JP2010026300A - 歯車機構及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 太陽歯車,遊星歯車,アームの組を複数組備えた歯車機構、及び、その歯車機構を備えた画像形成装置において、各アームを確実に動作させること。
【解決手段】 太陽歯車72,74はアイドルギヤ73を介して連動するので、その太陽歯車72,74と噛み合う遊星歯車77,79を支持したアーム76,78の揺動も連動するが、本実施の形態では、更に、次のようなリンク83を設けてアーム76,78を確実に連動させている。すなわち、アーム76,78の互いに対向する面は円弧状に構成され、その部分に歯車状の歯76a,78aが形成されている。また、リンク83は、軸83aを中心に揺動し、その両端部に歯76a,78aとそれぞれ噛み合う歯83b,83cが形成されている。歯76aと歯83bとの噛み合い、及び、歯78aと歯83cとの噛み合いによって、アーム76,リンク83,アーム78の三者が連動して揺動する。
【選択図】図3

Description

本発明は、歯車機構及び画像形成装置に関し、詳しくは、太陽歯車と、遊星歯車と、両歯車の噛み合いを維持しつつ上記遊星歯車と一体に上記太陽歯車の回転軸を中心に揺動するアームとを備えた歯車機構、及び、その歯車機構を備えた画像形成装置に関する。
従来より、太陽歯車と、遊星歯車と、両歯車の噛み合いを維持しつつ上記遊星歯車と一体に上記太陽歯車の回転軸を中心に揺動するアームとを備えた歯車機構(いわゆる振り子歯車機構)が提案されている。また、この種の歯車機構を利用して、画像形成装置の各部を選択的に駆動することも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−248683号公報
ところが、この種の歯車機構では、アームの揺動負荷が軽過ぎて、重力や振動等によってアームが所望しないにも拘らず動いてしまったり、アームの揺動負荷が重過ぎて、アームが所望の通りに揺動しなかったりして、動作が不安定になる可能性があった。アームが所望の通りに動作しないと装置の誤作動を招く可能性がある。特に、太陽歯車,遊星歯車,アームの組を複数組備えた歯車機構では、各アームを確実に動作させる必要がある。
そこで、本発明は、太陽歯車,遊星歯車,アームの組を複数組備えた歯車機構、及び、その歯車機構を備えた画像形成装置において、各アームを確実に動作させることを目的としてなされた。
上記目的を達するためになされた本発明の歯車機構は、直接若しくは他の歯車を介して噛み合う少なくとも一対の太陽歯車と、該各太陽歯車とそれぞれ噛み合う少なくとも一対の遊星歯車と、上記太陽歯車と上記遊星歯車との各組に対してそれぞれ設けられ、上記太陽歯車と上記遊星歯車との噛み合いを維持しつつ上記遊星歯車と一体に上記太陽歯車の回転軸を中心に揺動する少なくとも一対のアームと、該各アームの揺動を、上記各歯車を介さずに連動させる連動手段と、を備えたことを特徴としている。
このように構成された本発明の歯車機構では、直接若しくは他の歯車を介して噛み合う少なくとも一対の太陽歯車は、それぞれ、その太陽歯車の回転軸を中心に揺動するアームによって遊星歯車との噛み合いを維持されていわゆる振り子歯車機構を構成している。各太陽歯車は直接若しくは他の歯車を介して噛み合っているので、上記各アームの揺動は連動するが、上記各アームの揺動は、上記各歯車を介さずに連動手段を介しても連動される。このため、本発明では、上記複数のアームを連動手段を介して直接連動させることにより、各アームを確実に動作させることができる。
なお、本発明は以下の構成に限定されるものではないが、少なくともいずれか1つの上記アームに、上記各太陽歯車と上記各遊星歯車との噛み合いによって当該アームに加わる力、並びに、上記各アーム及び上記各遊星歯車の自重によって当該アームに加わる力に抗して、当該アームの揺動位置を固定するロック手段が、設けられてもよい。この場合、ロック手段によって、上記1つのアームの揺動位置を固定することができる。そして、前述のように連動手段の作用により、当該1つのアームと他のアームとが連動するので、1つのロック手段で複数のアームの揺動位置を固定することができる。従って、複数のアームに個々にロック手段を設ける場合に比べて装置の製造コストを低減することができる。
