JP2010006443A - 包装用袋体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 Tシャツ等のような薄手の物品を収納しても崩れず、収納される物品のサイズに見合ったものとすることができる。
【解決手段】 正面部200 に正面側谷折り部210 が形成され、2つの側面部400 に下向きY字状の側面側谷折り部410 が形成され、正面側谷折り部210 から正面部200 を谷折りし、側面側谷折り部410 を谷折りすると、正面部200 が底面部100 と背面部300 との間で内側に折り畳まれ、背面部300 の縁部のうち開口側になる上縁部310 と、正面部200 の縁部のうち開口側になる上縁部220 とに把手520 を設け、折り畳んだ際に、底面部100 と背面部300 との間で内側に折り畳まれた正面部200 を折り畳まれた状態に保持する正面側保持手段600 を正面部200 の上縁部220 の近傍と下縁部230 の近傍との間に設ける。
【選択図】 図1
【解決手段】 正面部200 に正面側谷折り部210 が形成され、2つの側面部400 に下向きY字状の側面側谷折り部410 が形成され、正面側谷折り部210 から正面部200 を谷折りし、側面側谷折り部410 を谷折りすると、正面部200 が底面部100 と背面部300 との間で内側に折り畳まれ、背面部300 の縁部のうち開口側になる上縁部310 と、正面部200 の縁部のうち開口側になる上縁部220 とに把手520 を設け、折り畳んだ際に、底面部100 と背面部300 との間で内側に折り畳まれた正面部200 を折り畳まれた状態に保持する正面側保持手段600 を正面部200 の上縁部220 の近傍と下縁部230 の近傍との間に設ける。
【選択図】 図1
Description
本発明は、例えばハンカチやTシャツ等の薄手の物品を包装する包装用袋体に関する。
一般的な包装用袋体は、図12に示すように、矩形状の底面部700と、この底面部700の4辺から立ち上げられた正面部710、背面部720及び一対の側面部730とを有している。そして、正面部710と背面部720とには、把手711、721となる開口部が設けられている。また、開口部の代わりに紐等からなる把手が設けられていることも多い。
かかる包装用袋体に、ハンカチやTシャツ等の薄手の物品を収納する場合は、図12に矢印Zに示すように、縦方向に入れる。また、底面部が大きいものであれば、物品を底面部に平らに置くようにする。
かかる包装用袋体に、ハンカチやTシャツ等の薄手の物品を収納する場合は、図12に矢印Zに示すように、縦方向に入れる。また、底面部が大きいものであれば、物品を底面部に平らに置くようにする。
しかしながら、この種の一般的な包装用袋体にハンカチやTシャツ等のような薄手の物品を縦方向に入れると、薄手の物品は自重によって崩れ落ちてしまい、しわの原因となる。
底面部が大きな包装用袋体であれば、物品を底面部に平らに置くようにするので、薄手の物品が自重によって崩れ落ちるこことはないが、収納される物品のサイズに比較してかなり大きな包装用袋体を使用しなければならない。
底面部が大きな包装用袋体であれば、物品を底面部に平らに置くようにするので、薄手の物品が自重によって崩れ落ちるこことはないが、収納される物品のサイズに比較してかなり大きな包装用袋体を使用しなければならない。
本発明は、上記事情に鑑みて創案されたもので、ハンカチやTシャツ等のような薄手の物品を収納しても崩れることがなく、しかも収納される物品のサイズに見合ったものとすることができる包装用袋体を提供することを目的としている。
本発明に係る包装用袋体は、矩形状の底面部と、この底面部の4辺から立ち上げられた正面部、背面部及び一対の側面部とを有する包装用袋体であって、前記正面部にはその正面部が立ち上がる底面部の一辺と平行な正面側谷折り部が形成され、前記正面部及び背面部と対向しない2つの側面部には下向きY字状の側面側谷折り部が形成されており、前記側面側谷折り部は、側面部の上縁部の中央部から垂下される垂下線と、この垂下線の終端から正面部と側面部と底面部との頂点及び背面部と側面部と底面部との頂点とに向かって伸びる2つの斜行線とを有しており、前記垂下線の終端は底面部からの寸法が、前記正面側谷折り部の底面部からの寸法と同等に設定されており、前記正面側谷折り部から正面部を谷折りすると同時に、前記側面側谷折り部を谷折りすると、正面部が底面部と背面部との間で内側に折り畳まれ、前記背面部の縁部のうち開口側になる上縁部と、前記正面部の縁部のうち開口側になる上縁部とに把手を設けた包装用袋体において、折り畳んだ際に、底面部と背面部との間で内側に折り畳まれた正面部を折り畳まれた状態に保持する正面側保持手段が正面部の上縁部近傍と下縁部近傍との間に設けられている。
