JP2010035309A - 電源システムおよびそれを備えた車両、ならびに電源システムの制御方法 - Google Patents

電源システムおよびそれを備えた車両、ならびに電源システムの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電源システムに搭載された複数の蓄電部の劣化度にばらつきが生じるのを抑制する。
【解決手段】車両が走行制御モードまたは外部充電モードに設定されると、設定された制御モードを実行するために車両システムが起動される。コンバータECU2は、内蔵される記憶部から読出した前回起動後使用蓄電部と、各副蓄電部の充放電状態値とに基づいて、車両システム起動後に最初に使用する副蓄電部を択一的に選択し、スイッチ回路SW1,SW2を介して選択した副蓄電部とコンバータ8−2とを電気的に接続する。コンバータECU2は、走行制御モードを実行するために車両システムを起動した場合には、記憶部に記憶されている前回起動後使用蓄電部を今回のシステム起動後に最初に使用した蓄電部に更新し、外部充電モードを実行するために車両システムを起動した場合には、記憶部に記憶されている前回起動後使用蓄電部を維持する。
【選択図】図1

Description

この発明は、充放電可能な複数の蓄電部を搭載した電源システムおよびそれを備える車両、ならびにその電源システムに対する制御方法に関する。
近年、環境問題を考慮して、電気自動車、ハイブリッド自動車、燃料電池車などのように、電動機を駆動力源とする車両が注目されている。このような車両には、電動機に電力を供給したり、回生制動時に運動エネルギーを電気エネルギーに変換して蓄電したりするために、二次電池や電気二重層キャパシタなどからなる蓄電部が搭載されている。
このような電動機を駆動力源とする車両においては、加速性能や走行持続距離などの走行性能を高めるために、蓄電部の充放電容量を大きくすることが望ましい。蓄電部の充放電容量を大きくするための方法として、複数の蓄電部を搭載する構成が提案されている。
たとえば、特開2008−109840号公報(特許文献1)には、1個のコンバータに対して互いに並列に接続された複数の蓄電部と、該複数の蓄電部に対応して設けられ、対応の蓄電部とコンバータとの電気的な接続/切離を行なう複数のシステムメインリレーとを備えた電源システムを搭載した車両が開示される。これによれば、コンバータを制御する制御装置は、複数の蓄電部を規定の順序に従って使用するとともに、その使用順序を車両システムが起動されるごとに切替えるように、複数のシステムメインリレーの動作を制御する。
特開2008−109840号公報 特開2007−206764号公報
ところで、電動機を駆動力源とする車両においては、車両に搭載された蓄電部をコネクタを介して商用電源などの外部電源に電気的に接続し、外部電源により蓄電部を充電可能とする構成が提案されている。このように外部電源により蓄電部を予め充電することにより、通勤や買い物などの比較的短距離の走行であれば、内燃機関を停止状態に保ったまま走行することができるため、総合的な燃料消費効率を向上させることができる。このような外部電源による蓄電部の充電は、車両の走行を行なうための走行制御モードに対して、外部充電モードとも称される。
しかしながら、複数の蓄電部を外部充電して使用する車両に対して、上記の特開2008−109840号公報での開示に従って、車両システムが起動されるごとに最初に使用する蓄電部を切替える構成とすると、走行制御モードの実行時および外部充電モードの実行時にはそれぞれ車両システムが起動されることから、必ずしも前回の走行制御モードの実行時に最初に使用した副蓄電部と、今回の走行制御モードの実行時に最初に使用する副蓄電部とが異なることを保証することができない。これにより、特定の蓄電部ばかりが走行制御モードが実行されるごとに最初に使用される一方で、残余の蓄電部が当該特定の蓄電部が使用されている期間においてSOCが高い状態で放置されるという事態が起こる可能性がある。
ここで、蓄電部は、その使用環境によって劣化進度が著しく異なっており、充放電が行なわれている状態よりも、SOCが高い状態で保持されたときの方が劣化進度が大きくなる。そのため、上述したような事態が起こることによって、SOCが高い状態で放置された残余の蓄電部の劣化が加速されてしまう。その結果、蓄電部間の劣化度にばらつきが発生するという問題が生じる。
それゆえ、この発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、その目的は、複数の蓄電部の間で劣化度にばらつきが生じるのを抑制可能な電源システムおよびそれを備える車両、ならびに電源システムの制御方法を提供することである。
この発明のある局面に従えば、負荷装置に電力を供給する電源システムは、充放電可能に構成された蓄電機構と、電源システムが、蓄電機構と負荷装置との間で電力の授受を行なうための第1の制御モード、および外部電源からの電力を受けて蓄電機構を外部充電するための第2の制御モードのいずれかに設定された場合に、設定された制御モードを実行するために電源システムを起動する制御装置とを備える。蓄電機構は、各々が充放電可能であって、負荷装置に対して並列に接続された複数の蓄電部を含む。制御装置は、複数の蓄電部の使用履歴を記憶する記憶部と、複数の蓄電部の使用履歴に基づいて、複数の蓄電部の中から、電源システムの起動後に最初に使用する蓄電部を択一的に選択する蓄電部選択手段とを含む。蓄電部選択手段は、記憶部から前回の電源システムの起動後に最初に使用された蓄電部を読出すとともに、読出された蓄電部に基づいて、今回の電源システムの起動後に最初に使用する蓄電部を択一的に選択する。制御装置は、第1の制御モードを実行するために電源システムを起動した場合には、記憶部に記憶されている前回の電源システムの起動後に最初に使用された蓄電部を、今回の電源システムの起動後に最初に使用した蓄電部に更新し、かつ、第2の制御モードを実行するために電源システムを起動した場合には、記憶部に記憶されている前回の電源システムの起動後に最初に使用された蓄電部を維持する更新手段をさらに含む。
好ましくは、制御装置は、複数の蓄電部の各々についての充電状態値を推定する状態推定手段をさらに含む。蓄電部選択手段は、複数の蓄電部の使用履歴および複数の蓄電部の充電状態値に基づいて、複数の蓄電部の中から、電源システムの起動後に最初に使用する蓄電部を択一的に選択する。
好ましくは、蓄電部選択手段は、複数の蓄電部の間での充電状態値のばらつきが所定値を超える場合には、充電状態値が最も大きい蓄電部を、今回の電源システムの起動後に最初に使用する蓄電部に選択し、ばらつきが所定値以下となる場合には、前回の電源システムの起動後に最初に使用した蓄電部とは異なる蓄電部を、今回の電源システムの起動後に最初に使用する蓄電部に選択する。
好ましくは、蓄電部選択手段は、前回の電源システムの起動後であって、設定された制御モードの実行が終了したときに、今回の電源システムの起動後に最初に使用する蓄電部を択一的に選択する。
好ましくは、電源システムは、負荷装置と電源システムとの間で電力を授受可能に構成された電力線と、蓄電機構と電力線との間に設けられ、蓄電機構と電力線との間で電圧変換動作を行なう電圧変換部とをさらに備える。制御装置は、設定された制御モードに従って、蓄電機構と負荷装置または外部電源との間で電力の授受が行なわれるように、電圧変換部における電圧変換動作を制御する電圧変換制御手段をさらに含む。
好ましくは、蓄電機構は、複数の蓄電部のいずれかを選択して負荷装置に接続するための切替機構をさらに含む。制御装置は、蓄電部選択手段によって選択された蓄電部と負荷装置とを電気的に接続するように切替機構を制御する蓄電部切替手段をさらに含む。
この発明の別の局面に従えば、車両は、上述したいずれかの電源システムと、負荷装置として、蓄電機構からの電力を受けて車両の駆動力を発生する駆動力発生部とを備える。
この発明の別の局面に従えば、負荷装置に電力を供給する電源システムの制御方法であって、電源システムは、各々が充放電可能であって、負荷装置に対して並列に接続された複数の蓄電部を含む蓄電機構を備える。制御方法は、電源システムが、蓄電機構と負荷装置との間で電力の授受を行なうための第1の制御モード、および外部電源からの電力を受けて蓄電機構を外部充電するための第2の制御モードのいずれかに設定するとともに、設定された制御モードを実行するために電源システムを起動するステップと、複数の蓄電部の使用履歴を記憶部に記憶するステップと、複数の蓄電部の使用履歴に基づいて、複数の蓄電部の中から、電源システムの起動後に最初に使用する蓄電部を択一的に選択するステップとを備える。蓄電部を選択するステップは、記憶部から前回の電源システムの起動後に最初に使用された蓄電部を読出すとともに、読出された蓄電部に基づいて、今回の電源システムの起動後に最初に使用する蓄電部を択一的に選択する。制御方法は、第1の制御モードを実行するために電源システムを起動した場合には、記憶部に記憶されている前回の電源システムの起動後に最初に使用された蓄電部を、今回の電源システムの起動後に最初に使用した蓄電部に更新し、かつ、第2の制御モードを実行するために電源システムを起動した場合には、記憶部に記憶されている前回の電源システムの起動後に最初に使用された蓄電部を維持するステップをさらに備える。
好ましくは、制御装置は、複数の蓄電部の各々についての充電状態値を推定するステップをさらに含む。蓄電部を選択するステップは、複数の蓄電部の使用履歴および各複数の蓄電部の充電状態値に基づいて、複数の蓄電部の中から、電源システムの起動後に最初に使用する蓄電部を択一的に選択する。
好ましくは、蓄電部を選択するステップは、複数の蓄電部の間での充電状態値のばらつきが所定値を超える場合には、充電状態値が最も大きい蓄電部を、今回の電源システムの起動後に最初に使用する蓄電部に選択し、ばらつきが所定値以下となる場合には、前回の電源システムの起動後に最初に使用した蓄電部とは異なる蓄電部を、今回の電源システムの起動後に最初に使用する蓄電部に選択する。
