JP2010027659A - 太陽電池モジュール及びその製造方法 - Google Patents

太陽電池モジュール及びその製造方法 Download PDF

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重徳 斎須
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Abstract

【課題】太陽電池セル及び太陽電池モジュールにおける抵抗損失の低減の為にインターコネクタの厚みを厚くしても、太陽電池セルに割れやクラック等の破損が発生するのを抑制して、製造歩留りの低下を抑制しつつ、抵抗損失が低減されてF.F.(フィルファクター)が向上され、かつシャドーロスの少ない太陽電池モジュールを製造することができる製造方法及びそのような太陽電池モジュールを提供することを目的とする。
【解決手段】少なくとも、バスバーとフィンガーからなる集電電極が表面に形成された、2個以上の太陽電池セルと、隣接する前記太陽電池セルと電気的に接続するため、前記バスバー電極と接続されるインターコネクタとを有する太陽電池モジュールであって、少なくとも、前記インターコネクタの前記太陽電池セルの端部との接合部分が、該接合部分以外の部分よりも薄く、幅広にされたものであることを特徴とする太陽電池モジュール。
【選択図】 図1

Description

本発明は太陽電池モジュール、及び太陽電池モジュールの製造方法に関し、より詳しくは、複数の太陽電池セルをインターコネクタによってモジュール化する際、太陽電池セルの表面に備えられた集電電極にインターコネクタを接続する太陽電池モジュール、及びその製造方法に関する。
太陽電池セルは、所定の電圧及び電流を得るため、複数の太陽電池セルをインターコネクタにより、直列または並列に接続して太陽電池モジュールとして構成されて使用される。
この場合の接続方法としては、太陽電池セルの受光面側のフィンガー電極からの電流を集めるために形成されたバスバー電極と呼ばれる太い電極と、隣接する太陽電池セルの裏面の全面に形成された電極とを、インターコネクタを用いてハンダ接続するのが一般的である(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
一般に、インターコネクタに厚さの薄いものを用いると、抵抗損失が増大し、F.F.(フィルファクター:光電変換効率)が低下する傾向がある。このように、薄いインターコネクタを用いた場合、抵抗損失を低く保つためにはインターコネクタの表面積を増大させて断面積を確保しなければならない。
しかしながら、幅広の薄いインターコネクタを用いて断面積を確保することにより抵抗損失を低く保つことはできるが、表面積が増大するためシャドウロスが増加してしまう。
従来の太陽電池モジュールの製造過程において、上記したように、太陽電池セルはインターコネクタを使用して、直列または並列にハンダ付けされ接続される。
その後、太陽電池セルは充填材で被覆され、表面側である受光面にはガラス板等の透明基板、裏面側には表面カバーを介して真空ラミネートされる。
この真空ラミネートの際、太陽電池セルは、タブリード線と充填材を介してガラス板等の透明基板によって押え付けられ、インターコネクタと太陽電池セルとの界面に応力が集中し、太陽電池セルが割れたり、クラック等の破損が発生してしまうという問題があった。
さらに、近年、コスト低減のために薄くスライスされたシリコンウェーハが、太陽電池モジュールの半導体基板として多く用いられているが、半導体基板が薄くなると太陽電池セルの破損が増大する傾向にあった。
特開平7−131049号公報 特開平8−330615号公報 特開平9−55531号公報
このような太陽電池セルの破損が発生する箇所は、特にインターコネクタを結合した部分の中でも、より応力集中に弱い太陽電池セルの端部分に多く発生していた。
太陽電池セルの破損を低減するために、薄いインターコネクタを用いることが考えられるが、上記した通り、インターコネクタを単純に薄くすると抵抗損失が増大し、F.F.が低下してしまう。
逆に、F.F.が向上された太陽電池モジュールとするために、インターコネクタを厚くすると、太陽電池セルが破損する確率が高まってしまう。