また、本発明に係る他の包装用袋体は、矩形状の底面部と、この底面部の4辺から立ち上げられた正面部、背面部及び一対の側面部とを有する包装用袋体であって、前記正面部にはその正面部が立ち上がる底面部の一辺と平行な正面側谷折り部が形成され、前記正面部及び背面部と対向しない2つの側面部には下向きY字状の側面側谷折り部が形成されており、前記側面側谷折り部は、側面部の上縁部の中央部から垂下される垂下線と、この垂下線の終端から正面部と側面部と底面部との頂点及び背面部と側面部と底面部との頂点とに向かって伸びる2つの斜行線とを有しており、前記垂下線の終端は底面部からの寸法が、前記正面側谷折り部の底面部からの寸法と同等に設定されており、前記正面側谷折り部から正面部を谷折りすると同時に、前記側面側谷折り部を谷折りすると、正面部が底面部と背面部との間で内側に折り畳まれ、前記背面部の縁部のうち開口側になる上縁部と、前記正面部の縁部のうち開口側になる上縁部との少なくともいずれか一方に把手を設けた包装用袋体において、折り畳んだ際に、底面部と背面部との間で内側に折り畳まれた正面部を折り畳まれた状態に保持する正面側保持手段が正面部の上縁部と下縁部との間に設けられ、折り畳まれた側面部を保持する側面側保持部が側面部の正面部近傍と背面部近傍との間に設けられている。
また、本発明に係るさらに他の包装用袋体は、矩形状の底面部と、この底面部の4辺から立ち上げられた正面部、背面部及び一対の側面部とを有する包装用袋体であって、前記正面部にはその正面部が立ち上がる底面部の一辺と平行な正面側谷折り部が形成され、前記正面部及び背面部と対向しない2つの側面部には下向きY字状の側面側谷折り部が形成されており、前記側面側谷折り部は、側面部の上縁部の中央部から垂下される垂下線と、この垂下線の終端から正面部と側面部と底面部との頂点及び背面部と側面部と底面部との頂点とに向かって伸びる2つの斜行線とを有しており、前記垂下線の終端は底面部からの寸法が、前記正面側谷折り部の底面部からの寸法と同等に設定されており、前記正面側谷折り部から正面部を谷折りすると同時に、前記側面側谷折り部を谷折りすると、正面部が底面部と背面部との間で内側に折り畳まれ、前記背面部の縁部のうち開口側になる上縁部に把手を設けた包装用袋体において、折り畳んだ際に、底面部と背面部との間で内側に折り畳まれた正面部を折り畳まれた状態に保持するスリット型保持手段が正面部の上縁部近傍と下縁部近傍との間に設けられており、前記スリット型保持手段は、正面部の上縁部に設けられた上側スリット部と、正面部の下縁部に設けられた下側スリット部とからなり、折り畳んだ状態で前記把手が上側スリット部と下側スリット部とをくぐり抜けることで、正面部が底面部と背面部との間で内側に折り畳まれた状態を保持するようになっている。
さらに、本発明に係る他の包装用袋体は、矩形状の底面部と、この底面部の4辺から立ち上げられた正面部、背面部及び一対の側面部とを有する包装用袋体であって、前記正面部にはその正面部が立ち上がる底面部の一辺と平行な正面側谷折り部が形成され、前記正面部及び背面部と対向しない2つの側面部には下向きY字状の側面側谷折り部が形成されており、前記側面側谷折り部は、側面部の上縁部の中央部から垂下される垂下線と、この垂下線の終端から正面部と側面部と底面部との頂点及び背面部と側面部と底面部との頂点とに向かって伸びる2つの斜行線とを有しており、前記垂下線の終端は底面部からの寸法が、前記正面側谷折り部の底面部からの寸法と同等に設定されており、前記正面側谷折り部から正面部を谷折りすると同時に、前記側面側谷折り部を谷折りすると、正面部が底面部と背面部との間で内側に折り畳まれ、前記背面部の縁部のうち開口側になる上縁部と、前記正面部の縁部のうち開口側になる上縁部との少なくともいずれか一方に把手を設けた包装用袋体において、折り畳んだ際に、底面部と背面部との間で内側に折り畳まれた正面部を折り畳まれた状態に保持する背底面側保持手段が背面部と底面部との間に設けられている。
