JP2014174377A - 現像装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

現像装置及びこれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】現像領域内でトナーを往復運動させる交番電圧現像方式で発生するエッジ再現性の悪化を抑制することを課題とする。
【解決手段】感光体2に対して対向配置される現像ローラ42A,42Bと、感光体と現像ローラとが対向する現像領域に、トナーを往復運動させながら現像ローラ側から感光体側へ移動させる交番電界を形成するために、現像ローラに交番電圧を印加する電源部510とを有する現像装置において、上記交番電圧は、周波数が20[kHz]よりも大きく60[kHz]以下であり、かつ、ピークツウピーク電圧が300[V]以上である。
【選択図】図3

Description

本発明は、トナーを往復運動させながら現像剤担持体側から潜像担持体側へ移動させる交番電界を現像領域に形成して現像処理を行う現像装置及びこれを備えた画像形成装置に関するものである。
電子写真方式を採用した複写機、プリンタ等の画像形成装置においては、潜像担持体の表面を帯電装置によって一様に帯電した後、潜像担持体の表面に像光を照射して静電潜像を形成し、この静電潜像上にトナー像を形成することにより、現像を行っている。このトナー像は、転写装置によって用紙等の記録媒体や中間転写体上に転写され、さらに紙面上へ転写される。これまで、現像方式については種々の方法が検討されてきた。具体的には、直流電圧現像方式、交番電圧現像方式があり、直流、交流それぞれで発揮される現像剤特性の違いを利用し、高画質を目指してきた。また、使用される現像剤の種類にも一成分、二成分があり、現像領域で現像剤を潜像担持体表面に接触させるか非接触にするかの違いもある。それ以外にも、潜像担持体、現像剤担持体に特徴を持たせ、新規な現像方式を開発し、それら現像剤特性などと現像方式を組み合わせることで、複写機、プリンタの性能を充足させる機能を持たせてきた。この中でも特に、現像方式として用いられてきた交番電圧現像方式には、以下のような従来技術が知らされている。
特許文献1には、現像バイアスに用いる交番電圧の周波数f及びピークツウピーク電圧Vppを大きくすることにより交番電圧現像方式のメリットを維持しつつ、画像の荒れや二成分現像剤のドラムへの飛散などのデメリットを抑制した画像形成装置が開示されている。この画像形成装置では、現像スリーブに印加する交番電圧の周波数を4[kHz]以上7[kHz]以下の範囲のいずれかの値とし、この交番電圧のピークツウピーク電圧を1.5[kV]以上2.5kV[kV]の範囲のいずれかの値とすることが開示されている。
また、特許文献2には、周波数fが5[kHz]<f<15[kHz]である現像バイアスの交流成分の振動振幅Vpp(kV)を周期的に減少させることにより、地汚れ及び後端抜けの発生を抑制することを目的とした画像形成装置が開示されている。この特許文献2には、効果確認の実験で、現像バイアスの交流成分の周波数fを0[kHz]≦f≦20[kHz]の範囲で振ったときの地汚れ、後端抜け、粒状性についての評価結果が開示されている。その開示内容によれば、地汚れに関しては、周波数fが20[kHz]に向かって高まるほど評価結果が改善されることが示されているが、後端抜けと粒状性に関しては、周波数fが20[kHz]に向かって高まるほど評価結果が悪化することが示されている。
本発明者らは、交番電圧現像方式を採用した画像形成装置における画質改善の研究過程において、エッジ再現性の悪化という問題に直面した。このエッジ再現性の悪化とは、非潜像部分と隣接する潜像部分のエッジ箇所で、トナーが付着せずに現像されない部分が発生してしまい、エッジ箇所が正確に再現されない画像が形成されることをいう。この原因を考察したところ、交番電界が形成される現像領域内でのトナーの往復運動により、スキャベンジ(潜像に一旦は付着したトナーが現像材担持体側に回収されてしまう現象)が主に影響していることを見出した。
本発明は、以上の背景に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、現像領域内でトナーを往復運動させる交番電圧現像方式で発生するエッジ再現性の悪化を抑制できる現像装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、潜像担持体に対して対向配置される現像剤担持体と、上記潜像担持体と上記現像剤担持体とが対向する現像領域に、トナーを往復運動させながら現像剤担持体側から潜像担持体側へ移動させる交番電界を形成するために、該現像剤担持体に交番電圧を印加する交番電圧印加手段とを有する現像装置において、上記交番電圧は、周波数が20[kHz]よりも大きく60[kHz]以下であり、かつ、ピークツウピーク電圧が300[V]以上であることを特徴とする。
本発明者らは、交番電圧現像方式を採用した画像形成装置における画質改善の研究過程において、エッジ再現性の悪化という問題に直面し、その原因が、現像領域内におけるトナーの往復運動に起因して発生するスキャベンジやはじき出しであることを見出した。そして、本発明者らによる研究の結果、このスキャベンジの発生には、現像領域内におけるトナーの往復運動の振幅が大きく影響しているという知見を得た。以下、この点について説明する。
交番電圧現像方式では、現像領域内のトナーは、潜像担持体と現像剤担持体との間(二成分現像剤の場合には潜像担持体とキャリアとの間)を往復移動するような挙動を示す。これは、現像領域内に、トナーを現像剤担持体側から潜像担持体側へ移動させる現像電界と、トナーを潜像担持体側から現像剤担持体側へ戻す非現像電界とが、交互に形成されるためである。そして、現像領域の出口付近では、出口に近づくにつれて、潜像担持体と現像剤担持体(二成分現像剤の場合はキャリア。以下同様。)との距離が徐々に離れていき、電界の強さも徐々に弱まっていく。このとき、現像領域を出るときには多くのトナーが潜像担持体上の潜像へ付着していることが要求されることから、現像電界の強さは非現像電界の強さよりも大きくなるように設定される。したがって、現像領域の出口付近では、非現像電界ではトナーは現像剤担持体側へ移動できないが、現像電界であればトナーは潜像担持体側へ移動できるというような状況になる。このような状況が生まれる結果、潜像担持体上の潜像に十分な量のトナーが付着した状態で現像領域を抜けることができる。
