JP2010016384A - 磁気トンネル接合装置、これを備えるメモリセル、およびその製造方法 - Google Patents

磁気トンネル接合装置、これを備えるメモリセル、およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】隣接した磁気トンネル接合装置間の干渉現象および電気的な短絡を防止することのできる磁気トンネル接合装置およびその製造方法を提供することである。
【解決手段】所定の間隔を有する複数の開口部を備える絶縁膜を形成するステップと、前記開口部の底面および側壁に第1電極を形成するステップと、前記第1電極上に磁気トンネル接合層を形成するステップと、前記磁気トンネル接合層上に残りの前記開口部を埋め込む第2電極を形成するステップと、を含む。
【選択図】図7D

Description

本発明は、半導体装置の製造技術に関し、特に、隣接した磁気トンネル接合装置(Magnetic Tunnel Junction device、MTJ device)間の干渉現象を防止することができる磁気トンネル接合装置、これを備えるメモリセル、およびその製造方法に関する。
最近、半導体装置が高集積化されるに伴ってセル面積の縮小に有利であり、高速動作および不揮発性を有する次世代半導体メモリ装置として磁気メモリ装置(Magnetic Random Access Memory、MRAM)が注目を浴びている。磁気メモリ装置は、スイッチング動作を行なうトランジスタと、情報を保存する磁気トンネル接合装置で構成される。磁気トンネル接合装置は、2つの強磁性膜の磁化方向(magnetization direction)に応じて磁気抵抗比(magnetoresistance、MR)が異なるが、このような磁気抵抗比の変化による電圧変化または電流量の変化を利用し、磁気トンネル接合装置に保存された情報が論理「1」または論理「0」であるかを判別することができる。
図1は、従来技術に係る磁気トンネル接合装置を示した断面図である。
同図に示すように、従来技術に係る磁気トンネル接合装置の製造方法について説明すれば、所定の構造物が備えられた基板101上に第1電極102、磁気トンネル接合層107、および第2電極108を順次形成する。このとき、磁気トンネル接合層107は、第1電極102上で反強磁性(antiferromagnetic)物質からなるピンニング膜(pinning layer)103、強磁性(ferromagnetic)物質からなり、ピンニング膜103によって磁化方向が固定されたピンド膜(pinned layer)104、トンネル絶縁膜(tunnel insulator)105、および強磁性物質からなり、磁化方向が外部刺激、例えば、磁場またはスピン伝達トルク(Spin Transfer Torque、STT)よって変化する自由膜(free layer)106が順次積層された積層膜からなる。
その後、第2電極108上に感光膜パターンを形成した後、感光膜パターンをエッチング障壁で第2電極108、磁気トンネル接合層107、および第1電極102を順次エッチングしてスタック(stack)構造の磁気トンネル接合装置を形成する。
しかし、前述した従来技術においては、磁気トンネル接合装置を形成するためのエッチング工程時に磁気トンネル接合装置の側壁が垂直プロファイルを有することが最も好ましいが、実際は各薄膜との間のエッチング選択比の差異によって側壁が傾斜した梯形状の磁気トンネル接合装置が形成される。このように、磁気トンネル接合装置の傾斜した側壁により隣接した磁気トンネル接合装置間の下部間隔S2があらかじめ設定された上部間隔S1よりも小さくなる問題が発生する(S1>S2)。隣接した磁気トンネル接合装置間の間隔が減少することにより、これらの間に干渉が発生し、磁気トンネル接合装置の特性が劣化する問題が発生する。また、隣接した磁気トンネル接合装置間の間隔がさらに減少する場合、これらの間に電気的な短絡(short)が発生し、磁気トンネル接合装置の特性が劣化したり、正常に動作しない致命的な問題が発生する。前述した問題は、半導体装置のデザインルールが減少することによってさらに深刻化される問題がある。
また、図1の「X」に示すように、磁気トンネル接合装置を形成するためのエッチング工程時に発生した導電性エッチング副産物(etch byproduct)109が磁気トンネル接合装置の側壁に再蒸着され、磁気トンネル接合装置の特性が劣化する問題が発生する。特に、導電性エッチング副産物109が自由膜106およびピンド膜104の側壁に再蒸着する場合、自由膜106とピンド膜104との間に電気的な短絡が発生し、磁気トンネル接合装置の特性が劣化したり、場合によっては正常に動作できなくなるという問題が発生する。
本発明は前述した従来技術の問題点を解決するために提案されたものであって、その目的は、隣接した磁気トンネル接合装置間の干渉現象および電気的な短絡を防止することのできる磁気トンネル接合装置およびその製造方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、磁気トンネル接合装置を形成するためのエッチング工程時に発生した導電性エッチング副産物によって、磁気トンネル接合装置の特性が劣化することを防止することのできる磁気トンネル接合装置およびその製造方法を提供することにある。
また、本発明の更なる目的は、磁気トンネル接合装置を備えるメモリセルを提供することにある。
前述した目的を達成するための一側面に係る本発明の磁気トンネル接合装置の製造方法は、所定の間隔を有する複数の開口部を備える絶縁膜を形成するステップと、前記開口部の底面および側壁に第1電極を形成するステップと、前記第1電極上に磁気トンネル接合層を形成するステップと、前記磁気トンネル接合層上に残りの前記開口部を埋め込む第2電極を形成するステップと、を含む。このとき、前記第1電極および前記磁気トンネル接合層は、シリンダ形態を有することができる。
前記第1電極を形成するステップは、前記開口部を備える絶縁膜の全面に第1電極用導電膜を形成するステップと、前記絶縁膜の上面に形成された前記第1電極用導電膜を選択的にエッチングし、前記開口部の底面および側壁に前記第1電極用導電膜を残留させるステップと、を含むことができる。
前記磁気トンネル接合層を形成するステップは、前記第1電極を備える絶縁膜の全面に第1磁性膜を形成するステップと、前記絶縁膜の上面に形成された第1磁性膜を選択的にエッチングし、前記第1電極上に前記第1磁性膜を残留させるステップと、パターンされた前記第1磁性膜を備える絶縁膜の全面にトンネル絶縁膜および第2磁性膜を順次に形成するステップと、前記絶縁膜の上面に形成された第2磁性膜およびトンネル絶縁膜を選択的にエッチングし、前記第1磁性膜上に前記第2磁性膜およびトンネル絶縁膜を残留させるステップと、を含むことができる。
前記磁気トンネル接合層を形成するステップは、前記第1電極を備える絶縁膜の全面に第1磁性膜、トンネル絶縁膜、および第2磁性膜を順次に形成するステップと、前記絶縁膜の上面に形成された第2磁性膜、トンネル絶縁膜、および第1磁性膜を選択的にエッチングし、前記第1電極上に前記第2磁性膜、トンネル絶縁膜、および第1磁性膜を残留させるステップと、を含むことができる。
前記選択的にエッチングするステップは、シャローエッチバックまたは化学的機械的研磨法を使用して実施することができる。
前記化学的機械的研磨法を使用して前記選択的にエッチングするステップは、
前記開口部内を埋め込んで前記絶縁膜の上面を覆う犠牲膜を形成するステップと、前記絶縁膜の上面が露出するまで化学的機械的研磨するステップと、前記犠牲膜を除去するステップと、を含むことができる。
前記犠牲膜は、炭素含有膜または酸化膜で形成することができ、前記炭素含有膜は、フォトレジスト、非晶質炭素膜、SiOC、およびSOCで形成されたグループから選択されたいずれかの1つを含むことができる。
前記犠牲膜が炭素含有膜の場合に前記犠牲膜を除去するステップは、酸素プラズマ処理を使用して実施することができ、前記犠牲膜が酸化膜の場合に前記犠牲膜を除去するステップは、BOE(Buffered Oxide Echant)溶液またはハフニウム(HF)溶液を使用して実施することができる。
