JP2010026930A - 硬貨処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】全てのユーザの利用状況に対して、装置の小型化を実現し、且つ、入金処理の後処理の処理効率を向上させる。
【解決手段】硬貨処理装置10は、投入された硬貨を受け入れるための受入部11と、受入部11によって受け入れられた硬貨を識別するための識別部34と、識別部34によって識別された硬貨を収納するための複数のカセット50a,50b,50cを有する収納部50と、複数の収納パターンを記憶するための記憶部101と、収納パターンの選択指示を受け付けるための操作部102と、操作部102によって受け付けられた選択指示に基づいて記憶部101に記憶された複数の収納パターンの中から1つを選択し、その選択された収納パターンに基づいて収納部50に硬貨を収納する制御部16と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、硬貨処理装置に関し、特に、入金処理に利用される硬貨処理装置に関する。
従来の入金処理に利用される硬貨処理装置では、入金された硬貨が金種別に複数の収納部の1つに収納される。このような硬貨処理装置として、たとえば特許文献1に開示されている硬貨処理装置がある。
この硬貨処理装置は、金種別硬貨一時保留部および金種別硬貨収納繰出部などを備えている。この硬貨処理装置は、金種別硬貨一時保留部に硬貨を一時保留し、入金確定の指示が受け付けられた後に、この一時保留された硬貨を金種別硬貨収納繰出部に収納するようになっている。
しかしながら、このような硬貨処理装置では、金種別に硬貨を収納するので、市場で流通している金種の全てに対応する数の収納部が必要である。したがって、収納部の容量が大きい場合には装置が大型化し、収納部の容量が小さい場合には装置の処理効率が低下するという問題がある。
これに対して、市場で流通している金種の数より少ない収納部に金種混合状態で硬貨を収納する硬貨処理装置が知られている。このような硬貨処理装置は、特許文献1に開示されているような硬貨処理装置に比べて、小型であり、且つ、処理効率が高い。
しかしながら、このような硬貨処理装置では、金種混合状態で硬貨を収納するので、入金処理の後処理(たとえば、包装処理)において、金種混合状態で収納された硬貨を金種別に選別する必要がある。この選別は、操作者によって行われる。したがって、入金処理が効率的に行われる代わりに、入金処理の後処理の処理効率が低下するという問題がある。
特開2007−4640号公報
すなわち、従来の硬貨処理装置では、装置の小型化を実現し、且つ、入金処理の後処理の処理効率を向上させることはできないという問題がある。特に、硬貨の流通量は、金種によって大きな差があり、この差は、硬貨処理装置のユーザの利用状況によって異なる。したがって、従来の硬貨処理装置では、全てのユーザの利用状況に対して、これらの問題を解決することはできない。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、全てのユーザの利用状況に対して、装置の小型化を実現し、且つ、入金処理の後処理の処理効率を向上させるための貨幣処理装置を提供することを目的とする。
本発明の第1態様によれば、
投入された硬貨を受け入れるための受入部と、
前記受入部によって受け入れられた硬貨を識別するための識別部と、
前記識別部によって識別された硬貨を収納するための複数のカセットを有する収納部と、
複数の収納パターンを記憶するための記憶部と、
前記収納パターンの選択指示を受け付けるための操作部と、
前記操作部によって受け付けられた選択指示に基づいて前記記憶部に記憶された複数の収納パターンの中から1つを選択し、その選択された収納パターンに基づいて前記収納部に硬貨を収納する制御部と、を備えることを特徴とする硬貨処理装置が提供される。
前記収納部は、前記複数のカセットの配列方向と平行に引き出せるように構成され、
前記記憶部は、前記収納部の引き出し方向に対して手前に設けられたカセットから順に金種混合状態で硬貨を収納するための収納パターンを記憶することが好ましい。
前記複数のカセットのそれぞれに対応して設けられ、前記受入部によって受け入れられた硬貨を一時保留するための複数の一時保留部をさらに備え、
前記記憶部は、前記複数の一時保留部のうち、一時保留枚数が最大枚数に達した一時保留部に一時保留された硬貨を対応するカセットに収納するための収納パターンを記憶することが好ましい。
前記記憶部は、前記複数のカセットの1つに特定金種の硬貨を収納し、その他のカセットに非特定金種の硬貨を金種混合状態で収納するための収納パターンを記憶することが好ましい。
前記記憶部は、前記複数のカセットのそれぞれに、2金種混合状態で硬貨を収納するための収納パターンを記憶することが好ましい。
前記記憶部は、前記識別部の識別履歴をさらに記憶し、
前記制御部は、前記記憶部に記憶された識別履歴に基づいて前記収納パターンを作成することが好ましい。
前記操作部は、前記記憶部に記憶された収納パターンを編集するための編集指示を受け付けることが好ましい。
本発明によれば、全てのユーザの利用状況に対して、装置の小型化を実現し、且つ、入金処理の後処理の処理効率を向上させるための貨幣処理装置を提供することができる。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。なお、以下の実施例は、本発明の実施の一形態であって、本発明の範囲を限定するものではない。
はじめに、本発明の実施例1について説明する。本発明の実施例1は、硬貨を所定の収納パターンに基づいて一時保留し、入金確定指示が受け付けられた後に一時保留された硬貨を収納部に収納する例である。