ところが、現像領域内におけるトナーの往復運動の振幅が大きい場合、現像領域の出口付近で潜像担持体上に付着しているトナーは、潜像担持体と現像剤担持体との距離が多少拡がっても現像剤担持体側に戻れてしまう。そのため、現像剤担持体側に戻ったトナーに対して再び現像電界が作用しても、潜像担持体と現像剤担持体との距離が更に拡がってしまっていて、そのトナーを潜像担持体側へ戻すことができなくなるという状況が起こりやすい。しかも、現像領域内におけるトナーの往復運動は、交番電圧の周波数が低いほど大きな振幅が得られるという関係にあるので、トナーの往復運動の振幅が大きいということは、交番電圧の周波数が比較的低いということができる。そして、現像剤担持体に印加される現像電圧の周波数が低いほど、非現像電界が形成されている時間が長くなるので、非現像電界によって現像剤担持体側に戻ったトナーに次の現像電界が作用するまでに時間がかかることになる。そのため、現像領域内におけるトナーの往復運動の振幅が大きい場合には、現像領域の出口付近で非現像電界により現像剤担持体側にトナーが戻った後、そのトナーに再び現像電界が作用するまでに時間がかかり、現像電界が作用する頃には潜像担持体と現像剤担持体との距離が十分に大きく拡がってしまっていて、そのトナーを潜像担持体側へ戻すことができないという状況に陥りやすい。このような理由から、現像領域内におけるトナーの往復運動の振幅が大きい場合には、スキャベンジが発生しやすいものと考えられる。そして、このスキャベンジの影響は、特にエッジ再現性において顕著に現れることから、交番電圧現像方式では、エッジ再現性の悪化という問題が発生する。
そこで、本発明者らは、トナーの往復運動の振幅を小さくすれば、スキャベンジの発生を抑制してエッジ再現性の悪化を改善できるものと推察した。ただし、トナーの往復運動の振幅を小さくする場合、交番電圧のピークツウピーク電圧を小さくしようとするのが通常である。しかしながら、交番電圧のピークツウピーク電圧を小さくすると、交番電圧現像方式による様々なメリットに与える悪影響が大きく、交番電圧のピークツウピーク電圧を小さくすることには大きな制約が存在する。一方で、現像領域内におけるトナーの往復運動の振幅は、交番電圧の周波数にも大きく依存する関係にある。本発明者らは、この点に着目し、交番電圧の周波数を大きくすることで、トナーの往復運動の振幅を小さくし、スキャベンジの発生を抑制してエッジ再現性の悪化を改善することを試みた。その結果、詳しくは後述するが、ピークツウピーク電圧が300[V]以上の交番電圧において、周波数を20[kHz]よりも大きく60[kHz]以下という高い周波数範囲に設定することで、トナーの往復運動の振幅を小さくしてスキャベンジの発生を抑制し、エッジ再現性の悪化を改善できることを確認した。
ところで、従来、交番電圧現像方式のメリットを得るためには、現像剤担持体に印加する交番電圧の周波数をある程度大きくすることが必要であることは知られていた。しかしながら、その上限はせいぜい15[kHz]程度であり、それ以上に周波数を上げても何かメリットがあるとは考えられていなかった。上記特許文献2では、交番電圧の周波数fを20[kHz]とした実験結果が示されているが、これはあくまで、地汚れ、後端抜け、粒状性についての評価を行うための実験に用いた一例である。この特許文献2でも実施例として使用される周波数fは5[kHz]<f<15[kHz]の範囲内である。本発明は、上述した本発明者らのよる知見、考察の結果、15[kHz]という従来の上限を大きく超える高い周波数範囲に着目するに至ったものである。
以上より、本発明によれば、現像領域内でトナーを往復運動させる交番電圧現像方式で発生するエッジ再現性の悪化を抑制できるという優れた効果が得られる。
実施形態の複写機の概略構成図である。 同複写機の現像装置の概略構成を示す模式図である。 同現像装置と複写機本体に設けられる電源部とを示す斜視図である。 図3中符号Aで示す現像装置と電源部との接続箇所を拡大した拡大視図である。 周波数が10[kHz]である交番電圧(現像電圧)の波形例を示すグラフである。 周波数が60[kHz]である交番電圧(現像電圧)の波形例を示すグラフである。 実験例で用いた実験装置の概要を示す模式図である。 同実験装置の現像ローラに印加される電圧が直流電圧(周波数が0[kHz])である場合に、同実験装置の高速度カメラで撮像した現像状態を示す画像例である。 同実験装置の現像ローラに印加される電圧が交番電圧(周波数=2[kHz])である場合に、同実験装置の高速度カメラで撮像した現像状態を示す画像例である。 同実験装置の現像ローラに印加される電圧が交番電圧(周波数=9[kHz])である場合に、同実験装置の高速度カメラで撮像した現像状態を示す画像例である。 同実験装置の現像ローラに印加される電圧が交番電圧(周波数=10[kHz])である場合に、同実験装置の高速度カメラで撮像した現像状態を示す画像例である。 同実験装置の現像ローラに印加される電圧が交番電圧(周波数=20[kHz])である場合に、同実験装置の高速度カメラで撮像した現像状態を示す画像例である。 同実験装置の現像ローラに印加される電圧が交番電圧(周波数=40[kHz])である場合に、同実験装置の高速度カメラで撮像した現像状態を示す画像例である。 同実験装置の現像ローラに印加される電圧が交番電圧(周波数=60[kHz])である場合に、同実験装置の高速度カメラで撮像した現像状態を示す画像例である。 同実験装置の現像ローラに印加される電圧が交番電圧(周波数=70[kHz])である場合に、同実験装置の高速度カメラで撮像した現像状態を示す画像例である。 同実験装置の現像ローラに印加される電圧が交番電圧(周波数=80[kHz])である場合に、同実験装置の高速度カメラで撮像した現像状態を示す画像例である。 同実験装置の現像ローラに印加される電圧が交番電圧(周波数=100[kHz])である場合に、同実験装置の高速度カメラで撮像した現像状態を示す画像例である。 同実験例におけるベタの埋まりの評価結果をまとめたグラフである。 同実験例における輝度の評価結果をまとめたグラフである。 同実験例におけるエッジ再現性の評価結果をまとめたグラフである。 変形例における現像装置と複写機本体に設けられる電源部とを示す斜視図である。 同電源部から出力される交番電圧の波形の一例を示すグラフである。 同交番電圧の波形のうち現像波形部分についてのみスパイク波形を含むようにした波形例を示すグラフである。 同交番電圧の波形のうち非現像波形部分についてのみスパイク波形を含むようにした波形例を示すグラフである。
以下、本発明を、画像形成装置としての複写機に適用した一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の複写機500の概略構成図である。
複写機500は、複写装置本体(以下「プリンタ部」という。)100、給紙テーブル(以下「給紙部」という。)200及びプリンタ部100上に取り付けるスキャナ(以下「スキャナ部」という。)300から構成される。