好ましくは、蓄電部を選択するステップは、前回の電源システムの起動後であって、設定された制御モードの実行が終了したときに、今回の電源システムの起動後に最初に使用する蓄電部を択一的に選択する。
好ましくは、電源システムは、負荷装置と電源システムとの間で電力を授受可能に構成された電力線と、蓄電機構と電力線との間に設けられ、蓄電機構と電力線との間で電圧変換動作を行なう電圧変換部とをさらに含む。制御方法は、設定された制御モードに従って、蓄電機構と負荷装置または外部電源との間で電力の授受が行なわれるように、電圧変換部における電圧変換動作を制御するステップをさらに備える。
好ましくは、蓄電機構は、複数の蓄電部のいずれか1つを選択して負荷装置に接続するための切替機構をさらに含む。制御方法は、蓄電部を選択するステップによって選択された蓄電部と負荷装置とを電気的に接続するように切替機構を制御するステップをさらに備える。
この発明によれば、電源システムに搭載された複数の蓄電部の間で劣化度にばらつきが生じるのを抑制することができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
図1は、この発明の実施の形態に従う電源システム1を備える車両の要部を示す概略構成図である。
図1を参照して、本実施の形態においては、車両の駆動力を発生する駆動力発生部3を負荷装置とする場合について例示する。そして、車両は、電源システム1から駆動力発生部3へ供給される電力により生じる駆動力を車輪(図示せず)に伝達することで走行する。また、車両は、回生時において、駆動力発生部3によって運動エネルギーから電力を生じさせて電源システム1に回収する。
また、本実施の形態においては、複数の蓄電部として、3つの蓄電部を備える電源システム1について説明する。電源システム1は、主正母線MPLおよび主負母線MNLを介して、駆動力発生部3との間で直流電力の授受を行なう。なお、以下の説明においては、電源システム1から駆動力発生部3へ供給される電力を「駆動電力」とも称し、駆動力発生部3から電源システム1へ供給される電力を「回生電力」とも称す。
駆動力発生部3は、第1インバータ(INV1)30−1と、第2インバータ(INV2)30−2と、第1モータジェネレータMG1と、第2モータジェネレータMG2と、駆動ECU(Electronic Control Unit)32とを備える。
インバータ30−1,30−2は、主正母線MPLおよび主負母線MNLに並列接続され、それぞれ電源システム1との間で電力の授受を行なう。すなわち、インバータ30−1,30−2は、それぞれ主正母線MPLおよび主負母線MNLを介して受ける駆動電力(直流電力)を交流電力に変換してモータジェネレータMG1,MG2へ供給する一方、モータジェネレータMG1,MG2が発電する交流電力を直流電力に変換して回生電力として電源システム1へ供給する。なお、インバータ30−1,30−2は、一例として、三相分のスイッチング素子を含むブリッジ回路で構成され、それぞれ駆動ECU32から受けたスイッチング指令PWM1,PWM2に応じて、スイッチング(回路開閉)動作を行なうことで、三相交流電力を発生する。
モータジェネレータMG1,MG2は、それぞれインバータ30−1,30−2から供給される交流電力を受けて回転駆動力を発生可能であるとともに、外部からの回転駆動力を受けて発電可能に構成される。一例として、モータジェネレータMG1,MG2は、永久磁石が埋設されたロータを備える三相交流回転電機である。そして、モータジェネレータMG1,MG2は、それぞれ動力伝達機構34と連結され、発生した駆動力を駆動軸36によって車輪(図示せず)へ伝達する。
なお、駆動力発生部3がハイブリッド車両に適用される場合には、モータジェネレータMG1,MG2は、動力伝達機構34または駆動軸36を介して図示しないエンジンとも連結される。そして、駆動ECU32によって、エンジンの発生する駆動力とモータジェネレータMG1,MG2の発生する駆動力とが最適な比率となるように制御が実行される。このようなハイブリッド車両に適用される場合には、モータジェネレータMG1を専ら発電機として機能させ、モータジェネレータMG2を専ら電動機として機能させることもできる。
駆動ECU32は、予め格納されたプログラムを実行することで、図示しない各センサから送信された信号、走行状況、アクセル開度の変化率、および格納しているマップなどに基づいて、駆動力発生部3が電源システム1に対して要求する駆動電力(以下、要求電力とも称す)Psを算出し、その算出した要求電力Psに基づいて、モータジェネレータMG1,MG2のトルク目標値および回転数目標値を算出する。そして、駆動ECU32は、モータジェネレータMG1,MG2の発生トルクおよび回転数がそれぞれトルク目標値および回転数目標値となるように、スイッチング指令PWM1,PWM2を生成してインバータ30−1,30−2を制御する。また、駆動ECU32は、算出した要求電力Psを電源システム1へ出力する。
(電源システムの構成)
電源システム1は、平滑コンデンサCと、入出力電流検出部16と、入出力電圧検出部18と、第1コンバータ(CONV1)8−1と、第2コンバータ(CONV2)8−2と、主蓄電部6−0と、第1副蓄電部6−1と、第2副蓄電部6−2と、第1スイッチ回路SW1と、第2スイッチ回路SW2と、充放電電流検出部10−0,10−1,10−2と、充放電電圧検出部12−0,12−1,12−2と、温度検出部14−0,14−1,14−2と、コンバータECU2と、電池ECU4とを備える。
平滑コンデンサCは、主正母線MPLと主負母線MNLとの間に接続され、コンバータ8−1,8−2から出力される駆動電力および駆動力発生部3から供給される回生電力に含まれる変動成分を低減する。
入出力電流検出部16は、主正母線MPLと主負母線MNLとの間に接続され、駆動力発生部3との間で授受される駆動電力および回生電力の入出力電流値Ihを検出し、その検出結果をコンバータECU2へ出力する。
入出力電圧検出部18は、主正母線MPLと主負母線MNLとの間に接続され、駆動力発生部3との間で授受される駆動電力および回生電力の入出力電圧値Vhを検出し、その検出結果をコンバータECU2へ出力する。
コンバータ8−1は、主正母線MPLおよび主負母線MNLと、主蓄電部6−0との間に設けられ、主蓄電部6−0と主正母線MPLおよび主負母線MNLとの間で電力変換動作を行なう。具体的には、コンバータ8−1は、主蓄電部6−0からの放電電力を所定の電圧に昇圧して駆動電力として供給する一方、駆動力発生部3から供給される回生電力を所定の電圧に降圧して主蓄電部6−0を充電する。
コンバータ8−2は、主正母線MPLおよび主負母線MNLと、副蓄電部6−1,6−2との間に設けられ、スイッチ回路SW1,SW2を介して選択的に接続された副蓄電部6−1,6−2のいずれか一方との間で電力変換動作を行なう。具体的には、コンバータ8−2は、副蓄電部6−1,6−2のいずれか一方からの放電電力を所定の電圧に昇圧して駆動電力として供給する一方、駆動力発生部3から供給される回生電力を所定の電圧に降圧して当該副蓄電部を充電する。なお、コンバータ8−1,8−2は、一例として、昇降圧チョッパ回路により構成される。
主蓄電部6−0は、コンバータ8−1を介して、主正母線MPLおよび主負母線MNLに並列接続される。副蓄電部6−1は、コンバータ8−2を介して、主正母線MPLおよび主負母線MNLに並列接続される。副蓄電部6−2は、コンバータ8−2に対して副蓄電部6−1と並列に接続される。一例として、主蓄電部6−0および副蓄電部6−1,6−2は、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池などの充放電可能に構成された二次電池、もしくは電気二重層キャパシタからなる。
本実施の形態に従う電源システム1において、主蓄電部6−0および副蓄電部6−1,6−2は、主正母線MPLおよび主負母線MNLとの間の電力授受において主副関係を有している。詳細には、主蓄電部6−0は、駆動力発生部3およびECU等の補機類への電力供給源として、定常的に主正母線MPLおよび主負母線MNLとの間で電力授受を行なうように構成される。これに対して副蓄電部6−1,6−2は、主蓄電部6−0を補助するための「副蓄電装置」を構成し、対応するスイッチ回路を導通させた場合に、一時的に主正母線MPLおよび主負母線MNLとの間で電力の授受を行なうように構成される。
詳細には、スイッチ回路SW1,SW2は、それぞれコンバータ8−2と副蓄電部6−1,6−2との間に設けられ、コンバータECU2からの信号SE1,SE2に応答して、対応する副蓄電部とコンバータ8−2とを電気的に接続または遮断する。スイッチ回路SW1,SW2は、たとえば、制御電極を有するパワー半導体素子を含む開閉スイッチ、あるいは機械式接点を有するリレーからなる。スイッチ回路SW1,SW2は、それぞれコンバータECU2からの信号SE1,SE2に応答して導通または非導通することにより、スイッチ回路SW1のみを導通させた状態、スイッチ回路SW2のみを導通させた状態、およびスイッチ回路SW1,SW2をともに非導通させた状態が選択的に切換えられる。なお、スイッチ回路SW1,SW2の導通・非導通は、後述する副蓄電部6−1,6−2の使用切替制御に従って制御される。
充放電電流検出部10−0は、主蓄電部6−0とコンバータ8−1とを接続する一方の電力線PLに介挿され、主蓄電部6−0の充放電時に用いられる充放電電流値Ib_mを検出し、その検出結果を電池ECU4およびコンバータECU2へ出力する。
充放電電流検出部10−1,10−2は、それぞれ副蓄電部6−1,6−2とコンバータ8−2とを接続する一方の電力線PL1,PL2に介挿され、副蓄電部6−1,6−2の充放電時に用いられる充放電電流値Ib_s1,Ib_s2を検出し、その検出結果を電池ECU4およびコンバータECU2へ出力する。
