JP2005196723A - 現金処理装置及び現金処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のプロセスの中からあらかじめ選択されたプロセスに従って新貨幣及び旧貨幣の流通量を自動的に判断し、流通量に応じて新旧の貨幣に対応する金庫を自動的に設定することができるようにして、新貨幣が発行されて、既存の旧貨幣と置き換わる場合であっても、オペレータが新旧の貨幣に対応する金庫を設定する作業を行う必要がなく、オペレータの作業負担を軽減することができるようにする。
【解決手段】貨幣を入金及び出金する接客部と、入金及び出金される各貨幣の種別を認識する認識部と、認識された貨幣の種別毎に前記貨幣を収納する複数の金庫と、入金及び出金される新旧の貨幣の流通量に応じて、前記貨幣の種別に対応する金庫を設定する制御部とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、現金処理装置及び現金処理システムに関するものである。
従来、銀行、郵便局、信用金庫、消費者金融会社等の金融機関の支店、すなわち、営業店等には、顧客が自分で操作して、入金、出金、振り込み、残高照会等の金融取引を行うためのATM(Automatic Teller Machine:現金自動預払機)、CD(Cash Dispenser:現金自動支払機)等の自動取引装置が配設され、また、ハイカウンタ、ローカウンタ等の窓口には、テラー(Teller)等の金融機関の担当者が操作する窓口入出金機が配設されている。前記自動取引装置及び窓口入出金機、すなわち、現金処理装置は、紙幣又は硬貨を取り扱う貨幣入出金部を有し、入金等の金融取引においては顧客やテラーが入金した現金を受け取りカウントして保管し、出金等の金融取引においては、保管している現金の中から所定金額の現金を払い出すようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
そして、前記現金処理装置は、金融機関における各種金融取引をオンラインで実行するためのオンラインバンキングシステムにおける端末装置として機能し、オンラインバンキングネットワークを介して、勘定系の上位装置としてのホストコンピュータに接続され、該ホストコンピュータとの間で、データ、指令、応答等の各種信号の遣(や)り取りを行うことによって、すなわち、会話を行うことによって、金融取引を実行するようになっている。
この場合、前記現金処理装置は、キーボード、磁気カードリーダ、タッチパネル等の入力手段、CRT、液晶ディスプレイ、LED(Light Emitting Diode)ディスプレイ等の表示手段、紙幣及び硬貨の入金口及び出金口を備える貨幣入出金部、金種毎に貨幣を保管する複数の金庫等のスタッカ、取引結果を明細票に印刷して出力するプリンタ等の印刷手段、ホストコンピュータと通信するための通信手段、前記入力手段、表示手段、貨幣入出金部、スタッカ、印刷手段及び通信手段を制御するための制御装置を有する。そして、前記現金処理装置は、顧客やテラーが入力手段を操作して必要事項を入力すると、取引種別を決定し、取引に対応する入力ガイダンス画面を表示手段に表示し、ガイダンス画面に表示された各項目のデータが入力手段から入力されると、入力されたデータをホストコンピュータに送信し、貨幣を入金口にセットし、該貨幣を計数して金種毎にスタッカに収納したり、該スタッカから各金種毎に指定数の貨幣を取り出して出金口に放出したり、ホストコンピュータからのデータを受信したり、取引結果を明細票に印刷して出力したりするという一連の動作を行うようになっている。
なお、どの金種の貨幣をどのスタッカに収納するかは、テラー等の現金処理装置の保守等を行うオペレータがあらかじめ手動で設定するようになっている。また、営業店等においては、毎日の営業開始時及び営業終了時に、前記現金処理装置に保管される現金の補充及び回収を行うようになっている。
特開平4−337899号公報
しかしながら、前記従来の現金処理装置においては、新貨幣が発行されて、既存の旧貨幣と置き換わる場合、オペレータが新貨幣及び旧貨幣の市場における流通量を判断し、その判断に基づいて、前記現金処理装置が有するどのスタッカに新貨幣を収納し、どのスタッカに旧貨幣を収納するのかを手動で設定する必要がある。そのため、特に現金処理装置の数が多い場合、新旧の貨幣に対応するスタッカを設定する作業を行うために時間がかかってしまい、オペレータの大きな負担になっていた。
本発明は、前記従来の現金処理装置の問題点を解決して、複数のプロセスの中からあらかじめ選択されたプロセスに従って新貨幣及び旧貨幣の流通量を自動的に判断し、流通量に応じて新旧の貨幣に対応する金庫を自動的に設定することができるようにして、新貨幣が発行されて、既存の旧貨幣と置き換わる場合であっても、オペレータが新旧の貨幣に対応する金庫を設定する作業を行う必要がなく、オペレータの作業負担を軽減することができる現金処理装置及び現金処理システムを提供することを目的とする。
そのために、本発明の現金処理装置においては、貨幣を入金及び出金する接客部と、入金及び出金される各貨幣の種別を認識する認識部と、認識された貨幣の種別毎に前記貨幣を収納する複数の金庫と、入金及び出金される新旧の貨幣の流通量に応じて、前記貨幣の種別に対応する金庫を設定する制御部とを有する。
本発明の他の現金処理装置においては、さらに、前記制御部は、過去の所定期間における前記新旧の貨幣の流通量に応じて、前記貨幣の種別に対応する金庫を設定する。