プリンタ部100は、4つのプロセスユニットとしてのプロセスカートリッジ1Y,1M,1C,1K、複数の張架ローラに張架されて図1中の矢印A方向に移動する中間転写体としての中間転写ベルト7、露光手段としての露光装置6、定着手段としての定着装置12等を備えている。4つのプロセスカートリッジ1の、符号の後に付されたY、M、C、Kという添字は、イエロー、マゼンタ、シアン、黒用の仕様であることを示している。4つのプロセスカートリッジ1Y,1M,1C,1Kは、それぞれ使用するトナーの色が異なる他はほぼ同様の構成になっているので、以下、K、Y、M、Cという添字を省略して説明する。
プロセスカートリッジ1は、潜像担持体である感光体2、帯電手段である帯電部材3、現像手段である現像装置4、及び、クリーニング手段である感光体クリーニング装置5を一体的に支持してユニット状とした構成となっている。各プロセスカートリッジ1は、それぞれの不図示のストッパーを解除することにより、複写機500本体に対して着脱可能となっている。
感光体2は、図中の矢印で示すように、図中の時計周り方向に回転する。帯電部材3は、ローラ状の帯電ローラであり、感光体2の表面に圧接されており、感光体2の回転により従動回転する。作像時には、帯電部材3には図示しない高圧電源により所定のバイアスが印加され、感光体2の表面を帯電する。本実施形態のプロセスカートリッジ1は、帯電手段として、感光体2の表面に接触するローラ状の帯電部材3を用いているが、帯電手段としてはこれに限るものではなく、コロナ帯電などの非接触帯電方式を用いてもよい。
露光装置6は、潜像形成手段として機能し、スキャナ部300で読み込んだ原稿画像の画像情報またはパーソナルコンピュータ等の外部装置から入力される画像情報に基づいて、感光体2の表面に対して露光し、感光体2の表面に静電潜像を形成する。プリンタ部100が備える露光装置6は、レーザーダイオードを用いたレーザービームスキャナ方式を用いているが、露光手段としてはLEDアレイを用いるものなど他の構成でも良い。感光体クリーニング装置5は、中間転写ベルト7と対向する位置を通過した感光体2の表面上に残留する転写残トナーのクリーニングを行う。
4つのプロセスカートリッジ1は、それぞれイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色のトナー像を感光体2上に形成する。4つのプロセスカートリッジ1は、中間転写ベルト7の表面移動方向に並列に配設され、それぞれの感光体2上に形成されたトナー像を中間転写ベルト7に順に重ね合わせるように転写し、中間転写ベルト7上に可視像を形成する。
図1において、各感光体2に対して中間転写ベルト7を挟んで対向する位置には一次転写手段としての一次転写ローラ8が配置されている。一次転写ローラ8には不図示の高圧電源により一次転写バイアスが印加され、感光体2との間で一次転写電界を形成する。感光体2と一次転写ローラ8との間で一次転写電界が形成されることにより、感光体2の表面上に形成されたトナー像が中間転写ベルト7の表面に転写される。中間転写ベルト7を張架する複数の張架ローラのうちの1つが不図示の駆動モータによって回転することによって中間転写ベルト7が図中の矢印A方向に表面移動する。表面移動する中間転写ベルト7の表面上に各色のトナー像が順次重ねて転写されることによって、中間転写ベルト7の表面上にフルカラー画像が形成される。
4つのプロセスカートリッジ1が中間転写ベルト7と対向する位置に対して、中間転写ベルト7の表面移動方向下流側には、張架ローラの1つである二次転写対向ローラ9aに対して中間転写ベルト7を挟んで対向する位置に二次転写ローラ9が配置され、中間転写ベルト7との間で二次転写ニップを形成する。二次転写ローラ9と二次転写対向ローラ9aとの間に所定の電圧を印加して二次転写電界を形成する。給紙部200から給紙され、図1中の矢印S方向に搬送される記録材である記録紙Pが二次転写ニップを通過する際に、中間転写ベルト7の表面上に形成されたフルカラー画像が、二次転写ローラ9と二次転写対向ローラ9aとの間に形成された二次転写電界によって記録紙Pに転写される。
二次転写ニップに対して記録紙Pの搬送方向下流側に、定着装置12が配置されている。二次転写ニップを通過した記録紙Pは定着装置12に到達し、定着装置12における加熱及び加圧によって記録紙P上に転写されたフルカラー画像が定着され、画像が定着された記録紙Pは複写機500の装置外に出力される。一方、二次転写ニップで記録紙Pに転写されず中間転写ベルト7の表面上に残留したトナーは、転写ベルトクリーニング装置11によって回収される。
図1に示すように、中間転写ベルト7の上方には、各色トナーを収容するトナーボトル400Y,400M,400C,400Kが複写機500本体に対して着脱可能に配置されている。各色トナーボトル400に収容されたトナーは、各色に対応する不図示のトナー補給装置によって、各色の現像装置4に供給される。
図2は、本実施形態の現像装置4の概略構成を示す模式図であり、図1中の紙面奥側から見た断面図である。
図3は、現像装置4と複写機500本体に設けられる電源部510とを示す斜視図である。
図4は、図3中符号Aで示す現像装置4と電源部510との接続箇所を拡大した拡大視図である。
現像装置4には、現像剤担持体としての2つの現像ローラ42A,42Bと、ドクタブレード45、攪拌パドル46、搬送スクリュー48、トナー濃度センサ49等が設けられている。これらの構成部材を収容する現像ケース41は、感光体2と対向する箇所が開口しており、その開口を介して、感光体2の表面と2つの現像ローラ42A,42Bとが対向するように構成されている。本実施形態では、現像ケース41内に収容されている現像剤43として、トナーからなる一成分現像剤を用いる例であるが、トナーとキャリアからなる二成分現像剤を用いてもよい。現像ケース41内の現像剤43は、攪拌パドル46や搬送スクリュー48によって攪拌される。
現像ケース41内の現像剤43は、現像ローラ42A,42Bの表面に担持され、各現像ローラ42A,42Bの回転駆動により、各現像ローラと感光体2とが対向して現像処理が行われるそれぞれの現像領域へ搬送される。第1現像ローラ42A上の現像剤43は、ドクタブレード45によって所定量に規制された後に第1現像領域へ搬送され、現像処理に用いられる。その後、現像領域を通過した第1現像ローラ42A上の現像剤43は、第1現像ローラ42Aと第2現像ローラ42Bとが対向する箇所で第2現像ローラ42B側へ受け渡される。そして、第2現像ローラ42Bの回転駆動により第2現像領域へ搬送され、再び現像処理に用いられる。
