JP6968002B2 - 衣類移送方法、衣類梱包体製造方法、衣類梱包体及び紙製ハンガー - Google Patents

衣類移送方法、衣類梱包体製造方法、衣類梱包体及び紙製ハンガー Download PDF

Info

Publication number
JP6968002B2
JP6968002B2 JP2018037053A JP2018037053A JP6968002B2 JP 6968002 B2 JP6968002 B2 JP 6968002B2 JP 2018037053 A JP2018037053 A JP 2018037053A JP 2018037053 A JP2018037053 A JP 2018037053A JP 6968002 B2 JP6968002 B2 JP 6968002B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hanger
mount
paper
hook portion
contact portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018037053A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019151364A (ja
Inventor
昌明 八木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Corp Fashion Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Corp Fashion Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Corp Fashion Co Ltd filed Critical Mitsubishi Corp Fashion Co Ltd
Priority to JP2018037053A priority Critical patent/JP6968002B2/ja
Priority to CN201910142477.6A priority patent/CN110215105B/zh
Publication of JP2019151364A publication Critical patent/JP2019151364A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6968002B2 publication Critical patent/JP6968002B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47GHOUSEHOLD OR TABLE EQUIPMENT
    • A47G25/00Household implements used in connection with wearing apparel; Dress, hat or umbrella holders
    • A47G25/14Clothing hangers, e.g. suit hangers
    • A47G25/28Hangers characterised by their shape
    • A47G25/36Hangers characterised by their shape characterised by the selection of the material, e.g. paper, board, plastics, glass

Landscapes

  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
  • Holders For Apparel And Elements Relating To Apparel (AREA)

Description

本発明は、衣類移送方法、衣類梱包体製造方法、衣類梱包体及び紙製ハンガーに関する。より詳しくは、紙製ハンガーを装着した衣類を容器内に平積みして梱包し移送する方法等等に関する。
従来、ジャケット等の衣類の移送は、移送中のしわや型崩れの発生を防ぐため、衣類をプラスチック製ハンガーに吊り下げた状態でコンテナに収容して行われている(いわゆるハンガーコンテナやハンガートラック)。しかし、この方法では、コンテナへの収容量が限られ輸送効率が悪く、プラスチック製ハンガーのコストが嵩み、移送後のハンガーの処分に手間がかかるという問題がある。