はじめに、本発明の実施例1に係る硬貨処理装置の構成について図1乃至図5を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る硬貨処理装置の内部構成の概略を示す構成図であり、図2は、図1に示す硬貨処理装置における硬貨貯留繰出部の構成の詳細を示す斜視図であり、図3Aは、図2に示す硬貨貯留繰出部の側面図であって、ホッパ部材が閉じておりこのホッパ部材と回転円板の表面との間に硬貨貯留空間が形成されたときの状態を示す図であり、図3Bは、図2に示す硬貨貯留繰出部の側面図であって、ホッパ部材が開いたときの状態を示す図であり、図4Aは、図1に示す硬貨処理装置における供給部の構成の詳細を示す構成図であって、物体吸着部が前進位置にあるときの状態を示す図であり、図4Bは、図1に示す硬貨処理装置における供給部の構成の詳細を示す構成図であって、物体吸着部が後退位置にあるときの状態を示す図である。
図1に示すように、硬貨処理装置10は、略直方体形状の筐体12と、この筐体12の外部から内部に硬貨を投入するための投入口14と、投入口14に投入された硬貨を後述する硬貨貯留繰出部70に供給するための供給部20と、供給部20から供給された硬貨を貯留するとともにこの貯留された硬貨の繰出を行う硬貨貯留繰出部70とを備えている。これらの投入口14、供給部20、および硬貨貯留繰出部70は、硬貨を硬貨処理装置10の内部に受け入れるための受入部を構成する。この硬貨貯留繰出部70には、当該硬貨貯留繰出部70から繰り出された硬貨を筐体12の内部で搬送する搬送部30が接続されており、この搬送部30には硬貨の金種や正損、真偽等の識別を行う識別部34が介設されている。また、搬送部30の下流側には選別部32が接続されており、この選別部32によって搬送部30から搬送された硬貨が、識別部34の識別結果に基づき金種別に、または混合状態で選別されるようになっている。
具体的には、選別部32における硬貨の搬送路31aには複数(具体的には例えば3つ)の開口部36a、36b、36cが設けられている。各開口部36a、36b、36cはそれぞれリジェクト硬貨シュート62やシュート32a、32bに連通しており、搬送路31aに沿って搬送される硬貨が各開口部36a、36b、36cに入ったときに、この硬貨はリジェクト硬貨シュート62やシュート32a、32bにそれぞれ送られるようになっている。さらに、搬送路31aの下流側端部において、各開口部36a、36b、36cの更に下流側には開口部36dが設けられている。この開口部36dはシュート32cに連通している。搬送路31aで搬送される硬貨が各開口部36a、36b、36cに入らなかったときには、この硬貨は搬送路31aの下流側端部まで搬送され、開口部36dに入るようになっている。開口部36dに入った硬貨はシュート32cに送られる。
前述のように、選別部32にはリジェクト硬貨シュート62が接続されており、識別部34により識別することができなかった硬貨や識別部34により正常な硬貨ではないと識別された硬貨はリジェクト硬貨として選別部32からリジェクト硬貨シュート62に送られるようになっている。また、リジェクト硬貨シュート62の下流側端部には筐体12の外部からアクセス可能なリジェクト部60が設けられており、リジェクト硬貨シュート62からリジェクト硬貨がリジェクト部60に送られるようになっている。このことにより、操作者はリジェクト部60からリジェクト硬貨を取り出すことが可能となる。また、硬貨貯留繰出部70の下方には排出シュート64が設けられており、硬貨貯留繰出部70から排出シュート64に送られた物体もリジェクト部60に送られるようになっている。また、図1に示すように、排出シュート64に隣接してショックセンサ66が設けられており、このショックセンサ66には、硬貨貯留繰出部70から排出シュート64に落下した物体が衝突するようになっている。ショックセンサ66は、当該ショックセンサ66に衝突した物体が変形した硬貨や硬貨以外の金属体、あるいは固形物等であるときには、物体がショックセンサ66に衝突したことを検知するようになっている。一方、ショックセンサ66は、当該ショックセンサ66に衝突した物体が紙くずや埃等であるときには、これらの紙くずや埃等がショックセンサ66に衝突したことを検知できない。ショックセンサ66による検知情報は後述する制御部16に送られるようになっている。
選別部32の下方には一時保留部40が設けられている。この一時保留部40は、金種別に、又は混合状態で硬貨を一時的に保留する複数(例えば3つ)の一時保留部分40a,40b,40cから構成されており、選別部32で選別された硬貨は、各一時保留部分40a,40b,40cにそれぞれ対応するシュート32a,32b,32cを介して、これらの一時保留部分40a,40b,40cに送られるようになっている。また、一時保留部40の下方には更に収納部50が設けられている。この収納部50は、金種別に、又は混合状態で硬貨を収納する複数(例えば3つ)のカセット50a,50b,50cから構成されており、各一時保留部分40a,40b,40cに一時的に保留された硬貨は、各カセット50a,50b,50cにそれぞれ対応するシュート42a,42b,42cを介して、これらのカセット50a,50b,50cに送られるようになっている。また、この収納部50は、カセット50a,50b,50cの配列方向と平行(図1のA方向)に引出可能に構成されている。すなわち、収納部50が引き出されるときには、カセット50a,50b,50cの順に引き出される。
図1に示すように、供給部20、硬貨貯留繰出部70、搬送部30、選別部32、識別部34、一時保留部40、収納部50等はそれぞれ筐体12の内部に収容されている。収納部50に収納された硬貨は、硬貨処理装置10の筐体12の蓋12aを開けることにより、現金の回収業務を委託された警備会社の警備員等の収集特定者や銀行内の行員が回収することができるようになっている。
図1に示すように、筐体12の表面には、例えばタッチパネルからなる表示部18が設けられている。この表示部18には、硬貨処理装置10における硬貨の処理状況や、収納部50の各カセット50a,50b,50cに収納された硬貨の量および/または在高を表示するようになっている。表示部18における表示内容は後述する制御部16により制御されるようになっている。
