JP2010020281A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】 ドット再現性の向上とかぶりの低減を両立させ、画像濃度の向上を実現できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 現像スリーブ9に対して、第1のピーク・ツー・ピーク電圧Vpp(1)を印加する第1の期間と、第1のピーク・ツー・ピーク電圧よりも低い第2のピーク・ツー・ピーク電圧Vpp(2)を印加する第2の期間とを交互に繰り返すように交番電圧を印加する。印加する交番電圧は、トナーを現像スリーブ9から感光体51へ移行させるための現像側電位、トナーを感光体51から現像スリーブ9へ移行させるための逆現像側電位とが交互に切り替わるように印加される。第1の期間において最後に印加する電位を、現像側電位とすることが好ましい。
【選択図】 図3

Description

本発明は、直流電圧に重畳した交番電圧を、現像剤担持体に印加することにより、静電潜像担持体に形成された静電潜像をトナーによって現像する画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置においては、静電潜像担持体(例えば、感光体)の表面を帯電させ、その帯電域に画像露光して静電潜像を形成し、該静電潜像を現像して可視化(現像)を行う現像方法が採用されている。
このような現像方法としては、一般的に、トナーを含む1成分系の現像剤や、キャリアとトナーとを含む2成分系の現像剤を用い、該トナーを摩擦帯電して静電潜像担持体表面における静電潜像の静電気力にて吸引させることで、該静電潜像を現像してトナー像を形成する現像方法が使用されている。
例えば、2成分系の現像剤を用いる場合、現像装置における現像剤担持体(例えば、現像ローラ)上にキャリアによる磁気ブラシを形成し、現像剤担持体と静電潜像担持体の間にバイアス電圧を印加しながら静電潜像を現像する方法が採られている。
また、1成分系及び2成分系の現像剤に拘わらず、静電潜像担持体に帯電される表面電位とは逆極性に帯電されるトナーを用いて現像する場合や、静電潜像担持体に帯電される表面電位と同極性に帯電されるトナーを用いて反転現像する場合がある。
さらに、振動バイアス電圧を現像剤担持体と静電潜像担持体との間に印加することで、静電潜像担持体上に形成される静電潜像を該トナーにて現像することもある。この振動バイアス電圧は、帯電されるトナーに対して現像剤担持体から静電潜像担持体に向かう方向の力を及ぼし得る現像側電位、及び、該トナーに対して静電潜像担持体から現像剤担持体に向かう方向の力を及ぼし得る逆現像側電位が交互に入れ替わるものとされており、例えば、図9に示すような、現像側電位及び逆現像側電位を印加する1サイクルの印加時間に対する現像側電位を印加する印加時間の比率(デューティ比)が50%の矩形波を用いるのが一般的である。
ところで、このような従来の現像方法においては、ざらつきが少なく滑らかな画質を得るために、トナーの帯電量を大きくすることが望ましい。しかし、トナーの帯電量を大きくすると、例えば、2成分系の現像剤を用いる場合、キャリアとトナーとの間の静電気力は帯電量の2乗に比例するため、キャリアからトナーが離れる割合が減少する。従って、結果的にトナーの利用効率が低くなり、画像濃度が低下することになる。画像濃度を大きくするためには、振動バイアス電圧の振動振幅電圧Vpp(ピーク・ツー・ピーク電圧)を大きくすればよい。しかし、このVppを大きくすると、トナーが静電潜像担持体から現像剤担持体に戻る方向の電界が強くなるために、いったん静電潜像担持体に付着したトナー像が引き剥がされることによってドットがきれいに付着しなくなる。つまり、いわゆるドット再現性が悪化する傾向がある。
このため、近年においては、現像剤担持体と像担持体とが対向する現像領域に対して、直流電界に交流電界が重畳された電界を作用させるにあたり、たとえば図10に示すように、現像剤担持体と像担持体との間に交流電圧を作用させる第1期間と、交流電圧を作用させない第2期間とを交互に繰り返すように現像バイアス電圧を印加して現像を行う構成が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
また、図11に示すように、交流電圧を作用させない第2期間に、周波数の高い小刻みな振動を与えて現像を行う構成も提案されている(たとえば、特許文献2参照)。
特開平7−311497号公報 特開平11−44985号公報
特許文献1記載の画像形成装置では、ドット再現性が改善され、中間調領域でのムラが減少して形成画像がなめらかになる効果があるが、トナーを静電潜像担持体から現像剤担持体へと引き戻す力が弱く、非画像領域へのトナーの付着、いわゆるかぶりが多くなってしまう。
特許文献2記載の現像装置でも同様に、ドット再現性が改善され、中間調領域でのムラが減少して形成画像がなめらかになる効果があるが、トナーを静電潜像担持体から現像剤担持体に引き戻す力が不足する。第2期間に振動を与えている分、トナーを静電潜像担持体から現像剤担持体に戻す方向に電界がかかるが、周波数が高いため、充分にトナーを戻すことができず、やはりかぶりが多くなってしまう。
本発明の目的は、ドット再現性の向上とかぶりの低減を両立させ、画像濃度の向上を実現できる画像形成装置を提供することである。
本発明は、直流電圧に重畳した交番電圧を、現像剤担持体に印加することにより、静電潜像担持体に形成された静電潜像をトナーによって現像する現像装置を備える画像形成装置において、
印加する交番電圧は、トナーを現像剤担持体から静電潜像担持体へ移行させるための現像側電位、トナーを静電潜像担持体から現像剤担持体へ移行させるための逆現像側電位とが交互に切り替わるように印加される交番電圧波形を有し、
前記交番電圧は、第1のピーク・ツー・ピーク電圧を印加する第1の期間と、第1のピーク・ツー・ピーク電圧よりも低い第2のピーク・ツー・ピーク電圧を印加する第2の期間とを交互に繰り返し、前記第1の期間の交番電圧の周波数f1と前記第2の期間の交番電圧の周波数f2はf1=f2であることを特徴とする画像形成装置である。
また本発明は、前記交番電圧は、前記第1の期間において最後に印加する電位を、現像側電位とすることを特徴とする。
また本発明は、前記交番電圧は、前記第1の期間に含まれる周期の数が、2または3であることを特徴とする。
また本発明は、前記交番電圧は、前記第2の期間に含まれる周期の数が、2以上であることを特徴とする。
また本発明は、前記交番電圧は、前記第1の期間のピーク・ツー・ピーク電圧をVpp(1)、前記第2の期間のピーク・ツー・ピーク電圧をVpp(2)としたとき、
0.1≦Vpp(2)/Vpp(1)≦0.5
であることを特徴とする。
また本発明は、前記交番電圧は、前記第1の期間の周波数f1を5kHz以上25kHz以下とすることを特徴とする。
