JP2009296931A - 耕耘機 - Google Patents

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【課題】本発明は、旋回に係る操作性を大幅に高めることができる耕耘機を提供することを課題とする。
【解決手段】耕耘機10は、機体11にエンジン12を備え、このエンジン12から耕耘爪14に駆動力を断接するクラッチ22を備え、機体11に機体11の傾き角度を検出する傾斜角検出センサ20を備え、クラッチ22が接続されているとのクラッチスイッチ の情報を受け、機体11の傾き角度が水平面に対して所定角度範囲内にあるという傾斜角検出センサ20の情報を受けたときにエンジン12の回転速度を高速になるように制御する制御部57を備えている。
【選択図】図5

Description

本発明は、機体の下部に耕耘爪を設けた耕耘機に関する。
機体の下部に田畑を耕す耕耘爪を設けた耕耘機が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−269015公報(図1)
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図8は従来の技術の基本構成を説明する図であり、耕耘機100には、機体101と、この機体101に搭載したエンジン102と、このエンジン102の動力を断接するクラッチ部103と、このクラッチ部103に連結軸104を介して連結した耕耘軸106と、この耕耘軸106に取り付けた耕耘爪105と、を備えている。110は耕耘深さを設定する抵抗棒である。
作業者は、後方から操作ハンドル107に設けたグリップ108をつかみ、クラッチ部103を断接するクラッチレバー109をオンの状態にしつつ後方から連れ歩いて耕耘作業を行う。
ところで、特許文献1の耕耘機100では、直進しながら耕耘作業を行い、いわゆる、枕地と呼ばれる田畑の端部で180°旋回し、再度耕耘作業に入る。
旋回時において、作業者は、最初に、機体101の後部を持ち上げて耕耘爪105の一部を土壌から浮かせるとともにエンジン回転速度を下げる。次いで、機体101を旋回させる。最後に、機体101の後部を下げて耕耘爪105を土壌に押し当て、エンジン回転速度を上げる操作を行う。この場合に、作業者は、上記一連の操作を短時間で行わなければならないので、旋回に係る操作は煩雑なものとなる。
本発明は、旋回に係る操作性を大幅に高めることができる耕耘機を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、所定の低速と、この低速より回転速度が高い高速に回転速度を設定することができるエンジンで、機体の下部に設けた耕耘爪を駆動するとともに、作業者が機体の後方から連れ歩く型式の耕耘機において、この耕耘機は、エンジンの動力を耕耘爪に伝達する駆動系に動力を断接するクラッチを備え、このクラッチにクラッチの断接状態を検出するクラッチスイッチを備え、機体に、機体の傾き角度を検出する傾斜角検出センサを備え、クラッチが接続されているとのクラッチスイッチの情報を受け、機体の傾き角度が水平面に対して所定角度範囲内にあるという傾斜角検出センサの情報を受けたときにエンジンの回転速度を高速になるように制御し、クラッチが切断されているとのクラッチスイッチの情報を受け、若しくは、傾斜角検出センサが機体の傾き角度が所定角度範囲外であるという傾斜角検出センサの情報を受けたときにエンジンの回転速度を低速になるように制御する制御部を備え、ていることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、所定角度範囲は、水平面に対して±20°の範囲内であることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、機体に、その傾き角度を検出する傾斜角検出センサを備え、機体の傾き角度が所定角度範囲外であるという傾斜角検出センサの情報を受けたときにエンジンの回転速度を低速になるように制御する制御部が備えられている。
