JP6136898B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成部から送られてきたシートを搬送および加熱することで画像をシートに定着させる定着器と、定着器を駆動する駆動力を発生するモータとを備える画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置において、画像形成部と定着部の間を搬送されるシートの弛み量を一定の範囲に維持することができるように構成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この画像形成装置は、定着器を駆動する駆動力を発生させるモータと、画像形成部と定着部の間に設けられたシートの弛み量を検知するセンサと、センサの検知結果に基づいてモータの回転速度を制御し、定着部の搬送速度を調整する制御部とを備えている。
特開2009−134120号公報
ところで、画像形成装置全体の制御を簡易にするため、モータの回転速度を制御することなく、定着器における用紙搬送速度を調整できる構成が望まれる。
そこで、本発明は、モータの回転速度を制御することなく定着器における用紙搬送速度を調整できる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部から送られてきたシートを搬送および加熱することで画像をシートに定着させる定着器と、前記定着器を駆動する駆動力を発生するモータと、第1の速度伝達比と、前記第1の速度伝達比よりも大きい第2の速度伝達比とのいずれか一方により、前記モータからの駆動力を伝達する変速機構と、前記第1の速度伝達比と前記第2の速度伝達比のいずれか一方を選択する選択制御を実行する制御手段と、を備える。
前記変速機構は、サンギヤ、キャリアおよびリングギヤの3つの要素を有する遊星ギヤ機構であって、前記モータからの駆動力が伝達される第1要素および第2要素と、前記第1要素および前記第2要素から伝達される各駆動力を合成した駆動力を前記定着器に出力する第3要素とを有する遊星ギヤ機構と、前記モータからの駆動力を前記第2要素に伝達させる接続状態と、前記モータから前記第2要素への駆動力の伝達を切断する切断状態とを選択可能な接続機構と、を備える。
前記制御手段は、前記接続機構を接続状態または切断状態とすることで、前記第1の速度伝達比と前記第2の速度伝達比のいずれかを選択する。
このような構成によれば、変速機構の速度伝達比を変更することができるので、モータの回転速度を制御することなく定着器におけるシート搬送速度を調整することができる。そのため、定着器と画像形成部の間で搬送されるシートの弛み量を一定範囲にすることができる。
なお、ここでいう速度伝達比とは、駆動側の角速度/被動側の角速度のことをいう。
前記した構成において、前記制御手段は、前記第1の速度伝達比を選択するときは、前記接続機構を接続状態とし、前記第2の速度伝達比を選択するときは、前記接続機構を切断状態とするように制御する構成とすることができる。
前記した構成において、前記変速機構は、前記接続機構が切断状態になったときに、前記第2要素の回転を規制する回転規制機構を備える構成とすることができる。
このような構成によれば、接続機構が切断状態になったときに、第2要素の回転が規制されるので、第2要素が第3要素に連動して動くことがなくなる。そのため、第1要素からの駆動力を安定して定着器に伝達させることができる。
前記した画像形成装置がシートを搬送するためのシート搬送手段を備える場合には、前記モータの駆動力は、前記シート搬送手段に伝達される構成とすることができる。また、前記した構成において、前記画像形成部が表面に現像剤像が形成される感光体を備える場合には、前記モータの駆動力は、前記感光体に伝達される構成とすることができる。
このような構成によれば、モータをシート搬送手段や感光体の駆動にも用いるから、部品点数を削減でき、コストダウンできる。
前記した構成において、前記定着器は、熱源により加熱される加熱ユニットと、前記加熱ユニットとの間でシートを挟むとともに、前記加熱ユニットに接しながら回転する加圧ローラと、前記加熱ユニットおよび前記加圧ローラの一方を他方に向けて付勢する付勢手段と、を有し、前記第3要素から出力される駆動力は、前記加圧ローラに入力される構成とすることができる。また、前記加熱ユニットは、前記加圧ローラに接触して、前記加圧ローラの駆動力を受けて従動回転する無端状のベルトを有していてもよい。
加圧ローラは、熱膨張により径が変化するので、加圧ローラに駆動力が入力される場合、定着器におけるシート搬送速度が変化しやすい。しかし、上記した構成によれば、変速機構により、加圧ローラが熱膨張しても、シートの搬送速度を一定範囲にすることができる。
前記した構成において、前記第1要素は、前記リングギヤおよび前記サンギヤの一方であり、前記第2要素は、前記リングギヤおよび前記サンギヤの他方であり、前記第3要素は、前記キャリアである構成とすることができる。
このような構成によれば、第1要素または第2要素をキャリアとした場合と比較して、変速機構の速度伝達比が大きくなるので、モータの駆動力を、トルクを増幅して定着器に伝達することができる。
前記した構成において、前記接続機構は、前記モータから駆動力が入力される入力軸と、前記第2要素に駆動力を出力する出力軸とを有し、接続状態においては前記入力軸と前記出力軸が一体に回転し、切断状態においては前記入力軸と前記出力軸が一体に回転しない構成とすることができる。また、この構成において、前記接続機構は、電磁クラッチを含む構成であってもよい。
前記した構成において、前記制御手段は、前記定着器がシートを搬送していないときに前記選択制御を実行する構成とすることができる。
このような構成によれば、シートの定着時に搬送速度が変動しないので、定着動作を安定させることができる。
前記した構成において、前記制御手段は、シートが前記定着器を搬送される速度が第1の閾値よりも小さいときは前記第1の速度伝達比を選択するように制御してもよいし、シートが前記定着器を搬送される速度が第2の閾値よりも大きいときは前記第2の速度伝達比を選択するように制御してもよい。
このような構成によれば、実際の搬送速度に応じて速度伝達比を選択することができるので、画像形成部と定着器間のシートの弛み量を一定範囲にすることができる。
前記した画像形成装置がシートの搬送経路における前記定着器に隣接した位置に配置され、シートの通過を検知するセンサを備える場合には、前記制御手段は、前記センサの検出信号を利用して前記選択制御を実行する構成とすることができる。
前記したセンサを備える構成において、前記センサが前記定着器よりも前記搬送経路の下流側に配置される場合には、前記制御手段は、シートが前記センサを通過する時間が第3の閾値よりも大きいときは前記第1の速度伝達比を選択する構成としてもよいし、シートが前記センサを通過する時間が第4の閾値よりも小さいときは前記第2の速度伝達比を選択する構成としてもよい。
このような構成によれば、センサでシートの通過時間を検知することにより、実際の搬送速度に応じて速度伝達比を選択できる。