前述した課題の解決手段に基づいた本発明は、柱型のコンケーブ構造の磁気トンネル接合装置を提供することによって、側壁が傾斜した磁気トンネル接合装置が形成されることを防止すると共に、隣接した磁気トンネル接合との間の間隔を確保することができる。これによって、磁気トンネル接合装置間の干渉現象および電気的な短絡を防止し得る効果がある。また、本発明は、磁気トンネル接合装置の集積度を向上させると共に、磁気トンネル接合装置の特性を向上させ得る効果がある。
また、本発明のメモリセルは、高集積化が可能な柱型の磁気トンネル接合装置を備えることによって、メモリセルの集積度を向上させると共に、消費電力を減少させ得る効果がある。
また、本発明は、磁気トンネル接合層を複数回の蒸着およびエッチング工程によって形成することにより、導電性エッチング副産物に起因した磁気トンネル接合装置の特性劣化を防止し得る効果がある。
従来技術に係る磁気トンネル接合装置を示した断面図である。 本発明の第1実施形態に係る磁気トンネル接合装置を示した図である。 本発明の第1実施形態に係る磁気トンネル接合装置を示した図である。 本発明の第1実施形態に係る磁気トンネル接合装置を示した図である。 本発明の第1実施形態に係る磁気トンネル接合装置を示した図である。 従来技術に係るスタック構造の磁気トンネル接合装置と本発明の第1実施形態に係る柱型の磁気トンネル接合装置とを比較した図である。 従来技術に係るスタック構造の磁気トンネル接合装置と本発明の第1実施形態に係る柱型の磁気トンネル接合装置とを比較した図である。 従来技術に係るスタック構造の磁気トンネル接合装置と本発明の第1実施形態に係る柱型の磁気トンネル接合装置とを比較した図である。 従来技術に係るスタック構造の磁気トンネル接合装置と本発明の第1実施形態に係る柱型の磁気トンネル接合装置とを比較した図である。 従来技術に係るスタック構造の磁気トンネル接合装置と本発明の第1実施形態に係る柱型の磁気トンネル接合装置とを比較した図である。 本発明の第2実施形態に係る磁気トンネル接合装置を備えるメモリセルを示した図である。 本発明の第2実施形態に係る磁気トンネル接合装置を備えるメモリセルを示した図である。 本発明の第2実施形態に係るメモリセルの駆動方法を説明するための概略図である。 本発明の第2実施形態に係るメモリセルの駆動方法を説明するための概略図である。 本発明の第3実施形態に係る磁気トンネル接合装置を備えるメモリセルを示した図である。 本発明の第3実施形態に係る磁気トンネル接合装置を備えるメモリセルを示した図である。 本発明の第4実施形態に係る磁気トンネル接合装置の製造方法における工程を説明するための断面図である。 本発明の第4実施形態に係る磁気トンネル接合装置の製造方法における工程を説明するための断面図である。 本発明の第4実施形態に係る磁気トンネル接合装置の製造方法における工程を説明するための断面図である。 本発明の第4実施形態に係る磁気トンネル接合装置の製造方法における工程を説明するための断面図である。
以下、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明の技術的な思想を容易に実施できる程度で詳細に説明するために、本発明の最も好ましい実施形態について添付の図面を参照して説明する。
後述する本発明は、磁気トンネル接合装置、これを備えるメモリセル、およびその製造方法に関し、隣接した磁気トンネル接合装置の間の間隔を確保し、これらの間の干渉現象および電気的な短絡を防止することのできる磁気トンネル接合装置を提供する。このために本発明は、磁気トンネル接合装置を柱(pillar)型のコンケーブ(concave)構造で形成することを技術的な原理とする。
図2Aないし図2Dは、本発明の第1実施形態に係る磁気トンネル接合装置を示した図である。図2Aは、単位(unit)磁気トンネル接合装置の斜視図であり、図2Bは、磁気トンネル接合装置の各構成要素を分離して示した斜視図であり、図2Cは、図2Aに示すX−X’線 矢視を示した断面図であり、図2Dは、コンケーブ構造を有する磁気トンネル接合装置の断面図である。
図2Aないし図2Dに示すように、本発明の磁気トンネル接合装置は柱型のコンケーブ構造を有する。具体的に、本発明の磁気トンネル接合装置は、柱型の第2電極117と、第2電極117の側面および下面を取り囲む磁気トンネル接合層116と、磁気トンネル接合層116の側面および下面を取り囲む第1電極111とを備える。このとき、第2電極117は、円柱、三角柱、四角柱、および多角柱で形成されたグループから選択されたいずれか1つの形態であり得、第1電極111および磁気トンネル接合層116は、シリンダ(cylinder)形態であり得る。
また、本発明の磁気トンネル接合装置は、所定の構造物が備えられた基板110、基板110上で所定の間隔Sを有する複数の開口部119を備える絶縁膜118をさらに備えることができる。このとき、磁気トンネル接合装置は、開口部119内に埋め込まれたコンケーブ構造を有し得る。
絶縁膜118は、磁気トンネル接合装置間を電気的に分離する役割を行なうものであって、酸化膜、窒化膜、酸化窒化膜、および炭素含有膜で形成されたグループから選択されたいずれか1つ、またはこれらが積層された積層膜であり得る。酸化膜としては、シリコン酸化膜(SiO)、BPSG(Boron Phosphorus Silicate Glass)、PSG(Phosphorus Silicate Glass)、TEOS(Tetra Ethyle Ortho Silicate)、USG(Un−doped Silicate Glass)、SOG(Spin On Glass)、高密度プラズマ酸化膜(High Density Plasma、HDP)、およびSOD(Spin On Dielectric)を使用し得る。窒化膜としては、シリコン窒化膜(Si)を使用し得る。酸化窒化膜としては、シリコン酸化窒化膜(SiON)を使用し得る。また、炭素含有膜としては、非晶質炭素膜(amorphous carbon layer)、カーボンリッチポリマ膜(carbon rich polymer)、SiOC、およびSOCなどを使用し得る。
所定の間隔Sを有する開口部119は、隣接した磁気トンネル接合装置の間の干渉現象および電気的な短絡が発生することを防止するためのものであって、側壁が傾斜した磁気トンネル接合装置が形成されることを防止する役割を行なうと共に、隣接した磁気トンネル接合装置間の間隔Sを確保する役割を行なう。このとき、磁気トンネル接合装置の側壁が傾斜することによる干渉現象および電気的な短絡をより効果的に防止するため、開口部119の側壁は垂直プロファイルを有することが好ましい。
磁気トンネル接合層116は、第2電極117の側面および下面を取り囲む自由膜115と、自由膜115の側面および下面を取り囲むトンネル絶縁膜114と、トンネル絶縁膜114の側面および下面を取り囲むピンド膜113と、ピンド膜113の側面および下面を取り囲むピンニング膜112とを備えることができる(図2DのA)。また、磁気トンネル接合層116は、第2電極117の側面および下面を取り囲むピンニング膜112と、ピンニング膜112の側面および下面を取り囲むピンド膜113と、ピンド膜113の側面および下面を取り囲むトンネル絶縁膜114と、トンネル絶縁膜114の側面および下面を取り囲む自由膜115とを備えることもできる(図2DのB)。このとき、自由膜115、トンネル絶縁膜114、ピンド膜113、およびピンニング膜112は、シリンダ形態で形成され得る。
第1電極111および第2電極117は導電物質、例えば、金属物質または金属化合物を使用して形成することができる。金属物質としては、チタニウム(Ti)、タンタル(Ta)、白金(Pt)、銅(Cu)、タングステン(W)、およびアルミニウム(Al)を使用し得、金属化合物としては、チタニウム窒化膜(TiN)、タンタル窒化膜(TaN)、およびタングステンシリサイド(WSi)を使用し得る。また、第1電極111および第2電極117は、同一の物質で形成され得る。