本発明の更に他の現金処理装置においては、さらに、前記制御部は、複数のプロセスの中からあらかじめ選択されたプロセスに従って、前記貨幣の種別に対応する金庫を設定する。
本発明の現金処理システムにおいては、貨幣を入金及び出金する接客部、入金及び出金される各貨幣の種別を認識する認識部、並びに、認識された貨幣の種別毎に前記貨幣を収納する複数の金庫を備える現金処理装置と、前記認識部の認識結果に基づいて、入金及び出金される貨幣の流通量を種別毎にカウントして記憶するカウンタと、該カウンタに記憶された新旧の貨幣の流通量に応じて、前記貨幣の種別に対応する金庫を設定する前記現金処理装置を制御する制御装置とを有する。
本発明の他の現金処理システムにおいては、さらに、前記カウンタは過去の所定期間における貨幣の流通量を記憶する。
本発明の更に他の現金処理システムにおいては、さらに、前記カウンタは、各処理日に対応する記憶面を複数枚備え、処理日1日分の貨幣の流通量が各記憶面に記憶される。
本発明の更に他の現金処理システムにおいては、さらに、前記記憶面のそれぞれは前記貨幣の種別に対応する区画を備える。
本発明の更に他の現金処理システムにおいては、さらに、前記制御装置は、前記カウンタに記憶された過去の所定期間における前記新旧の貨幣の流通量に応じて、前記貨幣の種別に対応する金庫を設定する。
本発明の更に他の現金処理システムにおいては、さらに、前記制御装置は、複数のプロセスの中からあらかじめ選択されたプロセスに従って、前記貨幣の種別に対応する金庫を設定する。
本発明の更に他の現金処理システムにおいては、さらに、前記制御装置は、新貨幣の流通量が極(ごく)少ない段階では新貨幣を入金することも出金することもできないように、新貨幣の流通量が多くなってきた段階では新貨幣を入金することができても出金することができないように、新貨幣の流通量がさらに多くなってきた段階では旧貨幣を入金することができても出金することができないように、旧貨幣の流通量がほとんどなくなった段階では旧貨幣を入金することも出金することもできないように前記現金処理装置を制御する。
本発明の更に他の現金処理システムにおいては、さらに、前記制御装置は、新貨幣の流通量が極少ない段階では新貨幣及び旧貨幣を入金及び出金することができるように、新貨幣の流通量が多くなってきた段階では旧貨幣を入金することができても出金することができないように、旧貨幣の流通量がほとんどなくなった段階では旧貨幣を入金することも出金することもできないように前記現金処理装置を制御する。
本発明によれば、複数のプロセスの中からあらかじめ選択されたプロセスに従って新貨幣及び旧貨幣の流通量を自動的に判断し、流通量に応じて新旧の貨幣に対応する金庫を自動的に設定するので、新貨幣が発行されて、既存の旧貨幣と置き換わる場合であっても、オペレータが新旧の貨幣に対応する金庫を設定する作業を行う必要がなく、オペレータの作業負担を軽減することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図2は本発明の実施の形態における端末装置の構成を示すブロック図である。
図において、20は、銀行、郵便局、信用金庫、消費者金融会社等の金融機関の支店、すなわち、営業店等に配設される現金処理システムとしての端末装置であり、金融機関における各種金融取引をオンラインで実行するためのオンラインバンキングシステムにおける端末として機能し、オンラインバンキングネットワークを介して、勘定系の上位装置としてのホストコンピュータに接続され、該ホストコンピュータとの間で、データ、指令、応答等の各種信号の遣り取りを行うことによって、すなわち、会話を行うことによって、金融取引を実行するようになっている。ここで、前記端末装置20は、例えば、前記営業店に配設されたATM、CD等の自動取引装置や、ハイカウンタ、ローカウンタ等の営業店の窓口に配設された窓口入出金機である。
そして、前記端末装置20は、自動取引装置である場合、前記金融機関の顧客が自分で操作して入金、出金、通帳記帳、残高照会、振り込み、振り替え、送金、定期性預金設定等の金融取引をオンラインで行うようになっている。この場合、前記端末装置20は、コンビニエンスストア、スーパーマーケット等の商店、地下街、駅構内、駐車場等のいかなる場所に配設されたものであってもよい。なお、前記端末装置20は、他の機能、例えば、チケット予約機能、商品購入申し込み機能、クレジットカードの与信確認機能、施設情報案内機能等を有するキオスク端末のような多機能端末であってもよい。
また、前記端末装置20は、窓口入出金機である場合、テラー等の金融機関の担当者である専用のオペレータが操作して、現金の補充、収集、入金、出金、通帳記帳、残高照会、振り込み、振り替え、送金、定期性預金設定等の金融取引をオンラインで行うようになっている。この場合、前記端末装置20は、営業店の窓口に配設される。
なお、前記端末装置20は、現金を処理する装置であれば、自動取引装置や窓口入出金機以外の装置、例えば、現金出納機等であってもよく、いかなる装置であってもよいが、本実施の形態においては、説明の都合上、前記端末装置20が窓口入出金機である場合について説明する。