本発明に係る包装用袋体は、折り畳むと、底面部に平らに置かれて収納されたTシャツ等の薄手の物品は、折り畳まれた正面部と背面部によって上側から抑え込まれて挟み込まれるため、従来の包装用袋体のように、自重によって崩れ落ちることがない。よって、物品にしわがよらない。
また、しかも収納される物品のサイズに見合ったものとすることができる。
また、しかも収納される物品のサイズに見合ったものとすることができる。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る包装用袋体を開いた状態の概略的斜視図、図2は本発明の第1の実施の形態に係る包装用袋体をほぼ折り畳んだ状態の概略的斜視図、図3は本発明の第1の実施の形態に係る包装用袋体を折り畳む途中の概略的斜視図、図4は本発明の第1の実施の形態に係る包装用袋体の使用状態を示す概略的斜視図、図5は本発明の第2の実施の形態に係る包装用袋体を開いた状態の概略的斜視図、図6は本発明の第3の実施の形態に係る包装用袋体を開いた状態の概略的斜視図、図7は本発明の第3の実施の形態に係る包装用袋体を閉じた状態の概略的側面図、図8は本発明の第4の実施の形態に係る包装用袋体を閉じた状態の概略的側面図、図9は本発明の第4の実施の形態に係る包装用袋体(変形バージョン)を閉じた状態の概略的側面図、図10は本発明の第4の実施の形態に係る包装用袋体(さらなる変形バージョン)を閉じた状態の概略的斜視図、図11は本発明の第5の実施の形態に係る包装用袋体の概略的をほぼ折り畳んだ状態の概略的斜視図である。
本発明の第1の実施の形態に係る包装用袋体Aは、矩形状の底面部100と、この底面部100の4辺から立ち上げられた正面部200、背面部300及び一対の側面部400とを有する包装用袋体であって、前記正面部200にはその正面部200が立ち上がる底面部100の一辺L1と平行な正面側谷折り部210が形成され、前記正面部200及び背面部300と対向しない2つの側面部400には下向きY字状の側面側谷折り部410が形成されており、前記側面側谷折り部410は、側面部400の上縁部420の中央部から垂下される垂下線411と、この垂下線411の終端から正面部200と側面部400と底面部100との頂点P1及び背面部300と側面部400と底面部100との頂点P2とに向かって伸びる2つの斜行線412とを有しており、前記垂下線411の終端は底面部100からの寸法H2が、前記正面側谷折り部210の底面部100からの寸法H1と同等に設定されており、前記正面側谷折り部210から正面部200を谷折りすると同時に、前記側面側谷折り部410を谷折りすると、正面部200が底面部100と背面部300との間で内側に折り畳まれ、前記背面部300の縁部のうち開口側になる上縁部310と、前記正面部200の縁部のうち開口側になる上縁部220とに把手520を設けた包装用袋体において、折り畳んだ際に、底面部100と背面部300との間で内側に折り畳まれた正面部200を折り畳まれた状態に保持する正面側保持手段600が正面部200の上縁部220の近傍と下縁部230(正面部200と底面部100とに共通する一辺L1)の近傍との間に設けられている。
まず、この包装用袋体Aは、紙や布や薄い剛性樹脂製フィルムから構成されている。なお、本明細書中おいて、谷折りとは折り目が凹となる方向に折り込むことを意味し、山折りとは折り目が凸となる方向に折り込むことを意味する。
この包装用袋体Aの底面部100は、例えば、収納すべき物品がTシャツである場合、折り畳んだTシャツと平面視サイズと同等の大きさを有する長方形状に設定されている。すなわち、この底面部100に折り畳んだTシャツを平らに置くことができるようにするためである。
底面部100の4辺のうち、一対の長辺からは正面部200と背面部300とがそれぞれ立ち上げられ、一対の短辺からは一対の側面部400がそれぞれ立ち上げられている。もちろん、正面部200の両側部の辺は側面部400の一方の辺と、背面部の両側部の辺は側面部400の他方の辺と共通になっている。
すなわち、この包装用袋体Aは、有底の四角筒形状に形成されているのある。
まず、正面部200には、略中央部に底面部100と共通する一辺L1と平行な正面側谷折り部210が設けられている。正面部200は、この正面側谷折り部210において谷折りとすることができるのである。
