JP4734358B2 - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、直流電圧に重畳した交番電圧を、現像剤担持体に印加することにより、静電潜像担持体に形成された静電潜像をトナーによって現像する現像装置およびこれを備える画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置においては、静電潜像担持体(たとえば、感光体)の表面を帯電させ、その帯電域に画像露光して静電潜像を形成し、該静電潜像を現像して可視化(現像)を行う現像方法が採用されている。
現像方法としては、一般的に、トナーを含む一成分系の現像剤や、キャリアとトナーとを含む二成分系の現像剤を用い、該トナーを摩擦帯電して静電潜像担持体表面における静電潜像の静電気力にて吸引させることで、該静電潜像を現像してトナー像を形成する現像方法が使用されている。
たとえば、2成分系の現像剤を用いる場合、現像装置における現像剤担持体(たとえば、現像ローラ)上にキャリアによる磁気ブラシを形成し、現像剤担持体と静電潜像担持体との間にバイアス電圧を印加しながら静電潜像を現像する方法が採られている。
また、1成分系及び2成分系の現像剤に拘わらず、静電潜像担持体に帯電される表面電位とは逆極性に帯電されるトナーを用いて現像する場合や、静電潜像担持体に帯電される表面電位と同極性に帯電されるトナーを用いて反転現像する場合がある。
さらに、振動バイアス電圧を現像剤担持体と静電潜像担持体との間に印加することで、静電潜像担持体上に形成される静電潜像を該トナーにて現像することもある。この振動バイアス電圧は、帯電されるトナーに対して現像剤担持体から静電潜像担持体に向かう方向の力を及ぼし得る現像側電位、及び、該トナーに対して静電潜像担持体から現像剤担持体に向かう方向の力を及ぼし得る逆現像側電位が交互に入れ替わるものとされており、たとえば、現像側電位及び逆現像側電位を印加する1サイクルの印加時間に対する現像側電位を印加する印加時間の比率(デューティ比)が50%の矩形波を用いるのが一般的である。
ところで、このような従来の現像方法においては、ざらつきが少なく滑らかな画質を得るために、トナーの帯電量を大きくすることが望ましい。しかし、トナーの帯電量を大きくすると、たとえば、2成分系の現像剤を用いる場合、キャリアとトナーとの間の静電力は帯電量の2乗に比例するため、キャリアからトナーが離れて現像される割合が減少する。したがって、結果的にトナーの利用効率が低くなり、画像濃度が低下することになる。
画像濃度を大きくするためには、振動バイアス電圧の振動振幅電圧Vpp(ピーク・トゥ・ピーク電圧)を大きくすればよい。しかし、このVppを大きくすると、トナーが静電潜像担持体から現像剤担持体に戻る方向の電界が強くなるために、一旦静電潜像担持体に付着したトナー像が引き剥がされることによってドットがきれいに付着しなくなる。つまり、いわゆるドット再現性が悪化する傾向がある。
画像濃度の向上とドット再現性とを両立させるような現像装置として、特許文献1には、振動バイアス電圧のピーク・ツー・ピーク電圧を周期的に減少させる現像装置が開示されている。
特開2000−347507号公報
通常用いられているバイアス電圧は、Vppが一定で変化しないものであるが、これに比べて特許文献1記載の現像装置のように、振動バイアス電圧のVppを周期的に減少させると、画像濃度を高くすることができ、ドット再現性も若干の改善が見られる。
しかし、Vppを少しでも高くすると、ドット再現性の低下が顕著になる。これは、最大のVppを得た状態において最もトナーがキャリアから離れる量が多いにもかかわらず、その後のVppがわずかしか下がらず、トナーを静電潜像担持体から現像剤担持体に戻す方向に働く力が大きくかかってしまうことが原因である。
本発明の目的は、画像濃度とドット再現性とをともに向上させることができる現像装置およびこれを備える画像形成装置を提供することである。
本発明は、直流電圧に重畳した交番電圧を、現像剤担持体と静電潜像担持体との間に印加することにより、静電潜像担持体に形成された静電潜像をトナーによって現像する現像装置において、
番電圧は、トナーを現像剤担持体から静電潜像担持体へ移行させるための現像側電位、トナーを静電潜像担持体から現像剤担持体へ移行させるための逆現像側電位とが、第1の周期で交互に切り替わるように印加され、現像側電位と逆現像側電位とで表わされるピーク・ツー・ピーク電圧を初期の最小の値から最大となる値にまで徐々に増加させる第2の周期を
第2の周期における最大のピーク・ツー・ピーク電圧を印加した後に、初期の最小のピーク・ツー・ピーク電圧の値から最大となる値にまで徐々に増加させる工程を繰り返すように構成されることを特徴とする現像装置である。
また本発明は、交番電圧は、第2の周期の1周期中にn個の第1の周期を含み、初期の最小のピーク・ツー・ピーク電圧から最大のピーク・ツー・ピーク電圧までの各ピーク・ツー・ピーク電圧を、時間経過とともに、V(1),V(2),…V(n)へと変化させたとき、各ピーク・ツー・ピーク電圧は、下記の式(1)を満たすことを特徴とする。
V(i)≦V(i+1)
V(1)<V(n) …(1)
ただし 1≦i≦n−1 (iは整数)
また本発明は、交番電圧は、第2の周期の1周期中にn個の第1の周期を含み、初期の最小のピーク・ツー・ピーク電圧から最大のピーク・ツー・ピーク電圧までの各ピーク・ツー・ピーク電圧を、時間経過とともに、V(1),V(2),…V(n)へと変化させたとき、各ピーク・ツー・ピーク電圧は、下記の式(2)を満たすことを特徴とする。
V(i+1)−V(i)≦V(i+2)−V(i+1) …(2)
ただし 1≦i≦n−2 (iは整数)
また本発明は、交番電圧は、第2の周期の最後に印加するピーク・ツー・ピーク電圧が、現像側電位となるように印加されることを特徴とする。
また本発明は、交番電圧は、第1の周期において、現像側電位が印加される時間T1、逆現像側電位が印加される時間T2としたときに、T2≧T1の条件を満たすように印加されることを特徴とする。
また本発明は、交番電圧は、第1の周期おいて、現像側電位が印加される時間T1、逆現像側電位が印加される時間T2としたときに、0.25≦T1/(T1+T2)≦0.50の条件を満たすように印加されることを特徴とする。
また本発明は、交番電圧は、第1の周期おいて、現像側電位が印加される時間T1、逆現像側電位が印加される時間T2としたときに、0.35≦T1/(T1+T2)≦0.45の条件を満たすように印加されることを特徴とする。
また本発明は、交番電圧は、第1の周期の周波数が5kHz以上25kHz以下であることを特徴とする。
また本発明は、交番電圧は、第1の周期の周波数が8kHz以上20kHz以下であることを特徴とする。
また本発明は、交番電圧は、第2の周期中に含まれる第1の周期の周期数が、4以上15以下であることを特徴とする。
