JPH11133752A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH11133752A
JPH11133752A JP31647797A JP31647797A JPH11133752A JP H11133752 A JPH11133752 A JP H11133752A JP 31647797 A JP31647797 A JP 31647797A JP 31647797 A JP31647797 A JP 31647797A JP H11133752 A JPH11133752 A JP H11133752A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carrier
developing
image
developer
toner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31647797A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Hibino
勝 日比野
Katsuaki Kobayashi
克彰 小林
Masanori Shida
昌規 志田
Ichiro Ozawa
一郎 小澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP31647797A priority Critical patent/JPH11133752A/ja
Priority to US09/179,880 priority patent/US6049687A/en
Publication of JPH11133752A publication Critical patent/JPH11133752A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/09Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer using magnetic brush
    • G03G15/0907Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer using magnetic brush with bias voltage
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/10Developers with toner particles characterised by carrier particles
    • G03G9/107Developers with toner particles characterised by carrier particles having magnetic components
    • G03G9/108Ferrite carrier, e.g. magnetite
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/10Developers with toner particles characterised by carrier particles
    • G03G9/107Developers with toner particles characterised by carrier particles having magnetic components
    • G03G9/1088Binder-type carrier

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)
  • Developing For Electrophotography (AREA)
  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 非磁性トナーと、磁性キャリアとを含有する
2成分現像剤を用いた現像装置において、高濃度部画像
濃度薄、及びエッジ強調を抑制する。高濃度部画像濃度
薄、及びエッジ強調を抑制する。 【解決手段】 非磁性トナーと、1000ガウスの磁界
において30〜200emu/cm3 の磁化を有し、比
抵抗が5×104 V/mの電界強度において1012Ωc
m以上である磁性キャリアとを含有する2成分現像剤を
用いた現像装置において、現像スリーブ21と感光ドラ
ム3との間隙dを6×10-4(m)以下とし、間隙d
と、現像スリーブ21に印加する交流バイアスの振幅V
(V)との関係を、2.0×106 ≦V/d<4.0×
106 とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被記録画像に対応
して像担持体に形成された静電潜像を、現像剤により現
像して転写材等に記録する、例えばプリンタあるいは複
写機などとされる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真現像装置として各種装置
が提案され又実用化されている。これらの現像装置は大
別すると、1成分現像方式による現像装置と2成分現像
方式による現像装置とに分けられる。1成分現像方式に
おいてはほとんどが非接触方式であるが、代表的な現像
法としては磁性トナーを用いた1成分ジャンピング現像
法がある。この現像法は、容易な構成で高品位な画質を
得られるが、トナーに磁性体が含まれるため、カラー画
像を得ることができないという欠点がある。また、非磁
性トナーを用いた1成分現像法は、カラー画像を得るこ
とができるが、現像スリーブ上にトナーを塗布すること
が困難で、弾性ブレードによってコーティングしている
のが現状であり、安定性、耐久性に欠ける面がある。
【0003】一方、2成分現像法は磁性キャリアにより
トナーを現像領域に搬送し現像を行なうものであり、通
常は、現像剤を感光ドラムに接触させて現像工程を行な
う。ここでその現像工程について図4を用いて説明す
る。図4に示すように、本例の現像装置40は、現像容
器34、像担持体である電子写真感光体50に対向し、
現像容器34の開口部に配置された現像剤担持体である
現像スリーブ30、現像スリーブ30内に固定配置され
た磁界発生手段であるマグネットローラー35、現像ス
