JP2018032811A - 切削装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装着される切削ブレードの誤りを防止できる新たな切削装置を提供する。【解決手段】切削装置であって、チャックテーブルと、切削ブレードがスピンドルに装着される複数の切削ユニットと、切削ブレードに形成される識別コードを検出する検出ユニットと、各構成要素を制御する制御ユニットと、含み、切削ユニットは、切削ユニット毎に形状の異なるブレードカバーを有し、検出ユニットは、識別コードとブレードカバーとを同時に撮像して画像を形成するカメラを有し、制御ユニットは、切削ユニットとブレードカバーとの組合せの情報が登録されるブレードカバー情報登録部と、加工条件に応じた切削ブレードと切削ユニットとの組合せの情報が登録される加工条件登録部と、画像内の識別コードとブレードカバーとの組合せから、加工条件に応じた切削ブレードが切削ユニットに装着されているか否かを判定する判定部と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、板状の被加工物を切削する際に用いられる切削装置に関する。
半導体ウェーハに代表される板状の被加工物を複数のチップへと分割する際には、例えば、環状の切削ブレードを備える切削装置が使用される。高速に回転させた切削ブレードを被加工物に対して切り込ませながら、切削ブレードと被加工物とを相対的に移動させることで、この移動の経路に沿って被加工物を切削できる。
近年では、被加工物の切削効率を高めるために、それぞれに切削ブレードを装着できる2組のスピンドルを備えた切削装置(2軸機)が実用化されている。この切削装置では、各スピンドルに対して異なる切削ブレードを装着することで、幅等の違う2種類の溝(カーフ)を選択的に形成できるようになる。
ところで、上述のように異なる切削ブレードを使用する場合には、各スピンドルに対して装着する切削ブレードを取り違えないように気を付ける必要がある。切削ブレードを取り違えてしまうと、被加工物を適切に切削できずに、多くの不良チップを発生させてしまうからである。
そこで、切削ブレードをスピンドルに装着するためのマウント(装着具)と、切削ブレードと、を共に着色し、それぞれの識別を容易にするという試みがなされている(例えば、特許文献1参照)。この方法によれば、切削ブレードの色とマウントの色とが作業者の目に入るので、切削ブレードの取り違えを直感的に防止できる。
特開2015−223682号公報
しかしながら、マウント等の着色によって切削ブレードの取り違えを防ぐ上述の方法では、切削の際に発生する屑(切削屑)の付着や経時的な変化(劣化)等によってマウント等の色が変わると、適切な識別は困難になる。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、装着される切削ブレードの誤りを防止できる新たな切削装置を提供することである。
本発明の一態様によれば、板状の被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を切削する切削ブレードがスピンドルの先端部に装着される複数の切削ユニットと、該切削ブレードの識別に必要な情報を含み該スピンドルに装着された状態で露出する該切削ブレードの露出面に形成される識別コードを検出する検出ユニットと、各構成要素を制御する制御ユニットと、を備え、該切削ユニットは、該切削ユニット毎に形状の異なるブレードカバーを有し、該検出ユニットは、該識別コードの検出時に該切削ブレードの該識別コードと該ブレードカバーとを同時に撮像して画像を形成するカメラを有し、該制御ユニットは、該切削ユニットと該ブレードカバーとの組合せの情報が登録されるブレードカバー情報登録部と、被加工物を加工する加工条件に応じた該切削ブレードと該切削ユニットとの組合せの情報が登録される加工条件登録部と、該検出ユニットの撮像により形成される画像内の該識別コードと該ブレードカバーとの組合せから、該加工条件に応じた該切削ブレードが該切削ユニットに装着されているか否かを判定する判定部と、を備えることを特徴とする切削装置が提供される。