ピンニング膜112は、ピンド膜113の磁化方向を固定させる役割を行ないつつ、反強磁性を有する物質を使用して形成することができる。反強磁性を有する物質としては、IrMn、PtMn、MnO、MnS、MnTe、MnF、FeF、FeCl、FeO、CoCl、CoO、NiClおよびNiOを使用し得る。このとき、ピンニング膜112は、前述した反強磁性物質のうちのいずれか1つからなる単一膜で形成したり、またはこれらが積層された積層膜で形成することができる。
ピンニング膜112によって磁化方向が固定されたピンド膜113および外部刺激、例えば磁場またはスピン伝達トルクによって磁化方向が変化する自由膜115は、強磁性を有する物質を使用して形成することができる。強磁性を有する物質としては、Fe、Co、Ni、Gd、Dy、NiFe、CoFe、MnAs、MnBi、MnSb、CrO、MnOFe、FeOFe、NiOFe、CuOFe、MgOFe、EuO、およびYFe12を使用し得る。このとき、ピンド膜113および自由膜115は、前述した強磁性物質のうちのいずれか1つからなる単一膜で形成したり、これらが積層された積層膜で形成することができる。また、ピンド膜113および自由膜115は、前述した強磁性物質のうちのいずれか1つとルテニウム膜(Ru)が積層された積層膜で形成することができる(例えば、CdFe/Ru/CoFe)。また、ピンド膜113および自由膜115は、強磁性膜、反強磁性カップリングスペーサ膜(anti−ferromagnetic coupling spacer layer)、および強磁性膜が順次積層された合成反強磁性膜(Synthetic Anti−Ferromagnetic layer、SAF layer)で形成することもできる。
トンネル絶縁膜114は、ピンド膜113と自由膜115との間のトンネル障壁として作用する。トンネル絶縁膜114は、マグネシウム酸化膜(MgO)、アルミニウム酸化膜(Al)、シリコン窒化膜(Si)、シリコン窒化酸化膜(SiON)、シリコン酸化膜(SiO)、ハフニウム酸化膜(HfO)、およびジルコニウム酸化膜(ZrO)を使用し得る。その他にもトンネル絶縁膜114は、絶縁特性を有する物質はすべて使用し得る。
また、本発明の磁気トンネル接合装置は、第2電極117と磁気トンネル接合層116との間に介在されたキャッピング膜(図示せず)をさらに備えることができる。キャッピング膜は、磁気トンネル接合装置を形成する過程において発生する工程上のエラーによって自由膜115を構成する物質(すなわち、金属物質または金属化合物質)が酸化または腐食することを防止する役割を行い、タンタル(Ta)またはタンタル窒化膜(TaN)で形成することができる。
具体的に、工程上のエラーによって自由膜115を構成する物質が酸化または腐食された場合、磁気トンネル接合装置の磁気抵抗比が低下し得る。これによって磁気トンネル接合装置を備えるメモリセルの特性が劣化する恐れがあるため、キャッピング膜を備えることによって防止することができる。参考までに、磁気抵抗比は、磁気トンネル接合装置が高抵抗状態のときと低抵抗状態のときの抵抗差を低抵抗状態のときの抵抗値に対する百分率で定義した値をいう。
また、本発明の磁気トンネル接合装置は、第2電極117と磁気トンネル接合層116との間に介在されたり、または磁気トンネル接合層116と第1電極111との間に介在された発熱膜(図示せず)をさらに備えることができる。発熱膜は、磁気トンネル接合装置に熱エネルギーを供給して磁気トンネル接合装置の臨界電流密度(critical current density、J)を減少させる役割を行なう。参考までに、臨界電流密度は、磁気トンネル接合装置の磁気抵抗比を変化させるために必要な最小限の電流密度を意味し、臨界電流密度が減少するほど磁気トンネル接合装置を駆動するために消費される消費電力を減少させ得る。発熱膜は、アルミニウム酸化膜(Al)、非ドープシリコン膜(undoped silicon layer)、シリコン炭化膜(silicon carbide layer、SiC)、シリコン酸化膜(SiO)、シリコン酸化窒化膜(SiON)、およびカルコゲニド膜(chalcogenide layer)で形成されたグループから選択されたいずれか1つ、またはこれらが積層された積層膜で形成することができる。ここで、カルコゲニド膜は、ゲルマニウム(Ge)、アンチモン(Sb)、およびテルリウム(Te)を含有する化合物(compound layer containing germanium、stibium and tellurium)、すなわち、GST膜(GST layer)であり得る。
このように本発明は、シリンダ形態の磁気トンネル接合層116を備える磁気トンネル接合装置を提供することによって、磁気トンネル接合装置の側壁の傾斜による干渉現象および電気的な短絡を防止することができる。これは後述する本発明の磁気トンネル接合装置の製造方法で詳しく説明する。
また、本発明の磁気トンネル接合装置は、開口部119に埋め込まれたコンケーブ構造を有することによって、磁気トンネル接合装置における側壁の傾斜による干渉現象および電気的な短絡をより効果的に防止すると共に、隣接した磁気トンネル接合装置間の間隔Sを安定的に確保することができる。
また、本発明の磁気トンネル接合装置は柱型を有することによって、磁気トンネル接合装置の集積度を向上させると共に、磁気トンネル接合装置の特性を向上させることができる。これについて図3A〜図3Eを参照して詳しく説明する。
図3A〜図3Eは、従来技術に係るスタック構造の磁気トンネル接合装置と本発明の第1実施形態に係る柱型の磁気トンネル接合装置とを比較して示した概略図である。ここで、説明の便宜のために従来技術に係るスタック構造の磁気トンネル接合装置は、図1に示す図面符号を使用する。また、従来技術に係るスタック構造の磁気トンネル接合装置および本発明の柱型の磁気トンネル接合装置の体積は同一である。ここで、A1は、従来の磁気トンネル接合装置を上部からみたときの面積を示し、A2は従来の磁気トンネル接合装置において磁気トンネル接合層107と第1電極102との間の接触面積を示し、A3は、柱型の磁気トンネル接合装置を上部からみたときの面積を示し、A4は、柱型の磁気トンネル接合装置において磁気トンネル接合層116と第1電極111との間の接触面積を示す。
まず、スタック構造の磁気トンネル接合装置と本発明の柱型の磁気トンネル接合装置とを比較する前に、半導体装置におけるデザインルールの減少によるスタック構造の磁気トンネル接合装置の問題点に対して説明すれば次の通りである。
半導体装置のデザインルールが減少することに伴い、磁気トンネル接合装置を備えるメモリセルの性能、すなわち動作速度および保存容量を向上させるためには磁気トンネル接合装置の高集積化が必須に要求される。これによって、磁気トンネル接合装置の面積A1が次第に減少し、磁気トンネル接合装置の面積A1が減少することによって磁気トンネル接合層107の面積A2も減少する。これは磁気トンネル接合装置がスタック構造を有するため図3Aに示すように、磁気トンネル接合装置の面積A1と磁気トンネル接合層107の面積A2とが同一であるためである(A1=A2)。
このように磁気トンネル接合装置の面積が減少することによって磁気トンネル接合層107の面積が減少するほど磁気トンネル接合装置の電気的な特性が劣化する問題が発生する。具体的に、磁気トンネル接合装置は、強磁性薄膜のピンド膜(図示せず)および自由膜(図示せず)の磁化方向に応じて磁気抵抗比が決定される。このとき、強磁性薄膜は面積が減少することによって薄膜内の磁区(magnetic domain)の大きさが小さくなりつつ、飽和磁化率(saturation magnetization)が増加する。このような飽和磁化率の増加は、磁気トンネル接合装置の臨界電流密度(critical current density、J)を増加させる。磁気トンネル接合装置の臨界電流密度が増加するほど、磁気トンネル接合装置の磁気抵抗比を変化させるために必要な駆動電流密度(operation current density、J)が増加し、これによって磁気トンネル接合装置を備える磁気メモリ素子の消費電力が増加してしまう問題が発生する。また、磁気トンネル接合装置の臨界電流密度が増加することによって、要求される駆動電流密度を提供するためには、トランジスタの大きさおよび配線の大きさを縮小することが難しくなり、これによって磁気トンネル接合装置を備えるメモリセルの集積度が低下してしまう問題がある。