また本発明は、前記交番電圧は、前記第1の期間のピーク・ツー・ピーク電圧Vpp(1)が、
1kV≦Vpp(1)≦3kV
であることを特徴とする。
また本発明は、前記交番電圧は、現像側電位を印加する時間をt1とし、逆現像側電位を印加する時間をt2としたとき、少なくとも前記第1の期間で、前記t1と前記t2とを異ならせることを特徴とする。
また本発明は、前記交番電圧は、少なくとも前記第1の期間で、前記t1および前記t2が、
0.35≦t1/(t1+t2)≦0.70
であることを特徴とする。
また本発明は、現像剤として、トナーとキャリアとを含む2成分現像剤を用いることを特徴とする。
また本発明は、前記現像剤担持体は、周方向に沿って複数の磁極部材が並設されるように含むマグネットローラと、マグネットローラに対して回転自在に外嵌された現像スリーブとを有し、
マグネットローラは、静電潜像担持体と現像剤担持体とが最も近接する対向位置が、2つの磁極部材の中間となるように、磁極部材を配置することを特徴とする。
また本発明は、前記現像装置が、1つの静電潜像担持体に対して、少なくとも2種類のトナーを用いて現像するように構成されることを特徴とする。
また本発明は、前記現像装置は、前記トナーの形状係数SF−1が130〜140であり、形状係数SF−2が120〜130であるトナーを用いて現像することを特徴とする。
本発明によれば、直流電圧に重畳した交番電圧を、現像剤担持体に印加することにより、静電潜像担持体に形成された静電潜像をトナーによって現像する現像装置を備える画像形成装置において、第1のピーク・ツー・ピーク電圧を印加する第1の期間と、第1のピーク・ツー・ピーク電圧よりも低い第2のピーク・ツー・ピーク電圧を印加する第2の期間とを交互に繰り返すように前記交番電圧を印加する。また、前記第1の期間の交番電圧の周波数f1と前記第2の期間の交番電圧の周波数f2をf1=f2とする。f1とf2とが異なると交番電圧を加えるための回路構成が複雑になり、装置コストが上昇してしまうので、f1=f2とすることが好ましい。
画像濃度は最大のピーク・ツー・ピーク電圧によってほぼ決定されるので、第1の期間では、最大のピーク・ツー・ピーク電圧を常に印加し続けた場合と同じ画像濃度が得られる。一方で、最大のピーク・ツー・ピーク電圧を常に印加し続けるとドット再現性が悪化するという欠点があるが、第2の期間を設けることで、ドット再現性を向上させている。さらに第2の期間におけるピーク・ツー・ピーク電圧が0の場合、かぶりが多くなるが、一定の大きさのピーク・ツー・ピーク電圧を印加することでかぶりの抑制も可能となる。
また本発明によれば、前記第1の期間において最後に印加する電位を、現像側電位とすることにより、一旦静電潜像担持体の潜像に到達したトナーが引き剥がされることがないので、画像濃度が高くなり、ドット再現性も良くなる。一方、第1の期間において最後に印加する電位を、逆現像側電位とした場合は、画像濃度が低下し、かつ、ドット再現性も悪化する。
また本発明によれば、前記第1の期間に含まれる周期の数が、2または3である。前記第1の期間に含まれる周期の数が、1の場合、かぶりが多くなるので2以上が必要であり、4以上になるとドット再現性が低下するので、2または3とすることが好ましい。
また本発明によれば、前記第2の期間に含まれる周期の数が、2以上である。前記第2の期間に含まれる周期の数が、1の場合、ドット再現性が低下するので、2以上とすることが好ましい。
また本発明によれば、前記第1の期間のピーク・ツー・ピーク電圧をVpp(1)、前記第2の期間のピーク・ツー・ピーク電圧をVpp(2)としたとき、0.1≦Vpp(2)/Vpp(1)≦0.5とする。
Vpp(2)の値を小さくすると、トナーが潜像へと移動しやすくなるのでドット再現性が向上するが、小さ過ぎるとかぶりが低下してしまうので、上記の範囲内とすることが好ましい。
また本発明によれば、前記第1の期間の周波数f1を5kHz以上25kHz以下とする。5kHzより低いと、かぶりが増加するので、好ましくない。一方25kHzより高くなると、トナーが電界に追随しなくなるので画像濃度が低下してしまう。
また本発明によれば、前記第1の期間のピーク・ツー・ピーク電圧Vpp(1)を1kV≦Vpp(1)≦3kVとする。
1kVよりも低いと、画像濃度が不十分となる。3kVよりも高いと、静電潜像担持体と現像剤担持体との間でのリーク電流による白い斑点抜けが生じやすくなり、使用困難である。
また本発明によれば、現像側電位を印加する時間をt1とし、逆現像側電位を印加する時間をt2としたとき、少なくとも前記第1の期間で、前記t1と前記t2とを異ならせる。t1>t2とすることで、かぶりをより良好にすることができ、t1<t2とすることでドット再現性を良好にすることができる。
また本発明によれば、少なくとも前記第1の期間で、前記t1および前記t2が、0.35≦t1/(t1+t2)≦0.70である。
t1/(t1+t2)<0.35になると、かぶりが低下し、t1/(t1+t2)>0.70になると、ドット再現性が低下する。
また本発明によれば、現像剤として、トナーとキャリアとを含む2成分現像剤を用いると、トナーがキャリアから離れやすくなり、トナーの利用効率が上がる。これにより、穂立ちのムラが見えにくくなる効果も生じるので、2成分現像剤に好適である。
また本発明によれば、前記現像剤担持体は、周方向に沿って複数の磁極部材が並設されるように含むマグネットローラと、マグネットローラに対して回転自在に外嵌された現像スリーブとで構成される。マグネットローラでは、静電潜像担持体と現像剤担持体とが最も近接する対向位置が、2つの磁極部材の中間となるように、磁極部材を配置する。
これにより、対向位置の近傍では、現像スリーブ表面に形成された磁気ブラシの前記現像剤担持体に対向する面が平面状となる。このような磁気ブラシは、前記現像剤担持体の表面とギャップが確保され、現像時に磁気ブラシの摺擦による画像ムラを防止できる。具体的には粒状性の向上、ベタ画像の均一性およびドット再現性を向上させることができる。
また本発明によれば、前記現像装置が、1つの静電潜像担持体に対して、少なくとも2種類のトナーを用いて現像するように構成され、転写材に対してこれらを一括して転写させる、いわゆる多重現像方式に好適である。
Vppが大きな第1の期間のみでは、複数種類のトナーの混じり合ってしまうが、Vppの小さな第2の期間を設けることにより、他種のトナーの混入を抑制できる。
また本発明によれば、前記現像装置は、前記トナーの形状係数SF−1が130〜140であり、形状係数SF−2が120〜130であるトナーを用いて現像する。
これにより、さらに粒状性を向上させることができる。