また、硬貨処理装置10には、当該硬貨処理装置10の各構成要素を制御する制御部16が設けられている。具体的には、制御部16は、供給部20、硬貨貯留繰出部70、選別部32、一時保留部40、表示部18等の制御を行うようになっている。また、制御部16には、識別部34から硬貨の識別結果に係る情報や、ショックセンサ66による検知情報が送られるようになっている。
以下、硬貨処理装置10の各構成要素の詳細について説明する。
図1に示すように、供給部20は投入口14の真下の位置に設けられており、操作者により投入口14に投入された硬貨を混合状態で複数受け入れるようになっている。この供給部20に受け入れられた硬貨は当該供給部20の真下の位置に設けられた硬貨貯留繰出部70に送られるようになっている。
供給部20の具体的な構成について図4Aおよび図4Bを用いて説明する。前述のようい、図4Aは、供給部20の構成の詳細を示す構成図であって、後述する永久磁石24が前進位置にあるときの状態を示す図であり、図4Bは、永久磁石24が後退位置にあるときの状態を示す図である。図4A等に示すように、供給部20には搬送コンベア21が設けられており、投入口14に投入された硬貨(図4Aにおいて参照符号Cで示している)や硬貨以外の異物は全て搬送コンベア21上に乗るようになっている。また、搬送コンベア21が図4Aの矢印方向に循環移動することにより、搬送コンベア21上の物体が硬貨貯留繰出部70に送られるようになっている。また、搬送コンベア21の端部(図4Aにおける右側端部)の上方には図4Aの矢印方向に回転する逆転ローラ22が設けられており、搬送コンベア21上にある物体は搬送コンベア21と逆転ローラ22との間の間隙を通過して硬貨貯留繰出部70に送られる。
また、搬送コンベア21の端部(図4Aにおける右側端部)の近傍には例えばプラスチック等の非金属体からなる案内部材23が設けられており、搬送コンベア21と逆転ローラ22との間の間隙を通過した物体は案内部材23により硬貨貯留繰出部70に案内されるようになっている。案内部材23に対して搬送コンベア21と反対側の領域には永久磁石24が設けられている。この永久磁石24は保持部材25により保持されており、図4Aにおいて左右方向に往復移動することができるようになっている。より具体的には、永久磁石24を保持する保持部材25にはカム26が設けられており、このカム26は、筐体12に形成された図4Aの左右方向に延びる長穴27内に配置されている。そして、カム26が筐体12に形成された長穴27に沿って図4Aの左右方向に移動することにより、永久磁石24も図4Aの左右方向に移動し、この永久磁石24は、図4Aに示すような案内部材23に近接する前進位置と、図4Bに示すような案内部材23から遠ざかる後退位置との間で往復移動するようになる。図4Aの左右方向における案内部材23の移動は制御部16により制御されるようになっており、このため永久磁石24の位置も制御部16により制御されるようになっている。
この永久磁石24は、搬送コンベア21から案内部材23に沿って硬貨貯留繰出部70に送られる物体が磁性を有する場合にこの物体(図4A、図4Bにおいて参照符号Dで示している)を選択的に磁力により吸着するような物体吸着部を構成している。ここで、「磁性を有する物体を磁力により選択的に吸着することができるよう構成された物体吸着部」とは、物体吸着部が、磁性を有する物体を吸着する状態と、磁性を有する物体を吸着しない状態とを切り換えることができることをいう。より具体的には、図4Aに示すように永久磁石24が案内部材23に近接するような前進位置にある場合には、この永久磁石24は案内部材23で案内される物体のうち硬貨以外の金属体を磁性により案内部材23を介して吸着する。一方、図4Bに示すように永久磁石24が案内部材23から遠ざかる後退位置に移動した場合には、この永久磁石24は案内部材23にある磁性を有する物体を吸着しなくなり、この物体は案内部材23から落下して硬貨貯留繰出部70に送られることとなる。
制御部16は、供給部20から硬貨貯留繰出部70に硬貨が供給される際に、永久磁石24を図4Aに示すような前進位置に予め移動させておくよう制御を行う。このことにより、投入口14に硬貨以外の磁性を有する物体、例えばクリップ等の金属体が投入され、この物体が供給部20に送られた場合であっても、この物体は永久磁石24に吸着されることにより硬貨貯留繰出部70に送られることはない。そして、制御部16は、硬貨貯留繰出部70による硬貨の繰出が終了した後、永久磁石24を図4Bに示すような後退位置に移動させることにより、この永久磁石24に吸着された物体を当該永久磁石24から解放して案内部材23から落下させることによって硬貨貯留繰出部70に供給するよう制御を行う。
図1乃至図3に示すように、硬貨貯留繰出部70は、鉛直方向に対して所定角度で傾斜している回転円板72と、回転円板72の表面72bとの間に硬貨を貯留する硬貨貯留空間73を形成するホッパ部材74とを備えている。図2等に示すように、回転円板72には回転軸72aが取り付けられており、この回転軸72aにより回転円板72は鉛直方向に対して所定角度で傾斜した状態で図2における矢印方向に回転するようになっている。また、回転円板72における硬貨貯留空間73側の表面72b(図3A、図3Bにおける右側の表面)には複数の突起部材78が設けられている。これらの突起部材78は、回転円板72の縁部近傍の位置においてこの縁部に沿って等間隔で設けられている。そして、図3A等に示すように、各突起部材78が回転円板72の表面72b上で硬貨(図3Aでは参照符号Cが付されている)を引っ掛けることにより回転円板72の下部領域にある硬貨を当該回転円板72の回転に沿ってこの回転円板72の上部領域に搬送するようになっている。
硬貨貯留繰出部70において、回転円板72の上部領域には、例えば搬送ベルトからなる硬貨搬送機構(図示せず)が設けられている。この硬貨搬送機構の搬送ベルトは、突起部材78により回転円板72の下部領域から上部領域に搬送された硬貨を硬貨貯留空間73の外方に搬送するようになっている。具体的には、上述のような硬貨搬送機構により、硬貨は硬貨貯留空間73から搬送部30に送られるようになっている。