また本発明は、交番電圧は、第2の周期の周波数が1kHz以上6.3kHz以下であることを特徴とする。
また本発明は、交番電圧は、各第1の周期毎の中心電圧を現像側、または逆現像側に、直線的にシフトさせることを特徴とする。
また本発明は、少なくとも、像担持体と、像担持体表面に形成された基準トナー像の濃度を検出する検出部と、検出部にて検出された基準トナー像の濃度に応じて現像担持体に印加する直流電圧の設定値を補正することで画像濃度の調整を行うプロセスコントロール部と、前記現像装置とを備える画像形成装置において、
現像装置は、一定のピーク・ツー・ピーク電圧を印加する通常交番電圧と、前記交番電圧とを切り替え可能に構成され、前記通常交番電圧を印加しているときに、前記直流電圧が所定の電圧以上になると、前記交番電圧に切換えることを特徴とする画像形成装置である。
また本発明は、現像剤は、トナーとキャリアとを含む2成分現像剤であることを特徴とする。
本発明によれば、直流電圧に重畳した交番電圧を、現像剤担持体と静電潜像担持体との間に印加することにより、静電潜像担持体に形成された静電潜像をトナーによって現像する現像装置である。
このとき、交番電圧は、トナーを現像剤担持体から静電潜像担持体へ移行させるための現像側電位、トナーを静電潜像担持体から現像剤担持体へ移行させるための逆現像側電位とが交互に切り替わるように印加される交番電圧波形を有する。さらに、交番電圧は、現像側電位と逆現像側電位とが1回ずつ印加される第1の周期と、現像側電位と逆現像側電位とで表わされるピーク・ツー・ピーク電圧を初期の最小の値から最大となる値にまで徐々に増加させる第2の周期とを有、第2の周期における最大のピーク・ツー・ピーク電圧を印加した後に、初期の最小のピーク・ツー・ピーク電圧の値から最大となる値にまで徐々に増加させる工程を繰り返すように構成される。
これにより、画像濃度とドット再現性とをともに向上させることができる。
画像濃度は最大のピーク・ツー・ピーク電圧によって決定されるので、最大のピーク・ツー・ピーク電圧を常に印加し続けた場合と同じ画像濃度が得られる。最大ピーク・ツー・ピーク電圧を常に印加し続けるとドット再現性が悪化するという欠点があるが、初期の最小の値から最大となる値にまで徐々に増加させることでドット再現性も向上される。
また本発明によれば、交番電圧は、第2の周期の1周期中にn個の第1の周期を含み、初期の最小のピーク・ツー・ピーク電圧から最大のピーク・ツー・ピーク電圧までの各ピーク・ツー・ピーク電圧を、時間経過とともに、V(1),V(2),…V(n)へと変化させたとき、各ピーク・ツー・ピーク電圧は、下記の式(1)を満たす。
V(i)≦V(i+1)
V(1)<V(n) …(1)
ただし 1≦i≦n−1 (iは整数)
最小のピーク・ツー・ピーク電圧の後に、最大に近いピーク・ツー・ピーク電圧が印加されると、ドット再現性が悪化する。したがって、最小のピーク・ツー・ピーク電圧から最大のピーク・ツー・ピーク電圧までは徐々にピーク・ツー・ピーク電圧を増加させることでドット再現性を向上させることができる。
また本発明によれば、交番電圧は、第2の周期の1周期中にn個の第1の周期を含み、初期の最小のピーク・ツー・ピーク電圧から最大のピーク・ツー・ピーク電圧までの各ピーク・ツー・ピーク電圧を、時間経過とともに、V(1),V(2),…V(n)へと変化させたとき、各ピーク・ツー・ピーク電圧は、下記の式(2)を満たす。
V(i+1)−V(i)≦V(i+2)−V(i+1) …(2)
ただし 1≦i≦n−2 (iは整数)
これにより、ピーク・ツー・ピーク電圧を指数関数的に増加させることで、ドット再現性をさらに向上させることができる。
また本発明によれば、交番電圧は、第2の周期の最後に印加するピーク・ツー・ピーク電圧が、現像側電位となるように印加される。
これにより、トナーが感光体方向に飛翔した状態のあと、トナーを感光体から戻す方向の電界が小さいことになる。このため、いったん感光体の潜像に到達したトナーが引き剥がされることがないので、画像濃度が高くなり、ドット再現性も向上する。
また本発明によれば、交番電圧は、第1の周期において、現像側電位が印加される時間T1、逆現像側電位が印加される時間T2としたときに、T2≧T1の条件を満たすように印加される。
デューティー比を小さくすると、逆現像側電位が小さくなるので、トナーを潜像担持体から引き離す力が弱くなる。したがって、デューティー比が0.5の場合と比較して、画像濃度は同じで、さらにドット再現性が向上する。
また本発明によれば、交番電圧は、第1の周期おいて、現像側電位が印加される時間T1、逆現像側電位が印加される時間T2としたときに、0.25≦T1/(T1+T2)≦0.50の条件を満たすように印加される。
T1/(T1+T2)<0.25になると、画像濃度の低下が見られ、T1/(T1+T2)>0.50になると、ドット再現性が低下するので、上記の範囲が好適である。
また本発明によれば、交番電圧は、第1の周期おいて、現像側電位が印加される時間T1、逆現像側電位が印加される時間T2としたときに、0.35≦T1/(T1+T2)≦0.45の条件を満たすように印加される。
これにより、画像濃度とドット再現性とをさらに向上させることができる。
また本発明によれば、交番電圧は、第1の周期の周波数が5kHz以上25kHz以下である。
5kHz未満になると、トナーかぶりが増加し、25kHzより高くなると、トナーが電界に追随しなくなり、画像濃度が低下してしまうので、上記の範囲が好適である。
また本発明によれば、交番電圧は、第1の周期の周波数が8kHz以上20kHz以下である。
これにより、画像濃度とドット再現性とをさらに向上させることができる。
また本発明によれば、交番電圧は、第2の周期の1周囲中に含まれる第1の周期の周期数が、4以上15以下である。
含まれる周期数が4未満であるとドット再現性が悪化し、15より多いとかぶりの悪化が見られるので、上記の範囲が好適である。
また本発明によれば、交番電圧は、第2の周期の周波数が1kHz以上6.3kHz以下である。
1kHz未満になると、トナーかぶりが悪化し、6.3kHzより高くなると、第1の周期の周波数を25kHz以上にしなければならなくなり、トナーが追随せず画像濃度が低下してしまう。したがって、上記の範囲が好適である。
また本発明によれば、交番電圧は、各第1の周期毎の中心電圧を現像側、または逆現像側に、直線的にシフトさせる。
現像側にシフトさせた場合は、画像濃度をより高くすることができる。逆現像側にシフトさせた場合は、ドット再現性をさらに上げることができる。
また本発明によれば、少なくとも、像担持体と、像担持体表面に形成された基準トナー像の濃度を検出する検出部と、検出部にて検出された基準トナー像の濃度に応じて現像担持体に印加する直流電圧の設定値を補正することで画像濃度の調整を行うプロセスコントロール部と、請求項1〜12のいずれか1つに記載の現像装置とを備える画像形成装置である。
