JP2010011801A - 作業機 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、旋回に係る操作性を大幅に高めることができる作業機を提供することを課題とする。
【解決手段】作業機10は、エンジン12の動力を断接するクラッチ24を備え、このクラッチ24にクラッチ24の断接状態を検出するクラッチスイッチ52を備え、アタッチメント部19に、作業部を作業位置(OP)と、この作業位置(OP)より高い待機位置(WP)とに調整することができる作業部位置調整機構41を備え、クラッチ24が接続されているとのクラッチスイッチ52の情報を受け、且つ、作業部が作業位置(OP)にあるという作業位置検出スイッチ75の情報を受けたときにエンジン12の回転速度を高速になるように制御部94を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、作業部をエンジンの動力によって駆動する型式の作業機に関する。
機体に作業部を備え、この作業部をエンジンの動力によって駆動する型式の作業機が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−269015公報(図1)
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図7は従来の技術の基本構成を説明する図であり、作業機としての耕耘機100には、機体101と、この機体101に搭載したエンジン102と、このエンジン102の動力を断接するクラッチ部103と、このクラッチ部103に連結軸104を介して連結した耕耘軸106と、この耕耘軸106に取り付け農作業を行う作業部としての耕耘爪105と、を備えている。110は耕耘深さを設定する抵抗棒である。
作業者は、後方から操作ハンドル107に設けたグリップ108をつかみ、クラッチ部103を断接するクラッチレバー109をオンの状態にしつつ後方から連れ歩いて耕耘作業を行う。
ところで、特許文献1の耕耘機100では、直進しながら耕耘作業を行い、いわゆる、枕地と呼ばれる田畑の端部で180°旋回し、再度耕耘作業に入る。
かかる旋回時において、作業者は、最初に、機体101の後部を持ち上げて耕耘爪105の一部を土壌から浮かせるとともにエンジン回転速度を下げる。次いで、機体101を旋回させる。旋回後に、機体101の後部を下げて耕耘爪105を土壌に押し当て、エンジン回転速度を上げる操作を行う。この場合に、作業者は、短時間のうちに、上記一連の操作を行わなければならないので、旋回に係る操作は煩雑なものとなる。
本発明は、旋回に係る操作性を大幅に高めることができる作業機を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、所定の低速と、この低速より回転速度が高い高速に回転速度を設定することができるエンジンで、機体に設けた左右の車輪を駆動し、機体の後方に延ばしたアタッチメント部で、農作業を行う作業部を牽引し、作業者が機体の後方から連れ歩く型式の作業機において、この作業機は、エンジンの動力を左右の車輪へ伝達する駆動系を備え、この駆動系に、動力を断接するクラッチを備え、このクラッチにクラッチの断接状態を検出するクラッチスイッチを備え、アタッチメント部に、作業部を作業位置と、この作業位置より高い待機位置とに調整することができる作業部位置調整機構を備え、この作業部位置調整機構に、作業部が作業位置に設定されたことを検出する作業位置検出スイッチを備え、クラッチが接続されているとのクラッチスイッチの情報を受け、且つ、作業部が作業位置にあるという作業位置検出スイッチの情報を受けたときにエンジンの回転速度を高速になるように制御し、クラッチが切断されているとのクラッチスイッチの情報を受け、若しくは、作業部の位置が待機位置にあるという作業位置検出スイッチの情報を受けたときにエンジンの回転速度を低速になるように制御する制御部を備え、ていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、作業機には、作業部の高さが待機位置にあるという作業位置検出スイッチの情報を受けたときにエンジンの回転速度を低速になるように制御する制御部が備えられている。
制御部を設けたので、作業部の高さが待機位置にあるという情報を受けたときに、エンジンの回転速度を低速にすることができる。
従来、作業機を移動または旋回させる場合には、機体の後部を持ち上げて機体を傾け、エンジン回転速度調整レバーを操作して、エンジンの回転速度を下げる。そして、機体を旋回させる。機体を旋回させた後、機体の後部を下げ、作業部を土壌に押し当て、エンジンの回転速度を上げるという一連の操作を短時間で行う必要があった。かかる一連の操作は、作業者に負担を強いる煩雑なものであった。