第1の実施形態である画像形成装置100の全体構成の概略を模式的に示す縦断面図である。 図1に示す各画像形成ステーションにおける現像装置1の概略構成を示す側面図である。 本発明の現像バイアス電圧波形を示す図である。 最終電位を逆現像側電位とした場合の現像バイアス電圧波形を示す図である。 実施例と比較例の画像濃度を比較した結果を示すグラフである。 実施例と比較例のドット再現性を比較した結果を示すグラフである。 実施例と比較例のかぶりを比較した結果を示すグラフである。 本発明の現像バイアス電圧波形を示す図である。 従来技術の現像バイアス電圧波形を示す図である。 従来技術の現像バイアス電圧波形を示す図である。 従来技術の現像バイアス電圧波形を示す図である。 現像領域における磁極配置と穂立ちの様子を示す模式図である。 実施例3および比較例3の粒状性評価結果を示す図である。 実施例3によりベタ画像を現像した場合の感光体表面に現像されたトナー像と、比較例1の場合の感光体表面に現像されたトナー像とを示す図である。 多重現像方式を用いた画像形成ステーション部80の構成を示す概略図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
まず、本発明に係る画像形成装置の第1の実施形態の構成について、図面を使用しながら説明する。図1は、第1の実施形態である画像形成装置100の全体構成の概略を模式的に示す縦断面図である。なお、図1は、本実施形態の画像形成装置100の主な構成要素を中心に簡略化して記載された一例であって、本発明に係る現像方法を実施する画像形成装置の構成に何ら限定されるものではない。
画像形成装置100は、静電潜像担持体となる感光体51を複数備える(本実施形態では、黄色画像用、マゼンタ画像用、シアン画像用、および黒色画像用の4つ備える)カラー画像を形成可能とするタンデム方式のカラー画像形成装置である。画像形成装置100は、ネットワーク(図示せず)を介して接続されたPC(Personal Computer)等の各種
端末装置(図示せず)から送信される画像データや、スキャナ等の原稿読み取り装置(図示せず)によって読み取られた画像データに基づいて、被転写材(記録媒体)となる用紙Pに対して、カラー画像またはモノクロ画像を形成するプリンタ機能を有するものである。
画像形成装置100は、図1に示すように、用紙Pに画像を形成する機能を有する画像形成ステーション部50(50Y、50M、50C、50B)、当該画像形成ステーション部50で記録媒体Pに形成されたトナー像を定着させる機能を有する定着装置40、記録媒体Pを載置する供給トレイ60から画像形成ステーション部50および定着装置40へと記録媒体Pを搬送する機能を有する搬送部30を備えている。
画像形成ステーション部50は、黄色画像用、マゼンタ画像用、シアン画像用および黒色画像用のそれぞれ4つの画像形成ステーション50Y、50M、50C、50Bから構成されている。
具体的には、供給トレイ60と定着装置40との間において、供給トレイ60側から、黄色画像形成ステーション50Y、マゼンタ画像形成ステーション50M、シアン画像形成ステーション50C、および黒色画像形成ステーション50Bがこの順に並設されている。
これら各色の画像形成ステーション50Y、50M、50C、50Bは、それぞれ、実質的に同一の構成を有しており、各色に対応する画像データに基づいて、黄色、マゼンタ、シアン、および黒色の画像を形成して、最終的に被転写材(記録媒体)となる用紙P上に転写するものである。
本実施形態の画像形成ステーション部50では、黄色、マゼンタ、シアン、および黒色の4色の画像を形成する構成であるが、特にこれら4色に限定せず、例えばシアンおよびマゼンタと同一の色相で濃度がより低いライトシアン(LC)およびライトマゼンタ(Lm)を加えた6色の画像を形成する構成であっても良い。
なお、図1における各画像形成ステーションの構成部品の符号について、黄色画像用の画像形成ステーション50Yに代表させて示し、他の各画像形成ステーション部50M、50C、50Bの構成部品の符号は、省略してある。
各画像形成ステーション50Y、50M、50C、50Bは、それぞれ静電潜像が形成される潜像担持体となる感光体51を備え、これらの感光体51の周囲には、周方向に帯電装置52、露光装置53、現像装置1、転写装置55、およびクリーニング装置56がそれぞれ配置されている。
感光体51は、OPC(Organic Photoconductor;有機光導電体)等の感光性材料を表面に有する略円筒のドラム形状を呈し、露光装置53の下方に配設され、駆動手段と制御手段によって、所定方向(図中矢印F方向)に回転駆動するように制御されている。
帯電装置52は、感光体51の表面を所定の電位に均一に帯電するための帯電手段であって、感光体51の上方でその外周面に近接して配置されている。本実施の形態では、接触型のローラ方式の帯電ローラが使用されているが、チャージャー型やブラシ方式、イオン放出帯電方式等の帯電装置を代用しても良い。
露光装置53は、画像処理部(図示省略)から出力された画像データに基づいて、帯電装置52にて帯電される感光体51の表面にレーザ光を照射して露光することにより、当該表面に画像データに応じた静電潜像を書込み形成する機能を有する。露光装置53は、各画像形成ステーション50Y、50M、50C、50Bに応じて、黄色、マゼンタ、シアン、または黒色に対応する画像データが入力されることにより、対応する色に応じた静電潜像を形成するようになっている。露光装置53としては、レーザ照射部および反射ミラーを備えたレーザスキャニングユニット(LSU)や、ELやLED等の発光素子をアレイ状に並べた書込み装置(例えば、書込みヘッド)を使用することができる。
現像装置1は、現像剤を担持する現像剤担持体となる現像ローラ3を有している。現像ローラ3は、トナーが感光体51へ移動し得る現像領域へ現像剤を搬送するように構成されている。この現像装置1は、本実施の形態では、トナーとキャリアとを含む2成分系の現像剤を用いて、露光装置53にて感光体51表面に形成された静電潜像を当該トナーにて反転現像してトナー像(可視像)を形成する。
現像装置1には、各画像形成ステーション50Y、50M、50C、50Bの画像形成に応じて、黄色、マゼンタ、シアン、または黒色の現像剤が収容されている。この現像剤は、感光体51に帯電される表面電位と同極性に帯電されるトナーを含んでいる。なお、感光体51に帯電される表面電位の極性および使用するトナーの帯電極性は、ここでは、何れもマイナスとされている。
転写装置55は、感光体51上のトナー像を搬送ベルト33にて搬送される被転写材P上に転写するものであり、トナーの帯電極性とは、逆極性(ここでは、プラス極性)のバイアス電圧が印加される転写ローラを有している。
クリーニング装置56は、被転写材となる用紙Pへの現像・画像転写後に、感光体51の外周面上に残存しているトナーを除去・回収するものである。本実施の形態では、感光体51を挟んで現像装置1と略対向する位置で感光体51の側方で略水平(図1では、左側)に配置されている。
