JP2010011578A - 送電線結束器具 - Google Patents

送電線結束器具 Download PDF

Info

Publication number
JP2010011578A
JP2010011578A JP2008165731A JP2008165731A JP2010011578A JP 2010011578 A JP2010011578 A JP 2010011578A JP 2008165731 A JP2008165731 A JP 2008165731A JP 2008165731 A JP2008165731 A JP 2008165731A JP 2010011578 A JP2010011578 A JP 2010011578A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission line
power transmission
piece
introduction port
adapter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008165731A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5268446B2 (ja
Inventor
Mitsuhiro Takezawa
光弘 竹澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2008165731A priority Critical patent/JP5268446B2/ja
Publication of JP2010011578A publication Critical patent/JP2010011578A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5268446B2 publication Critical patent/JP5268446B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electric Cable Installation (AREA)
  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Abstract

【課題】架空送電線を覆う複数本の防護管を損傷させることなく安全かつ確実に結束できるようにする。
【解決手段】共用操作棒201の装着部202に着脱自在に取り付けられるアダプタ110を有する送電線保持部102を設け、この送電線保持部102の縁部に形成された導入口104から架空送電線を覆う防護管を導いて収納穴103に収納可能とし、回動することで導入口104を開く位置と閉じる位置とに変位するように蓋部106を支持する回動片107を送電線保持部102に回動自在に取り付け、蓋部106が導入口104を閉じる位置で回動片107をクランプするクランパ108に、押す動作と引っ張る動作とによって回動片107のクランプとクランプ解除とを制御する作用片109を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、防護管に覆われた複数本の送電線を結束する送電線結束器具に関する。
建築現場等では架空送電線の近傍に足場を組むことがある。この場合、足場に乗って作業をする作業員を感電の危険から守るために、架空送電線に対して安全措置をとらなければならない。そこで、一般的には、足場の近傍を通る架空送電線に防護管を被せた上で、防護管を束ねるという措置がとられる。
図10は、そのような建築現場11の足場12の近傍を通る架空送電線13に安全対策を施した一例を示す斜視図である。図10に示す一例では、三本の架空送電線13に防護管14が被されている。これらの架空送電線13は、防護管14の上から結束部材15で結束されている。
図11は、架空送電線13を防護管14の上から結束部材15で結束した状態を拡大して示す斜視図である。結束部材15としては、ビニールテープ、エスロンロープ、バインド線等が用いられる。
特許文献1に記載されているのは、複数本の架空送電線を非接触状態に保つためのスペーサである。このような架空送電線用のスペーサは、上記建築現場の足場の近傍を通る架空送電線を束ねる用途に用いるものではないが、複数本の架空送電線を束ねるという点では上記用途と共通性を有する。
特開2000−228819
架空送電線に被せた防護管を束ねる結束部材として、ビニールテープやエスロンロープを用いた場合、切れたり解けたり緩んだりすることがある。結束部材にバインド線を用いた場合には、防護管を傷めてしまうことがある。このため、結束部材として用いるにはいずれも適当ではなく、何らかの問題を有している。しかも、これらのビニールテープ、エスロンロープ、バインド線を結束部材として用いた防護管の結束作業は、その取り付け及び撤去とも、直接活線作業となるため、危険性が伴うという問題もある。
これに対して、特許文献1に記載されているような架空送電線用のスペーサは、防護管を被せることなく架空送電線を直接束ねるものである。このため、上記建築現場の足場の近傍を通る架空送電線を束ねる用途に用いるのは妥当でない。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、架空送電線を覆う複数本の防護管を損傷させることなく安全かつ確実に結束及び結束解除できるようにすることを目的とする。
本発明の送電線結束器具は、架空送電線を覆う防護管を収納可能な複数個の収納穴を有する送電線保持部と、前記送電線保持部の縁部に形成された導入口から前記収納穴にそれぞれ連通して前記防護管を前記導入口から前記収納穴まで導入可能な複数個の導入部と、前記導入口を開閉する複数個の蓋部と、前記送電線保持部に回動自在に取り付けられ、回動することで前記導入口を開く位置と閉じる位置とに変位するように前記蓋部を支持する回動片と、前記蓋部が前記導入口を閉じる位置で前記回動片をクランプし、押す動作と引っ張る動作とによって前記回動片のクランプとクランプ解除とを制御する作用片を有するクランパと、前記送電線保持部の下縁に固定的に設けられ、共用操作棒の装着部に着脱自在に取り付けられるアダプタと、を備える。