現像装置は、一定のピーク・ツー・ピーク電圧を印加する通常交番電圧と、前記交番電圧とを切り替え可能に構成され、前記通常交番電圧を印加しているときに、前記直流電圧が所定の電圧以上になると、前記交番電圧に切換える。
直流電圧が所定の電圧以上になると、トナーの帯電量が高く、画像濃度が調整できない場合である。そこで、交番電圧を切替えることにより、安定した画像濃度の制御を行うことができる。
また本発明によれば、現像剤としてトナーとキャリアとを含む2成分現像剤を用いる。
最大のピーク・ツー・ピーク電圧を大きくすることから、トナーがキャリアから離れやすくなり、トナーの利用効率が上がる。これにより、穂立ちのムラが目立たなくなり、2成分現像剤の現像に好適である。
以下では、図面を参照しながら、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
まず、本発明に係る画像形成装置の構成について、図面を使用しながら説明する。図1は、本発明の第1の実施形態である画像形成装置の全体構成の概略を示す模式図である。なお、図1では、本実施形態の画像形成装置100の主な構成要素を中心に記載し、一部を簡略化して記載した一例であって、本発明に係る画像形成装置の構成に何ら限定されるものではない。
画像形成装置100は、静電潜像担持体となる感光体51を複数(本実施の形態では、イエロー画像用、マゼンタ画像用、シアン画像用、および黒色画像用の4つ)備えるカラー画像を形成可能とするタンデム方式のカラー画像形成装置である。画像形成装置100は、ネットワーク(図示せず)を介して接続されたPC( Personal Computer )等の各種情報処理端末装置(図示せず)から送信される画像データや、スキャナ等の原稿読み取り装置(図示せず)によって読み取られた画像データに基づいて、被転写材(記録媒体)となる用紙Pに対して、カラー画像またはモノクロ画像を形成するプリンタ機能を有するものである。
画像形成装置100は、図1に示すように、用紙Pに画像を形成する機能を有する画像形成ステーション部50(50Y、50M、50C、50B)、当該画像形成ステーション部50で記録媒体Pに形成されたトナー像を定着させる機能を有する定着装置40、記録媒体Pを載置する供給トレイ60から画像形成ステーション部50および定着装置40へと記録媒体Pを搬送する機能を有する搬送部30を備えている。
画像形成ステーション部50は、イエロー画像用、マゼンタ画像用、シアン画像用および黒色画像用のそれぞれ4つの画像形成ステーション50Y、50M、50C、50Bから構成されている。
具体的には、供給トレイ60と定着装置40との間において、供給トレイ60側から、イエロー画像形成ステーション50Y、マゼンタ画像形成ステーション50M、シアン画像形成ステーション50C、および黒色画像形成ステーション50Bの順に設けられている。
これら各色の画像形成ステーション50Y、50M、50C、50Bは、それぞれ、実質的に同一の構成を有しており、各色に対応する画像データに基づいて、イエロー、マゼンタ、シアン、および黒色の画像を形成して、最終的に被転写材(記録媒体)となる用紙P上に転写するものである。
なお、図1における各画像形成ステーション部の構成部品の符号について、黄色画像用の画像形成ステーション50Yに代表させて示し、他の各画像形成ステーション部50M、50C、50Bの構成部品の符号は、省略してある。
各画像形成ステーション50Y、50M、50C、50Bは、それぞれ静電潜像が形成される潜像担持体となる感光体51を備え、これらの感光体51の周囲には、周方向に帯電装置52、露光装置53、現像装置1、転写装置55、およびクリーニング装置56がそれぞれ配置されている。
感光体51は、OPC( Organic Photoconductor;有機光導電体 )等の感光性材料を表面に有する略円筒のドラム形状を呈し、露光装置53の下方に配設され、駆動手段と制御手段によって、所定方向(図中矢印F方向)に回転駆動するように制御されている。
帯電装置52は、感光体51の表面を所定の電位に均一に帯電するための帯電手段であって、感光体51の上方でその外周面に近接して配置されている。本実施の形態では、接触型のローラ方式の帯電ローラが使用されているが、チャージャー型やブラシ方式の帯電装置を代用しても良い。
露光装置53は、画像処理部(図示省略)から出力された画像データに基づいて、帯電装置52にて帯電される感光体51の表面にレーザ光を照射して露光することにより、当該表面に画像データに応じた静電潜像を書込み形成する機能を有する。露光装置53は、各画像形成ステーション50Y、50M、50C、50Bに応じて、イエロー、マゼンタ、シアン、または黒色に対応する画像データが入力されることにより、対応する色に応じた静電潜像を形成するようになっている。露光装置53としては、レーザ照射部および反射ミラーを備えたレーザスキャニングユニット(LSU)や、ELやLED等の発光素子をアレイ状に並べた書込み装置(たとえば、書込みヘッド)を使用することができる。
現像装置1は、現像剤を担持する現像剤潜像体となる現像ローラ3を有している。現像ローラ3は、トナーが感光体51へ移動し得る現像領域へ現像剤を搬送するように構成されている。この現像装置1は、本実施の形態では、トナーとキャリアとを含む2成分系の現像剤を用いて、露光装置53にて感光体51表面に形成された静電潜像を当該トナーにて反転現像してトナー像(可視像)を形成する。
現像装置1には、各画像形成ステーション50Y、50M、50C、50Bの画像形成に応じて、イエロー、マゼンタ、シアン、または黒色の現像剤が収容されている。この現像剤は、感光体51に帯電される表面電位と同極性に帯電されるトナーを含んでいる。なお、感光体51に帯電される表面電位の極性および使用するトナーの帯電極性は、ここでは、何れもマイナスとされている。
転写装置55は、感光体51上のトナー像を搬送ベルト33にて搬送される被転写材P上に転写するものであり、トナーの帯電極性とは、逆極性( ここでは、プラス極性 )のバイアス電圧が印加される転写ローラ55を有している。
クリーニング装置56は、被転写材となる用紙Pへの現像・画像転写後に、感光体51の外周面上に残存しているトナーを除去・回収するものである。本実施の形態では、感光体51を挟んで現像装置1と略対向する位置で感光体51の側方で略水平(図1では、左側)に配置されている。
搬送部30は、駆動ローラ31、従動ローラ32、および搬送ベルト33を備え、各画像形成ステーション50Y、50M、50C、50Bにおいて、各色のトナー像が転写される被転写材Pを搬送するものである。搬送部30は、無端状の搬送ベルト33が駆動ローラ31と従動ローラ32との間に張架された構成となっており、供給トレイ60から給紙された被転写材(記録媒体)となる用紙Pを各画像形成ステーション50Y、50M、50C、50Bへと順に搬送するようになっている。