前記した構成において、前記制御手段が一定時間における印刷枚数を計数する計数手段を有する場合には、印刷枚数が第5の閾値よりも小さいときは前記第1の速度伝達比を選択し、印刷枚数が第5の閾値以上のときは前記第2の速度伝達比を選択するように制御する構成としてもよい。
前記した構成において、前記制御手段が一定時間における前記モータの回転回数を計数する計数手段を有する場合には、前記モータの回転回数が第6の閾値よりも小さいときは前記第1の速度伝達比を選択し、前記モータの回転回数が第6の閾値以上のときは前記第2の速度伝達比を選択するように制御する構成としてもよい。
本発明によれば、モータの回転速度を制御することなく定着器におけるシート搬送速度を調整することができる。
本発明の実施形態に係るカラープリンタの概略構成を示す図である。 定着装置の断面図である。 接続状態における変速機構全体を示す図である。 遊星ギヤ機構を軸方向の一方側から見た図(a)と、遊星ギヤ機構及び回転規制機構が取り付けられた取付板を軸方向の他方側から見た図(b)である。 電磁クラッチにおける切断状態を示す断面図(a)と、接続状態を示す断面図(b)である。 変速機構において、切断状態を示す図(a)と、切断状態から接続状態に切り替えたときを示す図(b)と、接続状態を示す図(c)と、接続状態から切断状態に切り替えたときを示す図(d)である。 制御装置の動作を示すフローチャートである。 第1変形例に係る変速機構全体を示す図である。 ワンウェイクラッチを軸方向の一方側から見た拡大図(a)と、上下方向から見た拡大図(b)である。 第2変形例に係る制御装置の動作を示すフローチャートである。 第3変形例に係る制御装置の動作を示すフローチャートである。
次に、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明においては、まず、画像形成装置の一例としてのカラープリンタ1の全体構成を説明した後、本発明の特徴部分の詳細を説明することとする。
以下の説明において、方向は、カラープリンタ1使用時のユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1において、紙面に向かって右側を「前側」、紙面に向かって左側を「後側」とし、紙面に向かって奥側を「右側」、紙面に向かって手前側を「左側」とする。また、紙面に向かって上下方向を「上下方向」とする。
図1に示すように、カラープリンタ1は、装置本体10内に、シートの一例としての用紙Pを供給する給紙部20と、給紙された用紙Pに画像を形成する画像形成部30と、定着器100と、画像が形成された用紙Pを排出する排紙部90と、変速機構200と、制御手段の一例としての制御装置300と、モータMとを備えている。変速機構200及び制御装置300については後述する。
給紙部20は、用紙Pを収容する給紙トレイ21と、給紙トレイ21から用紙Pを画像形成部30へ搬送するシート搬送手段の一例としての用紙搬送機構22とを備えている。
画像形成部30は、スキャナユニット40と、4つのプロセスカートリッジ50と、ホルダ60と、転写ユニット70とを備えている。
スキャナユニット40は、装置本体10内の上部に設けられ、図示しないレーザ発光部、ポリゴンミラー、レンズおよび反射鏡などを備えている。そして、スキャナユニット40では、レーザビームが図の2点鎖線で示す経路を通って、各感光ドラム51の表面上に高速走査にて照射される。
プロセスカートリッジ50は、給紙部20の上方で前後方向に配列されており、感光体の一例としての感光ドラム51や、図示しない公知の帯電器、現像ローラ53、トナー収容室などを備えて構成されている。
ホルダ60は、4つのプロセスカートリッジ50を保持しており、装置本体10の前面に配置されたフロントカバー11を開放することで形成される開口部10Aを通して前後方向に移動可能に構成されている。
転写ユニット70は、給紙部20と4つのプロセスカートリッジ50との間に設けられ、駆動ローラ71、従動ローラ72、搬送ベルト73及び転写ローラ74を備えている。
駆動ローラ71および従動ローラ72は、前後方向に離間して平行に配置され、その間に搬送ベルト73が張設されている。また、搬送ベルト73の内側には、各感光ドラム51との間で搬送ベルト73を挟持する転写ローラ74が、各感光ドラム51に対向して4つ配置されている。
定着器100は、プロセスカートリッジ50及び転写ユニット70の後側に配置され、画像形成部30から送られてきた用紙Pを搬送及び加熱することで用紙Pに画像を定着させている。また、定着器100は、モータMから発生する駆動力により駆動される。
このように構成される画像形成部30では、まず、各感光ドラム51の表面が、帯電器により一様に帯電された後、スキャナユニット40で露光される。これにより、各感光ドラム51上に画像データに基づく静電潜像が形成される。その後、現像ローラ53によって、トナー収容室内のトナーが、感光ドラム51上の静電潜像に供給されることで、感光ドラム51上にトナー像が担持される。
次に、搬送ベルト73上に供給された用紙Pが各感光ドラム51と各転写ローラ74との間を通過することで、各感光ドラム51上に形成されたトナー像が用紙P上に転写される。そして、定着器100により用紙P上に転写されたトナー像が熱定着される。
また、用紙Pの搬送経路における定着器100より下流側で定着器100に隣接した位置には、用紙Pの通過を検知するセンサの一例としての通紙センサ310が配置されている。なお、通紙センサ310は、公知の構造であり、用紙Pの当接により揺動可能な検出アーム311と、検出アーム311の揺動を検出する光センサとで構成されている。
排紙部90は、用紙Pを搬送する複数の搬送ローラ91を主に備えている。トナー像が転写され、熱定着された用紙Pは、搬送ローラ91によって搬送され、装置本体10の外部に排出される。
図2に示すように、定着器100は、ベルトの一例としての定着ベルト110と、熱源の一例としてのハロゲンランプ120と、ニップ板130と、反射板140と、加圧ローラ150と、ステイ160と、ガイド部材170(一方のみ図示)と、定着フレーム180とを主に備えている。なお、定着ベルト110、ハロゲンランプ120、ニップ板130、反射板140、ステイ160及びガイド部材170は、加熱ユニットの一例である。
定着ベルト110は、耐熱性と可撓性を有する無端状のベルトであり、加圧ローラ150に接触して、加圧ローラ150の駆動力を受けて従動回転するように構成されている。
ハロゲンランプ120は、ニップ板130および定着ベルト110を加熱することで用紙P上のトナーを加熱する公知の発熱体であり、定着ベルト110の内側において定着ベルト110およびニップ板130の内面から所定の間隔をあけて配置されている。
ニップ板130は、ハロゲンランプ120からの輻射熱を受ける板状の部材であり、定着ベルト110の内周面に接触している。ニップ板130は、後述するスチール製のステイ160より熱伝導率が大きい、例えばアルミニウム板などから形成されており、ハロゲンランプ120からの輻射熱を、定着ベルト110を介して用紙P上のトナーに伝達する。