プロセスカートリッジ1の複写機500本体への装着に伴い、そのプロセスカートリッジ1内の現像装置4の電源入力端子44A,44Bは、複写機500本体における電源部510の各端子孔511A,511Bに挿入される。これにより、現像装置4の電源入力端子44A,44Bは、複写機500本体の電源部510の電源出力端子512に接触し、電気的に接続される。この電源出力端子512には、電源ケーブル513を介して、直流電圧印加用のDC電源514及び交番電圧印加用のAC電源515が接続されている。本実施形態では、DC電源514及びAC電源515によって、交番電圧印加手段が構成されている。
2つの現像ローラ42A,42Bには、同じ現像電圧が印加される。本実施形態の現像電圧は、DC電源514から出力される直流電圧にAC電源515から出力される交流電圧を重畳させたもので、AC電源515から出力される交流電圧の周波数で、極性が切り替わる交番電圧である。本実施形態において、AC電源515から出力される交流電圧は、ピークツウピーク電圧が750[V]であり、Duty比が50%であり、波形が矩形波となるものを用いている。また、DC電源514から出力される直流電圧は−250[V]である。これらの交流電圧及び直流電圧によって得られる交番電圧(現像電圧)の波形を図5及び図6に示す。なお、図5は、交番電圧の周波数が10[kHz]の例であり、図6は、交番電圧の周波数が60[kHz]の例である。
ここで、交番電圧現像方式を採用した場合に発生するエッジ再現性の改善について説明する。
上述したとおり、エッジ再現性は、現像領域内に形成される交番電界の作用によって現像領域内でトナーが大きく往復運動することにより、スキャベンジが発生しやすい状況が生まれることに起因している。そのため、トナーの往復運動の振幅を小さくすれば、スキャベンジの発生を抑制してエッジ再現性の悪化を改善できる。ただし、交番電圧のピークツウピーク電圧を小さくすることにより、トナーの往復運動の振幅を小さくしようとすると、交番電圧現像方式による様々なメリットに与える悪影響が大きいので、交番電圧のピークツウピーク電圧を小さくすることには大きな制約がある。そこで、本実施形態では、交番電圧の周波数を大きくすることによって、トナーの往復運動の振幅を小さくし、スキャベンジの発生を抑制してエッジ再現性の悪化を改善している。具体的には、ピークツウピーク電圧が300[V]以上の交番電圧において、周波数を20[kHz]よりも大きく60[kHz]以下という高い周波数範囲に設定する。
〔実験例〕
以下、現像ローラ42A,42Bに印加する交番電圧の周波数を20[kHz]よりも大きく60[kHz]以下という高い周波数範囲に設定することによって、トナーの往復運動の振幅を小さくしてエッジ再現性の悪化を改善できることを確認する一実験例について説明する。
図7は、本実験例で用いた実験装置600の概要を示す模式図である。
この実験装置600は、透明なガラス基板601a上に透明電極であるITO(Indium Tin Oxide)601bを蒸着して擬似的な潜像を形成できるように構成された疑似感光体601と、ITO601bに電圧を印加するための電極602、高速度カメラ603、現像ユニット604などで構成されている。本実施形態の現像装置4は、2つの現像ローラ42A,42Bを備えた構成であり、本実験装置600の現像ユニット604は、単一の現像ローラ642を備えた構成であるが、その他の基本構成は同様のものである。現像ユニット604は、その現像ローラ642が疑似感光体601と対向配置するように、固定台605上に固定配置されている。
疑似感光体601及び高速度カメラ603は、移動台606に支持されている。この移動台606は、ITO601bが蒸着された疑似感光体601の表面が現像ローラ642との対向位置を通過するように、図中上下方向へスライド移動可能に構成されている。高速度カメラ603は、疑似感光体601の裏面(ITO601bが蒸着された表面と反対側の面)から疑似潜像部に付着するトナーを撮像する位置に配置されている。
本実験では、まず、疑似感光体601及び高速度カメラ603を支持する移動台606を図中下方へ移動させる。また、疑似感光体601の疑似潜像部には−190Vの直流電圧を印加して疑似潜像部電位Vlを−190Vとし、疑似感光体601の疑似非潜像部(疑似地肌部)には−350Vの直流電圧を印加して疑似地肌部電位Vdを−350Vとした。その後、現像ローラ642に本実施形態と同様に交番電圧を印加して現像ユニット604を稼働させるとともに、移動台606を上方に向けてスライド移動させる。このときのスライド移動速度は、本実施形態の感光体2の線速(表面移動速度)と同じ速度に設定されている。そして、疑似感光体601上の疑似潜像及び疑似地肌部が現像ローラ642との対向領域(現像領域)を通過した後、その現像状態を高速度カメラ603で観察した。
本実験例では、現像ローラ642に印加する交番電圧の周波数のみを変化させ(直流電圧Vdc及びピークツウピーク電圧Vppは変化させないで)、それぞれの現像状態を観察した。具体的には、本実験例では、交番電圧の周波数を、0[kHz](直流電圧のみ)、2[kHz]、9[kHz]、10[kHz]、20[kHz]、40[kHz]、60[kHz]、70[kHz]、80[kHz]、100[kHz]という10段階で変化させた。その他の実験条件については、下記の表1に示す。
図8〜図17は、現像ローラ642に印加した交番電圧の周波数ごとに、高速度カメラ603で撮像した現像状態を示す画像例である。
本実験例の疑似感光体601上に形成した疑似潜像パターンは、100[μm]の細線画像と1060[μm]の太線画像とが混在したものを用いている。図8〜図17に示す画像は、図中左側に100[μm]の細線画像の先端部が確認できるように細線画像が2〜3本映り込み、かつ、図中右側に1060[μm]の太線画像の一部分が映り込むように、高速度カメラ603の撮像画像の一部(横512ピクセル×縦256ピクセル(1ピクセル1[μm]))を切り出した画像である。
本実験例では、高速度カメラ603で撮像した画像に基づき、ベタの埋まり、輝度、エッジ再現性の3つの評価を行った。
ベタの埋まりの評価は、ベタ画像部分にトナーがどの程度埋まっているかを評価することで行う。具体的には、ベタ画像部分を撮像した撮像画像部分(太線画像部分)を横100ピクセル×縦256ピクセルだけ切り出し、この太線画像部分内におけるトナーの存在しない空間の面積を測定し、この面積が小さいほど優良であると評価する。本実験例では、0[kHz](直流電圧)におけるトナーの存在しない空間の測定面積が2455[ピクセル2乗]であったため、これを基準ランクとなるランク3.0とし、最良ランク、すなわちトナーの存在しない空間の測定面積が0[ピクセル2乗]となる場合をランク1.0となるように規格化して、各周波数におけるベタの埋まりのランク評価を行った。