また、上記各アームは歯車状の歯を有し、上記連動手段は、上記各アームの歯とそれぞれ噛み合う歯を有してその噛み合いによって上記揺動を連動させてもよい。この場合、歯の噛み合いを利用して各アームを連動させることにより、各アームを一層確実に連動させることができる。
また、本発明の画像形成装置は、上記いずれかに記載の歯車機構と、表面に静電潜像が形成される静電潜像担持体と、該静電潜像担持体の表面に形成された静電潜像に現像剤を付着させる現像手段と、該現像手段によって上記静電潜像担持体の表面に付着された現像剤を被記録媒体に転写する転写手段と、該転写手段によって上記被記録媒体に転写された現像剤を熱定着する定着手段と、を備え、上記遊星歯車のうちの1つは、上記現像手段に駆動力を伝達し、上記遊星歯車のうちの他の1つは、上記定着手段に駆動力を伝達し、上記連動手段は、上記1つの遊星歯車が上記現像手段に駆動力を伝達する位置にその遊星歯車に係る上記アームが揺動したときには、上記他の1つの遊星歯車が上記定着手段に駆動力を伝達する位置にその遊星歯車に係る上記アームを揺動させ、上記1つの遊星歯車が上記現像手段に駆動力を伝達しない位置にその遊星歯車に係る上記アームが揺動したときには、上記他の1つの遊星歯車が上記定着手段に駆動力を伝達しない位置にその遊星歯車に係る上記アームを揺動させることを特徴としている。
このように構成された本発明の画像形成装置では、静電潜像担持体の表面に形成された静電潜像に現像手段を介して現像剤を付着させ、その付着された現像剤を転写手段を介して被記録媒体に転写することによって、被記録媒体に現像剤による画像を形成することができる。更に、上記転写手段によって上記被記録媒体に転写された現像剤を定着手段によって熱定着することによって、上記画像を上記被記録媒体に定着させることができる。
また、本発明の画像形成装置では、1つの遊星歯車が現像手段に駆動力を伝達する位置にその遊星歯車に係るアームが揺動したときには、他の1つの遊星歯車が定着手段に駆動力を伝達する位置にその遊星歯車に係るアームを揺動させ、上記1つの遊星歯車が現像手段に駆動力を伝達しない位置にその遊星歯車に係るアームが揺動したときには、上記他の1つの遊星歯車が定着手段に駆動力を伝達しない位置にその遊星歯車に係るアームを揺動させることができる。このため、現像手段,定着手段を同時に駆動して画像を形成する動作と、現像手段,定着手段を共に非駆動にして他の部材を駆動する動作とを、選択的に実行することができる。
なお、本発明の画像形成装置において、上記歯車機構は上記ロック手段を備えた歯車機構であり、上記ロック手段は、いずれか1つの上記アームの揺動位置を固定することにより、上記1つの遊星歯車が上記現像手段に駆動力を伝達しない位置にその遊星歯車に係る上記アームを保持すると共に、上記他の1つの遊星歯車が上記定着手段に駆動力を伝達しない位置にその遊星歯車に係る上記アームを保持してもよい。この場合、1つのロック手段により現像手段,定着手段を共に非駆動にすることができ、しかも、このとき、現像手段,定着手段を共に非駆動にしたままで、上記他の部材を正逆両方向に駆動することができる。
[画像形成装置の全体構成]
次に、本発明の実施の形態を図面と共に説明する。図1は、本発明が適用された画像形成装置10の構成を概略的に表す模式図である。図1に示すように、画像形成装置10は、駆動ローラ21と従動ローラ22との間に搬送ベルト23を架設してなるベルトユニット20の上に、ブラック(K),イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)の各色に対応した4つの画像形成ユニット30を備えている。4つの画像形成ユニット30は、用紙P(被記録媒体の一例)の搬送方向上流側(以下、前側ともいう)から、ブラック,イエロー,マゼンタ,シアンの順で並んで配置され、直接タンデム方式のカラー画像形成手段を構成している。
各画像形成ユニット30は、静電潜像担持体の一例としての感光体ドラム31と、スコロトロン型帯電器32と、現像カートリッジ34とを備えて構成されている。感光体ドラム31は、接地された金属製のドラム本体を備え、その表層をポリカーボネートなどからなる正帯電性の感光層で被覆することにより構成されている。