本発明は、移送中のしわや型崩れの発生を防ぎつつコンテナへの収容量を増やして移送効率を高めることが可能な衣類移送方法を提供することを主な目的とする。
上記課題解決のため、本発明は、以下の[1]〜[15]を提供する。
[1] 衣類を容器に収容して移送する方法であって、
衣類の身頃の内面に当接する身頃当接部、及び、該身頃当接部から左右斜外方向に延設され、衣類の左右の肩の内面にそれぞれ当接する肩当接部、を有するハンガー台紙と、
フック部、及び、該フック部の左右外方向に延設され、前記ハンガー台紙を前記肩当接部において釣支する台紙吊着部、を有するハンガー本体と、
からなる紙製ハンガーを装着した衣類を、容器内に平積みして梱包体を形成する手順と、
該梱包体を移送元から移送先に移送する手順と、を含み、
ここで、
前記ハンガー台紙及び前記ハンガー本体は、それぞれ一枚の紙から形成され、
前記ハンガー本体は、前記フック部及び前記台紙吊着部をそれぞれ有しかつ前記フック部において折曲線を介して連設された2つのハンガー部材からなり、
前記ハンガー台紙の前記身頃当接部は、左右一対のスリットを有し、前記肩当接部は該スリットへの係止片を有し、
前記ハンガー台紙の前記肩当接部を前記ハンガー本体の前記台紙吊着部に巻着し、前記係止片を前記スリットに係止させることにより、前記ハンガー台紙を前記ハンガー本体に掛着し得る、衣類移送方法。
[2] 前記手順において、衣類は、少なくともその身頃において折り畳まれない、[1]の衣類移送方法。
[3] 前記手順において、前記紙製ハンガーを装着した衣類を前記容器内で上下交互に積み上げる、[1]又は[2]の衣類移送方法。
[4] 移送元及び移送先が、衣類の製造地及び検品地であるか、及び/又は、検品地から販売地である、[1]〜[3]のいずれかの衣類移送方法。
[5] 前記紙製ハンガーが、板紙製である、[1]〜[4]のいずれかの衣類移送方法。
[6] 衣類が収容された梱包体の製造方法であって、
衣類の身頃の内面に当接する身頃当接部、及び、該身頃当接部から左右斜外方向に延設され、衣類の左右の肩の内面にそれぞれ当接する肩当接部、を有するハンガー台紙と、
フック部、及び、該フック部の左右外方向に延設され、前記ハンガー台紙を前記肩当接部において釣支する台紙吊着部、を有するハンガー本体と、
からなる紙製ハンガーを衣類に装着する工程と、
前記紙製ハンガーを装着した衣類を、容器内に平積みして梱包体を形成する工程と、を含み、
ここで、
前記ハンガー台紙及び前記ハンガー本体は、それぞれ一枚の紙から形成され、
前記ハンガー本体は、前記フック部及び前記台紙吊着部をそれぞれ有しかつ前記フック部において折曲線を介して連設された2つのハンガー部材からなり、
前記ハンガー台紙の前記身頃当接部は、左右一対のスリットを有し、前記肩当接部は該スリットへの係止片を有し、
前記ハンガー台紙の前記肩当接部を前記ハンガー本体の前記台紙吊着部に巻着し、前記係止片を前記スリットに係止させることにより、前記ハンガー台紙を前記ハンガー本体に掛着し得る、衣類梱包体製造方法。
[7] 前記工程において、衣類は、少なくともその身頃において折り畳まれない、[6]の衣類梱包体製造方法。
[8] 前記工程において、前記紙製ハンガーを装着した衣類を前記容器内で上下交互に積み上げる、[6]又は[7]の衣類梱包体製造方法。
[9] 前記紙製ハンガーが、板紙製である、[7]〜[8]のいずれかの衣類梱包体製造方法。
[10] 衣類が容器に収容された梱包体であって、
衣類の身頃の内面に当接する身頃当接部、及び、該身頃当接部から左右斜外方向に延設され、衣類の左右の肩の内面にそれぞれ当接する肩当接部、を有するハンガー台紙と、
フック部、及び、該フック部の左右外方向に延設され、前記ハンガー台紙を前記肩当接部において釣支する台紙吊着部、を有するハンガー本体と、
からなる紙製ハンガーが装着された衣類が、容器内に平積みされた梱包体;
ここで、
前記ハンガー台紙及び前記ハンガー本体は、それぞれ一枚の紙から形成され、
前記ハンガー本体は、前記フック部及び前記台紙吊着部をそれぞれ有しかつ前記フック部において折曲線を介して連設された2つのハンガー部材からなり、
