JP2010049466A - 加工装置 - Google Patents

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成俊 小澤
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Abstract

【課題】当該加工装置に関して必要とする所望の操作方法やユーザメンテナンス方法を直感的かつ迅速にユーザに理解させることができるようにする。
【解決手段】当該加工装置に搭載されて運転制御に関する各種情報を表示する表示手段102に、予め記憶手段に記憶されてタッチパネル103(入力手段)により指示された当該加工装置に関する所望の操作方法またはユーザメンテナンス方法を説明するために予め作成された動画を表示させるようにした。
【選択図】 図6

Description

本発明は、表面に複数のデバイスが形成された被加工物を加工する加工装置に関するものである。
ICやLSI等の電子回路が表面に形成された半導体チップは、各種電気・電子機器を小型化する上で必須のものとなっている。半導体チップは、円盤状の半導体ウエーハの表面に、ストリートと称される切断ラインで格子状の矩形領域を区画し、これら矩形領域に電子回路を形成した後、半導体ウエーハをストリートに沿って分割する工程を経て製造される。
このような一連の製造工程においては、種々の加工装置が使用される。例えば、半導体ウエーハを半導体チップに分割するのに先立ち、電子回路が形成されたデバイス面とは反対側の裏面を研削して所望篤さに薄化するグラインダ等の研削装置や、高速回転する切削ブレードを作用させることで切削加工を行うダイサー等の切削装置や、被加工物にアルミナ、シリカ、ガーネット、ダイヤモンド等の砥粒を混入した高圧の加工水をノズルから噴射して切断するウォータージェット加工装置や、被加工物にレーザ光線を照射して加工を行うレーザ加工装置などがある。
特開2007−058501号公報 特開平5−080958号公報
これらの加工装置は、近年、その機能の拡充とともに各種処理に関する操作方法やユーザメンテナンス方法が複雑化してきている。従来、このような状況下で、これら加工装置を使用するオペレータ等のユーザは、操作方法やユーザメンテナンス方法が分からない場合には、何冊もの厚いマニュアルを読み直して該当する部分を見つけるか、当該加工装置を熟知している熟練者に聞くことで、操作上やユーザメンテナンス上の不明点や問題点を解決するようにしている。
しかしながら、厚いマニュアルを読んで該当する部分を見つけるには膨大な時間が必要となることがある上に、該当する部分を見つけたとしても直感的には理解できず分かりにくいことが多い。また、熟練者に頼る場合、その熟練者がいつも傍に居るとは限らず、問題解決までに多くの時間を費やしてしまうという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、当該加工装置に関して必要とする所望の操作方法やユーザメンテナンス方法を直感的かつ迅速にユーザに理解させることができる加工装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる加工装置は、表面に複数のデバイスが形成された被加工物を加工する加工装置であって、被加工物を保持する保持手段と、該保持手段に保持された被加工物を加工する加工手段と、運転制御に関する各種情報を表示する表示手段と、当該加工装置の操作方法またはユーザメンテナンス方法を説明するために予め作成された動画の情報を記憶する記憶手段と、前記表示手段に所望の動画を表示させるための指示を入力する入力手段と、該入力手段により入力された指示に従い前記記憶手段に記憶された動画中から所望の動画を選択して前記表示手段に表示させる制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明にかかる加工装置は、上記発明において、前記記憶手段は、操作方法に属する動画の情報と、ユーザメンテナンス方法に属する動画の情報とで分類して記憶し、前記制御手段は、前記入力手段により動画を表示させるための指示が入力された場合には、表示すべき所望の動画が操作方法に属するかユーザメンテナンス方法に属するかを該入力手段により選択させるための第1の選択画面を前記表示手段に表示させ、該第1の選択画面の表示において前記入力手段により操作方法に属する旨が選択された場合には、該操作方法に属する全ての動画を示す第1のリストを第2の選択画面として前記入力手段により選択可能に前記表示手段に表示させ、前記第1の選択画面の表示において前記入力手段によりユーザメンテナンス方法に属する旨が選択された場合には、該ユーザメンテナンス方法に属する全ての動画を示す第2のリストを第3の選択画面として前記入力手段により選択可能に前記表示手段に表示させ、前記第2の選択画面に表示された前記第1のリスト、または前記第3の選択画面に表示された前記第2のリスト中から、前記入力手段により選択された所望の動画を前記表示手段に表示させることを特徴とする。