機体の傾き角度が所定角度範囲外であるという情報を受けたときに、エンジンの回転速度を低速にすることができる。
従来、耕耘機を旋回させる場合には、機体の後部を持ち上げて機体を傾け、エンジン回転速度調整レバーを操作して、エンジンの回転速度を下げる。そして、機体を旋回させる。機体を旋回させた後、機体の後部を下げ、耕耘爪を土壌に押し当て、エンジンの回転速度を上げるという一連の操作を短時間で行う必要があった。
この点、本発明では、機体の後部を持ち上げ、機体が傾けられたときに、傾斜角検出センサは機体の傾きを検出する。機体が傾いたという傾斜角検出センサの情報を受けて、制御部は、エンジンの回転速度を低速にする指令を行う。
そうすれば、旋回時に、作業者は、エンジン回転速度調整レバーを操作して、エンジンの回転速度を下げる操作を行う必要はない。
旋回時に、エンジンの回転速度を下げる操作が不要になる。つまり、旋回時における操作が減ることになるので、旋回に係る操作性を大幅に高めることが可能となる。
請求項2に係る発明では、所定角度範囲は、水平面に対して±20°の範囲内である。
仮に、機体の傾き角度が20°超の場合には、機体後部が持ち上げられ、旋回操作を行っているか、機体の姿勢が好ましい姿勢にないと判断する。このとき、エンジン回転数が高回転で回転していると、機体は高速で旋回あるいは走行することになり、円滑な旋回・走行をする上で好ましくない。
そこで、機体の傾き角度が20°以内という条件を満たすときに、エンジン回転数は高回転で回転するようにした。例えば、旋回操作する場合に、機体の傾き角度は通常20°程度に達するものとなる。20°以内という条件であれば、通常の耕耘作業において、エンジン回転速度が低速になることはなく、耕耘作業に支障が生じる可能性は極めて低い。
エンジンが高速で回転する所定角度範囲を±20°に設定したので、旋回操作をはじめとした耕耘時および走行時において、より一層好ましい操作性をもつ耕耘機を得ることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る耕耘機の左側面図であり、耕耘機10は、機体11と、この機体11に搭載される動力源としてのエンジン12と、機体11の下部に設けエンジン12によって駆動される耕耘軸13と、この耕耘軸13に取り付けた耕耘爪14と、機体11の後部から斜め後上方に延びており、その後端部に作業者が運転時に把持するグリップ部15を有する操作ハンドル16と、グリップ部15の近傍に設けエンジン12の動力を耕耘爪14に断接するクラッチ本体17に作用するクラッチレバー18およびエンジン12の回転速度を調整するエンジン回転速度調整レバー19と、を備えており、作業者が機体11の後方から連れ歩く型式の耕耘機10である。
耕耘爪14とは、耕耘軸13に装着して土壌を耕起、土塊を粉砕する刃である。
抵抗棒21には、複数の穴部45・・・(・・・は複数を示す。以下同じ。)を設けたので、耕耘深さを変更することができる。
また、機体11の後方中央上部に、機体11の傾き角度を検出する傾斜角検出センサ20を備え、機体11の後方中央下部に、耕耘時に土壌に差し込まれ必要とする耕耘深さを設定する抵抗棒21を備えている。
図2は本発明に係る耕耘機に設けたクラッチ操作部の説明図および作用図である。
図2(a)において、操作ハンドル16のグリップ部15の近傍に、クラッチ22の構成要素としてのクラッチ本体(図1の符号17)を断接するクラッチレバー18が設けられ、このクラッチレバー18に近接してクラッチ本体17が接続されたことを検出するクラッチスイッチ23が設けられている。つまり、クラッチスイッチ23は、クラッチ22の断接状態を検出するものである。
クラッチスイッチ23は、操作ハンドル16に設けたブラケット24を介して取り付けられている。クラッチスイッチ23には、リミットスイッチが利用されている。
クラッチレバー18は、軸部26と、この軸部26に揺動可能に取り付けクラッチの断接レバーとしてのレバー部27と、軸部26に設けレバー部27をグリップ部15から離す方向に付勢する図示せぬばね部とからなる。
