JP2014034409A - 衣類用梱包箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成によって衣類をハンガーに掛けた状態で収容可能とすることにより製造時における時間的負担、労力的負担およびコスト的負担を軽減することができる衣類用梱包箱を提供する。
【解決手段】衣類用梱包箱100は、箱体101を構成する各部が1枚の板状の原形プレートOPを屈曲させることにより構成されたA式の箱体で構成される。箱体101の底面を構成する底板104a上には板状の底側内フラップ106aが設けられており、この底側内フラップ106aには第1ホルダー保持部110および第2ホルダー保持部120が形成されている。第1ホルダー保持部110は、側板102bに沿って延びる外縁111上に第1引掛け部112を備えて底側内フラップ106aから捲れるように構成される。第2ホルダー保持部120は、底側内フラップ106aに対して捲れる方形板状に形成されるとともに繋ぎ部121上に第2引掛け部122が形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、底面および同底面を囲む側壁を有する箱体で構成されて衣類の輸送する際に使用される衣類用梱包箱に関する。
一般に、通信販売などを通じて衣類を小売りする場合においては、販売された衣類を段ボールなどの剛性を有する材料によって箱状に構成された衣類用梱包箱に収容して消費者に輸送される。この場合、衣類用梱包箱の中には、輸送中における衣類の移動を防止するため、衣類をハンガーに掛けた状態で収容することができるものがある。例えば、下記特許文献1には、衣類を収容する箱体の上面側にハンガーのフックを引っ掛けて支持するためのハンガー支持部が形成された衣類用梱包箱が開示されている。
特開2000−70316号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された衣類用梱包箱においては、ハンガー支持部が衣類用梱包箱の上側の壁部も兼ねているため、ハンガー支持部を使用しない衣類の収容時、すなわち、ハンガーを使用しない衣類の収容時においてもハンガー支持部の組立作業が必要となり、衣類用梱包箱の組立作業が煩雑であるという問題がある。この場合、ハンガー支持部は、衣類を掛けたハンガーの安定的な支持を可能とするため2枚の段ボール材を互いに折り重ねるとともに互いに挿し込み合って一体的に構成されており、ハンガー支持部自体の成形およびハンガー支持部の組立作業に相応の時間的負担、労力的負担およびコスト的負担が伴うという問題があった。
本発明は上記問題に対処するためなされたもので、簡単な構成によって衣類を単独でまたはハンガーに掛けた状態で収容可能とすることにより製造時における時間的負担、労力的負担およびコスト的負担を軽減することができる衣類用梱包箱を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の特徴は、底面および同底面を囲む側壁を有する箱体で構成されて衣類を輸送する際に使用される衣類用梱包箱であって、箱体は、底面上に板状の底側内フラップを有するとともに、これらの底面、側壁および底側内フラップがそれぞれ一体的に形成された一枚の板状体を屈曲させて成形されており、底側内フラップは、衣類が掛けられるハンガーのフックを掛けることができる引掛け部を有することにある。
このように構成した本発明の特徴によれば、衣類用梱包箱は、衣類を収容する箱体が底面上に板状の底側内フラップを有するとともに箱体を構成する底面、側壁および底側内フラップをそれぞれ構成する部材がそれぞれ一体的に繋がって形成された一枚の板状体を屈曲させて成形されている。すなわち、衣類用梱包箱は、1枚の板状体に箱体における各側壁が連続的に繋がって形成されるとともに、これらの各側壁における長手方向に延びる辺に箱体における底板が形成された所謂A式(ミカン箱型)の箱体で構成することができる。この場合、A式の箱体は、材料を最も効率的に利用できるとともに組立作業が容易な箱体と知られている一方で、箱体における上面側および底面側に不可避的に内フラップが形成される。そして、本発明に係る衣類用梱包箱は、この内フラップのうちの底面側の底側内フラップに衣類用のハンガーのフックを掛けることができる引掛け部を形成して構成されている。