その結果、2[kHz]の場合はランク5.0であり、9[kHz]の場合はランク2.0であり、10[kHz]の場合はランク2.0であり、20[kHz]の場合はランク1.7であり、40[kHz]の場合はランク1.6であり、60[kHz]の場合はランク2.0であり、70[kHz]の場合はランク4.5であり、80[kHz]の場合はランク6.9であり、100[kHz]の場合はランク12.6であった。
図18は、ベタの埋まりの評価結果をまとめたグラフである。
このグラフは横軸に周波数をとり、縦軸にランクをとったものである。このグラフからわかるように、現像ローラ642に印加する交番電圧の周波数が9[kHz]以上60[kHz]以下の範囲ではランク2.0以下であり、この周波数範囲から逸脱すると、ベタの埋まりが評価ランクが大幅に悪化する。この結果から、周波数が9[kHz]以上60[kHz]以下の範囲の交番電圧を現像電圧として用いることにより、現像電圧が直流電圧(0[kHz])の場合(直流電圧現像方式)よりもベタの埋まりが改善され、交番電圧現像方式のメリットを享受できることが確認した。
次に、輝度の評価について説明する。
輝度の評価は、色再現性にも繋がる重要な要素であり、トナーの積層状態を定量的に評価するものである。具体的には、ベタ画像部分を撮像した撮像画像部分(太線画像部分)を切り出し、この太線画像部分の輝度値の平均を、地肌部の輝度値との相対値に変換した相対輝度値を用いて評価を行う。この値が高いほど優良であると評価する。本実験例では、0[kHz](直流電圧)における相対輝度値を基準ランクとなるランク3.0となるように規格化し、各周波数における輝度のランク評価を行った。
図19は、輝度の評価結果をまとめたグラフである。
このグラフは横軸に周波数をとり、縦軸にランクをとったものである。このグラフからわかるように、いずれの周波数でも交番電圧を用いる場合には、現像電圧が直流電圧(0[kHz])の場合(直流電圧現像方式)よりも輝度が改善され、交番電圧現像方式のメリットを享受できることが確認した。
次に、エッジ再現性の評価について説明する。
エッジ再現性の評価は、地肌部に隣接する潜像部のエッジ箇所にトナーがきちんと付着してエッジ箇所が正確に再現されているかどうかを評価することにより行う。具体的には、太線画像のエッジ箇所(図9〜図17中の画像左右方向(幅方向)中央付近で画像上下方向に延びるエッジ箇所)を含むように幅20ピクセルの測定領域を、撮像画像上に設定する。そして、その撮像画像上部から下部まで、当該測定領域内において幅方向で輝度が大きくに変化する地点における撮像画像幅方向の座標値を取得し、その標準偏差を計算した。
エッジ再現性は、この標準偏差が小さいほど優良であると評価する。本実験例では、0[kHz](直流電圧)における標準偏差を基準ランクとなるランク3.0とし、最良ランク、すなわち標準偏差が0となる場合をランク1.0となるように規格化して、各周波数におけるエッジ再現性のランク評価を行った。
図20は、エッジ再現性の評価結果をまとめたグラフである。
このグラフは横軸に周波数をとり、縦軸にランクをとったものである。このグラフからわかるように、現像ローラ642に印加する交番電圧の周波数が20[kHz]以上60[kHz]以下の範囲ではランク3.0よりも優良である。この結果から、周波数が20[kHz]以上60[kHz]以下の範囲の交番電圧を現像電圧として用いることにより、現像電圧が直流電圧(0[kHz])の場合(直流電圧現像方式)よりもエッジ再現性が良好になることが判明した。
以上の3つの評価を総合的に判断するため、現像電圧が直流電圧(0[kHz])の場合における総合ランクを3.0とし、最良ランクがランク1.0となるように規格化して、各周波数における総合ランクの評価を行った。なお、輝度のランクについては、優良なほどランクの値が小さくなるように変換して、総合ランクを計算した。その結果、2[kHz]の場合はランク4.6であり、9[kHz]の場合はランク3.2であり、10[kHz]の場合はランク3.0であり、20[kHz]の場合はランク2.6であり、40[kHz]の場合はランク2.7であり、60[kHz]の場合はランク2.8であり、70[kHz]の場合はランク4.0であり、80[kHz]の場合はランク5.0であり、100[kHz]の場合はランク7.0であった。
以上の結果、ベタの埋まり、輝度、エッジ再現性についての総合評価を見ると、総合ランクが3.0よりも優良なのは、20[kHz]以上60[kHz]以下の周波数範囲のものであった。これにより、20[kHz]以上60[kHz]以下の周波数をもつ交番電圧を現像電圧として用いることにより、直流電圧現像方式の場合よりも、ベタ埋まり、輝度ランク、エッジ再現性が改善できることが確認された。
また、上述した各種実験で評価が優良であった20[kHz]以上60[kHz]以下の周波数範囲について、その交番電圧のピークツウピーク電圧Vppの値を変化させて、上述したベタの埋まり、輝度、エッジ再現性の3つの評価結果への影響を確認した。その結果、ピークツウピーク電圧Vppを、1500Vから徐々に下げるにつれて。各評価のランクが徐々に下がっていくことが確認されたものの、ピークツウピーク電圧Vppが300V以上であれば、いずれの評価についても、直流電圧現像方式よりも優良な評価結果が維持された。
次に、本実施形態で用いるトナーについて説明する。
粒径(体積平均粒径)が4[μm]以上7[μm]以下の範囲内のトナーを用いた場合と、粒径が4[μm]未満のトナーを用いた場合と、7[μm]より大きいトナーを用いた場合とにおいて、地肌部に付着するトナー(地汚れトナー)の面積率およびトナー飛散量を比較した。トナーの粒径を5[μm]±1[μm]の範囲内とした場合、トナー粒径が4[μm]未満のトナーを用いた場合に比べて、ベタの埋まり及び輝度の評価は5%低下したが、地汚れ及びトナー飛散量の評価はともに30%減少した。また、トナー粒径が7[μm]より大きいトナーを用いた場合に比べて、地汚れ及びトナー飛散量の評価は5%増加し、ベタの埋まり及び輝度の評価も20%向上した。本実施形態では、粒径が5[μm]±1[μm]の範囲内のトナーを用いている。
次に、本実施形態で二成分現像剤を用いた場合のキャリアについて説明する。
キャリアの体積固有抵抗値が1.0×1019[Ω・cm]だったものを、1.0×10[Ω・cm]以上1.0×1010[Ω・cm]以下の範囲内のものに変更したところ、キャリア上からトナーが離脱する個数が30%増加した。これは、単位時間あたりにキャリアから離脱するトナーの個数を高速度カメラで可視化・観察したものである。本実施形態で二成分現像剤を用いる場合、そのキャリアの体積抵抗値には1.0×108.9[Ω・cm]を用いる。
以上のように、本実施形態においては、現像ローラ42A,42Bに印加する交番電圧の周波数を20[kHz]以上60[kHz]以下の範囲内とすることにより、エッジ再現性の向上を図ることができる。このときに、現像領域内で往復移動するトナーの振幅について説明する。