スコロトロン型帯電器32は、感光体ドラム31の後側斜め上方において、感光体ドラム31と接触しないように所定間隔を隔てて、感光体ドラム31と対向配置されている。このスコロトロン型帯電器32は、タングステン等の帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させることにより、感光体ドラム31の表面を一様に正極性に帯電させる。現像カートリッジ34は、内部にトナー収容室35が設けられ、その中に収容された現像剤の一例としてのブラック,シアン,マゼンタ,またはイエローの正帯電性非磁性1成分トナーを正に摩擦帯電させた上で現像手段の一例としての現像ローラ36を介して感光体ドラム31に供給する周知のものである。
更に、ベルトユニット20は、搬送ベルト23を挟んで各感光体ドラム31と対向する位置にそれぞれ設けられた転写手段の一例としての4つの転写ローラ24を備えている。搬送ベルト23は、駆動ローラ21の図1における反時計方向の回転によって、同方向に回転駆動される。搬送ベルト23の表面には、ベルトユニット20の下部に挿入される給紙トレイ(図示省略)から、用紙Pが給紙ローラ等の各種ローラ(図示省略)によって供給され、その用紙Pは各感光体ドラム31との対向部を通って図1における左方向(後方)へ搬送される。
また、各画像形成ユニット30の上方には、スキャナユニット40が設けられている。スキャナユニット40は、各色の画像データに対応するレーザ光Lk,Ly,Lm,Lcを発生する半導体レーザやそのレーザ光Lを偏向するポリゴンミラー(いずれも図示省略)を備え、各感光体ドラム31を走査露光する周知のものである。このため、各感光体ドラム31の表面は、その回転時、先ずスコロトロン型帯電器32により一様に正帯電される。その後、スキャナユニット40からのレーザ光Lの高速走査により露光されて、用紙Pに形成すべき画像に対応した静電潜像が形成される。次いで、現像ローラ36の感光体ドラム31とは逆方向の回転により、現像ローラ36上に担持され正帯電されているトナーが、感光体ドラム31に対向して接触するときに、感光体ドラム31の表面上に形成されている静電潜像に供給される。これにより、感光体ドラム31の静電潜像は可視像化され、感光体ドラム31の表面には、露光部分にのみトナーが付着したトナー像が担持される。
その後、各感光体ドラム31の表面上に担持されたトナー像は、搬送ベルト23によって搬送される用紙Pが感光体ドラム31と転写ローラ24との間を通るときに、転写ローラ24に定電流制御で印加される負極性の転写バイアスによって、用紙Pに順次転写される。こうしてトナー像が転写された用紙Pは、次いで、ベルトユニット20の用紙搬送方向下流側に配設された定着器50に搬送される。
定着器50は、ハロゲンランプ等の熱源を備えて回転駆動される定着手段の一例としての加熱ローラ51と、加熱ローラ51の下方において、加熱ローラ51を押圧するように対向配置され従動回転される加圧ローラ52とを備えている。この定着器50では、4色のトナー像を坦持した用紙Pを、加熱ローラ51と加圧ローラ52とによって狭持搬送しながら加熱することにより、トナー像を用紙Pに熱定着させる。そして、トナー像が熱定着された用紙Pは、図示省略した各種ローラにより、画像形成装置10の上面に設けられた排紙トレイ(図示省略)に排出される。
[現像・定着用駆動部の構成]
次に、前述の現像ローラ36や加熱ローラ51を駆動する駆動部の構成について説明する。図2に示すように、画像形成装置10はモータ60を備えており、このモータ60の駆動力は、次のような歯車機構70を介して、現像ローラ36を駆動する現像ローラギヤ98と加熱ローラ51を駆動する加熱ローラギヤ99とに伝達される。なお、図2は、歯車機構70の構成を図1と同じ側から表す正面図である。
図2に示すように、モータ60の回転軸に固定されたピニオンギヤ71は、太陽歯車72と噛み合い、その太陽歯車72は、アイドルギヤ73を介して太陽歯車74と噛み合っている。
図3は、歯車機構70の構成を図1,図2の裏面側から表す裏面図である。図3に示すように、太陽歯車72の回転軸72aには、その回転軸72aを中心に揺動自在に構成されたアーム76が設けられ、そのアーム76の先端には、太陽歯車72との噛み合いを維持しつつアーム76と一体に揺動する遊星歯車77(振り子歯車とも呼ばれる)が回転自在に設けられている。同様に、太陽歯車74の回転軸74aには、その回転軸74aを中心に揺動自在に構成されたアーム78が設けられ、そのアーム78の先端には、太陽歯車74との噛み合いを維持しつつアーム78と一体に揺動する遊星歯車79(振り子歯車とも呼ばれる)が回転自在に設けられている。
