JP4087915B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、静電潜像が形成される潜像担持体と、前記潜像担持体上の静電潜像を顕像化する複数の現像装置と、前記現像装置を駆動する駆動モータと、を有する画像形成装置に関する。
【0002】
また、本発明は、駆動源から回転力を得る入力軸と、被駆動体へ回転力を伝達する出力軸と、前記入力軸と前記出力軸の間にあり、駆動源から被駆動体へ断続的に回転力を伝達する伝達手段と、前記伝達手段を制御する制御手段から構成される回転伝達装置に関する。
【0003】
【従来の技術】
電子写真プロセスを利用したカラー画像形成が可能な画像形成装置として、装置内に複数の現像装置を有し、所望の色彩の現像装置を選択して現像位置まで移動経路を経て移動させて現像を行う画像形成装置が提案されている。
【0004】
この方式の画像形成装置の従来技術として、例えば特開平1−134475号公報に開示されるものや、特開昭61−95370号公報に開示されるものが知られている。前者は、静電潜像担持体と、この静電潜像担持体の周囲に隣接して配置した複数の現像装置と、現像装置の離接手段を設け、その離接手段が現像装置を水平に移動せしめる水平離接手段と前記現像装置を回動せしめる回動離接手段とよりなる画像形成装置である。また後者は、複数の現像装置を観覧車状に保持し、所要の現像装置を、各色現像装置に共通の1つの現像位置に移動させるように所定の経路に沿って移動可能な可動支持体より構成される現像ユニットを有する画像形成装置である。
【0005】
さらに後者では、観覧車状に保持された現像装置を所要の位置に停止させるために、停止位置を検出するための位置検出手段が設けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら前述の特開平1−134475号公報に開示される例では、複数の現像装置の離接手段が、水平に移動せしめる水平離接手段と、前記現像装置を回動せしめる回動離接手段よりなることから、静電潜像担持体に近接する現像位置、または静電潜像担持体と離間する待機位置とに移動させる現像装置移動手段が2種類混在し、装置が煩雑化する傾向があった。また特開昭61−95370号公報に開示される例では、複数の現像装置を観覧車状に保持しユニット化することから、現像装置と現像装置移動手段を構成する要素数が多くなることから、装置が煩雑化する問題点を有していた。また、観覧車状に保持しユニット化するには、構成要素が大型化する傾向があり、小型化が困難であった。さらに現像装置が静電潜像担持体に近接する現像位置、または静電潜像担持体と離間する待機位置までの移動距離が長くなることから、現像装置移動のための時間が長くかかり、高速出力が可能な画像形成装置を提供することが難しかった。
【0007】
また、特開昭61−95370号公報に開示に開示される例では、観覧車状に保持された現像装置の停止位置を検出するために、フォトセンサ等の位置検出手段が設けられており、装置を構成する要素数が多くなることから、装置が煩雑化する問題点を有していた。
【0008】
本発明は上述した従来技術に鑑みてなされたものであり、駆動モータの正転、逆転駆動により、前記複数の現像装置のうちから選択された第1現像装置または第2現像装置を選択駆動する選択駆動手段を有する構成とし、さらに前記駆動モータの正転、逆転駆動により、前記複数の現像装置移動手段の内から選択された第1現像装置移動手段または第2現像装置移動手段を選択駆動する選択駆動手段を有する構成とし、少ない動力源にて簡易な構成の画像形成装置を提供することである。
【0009】
また現像装置を潜像担持体と近接する現像位置または潜像担持体と離間する待機位置に移動させる現像装置移動手段に、前記現像装置を揺動自在に支持する支持手段と、前記現像装置を一方向に揺動付勢する付勢手段と、前記現像装置を他方向に揺動移動させるカム機構と、から構成することにより、現像装置移動のための時間が短く、高速出力が可能な画像形成装置を提供することである。
【0010】
また、回転出力軸の回転停止位置を検出する位置検出部材を不要とする回転伝達装置を提供することである。
【0011】
また前記回転伝達装置を用い、前記回転伝達装置の前記伝達手段の1回転を2分割し、前記制御手段のパルス入力により、順次各分割角度分だけ入力軸から出力軸へ回転力を伝達するように構成し、現像装置の現像位置または待機位置を検出する位置検出手段を不要とし、安価で簡易な構成の画像形成装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
そのため、本発明の請求項1記載の画像形成装置は、
静電潜像が形成される潜像担持体と、前記潜像担持体上の静電潜像を顕像化する複数の現像装置と、前記現像装置を駆動する駆動モータと、前記現像装置を前記潜像担持体と近接する現像位置または前記潜像担持体と離間する待機位置に移動させる現像装置移動手段と、を有する画像形成装置において、
前記駆動モータの正転、逆転駆動に応じて、前記複数の現像装置のうちの第1現像装置と第2現像装置のいずれかの現像装置に対応する現像装置移動手段及び現像装置駆動手段に前記駆動モータの駆動力を選択的に伝達する選択的伝達手段と、
前記選択的伝達手段と前記現像装置移動手段との間にあって、パルス信号の入力を受けたときに、前記選択的伝達手段から駆動力を受ける回転部材が所定の角度だけ回転して、前記選択的伝達手段から伝達される駆動力を前記現像装置移動手段に伝達する2次伝達手段を有し、
前記駆動モータの正転又は逆転の駆動開始により、前記選択的伝達手段で選択された現像装置駆動手段に駆動力を伝達させ、前記駆動モータの速度を第1の速度に上げさせ、
その後、パルス信号を前記2次伝達手段に与えて、前記選択的伝達手段から伝達される駆動力を前記現像装置移動手段に伝達させ、前記現像装置移動手段を、前記現像装置が前記潜像担持体から離間する位置から前記潜像担持体に近接する現像位置に移動するまで、駆動させ、
その後、前記潜像担持体に静電潜像が形成されるのを受けて、前記駆動モータの速度を前記第1の速度より速い第2の速度に上げて、前記現像装置駆動手段により前記現像装置を駆動させて現像を行わせ、
現像の終了後、前記駆動モータを前記第2の速度より遅い第3の速度に減速させてから、再びパルス信号を前記第2次伝達手段に与えて、前記選択的伝達手段から伝達される駆動力を前記現像装置移動手段に伝達させ、前記現像装置移動手段を、前記現像装置が前記潜像担持体に近接する位置から前記潜像担持体から離間する位置に移動するまで、駆動させ、
その後、前記駆動モータの駆動を停止する、
ことを特徴とする。
以上
【0015】
また、請求項記載の画像形成装置は、前記現像装置移動手段は、前記現像装置を揺動自在に支持する支持手段と、前記現像装置を一方向に揺動付勢する付勢手段と、前記現像装置を他方向に揺動移動させるカム機構と、から構成したことを特徴とする。
【0016】
