JP2010036767A - ドアミラーの取付構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ミラーベース8の延出部9の外縁に沿って車体の内方側に突出する係止フランジ20を設ける。延出部9の係止フランジ20に近接する部位に車体の内方側に突出するボス部21を設ける。弾性シート部材10に、係止フランジ20が挿入係合される係止壁24と、ボス部21が挿入される挿通孔25を設ける。挿通孔25を貫通したボス部21にプッシュナットを圧入して、弾性シート部材10をミラーベース8に固定する。
【選択図】図7
Description
このようにミラーベースにドア枠部よりも外側に延出する延出部が設けられているドアにおいては、車内側からの見栄えを向上させ、かつ、ドア閉時におけるミラーベースとドア開口部の間の隙間を無くすために、ミラーベースとベース取付座の間に介装される弾性シート部材をミラーベースの延出部の背面まで延ばす必要が生じる。この場合、延出部の背面に重合される弾性シート部材の縁部は、捲くれ上がりを防止するために背面側から押さえ込む必要がある。このため、弾性シート部材の縁部に別体のプレート部材を重合し、そのプレート部材で弾性シート部材を挟み込んで、弾性シート部材の縁部を延出部に固定することが検討されている。
これにより、弾性シート部材の縁部は、係止部でミラーベースの係止フランジに係合され、ボス部に係合された締結部材により、係止フランジに近接した位置でミラーベースに抜け止めされる。
これにより、挿通孔を貫通したボス部に圧入部材を圧入するだけ、弾性シート部材がミラーベースの延出部に固定されるようになる。
これにより、弾性シート部材側の係止溝の底壁が同シート部材の縁部を強固に補強するようになり、しかも、その底壁の突出高さがボス部の突出高さよりも高くなることから、ボス部の端部が周囲の物や人の手に接触しにくくなる。
これにより、係止部と周囲補強リブによって挿通孔の周域が補強されるとともに、係止部が周囲補強リブによって補強されるようになる。また、周囲補強リブの突出高さがボス部の突出高さよりも高くなることから、ボス部の端部が周囲の物や人の手に接触しにくくなる。
これにより、係止フランジとボス部が補強リブによって相互に補強されるようになるとともに、ミラーベースに対する弾性シート部材の固定時には、弾性シート部材側の凹部の底面が補強リブの端面に押圧状態で固定されるようになる。
図4,図5において、11は、ドアサッシュ3の外周縁に取り付けられてドア閉時に車体側のドア開口部(図示せず)の周縁に密接するドアウエザーストリップであり、12は、ミラー設置プレート4に隣接して配置され、上端部がドアサッシュ3に結合される断面略コ字状のガラスガイド、13は、ガラスガイド12に取り付けられて昇降ガラス4の前縁部に摺動自在に密接するグラスランである。
ミラーベース8の固定部領域16には、弾性シート部材10を貫通してミラー設置プレート6に締結される複数のボルト17が突設され、弾性シート部材10の固定部領域16には、ドアミラー7の電気系統のケーブル(図示せず)を車内側に引き込むためのケーブル引き込み孔18が設けられている。
また、ミラーベース8は、図1に示すように車体の外方側の下縁部が外側に向かって大きく膨出し、その膨出部19にドアミラー7が回動可能に支持されるようになっている。
また、図7,図8に示すように、ミラーベース8の延出部9のうちの、係止フランジ20の側辺側領域に近接する部位には、上下方向に離間して3つのボス部21が突設されている。この各ボス部21の付根部の周囲には周方向等間隔に3つの補強リブ22a,22b,22cが設けられ、そのうちの一つのリブ22aが係止フランジ20に略直交するかたちで連結されている。
また、ミラーベース8側のボス部21は、弾性シート部材10がミラーベース8に取り付けられた状態において、挿通孔25を貫通して弾性シート部材10の外側(車体の内方側)に突出するが、弾性シート部材10側の係止壁24の底壁26aの突出高さはこのときのボス部21の突出高さよりも高くなるように設定されている。
なお、ボス部21に圧入される圧入部材はプッシュナット30に限るものでなく、球状等の圧肉の他の形状のものであっても良い。また、ボス部21に雄ねじを形成しておき、弾性シート部材10の外側からナットを螺合するようにしても良い。
なお、ミラーベース8の延出部9のうち上辺側の領域はボス部21とプッシュナット30による締結を行っていないが、この領域では、弾性シート部材10がドアサッシュ3やドアウエザーストリップ11によってミラーベース8側に押し付けられるため、端部の捲れ上がりの心配はない。
3…ドアサッシュ(窓枠部)
6…ミラー設置プレート(ベース取付座)
7…ドアミラー
8…ミラーベース
9…延出部
10…弾性シート部材
20…係止フランジ
21…ボス部
22a…補強リブ
24…係止壁(係止部)
25…挿通孔
26a…底壁
27,27A,27B…周囲補強リブ
29…凹部
30…プッシュナット(圧入部材、締結部材)
Claims (5)
- ドア本体とドアの窓枠部の間にベース取付座が設けられ、ドアミラーを支持するミラーベースに、該ミラーベースが前記ベース取付座に取り付けられた状態で前記窓枠部の外縁部よりもドア面方向に沿って外側に延出する延出部が設けられ、前記ミラーベースが弾性シート部材を介して車体の外方から前記ベース取付座に取り付けられるドアミラーの取付構造であって、
前記延出部の外縁に沿って車体の内方側に突出する係止フランジを設けるとともに、前記延出部の前記係止フランジに近接する部位に車体の内方側に突出するボス部を設け、
前記弾性シート部材に、前記係止フランジが挿入係合される係止部と、前記ボス部が挿入される挿通孔を設け、
前記挿通孔を貫通した前記ボス部に締結部材を係合して、前記弾性シート部材を前記ミラーベースに固定したことを特徴とするドアミラーの取付構造。 - 前記締結部材は、前記ボス部に圧入固定される板状の圧入部材であることを特徴とする請求項1に記載のドアミラーの取付構造。
- 前記弾性シート部材の係止部に、前記ミラーベースに臨む側の面から前記係止フランジが挿入係合される係止溝を設け、
前記係止溝の底壁を、前記弾性シート部材の他の部位の肉厚よりも厚くして車体の内方側に突出させるともに、前記弾性シート部材とミラーベースを組み付けた状態での、前記底壁の車体の内方側の突出高さを前記ボス部の突出高さよりも高く設定したことを特徴とする請求項1または2に記載のドアミラーの取付構造。 - 前記弾性シート部材の車体の内方側に、前記係止部に連結されて当該係止部とともに前記挿通孔の周域を囲む周囲補強リブを突設し、前記弾性シート部材とミラーベースを組み付けた状態での、前記周囲補強リブの車体の内方側の突出高さを前記ボス部の突出高さよりも高く設定したことを特徴とする請求項3に記載のドアミラーの取付構造。
- 前記延出部に、前記係止フランジと前記ボス部を連結する補強リブを設け、
前記弾性シート部材の挿通孔の周囲に、前記ミラーベースとの接触面から車体の内方側に向かって窪み、前記補強リブを収納する凹部を設け、
前記ボス部に対する締結部材の係合によって前記凹部の底面を前記補強リブの端面に押圧することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のドアミラーの取付構造。
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2008
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