図2(a)において、クラッチ(図1の符号22)が遮断されている状態(OFF)が示されており、クラッチ22のスイッチ23の検出部23sにレバー部27が接触している。
図2(b)において、クラッチ本体17が接続されている状態(ON)が示されている。作業者の操作によりレバー部27がグリップ部15に引きつけられている。このとき、クラッチスイッチ23の検出部23sからレバー部27は離間している。
図1および図2を参照して、耕耘機10は、エンジン12の動力を耕耘爪14に伝達する駆動系に動力を断接するクラッチ22を備え、このクラッチ22にクラッチ22の断接状態を検出するクラッチスイッチ23を備えたものである。
図3は本発明に係る耕耘機に備えられている傾斜角検出センサの側部断面図、図4は図3の4−4線断面図である。以下、図3〜図4を参照して説明を行う。
傾斜角検出センサ20は、基部71と、この基部71に上方から円筒筒状を呈するケース体72を被せたものである。ケース体72は、上面を構成する天井部73と、側面を構成する側壁部74とからなる。天井部73から下方にワイヤ75を介して錘76が垂下され、この錘76の側面76sから側壁部74に向かって水平方向に錘76に生ずる振動を抑制する8つのばね部材77・・・が延びている。
また、側壁部74には、錘76が側壁部74に近づいたことを検出する近接センサ78・・・が水平方向に検出部が錘76に向くように円周方向に均等間隔に8つ配置されており、傾斜角検出センサ20の基部71およびケース体72が所定値以上の角度で傾いたときに、天井部73から垂下させた錘76が近接することを、近接センサ78・・・のうちの1つの近接センサ78が検出するようにした。
図5は本発明に係る耕耘機の構成を説明するブロック図であり、耕耘機10を構成する機体11に、エンジン12が設けられ、このエンジン12により駆動され田畑を耕耘する耕耘爪14が設けられるとともに、エンジン12から耕耘爪14に向け駆動力を伝達する駆動系31が設けられている。耕耘爪14とエンジンの間に介在させた駆動系31には、動力を断接するクラッチ22が設けられている。
クラッチ22は、クラッチ本体17と、このクラッチ本体17から延びているケーブルワイヤ51と、このケーブルワイヤ51に接続するクラッチレバー18とを主要な構成要素とする。
クラッチ本体17は、エンジン12と耕耘爪14の間に介在され、その上流側にエンジン12の出力軸12Jが連結され、その下流側に耕耘爪14を含む耕耘軸13に駆動力を伝達する伝達軸52が連結されている。エンジン12、クラッチ22、伝達軸52および耕耘軸13は、駆動系31に含まれている。
エンジン12には、その出力軸12Jの回転速度を検出するエンジン回転センサ54、供給する燃料の量を調整するスロットル弁55、およびこのスロットル弁55の開き量を調整するスロットル弁制御モータ56を備えている。
また、機体11に、クラッチ22が接続されているとのクラッチスイッチ23の情報を受け、機体11の傾き角度が水平面に対して所定角度範囲内にあるという傾斜角検出センサ20の情報を受けたときにエンジン12の回転速度を高速になるように制御部57が設けられている。なお、制御部57をエンジン12に設けることは差し支えない。
図中、58は制御部57とスロットル弁制御モータ56の間に介在させたドライバ、59はスロットルの実際の開度を検出するスロットル開度センサである。
すなわち、機体11に搭載したエンジン12は、制御部57から指令を受けたスロットル弁制御モータ56によって、所定の低速と、この低速より回転速度が高い高速に回転速度を設定することができるものであり、機体11の下部に設けた耕耘爪14を所定の回転速度で駆動させることができる。
耕耘機10は、エンジン12の動力を耕耘爪14に伝達する駆動系31に動力を断接するクラッチ22を備え、前述したように、クラッチレバー18の近傍に、クラッチ22の断接状態を検出するクラッチスイッチ23を備えている。
図6は本発明に係る耕耘機の動作フロー図であり、図1〜図5に基づき説明を行う。
STXXは、ステップ番号を示す。
以下説明において、エンジン12が始動されたという前提で説明する。エンジン12が始動されると、すぐにこのフローは開始される。