これにより、衣類用梱包箱は、極めて簡単な構成によって衣類を単独でまたはハンガーに掛けた状態で収容可能とすることにより、衣類を安定的に保持しつつ衣類用梱包箱の製造時における時間的負担、労力的負担およびコスト的負担を軽減することができる。なお、本発明に係る衣類用梱包箱は、A式の箱体を用いることができるものであって、必ずしもA式の箱体で構成されることを必須とするものではない。したがって、例えば、本発明に係る衣類用梱包箱は、一般的なA式の箱体に設けられる箱体の上面や底面側に形成される2つの底側内フラップのうちの一方の底側内フラップを省略して構成できるものである。
また、本発明の他の特徴は、前記衣類用梱包箱において、さらに、底側内フラップに対して折り曲げ可能に切断されたハンガー保持部を備え、引掛け部は、ハンガー保持部に形成されていることにある。
このように構成した本発明の他の特徴によれば、衣類用梱包箱は、底側内フラップに対して折り曲げ可能に切断されたハンガー保持部を備えて構成されるとともに、このハンガー保持部に引掛け部が形成されている。これにより、衣類用梱包箱は、底側内フラップに形成したハンガー保持部を底側内フラップに対して折り曲げることによって底面における比較的自由な位置で底側内フラップに支持された状態で衣類を支持することができ、衣類の形態や収容の形態に応じて幅広い形態の衣類および幅広い収容形態によって衣類を安定的に収容することができる。
また、本発明の他の特徴は、前記衣類用梱包箱において、底側内フラップは、底面上に少なくとも2つ設けられており、ハンガー保持部は、前記2つの底側内フラップのうちの少なくとも一方に設けられるとともに、同一方の底側内フラップに対して折り曲げられた際に他方の底側内フラップに達する長さに形成されていることにある。
このように構成した本発明の他の特徴によれば、衣類用梱包箱は、ハンガー保持部が一方の底側内フラップに対して折り曲げられた際に他方の底側内フラップに達する長さに形成されているため、他方の底側内フラップ側に延びるハンガー保持部の先端部側をこの他方側の底側内フラップと底面との間に挿し込んで挟むことによってハンガー保持部を安定させることができる。
また、本発明の他の特徴は、前記衣類用梱包箱において、ハンガー保持部は、底側内フラップに対して折り曲げられた際に縁部が箱体を構成する側壁の一部に隣接するように形成されており、引掛け部は、ハンガー保持部における側壁に隣接する前記縁部の一部に凹状に切り欠かれて形成されていることにある。
このように構成した本発明の他の特徴によれば、衣類用梱包箱は、引掛け部が箱体の側壁に隣接配置されるハンガー保持部における縁部に形成されているため、引掛け部の開口部が箱体の側壁で塞がれることによって引掛け部からのハンガーの脱落を防止して安定的に保持することができる。
また、本発明の他の特徴は、前記衣類用梱包箱において、引掛け部は、さらに、ハンガー保持部が形成された底側内フラップにも形成されていることにある。
このように構成した本発明の他の特徴によれば、衣類用梱包箱は、引掛け部が、さらに、ハンガー保持部が形成された底側内フラップにも形成されているため、同種または異種の複数の衣類を安定的にそれぞれ収容することができる。
本発明に係る衣類用梱包箱の全体構成の概略を示す斜視図である。 図1に示す衣類用梱包箱を展開した状態を示す平面図である。 図1に示す衣類用梱包箱における第1ハンガー保持部および第2ハンガー保持部をそれぞれ使用可能な状態とした様子を示す斜視図である。 図1に示す衣類用梱包箱において第1ハンガー保持部を使用した状態を示す斜視図である。 図1に示す衣類用梱包箱において第2ハンガー保持部を使用した状態を示す斜視図である。
(衣類用梱包箱100の構成)
以下、本発明に係る衣類用梱包箱の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る衣類用梱包箱100の全体構成の概略を示す斜視図である。なお、本明細書において参照する各図は、本発明の理解を容易にするために一部の構成要素を誇張して表わすなど模式的に表している。このため、各図面間および各構成要素間の寸法や比率などは異なっていることがある。この衣類用梱包箱100は、例えば、通信販売などを通じて衣類WKを小売りする場合において、販売された衣類を収容して消費者に輸送する際に使用される中空の箱体である。また、衣類WKは、身体にまとう衣服であり、例えば、スーツ、シャツ、セータ、ズボン、スカート、パンツ、コート、下着、などで洋服および和服を問わないものである。
