JPH05282528A - 自動取引装置 - Google Patents

自動取引装置

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JPH05282528A
JPH05282528A JP4077632A JP7763292A JPH05282528A JP H05282528 A JPH05282528 A JP H05282528A JP 4077632 A JP4077632 A JP 4077632A JP 7763292 A JP7763292 A JP 7763292A JP H05282528 A JPH05282528 A JP H05282528A
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JP
Japan
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withdrawal
depositing
port
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JP4077632A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Nakamura
宏 中村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、現金処理装置において、1台の機器
で、あたかも2台分の入出金処理がこなせるようにする
ことを最も主要な特徴とする。 【構成】たとえば、装置本体1に、カード挿入口6a,
6b、伝票発行口7a,7b、通帳挿入口8a,8b、
CRT表示装置9a,9b、および入出金口10a,1
0bからなる2組の接客操作部を用意する。そして、こ
れら2組の接客操作部による入金取り引きと出金取り引
きとを、1つの入出金機構100により同時/並行して
処理する構成となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば夜間金庫、
得意先係の持ち帰り、または店頭入金などを行う現金処
理装置などの自動取引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、銀行などの金融機関においては、
顧客の要求する現金を自動的に支払う現金自動支払機、
現金を自動的に預かり受ける現金自動預金機、さらには
これら両機能を備える現金自動予出金機などの自動取引
装置が導入され、利用者に対する迅速なサービスが展開
されている。
【0003】また、最近では、現金を受け入れ、その受
け入れた現金を他の銀行口座に振り込んだり、所定の金
額を自分の口座から他の銀行口座に引き落としたり、あ
るいは請求書などを受け入れて税金や公共料金などの払
い込みをも可能とするものが開発され、実用化されてい
る。
【0004】一方、夜間金庫、得意先係の持ち帰り、も
しくは店頭入金などを行う現金処理装置にあっては、入
金口と出金口とを有し、かつ操作表示部をそれぞれに設
け、各操作表示部の操作により入金処理または出金処理
を行うことが可能な装置がある。
【0005】しかしながら、上記した現金処理装置にお
いては、一方の操作部が操作されて取り引きが行われて
いる場合、他方の操作部からの取り引きを行うことがで
きなかった。
【0006】また、入金処理と出金処理の両方の取り引
きが可能な装置もあるが、一方の取り引き動作(入金処
理または出金処理)が終了するまでは、他方の取り引き
を行うことができなかったため、待ち時間が原因で起こ
る混雑化を完全に解消することは不可能であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
においては、夜間金庫の処理や得意先係の帰店事務な
ど、銀行業務時間内には入金の取り引きが重なる時間帯
が多く、このため、入金処理または出金処理を行えるよ
うにした現金処理装置でも、混雑化を完全に解消するこ
とはできないという欠点があった。そこで、この発明
は、入出金処理を並行して行うことができ、より効率的
な運用が可能となる自動取引装置を提供することを目的
としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明の自動取引装置にあっては、顧客からの
紙幣の入金または顧客への紙幣の出金が行われる第1お
