JP6656852B2 - ロータリ耕耘機 - Google Patents

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Description

本発明は、トラクタ等の後部に装着されるロータリ耕耘機に関する。
従来、圃場を耕耘するための機械として、特許文献1に開示されたようなロータリ耕耘機が知られている。
特許文献1に開示されたロータリ耕耘機は、トラクタに装着される機枠と、機枠に横軸回りに回転自在に支持され且つ多数の耕耘爪を有する耕耘部と、耕耘部の上方を覆う上部カバーと、耕耘部の後方を覆う後部カバーとを備えている。後部カバーは、圃場に接地して整地を行うための整地部を有している。
特開2006−67972号公報 実公平6−13603号公報
さて、ビニルハウス等の設置物を圃場に設置したり、或いは、設置物を圃場に近接して設置している状況下において、ロータリ耕耘機を用いて圃場の土中に深く侵入させた耕耘(深起こし)を行うことがある。設置物の周囲を深起こしする場合には、ロータリ耕耘機を後部カバーの後端が設置物に近接する位置まで当該設置部に近づけることになる。
しかしながら、特許文献1のロータリ耕耘機は、後部カバーが後方に長く延びていて耕耘部と当該後部カバーとの空間が広い(特許文献1の図2参照)ために、後部カバーを設置部に近づけた状態では、耕耘部と設置部との距離が長くなるという問題がある。即ち、特許文献1のロータリ耕耘機では、耕耘部の後方に耕耘できない部分が広く、圃場と設置物との境界(設置物の周囲)まで耕耘することが困難である。
また、特許文献1に開示されたロータリ耕耘機では、後部カバーが後方に長く延びているため、トラクタを運転する作業者が後方を振り返って畝の状態を確認することが困難である。
一方、特許文献2には、後部カバーを前カバー部と後カバー部とから構成したロータリ耕耘機が開示されている。この特許文献2のロータリ耕耘機は、前カバー部から後カバー部を取り外すことにより後部カバーを短くすることができる(特許文献2の第2図参照)。
しかし、特許文献2のロータリ耕耘機は、前カバー部が整地部を有していないため、後部カバーを取り外した状態では整地を行うことができない。つまり、特許文献2のロータリ耕耘機は、耕耘作業を行う際には、前カバー部の後部に後カバー部を取り付けることにより後部カバーを長くして使用しなければならない。そのため、上述した特許文献1のロータリ耕耘機と同様の問題が生じる。
本発明は、上記したような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、圃場とビニルハウス等の設置物の境界付近まで耕耘(特に深起こし)を行うことが可能であるとともに、作業者が耕耘機後方の畝の状態を容易に確認することができるロータリ耕耘機を提供するものである。
上記課題を解決するために以下の技術的手段を講じた。
請求項1に係る発明のロータリ耕耘機は、機枠と、前記機枠に回転軸回りに回転自在に支持され且つ多数の耕耘爪を有する耕耘部と、前記耕耘部の上方を覆う第1カバーと、前記耕耘部の後方を覆い且つ、前記第1カバーに対して上方又は下方に揺動可能な第2カバーと、作業を行う作業具を装着可能で且つ、前方又は後方に移動可能なツールバーと、を備え、前記第2カバーは、当該第2カバーが下方に揺動した第1状態において、前記回転軸と略同じ高さ或いは前記回転軸より上方に位置し、且つ、圃場に接地可能な整地部を有しており、前記第2カバーが上方に揺動した第2状態において、前記整地部は、前記ツールバーを最も前方に位置させた状態より前方に位置する
請求項2に係る発明のロータリ耕耘機は、機枠と、前記機枠に回転軸回りに回転自在に支持され且つ多数の耕耘爪を有する耕耘部と、前記耕耘部の上方を覆う第1カバーと、前記耕耘部の後方を覆い且つ、前記第1カバーに対して上方又は下方に揺動可能な第2カバーと、前記第2カバーの揺動に伴って揺動するロッドと、を備え、前記第2カバーは、当該第2カバーが下方に揺動した第1状態において、前記回転軸と略同じ高さ或いは前記回転軸より上方に位置し、且つ、圃場に接地可能な整地部を有しており、前記ロッドの一端は、前記第2カバーの揺動に基づいて前記耕耘部の高さを制御する制御機構に接続され、前記ロッドの他端は、前記第2カバーに取り付けられ、前記ロッドは、前記一端と前記他端との間に下向きに屈曲する屈曲部を有しており、記第1状態において、前記ロッドの屈曲部は前記耕耘部の後端部より前方に位置し、前記ロッドの他端は、前記耕耘部の後端部より後方に位置している
請求項に係る発明のロータリ耕耘機は、前記第1カバーの後端部は、前記耕耘部の後端部より後方に位置している。
請求項に係る発明のロータリ耕耘機は、前記回転軸に動力を伝達する動力伝達機構と、前記動力伝達機構を収容する伝動ケースと、を備え、前記第1状態における前記整地部は、前記伝動ケースの下端部よりも上方に位置する。
請求項に係る発明のロータリ耕耘機は、前記第1カバーは、当該第1カバーを前記機枠に取り付けるための取付孔を形成する環状の縁部を有し、前記縁部は、前記第1カバーを第1位置に取り付けるための第1取付孔を形成する第1縁部と、前記第1カバーを前記第1位置よりも前方に取り付けるための第2取付孔を形成する第2縁部とを有している。