前記ハンガー台紙の前記身頃当接部は、左右一対のスリットを有し、前記肩当接部は該スリットへの係止片を有し、
前記ハンガー台紙の前記肩当接部を前記ハンガー本体の前記台紙吊着部に巻着し、前記係止片を前記スリットに係止させることにより、前記ハンガー台紙を前記ハンガー本体に掛着し得る。
[11] 衣類は、少なくともその身頃において折り畳まれていない、[10]の衣類梱包体。
[12] 前記紙製ハンガーを装着した衣類が前記容器内で上下交互に積み上げている、[10]又は[11]の衣類梱包体。
[13] 前記紙製ハンガーが、板紙製である、[10]〜[12]のいずれかの衣類梱包体。
[14] 衣類の身頃の内面に当接する身頃当接部、及び、該身頃当接部から左右斜外方向に延設され、衣類の左右の肩の内面にそれぞれ当接する肩当接部、を有するハンガー台紙と、
フック部、及び、該フック部の左右外方向に延設され、前記ハンガー台紙を前記肩当接部において釣支する台紙吊着部、を有するハンガー本体と、
からなる紙製ハンガーであり、
前記ハンガー台紙及び前記ハンガー本体は、それぞれ一枚の紙から形成され、
前記ハンガー本体は、前記フック部及び前記台紙吊着部をそれぞれ有しかつ前記フック部において折曲線を介して連設された2つのハンガー部材からなり、
前記ハンガー台紙の前記身頃当接部は、左右一対のスリットを有し、前記肩当接部は該スリットへの係止片を有し、
前記ハンガー台紙の前記肩当接部を前記ハンガー本体の前記台紙吊着部に巻着し、前記係止片を前記スリットに係止させることにより、前記ハンガー台紙を前記ハンガー本体に掛着し得る、紙製ハンガー。
[15] 板紙製である、[14]の紙製ハンガー。
本発明により、移送中のしわや型崩れの発生を防ぎつつコンテナへの収容量を増やして移送効率を高めることが可能な衣類移送方法が提供される。
本発明に係る紙製ハンガーのハンガー本体の構成を示す図である。 本発明に係る紙製ハンガーのハンガー台紙の構成を示す図である。 本発明に係る紙製ハンガーの構成を示す図である。 本発明に係る紙製ハンガーの組み立て手順を示す図である。 本発明に係る紙製ハンガーの組み立て手順を示す図である。 本発明に係る紙製ハンガーの組み立て手順を示す図である。 本発明に係る紙製ハンガーの組み立て手順を示す図である。 本発明に係る紙製ハンガーの組み立て手順を示す図である。 本発明に係る紙製ハンガーの組み立て手順を示す図である。 本発明に係る紙製ハンガーの衣類(上着類)への装着図である。 本発明に係る紙製ハンガーの衣類(ワンピース)への装着図である。 本発明に係る衣類の梱包方法の一実施形態を示す図である。
以下、本発明を実施するための好適な形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の代表的な実施形態の一例を示したものであり、これにより本発明の範囲が狭く解釈されることはない。
1.紙製ハンガー
本発明に係る衣類移送方法に用いられる紙製ハンガーの構成を図1〜図3を参照して説明する。
本発明に係る紙製ハンガー1は、ハンガー本体2(図1参照)とハンガー台紙3(図2参照)とからなる。ハンガー本体2とハンガー台紙3は、それぞれ一枚の紙から形成される。紙は、特に限定されないが、ボール紙及び厚紙等の板紙が好ましい。
ハンガー本体1は、2つのハンガー部材21,22からなる。ハンガー部材21,22は、折曲線23を介して連設されている。折曲線23を含む以下に説明する曲折線は、紙を折り曲げや易くするための加工(スジ加工等)が施されていてもよい。
ハンガー部材21は、フック部211及びフック部補強片212を有する。フック部補強片212は、曲折線21aで折り曲げられてフック部211と重ね合わせられることにより、フック部211の強度を補強する。フック部211の形状は、紙製ハンガー1の吊り下げが可能な限り特に限定されず、従来のプラスチック製あるいは紙製のハンガーと同様のフック形状であってよい。フック部補強片212は、曲折線21aで折り曲げられた際にフック部211と重なり合う形状を有する。
ハンガー部材21は、フック部211の左右外方向に延設された台紙吊着部213を有する。台紙吊着部213には、後述するハンガー台紙3の肩当接部32,32が巻着される。台紙吊着部213には、スリット217が設けられている。スリット217は、ハンガー部材22の係止片227(後述する)が挿入される。