この点、本発明では、旋回時に、作業部を待機位置にして、作業位置検出スイッチが待機位置を検出したという情報を制御部が受けたときに、旋回時であると判断するようにした。旋回時に、作業部が待機位置に設定されたことを検出する作業位置検出スイッチの情報を受けて、制御部は、エンジンの回転速度を低速にする指令を行う。
そうすれば、旋回時において、作業者は、エンジン回転速度調整レバーを操作して、エンジンの回転速度を下げる操作を行う必要はない。
旋回時に、エンジンの回転速度を下げる操作が不要になれば、旋回時における操作が減ることになるので、移動または旋回に係る操作性を大幅に高めることが可能となる。
また、旋回後には、作業部を作業位置にするだけで、作業部が作業位置にあるという作業位置検出スイッチの情報を受けた制御部によって、エンジンを高速にする指令がされる。この指令によって、エンジンの回転速度は、高速になり、エンジンが高速になれば、速やかに農作業を再開させることができる。
この結果、旋回の前後において、作業者は、エンジン回転速度調整レバーを操作して、エンジンの回転速度を変更させる操作は不要となるため、旋回に係る操作性を大幅に高めることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る作業機の左側面図であり、作業機10は、機体11と、この機体11に搭載される動力源としてのエンジン12と、機体11の下部に設けエンジン12によって駆動される左右の車輪13、13(図手前側の符号13のみ示す。以下同じ。)と、機体11の前方に延ばした動力伝達部14と、この動力伝達部14の先端部に設けた前作業部21と、機体11の後方に延ばしたアタッチメント部19を介して牽引され農作業を行う作業部としての後作業部22と、機体11の後部から斜め後上方に延びており、その後端部に作業者が運転時に把持するグリップ部15を有する操作ハンドル16と、この操作ハンドル16に設けグリップ部15の近傍に設けエンジン12の動力を左右の車輪13、13および必要に応じて装着された前作業部21に駆動力を伝達する駆動系23と、この駆動系23に設けエンジン12の動力を断接するクラッチ24と、このクラッチ24に作用するクラッチレバー25およびエンジン12の回転速度を調整するエンジン回転速度調整レバー26と、を備えており、作業者が機体11の後方から連れ歩く型式の作業機10である。
上述のように、作業部は、機体11の前方に配置される前作業部21と機体11の後方に配置される後作業部22とからなる。
本実施例において、前作業部21は、耕耘作業を行う耕耘爪31を有するロータリ耕耘部32である。耕耘爪31は、耕耘軸に装着して土壌を耕起、土塊を粉砕する刃である。後作業部22は、機体11の後方に延ばしたアタッチメント部19によって牽引され農作業を行う作業部としての培土器33である。培土器33は、作物の生育にしたがって順次、根際に畝間の土を寄せて盛り上げるために用いられる板状の農具であり、新しい根の形成を促進して、養水分などの吸収面を増大し、作物の倒伏防止を図るために使用される。
操作ハンドル16は、機体11の斜め後上方に延びている左右の傾斜部17L、17R(図手前側の符号17Lのみ示す。)と、これら左右の傾斜部17L、17Rの間に水平に掛け渡し作業者がつかむグリップ部15を含む水平部18とからなる。
作業部の構成要素としての後作業部22は、作業部位置調整機構41を備えている。この作業部位置調整機構41は、作業位置(OP)とこの作業位置(OP)より高い待機位置(WP)とに調整するものである。作業部位置調整機構41の詳細は後述する。
図中、42は変速レバー、43は補助車輪、Gは土壌である。
図2は本発明に係る作業機に設けたクラッチ操作部の説明図および作用図であり、水平幅方向に延びている操作ハンドル16のグリップ部15の近傍に、クラッチの構成要素としてのクラッチ本体(後述する図4の符号49)を断接するクラッチレバー25が揺動可能に設けられ、このクラッチレバー25に近接してクラッチ本体が接続されたことを検出するクラッチスイッチ52が設けられている。クラッチスイッチ52は、クラッチの断接状態を検出するものである。
クラッチスイッチ52は、操作ハンドル16に、クラッチブラケット53を介して取り付けられている。クラッチスイッチ52には、リミットスイッチが利用されている。
クラッチレバー25は、軸部54と、この軸部54に揺動可能に取り付けクラッチの断接レバーとしてのレバー部55と、軸部54に設けレバー部55をグリップ部15から離す方向に付勢するばね部56と、からなる。