反射板140は、ハロゲンランプ120からの輻射熱(主に前後方向や上方向に向けて放射された輻射熱)をニップ板130に向けて反射する部材であり、定着ベルト110の内側においてハロゲンランプ120を取り囲むように配置されている。
加圧ローラ150は、定着ベルト110の外周面と接しながら回転し、定着ベルト110との間でニップNを形成する部材である。加圧ローラ150は、定着ベルト110の下方に配置されており、定着ベルト110との間で用紙Pを挟むように構成されている。
ステイ160は、ニップ板130を反射板140を介して支持することでニップ板130の剛性を確保する部材であり、反射板140を覆うように配置されている。
ガイド部材170は、定着ベルト110の左右方向両端側に1つずつ配置されて、定着ベルト110の内周面をガイドしている。
ガイド部材170は、定着フレーム180に上下に移動可能に支持されており、定着フレーム180に設けられた付勢手段の一例としてのコイルスプリングSにより、加圧ローラ150に向けて付勢されている。
次に、変速機構200について説明する。
図3に示すように、変速機構200は、複数のギヤから構成されており、第1の速度伝達比と、第1の速度伝達比よりも大きい第2の速度伝達比とのいずれか一方により、モータMから発生する駆動力を定着器100に伝達する機構である。変速機構200は、第1駆動力入力ギヤ201と、伝達ギヤ202と、遊星ギヤ機構210と、接続機構220と、回転規制機構230と、第1中間ギヤ203と、第2中間ギヤ204と、加圧ローラギヤ205とを有している。
第1駆動力入力ギヤ201は、モータMの回転軸と一体に回転する駆動ギヤGと噛み合うギヤである。なお、本実施形態における駆動ギヤGは、第2駆動力入力ギヤ206とも噛み合っている。第2駆動力入力ギヤ206は、図示しない複数のギヤ列を介して感光ドラム51、用紙搬送機構22及び転写ユニット70における駆動ローラ71に駆動力を伝達するためのギヤである。つまり、モータMの駆動力は、感光ドラム51や用紙搬送機構22等にも伝達されるようになっている。
伝達ギヤ202は、第1駆動力入力ギヤ201と噛み合い、遊星ギヤ機構210及び接続機構220にモータMの駆動力を伝達するためのギヤである。第1中間ギヤ203は、遊星ギヤ機構210に接続されるギヤであり、第2中間ギヤ204は、第1中間ギヤ203及び加圧ローラギヤ205に噛み合うギヤであり、加圧ローラギヤ205は、加圧ローラ150と一体に回転するギヤである。
遊星ギヤ機構210は、第1要素の一例としてのリングギヤ211、第2要素の一例としてのサンギヤ212及び第3要素の一例としてのキャリア213の3つの要素を有するギヤ機構であり、取付板290に保持されている(図4(b)参照)。
図4(a)に示すように、リングギヤ211は、外周に設けられた外歯部211A(図示せず)と、内周に設けられた内歯部211Bとを有している。リングギヤ211は、外歯部211Aが伝達ギヤ202と噛み合っており(図3参照)、外歯部211AにモータMからの駆動力が伝達されるようになっている。
サンギヤ212は、リングギヤ211の内周よりも径が小さくなっており、リングギヤ211の回転中心と同軸となる位置であって、リングギヤ211の内歯部211Bから離れた位置に配置されている。サンギヤ212は、接続機構220に接続されており(図3参照)、接続機構220を介してモータMからの駆動力が伝達されるようになっている。
キャリア213は、リングギヤ211の内歯部211B及びサンギヤ212と噛み合う4つのプラネタリギヤ213Aを回転可能に保持している。また、キャリア213は、プラネタリギヤ213Aがサンギヤ212周りに図示一点鎖線の軌道上を公転するのに伴い回転するように構成されている。つまり、キャリア213は、プラネタリギヤ213Aを介してリングギヤ211及びサンギヤ212からモータMからの駆動力が伝達されるように構成されている。
キャリア213は、リングギヤ211の外周より径の小さい円状の外周を有し、その外周に外歯部213Bが設けられている。外歯部213Bは、第1中間ギヤ203に噛み合い、リングギヤ211やサンギヤ212から伝達された駆動力を、第1中間ギヤ203及び第2中間ギヤ204を介して加圧ローラギヤ205に出力するように構成されている。つまり、キャリア213から出力される駆動力は、加圧ローラ150に入力されるようになっている。
遊星ギヤ機構210の動作について説明する。例えば、リングギヤ211及びサンギヤ212の両方にモータMの駆動力を入力すると(図6(b)参照)、キャリア213は、リングギヤ211及びサンギヤ212から駆動力が入力され、各駆動力を合成した駆動力を加圧ローラ150に出力する。なお、本実施形態では、リングギヤ211及びサンギヤ212の回転方向が同一方向である。
また、リングギヤ211のみにモータMの駆動力を入力し、サンギヤ212を停止状態とすると(図6(a)参照)、キャリア213は、リングギヤ211のみから駆動力が入力され、当該駆動力を加圧ローラ150に出力する。ここで、図6(a)のときの加圧ローラ150の回転速度は、図6(b)のときの加圧ローラ150の回転速度と比較して、モータMからの駆動力がサンギヤ212を介して伝達されない分だけ小さくなる。
図3に示すように、接続機構220は、モータMからの駆動力をサンギヤ212に伝達させる接続状態と、モータMからサンギヤ212への駆動力の伝達を切断する切断状態とを選択可能に構成された機構であり、電磁クラッチ221と、接続ギヤ222とを有している。
図5(a)に示すように、電磁クラッチ221は、伝達ギヤ202と噛み合う入力軸の一例としての入力ギヤ221Aと、サンギヤ212と接続ギヤ222を介して噛み合う出力軸の一例としての出力ギヤ221Bと、可動鉄心221Cと、固定鉄心221Dとを有している。
入力ギヤ221Aは、モータMからの駆動力が入力されるギヤであり、その軸線方向に延びる回転軸221Eを一体に備えている。
出力ギヤ221Bは、モータMからの駆動力を、接続ギヤ222を介してサンギヤ212に出力するギヤであり、図示せぬ軸受を介して回転軸221Eに対して回転可能に組み付けられている。
可動鉄心221Cは、入力ギヤ221Aと出力ギヤ221Bの間に配置されており、コイルが巻回されている。可動鉄心221Cは、スプラインやセレーションを介して回転軸221Eに係合しており、回転軸221Eに対して軸方向に移動可能で、かつ、回転軸221Eと一体に回転可能になっている。また、可動鉄心221Cは、図示しない付勢部材により、入力ギヤ221Aから離れる方向に付勢されている。
固定鉄心221Dは、出力ギヤ221Bの可動鉄心221C側の端面に固定されている。このため、可動鉄心221Cに通電すると、図5(b)に示すように、電磁吸引力により可動鉄心221Cが出力ギヤ221B側に移動して、固定鉄心221Dに吸着する。そして、可動鉄心221Cと出力ギヤ221Bが一体化し、入力ギヤ221Aと出力ギヤ221Bが一体に回転する。つまり、接続機構220が接続状態になり、入力ギヤ221Aに伝達されたモータMからの駆動力がサンギヤ212に伝達される。