また、本発明にかかる加工装置は、上記発明において、前記制御手段は、前記動画の表示に際して、静止画、グラフィックス、文字または音声の情報を含ませることを特徴とする。
また、本発明にかかる加工装置は、上記発明において、前記表示手段は、表示面に前記入力手段となるタッチパネルを備えることを特徴とする。
本発明にかかる加工装置によれば、当該加工装置に搭載されて運転制御に関する各種情報を表示する表示手段に、予め記憶手段に記憶されて入力手段により指示された当該加工装置に関する所望の操作方法またはユーザメンテナンス方法を説明するために予め作成された動画を表示させるようにしたので、当該加工装置に関して必要とする所望の操作方法やユーザメンテナンス方法をマニュアル等の文字による場合に比して直感的かつ迅速にユーザに理解させることができ、よって、当該加工装置を使用する上で、ユーザは適切に対応することができるという効果を奏する。
以下、本発明の加工装置を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。本実施の形態は、加工装置として切削装置への適用例で説明するが、前述したような研削装置、ウォータージェット装置、レーザ加工装置等の各種加工装置に関しても同様に適用可能である。
図1は、本実施の形態の加工装置の外観構成例を示す概略斜視図である。本実施の形態の加工装置100は、切削ブレードを用いて被加工物の切削加工を行う切削装置である。本実施の形態の加工装置100は、後述する加工手段等を内蔵した筐体101の正面前面側に表示手段102を備える。この表示手段102は、ユーザにとって操作しやすく見やすい位置に配置されて、当該加工装置100の運転制御に関する各種情報を表示するためのものであり、例えば液晶パネルにより構成されている。この表示手段102は、その表示面に入力手段としてのタッチパネル103を一体に備える。このタッチパネル103は、周知の如く、表示面に表示されたボタンや文字部分中の所望の箇所にタッチすることで、入力操作が可能なものである。ここで、この表示手段102は、後述する動画の表示にも用いられる。
また、本実施の形態の加工装置100は、制御手段104と記憶手段105とを備える。記憶手段105は、当該加工装置100の操作方法またはユーザメンテナンス方法を説明するために予め作成された動画の情報を記憶するメモリである。また、制御手段104は、タッチパネル103を通じて入力された指示に従い記憶手段105に記憶された動画中から所望の動画を選択して表示手段102に表示させる処理を実行する。詳細は、後述する。
図2は、筐体101に内蔵された加工装置100の要部を示す斜視図であり、図3は、ブレード付近の構成例を示す縦断側面図であり、図4は、被加工物の構成例を示す斜視図である。加工装置100は、保持手段110、撮像手段120および加工手段としての切削手段130を備える。切削手段130は、図2および図3に示すように、例えばブレード131とスピンドル132とスピンドルハウジング133とモータ等の駆動源134とナット135と2つのフランジ136,137とボルト138等を備える。ブレード131は、リング形状に形成されて被加工物を切削加工するワッシャ状のブレードであり、一対のフランジ136,137によって両側より挟持された状態でスピンドル132上に取付けられる。スピンドル132は、駆動源134による回転駆動力をブレード131に伝達させて高速回転させるための回転軸であり、スピンドルハウジング133内にベアリング機構等を介して高速回転可能に支持されている。また、ナット135は、ブレード131をスピンドル132に固定するためにフランジ136に締結されるフランジナットである。
ここで、図3を参照して、切削手段130において、ブレード131をスピンドル132に装着する態様について説明する。まず、スピンドル132は、フランジ136を取付けるための小径の先端部132aを有し、この先端部132aにはボルト138が螺合する雌ねじ部132bが形成されている。また、フランジ136には、ナット135の雌ねじ部135aと螺合するフランジ雄ねじ部136aが形成されている。また、フランジ136には、スピンドル132の先端部132aを途中まで挿通させる中心孔136bが形成されている。