また請求項記載の画像形成装置は、前記付勢手段は前記現像装置を現像位置の方向に付勢させ、前記カム機構は前記現像装置を待機位置方向に移動させることを特徴とする。
【0017】
また請求項4記載の画像形成装置は、前記揺動自在に支持する支持手段は、前記現像装置を駆動するギア列のかみ合い点近傍に配置して構成したことを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、カラー画像形成装置を例にとって図面を参照して説明する。
【0027】
図1は本発明の画像形成装置を示す装置断面図であり、ベルト状の中間転写体を用いたカラー画像形成装置である。
【0028】
図1を用いて、本装置の全体構成と作用を説明する。
【0029】
図1において、ドラム状の感光体1(像担持体)は、図示しないモータ等の駆動源により矢印D方向に回転駆動される。感光体1の外周には帯電ローラ等の帯電手段2が配置され、感光体1に当接回転しながら感光体1の表面が一様に帯電される。
【0030】
表面が一様に帯電された感光体1は、レーザー走査光学系等の潜像形成手段3によって第1色目として例えばイエローの画像情報に応じて選択的に走査露光され、イエロー用の静電潜像が形成される。
【0031】
静電潜像が記録された感光体1の回転方向下流側には、現像剤としてそれぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーを貯蔵し、感光体1に対して離接自在な現像装置4、5、6、7が配置され、形成されたイエロー用の静電潜像はイエロー現像装置4のみが感光体1と当接して現像することでイエローのトナー像が形成される。
【0032】
トナー像が形成された感光体1の回転方向下流側には、感光体1に隣接して中間転写ベルト8が配置される。中間転写ベルト8は、駆動ローラ9、バックアップローラ10、テンションローラ11、皺取りローラ12に掛け回されており、感光体1の周速度と略同一速度で駆動されている。また、感光体1の駆動力を駆動ローラ9に伝達することにより、感光体1と中間転写ベルト8とを同期駆動させている。
【0033】
また、一次転写ローラ13は中間転写ベルト8を介して感光体1側に付勢されており、中間転写ベルト8が感光体1と一次転写ローラ13によって挟持される一次転写位置において、図示しない高圧電源から一次転写ローラ13へ電圧が供給されることで前述の手順で形成されたイエローのトナー像が中間転写ベルト8の表面に転写される。
【0034】
中間転写ベルト8にイエローのトナー像を転写した感光体1は更に矢印D方向へ回転し、クリーナーブレード等で構成された感光体クリーナ14によって感光体1の表面に残留するトナーが掻き取られ、再び画像形成が可能となる。
【0035】
同様の手順を第2色目から第4色目の画像(マゼンタ、シアン、ブラック)に対して繰り返し行うことで中間転写ベルト8上に4色のトナー像が順次重ね合わせて記録される。
【0036】
中間転写ベルト8へ4色のトナー像の重ね合わせが終了すると、給紙ローラ20、紙搬送ローラ対15および16によって紙カセット80(記録材収納手段)から記録材17が給送され、これと同期して図示しないクラッチ機構とカム機構によって二次転写ローラ18が二次転写支点軸19を中心として矢印E方向に回転して中間転写ベルト8を介してバックアップローラ10と当接し、記録材17及び中間転写ベルト8がバックアップローラ10と二次転写ローラ18によって挟持される二次転写位置において、図示しない高圧電源から電圧が二次転写ローラ18へ印加されることで中間転写ベルト8上の4色のトナー像が記録材17へ一括して転写される。
【0037】
二次転写を終えた中間転写ベルト8にはクリーナーブレード等で構成された中間転写体クリーナ21が図示しないクラッチ機構とカム機構によって矢印F方向へ回動して当接し、中間転写ベルト8の表面に残留したトナーが掻き取られ、掻き取りが終了すると中間転写体クリーナ21は矢印Fとは逆方向に回動して退避する。
【0038】
4色のトナー像が転写された記録材17は、二次転写位置から記録材17を装置本体と略平行に搬送する第一の記録材搬送路を経て定着手段22へ至り、定着手段22で加熱加圧しながら挟持搬送されてトナー像が定着される。トナー像が定着された記録材17は、定着手段22により装置本体の上面方向へとその搬送方向を変えられ、定着手段22から記録材17を装置本体と略垂直に搬送し装置上面へ至る第二の記録材搬送路に設置された排紙ローラ対23および24によって装置上面へと排出され、カラー画像記録が完了する。
【0039】
さらに、図1における、本装置の幾つかの構成について補足して説明する。
【0040】
画像形成装置を制御するための指示や画像形成装置の状態を表示するための制御パネル31が装置本体の前面カバーに設置されている。尚、制御パネル31は上面カバーに設置されていてもよい。
【0041】
現像装置4、5、6、7は、フレーム25に着脱可能に支持されており、さらに、フレーム25はフレーム支点軸26を中心に回転可能に支持される構成となっている。
【0042】
定着手段22は、ハロゲンランプ等の加熱手段を内蔵したヒートローラ27、第一の加圧ローラ28、第二の加圧ローラ29と、ヒートローラ27にシリコーンオイル等の離型剤を塗布するためのあるいはヒートローラ27の表面を清掃するためのパッド状のあるいはローラ状の離型剤塗布手段30と、からなる。
【0043】
図2は感光体周りの現像装置の配置を示した断面図である。
【0044】
図2を用いて、各現像装置の全体構成と作用を説明する。
【0045】
図2において、現像装置は上段からイエロー現像装置4、マゼンタ現像装置5、シアン現像装置6、ブラック現像装置7を示す。
【0046】
各現像装置にはトナー(図中クロスハッチング部)が充填されており、またトナーの凝集を防ぎ、均等に堆積させることを目的としてアジテータ81がゆっくりと矢印B方向に回転しトナーの撹拌をおこなう。
【0047】
供給ローラ82は軸部材の外周に導電性弾性体を配置したローラであり、矢印C方向に回転しながら現像ローラ83に押圧され、トナーを摩擦帯電しながら現像ローラ83に供給する。
【0048】
トナーが供給された現像ローラ83は矢印L方向に回転し、板金84の一端に貼着された規制部材85が圧接することにより、トナー層の厚さを適量に規制される。
【0049】
なお、現像ローラ83としては金属ローラの表面にゴム等の弾性部材を設けたり、金属ローラの表面に適当な面粗度の表面処理を施して構成し、規制部材85としてはゴム、樹脂、金属などで構成することができる。
【0050】
このような構成の現像装置を感光体1に近接させ、必要に応じて感光体1と現像ローラ83の間に電位差を設けることで感光体上の静電潜像がトナーによって顕像化される。また、マゼンタ現像装置5、シアン現像装置6、ブラック現像装置7も概略同様な構成である。
【0051】
図3は本実施例の画像形成装置のシアン現像装置6を示す断面図である。