衣類用梱包箱100は、箱体101を備えている。箱体101は、衣類WKが収容される箱状の容器であり、衣類WKを折り畳まずにまたは折り畳んだ状態で収容可能な大きさの直方体で構成されている。この箱体101は、図2に示すように、1枚の板状の原形プレートOPを屈曲させることによって構成されている。
原形プレートOPは、箱体101を一体的に構成する部材であり、略長方形状の段ボール材に箱体101を構成する各面が形成されて構成されている。具体的には、原形プレートOPは、箱体101における4つの側壁102a〜102dが連続的に繋がって帯状に形成されるとともに、各側壁102a〜102dにおける互いに対向する長手方向の縁上にそれぞれ繋がった状態で蓋板103a,103b、底板104a,104b、蓋側内フラップ105a,105bおよび底側内フラップ106a,106bがそれぞれ形成されて構成されている。
この場合、蓋板103a,103bおよび底板104a,104bは、箱体101における上面および底面を構成する板状部材であり、4つの側壁102a〜102dのうち箱体101の長手方向の側面である所謂長さ面を構成する2つの側壁102a,102cにそれぞれ繋がった状態で形成されている。これらの蓋板103a,103bおよび底板104a,104bは、箱体101が組み立てられた際に、箱体101における上面および底面をそれぞれ半分ずつ覆って互いに突き合わされる大きさに形成されている。なお、図1において図示左端の蓋板103aに示されている円形の印(円図形内に複数の縦スジが表された図形)は、段ボールを構成する中心紙の配置方向を示している。
蓋側内フラップ105a,105bおよび底側内フラップ106a,106bは、箱体101に組み付けられた際に蓋板103a,103bおよび底板104a,104bに対して箱体101の内側に配置される板状部材であり、4つの側壁102a〜102dのうちの箱体101の長さ面である2つの側壁102a,102cに直交する側面である所幅面を構成する2つの側壁102b,102dにそれぞれ繋がった状態で形成されている。これらの蓋側内フラップ105a,105bおよび底側内フラップ106a,106bは、原形プレートOPの長手方向に直交する方向の長さが蓋板103a,103bおよび底板104a,104bと同じ長さでそれぞれ形成されている。
また、4つの側壁102a〜102dのうちの側壁102aにおける図示左側端部には、同端部から張り出した状態で繋ぎ代107が形成されている。繋ぎ代107は、連続的に繋がった4つの側壁102a〜102dにおける両端を構成する側壁102aと側壁102dとを互いに図示しない粘着剤によって貼り付けることによって4つの側壁102a〜102dを筒状に形成するための部分であり、側壁102aにおける図示左側端部から台形状に張り出して形成されている。
これらの蓋板103a,103b、底板104a,104b、蓋側内フラップ105a,105b、底側内フラップ106a,106bおよび繋ぎ代107における互いに隣接し合って繋がった境界部分(所謂クリーズおよびスコア)には、折り線108がそれぞれ形成されている。折り線108は、原形プレートOPを折り曲げて箱体101を成形する際に、各部分を折り易くするために各部分の境界部分に折り筋(切れ目や折り癖などにより軟化させる)を予め加工したものである。すなわち、本実施形態における箱体101は、所謂A式(ミカン箱型)の箱体である。なお、図2においては、折り線108は、破線で示している。
そして、箱体101を構成する2つの底側内フラップ106a,106bのうちの底側内フラップ106aには、第1ハンガー保持部110および第2ハンガー保持部120がそれぞれ形成されている。第1ハンガー保持部110は、箱体101内に収容される衣類WKを一般的なハンガーHGを介して支持する部分であり、底側内フラップ106aに対して一部が繋がった状態で切り抜かれて構成されている。より具体的には、ハンガー保持部110は、底側内フラップ106aを切断することにより形成された外縁111、側縁113,114および内縁115と、そこ側内フラップ106aに折り筋として形成された繋ぎ部116とで構成されている。なお、図1および図2においては、繋ぎ部116は、それぞれ破線で示している。