前記端末装置20は、図に示されるように、端末装置20全体の動作を制御する制御装置21、図示されないホストコンピュータと通信するための通信手段としての対ホストインターフェイス部22、オペレータが操作してデータ、指令等の必要事項を入力する入力部23、取引に対応する入力画面等を表示する表示部24、各種のデータを格納する記憶部25、明細票等に必要事項を印刷する印刷部26、及び、紙幣及び硬貨の入金及び出金を取り扱う現金処理装置としての貨幣入出金装置27を有する。
ここで、前記制御装置21は、マイクロプロセッサ、半導体メモリ、タイマ、I/O(入出力インターフェイス)ポート等を備える一種のコンピュータであり、前記半導体メモリ上に常駐するソフトウェアをマイクロプロセッサが解読して実行することによって、端末装置20全体の動作を制御する。また、前記入力部23は、キーボード、磁気カードリーダ、タッチパネル等から成り、前記制御装置21に接続され、オペレータが操作することによって入力された事項を制御装置21に送信する。さらに、前記表示部24は、CRT、液晶ディスプレイ、LEDディスプレイ等から成り、前記制御装置21に接続され、該制御装置21から受信した表示制御信号に従って、入力画面等の各種画面を表示する。さらに、前記記憶部25は、磁気ディスク等の比較的大容量の記憶媒体を備え、前記制御装置21に接続され、該制御装置21のデータベースとして機能する。なお、前記記憶部25は、CD−R/W、MD、DVD−RAM、DVD−R/W、MO等の取り外し可能な外部記憶媒体を備えるものであってもよいし、前記制御装置21に内蔵されたものであってもよい。さらに、前記印刷部26は、インクジェット方式、電子写真方式、熱転写方式、ワイヤドット方式等の印刷方式を採用する印刷ヘッドを備え、預金通帳等の通帳や取引明細票等の明細票に取引金額等の事項を印刷する。
次に、前記貨幣入出金装置27の構成について詳細に説明する。なお、前記貨幣入出金装置27は、紙幣及び硬貨の両方の入金及び出金を取り扱うものであるが、本実施の形態においては、説明の都合上、硬貨の入金及び出金を取り扱うための構成については、説明を省略し、紙幣のみの入金及び出金を取り扱うための構成について説明する。
図1は本発明の実施の形態における金種毎流通カウンタの構成を示す図、図3は本発明の実施の形態における紙幣入出金装置の構成を示す図である。
前記貨幣入出金装置27は、図3に示されるように、紙幣の入金及び出金をするための接客部31、紙幣を反転する反転部32、紙幣の種別を認識する認識部としての紙幣認識部33、紙幣を種別毎に収納する金庫としての第1スタッカ34a、第2スタッカ34b及び第3スタッカ34c、補充/回収部37、補充/回収リジェクト部38、並びに、リジェクト部39を有する。なお、種別とは、紙幣の金種、及び、新紙幣と旧紙幣との別を意味する。また、前記貨幣入出金装置27は、図示されない制御部を有する。なお、前記貨幣入出金装置27が有するスタッカの数は、いくつであってもよく、例えば、1つであってもよいし、4つ以上であってもよいが、ここでは、前記第1スタッカ34a、第2スタッカ34b及び第3スタッカ34cによってすべてのスタッカを代表するものとする。なお、これ以降、前記第1スタッカ34a、第2スタッカ34b及び第3スタッカ34cを統合的に説明する場合には、スタッカ34として説明する。
また、前記制御部は、入金及び出金される新旧の紙幣の流通量に応じて、前記紙幣の種別に対応するスタッカ34を設定するようになっている。そして、前記制御部は、マイクロプロセッサ、半導体メモリ、タイマ、I/Oポート等を備える一種のコンピュータであり、前記半導体メモリ上に常駐するソフトウェアをマイクロプロセッサが解読して実行することによって、前記反転部32、紙幣認識部33、スタッカ34、補充/回収部37、補充/回収リジェクト部38、並びに、リジェクト部39と交信して、貨幣入出金装置27全体の動作を制御する。なお、前記制御部は、端末装置20の制御装置21と一体的に構成されていてもよい。すなわち、端末装置20の制御装置21が貨幣入出金装置27の制御部としても機能して、貨幣入出金装置27全体の動作を制御するように構成することもできる。ここでは、端末装置20の制御装置21が貨幣入出金装置27の制御部としても機能するものとして説明する。
本実施の形態において、前記貨幣入出金装置27は、千円券、二千円券、五千円券及び一万円券の各金種の紙幣を取り扱うことができるようになっている。さらに、既存の旧紙幣と置き換わる新紙幣が発行された場合には、新紙幣も取り扱うことができるようになっている。例えば、新千円券、新五千円券、及び、新一万円券の各金種の新紙幣も取り扱うことができる。そして、前記貨幣入出金装置27は、接客部31から入金された紙幣を紙幣認識部33によって認識し、各金種毎に割り当てられたスタッカ34に収納される。真正な紙幣以外の紙幣及び二重送りされた紙幣は除外される、すなわち、リジェクトされるようになっている。なお、リジェクトされた紙幣は、リジェクト部39に収納される。また、出金の場合には、各金種毎に割り当てられたスタッカ34から指定された金種の紙幣が指定された枚数だけ取り出され、接客部31から出金される。