【0052】
図3を用いて各現像装置を感光体1と近接する現像位置と、感光体1と離間する待機位置に移動させる現像装置移動手段について、説明をおこなう。
【0053】
図3において、実線で示した図が、現像装置が感光体と近接する現像位置を示しており、図中の1点鎖線で示した図が、現像装置が感光体1と離間する待機位置を示している。
【0054】
現像ローラ83、供給ローラ82は、入力ギア33から複数のギアを介して動力が伝達される。入力ギア33には、現像装置を駆動する動力源、すなわち駆動モータからの動力が現像装置駆動ギア54を介して動力が供給される。なお入力ギア33は、現像装置側に固定されており、現像装置が揺動すると、同様に揺動支点32を中心として揺動する。
【0055】
また現像装置駆動ギア54は、画像形成装置の本体側に固定されていることから、現像装置が揺動しても、固定されて動かない。
【0056】
ここで入力ギア33と現像装置駆動ギア54のギアの接点近傍を中心として、現像装置の揺動支点32が設けられている。従って現像装置は揺動支点32を中心として、感光体1と近接する現像位置と、感光体1と離間する待機位置に移動する。また現像装置にはカム用ピン60が構成されており、カム59が回転することにより、揺動支点32を中心として、現像装置の図中右側が押し下げられる作用力を受ける。よって現像装置は図中の1点鎖線に示す位置に移動し、これにより現像装置は感光体1と離間する待機位置に移動することができる。
【0057】
さらに、現像装置は付勢ばね78により図中右側が押し上げられ、カム59がカム用ピン60に作用しないときは、付勢ばね78により現像位置に付勢される。また前述したように入力ギア33と現像装置駆動ギア54のギアの接点を中心として、現像装置の揺動支点5が設けられていることにより、現像装置が揺動しても、ギアの接点位置は変わらず、現像装置駆動ギア54と入力ギア33は動力伝達をおこなうことができる。
【0058】
図4は本実施例の画像形成装置のシアン現像装置の現像装置駆動系の輪列配置図である。図4(a)は、現像装置の上方からの投影図で、図4(b)は、現像装置側面からの投影図を示している。
【0059】
図4により、現像装置駆動系の輪列構成と作用の説明をおこなう。
【0060】
ここで現像装置駆動系とは、図2および図3で示す現像ローラ83、供給ローラ82、アジテータ81の駆動系を示す。
【0061】
図4において、現像駆動系の動力はまず、入力ギア33に入力される。入力ギア33に入力された動力は、シャフト93、伝達ギア34、伝達ギア35、現像ローラギア36と伝達されて、現像ローラ83を駆動する。また供給ローラ82の駆動力は同じく入力ギア33に入力され、シャフト93、伝達ギア34、伝達ギア35、伝達ギア37、供給ローラギア46と伝達されて、供給ローラ82を駆動する。前述したように現像ローラと供給ローラは、同一回転方向で、当接しており、トナーを摩擦帯電しながら現像ローラに供給する。
【0062】
次にアジテータ81の駆動は同じく入力ギア33に入力され、シャフト93、その外周部に形成された偏心カム(図示せず)、ラチェットアーム38、ラチェットギア39、アジテータギア41へと伝達される。ここでアイドラーギア43、44を介して、アジテータギア40、42にも同一回転速度にて伝達される。よってアジテータシャフト45は同一回転速度で回転し、その先端部に設けられたアジテータ81を回転させ、トナー搬送をおこなう。ここでラチェットアーム38からラチェットギア39への伝達は、シャフト93が1回転すると、その外周部に形成された偏心カム(図示せず)により、ラチェットアームが、シャフト93の周りを偏心駆動され、それに伴い、ラチェットギアを一歯毎に駆動する。本減速機構により、アジテータによるトナー撹拌速度を小さくし、トナーの劣化、変形を押さえることができる。
【0063】
図5は、本実施例の画像形成装置のシアン現像装置とブラック現像装置の離接駆動機構を示す概略図であり、各構成部材の係合を説明するために、ギアを展開配置してある。
【0064】
図5により、現像装置離接駆動の駆動系の輪列構成の説明をおこなう。ここで現像装置離接駆動系とは、現像装置を静電潜像担持体と近接する現像位置または潜像担持体と離間する待機位置に移動させる駆動系を示す。また駆動モータの正回転、逆回転により、任意の現像装置を駆動する方法について説明する。
【0065】
図5において、図5(a)は離接駆動系の輪列を展開した図であり、図5(b)は現像装置離接駆動系の駆動モータと初段ギアのみを抜き出して展開した図であり、図5(c)は一方向クラッチのロックされる方向を示した図である。現像装置離接駆動系の駆動モータ47はハイブリッド型ステッピングモータを用いるが、これに限るものではなく、正転駆動、逆転駆動ができる駆動源であれば良い。
【0066】
現像装置離接駆動系の駆動は、まず駆動モータ47が、回転することにより、駆動力はピニオンギア48、伝達ギア49、一方向クラッチ51、シャフト72、伝達ギア50、伝達ギア52、伝達ギア53、伝達ギア55、伝達ギア56、回転伝達装置ギア57と伝達され、回転伝達装置58に伝達される。
【0067】
回転伝達装置58は、パルス信号を入力すると所定の分割角度だけ回転する。従って回転伝達装置58にパルス信号が入力されると、カム59は第1の分割角度だけ回転し、また再度パルス信号が入力すると第2の分割角度だけ回転する。本実施例の回転伝達装置は、パルス信号の入力毎にカムが初期位置から、120°、240°づつ回転するように構成されている。ここでカムは初期位置にて作用半径が最大となるように設計されているので、現像装置に設けられたカム用ピンを押し下げる。前述したように現像装置は揺動支点を有していることから、揺動支点を中心に現像装置が揺動し、これに伴い、現像装置は、感光体と近接する現像位置となる。また、初期位置から120°回転すると、カムは、作用半径が最小となるように設計されているので、現像装置に設けられたカム用ピンを、押し下げない。よって現像装置は感光体と離間する待機位置に移動することができる。
【0068】
また駆動モータ47の駆動力は、ピニオンギア48、伝達ギア49、一方向クラッチ51、シャフト72、伝達ギア50、伝達ギア52、伝達ギア53、現像装置駆動ギア54へと伝達されて、図4において前述した、現像装置駆動系の入力ギア33に伝達され、現像ローラ83及びに、供給ローラ82、アジテータ81をそれぞれ駆動する。
【0069】
続いて駆動モータ47の正回転、逆回転により、任意の現像装置を駆動する方法について図5を用いて説明する。
【0070】
図5(c)に示すように、一方向クラッチ51は伝達ギア49が矢印Hの方向に回転したときにロック状態となり、矢印Hと逆方向に回転したときは開放されトルクを伝達しない。また一方向クラッチ64は伝達ギア61が矢印G方向に回転したときにロック状態となり、矢印Gと逆方向に回転したときは開放されトルクを伝達しないように構成されている。また伝達ギア50とシャフト72、伝達ギア62とシャフト74はピンもしくはDカット加工等により、一体で回転するように構成されている。