リーブ30に担持される現像剤の層厚を規制する現像剤
層厚規制部材である規制ブレード33、及び現像容器3
4に収容された撹拌スクリュー31、32を備えてい
る。
【0004】ここで、電子写真感光体50に形成された
静電潜像を、上記の現像装置40を用いて2成分磁気ブ
ラシ法により顕像化する現像工程と現像剤の循環系につ
いて以下説明する。
【0005】まず、現像スリーブ30の回転に伴いN3
極で汲み上げられた現像剤は、S2極→N1極と搬送さ
れる過程において、規制ブレード33によって規制さ
れ、現像スリーブ30上に薄層形成される。ここで薄層
形成された現像剤が、現像主極S1 極に搬送されてくる
と磁気力によって穂立ちが形成される。この穂状に形成
された現像剤によって上記静電潜像を現像し、その後現
像スリーブ30上の現像剤は、N3極、N2極の反発磁
界によって現像容器34内に戻される。
【0006】現像スリーブ30には図示しない電源から
直流バイアス及び交流バイアスが印加される。一般に二
成分現像法においては交流バイアスを印加すると現像効
率が増し、画像は高品位になるが、逆にかぶりが発生し
やすくなるという危険も生じる。
【0007】潜像形成方法としては被記録画像信号に対
応して変調されたレーザービームにより電子写真感光体
を走査露光し、ドット分布形状即ちドット上の潜像を画
像に対応して分布させた静電潜像を形成する方法が知ら
れている。その中でもレーザーの駆動パルス電流の幅
(即ち継続時間長)を被記録画像の濃淡に対応して変調
する、所謂パルス幅変調(PWM)法は、高記録密度
(即ち高解像度)を得ることができ、且つ高い階調性を
得ることができるものである。
【0008】以上のような2成分現像方式を用いた画像
形成方法において、さらなる高画質化、及び長寿命化に
対して、透磁率の低いキャリア、あるいは、別の表現
で、1000ガウスの磁場中における、磁化値の小さい
キャリアを用いる現像方法が、例えば、特開平6−19
222号公報等により提案されている。
【0009】低透磁率キャリアを用いることにより、キ
ャリア(現像剤)が現像スリーブ上に弱く拘束されるこ
とにより、現像部における、感光ドラム上の静電潜像に
対して現像されたトナー像に対する磁気ブラシの摺擦力
が弱まることにより高画質化が可能になり、又、現像剤
層厚規制ブレードの、現像スリーブ回転方向上流側にお
ける、現像剤溜りのパッキング圧が低下し、トナー劣化
が低減することにより長寿命化が可能となる。
【0010】その際、キャリアの磁化、あるいは透磁率
の目安として、1000ガウスの磁場中における磁化の
値を用いるとすると、1000ガウスの磁場中で200
emu/cm3 以下の磁化を有する低透磁率キャリアを
用いた場合、特に上記で説明したトナー劣化は低減す
る。また、この時、30emu/cm3 以上の磁化を有
することが、現像スリーブ上の安定コートの上からも最
低限必要である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】反面、低透磁率キャリ
アを用いることにより、キャリア付着、高濃度部におけ
る画像濃度薄といった問題も生じてしまう。キャリア付
着は、キャリアの磁化が小さいことにより、非画像部に
おいて、かぶり取りバイアスVbackによる静電気力が磁
気力に勝るため生じる。尚、かぶり取りバイアスVback
は、かぶりトナーを、感光ドラムから現像スリーブに引
き戻す方向の電界であり、トナーと逆極性のキャリア
は、逆に、感光ドラムの方向に引き付ける方向の電界と
なる。
【0012】キャリア付着の原因は、上記のように、磁
気力より静電気力が強くなった場合の他に、キャリアに
電荷が注入された場合、注入電荷による鏡像力で感光ド
ラムに付着する場合が考えられる。キャリアへの電荷注
入は、主に、現像バイアスのAC成分によるものであ
る。
【0013】一方、画像濃度薄は、キャリアの磁化が小
さいことによって、磁気ブラシ長が短くなり、現像領域
において、感光ドラムに接触する現像剤の感光ドラム周
方向の長さが短くなり、特に、現像スリーブ上の現像剤
のコート量が少なく、現像スリーブと感光ドラムの隙間
(以後、S−Dgap と称する)が広い時に非接触状態に
なり、特に、高濃度部において画像濃度薄が発生する。
このとき、また、高濃度部のエッジ部が強調されるとい
った、所謂エッジ強調も発生しやすくなる。
【0014】そこで、高画質、長寿命を目標に、低透磁
率キャリアを用いた、前述した問題点のうち、キャリア
付着に関しては、キャリアの抵抗を大きくすることで大
幅に低減させることが可能である(例えば、特開平8−
227225号公報、特開平8−160671号公報
等)。その場合、キャリアの比抵抗としては、5×10
4 V/mの電界強度において、1012Ωcm以上の磁性
キャリアを用いると効果がある。ところが、キャリアの
抵抗を大きくすることは、感光ドラム上の電荷に対する
対向電極効果が低減するので、上記のエッジ強調は助長
される。
【0015】また、前述した問題点のうち、高濃度部画
像濃度薄、及び、エッジ強調に対しては、感光ドラムの
移動方向と2成分現像剤の移動方向を、現像領域におい
て互いに逆方向に移動する(カウンター現象)ようにす
ることで大幅な効果が得られる。しかし、現像スリーブ
上の現像剤のコート量が少なく、S−Dgap が広い時
は、より非接触状態に近くなり、高濃度部画像濃度薄及
びエッジ強調が、若干発生し易い状況になる。
【0016】従って、本発明の主な目的は、非磁性トナ
ーと1000ガウスの磁界において30〜200emu
/cm3 の磁化を有し、比抵抗が5×104 V/mの電
界強度において、1012Ωcm以上である磁性キャリア
を含有する2成分現像剤を用いた現像装置を具備する画
像形成装置において、高濃度部画像濃度薄、及びエッジ
強調を抑制することのできる画像形成装置を提供するこ
とである。
【0017】本発明の他の目的は、製品生産時におい
て、現像剤担持体と像担持体との間隙が製品毎に変動し
たときにおいても、あるいは、同一製品の上記間隙がそ
れらの長手方向で異なったときにおいても、安定して均
一な画像濃度を得ることのできる画像形成装置を提供す
ることである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