本発明は前述のような問題に鑑みてなされたもので、太陽電池セル及び太陽電池モジュールにおける抵抗損失の低減のためにインターコネクタの厚みを厚くしても、太陽電池セルに割れやクラック等の破損が発生するのを抑制して、製造歩留りの低下を抑制しつつ、抵抗損失が低減されてF.F.(フィルファクター)が向上され、かつシャドーロスの少ない太陽電池モジュールを製造することができる製造方法及びそのような太陽電池モジュールを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によれば、少なくとも、バスバーとフィンガーからなる集電電極が表面に形成された、2個以上の太陽電池セルと、隣接する前記太陽電池セルと電気的に接続するため、前記バスバー電極と接続されるインターコネクタとを有する太陽電池モジュールであって、少なくとも、前記インターコネクタの前記太陽電池セルの端部との接合部分が、該接合部分以外の部分よりも薄く、幅広にされたものであることを特徴とする太陽電池モジュールを提供する(請求項1)。
このように、少なくとも、前記インターコネクタの前記太陽電池セルの端部との接合部分が、該接合部分以外の部分よりも薄く、幅広にされたものであれば、真空ラミネート時の強化ガラスの押え付け等による応力集中を受けて太陽電池セルが破損してしまうのを抑制して、製造歩留りの低下を抑制することができる。
このため、インターコネクタの前記接合部分以外の部分を厚くすることができ、抵抗損失が低減されF.F.が向上された太陽電池モジュールとすることができる。
また、インターコネクタの前記接合部分のみを幅広にするため、シャドーロスも許容範囲内に抑えることができる。
このとき、前記インターコネクタの前記太陽電池セルの端部との接合部分の平面形状が、円形状であることが好ましい(請求項2)。
このように、前記インターコネクタの前記太陽電池セルの端部との接合部分の平面形状が円形状であれば、より効果的に応力集中を緩和して太陽電池セルの破損を抑制することができるし、簡単に薄く幅広形状とできるので、製造も容易である。
またこのとき、前記太陽電池セルの厚さは200μm以下であり、前記インターコネクタの厚さは0.2mm以上であることができる(請求項3)。
このように、前記太陽電池セルが、厚さが200μm以下というような薄いものであって、かつ、インターコネクタが、厚さが0.2mm以上のような厚いものであっても、本発明により、強化ガラスの押え付け等により太陽電池セルが破損してしまうのを抑制でき、抵抗損失を低減してF.F.を向上した太陽電池モジュールとすることができる。
また、本発明では、少なくとも、バスバーとフィンガーからなる集電電極が表面に形成された、2個以上の太陽電池セルと、隣接する前記太陽電池セルと電気的に接続するため、前記バスバー電極と接続されるインターコネクタとを有する太陽電池モジュールの製造方法において、少なくとも、前記インターコネクタの前記太陽電池セルの端部との接合部分を打ち延ばすことによって、該接合部分以外の部分よりも薄く幅広にして、前記太陽電池セルの端部と接合することを特徴とする太陽電池モジュールの製造方法を提供する(請求項4)。
このように、少なくとも、前記インターコネクタの前記太陽電池セルの端部との接合部分を打ち延ばすことによって、該接合部分以外の部分よりも薄く幅広にして、前記太陽電池セルの端部と接合すれば、真空ラミネート時の強化ガラスの押え付け等による応力集中を受けて太陽電池セルが破損してしまうのを抑制して、製造歩留りの低下を抑制することができる。
このため、インターコネクタの前記接合部分以外の部分を厚くすることができ、抵抗損失を低減してF.F.を向上した太陽電池モジュールを製造することができる。
また、太陽電池セルの端部との接合部分のみを幅広にするため、シャドーロスが許容範囲内に抑えられた太陽電池モジュールを製造することができる。
このとき、前記バスバー電極の前記インターコネクタとの接続端部を、予め該接続端部以外の部分よりも先細形状にして前記インターコネクタと接続することが好ましい(請求項5)。
このように、前記バスバー電極の前記インターコネクタとの接続端部を、予め該接続端部以外の部分よりも先細形状にして前記インターコネクタと接続すれば、インターコネクタとバスバー電極の端部をハンダ接続する際に、熱収縮によるバスバー電極の接続端部への応力集中を緩和して、太陽電池セルの破損や電極剥がれが発生するのを抑制することができる。
またこのとき、前記インターコネクタの前記太陽電池セルの端部との接合部分の平面形状を、円形状とすることができる(請求項6)。
このように、前記インターコネクタの前記太陽電池セルの端部との接合部分の平面形状を、円形状とすれば、より効果的に応力集中を緩和して太陽電池セルの破損を抑制することができるし、簡単に薄く幅広形状とできるので、製造も容易である。
またこのとき、前記太陽電池セルの厚さを200μm以下とし、前記インターコネクタの厚さを0.2mm以上とすることができる(請求項7)。
このように、前記太陽電池セルが、厚さが200μm以下というような薄いものであっても、かつ、インターコネクタが、厚さが0.2mm以上のような厚いものであっても、本発明により、強化ガラスの押え付け等により太陽電池セルが破損しまうのを抑制でき、抵抗損失を低減してF.F.を向上した太陽電池モジュールを製造することができる。