搬送部30は、駆動ローラ31、従動ローラ32、および搬送ベルト33を備え、各画像形成ステーション50Y、50M、50C、50Bにおいて、各色のトナー像が転写される被転写材Pを搬送するものである。搬送部30は、無端状の搬送ベルト33が駆動ローラ31と従動ローラ32との間に張架された構成となっており、供給トレイ60から給紙された被転写材(記録媒体)となる用紙Pを各画像形成ステーション50Y、50M、50C、50Bへと順に搬送するようになっている。
定着装置40は、加熱ローラ41および加圧ローラ42を備え、これらのニップ部に被転写材Pを搬送することで、用紙P上に転写されたトナー像を熱圧着して当該用紙P上に定着させるものである。
また、本実施形態の画像形成装置100は、現像ローラ3と感光体51との間の電位差が連続的かつ周期的に変化するように、振動バイアス電圧を現像ローラ3に印加するバイアス電圧印加手段となるバイアス電圧印加部を具備する。振動バイアス電圧は、帯電されるトナーに対して現像ローラ3から感光体51に向かう方向の力を及ぼし得る現像側電位と、帯電されるトナーに対して感光体51から現像ローラ3に向かう方向の力を及ぼし得る逆現像側電位とが交互に切り替わる交番電圧である。この振動バイアス電圧の印加の詳細については、後述する。
このように構成された画像形成装置100では、搬送部30にて搬送される用紙Pは、各画像形成ステーション50Y、50M、50C、50Bの感光体51との対向位置を通過する際に、当該対向位置において、搬送ベルト33を介して下方に配置された転写ローラ55による転写電界の作用にて、各感光体51上のトナー像が順次に用紙P上に転写される。これによって、各色のトナー像が当該用紙P上に重なり合い、用紙P上に所望のフルカラー画像が形成される。こうしてトナー像が転写された被転写材となる用紙Pは、定着装置40によってトナー像の定着処理が行われた後に、不図示の排紙トレイに送出される。
次に、現像装置1の構成について、図面を使用しながら説明する。図2は、図1に示す各画像形成ステーションにおける現像装置1の概略構成を示す側面図である。なお、図2では、現像装置1の主な構成要素を中心に簡略化して記載した一例であって、本発明に係る現像方法を実施する現像装置の構成に何ら限定されるものではない。
図2に示すように、現像装置1は、上述した現像ローラ3に加えて、当該現像ローラ3上の現像剤の層厚を規制する規制部材となる規制ブレード6と、現像剤を現像ローラ3に搬送すると共に現像剤の撹拌を行う撹拌・搬送部材となる一対の撹拌・搬送スクリュー4、5と、トナーとキャリアとを含む2成分系の現像剤を収容する現像槽2とを備える。
現像槽2には、一対の撹拌・搬送スクリュー4、5が略平行に配設されている。これらの撹拌・搬送スクリュー4、5間には、軸線方向の両端部側を除いて現像槽2内を仕切る隔壁7が設けられている。このように現像槽2内に隔壁7を設けることによって、現像槽2内には、隔壁7を境にして独立した現像剤の搬送路が形成される。そして、現像装置1は、現像槽2内に収容される現像剤中のトナーが当該現像槽2に配設された撹拌・搬送スクリュー4、5の撹拌動作によって、キャリアと共に撹拌されて摩擦帯電されるようになっている。
また、現像槽2における感光体51と対向する位置には、現像用開口部Qが設けられており、現像ローラ3は、感光体51との間に現像ギャップ(0.3〜1.0mm程度)を設けて、現像槽2の開口部Qより一部を露出させた状態となるように当該現像槽2に配設されている。
現像ローラ3は、周方向に沿って複数の磁極部材が並設されるように含むマグネットローラ8と、当該マグネットローラ8に対して一定方向(図2における矢符G方向)に回転自在に外嵌された略円筒形状のアルミニウム合金および黄銅等で形成された非磁性の現像スリーブ9とを有しており、当該現像スリーブ9が不図示の制御手段・駆動手段によって、所定方向(図2における矢符G方向)に回転駆動するように構成されている。
現像剤は、トナーと磁性体よりなるキャリアとを含む二成分現像剤である。この現像剤は、マグネットの磁力により現像スリーブ9表面に吸着され、現像スリーブ9の回転方向Gに沿って当該現像スリーブ9上を搬送される。このとき、キャリアは、マグネットローラ8の磁力によって現像スリーブ9表面に吸着されて磁気ブラシを形成し、トナーは、摩擦帯電によるクーロン力にてキャリアに付着する。
また、現像用開口部Qにおける現像スリーブ9の回転方向Gの上流側には、規制ブレード6の先端部が現像スリーブ9に対向するように配置されている。規制ブレード6は、本実施の形態では、現像ローラ3表面に形成された現像剤の層厚を規制するように構成されている。
本実施形態における現像装置1を以上説明したような構成とすることにより、現像装置1は、感光体51との対向位置に一定量の現像剤が供給され、当該対向位置へ供給された現像剤におけるトナーが感光体51の表面に形成された静電潜像の静電気力にて吸引され、静電潜像を現像してトナー像を形成するようになっている。また、現像装置1は、上記の対向位置へ供給された現像剤のうち、キャリアおよび現像に供されなかったトナーが現像スリーブ9の回転によって、再び現像槽2内に戻されるようになっている。
本発明で用いる現像剤に含まれるトナーとしては、トナーの形状係数SF−1が100〜160およびトナーの形状係数SF−2が100〜150の範囲のトナーを用いることができるが、より好ましくはSF−1が110〜150、SF−2が110〜140である。
ここで、トナーの形状係数SF−1は、トナー粒子の丸さの度合を示し、形状係数SF−2は、トナー粒子表面の凹凸の度合を示す。形状係数は、例えば日立製作所製FE−SEM(S−800)を用いて、倍率500倍に拡大して撮影したトナー像を100個無作為にサンプリングし、その画像情報を、例えばニレコ社製画像解析装置(LuzexIII)で解析を行い求めた値である。
SF−1<110の場合は、トナーが球形に近いこともあり、感光体から無端状の搬送ベルトへトナーを転写する際に、無端状の搬送ベルト上でトナーがスリップして転写画像が乱れる場合がある。SF−1>150の場合は、トナーの異形性が大きくなり、トナー表面の角ばった箇所が、撹拌によってトナー表面から離脱し、微粉となってトナー飛散やキャリア表面または現像スリーブ表面に固着し、トナーとの充分な摩擦帯電を阻害する場合がある。
またSF−2<110の場合は、トナー表面の平滑性が大きく、SF−1<110の場合と同様に無端状の搬送ベルト上でトナーがスリップして転写画像が乱れる場合がある。SF−2>140の場合は、トナー表面の凹凸が大きくなり、トナー個々の帯電量にバラツキが生じ、画像濃度が安定せずかぶりが発生するといった場合がある。
また、転写画像の画像面積率100%の画像領域におけるトナー重量は、0.20〜0.50mg/cmの範囲であり、プロセスブラック(イエロー、シアン、マゼンタの3色重ね合わせてブラックを形成した状態)の転写画像である場合には、転写画像の画像面積率100%の画像領域におけるトナー重量が、0.60〜1.5mg/cmの範囲に調整することが好ましい。