図3Bに示すように、本発明の磁気トンネル接合装置は、柱型を有することから、前述した半導体装置におけるデザインルールの減少によるスタック構造の磁気トンネル接合装置の問題を解決することができる。
具体的に、従来技術に係るスタック構造の磁気トンネル接合装置と本発明の柱型の磁気トンネル接合装置とが同一の体積を有するとき、同図に示すように、本発明の柱型の磁気トンネル接合装置は、従来のスタック構造を有する磁気トンネル接合装置よりも簡単に面積を減少させ得る。すなわち、図3Cに示すように、従来のスタック構造を有する磁気トンネル接合装置の面積A1よりも本発明の柱型の磁気トンネル接合装置の面積A3が小さいことが確認できる(A1>A3)。
また、図3Dに示すように、従来のスタック構造を有する磁気トンネル接合装置において磁気トンネル接合層107の面積A2は磁気トンネル接合装置の面積A1と同一であり(A1=A2)、磁気トンネル接合装置の面積A1が減少することに伴って磁気トンネル接合層107の面積A2も減少する。
これに比べて、図3Eに示すように、本発明の柱型の磁気トンネル接合装置は、磁気トンネル接合装置の面積A3が減少しても磁気トンネル接合装置の高さHを増加させることによって、磁気トンネル接合層116の面積A4を増加させ得る。その理由は、本発明の磁気トンネル接合装置において、磁気トンネル接合層116の面積A4は、円周Rおよび高さHに応じて決定されるためである。ここで、A4はA2よりも大きい。
一方、本発明の磁気トンネル接合装置において、磁気トンネル接合層116の面積A4を増加させるために円周Rを増加させる場合、磁気トンネル接合装置の面積A3が増加され得るため、高さHを増加させ、磁気トンネル接合層116の面積A4を増加させることが好ましい。
このように本発明の柱型の磁気トンネル接合装置は、磁気トンネル接合装置の面積A3を減少させると同時に、磁気トンネル接合層116の面積A4を増加させ得る。これによって、磁気トンネル接合層116の面積A3、特に強磁性薄膜からなるピンド膜および自由膜の面積減少による磁気トンネル接合装置の臨界電流密度の増加が防止され得る。
前述したように、本発明の磁気トンネル接合装置は、柱型を有することにより磁気トンネル接合装置の集積度を向上させると共に、磁気トンネル接合装置の電気的な特性を向上させ得る。
以下、本発明の柱型の磁気トンネル接合装置を備えるメモリセルに対して添付された図面を参照して説明する。通常、磁気トンネル接合装置の磁気抵抗比は自由膜の磁化方向に応じて決定される。したがって、自由膜の磁化方向を変化させる駆動原理、例えば、磁場またはスピン伝達トルクに応じて磁気トンネル接合装置を備えるメモリセルの構造が相異なり得る。後述する本発明の第2実施形態においては、自由膜の磁化方向を変化させるための駆動原理としてスピン伝達トルクを使用するメモリセルを例示した。参考までに、スピン伝達トルクとは、巨大磁気抵抗(Giant Magneto Resistive、GMR)の反作用として説明できる。ニュートンの第3法則、すなわち、作用/反作用の法則によれば、すべての作用は大きさが同じで方向が反対の反作用を伴う。このとき、巨大磁気抵抗は、磁化方向によって電流の量が調整できることにより発生する現象であって、これに対する反作用として電流(例えば、スピン電流)により磁化方向の調整が可能になることをスピン伝達トルクという。
図4Aは、本発明の第2実施形態に係る磁気トンネル接合装置を備えるメモリセルを示した断面図であり、図4Bは、図4Aに示されたメモリセルの単位セルを示した斜視図である。
図4Aおよび図4Bに示すように、基板201の所定の領域には素子分離膜202が配置され、活性領域203を定義する。素子分離膜202を備える基板201上には活性領域203および素子分離膜202を同時に横切る複数のゲート電極204、すなわち、ワードライン(word line)が配置される。このとき、活性領域203の方向を行方向(x軸方向)とするとき、ゲート電極204は列方向(y軸方向)に配置される。ゲート電極204の間の活性領域203の基板201には共通ソース領域205Sが配置され、共通ソース領域205Sの両側の活性領域203の基板201にはドレイン領域205Dが配置される。これによって活性領域203とゲート電極204とが交差する地点には、スイッチング動作を行うトランジスタTが形成される。
トランジスタTが形成された基板201の全面には層間絶縁膜206で覆われている。層間絶縁膜206上にはゲート電極204を横切って磁気トンネル接合装置MTJの第2電極117と接続した導電ライン210が配置される。導電ライン210は、通常、ビットライン(bit line)とも呼ばれる。
また、層間絶縁膜206内には磁気トンネル接合装置MTJの第1電極111とトランジスタTのドレイン領域205Dを電気的に接続する垂直配線209が配置される。垂直配線209は、順に積層された複数のプラグを備えることができる。また、共通ソース領域205S上にはソースライン208が順に接続する。
磁気トンネル接合装置MTJは、柱型のコンケーブ構造で形成され得る。具体的に、磁気トンネル接合装置MTJは、柱型の第2電極117と、第2電極117の側面および下面を取り囲む磁気トンネル接合層116と、磁気トンネル接合層116の側面および下面を取り囲む第1電極111とを備える。このとき、第2電極117は、円柱、三角柱、四角柱、および多角柱で形成されたグループから選択されたいずれか1つの形態であり得、第1電極111および磁気トンネル接合層116は、シリンダ形態であり得る(図2Aないし図2C参照)。また、磁気トンネル接合装置MTJは、第2電極117と磁気トンネル接合層116との間に介在されたキャッピング膜(図示せず)をさらに備えることができる。また、磁気トンネル接合装置MTJは、第2電極117と磁気トンネル接合層116との間に介在されたり、磁気トンネル接合層116と第1電極111との間に介在された発熱膜(図示せず)をさらに備えることができる。
本発明の第2実施形態に適用された柱型の磁気トンネル接合装置MTJに対する説明は、図2Aないし図2Dを介して詳しく説明したので、ここではそれに対する詳しい説明は省略する。
ゲート電極204、ソースライン208、導電ライン210、および垂直配線209は導電性物質、例えば、ポリシリコン、金属膜、導電性金属窒化膜、導電性金属酸化膜、および金属シリサイド膜で形成されたグループから選択されたいずれか1つ、またはこれらが積層された積層膜で形成され得る。金属膜としては、チタニウム(Ti)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、銅(Cu)、およびアルミニウム(Al)を使用し得る。導電性金属窒化膜としては、チタニウム窒化膜(TiN)またはタンタル窒化膜(TaN)を使用し得る。導電性金属酸化膜としては、イリジウム酸化膜(IrO)を使用し得る。また、金属シリサイド膜としては、チタニウムシリサイド(TiSi)またはタングステンシリサイド(WSi)を使用し得る。
層間絶縁膜206は、酸化膜、窒化膜、酸化窒化膜、および炭素含有膜で形成されたグループから選択されたいずれか1つ、またはこれらが積層された積層膜で形成され得る。酸化膜としては、シリコン酸化膜(SiO)、BPSG(Boron Phosphorus Silicate Glass)、PSG(Phosphorus Silicate Glass)、TEOS(Tetra Ethyle Ortho Silicate)、USG(Un−doped Silicate Glass)、SOG(Spin On Glass)、高密度プラズマ酸化膜、およびSOD(Spin On Dielectric)を使用し得る。窒化膜としては、シリコン窒化膜(Si)を使用し得る。酸化窒化膜としては、シリコン酸化窒化膜(SiON)を使用し得る。また、炭素含有膜としては、非晶質炭素膜、カーボンリッチポリマ膜、SiOC、およびSOCを使用し得る。
このように本発明のメモリセルは、高集積化が可能な柱型の磁気トンネル接合装置MTJを備えることによって、メモリセルの集積度を向上させることができる。これによって、メモリセルの動作速度および保存容量を向上させることができる。