【0071】
以上の構成により、伝達ギア49が矢印Hの方向に回転すると、一方向クラッチ51はロックされ、シャフト72、伝達ギア50に動力を伝達するが、伝達ギア49が矢印Hと逆方向に回転すると、一方向クラッチは開放されシャフト72、伝達ギア50に動力を伝達することはない。伝達ギア49と、伝達ギア61は歯車でかみ合っているので必ず逆方向に回転するために、伝達ギア49が矢印H方向に回転し一方向クラッチ51がロックされる際には、伝達ギア61は、必ず矢印G方向とは逆に回転し一方向クラッチ64は開放され、シャフト74、伝達ギア62に動力は伝達されない。
【0072】
逆に伝達ギア49が矢印H方向とは逆に回転する際には、シャフト72、伝達ギア50には動力を伝達せずに、さらに伝達ギア61は矢印G方向に回転するために、シャフト74、伝達ギア62に動力を伝達する。
【0073】
従って駆動モータ47がCCW方向(モータ軸方向よりみて)に回転すると、ピニオンギア48、伝達ギア49、一方向クラッチ51、シャフト72、伝達ギア50、伝達ギア52と伝達され、最終的にカム59およびに、現像器駆動系に出力を渡す現像装置駆動ギア54が駆動される。
【0074】
また駆動モータ47が逆にCW方向(モータ軸方向より見て)に回転すると、駆動力はピニオンギア48、伝達ギア49、伝達ギア61、一方向クラッチ64、シャフト74が駆動され、最終的にカム69および現像器駆動系に動力を伝達する現像装置駆動ギア63が駆動される。
【0075】
以上の構成により駆動モータ47の回転方向を正方向、逆方向に切り替えるだけで、2つの現像装置の駆動力を選択的に得ることができ、少ない動力源で構成することができる。
【0076】
図6はシアン現像装置6とブラック現像装置7の現像装置駆動系および現像装置離接駆動系を示した斜視図であり、各構成部材の係合を説明するために、軸方向に分散して配置している。
【0077】
図6を用いて、前述した現像装置駆動系および現像装置離接駆動系の全体構成と作用について説明する。
【0078】
図6はシアン現像装置6、ブラック現像装置7、両現像装置を駆動する駆動モータ47、回転伝達装置58、68の2個と複数のギア輪列により構成される。
【0079】
現像装置駆動系の動力の伝達は前述したように、駆動モータ47が一方向に回転することにより、片側の現像装置に駆動力が伝達され、現像ローラ、供給ローラ、アジテータが駆動される。また逆方向に駆動モータ47が回転することにより、もう一方の現像装置に駆動力が伝達され、同じく現像ローラ、供給ローラ、アジテータが各々選択的に駆動される。
【0080】
また現像装置の離接機構について説明する。シアン現像装置6、ブラック現像装置7ともに図3にて説明した揺動支点(図6には図示せず)にて、揺動可能に軸支されている。シアン現像装置にはカム用ピン60が、ブラック現像装置にはカム用ピン70がそれぞれ設けられており、シアン現像装置はカム59が回転することによりカム用ピン60を押し下げ、ブラック現像装置はカム69が回転することによりカム用ピン70をそれぞれ押し下げることにより、感光体と近接する現像位置または感光体と離間する待機位置に移動することができる。
【0081】
以上の全体構成により、1台の駆動源にて2台分の現像装置駆動系の駆動と2台分の現像装置の離接駆動系の駆動を選択的に行う構成とすることができ、少ない動力源にて簡易な構成の画像形成装置を提供できる。
【0082】
図7は回転伝達装置の構成を説明する図であり、図8は回転伝達装置の断面図、図9は回転伝達装置の動作角度を説明する図である。
【0083】
図7、図8およびに図9を用いて回転伝達装置の構成と作用、およびに現像装置離接機構のイニシャライズ動作について詳細な説明をおこなう。
【0084】
まず図7および図8を用いて、回転伝達装置の構成と動作について詳細に説明する。回転伝達装置は、駆動源から被駆動体へ断続的に回転力を伝達する伝達手段である。図7(a)は回転伝達装置の側面図を示しており、図7(b)は、回転伝達装置を軸方向からの図を示したものである。また、図8は回転伝達装置の断面図を示している。
【0085】
まず、回転伝達装置の構成を説明する。図8において回転伝達装置は、入力部材91、回転伝達装置出力軸76、パルス信号入力部77、可動部材75、回転部材88、コイル89、バネ部材90、ベース92より構成される。また可動部材75には固定つめ86が設けられ、回転部材88には回転つめ87が設けられている。
【0086】
入力部材91は、モータ等の駆動源からの動力が入力される部材であり、本実施例では中空シャフトとその外周に一体で構成されたギアよりなる。
【0087】
前記入力部材91の中空シャフト部には、前記バネ部材90が前記中空シャフト部を外側から締め付けるように巻回されている。
【0088】
また前記バネ部材の片端部は、回転部材88に構成された溝(図示せず)と勘合し、もう一方の端部は回転伝達装置出力軸76に構成された溝(図示せず)と勘合している。前記回転伝達装置出力軸76は、被駆動体へ駆動源からの動力を出力する軸であり、前記中空シャフト部の中空部に挿入されている。本実施例では、出力軸先端にカム(図示せず)が構成される。
【0089】
前記回転部材88は、前記可動部材75により軸支され、可動部材75の内面を摺動しながら回転する。また入力部材91は、バネ部材90を介して、回転部材88により軸支され、摺動しながら回転する。また回転伝達装置出力軸76は、前述したように入力部材91の中空シャフト部に挿入され、同じく摺動しながら回転する。
【0090】
またベース92には、軸方向に巻回されたコイル89が設けられており、また前記コイル89の周りには、前記コイルを覆うように可動部材75が設けられている。
【0091】
前記可動部材75は、軸方向に移動可能に構成されており、通常の状態では板ばね(図示せず)により、図中矢印Jと反対方向に付勢されている。ここでコイル89に電流が流れると磁界が発生し、可動部材75とベース92とで磁気回路を構成し、可動部材75は、図中矢印J方向に移動する。またコイル89に流れる電流が断たれると、磁界が消滅し、可動部材75は板ばね(図示せず)により元の位置に戻る。
【0092】
次に、回転伝達装置の動作原理を同じく図7およびに図8を用いて説明する。
【0093】
前記入力部材91に駆動源からの動力が入力され、軸方向からみて図中に示す回転方向Kに回転すると、前記入力部材91の中空シャフトに巻回されたバネ部材90も同期して回転する。これは、前述したようにバネ部材90が、中空シャフトを締め付けるように巻回されているためである。よって、バネ部材90と溝により勘合している回転部材88と、回転伝達装置出力軸76は、同様に前記入力部材91と同期して回転する。よって、入力部材91に入力された駆動力は、回転伝達装置出力軸76に伝達され、駆動源と被駆動体は接続された状態となる。