そして、新紙幣が発行されて、既存の旧紙幣と置き換わる場合、前記貨幣入出金装置27は、あらかじめ設定されたプロセスに従って動作し、新紙幣及び旧紙幣の流通量の履歴を解析し、その流通量に応じてそれぞれの紙幣を収納するスタッカ34を自動的に設定するようになっている。なお、前記プロセスとしては複数のプロセスがあらかじめ設定され、それぞれのプロセスに対応するソフトウェアが、端末装置20の制御装置21又は貨幣入出金装置27の制御部の半導体メモリに格納される。そして、前記ソフトウェアを半導体メモリに格納する際に、又は、その後に、金融機関の担当者は、前記金融機関における端末装置20の利用形態を考慮して、前記複数のプロセスの中のいずれかのプロセスをあらかじめ選択するようになっている。これにより、前記貨幣入出金装置27は、選択されたプロセスに従って、新紙幣及び旧紙幣の流通量の履歴を解析し、その流通量に応じてそれぞれの紙幣を収納するスタッカ34を自動的に設定するようになっている。なお、プロセスの選択においては、金融機関におけるすべての貨幣入出金装置27について統一的に同一のプロセスを選択してもよいし、営業店毎に判断して別々のプロセスを選択してもよいし、個々の貨幣入出金装置27について別々のプロセスを選択してもよい。
なお、本実施の形態においては、説明の都合上、プロセスA及びプロセスBの2つのプロセスを選択することができるものとして説明する。そして、プロセスAが選択されると、新紙幣が発行されて、既存の旧紙幣と置き換わる場合、前記貨幣入出金装置27は、第一段階として、新紙幣の流通量が極少ない段階では、新紙幣をリジェクト券扱いとし、旧紙幣は入金及び出金をすることができるようにする。続いて、第二段階として、新紙幣の流通量が多くなってきた場合、新紙幣は、損券と同様であるとして、損券扱いとされ、出金することができないものとする。一方、旧紙幣は入金及び出金をすることができるようにする。続いて、第三段階として、新紙幣の流通量がさらに多くなってきた場合、新紙幣は入金及び出金をすることができるようにし、旧紙幣は、損券扱いとすることによって入金することができても、出金することができないようにする。さらに、第四段階として、旧紙幣の流通量がほとんどなくなった段階では、新紙幣は入金及び出金をすることができるようにし、旧紙幣は、入金することも出金することもできないようにする。すなわち、旧紙幣の入金はリジェクト券扱いとする。
また、プロセスBが選択されると、新紙幣が発行されて、既存の旧紙幣と置き換わる場合、前記貨幣入出金装置27は、第一段階として、新紙幣の流通量が極少ない段階では、新紙幣及び旧紙幣ともに入金及び出金をすることができるようにする。続いて、第二段階として、新紙幣の流通量が多くなってきた場合、旧紙幣は、入金することができても出金することができないようにする。この場合、旧紙幣は、損券と同様であるとして、損券扱いとされ、出金することができないものとする。第二段階では、旧紙幣の流通量はまだ多いので、従来から損券を収納するように指定されたスタッカ34、すなわち、既存の損券庫では、すぐに満杯になってしまうため、他のスタッカ34の1つを更なる損券庫に指定し、旧紙幣を収納する必要がある。
続いて、第三段階として、新紙幣の流通量がさらに多くなってきた場合、第二段階と同様に、旧紙幣は、損券扱いとすることによって入金することができても、出金することができないようにする。第三段階では、旧紙幣の流通量は少なくなっているので、既存の損券庫だけに旧紙幣を収納するようにする。さらに、第四段階として旧紙幣の流通量がほとんどなくなった段階では、旧紙幣は、入金することも出金することもできないようにする。すなわち、旧紙幣の入金はリジェクト券扱いとする。
ここで、前記貨幣入出金装置27の制御部における半導体メモリ等の記憶手段には、新紙幣及び旧紙幣の過去の所定期間としての過去10日分における流通量を種別毎にカウントして記憶するためのメモリ空間である金種毎流通量カウンタが格納されるようになっている。なお、前記記憶手段の記憶容量が小さい場合には、磁気ディスク等の比較的大容量の記憶媒体を備える端末装置20の記憶部25に前記金種毎流通量カウンタを格納することが望ましい。
そして、該金種毎流通量カウンタは、図1に示されるように構成されるメモリ空間を備える。この場合、金種毎流通量カウンタは、二次元のメモリ空間としての記憶面を複数枚備えている。ここで、該記憶面のそれぞれは、各処理日に対応し、処理日1日分の紙幣の流通量を記憶する。そして、記憶される過去10日分の流通量の1日分にそれぞれの記憶面が対応するように、前記金種毎流通量カウンタは、10枚の記憶面、すなわち、第1〜第10の記憶面を備えるものとする。図1において、11は10枚の記憶面の中のどの記憶面を使用しているのかを示す情報を格納する面記憶エリア、12−1は第1の記憶面における新一万円券が流通する枚数を格納する区画としての新一万券カウンタ、13−1は第1の記憶面における新五千円券が流通する枚数を格納する区画としての新五千券カウンタ、14−1は第1の記憶面における新千円券が流通する枚数を格納する区画としての新千券カウンタ、15−1は第1の記憶面における二千円券が流通する枚数を格納する区画としての二千券カウンタ、16−1は第1の記憶面における既存の旧一万円券が流通する枚数を格納する区画としての既存一万券カウンタ、17−1は第1の記憶面における既存の旧五千円券が流通する枚数を格納する区画としての既存五千券カウンタ、18−1は第1の記憶面における既存の旧千円券が流通する枚数を格納する区画としての既存千券カウンタ、19−1は第1の記憶面における予備として使用される区画としての予備カウンタである。