図中実線で示されているレバー部55の位置は、クラッチが遮断されている状態(OFF)のときの位置であり、クラッチスイッチ52の検出部52sにレバー部55が接触している。
図中、2点鎖線で示されているレバー部55の位置は、クラッチが接続されている状態(ON)のときの位置であり、作業者の操作によりレバー部55がグリップ部15に引きつけられている。このとき、クラッチスイッチ52の検出部52sからレバー部55は離間している。図中、58はレバー部55に取り付けられ検出部52sに当接する板状のストライカーである。
図1および図2を参照して、作業機10は、エンジン12の動力を左右の車輪13、13へ伝達する駆動系23を備え、この駆動系23に、動力を断接するクラッチ24を備え、このクラッチ24にクラッチ24の断接状態を検出するクラッチスイッチ52を備えたものである。
図3は本発明に係る作業機に設けたアタッチメント部の説明図および作用図である。
(a)において、アタッチメント部19に備えられる作業部位置調整機構41は、機体(図1の符号11)の側に備えられる基板61と、この基板61に第1支軸62を介して上端部を揺動可能に設けた第1腕63と、この第1腕63の上部および下部に設け、各々、第2支軸64および第3支軸65を介して揺動可能に延ばした第2腕66および第3腕67と、これらの第2腕66の先端部および第3腕67の先端部に取り付け後作業部が装着される連結部71と、第1腕63の下端部に第4支軸72を介して揺動可能に取り付けられ、作業部を作業位置(OP)または待機位置(WP)に保持する保持アーム73と、作業部が作業位置(OP)に設定されたことを検出する作業位置検出スイッチ75とを備えている。
保持アーム73には、水平方向外方に突起部77が突設されている。一方、基板61には、保持アーム73を含む作業部を作業位置(OP)に保持する第1凹部81、または保持アーム73を含む作業部を待機位置(WP)に保持する第2凹部82が設けられており、突起部77を第1支軸62を中心に基板61の輪郭部80に沿って移動させ、第1凹部81または第2凹部82のいずれかに係合させるようにした。第2凹部82には、突起部77が当接可能な作業位置検出スイッチ75が配置されている。
図中、83は作業部を作業位置(OP)または待機位置(WP)に操作する操作アーム、84は突起部77を第4支軸72を中心として第1凹部81または第2凹部82の側に付勢するばねである。
すなわち、アタッチメント部19に、作業部としての培土器33を作業位置(OP)と、この作業位置(OP)より高い待機位置(WP)とに調整することができる作業部位置調整機構41を備え、この作業部位置調整機構41に、作業部が作業位置(OP)に設定されたことを検出する作業位置検出スイッチ75を備えている。
(a)において、作業部としての後作業部22(培土器33)の位置は、作業位置(OP)に保持されている。つまり、第1凹部に、突起部77が係合している。このとき、突起部77は作業位置検出スイッチ75を押圧した状態にあり、作業位置検出スイッチ75は、作業部が作業位置(OP)に設定されたことを検出する。
(b)において、作業部としての後作業部22(培土器33)を作業位置(OP)から待機位置(WP)に移動させるときは、ばね84の力に抗して、操作アーム83を第4支軸72を中心に図b1方向に揺動させる方向に力を付与しつつ、第1腕63を第1支軸62を中心に図b2方向に揺動させ、突起部77を第1凹部81から第2凹部82に移動させた。
図中、操作アーム83の位置は、待機位置(WP)に保持されている。つまり、第2凹部82に、突起部77が係合している。
図4は本発明に係る作業機の構成を説明するブロック図であり、最初に、操作ハンドル16回りの構造について説明し、次に、駆動系23について説明し、最後に、エンジン12回りの構造について説明を行う。
操作ハンドル16について、図1〜図2を併せて参照して説明すると、右の傾斜部17Rに、且つ、水平部18に近い側に、後述するデフロックレバー98が取り付けられ、このデフロックレバー98の後方に、エンジン12の回転速度を調整するエンジン回転速度調整レバー26が取り付けられ、このエンジン回転速度調整レバー26の後方に、エンジン12の動力を左右の車輪13、13および前作業部21に断接するクラッチ本体49に作用するクラッチレバー25が取り付けられており、好ましい操作性が確保されるようにした。
作業機10を構成する機体11に、エンジン12が設けられ、このエンジン12により駆動され田畑を耕耘する耕耘爪31が設けられるとともに、エンジン12から左右の車輪13、13および耕耘爪31に向け駆動力を伝達する駆動系23が設けられている。