請求項に係る発明のロータリ耕耘機は、前記第2カバーの後部に取り付け可能な第3カバーを備え、前記第1状態における前記第3カバーの下端部は、前記耕耘部の下端部よりも下方に位置する。
請求項に係る発明のロータリ耕耘機は、前記第2カバーの整地部上方には、第2取付部が設けられており、前記第3カバーの前部には、前記第2取付部に対して取り付け可能な第3取付部が設けられており、前記第2取付部は、係合部と、締結部とを有し、前記第3取付部は、前記係合部に対して上方から回動可能に係合される支軸と、前記締結部に対して締結具により固定される固定部とを有している。
請求項に係る発明のロータリ耕耘機は、前記第3カバーの後面には、取っ手が設けられており、前記取っ手は、前記支軸の長さ方向に間隔をあけて複数設けられている。
本発明に係るロータリ耕耘機によれば、耕耘部の後方を覆う第2カバーが、当該第2カバーが下方に揺動した第1状態において、耕耘部の横軸と略同じ高さ或いは前記横軸より上方に位置し、且つ、圃場に接地可能な整地部を有している。そのため、耕耘部を土中に深く侵入させた耕耘(深起こし)を行う場合に、第2カバーと耕耘部との間に生じる空間が狭くなる。その結果、圃場とビニルハウス等の設置物の境界付近まで耕耘(特に深起こし)を行うことが可能となる。また、作業者が後方を振り返って畝の状態を容易に確認することができる。
また、第2カバーが上方に揺動した第2状態において、整地部が、ツールバーを最も前方に位置させた状態より前方に位置する。これにより、第2カバーの長さが短く設定され、第2カバーと耕耘部との間に生じる空間を、より狭くすることができる。そのため、耕耘(特に深起こし)の際に、より設置物の近傍まで耕耘できるようになる。また、作業者が耕耘機後方の畝の状態を、より容易に確認することができる。
また、第1カバーの後端部が耕耘部の後端部より後方に位置していることにより、第2カバーの後端部の位置を変化させることなく、第2カバーの長さを短くすることができる。そのため、耕耘時に第2カバーの整地部を確実に接地させることができて、整地部による整地作業を確実に行うことが可能となる。また、設置物の境界付近まで耕耘を行うことができ、耕耘機後方の畝の状態を容易に確認することが可能となる。
また、第2カバーの揺動に伴って揺動するロッドを備え、ロッドの一端は、第2カバーの揺動に基づいて耕耘部の高さを制御する制御機構に接続され、ロッドの他端は第2カバーに取り付けられ、ロッドは、一端と他端との間に下向きに屈曲する屈曲部を有しており、第1状態において、ロッドの屈曲部は耕耘部の後端部より前方に位置し、ロッドの他端
は耕耘部の後端部より後方に位置している。これにより、ロッドの屈曲部から他端までの長さが長く設定される。そのため、第2カバーの揺動に伴うロッドの揺動が小さくなり、制御機構による耕耘制御の感度を低下させることができる。つまり、第2カバーが短くなることに起因して制御機構による耕耘部の高さ制御が過度に行われることを防止できる。
また、第2カバーの揺動中心と第1状態における整地部との距離は、揺動中心と横軸の軸心との距離よりも小さいことにより、第2カバーの長さが十分に短く設定される。そのため、設置物の境界付近まで確実に耕耘を行うことができる。また、耕耘機後方の畝の状態を容易に確認することができる。
また、第2カバーの後部に取り付け可能な第3カバーを備え、第1状態における第3カバーの下端部は、耕耘部の下端部よりも下方に位置する。これにより、第3カバーを取り付けることで、浅い耕耘(浅起こし)を行うことが可能となる。
また、横軸に動力を伝達する動力伝達機構と、動力伝達機構を収容する伝動ケースを備え、第1状態における整地部は、伝動ケースの下端部よりも上方に位置する。これにより、第2カバーの長さが、より短く設定される。そのため、第2カバーと耕耘部との間に生じる空間を、より狭くすることができる。そのため、耕耘(特に深起こし)の際に、より設置物の近傍まで耕耘できるようになる。また、作業者が耕耘機後方の畝の状態を、より容易に確認することができる。
また、第1カバーは、当該第1カバーを機枠に取り付けるための取付孔を形成する環状の縁部を有し、前記縁部は、第1カバーを第1位置に取り付けるための第1取付孔を形成する第1縁部と、第1カバーを第1位置よりも前方に取り付けるための第2取付孔を形成する第2縁部とを有している。これにより、第1カバーの取り付け位置を前方又は後方に変更することができる。そのため、第1カバーの取り付け位置に応じて第2カバーの長さを変更することが可能となる。
また、第2カバーの整地部上方には第2取付部が設けられており、第3カバーの前部には第2取付部に対して取り付け可能な第3取付部が設けられており、第2取付部は、係合部と締結部とを有し、第3取付部は、係合部に対して上方から回動可能に係合される支軸と、締結部に対して締結具により固定される固定部とを有している。これにより、第2カバーの整地部の上方で第3カバーを受けながら、第3カバーを取り付けることができ、第2カバーに対して第3カバーを簡単に且つ確実に取り付けることが可能となる。
また、第3カバーの後面には取っ手が設けられており、取っ手は支軸の長さ方向に間隔をあけて複数設けられていることにより、作業者が第3カバーを第2カバーに対して着脱する作業を容易に行うことができる。