充放電電圧検出部12−0は、主蓄電部6−0とコンバータ8−1とを接続する電力線PL,NL間に接続され、主蓄電部6−0の充放電電圧値Vb_mを検出し、その検出結果を電池ECU4およびコンバータECU2へ出力する。
充放電電圧検出部12−1,12−2は、それぞれ副蓄電部6−1,6−2とコンバータ8−2とを接続する電力線間に接続され、主蓄電部6−1,6−2の充放電電圧値Vb_s1,Vb_s2を検出し、その検出結果を電池ECU4およびコンバータECU2へ出力する。
温度検出部14−0,14−1,14−2は、それぞれ主蓄電部6−0,副蓄電部6−1,6−2を構成する電池セルなどに近接して配置され、主蓄電部6−0,副蓄電部6−1,6−2の内部温度である蓄電部温度Tb_m,Tb_s1,Tb_s2を検出し、その検出結果を電池ECU4へ出力する。なお、温度検出部14−0,14−1,14−2は、それぞれ、主蓄電部6−0および副蓄電部6−1,6−2を構成する複数の電池セルに対応付けて配置された複数の検出素子の検出結果に基づいて、平均化処理などにより代表値を出力するように構成してもよい。
電池ECU4は、充放電電流検出部10−0,10−1,10−2から受けた充放電電流値Ib_m,Ib_s1,Ib_s2と、充放電電圧検出部12−0,12−1,12−2から受けた充放電電圧値Vb_m,Vb_s1,Vb_s2と、温度検出部14−0,14−1,14−2から受けた蓄電池温度Tb_m,Tb_s1,Tb_s2とに基づいて、主蓄電部6−0および副蓄電部6−1,6−20のそれぞれにおける充電状態値(SOC:State of Charge)SOC_m,SOC_s1,SOC_s2を算出する。
主蓄電部6−0および副蓄電部6−1,6−2のSOCを算出する構成については、様々な周知技術を用いることができる。SOCは、蓄電部の充電量の絶対値(単位[A・h]など)としても表わすことができるが、本明細書においては、SOCは蓄電部の蓄電容量に対する残存電力量の比率(0〜100%)として表わす。電池ECU4は、算出した主蓄電部6−0および副蓄電部6−1,6−2のSOC(SOC_m,SOC_s1,SOC_s2)をコンバータECU2へ出力する。
コンバータECU2は、入出力電流検出部16から受けた入出力電流値Ihと、入出力電圧検出部18から受けた入出力電圧値Vhと、充放電電流検出部10−0,10−1,10−2から受けた充放電電流値Ib_m,Ib_s1,Ib_s2と、充放電電圧検出部12−0,12−1,12−2から受けた充放電電圧値Vb_m,Vb_s1,Vb_s2と、電池ECU4から受けたSOC_m,SOC_s1,SOC_s2と、駆動ECU32から受けた要求電力Psとに基づいて、後述する制御構造に従ってそれぞれスイッチング指令PWC1,PWC2を生成し、コンバータ8−1,8−2を制御する。なお、コンバータECU2の制御構造については、後ほど詳細に説明する。
図2は、本発明の実施の形態に従うコンバータ8−1,8−2の概略構成図である。
図2を参照して、コンバータ8−1は、チョッパ回路40−1と、平滑コンデンサC1とからなる。
チョッパ回路40−1は、コンバータECU2(図1)からのスイッチング指令PWC1に応じて、放電時には主蓄電部6−0から受けた直流電力(駆動電力)を昇圧する一方、充電時には主正母線MPLおよび主負母線MNLから受けた直流電力(回生電力)を降圧する。そして、チョッパ回路40−1は、それぞれ正母線LN1Aと、負母線LN1Cと、配線LN1Bと、スイッチング素子であるトランジスタQ1A,Q1Bと、ダイオードD1A,D1Bと、インダクタL1とを含む。
正母線LN1Aは、その一方端がトランジスタQ1Bのコレクタに接続され、他方端が主正母線MPLに接続される。また、負母線LN1Cは、その一方端が主蓄電部6−0の負側に接続され、他方端が主負母線MNLに接続される。
トランジスタQ1AおよびQ1Bは、負母線LN1Cと正母線LN1Aとの間に直列に接続される。そして、トランジスタQ1Aのエミッタは負母線LN1Cに接続され、トランジスタQ1Bのコレクタは正母線LN1Aに接続される。また、各トランジスタQ1A,Q1Bのコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードD1A,D1Bがそれぞれ接続されている。さらに、インダクタL1は、トランジスタQ1AとトランジスタQ1Bとの接続点に接続される。
配線LN1Bは、一方端が主蓄電部6−0の正側に接続され、他方端がインダクタL1に接続される。
平滑コンデンサC1は、配線LN1Bと負母線LN1Cとの間に接続され、配線LN1Bと負母線LN1Cとの間の直流電圧に含まれる交流成分を低減する。
以下、コンバータ8−1の電圧変換動作(昇圧動作および降圧動作)について説明する。昇圧動作時において、コンバータECU2(図1)は、トランジスタQ1Bをオフ状態に維持し、かつ、トランジスタQ1Aを所定のデューティー比でオン・オフさせる。トランジスタQ1Aのオン期間においては、主蓄電部6−0から配線LN1B、インダクタL1、ダイオードD1B、および正母線LN1Aを順に介して、放電電流が主正母線MPLへ流れる。同時に、主蓄電部6−0から配線LN1B、インダクタL1、トランジスタQ1Aおよび負母線LN1Cを順に介して、ポンプ電流が流れる。インダクタL1は、このポンプ電流により電磁エネルギーを蓄積する。続いて、トランジスタQ1Aがオン状態からオフ状態に遷移すると、インダクタL1は、蓄積した電磁エネルギーを放電電流に重畳する。その結果、コンバータ8−1から主正母線MPLおよび主負母線MNLへ供給される直流電力の平均電圧は、デューティー比に応じてインダクタL1に蓄積される電磁エネルギーに相当する電圧だけ昇圧される。
一方、降圧動作時において、コンバータECU2は、トランジスタQ1Bを所定のデューティー比でオン・オフさせ、かつ、トランジスタQ1Aをオフ状態に維持させる。トランジスタQ1Bのオン期間においては、主正母線MPLから正母線LN1A、トランジスタQ1B、インダクタL1、および配線LN1Bを順に介して、充電電流が主蓄電部6−0へ流れる。続いて、トランジスタQ1Bがオン状態からオフ状態に遷移すると、インダクタL1が電流変化を妨げるように磁束を発生するので、充電電流は、ダイオードD1A、インダクタL1、および配線LN1Bを順に介して流れ続ける。一方で、電気エネルギー的に見ると、主正母線MPLおよび主負母線MNLを介して直流電力が供給されるのはトランジスタQ1Bのオン期間だけであるので、充電電流が一定に保たれるとすると(インダクタL1のインダクタンスが十分に大きいとすると)、コンバータ8−1から主蓄電部6−0へ供給される直流電力の平均電圧は、主正母線MPL−主負母線MNL間の直流電圧にデューティー比を乗じた値となる。
このようなコンバータ8−1の電圧変換動作を制御するため、コンバータECU2は、トランジスタQ1Aのオン・オフを制御するスイッチング指令PWC1A、およびトランジスタQ1Bのオン・オフを制御するスイッチング指令PWC1Bからなるスイッチング指令PWC1を生成する。
コンバータ8−2についても上述したコンバータ8−1と同様の構成および動作であるので、詳細な説明は繰返さない。
(制御構造)
以下、コンバータECU2における制御構造についてより詳細に説明を行なう。コンバータECU2は、図3および図4に説明する考え方に従って、主蓄電部6−0および副蓄電部6−1,6−2の電力分配制御を実行する。
図3は、主蓄電部6−0および副蓄電部6−1,6−2の電力分配制御を説明するための図である。
図3を参照して、主蓄電部6−0および副蓄電部6−1,6−2は、それぞれSOCに上限値SHおよび下限値SLを有しており、SOCがこの上限値SHおよび下限値SLで囲まれた適正範囲を維持するように、許容電力(充電許容電力Winおよび放電許容電力Wout)が制限される。具体的には、蓄電部のSOCが下限値SLを下回ると、当該蓄電部の放電許容電力Woutが制限され、蓄電部のSOCが上限値SHを上回ると、当該蓄電部の充電許容電力Winが制限される。
なお、充電許容電力Winおよび放電許容電力Woutは、その化学反応的な限界で規定される、各時点における充電電力および放電電力の短時間の制限値である。充電許容電力および放電許容電力およびこれらの許容電力が制限されるSOCは、蓄電部の特性によって異なるものであるが、ここでは、主蓄電部6−0および副蓄電部6−1,6−2の許容電力が制限されるSOCは、略同等として説明する。
いま、主蓄電部6−0および副蓄電部6−1,6−2のSOCがそれぞれ、SOC_m,SOC_s1,SOC_s2であり、電源システム1から駆動力発生部3へ電力(駆動電力)が供給される場合を考える。なお、副蓄電部6−1,6−2については、上述したスイッチ回路SW1,SW2によって択一的にコンバータ8−2に接続されることから、一体となって副蓄電装置を構成するものとする。
仮に、主蓄電部6−0および副蓄電装置が均等に放電を行なうものとすると(ここで、「均等に放電」とは、放電電力量が均等であってもよいし、SOC低下量が均等であってもよい。)、主蓄電部6−0および副蓄電装置のいずれか一方において、SOCが下限値SLを下回ることにより、他方よりも先に放電許容電力Woutが制限される。そうすると、その後は、その他方の放電能力がまだ十分あるにも拘らず、主蓄電部6−0および副蓄電装置の放電能力を合計した電源システム1全体としての放電能力が低下してしまう。
そこで、本実施の形態では、主蓄電部6−0および副蓄電装置のSOCが同時に下限値SLに達するように、主蓄電部6−0および副蓄電装置の放電電力の分配率を算出する。そして、その算出された放電電力分配率に従って、主蓄電部6−0および副蓄電装置の放電が行なわれる。これにより、電源システム1全体としての放電能力を最大限に発揮できる機会(期間)を最大にすることができる。