図3Aおよび図3Bに示すように、ホッパ部材74は開閉自在となっている。図3Aは、図2に示す硬貨貯留繰出部70の側面図であって、ホッパ部材74が閉じておりこのホッパ部材74と回転円板72の表面との間に硬貨貯留空間73が形成されたときの状態を示す図であり、図3Bは、図2に示す硬貨貯留繰出部70の側面図であって、ホッパ部材74が開いたときの状態を示す図である。図3Aおよび図3Bに示すように、ホッパ部材74は軸74aを中心として回動するようになっている。また、軸74aには、当該軸74aを正逆両方向に回転させる駆動モータ74bが設けられており、駆動モータ74bが軸74aを回転させることにより、ホッパ部材74は図3Aに示すような閉止位置と図3Bに示すような開放位置との間で往復移動するようになっている。駆動モータ74bは制御部16により制御されるようになっている。これらのホッパ部材74、軸74aおよび駆動モータ74bにより、硬貨貯留繰出部70内に残留する物体をこの硬貨貯留繰出部70から排出させる排出部75が構成されている。そして、この排出部75は制御部16により制御されるようになっている。
ホッパ部材74が図3Aに示すような閉止位置にあるときにおいて、ホッパ部材74と回転円板72の表面との間に硬貨貯留空間73が形成され、複数の硬貨が混合状態でこの硬貨貯留空間73に貯留されることとなる。一方、ホッパ部材74が図3Aに示すような閉止位置から図3Bに示すような開放位置に移動したときには、硬貨貯留空間73内にある、硬貨を含む様々な物体が硬貨貯留空間73から落下し、排出シュート64に送られることとなる。硬貨貯留繰出部70から排出シュート64に送られた物体はリジェクト部60に送られるようになっている。
また、図3Aや図3Bに示すように、硬貨貯留繰出部70には、硬貨貯留空間73に物体が存在するときにこのことを検知するフォトセンサ79が設けられている。フォトセンサ79は発光部および受光部からなり、発光部から発せられた光を受光部で受けるようになっている。ここで、硬貨貯留空間73に物体が存在するときには、発光部から発せられた光はこの物体により遮られて受光部に到達しなくなる。このことにより、フォトセンサ79は硬貨貯留空間73に物体が存在することを検知する。
図1に示すように、ショックセンサ66は、排出シュート64に隣接するよう硬貨貯留繰出部70の下方の位置に設けられている。このショックセンサ66は、硬貨貯留繰出部70から排出シュート64に落下した物体が衝突したときに、衝撃の度合いをパルスの値として検知するようになっている。そして、このパルスの値が所定の閾値より大きい場合には、物体がショックセンサ66に衝突したという情報がショックセンサ66から制御部16に送られるようになっている。一方、検知されたパルスの値が所定の閾値以下であった場合には、ショックセンサ66から制御部16には何ら情報は送られない。ここで、所定の閾値は、ショックセンサ66に変形した硬貨や硬貨以外の金属体、あるいは固形物等が衝突したときにショックセンサ66に検知されるパルスの値よりも小さく、また、ショックセンサ66に紙くずや埃等が衝突したときにショックセンサ66に検知されるパルスの値よりも大きくなるよう設定されている。このことによりショックセンサ66は、当該ショックセンサ66に変形した硬貨や硬貨以外の金属体、あるいは固形物等が衝突したときのみにおいてショックセンサ66に物体が衝突したという情報を制御部16に送ることとなる。
次に、上述のような構成からなる硬貨処理装置10の動作について以下に説明する。以下に説明するような硬貨処理装置10の動作は、制御部16が硬貨処理装置10の各構成要素を制御することにより行われる。
操作者が硬貨処理装置10の投入口14に1または複数の硬貨を投入すると、この硬貨は供給部20に送られる。そして、供給部20から所定の枚数の硬貨または供給部20にある全ての硬貨が硬貨貯留繰出部70に送られ、この硬貨貯留繰出部70に送られた硬貨は硬貨貯留空間73で貯留される。この際に、供給部20において永久磁石24は図4Aに示すような前進位置となるよう制御部16により制御が行われる。このため、供給部20にある硬貨以外のクリップ等の金属体はこの永久磁石24に吸着されて硬貨貯留繰出部70には送られなくなる。
硬貨貯留繰出部70の回転円板72を図2の矢印方向に回転させると、硬貨貯留空間73で貯留され回転円板72の下部領域にある硬貨は回転円板72の表面72b上で各突起部材78により引っ掛けられる。各突起部材78により回転円板72の表面72b上で引っ掛けられた硬貨は回転円板72の下部領域から上部領域に搬送され、この硬貨は回転円板72の上部領域において硬貨搬送機構の搬送ベルト(図示せず)まで1枚ずつ図示しない案内部材により案内される。硬貨搬送機構の搬送ベルトに送られた硬貨はこの搬送ベルトにより硬貨貯留空間73の外方に1枚ずつ搬送される。より具体的には、硬貨搬送機構の搬送ベルトにより搬送される硬貨は搬送部30に受け渡され、この搬送部30において図1の右方向に1枚ずつ搬送される。
硬貨が搬送部30において搬送される際に、識別部34によりこの硬貨の金種等の識別が行われる。識別部34により識別された硬貨は選別部32に送られる。ここで、識別部34により識別することができなかった硬貨や識別部34により正常な硬貨ではないと識別された硬貨は、選別部32の開口部36aからリジェクト硬貨シュート62を介してリジェクト部60に送られる。そして、操作者はこのリジェクト部60に送られた硬貨を取り出すことができるようになる。一方、識別部34により正常な硬貨であると識別された硬貨は、制御部16により選別部32が制御されることによって、シュート32a、32b、32cを介して金種別に一時保留部40の一時保留部分40a、40b、40cにそれぞれ送られ、これらの一時保留部分40a、40b、40cで一時的に保留される。または、硬貨を開口部36bから順に混合状態で選別してシュート32aを介して一時保留部40aに一時的に保留し、所定枚数の硬貨が収納され一時保留部40aがフルになると、次の開口部36cへと選別先を切り換え、処理を行う。その後、一時保留部分40a、40b、40cで一時的に保留された硬貨はシュート42a、42b、42cを介して金種別に、又は混合状態で収納部50のカセット50a、50b、50cにそれぞれ送られ、これらのカセット50a、50b、50cに収納される。