交番電圧によって現像領域内に形成される電界をEoとし、交番電圧の周波数をfとし、トナーの帯電量をqとすると、現像領域内で往復運動するトナーの見かけ上の振幅Dは、下記の式(1)から計算することができる。
D = q×Eo/(2πf) ・・・(1)
現像領域内の電界Eoは、現像ローラ42A,42Bと感光体2との間の距離dと、交番電圧のピークツウピーク電圧Vppとを用いて、下記の式(2)に示す関係式から求めることができる。
Eo = V/d ・・・(2)
トナーの帯電量qは、トナーの半径rから求められる見かけ上の体積Vとトナーの密度ρとから求められる質量m(=V×ρ)と、1g中のトナーの帯電量の総和q’とを用いて、下記の式(3)に示す関係式から求めることができる。
q = q’/m ・・・(3)
このようにして求まるトナーの振幅Dは、上記式(1)より、交番電圧の周波数fの2乗に反比例する関係にあるため、交番電圧の周波数fを高く設定すればするほど、トナーの振幅Dが大幅に小さくなる。上記実験例1の条件において、交番電圧の周波数が2[kHz]である場合、トナーの振幅Dは300[μm]よりも大きく、その周波数が高くなるにつれて徐々に振幅Dが減少することを確認した。ただし、上記実験例1の条件では、現像領域内に形成される非現像電界が現像電界よりも小さいため、上記式(1)より算出されるトナーの振幅Dの値よりも、観測されたトナーの振幅Dの方が小さかった。そして、上記実験例1において、優良な結果が得られた20[kHz]以上60[kHz]以下の周波数範囲では、観測の結果、トナーの振幅Dは0.3[μm]以上、30[μm]以下の範囲内であった。
〔変形例〕
次に、本実施形態における現像装置4の現像ローラ42A,42Bに印加する交番電圧の一変形例について説明する。
図21は、現像装置4と複写機500本体に設けられる電源部510とを示す斜視図である。
本変形例における電源部510には、AC電源515を制御する制御ボックス516が付加されている。制御ボックス516はAC電源515に接続されており、制御ボックス516から出力される制御信号により、AC電源515から出力される交流電圧の波形を変化させることができる。
図22は、本変形例において、電源部510から出力される交番電圧の波形の一例を示すグラフである。
交番電圧の波形は、トナーを現像ローラ42A,42B側から感光体2側へ移動させる現像方向の極性をもつ現像波形部分と、トナーを感光体2側から現像ローラ42A,42B側へ移動させる非現像方向の極性をもつ非現像波形部分とが、交番電圧の周波数に応じて交互に存在する。本変形例では、上記実施形態と同様、正規帯電極性がマイナス極性であるトナーを用いるので、図22中実線で囲った波形部分が非現像波形部分であり、図22中破線で囲った波形部分が現像波形部分である。
本変形例においては、図22中破線で囲った部分に示すように、現像波形部分の先頭箇所に、その現像波形部分の残り箇所C2よりも絶対値が大きい電圧値となっているスパイク波形部分C1が存在する。
また、本変形例においては、図22中実線で囲った部分に示すように、非現像波形部分の先頭箇所に、その現像波形部分の残り箇所D2よりも絶対値が大きい電圧値となっているスパイク波形部分D1が存在する。
図22に示す波形例の具体的な内容は以下のとおりである。
交番電圧の周波数を20.1[kHz]とし、電源部の起動後、0.000048秒から0.0000544秒までの間、+2[kV]のプラス極性の電圧(スパイク波形部分)を印加し、その後、通常の電圧値である+500[V]まで電圧値を戻す。その後、さらに0.0000729秒から0.0000799秒までの間、−2[kV]のマイナス極性の電圧(スパイク波形部分)を印加し、その後、通常の電圧値である−1[kV]まで電圧値を戻す。
このようなスパイク波形部分を有する交番電圧を用いることで、このようなスパイク波形部分を有しない交番電圧を用いる場合に比較して、現像効率の向上及び地汚れの低減を図ることができる。以下、このような効果を生み出すスパイク波形部分の機能について説明する。なお、現像波形部分のスパイク波形と非現像波形部分のスパイク波形とでは、その機能が異なることから、これらのスパイク波形を区別して説明する。
図23は、交番電圧の波形のうち現像波形部分についてのみスパイク波形を含むようにした波形例を示すグラフである。
すなわち、図23に示す波形例は、図22に示した本変形例の波形例から非現像波形部分のスパイク波形部分D1を取り除いて非現像波形部分を通常の波形としたものである。このような波形をもった交番電圧を用いて現像を行い、現像効率及び地汚れについて評価を行った。この評価実験では、1gのトナーの帯電量の総和が−30[μC/g]±10[μC/g]となるように設定し、かつ、感光体2上の潜像部電位Vlを−60[V]とし、現像ローラ42A,42Bに印加する交番電圧のピークツウピーク電圧Vppを1500[V]とし、交番電圧の直流成分を−250[V]とし、そのDuty比を50%とし、波形を矩形波とし、その周波数を20.1[kHz]とした。
図23中破線で囲った現像波形部分では、潜像部電位Vl(=−60[V])に対して現像ローラ42A,42Bに印加される電圧値がマイナス極性側となるので、それらの電位差に応じた強さの現像電界が現像領域に形成される。スパイク波形部分C1は、残りの現像波形部分C2と比べて、潜像部電位Vlとの電位差が大きい。よって、このようなスパイク波形部分C1が印加される時期の現像電界は、残りの現像波形部分C2が印加される時期の現像電界よりも強いので、より多くのトナーを感光体2側へ移動させることができる。したがって、現像波形部分内にこのようなスパイク波形部分C1を含まない場合と比較して、現像効率が向上する。
ここで、仮に、残りの現像波形部分C2も含めて現像波形部分の全体の電圧値を、スパイク波形部分C1と同じ電圧値(−2[kV])に設定した場合、現像効率は向上するものの、感光体2上の地肌部に付着するトナーの量も増大し、地汚れが悪化する。また、現像領域内に放電が生しやすくなるので、トナーに帯電異常が生じて、ベタの埋まり、輝度、エッジ再現性などの評価を悪化させたり、感光体2を劣化させたりする。したがって、現像波形部分の一部分、より詳しくは現像波形部分の先頭部分にだけ、スパイク波形部分C1を部分的に存在させることが必要である。好ましくは、スパイク波形部分C1の時間幅は、残りの現像波形部分C2の時間幅よりも狭くする。
このようなスパイク波形部分C1を現像波形部分に部分的に存在させることによる現像効率の向上は、上述した3つの評価、すなわち、ベタの埋まり、輝度、エッジ再現性を良好にする効果がある。したがって、交番電圧として、その周波数を上述した20[kHz]以上60[kHz]以下の範囲内に設定し、かつ、その現像波形部分にスパイク波形部分C1を含めた交番電圧を用いることにより、これらの3つの評価を更に高めることが可能となる。