本発明の一態様において、該複数の切削ユニットは、第1切削ユニットと第2切削ユニットとを含み、該第1切削ユニットの該ブレードカバーと該第2切削ユニットの該ブレードカバーとは互いに対面し、且つ対称な形状に形成されていることが好ましい。
本発明の一態様に係る切削装置は、それぞれ形状の異なるブレードカバーを有する複数の切削ユニットと、切削ブレードに付される識別コードとブレードカバーとを同時に撮像するカメラを有する検出ユニットと、切削ユニットとブレードカバーとの組合せの情報が登録されるブレードカバー情報登録部と、切削ブレードと切削ユニットとの組合せの情報が登録される加工条件登録部と、を備えるので、撮像によって形成された画像内の識別コードとブレードカバーとの組合せから、切削ブレードと切削ユニットとの組合せを判定できる。よって、本発明の一態様に係る切削装置によれば、切削ユニットに対して装着される切削ブレードの誤りを防止できる。
切削装置の構成例を模式的に示す図である。 図2(A)は、第1切削ユニットの構成例を模式的に示す側面図であり、図2(B)は、第2切削ユニットの構成例を模式的に示す側面図である。 判定方法について説明するための側面図である。
添付図面を参照して、本発明の一態様に係る実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る切削装置2の構成例を模式的に示す図である。図1に示すように、切削装置2は、各構造を支持する基台4を備えている。
基台4の前方の角部には、矩形の開口4aが形成されており、この開口4a内には、昇降するカセット支持台6が設けられている。カセット支持台6の上面には、複数の被加工物11を収容するカセット8が載せられる。なお、図1では、説明の便宜上、カセット8の輪郭のみを示している。
被加工物11は、例えば、シリコン等の半導体材料でなる円形のウェーハであり、その表面側は、中央のデバイス領域と、デバイス領域を囲む外周余剰領域とに分けられる。デバイス領域は、格子状に配列された切削予定ライン(ストリート、分割予定ライン)でさらに複数の領域に区画されており、各領域には、IC、LSI等のデバイスが形成されている。
被加工物11の裏面側には、被加工物11よりも径の大きいダイシングテープ13が貼付されている。このダイシングテープ13の外周部分は、環状のフレーム15に固定されている。すなわち、被加工物11は、ダイシングテープ13を介してフレーム15に支持されている。
なお、本実施形態では、シリコン等の半導体材料でなる円形のウェーハを被加工物11としているが、被加工物11の材質、形状、構造等に制限はない。例えば、セラミックス、樹脂、金属等の材料でなる矩形の基板を被加工物11として用いることもできる。デバイスの種類、数量、配置等にも制限はない。
カセット支持台6の側方には、X軸方向(前後方向、加工送り方向)に長い矩形の開口4bが形成されている。この開口4b内には、X軸移動テーブル10、X軸移動テーブル10をX軸方向に移動させるX軸移動機構(不図示)及びX軸移動機構を覆う防塵防滴カバー12が設けられている。
X軸移動機構は、X軸方向に平行な一対のX軸ガイドレール(不図示)を備えており、X軸ガイドレールには、X軸移動テーブル10がスライド可能に取り付けられている。X軸移動テーブル10の下面側には、ナット部(不図示)が設けられており、このナット部には、X軸ガイドレールに平行なX軸ボールネジ(不図示)が螺合されている。
X軸ボールネジの一端部には、X軸パルスモータ(不図示)が連結されている。X軸パルスモータでX軸ボールネジを回転させることで、X軸移動テーブル10は、X軸ガイドレールに沿ってX軸方向に移動する。
X軸移動テーブル10の上方には、被加工物11を保持するためのチャックテーブル14が設けられている。チャックテーブル14の周囲には、被加工物11を支持する環状のフレーム15を四方から固定するための4個のクランプ16が配置されている。
チャックテーブル14は、モータ等の回転駆動源(不図示)に連結されており、Z軸方向(鉛直方向)に概ね平行な回転軸の周りに回転する。また、チャックテーブル14は、上述のX軸移動機構でX軸方向に加工送りされる。
チャックテーブル14の上面は、被加工物11を保持する保持面14aになっている。この保持面14aは、チャックテーブル14の内部に形成された吸引路等を通じて吸引源(不図示)に接続されている。