定着装置40は、加熱ローラ41および加圧ローラ42を備え、これらのニップ部に被転写材Pを搬送することで、用紙P上に転写されたトナー像を熱圧着して当該用紙P上に定着させるものである。
また、本実施の形態の画像形成装置100は、現像ローラ3と感光体51との間の電位差が連続的かつ周期的に変化するように、振動バイアス電圧を現像ローラ3に印加するバイアス電圧印加手段となるバイアス電圧印加部を具備する。振動バイアス電圧は、帯電されるトナーに対して現像ローラ3から感光体51に向かう方向の力を及ぼし得る現像側電位と、帯電されるトナーに対して感光体51から現像ローラ3に向かう方向の力を及ぼし得る逆現像側電位とが交互に切り替わる電圧である。この振動バイアス電圧の印加の詳細については、後述する。
このように構成された画像形成装置100では、搬送部30にて搬送される用紙Pは、各画像形成ステーション50Y、50M、50C、50Bの感光体51との対向位置を通過する際に、当該対向位置において、搬送ベルト33を介して下方に配置された転写ローラ55による転写電界の作用にて、各感光体51上のトナー像が順次に用紙P上に転写される。これによって、各色のトナー像が当該用紙P上に重なり合い、用紙P上に所望のフルカラー画像が形成される。こうしてトナー像が転写された被転写材となる用紙Pは、定着装置40によってトナー像の定着処理が行われた後に、不図示の排紙トレイに送出される。
次に、現像装置1の構成について、図面を使用しながら説明する。図2は、図1に示す各画像形成ステーションにおける現像装置1の概略構成を示す模式図である。なお、図2では、現像装置1の主な構成要素を中心に記載し、一部を簡略化して記載した一例であって、本発明に係る現像装置の構成に何ら限定されるものではない。
図2に示すように、現像装置1は、上述した現像ローラ3に加えて、当該現像ローラ3上の現像剤の層厚を規制する規制部材となる規制ブレード6と、現像剤を現像ローラ3に搬送すると共に現像剤の撹拌を行う撹拌・搬送部材となる一対の撹拌・搬送スクリュー4、5と、トナーとキャリアとを含む2成分系の現像剤を収容する現像槽2とを備える。
現像槽2には、一対の撹拌・搬送スクリュー4、5が、その軸芯が略平行となるように配設されている。これらの撹拌・搬送スクリュー4、5間には、軸線方向の両端部側を除いて中央部を仕切る隔壁7が設けられている。このように現像槽2内に隔壁7を設けることによって、現像槽2内には、隔壁7を境にして独立した現像剤の搬送路が形成される。そして、現像装置1は、現像槽2内に収容される現像剤中のトナーが当該現像槽2に配設された撹拌・搬送スクリュー4、5の撹拌動作によって、キャリアと共に撹拌されて摩擦帯電されるようになっている。
また、現像槽2における感光体51と対向する位置には、現像用開口部Qが設けられており、現像ローラ3は、感光体51との間に現像ギャップ(0.3〜1.0mm程度)を設けて、現像槽2の開口部Qより一部を露出させた状態となるように当該現像槽2に配設されている。
現像ローラ3は、周方向に沿って複数の磁極部材が並設されるように含むマグネットローラ8と、当該マグネットローラ8に対して一定方向(図2における矢符Gの方向)に回転自在に外嵌された略円筒形状のアルミニウム合金および黄銅等で形成された非磁性の現像スリーブ9とを有しており、当該現像スリーブ9が不図示の制御手段・駆動手段によって、所定方向(図2における矢符Gの方向)に回転駆動するように構成されている。
現像剤は、トナーと磁性体よりなるキャリアとを含む二成分現像剤である。この現像剤は、マグネットの磁力により現像スリーブ9表面に吸着され、現像スリーブ9の回転方向Gに沿って当該現像スリーブ9上を搬送される。このとき、キャリアは、マグネットローラ8の磁力によって現像スリーブ9表面に吸着されて磁気ブラシを形成し、トナーは、摩擦帯電によるクーロン力にてキャリアに付着する。
また、現像用開口部Qにおける現像スリーブ9の回転方向Gの上流側には、規制ブレード6の先端部が現像スリーブ9に対向するように配置されている。規制ブレード6は、本実施の形態では、現像ローラ3表面に形成された現像剤の層厚を規制するように構成されている。
本実施の形態の現像装置1を以上説明したような構成とすることにより、現像装置1は、感光体51との対向位置に一定量の現像剤が供給され、当該対向位置へ供給された現像剤におけるトナーが感光体51の表面に形成された静電潜像の静電気力にて吸引され、静電潜像を現像してトナー像を形成するようになっている。また、現像装置1は、上記の対向位置へ供給された現像剤のうち、キャリアおよび現像に供されなかったトナーが現像スリーブ9の回転によって、再び現像槽2内に戻されるようになっている。
次に、本実施形態の現像装置1で実行される現像動作について、図面を使用しながら説明する。
以降に示す実験データは特に断りが無い限り、画像はシャープ製複合機MX−7001Nを用いて出力した。ただし、各種の現像バイアス電圧波形は、任意波形発生器(商品名:HIOKI 7075、日置電機株式会社製)とアンプ(商品名:HVA4321、株式会社エヌエフ回路設計ブロック製)を用いて出力したものを用いた。なお、実験に用いたトナーは体積平均粒子径7μm、キャリアは体積平均粒子径40μmのものを用いた。実験時のトナー帯電量は約25μC/gであった。
また、画像濃度は、ベタ画像濃度をポータブル分光測色濃度計(商品名:X−Rite 939、X−Rite社製)にて測定した。ドットは、1ドット印字−8ドット分印字無しという孤立ドットを印字し、孤立ドットを含む領域の画像濃度を測定することによって簡易的に評価した。また、かぶりは、印字の無い部分の濃度測定を行い、印字工程を通っていない紙の濃度との差によって評価した。ドットとかぶりの評価に用いた濃度計は、ベタ濃度測定に用いた測定器と同じである。
バイアス電圧印加部110は、トナーを現像ローラ3から感光体51へ移行させる力を及ぼす現像側電位、およびトナーを感光体51から現像ローラ3へ移行させる力を及ぼす逆現像側電位が周期的に入れ替わる交番電圧である現像バイアス電圧として、図3に示すような波形のバイアス電圧を現像ローラ3の現像スリーブ9に印加する。
図3の波形に示すように、本実施形態では、バイアス電圧のピーク・ツー・ピーク電圧(以後、Vppと表記)を、初期のVppから徐々に増加させ、一定数の周期が経過した後に初期のVppにまで一気に減少させて、再度Vppを徐々に増加させることを繰り返している。徐々にVppを大きくすることにより、トナーがキャリアから離れやすくなり、最大のVpp時にもっともトナーがキャリアから飛翔する。このときの飛翔量は、常に同じVppを繰り返している場合とほぼ同じである。また、最大Vppの状態から、一旦Vppを初期のVppにまで小さくすることにより、ドット再現性が向上する。これは、最大Vpp時に飛翔したトナーが、ドット潜像にゆるやかに移動していくことで安定したドットが形成されるためであると考えられる。
