JP3131089U - 袱紗 - Google Patents
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Abstract
【課題】金封を袱紗本体に見栄え良く容易に収納することができる袱紗を提供する。
【解決手段】第1〜第4角部6,8,10,12を有する矩形状の袱紗本体4を備え、袱紗本体4の第1角部6は内側に折り畳まれ、この折り畳まれた第1角部6の両側部には袱紗本体4と縫い合わされた一対の縫合部14a,14bが設けられ、袱紗本体4、第1角部6及び一対の縫合部14a,14bによって金封16が収納される収納部18が規定される。また、袱紗本体4の第2角部8及び第3角部10には、相互に重ね合わされた第2角部8及び第3角部10を相互に着脱自在に結合するための結合手段が設けられている。
【選択図】図2
【解決手段】第1〜第4角部6,8,10,12を有する矩形状の袱紗本体4を備え、袱紗本体4の第1角部6は内側に折り畳まれ、この折り畳まれた第1角部6の両側部には袱紗本体4と縫い合わされた一対の縫合部14a,14bが設けられ、袱紗本体4、第1角部6及び一対の縫合部14a,14bによって金封16が収納される収納部18が規定される。また、袱紗本体4の第2角部8及び第3角部10には、相互に重ね合わされた第2角部8及び第3角部10を相互に着脱自在に結合するための結合手段が設けられている。
【選択図】図2
Description
本考案は、金封を収納するための袱紗に関する。
従来より、結婚式等の慶事においては、慶事用の金封に祝い金等を入れて持参し、また通夜や告別式等の弔事においては、弔事用の金封に香典等を入れて持参している。一般に、このような金封は、礼服のポケットやハンドバッグ等から直接取り出して手渡すのは失礼に当たるとされており、袱紗に包んで持参することがマナーとされている。
この袱紗は、第1〜第4角部を有する矩形状の袱紗本体を備えている(例えば、特許文献1参照)。金封を袱紗本体に収納する方法について説明すると、次の通りである。まず、平面状に拡げた袱紗本体の中央部の所定位置に金封を載置し、袱紗本体の第1角部を内側に折り畳んで金封の上に重ね合わせ、次に、第1角部に隣接する第2角部を内側に折り畳んで第1角部の上に重ね合わせ、次いで、第2角部に対向する第3角部を内側に折り畳んで第2角部の上に重ね合わせ、その後に、第1角部に対向する第4角部を内側に折り畳んで第3角部の上に重ね合わせ、このようにして金封が袱紗本体に包み込まれて収納される。
上述のような従来の袱紗では、金封を袱紗本体に見栄え良く収納するためには、金封を袱紗本体の中央部の所定位置に正確に載置する必要がある。しかしながら、上述のように第2角部及び第3角部をそれぞれ内側に折り畳んだ際に、袱紗本体に対する金封の相対的位置がずれてしまうおそれがあり、金封を袱紗本体に見栄え良く収納するのは容易でないという問題がある。
本考案の目的は、金封を袱紗本体に見栄え良く容易に収納することができる袱紗を提供することである。
本考案の請求項1に記載の袱紗では、第1〜第4角部を有する矩形状の袱紗本体を備え、前記袱紗本体の前記第1角部は内側に折り畳まれ、この折り畳まれた前記第1角部の両側部には前記袱紗本体と縫い合わされた一対の縫合部が設けられ、前記袱紗本体、前記第1角部及び前記一対の縫合部によって金封が収納される収納部が規定されることを特徴とする。
また、本考案の請求項2に記載の袱紗では、前記袱紗本体の前記第1角部に隣接する前記第2角部は、内側に折り畳まれて前記第1角部に重ね合わされ、また前記第2角部と対向される前記第3角部は、内側に折り畳まれて前記第2角部に重ね合わされ、前記袱紗本体の前記第2角部及び前記第3角部には、相互に重ね合わされた前記第2角部及び前記第3角部を相互に着脱自在に結合するための結合手段が設けられていることを特徴とする。
さらに、本考案の請求項3に記載の袱紗では、前記結合手段は、前記袱紗本体の前記第2角部の外面に設けられた第1の面ファスナと、前記袱紗本体の前記第3角部の内面に設けられた第2の面ファスナと、から構成され、前記第1の面ファスナと前記第2の面ファスナとが相互に着脱自在に係止されることを特徴とする。
本考案の請求項1に記載の袱紗によれば、内側に折り畳まれた第1角部の両側部には袱紗本体と縫い合わされた一対の縫合部が設けられ、袱紗本体、第1角部及び一対の縫合部によって金封が収納される収納部が規定されるので、金封を収納部に収納すると、一対の縫合部がそれぞれ金封の両側に配設され、これにより袱紗本体に対する金封の両側方向への相対的移動が拘束され、金封が収納部における所定位置に位置決め保持される。従って、第2角部及び第3角部をそれぞれ内側に折り畳んだ際に、袱紗本体に対する金封の相対的位置がずれるのが防止され、金封を袱紗本体に見栄え良く容易に収納することができる。