また、一対の側面部400には、下向きY字状の側面側谷折り部410が設けられている。この側面側谷折り部410は、側面部400の上縁部420の中央部から下方に向かった垂下線411と、この垂下線411の下端から側面部400の下端側の角部に向かう一対の斜行線412とから構成されるのである。前記下端側の角部は、正面部200側では、正面部200と側面部400と底面部100との頂点P1に、背面部300側では、背面部300と側面部400と底面部100との頂点P2にそれぞれ相当する。
もちろん、この側面側谷折り部410を構成する垂下線411と斜行線412とによって、側面部400は谷折りとすることができるのである。
なお、前記垂下線411の終端と底面部100との間の寸法H2と、前記正面側谷折り部210と底面部100との間の寸法H1とは等しく設定されている。
一方、前記背面部300と正面部200とには、紐からなる把手510、520が設けられている。
背面部300の把手510は、包装用袋体Aを折り畳んだ際に、背面部300の縁部のうち開口側になる上縁部310に設けられている。
また、正面部200側の把手520は、包装用袋体Aを折り畳んだ際に、前記上縁部310に隣接する縁部、すなわち正面部200の上縁部220に設けられている。
背面部300の把手510は、包装用袋体Aを折り畳んだ際に、背面部300の縁部のうち開口側になる上縁部310に設けられている。
また、正面部200側の把手520は、包装用袋体Aを折り畳んだ際に、前記上縁部310に隣接する縁部、すなわち正面部200の上縁部220に設けられている。
さらに、正面部200の上縁部220の近傍と、正面部200の下縁部230の近傍には面ファスナーからなる正面側保持手段600が設けられている。この正面側保持手段600は、底面部100と背面部300との間で内側に折り畳まれた正面部200を折り畳まれた状態に保持するものである。すなわち、この正面側保持手段600は、正面部200の上縁部220の近傍に設けられた上側面ファスナー601と、正面部200の下縁部230の近傍に設けられた下側面ファスナー602とからなり、上側面ファスナー601、下側ファスナー602は、正面部200を折り畳むと重なる位置に設けられている。
次に、このように構成された包装用袋体Aを用いてTシャツを収納する際の折り畳み方について説明する。
まず、図1に示すような状態、すなわち包装用袋体Aを開いた状態とし、底面部100に折り畳んだTシャツを平らに置く。
次に、図3に示すように、正面部200の正面側谷折り部210と、側面部400の側面側谷折り部410とに沿って正面部200と側面部400とを谷折りする。
すると、正面部200と底面部100とに共通する一辺L1は山折りとなり、背面部300と底面部100とに共通する一辺L2も山折りとなり、側面部400と底面部100とに共通する一辺L3も山折りとなる。
まず、図1に示すような状態、すなわち包装用袋体Aを開いた状態とし、底面部100に折り畳んだTシャツを平らに置く。
次に、図3に示すように、正面部200の正面側谷折り部210と、側面部400の側面側谷折り部410とに沿って正面部200と側面部400とを谷折りする。
すると、正面部200と底面部100とに共通する一辺L1は山折りとなり、背面部300と底面部100とに共通する一辺L2も山折りとなり、側面部400と底面部100とに共通する一辺L3も山折りとなる。
正面部200を完全に折り畳む、すなわち図2に示すように、上側から背面部300、側面側谷折り部410で折り畳まれた側面部400、正面側谷折り部210で折り畳まれた正面部200、底面部100の順に積み重なった状態となる。この状態では、収納されたTシャツ等の物品は、図2において右半分は折り畳まれた正面部200によって上側から抑え込まれ、左半分は背面部300によって上側から抑え込まれることになる。
この状態になると、正面側保持手段600を構成する2つの面ファスナー601、602が重なって接合されるため、正面部200は折り畳まれた状態を保持することができるのである。
このような状態でTシャツ等の薄手の物品を収納した包装用袋体Aは、図4に示すような状態、すなわち把手510、520を上向きにした状態で持ち運ばれる。この状態では、上述したように、収納されたTシャツ等の物品は、縦方向にはなるが、正面部200と背面部300とによって挟み込まれるため、従来の包装用袋体のように、自重によって崩れ落ちることがない。よって、物品にしわがよらない。