このように、バイアス電圧波形は、現像側電位と逆現像側電位とが1回ずつ印加される本来の周期(第1の周期)と、Vppを初期の値から最大となる値にまで徐々に増加させる周期(第2の周期)とを有している。
すなわち、本発明における現像バイアス電圧は、第2の周期の1周期中にn個の第1の周期を含み、初期の最小のピーク・ツー・ピーク電圧から最大のピーク・ツー・ピーク電圧までの各ピーク・ツー・ピーク電圧を、時間経過とともに、V(1),V(2),…V(n)へと変化させたとき、各ピーク・ツー・ピーク電圧が、下記の式(1)を満たすことになる。
V(i)≦V(i+1)
V(1)<V(n) …(1)
ただし 1≦i≦n−1 (iは整数)
図3に示した例では、第2の周期において、Vppを同じ大きさずつ変化させている例を示している。第2の周期の周波数は2kHz、第1の周期の交番電圧の周波数は10kHzであり、初期の交番電圧のVppであるV(1)は0.4kV、次の交番電圧のVppであるV(2)は0.8kV、3回目のVppであるV(3)は1.2kV、4回目のVppであるV(4)は1.6kV、最後の最大のVpp V(5)を2kVとしている。Vppは、0.4kVずつ大きくなっている。
また、第1周期における1周期分の波形は対称で、トナーを現像ローラ3から感光体51に移行させる方向の電圧が印加される時間と、トナーを潜像担持体から現像剤担持体に移行させる方向が印加される時間が同じ例になっている。
この現像バイアス電圧波形を用いた場合(実施例1)の画像濃度およびドット再現性と、図4に示すようなVppを変化させず同じVppを繰り返した通常のバイアス電圧(Duty50%、Vpp=1kV(比較例1)と、Duty50%、Vpp=2kV(比較例2)の2つの波形を用いた場合)、すなわち第2の周期を有しないバイアス電圧とを比較した。
図5は、実施例と比較例の画像濃度を比較した結果を示すグラフである。縦軸は、比較例2を基準(1.0)としたときの相対値で画像濃度を示す。実施例1の現像バイアスを用いるとVpp=2kVをかけた比較例2の場合と同等の濃度が得られており、Vpp=1kVをかけた比較例1よりは高い濃度が得られることがわかる。
図6は、実施例と比較例のドット再現性を比較した結果を示すグラフである。縦軸は、比較例1を基準(1.0)としたときの相対値でドット再現性を示す。図6のグラフからわかるように、Vpp=2kVの比較例2では、ドット再現性が非常に低いのに対し、実施例1のバイアス電圧波形を用いれば、Vpp=1kVの比較例1と同程度のドット再現性を得ることができる。
図5と図6の実験結果から、実施例1のようなバイアス電圧波形を用いて現像を行うことによって、Vppが大きな場合と同等の画像濃度を得つつ、Vppが小さな場合と同等のドット再現性が得られることがわかる。
なお、図3に示したバイアス電圧波形において、第2の周期内における最後のVppでは、トナーを現像ローラ3から感光体51に移行させる方向の電界がかかる現像側電位を印加している。
これに対して、最後に印加されるVppが図3に示す波形と逆、つまり、トナーを感光体51から現像ローラ3へ移行させる方向の電界がかかる現像側電位を印加する場合(比較例3)と比較した。比較例3で印加したバイアス電圧波形を図7に示す。
図8は、実施例と比較例の画像濃度を比較した結果を示すグラフである。縦軸は、実施例1を基準(1.0)としたときの相対値で画像濃度を示す。比較例3に比べて実施例1の場合の方が高い画像濃度が得られた。
また図9は、実施例と比較例のドット再現性を比較した結果を示すグラフである。縦軸は、実施例1を基準(1.0)としたときの相対値でドット再現性を示す。比較例3に比べて実施例1の方がドット再現性が高いことがわかる。
このことから、最大となるVppは、トナーを現像ローラ3から感光体51に移行させる方向の電界がかかる現像側電位を印加した状態で終了し、トナーが感光体51に向かった状態でVppを低下させることが重要であることがわかる。そうすることで、トナーが静電潜像に現像されやすくなると同時に、ドット潜像にもゆるやかにトナーが現像されていくので、画像濃度が高く、ドット再現性も高いものとなる。
最大となるVppを有する交番電圧が現像側電位を印加した状態で終了すると、トナーが現像ローラ3へと戻る方向に電界がかかった状態でVppが低下するので、トナーは感光体51に向かいにくく、ドット再現性が低下する。このため、画像濃度も低く、ドット再現性も悪い結果になってしまう。
したがって、最大となるVppは、トナーを現像ローラ3から感光体51に移行させる方向の電界がかかる現像側電位を印加した状態で終了する必要がある。
実施例1では交番電圧の第1の周期の周波数を10kHzとしている。第1の周期の周波数を変化させた場合の影響について説明する。
図10は、第1の周期の周波数を変更した場合のトナーかぶりと画像濃度の評価結果を示す図である。画像濃度について、ここでは現像バイアスの直流電圧が400Vの場合に、画像濃度1.5以上が得られた場合を良好(記号「○」)、1.3から1.5の間の場合を実使用可能(記号「△」)、1.3未満の場合を使用不可(記号「×」)として示した。
トナーかぶりについて、ここでは通常よりもトナーかぶりが起こりやすい現像条件として、現像バイアスの直流電圧を400V、感光体の非画像部電位を450Vとした場合に、測定したかぶり濃度が0.005以下を良好(記号「○」)とし、0.005から0.01までを実使用可能(記号「△」)、0.01以上を使用不可(記号「×」)とした。
第1の周期の周波数が高いと現像ローラ3と感光体51との間のトナーの移動が追随しきれずに画像濃度が低下する。一方、周波数が低いとトナーかぶりが顕著になってくる。したがって、第1の周波数として使用可能な範囲は、画像濃度とトナーかぶりの両方が実使用可能である範囲となる。図10より、使用可能な範囲は、5kHz〜25kHzの範囲であり、好ましくは8kHz〜20kHzである。
図3に示した実施例1のバイアス電圧波形では、第2の周期は、第1の周期が5周期分で1周期となり、第2の周期の1周期中に、現像側電位から逆現像側電位への変化が5回繰り返されている。第2の周期の1周期中に含まれる第1の周期数を変化させた場合の影響について説明する。
交番電圧の第1の周期の周波数として10kHzを用いた。初期のVppは0.4kV、最大のVppは2kVとし、その間のVppは、周期数に基づいて同じ大きさずつ変化させるように決定した。たとえば、3周期が含まれる場合は、1周期目が0.4kV、2周期目が1.2kV、3周期目が2kVとなる。
図11は、第2の周期の1周期中に含まれる第1の周期数を変化させた場合のドット再現性とトナーかぶりの評価結果を示す図である。ドット再現性は、比較例1と同等以上の場合を良好(記号「○」)とし、劣っている場合を使用不可(記号「×」)とした。