これらのうち、外縁111は、ハンガー保持部110を底側内フラップ106aから折り曲げて使用する際に側壁102cに対して近接した位置に対向配置される部分であり、底側内フラップ106aにおける側壁102b側の領域に同側壁102bに沿って平行に延びて形成されている。この外縁111における中央部には、第1引掛け部112が形成されている。第1引掛け部112は、衣類WKを掛けるハンガーHGのフックが着脱自在に掛けられる部分であり、凹状(略U字状)に切り欠かれて形成されている。
側縁113,114は、外縁111の両端部から底側内フラップ106aの先願部側に外縁111に対して直交する方向に直線状に延びて形成されている。この場合、本実施形態においては、側縁113は、側縁114に比べて若干長く形成されている。内縁115は、側縁113の端部と後述する繋ぎ部116の端部とを互いに結ぶ平面視で斜め方向に延びる直線で構成されている。すなわち、第1ハンガー保持部110は、側縁113側よりも底側内フラップ106aに繋がった側の部分が幅広に形成されている。
一方、繋ぎ部116は、第1ハンガー保持部110が底側内フラップ106aに対して分離することなく繋がった状態を維持する部分であり、側縁114の端部と内縁115の端部との間に形成されている。また、繋ぎ部116は、第1ハンガー保持部110を折り曲げて使用する際に第1ハンガー保持部110を底側内フラップ106aに嵌め込まれた状態から90°だけ向きを変えて外縁111が側壁102cに対して平行に隣接配置されるように形成されている。具体的には、繋ぎ部116は、側縁114の端部と内縁115の端部とを結ぶ直線が側壁102cの長手方向に対して略45°の角度で傾斜して延びる直線状の折り筋によって構成されている。
この第1ハンガー保持部110の長さは、第1ハンガー保持部110を折り曲げて使用する際に、第1ハンガー保持部110における側縁113側の先端部が底側内フラップ106aに対向配置される底側内フラップ106bに届く長さ以上の長さで形成されている。また、第1ハンガー保持部110における長手方向の中央部には、第1引掛け部112と内縁115との間に折り線117が形成されている。折り線117は、第1ハンガー保持部110の中央部を折り曲げ易くすることにより第1ハンガー保持部110における側縁113側の先端部を底側内フラップ106bの下方に挿し込み易くするための折り筋である。なお、図1ないし図3においては、折り線117は、それぞれ破線で示している。
また、底側内フラップ106aにおける第1ハンガー保持部110における第1引掛け部112に隣接する外縁111上には、第2ハンガー保持部120が形成されている。第2ハンガー保持部120は、箱体101内に収容される衣類WKを第1ハンガー保持部110とは異なる向きでハンガーHを介して支持する部分であり、底側内フラップ106aに対して一部が繋がった状態で切り抜かれて形成されている。より具体的には、第2ハンガー保持部110は、側壁102a側に向かって捲れる方形状に形成されている。この第2ハンガー保持部120には、底側内フラップ106aと繋がった境界部分に折り筋で構成された繋ぎ部121および第2引掛け部122がそれぞれ形成されている。
繋ぎ部121は、第2ハンガー保持部120が底側内フラップ106aに対して分離することなく繋がった状態を維持するとともに第2ハンガー保持部120を底側内フラップ106aに対して屈曲させるための部分であり、側壁102bに対して平行に形成されている。また、第2引掛け部122は、衣類WKを掛けるハンガーHGのフックが着脱自在に掛けられる部分であり、繋ぎ部122上に線状の2つの切れ込みがクロスして形成されている。
(衣類用梱包箱100の作動)
次に、上記のように構成した衣類用梱包箱100の作動について説明する。まず、この衣類用梱包箱100を利用するユーザは、衣類用梱包箱100を組み立てる。具体的には、ユーザは、原形プレートOPを用意した後、原形プレートOPに形成された折り線108に沿って各部を折り曲げる。この場合、ユーザは、繋ぎ代107に接着剤を塗布して側壁102dの端部に貼り付けることにより原形プレーOPを筒状に形成する。