非磁性トナーと、1000ガウスの磁界において30e
mu/cm3 以上で200emu/cm3 以下の磁化を
有し、比抵抗が5×104 V/mの電界強度において1
12Ωcm以上である磁性キャリアとを含有する2成分
現像剤を、現像剤担持体表面に担持させて現像部へと搬
送し、該現像剤担持体内部に配置されている磁石の現像
磁極によって現像磁界が形成されている現像部で、前記
現像剤担持体に対面して配置されている像担持体上の静
電潜像を、前記2成分現像剤を前記像担持体の移動方向
と逆方向に移動させ、前記像担持体に接触させて現像す
る現像手段を有し、前記現像剤担持体と前記像担持体と
の間隙dを6×10-4m以下とし、前記間隙dと、前記
現像剤担持体に印加する交流バイアスの振幅V(V)と
の関係を、2.0×106 ≦V/d<4.0×106
することを特徴とする画像形成装置である。
【0019】前記キャリアは、キャリアコア材表面に樹
脂が被覆された樹脂被覆層を有する樹脂被覆キャリアで
あって、且つ前記キャリアコア材が磁性粉末を結着樹脂
中に分散させてなる磁性分散型微粒子であることが好ま
しい。前記静電潜像はドット潜像であることが好まし
い。前記現像剤担持体に交番電圧を印加することが好ま
しい。前記現像手段は、トナー像を転写材に転写した後
に前記像担持体上に残留した残トナー粒子を回収するク
リーニング手段をも兼ねることが好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
を図面に則して更に詳しく説明する。
【0021】実施例1 図1に、本発明が適用できる電子写真方式のカラープリ
ンタであるカラー画像形成装置を示す。
【0022】このプリンタは、矢印方向に回転する像担
持体である電子写真感光ドラム3を備え、感光ドラム3
の周囲には、一次帯電器4、現像器1M、1C、1Y、
1BKを備えた回転現像装置1、転写用放電器10、ク
リーニング手段12、及び感光ドラム3の上方に配設し
たレーザービームスキャナLSなどからなる画像形成手
段が配設される。各現像器1M、1C、1Y、1BK
は、トナー粒子とキャリア粒子を含有する2成分現像剤
を感光ドラム3に供給する。現像器1Mの現像剤はマゼ
ンタトナーを、現像器1Cの現像剤はシアントナーを、
現像器1Yの現像剤はイエロートナーを、現像器1BK
の現像剤は黒トナーを含有する。
【0023】被複写原稿は、不図示の原稿読み取り装置
で読み取られる。この読み取り装置は原稿画像を電気信
号に変換するCCD等の光電変換素子を有しており、原
稿のマゼンタ画像情報、シアン画像情報、イエロー画像
情報、白黒画像情報に、それぞれ対応した画像信号を出
力する。スキャナLSに内蔵された半導体レーザーは、
これらの画像信号に対応して制御され、レーザービーム
Lを射出する。尚、電子写真計算機からの出力信号をプ
リントアウトすることもできる。
【0024】カラープリンタ全体のシーケンスについ
て、フルカラーモードの場合を例として簡単に説明する
と、先ず、感光ドラム3が、一次帯電器4によって均等
に帯電される。次にマゼンタ画像信号により変調された
レーザー光Lにより走査露光が行なわれ、感光ドラム3
上にドット分布静電潜像が形成され、この潜像は、予め
現像位置に定置されたマゼンタ現像器1Mによって反転
現像される。
【0025】カセットCから取り出された給紙ガイド5
a、給紙ローラー6、給紙ガイド5bを経由して進行し
た紙等の転写材は、転写ドラム9のグリッパ7により保
持され、当接用ローラ8とその対向極によって静電的に
転写ドラム9に巻き付けられる。転写ドラム9は、感光
ドラム3と同期して図示矢印方向に回転しており、マゼ
ンタ現像器1Mで現像されたマゼンタ顕画像は、転写部
において転写帯電器10によって転写材に転写される。
転写ドラム9はそのまま回転を継続し、次の色(図1に
おいてはシアン)の画像の転写に備える。
【0026】一方、感光ドラム3は、帯電器11により
除電され、クリーニング手段12によってクリーニング
され、再び一次帯電器4によって帯電され、次のシアン
画像信号により変調されたレーザービームLにより上記
のような露光を受け、静電潜像が形成される。この間に
現像装置1は回転して、シアン現像器1Cが所定の現像
位置に定置されていて、シアンに対応するドット分布静
電潜像の反転現像を行ない、シアン顕画像を形成する。
【0027】続いて、以上のような工程を、それぞれイ
エロー画像信号、及びブラック画像信号に対して行な
い、4色分顕画像(トナー像)の転写が終了すると、転
写材は、各帯電器13、14により除電され、グリッパ
7を解除すると共に、分離爪15によって転写ドラム9
により分離され、搬送ベルト16で定着器(熱圧ローラ
定着器)17に送られる。定着器17は転写材上に重な
っている4色の顕画像を定着する。
【0028】こうして、一連のフルカラープリントシー
ケンスが終了し、所要のフルカラープリント画像が形成
される。
【0029】本構成は一例であって、例えば一次帯電器
4はコロナ帯電器でなく帯電ローラであったり、転写帯
電器7も転写ローラであったりと、様々な方式がある
が、基本的には上記のように、帯電、露光、転写、定
着、の工程で画像が形成される。
【0030】次に、一例として上記現像装置1Mについ
て図2を参照しながら説明する。
【0031】本現像装置1Mは、図2に示すように、現
像容器27を備える。現像容器27の内部は、隔壁29
によって現像室(第1室)R1と撹拌室(第2室)R2
とに区画され、撹拌室R2の上方には隔壁29を隔てて
トナー貯蔵室R3が形成され、トナー貯蔵室R3内には
補給トナー(非磁性トナー)28が収容されている。な
お、隔壁29には補給口26が設けられ、該補給口26
を経て、消費されたトナーに見合った量の補給用トナー
28が撹拌室R2内に落下補給される。
【0032】これに対し、現像室R1及び撹拌室R2内
には現像剤19が収容されている。現像剤19は、粉砕
法によって製造された平均粒径8μmのトナーに対して
平均粒径20nmの酸化チタンを重量比1%外添したも
のと、1000ガウスにおける磁化の値が130emu
/cm3 の平均粒径50μmの磁性粒子(キャリア)と
からなる二成分現像剤である。尚、混合比は、重量比で
非磁性トナーが約5%になるようにした。
【0033】現像容器27の感光ドラム3に近接する部