このように接続機構220が接続状態になると、前述した遊星ギヤ機構210から出力される駆動力は、リングギヤ211及びサンギヤ212からキャリア213に伝達される各駆動力を合成した駆動力になる。言い換えると、変速機構200は、第1の速度伝達比によりモータMからの駆動力を定着器100に伝達するようになっている。つまり、このときの第1駆動力入力ギヤ201(駆動側)の角速度/加圧ローラギヤ205(被動側)の角速度が第1の速度伝達比となる。
また、可動鉄心221Cが通電されていないと、図5(a)に示すように、可動鉄心221Cと固定鉄心221Dは吸着せず、入力ギヤ221Aと出力ギヤ221Bは切断状態となり、入力ギヤ221Aと出力ギヤ221Bが一体に回転しない。つまり、接続機構220を切断状態にすることで入力ギヤ221Aに伝達されたモータMからの駆動力がサンギヤ212に伝達されない。
図3に示すように、回転規制機構230は、接続機構220が切断状態になったときにサンギヤ212の回転を規制する機構であり、揺動ギヤ231と、係合部232とを有している。
揺動ギヤ231は、サンギヤ212と噛み合い、サンギヤ212の周りを揺動可能なギヤである。より詳細に、揺動ギヤ231は、図3、図4(b)に示すように、接続機構220が接続状態になったときの接続位置(図3の実線位置)と、接続機構220が切断状態になったときであって、接続位置よりもやや上方に位置する切断位置(図3の2点鎖線位置)を移動可能になるように取付板290に形成された円弧状の長孔291に回転軸231Aが軸支されている。
揺動ギヤ231は、取付板290とは反対側に配置された取付板(図示せず)に固定されたコイルバネ292により取付板290に向けて付勢されている。
係合部232は、揺動ギヤ231に係合することで揺動ギヤ231の回転を規制するためのものであり、先端が下方に突出する三角形状に形成されている。係合部232は、揺動ギヤ231が切断位置に位置するときに、先端が揺動ギヤ231のギヤ歯231Bと係合する位置になるように配置されている。
回転規制機構230の動作について図6(a)〜(d)を参照しつつ説明する。
図6(a)に示すように、変速機構200が切断状態のとき、電磁クラッチ221の通電がOFFとなっており、出力ギヤ221Bに駆動力が伝達されておらず、揺動ギヤ231が切断位置に位置する。
電磁クラッチ221の通電をONにして変速機構200を接続状態にすると、図6(b)に示すように、出力ギヤ221Bに駆動力が伝達され、サンギヤ212が図示時計回りに回転し始める。揺動ギヤ231は、サンギヤ212の回転により下方、つまり、切断位置から接続位置に向けて移動し始め、図6(c)に示すように、接続位置に到達すると、その位置で空転する。
次に、図6(c)の状態から、電磁クラッチ221の通電をOFFにして変速機構200を切断状態にすると、図6(d)に示すように、電磁クラッチ221からサンギヤ212に駆動力が伝達されないことにより、サンギヤ212は、リングギヤ211の回転に伴って時計回りに回転するプラネタリギヤ213Aからの力を受けて反時計回りに回転し始める。揺動ギヤ231は、サンギヤ212の回転に伴って、上方に移動し始める。
揺動ギヤ231が上方に移動して、係合部232に接触すると、図6(a)に示すように、揺動ギヤ231と係合部232が回転軸に直交する方向から係合して揺動ギヤ231の回転が規制される(図4(b)参照)。それに伴い、揺動ギヤ231に噛み合うサンギヤ212の回転も規制され、サンギヤ212は停止状態となる。
ここで、サンギヤ212の回転が規制され、停止状態になると、遊星ギヤ機構210から出力される駆動力は、リングギヤ211からキャリア213に伝達される駆動力になる。言い換えると、変速機構200は、第2の速度伝達比によりモータMからの駆動力を定着器100に伝達するようになっている。つまり、このときの第1駆動力入力ギヤ201(駆動側)の角速度/加圧ローラギヤ205(被動側)の角速度が第2の速度伝達比となる。ここで、前述した第1の速度伝達比のときの加圧ローラギヤ205の角速度と比較して、第2の速度伝達比のときの加圧ローラギヤ205の角速度は、サンギヤ212から駆動力が伝達されない分だけ小さくなる。そのため、第2の速度伝達比は、第1の速度伝達比よりも大きくなる。
このように変速機構200は、第1の速度伝達比及び第2の速度伝達比を選択することにより、モータMの回転速度を変えずに、定着器100に伝達される駆動力を変更することができるようになっている。
次に、制御装置300について説明する。
制御装置300は、例えば、CPU,ROM,RAMなどを有しており、前述した通紙センサ310の検出信号と、予め用意されたプログラム等に基づいて演算処理を行うことによって、変速機構200の制御を実行するように構成されている。
制御装置300は、第1の速度伝達比と第2の速度伝達比のいずれか一方を選択する選択制御を実行する。具体的には、制御装置300は、所定長さの用紙Pが通紙センサ310を通過する時間が第3の閾値の一例としての第1時間T1よりも大きいときに第1の速度伝達比を選択し、所定長さの用紙Pが通紙センサ310を通過する時間が第4の閾値の一例としての第2時間T2よりも小さいときに第2の速度伝達比を選択するように制御する。このように所定長さの用紙Pが通紙センサ310を通過する時間を各閾値と比較することは、用紙Pの搬送速度を各閾値と比較することに対応する。
なお、本実施形態では、第1時間T1が第2時間T2よりも大きくなるように設定するが、第1時間T1と第2時間T2が同じ時間になるように設定してもよい。また、第1時間T1及び第2時間T2は、用紙Pのサイズに応じて適宜変更可能であり、ユーザによる用紙Pのサイズの入力等により適宜設定することができる。また、通紙センサ310よりも搬送経路の上流側に配置された第2通紙センサ312を通過する時間から第1時間T1及び第2時間T2を設定してもよい。このようにすることで、用紙Pのサイズを入力しなくても第1時間T1及び第2時間T2が設定可能となる。この第2通紙センサ312は、用紙搬送機構22と画像形成部30の間に配置してもよい。
制御装置300は、第1の速度伝達比を選択するときは、接続機構220を接続状態、つまり、電磁クラッチ221への通電をONにする制御を実行し、第2の速度伝達比を選択するときは、接続機構220を切断状態、つまり、電磁クラッチ221への通電をOFFにする制御を実行する。
制御装置300は、定着器100が用紙Pを搬送していないときに選択制御を実行する。詳しくは、例えば、制御装置300は、定着器100の下流に位置する通紙センサ310が用紙Pの通過時間を検知した後、次の用紙Pが搬送されるまでの間に選択制御を実行する。これにより、用紙Pの定着時に搬送速度が変動しないので、定着動作を安定させることができる。