次に、ユーザは、底側内フラップ106a,106bを筒状に形成された原形プレートOPの内側に向けてそれぞれ折り曲げた後、更に底板104a,104bを底側内フラップ106a,106bに向かってそれぞれ折り曲げる。そして、ユーザは、互いに突き合った状態の底板104a,104bの端部同士をガムテープなどの粘着テープを用いて連結して固定する。これにより、ユーザは、蓋板103a,103bおよび蓋側内フラップ105a,105bがそれぞれ開口した状態の箱体101を組み立てることができる(図1参照)。なお、底板104a,104bの固定は、粘着テープのほか、鋲止めや底板104a,104bと蓋側内フラップ105a,105bとを接着剤を用いて第1ハンガー保持部110および第2ハンガー保持部120の使用に支障を来さない範囲で互いに接着することにより固定することもできる。
次に、ユーザは、箱体101内に衣類WKを収容する。この場合、ユーザは、第1ハンガー保持部110または第2ハンガー保持部120を用いることにより、衣類WKをハンガーHGに掛けた状態で収容することができる。第1ハンガー保持部110を用いて衣類WKを収容する場合、ユーザは、図3に示すように、第1ハンガー保持部110を使用可能な状態にする。具体的には、ユーザは、箱体101における底板104a上に配置されている底側内フラップ106aから第1ハンガー保持部110を捲って起立させるとともに底側内フラップ106b側に折り返した後、第1ハンガー保持部110における側縁113側の先端部を底側内フラップ106bと底板104bとの間に挿し込む。この場合、ユーザは、繋ぎ部116に形成された折り筋および折り線117に沿って第1ハンガー保持部110を折り曲げることにより第1ハンガー保持部110を容易に底側内フラップ106b側に折り曲げることができるとともに、側縁113側の先端部を底側内フラップ106bと底板104bとの間に挿し込むことができる。これにより、ユーザは、第1ハンガー保持部110を使用可能な状態にすることができる。
次に、ユーザは、第1ハンガー保持部110が使用可能となった箱体101内に衣類WKを収容する。具体的には、ユーザは、衣類WKを一般的なハンガーHGに掛けた状態で箱体101に納めるとともに、ハンガーHGのフックを第1ハンガー保持部110に形成された第1引掛け部112に掛ける。これにより、ユーザは、箱体101内において衣類WKを第1ハンガー保持部110に支持させた状態で収容することができる。なお、図4においては、男性用スーツの上着を衣類WKとしてハンガーHGに掛けるとともにこの衣類WKを2つ折りにした状態で箱体101内に収容した状態を示している。
次に、ユーザは、衣類WKを収容した箱体101を閉じて梱包する。具体的には、ユーザは、蓋側内フラップ105a,105bを箱体101の内側に向けてそれぞれ折り曲げた後、更に蓋板103a,103bを蓋側内フラップ105a,105bに向かってそれぞれ折り曲げる。そして、ユーザは、互いに突き合った状態の蓋板103a,103bの端部同士をガムテープなどの粘着テープを用いて連結して固定する。これにより、ユーザは、衣類WKを収容した箱体101を閉じて梱包することができる。
そして、衣類WKを梱包した衣類用梱包箱100は、そのままの状態で、または更に包装紙などに包まれた状態で輸送に供される。この場合、衣類用梱包箱100における第1ハンガー保持部110は、一方の端部が底側内フラップ106aに繋がっているとともに他方の端部が底側内フラップ106bに抑えられて固定されているため、衣類WKを安定的に保持することができる。また、第1ハンガー保持部110は、外縁111が側壁102bに対して近接した位置に隣接配置されるため、ハンガーHGのフックが掛けられた第1引掛け部112の開口部分が側壁102bによって閉じられるためハンガーHGが第1引掛け部112から離脱することが防止される。これらにより、衣類用梱包箱100内に収容された衣類WKは、衣類用梱包箱100内において収容された当初の状態が維持しながら輸送される。