本発明では、太陽電池モジュールの製造において、インターコネクタの太陽電池セルの端部との接合部分を打ち延ばすことによって、該接合部分以外の部分よりも薄く幅広にして、太陽電池セルの端部と接合するので、インターコネクタと太陽電池セルとの界面の応力集中により太陽電池セルが破損してしまうのを抑制して、製造歩留りの低下を抑制することができる。
このため、インターコネクタの接合部分以外の部分を厚くすることができ、抵抗損失が低減されF.F.が向上された太陽電池モジュールとすることができる。
また、インターコネクタの接合部分のみを幅広にするため、シャドーロスも許容範囲内に抑えることができる。
以下、本発明について実施の形態を説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
従来の太陽電池モジュールの製造過程において、例えば真空ラミネート工程で強化ガラスの押え付け等により、インターコネクタと太陽電池セルの界面に応力が集中し、太陽電池セルにセル割れやクラック等の破損が発生してしまう場合があった。さらに、近年、コスト低減のために薄くスライスされたシリコンウェーハが、太陽電池の半導体基板として多く用いられているが、この場合半導体基板が薄くなることにより、太陽電池セルの破損が増大する傾向にあった。
このような太陽電池セルの破損を低減する方法としてインターコネクタを薄くする方法があるが、単純に薄くすると抵抗損失が増大し、F.F.が低下してしまう。また、幅広の薄いインターコネクタを用いることでインターコネクタの表面積を増大させて断面積を確保すれば、抵抗損失を低く保つことができるが、表面積が増大するためシャドウロスが増加してしまうという問題もあった。
そこで、本発明者はこのような問題を解決すべく鋭意検討を重ねた。その結果、太陽電池セルの破損が発生する箇所はインターコネクタを結合した部分の中でも、より応力集中に弱い太陽電池セルの端部分が多く、この端部分の応力集中を緩和させれば、破損を抑制できることに想到した。そして、インターコネクタの太陽電池セルの端部との接合部分だけを薄く幅広にすれば、シャドウロスを十分に抑制しつつ、太陽電池セルの端部の応力集中を緩和して破損を抑制でき、その接合部分以外は厚さの厚いインターコネクタとすることができるので、F.F.を向上できることに想到し、本発明を完成させた。
図1は、本発明の実施形態における太陽電池セルとインターコネクタが接続された状態の図であり、図1(A)は平面図、図1(B)はその断面図である。
図2は本発明の実施形態における太陽電池モジュールの断面図である。
図3は表面に集電電極として、バスバーとフィンガーが形成された太陽電池セルの図である。
図4は本発明の実施形態における太陽電池モジュール製品の一例を示す図である。
本発明の実施形態において、太陽電池モジュールは、図2に示すように、例えば配列された複数の太陽電池セル2、2’を、インターコネクタ3を用いて直列接続して構成される。図1(B)に示すように、太陽電池セル2は、半導体基板4と、その表裏に形成される表面の集電電極9及び裏面の集電電極10とで構成される。
また、半導体基板4は、特に限定されることはないが、例えば一辺が155mm程度の擬似四角形で、厚みが0.2〜0.3mm程度の単結晶シリコンや多結晶シリコン等のP型シリコン基板4で形成される。このP型シリコン基板4の表層にはP/N接合が形成されている。近年は、原材料コストの低減を目的として、厚みを0.2mm(200μm)以下とするものもある。
また、図2に示すような、本発明の実施形態の太陽電池モジュール1に用いられるインターコネクタ3は、平角状の銅箔やインバール等で形成することができる。また、図1(A)(B)に示すように、本発明では、インターコネクタ3の太陽電池セル2の端部との接合部分7がその接合部分7以外の部分よりも薄く、幅広になっている。
このように、インターコネクタ3の太陽電池セル2の端部との接合部分7がその接合部分7以外の部分よりも薄く、幅広になっていれば、例えば後述するような真空ラミネートを行う時の強化ガラスの押え付け等によって発生する、インターコネクタ3と太陽電池セル2の界面の応力集中を受けて太陽電池セル2が割れたり、クラック等の破損が発生してしまうのを抑制することができ、製造歩留りの低下を抑制することができる。
このため、図1(B)に示すように、インターコネクタ3の接合部分7以外の部分は厚くすることができ、抵抗損失が低減されF.F.が向上された太陽電池モジュール1とすることができる。また、太陽電池セル2の端部との接合部分7のみを幅広にするため、シャドーロスも十分に抑制され、許容範囲内に抑えることができる。