硬貨貯留繰出部70における硬貨貯留空間73にある硬貨の繰出が終了した後、供給部20において永久磁石24が制御部16により制御されて図4Bに示すような後退位置に移動させられる。このことにより、永久磁石24に吸着されていた磁性を有する物体は案内部材23から落下して硬貨貯留繰出部70に送られる。
その後、フォトセンサ79により硬貨貯留繰出部70の硬貨貯留空間73に残留物があるか否かが検出される。本発明の実施例1においては、フォトセンサ79により硬貨貯留繰出部70の硬貨貯留空間73に残留物があることが検知されるか否かにかかわらず、駆動モータ74bは図3Bに示すようにホッパ部材74を開放して、硬貨貯留空間73に残留する物体をこの硬貨貯留空間73から自重により下方に落下させるようになっている。このことにより、硬貨貯留繰出部70の硬貨貯留空間73に残留物があるが、フォトセンサ79によりこの残留物を検知できなかった場合であっても、硬貨貯留繰出部70による硬貨の繰出の後に必ず硬貨貯留空間73に残留する物体をこの硬貨貯留空間73から下方に落下させるので、硬貨貯留繰出部70の硬貨貯留空間73に残留物が残ることを抑止することができる。
なお、本発明の実施例1に係る硬貨貯留繰出部70による硬貨処理方法は、上述のような方法に限定されることはない。代わりに、フォトセンサ79により硬貨貯留空間73に物体が残留していることが検知されたときにのみ、駆動モータ74bは図3Bに示すようにホッパ部材74を開放して、硬貨貯留空間73に残留する物体をこの硬貨貯留空間73から下方に落下させるようになっていてもよい。
硬貨貯留空間73から下方に落下した物体はショックセンサ66に衝突する。ここで、ショックセンサ66に衝突した物体が変形した硬貨や硬貨以外の金属体、あるいは固形物等であった場合には、ショックセンサ66に物体が衝突したという情報が制御部16に送られ、制御部16は、この情報を表示部18に表示させる。このことにより、リジェクト部60に変形した硬貨や硬貨以外の金属体、あるいは固形物が送られたということが操作者に対する報知が行われ、操作者はリジェクト部60からこの物体を取り出すこととなる。一方、ショックセンサ66に衝突した物体が紙くずや埃等であった場合には、ショックセンサ66に物体が衝突したという情報は制御部16に送られることはない。このため、操作者に対する報知も行われない。
このようにして、硬貨処理装置10における一連の硬貨処理動作が終了する。
図5は、本発明の実施例1に係る硬貨処理装置10の機能を示すブロック図である。
図5に示すように、本発明の実施例1に係る硬貨処理装置10は、上記の構成に加えて、記憶部101および操作部102をさらに備えている。
記憶部101は、制御プログラム101A、パターンデータ101B、識別履歴101C、一時保留データ101D、および在高データ101Eを記憶するようになっている。制御プログラム101Aは、制御部16のためのプログラムである。パターンデータ101Bは、収納部50の各カセット50a,50b,50cに対する複数の収納パターンを含むデータである。識別履歴101Cは、識別部34の識別結果の履歴を含むデータである。一時保留データ101Dは、一時保留部40の各一時保留部分40a,40b,40cの在高を含むデータである。在高データ101Eは、収納部50の各カセット50a,50b,50cの在高を含むデータである。
操作部102は、操作者の指示(選択指示、編集指示など)を受け付ける様々なキーを備えている。
制御部16は、受入部11、表示部18、識別部34、一時保留部40、および収納部50を含む上記の構成に加えて、記憶部101および操作部102に接続されている。制御部16は、記憶部101に記憶された制御プログラム101Aを起動することによって、投入口14、表示部18、識別部34、一時保留部40、および収納部50を含む上記の構成に加えて、記憶部101および操作部102を制御するようになっている。
次に、本発明の実施例1に係る硬貨処理装置10の処理内容について図6乃至図9を参照して説明する。
図6は、本発明の実施例1に係る入金処理の処理手順を示すフローチャートである。
図6に示すように、はじめに、選択工程(S601)が行われる。選択工程(S601)では、操作部102が、操作者から収納パターンの選択指示を受け付け、制御部16が、その選択指示に対応するパターンデータ101Bを記憶部101から読み出す。
次に、受入工程(S602)が行われる。受入工程(S602)では、受入部11が、投入口14に投入された硬貨を硬貨処理装置10の内部に受け入れる。
次に、識別工程(S603)が行われる。識別工程(S603)では、識別部34が、受入工程(S602)において受入部11によって受け入れられた硬貨を識別し、識別結果を制御部16に送る。このとき、制御部16は、この識別結果に基づいてこの硬貨を「正常硬貨」または「リジェクト硬貨」と判定する。また、制御部16は、「正常硬貨」と判定された硬貨の金種別の枚数または「リジェクト硬貨」と判定された硬貨のリジェクト要因を識別履歴101Cとして記憶部101に書き込む。
制御部16によって「正常硬貨」と判定された場合には(S604−YES)、選択工程(S601)において選択されたパターンデータ101Bに基づいて一時保留処理(S605)が行われる。一時保留処理(S605)については後述する。
また、制御部16によって「リジェクト硬貨」と判定された場合には(S604−NO)、リジェクト工程(S606)が行われる。リジェクト工程(S606)では、制御部16が、「リジェクト硬貨」と判定された硬貨をリジェクト部60に集積する。
S602乃至S606は、投入口14に投入された硬貨が0枚になるまで繰り返される(S607−NO)。
投入口14に投入された硬貨が0枚になった場合には(S607−YES)、入金確認画面表示工程(S608)が行われる。入金確認画面表示工程(S608)では、制御部16が、一時保留処理(S605)において各一時保留部分40a,40b,40cに一時保留された硬貨の枚数および入金処理内容を確定するための入金確定指示を促すメッセージを含む入金確認画面を表示部18に表示させる。