トラクタにロータリ耕耘機を装着した状態の側面図である。 トラクタにロータリ耕耘機を装着した状態の斜視図である。 ロータリ耕耘機の側面図である。 第2カバーが上方に揺動した状態とツールバーが後方に移動した状態を示す側面図である。 第2カバーとセンサーアームとの連動構造を示す側面図である。 図5の状態から第2カバーを上方に揺動させた状態を示す図である。 第3カバーを装着した状態の側面図である。 ツールバーに作業具を装着した状態の斜視図である。 第2カバーに第3カバーを装着する方法を示す図である。 第3カバーを装着した状態の拡大側面図である。 第3カバーを装着した状態の拡大平面図である。 第3カバーを装着した状態の左半分の部分を示す後面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面に基づき説明する。
図1〜図3は、本発明に係るロータリ耕耘機1を示している。
ロータリ耕耘機1は、牽引車両の後部に装着されて、圃場を移動しながら該圃場を耕耘
する。牽引車両としてはトラクタ2が好適に使用される。
本発明の実施形態において、ロータリ耕耘機1から見てトラクタ2が位置する方向(図1の左側)を前方、トラクタ2から見てロータリ耕耘機1が位置する方向(図1の右側)を後方、前方を向いて左側(図1の手前側)を左方、前方を向いて右側(図1の奥側)を右方として説明する。また、前後の方向K1(図1参照)に直交する方向である水平方向K2(図2参照)を機体幅方向又は横方向として説明する。
図1、図2に示すように、ロータリ耕耘機1は、三点リンク機構3等の装着機構を介して、トラクタ2の後部に昇降自在に装着される。本実施形態のロータリ耕耘機1は、センタードライブ式の耕耘機であるが、サイドドライブ式の耕耘機であってもよい。
ロータリ耕耘機1は、機枠4と、耕耘部5と、ロータリカバー6と、支持フレーム7とを備えている。
機枠4は、三点リンク機構3に取り付けられる。三点リンク機構3は、トップリンク8と、ロワーリンク9と、連結枠10とを有している。トップリンク8は、前端側がトラクタ2の後部に枢支されている。ロワーリンク9は、トップリンク8の下方に位置し、前端側がトラクタ2の後部に枢支されている。連結枠10は、トップリンク8の後端側とロワーリンク9の後端側とを連結している。
機枠4は、ギヤケース11と、サポートアーム12と、伝動ケース13とを有している。ギヤケース11は、機体幅方向の略中央部に設けられている。サポートアーム12は、ギヤケース11から左方及び右方に夫々延出されている。伝動ケース13は、ギヤケース11の下部に装着されている。
ギヤケース11の上部には、トップマスト15が取り付けられている。トップマスト15は、二股状に形成されている。具体的には、トップマスト15の前部と後部には、上方に延びる部分が夫々形成されている。トップマスト15の前上部には、上連結ピン16が設けられている。上連結ピン16には、連結枠10の上部が係合されている。
サポートアーム12は、第1連結ブラケット35と第2連結ブラケット45とを有している。第1連結ブラケット35は、右側のサポートアーム12の右端部と左側のサポートアーム12の左端部に夫々設けられている。第2連結ブラケット45は、右側の第1連結ブラケット35とギヤケース11との間、左側の第1連結ブラケット35とギヤケース11との間に夫々設けられている。
第2連結ブラケット45の前部には、下連結ピン36が設けられている。下連結ピン36には、連結枠10の下部が連結されている。
耕耘部5は、爪軸(回転軸)17と耕耘爪18とを有している。回転軸17は、機体幅方向(横方向)に延びており、伝動ケース13の下部に回転自在に支持されている。これにより、耕耘部5は、機枠4に回転軸17回りに回転自在に支持されている。回転軸17には、所定間隔で多数のフランジ(図示略)が装着されており、当該フランジに耕耘爪18が設けられている。耕耘爪18は、当該フランジの周方向に所定間隔をあけて多数設けられている。耕耘爪18の種類は、特に限定されず、耕耘される土壌の性質等に応じて最適な耕耘爪を選択して使用することができる。例えば、L型爪(Lカーブ爪ともいう)やなた爪(Cカーブ爪ともいう)が使用される。L型爪は砕土性能に優れており、なた爪は土の反転性能に優れている。
トラクタ2の動力は、PTO軸19からジョイント軸20を介してギヤケース11のPIC軸21に伝達される。PIC軸21に伝達された動力は、伝動ケース13内に収容されたチェーン等の動力伝動機構を介して、回転軸17に伝達される。これにより、回転軸17は矢印のA方向に回転し、耕耘爪18が圃場等の土壌に突入して該土壌を耕起することにより耕耘が行われる。図1,図3〜図7の符号Rで示された仮想円は、耕耘爪18先端の回転軌跡(最大回転軌跡)を表している。
ロータリカバー6は、第1カバー22と、第2カバー23とを有している。
第1カバー22は、耕耘部5の上方を覆っており、機体幅方向に延びている。第1カバー22は、サポートアーム12の下部に、第1連結ブラケット35を介して取り付けられている。第1カバー22の上面には、前後の方向に延びる取付板44が設けられている。