このように、第1の記憶面は、前記新一万券カウンタ12−1〜予備カウンタ19−1の8つのカウンタで構成される。また、第2の記憶面は、同様に、新一万券カウンタ12−2〜予備カウンタ19−2の8つのカウンタで構成され、第nの記憶面は、新一万券カウンタ12−n〜予備カウンタ19−nの8つのカウンタで構成される。すなわち、第1〜10の記憶面は、同じ構成を有する。なお、これ以降、第1〜10の記憶面における新一万券カウンタ12−1〜12−10を統合的に説明する場合には新一万券カウンタ12として説明し、第1〜10の記憶面における新五千券カウンタ13−1〜13−10を統合的に説明する場合には新五千券カウンタ13として説明し、第1〜10の記憶面における新千券カウンタ14−1〜14−10を統合的に説明する場合には新千券カウンタ14として説明し、第1〜10の記憶面における二千券カウンタ15−1〜15−10を統合的に説明する場合には二千券カウンタ15として説明し、第1〜10の記憶面における既存一万券カウンタ16−1〜16−10を統合的に説明する場合には既存一万券カウンタ16として説明し、第1〜10の記憶面における既存五千券カウンタ17−1〜17−10を統合的に説明する場合には既存五千券カウンタ17として説明し、第1〜10の記憶面における既存千券カウンタ18−1〜18−10を統合的に説明する場合には既存千券カウンタ18として説明し、第1〜10の記憶面における予備カウンタ19−1〜19−10を統合的に説明する場合には予備カウンタ19として説明する。
そして、前記貨幣入出金装置27において、紙幣の入金又は出金があると、それぞれの金種毎に新紙幣と旧紙幣とを区別して、入金又は出金された枚数、すなわち、取引量がカウントされ、前記金種毎流通量カウンタにおいて、取引当日に該当する記憶面の新一万券カウンタ12〜予備カウンタ19の中の対応するカウンタに格納される枚数が取引量分だけカウントアップされる。また、日付が変わる度に、10枚の記憶面の順番を変えることによって、それぞれの記憶面の新一万券カウンタ12〜予備カウンタ19を1日毎にサイクリックに使用することができる。
次に、前記構成の端末装置20の動作について説明する。
図4は本発明の実施の形態における端末装置の立ち上げ直後の動作を示す第1のフローチャート、図5は本発明の実施の形態における端末装置の立ち上げ直後の動作を示す第2のフローチャートである。
まず、新紙幣が発行される前は、デフォルト状態として、第1スタッカ34aを千円券を取り扱うスタッカとして、また、第2スタッカ34b及び第3スタッカ34cを一万円券を取り扱うスタッカとして初期設定する。なお、五千円券は入金することができても出金することができないように設定する。
そして、各金種の紙幣がセットされた図示されない装填(てん)カセットを同じく図示されない装填部にセットすると、前記第1スタッカ34a、第2スタッカ34b及び第3スタッカ34cにそれぞれ対応する紙幣が補充される。ここで、紙幣を貨幣入出金装置27に入金する場合、オペレータは、接客部31の図示されないホッパに紙幣をセットし、表示部24に表示されるガイダンスに従って入力部23を操作する。すると、貨幣入出金装置27は、紙幣取り込みを開始し、接客部31から取り込まれた紙幣は、紙幣認識部33を通って図示されない入金一時集積部に集積される。このとき、前記紙幣認識部33は、通過した紙幣の金種を1枚毎に認識する。そして、制御装置21は、前記紙幣認識部33から受信した情報、すなわち、入金された紙幣のそれぞれの金種を示す情報に基づいて、金種毎流通量カウンタをカウントアップさせる。この場合、該金種毎流通量カウンタにおいて、紙幣が入金された当日に該当する記憶面の新一万券カウンタ12〜予備カウンタ19の中の金種に対応するカウンタに格納される流通する紙幣の枚数が、入金された紙幣の枚数だけカウントアップされる。そして、オペレータが入力部23を操作すると、入金一時集積部に集積された紙幣は、対応するスタッカ34にそれぞれ収納される。このとき、流通量の少ない二千円券及び五千円券は、対応するスタッカ34が設定されていないので、リジェクト部39に搬送されて収納される。
また、紙幣を貨幣入出金装置27から出金する場合、オペレータは、入力部23を操作して、出金する金額を指定する。このとき、オペレータは、金種毎に出金される紙幣の枚数を指定することもできる。すると、オペレータの指定した金額に対応する枚数の紙幣が対応する金種を収納するスタッカ34から取り出される。すると、制御装置21は、紙幣認識部33から受信した情報に基づいて金種毎流通量カウンタをカウントアップさせる。この場合、該金種毎流通量カウンタにおいて、紙幣が出金された当日に該当する記憶面の新一万券カウンタ12〜予備カウンタ19の中の金種に対応するカウンタに格納される流通する紙幣の枚数が、出金された紙幣の枚数だけカウントアップされる。そして、スタッカ34から取り出された紙幣が接客部31に到達すると、表示部24に紙幣を取り出す旨の指示が表示されるので、オペレータは表示された指示に従って、接客部31から紙幣を取り出す。
そして、1日の取引が終了すると、記憶部25に格納された前記金種毎流通量カウンタにおける当日に該当する記憶面の新一万券カウンタ12〜予備カウンタ19に格納された数値が保存される。さらに、次の日の取引においては、前記金種毎流通量カウンタにおける次の日に該当する記憶面の新一万券カウンタ12〜予備カウンタ19が使用され、前記次の日の取引が終了すると、次の日に該当する記憶面の新一万券カウンタ12〜予備カウンタ19に格納された数値が保存される。このようにして、連日の取引による1日分の各金種の紙幣の流通枚数、すなわち、流通量が、それぞれの日に対応する記憶面の新一万券カウンタ12〜予備カウンタ19に格納されて保存される。なお、本実施の形態においては、記憶面が10枚であるので、過去10日分の紙幣の流通量が金種毎流通量カウンタに保存されるようになっている。