【0094】
ここで、前述したように回転部材88には、回転つめ87が設けられ、また可動部材75には固定つめ86が設けられている。回転部材88が、前述したように入力部材91の回転と同期して回転すると、図7(b)に示す様に、回転つめ87の位置が図中A方向に回転移動し、固定つめ86と当接する。これにより回転板88は、回転を妨げられ回転を停止する。
【0095】
回転板88が回転を停止し、入力部材91がさらに回転を続けることにより、回転板88と勘合している側のバネ部材90の端部は、図中矢印K方向とは逆方向の力を受ける。これにより、入力部材91のシャフト部を締め付けていたバネ部材90は、その締め付け力が弱まり、入力部材91と同期して回転していたバネ部材90は回転を停止する。よって、バネ部材90と溝により勘合している回転伝達装置出力軸76は、同様に回転を停止する。よって、入力部材91に入力された駆動力は、回転伝達装置出力軸76に伝達されず、駆動源と被駆動体は切断された状態となる。
【0096】
続いて、駆動源と被駆動体が、再び接続される原理を説明する。
【0097】
前述したように、可動部材75には固定つめ86が設けられており、さらに可動部材75は、軸方向に移動可能に構成されている。通常の状態では板ばね(図示せず)により、図中矢印Jと反対方向に付勢されており、この状態では、固定つめ86が回転つめ87と当接し、回転板88の回転を妨げる位置にいる。
【0098】
ここで、前述したように、コイル89に電流が流れると磁界が発生しベース92と磁気回路を構成するために、可動部材75は、図中矢印J方向に移動する。これにともない固定つめ86も図中矢印J方向に移動し、固定つめ86と当接した回転つめ87は、その当接から開放され、回転板88は再び回転する。よってバネ部材90は入力部材91の中空シャフト部を締め付けるために、入力部材91とバネ部材90は再び同期して回転する。これに伴い、バネ部材90と溝により勘合している回転部材88と、回転伝達装置出力軸76は、同様に前記入力部材91と同期して回転する。よって、入力部材91に入力された駆動力は、回転伝達装置出力軸76に伝達され、再び駆動源と被駆動体は接続された状態となる。
【0099】
続いてコイル89への電流が断たれると、可動部材75は、再び板ばね(図示せず)により、図中矢印J方向とは逆方向に付勢される。
【0100】
回転した回転板88は、回転つめ87が固定つめ86に再び当接するまで回転を続ける。図7に示した例では、固定つめ86は、回転つめ87が一回転する間に、1カ所だけ設けられていることから、回転板88は1回転すると、再び回転つめ87が固定つめ86と当接する。よって入力部材91に入力された回転力は、1回転だけ回転伝達装置出力軸76に伝達されることとなる。
【0101】
以上の回転伝達装置の動作をまとめると、入力部材91が駆動源からの回転動力を受け回転しているときに、前記コイル89に電流をある一定のパルス幅で流すことにより、すなわちパルス信号入力部にパルスが入力される毎に、回転伝達装置出力軸76は入力部材から回転動力が1回転だけ伝達される。
【0102】
ここで前述までの構成説明は固定つめ86が円周方向に1カ所構成された例を用いたが、以下の本実施例においては、円周方向に2カ所の固定つめ86を設け、円周方向に2分割して、入力部材91から回転伝達軸出力軸76へ回転動力を接続、切断をおこなう例を示す。
【0103】
本実施例においては図9に示すように、回転伝達装置の1回転360°を第2分割角度θ2と第1分割角度θ1を持つように設定している。特に本実施例においては、第2分割角度θ2を120°、第1分割角度θ1を停止位置Pより240°と設定している。すなわち、回転つめ87が1回転する間に2カ所固定つめ86が設けられており、まず第1には、回転つめ87がHPの位置で停止するように固定つめ86が設けられ、第2には、回転つめ87がPの位置で停止するように固定つめ86が設けられている。
【0104】
従って本実施例の場合、回転つめ87が固定つめ86により、停止位置HPにて停まっているときに、所定のパルス幅Δt1の信号をパルス入力部に入力することにより、回転つめ87が開放され、次の固定つめまで、すなわち停止位置Pまで120°の角度を回転板88が回転する。よって前述したように、回転板88が回転する間は、入力部材から回転伝達装置出力軸が接続されるので、回転伝達装置出力軸は同じく120°だけ回転して停止する。
【0105】
また再度所定のパルス幅Δt1の信号をパルス入力部に入力することにより、再度回転つめ87が開放され、次の固定つめまで、すわわち停止位置HPまで240°の角度を回転板88が回転する。よって同様に、回転板88が回転する間は、入力部材から回転伝達装置出力軸が接続されるので、回転伝達装置出力軸は同じく240°だけ回転して停止する。
【0106】
ここでパルス信号入力部77に入力するパルス幅Δt1について詳細に説明する。
【0107】
前記パルス幅Δt1の信号は、所定の分割角度を回転するために要する時間よりも短く、かつパルス入力による励磁によって可動部材が軸方向に移動する時間と、回転つめが回転して固定つめを乗り越えるだけの時間の和よりも十分長いことがが必要である。
【0108】
パルス幅について、より具体的に説明をおこなう。本実施例において、入力部材の回転数を20(回転/分)とすると、入力部材は3秒で1回転する。すなわち、回転板88が停止位置HPから、停止位置Pまで回転するのに1秒の時間を要する。
【0109】
ここで前記パルス幅Δt1が、0.5秒のパルス幅であったとすると、固定つめ86が軸方向に移動している時間も同じく0.5秒であり、その間に回転つめ87は停止位置HPから60°だけA方向に回転する。回転つめ87が停止位置HPから60°だけ回転した位置で、固定つめ86が元の位置となることから、回転つめ87は、次の停止位置Pにて確実に固定つめ86と当接する。これにより回転伝達装置出力軸は確実に120°回転することとなる。
【0110】
しかしながら、前記パルス幅Δt1が、1.5秒のパルス幅であったとすると、固定つめ86が軸方向に移動している時間も同じく1.5秒であり、その間に回転つめ87は停止位置HPから180°だけA方向に回転する。回転つめ87が停止位置HPから180°だけ回転した位置で、固定つめ86が軸方向に元の位置となることから、回転つめ87は、次の停止位置Pを飛び越えて、停止位置HPまで回転してから固定つめ87と当接する。よって回転伝達装置出力軸は、360°回転してしまい、回転伝達装置出力軸を120°だけ回転することができない。
【0111】
また、前記パルス幅Δt1が、0.01秒のパルス幅であったとすると、固定つめ86が軸方向に移動している時間も同じく0.01秒であり、その間に回転つめ87は停止位置HPから1.2°だけA方向に回転するだけである。さらに、可動部材が軸方向に移動するためにも時間を要すことから、回転つめ87が停止位置HPの固定つめ87を乗り越えることができない可能性がある。よって、同様に回転伝達装置出力軸を120°だけ回転する事ができない可能性がある。