なお、上述した第1の実施の形態では、正面側保持手段600は、上側面ファスナー601と下側面ファスナー602とから構成されるとしたが,他の手段、例えば、スナップボタン(点ファスナー)の雄雌、通常のボタンとボタンホール等の他の手段であってもよいことはいうまでもない。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る包装用袋体Bを図5を参照しつつ説明する。
この第2の実施の形態に係る包装用袋体Bが上述した包装用袋体Aと相違する点は、前記正面側保持手段600の他に、折り畳まれた側面部400を保持する側面側保持部610が設けられている点である。
この第2の実施の形態に係る包装用袋体Bが上述した包装用袋体Aと相違する点は、前記正面側保持手段600の他に、折り畳まれた側面部400を保持する側面側保持部610が設けられている点である。
この側面側保持手段610は、図5に示すように、側面部400の正面部近傍と背面部近傍とに設けられた正面部側面ファスナー611と、背面部側面ファスナー612とから構成されている。正面部側面ファスナー611、背面部側面ファスナー612は、側面部400を折り畳むと重なる位置に設けられている。もちろん、左右両側の側面400に一組ずつ設けられている。
かかる包装用袋体Bは、側面部400に側面側保持手段610が設けられている以外は、上述した包装用袋体Aと同一である。従って、Tシャツを収納する際の折り畳み方もほぼ同様である。異なる点は、側面部400を折り畳む際に、側面側保持手段610の正面部側面ファスナー611と背面部側面ファスナー612が重なって接合する点のみである。
この包装用袋体Bは、このように正面側保持手段600のみならず、側面側保持手段610によっても、折り畳んだ状態を保持するため、折り畳んだ状態をより強固に保持することが可能になっている。
なお、この包装用袋体Bでは、側面側保持手段610のみを接合させると、側面視略三角形状に形作られる。嵩張る物品を収納する場合には、このように側面側保持手段610のみを接合させることで、収納した物品を外から見えないように収納することが可能になる。
なお、上述した第2の実施形態に係る包装用袋体Bでは、背面部300の上縁部310に設けられた把手510と,正面部200の上縁部220に設けられた把手520との二つの把手510、520を有するとしたが、いずれか一方の把手のみでもよい。
また、上述した第2の実施の形態では、側面側保持手段610は、正面部側面ファスナー611と背面部側面ファスナー612とから他の手段、例えば、スナップボタン(点ファスナー)の雄型と雌型、通常のボタンとボタンホール等の他の手段であってもよいことはいうまでもない。
正面側保持手段600と側面側保持手段610という2つの保持手段で折り畳んだ状態を保持するため、背面部300の把手510と正面部200の把手520との2つの把手がなくても、一方の把手さえあれば、折り畳んだ状態をしっかりと保持できるためである。
次に、本発明の第3の実施の形態に係る包装用袋体Bを図6を参照しつつ説明する。
第3の実施の形態に係る包装用袋体Cにおける把手としては、背面部300の上縁部310に設けられた把手510のみである。
そして、この包装用袋体Cには、把手510を利用したスリット型保持手段630が設けられている。
第3の実施の形態に係る包装用袋体Cにおける把手としては、背面部300の上縁部310に設けられた把手510のみである。
そして、この包装用袋体Cには、把手510を利用したスリット型保持手段630が設けられている。
スリット型保持手段630は、図6に示すように、正面部200の上縁部220に設けられ、上縁部220との間にスリット631Cを形成する上側ループ片631と、正面部200の下縁部230に設けられ、下縁部230との間にスリット632Cを形成する下側ループ片632とから構成されている。
他の基本的構成は、包装用袋体Aと同様である。ただし、包装用袋体Cでは、正面側保持手段610に相当するものがスリット型保持手段630であるので、正面側保持手段610は存在しない。
Tシャツ等を収納して折り畳む場合には、正面部200を正面側谷折り部210から谷折りするとともに、側面部400の側面側谷折り部410を谷折りして、背面部300の上縁部310と正面部200の上縁部220と底面部100と正面部200との境目である一辺L1(正面部200の下縁部230に等しい)とを隣接させる。すると、把手510と上側ループ片631と下側ループ片632とが隣接する。この状態で、把手510を上側ループ片631のスリット631Cと下側ループ片632のスリット632Cとをくぐり抜けさせると、折り畳まれた状態を保持するようになる(図7参照)。