このとき、インターコネクタ3の太陽電池セル2の端部との接合部分7の平面形状が、円形状であることが好ましい。
このように、インターコネクタ3の太陽電池セル2の端部との接合部分7の平面形状が、円形状であれば、より効果的にインターコネクタ3と太陽電池セル2との界面の応力集中を緩和して、太陽電池セル2の割れやクラック等の破損を抑制することができるし、簡単に薄く幅広形状とできるので、製造も容易である。
またこのとき、太陽電池セル2の厚さは200μm以下であり、インターコネクタ3の厚さは0.2mm以上であることができる。
このように、コスト低減のために、太陽電池セル2が、厚さが200μm以下というような薄いものを用い、また、インターコネクタ3を、厚さが0.2mm以上のような厚いものを用いても、本発明により、強化ガラスの押え付け等による太陽電池セルの破損が発生してしまうのを抑制できる。そして、厚いインターコネクタ3を用いているので、抵抗損失が低減されF.F.が向上された太陽電池モジュールとすることができる。
次に、本発明に係る太陽電池モジュールの製造方法について説明する。
まず、図1(B)に示すような、太陽電池セル2に用いる半導体基板4を用意する。半導体基板4は、例えば表層にP/N接合が形成されたシリコン基板を用いることができる。このような基板4は、例えば以下のようにして得ることができる。
まず、P型シリコン基板を用意し、この基板の表層にP/N接合を形成する。具体的には、N型の不純物を含む溶液をP型シリコン基板の表面に塗布するか、あるいは、このP型シリコン基板を気相中に置いて、800〜900℃程度でその表面からN型の不純物を熱拡散させることにより、P型シリコン基板の表層に不純物拡散層を形成することで行なわれる。
こうして形成されたN型拡散面を、太陽電池セル2の受光面である表面とし、不拡散面を裏面とする。すなわち、図1(B)に示すように、半導体基板4内にN型領域12とP型領域13が形成され、N型領域12とP型領域13との界面部分にP/N接合部が形成される。ここで、受光面である表面には、反射防止膜を形成しておくことが望ましい。尚、この半導体基板4は、シリコン以外に単結晶ガリウム砒素等で形成してもよい。
上記の半導体基板4には、図1(B)、図2に示すように、N型領域12の表面上に表面の集電電極9が形成され、P型領域13の表面上に裏面の集電電極10が形成される。
また、図3に示すように、表面の集電電極9を、フィンガー電極6と、インターコネクタ3を接続するバスバー電極5とで構成する。
これらの表面の集電電極9及び裏面の集電電極10は、具体的には、次のようにして形成される。すなわち、電極形成工程において、半導体基板4の受光面には線状に、裏面には全面に、金属またはそれに準じる物質を各集電電極としてパタ−ニングし、真空蒸着法やスクリ−ン印刷法を用いて各集電電極を形成する。表面の集電電極9は、上述したように、インターコネクタ3を接続するためのバスバー電極5と、これに交差するように分岐して形成されるフィンガー電極6とで構成される。
また、バスバー電極5は、半導体基板4の全面を横切るようにして二本平行に形成され、フィンガー電極6は、バスバー電極5と直角に交差するようにして複数本が半導体基板4の全長にわたって形成される。バスバー電極5の幅は、例えば2mm程度とすることができ、フィンガー電極6の幅は、例えば0.2mm程度とすることができる。
ここで、表面の集電電極9は、例えば、銀粉末、ガラスフリット、結合剤、及び、溶剤等から成るペーストをスクリーン印刷して700〜800℃程度の温度で焼き付け、全体をハンダ層で被覆することにより形成することができる。また、裏面の集電電極10は、インターコネクタ3を接続するための銀電極と、それを除くほぼ全面に形成された集電用のアルミニウム電極とで構成し、銀電極はハンダ層で被覆することができる。
太陽電池セル2とインターコネクタ3との接続は、図1(A)(B)に示すように、インターコネクタ3の太陽電池セル2の端部との接合部分7を、打ち延ばすことによって、該接合部分7以外の部分よりも薄く幅広にして、太陽電池セル2の端部と接合する。
また、インターコネクタ3とバスバー電極5の接続部分に予めフラックスを塗布し、インターコネクタ3のフラックスを塗布した面の反対側の面をハンデゴテでなぞることで、インターコネクタ3とバスバー電極5をハンダ18で接続する。
このようにして、インターコネクタ3を太陽電池セル2の端部と接合すれば、例えば後述するような真空ラミネートを行う際の強化ガラスの押え付け等によって発生する、インターコネクタ3と太陽電池セル2の界面の応力集中を受けて太陽電池セル2が割れたり、クラック等の破損が発生してしまうのを抑制することができ、製造歩留りの低下を抑制することができる。