本発明によれば、架空送電線を覆う防護管を導入部から収納穴に収納してクランパのクランプによって導入口を蓋部で閉じることで、複数本の防護管を損傷させることなく確実に束ねることができ、しかも、アダプタを共用操作棒の装着部に装着した状態でクランパのクランプとクランプ解除とを作用片を押す動作と引っ張る動作とによって行なうことができるので、複数本の架空送電線の結束及び結束解除作業を間接活線工法によって安全かつ容易に行なわせることができる。
本発明の実施の一形態を図1ないし図7に基づいて説明する。図10及び図11に示した部分と同一部分は同一符号で示し説明も省略する。
図1は、共用操作棒201に装着された送電線結束器具101の正面図である。防護管14が被された複数本の架空送電線13(図10及び図11参照)を束ねる送電線結束器具101は、三角形をした平板状の送電線保持部102を有し、この送電線保持部102がその基本形態をなしている。送電線保持部102は、防護管14が被された三本の架空送電線13を束ねることができるように、三個の収納穴103を有している。これらの収納穴103は、架空送電線13を覆う防護管14を収納可能な大きさ及び形状に形成されている。
送電線保持部102の三つの縁部には、それぞれ、収納穴103に連絡する導入口104が形成されている。これらの導入口104から収納穴103に至る経路は導入部105であり、防護管14を導入口104から収納穴103まで導入可能な大きさ及び形状に形成されている。
送電線保持部102には、個々の導入口104をそれぞれ開閉する蓋部106が設けられている。これらの蓋部106は、送電線保持部102に回動自在に取り付けられている回動片107に取り付けられている。回動片107は、回動することで導入口104を開く位置と閉じる位置とに変位するように蓋部106を支持している。また、送電線保持部102には、蓋部106が導入口104を閉じる位置で回動片107をクランプするクランパ108が設けられている。このクランパ108は、押す動作と引っ張る動作とによって回動片107のクランプとクランプ解除とを制御する作用片109を有している。これらの蓋部106、回動片107及びクランパ108については、図4及び図5に基づいて後に詳述する。
送電線結束器具101は、共用操作棒201に着脱自在に装着するためのアダプタ110を有している。このアダプタ110は、送電線保持部102の下縁に固定的に設けられ、共用操作棒201の装着部202に着脱自在に取り付けられる。このような共用操作棒201に対する送電線結束器具101の着脱構造を次に説明する。
図2は、複数本の架空送電線13の結束作業に際して使用する共用操作棒201の一例を示す正面図である。共用操作棒201は、その先端部に装着部202を有している。この装着部202に、実施しようとする作業に適合した各種のアダプタを装着して使用することができる。
図3は、共用操作棒201の先端部に設けられている装着部202を拡大して示す斜視図である。装着部202は、円筒状の基体203の外周面に一対の装着ピン204が突出して設けられ、そのような基体203にプッシュロッド205とプッシュリング206とが設けられて構成されている。プッシュロッド205は、基体203の頭部に出没自在に設けられ、プッシュリング206は、基体203の下方位置に共用操作棒201の長手方向に沿ってスライド自在に設けられている。プッシュロッド205は、図示しないコイルスプリングによって基体203から飛び出す方向に付勢されている。プッシュリング206は、図示しないコイルスプリングによって基体203の方向に付勢されている。したがって、プッシュロッド205及びプッシュリング206は、同一方向に付勢されていることになる。
図4は、送電線結束器具101の斜視図である。ここでは、まず、送電線結束器具101が有するアダプタ110について説明し、共用操作棒201の装着部202に対するアダプタ110の装着構造について紹介する。アダプタ110は、共用操作棒201の装着部202に対する装着が可能な形状を有している。つまり、アダプタ110には、装着部202の基体203の嵌合を許容する嵌合孔111が形成されている。そして、装着部202が有している装着ピン204の挿入を許容するT字形状をした一対のピン溝112が嵌合孔111から切れ込んだ形状に形成されている。これらのピン溝112は、その終端部分に折り返された折返し部113を有している。
図1に示すように、共用操作棒201に送電線結束器具101が装着された状態では、共用操作棒201の側に設けられた一対の装着ピン204がアダプタ110の側に設けられたピン溝112の折返し部113に位置付けられ、共用操作棒201の装着部202にアダプタ110が固定されている。つまり、共用操作棒201に送電線結束器具101を装着するには、アダプタ110の嵌合孔111に共用操作棒201の装着部202が有している基体203を嵌合させ、ピン溝112に装着ピン204を挿入させる。この際、プッシュロッド205及びプッシュリング206が押し込まれ、アダプタ110に対して付勢力を与える。この付勢力に抗して装着ピン204がピン溝112内を水平方向に移動できる位置までアダプタ110を押し込み、その位置で移動限界位置まで送電線結束器具101を水平方向に回動させる。この位置で手を離すと、アダプタ110がプッシュロッド205及びプッシュリング206に付勢され、共用操作棒201の側に設けられた一対の装着ピン204がアダプタ110の側に設けられたピン溝112の折返し部113に位置付けられ、共用操作棒201に送電線結束器具101が固定される。
図5は、送電線結束器具101において架空送電線13を保持する機構を拡大して示す斜視図である。ここで、蓋部106、回動片107及びクランパ108を主体とするそのような機構について説明する。