操作部102によって入金確定指示が受け付けられた場合には(S609−YES)、収納工程(S610)が行われる。収納工程(S610)では、制御部16が、各一時保留部分40a,40b,40cに一時保留された硬貨を対応する各カセット50a,50b,50cに収納する。このとき、制御部16は、各カセット50a,50b,50cの在高データ101Eを更新する。
本発明の実施例1に係る入金処理は、収納工程(S610)の後に終了する。
図7は、本発明の実施例1に係る一時保留処理の一態様の処理手順を示すフローチャートである。この一時保留処理は、選択工程(図6のS601)において、入金処理(図6)の後処理において、硬貨の回収効率を向上させるための収納パターンが選択されたときに行われる。
はじめに、収納部50の引き出し方向に対して手前(すなわち、収納部50が引き出されたときに最初に機外に露出する位置)に設けられたカセット50aの収納状態が判断される(S701)。カセット50aの収納状態がフルでない場合(すなわち、カセット50aの収納枚数が最大枚数でない場合)には(S701−NO)、一時保留部分40aの一時保留工程(S702)が行われる。一時保留部分40aの一時保留工程(S702)では、制御部16が、カセット50aに対応する一時保留部分40aに受入工程(図6のS602)において受け入れられた硬貨を一時保留する。このとき、制御部16は、一時保留部分40aの一時保留データ101Dを更新する。
また、カセット50aがフルである場合(すなわち、カセット50aの収納枚数が最大枚数である場合)には(S701−YES)、収納部50の引き出し方向に対してカセット50aの次(すなわち、収納部50が引き出されたときにカセット50aの次に機外に露出する位置)に設けられたカセット50bの収納状態が判断される(S703)。カセット50bの収納状態がフルでない場合には(S703−NO)、一時保留部分40bの一時保留工程(S704)が行われる。一時保留部分40bの一時保留工程(S704)では、制御部16が、カセット50bに対応する一時保留部分40bに受入工程(図6のS602)において受け入れられた硬貨を一時保留する。このとき、制御部16は、一時保留部分40bの一時保留データ101Dを更新する。
また、カセット50a,50bがフルである場合には(S703−YES)、収納部50の引き出し方向に対してカセット50bの次(すなわち、収納部50が引き出されたときにカセット50bの次に機外に露出する位置)に設けられたカセット50cの収納状態が判断される(S705)。カセット50cの収納状態がフルでない場合には(S705−NO)、一時保留部分40cの一時保留工程(S706)が行われる。一時保留部分40cの一時保留工程(S706)では、制御部16が、一時保留部分40cに受入工程(図6のS602)において受け入れられた硬貨を一時保留する。このとき、制御部16は、一時保留部分40cの一時保留データ101Dを更新する。
また、各カセット50a,50b,50cの何れの収納状態もフルである場合には(S705−YES)、入金エラー画面表示工程(S707)が行われる。入金エラー画面表示工程(S707)では、制御部16が、入金エラーであることを示すメッセージを含む入金エラー画面を表示部18に表示させる。
この一時保留処理では、各一時保留部分40a,40b,40cは、金種混合状態で硬貨を一時保留する。したがって、この一時保留処理に続く収納処理(図6のS610)では、各カセット50a,50b,50cは、金種混合状態で硬貨を収納する。
図8は、本発明の実施例1に係る一時保留処理の一態様の処理手順を示すフローチャートである。この一時保留処理は、選択工程(図6のS601)において、特定金種を分類するための収納パターンが選択されたときに行われる。
はじめに、識別工程(図6のS603)の識別結果に基づいて、特定金種か否かが判断される(S801)。たとえば、識別工程(図6のS603)において識別された金種が予め指定された金種である場合には「特定金種」と判断され、予め指定された金種でない場合には「非特定金種」と判断される。
特定金種である場合には(S801−YES)、収納部50の引き出し方向に対して手前に設けられ、特定金種を収納するために用いられるカセット50aの収納状態が判断される(S802)。カセット50aの収納状態がフルでない場合には(S802−NO)、一時保留部分40aの一時保留工程(S803)が行われる。一時保留部分40aの一時保留工程(S803)は、図7のS702と同様に行われる。
また、カセット50aの収納状態がフルである場合には(S802−YES)、後述の入金エラー画面表示工程(S808)に進む。
また、非特定金種である場合には(S801−NO)、収納部50の引き出し方向に対してカセット50aの次に設けられ、非特定金種を収納するために用いられるカセット50bの収納状態が判断される(S804)。カセット50bの収納状態がフルでない場合には(S804−NO)、一時保留部分40aの一時保留工程(S805)が行われる。一時保留部分40aの一時保留工程(S805)は、図7のS704と同様に行われる。
また、カセット50bがフルである場合には(S804−YES)、収納部50の引き出し方向に対してカセット50bの次に設けられ、非特定金種を収納するために用いられるカセット50cの収納状態が判断される(S806)。カセット50cの収納状態がフルでない場合には(S806−NO)、一時保留部分40cの一時保留工程(S807)が行われる。一時保留部分40cの一時保留工程(S807)は、図7のS706と同様に行われる。
また、カセット各50b,50cの何れの収納状態もフルである場合には(S806−YES)、入金エラー画面表示工程(S808)が行われる。入金エラー画面表示工程(S808)は、図7のS707と同様に行われる。