なお、上述した第3の実施の形態に係る包装用袋体Cでは、スリット型保持手段630は上側ループ片631と下側ループ片632とから構成したが、正面部200の上側に上側スリットを、正面部200の下側及び底面部100の一辺L1側に下側スリットを開設したものであってもよい。また、上側スリットと下側スリットとのいずれか一方をループ片とすることも可能である。
次に、本発明の第4の実施の形態に係る包装用袋体Dを図8を参照しつつ説明する。
この第4の実施の形態に係る包装用袋体Dでは、包装用袋体Dを折り畳んだ状態に保持する保持手段が、背面部300と底面部100との間に設けられた背底面保持手段640であることが特徴的部分である。
この第4の実施の形態に係る包装用袋体Dでは、包装用袋体Dを折り畳んだ状態に保持する保持手段が、背面部300と底面部100との間に設けられた背底面保持手段640であることが特徴的部分である。
背底面保持手段640は、背面部300の一対の上縁隅部に設けられたフラップ片641と、底面部100の一対の正面側隅部に設けられたループ片642とから構成されている。この背底面保持手段640は、包装用袋体Dを折り畳んだ状態で隣接するような位置に設けられている。
前記フラップ片641は舌片状部材であって、折り畳まれた包装用袋体Dの底面部100側まで回り込める長さに設定されている。一方、ループ片642は、フラップ片641がくぐり抜けられる程度の大きさに設定されている。
包装用袋体Dを折り畳んだ状態で、フラップ片641をループ片642にくぐり抜けさせることにより、包装用袋体Dは折り畳まれた状態を保持する。
なお、フラップ片641とループ片642との位置関係を逆とすることも可能である。すなわち、背面部300にループ片642を、底面部100にフラップ片641をそれぞれ設けることも可能である。
また、この包装用袋体Dの変形バージョン(包装用袋体D’)としては、図9に示すような背底面保持手段640を上側に設けたものも可能である。すなわち、フラップ片641を背面部300の上縁部310に、ループ片642を底面部100の一辺L1の近傍にそれぞれ設けるのである。このタイプであると、フラップ片641は、包装用袋体Dの開口を横切る形になるので、通常のかばんに近い外観を構成することも可能である。
なお、このタイプでフラップ片641とループ片642との位置関係を逆とすることも可能である。
なお、このタイプでフラップ片641とループ片642との位置関係を逆とすることも可能である。
さらに、この第4の実施の形態に係る包装用袋体D(包装用袋体D’)では、把手510と把手520との2つの把手を設けたが、いずれか一方のみを設けるとしてもよい。
また、この包装用袋体Dのさらなる変形バージョンとして、図10に示す包装用袋体D”もある。この包装用袋体D”は、側面部400と背面部300との間の境目L4と、底面部100の一辺であって、折り畳んだ状態で前記境目L4と隣接する一辺L3との間に設けられたスライドファスナーをもって背底面保持手段640”とするのである。
この背底面保持手段640”は、エレメントと称される歯を複数個一定間隔で並べたテープ645を前記境目L4と前記一辺L3とに沿って取り付け、このテープ645をスライダ646で開閉するように構成されているのである。
折り畳み際には前記スライドファスナーである背底面保持手段640”を閉じ、拡げる際には前記スライドファスナーである背底面保持手段640”を拡げるのである。このタイプのものであると、きわめて容易に折り畳み及び拡げることができる。
次に、本発明の第5の実施の形態に係る包装用袋体Eを図11を参照しつつ説明する。
この第5の実施の形態に係る包装用袋体Eでは、包装用袋体Dを折り畳んだ状態に保持する保持手段が、正面部200と底面部100との間に設けられた正底面保持手段650であることが特徴的部分である。
この第5の実施の形態に係る包装用袋体Eでは、包装用袋体Dを折り畳んだ状態に保持する保持手段が、正面部200と底面部100との間に設けられた正底面保持手段650であることが特徴的部分である。
この正底面側保持手段650は、折り畳むと、把手520と重なる位置に設けられており、正面部200と底面部100とに共通する一辺L1に沿って開設された2つの開口651と、この開口651と前記一辺L1との間をつなぐ2つの切込652とから構成されている。特に、切込652は、正面部200と底面部100とに共通する一辺L1に対して斜めに形成されている。