このため、図1(B)に示すように、インターコネクタ3の接合部分7以外の部分を厚くすることができ、抵抗損失を低減してF.F.を向上した太陽電池モジュールを製造することができる。また、太陽電池セル2の端部との接合部分7のみを幅広にするため、シャドーロスを十分に抑制し、許容範囲内に抑えられた太陽電池モジュールを製造することができる。
このとき、図3に示すように、バスバー電極5のインターコネクタ3との接続端部8を、予め該接続端部8以外の部分よりも先細形状にしてインターコネクタ3と接続することが好ましい。
このように、バスバー電極5のインターコネクタ3との接続端部8を、予め該接続端部8以外の部分よりも先細形状にしてインターコネクタ3と接続すれば、インターコネクタ3とバスバー電極5をハンダ接続した後、インターコネクタ3が冷える際に収縮して反った場合でも、バスバー電極5の接続端部8への応力集中を緩和して、太陽電池セル2の破損や電極剥がれ等が発生するのを抑制することができる。
またこのとき、バスバー電極5のインターコネクタ3との接続端部8を、インターコネクタ3の太陽電池セルの端部との接合部分7と同じ位置とすることもできる。このようにすれば、インターコネクタ3とバスバー電極5の接続端部8をハンダ接続する際に、バスバー電極5の接続端部8の位置のインターコネクタ3が薄く幅広にされているため、上記のような熱収縮による応力集中を緩和して、太陽電池セル2の破損や電極剥がれ等が発生するのを抑制することができる。
またこのとき、インターコネクタ3の太陽電池セル2の端部との接合部分7の平面形状を、円形状とすることができる。
このように、インターコネクタ3の太陽電池セル2の端部との接合部分7の平面形状を、円形状とすれば、より効果的にインターコネクタ3と太陽電池セル2との界面の応力集中を緩和して、太陽電池セル2の破損を抑制することができるし、簡単に薄く幅広形状とできるので、製造も容易である。
またこのとき、太陽電池セル2の厚さを200μm以下とし、インターコネクタ3の厚さを0.2mm以上とすることができる。
このように、コスト低減のために、太陽電池セル2を、厚さが200μm以下というような薄いものを用い、インターコネクタ3を、厚さが0.2mm以上のような厚いものを用いても、本発明により、強化ガラスの押え付け等による太陽電池セル2の破損が発生してしまうのを抑制できる。そして、厚いインターコネクタ3を用いているので、抵抗損失を低減しF.F.を向上した太陽電池モジュールを製造することができる。
次に、図2に示すように、上記のようにして太陽電池セル2とインターコネクタ3を接続してできたものに、もう一つの太陽電池セル2’を接続する。すなわち、もう一つの太陽電池セル2’の裏面の集電電極10とインターコネクタ3を接続する。この際、インターコネクタ3と集電電極10の接続部分に予めフラックスを塗布し、インターコネクタ3のフラックスを塗布した面に対して反対側の面からをハンダゴテでなぞり、インターコネクタ3と裏面の集電電極10が、ハンダ18で接続される。
このように、太陽電池セル2を複数個配列してインターコネクタ3により電気的に直列接続することにより、図2に示すような太陽電池モジュール1が形成される。
ここで、太陽電池モジュール1における、互いに隣接する太陽電池セル2の相互の間隔は、例えば2〜3mm程度とすることができる。
一般に、太陽電池モジュールでは、太陽電池セルの表面や裏面を保護する必要があることから、太陽電池モジュール製品としては、図4に示すように、太陽電池モジュール11を、例えば、ガラス板等の透明基板(強化ガラス)15と裏面カバー16との間に挟んで真空ラミネートし製品化する。
この場合、透明基板15と裏面カバー16との間に、太陽電池セル2の受光面である表面を透明基板15に向けて挟み、透明な充填材14でインターコネクタ3を備えた複数の太陽電池セル2を封入するスーパーストレート方式が一般に用いられる。ここで透明な充填剤14としては、光透過率の低下の少ないPVB(ポリビニルブチロール)や耐湿性に優れたEVA(エチレンビニルアセタート)等を用いることができる。
こうして製造した本発明の太陽電池モジュール1、11は、製造歩留りの低下を防止できると共に、太陽電池セル2の端部との接合部分以外の厚さが厚いインターコネクタ3を使用して、太陽電池モジュール1、11の抵抗損失を低減し、F.F.を高めることができる。また、太陽電池セル2の端部との接合部分7とごく限られた部分のみを幅広にするため、シャドーロスも十分に抑制したものとすることができる。
以下、本発明の実施例及び比較例を示して本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(実施例1−1)
<太陽電池セルの作製>