ハンガー部材21は、台紙吊着部補強片214,214をも有する。台紙吊着部補強片214,214と台紙吊着部213との接続部には曲折線21b,21bが形成されており、該接続部の内側にさらに曲折線21c,21cが形成されている。
ハンガー部材21は、係止部215を有する。係止部215とフック部211との接続部には曲折線21dが形成されており、曲折線21d上の一部にはスリット216が形成されている。スリット216は、ハンガー部材22の係止片225(後述する)が挿入される。
ハンガー部材22も、フック部221及びフック部補強片222を有する。部補強片222は、曲折線22aで折り曲げられてフック部221と重ね合わせられることにより、フック部221の強度を補強する。フック部221の形状も、紙製ハンガー1の吊り下げが可能な限り特に限定されず、従来のプラスチック製あるいは紙製のハンガーと同様のフック形状であってよい。フック部補強片222は、曲折線22aで折り曲げられた際にフック部221と重なり合う形状を有する。
ハンガー部材22も、フック部221の左右外方向に延設された台紙吊着部223を有する。台紙吊着部223には、後述するハンガー台紙3の肩当接部32,32が巻着される。
ハンガー部材22は、係止片225が形成された係止部224を有する。係止部224とフック部221との接続部には曲折線22bが形成されている。係止片225と係止部224との接続部には曲折線22cが形成されている。係止片225は、ハンガー部材21のスリット216に挿入され係止する。
ハンガー部材22は、係止片227が形成された係止部226をも有する。係止部226と台紙吊着部223との接続部には曲折線22dが形成されている。係止片227は、係止部226との接続部が切込まれた形状を有する。係止片227は、ハンガー部材21のスリット217に挿入され係止する。
ハンガー台紙3は、身頃当接部31と、身頃当接部31から左右斜外方向に延設された肩当接部32,32を有する。身頃当接部31は、紙ハンガー1の衣類への装着時において、衣類の身頃の内面に当接する。また、肩当接部32,32は、紙ハンガー1の衣類への装着時において、衣類の左右の肩の内面にそれぞれ当接する。
衣類としては、肩と身頃を有するものであれば特に限定されないが、スーツ、ジャケット、ブレザー、ジャンパー、ブルゾン、ブラウス、シャツ、ベスト及びカーディガンなどの上着類に加えて、コート並びにワンピースが挙げられる。上着類、コート及びワンピースの着丈や袖の有無及び丈などは任意であってよい。
身頃当接部31は、左右一対のスリット311,311を有する。
身頃当接部31は、衣類の身頃の形状に適合するように、衣類の着丈や胴回りに応じて適当な形状に設定される。例えば、身頃当接部31は、衣類の身頃と同幅であるか、同幅よりやや細くされる。また、例えば、身頃当接部31は、衣類の着丈と同丈であるか、同丈よりやや長くされる。身頃当接部31は、衣類のウエストの絞りに合わせて細く形成された部分を有していてもよい。
肩当接部32,32は、係止片321,321を有する。係止片321,321は、肩当接部32,32との接続部が切込まれた形状を有する。係止片321,321は、スリット311,311へ挿入されて係止する。
紙製ハンガー1は、ハンガー本体2の台紙吊着部213,223にハンガー台紙3の肩当接部32,32を巻着することにより組み立てられるものである(図3参照)。以下、図4〜図10を参照して、紙製ハンガー1の組み立て手順を説明する。
まず、ハンガー部材21のフック部補強片212を曲折線21aで折り曲げてフック部211に重ねあわせる(図4参照)。なお、図4は、図1に示したハンガー本体1を、裏表をひっくり返して置いた状態を示す。同様に、ハンガー部材22のフック部補強片222も曲折線22aで折り曲げてフック部221に重ね合わせる。
次に、ハンガー部材21の台紙吊着部補強片214,214を曲折線21b,21b及び曲折線21c、21cで折り曲げて反転させる(図5参照)。ハンガー部材21の係止部215とハンガー部材22の係止部226も、それぞれ曲折線21dと曲折線22dで折り曲げておく。
続いて、ハンガー部材21を曲折線23で折り曲げてハンガー部材22に重ね合わせる(図6参照)。ハンガー部材22の係止片227を、ハンガー部材21のスリット217に挿入して係止させる。そして、ハンガー部材22の係止部224を曲折線22bで折り曲げてハンガー部材21の係止部215に重ね合わせる。さらに、係止片225を曲折線22cで折り曲げてハンガー部材21のスリット217に挿入し係止させる(図7参照)。