具体的には、放電電力の分配率の算出は、主蓄電部6−0および副蓄電装置の残存電力量に基づいて算出される。主蓄電部6−0において、SOC_mが放電許容電力Wout_mが制限される下限値SLに達するまでの残存電力量R_mは、次式によって算出される。
R_m=A_m×(SOC_m−SL) (1)
ただし、A_mは主蓄電部6−0の蓄電容量を示す。
一方、副蓄電装置の残存電力量は、副蓄電部6−1,6−2の残存電力量の和で与えられる。副蓄電部6−1において、SOC_s1が放電許容電力Wout_s1が制限される下限値SLに達するまでの残存電力量R_s1は、式(2)によって算出される。また、副蓄電部6−2において、SOC_s2が放電許容電力Wout_s2が制限される下限値SLに達するまでの残存電力量R_s2は、式(3)によって算出される。
R_s1=A_s1×(SOC_s1−SL) (2)
R_s2=A_s2×(SOC_s2−SL) (3)
ただし、A_s1は副蓄電部6−1の蓄電容量を示し、A_s2は副蓄電部6−2の蓄電容量を示す。
さらに、式(2),(3)からは、副蓄電部6−1,6−2のSOCがいずれも下限値SLに達するまでの副蓄電装置の残存電力量R_sが算出される。
R_s=R_s1+R_s2 (4)
そして、電源システム1から駆動力発生部3へ電力を供給する場合には、主蓄電部6−0および副蓄電装置からの放電電力の分配率がR_m:R_sとなるように、主蓄電部6−0および副蓄電装置から放電を行なう。
図4は、主蓄電部6−0および副蓄電部6−1,6−2のSOCの変化の一例を示した図である。図4では、図3と同様に、主蓄電部6−0および副蓄電部6−1,6−2の間で、SOCの上限値SHおよび下限値SLは等しいものとしている。
図4を参照して、ラインk1は、主蓄電部6−0のSOCの変化を示し、ラインk2,k3はそれぞれ、副蓄電部6−1,6−2のSOCの変化を示している。時刻t0において主蓄電部6−0および副蓄電装置の放電が開始されると、時刻t2において同時に主蓄電部6−0および副蓄電装置のSOCが下限値SLに達するように、上記の式(1)〜(4)に基づいて主蓄電部6−0および副蓄電装置からの放電電力の分配率が算出される。
副蓄電装置においては、時刻t0から時刻t1まで副蓄電部6−1が放電される。このとき、コンバータECU2によって、スイッチ回路SW1が導通される一方で、スイッチ回路SW2が非導通される。そして、時刻t1において、副蓄電部6−1のSOCが下限値SLに達すると、コンバータECU2によって、スイッチ回路SW1が非導通される一方で、スイッチ回路SW2が導通される。これにより、時刻t1以降においては、副蓄電部6−2が放電される。そして、時刻t2において、主蓄電部6−0および副蓄電部6−2がともに下限値SLに達する。
図5は、コンバータECU2における制御構造を説明するためのブロック図である。
図5を参照して、コンバータECU2は、放電分配率算出部50と、充電分配率算出部52と、切替部54と、蓄電部切替部56と、電力指令生成部58と、制限部60と、駆動信号生成部62とを含む。
放電分配率算出部50は、電池ECU4(図1)から主蓄電部6−0および副蓄電部6−1,6−2のSOC(SOC_m,SOC_s1,SOC_s2)を受けると、上記の式(1)〜(4)を用いて、主蓄電部6−0および副蓄電装置(副蓄電部6−1および副蓄電部6−2)の残存電力量R_m,R_sを算出する。そして、放電分配率算出部50は、その算出した残存電力量R_m,R_sの比率に応じた放電電力分配率R_m:R_sを切替部54へ出力する。
充電分配率算出部52は、電池ECU4から主蓄電部6−0および副蓄電部6−1,6−2のSOCを受けると、主蓄電部6−0および副蓄電装置のSOCが上限値SHに達するまでの充電許容量C_m,C_sをそれぞれ算出する。
なお、図4を参照して、主蓄電部6−0の充電許容量C_sおよび副蓄電装置の充電許容量C_sは、式(5)〜(8)によってそれぞれ算出される。
C_m=A_m×(SH−SOC_m) (5)
C_s1=A_s1×(SH−SOC_s1) (6)
C_s2=A_s2×(SH−SOC_s2) (7)
C_s=C_s1+C_s2 (8)
ただし、C_s1は副蓄電部6−1のSOC_s1が上限値SHに達するまでの充電許容量を示し、C_s2は副蓄電部6−2のSOC_s2が上限値SHに達するまでの充電許容量を示す。
そして、充電分配率算出部52は、算出した充電許容量C_m,C_sの比率に応じた充電電力分配率C_m:C_sを切替部54へ出力する。
切替部54は、駆動力発生部3の駆動ECU32(図1)から受ける要求電力Psが正値のとき、すなわち、電源システム1から駆動力発生部3へ電力を供給するときには、放電分配率算出部50から受けた放電電力分配率R_m:R_sを蓄電部切替部56および電力指令生成部58へ出力する。一方、切替部54は、駆動ECU32から受ける要求電力Psが負値のとき、すなわち、駆動力発生部3から電源システム1へ電力を供給するときには、充電分配率算出部52から受けた充電電力分配率C_m:C_sを蓄電部切替部56および電力指令生成部58へ出力する。
蓄電部切替部56は、副蓄電部6−1,6−2のSOC_s1,SOC_s2に基づいて、副蓄電部6−1,6−2の使用切替を実行する。具体的には、蓄電部切替部56は、副蓄電部6−1を使用し、かつ、副蓄電部6−2を不使用とする場合には、スイッチ回路SW1を導通させるための信号SE1およびスイッチ回路SW2を非導通させるための信号SE2を生成してスイッチ回路SW1,SW2へそれぞれ出力する。一方、副蓄電部6−1を不使用とし、かつ、副蓄電部6−2を使用する場合には、蓄電部切替部56は、スイッチ回路SW1を非導通させるための信号SE1およびスイッチ回路SW2を導通させるための信号SE2を生成してスイッチ回路SW1,SW2へそれぞれ出力する。蓄電部切替部56は、さらに、その生成した信号SE1,SE2を電力指令生成部58および駆動信号生成部62へ出力する。
ここで、副蓄電部6−1,6−2の使用切替については、図4に示したように、副蓄電部6−1,6−2を順番に使用するものとする。その場合、蓄電部切替部56は、後述する方法によって、車両システムが起動されるごとに、車両システム起動後の最初に使用する副蓄電部を、副蓄電部6−1,6−2の中から択一的に選択する。
電力指令生成部58は、駆動ECU32から受ける要求電力Psが正値のときには、切替部54から受ける放電電力分配率R_m:R_sに基づいて、主蓄電部6−0および副蓄電装置の電力指令値W0_m,W0_sを次式によって算出する。
W0_m=Ps×R_m/(R_m+R_s) (9)
W0_s=Ps×R_s/(R_m+R_s) (10)
一方、駆動ECU32から受ける要求電力Psが負値のときには、切替部54から受ける充電電力分配率C_m:C_cに基づいて、主蓄電部6−0および副蓄電装置の電力指令値W0_m,W0_sを次式によって算出する。
W0_m=Ps×C_m/(C_m+C_s) (11)
W0_s=Ps×C_s/(C_m+C_s) (12)
制限部60は、電力指令生成部58によって算出された主蓄電部6−0の電力指令値W0_mを充電許容電力Win_mおよび放電許容電力Wout_mの範囲内に制限し、電力指令値W_mとして出力する。また、制限部60は、電力指令生成部58によって算出された副蓄電装置の電力指令値W0_sを副蓄電部6−1,6−2の充電許容電力Win_s1,Win_s2および放電許容電力Wout_s1,Wout_s2の範囲内に制限し、電力指令値W_sとして出力する。このとき、制限部60は、蓄電部切替部56から出力される信号SE1,SE2に基づいて、使用されている副蓄電部を特定すると、副蓄電装置の電力指令値W0_sを、その特定した副蓄電部の充電許容電力Win_s1(またはWin_s2)および放電許容電力Wout_s1(またはWout_s2)の範囲内に制限する。
なお、制限部60は、電力指令値W0_m,W0_sのいずれか一方が制限された場合には、他方の電力指令値が許容電力に対して余裕があれば、制限を超えた分を他方の電力指令値に振り分ける。
駆動信号生成部62は、制限部60から電力指令値W_m,W_sを受け、充放電電流検出部10−0,10−1,10−2から充放電電流値Ib_m,Ib_s1,Ib_s2を受け、充放電電圧検出部12−0,12−1,12−2から充放電電圧値Vb_m,Vb_s1,Vb_s2を受け、蓄電部切替部56から信号SE1,SE2を受けると、後述する制御構造に従ってスイッチング指令PWC1,PWC2を生成し、コンバータ8−1,8−2を制御する。
図6は、図5のコンバータECU2における駆動信号生成部62の詳細な制御構造を説明するためのブロック図である。
図6を参照して、駆動信号生成部62は、除算部70−0,70−1,70−2と、減算部72−0,72−1,72−2,76−0,76−1,76−2と、比例制御部(PI)74−0,74−1,74−2と、選択部78と、変調部(MOD)80−1,80−2とを含む。
除算部70−0は、電力指令値W_mを主蓄電部6−0の充放電電圧値Vb_mで除算することにより、主蓄電部6−0の充放電電流Ib_mの目標値(電流目標値)Ib_mを決定する。
減算部72−0は、電流目標値Ib_mと主蓄電部6−0の充放電電流値Ib_mとの差から電流偏差を演算し、比例制御部(PI)74−0へ出力する。比例制御部74−0は、少なくとも比例要素(P:proportional element)および積分要素(I:integral element)を含んで構成され、入力された電流偏差に応じた操作信号を減算部76−0へ出力する。
減算部76−0は、比例制御部74−0から出力された操作信号を反転させ、主蓄電部6−0の充放電電圧値Vb_m/電圧目標値Vh(コンバータ8−1における理論昇圧比の逆数)を加算して、デューティー指令(電圧制御モード)Ton1を出力する。このデューティー指令Ton1は、コンバータ8−1のトランジスタQ1A(図2)のオンデューティーを規定する制御指令である。