ST01でクラッチ22が接続されていないとのクラッチスイッチ23の情報を受けたとき(クラッチオフのとき)、エンジン12は低速(Ni)で回転し(ST02)、クラッチ22が接続されているとのクラッチスイッチ23の情報を受けたとき(クラッチオンのとき)は、ST03に進む。
ST03で機体11の傾き角度(θ)が水平面に対して所定角度範囲内(a1≦θ≦a2)にあるか否かを判断する。機体11の傾き角度が所定角度範囲内にあるという傾斜角検出センサ20の情報を受けたときは、エンジン12は高速(Nh)で回転する(ST04)。
一方、機体11の傾き角度が所定角度範囲外にあるという傾斜角検出センサ20の情報を受けたときは、後述するように、機体11の後部が持ち上げられ、旋回時であると判断し、エンジン12は低速(Ni)で回転する(ST02)。以上で、エンジン回転数制御の1サイクルが終了する。
本実施例において、a1=−20°、a2=20°に設定されている。ここで、a1は水平面を基準に機体11の後部が沈み、機体11が後傾姿勢となる角度であり、a2は機体11の後部が持ち上げられ、機体11が前傾姿勢となる角度である。なお、傾斜角検出センサを変更することで、これらのa1、a2の値は任意の値に設定可能な値である。
すなわち、本発明に係る耕耘機10に、クラッチ22が接続されているとのクラッチスイッチ23の情報を受け、若しくは、傾斜角検出センサ20が機体11の傾き角度が所定角度範囲外であるという傾斜角検出センサ20の情報を受けたときにエンジン12の回転速度を低速になるように制御する制御部57を備えている。
図7は本発明に係る耕耘機の作用説明図(耕耘時および旋回時)であり、図5を併せて参照し説明を行う。
(a)には、耕耘時の機体11の状態が示されており、図示せぬ作業者によって、クラッチレバー18は引かれクラッチ22が接続されている。(b)は(a)のときの傾斜センサ20の内部状態を示すものである。
機体11は略水平の姿勢を保っており、傾斜角検出センサ20内に垂下した錘76は、機体の長手方向前後に配置した前後の近接センサ78f、78rから均等な距離に位置する。このとき、機体11の傾き角度が水平面に対して所定角度範囲内にあるため、傾斜角検出センサ20は傾斜を検出していない。本実施例において、所定角度範囲は、水平面に対して±20°の範囲内である。したがって、この場合に、エンジン12は高速で回転する。
、(c)には、旋回時の機体11の状態が示されており、クラッチレバー18は引かれクラッチ22が接続され、機体11の後部が図矢印b方向に持ち上げられている。つまり、機体11は前傾姿勢となる。(d)は(c)のときの傾斜センサ20の内部状態を示すものである。
機体11の後部は、20°を超えて上方に傾動した姿勢にあり、傾斜角検出センサ20内に垂下した錘76は、機体11の中心軸に平行に前部に配置した前部近接センサ78fに近接している。このとき、機体11の傾き角度は水平面に対して所定角度範囲外(20°超)にあり、傾斜角検出センサ20は傾斜を検出し、エンジン12は低速で回転する。
すなわち、機体11の傾き角度が所定角度範囲外であるという傾斜角検出センサ20の情報を受けた制御部57は、エンジン12の回転速度を低速にする。
エンジン12の回転速度が低速になれば、機体11の速度は低速になる。
従来、耕耘機10を旋回させる場合には、機体11の後部を持ち上げて機体11を傾け、エンジン回転速度調整レバー(図1の符号19)を操作して、エンジン12の回転速度を下げる。そして、機体11を旋回させる。機体11を旋回させた後、機体11の後部を下げ、耕耘爪14を土壌に押し当て、エンジン12の回転速度を上げるという一連の操作を短時間で行う必要があった。
この点、本発明では、機体11の後部を持ち上げ、機体11が傾けられたときに、傾斜角検出センサ20は機体11の傾きを検出する。機体11が傾いたという傾斜角検出センサ20の情報を受けて、制御部57は、エンジン12の回転速度を低速にする指令を行う。
そうすれば、旋回時に、作業者は、エンジン回転速度調整レバー19を操作して、エンジン12の回転速度を下げる操作を行う必要はない。