位には開口部が設けられ、該開口部から現像スリーブ2
1が外部に半ば突出している。又、現像スリーブ21は
現像容器27内に回転可能に組込まれている。現像スリ
ーブ21は非磁性材からなり、その内部には磁界発生手
段である磁石23が固定されている。
【0034】磁石23は、現像磁極N1と、現像スリー
ブ21の回転方向にてその上流に位置する磁極S3と、
現像剤19を搬送するための磁極N2、S2、S1とを
有する。磁石23は、現像磁極N1が感光ドラム3に対
向するように現像スリーブ21内に配置されている。現
像磁極N1は現像スリーブ21と感光ドラム3との間の
現像部の近傍に磁界を形成し、磁界によって磁気ブラシ
が形成される。この位置において、現像スリーブ21の
回転とともに、矢印の方向に運ばれてきた現像剤19は
感光ドラム3と接触し、感光ドラム3上の静電潜像が現
像される。このとき、現像スリーブ21と感光ドラム3
の近接位置(現像部)においては、現像スリーブ21と
感光ドラム3は互いに逆方向(カウンター方向)に移動
する。
【0035】尚、現像スリーブ21には電源22から交
流電圧に直流電圧を重畳した振動バイアス電圧が印加さ
れる。潜像の暗部電位(非露光部電位)と明部電位(露
光部電位)は、上記振動バイアス電位の最大値と最小値
の間に位置している。これによって現像部に、向きが交
互に変化する交番電界が形成される。この交番電界中で
トナーとキャリアが激しく振動し、トナーが現像スリー
ブ21及びキャリアへの静電的拘束を振り切って潜像電
位に対応した量のトナー量が感光ドラム3に付着する。
本実施例で好適に用いられる、振動バイアス電圧の最大
値と最小値の差(ピーク間電圧)、周波数、及び波形に
関しては、後ほど詳細に述べる。
【0036】さて、現像スリーブ21の下方には、現像
容器27に固定された現像剤層厚規制部材である規制ブ
レード18が現像スリーブ21と所定の間隔をおいて配
置されている。現像スリーブ21と規制ブレード18の
間隔は500μmである。規制ブレード18は、アルミ
ニウム、SUS316、などの非磁性材からなり、現像
スリーブ21上の現像剤19の層厚を規制する。
【0037】現像室R1内には搬送スクリュー24が収
容されている。搬送スクリュー24は図中の矢印が示す
方向に回転され、搬送スクリュー24の回転駆動によっ
て現像室R1内の現像剤19は現像スリーブ21の長手
方向に向けて搬送される。
【0038】現像室R2内には搬送スクリュー25が収
容されている。搬送スクリュー25は、補給口26から
撹拌室R2内に自由落下したトナー28をその回転によ
って現像スリーブ21の長手方向に沿って搬送する。
【0039】ここで、以下にトナー(二成分現像剤)の
摩擦帯電量の測定方法について、図3を用いて説明す
る。図3は、トナーのトリボ電荷量を測定する装置の説
明図である。
【0040】先ず、摩擦帯電量を測定しようとする二成
分現像剤を、50〜100ml容量のポリエチレン製の
ビンに入れ、約10〜40秒間手で振盪し、該現像剤を
約0.5〜1.5g、500メッシュのスクリーン43
のある金属製の測定容器42に入れて金属製の蓋44を
する。この時の測定容器42全体の重量を量りW1(k
g)とする。
【0041】次に、測定容器42と接する部分が少なく
とも絶縁体の吸引機41において、吸引口47から吸引
し風量調節弁46を調節して真空計45の圧力を250
mmAqとする。この状態で十分、好ましくは2分間吸
引を行ない樹脂を吸引除去する。この時の電位計49の
電位をV(ボルト)とする。電位計49にはコンデンサ
ー48が接続されており、その容量をC(F)とする。
又、吸引後の測定容器42の全体の重量を図り、その重
量をW2(kg)とする。このとき上記トナーの摩擦帯
電量は下式のごとく計算される。
【0042】樹脂の摩擦帯電量(c/kg)=(C×V
×10-3)/(W1−W2) 本実施例においては、摩擦帯電量が約2.0×10-2
/kgのものを用いた。
【0043】トナーの体積平均粒径は、4〜15μmの
ものが好適に使用できる。ここでトナーの体積平均粒径
は例えば、下記測定法で測定されたものを使用する。
【0044】測定装置としてはコールターカウンターT
A−II型(コールター社製)を用い、個数平均分布を出
力するインターフェイス(日科機製)及びCX−iパー
ソナルコンピュータ(キャノン製)を接続し、電解液は
一級塩化ナトリウムを用いて1%Nacl水溶液を調整
する。
【0045】測定法としては、上記電解水溶液100〜
150ml中に分散剤として界面活性剤(好ましくはア
ルキルベンゼンスルホン酸塩)を0.1〜5ml加え、
更に測定試料0.5〜50mgを加える。
【0046】試料を懸濁した電解液は、超音波分散器で
約1〜3分間分散処理を行ない、上記コールターカウン
ターTA−II型によりアパーチャーとして100μmア
パーチャーを用いて2〜40μmの粒子の粒度分布を測
定し体積分布を求める。これら求めた体積分布により、
サンプルの体積平均粒径が得られる。
【0047】以上のようなトナーに対して、さらに、ト
ナー表面を外添剤で被覆することにより、ハード的に2
つの効果がある。一つは、流動性が向上し、補給トナー
が現像容器内の2成分現像剤と混合撹拌しやすくなるこ
とであり、もう一つは、外添剤がトナー表面に介在する
ことにより、感光ドラム上に現像されたトナーの感光ド
ラムに対する離型性が上り、転写効率が良化することで
ある。
【0048】本発明に使用される外添剤としては、トナ
ーに添加した時の耐久性の点から、トナー粒子の重量平
均径の1/10以下の粒径であることが好ましい。この
添加剤の粒径とは、電子顕微鏡におけるトナー粒子の表
面観察により求めたその平均粒径を意味する。外添剤と
しては、例えば、以下のようなものが用いられる。
【0049】金属酸化物(酸化アルミニウム、酸化チタ
ン、チタン酸ストロンチウム、酸化セリウム、酸化マグ
ネシウム、酸化クロム、酸化錫、酸化亜鉛など)・窒化
物(窒化ケイ素など)・炭化物(炭化ケイ素など)・金
属塩(硫酸カルシウム、硫酸バリウム、炭酸カルシウム
など)・脂肪酸金属塩(ステアリン酸亜鉛、ステアリン
酸カルシウムなど)・カーボンブラック・シリカなど。
【0050】外添剤は、トナー粒子100重量部に対
し、0.1〜10重量部が用いられ、好ましくは、0.