変調部80−1は、図示しない発振部が発生する搬送波(キャリア波)とデューティー指令Ton1とを比較して、スイッチング指令PWC1(PWC1A,PWCIB)を生成して、コンバータ8−1を制御する。
除算部70−1は、電力指令値W_sを副蓄電部6−1の充放電電圧値Vb_s1で除算することにより、副蓄電部6−1の充放電電流Ib_s1の目標値(電流目標値)Ib_s1を決定する。
減算部72−1は、電流目標値Ib_s1と副蓄電部6−1の充放電電流値Ib_s1との差から電流偏差を演算し、比例制御部(PI)74−1へ出力する。比例制御部74−1は、入力された電流偏差に応じた操作信号を減算部76−1へ出力する。
減算部76−1は、比例制御部74−1から出力された操作信号を反転させ、副蓄電部6−1の充放電電圧値Vb_s1/電圧目標値Vh(コンバータ8−2における理論昇圧比の逆数)を加算して、デューティー指令(電圧制御モード)#Ton2を出力する。このデューティー指令#Ton2は、副蓄電部6−1がコンバータ8−2に接続されている場合のコンバータ8−2のトランジスタQ2A(図2)のオンデューティーを規定する制御指令である。
除算部70−2は、電力指令値W_sを副蓄電部6−2の充放電電圧値Vb_s2で除算することにより、副蓄電部6−2の充放電電流Ib_s2の目標値(電流目標値)Ib_s2を決定する。
減算部72−2は、電流目標値Ib_s2と副蓄電部6−2の充放電電流値Ib_s2との差から電流偏差を演算し、比例制御部(PI)74−2へ出力する。比例制御部74−2は、入力された電流偏差に応じた操作信号を減算部76−2へ出力する。
減算部76−2は、比例制御部74−2から出力された操作信号を反転させ、副蓄電部6−2の充放電電圧値Vb_s2/電圧目標値Vh(コンバータ8−2における理論昇圧比の逆数)を加算して、デューティー指令(電圧制御モード)%Ton2を出力する。このデューティー指令%Ton2は、副蓄電部6−2がコンバータ8−2に接続されている場合のコンバータ8−2のトランジスタQ2A(図2)のオンデューティーを規定する制御指令である。
選択部78は、デューティー指令(副蓄電部6−1)#Ton2およびデューティー指令(副蓄電部6−2)%Ton2を受けると、蓄電部切替部56(図5)からの信号SE1,SE2に基づいていずれか1つを選択し、デューティー指令Ton2として変調部80−2へ出力する。具体的には、信号SE1がH(論理ハイ)レベルであり、信号SE2がL(論理ロー)レベルである場合には、選択部78は、デューティー指令#Ton2を選択して変調部80−2へ出力する。一方、信号SE1がLレベルであり、信号SE2がHレベルである場合には、選択部78は、デューティー指令%Ton2を選択して変調部80−2へ出力する。
変調部80−2は、図示しない発振部が発生する搬送波(キャリア波)とデューティー指令Ton2とを比較して、スイッチング指令PWC2(PWC2A,PWC2B)を生成して、コンバータ8−2を制御する。
以上に述べたように、コンバータECU2は、主蓄電部6−0および副蓄電装置(副蓄電部6−1,6−2)の残存電力量および充電許容量に基づいて電力分配率を決定し、その決定した電力分配率に従ってコンバータ8−1,8−2における電圧変換動作をそれぞれ制御するためのスイッチング指令PWC1,PWC2を生成する。このとき、副蓄電装置においては、残存電力量および充電許容電力量として、副蓄電部6−1,6−2の残存電力量の和および充電許容量の和がそれぞれ算出される。これにより、主蓄電部6−0および副蓄電装置のいずれか一方の許容電力の制限に起因して他方の充放電能力が制限されるのを抑制することができる。その結果、電源システム1全体としての性能を最大限に発揮することができる。
その一方で、副蓄電装置を構成する副蓄電部6−1,6−2の使用切替については、図4に示すように、副蓄電部6−1を先に使用し、副蓄電部6−1のSOC_s1が下限値SLに達した後に、副蓄電部6−2を使用する構成とすると、副蓄電部6−1および6−2の間において劣化度にばらつきが発生するという問題が生じる。そのため、電源システム1全体として所望の性能を得ることが困難となる。
詳細には、蓄電部の劣化度は、蓄電部の使用環境によって著しく異なる。たとえば、蓄電部が充電されると、化学反応による反応熱が発生して蓄電部温度が上昇する。この蓄電部温度の上昇によって、蓄電部の性能が劣化する。特に、過度の充電は、蓄電部の劣化を加速する要因となる。このため、蓄電部がSOCが高い状態で長時間放置された場合には、蓄電部の劣化度が著しく増大することになる。
このような蓄電部の性能劣化を図4に示す副蓄電部6−1,6−2の使用切替に照らすと、時刻t0から時刻t1までの期間においては、副蓄電部6−1が使用されているため、副蓄電部6−2はSOCが高い状態(たとえば上限値SH)で放置されることとなる。そのため、副蓄電部6−2は、副蓄電部6−1に比べて劣化進度が大きくなる。このようなケースは、特に、1トリップあたりの走行距離が比較的短い走行が繰り返されるような走行パターンにおいて顕著となる。車両システムが起動されるごとに常に副蓄電部6−1が先に使用され、かつ、副蓄電部6−1のSOCが下限値SLを下回ることなく、すなわち、副蓄電部6−2が使用されることなく1トリップが終了するため、副蓄電部6−2が高SOC状態で放置される期間が長くなるためである。
さらに、最近では、車両に搭載された蓄電部をコネクタを介して商用電源などの外部電源に電気的に接続し、外部電源により蓄電部を充電可能とする機能を備えた車両が提案されている。なお、以下では、エンジンの発生する駆動力とモータジェネレータMG1,MG2の発生する駆動力とが最適な比率となるように制御して走行するモードを「走行制御モード」と称する一方で、このような外部電源による蓄電部の充電を「外部充電モード」とも称する。
図7は、外部充電モードを有する電源システム1を備える車両の要部を示す概略構成図である。
図7を参照して、車両は、電源システム1と、駆動力発生部3Aとを備える。駆動力発生部3Aは、図1に示す駆動力発生部3に、主蓄電部6−0および副蓄電部6−1,6−2を外部充電するための構成を付加したものである。
駆動力発生部3Aは、主蓄電部6−0および副蓄電部6−1,6−2を外部充電するための構成として、供給線ACLと、充電コネクタ40と、供給電圧検出部42と、供給電流検出部44と、外部電源と充電コネクタ40との連結状態を検出するための連結検出センサ46とを含む。
蓄電部に対して外部充電を行なう場合には、車両が正供給線ACLpおよび負供給線ACLnを介して充電コネクタ40により外部電源(図示せず)に接続されることで、外部電源からの電力が電源システム1へ供給される。なお、外部電源としては、たとえば単相交流の商用電源が用いられる。
正供給線ACLpおよび負供給線ACLnは、それぞれモータジェネレータMG1の中性点N1およびモータジェネレータMG2の中性点N2に接続される。供給電圧検出部42は、正供給線ACLpと負供給線ACLnとの間に接続され、外部電源からの供給電圧VACを検出し、その検出値を駆動ECU32へ出力する。供給電流検出部44は、正供給線ACLpに介挿され、外部電源からの供給電流IACを検出し、その検出値を駆動ECU32へ出力する。
連結検出センサ46は、車両が充電コネクタ40により外部電源に接続された状態(以下、「コネクタオン状態」とも記す)を検出すると、その検出結果を示す連結信号CONを駆動ECU32およびコンバータECU2へ出力する。駆動ECU32およびコンバータECU2が、車両のシステム停止中(以下、「IGオフ状態」とも記す)において、この連結信号CONを受けて起動することにより、車両はシステム起動状態となる。
コンバータECU2は、充電対象の蓄電部に対応するコンバータのスイッチング指令を生成する。さらに、コンバータECU2は、外部電源に対する目標供給電力PACを決定して駆動ECU32へ出力する。
駆動ECU32は、与えられた目標供給電力PACに基づいて、インバータ30−1,30−2のスイッチング指令PWM1,PWM2を生成する。これにより、充電対象の蓄電部に対して外部電源からの電力が供給される。
ここで、モータジェネレータMG1,MG2は、上述したように、永久磁石が埋設されたロータを備える三相交流回転電機である。さらに、三相分のコイルがY結線(星型結線)されたステータを備える。このY結線において、各コイルが互いに接続される点がモータジェネレータMG1,MG2の中性点N1,N2に相当する。
上述したように、インバータ30−1,30−2は、三相分のスイッチング素子を含むブリッジ回路で構成される。すなわち、インバータ30−1,30−2の各々は、上アーム(正側)に3個のスイッチング素子および下アーム(負側)に3個のスイッチング素子を含む。インバータ30−1,30−2から三相交流電力を発生させる場合には、上アーム側のスイッチング素子のうちの1個、および下アーム側のスイッチング素子の1個をそれぞれ時間的に切り換えてオン状態に駆動する。
一方、上アーム側および下アーム側の各々において、3個のスイッチング素子を一括してオン/オフ動作させることもできる。このような動作モードにおいては、上アーム側の3個のスイッチング素子は、互いに同じスイッチング状態(すべてオン、または、すべてオフ)とみなすことができ、また、下アーム側の3個のスイッチング素子も互いに同じスイッチング状態とみなすことができる。
このような動作モードでは、それぞれの相電圧は互いに等しくなるので、中性点を基準とする零電圧ベクトルを定義することができる。
図8は、零電圧ベクトルを生成する場合における、インバータ30−1,30−2およびモータジェネレータMG1,MG2の零相等価回路図である。
図8を参照して、インバータ30−1,30−2が上述のような零電圧ベクトルを生じるような動作モードを実行する場合には、インバータ30−1における上アーム側の3個のスイッチング素子は上アームARM1pとしてまとめて示され、インバータ30−1における下アーム側の3個のスイッチング素子は下アームARM1nとしてまとめて示される。同様に、インバータ30−2における上アーム側の3個のスイッチング素子は上アームARM2pとしてまとめて示され、インバータ30−2における下アーム側の3個のスイッチング素子は下アームARM2nとしてまとめて示される。