トナー重量<0.20mgの場合は、紙面をトナーで覆い尽くすことができないため、均一かつ充分な画像濃度が得られない。トナー重量>0.50mgでは、特に3色重ね合せの場合にトナー層が厚くなり、定着工程での温度マージンが非常に厳しくなってしまう。
本発明で用いるトナーは、公知の製造方法、例えば粉砕法、懸濁重合法、乳化重合法、溶液重合法、エステル伸張重合法等を用いることができる。キャリアは、体積平均径40μmのフェライト系樹脂コートキャリアを用いた。特にフェライト系樹脂コートキャリアでなくともフェライト系で樹脂コート無しキャリア、鉄粉型、バインダー型のキャリアでも用いることができる。
トナーの帯電量は、電気的にシールドされた筐体の中で金属メッシュ500メッシュ上に2成分現像剤を約200mg載せ、金属メッシュを介してエアーでトナーを吸引した場合のキャリアに残留する鏡像電荷を市販のクーロンメーターで測定し求めた結果、約−30μC/gであった。
次に、画像形成装置100の現像装置1で実行される現像動作について、図面を使用しながら説明する。
(第1実施形態)
バイアス電圧印加部110は、トナーを現像ローラ3から感光体51に向ける力を及ぼす現像側電位、およびトナーを感光体51から現像ローラ3に向ける力を及ぼす逆現像側電位が周期的に入れ替わる交番電圧である振動バイアス電圧として、図3に示すような波形のバイアス電圧を現像ローラ3の現像スリーブ9に印加する。
図3の波形に示すように、本実施形態では、バイアス電圧のピーク・ツー・ピーク電圧(以降、Vppと表記)の大きい第1の期間に続いて、Vppの小さい第2の期間を設けたバイアス電圧波形を繰り返し印加する。さらに、第1の期間の周波数f1と第2の期間の周波数f2はf1=f2とし、トナーを現像スリーブ9から感光体51に移行させる現像側電位を印加する時間をt1とし、トナーを感光体51から現像スリーブ9に移行させる逆現像側電位を印加する時間をt2としたとき、t1=t2とする。
大きなVppであるVpp(1)を印加する第1の期間を設けることで、この第1の期間においては、トナーに大きな電界が作用し、トナーがキャリアから離れやすくなり、トナーがキャリアから感光体51へと飛翔する。このときのトナーの飛翔量は、常に同じVppを繰り返し印加する波形を用いた場合とほぼ同じである。また、Vpp(1)を印加した状態から、小さなVppであるVpp(2)を印加した状態へと移行することにより、ドット再現性が向上する。これは、大きなVpp(1)が印加された第1の期間に感光体51へと飛翔したトナーが、ドット潜像にゆるやかに移動していくことで安定したドットが形成されるためと考えられる。
さらに、図3に示すように、第1の期間において最後に印加する電位(最終電位)を、現像側電位とすることが好ましい。詳細については後述するが、図4に示すようなバイアス波形、すなわち、第1の期間において最後に印加する電位を、逆現像側電位とした場合、画像濃度の低下およびドット再現性の低下が生じる。
大きなVppが印加される第1の期間では、最後に現像側電位を印加した状態で終了し、トナーが感光体51へと向かった状態で第2の期間に移行してVppを小さくすることが重要である。そうすることで、トナーが潜像に現像されやすくなると同時に、ドット潜像にもゆるやかにトナーが現像されていく。
これとは逆に、第1の期間で、最後に逆現像側電位を印加した状態で終了してしまうと、トナーが現像スリーブ9に戻る方向に電界がかかった状態で第2の期間に移行し、Vppが小さくなるので、トナーは感光体51へと向かいにくく、ドットも再現されにくい。このため、画像濃度が低く、ドット再現性が低下する。
第1実施形態について、より詳細に検討するために以下のような実験を行った。
なお以降に示す実験データは特に断りが無い限り、画像形成装置としてシャープ株式会社製複合機MX−7001Nを用いた。ただし、各種の現像バイアス波形は、任意波形発生器(商品名:HIOKI 7075、日置電機株式会社製)とアンプ(商品名:HVA4321、株式会社エヌエフ回路設計ブロック製)を用いて出力した。実験に用いたトナーは体積平均径7ミクロンであり市販のコールターカウンター社製TA−IIで測定した。
また、画像濃度は、ベタ画像濃度をポータブル分光測色濃度計(商品名:X−Rite
939、X−Rite社製)にて測定した。ドット再現性は、1ドット印字−3ドット分印字無しという孤立ドットを印字し、孤立ドットを含む領域の濃度を測定することによって簡易的に評価した。また、かぶりは、印字の無い非画像領域をドット再現性と同じく濃度測定を行い、印字工程を経ていない白紙用紙の濃度との差によって評価した。ドット再現性とかぶりの評価に用いた濃度計は、ベタ画像濃度測定に用いた濃度計と同じである。
まず実施例1として、Vpp(1)を1.6kV、Vpp(2)を560V、第1の期間の周波数f1を10kHz、第2の周期の周波数f2を2kHz、第1の期間の周期数を2回、第2の期間の周期数を3回とした。
比較例1として、図9に示した波形のバイアス電圧を印加し、Duty50%、Vpp=800V、周波数10kHzとした。
現像バイアスの直流成分Vdcを−300V、−350V、−400Vと3種類に変化させてベタ領域の画像濃度を測定した。結果を図5のグラフに示す。グラフの縦軸は、べた画像の画像濃度(ID)を示す。
実施例1と比較例1とを比較すると、現像バイアスの直流成分Vdcにかかわらず、実施例1は、比較例1よりも0.3程度高い画像濃度が得られた。これは、上記のように、大きいVppを印加する第1の期間によるものと考えられる。
次に、1ドット印字−3ドット分印字無しという孤立ドットの画像濃度を測定した。孤立ドットの画像濃度は、ドット再現性を表しており、画像濃度が高いほど再現性に優れていると判断できる。結果を図6のグラフに示す。グラフの縦軸は、孤立ドットの画像濃度(ID)を示す。
実施例1と比較例1とを比較すると、実施例1は、比較例1よりも高い画像濃度が得られた。これは、上記のように、小さいVppを印加する第2の期間によるものと考えられる。
感光体51の非画像領域電位と、現像バイアスの直流電圧との差をクリーニングフィールド(以下CF)とし、CFを150V、100V、50Vと変化させた場合の非画像領域の画像濃度と、白紙用紙の画像濃度との差(ΔID)を測定した。ΔIDは、かぶりを表しており、ΔIDが小さいほどかぶりが抑えられていると判断できる。
結果を図7のグラフに示す。グラフの縦軸は、画像濃度差(ΔID)を示す。
実施例1と比較例1とを比較すると、CFにかかわらず、ほぼ同じであった。
以上の結果から、実施例1では、画像濃度を高くしつつ、ドット再現性を向上し、トナーかぶりは悪化させないという結果が得られた。