05〜5重量部が用いられる。これら外添剤は、単独で
用いても、又、複数併用してもよい。それぞれ、疎水化
処理を行なったものがより好ましい。本実施例において
は、平均粒径20nmの酸化チタンを重量比1%外添し
たものを用いている。
【0051】次に、上記のようなトナーと共に本発明で
使用される現像剤を構成するキャリアとしては、従来公
知のものを使用することができるが、例えば、樹脂中に
磁性材料としてマグネタイトを分散し、導電化、及び抵
抗調整のためにカーボンブラックを分散して形成した樹
脂キャリア、あるいは、フェライト等のマグネタイト単
体表面を酸化、還元処理して抵抗調整を行なったもの、
あるいはフェライト等のマグネタイト単体表面樹脂でコ
ーティングし抵抗調整を行なったもの等が用いられ得
る。これら磁性キャリアの製造法は特に制限されない。
【0052】本実施例においては、磁性キャリアとし
て、重量平均粒径が20〜100μm、好ましくは、2
0〜70μmであり、比抵抗が、5×104 V/mの電
界強度において、1012Ωcm以上の抵抗を有するもの
を用いた。この際に使用するキャリアの比抵抗の測定方
法としては、セルにキャリアを充填し、該充填キャリア
に接するように電極1及び電極2を配し、これらの電極
間に電圧を印加し、その時に流れる電流を測定すること
により比抵抗を求める方法を用いた。上記測定方法にお
いては、キャリアが粉末であるため、充填率に変化が生
じ、それにともなって比抵抗が変化する場合があるので
注意を要する。また、本発明において使用したキャリア
の比抵抗の測定条件は、充填キャリアと電極との接触面
積S=約2.3cm2 、厚みd=約2mm、上部電極2
の荷重180g、印加電圧100Vとした。
【0053】次に、本実施例において用いられる振動バ
イアスの最大値と最小値の差(ピーク間電圧:Vpp)と
S−Dgap との関係についてその作用も含めて詳述す
る。
【0054】以上述べてきたような、非磁性トナーと、
1000ガウスの磁界において30〜200(emu/
cm3 )[30以上200以下]の磁化を有し、比抵抗
が5×104 V/mの電界強度において、1012Ωcm
以上である磁性キャリアを含有する2成分現像剤を用い
て、カウンター現像方式で画像形成をしたときには以下
のような問題が発生する。
【0055】第1に、S−Dgap に対するVppの値、即
ち、現像領域での最大電界(ここでは、Vcont、Vback
の電位差は無視している。)が大きい時にはリークが発
生する。
【0056】第2に、S−Dgap に対するVppの値が小
さい時は、高濃度部画像濃度薄、及び、画像濃度薄に伴
うエッジ強調が発生する。高濃度部画像濃度薄に伴うエ
ッジ強調とは、高濃度部(黒ベタ部)の電界、あるい
は、別の詳しい言い方でいうと、感光ドラム上の高濃度
部に相当する箇所の電位と現像スリーブの電位の差が、
トナー電荷の移動、即ち、現像で収束していない状態の
ため、画像濃度が出ず、高濃度部電位と低濃度部電位
(ハイライト、ハーフトーン部)の電位差がある状態で
あることから、依然、エッジ強調されていることによ
る。
【0057】第3に感光ドラムに対して、現像スリーブ
が離れるほど、エッジ強調が発生しやすくなる。これ
は、抵抗が高いキャリアを用いる本構成においては、感
光ドラム上の帯電電荷近傍に導電性の物質が存在しない
ため、対向電極となり得る導電性の現像スリーブが離れ
る程、エッジ強調されることによる。
【0058】そこで実際に、S−Dgap に対してVppの
値をふって、高濃度部の画像濃度薄、エッジ強調、及び
リークに着目した評価を行なった。
【0059】本検討においては、現像スリーブの直径を
16mm、感光ドラムの直径を30mmとし、現像スリ
ーブと感光ドラムの最近接距離[S−Dgap ]300、
400、500、600、700μm各々に対し、Vpp
の値を1000、2000、3000、4000Vとふ
り、検討した。
【0060】又、現像スリーブ上の現像剤コート量は、
S−Dgap が400μmのとき、単位面積(mm2 )当
たり25.0mg/cm2 (キャリアの真密度:5.1
g/cm3 、トナーの真密度:1.1g/cm3 )を基
準にして、300μmのとき、18.8mg/cm2
500μmのとき、31.1mg/cm2 、600μm
のとき、37.5mg/cm2 に固定して画出し評価を
行なった。
【0061】更に、トナーの摩擦帯電量を2.0×10
-2c/kgとし、Vcont. (現像コントラスト電圧、2
56/256階調(黒ベタ部)時の電位と現像スリーブ
電位との差分電圧)を170V、Vback(かぶり取りバ
イアス)を150Vに固定し、現像バイアスとして2k
Hzの矩形の交流バイアスを重畳した。Vbackの値は、
小さすぎると白地部のかぶりをとることができず、大き
すぎるとキャリア付着が発生してしまう。そこで、本検
討では、Vbackの適性値として、150Vに固定した。
【0062】尚、感光ドラムと現像スリーブの周速は、
それぞれ、感光ドラムを150mm/s、現像スリーブ
を感光ドラムと現像スリーブとの対向部において、感光
ドラムの移動方向と逆方向に225mm/s(周速比
1.5倍)に固定した。本検討の結果を表1に示す。
【0063】表1では、S−Dgap (m)の値dと、V
ppの振幅(V)をV(V)とから、現像バイアスによ
る、現像領域での最大電界(Vcont、及びVbackの電位
差は無視している。)を、V/d(x106 V/m)と
して表記している。又、高濃度部の画像濃度薄について
は、Dmax (単位:O.D.)と称し、表記する。尚、
エッジ強調レベルに関しては、以下の通りとした。
【0064】 A:エッジ強調が目立つレベル B:エッジ強調が若干目立つレベル C:エッジ強調がないレベル
【0065】
【表1】
【0066】表1によると、V/dの値が2未満の時、
画像濃度薄(Dmax の値が1.40未満)及び、エッジ
強調(AとBのレベル)が発生し、V/dの値が4以上
のの時、リークが発生した。また、エッジ強調(A及び