また、本発明の磁気トンネル接合装置MTJは、柱型を有することから臨界電流密度を減少させることができ、これによってメモリセルの駆動電流密度を減少させることができる。メモリセルの駆動電流密度が減少することによってメモリセルの消費電力も減少させることができる。また、駆動電流密度を減少させることによって、メモリセルを構成しているトランジスタTおよび配線(導電ライン、ワードラインなど)の大きさを減少させ得、これによりメモリセルの集積度をさらに向上させることができる。
以下、前述した構造を有する本発明の第2実施形態に係るメモリセルは、磁気トンネル接合装置MTJを流れる電流のスピン伝達トルクによって自由膜の磁化方向が変化し、自由膜に流れる電流の方向に応じて自由膜の磁化方向が決定される。かかる本発明の第2実施形態に係るメモリセルの駆動方法に対して図5Aおよび図5Bを参照して詳しく説明する。
図5Aおよび図5Bは、本発明の第2実施形態に係るメモリセルの駆動方法を説明するための概略図である。ここでは、説明の便宜のために磁気トンネル接合装置MTJを階段型で示し、ピンニング膜は図示していない。また、初期状態で自由膜115の磁化方向は右側、ピンド膜113の磁化方向は左側に固定されたことと仮定した。
まず、図5Aに示すように、ソースライン208が接地された状態でトランジスタTのゲート電極204にワードライン信号、例えば、電圧を印加してトランジスタTを活性化(on)させる。ワードライン信号によってトランジスタTが活性化した状態で、導電ライン210に導電ライン信号、例えば、電圧を印加する。このとき、導電ライン信号の大きさが接地よりも大きい場合、すなわち、導電ライン210に正の電圧(positive voltage)を印加した場合、導電ライン210とソースライン208との間の電圧差によって磁気トンネル接合装置MTJに電流が流れるようになる。このとき、発生した電流は、磁気トンネル接合装置MTJの第2電極117から第1電極111の方向に流れる。発生した電流の電流密度が磁気トンネル接合装置MTJの臨界電流密度よりも大きい場合、自由膜115の磁化方向が左側または右側に変化する。ここでは、第2電極117から第1電極111の方向に流れる電流によって自由膜115の磁化方向が右側から左側に変化するものと仮定した。
図5Bに示すように、ソースライン208が接地されてトランジスタTが活性化した状態で、導電ライン210に負の電圧(negative voltage)を有する導電ライン信号を印加した場合、導電ライン210とソースライン208との間の電圧差によって磁気トンネル接合装置MTJに電流が流れることになる。このとき、発生した電流は、磁気トンネル接合装置MTJの第1電極111から第2電極117の方向に流れる。発生した電流の電流密度が磁気トンネル接合装置MTJの臨界電流密度よりも大きい場合、自由膜115の磁化方向が左側または右側に変化する。ここでは、第1電極111から第2電極117の方向に流れる電流によって自由膜115の磁化方向が左側から右側に変化するものと仮定した。
ここで、ピンド膜113と自由膜115との磁化方向が同一の場合(図5A参照)に磁気トンネル接合装置MTJの磁気抵抗は、ピンド膜113と自由膜115との磁化方向が互いに異なる場合(図5B参照)の磁気抵抗よりも小さい。これをセンシングし、論理「0」または論理「1」の判別ができる。論理「0」または「1」を判別(または読み出し)するためには、トランジスタTが活性化した状態でソースライン208と導電ライン210との間の電圧差により生成した電流の電流密度が磁気トンネル接合装置MTJの臨界電流密度よりも小さいことが好ましい。
また、図面には示していないが、ゲート電極204にワードライン信号を印加しなかった状態、すなわちトランジスタが不活性化(off)した状態では、導電ライン210に導電ライン信号を印加しても磁気トンネル接合装置MTJには電流が流れない。したがって、トランジスタTが不活性化した状態では自由膜115の磁化方向を変化させることができない。
以下、本発明の柱型の磁気トンネル接合装置を備えて磁場を利用し、磁気トンネル接合装置の磁気抵抗比を変化させるメモリセルに対して、図6Aおよび図6Bを参照して詳しく説明する。
図6Aは、本発明の第3実施形態に係る磁気トンネル接合装置を備えるメモリセルを示した断面図であり、図6Bは、図6Aに示されたメモリセルの単位セルを示した斜視図である。
図6Aおよび図6Bに示すように、基板201の所定領域には素子分離膜202が配置され、活性領域203を定義する。素子分離膜202を備える基板201上には活性領域203および素子分離膜202を同時に横切る複数のゲート電極204、すなわち、ワードラインが配置される。このとき、活性領域203の方向を行方向(x軸方向)とするとき、ゲート電極204は列方向(y軸方向)に配置される。ゲート電極204の間の活性領域203および基板201には共通ソース領域205Sが配置され、共通ソース領域205Sの両側活性領域203の基板201にはドレイン領域205Dが配置される。これによって活性領域203とゲート電極204とが交差する地点には、スイッチング動作を行うトランジスタTが形成される。
トランジスタTが形成された基板201の全面は層間絶縁膜206で覆われている。層間絶縁膜206上にはゲート電極204を横切って(x軸方向)磁気トンネル接合装置MTJの第2電極117と接続した第2導電ライン212が配置される。第2導電ライン212は、通常、ビットラインと呼ばれる。
また、層間絶縁膜206内には磁気トンネル接合装置MTJの第1電極111の側面および下面の一部を取り囲むが、第1電極111と電気的に分離した第1導電ライン211が配置される。第1導電ライン211は、通常、デジット(digit line)と呼ばれ、ゲート電極204と並んでいる方向(y軸方向)に配置される。また、層間絶縁膜206内には磁気トンネル接合装置MTJの第1電極111とトランジスタTのドレイン領域205Dとを電気的に接続する垂直配線209が配置される。垂直配線209は、順に積層された複数のプラグを含むことができる。また、共通ソース領域205S上にはソースライン208が順に接続する。
磁気トンネル接合装置MTJは、柱型のコンケーブ構造で形成され得る。具体的に、磁気トンネル接合装置MTJは、柱型の第2電極117と、第2電極117の側面および下面を取り囲む磁気トンネル接合層116と、磁気トンネル接合層116の側面および下面を取り囲む第1電極111とを備える。このとき、第2電極117は、円柱、三角柱、四角柱、および多角柱で形成されたグループから選択されたいずれか1つの形態であり得、第1電極111および磁気トンネル接合層116は、シリンダ形態であり得る(図2Aないし図2C参照)。また、磁気トンネル接合装置MTJは、第2電極117と磁気トンネル接合層116との間に介在されたキャッピング膜(図示せず)をさらに備えることができる。また、磁気トンネル接合装置MTJは、第2電極117と磁気トンネル接合層116との間に介在されたり、磁気トンネル接合層116と第1電極111との間に介在された発熱膜(図示せず)をさらに備えることができる。
本発明の第3実施形態に適用された柱型の磁気トンネル接合装置MTJに対する説明は、図2Aないし図2Dを介して詳しく説明したので、ここではそれに対する詳しい説明は省略する。
ゲート電極204、ソースライン208、第1導電ライン211および第2導電ライン212、垂直配線209は導電性物質、例えば、ポリシリコン、金属膜、導電性金属窒化膜、導電性金属酸化膜、および金属シリサイド膜で形成されたグループから選択されたいずれか1つ、またはこれらが積層された積層膜で形成され得る。金属膜としては、チタニウム(Ti)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、銅(Cu)、およびアルミニウム(Al)を使用し得る。導電性金属窒化膜としては、チタニウム窒化膜(TiN)またはタンタル窒化膜(TaN)を使用し得る。導電性金属酸化膜としては、イリジウム酸化膜(IrO)を使用し得る。また、金属シリサイド膜としては、チタニウムシリサイド(TiSi)またはタングステンシリサイド(WSi)を使用し得る。