よび第2の入出金口と、第1の入出金口から入金された
紙幣を収納する第1の入金手段と、第2の入出金口から
入金された紙幣を収納する第2の入金手段と、出金され
る紙幣を収納し、前記第1および第2の入出金口へ紙幣
を出金する出金手段とを具備し、前記第1の入出金口を
介しての紙幣の入金または出金と第2の入出金口を介し
ての紙幣の入金または出金とを並列して行う構成とされ
ている。
【0009】また、この発明の自動取引装置にあって
は、顧客からの紙幣の入金または顧客への紙幣の出金が
行われる第1および第2の入出金口と、第1の入出金口
から入金された紙幣を収納する第1の入金手段と、第2
の入出金口から入金された紙幣を収納する第2の入金手
段と、出金される紙幣を収納し、前記第1および第2の
入出金口へ紙幣を出金する出金手段と、前記第1の入金
手段または第2の入金手段に収納されている紙幣を前記
出金手段へ移送する移送手段とから構成されている。
【0010】
【作用】この発明は、上記した手段により、入金処理と
出金処理とにかかわらず、複数の取り引きを並行して行
えるようになるため、混雑化の原因となる待ち時間の削
減が可能となるものである。
【0011】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図1は、本発明にかかる現金処理装置
の構成を概略的に示すものである。装置本体1は、その
筐体2の前面に複数、たとえば2つ(第1,第2)の接
客操作部が形成されている。
【0012】すなわち、各接客操作部の垂直操作面3に
は、磁気記録された暗証番号や口座番号などの口座情報
または氏名および口座番号などのエンボス情報を有する
磁気カード(図示していない)を挿入するためのカード
挿入口6a,6b、図示していない取引明細票(レシー
ト)などを発行するための伝票発行口7a,7b、およ
び上記口座情報が記録されている通帳(図示していな
い)を挿入するための通帳挿入口8a,8bがそれぞれ
設けられている。
【0013】上記各接客操作部の斜め操作面4には、カ
ラーCRTの表示画面上に透明なタッチパネル(タッチ
センサ)が重ねて配設されているCRT表示装置9a,
9bがそれぞれ設けられている。
【0014】このCRT表示装置9a,9bは、操作の
手順やその他の情報を、イラスト、文字あるいは文言
(メッセージ)などを用いて画面に表示することにより
利用者を誘導するとともに、その表示画面上の暗証番
号、金額、口座番号、取り引き種目の選択、確認(承
認)あるいは取り消しなどに応じた表示部分を押圧する
ことによりタッチパネルがそれを検知し、図示していな
い主制御部に対応する信号を出力する、いわゆるキー入
力操作が行われるものである。したがって、上記CRT
表示装置9a,9bは、機械の操作やステップの状態が
変化されるごとに、内容と、その表示とを変化させてい
くようになっている。
【0015】上記各接客操作部の水平操作面5には、多
数枚の紙幣や硬貨を一括して投入あるいは受け取るため
の入金口と出金口とを兼用する入出金口10a,10b
がそれぞれ設けられている。
【0016】一方、筐体2の内部には、装置本体1の全
体の制御を司るマイクロコンピュータなどを主体に構成
される主制御部、カードユニットとしての磁気カードリ
ーダ部、係員用の内部モニタ、通帳ユニットとしての通
帳プリント部、伝票処理ユニット、上記CRT表示装置
9a,9bにより構成される接客ユニット、音声により
利用者の操作などを誘導する音声案内ユニット(いずれ
も図示していない)、および入出金機構100などが設
けられている。
【0017】また、主制御部には、RAM、ホストコン
ピュータ(センタ)との間のデータ伝送を制御する伝送
制御部、主記憶部としてのフロッピーディスク、装置本
体1を稼働せしめるのに必要な電力を供給するための電
源部、およびリモートモニタ(いずれも図示していな
い)などが接続されている。
【0018】磁気カードリーダ部は、前記カード挿入口
6a,6bから挿入される磁気カードを受け入れること
により、たとえばカード上の磁気ストライプ部から口座
情報を読み取ったり、カードの表面に刻印されているエ
ンボス情報の読み取りなどを行うものである。
【0019】また、この磁気カードリーダ部は、上記受
け入れたカードの磁気ストライプ部に、必要に応じて情
報の書き込み(磁気エンコード記録)を行うようになっ
ている。
【0020】内部モニタは、装置本体1の運用に携わる