B)は、S−Dgap が600μmより大きい値の時発生
している。また、表1の検討の条件においては、S−D
gap :d(m)と、該現像剤担持体に印加する交流バイ
アスの振幅V(V)との関係を、 2.0×106 ≦V/d<4.0×106 とし、更に、S−Dgap :d(m)が6×10-4以下と
したときにはDmax (O.D.)の値の変動は0.06
以内に収まっている。
【0067】以上のように、非磁性トナーと、1000
ガウスの磁界において30〜200(emu/cm3
[30以上200以下]の磁化を有し、比抵抗が5×1
4V/mの電界強度において、1012Ωcm以上であ
る磁性キャリアを含有する2成分現像剤を現像スリーブ
表面に担持させて現像部へと搬送し、該現像スリーブ内
部に配置されている磁石の現像磁極によって現像磁界が
形成されている現像部で、上記現像スリーブに対面して
配置されている感光ドラム上の静電潜像を上記現像剤を
用いる現像装置により、現像剤を感光ドラムの移動方向
と逆方向に移動させ、現像剤を感光ドラムに接触させて
現像する磁気ブラシ現像方法において、現像スリーブと
感光ドラムとの間隙d(m)と、現像スリーブに印加す
る交流バイアスの振幅V(V)との関係を、 2.0×106 ≦V/d<4.0×106 とし、更に、現像スリーブと感光ドラムとの間隙d
(m)が6×10-4以下とすることにより、高濃度部画
像濃度薄、及びエッジ強調を抑制することができる。
【0068】更には、製品生産時に、現像スリーブと感
光ドラムとの間隙S−Dgap が製品毎に変動したときに
おいても、あるいは、同一製品のS−Dgap が長手方向
(感光ドラム、あるいは、現像スリーブの軸方向)で異
なったときにおいても、安定して均一な濃度を提供する
ことが可能になる。
【0069】実施例2 実施例1では、トナー像を転写材上に転写した後の感光
体上の残トナーはクリーニング手段によって除去するも
のであった。この方法では廃トナーの発生が不可避であ
るが、廃トナーは環境への悪影響やメンテナンスの煩わ
しさ等があり、無いほうが好ましい。
【0070】そこで、廃トナーを出さない方法の一つと
して、現像同時クリーニングがある。この方法について
簡単に述べると、露光部にトナーを現像させる反転現像
プロセスにおいて、転写残トナーを現像工程でかぶり取
り電界によって現像容器内に回収する方法である。回収
されたトナーは再びキャリアと混合され、画像形成に用
いられるので廃トナーを出すことはなく、クリーニング
手段や廃トナー収容手段が不必要となるため、装置の小
型化、簡略化が可能となる。但し、現像工程残トナーを
完全に回収し、画像形成に影響を及ぼさないようにする
ためには、トナーの感光体に対する離型性が高いことが
必要になってくる。
【0071】重合球形トナーは感光体に対し離型性が非
常に高く、現像同時クリーニングプロセスに用いるトナ
ーとしては最適であり、さらに本発明はこのような画像
形成装置に対しては問題なく適用できるものである。
【0072】現像同時クリーニングシステムにおいて
は、上記のように、現像時にかぶりトナーをかぶり取り
電界、及び、現像バイアスのVppのうちで、かぶりトナ
ーを感光ドラムから現像スリーブ側に引き戻す方向の振
幅成分(現像促進方向とは反対方向の成分)によって回
収するわけであるから、抵抗の高いキャリア(現像剤)
を用いて、より大きなVppを現像バイアスとして印加で
きれば回収効率が更に向上する。
【0073】また、近年フルカラープリンタとして、各
色に対応した4つの画像形成部を持ち(4つの感光ドラ
ムを持ち)独立に形成したトナー像を転写材上に順次転
写する画像形成装置が提案されている。この装置の最大
の利点は高速化が可能なことである。一方、問題点とし
ては装置が大型になることがあるが、先に述べた現像同
時クリーニングプロセスは複数の画像形成部をもつ装置
の小型化に対して非常に有効であることは明らかであ
る。本発明はこのような画像形成装置に対しても問題な
く適用できる。
【0074】本実施例によれば、上記のクリーナーレス
の画像形成装置においても、非磁性トナーと、1000
ガウスの磁界において30〜200(emu/cm3
[30以上200以下]の磁化を有し、比抵抗が5×1
4 V/mの電界強度において、1012Ωcm以上であ
る磁性キャリアを含有する2成分現像剤を現像スリーブ
表面に担持させて現像部へと搬送し、該現像スリーブ内
部に配置されている磁石の現像磁極によって現像磁界が
形成されている現像部で、上記現像スリーブに対面して
配置されている感光ドラム上の静電潜像を上記現像剤を
用いる現像装置により、現像剤を感光ドラムの移動方向
と逆方向に移動させ、現像剤を感光ドラムに接触させて
現像する磁気ブラシ現像方法において、現像スリーブと
感光ドラムとの間隙d(m)と、現像スリーブに印加す
る交流バイアスの振幅V(V)との関係を、 2.0×106 ≦V/d<4.0×106 とし、更に、現像スリーブと感光ドラムとの間隙d
(m)が6×10-4以下とすることにより、高濃度部画
像濃度薄、及びエッジ強調を抑制することができる。
【0075】更には、製品生産時に、現像スリーブと感
光ドラムとの間隙S−Dgap が製品毎に変動したときに
おいても、あるいは、同一製品のS−Dgap が長手方向
(感光ドラム、あるいは、現像スリーブの軸方向)で異
なったときにおいても、安定して均一な濃度を提供する
ことが可能になる。重合球形トナーと磁性キャリアから
なる現像剤を用いたときに発生する特有のムラを防止
し、均一な画像を得ることができる。
【0076】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、非磁性トナーと、1000ガウスの磁界にお
いて30(emu/cm3 )以上200(emu/cm
3 )以下の磁化を有し、比抵抗が5×104 V/mの電
界強度において1012Ωcm以上である磁性キャリアと
を含有する2成分現像剤を、現像剤担持体表面に担持さ
せて現像部へと搬送し、該現像剤担持体内部に配置され