図8に示される零相等価回路は、正供給線ACLpおよび負供給線ACLnを介して中性点N1,N2に与えられる交流の商用電力を入力とする単相PWMインバータとみることができる。そこで、インバータ30−1,30−2をそれぞれ単相PWMインバータの各相アームとして動作するようにスイッチング制御することによって、交流の商用電力を直流電力に変換して蓄電部に供給することができる。
本実施の形態によれば、この発明の実施の形態における効果に加えて、車両の構成を簡素化することができる。よって、この発明に係る電源システムを安価に構築することができる。
(副蓄電部の使用切替制御)
図7に示したような外部充電モードを有する車両においては、トリップ終了後に主蓄電部6−0および副蓄電部6−1,6−2を外部電源により予め充電しておくことで各蓄電部の充放電性能を高めることができる。
しかしながら、その一方で、上述した副蓄電部の使用切替に起因して、副蓄電部6−1が使用されている期間に副蓄電部6−2がSOCが高い状態で放置されるという機会が高い頻度で発生することとなる。そのため、副蓄電部6−2の劣化がさらに進行し、副蓄電部間の劣化度のばらつきを増大させるという不具合が生じてしまう。
ここで、このような副蓄電部間の劣化度のばらつきは、車両システムが起動されるごとに、最初に使用する副蓄電部を交互に切替える構成とすることで抑制することができる。しかしながら、外部充電モードを有する車両では、通常の走行制御モードの実行時にはイグニッションスイッチをオンしたことに応じて車両システムが起動される一方で、外部充電モードの実行時には充電コネクタ40(図7)を外部電源に連結したことに応じて車両システムが起動されることから、車両システムが起動されるごとに副蓄電部を切替える構成では、必ずしも前回の走行制御モードの実行時に最初に使用した副蓄電部と、今回の走行制御モードの実行時に最初に使用する副蓄電部とが異なることを保証することができない。その結果、特定の副蓄電部ばかりが、走行制御モードが実行されるごとに最初に使用される事態が起こり得るため、他方の副蓄電部の劣化が進行し、副蓄電部間の劣化度のばらつきを抑制することが困難となる。
そこで、この発明の実施の形態に従う電源システムでは、コンバータECU2における蓄電部切替部56を、以下の図9〜図11に示す制御構造とすることによって、副蓄電部間の劣化度のばらつきを確実に抑制する。
図9は、図5のコンバータECU2における蓄電部切替部56の詳細な制御構造を説明するためのブロック図である。
図9を参照して、蓄電部切替部56は、記憶部560と、蓄電部制御部562とを含む。
記憶部560は、不揮発性のメモリからなり、前回の車両システム起動後に最初に使用した副蓄電部(以下、「前回起動後使用蓄電部」とも記す)を記憶する。
蓄電部制御部562は、記憶部560から前回起動後使用蓄電部を読み出すとともに、電池ECU4(図1)から副蓄電部6−1,6−2のSOC(SOC_s1,SOC_s2)を受けると、これらの入力情報に基づいて、今回の車両システムの起動後に最初に使用する副蓄電部(以下、「今回起動後使用蓄電部」とも記す)となる副蓄電部を択一的に選択する。
具体的には、蓄電部制御部562は、今回起動後使用蓄電部として、前回起動後使用蓄電部とは異なる副蓄電部を選択する。たとえば、本実施の形態のように副蓄電装置が2つの副蓄電部で構成される場合には、前回起動後使用蓄電部が副蓄電部6−1のときには今回起動後使用蓄電部として副蓄電部6−2が選択され、前回起動後使用蓄電部が副蓄電部6−2のときには今回起動後使用蓄電部として副蓄電部6−1が選択される。
このとき、蓄電部制御部562は、さらに、副蓄電部6−1,6−2のSOCの差ΔSOC(=|SOC_s1−SOC_s2|)を算出する。そして、算出されたΔSOCが予め設定された所定の閾値Sthよりも小さい場合には、蓄電部制御部562は、記憶部560から読み出した前回起動後使用蓄電部とは異なる副蓄電部を、今回起動後使用蓄電部として選択する。一方、算出されたΔSOCが所定の閾値Sth以上となる場合には、蓄電部制御部562は、前回起動後使用蓄電部の種別に拘らず、副蓄電部6−1,6−2のうち、SOCが高い方の副蓄電部を、今回起動後使用蓄電部として選択する。これにより、副蓄電部がSOCが高い状態で放置されるのを確実に防止することができる。
そして、蓄電部制御部562は、選択した副蓄電部とコンバータ8−2(図1)とを電気的に接続するようにスイッチ回路SW1,SW2(図1)を導通・非導通させるための信号SE1,SE2を生成し、その生成した信号SE1,SE2をスイッチ回路SW1,SW2および駆動信号生成部62(図6)へ出力する。
このようにして、今回の車両システムの起動後においては、蓄電部制御部562によって選択された副蓄電部が最初に使用される。そして、当該副蓄電部のSOCが下限値SLに達した後に、他方の副蓄電部が使用される。
さらに、蓄電部制御部562は、今回の車両システムの終了時には、記憶部560に記憶されている前回起動後使用蓄電部を、車両システムの起動後に最初に使用された副蓄電部に更新する。これにより、今回の車両システムの起動後に最初に使用された副蓄電部は、次回の車両システムを起動する際には、副蓄電部を選択するために、前回起動後使用蓄電部として用いられることになる。
このとき、蓄電部制御部562は、図10に示すように、車両システムの起動後に走行制御モードが実行されたときには、記憶部560内の前回起動後使用蓄電部を更新する。その一方で、車両システムの起動後に外部充電モードが実行されたときには、記憶部560内の前回起動後使用蓄電部を更新せずに維持する。なお、車両システムの起動後に走行制御モードが実行されたか、あるいは外部充電モードが実行されたかについての判断は、イグニッションスイッチの操作状態(オン・オフ状態)を示す信号IGと、外部電源と充電コネクタ40(図7)との連結状態を示す信号CONとに基づいて行なわれる。
図10は、この発明の実施の形態に従う副蓄電部6−1,6−2の使用切替制御の考え方を説明するための図である。
図10を参照して、時刻t10においてイグニッションスイッチがオンされたことに応答して車両システムが起動状態(以下、「IGオン状態」とも記す)となると、車両は走行制御モードに設定される。図10の例では、車両システムの起動後において、第1副蓄電部6−1が最初に使用されている。
この走行制御モードにおいては、エンジンを可能な限り停止状態に維持して走行することが好ましいことから、車両は、EV(Electronic Vehicle)走行モードと、HV(Hybrid Vehicle)走行モードとを選択して走行する。
すなわち、EV走行モードにおいては、主蓄電部6−0および副蓄電部6−1,6−2のSOCが下限値SL(図4)を下回るまでの間、主として第2モータジェネレータMG2からの駆動力のみで走行する。このEV走行モードでは、エンジンの駆動力を受けた第1モータジェネレータMG1での発電動作は行なわれず、主蓄電部6−0および副蓄電部6−1,6−2に対する内部充電が制限される。なお、EV走行モードは、エンジンを停止状態に維持して燃料消費効率を向上させることを目的としているが、運転者から急加速などの駆動力要求が与えられた場合、触媒暖機時や空調要求などの駆動力要求とは無関係な要求が与えられた場合、およびその他の条件が成立した場合などにおいては、エンジンを始動してもよい。
そして、EV走行モード中に主蓄電部6−0および副蓄電部6−1,6−2のSOCが下限値SLを下回ると、走行モードがHV走行モードに切替わる。HV走行制御モードにおいては、車両は、主蓄電部6−0および副蓄電部6−1,6−2のSOCがいずれも上限値SHおよび下限値SLで規定された所定の範囲内(図4)に維持されるように、第1モータジェネレータMG1による発電動作が制御される。この第1モータジェネレータMG1での発電動作に応じて、エンジンも作動を開始する。なお、エンジンの作動によって生じる駆動力の一部は車両の走行にも用いられる。
そして、時刻t11においてイグニッションスイッチがオフされたことに応答して車両がIGオフ状態となると、車両システムが停止状態となる時刻t12までの期間において、車両はオフセット取得モードに設定される。このオフセット取得モードでは、電源システム1に設けられた入出力電流検出部16、入出力電圧検出部18、充放電電流検出部10−0,10−1,10−2および充放電電圧検出部12−0,12−1,12−2(図1)の各々の検出値に含まれる誤差が取得される。そして、この取得された誤差相当分だけ対応する検出部の検出値をオフセットさせることにより、該検出部の検出値が補正される。
蓄電部切替部56の蓄電部制御部562は、このオフセット取得モードの実行中に、上述した方法によって、記憶部560から読出した前回起動後使用蓄電部と副蓄電部6−1,6−2のSOCとに基づいて、今回起動後使用蓄電部となる副蓄電部を選択する。オフセット取得モードの実行中に今回起動後使用蓄電部を予め決定しておくことによって、IGオン状態から車両が走行許可状態(READYオン状態)となるまでの期間を短縮することができるからである。
蓄電部制御部562は、図10に示すように、この副蓄電部の選択に先立って、記憶部560に記憶されている前回起動後使用蓄電部を更新する。具体的には、蓄電部制御部562は、走行制御モードが終了したときには、前回起動後使用蓄電部を、該走行制御モードにおいて車両システムの起動後に最初に使用された第1副蓄電部6−1に更新する。
これにより、副蓄電部の選択時には、更新後の第1副蓄電部6−1が前回起動後使用蓄電部として記憶部560から読出される。そして、蓄電部制御部562は、前回起動後使用蓄電部と副蓄電部6−1,6−2のSOCとに基づいて、第2副蓄電部6−2を今回起動後使用蓄電部として選択する。