厚さ300μm、比抵抗0.5Ω・cmの、ホウ素ドープ{100}p型アズカットシリコン基板8枚(厚い太陽電池セル用)と、厚さ200μm、比抵抗0.5Ω・cmの、ホウ素ドープ{100}p型アズカットシリコン基板8枚(薄い太陽電池セル用)を用意した。
濃水酸化カリウム水溶液によりダメージ層を除去した後、これらの試料を同時に水酸化カリウム/2−プロパノール混合溶液に浸漬した。水洗、乾燥後、アンモニア過水・フッ酸・塩酸過水・フッ酸洗浄し、水洗・乾燥した。
次に、シリコン基板16枚を非受光面どうしを重ね合わせ、石英ボートに搭載して、拡散炉に投入した。ヒーター温度を850℃まで昇温して、オキシ塩化リンを窒素1リットル/分にてバブリングさせた。
バブリング蒸発したオキシ塩化リンは、酸素ガス1リットル/分を伴ってシリコン表面にリンガラスとして堆積させた。
引き続き、窒素雰囲気中に30分間放置した後、拡散炉から取出した。拡散したこれら16枚のシリコン基板はHFでリンガラスを除去後、900℃の酸素雰囲気で熱処理し、酸化膜を堆積して酸化膜パッシベーション層を形成した。
次に、上記シリコン基板をプラズマCVD処理した。この際、原料ガスとしてモノシランガスとアンモニアガスを使用した。また、プラズマを発生させるための電源の周波数は、マイクロ波を用い、圧力は0.1〜10Torr(13.33〜1333Pa)、基板温度は400℃、処理時間は5分間とした。その後、非受光面にP層を形成した後、スクリーン印刷でAgもしくはAl/Agを印刷・焼成して裏面の集電電極を形成した。
最後に、受光面にスクリーン印刷によりAgをパターン印刷・焼成し表面の集電電極であるフィンガー電極と、バスバー電極を形成し、厚い太陽電池セル8枚と薄い太陽電池セル8枚を得た。
<太陽電池モジュールA1の作製:(特徴)厚い太陽電池セル、厚いインターコネクタ(厚さ=0.2mm、接合部分が幅広円形)>
次に、幅が2mmで厚さが0.2mmの厚いインターコネクタを用意した。
図1(A)(B)のように、インターコネクタ3の太陽電池セル2の端部との接合部分7をハンマーで打ち延ばし、薄く幅の広い円形に加工した。次に、厚い太陽電池セル8枚のうち2枚を準備した。
図2のように、インターコネクタ3と集電電極9の接続する部分にフラックスを予め塗布し、インターコネクタ3と太陽電池セル2の受光面バスバー電極をハンダで接続した。また、インターコネクタ3ともう一つの太陽電池セル2’の裏面の銀電極10の接続する部分に、予めフラックスを塗布して、ハンダで接続し、太陽電池モジュールを作製した。
そして、この太陽電池モジュールを、図4に示すようにモジュール外部への配線として、太陽電池セルの裏面の銀電極10ともう一つの太陽電池セルの受光面バスバー電極9にインターコネクタ17をそれぞれ予めフラックスを塗布して、ハンダで接続した。この場合も、太陽電池セルの端部との接合部分は、打ち延ばしたものとして接合した。
最後に、図4に示すように、強化ガラス15と裏面カバー16との間に、太陽電池セルの受光面である表面を強化ガラス15側に向けて挟み、透明な充填材14と裏面コートでインターコネクタ3を備えた太陽電池モジュールを封入し、太陽電池モジュール製品A1を得た。この太陽電池モジュール製作時に太陽電池セルの割れは全くなかった。
(比較例1−1)<太陽電池モジュールA2の作製:(特徴)厚い太陽電池セル、厚いインターコネクタ(厚さ=0.2mm)>
厚い太陽電池セル残り6枚のうち2枚を準備した。太陽電池モジュールの製品A1(実施例1)の作製と同様の製造方法で、ただし、厚いインターコネクタ(幅2mmで厚さ0.2mm)の太陽電池セルの端部との接合部分を打ち延ばし加工せずに、すなわち図5、6に示すような、該接合部全体が同じ幅でかつ同じ厚さのままの従来のインターコネクタ103を使用した。
該インターコネクタ103を、太陽電池セルの受光面バスバー電極109およびもう一つの太陽電池セルの裏面銀電極110とハンダ接続した。これにより太陽電池モジュールを作製した。
そして、太陽電池モジュールを、図7に示すようにモジュール外部への配線として、太陽電池セルの裏面の銀電極110ともう一つの太陽電池セルの受光面バスバー電極109にインターコネクタ117をそれぞれ予めフラックスを塗布して、ハンダで接続した。
最後に、図7に示すように、強化ガラス115と裏面カバー116との間に、太陽電池セルの受光面である表面を強化ガラス115側に向けて挟み、透明な充填材114と裏面コートでインターコネクタ103を備えた太陽電池モジュールを封入し、太陽電池モジュール製品A2を得た。この太陽電池モジュール製作時に太陽電池セルの1枚にクラックが発生した。
(実施例1−2)<太陽電池モジュールA3の作製:(特徴)厚い太陽電池セル、薄いインターコネクタ(厚さ=0.1mm、接合部分が幅広円形)>