次に、現像バイアス波形は、図3に示した波形に固定し、Vpp(1)、Vpp(2)、Vpp(2)/Vpp(1)、第1周波数f1、第2周波数f2、繰返し周波数ft、第1の周期数、第2の周期数、および最終電位の各パラメータを種々変更し、上記と同様に、画像濃度、ドット再現性およびかぶりについて評価した。なお、第1周波数f1=第2周波数f2とした。
繰返し周波数ftは、第1の期間と第2の期間とを足し合わせたトータル期間に基づき、このトータル期間の繰り返し周期の周波数を示す。第1の周期数は、第1の期間に含まれる周期の数を示し、第2の周期数は、第2の期間に含まれる周期の数を示す。また、最終電位については、最終電位が現像側電位としたときを「正」と記載し、逆現像側電位としたときを「逆」と記載している。
評価結果については、上記比較例1の結果と比較した相対的な結果を表1に示す。比較例1を上回る結果の場合は○、同等の場合は△、下回る場合は×とした。また、Vpp=1600Vとする以外は比較例1と同じ条件を比較例2として評価した。
条件4と条件29とを比較したとき、異なる条件は、条件4の最終電位が正であり、条件29の最終電位が逆である点である。
このとき、条件29では、画像濃度、ドット再現性ともに比較例1を下回る結果であった。これは、前述のように最終電位が逆の場合は、第2の期間において、トナーが感光体51へと向かいにくく、ドットも再現されにくいので、画像濃度が低く、ドット再現性が低下することになったと考えられる。
条件3,15,16,21を比較したとき、第1の周期数を2回または3回とするのが好ましいことがわかる。条件21のように第1の周期数が1回の場合は、トナーを感光体51から現像スリーブ9に引き戻す能力が不足するために、かぶりの悪化を防ぐことができない。また、条件16のように4回以上になると、逆にトナーを感光体51から現像スリーブ9に引き戻す能力が強すぎるため、ドット再現性が悪くなってしまう。このことから、第1の周期数は、2回または3回とすることが好ましい。
条件15,17,18を比較したとき、第2の周期数は2回以上とするのが好ましいことがわかる。条件18のように第2の周期数が1回の場合は、
トナーを現像スリーブ9から感光体51へと緩やかに移動させるための時間が不足し、ドット再現性の低下を防ぐことができない。このことから、第2の周期数は、2回以上とすることが好ましい。
条件1〜10,19,20を比較すると、Vpp(1)を一定の1600Vとし、Vpp(2)を0V〜960Vにまで変化させた条件となっている。
Vpp(2)とVpp(1)との比をVpp(2)/Vpp(1)とすると、条件20のように、Vpp(2)/Vpp(1)が0.1よりも小さくなるとかぶり低下し、条件10のように、Vpp(2)/Vpp(1)が0.5よりも大きくなるとドット再現性が低下する。
Vpp(1)を印加する第1の期間に感光体51へのトナーの飛翔量を増やし、Vpp(2)を印加する第2の期間にトナーを感光体51の潜像へと移動させるのであるが、Vpp(2)の値を小さくすると、トナーが潜像へと移動しやすくなるのでドット再現性が向上するが、小さ過ぎるとかぶりが低下してしまう。このため、上記の結果より、Vpp(2)/Vpp(1)は、0.1〜0.5とすることが好ましく、特に好ましくは、0.25〜0.4である。
条件5,22〜27を比較すると、第1の周期の周波数f1(=f2)は5〜20kHzが好ましく、特に好ましくは8〜15kHzである。
条件22のようにf1が5kHzよりも低くなるとかぶりが低下し、条件17のようにf1が20kHzを越えると、電位の変化に対するトナーの追従性が低下することにより画像濃度が低下し、ドット再現性も低下する。
条件4、11〜14,28を比較すると、Vpp(1)を3kV以下とすることが好ましい。条件14のようにVpp(1)が1kVを下回ると、画像濃度が不足し、本発明を用いるメリットがない。Vpp(1)を大きくすると画像濃度が高くなるが、3kVを越えると、感光体51と現像スリーブ9と間にリーク電流が発生し、白い斑点状の抜けが生じやすくなる。
(第2実施形態)
次に本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、第1実施形態と、現像バイアス電圧の波形が異なっている。
バイアス電圧印加部110は、トナーを現像ローラ3から感光体51に向ける力を及ぼす現像側電位、およびトナーを感光体51から現像ローラ3に向ける力を及ぼす逆現像側電位が周期的に入れ替わる交番電圧である振動バイアス電圧として、図8に示すような波形のバイアス電圧を現像ローラ3の現像スリーブ9に印加する。
Vpp(1)を印加する第1の期間において、トナーを現像スリーブ9から感光体51に移行させる現像側電位を印加する時間をt1とし、トナーを感光体51から現像スリーブ9に移行させる逆現像側電位を印加する時間をt2としたとき、第1実施形態では、t1=t2としていたが、本実施形態では、t1とt2とを異ならせている。
t1/(t1+t2)×100(%)の好適範囲としては、35〜70%とすることが好ましく、特に好ましくは40〜60%である。
t1/(t1+t2)×100>50%とすることで、かぶりおよび画像濃度が向上するが、大きくなるに従って画像濃度やドット再現性の低下がみられる。t1/(t1+t2)×100<50%の場合は、ドット再現性の向上が見られるが、小さくなるに従ってかぶりの低下がみられる。
第2実施形態について、より詳細に検討するために以下のような実験を行った。
実施例2として、Vpp(1)を1.6kV、Vpp(2)を480V、第1の期間の周波数f1を10kHz、第2の周期の周波数f2を2kHz、第1の期間の周期数を2回、第2の期間の周期数を3回、t1/(t1+t2)×100=60%とした。なお、実施例2は、以下の表2中では条件30として記載している。
現像バイアス波形を、図8に示した波形に固定し、Va、Vbおよびt1/(t1+t2)×100の各パラメータを種々変更し、第1実施形態と同様に、画像濃度、ドット再現性およびかぶりについて評価した。なお、|Va|×t1=|Vb|×t2、Vpp=|Va|+|Vb|とし、Vppと平均電位が一定となるようにVaとVbを変化させている。
評価結果については、上記比較例1の結果と比較した相対的な結果表2を示す。比較例1を上回る結果の場合は○、同等の場合は△、下回る場合は×とした。さらに、前述の第1実施形態における条件5を上回る結果については、◎とした。
条件30〜32のようにt1/(t1+t2)×100>50%とすることで、かぶりおよび画像濃度が向上するが、大きくなるに従って画像濃度やドット再現性の低下がみられ、条件33のように80%では画像濃度が×となった。
条件34,35のようにt1/(t1+t2)×100<50%とすることで、ドット再現性の向上が見られるが、小さくなるに従ってかぶりの低下がみられ、条件36のように30%ではかぶりが×となった。