そこで、ブレード131をスピンドル132に装着する際には、フランジ136の中心孔136bにスピンドル132の先端部132aを挿通させる。この後、ボルト138の雄ねじ部138aをスピンドル132の雌ねじ部132bに螺合させて締め付けることによって、フランジ136をスピンドル132から抜け止めされた状態とする。なお、ボルト138の軸心には、六角レンチ等が嵌合する例えば六角形状の係合穴138bが形成されている。
ついで、ブレード131およびフランジ137をフランジ136に嵌合させ、ブレード131を一対のフランジ136,137によって挟持させる。さらに、ナット135の雌ねじ部135aをフランジ136のフランジ雄ねじ部136aに螺合させて締め付けることで、ブレード131はフランジ136,137の外周面寄りの端面136c,137aによって挟持固定される。なお、ナット135の表面には、ナット締結具が嵌合する複数の係合穴135bが形成されている。
また、撮像手段120は、図2に示すように、ハウジング131の側部に設けられたもので、保持手段110に保持された被加工物の表面を撮像するCCDカメラ等を搭載した顕微鏡である。また、被加工物を負圧によって吸着保持する保持手段110は、図2に示すように、駆動源140に連結されて回転可能とされている。駆動源140は、移動基台141に固定されている。また、加工装置100は、切削加工動作に必要な送り動作を行うための加工送り手段142、切り込み送り手段143および割り出し送り手段144を備える。これら加工送り手段142、切り込み送り手段143および割り出し送り手段144は、例えばボールねじとこのボールねじを回転させるパルスモータとを備え、それぞれ所望の方向に移動対象となる保持手段110や切削手段130を移動させる周知構造のものであり、詳細説明は省略する。
また、被加工物Wは、図4に示すように、環状のフレームFに装着された粘着テープTの表面に貼着されている。また、被加工物Wは、図4に示すように、表面Waに格子状に形成された複数の分割予定ラインSによって複数の矩形領域が区画され、この区画された矩形領域にIC,LSI等の半導体チップ構成のデバイスDが形成されている。このように構成された被加工物Wは、環状のフレームFに装着された粘着テープTに表面Waを上側にして裏面が貼着される。
ここで、記憶手段105は、必要に応じて表示手段102に表示され得る動画の情報を、当該加工装置100の処理に関する操作方法を説明するために予め作成された操作方法のジャンルに属する動画の情報と、当該加工装置100に関するユーザメンテナンス方法を説明するために予め作成されたユーザメンテナンス方法のジャンルに属する動画の情報とに分類して記憶している。また、操作方法に属する動画は、例えば、「オートアライメント」「マニュアルアライメント」「セットアップ」「ドレス作業」の各項目に分類されている。一方、ユーザメンテナンス方法に属する動画は、例えば、「フランジ/マウントの端面修正方法」「フレームサイズの変更方法」「チャックテーブルの交換方法」「デバイスデータのメンテナンス」「ユーザ設定データメンテナンス」の各項目に分類されている。さらに、項目毎に分類された動画は、それぞれの項目毎の内容に応じて、さらに所定の作業単位毎に細分類されて記憶手段105に記憶され、動画の再生表示において、作業単位での進み・戻りが可能とされている。
このように構成された加工装置100において、制御手段104による制御の下に実行される動画の表示制御例について説明する。まず、図5は、表示手段102においてタッチパネル103に表示されるトップメニューの表示画面例を示す正面図である。この表示画面例において、メインエリア150には、「フルオートメーション」「マニュアルオペレーション」「デバイスデータ」「ブレードメンテナンス」「オペレータメンテナンス」「マシンメンテナンス」「エンジニアリングメンテナンス」「ヘルプガイダンス表示」の各モードの作業項目が選択操作可能に表示され、その下部のソフトウエアキーボードエリア151には、「ブレードセットアップ」「デバイスデータ」等の項目キーが選択操作可能に表示される。
このような表示画面例において、「ヘルプガイダンス表示」のボタン画像152が押下されることにより、本実施の形態の特徴とする動画表示に移行させる。図6は、動画表示に至る操作等の概要を示す説明図である。まず、図6(a)に示すように、タッチパネル103上にて「ヘルプガイダンス表示」のボタン画像152が押下されることにより、ユーザにより動画の表示が指示されると、制御手段104は、タッチパネル103上のメインエリア150部分に、図6(b)に示すように、第1の選択画面160を表示させる。この第1の選択画面160は、表示すべき所望の動画が操作方法に属するかユーザメンテナンス方法に属するかをユーザに選択操作させるための画面であり、ユーザメンテナンス方法を指示するための「メンテナンス」のボタン画像161と、操作方法を指示するための「操作」のボタン162とが選択自在に表示される。