このため、モータ60が図2における時計方向に回転(以下、CW駆動という)すると、図3に矢印で示すように、太陽歯車72が図3における時計方向に回転し、アーム76が時計方向に揺動し、遊星歯車77も同様に揺動する。このとき遊星歯車77が噛み合う位置には、前述の加熱ローラギヤ99と噛み合う減速ギヤ81が配設されており、このようにして遊星歯車77と減速ギヤ81とが噛み合うことによって、加熱ローラ51を用紙搬送方向に回転駆動することが可能となる。
また、太陽歯車72が図3における時計方向に回転すると、その太陽歯車72とアイドルギヤ73を介して噛み合う太陽歯車74も同様に時計方向に回転し、アーム78も時計方向に揺動し、遊星歯車79も同様に揺動する。このとき遊星歯車79が噛み合う位置には、前述の現像ローラギヤ98が配設されており、このようにして遊星歯車79と現像ローラギヤ98とが噛み合うことによって、現像ローラ36を感光体ドラム31とは逆方向に回転駆動することが可能となる。このため、モータ60のCW駆動時には、加熱ローラ51と現像ローラ36とを1つのモータ60によって同時に駆動することができる。
一方、モータ60が図2における反時計方向に回転(以下、CCW駆動という)すると、図4に矢印で示すように、太陽歯車72,74は図4における反時計方向に回転し、アーム76,78も遊星歯車77,79と一体に反時計方向に揺動する。アーム76,78の近傍には、図示省略したストッパが設けられており、アーム76,78の上記反時計方向の揺動は、遊星歯車77,79と減速ギヤ81,現像ローラギヤ98との噛み合いが外れた時点で停止される。このため、モータ60のCCW駆動時には、現像ローラ36,加熱ローラ51には駆動力が伝達されず、それらが逆回転することもない。
このように、太陽歯車72,74はアイドルギヤ73を介して連動するので、アーム76,78の揺動も連動するが、本実施の形態では、更に、次のような連動手段の一例としてのリンク83を設けて、アーム76,78を確実に連動させている。すなわち、図3,図4に示すように、アーム76,78の互いに対向する面は円弧状に構成され、その部分に歯車状の歯76a,78aが形成されている。また、リンク83は、軸83aを中心に揺動する蝶ネクタイ形の平板状に構成され、両端部が円弧状に構成され、その両端部に歯76a,78aとそれぞれ噛み合う歯83b,83cが形成されている。このため、アーム76の歯76aとリンク83の歯83bとの噛み合い、及び、アーム78の歯78aとリンク83の歯83cとの噛み合いによって、アーム76,リンク83,アーム78の三者が連動して揺動する。
更に、アーム78の、遊星歯車79を設けた側と反対側の端縁には、略矩形に突出した係合部78bが設けられている。この係合部78bとの対向位置には、軸85aを中心に揺動するフック85が設けられ、このフック85は、ソレノイド86のプランジャ86aの突出/退避に応じて揺動する。プランジャ86aは、ソレノイド86のOFF時(非通電時)には突出方向に付勢され、遊星歯車77,79と減速ギヤ81,現像ローラギヤ98とが噛み合っている状態では、図3に示すようにフック85の先端は係合部78bの外周に当接して係合しない。そして、図4に示すように遊星歯車77,79と減速ギヤ81,現像ローラギヤ98との噛み合いが外れたときに、フック85の先端が係合部78bに係合する。
このため、図4の状態からモータ60をCW駆動して再び図3のように現像ローラ36,加熱ローラ51を駆動したい場合は、ソレノイド86をON(通電)して係合部78bとフック85と係合を解除する必要がある。すなわち、フック85及びソレノイド86は、太陽歯車72,74と遊星歯車77,79との噛み合いによってアーム78に加わる力、及び、アーム76,78と遊星歯車77,79との自重に抗して、アーム78の揺動位置を固定するロック手段に相当する。なお、ソレノイド86をON(通電)して係合部78bとフック85との係合を解除した後、モータ60のCW駆動により現像ローラ36,加熱ローラ51が回転駆動される状態では、図3に示すようにフック85の先端が係合部78bの外周に当接するため、ソレノイド86をON(通電)し続けなくとも、フック85がロック位置に移動することはない。