ている磁石の現像磁極によって現像磁界が形成されてい
る現像部で、前記現像剤担持体に対面して配置されてい
る像担持体上の静電潜像を、前記2成分現像剤を前記像
担持体の移動方向と逆方向に移動させ、前記像担持体に
接触させて現像する現像手段を有し、前記現像剤担持体
と前記像担持体との間隙d(m)と、該現像剤担持体に
印加する交流バイアスの振幅V(V)との関係を、 2.0×106 ≦V/d<4.0×106 とし、更に、前記間隙d(m)が6×10-4以下とする
ことにより、高濃度部画像濃度薄、及びエッジ強調を抑
制することができる。更には、製品生産時に、前記現像
剤担持体と前記像担持体との間隙S−Dgap が製品毎に
変動したときにおいても、あるいは、同一製品の前記間
隙S−Dgap が長手方向(像担持体、あるいは、前記現
像剤担持体の軸方向)で異なるときにおいても、安定し
て均一な濃度を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフルカラー画像形成装置の一実施
例を示す全体構成図である。
【図2】本発明に係る現像器の一実施例を示す概略側面
図である。
【図3】2成分現像剤の摩擦帯電量を測定するための装
置の模式図である。
【図4】公知の現像器を示す概略側面図である。
【符号の説明】 1 現像装置 3 電子写真感光ドラム(像担持体) 18 規制ブレード(現像剤層厚規制部
材) 19 2成分現像剤 21 現像スリーブ(現像剤担持体) 23 磁石(磁界発生手段) 27 現像容器 28 補給用トナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03G 15/08 507 G03G 9/10 351 (72)発明者 小澤 一郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性トナーと、1000ガウスの磁界
    において30emu/cm3 以上で200emu/cm
    3 以下の磁化を有し、比抵抗が5×104 V/mの電界
    強度において1012Ωcm以上の磁性キャリアとを含有
    する2成分現像剤を、現像剤担持体表面に担持させて現
    像部へと搬送し、該現像剤担持体内部に配置されている
    磁石の現像磁極によって現像磁界が形成されている現像
    部で、前記現像剤担持体に対面して配置されている像担
    持体上の静電潜像を、前記2成分現像剤を前記像担持体
    の移動方向と逆方向に移動させ、前記像担持体に接触さ
    せて現像する現像手段を有し、前記現像剤担持体と前記
    像担持体との間隙dを6×10-4m以下とし、前記間隙
    dと、前記現像剤担持体に印加する交流バイアスの振幅
    V(V)との関係を、 2.0×106 ≦V/d<4.0×106 とすることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記キャリアが、キャリアコア材表面に
    樹脂が被覆された樹脂被覆層を有する樹脂被覆キャリア
    であって、且つ前記キャリアコア材が磁性粉末を結着樹
    脂中に分散させてなる磁性分散型微粒子であることを特
    徴とする請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記静電潜像がドット潜像であることを
    特徴とする請求項1、又は2の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記現像剤担持体に交番電圧を印加する
    ことを特徴とする請求項1、2、又は3の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記現像手段が、トナー像を転写材に転
    写した後に前記像担持体上に残留した残トナー粒子を回
    収するクリーニング手段をも兼ねることを特徴とする請
    求項1〜4のいずれかの項に記載の画像形成装置。
JP31647797A 1997-10-31 1997-10-31 画像形成装置 Pending JPH11133752A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31647797A JPH11133752A (ja) 1997-10-31 1997-10-31 画像形成装置
US09/179,880 US6049687A (en) 1997-10-31 1998-10-28 Developing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31647797A JPH11133752A (ja) 1997-10-31 1997-10-31 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11133752A true JPH11133752A (ja) 1999-05-21

Family

ID=18077538

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31647797A Pending JPH11133752A (ja) 1997-10-31 1997-10-31 画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6049687A (ja)
JP (1) JPH11133752A (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6856974B1 (en) * 1998-02-02 2005-02-15 Checkfree Corporation Electronic bill presentment technique with enhanced biller control
JP2000284560A (ja) 1999-03-31 2000-10-13 Canon Inc 画像形成装置