ここで、タッチパネル103上の「操作」のボタン画像162が押下されることにより、ユーザにより操作方法の属する動画表示が指示されると、制御手段104は、タッチパネル103のメインエリア150部分に、図6(c)に示すように、第2の選択画面170を表示させる。この第2の選択画面170は、所望の操作方法に関する動画を選択させるために操作方法に属する全ての動画を示す第1のリスト171を選択自在に表示させるものである。第1のリスト171には、「オートアライメント」「マニュアルアライメント」「セットアップ」「ブレード交換作業」の各項目ボタン172が含まれている。
一方、タッチパネル103上の「メンテナンス」のボタン画像161が押下されることにより、ユーザによりユーザメンテナンス方法の属する動画表示が指示されると、制御手段104は、タッチパネル103のメインエリア150部分に、図6(d)に示すように、第3の選択画面180を表示させる。この第3の選択画面180は、所望のユーザメンテナンス方法に関する動画を選択させるためにユーザメンテナンス方法に属する全ての動画を示す第2のリスト181を選択自在に表示させるものである。第2のリスト181には、「フランジ/マウントの端面修正方法」「フレームサイズの変更方法」「チャックテーブルの交換方法」「デバイスデータのメンテナンス」「ユーザ設定データメンテナンス」の各項目ボタン182が含まれている。
ここで、例えば図6(c)の第2の選択画面170において、タッチパネル103上の「ブレード交換作業」で示すボタン画像172が押下されることにより、ユーザにより操作方法中の「ブレード交換作業」の動画表示が指示されると、制御手段104は、記憶手段105中から対応する動画の情報を読み出すことで、タッチパネル103のメインエリア150部分に「ブレード交換作業」の動画を再生表示させる。図6(e)は、この「ブレード交換作業」中の動画表示画面190の一例を示す図である。なお、この動画表示画面190中においては、「次へ」ボタン191や「戻り」ボタン192もユーザ操作可能に表示される。
一方、例えば図6(d)の第3の選択画面180において、タッチパネル103上の「フランジ/マウントの端面修正方法」で示すボタン画像182が押下されることにより、ユーザにより操作方法中の「フランジ/マウントの端面修正方法」の動画表示が指示されると、制御手段104は、記憶手段105中から対応する動画の情報を読み出すことで、タッチパネル103のメインエリア150部分に「フランジ/マウントの端面修正方法」の動画を再生表示させる。図6(f)は、この「フランジ/マウントの端面修正方法」中の動画表示画面190の一例を示す図である。
ここで、例えば、図6(e)に対応するブレード交換手順に関する動画の表示例について、さらに説明する。切削手段130においては、被加工物Wに対して所望の切削加工を施すために切削条件に適合するブレード131を用いる必要があり、また、ブレード131に損傷が生じた場合にも交換を必要とする。ブレード交換手順に関する動画は、このような場合の手順を説明するためのものである。本実施の形態では、このようなブレード交換手順に関する動画は、例えば、「フランジの掃除」「ブレードの装着」「ナットの締め付け」の作業単位毎に細分類されて記憶手段105に記憶され、動画の再生表示において、作業単位での進み・戻りが可能とされている。
まず、「フランジの掃除」は、フランジ136のブレード保持面となる端面136cに付着しているごみを取り除く作業工程である。図7は、フランジ136の掃除中の動画表示の一画面例を示す正面図である。つづいて、「ブレードの装着」は、ブレード131をフランジ136の端面136cに装着する作業工程である。図8は、ブレード131の装着中の動画表示の一画面例を示す正面図である。さらに、「ナットの締め付け」は、ナット135をフランジ136に取り付け、その上から締め付け治具をかぶせて専用のレンチで締め付ける作業工程である。図9は、ナット135の締め付け中の動画表示の一画面例を示す正面図である。他の操作方法に関する動画表示についても、同様である。
このように、表示手段102に、予め記憶手段105に記憶されてタッチパネル103により指示された当該加工装置100に関する所望の操作方法を説明するために予め作成された動画を表示させるので、当該加工装置100に関して必要とする所望の操作方法をマニュアル等の文字による場合に比して直感的かつ迅速にユーザに理解させることができる。よって、当該加工装置100を使用する上で、ユーザは適切に対応することができる。