折り畳まれた包装用袋体Eの把手520を切込652を介して開口651に押し込む。すると、把手520は、開口651内に位置することで正面部200の折り畳まれた状態を保持する。
なお、上述したものでは、把手510、520はを背面部300の上縁部310、正面部200の上縁部220に沿った位置に取り付けるものとしたが、その位置に開口を開設したうえで挿通させるタイプのものであれば、この開口は、前記開口651と同一工程で開設することができる。すなわち、全体を折り畳んだ状態で一気にパンチすることで開設可能である。
上述した包装用袋体A〜D(包装用袋体D’、D”)、Eでは、例えば、Tシャツ等の薄手の物品を収納するものとして説明したが、スーパーマーケット備え付けの買い物かごに被せて使用するいわゆるエコバックして使用することも可能である。
この場合には、不使用時には折り畳んでおき、使用時(買い物収納時)には前記買い物かごに被せ、持ち帰り時には前記買い物かごから取り外して使用するのである。
100 底面部
200 正面部
210 正面側谷折り線
300 背面部
400 側面部
410 側面側谷折り部
411 垂下線
412 斜行線
200 正面部
210 正面側谷折り線
300 背面部
400 側面部
410 側面側谷折り部
411 垂下線
412 斜行線
Claims (8)
- 矩形状の底面部と、この底面部の4辺から立ち上げられた正面部、背面部及び一対の側面部とを有する包装用袋体であって、前記正面部にはその正面部が立ち上がる底面部の一辺と平行な正面側谷折り部が形成され、前記正面部及び背面部と対向しない2つの側面部には下向きY字状の側面側谷折り部が形成されており、前記側面側谷折り部は、側面部の上縁部の中央部から垂下される垂下線と、この垂下線の終端から正面部と側面部と底面部との頂点及び背面部と側面部と底面部との頂点とに向かって伸びる2つの斜行線とを有しており、前記垂下線の終端は底面部からの寸法が、前記正面側谷折り部の底面部からの寸法と同等に設定されており、前記正面側谷折り部から正面部を谷折りすると同時に、前記側面側谷折り部を谷折りすると、正面部が底面部と背面部との間で内側に折り畳まれ、前記背面部の縁部のうち開口側になる上縁部と、前記正面部の縁部のうち開口側になる上縁部とに把手を設けた包装用袋体において、折り畳んだ際に、底面部と背面部との間で内側に折り畳まれた正面部を折り畳まれた状態に保持する正面側保持手段が正面部の上縁部近傍と下縁部近傍との間に設けられていることを特徴とする包装用袋体。
- 矩形状の底面部と、この底面部の4辺から立ち上げられた正面部、背面部及び一対の側面部とを有する包装用袋体であって、前記正面部にはその正面部が立ち上がる底面部の一辺と平行な正面側谷折り部が形成され、前記正面部及び背面部と対向しない2つの側面部には下向きY字状の側面側谷折り部が形成されており、前記側面側谷折り部は、側面部の上縁部の中央部から垂下される垂下線と、この垂下線の終端から正面部と側面部と底面部との頂点及び背面部と側面部と底面部との頂点とに向かって伸びる2つの斜行線とを有しており、前記垂下線の終端は底面部からの寸法が、前記正面側谷折り部の底面部からの寸法と同等に設定されており、前記正面側谷折り部から正面部を谷折りすると同時に、前記側面側谷折り部を谷折りすると、正面部が底面部と背面部との間で内側に折り畳まれ、前記背面部の縁部のうち開口側になる上縁部と、前記正面部の縁部のうち開口側になる上縁部との少なくともいずれか一方に把手を設けた包装用袋体において、折り畳んだ際に、底面部と背面部との間で内側に折り畳まれた正面部を折り畳まれた状態に保持する正面側保持手段が正面部の上縁部と下縁部との間に設けられ、折り畳まれた側面部を保持する側面側保持部が側面部の正面部近傍と背面部近傍との間に設けられていることを特徴とする包装用袋体。