開口4bに近接する位置には、上述した被加工物11をチャックテーブル14へと搬送するための搬送ユニット(不図示)が設けられている。搬送ユニットで搬送された被加工物11は、例えば、表面側が上方に露出するようにチャックテーブル14の保持面14aに載せられる。この状態で吸引源の負圧を保持面14aに作用させれば、被加工物11はチャックテーブル14によって吸引、保持される。
基台4の上面には、2組の切削ユニット22(第1切削ユニット22a、第2切削ユニット22b)を支持するための門型の支持構造24が、開口4bを跨ぐように配置されている。支持構造24の前面上部には、各切削ユニット22をY軸方向(左右方向、割り出し送り方向)及びZ軸方向に移動させる2組の切削ユニット移動機構26が設けられている。
各切削ユニット移動機構26は、支持構造24の前面に配置されY軸方向に平行な一対のY軸ガイドレール28を共通に備えている。Y軸ガイドレール28には、各切削ユニット移動機構26を構成するY軸移動プレート30がスライド可能に取り付けられている。
各Y軸移動プレート30の裏面側(後面側)には、ナット部(不図示)が設けられており、このナット部には、Y軸ガイドレール28に平行なY軸ボールネジ32がそれぞれ螺合されている。各Y軸ボールネジ32の一端部には、Y軸パルスモータ34が連結されている。Y軸パルスモータ34でY軸ボールネジ32を回転させれば、Y軸移動プレート30は、Y軸ガイドレール28に沿ってY軸方向に移動する。
各Y軸移動プレート30の表面(前面)には、Z軸方向に平行な一対のZ軸ガイドレール36が設けられている。Z軸ガイドレール36には、Z軸移動プレート38がスライド可能に取り付けられている。
各Z軸移動プレート38の裏面側(後面側)には、ナット部(不図示)が設けられており、このナット部には、Z軸ガイドレール36に平行なZ軸ボールネジ40がそれぞれ螺合されている。各Z軸ボールネジ40の一端部には、Z軸パルスモータ42が連結されている。Z軸パルスモータ42でZ軸ボールネジ40を回転させれば、Z軸移動プレート38は、Z軸ガイドレール36に沿ってZ軸方向に移動する。
各Z軸移動プレート38の下部には、切削ユニット22が設けられている。各切削ユニット22は、筒状のスピンドルハウジング44(第1スピンドルハウジング44a、第2スピンドルハウジング44b)を有している。各スピンドルハウジング44には、Y軸方向に平行な回転軸となるスピンドル46(第1スピンドル46a、第2スピンドル46b)(図3参照)が収容される。
各スピンドル46の一端部(先端部)には、円盤状のマウント48(第1マウント48a、第2マウント48b)(図3参照)が固定されており、各スピンドル46の他端側(基端側)には、モータ等の回転駆動源(不図示)が連結されている。マウント48には、それぞれ、切削ブレード50(第1切削ブレード50a、第2切削ブレード50b(図3等参照))が装着される。
図2(A)は、第1切削ユニット22aの構成例を模式的に示す側面図であり、図2(B)は、第2切削ユニット22bの構成例を模式的に示す側面図である。図2(A)及び図2(B)に示すように、各切削ブレード50は、中央に開口のある円盤状のブレード基台52(第1ブレード基台52a、第2ブレード基台52b)を有している。
ブレード基台52の外周部には、円環状の切り刃54(第1切り刃54a、第2切り刃54b)が固定されている。切り刃54は、例えば、ダイヤモンド等の砥粒をニッケル等の結合材で固定して形成される。ただし、切り刃52の材質、厚さ等の条件に制限はない。
各切削ブレード50は、例えば、ナット等の固定具56(第1固定具56a、第2固定具56b)を用いてマウント48に装着される。各切削ブレード50がマウント48(スピンドル46)に装着された状態で、スピンドルハウジング44とは反対の領域に露出するブレード基台52の表面(露出面)には、識別コード58(第1識別コード58a、第2識別コード58b)が付されている。
識別コード58は、代表的には、2次元コード(2次元バーコード)である。この識別コード58には、切削ブレード50(切り刃54)の材質や厚さ等、切削ブレード50を識別する際に必要となる情報が含まれている。ただし、この識別コード58の態様に制限はない。例えば、1次元コード(バーコード)等を識別コード58として用いることもできる。また、文字や符号、図形等を用いて識別コード58を構成しても良い。