【0112】
上述した理由により、本実施例におけるパルス幅Δt1の信号は、第2分割角度θ2が120°であるので、120°回転するために要する時間よりも短く、かつパルス入力による励磁によってクラッチが作動するのに十分な時間である必要がある。すなわち、停止位置HPと停止位置Pの中間点において、固定つめ86が軸方向の元の位置に戻るのが好ましいので、本実施例におけるパルス幅Δt1の信号は0.5秒程度であることが好ましい。
【0113】
ただし、前述した例は入力部材の回転数を20(回転/分)と仮定した場合であり、入力部材の回転数が異なることにより、適正なパルス幅Δt1の信号幅は異なる事は言うまでもない。
【0114】
以上の動作により、カムの位置を検出するための特別な位置センサーを設けることなしに、カム位置を規定することができるので、現像装置離接駆動系において、現像装置が感光体と離間する待機位置と、感光体と近接する現像位置を定めることができる。
【0115】
さらに、本実施例における現像装置離接機構のイニシャライズ動作について説明する。一般的に電源投入前は、画像形成装置を構成する各機構が必ずしも所定の位置で停止しているとは限らない。同様に現像装置離接機構を所定の位置に停止させるためにはイニシャライズ動作をおこなう必要がある。具体的には、現像装置が、感光体を離間する待機位置となるようにイニシャライズ動作をおこなう必要がある。
【0116】
本実施例において、現像装置の待機位置となるためには前記回転伝達装置において、図9に示す停止位置HPにて停止する必要がある。ここで図9を用いてイニシャライズ動作にて、停止位置HPに設定する方法を説明する。
【0117】
前述したように、画像形成装置を構成する各機構が必ずしも所定の位置で停止しているとは限らない。そこで画像形成装置の電源投入時に、動力源の駆動モータを回転させると、前述したように回転伝達装置の回転つめ87は、固定つめ86と当接する位置まで回転することから、回転つめ87も停止位置HPか停止位置P点のどちらかの状態にて停止する。よって回転伝達装置出力軸も、停止位置HPか停止位置P点のどちらかに対応する位置にて停止する。
【0118】
ここで回転伝達装置が第2の分割角度θ2より大きく、第1の分割角度θ1よりも小さい角度θ’だけ回転するのに要する時間相当の信号パルスΔt2の入力を1回おこなう。本実施例では120°より大きく、240°より小さい角度であれば良く、入力部材が180°だけ回転するのに相当するパルス信号入力Δt2をおこなった例を示す。
【0119】
前述のパルス入力により、回転伝達装置の出力軸は必ず停止位置HPに対応する位置にて停止させることができる。パルス幅について、より具体的な例を用いて説明をおこなう。本実施例において、入力部材の回転数を20(回転/分)とすると、入力部材は3秒で1回転する。すなわち入力部材が180°だけ回転するのに相当するパルス信号Δt2の長さは1.5秒である。
【0120】
すなわち初期状態で停止位置HPにて、回転つめ87が固定つめ86に当接していた場合、長さ1.5秒の前記パルス幅Δt2をパルス入力部に入力すると、固定つめ86が軸方向に移動している時間も同じく1.5秒であり、その間に回転つめ87は停止位置HPから180°だけA方向に回転する。回転つめ87が停止位置HPから180°だけ回転した位置で、固定つめ86が元の位置となることから、回転つめ87は、停止位置HPにて固定つめ86と当接する。これにより、回転伝達装置出力軸も停止位置HPに対応する位置にて停止しているので、イニシャライズ動作が完了したこととなる。
【0121】
また初期状態で停止位置Pにて、回転つめ87が固定つめ86に当接していた場合、長さ1.5秒の前記パルス幅Δt2をパルス入力部に入力すると、固定つめ86が軸方向に移動している時間も同じく1.5秒であり、その間に回転つめ87は停止位置Pから180°だけA方向に回転する。回転つめ87が停止位置HPから180°だけ回転した位置で、固定つめ86が元の位置となることから、回転つめ87は、停止位置HPにて固定つめ86と当接する。これにより、回転伝達装置出力軸も停止位置HPに対応した位置にて停止するので、イニシャライズ動作が完了したこととなる。
【0122】
ただし、前述した例は入力部材の回転数を20(回転/分)と仮定した場合であり、入力部材の回転数が異なることにより、適正なパルス幅Δt2の信号幅は異なる事は言うまでもない。
【0123】
また本実施例においては、入力部材が180°だけ回転するのに相当するパルス信号入力Δt2をおこなった例を示したが、これは120°と240°の中間の角度であり、最も望ましい角度である。すなわち、初期状態が停止位置HP、停止位置Pのいずれであっても、固定つめ86が軸方向に移動してから元の位置に戻る際に、回転つめと干渉する確立の最も低い位置となるからである。
【0124】
以上説明したような構成とすることにより、カム位置を検出するための特別な位置センサー等を設けることなく、初期的にカム位置を規定することができ、現像装置の離接位置を電源投入時に決めることができる。また所定のパルス入力により、カム位置を規定することが可能であり、安価で簡易な画像形成装置を構成することができる。
【0125】
また、ここまでの回転伝達装置については、回転伝達装置1回転360°を2分割し、第1分割角度θ1(240°)と第2分割角度θ2(120°)を有する場合について説明を行ってきたが、3分割以上の分割角度を有していてもまったく同様な動作を得ることが出来る。
【0126】
すなわち駆動源から回転力を得る入力軸と、被駆動体へ回転力を伝達する出力軸と、前記入力軸と前記出力軸の間にあり、駆動源から被駆動体へ断続的に回転力を伝達する伝達手段と、前記伝達手段を制御する制御手段から構成される回転伝達装置において、
前記伝達手段の1回転をn分割(θn、θn-1、・・・・θ2、θ1)し、前記制御手段のパルス入力により、順次各分割角度分だけ入力軸から出力軸へ回転力を伝達するように構成され、
前記分割角度が、
【0127】
【数5】
Figure 0004087915
【0128】
の関係式で示され、
前記制御手段は、任意のタイミングでパルス出力が可能であり、パルス幅が
α < θmin(ただしθminはθ1からθnの各分割角度の中で最小の分割角度)の関係式で示される入力部材の回転角度αに相当するパルス幅信号
を出力することにより、基点となる初期位置から、各分割停止位置に順に停止させることができる。
【0129】
さらに、前記伝達手段の分割角度が
180° <θ1< 360°
の関係式で示され、
前記制御手段は、
【0130】
【数6】
Figure 0004087915
【0131】
の関係式で示される入力部材の回転角度βに相当するパルス幅信号
を出力する様に構成された伝達装置であれば、イニシャライズ時に、基点となる停止位置に停止させることができ、全く同様な動作を得ることができる。