この一時保留処理では、一時保留部分40aは、特定金種の硬貨のみを一時保留し、一時保留部分40b,40cは、金種混合状態で硬貨を一時保留する。したがって、この一時保留処理に続く収納処理(図6のS610)では、カセット50aは、特定金種の硬貨のみを収納し、カセット50b,50cは、金種混合状態で硬貨を収納する。
なお、この一時保留処理では、一時保留部分40b,40cが特定金種を一時保留し、一時保留部分40aが非特定金種を一時保留しても良い。
図9は、本発明の実施例1に係る一時保留処理の一態様の処理手順を示すフローチャートである。この一時保留処理は、選択工程(図6のS601)において、入金処理(図6)の効率を向上させるための収納パターンが選択されたときに行われる。
はじめに、識別工程(図6のS603)において識別された金種が、流通量が最も多い金種Aまたは流通量が最も少ない金種Bである場合には(S901−YES)、一時保留部分40aの一時保留工程(S902)が行われる。この一時保留工程(S802)は、図7のS702と同様に行われる。
また、識別工程(図6のS603)において識別された金種が、流通量が金種Aの次に多い金種Cまたは流通量が金種Bの次に少ない金種Dである場合には(S903−YES)、一時保留部分40bの一時保留工程(S904)が行われる。この一時保留工程(S904)は、図7のS704と同様に行われる。
また、識別工程(図6のS603)において識別された金種が、流通量が金種Cの次に多い金種Eまたは流通量が金種Dの次に少ない金種Fである場合には(S905−YES)、一時保留部分40cの一時保留工程(S906)が行われる。この一時保留工程(S906)は、図7のS706と同様に行われる。
なお、この一時保留処理では、流通量に基づいて特定金種が指定される代わりにユーザの取扱量に基づいて特定金種が指定されても良い。
また、この一時保留処理では、各カセット50a,50b,50cの収納状態がフルである場合に、図7のS707と同様に入金エラー画面表示工程を行っても良い。
この一時保留処理では、各一時保留部分40a,40b,40cは、2金種混合状態で硬貨を一時保留する。したがって、この一時保留処理に続く収納処理(図6のS610)では、各カセット50a,50b,50cは、2金種混合状態で硬貨を一時保留する。
なお、本発明の実施例1では、カセット50a,50b,50cの収納状態は、カセット50a,50b,50cの空き容量(容量と在高との差)と、一時保留部分40a,40b,40cの在高と、の大小関係に基づいて判断される。たとえば、カセット50aの空き容量が一時保留部分40aの在高より大きい場合には、カセット50aの収納状態は「フルでない」と判断される。
また、本発明の実施例1では、選択工程(図6のS601)において、制御部16が、記憶部101に記憶された識別履歴101Cに基づいて最適な収納パターンを作成し、その収納パターンに基づいて一時保留処理(図6のS605)が行われても良い。
また、本発明の実施例1では、操作部102が、操作者から収納パターンを編集するための編集指示を受け付けても良い。
本発明の実施例1によれば、記憶部101に記憶されたパターンデータ101Bに基づいて、一時保留処理(図7乃至図9)が行われるので、全てのユーザの利用状況に対して、装置の小型化を実現し、且つ、入金処理の後処理の処理効率を向上させることができる。できる。
また、本発明の実施例1によれば、記憶部101が、図7に示すような一時保留処理に対応する収納パターンを含むパターンデータ101Bを記憶するので、現金の回収業務を委託された警備会社の警備員等の収集特定者が収納部50を引き出したときに、収集特定者に対して手前に設けられているカセット50aから順に硬貨が収納される。その結果、収集特定者が収納部50に収納された硬貨を回収する作業の効率を向上させることができる。
また、本発明の実施例1によれば、記憶部101が、図8に示すような一時保留処理に対応する収納パターンを含むパターンデータ101Bを記憶するので、特定金種のみがカセット50aに収納される。その結果、入金処理の後に所定の金種の包装処理を行うような場合に、特定金種を選別するための作業を省略することができる。
また、本発明の実施例1によれば、記憶部101が、図9に示すような一時保留処理に対応する収納パターンを含むパターンデータ101Bを記憶するので、全ての金種が2金種混合状態でカセット50a,50b,50cに収納される。その結果、各カセット50a,50b,50cに分散して全ての金種を収納することができ、ひいては、入金処理(図6)の効率を向上させることができる。
また、本発明の実施例1によれば、制御部16が、識別部34の識別履歴101Cに基づいて収納パターンを作成するので、ユーザの使用状況に基づいて最適な収納パターンを常に選択することができる。
また、本発明の実施例1によれば、操作部102が、ユーザから収納パターンを編集するための編集指示を受け付けるので、ユーザの使用状況に基づいて任意の収納パターンを選択することができる。
次に、本発明の実施例2について説明する。本発明の実施例2は、硬貨を一時保留し、一時保留部分の一時保留状態がフルになったときに一時保留された硬貨を収納部に収納する例である。なお、本発明の実施例1と同様の内容についての説明は省略する。
図10は、本発明の実施例2に係る入金処理の処理手順を示すフローチャートである。
図10に示すように、はじめに、選択工程(S1001)が行われる。選択工程(S1001)は、本発明の実施例1に係る選択工程(図6のS601)と同様に行われる。
次に、受入工程(S1002)が行われる。受入工程(S1002)は、本発明の実施例1に係る受入工程(図6のS602)と同様に行われる。
次に、識別工程(S1003)が行われる。識別工程(S1003)は、本発明の実施例1に係る識別工程(図6のS603)と同様に行われる。
制御部16によって「正常硬貨」と判定された場合には(S1004−YES)、選択工程(S1001)において選択されたパターンデータ101Bに基づいて一時保留処理(S1005)が行われる。一時保留処理(S1005)は、本発明の実施例1に係る一時保留処理(図7乃至図9)と同様に行われる。