厚い太陽電池セル残り4枚のうち2枚を準備した。太陽電池モジュールの製品A1(実施例1)の作製と同様の製造方法で、ただし、薄いインターコネクタ(幅2mmで厚さ0.1mm)を用い、図4に示すような、太陽電池モジュール製品A3の作製を行った。この太陽電池モジュール製作時に太陽電池セルの割れは全くなかった。
(比較例1−2)<太陽電池モジュールA4の作製:(特徴)厚い太陽電池セル、薄いインターコネクタ(厚さ=0.1mm)>
厚い太陽電池セルのうち残りの2枚を準備した。太陽電池モジュールの製品A1(実施例1)の作製と同様の製造方法で、ただし、薄いインターコネクタ(幅2mmで厚さ0.1mm)を準備し、かつ、該インターコネクタの太陽電池セルの端部との接合部分の打ち延ばし加工をせずに、すなわち図5、6に示すように、該接合部全体が同じ幅でかつ同じ厚さのままの従来のインターコネクタ103を用い、図7に示すような、太陽電池モジュール製品A4の作製を行った。この太陽電池モジュール製作時に太陽電池セルの1枚にクラックが発生した。
得られた太陽電池モジュール製品A1、A3(実施例1−1、1−2)とA2、A4(比較例1−1、1−2)をモジュールシュミュレータにて測定した結果を表1に示す。
Figure 2010027659
(実施例2−1)<太陽電池モジュールB1の作製:(特徴)薄い太陽電池セル、厚いインターコネクタ(厚さ=0.2mm、接合部分が幅広円形)>
薄い太陽電池セル8枚を準備して、それぞれ2枚を使用して太陽電池モジュール製品B1(実施例2−1)、B2(比較例2−1)、B3(実施例2−2)、B4(比較例2−2)を作製した。
太陽電池モジュール製品B1(実施例2−1)は、太陽電池モジュールの製品A1(実施例1−1)の作製と同様の製造方法で作製した。
そして、図1、2に示すような太陽電池モジュールを作製し、図4に示すような太陽電池モジュール製品B1を得た。この太陽電池モジュール製作時に太陽電池セルの割れは全くなかった。
(比較例2−1)<太陽電池モジュールB2の作製:(特徴)薄い太陽電池セル、厚いインターコネクタ(厚さ=0.2mm)>
太陽電池モジュール製品B2は、太陽電池モジュールの製品B1(実施例2−1)の作製と同様の製造方法で、ただし、厚いインターコネクタ(幅2mmで厚さ0.2mm)の太陽電池セルの端部との接合部分を打ち延ばし加工せずに、すなわち図5、6に示すように、該接合部全体が同じ幅でかつ同じ厚さのままの従来のインターコネクタ103を用い、図7に示すような、太陽電池モジュール製品B2の作製を行った。
しかし、強化ガラス115と裏面カバー116との間に、太陽電池セルの受光面である表面を強化ガラス115側に向けて挟んだところ、太陽電池セルの割れが発生した。よって、太陽電池モジュール製品B2は得られなかった。
(実施例2−2)<太陽電池モジュールB3の作製:(特徴)薄い太陽電池セル、薄いインターコネクタ(厚さ=0.1mm、接合部分が幅広円形)>
太陽電池モジュール製品B3は、太陽電池モジュールの製品B1(実施例2−1)の作製と同様の製造方法で、ただし、薄いインターコネクタ(幅2mmで厚さ0.1mm)を用い、図4に示すような太陽電池モジュール製品B3を得た。この太陽電池モジュール製作時に太陽電池セルの割れは全くなかった。
(比較例2−2)<太陽電池モジュールB4の作製:(特徴)薄い太陽電池セル、薄いインターコネクタ(厚さ=0.1mm)>
太陽電池モジュール製品B4は、太陽電池モジュールの製品B1(実施例2−1)の作製と同様の製造方法で、ただし、薄いインターコネクタ(幅2mmで厚さ0.1mm)を準備し、かつ、太陽電池セルの端部との接合部分の打ち延ばし加工をせずに、すなわち図5、6に示すように、該接合部全体が同じ幅でかつ同じ厚さのままの従来のインターコネクタ103を用い、図7に示すような太陽電池モジュール製品B4の作製を行った。この太陽電池モジュール製作時に太陽電池セルの1枚にクラックが発生した。
得られた太陽電池モジュール製品B1、B3(実施例2−1、2−2)とB2、B4(比較例2−1、2−2)をモジュールシュミュレータにて測定した結果を表2に示す。
Figure 2010027659
表1、2に示すように、薄いインターコネクタを使用したA3、A4、B3、B4のモジュール効率、及びモジュールF.F.は、厚いインターコネクタを使用したA1、A2、B1のものと比較すると低下していることが分かる。
また、太陽電池セルの端部との接合部分が薄く幅広にされたインターコネクタを使用した、本発明の太陽電池モジュール製品A1、A3、B1、B3は太陽電池モジュール作製時に太陽電池セルの割れやクラック等の破損は全くなかった。