また、本考案の請求項2に記載の袱紗によれば、袱紗本体の第2角部及び第3角部には、相互に重ね合わされた第2角部及び第3角部を相互に着脱自在に結合するための結合手段が設けられているので、第2角部及び第3角部が相互に重ね合わされた状態を保持することができ、金封を収納した袱紗本体の形状を美しく保持することができる。
さらに、本考案の請求項3に記載の袱紗によれば、結合手段は、袱紗本体の第2角部の外面に設けられた第1の面ファスナと、袱紗本体の第3角部の内面に設けられた第2の面ファスナと、から構成されているので、相互に重ね合わされた第2角部及び第3角部を相互に容易に結合することができ、金封を袱紗本体に容易に収納することができる。また、相互に重ね合わされた第2角部及び第3角部を相互に容易に離脱することができ、金封を袱紗本体から容易に取り出すことができる。
以下、添付図面を参照して、本考案に従う袱紗の一実施形態について説明する。図1は、本考案の一実施形態による袱紗を示す斜視図であり、図2は、金封を図1の袱紗本体の収納部に収納した状態を示す図であり、図3は、図2の状態より、第2角部を内側に折り畳んで第1角部の上に重ね合わせた状態を示す図であり、図4は、図3の状態より、第3角部を内側に折り畳んで第2角部の上に重ね合わせた状態を示す図である。
図1において、図示の袱紗2は、矩形状の袱紗本体4を備えており、この袱紗本体4は、例えば布や絹等の織布から形成されている。この袱紗本体4の4つの角部に対応して、第1角部6、第2角部8、第4角部12及び第3角部10がこの順に隣接して設けられている。
袱紗本体4の第1角部6は内側に折り畳まれ、この折り畳まれた第1角部6は、袱紗本体4の内面における中央部に重ね合わされている。また、この折り畳まれた第1角部6の両側部には、袱紗本体4の中央部と縫い合わされた一対の縫合部14a,14bが設けられており、この一対の縫合部14a,14bの離間距離は、金封16の上下方向の長さよりも幾分大きく構成されている。袱紗本体4、第1角部6及び一対の縫合部14a,14bによって収納部18が規定され、この収納部18には金封16が挿脱自在に収納される。
また、袱紗本体4の第2角部8及び第3角部10には、後述するようにして相互に重ね合わされた第2角部8及び第3角部10を相互に着脱自在に結合するための結合手段20が設けられている。この結合手段20は、袱紗本体4の第2角部8の外面に設けられた第1の面ファスナ22と、袱紗本体4の第3角部10の内面に設けられた第2の面ファスナ24と、から構成され、これら第1の面ファスナ22と第2の面ファスナ24とは相互に着脱自在に係止される。
図2〜図4をも参照して、上述のように構成された袱紗2に慶事用の金封16を収納する方法について説明すると、次の通りである。まず、袱紗本体4の内面(第1角部6が折り畳まれた側の面)に向かって第1角部6が左側に配設されるようにして、袱紗本体4を平面状に拡げた状態に保持し、金封16を袱紗本体4の収納部18に収納する(図2参照)。このように金封16を収納部18に収納すると、一対の縫合部14a,14bがそれぞれ金封16の上下方向(図2〜図4において上下方向)両側に配設され、これにより金封16が収納部18における所定位置に位置決め保持され、袱紗本体4に対する金封16の上下方向への相対的移動が拘束される。
この状態において、第1角部6に隣接される第2角部8を金封16の上端と略平行に延びる折曲げライン26に沿って内側(図2〜図4において手前側)に折り畳んで第1角部6の上に重ね合わせ(図3参照)、次いで、第2角部8と対向される第3角部10を金封16の下端と略平行に延びる折曲げライン28に沿って内側に折り畳んで第2角部8の上に重ね合わせ、第1の面ファスナ22及び第2の面ファスナ24を相互に係止させる(図4参照)。その後に、第1角部6と対向される第4角部12を金封16の右側端と略平行に延びる折曲げライン30に沿って内側に折り畳んで第3角部10の上に重ね合わせ、このようにして金封16が袱紗本体4の内部に包み込まれて収納される。
本実施形態の袱紗2では、上述のように金封16が収納部18における所定位置に位置決め保持されるので、第2角部8及び第3角部10をそれぞれ内側に折り畳んだ際に、袱紗本体4に対する金封16の相対的位置がずれるのを防止することができ、それ故に、金封16を袱紗本体4に見栄え良く容易に収納することができる。また、第2角部8及び第3角部10が結合手段20によって相互に結合されるので、これら第2角部8及び第3角部10が相互に重ね合わされた状態を保持することができ、金封16を収納した袱紗本体4の形状を美しく保持することができる。
なお、金封16を袱紗本体4から取り出す際には、まず、第4角部12を外側に開き、第1の面ファスナ22と第2の面ファスナ24とを相互に離脱して、第3角部10及び第2角部8をこの順にそれぞれ外側に開くことにより、金封16を収納部18から外部に取り出すことができる。
