成することにより固定子外周に塗布したグリスが溝部にたまることで摺動部材の磨耗を低減することができる。
次に、図6及び図7を参照して本発明の第3の実施の形態を説明する。この第3の実施の形態における摺動部31は次のような構成になっている。まず、アウターケース61があり、このアウターケース61内には摺動部材63が配置されている。上記摺動部材63の両端には止め輪65、65が設置されていて、これら止め輪65、65によって上記摺動部材63を固定している。
上記アウターケース61の外周部には環状溝67、67が形成されていて、これら環状溝67、67内には環状弾性部材69、69が夫々装着されている。
このような構成でも前記第1、第2の実施の形態の場合と略同様の効果を奏することができる。
上記アウターケース61を使用することにより、その内部の摺動部材63の形状、大きさなどの変更が可能になる。
又、可動子の両端位置に摺動部材の配置が困難な場合、より容易に配置することが可能になる。
又、摺動部材外部に異常な外力がかかった場合、摺動部材の変形を抑えることで、円滑な動作が可能になる。
次に、図8及び図9を参照して本発明の第4の実施の形態を説明する。この第4の実施の形態の場合には、前記第3の実施の形態の場合における摺動部材63の内周面に軸方向に延長された複数個の溝81を形成したものである。
その他の構成は前記第3の実施の形態の場合と同様であり、同一部分には同一符号を付して示しその説明は省略する。
したがって、前記第3の実施の形態の場合と同様の効果を奏することができるとともに、摺動部材63と固定子3との摺動接触面積が減少するので、摺動抵抗をさらに軽減させることができる。又、上記複数個の溝81を形成することにより空気の流通経路を提供することができるので、該空気流路を利用して摺動抵抗によって発生した熱を効果的に放熱させることができる。
又、上記複数個の溝81を形成することにより固定子外周に塗布したグリスが溝部にたまることで摺動部材の磨耗を低減することができる。
次に、図10及び図11を参照して本発明の第5の実施の形態を説明する。この実施の形態における摺動部31は次のような構成になっている。まず、略中空円筒形状をなす摺動部材91があり、この摺動部材91には中心位置に貫通孔93が穿孔されている。上記貫通孔93に固定子3が挿通されるものである。上記摺動部材91には軸方向に延長された複数個(この実施の形態の場合は5個)の切り込み95が設けられている。
この実施の形態の場合は片側に切り込み95が設けられているが切り込みは両側に設けてもよい。
上記摺動部材91の外周部には環状溝97が形成されていて、この環状溝97内には環状弾性部材99が装着されている。
又、切り込みが両側に設けてある場合は両側に、環状溝97を形成し、この環状溝97内には環状弾性部材99を装着する。
したがって、前記第1〜第4の実施の形態の場合と同様の効果を奏することができるとともに、摺動部材91に複数個の切り込み95が形成されているので、摺動部材91自身も弾性変形可能な構成となっており、上記環状弾性部材99の弾性変形と摺動部材91自身の弾性変形と相まって摺動抵抗の軽減効果をさらに高めることができる。
次に、図12及び図13を参照して本発明の第6の実施の形態を説明する。この第6の実施の形態の場合には、前記第5の実施の形態の場合おける摺動部材91の貫通孔93の内周面に軸方向に延長された複数個の溝101を形成したものである。
その他の構成は前記第5の実施の形態の場合と同様であり、同一部分には同一符号を付して示しその説明は省略する。
よって、前記第5の実施の形態の場合と同様の効果を奏することができるとともに、摺動部材91の貫通孔93の内周面に軸方向に延長された複数個の溝101を形成しているので、摺動部材91と固定子3との間の摺動接触面積を減少させることができ、摺動抵抗をさらに軽減させることができるものである。
又、上記複数個の溝101を形成することにより空気の流通経路を提供することができるので、該空気流路を利用して摺動抵抗によって発生した熱を効果的に放熱させることができる。
又、上記複数個の溝101を形成することにより固定子外周に塗布したグリスが溝部にたまることで摺動部材の磨耗を低減することができる。