ここで、例えば図7に示すようなフランジ136の掃除に関する動画の表示中に、「次へ」ボタン191が押下されると、制御手段104は、フランジ136の掃除に関する動画表示から、図8に示すようなブレード131の装着に関する動画表示に移行させる。逆に、図8に示すようなブレード131の装着に関する動画の表示中に、「戻る」ボタン192が押下されると、制御手段104は、ブレード131の装着に関する動画表示から、図7に示すようなフランジ136の掃除に関する動画表示に移行させる。同様に、例えば図8に示すようなブレード131の装着に関する動画の表示中に、「次へ」ボタン191が押下されると、制御手段104は、ブレード131の装着に関する動画表示から、図9に示すようなナット135の締め付けに関する動画表示に移行させる。すなわち、このようなブレード交換手順に関する動画は、例えば、「フランジの掃除」「ブレードの装着」「ナットの締め付け」の作業単位毎に細分類されて記憶手段105に記憶され、動画の再生表示において、作業単位での進み・戻りが可能とされているので、ユーザとしては、分かっている場面の動画に関しては、その表示をスキップさせることで、必ずしも動画を最初から最後まで見ることなく、所望の動画画面の表示に迅速に移行させることができる。また、再度見たい動画に戻ることも簡単である。
また、例えば、図6(f)に対応するフランジ端面修正手順に関する動画の表示例について、さらに説明する。切削手段130において、ブレード131は、2つのフランジ136,137に挟持された状態でスピンドル132の先端にナット135によって固定されている。このように、ブレード131は、フランジ136,137に接触した状態で固定されるため、フランジ136のブレード131に接触する端面136cとスピンドル132の回転中心線とのなす角度が90度でないと、スピンドル132の回転時にフランジ136が端面ブレを生じてしまい、精密な加工ができなくなってしまう。このような場合には、例えば特許第3472390号公報に示されるようなフランジ端面修正治具を用いてフランジ136の端面136cを修正する必要がある。
フランジ端面修正手順に関する動画は、このような場合の手順を説明するためのものである。本実施の形態では、このようなフランジ端面修正手順に関する動画は、例えば、「チャックテーブルの交換」「端面修正治具のセット」「端面修正の実行」の作業単位毎に細分類されて記憶手段105に記憶され、動画の再生表示において、作業単位での進み・戻りが可能とされている。
まず、「チャックテーブルの交換」は、保持手段111をチャックテーブル端面修正治具を吸着して保持できるチャックテーブルに交換する作業工程である。図10は、チャックテーブル交換中の動画表示の一画面例を示す正面図である。つづいて、「端面修正治具のセット」は、交換装着されたチャックテーブルに端面修正治具を保持させ、端面修正治具のチップが対象となるフランジ136の端面136cに接触するように調整してセットする作業工程である。図11は、端面修正治具の調整中の動画表示の一画面例を示す正面図である。さらに、「端面修正の実行」は、フランジ136を回転させ、一定量、端面修正治具側に送りながら、往復移動させて、フランジ136の端面136cを削り平坦にする作業工程である。図12は、端面修正の実行中の動画表示の一画面例を示す正面図である。他のユーザメンテナンス方法に関する動画表示についても、同様である。
このように、表示手段102に、予め記憶手段105に記憶されてタッチパネル103により指示された当該加工装置100に関する所望のユーザメンテナンス方法を説明するために予め作成された動画を表示させるので、当該加工装置100に関して必要とする所望のユーザメンテナンス方法をマニュアル等の文字による場合に比して直感的かつ迅速にユーザに理解させることができる。よって、当該加工装置100を使用する上で、ユーザは適切に対応することができる。
ここで、例えば図10に示すようなチャックテーブルの交換に関する動画の表示中に、「次へ」ボタン191が押下されると、制御手段104は、チャックテーブルの交換に関する動画表示から、図11に示すような端面修正治具のセットに関する動画表示に移行させる。逆に、図11に示すような端面修正治具のセットに関する動画の表示中に、「戻る」ボタン192が押下されると、制御手段104は、端面修正治具のセットに関する動画表示から、図10に示すようなチャックテーブルの交換に関する動画表示に移行させる。同様に、例えば図11に示すような端面修正治具のセットに関する動画の表示中に、「次へ」ボタン191が押下されると、制御手段104は、端面修正治具のセットに関する動画表示から、図12に示すような端面修正の実行に関する動画表示に移行させる。すなわち、このようなフランジ端面修正手順に関する動画は、例えば、「チャックテーブルの交換」「端面修正治具のセット」「端面修正の実行」の作業単位毎に細分類されて記憶手段105に記憶され、動画の再生表示において、作業単位での進み・戻りが可能とされているので、ユーザとしては、分かっている場面の動画に関しては、その表示をスキップさせることで、必ずしも動画を最初から最後まで見ることなく、所望の動画画面の表示に迅速に移行させることができる。また、再度見たい動画に戻ることも簡単である。