係員に対して、装置本体1の状態などを通知するととも
に、係員による操作に関する指示の入力などが行われる
ものである。
【0021】通帳プリント部は、前記通帳挿入口8a,
8bから挿入される通帳を受け入れることにより、たと
えば通帳上の磁気ストライプ部に対する情報の読み取り
/書き込み、および記帳面への取り引き結果の印字など
を行うものである。
【0022】伝票処理ユニットは、内部に備えるジャー
ナル紙に取り引き記録などを印字することによって明細
票を作成したり、取り引きの履歴に関する検索の結果を
印字して前記伝票発行口7a,7bより発行するもので
ある。
【0023】フロッピーディスクは、装置本体1の運用
にかかる処理手順(動作プログラム)を格納するととも
に、取り引きに関する各種の情報、たとえば取扱店番
号、装置本体1の固有な機器番号などの他、装置本体1
の稼働状況の記録などを管理するものである。
【0024】RAMは、上記の入出金機構100におけ
る通貨の枚数などを記録するものであり、たとえば取り
込みまたは放出した通貨や帳票類の種類別枚数を取り引
きごとに管理するエリアと、各取り引きによって増減し
た通貨や帳票類の種類別残量または残高を管理するエリ
アとを有している。
【0025】なお、リモートモニタは、上記した主制御
部と接続されて、装置本体1の稼働状況などを、装置本
体1とは別の離れた場所より監視する係員に通達するた
めのものである。
【0026】しかして、主制御部が前記フロッピーディ
スクの動作プログラムなどにしたがって前記した各部を
制御することにより、装置本体1は所定の取り引き動作
を行うべく動作するようになっている。図2は、上記し
た入出金機構100の概略構成を示すものである。
【0027】入出金機構100は、前記入出金口10
a,10bに一括して投入された紙幣を受け入れて、そ
の真偽、金種、正破損の判別(鑑別)、真券についての
計数および表裏取り揃えなどを行い、投入された真紙幣
を収納するとともに、指定金額分の紙幣を放出すること
によって前記入出金口10a,10bより一括して払い
出すものである。
【0028】また、この入出金機構100には、前記入
出金口10a,10bに一括して投入された硬貨の真
偽、金種判別(鑑別)、真硬貨についての計数などを行
い、投入された真硬貨を金種別に区分して収納するとと
もに、指定金額またはつり銭額に相当する硬貨を放出す
ることによって前記入出金口10a,10bより一括し
て払い出す硬貨処理部(図示していない)が設けられて
いる。
【0029】すなわち、入出金手段としての入出金機構
100は、第1,第2の動作部としての上部ユニット
と、入出金動作を行う入出金部としての下部ユニットと
から構成されている。
【0030】上部ユニットには、前記入出金口10a,
10bにそれぞれ対応して開閉自在な扉11a,11b
が設けられているとともに、それぞれ紙幣取り込み取出
装置12a,12bが設けられている。
【0031】また、上部ユニットには、紙幣を搬送する
搬送路13a,13b,15a,15b,17a,17
b,28a,28b、紙幣の鑑別を行う鑑別部14a,
14b、および紙幣の表裏を取り揃えながら集積する一
時集積部16a,16bが、各入出金口10a,10b
にそれぞれ対応して設けられている。
【0032】なお、搬送路31は、投入された真紙幣の
うち、後述する金種別金庫への補充、つまり投入された
真紙幣をリサイクルして払い出すための、出金適合紙幣
を各金庫に導くものである。
【0033】一方、下部ユニットには、投入された真紙
幣を収納する収納庫18a,18b、上記したリサイク
ル方式の金種別金庫19,20,21、各金庫19,2
0,21に装填すべき紙幣を収納する装填庫22、五千
円券や破損券などの出金不適合紙幣を収納する入金庫2
3、リジェクト券などを収納するリジェクト庫24、お
よび紙幣を搬送する搬送路26,27a,27b,30
a,30bなどが設けられている。
【0034】上記の収納庫18a,18bは、先入れ先
出し方式を採用してなり、その内部にセパレータを有し
ているため、入金と出金とを同時に行うことが可能とな
っている。
【0035】上記した金種別金庫19,20,21のう
ち、たとえば金庫19,20は出金適合紙幣としての万
円券をそれぞれ収納するものであり、金庫21は出金適
合紙幣としての千円券を収納するものとなっている。次
に、上記した構成における動作について説明する。図3