一方、従来の形状のインターコネクタを使用した太陽電池モジュール製品の作製において、厚いインターコネクタを使用したA2、B2については、厚い太陽電池セルを用いた場合(A2)には、セル割れは発生しなかったが、クラックが発生することがあり、薄い太陽電池セルを用いた場合(B2)には、セル割れが発生して製品が得られなかった。
また、薄いインターコネクタを使用したA4、B4については、クラックが発生することがあった。
このように、従来の形状のインターコネクタを使用した太陽電池モジュール製品の作製において、F.F.を向上するために厚いインターコネクタを使用すると、セル割れやクラック等の破損が発生することがあることが確認できた。
これに対し、本発明の太陽電池モジュール製品では、厚いインターコネクタを使用してもセル割れもクラックも発生していないことが分かる。
以上より、本発明の太陽電池セルの端部との接合部分を薄く幅広にされたインターコネクタであれば、インターコネクタと太陽電池セルの界面の応力集中を緩和し、接続する太陽電池セルが薄い場合であってもセル割れが発生しにくいため、厚いインターコネクタを使用することができることが確認できた。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
本発明の実施形態における太陽電池セルとインターコネクタが接続された状態の図であり、図1(A)は平面図、図1(B)はその断面図である。 本発明の実施形態における太陽電池モジュールの断面図である。 本発明の実施形態における表面に集電電極を形成された太陽電池セルの図である。 本発明の実施形態における太陽電池モジュール製品の断面図である。 従来(比較例)の太陽電池セルとインターコネクタが接続された状態の平面図である。 従来(比較例)の太陽電池モジュールの断面図である。 従来(比較例)の太陽電池モジュール製品の断面図である。
符号の説明
1、11…太陽電池モジュール、2、2’…太陽電池セル、
3、17…インターコネクタ、4…半導体基板、5…バスパー電極、
6…フィンガー電極、7…インターコネクタの接合部分、
8…バスパー電極の接続端部、9…表面の集電電極、10…裏面の集電電極、
12…N型領域、13…P型領域、14…充填材、
15…強化ガラス、16…裏面カバー、18…ハンダ。

Claims (7)

  1. 少なくとも、バスバーとフィンガーからなる集電電極が表面に形成された、2個以上の太陽電池セルと、隣接する前記太陽電池セルと電気的に接続するため、前記バスバー電極と接続されるインターコネクタとを有する太陽電池モジュールであって、少なくとも、前記インターコネクタの前記太陽電池セルの端部との接合部分が、該接合部分以外の部分よりも薄く、幅広にされたものであることを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 前記インターコネクタの前記太陽電池セルの端部との接合部分の平面形状が、円形状であることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール。
  3. 前記太陽電池セルの厚さは200μm以下であり、前記インターコネクタの厚さは0.2mm以上であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の太陽電池モジュール。
  4. 少なくとも、バスバーとフィンガーからなる集電電極が表面に形成された、2個以上の太陽電池セルと、隣接する前記太陽電池セルと電気的に接続するため、前記バスバー電極と接続されるインターコネクタとを有する太陽電池モジュールの製造方法において、少なくとも、前記インターコネクタの前記太陽電池セルの端部との接合部分を打ち延ばすことによって、該接合部分以外の部分よりも薄く幅広にして、前記太陽電池セルの端部と接合することを特徴とする太陽電池モジュールの製造方法。
  5. 前記バスバー電極の前記インターコネクタとの接続端部を、予め該接続端部以外の部分よりも先細形状にして前記インターコネクタと接続することを特徴とする請求項4に記載の太陽電池モジュールの製造方法。
  6. 前記インターコネクタの前記太陽電池セルの端部との接合部分の平面形状を、円形状とすることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の太陽電池モジュールの製造方法。
  7. 前記太陽電池セルの厚さを200μm以下とし、前記インターコネクタの厚さを0.2mm以上とすることを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれか1項に記載の太陽電池モジュールの製造方法。



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