なお、第2実施形態では、第2の期間において、現像側電位を印加する時間t1と、逆現像側電位を印加する時間t2とを同じとしたが、第1の期間と同様に異ならせるようにしてもよい。
なお、上記の第1、第2実施形態においては、二成分現像を用いた場合について説明したが、本発明はトナーを移動させる現像バイアスに関するものであり、二成分現像に限定されるものではなく、一成分現像剤においても同様の効果が得られる。また、現像剤が感光体に接触して現像する接触現像法、および現像剤が感光体に非接触で現像する非接触現像法においても同様の効果が得られる。
(第3実施形態)
第1実施形態、第2実施形態は、マグネットローラ8内部の磁極部材の配置位置が同じであり、感光体51と現像ローラ3とが最も近接する対向位置に主極となるN極を配置している。これに対して第3実施形態では、対向位置に磁極を配置せず、対向位置が2つの磁極配置の中間となるように、磁極部材を配置している。これにより、対向位置に近い2つの磁極によって、対向位置では、水平磁界が発生するように構成される。
図12は、現像領域における磁極配置と穂立ちの様子を示す模式図である。
本実施形態では、マグネットローラ8において、感光体51と現像ローラ3とが最も近接する対向位置には、磁極を配置せず、対向位置を挟むように2つの磁極、N極71およびS極72を配置している。
たとえば、N極71によって発生する磁束のピーク位置における磁束密度は1100mTであり、S極72によって発生する磁束のピーク位置における磁束密度は800mTであり、マグネットローラ8の中心軸方向から見たとき、N極71の磁束のピーク位置とマグネットローラ8の中心とを結ぶ線分とS極72の磁束のピーク位置とマグネットローラ8の中心とを結ぶ線分との成す角θが約80度である。そして、この角を2等分する2等分線が対向位置を通るようにN極71およびS極72が配置される。
N極71、S極72による磁束のピーク位置では、磁気ブラシの穂立ち高さが高くピーク位置から離れるに従って穂立ちが水平方向に横たわるために穂立ち高さが低くなる。N極71、S極72を上記のように配置することで、N極71のピーク位置から対向位置に向かっては穂立ち高さが徐々に低くなり、S極72のピーク位置から対向位置に向かっても穂立ち高さが徐々に低くなる。このように配置することにより、対向位置の現像領域近傍では、現像スリーブ9表面に形成された磁気ブラシの感光体51に対向する面が低く抑えられる。このような磁気ブラシは、感光体51の表面とギャップが確保され、現像時に磁気ブラシの摺擦による画像ムラを防止できる。なお、現像スリーブ9の表面と感光体51の表面との最近接距離は0.5mmである。
本実施形態では、図3に示すような波形のバイアス電圧を現像ローラ3の現像スリーブ9に印加する。
図3に示すように、本実施形態のバイアス電圧のピーク・ツー・ピーク電圧の大きい第1の期間に続いて、Vppの小さい第2の期間を設けたバイアス電圧波形を繰り返し印加する。さらに、第1の期間の周波数f1と第2の期間の周波数f2はf1=f2とし、トナーを現像スリーブ9から感光体51に移行させる現像側電位を印加する時間をt1とし、トナーを感光体51から現像スリーブ9に移行させる逆現像側電位を印加する時間をt2としたとき、t1=t2としている。
第3実施形態について、より詳細に検討するために以下のような実験を行った。
実施例3として印加したバイアス波形は、Vpp(1)を2.0kVと2.5kV、Vpp(2)を560V、第1の期間の周波数f1を10kHz、第2の周期の周波数f2を2kHz、第1の期間の周期数を2回、第2の期間の周期数を3回とした。
また比較例3として、図9に示した波形のバイアス電圧を印加し、Duty50%、Vpp=1000V〜2000V、周波数10kHzとした。
実施例3および比較例3に対して粒状性評価を行った。
粒状性評価は、王子計測機器株式会社製のマクロ印字評価機器を用い、下記式で示される粒状性評価を行なった。
粒状性評価尺度(graininess scale:GS)を用いて評価した。粒状性は、粒状性評価尺度が小さいほうが良い。
ここで、D :光学濃度
u :空間周波数
WS(u):ウィナースペクトル
VTF(u):視覚系の空間周波数特性の近似関数
である。
つまり、評価尺度GSは、印刷物に形成された画像のRGBデータを、濃度値かまたはLデータに色空間変換した後、二次元FFT(高速フーリエ変換)を行い、パワースペクトルに対してVTF関数を乗じて、積分した上でさらに濃度項を乗じて算出したものである。
このような粒状性評価尺度GSに関しては、文献「Noise Perception in
Electrophotography」Roger P. Dooley and Rodney Shaw, Journal of Applied
Photographic Engineering Volume 5, Number 4. Fall 1979などに詳説されている。
図13は、実施例3および比較例3の粒状性評価結果を示す図である。
横軸はピーク・ツー・ピーク電圧(V)を示し、縦軸は粒状性評価尺度GS(−)を示す。
比較例3ではVppが1500Vの条件で評価尺度GSの値が最も小さく、すなわち粒状性が最も良く、画像濃度を確保するためにVppを1500Vからさらに上げると粒状性は急激に悪化する。一方、実施例3では、Vpp(1)=1500V、Vpp(1)=2000V、Vpp(1)=2500Vのいずれの条件でも粒状性は悪化せず、比較例3のVpp=1500V、2000V、2500Vの条件に比較して粒状性が向上している。
これは、第1実施形態の説明において述べたように、大きなVpp(1)が印加された第1の期間に感光体51へと飛翔したトナーが、ドット潜像にゆるやかに移動していくことで安定したドットが形成され、さらには磁気ブラシの感光体51に対向する面が低く抑えられることで磁気ブラシが感光体51に非接触となり、粒状性が向上したと考えられる。
また、ドットが安定して形成されるということは言い換えると、感光体51から現像スリーブ9へのトナーの戻りが比較例の場合に比べて少なくなっていることを示している。したがって、本発明は、感光体上に複数色のトナー像を重ねて現像し、被転写材に対してこれらを一括して転写させる、いわゆる多重現像方式(image on image development)に好適である。
Vppが大きい第1の期間のみでは、複数種類のトナーの混じり合って混色が生じてしまうが、Vppの小さな第2の期間を設けることにより、混色を抑制することができる。
図14は、実施例3によりベタ画像を現像した場合の感光体表面に現像されたトナー像と、比較例1の場合の感光体表面に現像されたトナー像とを示す図である。図14(a)が実施例3の場合を示し、図14(b)が比較例1の場合を示す。