は、入金処理にかかる入出金機構100内での紙幣の流
れを示すものである。
【0036】たとえば今、利用者が入出金口10aより
紙幣を入金する場合は、まず、CRT表示装置9aより
入金の取り引きが指示される。また、前記のカード挿入
口6aに磁気カードまたは前記通帳挿入口8aに通帳が
挿入される。
【0037】そして、扉11aが開けられた状態で入出
金口10aに紙幣がセットされた後、扉11aが閉めら
れることにより、セットされた紙幣は、紙幣取り込み取
出装置12aよって1枚ずつ取り込まれる。
【0038】取り込まれた紙幣は、搬送路13aを搬送
され、鑑別部14aでその真偽などが鑑別された後、真
紙幣のみがさらに搬送路15aを搬送されて一時集積部
16aに集積される。
【0039】こうして、一時集積部16aに表裏を取り
揃えられた状態で集積されたすべての紙幣は、入金が確
定した後に、順に搬送路17aを搬送されて下部ユニッ
トの収納庫18aに導かれ、そこに収納される。
【0040】これにより、入金された紙幣の金額などに
応じて、前記した伝票発行口7aより明細票が発行され
るとともに、前記のカード挿入口6aに挿入された磁気
カードまたは前記通帳挿入口8aに挿入された通帳が利
用者に返却されて、入出金口10aからの入金処理は終
了される。
【0041】一方、たとえば利用者が入出金口10bよ
り紙幣を入金する場合は、まず、CRT表示装置9bよ
り入金の取り引きが指示される。また、前記のカード挿
入口6bに磁気カードまたは前記通帳挿入口8bに通帳
が挿入される。
【0042】そして、扉11bが開けられた状態で入出
金口10bに紙幣がセットされた後、扉11bが閉めら
れることにより、セットされた紙幣は、紙幣取り込み取
出装置12bよって1枚ずつ取り込まれる。
【0043】取り込まれた紙幣は、搬送路13bを搬送
され、鑑別部14bでその真偽などが鑑別された後、真
紙幣のみがさらに搬送路15bを搬送されて一時集積部
16bに集積される。
【0044】こうして、一時集積部16bに表裏を取り
揃えられた状態で集積されたすべての紙幣は、入金が確
定した後に、順に搬送路17bを搬送されて下部ユニッ
トの収納庫18bに導かれ、そこに収納される。
【0045】これにより、入金された紙幣の金額などに
応じて、前記した伝票発行口7bより明細票が発行され
るとともに、前記のカード挿入口6bに挿入された磁気
カードまたは前記通帳挿入口8bに挿入された通帳が利
用者に返却されて、入出金口10bからの入金処理は終
了される。
【0046】このように、入出金口10aからの入金処
理が行われているか否かにかかわらず、入出金口10b
からの入金処理を行うことができ、2つの入出金口10
a,10bからの同時/並行処理が可能となるため、非
常に効率の良い運用が図れるものである。図4は、出金
処理にかかる入出金機構100内での紙幣の流れを示す
ものである。
【0047】たとえば今、利用者が入出金口10aを使
って出金処理を行う場合は、まず、CRT表示装置9a
より出金の取り引きが指示される。また、前記のカード
挿入口6aに磁気カードまたは前記通帳挿入口8aに通
帳が挿入される。
【0048】そして、CRT表示装置9aより出金の金
額が入力されることにより、対応する金種別金庫19,
20,21が動作され、指定の金額の紙幣が各金庫1
9,20,21より取り出される。
【0049】各金庫19,20,21より取り出された
紙幣は、搬送路26,27aを順に搬送されて上部ユニ
ットの鑑別部14aに導かれ、そこで再び鑑別された
後、さらに搬送路15a,28aを順に搬送されて紙幣
取り込み取出装置12aによって1枚ずつ取り出され
る。
【0050】こうして、紙幣取り込み取出装置12aに
取り出されたすべての紙幣は、出金が確定した後に、入
出金口10aの扉11aが開かれることによって利用者
に払い出される。
【0051】また、出金された紙幣の金額などに応じ
て、前記した伝票発行口7aより明細票が発行されると
ともに、前記のカード挿入口6aに挿入された磁気カー
ドまたは前記通帳挿入口8aに挿入された通帳が利用者
に返却されて、入出金口10aからの出金処理は終了さ
れる。
【0052】一方、たとえば利用者が入出金口10bを
使って出金処理を行う場合は、まず、CRT表示装置9
bより出金の取り引きが指示される。また、前記のカー
ド挿入口6bに磁気カードまたは前記通帳挿入口8bに