各スピンドルハウジング44の一端側(先端側)には、マウント48(スピンドル46)に装着された切削ブレード50を覆うブレードカバー60(第1ブレードカバー60a、第2ブレードカバー60b)が取り付けられている。ここで、第1ブレードカバー60aの形状と、第2ブレードカバー60bの形状とは相違している。具体的には、第1ブレードカバー60aと第2ブレードカバー60bとは、Y軸方向に垂直な平面(XZ平面)に対して対称(面対称)な形状に形成されており、互いに対面する。
各ブレードカバー60には、切削ブレード50の下部を挟む一対のノズル62(第1ノズル62a、第2ノズル62b)が設けられている。各ノズル62には、ブレードカバー60の上部に配置された連結具64(第1連結具64a、第2連結具64b)等を通じて純水等の切削液が供給される。ノズル62の切削ブレード50側には、複数のスリット(不図示)が形成されている。複数のスリットを通じて噴射される切削液によって、切削ブレード50は、冷却、洗浄される。
図1に示すように、切削ユニット22に隣接する位置には、チャックテーブル14に保持された被加工物11等を撮像するための撮像ユニット66が設けられている。各切削ユニット移動機構26でY軸移動プレート30をY軸方向に移動させれば、切削ユニット22及び撮像ユニット66は、Y軸方向に割り出し送りされる。また、各切削ユニット移動機構26でZ軸移動プレート38をZ軸方向に移動させれば、切削ユニット22及び撮像ユニット66は、昇降する。
この切削装置2で被加工物11を切削する際には、まず、被加工物11を保持したチャックテーブル14と切削ユニット22とを相対的に移動させて、切削の対象となる切削予定ラインの延長線上に切削ブレード50を合わせる。次に、切削ブレード50の下端を被加工物11の表面より低い位置まで下降させる。
その後、回転させた切削ブレード50とチャックテーブル14とを対象の切削予定ラインに対して平行な方向に相対的に移動させことで、対象の切削予定ラインに沿って切削ブレード50を切り込ませて被加工物11を切削できる。
開口4bに対して開口4aと反対側の位置には、円形の開口4cが形成されている。開口4c内には、切削後の被加工物11等を洗浄するための洗浄ユニット68が設けられている。洗浄ユニット68で洗浄された被加工物11は、例えば、上述の搬送ユニットでカセット8に収容される。
X軸移動機構、チャックテーブル14、切削ユニット22、切削ユニット移動機構26、撮像ユニット66、洗浄ユニット68等の構成要素には、制御ユニット70が接続されている。この制御ユニット70は、ユーザインタフェースとなるタッチパネル(表示装置、入力装置)72に接続されており、タッチパネル72を通じて入力される条件等に基づいて各構成要素を制御する。なお、タッチパネル72には、各構成要素の状態や切削の進行状況等、切削装置2の管理に有用な情報が表示される。
また、本実施形態に係る切削装置2は、切削ブレード50に付された識別コード58を検出するための検出ユニット74を更に備えている。検出ユニット74には、対象を撮像して画像を形成するカメラが搭載されており、例えば、この検出ユニット74をブレードカバー60にかざすことで、切削ブレード50に付された識別コード58とブレードカバー60とを同時に撮像して画像を形成できる。
次に、加工条件に応じた切削ブレード50が切削ユニット22に装着されているか否かを判定するための判定方法について説明する。図3は、本実施形態に係る判定方法について説明するための側面図である。なお、この判定方法を実施する前には、タッチパネル72等を用いて、判定に必要な情報を切削装置2(制御ユニット70)に登録しておく。
具体的には、切削ユニット22とブレードカバー60との組合せに関する情報を制御ユニット70のブレードカバー情報登録部70aに登録しておく。つまり、第1切削ユニット22aには第1ブレードカバー60aが取り付けられ、第2切削ユニット22bには第2ブレードカバー60bが取り付けられているという情報を、ブレードカバー情報登録部70aに記憶させる。なお、このブレードカバー情報登録部70aには、各ブレードカバー60の形状に関する情報が併せて登録(記憶)される。