比較例1で接触現像した場合は、磁気ブラシの穂立ちによって、摺擦すじが発生し、ベタ画像の均一性が良くないのに対し、実施例3の場合は、摺擦すじが発生せず、ベタ画像の均一性が向上していることがわかる。なお、現像されたトナー像を観察しやすいように感光体表面でのトナー付着量を少なめの条件(約0.25mg/cm)で比較している。
また実施例3では、形状係数SF−1が140〜160、かつSF−2が130〜150であるトナーを使用した。このときの粒状性評価尺度GSは、Vpp(1)=2000Vの時に11650であった。
さらに、トナーに対して球形化処理を施すことにより、形状係数SF−1を130〜140、SF−2を120〜130に変化させたトナーを用いると、同じ現像条件で粒状性評価尺度は10500となり形状係数SF−1およびSF−2を変更することで粒状性が向上することがわかった。
このことから、トナーの形状係数SF−1およびSF−2が小さい、すなわち真球状であり、表面の凹凸が少ないトナーを用いることで、粒状性は向上する。
図15は、多重現像方式を用いた画像形成ステーション部80の構成を示す概略図である。
画像形成ステーション部80は、黄色画像用現像装置80Y、マゼンタ画像用現像装置80M、シアン画像用現像装置80Cおよび黒色画像用現像装置80Bのそれぞれ4つの現像装置と、感光体ベルト81とを含んで構成されている。
感光体ベルト81の周囲には、周方向に帯電装置82、露光装置83、転写装置85、およびクリーニング装置86がそれぞれ配置されている。
現像装置80Y、80M、80C、80Bは、それぞれ、実質的に同一の構成を有しており、黄色、マゼンタ、シアン、および黒色の各トナーを用いて感光体ベルト81に形成された静電潜像を現像する。
帯電装置82によって感光体ベルト81表面を一様に帯電させ、露光装置83によって感光体ベルト81表面に静電潜像を形成する。形成された静電潜像に対して、黄色画像用現像装置80Y、マゼンタ画像用現像装置80M、シアン画像用現像装置80Cおよび黒色画像用現像装置80Bの順に、各色のトナー像を重ねて現像し、転写装置85によって被転写材Pに対して、重ねられたトナー像を一括して転写させる。
本発明では、現像装置80Y、80M、80C、80Bによって感光体ベルト81に現像する際に、図3に示すような波形のバイアス電圧を印加する。
なお図15では、感光体ベルトを用いた構成を示したが、これに限らずドラム型感光体を用いてもよい。
1 現像装置
2 現像槽
3 現像ローラ
4,5 撹拌・搬送スクリュー
6 規制ブレード
30 搬送部
40 定着装置
50 画像形成ステーション部
60 供給トレイ
100 画像形成装置

Claims (13)

  1. 直流電圧に重畳した交番電圧を、現像剤担持体に印加することにより、静電潜像担持体に形成された静電潜像をトナーによって現像する現像装置を備える画像形成装置において、
    印加する交番電圧は、トナーを現像剤担持体から静電潜像担持体へ移行させるための現像側電位と、トナーを静電潜像担持体から現像剤担持体へ移行させるための逆現像側電位とが交互に切り替わるように印加される交番電圧波形を有し、
    前記交番電圧は、第1のピーク・ツー・ピーク電圧を印加する第1の期間と、第1のピーク・ツー・ピーク電圧よりも低い第2のピーク・ツー・ピーク電圧を印加する第2の期間とを交互に繰り返し、前記第1の期間の交番電圧の周波数f1と前記第2の期間の交番電圧の周波数f2はf1=f2であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記交番電圧は、前記第1の期間において最後に印加する電位を、現像側電位とすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記交番電圧は、前記第1の期間に含まれる周期の数が、2または3であることを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 前記交番電圧は、前記第2の期間に含まれる周期の数が、2以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  5. 前記交番電圧は、前記第1の期間のピーク・ツー・ピーク電圧をVpp(1)、前記第2の期間のピーク・ツー・ピーク電圧をVpp(2)としたとき、
    0.1≦Vpp(2)/Vpp(1)≦0.5
    であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  6. 前記交番電圧は、前記第1の期間の周波数f1を5kHz以上25kHz以下とすることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  7. 前記交番電圧は、前記第1の期間のピーク・ツー・ピーク電圧Vpp(1)が、
    1kV≦Vpp(1)≦3kV
    であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  8. 前記交番電圧は、現像側電位を印加する時間をt1とし、逆現像側電位を印加する時間をt2としたとき、少なくとも前記第1の期間で、前記t1と前記t2とを異ならせることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  9. 前記交番電圧は、少なくとも前記第1の期間で、前記t1および前記t2が、
    0.35≦t1/(t1+t2)≦0.70
    であることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 現像剤として、トナーとキャリアとを含む2成分現像剤を用いることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  11. 前記現像剤担持体は、周方向に沿って複数の磁極部材が並設されるように含むマグネットローラと、マグネットローラに対して回転自在に外嵌された現像スリーブとを有し、
    マグネットローラは、静電潜像担持体と現像剤担持体とが最も近接する対向位置が、2つの磁極部材の中間となるように、磁極部材を配置することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  12. 前記現像装置が、1つの静電潜像担持体に対して、少なくとも2種類のトナーを用いて現像するように構成されることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記現像装置は、前記トナーの形状係数SF−1が130〜140であり、形状係数SF−2が120〜130であるトナーを用いて現像することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1つに記載の画像形成装置。
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