一方、ユーザは、第2ハンガー保持部120を用いて衣類WKを箱体101内に収容することもできる。この場合、ユーザは、図5に示すように、第2ハンガー保持部120を使用可能な状態にする。具体的には、ユーザは、箱体101における底板104a上に配置されている底側内フラップ106aから第2ハンガー保持部120を起立させる。この場合、ユーザは、繋ぎ部121に形成された折り筋に沿って第2ハンガー保持部120を折り曲げることにより第2ハンガー保持部120を容易に起立させることができる。これにより、ユーザは、繋ぎ部122上に2つの線状の切れ込みがクロスして形成された第2引掛け部122を開口させて第2ハンガー保持部120を使用可能な状態にすることができる。
次に、ユーザは、第2ハンガー保持部120が使用可能となった箱体101内に衣類WKを収容する。具体的には、ユーザは、衣類WKをハンガーHGに掛けた状態で箱体101に納めるとともに、ハンガーHGのフックを第2ハンガー保持部120における引掛け部122に掛ける。これにより、ユーザは、箱体101内において衣類WKを第2ハンガー保持部120に支持させた状態で収容することができる。なお、図5においては、男性用スーツの上着を衣類WKとしてハンガーHGに掛けて衣類WKを折り畳まずにそのままの状態で箱体101内に収容した状態を示している。
次に、ユーザは、前記と同様にして衣類WKを収容した箱体101を閉じて梱包した後、この衣類用梱包箱100をそのままの状態でまたは包装紙などに包まれた状態で輸送する。この場合、衣類用梱包箱100における第2ハンガー保持部120は、底側内フラップ106aに繋がって固定されているため、衣類WKを安定的に保持することができる。また、第2ハンガー保持部120は、引掛け部122が孔状に形成されているため、ハンガーHGの引掛け部122からの離脱が防止される。これらにより、衣類用梱包箱100内に収容された衣類WKは、衣類用梱包箱100内において収容された当初の状態が維持しながら輸送される。なお、この衣類用梱包箱100は、第1ハンガー保持部110および第2ハンガー保持部120を共に利用せず、衣類WKを折り畳まない状態で、または折り畳んだ状態で収容することもできる。
次に、衣類用梱包箱100から衣類WKを取り出す場合においては、ユーザは、蓋板103a,103bおよび蓋側内フラップ105a,105bを開いた後、第1引掛け部112または第2引掛け部122からハンガーHGのフックを外すことにより衣類WKを箱体101内から取り出すことができる。衣類WKが取り出された箱体101は、廃棄することができるほか、衣類用梱包箱100として再使用することもできる。これらの場合、ユーザは、第1ハンガー保持部110および第2ハンガー保持部120をそれぞれ底側内フラップ106a内に埋め込んで再び格納状態にすることができる。
上記作動説明からも理解できるように、上記実施形態によれば、衣類用梱包箱100は、衣類を収容する箱体101が底面上に板状の底側内フラップ106aを有するとともに箱体101を構成する各部材がそれぞれ一体的に繋がって形成された一枚の板状の原形プレートOPを屈曲させて成形されている。すなわち、所謂A式(ミカン箱型)の箱体で構成されている。このため、衣類用梱包箱100は、極めて簡単な構成によって衣類WKを単独でまたはハンガーHGに掛けた状態で収容可能とすることにより、衣類WKを安定的に保持しつつ衣類用梱包箱100の製造時における時間的負担、労力的負担およびコスト的負担を軽減することができる。
さらに、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態においては、衣類用梱包箱100は、箱体101をA式の箱体で構成した。しかし、衣類用梱包箱100は、箱体101は、箱体101の底面上に板状の底側内フラップ106aを有するとともに、箱体101を構成する底面、側壁および底側内フラップ106aがそれぞれ一体的に形成された一枚の板状体を屈曲させて成形することができれば、上記実施形態に限定されるものではない。すなわち、本発明に係る衣類用梱包箱100は、必ずしもA式の箱体で構成されることを必須とするものではない。したがって、例えば、衣類用梱包箱100は、一般的なA式の箱体に設けられる蓋板103a,103b、蓋側内フラップ105a,105bの全部または一部を省略して構成できるとともに、2つの底側内フラップ106a,106bのうちの一方の底側内フラップ106a,106bを省略して構成することもできる。また、箱体101を構成する各部、例えば、側板102a〜102b、蓋板103a,103b、底板104a,104b、蓋側内フラップ105a,105b、底側内フラップ106a,106bの形状および大きさもそれぞれ適宜決定されるものである。すなわち、箱体101の大きさや形状は、直方体に限られず、例えば、立方体のほか各種多面体や円柱体であってもよい。