ここで、新紙幣が発行されて、既存の旧紙幣と置き換わる場合、貨幣入出金装置27の動作を制御するためのソフトウェアが前記プロセスに対応するソフトウェアに入れ替えられる。この際に、金融機関の担当者は、プロセスA又はプロセスBを選択して設定する。また、前記ソフトウェアが端末装置20の制御装置21又は貨幣入出金装置27の制御部の半導体メモリに格納された後に、前記貨幣入出金装置27の図示されないスイッチを操作して、プロセスA又はプロセスBを選択して設定することもできる。
本実施の形態において、制御装置21は、半導体メモリ上に常駐するソフトウェアを実行し、端末装置20が起動されると、すなわち、立ち上げられると、設定されたプロセスがプロセスAであるか、プロセスBであるかを判断する。そして、プロセスAである場合、前記制御装置21は、記録された取引の結果と収納されている紙幣の数とが正しく対応しているか否かの精査が行われた直後に端末装置20が立ち上げられたか否かを判断する。そして、精査の直後に立ち上げられた場合、前記ソフトウェアは、記憶部25に保存されている金種毎流通量カウンタの過去10日分における紙幣の流通量を参照し、スタッカ34のそれぞれに対して、収納する金種の割り当てを行う。この場合、前記ソフトウェアは、金種毎流通量カウンタの過去10日分における紙幣の流通量を解析し、新紙幣の流通量がほとんどゼロであるか否かを判断する。
ところで、新紙幣が発行されていない段階では、金種毎流通量カウンタの新紙幣部としての新一万券カウンタ12、新五千券カウンタ13及び新千券カウンタ14に格納された紙幣の流通量がほとんどゼロであるので、スタッカ34のそれぞれに対する金種の割り当ては初期設定のままとなる。なお、新紙幣が発行されて間もない時期においては、新紙幣の流通量が極少ないので、前記ソフトウェアは、第一段階であると判断し、新紙幣をリジェクト券扱いとし、旧紙幣は入金及び出金をすることができるようにする。
そして、新紙幣の流通量がほとんどゼロと言えないほどに増加すると、精査の直後に立ち上げられた場合、前記ソフトウェアは、記憶部25に保存されている金種毎流通量カウンタの過去10日分における紙幣の流通量を参照し、新紙幣の流通量が既存の旧紙幣の流通量の半分程度であると判断する。すると、前記ソフトウェアは、第二段階になったと判断し、新紙幣を損券扱いとするように変更する。すなわち、新紙幣は、入金することができても、出金することができないものとする。一方、旧紙幣は入金及び出金をすることができるようにする。その後、紙幣が入金及び出金される毎に、各金種に対応する新一万券カウンタ12〜予備カウンタ19に格納された数値を更新し、精査後の立ち上げ時に、新一万券カウンタ12〜予備カウンタ19をチェックしていく。
続いて、新紙幣が行き渡って流通量がさらに多くなり、旧紙幣の流通量が減少すると、精査の直後に立ち上げられた場合、前記ソフトウェアは、記憶部25に保存されている金種毎流通量カウンタの過去10日分における紙幣の流通量を参照し、旧紙幣の流通量が新紙幣の流通量の半分程度であると判断する。すると、前記ソフトウェアは、第三段階になったと判断し、旧紙幣を損券扱いとすることによって、旧紙幣は入金することができても、出金することができないようにする。一方、新紙幣は入金及び出金をすることができるようにする。その後、紙幣が入金及び出金される毎に、各金種に対応する新一万券カウンタ12〜予備カウンタ19に格納された数値を更新し、精査後の立ち上げ時に、新一万券カウンタ12〜予備カウンタ19をチェックしていく。
そして、新紙幣の流通が行き渡り、旧紙幣の流通がほとんどなくなってきた場合、すなわち、精査後の立ち上げ時に金種毎流通量カウンタの過去10日分における紙幣の流通量を解析し、過去10日分の旧紙幣の流通量がゼロであると判断した場合、前記ソフトウェアは、旧紙幣を入金することも出金することもできないようにする、すなわち、旧紙幣の入金をリジェクト券扱いとするように自動的に変更し、端末装置20を立ち上げる。この場合、オペレータが旧紙幣を入金しようとして接客部31のホッパに旧紙幣をセットしても返却される。一方、新紙幣は入金及び出金をすることができる。
また、設定されたプロセスがプロセスBである場合、前記制御装置21は、精査が行われた直後に端末装置20が立ち上げられたか否かを判断する。そして、精査の直後に立ち上げられた場合、前記ソフトウェアは、記憶部25に保存されている金種毎流通量カウンタの過去10日分における紙幣の流通量を参照し、スタッカ34のそれぞれに対して、収納する金種の割り当てを行う。この場合、前記ソフトウェアは、金種毎流通量カウンタの過去10日分における紙幣の流通量を解析し、新紙幣の流通量が既存の旧紙幣の流通量と同等であるか否かを判断する。
ところで、新紙幣が発行されていない段階では、金種毎流通量カウンタの新紙幣部としての新一万券カウンタ12、新五千券カウンタ13及び新千券カウンタ14に格納された紙幣の流通量がゼロであるので、スタッカ34のそれぞれに対する金種の割り当ては初期設定のままとなる。なお、新紙幣が発行されて間もない時期においては、新紙幣の流通量が極少ないので、前記ソフトウェアは、第一段階であると判断し、新紙幣及び旧紙幣ともに入金及び出金をすることができるようにする。ただし、新紙幣の五千円券は、旧紙幣の五千券及び二千券と同様に、入金することができても出金することができないように設定される。