【0132】
ここで前述した実施例は分割数n=2の例を示している。
【0133】
以上説明したような構成とすることにより、カム位置を検出するための特別な位置センサー等を設けることなく、初期的にカム位置を規定することができる。また所定のパルス入力により、カム位置を規定することが可能である。
【0134】
図10は、感光体周速度、露光走査光学系モータ、現像装置駆動系と現像装置離接駆動系の駆動モータ、現像装置離接駆動系の回転伝達装置、の制御形態を示したタイミングチャートである。
【0135】
図10により、本実施例における画像形成装置の駆動制御形態について詳細な説明を行う。
【0136】
図10において、感光体1が回転を開始し、感光体周速度が所定周速度V1に達するとレーザ走査光学系が回転動作を開始し、続いて走査光学系が所定の回転速度に到達すると時間Tyの間でイエロー潜像を感光体1上に書き込む。次にイエロー・マゼンタ現像装置駆動モータはCCW方向にスローアップを開始し、離接用カムを駆動する速度V2まで速度を上げる。ここで現像装置離接用カムは予め画像形成装置の電源が投入された際に、イニシャライズ動作をされており、イエロー現像装置4、マゼンタ現像装置5、シアン現像措置6、ブラック現像装置7のいずれの現像装置も、感光体1と離間する待機状態に位置している。
【0137】
本実施例においては、図9に示した停止位置HPの位置に停止して、現像装置側に設けられたピンを押し下げた状態となっている。そしてイエロー用の回転伝達装置に所定の時間Δtのパルス信号P1を入力すると、現像装置のカムが第2分割角度、すなわちθ2=120°回転するので、イエロー現像装置は感光体に近接する現像位置まで移動する。引き続いてイエロー・マゼンタ現像装置駆動モータは同方向に速度V2からさらにスローアップを開始し、現像ローラを良好な現像が行われる速度V3まであげる。
【0138】
所定の速度V3まであがると、感光体上のイエロー潜像がイエロー現像装置の現像ローラ部に近接し、時間TR1にて現像を行う。現像が時間TR1にて終了すると、イエロー・マゼンタ現像装置駆動モータは速度V3からスローダウンをおこない離接カムを駆動する速度V4になる。速度V4になった時点でイエロー用の回転伝達装置に所定の時間Δtのパルス信号P2を入力する。
【0139】
これにより現像装置のカムは第1分割角度、すなわちθ1=240°回転するのでイエロー現像装置は感光体に離間する位置まで移動する。イエロー現像装置の離間が終了するとイエロー・マゼンタ現像装置駆動モータは、速度V4からスローダウンにより停止する。
【0140】
以上の一連の動作により感光体上にイエローのトナー像が形成され、感光体が中間転写ベルトに当接することにより、イエローのトナー像が中間転写ベルトに転写される。
【0141】
続いてレーザ走査光学系では、イエロー潜像を感光体上に書き込みが終了すると、次に時間Tcの間でシアン潜像を感光体1上に書き込む。またそれに先立ってシアン・ブラック現像装置駆動モータはCCW方向にスローアップを開始し、離接カムを駆動する速度V2まで速度を上げる。
【0142】
ここでシアン現像装置の回転伝達装置に所定の時間Δtのパルス信号P3を入力する。これによりシアン現像装置の回転伝達装置が第2分割角度(120°)回転するので、シアン現像装置は感光体に近接する現像位置まで移動する。引き続いてシアン・ブラック現像装置駆動モータは同方向にV2速度からさらにスローアップを開始し、現像ローラを良好な現像が行われる現像速度V3まであげる。所定の速度まであがると、感光体上のシアン潜像がシアン現像装置の現像ローラ部に近接し時間TR2にて現像を行う。現像が時間TR2にて終了すると、シアン・ブラック現像装置駆動モータはV3速度からスローダウンをおこない再び離接カムを駆動する速度V4にする。
【0143】
速度がV4になった時点でシアン現像装置の回転伝達装置に所定の時間Δtのパルス信号P4を入力する。これにより現像装置のカムが第1分割角度、すなわちθ2=240°回転するのでシアン現像装置は感光体に離接する位置まで移動する。以上の一連の動作により感光体上にシアンのトナー像が形成され、感光体に当接した中間転写ベルトにシアンのトナー像が転写される。
【0144】
続いてマゼンタの現像について説明する。レーザ走査光学系では、シアン潜像を感光体1上に書き込みが終了すると、次に時間Tmの間でマゼンタ潜像を感光体1上に書き込む。それにともないイエローの現像が終わった後に停止していたイエロー・マゼンタ現像装置駆動モータは、イエロー現像時とは逆方向のCW方向にスローアップを開始し、離接カムを駆動する速度V2まで速度を上げる。
【0145】
ここでマゼンタ現像装置の回転伝達装置に所定の時間Δtのパルス信号P5を入力する。これにより現像装置のカムが第2分割角度、すなわちθ2=120°回転するので、マゼンタ現像装置は感光体に近接する位置まで移動する。引き続いてイエロー・マゼンタ現像装置駆動モータは同方向にV2速度からさらにスローアップを開始し、現像ローラを良好な現像が行われる現像速度V3まであげる。所定の速度まであがると、感光体上のマゼンタ潜像がマゼンタ現像装置の現像ローラ部に近接し時間TR3にて現像を行う。現像が時間TR3にて終了すると、イエロー・マゼンタ現像装置駆動モータはV3速度からスローダウンをおこない離接カムを駆動する速度V4になる。速度がV4になった時点でマゼンタ現像装置の回転伝達装置に所定の時間Δtのパルス信号P6を入力する。これにより現像装置のカムが第1分割角度、すなわちθ1=240°回転するのでマゼンタ現像装置は感光体に離間する位置まで移動する。
【0146】
以上の一連の動作により感光体上にマゼンタの現像が行われ、感光体に当接した中間転写ベルトにマゼンタのトナー像が転写され、感光体が中間転写ベルトに当接することにより、マゼンタのトナー像が転写される。
【0147】
続いてブラックの現像について説明する。レーザ走査光学系では、マゼンタ潜像を感光体1上に書き込みが終了すると、次に時間Tbkの間でブラック潜像を感光体1上に書き込む。それにともないシアンの現像が終わった後に停止していたシアン・ブラック現像装置駆動モータは、シアン現像時とは逆方向のCW方向にスローアップを開始し、離接カムを駆動する速度V2まで速度を上げる。
【0148】
ここでブラック現像装置の回転伝達装置に所定の時間Δtのパルス信号P7を入力する。これにより現像装置のカムが第2分割角度、すなわちθ2=120°回転するので、ブラック現像装置は感光体に近接する位置まで移動する。引き続いてシアン・ブラック現像装置駆動モータは同方向にV2速度からさらにスローアップを開始し、現像ローラを良好な現像が行われる現像速度V3まであげる。所定の速度まであがると、感光体上のブラック潜像がブラック現像装置の現像ローラ部に近接し時間TR4にて現像を行う。現像が時間TR4にて終了すると、シアン・ブラック現像装置駆動モータはV3速度からスローダウンをおこない再び離接カムを駆動する速度V4にする。速度がV4になった時点でブラック現像装置の回転伝達装置に所定の時間Δtのパルス信号P8を入力する。これにより現像装置のカムが第1分割角度θ1(240°)回転するのでブラック現像装置は感光体に離接する位置まで移動する。