また、太陽歯車74は、クラッチギヤ87のリングギヤ87aの外周とも噛み合っている。このクラッチギヤ87のリングギヤ87aは、内周面にも図示省略した内歯が形成され、サンギヤ87bと一体に回転する太陽歯車(図示省略)と上記内歯との間には複数の遊星歯車(図示省略)が設けられている。更に、その遊星歯車を支持するキャリア87cの外周にも歯87dが形成されている。また、歯87dとの対向位置には、軸88aを中心に揺動するフック88が設けられ、このフック88は、ソレノイド89のプランジャ89aの突出/退避に応じて揺動する。プランジャ89aは、ソレノイド89のOFF時(非通電時)には突出方向に付勢され、このとき、フック88はキャリア87cの歯87dから隔離されている。この状態では、太陽歯車74から駆動力が伝達されてリングギヤ87aが回転しても、キャリア87cが自由に回転するためサンギヤ87bは回転しない。
ソレノイド89をONしてキャリア87cの歯87dにフック88の先端を係合させ、キャリア87cの回転を阻止すると、リングギヤ87aに伝達された駆動力によりサンギヤ87bがリングギヤ87aとは逆方向に回転する。サンギヤ87bの外周には、現像ローラ36を感光体ドラム31に接触または離間するための直動カム(図示省略)のラックが下方から係合している。このため、サンギヤ87bを図4における時計方向に回転させて上記直動カムを前方へ移動させると、各現像ローラ36を感光体ドラム31に接触させることができ、サンギヤ87bを図4における反時計方向に回転させて上記直動カムを後方へ移動させると、各現像ローラ36を感光体ドラム31から離間することができる。なお、このような直動カムの構成は、例えば特開2007−178654号公報に詳しいので参照されたい。
前述のように、フック85の先端が係合部78bに係合した状態では、モータ60をどちらの方向に駆動しても遊星歯車77,79は減速ギヤ81,現像ローラギヤ98と噛み合わない。このため、その状態でソレノイド89をONしてキャリア87cの歯87dにフック88の先端を係合させれば、図5に示すように、モータ60を任意の方向に駆動して上記直動カムを任意の方向に移動させることが、現像ローラ36,加熱ローラ51を駆動することなく実行できる。更に、その状態からソレノイド86をONして係合部78bとフック85との係合を解除すれば、図6に示すように、遊星歯車77,79と減速ギヤ81,現像ローラギヤ98と噛み合わせて現像ローラ36,加熱ローラ51を駆動しながら上記直動カムを前方へ移動させることができる。
[実施の形態の効果及びその変形例]
以上説明したように、本実施の形態の歯車機構70では、リンク83を介してアーム76,78を直接確実に連動させているので、前述のような遊星歯車77,79の動作を確実に実行することができる。しかも、アーム76,78に形成された歯車状の歯76a,78aと、リンク83の両端部に形成された歯車状の歯83b,83cとの噛み合いによってアーム76,リンク83,アーム78の三者を連動して揺動させているので、上記動作を一層確実に実行することができる。
また、本実施の形態の画像形成装置10では、上記遊星歯車77,79の動作により、現像ローラ36,加熱ローラ51を共に駆動して画像を形成する動作と、現像ローラ36,加熱ローラ51を共に非駆動にする動作とを選択的に実行することができる。しかも、フック85の先端がアーム78の係合部78bに係合した状態では、現像ローラ36,加熱ローラ51を共に非駆動にしたままで、サンギヤ87bを正逆両方向に駆動して上記直動カムを前後両方向に駆動することができる。また、前述のように、アーム76,78はリンク83を介して連動するので、1組のソレノイド86,フック85によって2つのアーム76,78の揺動位置を固定することができる。従って、本実施の形態の画像形成装置10は、上記のような複雑な動作を実行可能であるにも拘わらず、上記動作の実行に関連して複数のソレノイドを設ける必要がなく、製造コストを良好に低減することができる。
なお、本発明は上記実施の形態になんら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施することができる。例えば、フック85の先端がアーム78の係合部78bに係合した状態で、上記直動カム以外の他の部材を任意の方向に移動させるように構成してもよい。また、上記実施の形態では、太陽歯車72,74が1つのアイドルギヤ73を介して噛み合っているが、太陽歯車72,74の間には更に多くの歯車が存在してもよく、太陽歯車72,74が直接噛み合ってもよい。更に、アームは3つ以上あってもよい。