送電線保持部102には、導入口104が形成されている一縁に導入口104に隣接させて、L字アングル形状の一対の支持片115がネジ止めされている。これらの支持片115にはピン孔115aが形成され、これらのピン孔115aには、作用片109を構成する一対の作用片アーム109aがピン109bによって回動自在に取り付けられている。作用片109は、一対の作用片アーム109aが連結棒109cで連結されて形成されている。ピン109bは、作用片アーム109aにおいて、その連結棒109cとは反対側の端部側に突出形成されている。作用片109は、支持片115に形成されたピン孔115aを挿通するピン109bがEリング116で抜け止めされることで、支持片115に回動自在に取り付けられている。
蓋部106を支持する回動片107は、作用片109が有する一対の作用片アーム109aに回動自在に取り付けられているワイヤ状部材である。つまり、回動片107は、ワイヤ状部材がコの字形状に屈曲され、その両端が更に外側に向けて直角に屈曲されて形成されている。ここでは、コの字形状の中央部分を引掛け部107a、両端の直角に屈曲された部分を挿入部107bと呼ぶ。一対の作用片アーム109aには、ピン109bの近傍に位置させて挿通孔109dが開けられている。これらの挿通孔109dに回動片107の挿入部107bが挿入されることで、回動片107は作用片109に回動自在に取り付けられている。
ここで、回動片107と作用片109との寸法関係について説明する。作用片109は、回動片107を支持する位置から連結棒109cが設けられている位置まで、一対の作用片アーム109aの間に空間部を形成している。回動片107は、その空間部内を連結棒109cにぶつかることなく回動することができる寸法に形成されている。
蓋部106は、板金によって形成された基部106aに硬質の蓋部本体106bが接合固定され、更に蓋部本体106bに柔軟性を有する弾性体106cが接合固定されて構成されている。基部106aに対する蓋部本体106bの接合固定は、例えばネジ止めによってなされる。蓋部本体106bに対する弾性体106cの接合固定は、例えば接着剤を用いてなされる。このような蓋部106は、回動片107の引掛け部107aに、基部106aの両端を屈曲させることによって取り付けられている。
送電線保持部102の導入口104が形成されている一縁には、導入口104を挟んで一対の支持片115と反対側に、弾性を有するフック117がネジ止めされている。このフック117は、回動片107の引掛け部107aを引っ掛けるためのフックである。フック117に引掛け部107aを引っ掛けた状態で作用片109をフック117とは反対側に倒すことで、フック117に回動片107の引掛け部107aが引っ掛けられる。この際、回動片107が、作用片109の一対の作用片アーム109aの挿通孔109dとフック117との間で、引っ張られた状態を維持するように各部の寸法が定められている。つまり、図1に示すように、挿通孔109dに挿入された回動片107の挿入部107bは、回動片107の引掛け部107aがフック117に引っ掛けられている位置と作用片109の回動中心(ピン109bの位置)とを結ぶラインよりも、送電線保持部102の一縁側に位置付けられている。これは、フック117に引掛け部107aを引っ掛けた状態で作用片109をフック117とは反対側に倒す過程で、回動片107の挿入部107bが回動片107の引掛け部107aがフック117に引っ掛けられている位置と作用片109の回動中心(ピン109bの位置)とを結ぶライン上の位置を乗り越えた結果である。この際、弾性を有するフック117は僅かに撓み、そのような乗り越えを許容する。その結果、回動片107には、送電線保持部102の一縁に近接する方向への回動力が作用する。そして、その方向と反対側に回動するには、回動片107の引掛け部107aがフック117に引っ掛けられている位置と作用片109の回動中心(ピン109bの位置)とを結ぶライン上の位置を乗り越えなければならず、ある程度以上の外力を必要とする。これにより、回動片107がクランプされることになる。ここに、蓋部106が導入口104を閉じる位置で回動片107をクランプするクランパ108が構成される。
更に、図1、図4及び図5に示されているように、作用片109を構成する一対の作用片アーム109aは、くの字形状に屈曲している。これにより、作用片109がフック117とは反対側に完全に倒されたとしても、作用片109の連結棒109cと送電線保持部102の一縁との間に隙間が形成される。
図6は、複数本の架空送電線13の結束作業に際して使用する共用操作棒201に装着する菊座アダプタ301の一例を示す正面図である。菊座アダプタ301は、アダプタ110と同一の構成のアダプタ部分に、菊座302を有する作用部303が連結固定された構造のものである。菊座302は、複数個の凹凸部302aが円周上に配列された構造のものであり、中心部に蝶ネジ302bを有している。したがって、共用操作棒201の装着部202に着脱自在である。
図7は、菊座アダプタ301に装着して複数本の架空送電線13の結束作業に際して使用するバインド打ち器401の一例を示す正面図である。バインド打ち器401は、菊座アダプタ301の菊座302に着脱自在に取り付けられる菊座402を有し、作用部として鉤部403と打ち棒404とを有している。菊座402は、菊座アダプタ301の菊座302に設けられている凹凸部302aに嵌合する凹凸部402aを円周上に配列し、蝶ネジ302bに嵌め込むことができる大きさ及び形状の取付溝402bを有している。そこで、菊座アダプタ301の蝶ネジ302bを緩め、バインド打ち器401の取付溝402bに蝶ネジ302bのネジ部を差し込んで締め付けることで、菊座アダプタ301をバインド打ち器401に固定することができる。この状態で、菊座アダプタ301を介してバインド打ち器401を共用操作棒201に装着することが可能となる。