以上のように構成された制御装置300は、図7に示すフローチャートに従って制御を実行する。なお、本制御では、ユーザがカラープリンタ1を最初に作動させたときの変速機構200の速度伝達比は、第1の速度伝達比に設定されているものとし、前の制御の完了時に設定された速度伝達比は、次の制御の開始時にも維持される。
図7に示すように、制御装置300は、印刷ジョブがあるか否かを判断する(S1)。ステップS1において、制御装置300は、印刷ジョブがないと判断した場合には(S1:No)、本制御を終了し、印刷ジョブがあると判断した場合には(S1:Yes)、通紙センサ310で用紙Pの通過を検知したか否かを判断する(S2)。
制御装置300は、ステップS2において、通紙センサ310で用紙Pの通過を検知しない場合には(S2:No)、ステップS2の処理を繰り返し、通紙センサ310で用紙Pの通過を検知した場合には(S2:Yes)、用紙Pの通過時間が第1時間T1より大きいか否かを判断する(S3)。用紙Pの通過時間が第1時間T1より大きい場合には(S3:Yes)、制御装置300は、接続機構220における電磁クラッチ221の通電をONにして接続状態とすることにより(図6(c)の状態)、変速機構200における速度伝達比を第1の速度伝達比に設定する(S4)。
ステップS3において、用紙Pの通過時間が第1時間T1以下の場合には(S3:No)、制御装置300は、用紙Pの通過時間が第2時間T2より小さいか否かを判断する(S5)。用紙Pの通過時間がT2より小さい場合には(S5:Yes)、制御装置300は、接続機構220における電磁クラッチ221の通電をOFFにして切断状態にすることにより(図6(a)の状態)、変速機構200における速度伝達比を第2の速度伝達比に設定する(S6)。
ステップS4及びS6において、いずれかの速度伝達比に設定された場合又はステップS5において、用紙Pの通過時間が第2時間T2以上の場合(S5:No)、制御装置300は、印刷ジョブが完了したか否かを判断する(S7)。制御装置300は、印刷ジョブが完了していない場合(S7:No)、ステップS2からの処理を繰り返し、印刷ジョブが完了した場合(S7:Yes)、本制御を終了する。
以上のように構成された制御装置300の作用効果について説明する。
ユーザがカラープリンタ1を最初に作動させて、印刷ジョブを実行したとき、制御装置300は、初期設定である第1の速度伝達比により、加圧ローラ150を駆動する。この際、加圧ローラ150が内部まで加熱されていないので、加圧ローラ150の径は、常温時と略同じである。そのため、定着器100での用紙Pの搬送速度は、所定の速度になる。ここで、所定の速度は、感光ドラム51および搬送ベルト73での用紙Pの搬送速度と同一かそれよりも小さい速度である。
その後、印刷ジョブを繰り返すにつれて加圧ローラ150の内部が加熱されていき、熱膨張して、加圧ローラ150の径が常温時よりも大きくなると、定着器100での用紙Pの搬送速度が所定の速度より大きくなる。そのため、第1の速度伝達比のままでは、画像形成部30と定着器100の間における用紙Pの弛み量が小さくなってしまう。
しかし、本実施形態では、通紙センサ310位置での用紙Pの通過時間が第1時間T1より小さな第2時間T2より小さくなると、制御装置300が、変速機構200の速度伝達比を第2の速度伝達比に設定する。これにより、加圧ローラ150の回転速度が小さくなり、加圧ローラ150の熱膨張による用紙Pの搬送速度の変化を吸収することができ、画像形成部30と定着器100の間における用紙Pの弛みが小さくなるのを抑制できる。
また、速度伝達比が第2の速度伝達比に設定された後、印刷ジョブが完了して所定の時間が経過して、加圧ローラ150の径が常温時と略同じになったときに、印刷ジョブが実行されると、定着器100での用紙Pの搬送速度が小さくなる。そのため、第2の速度伝達比のままでは、画像形成部30と定着器100の間における用紙Pの弛み量が大きくなってしまう。
しかし、本実施形態では、通紙センサ310位置での用紙Pの通過時間が第1時間T1より大きくなると、制御装置300が、変速機構200の速度伝達比を第1の速度伝達比に設定する。これにより、加圧ローラ150の回転速度が大きくなり、画像形成部30と定着器100の間における用紙Pの弛みが大きくなるのを抑制できる。このような制御により、モータMの回転速度を変えずに、加圧ローラ150の状態に合わせて定着器100に伝達される駆動力を変更することができる。そのため、モータMの回転速度を制御することなく定着器100における用紙Pの搬送速度を調整することができるので、定着器100と画像形成部30の間で搬送される用紙Pの弛み量を一定範囲にすることができる。
接続機構220が切断状態になったときに、サンギヤ212の回転が規制されるので、サンギヤ212がキャリア213からの力を受けて回転することがなくなる。そのため、リングギヤ211からの駆動力のみを安定して定着器100に伝達させることができる。
通紙センサ310で用紙Pの通過を検知することで、実際の搬送速度に応じて速度伝達比を選択できるので、画像形成部30と定着器100間の用紙Pの弛み量を一定範囲にすることができる。
モータMを、一定の速度で駆動する画像形成部30や用紙搬送機構22の駆動にも用いるから、部品点数を削減でき、コストダウンできる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態では、回転規制機構230として、揺動ギヤ231及び係合部232を例示したが、本実施形態はこれに限定されず、例えば、図8に示すように、ワンウェイクラッチ240を回転規制機構として用いてもよい。この構成におけるワンウェイクラッチ240は、前記実施形態における接続機構220の一部である接続ギヤ222に代えて用いられており、図9(a),(b)に示すように、外輪241と、接続ギヤ242と、コイルバネ243と、ローラ244と、を備えている。
外輪241は、環状に構成されており、外周面がどのギヤとも干渉しないように配置されている。外輪241は、装置本体10の適宜な位置に回転不能に固定されており、内周面において外側に向けて凹む凹部241Aを有している。凹部241Aは、コイルバネ243とローラ244が収容される部分であり、外輪241の内周面に等間隔に3つ設けられている。凹部241Aは、底面における図示反時計回り方向上流側の端部(以下、上流端という。)から反時計回り方向の下流に向かうにつれ外側に位置するように傾斜する傾斜面241Bを有している。
接続ギヤ242は、外輪241の内側に配置された内輪242Aと、内輪242Aから回転軸方向にずれて配置されたギヤ部242Bとを有している。
内輪242Aは、外輪241の内周面よりも少し径が小さくなるように構成され、外輪241の内側において外輪241と少し隙間をあけて回転可能に配置されている。
ギヤ部242Bは、電磁クラッチ221の出力ギヤ221B及びサンギヤ212と噛み合うギヤであり、内輪242Aと一体に構成されている。ギヤ部242Bは、外輪241の外周面よりも径が小さく、内周面よりも径が大きくなっている。
コイルバネ243は、一端が凹部241Aの反時計回り方向下流側の下流側面241Cに固定され、他端がローラ244を凹部241Aの反時計回り方向の上流側の上流側面241Dに向けて付勢している。