また、少なくとも一対のアームの揺動を連動させる連動手段としても、種々の形態が考えられる。例えば、少なくとも一対のアームを棒状のリンクやベルトで連動させてもよく、一対のアームに設けた歯が直接噛み合ってもよい。後者の場合、アームに設けた歯が連動手段に相当する。また更に、本発明の画像形成装置はモノクロの画像形成装置にも適用でき、本発明の歯車機構は画像形成装置以外の各種装置にも適用できることは言うまでもない。
本発明が適用された画像形成装置の構成を概略的に表す模式図である。 その画像形成装置の歯車機構の構成を表す正面図である。 その歯車機構の構成を表す裏面図である。 その歯車機構の他の動作状態における構成を表す裏面図である。 その歯車機構の更に他の動作状態における構成を表す裏面図である。 その歯車機構の更に他の動作状態における構成を表す裏面図である。
符号の説明
10…画像形成装置 20…ベルトユニット 30…画像形成ユニット
31…感光体ドラム 34…現像カートリッジ 36…現像ローラ
40…スキャナユニット 50…定着器 51…加熱ローラ
60…モータ 70…歯車機構 72,74…太陽歯車
72a,74a…回転軸 73…アイドルギヤ 76,78…アーム
76a,78a,83b,83c…歯 77,79…遊星歯車
78b…係合部 83…リンク 85,88…フック
86,89…ソレノイド 87…クラッチギヤ 98…現像ローラギヤ
99…加熱ローラギヤ L…レーザ光 P…用紙

Claims (5)

  1. 直接若しくは他の歯車を介して噛み合う少なくとも一対の太陽歯車と、
    該各太陽歯車とそれぞれ噛み合う少なくとも一対の遊星歯車と、
    上記太陽歯車と上記遊星歯車との各組に対してそれぞれ設けられ、上記太陽歯車と上記遊星歯車との噛み合いを維持しつつ上記遊星歯車と一体に上記太陽歯車の回転軸を中心に揺動する少なくとも一対のアームと、
    該各アームの揺動を、上記各歯車を介さずに連動させる連動手段と、
    を備えたことを特徴とする歯車機構。
  2. 少なくともいずれか1つの上記アームに、上記各太陽歯車と上記各遊星歯車との噛み合いによって当該アームに加わる力、並びに、上記各アーム及び上記各遊星歯車の自重によって当該アームに加わる力に抗して、当該アームの揺動位置を固定するロック手段が、
    設けられたことを特徴とする請求項1記載の歯車機構。
  3. 上記各アームは歯車状の歯を有し、
    上記連動手段は、上記各アームの歯とそれぞれ噛み合う歯を有してその噛み合いによって上記揺動を連動させることを特徴とする請求項1または2記載の歯車機構。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の歯車機構と、
    表面に静電潜像が形成される静電潜像担持体と、
    該静電潜像担持体の表面に形成された静電潜像に現像剤を付着させる現像手段と、
    該現像手段によって上記静電潜像担持体の表面に付着された現像剤を被記録媒体に転写する転写手段と、
    該転写手段によって上記被記録媒体に転写された現像剤を熱定着する定着手段と、
    を備え、
    上記遊星歯車のうちの1つは、上記現像手段に駆動力を伝達し、
    上記遊星歯車のうちの他の1つは、上記定着手段に駆動力を伝達し、
    上記連動手段は、上記1つの遊星歯車が上記現像手段に駆動力を伝達する位置にその遊星歯車に係る上記アームが揺動したときには、上記他の1つの遊星歯車が上記定着手段に駆動力を伝達する位置にその遊星歯車に係る上記アームを揺動させ、上記1つの遊星歯車が上記現像手段に駆動力を伝達しない位置にその遊星歯車に係る上記アームが揺動したときには、上記他の1つの遊星歯車が上記定着手段に駆動力を伝達しない位置にその遊星歯車に係る上記アームを揺動させることを特徴とする画像形成装置。
  5. 上記歯車機構は請求項2記載の歯車機構であり、
    上記ロック手段は、いずれか1つの上記アームの揺動位置を固定することにより、上記1つの遊星歯車が上記現像手段に駆動力を伝達しない位置にその遊星歯車に係る上記アームを保持すると共に、上記他の1つの遊星歯車が上記定着手段に駆動力を伝達しない位置にその遊星歯車に係る上記アームを保持することを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
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