このような構成において、防護管14を被せた三本の架空送電線13を送電線結束器具101によって結束する作業について説明する。まず、共用操作棒201を二本用意する。一本には送電線結束器具101を装着する。もう一方には菊座アダプタ301を固定したバインド打ち器401を装着する。そして、蓋部106を開いて導入口104を開放した状態で、個々の導入口104及び導入部105から防護管14を収納穴103に挿入する。この際、クランパ108は図5に示すような状態となっている。そこで、バインド打ち器401の鉤部403を利用して回動片107の引掛け部107aをフック117に引っ掛け、その状態で作用片109の作用片アーム109aをフック117とは反対側に回動させて倒す。これにより、回動片107がフック117にクランプされ、蓋部106が導入口104を閉じた状態に維持する。このような作業を三本の防護管14について個々に行なうことで、防護管14を被せた三本の架空送電線13を送電線結束器具101で結束することができる。そこで、三本の架空送電線13を送電線結束器具101で結束させた後、共用操作棒201を押して回転させることで、送電線結束器具101のアダプタ110から共用操作棒201の装着部202を取り外すことができ、作業が完了する。
送電線結束器具101で結束した三本の架空送電線13から送電線結束器具101を取り外す場合には、共用操作棒201を送電線結束器具101のアダプタ110に装着する。装着するには、アダプタ110の嵌合孔111に共用操作棒201の装着部202が有する基体203を差し込んだ状態で共用操作棒201を押し上げ、装着ピン204がピン溝112の折返し部113に落ち着くまで共用操作棒201を回転させればよい。この状態で、もう一方の共用操作棒201に装着されたバインド打ち器401を用い、その鉤部403の先端を作用片109の作用片アーム109aに引っ掛け、作用片109をフック117の側に回動させる。これにより、フック117から回動片107が脱落し、クランプ解除がなされる。この際、蓋部106が導入口104を開いた状態となるので、共用操作棒201を操作することで、収納穴103から架空送電線13に被せた防護管14を脱落させることができる。このような作業を三本の防護管14について個々に行なうことで、防護管14を被せた三本の架空送電線13を送電線結束器具101から全て脱落させることができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、架空送電線13を覆う防護管14を導入部105から収納穴103に収納してクランパ108のクランプによって導入口104を蓋部106で閉じることで、複数本の防護管14を損傷させることなく確実に束ねることができる。しかも、送電線結束器具101のアダプタ110を共用操作棒201の装着部202に装着した状態でクランパ108のクランプとクランプ解除とを作用片109を押す動作と引っ張る動作とによって行なうことができるので、複数本の架空送電線13の結束及び結束解除作業を間接活線工法によって安全かつ容易に行なわせることができる。
また、蓋部106は、収納穴103に面する部分に柔軟性を有する弾性体106cを有するので、収納穴103に収納した防護管14を弾性体106cで弾性的に抑え付けることができる。これにより、収納穴103の内部での防護管14の動きが抑制され、収納穴103の内部で防護管14が動くことによって生じ易い防護管14の損傷を防止することができる。
また、送電線保持部102は板状部材によって形成されているので、小型軽量であり、その上、導入口104及び導入部105から防護管14を収納穴103に挿入する作業をし易くすることができる。
更に、送電線結束器具101では、二個の導入部105が送電線保持部102の下縁であってアダプタ110を介した両側に配置されているので、作業時にバランスがとり易く、作業性が向上する。その上、送電線結束器具101のアダプタ110に対する共用操作棒201の着脱操作もし易くなるという利点もある。
図8は、送電線結束器具101の変形例を示す正面図である。この例では、送電線保持部102が台形に形成されており、導入口104及び導入部105が、送電線保持部102の下縁であってアダプタ110を介した両側に二個、送電線保持部102の上縁に一個、それぞれ配置されている。
図9は、送電線結束器具101の別の変形例を示す正面図である。この例では、三個の導入口104及び導入部105が全て、送電線保持部102の下縁に配置されている。そのうちの二個は、アダプタ110の両側に一個ずつ配置されている。残りの一個は、送電線保持部102に段差が付けられ、アダプタ110の両側に配置されている二つの導入口104及び導入部105よりも上方に位置付けられている。このような図9に例示する送電線結束器具101によれば、全ての導入口104が同一方向を向き、しかもその向きが下向きであるため、架空送電線13に被せた防護管14の装脱作業をし易くすることができる。
本発明の実施の一形態として、共用操作棒に装着された送電線結束器具の正面図である。 複数本の架空送電線の結束作業に際して使用する共用操作棒の一例を示す正面図である。 共用操作棒の先端部に設けられている装着部を拡大して示す斜視図である。 送電線結束器具の斜視図である。 送電線結束器具において架空送電線を保持する機構を拡大して示す斜視図である。 複数本の架空送電線の結束作業に際して使用する共用操作棒に装着する菊座アダプタの一例を示す正面図である。 菊座アダプタに装着して複数本の架空送電線の結束作業に際して使用するバインド打ち器の一例を示す正面図である。 送電線結束器具の変形例を示す正面図である。 送電線結束器具の別の変形例を示す正面図である。 従来の一例として、建築現場の足場の近傍を通る架空送電線に安全対策を施した一例を示す斜視図である。 図10において、架空送電線を防護管の上から結束部材で結束した状態を拡大して示す斜視図である。
符号の説明
13 架空送電線
14 防護管
102 送電線保持部
103 収納穴
104 導入口
105 導入部
106 蓋部
106c 弾性体
107 回動片
108 クランパ
109 作用片
110 アダプタ
201 共用操作棒
202 装着部