駆動系23は、エンジンの動力を左右の車輪13、13へ伝達する第1駆動系91と、エンジン12の動力を耕耘爪31に伝達する第2駆動系92とからなる。
第1駆動系91には、デファレンシャル機構93を備えるとともに、このデファレンシャル機構93には、デファレンシャル機構93をロック状態にするデフロック機構を含んでいる。
駆動系23には、エンジン12の動力を左右の車輪13、13および耕耘作業部34に伝達する動力を断接するクラッチ24を備えている。前述したように、クラッチ24には、クラッチ24の断接状態を検出するクラッチスイッチ52が備えられている。
クラッチ24は、クラッチ本体49と、このクラッチ本体49から延びているケーブルワイヤ50と、このケーブルワイヤ50に接続するクラッチレバー25とを主要な構成要素とする。
クラッチ本体49は、エンジン12と耕耘爪31の間に介在され、その上流側にエンジン12の出力軸12Jと、このエンジン12の出力軸12Jに、耕耘爪31を含む耕耘軸31に駆動力を伝達する伝達軸76が連結されている。エンジン12、クラッチ24、伝達軸76および耕耘軸31は、第2駆動系92に含まれている。
エンジン12には、その出力軸12Jの回転速度を検出するエンジン回転センサ85、供給する燃料の量を調整するスロットル弁86、およびこのスロットル弁86の開き量を調整するスロットル弁制御モータ87を備えている。
また、機体11に、クラッチ24が接続されているとのクラッチスイッチ52の情報を受け、且つ、作業部が作業位置(OP)にあるという作業位置検出スイッチ75の情報を受けたときにエンジン12の回転速度を高速になるように制御部94が設けられている。なお、制御部94をエンジン12に設けることは差し支えない。
図中、96は制御部94とスロットル弁制御モータ87の間に介在させたドライバ、97はスロットルの実際の開度を検出するスロットル開度センサである。
すなわち、機体11に搭載したエンジン12は、制御部94から指令を受けたスロットル弁制御モータ87によって、所定の低速と、この低速より回転速度が高い高速に回転速度を設定することができるようにした。
図5は本発明に係る作業機の動作フロー図であり、図1〜図4に基づき説明を行う。
STXXは、ステップ番号を示す。
以下説明において、エンジン12が始動されたという前提で説明する。エンジン12が始動されると、すぐにこのフローは開始される。
以下、作業機10が作業中にあるときのフローを説明する。
クラッチ24が接続されているとのクラッチスイッチ52の情報を受け(ST01)、且つ、作業部としての後作業部22が作業位置(OP)にあるという作業位置検出スイッチ75の情報を受けた(ST02)ときに、エンジン12の回転速度を高速になるように制御する(ST03)。
以下、作業機10が旋回をするときのフローを説明する。
ST01でクラッチ24が接続されていないとのクラッチスイッチ52の情報を受けたとき(クラッチオフのとき)、エンジン12は低速(Ni)で回転する(ST02)。
ST01でクラッチ24が接続されているとのクラッチスイッチ52の情報を受けたとき(クラッチオンのとき)でも、後作業部22が作業位置(OP)にないとの作業位置検出スイッチ75の情報を受けたときは、エンジン12は低速(Ni)で回転する(ST04)。以上で、エンジン回転数制御の1サイクルが終了する。
すなわち、本発明に係る作業機10に、クラッチ24が切断されているとのクラッチスイッチ52の情報を受け、若しくは、後作業部22の位置が待機位置(WP)にあるという作業位置検出スイッチ75の情報を受けたときにエンジン12の回転速度を低速になるように制御する制御部94を備えている。
かかる制御部94を設けたので、後作業部22の高さが待機位置(WP)にあるという情報を受けたときに、エンジン12の回転速度を低速にすることができる。
従来、作業機10を旋回させる場合には、機体11の後部を持ち上げて機体を傾け、エンジン回転速度調整レバー26を操作して、エンジン12の回転速度を下げる。そして、機体11を旋回させる。機体11を旋回させた後、機体11の後部を下げ、後作業部22を土壌に押し当て、エンジンの回転速度を上げるという一連の操作を短時間で行う必要があった。かかる一連の操作は、短時間で行おうとすることは煩雑さを伴うものであった。
この点、本発明では、後作業部22が待機位置(WP)に設定されたという情報を受けたときに、旋回時であると判断するようにした。旋回時に、後作業部22が待機位置(WP)に設定されたことを検出する作業位置検出スイッチ75の情報を受けて、制御部94は、エンジン12の回転速度を低速にする指令を行う。