第2の周期の1周期中に含まれる第1の周期数を3にした場合、ドット再現性が悪化した。最大のVppが印加された後、初期のVppが印加されるが、その次に印加される交番電圧のVppが大きいため、感光体51へと向かっていたトナーがドットの潜像に到達する前に、現像ローラ3方向へ向かう大きな電界が印加されてしまい、ドット再現性が悪化したと考えられる。
また、第2の周期に含まれる第1の周期数を15より多くすると、第2の周期の周波数が低くなり、画像にムラが生じやすくなったため、ドットの一部の再現性が低下した。さらに、かぶりも増加した。
したがって、第2の周期の1周期中に含まれる第1の周期数は、4以上15以下が含まれていることが望ましい。
図3に示した実施例1のバイアス電圧波形では、第2の周期の周波数を2kHzとしている。第2の周期の周波数を変化させた場合の影響について説明する。
感光体51の線速度を200mm/secとし、現像領域を2mmとすると、感光体51表面が現像領域を通過する時間は0.01secであり周波数に換算すると100Hzとなる。ムラを少なくし粒状性を良くするためには、感光体51表面が現像領域を通過する間に10回以上は繰り返してトナーを移動させる必要がある。したがって、最低でも100Hz×10=1kHz以上の第2周波数は必要になる。
また、最大の第2の周波数は、上記の2つの評価結果より、第1の周期の周波数が最大の25kHzで、第2の周期の1周期中に含まれる第1の周期数が最小の4回の場合となるので、6.3kHzとなる。
したがって、第2の周期の周波数は1kHz以上6.3kHz以下が好ましい。
次に本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態では、第1の実施形態と、現像バイアス電圧の波形が異なっている。
図12は、第2の実施形態における現像バイアス電圧の波形を示す図である。
初期のVppから、最大のVppまで、徐々にVppを増加させることは同じであるが、直線的にVppを増加させるのではなく、指数関数的に増加させる点が第1の実施形態の波形と異なっている。
すなわち、本実施形態では、第2の周期の1周期中にn個の第1の周期を含み、初期の最小のピーク・ツー・ピーク電圧から最大のピーク・ツー・ピーク電圧までの各ピーク・ツー・ピーク電圧を、時間経過とともに、V(1),V(2),…V(n)へと変化させたとき、各ピーク・ツー・ピーク電圧は、下記の式(2)を満たすことになる。
V(i+1)−V(i)≦ V(i+2)−V(i+1) …(2)
ただし 1≦i≦n−2 (iは整数)
本実施形態の波形では、V(1)=0.4kV、V(2)=0.5kV、V(3)=0.7kV、V(4)=1.1kV、V(5)=2kVとしている。第1の周期の周波数が10kHzで、第2の周期の周波数が2kHz、最大のVppが2kVという点は第1の実施形態と同じである。
第1の実施形態の波形と比較すると、最大のVppが印加された後、初期のVppが印加される点は同じだが、本実施形態では、その次に印加されるVppが第1実施形態より小さいので、感光体51方向へと向かっていたトナーがドットの潜像に到達しやすくなり、ドット再現性がさらに向上した。実際に、実施例1の結果と比較すると、ドット再現性が10%向上した。
次に本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態では、第1および第2の実施形態と、現像バイアス電圧の波形が異なっている。
図13は、第3の実施形態における現像バイアス電圧の波形を示す図である。
初期のVppから、最大のVppまで、徐々にVppを増加させることは同じであるが、トナーを現像ローラ3から感光体51へと移行させる方向の現像側電位が印加される時間を、トナーを感光体51から現像ローラ3へと移行させる方向の逆現像側電位が印加される時間より短くしている点が第1および第2の実施形態と異なっている。
現像側電位が印加される時間を、逆現像側電位が印加される時間より短くすることによって、トナーを現像ローラ3から感光体51に移行させる方向の力を大きくし、トナーを感光体51から現像ローラ3に戻す方向の力を小さくすることができる。これにより、トナーの感光体51への現像量を保持しつつ、トナーが現像ローラ3へ戻る量を減らしてドット再現性を上げることができる。
第1の周期において、現像側電位が印加される時間をT1、逆現像側電位が印加される時間をT2とし、デューティー比=T1/(T1+T2)とする。
図13に示したバイアス電圧の波形では、第2の周期の周波数を2kHz、第1の周期の周波数を10kHz、初期のVppを0.4kV、最大のVppを2kV、デューティー比=0.35としている。図12に示したバイアス電圧の波形では、第1の周期の平均電圧は一定としている。
デューティー比の好適値を調べるため、デューティー比を変化した場合の特性について評価した。図14は、デューティー比を変化させた場合の画像濃度とドット再現性の評価結果を示す図である。
デューティー比を小さくするとドット再現性が向上した。これは逆現像側電位が小さくなり、トナーが現像ローラ3へと戻りにくいことが影響しており、逆現像側電位がかかっている時間が長くなっているにもかかわらず、ドット再現性は上がる傾向がある。このことから、このような条件では、バイアスの印加時間より印加電圧値の方がドット再現性に大きく影響を与えていることを示している。
画像濃度については、デューティー比が大きい場合も小さい場合も低下する傾向が見られた。デューティー比が0.25を下回ると、たとえば第1の周期の周波数が10kHzの場合でも、現像側電位が印加される時間が短くなり、トナーが追随しにくくなる。このため、画像濃度が低下したものと考えられる。しかし、デューティー比が0.35では、現像側電位が印加される時間は短くなっているものの、現像側電位が大きくなることによるトナーの利用効率向上効果が補うため、画像濃度は低下しない。一方、デューティー比が上がると、現像側電位が小さくなるので、画像濃度は低下する。
したがって、使用可能な範囲のデューティー比は0.25以上0.50以下であり、さらに好ましくは、0.35以上0.45以下である。
次に本発明の第4の実施形態について説明する。本実施形態では、第1〜第3の実施形態と、現像バイアス電圧の波形が異なっている。
図15は、第4の実施形態における現像バイアス電圧の波形を示す図である。
初期のVppから、最大のVppまで、徐々にVppを増加させることは同じであるが、中心電位をシフトさせている点が異なっている。図15に示すような現像バイアス電圧の波形では、トナーを現像ローラ3から感光体51に移行させる現像側電位に徐々にシフトさせている。ただし、第2の周期ごとの平均電位は一定に保つため、Vppが小さい領域で逆現像側電位にシフトさせている。