Claims (5)

  1. 架空送電線を覆う防護管を収納可能な複数個の収納穴を有する送電線保持部と、
    前記送電線保持部の縁部に形成された導入口から前記収納穴にそれぞれ連通して前記防護管を前記導入口から前記収納穴まで導入可能な複数個の導入部と、
    前記導入口を開閉する複数個の蓋部と、
    前記送電線保持部に回動自在に取り付けられ、回動することで前記導入口を開く位置と閉じる位置とに変位するように前記蓋部を支持する回動片と、
    前記蓋部が前記導入口を閉じる位置で前記回動片をクランプし、押す動作と引っ張る動作とによって前記回動片のクランプとクランプ解除とを制御する作用片を有するクランパと、
    前記送電線保持部の下縁に固定的に設けられ、共用操作棒の装着部に着脱自在に取り付けられるアダプタと、
    を備える送電線結束器具。
  2. 前記蓋部は、前記収納穴に面する部分に柔軟性を有する弾性体を有する、請求項1記載の送電線結束器具。
  3. 前記送電線保持部は、板状部材によって形成されている、請求項1又は2記載の送電線結束器具。
  4. 二個の前記導入部が前記送電線保持部の下縁であって前記アダプタの両側に配置されている、
    請求項1ないし3のいずれか一記載の送電線結束器具。
  5. 三個の前記導入部が前記送電線保持部の下縁に配置されている、
    請求項1ないし3のいずれか一記載の送電線結束器具。
JP2008165731A 2008-06-25 2008-06-25 送電線結束器具 Active JP5268446B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008165731A JP5268446B2 (ja) 2008-06-25 2008-06-25 送電線結束器具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008165731A JP5268446B2 (ja) 2008-06-25 2008-06-25 送電線結束器具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010011578A true JP2010011578A (ja) 2010-01-14
JP5268446B2 JP5268446B2 (ja) 2013-08-21