この状態で、紙製ハンガー1は、ハンガー部材21のフック部211及びフック部補強片212と、ハンガー部材22のフック部221及びフック部補強片222と、が四重に重なりあうこととなる。紙製ハンガー1は、当該重なり部分において高い強度を発揮する。
最後に、ハンガー台紙3の肩当接部32,32をハンガー本体1の台紙吊着部213,223(図1も参照)に巻着し、係止片321,321をスリット311,311に係止させ、ハンガー台紙3をハンガー本体2に掛着する(図8参照)。なお、図8は、図7に示したハンガー本体1を、裏表をひっくり返して置いた状態を示す。これにより、ハンガー本体2の台紙吊着部213,223によって、ハンガー台紙3の肩当接部32,32が釣支される(図9参照)。
図10及び図11に、紙製ハンガー1を衣類に装着した状態を示す。図10は上着類への装着状態、図11はワンピースへの装着状態である。
ハンガー台紙3の肩当接部32,32は、衣類の左右の肩の内面にそれぞれ当接している。また、ハンガー台紙3の身頃当接部31は、衣類の身頃の内面に当接している。身頃当接部31は、衣類の身頃の形状に適合するように、衣類の着丈や胴回りに応じて適当な形状に設定されている。衣類は、肩及び身頃の形状が肩当接部32,32及び身頃当接部31によって保持される状態となっている。衣類の袖は、必要に応じて身頃側に折り返されてもよい。
2.衣類移送方法・衣類梱包体製造方法・衣類梱包体
本発明に係る衣類移送方法は、上述の本発明に係る紙製ハンガー1を衣類に装着する手順と、紙製ハンガー1を装着した衣類(図10及び図11参照)を、容器内に平積みして梱包体を形成する手順と、
梱包体を移送元から移送先に移送する手順と、を含む。
紙製ハンガー1を装着した衣類は、肩及び身頃の形状が肩当接部32,32及び身頃当接部31によって保持される状態となっている。このため、紙製ハンガー1を装着した衣類は、容器内に平積みしても、少なくともその身頃において折り畳まれることがなく、しわや型崩れの発生が防止される。なお、衣類の袖は、必要に応じて身頃側に折り返されてもよいものとする。しわ等の発生を効果的に防止でき、かつ上述したような簡単な手順で組み立てが可能な紙製ハンガーは、これまで存在しなかった。
また、梱包体の移送時にも、身頃当接部31が衣類の身頃の形状を維持するように機能するため、揺れや振動、圧力が梱包体にかかったとしても、衣類にしわや型崩れが発生し難い。
梱包時は、紙製ハンガー1を装着した衣類は、容器内で衣類の上下が交互となるように積み上げることが好ましい(図12参照)。これによって、容器内への衣類の収容量をさらに増やし、移送効率を高めることができる。本発明は、ここに説明される、紙製ハンガー1が用いられた衣類の梱包体及び該梱包体の製造方法をも提供するものである。
容器には、通常段ボール箱が用いられるが、特に限定されず例えばプラスチック製や金属製の容器であっても用いることができる。容器の形状や大きさは、紙製ハンガー1を装着した衣類の形状に適合するように適宜設定すればよい。例えば、容器の幅は、紙製ハンガー1を装着した衣類の幅と同幅であるか、同幅よりやや大きくされる。また、例えば、容器の長さは、紙製ハンガー1を装着した衣類の丈と同丈であるか、同丈よりやや長くされる。容器の深さは、目的の収容量に応じて適宜設定すればよい。
移送の方法は、トラックや列車等による陸上輸送であっても、船による海上輸送であってもよい。移送の方法には、さらには飛行機による航空輸送も含まれ得る。
移送元及び移送先は、衣類の製造地及び検品地であり得る。
従来、衣類の製造地から検品地への移送は、ハンガーを用いることなく、畳んだ衣類を段ボール箱等に梱包して行われる場合が多かった。このような場合は、衣類のしわや型崩れの発生が問題となるばかりではなく、検品地での検品のために衣類をハンガーにかける手間が必要となり、さらに検品後には販売地等へ移送するために衣類からハンガーを外して再梱包しなければならなかった。
一方、本発明に係る衣類移送方法によれば、上述のとおりしわや型崩れの発生が防止できるとともに、検品地で紙製ハンガー1が装着された衣類をそのまま吊り下げて検品ができ、検品後も衣類から紙製ハンガー1を外すとなく再梱包すればよいため、ハンガーの取り付け/取り外しの手間を省くことができる。なお、再梱包では、開梱前と同一の容器に衣類が戻される必要はない。