図2、図3に示すように、第1カバー22に設けられた取付板44は、取付孔24,25を形成する環状の縁部を有している。取付孔24,25は、第1カバー22を機枠4に取り付けるために用いられる。環状の縁部は、第1取付孔24を形成する第1縁部と、第2取付孔25を形成する第2縁部とを有している。
第1取付孔24は、第1カバー22を第1位置に取り付けるための孔である。第2取付孔25は、第1カバー22を第1位置よりも前方の第2位置に取り付けるための孔である。第2取付孔25は、第1取付孔24よりも前方に設けられている。第1カバー22を第1位置に取り付ける場合には、第1取付孔24にボルトが挿通される。第1カバー22を第2位置に取り付ける場合には、第2取付孔25にボルトが挿通される。尚、図1〜図8は、第1カバー22を第2位置に取り付けた状態を示している。
このように、第1カバー22が第1取付孔24と第2取付孔25を有することで、第1カバー22の取り付け位置を、後方の第1位置と前方の第2位置とに、変更することができる。これにより、第1カバー22の取り付け位置に応じて第2カバー23の長さを変更することが可能となる。具体的には、第1カバー22を第1位置に取り付けた場合は、短い第2カバー23を使用することができる。第1カバー22を第2位置に取り付けた場合は、長い第2カバー23を使用することができる。言い換えれば、第1カバー22の取り付け位置を変更することで、第2カバー23の長さを変更せずとも、第2カバー23の後端部の位置を変更することが可能となる。
図1に示すように、第1カバー22の後端部は、耕耘部5の後端部(最大回転軌跡Rの後端部)5aより後方に位置している。第1カバー22の後端部には支軸26が設けられている。支軸26は、機体幅方向に延びている。支軸26には、第2カバー23が取り付けられている。
第2カバー23は、耕耘部5の後方を覆っており、機体幅方向に延びている。第1カバー22の機体幅方向の長さと第2カバー23の機体幅方向の長さは、略同じである。
第2カバー23は、取付部(第1取付部)27と整地部28とを有している。
第1取付部27は、第2カバー23の前端部に設けられている。第1取付部27は、外側から支軸26に掛止する部材(例えば、フック等)で構成されている。第1取付部27を支軸26に掛止することによって、第2カバー23は第1カバー22に取り付けられている。第2カバー23は、第1カバー22の支軸26回りに、上方又は下方に揺動可能となっている。図1は、第2カバー23が下方に揺動した状態(第1状態)を示している。即ち、第1状態は、第2カバー23が下方に揺動した状態であって耕耘(深起こし)時の状態である。図4の仮想線(二点鎖線)は、第2カバー23が上方に揺動した状態(第2状態)を示している。第2カバー23は、第1状態から第2状態の範囲で揺動可能である。
整地部28は、第2カバー23の後端部に設けられ圃場に接地可能である。具体的には、整地部28は、第1状態[耕耘(深起こし)を行う状態]において圃場に接地して当該圃場を整地する部分である。整地部28は、例えば、板材等を曲面状に加工することによって構成されたもので、後端部28aと、上部28bと、下部28cとを有している。後端部28aは、板材等によって形成される外面のうち、側面視で円弧状となる部分である。上部28bは、後端部28aに繋がっていて且つ板材等によって形成される外面のうち第1状態で上方に向く部分である。下部28cは、後端部28aに繋がっていて且つ板材等によって形成される外面のうち第1状態で下方に向く部分である。
整地部28の下部(下面)28cは、整地部28より前方部分23aの下面に比べて、水平面に対する傾斜角度が小さくなっている。即ち、図3に示すように、角度α1>α2(α1:前方部分23aの下面の角度、α2:整地部28の下面28cの角度)となっている。そのため、整地部28は、地面Gに対する接触角度が小さく且つ接地面(下面)が滑らかな曲面となる。これにより、ロータリ耕耘機1が前進した際に、整地部28が地面上を円滑に移動し、圃場を均す(整地する)機能を良好に発揮することができる。
第2カバー23の後面には、後ブラケット29が設けられている。サポートアーム12の上部には、前ブラケット30が設けられている。後ブラケット29と前ブラケット30
とは、弾下装置31により連結されている。弾下装置31は、スプリング等の弾性体によって、第2カバー23を下方(接地方向)に付勢する。
第2カバー23の前端付近には、突出片42が設けられている。突出片42は、第2カバー23の前部から上方に突出している。突出片42には、後述するロッド41の他端部が取り付けられている。
整地部28は、第2カバー23が下方に揺動した状態(第1状態)において、耕耘部5を支持する回転軸17と略同じ高さ或いは当該回転軸17より上方に位置する。尚、「回転軸と略同じ高さ」とは、図3に示すように、第1状態において、整地部28の後端部28aと上部28bとの境界部P1が回転軸17の中心Oの上方に位置し、且つ、整地部28の後端部28aと下部28cとの境界部P2が回転軸17の中心Oの下方に位置することを意味する。また、「回転軸より上方」とは、第1状態において、整地部28の後端部28aと下部28cとの境界部P2が、回転軸17の中心Oよりも上方に位置することを意味する。