また、制御部16によって「リジェクト硬貨」と判定された場合には(S1004−NO)、リジェクト工程(S1006)が行われる。リジェクト工程(S1006)は、本発明の実施例1に係るリジェクト工程(図6のS606)と同様に行われる。
S1002乃至S1006は、各一時保留部分40a,40b,40cの何れかの一時保留状態がフルになるまで繰り返される(S1007−NO)。
各一時保留部分40a,40b,40cの何れかの一時保留状態がフルになった場合には(S1007−YES)、その一時保留部分40a,40b,40cに対応するカセット50a,50b,50cの収納工程(S1008)が行われる。収納工程(S1008)は、本発明の実施例1に係る収納工程(図6のS610)と同様に行われる。
S1002乃至S1008は、収納工程(S1008)の後に一時保留部分40a,40b,40cの一時保留状態が0枚になるまで繰り返される(S1009−NO)。
本発明の実施例2に係る入金処理は、収納工程(S1008)の後に各一時保留部分40a,40b,40cの一時保留状態が0枚になった後に終了する(S1009−YES)。
本発明の実施例2によれば、各一時保留部分40a,40b,40cの何れかの一時保留状態がフルになるまで一時保留処理(S1005)を繰り返し、フルになった後に収納工程(S1008)を行うので、入金処理の効率を本発明の実施例1よりも向上させることができる。
本発明の一の実施の形態における硬貨処理機の内部構成の概略を示す構成図である。 図1に示す硬貨処理機における硬貨貯留繰出部の構成の詳細を示す斜視図である。 図2に示す硬貨貯留繰出部の側面図であって、ホッパ部材が閉じておりこのホッパ部材と回転円板の表面との間に硬貨貯留空間が形成されたときの状態を示す図である。 図3に示す硬貨貯留繰出部の側面図であって、ホッパ部材が開いたときの状態を示す図である。 図1に示す硬貨処理機における供給部の構成の詳細を示す構成図であって、物体吸着部が前進位置にあるときの状態を示す図である。 図1に示す硬貨処理機における供給部の構成の詳細を示す構成図であって、物体吸着部が後退位置にあるときの状態を示す図である。 本発明の実施例1に係る硬貨処理装置10の機能を示すブロック図である。 本発明の実施例1に係る入金処理の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例1に係る一時保留処理の一態様の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例1に係る一時保留処理の一態様の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例1に係る一時保留処理の一態様の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例2に係る入金処理の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10 硬貨処理装置
11 受入部
12 筐体
12a 蓋
14 投入口
16 制御部
18 表示部
20 供給部
21 搬送コンベア
22 逆転ローラ
23 案内部材
24 永久磁石
25 保持部材
26 カム
27 長穴
30 搬送部
32 選別部
32a,32b,32c シュート
34 識別部
40 一時保留部
40a,40b,40c 一時保留部分
42a,42b,42c シュート
50 収納部
50a,50b,50c カセット
60 リジェクト部
62 リジェクト硬貨シュート
64 排出シュート
66 ショックセンサ
70 硬貨貯留繰出部
72 回転円板
72a 回転軸
72b 表面
73 硬貨貯留空間
74 ホッパ部材
74a 軸
74b 駆動モータ
75 排出部
78 突起部材
79 フォトセンサ
101 記憶部
102 操作部

Claims (7)

  1. 投入された硬貨を受け入れるための受入部と、
    前記受入部によって受け入れられた硬貨を識別するための識別部と、
    前記識別部によって識別された硬貨を収納するための複数のカセットを有する収納部と、
    複数の収納パターンを記憶するための記憶部と、
    前記収納パターンの選択指示を受け付けるための操作部と、
    前記操作部によって受け付けられた選択指示に基づいて前記記憶部に記憶された複数の収納パターンの中から1つを選択し、その選択された収納パターンに基づいて前記収納部に硬貨を収納する制御部と、を備えることを特徴とする硬貨処理装置。
  2. 前記収納部は、前記複数のカセットの配列方向と平行に引き出せるように構成され、
    前記記憶部は、前記収納部の引き出し方向に対して手前に設けられたカセットから順に金種混合状態で硬貨を収納するための収納パターンを記憶する請求項1に記載の硬貨処理装置。
  3. 前記複数のカセットのそれぞれに対応して設けられ、前記受入部によって受け入れられた硬貨を一時保留するための複数の一時保留部をさらに備え、
    前記記憶部は、前記複数の一時保留部のうち、一時保留枚数が最大枚数に達した一時保留部に一時保留された硬貨を対応するカセットに収納するための収納パターンを記憶する請求項1または2に記載の硬貨処理装置。
  4. 前記記憶部は、前記複数のカセットの1つに特定金種の硬貨を収納し、その他のカセットに非特定金種の硬貨を金種混合状態で収納するための収納パターンを記憶する請求項1乃至3の何れか1項に記載の硬貨処理装置。
  5. 前記記憶部は、前記複数のカセットのそれぞれに、2金種混合状態で硬貨を収納するための収納パターンを記憶する請求項1乃至4の何れか1項に記載の硬貨処理装置。
  6. 前記記憶部は、前記識別部の識別履歴をさらに記憶し、
    前記制御部は、前記記憶部に記憶された識別履歴に基づいて前記収納パターンを作成する請求項1乃至5の何れか1項に記載の硬貨処理装置。
  7. 前記操作部は、前記記憶部に記憶された収納パターンを編集するための編集指示を受け付ける請求項1乃至6の何れか1項に記載の硬貨処理装置。
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