JP3437512B2 (ja) 1999-11-30 2003-08-18 キヤノン株式会社 現像装置
US6539192B2 (en) 2000-07-31 2003-03-25 Canon Kabushiki Kaisha Developing device with developing mark reduction feature and cartridge using same
US6973281B2 (en) * 2002-04-26 2005-12-06 Canon Kabushiki Kaisha Developing apparatus with two developing chamber-rotatable member pairs
US20060195396A1 (en) * 2005-02-28 2006-08-31 Checkfree Corporation Centralized customer care for electronic payments and other transactions via a wide area communications network
US20060195397A1 (en) * 2005-02-28 2006-08-31 Checkfree Corporation Centralized electronic bill presentment
US20060195395A1 (en) * 2005-02-28 2006-08-31 Checkfree Corporation Facilitating electronic payment on behalf of a customer of electronic presented bills
JP2010020281A (ja) * 2008-06-10 2010-01-28 Sharp Corp 画像形成装置
EP2469343B1 (en) * 2010-12-24 2017-11-01 Canon Kabushiki Kaisha Developing device
JP6230448B2 (ja) * 2014-03-05 2017-11-15 キヤノン株式会社 現像装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6087349A (ja) * 1983-10-19 1985-05-17 Canon Inc トナ−塗布方法
US4941019A (en) * 1988-04-15 1990-07-10 Canon Kabushiki Kaisha Apparatus for developing electrostatic latent image
US5030996A (en) * 1989-08-31 1991-07-09 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with AC bias voltages for preventing developer mixture
JP3049675B2 (ja) * 1992-06-30 2000-06-05 キヤノン株式会社 画像形成方法
EP0584555B1 (en) * 1992-07-28 1997-03-05 Canon Kabushiki Kaisha Carrier for use in electrophotography, two component-type developer and image forming method
US5534982A (en) * 1993-03-03 1996-07-09 Canon Kabushiki Kaisha Developing apparatus
JP3041173B2 (ja) * 1993-10-01 2000-05-15 キヤノン株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US6049687A (en) 2000-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7890029B2 (en) Image forming apparatus
US8135295B2 (en) Image forming apparatus with a developing device utilizing an alternating bias voltage
JPH06274042A (ja) 画像形成装置
JPH11133752A (ja) 画像形成装置
JP2007225940A (ja) 画像形成装置
JP2001154471A (ja) 現像装置及びこの現像装置を備える画像形成装置
JP3943885B2 (ja) 画像形成方法
JP2004151358A (ja) 画像形成装置
JP2000194194A (ja) 現像装置及びこの現像装置を備える画像形成装置
JP2001194911A (ja) 現像装置および画像形成装置
JP2006313277A (ja) 画像形成装置
JP4065481B2 (ja) 現像装置及びカートリッジ
JP3305138B2 (ja) 現像装置
JP2001281997A (ja) 現像装置および画像形成装置
JP3238089B2 (ja) 画像形成装置
JP2000194195A (ja) 現像装置及びこの現像装置を備える画像形成装置
JP4136247B2 (ja) 画像形成装置
JP2004219577A (ja) 現像装置
JP2004021201A (ja) 現像装置
JP2005165149A (ja) トナー濃度検出装置及び画像形成装置
JPH0546028A (ja) 画像形成装置
JP2005215626A (ja) 現像装置
JP3105399B2 (ja) 画像形成方法
JP2002040811A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法及び現像装置
JP2006119439A (ja) 現像装置