このように、整地部28が、第1状態において、回転軸17と略同じ高さ或いは回転軸17より上方に位置することにより、図3に示すように、耕耘部5を土中(地面Gの下方)に深く侵入させた耕耘(深起こし)を行う場合に、第2カバー23と耕耘部5との間に生じる空間Sが狭くなる。その結果、圃場とビニルハウス等の設置物との境界付近まで耕耘を行うことが可能となる。また、第2カバー23が短くなることで、作業者が後方を振り返って畝の状態を容易に確認することができる。
また、図3に示すように、第1状態において、第2カバー23の揺動中心(支軸26の軸心)と整地部28(第2カバー23の後端部)との距離L1は、当該揺動中心と回転軸の軸心Oとの距離L2よりも小さく設定されている。即ち、第1状態において、最も下に位置する部分(後端部28a)と揺動中心との直線距離である距離L1は、揺動中心と回転軸の軸心Oとの直線距離である距離L2よりも小さく設定されている。これにより、第2カバー23の長さを十分に短くすることができる。また、第1状態において、整地部28を確実に、回転軸17と略同じ高さ或いは回転軸17より上方に位置させることができる。
また、上述の通り、第1カバー22の後端部が、耕耘部5の後端部5aより後方に位置している。これにより、第2カバー23の後端部の位置を変化させることなく、第2カバー23の長さを短くすることができる。そのため、第2カバー23を短くしても、整地部28を確実に接地させて整地作業を良好に行うことが可能となる。
なお、図2に示すように、第2カバー23の機体幅方向の両端(左右方向の両端)には、リブ62が形成されている。リブ62によって第2カバー23の強度が向上する。
図2、図3に示すように、支持フレーム7は、アーム32と、連結部材33と、ツールバー34とを有している。図2に示すように、アーム32は、機体幅方向に間隔をあけて左側と右側に夫々設けられている。左側のアーム32の前端部は、左側の第2連結ブラケット45に連結されている。右側のアーム32の前端部は、右側の第2連結ブラケット45に連結されている。各アーム32は、各第2連結ブラケット45の後部から夫々後方に向けて延びている。
アーム32は、外筒32aと内筒32bとを有している。外筒32aの前端部は、第2連結ブラケット45に連結されており、当該第2連結ブラケット45から後方に延びている。内筒32bは、外筒32aの内部に挿入されており、当該外筒32aの後端部から後方に突出している。外筒32aの後端部からの内筒32bの突出長さを変更することにより、アーム32の長さを調整することができる。
図2に示すように、連結部材33は、左側のアーム32と右側のアーム32とを連結している。具体的には、連結部材33は、左側のアーム32の外筒32aと、右側のアーム32の外筒32aとを連結している。
図2、図3に示すように、アーム32の外筒32aの前端側は、第2連結ブラケット45の後部に設けられた枢支軸37に枢支されている。これにより、各アーム32は、機枠4に対して枢支軸37回りに上方又は下方に揺動可能となっている。
ツールバー34は、内筒32bの後端部に装着されている。具体的には、ツールバー34は、左側のアーム32の内筒32bの後端部と、右側のアーム32の内筒32bの後端部とを繋ぐように、横方向(機体幅方向)に延びている。上述したようにアーム32の長さを調整することで、ツールバー34を前方又は後方に移動させることができる。図1、図3及び図4の実線は、ツールバー34が最も前方の位置(以下、最前方位置という)にある状態を示している。図4の仮想線(二点鎖線)は、ツールバー34を最前方位置よりも後方に位置した状態を示している。
図4に示すように、整地部28は、第2カバー23が上方に揺動した状態(第2状態)し且つツールバー34を略水平にした状態において、ツールバー34の最前方位置より前方に位置する。より詳しくは、整地部28は、第2状態において外筒32aの後端部より前方に位置する。これにより、第2カバー23の長さが短く設定されるため、第2カバー23と耕耘部5との間に生じる空間Sを狭くすることができる。そのため、耕耘(特に深起こし)の際に、より設置物の近傍まで耕耘できるようになる。また、作業者が耕耘機後方の畝の状態をより容易に確認することができる。
アーム32を上方又は下方に揺動することにより、ツールバー34を上方又は下方に揺動することができる。図8に示すように、ツールバー34には、圃場に接地して作業を行う作業具51(培土器等)を装着することが可能である。ツールバー34を上方又は下方に揺動することにより、作業具51の姿勢を、圃場に接地する作用姿勢と、上方に退避する退避姿勢とに変更することができる。
ツールバー34の高さは、高さ調整装置38により調整することができる。図3に示すように、高さ調整装置38は、トップマスト15の後上部と連結部材33とに亘って設けられている。具体的には、高さ調整装置38の前端部は、トップマスト15の後上部に対して枢支されている。高さ調整装置38の後端部は、連結部材33から後上方に突出した突出片46に対して枢支されている。高さ調整装置38はネジ式のシリンダから構成されており、前端側に設けられたハンドル38aを回転することにより伸縮することができる。高さ調整装置38を伸長させるとツールバー34は下降し、高さ調整装置38を短縮させるとツールバー34は上昇する。