ローラ244は、傾斜面241Bと内輪242Aの間を周方向に移動可能になっており、傾斜面241Bと内輪242Aの間で最も狭くなる位置である傾斜面241Bの上流端の位置に移動すると、傾斜面241Bと内輪242Aとで挟持されるようになっている。このようにローラ244が傾斜面241Bと内輪242Aに挟持される位置に移動すると、コイルバネ243の付勢力により外輪241と内輪242Aがロックされた状態となる。
ワンウェイクラッチ240の動作について説明する。
接続状態において、電磁クラッチ221の出力ギヤ221BからモータMの駆動力が接続ギヤ242のギヤ部242Bに入力されると、接続ギヤ242の内輪242Aが反時計回りに回転しようとする。そうすると、ローラ244が傾斜面241Bの上流端と凹部241Aの上流側面241Dから離れる方向に移動する(図9(a)の2点鎖線位置)。これにより、ローラ244が傾斜面241Bと内輪242Aに挟持されない。つまり、外輪241と内輪242Aのロックが解除され、相対的に回転可能になるため、接続ギヤ242は、反時計回りに回転する。このようにして、モータMの駆動力が電磁クラッチ221及びワンウェイクラッチ240を介してサンギヤ212に伝達される。
また、接続状態から切断状態に切り替えたときは、サンギヤ212がプラネタリギヤ213Aの回転により反時計回りに回転しようとするので(図6(d)参照)、接続ギヤ242が時計回りに回転しようとする。このとき、ローラ244が傾斜面241Bと内輪242Aに挟持されており、時計回り方向の移動が規制されているので、外輪241と内輪242Aのロック状態が維持される。そのため、固定された外輪241及びローラ244により内輪242Aは、時計回りの回転が規制され、ひいては、サンギヤ212の回転も規制される。従って、回転規制機構がワンウェイクラッチ240であっても、サンギヤ212を停止状態とすることができる。
また、このワンウェイクラッチ240は、切断状態のとき、サンギヤ212からの駆動力によって回転しないので、接続ギヤ242と噛み合う電磁クラッチ221の出力ギヤ221Bも回転しない。つまり、ワンウェイクラッチ240は、下流から上流に駆動力を伝達しないので、出力ギヤ221Bが空転するのを抑制することができる。
前記実施形態では、制御装置300が通紙センサ310の位置での用紙Pの通過時間を基準にして選択制御を実行していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、通紙センサ310を用紙Pの搬送速度を測定する速度センサとした場合、制御装置300が、定着器100における用紙Pの搬送速度が入力されることにより、当該搬送速度が第1の閾値の一例しての搬送速度V1よりも小さいときは第1の速度伝達比を選択し、第2の閾値の一例としての搬送速度V2よりも大きいときは第2の速度伝達比を選択するように制御してもよい。なお、搬送速度V1及び搬送速度V2は、用紙Pのサイズに応じて変更する必要がなく、実験やシミュレーション等により適宜設定することができる。
前記実施形態では、制御装置300は、通紙センサ310の検出信号を利用して選択制御を実行していたが、本発明はこれに限定されず、一定時間における印刷枚数を基準として選択制御を実行してもよい。ここで、一定時間における印刷枚数が大きくなると、加圧ローラ150の径が変化して定着器100における用紙Pの搬送速度が変化するが、上記した構成によれば、制御装置300が一定時間における印刷枚数を基準として選択制御を実行するので、定着器100と画像形成部30の間で搬送される用紙Pの弛み量を一定範囲にすることができる。
上記した構成における制御装置300は、最後に印刷した時刻から遡って一定時間内の印刷枚数を計数する計数手段を有しており、印刷枚数が第5の閾値の一例としての所定枚数よりも小さいときは、第1の速度伝達比を選択し、印刷枚数が所定枚数以上のときは、第2の速度伝達比を選択するように制御する。また、制御装置300は、用紙1枚の印刷を実行した後にその印刷した時刻を記録する。一定時間内の印刷枚数は、一定時間内に記録されている時刻をカウントすることで判断される。なお、一定時間や所定枚数は、実験やシミュレーション等により適宜設定することができる。
以上のような制御装置300は、図10に示すフローチャートに従って制御を実行する。図10に示すように、制御装置300は、印刷ジョブがあるか否かを判断する(S11)。ステップS11において、制御装置300は、印刷ジョブがないと判断した場合には(S11:No)、本制御を終了し、印刷ジョブがあると判断した場合には(S11:Yes)、最後に印刷した時刻から遡って一定時間内の印刷枚数(印刷枚数に対応した複数の時刻)を計数し(S12)、印刷枚数が所定枚数より小さいか否かを判断する(S13)。
ステップS13において、制御装置300は、印刷枚数が所定枚数より小さい場合(S13:Yes)、第1の速度伝達比を選択し(S14)、印刷枚数が所定枚数以上の場合(S13:No)、第2の速度伝達比を選択する(S15)。
ステップS14又はステップS15の後、制御装置300は、1枚分の印刷制御を実行し(S16)、実行した時刻を記録する(S17)。そして、制御装置300は、印刷ジョブが完了したか否かを判断し(S18)、完了してない場合(S18:No)、ステップS12からの処理を繰り返し、完了した場合(S18:Yes)、本制御を終了する。
また、上述した計数手段は、最後に印刷した時刻から遡って一定時間内のモータMの回転回数を計数するように構成してもよい。ここで、一定時間におけるモータMの回転回数が大きくなると、加圧ローラ150の径が変化して定着器100における用紙Pの搬送速度が変化するが、上記した構成によれば、制御装置300が一定時間におけるモータMの回転回数を基準として選択制御を実行するので、定着器100と画像形成部30の間で搬送される用紙Pの弛み量を一定範囲にすることができる。
上記した構成における制御装置300は、回転回数が第6の閾値の一例としての所定回数よりも小さいときは、第1の速度伝達比を選択し、回転回数が所定回数以上のときは、第2の速度伝達比を選択するように制御する。また、制御装置300は、図10における形態と同様に、用紙1枚の印刷を実行した後にその印刷した時刻を記録する。一定時間内のモータMの回転回数は、1枚分の印刷に必要と考えられるモータMの回転回数と一定時間内の印刷枚数(印刷枚数に対応した複数の時刻)の積により、判断される。なお、一定時間や所定回数は、実験やシミュレーション等により適宜設定することができる。
以上のような制御装置300は、図11に示すフローチャートに従って制御を実行する。図11に示すように、S11の処理は、図10と同様であり、印刷ジョブがあると判断した場合には(S11:Yes)、制御装置300は、最後に印刷した時刻から遡って一定時間内のモータMの回転回数(印刷1枚分のモータMの回転回数と印刷枚数に対応した複数の時刻の積)を計数し(S22)、回転回数が所定回数より小さいか否かを判断する(S23)。