- 矩形状の底面部と、この底面部の4辺から立ち上げられた正面部、背面部及び一対の側面部とを有する包装用袋体であって、前記正面部にはその正面部が立ち上がる底面部の一辺と平行な正面側谷折り部が形成され、前記正面部及び背面部と対向しない2つの側面部には下向きY字状の側面側谷折り部が形成されており、前記側面側谷折り部は、側面部の上縁部の中央部から垂下される垂下線と、この垂下線の終端から正面部と側面部と底面部との頂点及び背面部と側面部と底面部との頂点とに向かって伸びる2つの斜行線とを有しており、前記垂下線の終端は底面部からの寸法が、前記正面側谷折り部の底面部からの寸法と同等に設定されており、前記正面側谷折り部から正面部を谷折りすると同時に、前記側面側谷折り部を谷折りすると、正面部が底面部と背面部との間で内側に折り畳まれ、前記背面部の縁部のうち開口側になる上縁部に把手を設けた包装用袋体において、折り畳んだ際に、底面部と背面部との間で内側に折り畳まれた正面部を折り畳まれた状態に保持するスリット型保持手段が正面部の上縁部近傍と下縁部近傍との間に設けられており、前記スリット型保持手段は、正面部の上縁部に設けられた上側スリット部と、正面部の下縁部に設けられた下側スリット部とからなり、折り畳んだ状態で前記把手が上側スリット部と下側スリット部とをくぐり抜けることで、正面部が底面部と背面部との間で内側に折り畳まれた状態を保持することを特徴とする包装用袋体。
- 矩形状の底面部と、この底面部の4辺から立ち上げられた正面部、背面部及び一対の側面部とを有する包装用袋体であって、前記正面部にはその正面部が立ち上がる底面部の一辺と平行な正面側谷折り部が形成され、前記正面部及び背面部と対向しない2つの側面部には下向きY字状の側面側谷折り部が形成されており、前記側面側谷折り部は、側面部の上縁部の中央部から垂下される垂下線と、この垂下線の終端から正面部と側面部と底面部との頂点及び背面部と側面部と底面部との頂点とに向かって伸びる2つの斜行線とを有しており、前記垂下線の終端は底面部からの寸法が、前記正面側谷折り部の底面部からの寸法と同等に設定されており、前記正面側谷折り部から正面部を谷折りすると同時に、前記側面側谷折り部を谷折りすると、正面部が底面部と背面部との間で内側に折り畳まれ、前記背面部の縁部のうち開口側になる上縁部と、前記正面部の縁部のうち開口側になる上縁部との少なくともいずれか一方に把手を設けた包装用袋体において、折り畳んだ際に、底面部と背面部との間で内側に折り畳まれた正面部を折り畳まれた状態に保持する背底面側保持手段が背面部と底面部との間に設けられていることを特徴とする包装用袋体。
- 前記請求項5記載の背底面側保持手段が、側面部と背面部との間の境目と、底面部の一辺であって、折り畳んだ状態で前記境目と隣接する一辺との間に設けられたスライドファスナーであることを特徴とする包装用袋体。
- 矩形状の底面部と、この底面部の4辺から立ち上げられた正面部、背面部及び一対の側面部とを有する包装用袋体であって、前記正面部にはその正面部が立ち上がる底面部の一辺と平行な正面側谷折り部が形成され、前記正面部及び背面部と対向しない2つの側面部には下向きY字状の側面側谷折り部が形成されており、前記側面側谷折り部は、側面部の上縁部の中央部から垂下される垂下線と、この垂下線の終端から正面部と側面部と底面部との頂点及び背面部と側面部と底面部との頂点とに向かって伸びる2つの斜行線とを有しており、前記垂下線の終端は底面部からの寸法が、前記正面側谷折り部の底面部からの寸法と同等に設定されており、前記正面側谷折り部から正面部を谷折りすると同時に、前記側面側谷折り部を谷折りすると、正面部が底面部と背面部との間で内側に折り畳まれ、前記背面部の縁部のうち開口側になる上縁部と、前記正面部の縁部のうち開口側になる上縁部との少なくともいずれた一方に把手を設けた包装用袋体において、折り畳んだ際に、底面部と背面部との間で内側に折り畳まれた正面部を折り畳まれた状態に保持する正底面側保持手段が正面部と底面部との間に設けられていることを特徴とする包装用袋体。
- 前記請求項6記載の正底面側保持手段は、正面部と底面部とに共通する一辺に沿って開設された開口と、この開口と前記一辺との間をつなぐ切込とから構成され、折り畳んだ状態で把手を切込から開口に押し込んで使用することを特徴とする包装用袋体。
- 前記請求項7記載の切込は、正面部と底面部とに共通する一辺に対して斜めに形成されていることを特徴とする包装用袋体。
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- 2008-06-30 JP JP2008170298A patent/JP2010006443A/ja active Pending
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