Family

ID=41591386

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008165731A Active JP5268446B2 (ja) 2008-06-25 2008-06-25 送電線結束器具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5268446B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104022465A (zh) * 2014-06-30 2014-09-03 国家电网公司 一种输电线路异物摘除设备
CN105762705A (zh) * 2016-04-26 2016-07-13 国网山东省电力公司龙口市供电公司 一种输电线路近杆检修甬道吊架装置
CN106207857A (zh) * 2016-08-27 2016-12-07 国网山东省电力公司招远市供电公司 一种电力智能巡检装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104577881B (zh) * 2015-01-23 2017-03-22 国家电网公司 一种智能巡线车轻便化车体装置及巡线方法
CN105186362B (zh) * 2015-09-01 2018-01-30 国网青海省电力公司海东供电公司 35‑110kV输电线路异物摘除装置
CN105655921A (zh) * 2016-03-28 2016-06-08 南京工程学院 一种架空输电线路和绝缘子清污装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61113521U (ja) * 1984-12-21 1986-07-18
JP3038009U (ja) * 1996-11-20 1997-06-06 株式会社フクダセイコー 建障用電線支持具
JPH1118227A (ja) * 1997-06-19 1999-01-22 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 配電作業用操作棒のバランス支持装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61113521U (ja) * 1984-12-21 1986-07-18
JP3038009U (ja) * 1996-11-20 1997-06-06 株式会社フクダセイコー 建障用電線支持具
JPH1118227A (ja) * 1997-06-19 1999-01-22 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 配電作業用操作棒のバランス支持装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104022465A (zh) * 2014-06-30 2014-09-03 国家电网公司 一种输电线路异物摘除设备
CN105762705A (zh) * 2016-04-26 2016-07-13 国网山东省电力公司龙口市供电公司 一种输电线路近杆检修甬道吊架装置
CN106207857A (zh) * 2016-08-27 2016-12-07 国网山东省电力公司招远市供电公司 一种电力智能巡检装置
CN106207857B (zh) * 2016-08-27 2018-07-17 国网山东省电力公司招远市供电公司 一种电力智能巡检装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5268446B2 (ja) 2013-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5268446B2 (ja) 送電線結束器具
JP4740911B2 (ja) 鳥害防止具
JP2009118586A (ja) クランプ式電流計の保持具
JP4859580B2 (ja) 巻付バインド着脱工具
JP2008042987A (ja) 間接活線作業用把持具
JP4959416B2 (ja) 引下線用コネクタ
JP5763794B2 (ja) 締結器具
JP5797592B2 (ja) 間接活線用先端工具
JP5792243B2 (ja) 間接活線作業用工具
JP2009207280A (ja) 電線防護シートのクリップ装置
JP4776332B2 (ja) コネクタ着脱工具
JP2007193097A (ja) 融着接続機搭載用作業台
JP6325301B2 (ja) 間接活線工事用クリップ及び当該クリップを用いた作業方法
JP2008079405A (ja) 電線管
JP2008131685A (ja) 間接活線工具用吊上げ支持部材
JP2000261922A (ja) 活線遠隔作業器具
JP5770226B2 (ja) 間接活線工事用アダプタ
JP5295323B2 (ja) 結束バンド把持用先端工具
JP2017070136A (ja) 電線の支持及び張緩用器具
JP2005057948A (ja) 架線引き留め用カムアロング
JP5792232B2 (ja) 絶縁用器具
TWI456590B (zh) 管道提升工具及方法
JPH11153255A (ja) 管体の接続用器具
JP4220954B2 (ja) 電線ベンダー装置
JP3119246U (ja) 光ケーブル接続作業台

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110614

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130425

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130507

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5268446

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250