なお、スパイク波形部分C1を現像波形部分に部分的に存在させることによる効果は、このような20[kHz]以上60[kHz]以下の周波数範囲に限られない。特に、エッジ再現性に関して言えば、スパイク波形部分C1を現像波形部分に存在させることにより、10[kHz]以上60[kHz]以下の周波数範囲でも、上記実施形態の場合(スパイク波形部分C1が現像波形部分に存在せず、かつ、周波数範囲が20[kHz]以上60[kHz]以下である交番電圧を用いる場合)と同程度の評価が得られる。
図24中実線で囲った非現像波形部分では、潜像部電位Vl(=−60[V])に対して現像ローラ42A,42Bに印加される電圧値がプラス極性側となるので、それらの電位差に応じた強さの非現像電界(トナーを感光体側から現像ローラ側へ戻す電界)が現像領域に形成される。スパイク波形部分D1は、残りの非現像波形部分D2と比べて、潜像部電位Vlとの電位差が大きい。よって、このようなスパイク波形部分D1が印加される時期の非現像電界は、残りの非現像波形部分D2が印加される時期の非現像電界よりも強いので、より多くのトナーを感光体2側から現像ローラ42A,42B側へ戻すことができる。したがって、非現像波形部分内にこのようなスパイク波形部分D1を含まない場合と比較して、地肌部に付着したトナーをより多く現像ローラ側へ回収することができ、地汚れを改善できる。
ここで、仮に、残りの非現像波形部分D2も含めて非現像波形部分の全体の電圧値を、スパイク波形部分D1と同じ電圧値(+2[kV])に設定した場合、地汚れは改善するものの、現像領域内に放電が生しやすくなるので、トナーに帯電異常が生じ、ベタの埋まり、輝度、エッジ再現性などの評価を悪化させたり、感光体2を劣化させたりする。したがって、非現像波形部分の一部分、より詳しくは非現像波形部分の先頭部分にだけ、スパイク波形部分D1を部分的に存在させることにより、放電の発生を抑制しつつ、地汚れの悪化を改善することができる。
このようなスパイク波形部分D1を非現像波形部分に部分的に存在させることによる効果は、エッジ付近の地肌部に付着するトナーを回収できることから、エッジ再現性を良好にする効果がある。したがって、交番電圧として、その周波数を上述した20[kHz]以上60[kHz]以下の範囲内に設定し、かつ、その非現像波形部分にスパイク波形部分D1を含めた交番電圧を用いることにより、エッジ再現性の評価を更に高めることが可能となる。
なお、スパイク波形部分D1を非現像波形部分に部分的に存在させることによる効果は、このような20[kHz]以上60[kHz]以下の周波数範囲に限られない。特に、エッジ再現性に関して言えば、スパイク波形部分D1を非現像波形部分に存在させることにより、10[kHz]以上60[kHz]以下の周波数範囲でも、上記実施形態の場合(スパイク波形部分D1が非現像波形部分に存在せず、かつ、周波数範囲が20[kHz]以上60[kHz]以下である交番電圧を用いる場合)と同程度の評価が得られる。好ましくは、スパイク波形部分D1の時間幅は、残りの非現像波形部分D2の時間幅よりも狭くする。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
感光体2等の潜像担持体に対して対向配置される現像ローラ42A,42B等の現像剤担持体と、上記潜像担持体と上記現像剤担持体とが対向する現像領域に、トナーを往復運動させながら現像剤担持体側から潜像担持体側へ移動させる交番電界を形成するために、該現像剤担持体に交番電圧を印加する電源部510等の交番電圧印加手段とを有する現像装置4において、上記交番電圧は、周波数が20[kHz]よりも大きく60[kHz]以下であり、かつ、ピークツウピーク電圧が300[V]以上であることを特徴とする。
これによれば、上述したように、交番電圧現像方式で発生するエッジ再現性の悪化を抑制できる。
(態様B)
上記態様Aにおいて、上記交番電圧の波形は、トナーを現像剤担持体側から潜像担持体側へ移動させる現像方向の極性をもつ現像波形部分の先頭箇所C1が、該現像波形部分の残り箇所C2よりも絶対値が大きい電圧値となっていることを特徴とする。
これによれば、現像効率の向上を図ることができ、エッジ再現性の悪化を更に抑制することができる。
(態様C)
上記態様A又はBにおいて、上記交番電圧の波形は、トナーを潜像担持体側から現像剤担持体側へ移動させる非現像方向の極性をもつ非現像波形部分の先頭箇所D1が、該非現像波形部分の残り箇所D2よりも絶対値が大きい電圧値となっていることを特徴とする。
これによれば、地汚れを改善することができ、エッジ再現性の悪化を更に抑制することができる。
(態様D)
上記態様B又はCにおいて、上記先頭箇所C1,D1の時間幅は、上記残り箇所C2,D2の時間幅よりも狭いことを特徴とする。
これによれば、他の不具合の発生を抑制しつつ、上述した現像効率の向上や地汚れの改善という効果が得られる。
(態様E)
上記態様A〜Dのいずれかの態様において、上記交番電圧は、上記現像領域内でトナーを0.3[μm]以上30[μm]以下の振幅で往復運動するように設定されていることを特徴とする。
これによれば、上述したように、交番電圧現像方式で発生するエッジ再現性の悪化を抑制できる。
(態様F)
潜像担持体に対して対向配置される現像剤担持体と、上記潜像担持体と上記現像剤担持体とが対向する現像領域に、トナーを往復運動させながら現像剤担持体側から潜像担持体側へ移動させる交番電界を形成するために、該現像剤担持体に交番電圧を印加する交番電圧印加手段とを有する現像装置において、上記交番電圧は、周波数が10[kHz]以上60[kHz]以下であり、かつ、ピークツウピーク電圧が300[V]以上であり、上記交番電圧の波形は、トナーを現像剤担持体側から潜像担持体側へ移動させる現像方向の極性をもつ現像波形部分の先頭箇所C1が、該現像波形部分の残り箇所C2よりも絶対値が大きい電圧値となっていることを特徴とする。
これによれば、多少周波数を低くした範囲(10[kHz]以上20[kHz]未満の範囲)でも、交番電圧現像方式で発生するエッジ再現性の悪化を抑制できる。
(態様G)
潜像担持体に対して対向配置される現像剤担持体と、上記潜像担持体と上記現像剤担持体とが対向する現像領域に、トナーを往復運動させながら現像剤担持体側から潜像担持体側へ移動させる交番電界を形成するために、該現像剤担持体に交番電圧を印加する交番電圧印加手段とを有する現像装置において、上記交番電圧は、周波数が10[kHz]以上60[kHz]以下であり、かつ、ピークツウピーク電圧が300[V]以上であり、上記交番電圧の波形は、トナーを潜像担持体側から現像剤担持体側へ移動させる現像方向の極性をもつ非現像波形部分の先頭箇所D1が、該非現像波形部分の残り箇所D2よりも絶対値が大きい電圧値となっていることを特徴とする。