【0149】
以上の一連の動作により感光体上にブラックの現像が行われ、感光体に当接した中間転写ベルトにブラックのトナー像が転写される。
【0150】
以上、図10に示した各現像装置の駆動制御形態により、各色のトナー像を中間転写ベルト8上に重ねて形成し、記録媒体に一括転写することでフルカラー画像が得ることができる。また各現像装置の離接は、他の現像装置の現像時間中におこなうことができるので、複数の現像装置の現像時間の間の間隔を短くすることができ、高速出力が可能な画像形成装置を提供することができる。
【0151】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の画像形成装置によれば、少ない動力源にて安価で簡易な構成の画像形成装置を提供することができる。
【0152】
また、本発明の画像形成装置によれば、現像装置移動のための時間が短く、高速出力が可能な画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の画像形成装置の全体構成を示す装置断面図である。
【図2】感光体周りの現像装置の配置を示した画像形成装置の構成を示す断面図である。
【図3】本実施例の画像形成装置のシアン現像装置を示す断面図である。
【図4】本画像形成装置のシアン現像装置の現像装置駆動系の輪列配置図である。
【図5】本画像形成装置のシアン現像装置とブラック現像装置の離接駆動機構を示す概略図である。
【図6】シアン現像装置とブラック現像装置の現像装置の駆動系および現像装置離接用の駆動系を示した斜視図である。
【図7】回転伝達装置の構成を説明する図である。
【図8】回転伝達装置の断面図である。
【図9】回転伝達装置の動作角度を説明する図である。
【図10】感光体周速度、露光走査光学系モータ、現像装置駆動系と現像装置離接駆動系の駆動モータ、現像装置離接駆動系の回転伝達装置、の制御形態を示したタイミングチャートである。
【符号の説明】
1.感光体
2.帯電手段
3.潜像形成手段
4.イエロー現像装置
5.マゼンタ現像装置
6.シアン現像装置
7.ブラック現像装置
8.中間転写ベルト
9.駆動ローラ
10.バックアップローラ
11.テンションローラ
12.皺取りローラ
13.一次転写ローラ
14.感光体クリーナ
15、16.紙搬送ローラ
17.記録材
18.二次転写ローラ
19.二次転写支点軸
20.給紙ローラ
21.中間転写体クリーナ
22.定着手段
23、24.排紙ローラ
25.フレーム
26.フレーム支点軸
27.ヒートローラ
28.第1の加圧ローラ
29.第2の加圧ローラ
30.離接剤塗布手段
31.制御パネル
32.揺動支点
33.入力ギア
34、35、37、49、50、52、53、55、56、61、62、65、66.伝達ギア
36.現像ローラギア
38.ラチェットアーム
39.ラチェットギア
40、41、42.アジテータギア
43、44.アイドラーギア
45.アジテータシャフト
46.供給ローラギア
47.駆動モータ
48.ピニオンギア
51、64.一方向クラッチ
54、63.現像装置駆動ギア
57、67.回転伝達装置ギア
58、68.回転伝達装置
59、69.カム
60、70.カム用ピン
71.モータ軸ブレ防止部材
72、74、93.シャフト
75.可動部材
76.回転伝達装置出力軸
77.パルス信号入力部
78、付勢バネ
79.バネ
80.紙カセット
81.アジテータ
82.供給ローラ
83.現像ローラ
84.板金
85.規制部材
86.固定つめ
87.回転つめ
88.回転部材
89.コイル
90.バネ部材
91.入力部材
92.ベース

Claims (4)

  1. 静電潜像が形成される潜像担持体と、前記潜像担持体上の静電潜像を顕像化する複数の現像装置と、前記現像装置を駆動する駆動モータと、前記現像装置を前記潜像担持体と近接する現像位置または前記潜像担持体と離間する待機位置に移動させる現像装置移動手段と、を有する画像形成装置において、
    前記駆動モータの正転、逆転駆動に応じて、前記複数の現像装置のうちの第1現像装置と第2現像装置のいずれかの現像装置に対応する現像装置移動手段及び現像装置駆動手段
    に前記駆動モータの駆動力を選択的に伝達する選択的伝達手段と、
    前記選択的伝達手段と前記現像装置移動手段との間にあって、パルス信号の入力を受けたときに、前記選択的伝達手段から駆動力を受ける回転部材が所定の角度だけ回転して、前記選択的伝達手段から伝達される駆動力を前記現像装置移動手段に伝達する2次伝達手段を有し、
    前記駆動モータの正転又は逆転の駆動開始により、前記選択的伝達手段で選択された現像装置駆動手段に駆動力を伝達させ、前記駆動モータの速度を第1の速度に上げさせ、
    その後、パルス信号を前記2次伝達手段に与えて、前記選択的伝達手段から伝達される駆動力を前記現像装置移動手段に伝達させ、前記現像装置移動手段を、前記現像装置が前記潜像担持体から離間する位置から前記潜像担持体に近接する現像位置に移動するまで、駆動させ、
    その後、前記潜像担持体に静電潜像が形成されるのを受けて、前記駆動モータの速度を前記第1の速度より速い第2の速度に上げて、前記現像装置駆動手段により前記現像装置を駆動させて現像を行わせ、
    現像の終了後、前記駆動モータを前記第2の速度より遅い第3の速度に減速させてから、再びパルス信号を前記第2次伝達手段に与えて、前記選択的伝達手段から伝達される駆動力を前記現像装置移動手段に伝達させ、前記現像装置移動手段を、前記現像装置が前記潜像担持体に近接する位置から前記潜像担持体から離間する位置に移動するまで、駆動させ、
    その後、前記駆動モータの駆動を停止する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記現像装置移動手段は、前記現像装置を揺動自在に支持する支持手段と、前記現像装置を一方向に揺動付勢する付勢手段と、前記現像装置を他方向に揺動移動させるカム機構と、から構成したことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記付勢手段は前記現像装置を現像位置の方向に付勢させ、前記カム機構は前記現像装置を待機位置方向に移動させることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記揺動自在に支持する支持手段は、前記現像装置を駆動するギア列のかみ合い点近傍に配置して構成したことを特徴とする請求項2または3記載の画像形成装置。
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