次に、時刻t13においてコネクタオン状態となったことに応答して車両システムが起動状態となると、車両は外部充電モードに設定される。外部充電モードの実行中は、主蓄電部6−0および副蓄電部6−1,6−2は、各々のSOCが予め定められた所定の範囲内に維持されるように外部電源により充電される。
そして、時刻t14において車両が外部電源から遮断された状態(以下、「コネクタオフ状態」とも記す)となると、車両システムが停止状態となる時刻t15までの期間において、車両はオフセット取得モードに設定される。
蓄電部制御部562は、このオフセット取得モードの実行中に、上述した方法によって、記憶部560から読出した前回起動後使用蓄電部と副蓄電部6−1,6−2のSOCとに基づいて、今回起動後使用蓄電部となる副蓄電部を択一的に選択する。
蓄電部制御部562は、この副蓄電部の選択に先立っては、記憶部560に記憶されている前回起動後使用蓄電部を更新しない。具体的には、蓄電部制御部562は、外部充電モードが終了したときには、前回起動後使用蓄電部を更新せず、記憶部560に記憶されている前回起動後使用蓄電部(第1副蓄電部6−1)を維持する。
これにより、副蓄電部の選択時には、第1副蓄電部6−1が前回起動後使用蓄電部として記憶部560から読出される。そして、蓄電部制御部562は、前回起動後使用蓄電部と副蓄電部6−1,6−2のSOCとに基づいて、第2副蓄電部6−2を今回起動後使用蓄電部として選択する。
さらに時刻t16において車両がIGオン状態となると、車両は走行制御モードに設定される。図10の例では、今回起動後使用蓄電部として選択された第2副蓄電部6−2が車両システムの起動後に最初に使用される。そして、車両がIGオフ状態となって走行制御モードが終了したときには(時刻t17)、蓄電部制御部562は、前回起動後使用蓄電部を、該走行制御モードにおいて車両システムの起動後に最初に使用された第2副蓄電部6−2に更新する。これにより、時刻t17から車両システムが停止状態となる時刻t12までの期間に実行されるオフセット取得モードにおいて、第2副蓄電部6−2が前回起動後使用蓄電部として記憶部560から読出される。そして、蓄電部制御部562は、前回起動後使用蓄電部と副蓄電部6−1,6−2のSOCとに基づいて、第1副蓄電部6−1を今回起動後使用蓄電部として選択する。
以上に述べたように、車両システムの起動後に走行制御モードが実行されたときには、記憶部560内の前回起動後使用蓄電部を更新する一方で、車両システムの起動後に外部充電モードが実行されたときには、記憶部560内の前回起動後使用蓄電部を更新せずに維持することにより、記憶部560には、前回の走行制御モードの実行時に最初に使用された副蓄電部が常に記憶される。したがって、今回の走行制御モードの実行時には、前回の走行制御モードの実行時に最初に使用された副蓄電部とは異なる副蓄電部を最初に使用することが可能となる。この結果、特定の副蓄電部が車両システムの起動後に最初に使用される事態を回避できるため、副蓄電部間の劣化度のばらつきを抑制することができる。
なお、副蓄電部6−1,6−2の使用切替制御については、上述のように、車両システムの起動後に走行制御モードが実行されたことに応じて、記憶部560内の前回起動後使用蓄電部を更新する構成を例示したが、車両システムの起動後に副蓄電部6−1,6−2が使用されたことが確認されたことに応じて、前回起動後使用蓄電部を更新する構成を有していればよい。たとえば、車両システムの起動後に、充放電電流検出部10−1,10−2(図1)からの出力に基づいて副蓄電部6−1,6−2のいずれかから放電されたことが検出されたことに応じて、前回起動後使用蓄電部を更新する構成とすることができる。
図11は、図5のコンバータECU2における蓄電部切替部56の制御構造を説明するためのフローチャートである。なお、図11に示す各ステップの処理は、コンバータECU2の蓄電部切替部56(図5)が図9に示す各制御ブロックとして機能することで実現される。
図11を参照して、蓄電部制御部562として機能する蓄電部切替部56は、イグニッションスイッチの操作状態(オン・オフ状態)を示す信号IGに基づいて、走行制御モードが終了したか否かを判断する(ステップS01)。車両がIGオフ状態である場合には、蓄電部制御部562は、走行制御モードが終了したと判断し(ステップS01においてYESの場合)、記憶部560に記憶される前回起動後使用蓄電部を、今回の走行制御モードにおいて車両システムの起動後に最初に使用された副蓄電部(今回起動後使用蓄電部)に更新する(ステップS02)。
これに対して、走行制御モードが終了していない場合(ステップS01においてNOの場合)には、蓄電部制御部562は、さらに、外部充電モードが終了したか否かを判断する(ステップS03)。車両がコネクタオフ状態である場合には、蓄電部制御部562は、外部充電モードが終了したと判断する(ステップS03においてYESの場合)。この場合、蓄電部制御部562は、記憶部560に記憶される前回起動後使用蓄電部を更新せず、処理をステップS04に進める。
一方、外部充電モードが終了していない場合(ステップS03においてNOの場合)には、蓄電部使用切替に係る処理は終了する。
走行制御モードが終了したとき、または外部充電モードが終了したときには、車両がオフセット取得モードに設定される。このオフセット取得モードの実行中において、蓄電部制御部562は、副蓄電部6−1,6−2の中から今回起動後使用蓄電部を択一的に選択する。
具体的には、蓄電部制御部562は、記憶部560から前回起動後使用蓄電部を読出すとともに(ステップS04)、電池ECU4(図1)から副蓄電部6−1,6−2のSOC(SOC_s1,SOC_s2)を取得する(ステップS05)。そして、蓄電部制御部562は、副蓄電部6−1,6−2のSOCの差ΔSOC(=|SOC_s1−SOC_s2|)を算出し、その算出したΔSOCが所定の閾値Sthよりも小さいか否かを判断する(ステップS06)。
ΔSOCが所定の閾値Sthよりも小さい場合(ステップS06においてYESの場合)には、蓄電部制御部562は、記憶部560から読み出した前回起動後使用蓄電部とは異なる副蓄電部を、今回起動後使用蓄電部として選択する(ステップS07)。
これに対して、ΔSOCが所定の閾値Sth以上となる場合(ステップS06においてNOの場合)には、蓄電部制御部562は、前回起動後使用蓄電部に拘らず、副蓄電部6−1,6−2のうち、SOCが高い方の副蓄電部を、今回起動後使用蓄電部として選択する(ステップS08)。
次に、蓄電部制御部562は、信号IGに基づいて、走行制御モードが開始したか否かを判断する(ステップS09)。
車両がIGオフ状態またはコネクタオフ状態である場合には、走行制御モードが開始していないと判断され(ステップS09においてNOの場合)、処理はステップS09に戻される。
これに対して、車両がIGオン状態である場合には、蓄電部制御部562は、走行制御モードが開始したと判断し(ステップS09においてYESの場合)、蓄電部使用切替制御を実行する(ステップS10)。
具体的には、蓄電部制御部562は、ステップS07またはS08によって選択された副蓄電部とコンバータ8−2(図1)とを電気的に接続するようにスイッチ回路SW1,SW2(図1)を導通・非導通させるための信号SE1,SE2を生成する。そして、蓄電部制御部562は、その生成した信号SE1,SE2をスイッチ回路SW1,SW2および駆動信号生成部62(図6)へ出力する。
そして、コンバータECU2は、図3および図4に説明した考え方に従って、主蓄電部6−0および副蓄電部6−1,6−2の電力分配制御を実行する。このとき、副蓄電装置においては、ステップS07またはS08によって選択された副蓄電部が先に使用され、該副蓄電部のSOC_s1が下限値SLに達した後に、他方の副蓄電部が使用される。
この発明の実施の形態と本願発明との対応関係については、副蓄電部6−1,6−2が「複数の蓄電部」に相当し、駆動力発生部3が「負荷装置」に相当し、主正母線MPLおよび主負母線MNLが「電力線」に相当し、コンバータ8−1,8−2が「電圧変換部」に相当する。また、「走行制御モード」が「第1の制御モード」に相当し、「外部充電モード」が「第2の制御モード」に相当する。そして、コンバータECU2が「記憶手段」、「蓄電部選択手段」、「蓄電部切替手段」および「更新手段」を実現する。
なお、上述の説明においては、副蓄電装置が2個の副蓄電部からなる電源システムについて例示したが、本願発明は、3個以上の副蓄電部からなる副蓄電装置を備える電源システムについても適用することができる。