また、被加工物11の加工条件に応じた切削ブレード50と切削ユニット22との組合せに関する情報を制御ユニット70の加工条件登録部70bに登録しておく。つまり、第1切削ユニット22aには第1切削ブレード50aが装着され、第2切削ユニット22bには第2切削ブレード50bが装着されるという情報を、加工条件登録部70bに記憶させる。なお、この加工条件登録部70bには、各切削ブレード50と各識別コード58との関係に関する情報が併せて登録(記憶)される。
本実施形態に係る判定方法では、まず、切削ブレード50に付された識別コード58とブレードカバー60とを検出ユニット74で同時に撮像して画像を形成する画像形成ステップを行う。以下では、主に、第1切削ユニット22aを判定の対象とする場合について説明するが、第2切削ユニット22bを判定の対象とする場合も同様である。
具体的には、図3に示すように、判定の対象となる第1切削ユニット22a側を検出ユニット74のカメラで撮像し、切削ブレード50に付された識別コード58とブレードカバー60とが映る画像を形成する。形成された画像は、制御ユニット70へと送られる。
画像形成ステップの後には、対象となる切削ユニット20の情報を取得するための切削ユニット情報取得ステップを行う。まず、制御ユニット70の判定部70cが、検出ユニット74から送られた画像に映るブレードカバー60の形状をエッジ検出等の方法で抽出する。そして、抽出されたブレードカバー60の形状を、ブレードカバー情報登録部70aに登録されている各ブレードカバー60の形状に関する情報に照らし合わせ、画像内のブレードカバー60が第1ブレードカバー60aであると判定する。
更に、ブレードカバー情報登録部70aに登録されている切削ユニット22とブレードカバー60との組合せに関する情報に基づいて、対象の切削ユニット20が第1切削ユニット22aであると判定する。本実施形態の切削装置2では、形状の異なる第1ブレードカバー60aと第2ブレードカバー60bとを用いているので、判定部70cは、第1切削ユニット22aと第2切削ユニット22bとを適切に判別できる。
また、画像形成ステップの後には、対象となる切削ブレード50の情報を取得するための切削ブレード情報取得ステップを行う。まず、制御ユニット70の判定部70cが、検出ユニット74から送られた画像に映る第1識別コード58aを抽出する。そして、抽出された第1識別コード58aを、加工条件登録部70bに登録されている各切削ブレード50と各識別コード58との関係に関する情報に照らし合わせ、画像内の切削ブレード50が第1切削ブレード50aであると判定する。
切削ユニット情報取得ステップ及び切削ブレード情報取得ステップの後には、加工条件に応じた切削ブレード50が切削ユニット22に装着されているか否かを判定する判定ステップを行う。具体的には、制御ユニット70の判定部70cが、加工条件登録部70bに登録されている切削ブレード50と切削ユニット22との組合せに関する情報を参酌し、切削ブレード50と切削ユニット22との組合せが加工条件に合っているか否かを判定する。
判定の結果は、例えば、タッチパネル72に表示される。本実施形態では、上述のように、第1切削ブレード50aが第1切削ユニット22aに装着されている。よって、判定部70cは、加工条件に応じた切削ブレード50が切削ユニット22に装着されていると判定する。
以上のように、本実施形態に係る切削装置2は、それぞれ形状の異なるブレードカバー60を有する複数の切削ユニット22と、切削ブレード50に付される識別コード58とブレードカバー60とを同時に撮像するカメラを有する検出ユニット74と、切削ユニット22とブレードカバー60との組合せの情報が登録されるブレードカバー情報登録部70aと、切削ブレード50と切削ユニット22との組合せの情報が登録される加工条件登録部70bと、を備えるので、撮像によって形成された画像内の識別コード58とブレードカバー60との組合せから、切削ブレード50と切削ユニット22との組合せを判定できる。よって、本実施形態に係る切削装置2によれば、切削ユニット22に対して装着される切削ブレード50の誤りを防止できる。