また、従来、プラスチック製ハンガーに吊り下げた衣類をハンガーコンテナやハンガートラックに収容して移送することも行われている。この場合には、コンテナへの収容量が限られ輸送効率が低く、プラスチック製ハンガーのコストが嵩むという問題があった。
一方、本発明に係る衣類移送方法によれば、上述のとおりしわや型崩れの発生を抑えつつ衣類を容器内に平積みできるので、容器への収容量を増やし移送効率を大幅に高めることができる。また、本発明に係る衣類移送方法によれば、紙製ハンガーの使用によりコストも抑制できる。
移送元及び移送先は、衣類の検品地あるいは製造地から販売地であってもよい。
ハンガーコンテナ等を用いて衣類をプラスチック製ハンガーに吊り下げた状態で移送する従来方法では、販売地における移送用プラスチック製ハンガーから展示用ハンガーへの付け替えの際に、移送用プラスチック製ハンガーの処分に手間がかかっていた。
一方、本発明に係る衣類移送方法によれば、軽量で、容易に廃棄が可能な紙製ハンガーを使用できるため、販売地における移送用ハンガーの処分の問題も解決できる。
1:紙製ハンガー
2:ハンガー本体
21,22:ハンガー部材
21a,21b,21c,21d,22a,22b,22c,22d,23:曲折線
211,221:フック部
212,222:フック部補強片
213,223:台紙吊着部
214:台紙吊着部補強片
215,224,226:係止部
225,227,321:係止片
216,217,311:スリット
3:ハンガー台紙
31:身頃当接部
32:肩当接部

Claims (8)

  1. 衣類を容器に収容して移送する方法であって、
    衣類の身頃の内面に当接する身頃当接部、及び、該身頃当接部から左右斜外方向に延設され、衣類の左右の肩の内面にそれぞれ当接する肩当接部、を有するハンガー台紙と、
    フック部、及び、該フック部の左右外方向に延設され、前記ハンガー台紙を前記肩当接部において釣支する台紙吊着部、を有するハンガー本体と、
    からなる紙製ハンガーを装着した衣類を、容器内に平積みして梱包体を形成する手順と、
    該梱包体を移送元から移送先に移送する手順と、を含み、
    ここで、
    前記ハンガー台紙及び前記ハンガー本体は、それぞれ一枚の紙から形成され、
    前記ハンガー本体は、前記フック部及び前記台紙吊着部をそれぞれ有しかつ前記フック部において折曲線を介して連設された2つのハンガー部材からなり、
    該2つのハンガー部材は、前記紙において前記フック部のみを介して互いに接続し、以下の(1)及び(2)のいずれか一以上を備え、
    (1)前記2つのハンガー部材の少なくとも一方の前記フック部に曲折線を介して連設され、該曲折線で折り曲げられて前記フック部と重なり合う形状を有するフック部補強片、
    (2)前記2つのハンガー部材のうちの一方の前記台紙吊着部に2つの曲折線を介して連設された台紙吊着部補強片、
    前記ハンガー台紙の前記身頃当接部は、左右一対のスリットを有し、前記肩当接部は該スリットへの係止片を有し、
    前記ハンガー台紙の前記肩当接部を前記ハンガー本体の前記台紙吊着部に巻着し、前記係止片を前記スリットに係止させることにより、前記ハンガー台紙を前記ハンガー本体に掛着し得る、衣類移送方法。
  2. 前記手順において、衣類は、少なくともその身頃において折り畳まれない、請求項1記載の衣類移送方法。
  3. 前記手順において、前記紙製ハンガーを装着した衣類を前記容器内で上下交互に積み上げる、請求項1又は2記載の衣類移送方法。
  4. 移送元及び移送先が、衣類の製造地及び検品地であるか、及び/又は、検品地から販売地である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の衣類移送方法。
  5. 衣類が収容された梱包体の製造方法であって、
    衣類の身頃の内面に当接する身頃当接部、及び、該身頃当接部から左右斜外方向に延設され、衣類の左右の肩の内面にそれぞれ当接する肩当接部、を有するハンガー台紙と、
    フック部、及び、該フック部の左右外方向に延設され、前記ハンガー台紙を前記肩当接部において釣支する台紙吊着部、を有するハンガー本体と、
    からなる紙製ハンガーを衣類に装着する工程と、