次に、図14を参照して本発明の第7の実施の形態を説明する。この実施の形態における摺動部31は次のような構成になっている。まず、中空円筒形状をなす摺動部材111があり、この摺動部材111の外周側には4箇所において、弾性手段113が設置されている。この弾性手段113は、コイルスプリング115と押さえ部材117とから構成されている。上記コイルスプリング115は、上記摺動部材111側に形成された凹部119内にその先端が嵌合されていて、又、上記押さえ部材117によってスプリング力を蓄勢された状態で装着されている。又、上記押さえ部材117はコイルケース15に形成された貫通孔121内に圧入されている。
尚、その他の構成は前記各実施の形態と同様であり、同一部分には同一符号を付して示しその説明は省略する。
よって、可動子5が移動する際には弾性手段113のコイルスプリング115が適宜弾性変形することにより、固定子3側の撓みを緩やかに矯正しながら移動することになり、それによって、摺動抵抗を低減させることができる、等、前記各実施の形態の場合と略同様の効果を奏することができる。
次に、図15を参照して本発明の第8の実施の形態を説明する。この実施の形態の場合における摺動部31は、略球面形状をなす摺動部材131から構成されているものである。

尚、その他の構成は前記各実施の形態と同様であり、同一部分には同一符号を付して示しその説明は省略する。
このような構成でも前記各実施の形態と略同様の効果を奏することができるとともに偏心、偏角に対しても効果的に対応することができる。
次に、図16及び図17を参照して本発明の第9の実施の形態を説明する。この実施の形態における摺動部31は次のような構成になっている。まず、アウターケース141があり、このアウターケース141内には摺動部材143が収容・配置されている。この摺動部材143は略球面形状をなしている。又、この摺動部材143の両側には止め輪145、145が設置されていて、これら止め輪145、145によって摺動部材143を固定している。
上記アウターケース141の外周部には環状溝147、147が形成されていて、これら環状溝147、147内には環状弾性部材149、149が装着されている。
このような構成であっても前記各実施の形態の場合と略同様の効果を奏することができるものである。又、偏心、偏角に対しても効果的に対応することができる。
尚、本発明は前記第1〜第9の実施の形態に限定されるものではない。
まず、環状弾性部材、コイルスプリング等の個数、位置等についてはこれを特に限定するものではない。
その他、摺動部以外の各部の構成については図示したものは一例でありそれらに限定されるものではない。
本発明は、リニアモータに係り、特に、固定子と可動子の間であって可動子の両端位置に摺動部材を設置し、それによって、固定子と可動子の間に空間を保持して固定子と可動子の接触を防止することができるように工夫したものに関し、例えば、精密位置決めシステムに用いられるリニアモータに好適である。
本発明の第1の実施の形態を示す図で、アクチュエータの構成を示す側断面図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、図2(a)は摺動部材の斜視図、図2(b)は摺動部材の側面図、図2(c)は図2(b)のc−c断面図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、図2(a)は摺動部材の分解斜視図、図2(b)は摺動部材の分解側面図、図2(c)は図2(b)のc−c断面図である。 本発明の第2の実施の形態を示す図で、図4(a)は摺動部材の斜視図、図4(b)は摺動部材の側面図、図4(c)は図4(b)のc−c断面図である。 本発明の第2の実施の形態を示す図で、図5(a)は摺動部材の分解斜視図、図5(b)は摺動部材の分解側面図、図5(c)は図5(b)のc−c断面図である。 本発明の第3の実施の形態を示す図で、図6(a)は摺動部材の斜視図、図6(b)は摺動部材の側面図、図6(c)は図6(b)のc−c断面図である。 本発明の第3の実施の形態を示す図で、摺動部材の分解斜視図である。 