そして、新紙幣の流通量が既存の旧紙幣の流通量と同等である場合、前記ソフトウェアは、第二段階になったと判断し、旧紙幣を入金することができても出金することができないようにする。なお、第二段階では旧紙幣の流通量が多いため、第3スタッカ34cもリジェクト部39と同様に機能するように設定される。すなわち、前記ソフトウェアは、入金された旧紙幣はリジェクト部39だけでなく、第3スタッカ34cにも搬送されて収納されるように自動的に変更し、端末装置20を立ち上げる。その後、紙幣が入金及び出金される毎に、各金種に対応する新一万券カウンタ12〜予備カウンタ19に格納された数値を更新し、精査後の立ち上げ時に、新一万券カウンタ12〜予備カウンタ19をチェックしていく。
また、新紙幣の流通量が既存の旧紙幣の流通量と同等でない場合、前記ソフトウェアは、旧紙幣の流通量がリジェクト部39の収納可能量(ニヤフル枚数)より少ないか否かを判断する。ここで、新紙幣の流通が行き渡り、旧紙幣の流通が少なくなると、該旧紙幣の流通量がリジェクト部39の収納可能量より少なくなる。そこで、旧紙幣の流通量がリジェクト部39の収納可能量より少ない場合、前記ソフトウェアは、リジェクト部39と同様に機能するように設定された第3スタッカ34cを、新一万円券を収納するように自動的に変更し、端末装置20を立ち上げる。その後、紙幣が入金及び出金される毎に、各金種に対応する新一万券カウンタ12〜予備カウンタ19に格納された数値を更新し、精査後の立ち上げ時に、新一万券カウンタ12〜予備カウンタ19をチェックしていく。
そして、新紙幣の流通が行き渡り、旧紙幣の流通がほとんどなくなってきた場合、すなわち、精査後の立ち上げ時に金種毎流通量カウンタの過去10日分における紙幣の流通量を解析し、過去10日分の旧紙幣の流通量がゼロであると判断した場合、前記ソフトウェアは、旧紙幣を入金することも出金することもできないようにする、すなわち、旧紙幣の入金をリジェクト券扱いとするように自動的に変更し、端末装置20を立ち上げる。この場合、オペレータが旧紙幣を入金しようとして接客部31のホッパに旧紙幣をセットしても返却される。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS1 設定されたプロセスがプロセスAであるか、プロセスBであるかを判断する。プロセスAである場合はステップS2に進み、プロセスBである場合はステップS13に進む。
ステップS2 精査直後であるか否かを判断する。精査直後である場合はステップS3に進み、精査直後でない場合はステップS12に進む。
ステップS3 金種毎流通量カウンタの過去10日分における紙幣の流通量を解析する。
ステップS4 新紙幣の流通量がほとんどゼロであるか否かを判断する。新紙幣の流通量がほとんどゼロである場合はステップS5に進み、新紙幣の流通量がほとんどゼロでない場合はステップS6に進む。
ステップS5 新紙幣をリジェクト券扱いとする。
ステップS6 新紙幣の流通量が既存の旧紙幣の流通量の半分程度であるか否かを判断する。新紙幣の流通量が既存の旧紙幣の流通量の半分程度である場合はステップS7に進み、新紙幣の流通量が既存の旧紙幣の流通量の半分程度でない場合はステップS8に進む。
ステップS7 新紙幣を損券扱いとする。
ステップS8 旧紙幣の流通量が新紙幣の流通量の半分程度であるか否かを判断する。旧紙幣の流通量が新紙幣の流通量の半分程度である場合はステップS9に進み、旧紙幣の流通量が新紙幣の流通量の半分程度でない場合はステップS10に進む。
ステップS9 旧紙幣を損券扱いとする。
ステップS10 旧紙幣の流通量がゼロであるか否かを判断する。旧紙幣の流通量がゼロである場合はステップS11に進み、旧紙幣の流通量がゼロでない場合はステップS12に進む。
ステップS11 旧紙幣をリジェクト券扱いとする。
ステップS12 初期化処理を実行する。
ステップS13 精査直後であるか否かを判断する。精査直後である場合はステップS14に進み、精査直後でない場合はステップS21に進む。
ステップS14 金種毎流通量カウンタの過去10日分における紙幣の流通量を解析する。
ステップS15 新紙幣の流通量と既存の旧紙幣の流通量とが同等であるか否かを判断する。新紙幣の流通量と既存の旧紙幣の流通量とが同等である場合はステップS16に進み、新紙幣の流通量と既存の旧紙幣の流通量とが同等でない場合はステップS17に進む。
ステップS16 第3スタッカ34cもリジェクト部39に割り当てる。
ステップS17 既存の旧紙幣の流通量がリジェクト部39の収納可能量より少ないか否かを判断する。既存の旧紙幣の流通量がリジェクト部39の収納可能量より少ない場合はステップS18に進み、既存の旧紙幣の流通量がリジェクト部39の収納可能量より少なくない場合はステップS19に進む。
ステップS18 第3スタッカ34cを新一万券に割り当てる。
ステップS19 既存の旧紙幣の流通量がゼロであるか否かを判断する。既存の旧紙幣の流通量がゼロである場合はステップS20に進み、既存の旧紙幣の流通量がゼロでない場合はステップS21に進む。
ステップS20 既存の旧紙幣の入金を不可とする。
ステップS21 初期化処理を実行する。