図5に示すように、第2連結ブラケット45には、支軸39を介してセンサーアーム40が取り付けられている。支軸39は機体幅方向に延びており、連結ブラケット40は支軸39回りに揺動可能となっている。
センサーアーム40には、ロッド41の一端(前端)が取り付けられている。ロッド41の他端(後端)は、第2カバー23に設けられた突出片42に取り付けられている。前記第1状態において、ロッド41の一端は、他端より上方に位置している。ロッド41は、一端(前端)と他端(後端)との間に、下向きに屈曲する屈曲部41aを有している。屈曲部41aの角度は、鈍角(例えば、約120度)に設定されている。
これにより、第2カバー23の支軸26回りの揺動に伴って、ロッド41が揺動する。具体的には、第2カバー23が上方に揺動すると、ロッド41の他端(後端)が上方に揺動し、この揺動が屈曲部41aにより前方への揺動に変換され、ロッド41の一端(前端)は前方に移動する(図6参照)。第2カバー23が下方に揺動すると、ロッド41の他端(後端)が下方に揺動し、この揺動が屈曲部41aにより後方への揺動に変換され、ロッド41の一端(前端)は後方に移動する(図5参照)。尚、図の簡明化の為に、図5及び図6では、第1連結ブラケット35と取付板44を省略し、第2連結ブラケット45を仮想線(二点鎖線)で示している。
センサーアーム40は、後述するオートアーム、プッシュプルケーブル、ポテンショメータと共に、高さ制御機構(制御機構)を構成している。高さ制御機構は、第2カバー23の揺動に基づいて、トラクタ2に対する耕耘部5の高さを制御する。
図5及び図6に示すように、センサーアーム40は、フック状の係合部40aを有している。係合部40aには、オートアーム52の一端部(後端部)が係合される。オートアーム52の他端部(前端部)は、プッシュプルケーブル(図示略)を介してポテンショメータ(図示略)と接続される。ポテンショメータは、トラクタ2に設けられた油圧装置の
電磁弁の制御回路に接続されている。ポテンショメータは、プッシュプルケーブルの動きに応じて、当該制御回路に耕深制御(ディプス制御)用の信号を与える。
第2カバー23の揺動に伴ってロッド41が前方又は後方に揺動すると、センサーアーム40が支軸39回りに前方又は後方に揺動する。センサーアーム40の揺動は、オートアーム及びプッシュプルケーブルを介してポテンショメータへと伝達される。ポテンショメータは、プッシュプルケーブルの動きに応じて制御信号を出力する。制御信号に基づいて油圧装置が駆動され、耕耘部5の高さが変更される。具体的には、第2カバー23が上方に揺動する(耕耘深さが深くなる)ことにより、プッシュプルケーブルが押されると、油圧装置を駆動してトラクタ2に対する耕耘部5の高さを低くする。第2カバー23が下方に揺動する(耕耘深さが浅くなる)ことにより、プッシュプルケーブルが引かれると、油圧装置を駆動してトラクタ2に対する耕耘部5の高さを高くする。
図5に示すように、第2カバー23が下方に揺動した第1状態において、ロッド41の他端(後端)は、耕耘部5の後端部5aより後方まで延びている。これにより、ロッド41の一端から他端(後端)までの距離が長くなる。また、前記第1状態において、ロッド41の屈曲部41aは、耕耘部5の後端部5aより前方に位置している。これにより、ロッド41の屈曲部41aから他端(後端)までの距離が長くなる。
そのため、第2カバー23の揺動に伴ってロッド41の他端が揺動したときのロッド41の一端の揺動量が小さくなる。つまり、ロッド41の屈曲部41aから他端(後端)までの距離が長い場合、当該距離が短い場合に比べて、ロッド41の他端が大きく揺動しても、屈曲部41aが当該揺動の影響を受けにくくなるため、屈曲部41aの揺動量が小さくなり、その結果、ロッド41の一端(前端)の前方への揺動量が小さくなる。即ち、ロッド41の屈曲部41aから他端までの距離を長くすることで、ロッド41の他端の揺動量が一定であっても(即ち、第2カバー23の揺動量が一定であっても)、ロッド41の一端の揺動量を小さくすることができる。ロッド41の一端の揺動量が小さくなると、センサーアーム40の揺動量が小さくなるため、ポテンショメータの過剰な反応が抑制される。言い換えれば、耕深制御(ディプス制御)の感度が低下する。
第2カバー23を短くした場合、ロッド41の他端と整地部28との距離が短くなるため、第2カバー23の揺動量が小さくてもロッド41が大きく揺動してしまう。そのため、第2カバー23の僅かな揺動によって耕深制御(ディプス制御)が実行されることとなる。つまり、耕深制御が過度に実行されることとなる。そのため、耕耘部5の高さが頻繁に変動することとなり、整地を良好に行うことが困難となる虞がある。
しかし、ロッド41の屈曲部41aから他端までの距離を長くすることで、耕深制御の感度が低下するため、第2カバー23を短くしても、耕深制御が過度に実行されることがなく、整地を良好に行うことが可能となる。
図7に示すように、ロータリ耕耘機1は、第3カバー43を備えている。第3カバー43は、第2カバー23の後部に取り付け可能とされている。具体的には、第2カバー23の後部上面に第2取付部47が設けられており、当該第2取付部47に第3カバー43が取り付けられる。