ステップS23において、制御装置300は、モータMの回転回数が所定回数より小さい場合(S23:Yes)、第1の速度伝達比を選択し(S24)、モータMの回転回数が所定回数以上の場合(S23:No)、第2の速度伝達比を選択する(S25)。ステップS24又はステップS25の後、S16以降の処理は、図10と同様である。
前記実施形態では、リングギヤ211を第1要素の一例とし、サンギヤ212を第2要素とし、キャリア213を第3要素の一例としたが、本発明はこれに限定されず、実施形態に応じて適宜変更してもよい。例えば、サンギヤ212を第1要素とし、リングギヤ211を第2要素としても、前記実施形態と同様に変速機構200の速度伝達比を大きくすることができる。
前記実施形態では、接続機構220が電磁クラッチ221を含む構成であったが、本発明は、これに限定されず、接続機構220の構成を適宜変更してもよい。例えば、ソレノイドを使用して揺動ギヤ231を動かすことで、接続機構220を接続状態と切断状態にするように構成してもよい。
前記実施形態では、加熱ユニットの一例として定着ベルト110を有する構成を例示したが、本発明はこれに限定されず、加熱ローラを加熱ユニットとして用いてもよい。また、加熱ローラを用いる場合、加熱ローラにモータMの駆動力が入力されてもよいし、また、付勢手段により加圧ローラを加熱ローラに向けて付勢するように構成してもよい。
前記実施形態では、モータMの駆動力が用紙搬送機構22や感光ドラム51にも伝達されていたが、本発明はこれに限定されず、定着器100のみに伝達されていてもよい。
前記実施形態では、通紙センサ310は、定着器100の下流側の隣接した位置に配置されていたが、定着器100の上流側の隣接した位置に配置されていてもよい。
前記実施形態では、カラープリンタ1に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、その他の画像形成装置、例えば複写機や複合機などに本発明を適用してもよい。
1 カラープリンタ
30 画像形成部
100 定着器
110 定着ベルト
150 加圧ローラ
200 変速機構
210 遊星ギヤ機構
211 リングギヤ
212 サンギヤ
213 キャリア
220 接続機構
221 電磁クラッチ
221A 入力ギヤ
221B 出力ギヤ
230 回転規制機構
300 制御装置
310 通紙センサ
M モータ
P 用紙

Claims (18)

  1. シートに画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部から送られてきたシートを搬送および加熱することで画像をシートに定着させる定着器と、
    前記定着器を駆動する駆動力を発生するモータと、
    第1の速度伝達比と、前記第1の速度伝達比よりも大きい第2の速度伝達比とのいずれか一方により、前記モータからの駆動力を伝達する変速機構と、
    前記第1の速度伝達比と前記第2の速度伝達比のいずれか一方を選択する選択制御を実行する制御手段と、を備え、
    前記変速機構は、
    サンギヤ、キャリアおよびリングギヤの3つの要素を有する遊星ギヤ機構であって、前記モータからの駆動力が伝達される第1要素および第2要素と、前記第1要素および前記第2要素から伝達される各駆動力を合成した駆動力を前記定着器に出力する第3要素とを有する遊星ギヤ機構と、前記モータからの駆動力を前記第2要素に伝達させる接続状態と、前記モータから前記第2要素への駆動力の伝達を切断する切断状態とを選択可能な接続機構と、を備え、
    前記制御手段は、前記接続機構を接続状態または切断状態とすることで、前記第1の速度伝達比と前記第2の速度伝達比のいずれかを選択し、前記第1の速度伝達比を選択するときは、前記接続機構を接続状態とし、前記第2の速度伝達比を選択するときは、前記接続機構を切断状態とするように制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. シートに画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部から送られてきたシートを搬送および加熱することで画像をシートに定着させる定着器と、
    前記定着器を駆動する駆動力を発生するモータと、
    第1の速度伝達比と、前記第1の速度伝達比よりも大きい第2の速度伝達比とのいずれか一方により、前記モータからの駆動力を伝達する変速機構と、
    前記第1の速度伝達比と前記第2の速度伝達比のいずれか一方を選択する選択制御を実行する制御手段と、を備え、
    前記変速機構は、
    サンギヤ、キャリアおよびリングギヤの3つの要素を有する遊星ギヤ機構であって、前記モータからの駆動力が伝達される第1要素および第2要素と、前記第1要素および前記第2要素から伝達される各駆動力を合成した駆動力を前記定着器に出力する第3要素とを有する遊星ギヤ機構と、前記モータからの駆動力を前記第2要素に伝達させる接続状態と、前記モータから前記第2要素への駆動力の伝達を切断する切断状態とを選択可能な接続機構と、を備え、
    前記制御手段は、前記接続機構を接続状態または切断状態とすることで、前記第1の速度伝達比と前記第2の速度伝達比のいずれかを選択し、
    前記変速機構は、前記接続機構が切断状態になったときに、前記第2要素の回転を規制する回転規制機構を備えることを特徴とする画像形成装置。
  3. シートに画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部から送られてきたシートを搬送および加熱することで画像をシートに定着させる定着器と、
    前記定着器を駆動する駆動力を発生するモータと、
    第1の速度伝達比と、前記第1の速度伝達比よりも大きい第2の速度伝達比とのいずれか一方により、前記モータからの駆動力を伝達する変速機構と、
    前記第1の速度伝達比と前記第2の速度伝達比のいずれか一方を選択する選択制御を実行する制御手段と、を備え、
    前記変速機構は、
    サンギヤ、キャリアおよびリングギヤの3つの要素を有する遊星ギヤ機構であって、前記モータからの駆動力が伝達される前記リングギヤおよび前記サンギヤと、前記リングギヤおよび前記サンギヤから伝達される各駆動力を合成した駆動力を前記定着器に出力する前記キャリアとを有する遊星ギヤ機構と、前記モータからの駆動力を前記リングギヤおよび前記サンギヤの一方に伝達させる接続状態と、前記モータから前記リングギヤおよび前記サンギヤの前記一方への駆動力の伝達を切断する切断状態とを選択可能な接続機構と、を備え、
    前記制御手段は、前記接続機構を接続状態または切断状態とすることで、前記第1の速度伝達比と前記第2の速度伝達比のいずれかを選択することを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記定着器は、熱源により加熱される加熱ユニットと、前記加熱ユニットとの間でシートを挟むとともに、前記加熱ユニットに接しながら回転する加圧ローラと、前記加熱ユニットおよび前記加圧ローラの一方を他方に向けて付勢する付勢手段と、を有し、