本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば、種々の変形が可能である。例えば、動画の表示に際しては、動画のみならず、動画を一時的に静止させた静止画や、注視事項・注視部分等を強調するためのグラフィックスや文字、あるいは、動画に対応する音声の情報を含ませることで、一層分かりやすくなるようにしてもよい。例えば、動画中に重ねて表示させた図12中の両方向矢印は、往復移動方向を示すグラフィックスの一例を示している。
また、本実施の形態では、表示手段102の表示面に一体に配置されたタッチパネル103を入力手段としたが、入力手段は、表示手段102とは別個に設けられていてもよい。
本発明の実施の形態の加工装置の外観構成例を示す概略斜視図である。 筐体に内蔵された加工装置の要部を示す斜視図である。 ブレード付近の構成例を示す縦断側面図である。 被加工物の構成例を示す斜視図である。 表示手段においてタッチパネルに表示されるトップメニューの表示画面例を示す正面図である。 動画表示に至る操作等の概要を示す説明図である。 フランジの掃除中の動画表示の一画面例を示す正面図である。 ブレードの装着中の動画表示の一画面例を示す正面図である。 ナットの締め付け中の動画表示の一画面例を示す正面図である。 チャックテーブル交換中の動画表示の一画面例を示す正面図である。 端面修正治具の調整中の動画表示の一画面例を示す正面図である。 端面修正の実行中の動画表示の一画面例を示す正面図である。
符号の説明
100 加工装置
102 表示手段
103 タッチパネル
104 制御手段
105 記憶手段
110 保持手段
130 切削手段
160 第1の選択画面
170 第2の選択画面
171 第1のリスト
180 第3の選択画面
181 第2のリスト
D デバイス
W 被加工物

Claims (4)

  1. 表面に複数のデバイスが形成された被加工物を加工する加工装置であって、
    被加工物を保持する保持手段と、
    該保持手段に保持された被加工物を加工する加工手段と、
    運転制御に関する各種情報を表示する表示手段と、
    当該加工装置の操作方法またはユーザメンテナンス方法を説明するために予め作成された動画の情報を記憶する記憶手段と、
    前記表示手段に所望の動画を表示させるための指示を入力する入力手段と、
    該入力手段により入力された指示に従い前記記憶手段に記憶された動画中から所望の動画を選択して前記表示手段に表示させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする加工装置。
  2. 前記記憶手段は、操作方法に属する動画の情報と、ユーザメンテナンス方法に属する動画の情報とで分類して記憶し、
    前記制御手段は、
    前記入力手段により動画を表示させるための指示が入力された場合には、表示すべき所望の動画が操作方法に属するかユーザメンテナンス方法に属するかを該入力手段により選択させるための第1の選択画面を前記表示手段に表示させ、
    該第1の選択画面の表示において前記入力手段により操作方法に属する旨が選択された場合には、該操作方法に属する全ての動画を示す第1のリストを第2の選択画面として前記入力手段により選択可能に前記表示手段に表示させ、
    前記第1の選択画面の表示において前記入力手段によりユーザメンテナンス方法に属する旨が選択された場合には、該ユーザメンテナンス方法に属する全ての動画を示す第2のリストを第3の選択画面として前記入力手段により選択可能に前記表示手段に表示させ、
    前記第2の選択画面に表示された前記第1のリスト、または前記第3の選択画面に表示された前記第2のリスト中から、前記入力手段により選択された所望の動画を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1に記載の加工装置。
  3. 前記制御手段は、前記動画の表示に際して、静止画、グラフィックス、文字または音声の情報を含ませることを特徴とする請求項1または2に記載の加工装置。
  4. 前記表示手段は、表示面に前記入力手段となるタッチパネルを備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の加工装置。
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