層間絶縁膜206は、酸化膜、窒化膜、酸化窒化膜、および炭素含有膜で形成されたグループから選択されたいずれか1つ、またはこれらが積層された積層膜で形成され得る。酸化膜としては、シリコン酸化膜(SiO)、BPSG(Boron Phosphorus Silicate Glass)、PSG(Phosphorus Silicate Glass)、TEOS(Tetra Ethyle Ortho Silicate)、USG(Un−doped Silicate Glass)、SOG(Spin On Glass)、高密度プラズマ酸化膜、およびSOD(Spin On Dielectric)を使用し得る。窒化膜としては、シリコン窒化膜(Si)を使用し得る。酸化窒化膜としては、シリコン酸化窒化膜(SiON)を使用し得る。また、炭素含有膜としては、非晶質炭素膜、カーボンリッチポリマ膜、SiOC、およびSOCを使用し得る。
このように本発明のメモリセルは、高集積化が可能な柱型の磁気トンネル接合装置MTJを備えることによって、メモリセルの集積度を向上させることができる。これによって、メモリセルの動作速度および保存容量を向上させることができる。
また、本発明の磁気トンネル接合装置MTJは、柱型を有することから臨界電流密度を減少させることができ、これによってメモリセルの駆動電流密度を減少させることができる。メモリセルの駆動電流密度が減少することによってメモリセルの消費電力も減少させることができる。また、駆動電流密度を減少させることによって、メモリセルを構成しているトランジスタTおよび配線(導電ライン、ワードラインなど)の大きさを減少させ得、これによりメモリセルの集積度をさらに向上させることができる。
前述した構造を有する本発明の第3実施形態に係るメモリセルは、第1導電ライン211および第2導電ライン212に流れる電流によって第1導電ライン211および第2導電ライン212の周辺に誘導された磁場を利用し、磁気トンネル接合装置MTJの磁気抵抗比を変化させることができる。例えば、第1導電ライン211の電流方向が固定された状態で、第2導電ライン212を流れる電流の方向を調整して磁気トンネル接合装置の磁気抵抗比を変化させることができる。具体的に、第2導電ライン212を流れる電流によって第2導電ライン212の周辺に誘導された磁場の強さが自由膜の飽和磁化率よりも大きければ、自由膜の磁化方向が第2導電ライン212を流れる電流の方向と同一の方向に変化され、これを利用して磁気トンネル接合装置MTJの磁気抵抗比を変化させることができる。以外にも、第1導電ライン211および第2導電ライン212に周辺に誘導された磁場を利用し、磁気トンネル接合装置MTJの磁気抵抗比を変化させる方法に対しては数多く公示された技術が存在するため、これ以上の詳しい説明は省略する。
以下、本発明の柱型の磁気トンネル接合装置の製造方法に対する実施形態を添付した図面に基づいて詳細に説明する。以下の工程説明において、半導体装置の製造方法、およびこれに関連した成膜方法に関連した技術内容のうちから知られた技術については説明せず、これは、知られた技術によって本発明の技術的な範囲が制限されないことを意味する。
図7Aないし図7Dは、本発明の第4実施形態に係る磁気トンネル接合装置の製造方法における工程を説明するための断面図である。
図7Aに示すように、所定の構造物が備えられた基板21上に所定の間隔Sを持って複数の開口部23を備える絶縁膜22を形成する。このとき、開口部23は、後続工程によって磁気トンネル接合装置が形成される領域であって、隣接した磁気トンネル接合装置間の干渉現象の発生を防止することができる間隔Sを確保するよう形成することが好ましい。また、磁気トンネル接合装置における側壁の傾斜による干渉現象および電気的な短絡を防止するために、開口部23の側壁が垂直プロファイルを有するよう形成することが好ましい。
一方、図面には示していないが、開口部23は、基板21に形成された所定の構造、物例えば、トランジスタの接合領域と接続した配線の上面を露出させるよう形成することができる(図4A、図4B、図6A、および図6B参照)。
絶縁膜22は、酸化膜、窒化膜、酸化窒化膜、および炭素含有膜で形成されたグループから選択されたいずれか1つ、またはこれらが積層された積層膜で形成することができる。酸化膜としては、シリコン酸化膜(SiO)、BPSG(Boron Phosphorus Silicate Glass)、PSG(Phosphorus Silicate Glass)、TEOS(Tetra Ethyle Ortho Silicate)、USG(Un−doped Silicate Glass)、SOG(Spin On Glass)、高密度プラズマ酸化膜、およびSOD(Spin On Dielectric)を使用し得る。窒化膜としては、シリコン窒化膜(Si)を使用し得る。酸化窒化膜としては、シリコン酸化窒化膜(SiON)を使用し得る。また、炭素含有膜としては、非晶質炭素膜、カーボンリッチポリマ膜、SiOC、およびSOCを使用し得る。その他にも絶縁膜22は、絶縁特性を有する物質はすべて使用して形成することができる。
その後、開口部23を備える絶縁膜22の全面に第1電極用導電膜24を形成する。第1電極用導電膜24は導電物質、例えば、金属物質または金属化合物を使用して形成することができる。金属物質としては、チタニウム(Ti)、タンタル(Ta)、白金(Pt)、銅(Cu)、タングステン(W)、およびアルミニウム(Al)を使用することができ、金属化合物としては、チタニウム窒化膜(TiN)、タンタル窒化膜(TaN)、およびタングステンシリサイド(WSi)等を使用し得る。
その後、絶縁膜22の上面に形成された第1電極用導電膜24を選択的にエッチングし、開口部23の底面および側壁に第1電極用導電膜24を残留させる。このとき、開口部23の底面および側壁に残留した第1電極用導電膜24が第1電極24Aとして作用する。以下、第1電極24Aを形成するためのエッチング工程を「1次エッチング」と略称する。
1次エッチング工程は、エッチバック(etchback)または化学的機械的研磨法(Chemical Mechanical Polishing、CMP)を使用して実施することができる。このとき、1次エッチング工程をエッチバックを使用して実施する場合、開口部23の底面および側壁に形成された第1電極用導電膜24が損傷することを防止するために、シャローエッチバック(shallow etchback)を使用して1次エッチング工程を進行することが好ましい。
1次エッチング工程をシャローエッチバックを使用して実施する方法は次の通りである。
まず、シャローエッチバック工程は、化学的乾燥式エッチング法(Chemical Dry Etch;CDE)を応用したエッチング方法である。化学的乾燥式エッチング法は、化学的エッチングおよび物理的エッチングを同時に進行することができるエッチング方法である。物理的エッチングは、Ar、He、Xeなどのような不活性ガスを利用してプラズマを発生させ、そのプラズマ内の正イオンをウエハーで垂直に入射させて純粋に被エッチング層を物理的にエッチングする方法であり、化学的エッチングは、被エッチング層とプラズマ状態で化学的な反応がよく起きるガスを選択してプラズマを発生させ、そのプラズマ内の活性化した中性のラジカル(radical)を利用して純粋に化学的にエッチングする方法である。したがって、化学的エッチングおよび物理的エッチングが同時に進行される化学的乾燥式エッチング法は、プラズマ内の正イオンをウエハーで入射させ、イオンの強力な衝突エネルギーを利用すると同時に、被エッチング層と化学的な反応がよく起きるラジカルを利用することによってエッチング速度を1オーダー(order)程度増加されるようシナジー効果を獲得する方法である。このとき、化学的乾燥式エッチング法は、物理的エッチングに比べて化学的エッチングが優勢な場合、垂直方向よりも水平方向へのエッチングが容易に行なわれ、化学的エッチングに比べて物理的エッチングが優勢な場合、水平方向よりも垂直方向へのエッチングが容易に行なわれる。