このように、本実施の形態においては、端末装置20において、貨幣入出金装置27内部の紙幣がすべて空になる精査後の立ち上げ時に、制御装置21が実行するソフトウェアが新紙幣及び旧紙幣の流通量の履歴を解析し、その流通量に応じてそれぞれの紙幣を収納するスタッカ34を自動的に設定するようになっている。そのため、オペレータが新紙幣及び旧紙幣の流通量を判断したり、金種に対応するスタッカ34を設定したりする必要がなくなるので、オペレータの負担を軽減することができる。
また、本実施の形態においては、新紙幣が発行されて旧紙幣と置き換わる場合だけでなく、紙幣の各金種の流通量が変動する場合にも、各金種の流通量に応じて最適なスタッカ34を設定するために適用することもできる。
さらに、前記ソフトウェアは、複数のプロセスに対応したものが用意され、所望のソフトウェアを選択することによって、所望のプロセスを選択して設定することができる。そのため、金融機関における端末装置20の利用形態を考慮して、最適な動作を行わせることができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の実施の形態における金種毎流通カウンタの構成を示す図である。 本発明の実施の形態における端末装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態における紙幣入出金装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態における端末装置の立ち上げ直後の動作を示す第1のフローチャートである。 本発明の実施の形態における端末装置の立ち上げ直後の動作を示す第2のフローチャートである。
符号の説明
12、12−1、12−2 新一万券カウンタ
13、13−1、13−2 新五千券カウンタ
14、14−1、14−2 新千券カウンタ
15、15−1、15−2 二千券カウンタ
16、16−1、16−2 既存一万券カウンタ
17、17−1、17−2 既存五千券カウンタ
18、18−1、18−2 既存千券カウンタ
19、19−1、19−2 予備カウンタ
20 端末装置
21 制御装置
27 貨幣入出金装置
31 接客部
33 紙幣認識部
34 スタッカ
34a 第1スタッカ
34b 第2スタッカ
34c 第3スタッカ

Claims (11)

  1. (a)貨幣を入金及び出金する接客部と、
    (b)入金及び出金される各貨幣の種別を認識する認識部と、
    (c)認識された貨幣の種別毎に前記貨幣を収納する複数の金庫と、
    (d)入金及び出金される新旧の貨幣の流通量に応じて、前記貨幣の種別に対応する金庫を設定する制御部とを有することを特徴とする現金処理装置。
  2. 前記制御部は、過去の所定期間における前記新旧の貨幣の流通量に応じて、前記貨幣の種別に対応する金庫を設定する請求項1に記載の現金処理装置。
  3. 前記制御部は、複数のプロセスの中からあらかじめ選択されたプロセスに従って、前記貨幣の種別に対応する金庫を設定する請求項1又は2に記載の現金処理装置。
  4. (a)貨幣を入金及び出金する接客部、入金及び出金される各貨幣の種別を認識する認識部、並びに、認識された貨幣の種別毎に前記貨幣を収納する複数の金庫を備える現金処理装置と、
    (b)前記認識部の認識結果に基づいて、入金及び出金される貨幣の流通量を種別毎にカウントして記憶するカウンタと、
    (c)該カウンタに記憶された新旧の貨幣の流通量に応じて、前記貨幣の種別に対応する金庫を設定する前記現金処理装置を制御する制御装置とを有することを特徴とする現金処理システム。
  5. 前記カウンタは過去の所定期間における貨幣の流通量を記憶する請求項4に記載の現金処理システム。
  6. 前記カウンタは、各処理日に対応する記憶面を複数枚備え、処理日1日分の貨幣の流通量が各記憶面に記憶される請求項4又は5に記載の現金処理システム。
  7. 前記記憶面のそれぞれは前記貨幣の種別に対応する区画を備える請求項6に記載の現金処理システム。
  8. 前記制御装置は、前記カウンタに記憶された過去の所定期間における前記新旧の貨幣の流通量に応じて、前記貨幣の種別に対応する金庫を設定する請求項4〜7のいずれか1項に記載の現金処理システム。
  9. 前記制御装置は、複数のプロセスの中からあらかじめ選択されたプロセスに従って、前記貨幣の種別に対応する金庫を設定する請求項4〜8のいずれか1項に記載の現金処理システム。
  10. 前記制御装置は、新貨幣の流通量が極少ない段階では新貨幣を入金することも出金することもできないように、新貨幣の流通量が多くなってきた段階では新貨幣を入金することができても出金することができないように、新貨幣の流通量がさらに多くなってきた段階では旧貨幣を入金することができても出金することができないように、旧貨幣の流通量がほとんどなくなった段階では旧貨幣を入金することも出金することもできないように前記現金処理装置を制御する請求項4〜9のいずれか1項に記載の現金処理システム。
  11. 前記制御装置は、新貨幣の流通量が極少ない段階では新貨幣及び旧貨幣を入金及び出金することができるように、新貨幣の流通量が多くなってきた段階では旧貨幣を入金することができても出金することができないように、旧貨幣の流通量がほとんどなくなった段階では旧貨幣を入金することも出金することもできないように前記現金処理装置を制御する請求項4〜9のいずれか1項に記載の現金処理システム。
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