旋回時に、エンジン12の回転速度を下げる操作が不要になる。つまり、旋回時における操作が減ることになるので、旋回に係る操作性を大幅に高めることが可能となる。
以下、傾斜角検出センサの所定角度範囲を±20°に設定した理由について説明する。
機体の傾き角度が20°超の場合には、機体後部が持ち上げられ、旋回操作を行っているものと判断する。このとき、エンジン回転数が高回転で回転していると、機体11は高速で旋回することになり、円滑な旋回をする上で好ましくない。
所定角度範囲を20°以内に設定すると、通常の耕耘時において、土壌の凹凸などを検出する虞があり、そうすると、エンジン12の回転速度が低速になるので好ましくない。
そこで、機体の傾き角度が20°以内という条件を満たすときに、エンジン回転数は高回転で回転するようにした。旋回操作する場合に、機体11の傾き角度は、抵抗棒21を土壌から離間させることから、通常20°程度に達するものとなる。20°以内という条件であれば、通常の耕耘作業において、エンジン回転速度が低速になることはない。
図4を併せて参照して、傾斜角検出センサ20の側壁部74には、円周方向に均等に8つの近接センサ78・・・が配置されている。機体11を旋回させる場合である前傾の他、機体11が後傾、左傾、右傾となり所定の角度を越えた場合においても、エンジン12を低速で回転させる。つまり、前後左右のあらゆる向きに20°を超えて傾動した場合にも、機体の姿勢が好ましい姿勢にないと判断し、エンジン12の回転数を低速にする制御が行われるようにした。機体11の姿勢が20°を超えて傾動したときに、エンジン12が低速で回転するようにすれば、旋回時に限定されることなく、好ましい操縦性を確保することができる。
尚、請求項1では、エンジンを低回転にする傾き角度の所定範囲は、任意の範囲に設定することができるものとする。
本発明は、機体の傾き角度を検出する傾斜角検出センサを備えている耕耘機に好適である。
本発明に係る耕耘機の左側面図である。 本発明に係る耕耘機に設けたクラッチ操作部の説明図および作用図である。 本発明に係る耕耘機に備えられている傾斜角検出センサの側部断面図である。 図3の4−4線断面図である。 本発明に係る耕耘機の構成を説明するブロック図である。 本発明に係る耕耘機の動作フロー図である。 本発明に係る耕耘機の作用説明図(耕耘時および旋回時)である。 従来の技術の基本構成を説明する図である。
符号の説明
10…耕耘機、11…機体、12…エンジン、14…耕耘爪、20…傾斜角検出センサ22…クラッチ、23…クラッチスイッチ、31…駆動系、57…制御部。

Claims (2)

  1. 所定の低速と、この低速より回転速度が高い高速に回転速度を設定することができるエンジンで、機体の下部に設けた耕耘爪を駆動するとともに、作業者が前記機体の後方から連れ歩く型式の耕耘機において、
    この耕耘機は、前記エンジンの動力を前記耕耘爪に伝達する駆動系に前記動力を断接するクラッチを備え、このクラッチにクラッチの断接状態を検出するクラッチスイッチを備え、
    前記機体に、機体の傾き角度を検出する傾斜角検出センサを備え、
    前記クラッチが接続されているとの前記クラッチスイッチの情報を受け、前記機体の傾き角度が水平面に対して所定角度範囲内にあるという前記傾斜角検出センサの情報を受けたときに前記エンジンの回転速度を前記高速になるように制御し、
    前記クラッチが切断されているとの前記クラッチスイッチの情報を受け、若しくは、前記傾斜角検出センサが前記機体の傾き角度が所定角度範囲外であるという前記傾斜角検出センサの情報を受けたときに前記エンジンの回転速度を前記低速になるように制御する制御部を備え、
    ていることを特徴とする耕耘機。
  2. 前記所定角度範囲は、水平面に対して±20°の範囲内であることを特徴とする請求項1記載の耕耘機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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