シャローエッチバック工程は、前述した化学的乾燥式エッチング法のエッチング原理を応用し、プラズマエッチング装置のソースパワー(source power)、バイアスパワー(bias power)、圧力、トップ電極(top electroed)の温度、ボトム電極(bottom electroed)の温度、およびチャンバ内に供給される物理的エッチングガスと化学的エッチングガスの比率からなる工程条件グループから選択されたいずれか1つまたは2つ以上を調整し、絶縁膜22の上面に形成された第1電極用導電膜24を選択的にエッチングする方法である。例えば、エッチングガスとして物理的エッチングガスのアルゴンガスを使用する場合、バイアスパワーを印加しないで開口部23内の圧力を高く形成すれば、1次エッチング工程時に開口部23の底面および側壁に形成された第1電極用導電膜24の損傷を防止することができる。これは、プラズマによって形成されたアルゴン正イオンが開口部23内の圧力によってその加速エネルギーを失うためである。
1次エッチング工程を化学的機械的研磨法を使用して実施する方法は次の通りである。
まず、開口部23を埋め込んで第1電極用導電膜24の全面を覆う犠牲膜(図示せず)を形成する。このとき、犠牲膜は、1次エッチングを行なう過程で開口部23の底面および側壁に形成された第1電極用導電膜24が損傷することを防止する役割を行なうものであって、炭素含有膜または酸化膜で形成し得る。炭素含有膜としては、フォトレジスト(Photo Resist、PR)、非晶質炭素膜、SiOC、およびSOCで形成されたグループから選択されたいずれか1つを使用し得る。酸化膜としては、シリコン酸化膜(SiO)、BPSG(Boron Phosphorus Silicate Glass)、PSG(Phosphorus Silicate Glass)、TEOS(Tetra Ethyle Ortho Silicate)、USG(Un−doped Silicate Glass)、高密度プラズマ酸化膜、SOG(Spin On Glass)、およびSOD(Spin On Dielectric)で形成されたグループから選択されたいずれか1つを使用し得る。
その後、絶縁膜22の上面が露出するまで化学的機械的研磨を進行し、開口部23の底面および側壁に第1電極用導電膜24を残留させる。
その後、犠牲膜を除去する。ここで、犠牲膜を炭素含有膜で形成した場合には、酸素プラズマ処理(O plasma treatment)を使用して犠牲膜を除去することができる。犠牲膜を酸化膜で形成した場合は湿式エッチング法、例えば、BOE(Buffered Oxide Echant)溶液またはハフニウム(HF)溶液を使用して除去することができる。このとき、犠牲膜を除去する過程において、1次エッチング工程時に発生したエッチング副産物を除去するための洗浄工程を同時に進行することもできる。
前述した工程過程によって開口部23内に埋め込まれたシリンダ形態の第1電極24Aを形成することができる。このとき、磁気トンネル接合装置の製造工程を単純化させるために、1次エッチング工程はエッチバックを使用して実施することが好ましい。
図7Bに示すように、第1電極24Aを備える絶縁膜22の全面に第1磁性膜27を形成する。第1磁性膜27は、ピンニング膜25およびピンド膜26が順次積層された構造を有し得る。
ピンニング膜25は、ピンド膜26の磁化方向を固定させる役割を行なうものとして、反強磁性を有する物質を使用して形成することができる。例えば、反強磁性を有する物質としては、IrMn、PtMn、MnO、MnS、MnTe、MnF、FeF、FeCl、FeO、CoCl、CoO、NiCl、およびNiOなどを使用し得る。ピンニング膜25は、前述した反強磁性物質のうちのいずれか1つからなる単一膜で形成したり、またはこれらが積層された積層膜で形成することができる。
ピンニング膜25によって磁化方向が固定されたピンド膜26は、強磁性を有する物質を使用して形成することができる。例えば、強磁性を有する物質としては、Fe、Co、Ni、Gd、Dy、NiFe、CoFe、MnAs、MnBi、MnSb、CrO、MnOFe、FeOFe、NiOFe、CuOFe、MgOFe、EuO、およびYFe12などを使用し得る。このとき、ピンド膜26は、前述した強磁性物質のうちのいずれか1つからなる単一膜で形成したり、これらが積層された積層膜で形成することができる。また、ピンド膜26は、前述した強磁性物質のうちのいずれか1つとルテニウム膜(Ru)が積層された積層膜で形成することができる(例えば、CdFe/Ru/CoFe)。また、ピンド膜26は、強磁性膜、反強磁性カップリング スペーサ膜、および強磁性膜が順次積層された合成反強磁性膜で形成することもできる。
その後、絶縁膜22の上面に形成された第1磁性膜27を選択的にエッチングし、開口部23の底面および側壁の上部に第1磁性膜27を残留させる。以下、第1磁性膜27をパターニングするためのエッチング工程を「2次エッチング」と略称する。また、パターニングされた第1磁性膜27の図面符号を「27A」、ピンニング膜25の図面符号を「25A」、ピンド膜26の図面符号を「26A」に変更して表記する。
2次エッチング工程は1次エッチング工程と同一の方法、すなわち、エッチバックまたは化学的機械的研磨法を使用して実施することができる。2次エッチング工程をエッチバックを使用して実施する場合、開口部23内に形成された第1磁性膜27の損傷を防止するためにシャローエッチバックを使用して実施することが好ましい。
2次エッチング工程を化学的機械的研磨法を使用して実施する場合、開口部23内を犠牲膜(図示せず)で埋め込んだ後、絶縁膜22の上面が露出するまで化学的機械的研磨を進行し、パターニング第1磁性膜27Aを形成することができる。
前述した工程過程によって第1電極24A上に第1磁性膜27Aを形成することができる。このとき、磁気トンネル接合装置の製造工程を単純化させるために、2次エッチング工程はエッチバックを使用して実施することが好ましい。
図7Cに示すように、第1磁性膜27Aを備える絶縁膜22の全面にトンネル絶縁膜28および第2磁性膜を形成する。ここで、第2磁性膜は自由膜29を意味する。トンネル絶縁膜28および自由膜29は、開口部23内を完全に埋め込まないように形成することが好ましい。
トンネル絶縁膜28は、ピンド膜26Aと自由膜29との間のトンネル障壁として作用しつつ、絶縁特性を有する物質はすべて使用し得る。例えば、トンネル絶縁膜28は、マグネシウム酸化膜(MgO)で形成することができる。
自由膜29は外部刺激、例えば、磁場またはスピン伝達トルクによって磁化方向が変化しつつ、強磁性を有する物質を使用して形成することができる。また、自由膜29は、強磁性膜、反強磁性カップリングスペーサ膜、および強磁性膜が順次積層された合成反強磁性膜で形成することもできる。
その後、絶縁膜22の上面に形成された自由膜29およびトンネル絶縁膜28を選択的にエッチングし、開口部23の底面および側壁上部にトンネル絶縁膜28および自由膜29を残留させる。以下、トンネル絶縁膜28および自由膜29をパターニングするためのエッチング工程を「3次エッチング」と略称する。また、パターニングされたトンネル絶縁膜28の図面符号を「28A」、自由膜29の図面符号を「29A」に変更して表記する。3次エッチング工程は1次エッチング工程と同一の方法、すなわち、エッチバックまたは化学的機械的研磨法を使用して実施することができる。
3次エッチング工程をエッチバックを使用して実施する場合、開口部23内に形成された自由膜29が損傷することを防止するためにシャローエッチバックを使用して実施することが好ましい。3次エッチング工程を化学的機械的研磨法を使用して実施する場合、開口部23内を犠牲膜(図示せず)で埋め込んだ後、絶縁膜22の上面が露出するまで化学的機械的研磨を進行し、パターニングされた自由膜29Aおよびトンネル絶縁膜28Aを形成することができる。
前述した工程過程によって第1磁性膜27A上にトンネル絶縁膜28Aおよび自由膜29Aを形成することができる。3次エッチング工程時、第1電極24A、ピンニング膜25A、ピンド膜26A、およびトンネル絶縁膜28Aの一部が露出すると共に、自由膜29Aの表面が露出することから、乾燥式エッチングによる自由膜29Aの損傷およびエッチング工程時に発生した導電性エッチングの副産物によって磁気トンネル接合装置の電気的な特性が劣化することを防止するため、化学的機械全然魔法を使用して3次エッチングを進行することが好ましい。