第2取付部47は、整地部28の上方に設けられている。具体的には、第2取付部47は、整地部28の上部28bの上方において、機体幅方向に間隔をあけて2箇所に設けられている。図9〜図12に示すように、第2取付部47は、第1板状部47a,第2板状部47b,第3板状部47cを有している。図11に示すように、第1板状部47aと第2板状部47bとは、機体幅方向に間隔をあけて平行に設けられて前後の方向に延びている。第3板状部47cは、第1板状部47aの後端部と第2板状部47bの後端部とを繋ぐように設けられている。図9及び図10に示すように、第1板状部47a及び第2板状部47bは、係合部54を有している。係合部54は、第1板状部47aの上部と第2板状部47bの上部とを、それぞれ概ね円弧状に下向きに切り欠いて形成されている。第3板状部47cは、締結部55を有している。締結部55は、円形孔55aを形成する環状の縁部と、ナット(第1締結具)55bとを有している。ナット55bは、第3板状部47cの前面側であって円形孔55aと同心位置に固着されている。
第2カバー23の後部上面には、ブラケット53が取り付けられている。ブラケット53は、一対の傾斜部53aと、平板部53bとを有している。一対の傾斜部53bは、機体幅方向に間隔をあけて配置され、上後方に向かうにつれて互いに近づくように傾斜して設けられている。平板部53bは、一対の傾斜部53bの上端同士を繋ぐように設けられている。平板部53bには、第1板状部47a及び第2板状部47bが固定されている。これにより、第2取付部47は、ブラケット53を介して第2カバー23に取り付けられている。
図7に示すように、第3カバー43は、第2カバー23の後方において耕耘部5の後方を覆っている。第3カバー43は、第2カバー23と同様に、機体幅方向に延びている。第3カバー43の機体幅方向の長さと第2カバー23の機体幅方向の長さは、略同じである。
図9、図10等に示すように、第3カバー43は、第3取付部48と第2整地部49とを有している。第3取付部48は、支軸56と固定部57とを有している。
支軸56は、第3カバー43の一端側(上端側)に設けられており、機体幅方向に延びている。図9に矢印で示すように、支軸56は、第1板状部47aと第2板状部47bに設けられた係合部54に対して、上方から係合される。これにより、第3取付部48が係合部54に対して支軸56回りに回動可能に係合され。その結果、第3カバー43は第2カバー43に対して上方又は下方に揺動可能に取り付けられる。
図9等に示すように、固定部57は、支軸56の後方且つ下方に設けられている。図11等に示すように、固定部57は、第4板状部57a,第5板状部57b,第6板状部57cを有している。図11に示すように、第4板状部57aと第5板状部57bとは、機体幅方向に間隔をあけて略平行に設けられて前後の方向に延びている。第4板状部57aと第5板状部57bとの間隔は、第1板状部47aと第2板状部47bとの間隔よりも大きく設定されている。第6板状部57cは、第4板状部57aの後端部と第5板状部57bの後端部とを繋ぐように設けられている。第6板状部57cは、円形孔57dを形成する環状の縁部を有している。図9に矢印で示すように、支軸56を係合部54に対して係合すると、円形孔57dと第2カバー23の円形孔55aとが重なる位置となる。図10、図11に示すように、重なった円形孔57dと円形孔55aとに、ボルト(第2締結具)58を挿通して、当該ボルト58をナット55bに螺合することで、固定部57を締結部55の後部に固定することができる。
このように、整地部28の上方に設けられた第2取付部47の係合部54に対して第3取付部48の支軸56を上方から係合し、締結具(ボルト58とナット55b)により締結部55に固定部57を固定することで、第2カバー23に対して第3カバー43が取り付けられる。そのため、第2カバー23の整地部28の上方で第3カバー43の一端側(上端側)を受けながら、第3カバー43を取り付けることができ、第3カバー43を簡単に且つ確実に取り付けることが可能となる。
第2整地部49は、第3カバー43の他端側(下端側)に設けられている。第2整地部49は、第2カバー23の整地部28と同様に、圃場に接地して当該圃場を整地する部分である。図7に示すように、第3カバー43の下端部(第2整地部48)は、前記第1状態において、耕耘部5の下端部(最大回転軌跡Rの下端部)5bよりも下方に位置する。これにより、第3カバー43を取り付けることで、浅い耕耘(浅耕し)を行いながら、圃場の整地を良好に行うことが可能となる。
図9〜図12に示すように、第3カバー43の後面には、取っ手59が設けられている。また、図9及び図10に示すように、第3カバー43の前面には、切欠き部61が設けられている。切欠き部61は、半円形状であって、整地部28の外面に沿った形状となっている。取っ手59は、取付板60を介して第3カバー43に取り付けられている。取付板60は、取っ手59よりも広い幅に形成されており、第3カバー43の一端側(上端側)から他端側(下端側)に延びている。取付板60は、第3カバー43の後面に取り付けられており、後側に平坦面60aが形成されている。この平坦面60aに取っ手59が取り付けられている。