たとえば、V(1)=0.4kV、V(2)=0.8kV、V(3)=1.2kV,V(4)=1.6kV、V(5)=2kVで、デューティー比が50%である実施例1の波形から、最小のVppと最大のVppの直流電圧をそれぞれ50V逆方向にシフトさせる。その間の現像バイアスの直流電圧は、両者のシフト量を直線で結んだ直線上に設定する。このように設定し、実施例1と同様の波形で直流電圧が300Vの場合と、本実施形態の場合とを比較すると、実施例1では、画像濃度が1.4であったのに対し、本実施形態では画像濃度が1.55となり、0.15の増加が見られた。
本実施形態の場合、Vppが大きい領域で、現像側電位が50V大きくなることから、トナーが現像されやすくなり、濃度が高くなっている。一方、Vppが小さい領域では逆現像電位が大きくなるので、ドット再現性はやや低下する傾向がある。
したがって、本実施形態のように、Vppが小さい領域で逆現像側電位にシフトさせる設定では、ドット再現性よりも画像濃度を優先する場合に好適である。
これとは逆に、Vppが小さい領域で現像側電位にシフトさせる設定では、画像濃度は若干低下するが、ドット再現性は向上する。したがって、画像濃度優先かドット再現性優先かによって、どちらにシフトさせるかを選択してやればよい。
次に本発明の第5の実施形態について説明する。本実施形態では、第1〜第4の実施形態で用いた現像バイアスと、図4に示した従来の現像バイアスとを適宜切り替えて用いる構成である。
通常、環境変化やキャリア劣化等によってトナー帯電量が変化し、画像濃度が変化した場合、現像バイアスの直流電圧を調整して画像濃度を一定に保つのが一般的である。
具体的には、感光体上に画像濃度検出用のテストパッチ画像を形成し、そのテストパッチ画像の画像濃度を検出する。この検出結果と、予め決められた規準の画像濃度とを比較し、その比較結果に応じて、規準の画像濃度に合わせ込むように現像バイアスの直流電圧を決定する。
また、カラー画像を形成するために、中間転写媒体を設けて、感光体に形成された各色のトナー像を一旦中間転写媒体に順次重ねて転写し、これを一度に紙上に再転写させるよう構成された画像形成装置がある。
このような構成の画像形成装置においては、感光体上に形成された画像濃度検出用のテストパッチ画像を、感光体に接する中間転写媒体上に転写し、その反射光を読み取ることで形成される画像の画像濃度を検出する。この画像濃度の検出結果に応じて、規準の画像濃度になるように現像バイアスの直流電圧を制御することで、画質を補償するようにしている。
これにより、当然に感光体に形成されたトナー像を転写した状態で、実際に紙上に形成される状態に近い濃度検出を行えるため、より優れた画質補償が可能となる。つまり、感光体上に形成された所定の階調をもつテストパッチ画像を、転写ドラム等に転写し、その転写されたトナー像の画像濃度を検出し、検出した濃度が基準濃度か否かを判定し、その判定結果に応じて現像バイアスの直流電圧を制御して、基準濃度になるように制御している。
トナーの帯電量が低い場合は、画像濃度が高くなるので、図4に示した比較例のように、Vppを変化させない波形であっても、Vppが小さい場合、たとえばVpp=0.8kVのような場合は、充分な画像濃度が得られる。そして、濃度調整も現像バイアスの直流成分で調整可能である。
しかし、低湿度条件などでトナーの帯電量が高くなった場合、一定の直流電圧では画像濃度が下がることになる。これに対して、ある程度までの濃度低下は、現像バイアスの直流成分を大きくすることで調整可能であるが、現像バイアスの直流電圧を上げると、感光体51の表面電位も上げることになる。したがって、感光体51の表面電位の上限から現像バイアスの直流電圧の上限が制限されることになり、現像バイアスの上限値に達した後は、画像濃度を調整することができないことになる。
このような場合には、上記に示したように、本発明の現像バイアス電圧波形を、画像濃度の不足を調整する場合にのみ用いるということも可能である。
つまり、上記の実施形態では、常に同じ現像バイアス電圧波形を用いて現像を行う構成について説明したが、たとえば、図4に示したVppを変化させない現像バイアス電圧波形を用い、トナー帯電量が高くなって直流電圧では画像濃度が調整できないような特定の条件下では、初期のVppから、最大のVppまで徐々にVppを増加させる現像バイアス電圧波形に切り替えるように構成すればよい。このような構成とすることで、画像濃度不足を防止することができる。
単に画像濃度を高くするだけであれば、現像バイアス電圧波形を切り替えずに、既に説明したような常にVppを増加させる現像バイアス電圧波形を用いればよいが、この場合、環境変化やキャリア劣化等によってトナー帯電量が下がると画像濃度が非常に濃くなりやすい。それを避けるためには直流電圧を下げる必要があるが、非常に低い直流電圧では濃度調整が困難となる。
したがって、環境変化やキャリア劣化等によってトナー帯電量が変化しやすい現像剤を用いた場合には、現像バイアス電圧波形を適宜切り替える構成が有効になる。現像バイアス電圧波形の切り替えは、不図示の制御用CPUが行う。予め複数の現像バイアス電圧波形と、波形の切り替え条件(環境条件、トナー帯電量、画像濃度など)とを所定の記憶領域に記憶しておき、切り替え条件に応じて、適切な現像バイアス電圧波形を用いるように構成すればよい。
図16は、第5の実施形態の現像バイアス切り替え制御を示すフローチャートである。
ステップS1では、通常の現像バイアス電圧波形、すなわちVppを変化させない現像バイアス電圧波形で現像を行っており、ステップS2で、感光体上に画像濃度検出用のテストパッチ画像を形成し、そのテストパッチ画像の画像濃度を検出する。ステップS3では、テストパッチ画像の検出結果と、予め決められた規準の画像濃度とを比較し、その比較結果に応じて、規準の画像濃度に合わせ込むように現像バイアスの直流電圧Vdcを決定する。
ステップS4では、決定した直流電圧Vdcと、バイアス電圧波形切り替えの判断基準となる基準電圧Vsとを比較し、Vdc(絶対値)がVs(絶対値)よりも低ければ、画像濃度を調整することが可能であるものとして、現像バイアス電圧波形を切り替えることなく現像を継続する。
Vdc(絶対値)がVs(絶対値)よりも高ければ、直流電圧では画像濃度を調整することができないものとして、ステップS5に進み、現像バイアス電圧波形を高濃度調整用のバイアス電圧波形、すなわち本発明の特徴である初期のVppから、最大のVppまで徐々にVppを増加させる現像バイアス電圧波形に切り替える。ステップS6では、改めてテストパッチ画像の画像濃度を検出し、ステップS7で、規準の画像濃度に合わせ込むように現像バイアスの直流電圧Vdcを決定する。
なお、上記では二成分現像について説明したが、本発明は、現像バイアスによってトナーを現像させる構成であれば、二成分現像に限定されるものではなく、一成分現像においても同様の効果が得られる。