    前記キャリアから出力される駆動力は、前記加圧ローラに入力されることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、シートが前記定着器を搬送される速度が第1の閾値よりも小さいときは前記第1の速度伝達比を選択することを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、シートが前記定着器を搬送される速度が第2の閾値よりも大きいときは前記第2の速度伝達比を選択することを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. シートの搬送経路における前記定着器に隣接した位置に配置され、シートの通過を検知するセンサを備え、
    前記制御手段は、前記センサの検出信号を利用して前記選択制御を実行することを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記センサは、前記定着器よりも前記搬送経路の下流側に配置され、
    前記制御手段は、
    シートが前記センサを通過する時間が第3の閾値よりも大きいときは前記第1の速度伝達比を選択することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  9. 前記センサは、前記定着器よりも前記搬送経路の下流側に配置され、
    前記制御手段は、
    シートが前記センサを通過する時間が第4の閾値よりも小さいときは前記第2の速度伝達比を選択することを特徴とする請求項または請求項に記載の画像形成装置。
  10. シートに画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部から送られてきたシートを搬送および加熱することで画像をシートに定着させる定着器と、
    前記定着器を駆動する駆動力を発生するモータと、
    第1の速度伝達比と、前記第1の速度伝達比よりも大きい第2の速度伝達比とのいずれか一方により、前記モータからの駆動力を伝達する変速機構と、
    前記第1の速度伝達比と前記第2の速度伝達比のいずれか一方を選択する選択制御を実行する制御手段と、を備え、
    前記変速機構は、
    サンギヤ、キャリアおよびリングギヤの3つの要素を有する遊星ギヤ機構であって、前記モータからの駆動力が伝達される第1要素および第2要素と、前記第1要素および前記第2要素から伝達される各駆動力を合成した駆動力を前記定着器に出力する第3要素とを有する遊星ギヤ機構と、前記モータからの駆動力を前記第2要素に伝達させる接続状態と、前記モータから前記第2要素への駆動力の伝達を切断する切断状態とを選択可能な接続機構と、を備え、
    前記制御手段は
    記接続機構を接続状態または切断状態とすることで、前記第1の速度伝達比と前記第2の速度伝達比のいずれかを選択し、
    印刷枚数が第5の閾値よりも小さいときは前記第1の速度伝達比を選択し、
    印刷枚数が第5の閾値以上のときは前記第2の速度伝達比を選択するように制御することを特徴とする画像形成装置。
  11. シートに画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部から送られてきたシートを搬送および加熱することで画像をシートに定着させる定着器と、
    前記定着器を駆動する駆動力を発生するモータと、
    第1の速度伝達比と、前記第1の速度伝達比よりも大きい第2の速度伝達比とのいずれか一方により、前記モータからの駆動力を伝達する変速機構と、
    前記第1の速度伝達比と前記第2の速度伝達比のいずれか一方を選択する選択制御を実行する制御手段と、を備え、
    前記変速機構は、
    サンギヤ、キャリアおよびリングギヤの3つの要素を有する遊星ギヤ機構であって、前記モータからの駆動力が伝達される第1要素および第2要素と、前記第1要素および前記第2要素から伝達される各駆動力を合成した駆動力を前記定着器に出力する第3要素とを有する遊星ギヤ機構と、前記モータからの駆動力を前記第2要素に伝達させる接続状態と、前記モータから前記第2要素への駆動力の伝達を切断する切断状態とを選択可能な接続機構と、を備え、
    前記制御手段は
    記接続機構を接続状態または切断状態とすることで、前記第1の速度伝達比と前記第2の速度伝達比のいずれかを選択し、
    前記モータの回転回数が第6の閾値よりも小さいときは前記第1の速度伝達比を選択し、
    前記モータの回転回数が第6の閾値以上のときは前記第2の速度伝達比を選択するように制御することを特徴とする画像形成装置。
  12. シートを搬送するためのシート搬送手段を備え、
    前記モータの駆動力は、前記シート搬送手段に伝達されることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記画像形成部は、表面に現像剤像が形成される感光体を備え、
    前記モータの駆動力は、前記感光体に伝達されることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 前記定着器は、熱源により加熱される加熱ユニットと、前記加熱ユニットとの間でシートを挟むとともに、前記加熱ユニットに接しながら回転する加圧ローラと、前記加熱ユニットおよび前記加圧ローラの一方を他方に向けて付勢する付勢手段と、を有し、
    前記第3要素から出力される駆動力は、前記加圧ローラに入力されることを特徴とする請求項1,2,10および11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  15. 前記加熱ユニットは、前記加圧ローラに接触して、前記加圧ローラの駆動力を受けて従動回転する無端状のベルトを有していることを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
  16. 前記接続機構は、前記モータから駆動力が入力される入力軸と、前記第2要素に駆動力を出力する出力軸とを有し、接続状態においては前記入力軸と前記出力軸が一体に回転し、切断状態においては前記入力軸と前記出力軸が一体に回転しないことを特徴とする請求項1,2,10,11,14および15のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  17. 前記接続機構は、電磁クラッチを含むことを特徴とする請求項16に記載の画像形成装置。
  18. 前記制御手段は、
    前記定着器がシートを搬送していないときに前記選択制御を実行することを特徴とする請求項1から請求項17のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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