取っ手59は、支軸56の長さ方向(機体幅方向)に間隔をあけて複数設けられている。本実施形態では、取っ手59は、機体幅方向中心を挟んで2箇所に設けられている。取っ手59は、第3カバー43の後面との間に手指を挿入可能な矩形状の空間を形成しており、第3カバー43の一端側(上端側)から他端側(下端側)に延びている。第3カバー43が取っ手59を有することにより、作業者は取っ手59を把持することで、第3カバー43を第2カバー23に対して着脱する作業を容易に行うことができる。
なお、第3カバー43の機体幅方向の両端(左右方向の両端)にも、第2カバー23と同様にリブが形成されている。リブによって第3カバー43の強度が向上する。
以上本発明について説明したが、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 ロータリ耕耘機
4 機枠
5 耕耘部
6 ロータリカバー
13 伝動ケース
17 回転軸(爪軸)
18 耕耘爪
22 第1カバー
23 第2カバー
24 第1取付孔(第1縁部)
25 第2取付孔(第2縁部)
28 整地部
34 ツールバー
41 ロッド
41a 屈曲部
43 第3カバー
47 第2取付部
48 第3取付部
51 作業具
55 締結部
55b ナット(締結具)
56 支軸
57 固定部
58 ボルト(締結具)
59 取っ手
L1 第2カバーの揺動中心と整地部との距離
L2 第2カバーの揺動中心と回転軸の軸心との距離
O 回転軸の軸心

Claims (8)

  1. 機枠と、
    前記機枠に回転軸回りに回転自在に支持され且つ多数の耕耘爪を有する耕耘部と、
    前記耕耘部の上方を覆う第1カバーと、
    前記耕耘部の後方を覆い且つ、前記第1カバーに対して上方又は下方に揺動可能な第2カバーと、
    作業を行う作業具を装着可能で且つ、前方又は後方に移動可能なツールバーと、
    を備え、
    前記第2カバーは、当該第2カバーが下方に揺動した第1状態において、前記回転軸と略同じ高さ或いは前記回転軸より上方に位置し、且つ、圃場に接地可能な整地部を有しており、
    前記第2カバーが上方に揺動した第2状態において、前記整地部は、前記ツールバーを最も前方に位置させた状態より前方に位置するロータリ耕耘機。
  2. 機枠と、
    前記機枠に回転軸回りに回転自在に支持され且つ多数の耕耘爪を有する耕耘部と、
    前記耕耘部の上方を覆う第1カバーと、
    前記耕耘部の後方を覆い且つ、前記第1カバーに対して上方又は下方に揺動可能な第2カバーと、
    前記第2カバーの揺動に伴って揺動するロッドと、
    を備え、
    前記第2カバーは、当該第2カバーが下方に揺動した第1状態において、前記回転軸と略同じ高さ或いは前記回転軸より上方に位置し、且つ、圃場に接地可能な整地部を有しており、
    前記ロッドの一端は、前記第2カバーの揺動に基づいて前記耕耘部の高さを制御する制御機構に接続され、前記ロッドの他端は、前記第2カバーに取り付けられ、
    前記ロッドは、前記一端と前記他端との間に下向きに屈曲する屈曲部を有しており、
    前記第1状態において、前記ロッドの屈曲部は前記耕耘部の後端部より前方に位置し、前記ロッドの他端は、前記耕耘部の後端部より後方に位置しているロータリ耕耘機。
  3. 前記第1カバーの後端部は、前記耕耘部の後端部より後方に位置している請求項1又は2に記載のロータリ耕耘機。
  4. 前記回転軸に動力を伝達する動力伝達機構と、
    前記動力伝達機構を収容する伝動ケースと、
    を備え、
    前記第1状態における前記整地部は、前記伝動ケースの下端部よりも上方に位置する請求項1〜のいずれかに記載のロータリ耕耘機。
  5. 前記第1カバーは、当該第1カバーを前記機枠に取り付けるための取付孔を形成する環状の縁部を有し、
    前記縁部は、前記第1カバーを第1位置に取り付けるための第1取付孔を形成する第1縁部と、前記第1カバーを前記第1位置よりも前方に取り付けるための第2取付孔を形成する第2縁部とを有している請求項1〜のいずれかに記載のロータリ耕耘機。
  6. 前記第2カバーの後部に取り付け可能な第3カバーを備え、
    前記第1状態における前記第3カバーの下端部は、前記耕耘部の下端部よりも下方に位置する請求項1〜のいずれかに記載のロータリ耕耘機。
  7. 前記第2カバーの整地部上方には、第2取付部が設けられており、
    前記第3カバーの前部には、前記第2取付部に対して取り付け可能な第3取付部が設けられており、
    前記第2取付部は、係合部と、締結部とを有し、
    前記第3取付部は、前記係合部に対して上方から回動可能に係合される支軸と、前記締結部に対して締結具により固定される固定部とを有している請求項に記載のロータリ耕耘機。
  8. 前記第3カバーの後面には、取っ手が設けられており、
    前記取っ手は、前記支軸の長さ方向に間隔をあけて複数設けられている請求項に記載のロータリ耕耘機。
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