これにより、開口部23内で一定の厚さを有し、ピンニング膜25A、ピンド膜26A、トンネル絶縁膜28A、および自由膜29Aが順次積層されたシリンダ形態の磁気トンネル接合層30を形成することができる。
前述においては、第1磁性膜27が形成され、パターニングされた第1磁性膜27Aを形成するために前記第1磁性膜27がエッチングされ、トンネル絶縁膜28および自由膜29が順次に前記パターニングされた第1磁性膜27A上に形成され、パターニングされたトンネル絶縁膜28Aおよび自由膜29Aを形成するために前記トンネル絶縁膜28および前記自由膜29がエッチングされる2−ステップエッチング工程を使用するものとして説明した。しかし、前記第1磁性膜27、前記トンネル絶縁膜28、および前記自由膜29が順次に第1電極24A上に形成され、1−ステップのエッチング工程によって前記第1磁性膜27、前記トンネル絶縁膜28、および前記自由膜29がエッチングされ、各々パターニングされた第1磁性膜27、パターニングされたトンネル絶縁膜28、およびパターニングされた自由膜29を形成することもできる。
図7Dに示すように、開口部23内の空いた空間を埋め込むよう第2電極32を形成する。このとき、第2電極32は、開口部23内の空いた空間のみを埋め込むように形成したり、または隣接した開口部23内に形成された磁気トンネル接合層30の間を接続するために、開口部23内の空いた空間を埋め込むと同時に絶縁膜22の上面を覆うよう形成することもできる。
第2電極32は、第1電極24Aと同一物質で形成することができる。第2電極32は導電物質、例えば、金属物質または金属化合物を使用して形成することができる。金属物質としては、チタニウム(Ti)、タンタル(Ta)、白金(Pt)、銅(Cu)、タングステン(W)、およびアルミニウム(Al)を使用することができ、金属化合物としては、チタニウム窒化膜(TiN)、タンタル窒化膜(TaN)、およびタングステンシリサイド(WSi)などを使用し得る。
前述した工程過程によって本発明の柱型のコンケーブ構造を有する磁気トンネル接合装置を完成することができる。
かかる本発明は、所定の間隔を有する開口部23内に磁気トンネル接合装置を形成することによって、隣接した磁気トンネル接合装置間の間隔を確保することができる。これによって、隣接した磁気トンネル接合装置間の干渉現象および電気的な短絡を防止することができる。
また、本発明は、磁気トンネル接合層30を構成する各薄膜を複数回の蒸着およびエッチング工程によって形成することにより、導電性エッチングの副産物に起因した磁気トンネル接合装置の特性劣化を防止することができる。
本発明の技術思想は、前記好ましい実施形態により具体的に記述されたが、前記実施形態はその説明のためのものであり、その制限のためのものではないことを注意しなければならない。また、本発明の技術分野の通常の専門家ならば、本発明の技術思想の範囲内の多様な実施形態が可能であることを理解すべきであろう。
以上では本発明を実施するための形態について説明したが、当該実施の形態には特許請求の範囲に記載した発明の態様のみならず他の発明の態様を有している。この発明の態様を以下に列挙する。
〔態様1〕所定の間隔を有する複数の開口部を備える絶縁膜と、
前記開口部の底面および側壁に形成される第1電極と、
前記第1電極上に形成される磁気トンネル接合層と、
前記磁気トンネル接合層上に残りの前記開口部を埋め込む第2電極と、
を有することを特徴とする磁気トンネル接合装置。
〔態様2〕前記第1電極および前記磁気トンネル接合層は、シリンダ形態を有することを特徴とする態様1に記載の磁気トンネル接合装置。
〔態様3〕請求項1から11のいずれか一項に記載の磁気トンネル接合装置の製造方法によって製造された磁気トンネル接合装置を有するメモリセル。
111 第1電極
112、25、25A ピンニング膜
113、26、26A ピンド膜
114、27、27A トンネル絶縁膜
115、29、29A 自由膜
116、30 磁気トンネル接合層
117 第2電極

Claims (11)

  1. 所定の間隔を有する複数の開口部を備える絶縁膜を形成するステップと、
    前記開口部の底面および側壁に第1電極を形成するステップと、
    前記第1電極上に磁気トンネル接合層を形成するステップと、
    前記磁気トンネル接合層上に残りの前記開口部を埋め込む第2電極を形成するステップと、
    を含むことを特徴とする磁気トンネル接合装置の製造方法。
  2. 前記第1電極および前記磁気トンネル接合層は、シリンダ形態を有することを特徴とする請求項1に記載の磁気トンネル接合装置の製造方法。
  3. 前記第1電極を形成するステップは、
    前記開口部を備える絶縁膜の全面に第1電極用導電膜を形成するステップと、
    前記絶縁膜の上面に形成された前記第1電極用導電膜を選択的にエッチングし、前記開口部の底面および側壁に前記第1電極用導電膜を残留させるステップと、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の磁気トンネル接合装置の製造方法。
  4. 前記磁気トンネル接合層を形成するステップは、
    前記第1電極を備える絶縁膜の全面に第1磁性膜を形成するステップと、
    前記絶縁膜の上面に形成された第1磁性膜を選択的にエッチングし、前記第1電極上に前記第1磁性膜を残留させるステップと、
    パターンされた前記第1磁性膜を備える絶縁膜の全面にトンネル絶縁膜および第2磁性膜を順次に形成するステップと、
    前記絶縁膜の上面に形成された第2磁性膜およびトンネル絶縁膜を選択的にエッチングし、前記第1磁性膜上に前記第2磁性膜およびトンネル絶縁膜を残留させるステップと、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の磁気トンネル接合装置の製造方法。
  5. 前記磁気トンネル接合層を形成するステップは、
    前記第1電極を備える絶縁膜の全面に第1磁性膜、トンネル絶縁膜、および第2磁性膜を順次に形成するステップと、
    前記絶縁膜の上面に形成された第2磁性膜、トンネル絶縁膜、および第1磁性膜を選択的にエッチングし、前記第1電極上に前記第2磁性膜、トンネル絶縁膜、および第1磁性膜を残留させるステップと、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の磁気トンネル接合装置の製造方法。
  6. 前記選択的にエッチングするステップは、シャローエッチバックまたは化学的機械的研磨法を使用して実施することを特徴とする請求項3に記載の磁気トンネル接合装置の製造方法。
  7. 前記化学的機械的研磨法を使用して前記選択的にエッチングするステップは、
    前記開口部内を埋め込んで前記絶縁膜の上面を覆う犠牲膜を形成するステップと、
    前記絶縁膜の上面が露出するまで化学的機械的研磨するステップと、
    前記犠牲膜を除去するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項6に記載の磁気トンネル接合装置の製造方法。
  8. 前記犠牲膜は、炭素含有膜または酸化膜で形成することを特徴とする請求項7に記載の磁気トンネル接合装置の製造方法。
  9. 前記炭素含有膜は、フォトレジスト、非晶質炭素膜、SiOC、およびSOCで形成されたグループから選択されたいずれかの1つを含むことを特徴とする請求項8に記載の磁気トンネル接合装置の製造方法。
  10. 前記犠牲膜が炭素含有膜の場合に前記犠牲膜を除去するステップは、酸素プラズマ処理を使用して実施することを特徴とする請求項8に記載の磁気トンネル接合装置の製造方法。
  11. 前記犠牲膜が酸化膜の場合に前記犠牲膜を除去するステップは、BOE(Buffered Oxide Echant)溶液またはハフニウム(HF)溶液を使用して実施することを特徴とする請求項8に記載の磁気トンネル接合装置の製造方法。
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