なお、本発明は、上記実施形態の記載に制限されず種々変更して実施可能である。例えば、上記実施形態では、2組の切削ユニット22を備える切削装置2について示しているが、本発明に係る切削装置は、3組以上の切削ユニットを備えても良い。
その他、上記実施形態に係る構造、方法等は、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施できる。
2 切削装置
4 基台
4a,4b,4c 開口
6 カセット支持台
8 カセット
10 X軸移動テーブル
12 防塵防滴カバー
14 チャックテーブル
14a 保持面
16 クランプ
22 切削ユニット
22a 第1切削ユニット
22b 第2切削ユニット
24 支持構造
26 切削ユニット移動機構
28 Y軸ガイドレール
30 Y軸移動プレート
32 Y軸ボールネジ
34 Y軸パルスモータ
36 Z軸ガイドレール
38 Z軸移動プレート
40 Z軸ボールネジ
42 Z軸パルスモータ
44 スピンドルハウジング
44a 第1スピンドルハウジング
44b 第2スピンドルハウジング
46 スピンドル
46a 第1スピンドル
46b 第2スピンドル
48 マウント
48a 第1マウント
48b 第2マウント
50 切削ブレード
50a 第1切削ブレード
50b 第2切削ブレード
52 ブレード基台
52a 第1ブレード基台
52b 第2ブレード基台
54 切り刃
54a 第1切り刃
54b 第2切り刃
56 固定具
56a 第1固定具
56b 第2固定具
58 識別コード
58a 第1識別コード
58b 第2識別コード
60 ブレードカバー
60a 第1ブレードカバー
60b 第2ブレードカバー
62 ノズル
62a 第1ノズル
62b 第2ノズル
64 連結具
64a 第1連結具
64b 第2連結具
66 撮像ユニット
68 洗浄ユニット
70 制御ユニット
70a ブレードカバー情報登録部
70b 加工条件登録部
70c 判定部
72 タッチパネル(表示装置、入力装置)
74 検出ユニット
11 被加工物
13 ダイシングテープ
15 フレーム

Claims (2)

  1. 板状の被加工物を保持するチャックテーブルと、
    該チャックテーブルに保持された被加工物を切削する切削ブレードがスピンドルの先端部に装着される複数の切削ユニットと、
    該切削ブレードの識別に必要な情報を含み該スピンドルに装着された状態で露出する該切削ブレードの露出面に形成される識別コードを検出する検出ユニットと、
    各構成要素を制御する制御ユニットと、を備え、
    該切削ユニットは、該切削ユニット毎に形状の異なるブレードカバーを有し、
    該検出ユニットは、該切削ブレードの該識別コードと該ブレードカバーとを同時に撮像して画像を形成するカメラを有し、
    該制御ユニットは、該切削ユニットと該ブレードカバーとの組合せの情報が登録されるブレードカバー情報登録部と、被加工物を加工する加工条件に応じた該切削ブレードと該切削ユニットとの組合せの情報が登録される加工条件登録部と、該検出ユニットの撮像により形成される画像内の該識別コードと該ブレードカバーとの組合せから、該加工条件に応じた該切削ブレードが該切削ユニットに装着されているか否かを判定する判定部と、を有することを特徴とする切削装置。
  2. 該複数の切削ユニットは、第1切削ユニットと第2切削ユニットとを含み、
    該第1切削ユニットの該ブレードカバーと該第2切削ユニットの該ブレードカバーとは互いに対面し、且つ対称な形状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の切削装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111805778A (zh) * 2019-04-12 2020-10-23 株式会社迪思科 切削装置

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CN111805778A (zh) * 2019-04-12 2020-10-23 株式会社迪思科 切削装置

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