本発明の第4の実施の形態を示す図で、図8(a)は摺動部材の斜視図、図8(b)は摺動部材の側面図、図8(c)は図8(b)のc−c断面図である。 本発明の第4の実施の形態を示す図で、摺動部材の分解斜視図である。 本発明の第5の実施の形態を示す図で、図10(a)は摺動部材の斜視図、図10(b)は摺動部材の側面図、図10(c)は図10(b)のc−c断面図である。 本発明の第5の実施の形態を示す図で、図11(a)は摺動部材の分解斜視図、図11(b)は摺動部材の分解側面図、図11(c)は図11(b)のc−c断面図である。 本発明の第6の実施の形態を示す図で、図12(a)は摺動部材の斜視図、図12(b)は摺動部材の側面図、図12(c)は図12(b)のc−c断面図である。 本発明の第6の実施の形態を示す図で、図13(a)は摺動部材の分解斜視図、図13(b)は摺動部材の分解側面図、図13(c)は図13(b)のc−c断面図である。 本発明の第7の実施の形態を示す図で、図14(a)はリニアモータの横断面図、図14(b)はリニアモータの一部縦断面図である。 本発明の第8の実施の形態を示す図で、リニアモータの縦断面図である。 本発明の第9の実施の形態を示す図で、摺動部材の分解斜視図である。 本発明の第9の実施の形態を示す図で、図17(a)は摺動部材の斜視図、図17(b)は摺動部材の側面図、図17(c)は図17(b)のc−c断面図である。 従来例を示す図で、リニアモータの縦断面図である。 従来例を示す図で、リニアモータの縦断面図である。 従来例を示す図で、リニアモータの縦断面図である。
符号の説明
1 リニアモータ
3 固定子
5 可動子
7 非磁性体センター軸
9 永久磁石
11 非磁性体パイプ
13 エンドキャップ
15 コイルケース
17 コイル部
19 支持部
21 直動ガイド機構
23 ガイドレール
25 ガイド部材
31 摺動部
33 摺動部材
35 貫通孔
37 環状溝
39 環状弾性部材






























Claims (8)

  1. 複数個の永久磁石を積層・配置してなるとともにシャフト状に延長された固定子と、
    上記固定子の外周側に移動可能に設置されコイルを備えた可動子と、
    を具備してなるリニアモータにおいて、
    上記固定子と可動子の間であって可動子の両端位置に摺動部を配置し、
    上記摺動部は、摺動部材と、該摺動部材の外周に設けられた弾性手段とから構成されていることを特徴とするリニアモータ。
  2. 請求項1記載のリニアモータにおいて、
    上記弾性手段は環状弾性部材であることを特徴とするリニアモータ。
  3. 請求項1記載のリニアモータにおいて、
    上記弾性手段は放射方向に沿って配置された複数個のコイルスプリングであることを特徴とするリニアモータ。
  4. 請求項1〜請求項3の何れかに記載のリニアモータにおいて、
    上記摺動部材はアウターケース内に収容・配置されていて、該アウターケースの外周に上記弾性手段を設置したことを特徴とするリニアモータ。
  5. 請求項1〜請求項4の何れかに記載のリニアモータにおいて、
    上記摺動部材の内周側には軸方向に延長された複数個の溝が設けられていることを特徴とするリニアモータ。
  6. 請求項1〜請求項5の何れかに記載のリニアモータにおいて、
    上記摺動部材には軸方向に延長された切込みが形成されていることを特徴とするリニアモータ。
  7. 請求項4記載のリニアモータにおいて、
    上記摺動部材は球面形状をなしていることを特徴とするリニアモータ。
  8. 複数個の永久磁石を積層・配置してなるとともにシャフト状に延長された固定子と、
    上記固定子の外周側に移動可能に設置されコイルを備えた可動子と、
    を具備してなるリニアモータにおいて、
    上記固定子と可動子の間であって可動子の両端位置に摺動部を配置し、
    上記摺動部は球面形状をなす摺動部材から構成されていることを特徴とするリニアモータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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