本実施形態では、慶事用の金封16を袱紗本体4に収納する場合について説明したが、弔事用の金封(図示せず)を袱紗本体4に収納する場合には、次のようにすればよい。まず、袱紗本体4の内面に向かって第1角部6が右側に配設されるようにして、袱紗本体4を平面状に拡げた状態に保持し、金封を袱紗本体4の収納部18に収納する。次に、第2角部8を金封の下端と略平行に延びる折曲げライン26に沿って内側に折り畳んで第1角部6の上に重ね合わせ、次いで、第3角部10を金封の上端と略平行に延びる折曲げライン28に沿って内側に折り畳んで第2角部8の上に重ね合わせ、第1の面ファスナ22及び第2の面ファスナ24を相互に係止させる。その後に、第4角部12を金封の左側端と略平行に延びる折曲げライン30に沿って内側に折り畳んで第3角部10に重ね合わせ、このようにして弔事用の金封を袱紗本体4に収納することができる。かかる場合においても、上述したのと同様の作用効果が達成される。
以上、本考案に従う袱紗の一実施形態について説明したが、本考案はかかる実施形態に限定されるものではなく、本考案の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。
例えば、上記実施形態では、結合手段20を第1の面ファスナ22及び第2の面ファスナ24から構成したが、これに限られず、例えばスナップボタンから構成してもよい。かかる場合には、結合手段20は、袱紗本体4の第2角部8の外面に設けられた雄型スナップ(又は雌型スナップ)と、第3角部10の内面に設けられた雌型スナップ(又は雄型スナップ)と、から構成され、雄型スナップと雌型スナップとが相互に着脱自在に嵌合される。
また例えば、収納部18に収納した金封16の上端、下端及び右側端(又は左側端)とそれぞれ略平行に延びる折り目を袱紗本体4に形成してもよく、このように折り目を形成することにより、第2〜第4角部8,10,12をそれぞれ対応する折り目に沿って内側に容易に折り畳むことができる。
2 袱紗
4 袱紗本体
6 第1角部
8 第2角部
10 第3角部
12 第4角部
14a,14b 縫合部
16 金封
18 収納部
20 結合手段
22 第1の面ファスナ
24 第2の面ファスナ
4 袱紗本体
6 第1角部
8 第2角部
10 第3角部
12 第4角部
14a,14b 縫合部
16 金封
18 収納部
20 結合手段
22 第1の面ファスナ
24 第2の面ファスナ
Claims (3)
- 第1〜第4角部を有する矩形状の袱紗本体を備え、前記袱紗本体の前記第1角部は内側に折り畳まれ、この折り畳まれた前記第1角部の両側部には前記袱紗本体と縫い合わされた一対の縫合部が設けられ、前記袱紗本体、前記第1角部及び前記一対の縫合部によって金封が収納される収納部が規定されることを特徴とする袱紗。
- 前記袱紗本体の前記第1角部に隣接する前記第2角部は、内側に折り畳まれて前記第1角部に重ね合わされ、また前記第2角部と対向される前記第3角部は、内側に折り畳まれて前記第2角部に重ね合わされ、前記袱紗本体の前記第2角部及び前記第3角部には、相互に重ね合わされた前記第2角部及び前記第3角部を相互に着脱自在に結合するための結合手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の袱紗。
- 前記結合手段は、前記袱紗本体の前記第2角部の外面に設けられた第1の面ファスナと、前記袱紗本体の前記第3角部の内面に設けられた第2の面ファスナと、から構成され、前記第1の面ファスナと前記第2の面ファスナとが相互に着脱自在に係止されることを特徴とする請求項2に記載の袱紗。
Priority Applications (1)
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JP2007000696U JP3131089U (ja) | 2007-02-08 | 2007-02-08 | 袱紗 |
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JP2007000696U JP3131089U (ja) | 2007-02-08 | 2007-02-08 | 袱紗 |
Publications (1)
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JP3131089U true JP3131089U (ja) | 2007-04-19 |
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Family Applications (1)
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2007
- 2007-02-08 JP JP2007000696U patent/JP3131089U/ja not_active Expired - Fee Related
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