また、上記実施形態においては、第1引掛け部112が第1ハンガー保持部110に形成されるとともに、第2引掛け部122が第2ハンガー保持部120と底側内フラップ106aとの境界部分に形成されている。しかし、第1引掛け部112および第2引掛け部122からなる引掛け部は、底側内フラップ106a,106b内のいずれかの位置に少なくとも1つ以上形成されていればよい。この場合、衣類用梱包箱100は、複数の引掛け部を備えることにより、1つの衣類用梱包箱100において複数の衣類WKおよび/または複数種類の衣類WKを保持して収容することができる。すなわち、上記実施形態においては、第1引掛け部112および第2引掛け部122にそれぞれ同種または異種の衣類WKを保持させて収容させることもできる。
また、上記実施形態においては、第1ハンガー保持部110および第2ハンガー保持部120を底側内フラップ106aに形成した。しかし、第1ハンガー保持部110および第2ハンガー保持部120からなるハンガー保持部は、必要に応じて設ければよく、全く省略することができるとともに、3つ以上のハンガー保持部を底側内フラップ106a,106bに形成することもできる。
また、上記実施形態においては、箱体101は、段ボール材で構成した。しかし、箱体101は、段ボール以外の紙材(例えば、ボール紙)や紙材以外の材料(例えば、樹脂材)などを用いて構成することもできる。
WK…衣類、HG…ハンガー、OP…原形プレート
100…衣類用梱包箱、101…箱体、102a〜102d…側壁、103a,103b…蓋板、104a,104b…底板、105a,105b…蓋側内フラップ、106a,106b…底側内フラップ、107…繋ぎ代、108…折り線、
110…第1ハンガー保持部、111…外縁、112…第1引掛け部、113,114…側縁、115…内縁、116…繋ぎ部、117…折り線、
120…第2ハンガー保持部、121…繋ぎ部、122…第2引掛け部。

Claims (5)

  1. 底面および同底面を囲む側壁を有する箱体で構成されて衣類を輸送する際に使用される衣類用梱包箱であって、
    前記箱体は、
    前記底面上に板状の底側内フラップを有するとともに、これらの前記底面、前記側壁および前記底側内フラップがそれぞれ一体的に形成された一枚の板状体を屈曲させて成形されており、
    前記底側内フラップは、
    前記衣類が掛けられるハンガーのフックを掛けることができる引掛け部を有することを特徴とする衣類用梱包箱。
  2. 請求項1に記載した衣類用梱包箱において、さらに、
    前記底側内フラップに対して折り曲げ可能に切断されたハンガー保持部を備え、
    前記引掛け部は、
    前記ハンガー保持部に形成されていることを特徴とする衣類用梱包箱。
  3. 請求項2に記載した衣類用梱包箱において、
    前記底側内フラップは、前記底面上に少なくとも2つ設けられており、
    前記ハンガー保持部は、
    前記2つの底側内フラップのうちの少なくとも一方に設けられるとともに、同一方の前記底側内フラップに対して折り曲げられた際に他方の底側内フラップに達する長さに形成されていることを特徴とする衣類用梱包箱。
  4. 請求項2または請求項3に記載した衣類用梱包箱において、
    前記ハンガー保持部は、
    前記底側内フラップに対して折り曲げられた際に縁部が前記箱体を構成する側壁の一部に隣接するように形成されており、
    前記引掛け部は、前記ハンガー保持部における前記側壁に隣接する前記縁部の一部に凹状に切り欠かれて形成されていることを特徴とする衣類用梱包箱。
  5. 請求項2ないし請求項4のうちのいずれか1つに記載した衣類用梱包箱において、
    前記引掛け部は、さらに、
    前記ハンガー保持部が形成された前記底側内フラップにも形成されていることを特徴とする衣類用梱包箱。
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