通帳が挿入される。
【0053】そして、CRT表示装置9bより出金の金
額が入力されることにより、対応する金種別金庫19,
20,21が動作され、指定の金額の紙幣が各金庫1
9,20,21より取り出される。
【0054】各金庫19,20,21より取り出された
紙幣は、搬送路26,27bを順に搬送されて上部ユニ
ットの鑑別部14bに導かれ、そこで再び鑑別された
後、さらに搬送路15b,28bを順に搬送されて紙幣
取り込み取出装置12bによって1枚ずつ取り出され
る。
【0055】こうして、紙幣取り込み取出装置12bに
取り出されたすべての紙幣は、出金が確定した後に、入
出金口10bの扉11bが開かれることによって利用者
に払い出される。
【0056】また、出金された紙幣の金額などに応じ
て、前記した伝票発行口7bより明細票が発行されると
ともに、前記のカード挿入口6bに挿入された磁気カー
ドまたは前記通帳挿入口8bに挿入された通帳が利用者
に返却されて、入出金口10bからの出金処理は終了さ
れる。
【0057】このように、入出金口10aからの出金処
理と入出金口10bからの出金処理とをそれぞれに行う
ことができ、また2つの入出金口10a,10bからの
出金の取り引きが同時/並行して発生した場合にはどち
らかの処理を優先させることで、非常に効率の良い運用
が図れるものである。
【0058】なお、上記した入金処理において、たとえ
ば釣り銭の発生する取り引きが行われた場合には、入出
金機構100がこの出金動作と同様に動作して釣り銭の
払い出しが行われる。
【0059】また、入金処理と入金処理または出金処理
と出金処理とが同時に発生した場合に限らず、入金の取
り引きと出金の取り引きとを同時/並行して処理するこ
とができ、しかも出金の取り引きと釣り銭の発生する入
金の取り引きとが同時/並行して発生した場合にはどち
らかの処理を優先させることで、非常に効率の良い運用
が図れるものである。図5は、収納庫18aから各金種
別金庫19,20,21への紙幣の装填処理にかかる、
入出金機構100内での紙幣の流れを示すものである。
【0060】たとえば、入出金口10bのみが使用され
ている状態、もしくはどちらの入出金口10a,10b
も使用されていない状態においては、鑑別部14aが非
動作状態にある場合をみはからって、収納庫18aから
各金種別金庫19,20,21への紙幣の装填処理が可
能となる。
【0061】この場合、収納庫18aからの装填が指示
されることにより、収納庫18a内の紙幣が1枚ずつ取
り出される。そして、収納庫18aより取り出された紙
幣は、搬送路30a,27aを順に搬送されて上部ユニ
ットの鑑別部14aに導かれ、そこで再び鑑別された
後、さらに搬送路15a,31を順に搬送されて各金種
別金庫19,20,21に送られる。
【0062】これにより、それぞれの紙幣が金種に応じ
た各金庫19,20,21、たとえば万円券は金庫1
9,20に、千円券は金庫21に、それぞれ払い出し用
の紙幣として補充されることとなる。
【0063】また、五千円券などの出金不適合紙幣は入
金庫23に、リジェクト券などはリジェクト庫24にそ
れぞれ収納され、払い出し用の紙幣とは別に保管される
ようになっている。図6は、収納庫18bから各金種別
金庫19,20,21への紙幣の装填処理にかかる、入
出金機構100内での紙幣の流れを示すものである。
【0064】たとえば、入出金口10aのみが使用され
ている状態、もしくはどちらの入出金口10a,10b
も使用されていない状態においては、鑑別部14bが非
動作状態にある場合をみはからって、収納庫18bから
各金種別金庫19,20,21への紙幣の装填処理が可
能となる。
【0065】この場合、収納庫18bからの装填が指示
されることにより、収納庫18b内の紙幣が1枚ずつ取
り出される。そして、収納庫18bより取り出された紙
幣は、搬送路30b,27bを順に搬送されて上部ユニ
ットの鑑別部14bに導かれ、そこで再び鑑別された
後、さらに搬送路15b,31を順に搬送されて各金種
別金庫19,20,21に送られる。
【0066】これにより、それぞれの紙幣が金種に応じ
た各金庫19,20,21、たとえば万円券は金庫1
9,20に、千円券は金庫21に、それぞれ払い出し用
の紙幣として補充されることとなる。
【0067】また、五千円券などの出金不適合紙幣は入
金庫23に、リジェクト券などはリジェクト庫24にそ
れぞれ収納され、払い出し用の紙幣とは別に保管される