本発明の第1の実施形態である画像形成装置の全体構成の概略を示す模式図である。 図1に示す各画像形成ステーションにおける現像装置1の概略構成を示す模式図である。 第1の実施形態の現像ローラ3に印加する現像バイアス電圧波形を示す図である。 従来の現像バイアス電圧波形を示す図である。 実施例と比較例の画像濃度を比較した結果を示すグラフである。 実施例と比較例のドット再現性を比較した結果を示すグラフである。 比較例3の現像バイアス電圧波形を示す図である。 実施例と比較例の画像濃度を比較した結果を示すグラフである。 実施例と比較例のドット再現性を比較した結果を示すグラフである。 第1の周期の周波数を変更した場合のトナーかぶりと画像濃度の評価結果を示す図である。 第2の周期の1周期中に含まれる第1の周期数を変化させた場合のドット再現性とトナーかぶりの評価結果を示す図である。 第2の実施形態における現像バイアス電圧の波形を示す図である。 第3の実施形態における現像バイアス電圧の波形を示す図である。 デューティー比を変化させた場合の画像濃度とドット再現性の評価結果を示す図である。 第4の実施形態における現像バイアス電圧の波形を示す図である。 第5の実施形態の現像バイアス切り替え制御を示すフローチャートである。
符号の説明
1 現像装置
2 現像槽
3 現像ローラ
4,5 撹拌・搬送スクリュー
6 規制ブレード
30 搬送部
40 定着装置
50 画像形成ステーション部
60 供給トレイ
100 画像形成装置

Claims (14)

  1. 直流電圧に重畳した交番電圧を、現像剤担持体と静電潜像担持体との間に印加することにより、静電潜像担持体に形成された静電潜像をトナーによって現像する現像装置において、
    番電圧は、トナーを現像剤担持体から静電潜像担持体へ移行させるための現像側電位、トナーを静電潜像担持体から現像剤担持体へ移行させるための逆現像側電位とが、第1の周期で交互に切り替わるように印加され、現像側電位と逆現像側電位とで表わされるピーク・ツー・ピーク電圧を初期の最小の値から最大となる値にまで徐々に増加させる第2の周期を
    第2の周期における最大のピーク・ツー・ピーク電圧を印加した後に、初期の最小のピーク・ツー・ピーク電圧の値から最大となる値にまで徐々に増加させる工程を繰り返すように構成されることを特徴とする現像装置。
  2. 交番電圧は、第2の周期の1周期中にn個の第1の周期を含み、初期の最小のピーク・ツー・ピーク電圧から最大のピーク・ツー・ピーク電圧までの各ピーク・ツー・ピーク電圧を、時間経過とともに、V(1),V(2),…V(n)へと変化させたとき、各ピーク・ツー・ピーク電圧は、下記の式(1)を満たすことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
    V(i)≦V(i+1)
    V(1)<V(n) …(1)
    ただし 1≦i≦n−1 (iは整数)
  3. 交番電圧は、第2の周期の1周期中にn個の第1の周期を含み、初期の最小のピーク・ツー・ピーク電圧から最大のピーク・ツー・ピーク電圧までの各ピーク・ツー・ピーク電圧を、時間経過とともに、V(1),V(2),…V(n)へと変化させたとき、各ピーク・ツー・ピーク電圧は、下記の式(2)を満たすことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
    V(i+1)−V(i)≦V(i+2)−V(i+1) …(2)
    ただし 1≦i≦n−2 (iは整数)
  4. 交番電圧は、第2の周期の最後に印加するピーク・ツー・ピーク電圧が、現像側電位となるように印加されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の現像装置。
  5. 交番電圧は、第1の周期において、現像側電位が印加される時間T1、逆現像側電位が印加される時間T2としたときに、T2≧T1の条件を満たすように印加されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の現像装置。
  6. 交番電圧は、第1の周期おいて、現像側電位が印加される時間T1、逆現像側電位が印加される時間T2としたときに、0.25≦T1/(T1+T2)≦0.50の条件を満たすように印加されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の現像装置。
  7. 交番電圧は、第1の周期おいて、現像側電位が印加される時間T1、逆現像側電位が印加される時間T2としたときに、0.35≦T1/(T1+T2)≦0.45の条件を満たすように印加されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の現像装置。
  8. 交番電圧は、第1の周期の周波数が5kHz以上25kHz以下であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の現像装置。
  9. 交番電圧は、第1の周期の周波数が8kHz以上20kHz以下であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の現像装置。
  10. 交番電圧は、第2の周期中に含まれる第1の周期の周期数が、4以上15以下であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載の現像装置。
  11. 交番電圧は、第2の周期の周波数が1kHz以上6.3kHz以下であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の現像装置。
  12. 交番電圧は、各第1の周期毎の中心電圧を現像側、または逆現像側に、直線的にシフトさせることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1つに記載の現像装置。
  13. 少なくとも、像担持体と、像担持体表面に形成された基準トナー像の濃度を検出する検出部と、検出部にて検出された基準トナー像の濃度に応じて現像担持体に印加する直流電圧の設定値を補正することで画像濃度の調整を行うプロセスコントロール部と、請求項1〜12のいずれか1つに記載の現像装置とを備える画像形成装置において、
    現像装置は、一定のピーク・ツー・ピーク電圧を印加する通常交番電圧と、前記交番電圧とを切り替え可能に構成され、前記通常交番電圧を印加しているときに、前記直流電圧が所定の電圧以上になると、前記交番電圧に切換えることを特徴とする画像形成装置。
  14. 現像剤は、トナーとキャリアとを含む2成分現像剤であることを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
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