これによれば、多少周波数を低くした範囲(10[kHz]以上20[kHz]未満の範囲)でも、交番電圧現像方式で発生するエッジ再現性の悪化を抑制できる。
(態様H)
上記態様A〜Gのいずれかの態様において、上記トナーは、体積平均粒径が4[μm]以上7[μm]以下であることを特徴とする。
これによれば、地汚れトナーおよびトナー飛散量を少なくすることができる。
(態様I)
上記態様A〜Hのいずれかの態様において、
上記現像剤担持体は、トナーとキャリアとを含む二成分現像剤を担持するものであり、上記キャリアの体積固有抵抗値が1.0×10[Ω・cm]以上1.0×1010[Ω・cm]以下であることを特徴とする。
これによれば、現像効率の向上を図ることができる。
(態様J)
感光体2等の潜像担持体と、該潜像担持体上に潜像を形成する露光装置6等の潜像形成手段と、該潜像担持体上の潜像にトナーを付着させる現像処理を行う現像手段とを有し、該現像処理によって該潜像担持体上に形成されたトナー像を最終的に記録紙P等の記録材へ転移させて、該記録材上に画像を形成する画像形成装置において、上記現像手段として、上記態様A〜Iのいずれかの態様に係る現像装置4を用いたことを特徴とする。
これによれば、交番電圧現像方式のメリットを享受しつつ、エッジ再現性の悪化が抑制された良好な画像を形成することができる。
1 プロセスカートリッジ
2 感光体
3 帯電部材
4 現像装置
5 感光体クリーニング装置
6 露光装置
7 中間転写ベルト
8 一次転写ローラ
9 二次転写ローラ
12 定着装置
41 現像ケース
42A,42B,642 現像ローラ
43 現像剤
44A,44B 電源入力端子
100 プリンタ部
200 給紙部
300 スキャナ部
400 トナーボトル
500 複写機
510 電源部
511A,511B 端子孔
512 電源出力端子
513 電源ケーブル
514 DC電源
515 AC電源
516 制御ボックス
600 実験装置
601 疑似感光体
603 高速度カメラ
604 現像ユニット
605 固定台
606 移動台
特開2003−287961号公報 特開2000−347507号公報

Claims (10)

  1. 潜像担持体に対して対向配置される現像剤担持体と、
    上記潜像担持体と上記現像剤担持体とが対向する現像領域に、トナーを往復運動させながら現像剤担持体側から潜像担持体側へ移動させる交番電界を形成するために、該現像剤担持体に交番電圧を印加する交番電圧印加手段とを有する現像装置において、
    上記交番電圧は、周波数が20[kHz]よりも大きく60[kHz]以下であり、かつ、ピークツウピーク電圧が300[V]以上であることを特徴とする現像装置。
  2. 請求項1の現像装置において、
    上記交番電圧の波形は、トナーを現像剤担持体側から潜像担持体側へ移動させる現像方向の極性をもつ波形部分の先頭箇所が、該波形部分の残り箇所よりも絶対値が大きい電圧値となっていることを特徴とする現像装置。
  3. 請求項1又は2の現像装置において、
    上記交番電圧の波形は、トナーを潜像担持体側から現像剤担持体側へ移動させる非現像方向の極性をもつ波形部分の先頭箇所が、該波形部分の残り箇所よりも絶対値が大きい電圧値となっていることを特徴とする現像装置。
  4. 請求項2又は3の現像装置において、
    上記先頭箇所の時間幅は、上記残り箇所の時間幅よりも狭いことを特徴とする現像装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の現像装置において、
    上記交番電圧は、上記現像領域内でトナーを0.3[μm]以上30[μm]以下の振幅で往復運動するように設定されていることを特徴とする現像装置。
  6. 潜像担持体に対して対向配置される現像剤担持体と、
    上記潜像担持体と上記現像剤担持体とが対向する現像領域に、トナーを往復運動させながら現像剤担持体側から潜像担持体側へ移動させる交番電界を形成するために、該現像剤担持体に交番電圧を印加する交番電圧印加手段とを有する現像装置において、
    上記交番電圧は、周波数が10[kHz]以上60[kHz]以下であり、かつ、ピークツウピーク電圧が300[V]以上であり、
    上記交番電圧の波形は、トナーを現像剤担持体側から潜像担持体側へ移動させる現像方向の極性をもつ波形部分の先頭箇所が、該波形部分の残り箇所よりも絶対値が大きい電圧値となっていることを特徴とする現像装置。
  7. 潜像担持体に対して対向配置される現像剤担持体と、
    上記潜像担持体と上記現像剤担持体とが対向する現像領域に、トナーを往復運動させながら現像剤担持体側から潜像担持体側へ移動させる交番電界を形成するために、該現像剤担持体に交番電圧を印加する交番電圧印加手段とを有する現像装置において、
    上記交番電圧は、周波数が10[kHz]以上60[kHz]以下であり、かつ、ピークツウピーク電圧が300[V]以上であり、
    上記交番電圧の波形は、トナーを潜像担持体側から現像剤担持体側へ移動させる現像方向の極性をもつ波形部分の先頭箇所が、該波形部分の残り箇所よりも絶対値が大きい電圧値となっていることを特徴とする現像装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の現像装置において、
    上記トナーは、体積平均粒径が4[μm]以上7[μm]以下であることを特徴とする現像装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の現像装置において、
    上記現像剤担持体は、トナーとキャリアとを含む二成分現像剤を担持するものであり、
    上記キャリアの体積固有抵抗値が1.0×10[Ω・cm]以上1.0×1010[Ω・cm]以下であることを特徴とする現像装置。
  10. 潜像担持体と、該潜像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段と、該潜像担持体上の潜像にトナーを付着させる現像処理を行う現像手段とを有し、該現像処理によって該潜像担持体上に形成されたトナー像を最終的に記録材へ転移させて、該記録材上に画像を形成する画像形成装置において、
    上記現像手段として、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の現像装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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