ようになっている。上記したように、入金処理と出金処
理とにかかわらず、複数の取り引きを並行して行えるよ
うにしている。
【0068】すなわち、入金口と出金口とを単に設ける
のではなく、1台の機器に、2つの入出金機能を用意す
るようにしている。これにより、2台の入出金機を併設
するよりも狭いスペースで、入金処理に比べて時間のか
かる出金処理を、入金の取り引きと同時/並行して処理
することが可能となる。したがって、混雑化の原因とな
る待ち時間の削減が可能となり、効率の良い運用が図れ
るようになるものである。
【0069】また、1台の機器により省スペースと高機
能とを達成し得るため、機器内の紙幣の残高の管理が特
に煩雑となるようなこともないし、顧客へのサービスや
資金運用の効率も向上されるなど、銀行業務において極
めて有用である。なお、この発明は上記実施例に限定さ
れるものではなく、発明の要旨を変えない範囲におい
て、種々変形実施可能なことは勿論である。
【0070】
【発明の効果】以上、詳述したようにこの発明によれ
ば、入出金処理を並行して行うことができ、より効率的
な運用が可能となる自動取引装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる現金処理装置の概
略構成を示す外観図。
【図2】同じく、入出金機構を概略的に示す構成図。
【図3】同じく、入出金機構の入金処理にかかる動作を
説明するために示す図。
【図4】同じく、入出金機構の出金処理にかかる動作を
説明するために示す図。
【図5】同じく、第1の収納庫から各金種別金庫への紙
幣の装填処理にかかる動作を説明するために示す図。
【図6】同じく、第2の収納庫から各金種別金庫への紙
幣の装填処理にかかる動作を説明するために示す図。
【符号の説明】
1…装置本体、3…垂直操作面、4…斜め操作面、5…
水平操作面、6a,6b…カード挿入口、7a,7b…
伝票発行口、8a,8b…通帳挿入口、9a,9b…C
RT表示装置、10a,10b…入出金口、12a,1
2b…紙幣取り込み取出装置、14a,14b…鑑別
部、16a,16b…一時集積部、18a,18b…収
納庫、19,20,21…金種別金庫、100…入出金
機構。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顧客からの紙幣の入金または顧客への紙
    幣の出金が行われる第1および第2の入出金口と、 第1の入出金口から入金された紙幣を収納する第1の入
    金手段と、 第2の入出金口から入金された紙幣を収納する第2の入
    金手段と、 出金される紙幣を収納し、前記第1および第2の入出金
    口へ紙幣を出金する出金手段とを具備し、前記第1の入
    出金口を介しての紙幣の入金または出金と第2の入出金
    口を介しての紙幣の入金または出金とを並列して行うこ
    とを特徴とする自動取引装置。
  2. 【請求項2】 顧客からの紙幣の入金または顧客への紙
    幣の出金が行われる第1および第2の入出金口と、 第1の入出金口から入金された紙幣を収納する第1の入
    金手段と、 第2の入出金口から入金された紙幣を収納する第2の入
    金手段と、 出金される紙幣を収納し、前記第1および第2の入出金
    口へ紙幣を出金する出金手段と、 前記第1の入金手段または第2の入金手段に収納されて
    いる紙幣を前記出金手段へ移送する移送手段とを具備し
    たことを特徴とする自動取引装置。
JP4077632A 1992-03-31 1992-03-31 自動取引装置 Pending JPH05282528A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015153171A (ja) * 2014-02-14 2015-08-24 ローレル精機株式会社 紙幣処理機
JP2020004071A (ja) * 2018-06-28 2020-01-09 グローリー株式会社 硬貨処理装置および硬貨処理システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015153171A (ja) * 2014-02-14 2015-08-24 ローレル精機株式会社 紙幣処理機
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