そうすれば、旋回時において、作業者は、エンジン回転速度調整レバー26を操作して、エンジンの回転速度を下げる操作を行う必要はない。
旋回時に、エンジン12の回転速度を下げる操作が不要になれば、旋回時における操作が減ることになるので、移動または旋回に係る操作性を大幅に高めることが可能となる。
旋回後には、後作業部22を作業位置(OP)にするだけで、後作業部22が作業位置(OP)にあるという作業位置検出スイッチ75の情報を受けた制御部94によって、エンジン12を高速にする指令がされる。この指令によって、エンジン12の回転速度は、高速になり、エンジン12が高速になれば、速やかに農作業を再開させることができる。
この結果、旋回時に、作業者は、エンジン回転速度調整レバーを操作して、エンジン12の回転速度を変更させる操作は不要となるため、旋回に係る操作性を大幅に高めることができる。
以下、別実施例について説明する。
図4に戻って、デフロック機構には、デファレンシャル機構93がロック状態またはアンロック状態であることを検出するデフロックスイッチ101が備えられており、このデフロックスイッチ101の信号は制御部94に入力される。
図6は図5の別実施例図であり、図5と異なる点は、作業機10に搭載したエンジン12の回転速度が高速になる場合の条件として、後作業部22が作業位置(OP)にあるか否かを判断するステップ(ST02)と、エンジン12を高速で回転させるステップ(ST03)の間に、デファレンシャル機構93がデフロックされているか否かを判断するステップ(ST021)を介在させた点にある。その他、大きな差異はない。
つまり、クラッチが切断されているか、作業部が作業位置にあるか、あるいは、デフロックが解除されているかのいずれか1つの要素が該当するときに、エンジン12の回転速度が低速になるようにした。
上記構成によれば、デフロックされている正味の農作業時にのみエンジン12の回転速度は高速となるので、旋回時における作業性を高めることができる上に、燃料消費を抑制することができる。
本発明は、ハンドル高さ調整機構を備えている作業機に好適である。
本発明に係る作業機の左側面図である。 本発明に係る作業機に設けたクラッチ操作部の説明図および作用図である。 本発明に係る作業機に設けたアタッチメント部の説明図および作用図である。 本発明に係る作業機の構成を説明するブロック図である。 本発明に係る作業機の動作フロー図である。 図5の別実施例図である。 従来の技術の基本構成を説明する図である。
符号の説明
10…作業機、11…機体、12…エンジン、13…車輪、19…アタッチメント部、22…後作業部、23…駆動系、24…クラッチ、41…作業部位置調整機構、52…クラッチスイッチ、75…作業位置検出スイッチ、94…制御部、OP…作業位置、WP…待機位置。

Claims (1)

  1. 所定の低速と、この低速より回転速度が高い高速に回転速度を設定することができるエンジンで、機体に設けた左右の車輪を駆動し、前記機体の後方に延ばしたアタッチメント部で、農作業を行う作業部を牽引し、作業者が前記機体の後方から連れ歩く型式の作業機において、
    この作業機は、前記エンジンの動力を前記左右の車輪へ伝達する駆動系を備え、この駆動系に、前記動力を断接するクラッチを備え、このクラッチにクラッチの断接状態を検出するクラッチスイッチを備え、
    前記アタッチメント部に、前記作業部を作業位置と、この作業位置より高い待機位置とに調整することができる作業部位置調整機構を備え、この作業部位置調整機構に、前記作業部が前記作業位置に設定されたことを検出する作業位置検出スイッチを備え、
    前記クラッチが接続されているとの前記クラッチスイッチの情報を受け、且つ、前記作業部が前記作業位置にあるという前記作業位置検出スイッチの情報を受けたときに前記エンジンの回転速度を前記高速になるように制御し、
    前記クラッチが切断されているとの前記クラッチスイッチの情報を受け、若しくは、前記作業部の位置が前記待機位置にあるという前記作業位置検出スイッチの情報を受けたときに前記エンジンの回転速度を前記低速になるように制御する制御部を備え、
    ていることを特徴とする作業機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020018244A (ja) * 2018-08-01 2020-02-06 ヤンマー株式会社 歩行型管理機

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