以上のように、この発明の実施の形態によれば、車両システムの起動後に走行制御モードが実行されたときには、記憶部内の前回起動後使用蓄電部を更新する一方で、車両システムの起動後に外部充電モードが実行されたときには、記憶部内の前回起動後使用蓄電部を更新せずに維持する。これにより、記憶部には、前回の走行制御モードの実行時に最初に使用された副蓄電部が常に記憶されるため、今回の走行制御モードの実行時には、前回の走行制御モードの実行時に最初に使用された副蓄電部とは異なる副蓄電部を最初に使用することが可能となる。この結果、特定の副蓄電部が車両システムの起動後に最初に使用される事態を回避できるため、副蓄電部間の劣化度のばらつきを抑制することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態に従う電源システムを備える車両の要部を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態に従うコンバータの概略構成図である。 主蓄電部および副蓄電部の電力分配制御を説明するための図である。 主蓄電部および副蓄電部のSOCの変化の一例を示した図である。 コンバータECUにおける制御構造を説明するためのブロック図である。 図5のコンバータECUにおける駆動信号生成部の詳細な制御構造を説明するためのブロック図である。 外部充電モードを有する電源システムを備える車両の要部を示す概略構成図である。 零電圧ベクトルを生成する場合における、インバータおよびモータジェネレータの零相等価回路図である。 図5のコンバータECUにおける蓄電部切替部の詳細な制御構造を説明するためのブロック図である。 この発明の実施の形態に従う副蓄電部6−1,6−2の使用切替制御の考え方を説明するための図である。 図5のコンバータECUにおける蓄電部切替部の制御構造を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 電源システム、2 コンバータECU、3,3A 駆動力発生部、4 電池ECU、6−0 主蓄電部、6−1,6−2 副蓄電部、8−1,8−2 コンバータ、10−0,10−1,10−2 充放電電流検出部、12−0,12−1,12−2 充放電電圧検出部、14−0,14−1,14−1 温度検出部、16 入出力電流検出部、18 入出力電圧検出部、30−1,30−2 インバータ、32 駆動ECU、34 動力伝達機構、36 駆動軸、40−1,40−2 チョッパ回路、40 充電コネクタ、42 供給電圧検出部、44 供給電流検出部、46 連結検出センサ、50 放電分配率算出部、52 充電分配率算出部、54 切替部、56 蓄電部切替部、58 電力指令生成部、60 制限部、62 駆動信号生成部、70−0,70−1,70−2 除算部、72−0,72−1,72−2,76−0,76−1,76−2 減算部、74−0,74−1,74−2 比例制御部、78 選択部、80−1,80−2 変調部、560 記憶部、562 蓄電部制御部、ACLn 負供給線、ACLp 正供給線、C 平滑コンデンサ、D1A,D1B ダイオード、MG1,MG2 モータジェネレータ、MNL 主負母線、MPL 主正母線、PL,NL,PL1,NL1,PL2,NL2 電力線、Q1A,Q1B,Q2A,Q2B トランジスタ。

Claims (13)

  1. 負荷装置に電力を供給する電源システムであって、
    充放電可能に構成された蓄電機構と、
    前記電源システムが、前記蓄電機構と前記負荷装置との間で電力の授受を行なうための第1の制御モード、および外部電源からの電力を受けて前記蓄電機構を外部充電するための第2の制御モードのいずれかに設定された場合に、設定された制御モードを実行するために前記電源システムを起動する制御装置とを備え、
    前記蓄電機構は、各々が充放電可能であって、前記負荷装置に対して並列に接続された複数の蓄電部を含み、
    前記制御装置は、
    前記複数の蓄電部の使用履歴を記憶する記憶部と、
    前記複数の蓄電部の使用履歴に基づいて、前記複数の蓄電部の中から、前記電源システムの起動後に最初に使用する蓄電部を択一的に選択する蓄電部選択手段とを含み、
    前記蓄電部選択手段は、前記記憶部から前回の前記電源システムの起動後に最初に使用された蓄電部を読出すとともに、読出された前記蓄電部に基づいて、今回の前記電源システムの起動後に最初に使用する蓄電部を択一的に選択し、
    前記制御装置は、
    前記第1の制御モードを実行するために前記電源システムを起動した場合には、前記記憶部に記憶されている前回の前記電源システムの起動後に最初に使用された蓄電部を、今回の前記電源システムの起動後に最初に使用した蓄電部に更新し、かつ、前記第2の制御モードを実行するために前記電源システムを起動した場合には、前記記憶部に記憶されている前回の前記電源システムの起動後に最初に使用された蓄電部を維持する更新手段をさらに含む、電源システム。
  2. 前記制御装置は、前記複数の蓄電部の各々についての充電状態値を推定する状態推定手段をさらに含み、
    前記蓄電部選択手段は、前記複数の蓄電部の使用履歴および前記複数の蓄電部の充電状態値に基づいて、前記複数の蓄電部の中から、前記電源システムの起動後に最初に使用する蓄電部を択一的に選択する、請求項1に記載の電源システム。
  3. 前記蓄電部選択手段は、前記複数の蓄電部の間での充電状態値のばらつきが所定値を超える場合には、充電状態値が最も大きい蓄電部を、今回の前記電源システムの起動後に最初に使用する蓄電部に選択し、前記ばらつきが前記所定値以下となる場合には、前回の前記電源システムの起動後に最初に使用した蓄電部とは異なる蓄電部を、今回の前記電源システムの起動後に最初に使用する蓄電部に選択する、請求項2に記載の電源システム。
  4. 前記蓄電部選択手段は、前回の前記電源システムの起動後であって、設定された前記制御モードの実行が終了したときに、今回の前記電源システムの起動後に最初に使用する蓄電部を択一的に選択する、請求項1から3のいすれか1項に記載の電源システム。
  5. 前記電源システムは、
    前記負荷装置と前記電源システムとの間で電力を授受可能に構成された電力線と、
    前記蓄電機構と前記電力線との間に設けられ、前記蓄電機構と前記電力線との間で電圧変換動作を行なう電圧変換部とをさらに備え、
    前記制御装置は、設定された前記制御モードに従って、前記蓄電機構と前記負荷装置または前記外部電源との間で電力の授受が行なわれるように、前記電圧変換部における電圧変換動作を制御する電圧変換制御手段をさらに含む、請求項4に記載の電源システム。
  6. 前記蓄電機構は、前記複数の蓄電部のいずれかを選択して前記負荷装置に接続するための切替機構を更に含み、
    前記制御装置は、前記蓄電部選択手段によって選択された前記蓄電部と前記負荷装置とを電気的に接続するように前記切替機構を制御する蓄電部切替手段をさらに含む、請求項1から5のいずれか1項に記載の電源システム。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の電源システムと、
    前記負荷装置として、前記蓄電機構からの電力を受けて車両の駆動力を発生する駆動力発生部とを備える、車両。
  8. 負荷装置に電力を供給する電源システムの制御方法であって、
    前記電源システムは、各々が充放電可能であって、前記負荷装置に対して並列に接続された複数の蓄電部を含む蓄電機構を備え、
    前記制御方法は、
    前記電源システムが、前記蓄電機構と前記負荷装置との間で電力の授受を行なうための第1の制御モード、および外部電源からの電力を受けて前記蓄電機構を外部充電するための第2の制御モードのいずれかに設定するとともに、設定された制御モードを実行するために前記電源システムを起動するステップと、
    前記複数の蓄電部の使用履歴を記憶部に記憶するステップと、
    前記複数の蓄電部の使用履歴に基づいて、前記複数の蓄電部の中から、前記電源システムの起動後に最初に使用する蓄電部を択一的に選択するステップとを備え、
    前記蓄電部を選択するステップは、前記記憶部から前回の前記電源システムの起動後に最初に使用された蓄電部を読出すとともに、読出された前記蓄電部に基づいて、今回の前記電源システムの起動後に最初に使用する蓄電部を択一的に選択し、
    前記制御方法は、
    前記第1の制御モードを実行するために前記電源システムを起動した場合には、前記記憶部に記憶されている前回の前記電源システムの起動後に最初に使用された蓄電部を、今回の前記電源システムの起動後に最初に使用した蓄電部に更新し、かつ、前記第2の制御モードを実行するために前記電源システムを起動した場合には、前記記憶部に記憶されている前回の前記電源システムの起動後に最初に使用された蓄電部を維持するステップをさらに備える、電源システムの制御方法。
  9. 前記制御装置は、前記複数の蓄電部の各々についての充電状態値を推定するステップをさらに含み、
    前記蓄電部を選択するステップは、前記複数の蓄電部の使用履歴および各前記複数の蓄電部の充電状態値に基づいて、前記複数の蓄電部の中から、前記電源システムの起動後に最初に使用する蓄電部を択一的に選択する、請求項8に記載の電源システムの制御方法。
  10. 前記蓄電部を選択するステップは、前記複数の蓄電部の間での充電状態値のばらつきが所定値を超える場合には、充電状態値が最も大きい蓄電部を、今回の前記電源システムの起動後に最初に使用する蓄電部に選択し、前記ばらつきが前記所定値以下となる場合には、前回の前記電源システムの起動後に最初に使用した蓄電部とは異なる蓄電部を、今回の前記電源システムの起動後に最初に使用する蓄電部に選択する、請求項9に記載の電源システムの制御方法。
  11. 前記蓄電部を選択するステップは、前回の前記電源システムの起動後であって、設定された前記制御モードの実行が終了したときに、今回の前記電源システムの起動後に最初に使用する蓄電部を択一的に選択する、請求項8から10のいずれか1項に記載の電源システムの制御方法。
  12. 前記電源システムは、
    前記負荷装置と前記電源システムとの間で電力を授受可能に構成された電力線と、
    前記蓄電機構と前記電力線との間に設けられ、前記蓄電機構と前記電力線との間で電圧変換動作を行なう電圧変換部とをさらに含み、
    前記制御方法は、
    設定された前記制御モードに従って、前記蓄電機構と前記負荷装置または前記外部電源との間で電力の授受が行なわれるように、前記電圧変換部における電圧変換動作を制御するステップをさらに備える、請求項11に記載の電源システムの制御方法。
  13. 前記蓄電機構は、前記複数の蓄電部のいずれか1つを選択して前記負荷装置に接続するための切替機構をさらに含み、
    前記制御方法は、前記蓄電部を選択するステップによって選択された前記蓄電部と前記負荷装置とを電気的に接続するように前記切替機構を制御するステップをさらに備える、請求項8から12のいずれか1項に記載の電源システムの制御方法。
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