    前記紙製ハンガーを装着した衣類を、容器内に平積みして梱包体を形成する工程と、を含み、
    ここで、
    前記ハンガー台紙及び前記ハンガー本体は、それぞれ一枚の紙から形成され、
    前記ハンガー本体は、前記フック部及び前記台紙吊着部をそれぞれ有しかつ前記フック部において折曲線を介して連設された2つのハンガー部材からなり、
    該2つのハンガー部材は、前記紙において前記フック部のみを介して互いに接続し、以下の(1)及び(2)のいずれか一以上を備え、
    (1)前記2つのハンガー部材の少なくとも一方の前記フック部に曲折線を介して連設され、該曲折線で折り曲げられて前記フック部と重なり合う形状を有するフック部補強片、
    (2)前記2つのハンガー部材のうちの一方の前記台紙吊着部に2つの曲折線を介して連設された台紙吊着部補強片、
    前記ハンガー台紙の前記身頃当接部は、左右一対のスリットを有し、前記肩当接部は該スリットへの係止片を有し、
    前記ハンガー台紙の前記肩当接部を前記ハンガー本体の前記台紙吊着部に巻着し、前記係止片を前記スリットに係止させることにより、前記ハンガー台紙を前記ハンガー本体に掛着し得る、衣類梱包体製造方法。
  6. 衣類が容器に収容された梱包体であって、
    衣類の身頃の内面に当接する身頃当接部、及び、該身頃当接部から左右斜外方向に延設され、衣類の左右の肩の内面にそれぞれ当接する肩当接部、を有するハンガー台紙と、
    フック部、及び、該フック部の左右外方向に延設され、前記ハンガー台紙を前記肩当接部において釣支する台紙吊着部、を有するハンガー本体と、
    からなる紙製ハンガーが装着された衣類が、容器内に平積みされた梱包体;
    ここで、
    前記ハンガー台紙及び前記ハンガー本体は、それぞれ一枚の紙から形成され、
    前記ハンガー本体は、前記フック部及び前記台紙吊着部をそれぞれ有しかつ前記フック部において折曲線を介して連設された2つのハンガー部材からなり、
    該2つのハンガー部材は、前記紙において前記フック部のみを介して互いに接続し、以下の(1)及び(2)のいずれか一以上を備え、
    (1)前記2つのハンガー部材の少なくとも一方の前記フック部に曲折線を介して連設され、該曲折線で折り曲げられて前記フック部と重なり合う形状を有するフック部補強片、
    (2)前記2つのハンガー部材のうちの一方の前記台紙吊着部に2つの曲折線を介して連設された台紙吊着部補強片、
    前記ハンガー台紙の前記身頃当接部は、左右一対のスリットを有し、前記肩当接部は該スリットへの係止片を有し、
    前記ハンガー台紙の前記肩当接部を前記ハンガー本体の前記台紙吊着部に巻着し、前記係止片を前記スリットに係止させることにより、前記ハンガー台紙を前記ハンガー本体に掛着し得る、梱包体
  7. 衣類の身頃の内面に当接する身頃当接部、及び、該身頃当接部から左右斜外方向に延設され、衣類の左右の肩の内面にそれぞれ当接する肩当接部、を有するハンガー台紙と、
    フック部、及び、該フック部の左右外方向に延設され、前記ハンガー台紙を前記肩当接部において釣支する台紙吊着部、を有するハンガー本体と、
    からなる紙製ハンガーであり、
    前記ハンガー台紙及び前記ハンガー本体は、それぞれ一枚の紙から形成され、
    前記ハンガー本体は、前記フック部及び前記台紙吊着部をそれぞれ有しかつ前記フック部において折曲線を介して連設された2つのハンガー部材からなり、
    該2つのハンガー部材は、前記紙において前記フック部のみを介して互いに接続し、以下の(1)及び(2)のいずれか一以上を備え、
    (1)前記2つのハンガー部材の少なくとも一方の前記フック部に曲折線を介して連設され、該曲折線で折り曲げられて前記フック部と重なり合う形状を有するフック部補強片、
    (2)前記2つのハンガー部材のうちの一方の前記台紙吊着部に2つの曲折線を介して連設された台紙吊着部補強片、
    前記ハンガー台紙の前記身頃当接部は、左右一対のスリットを有し、前記肩当接部は該スリットへの係止片を有し、
    前記ハンガー台紙の前記肩当接部を前記ハンガー本体の前記台紙吊着部に巻着し、前記係止片を前記スリットに係止させることにより、前記ハンガー台紙を前記ハンガー本体に掛着し得る、紙製ハンガー。
  8. 板紙製である、請求項7記載の紙製ハンガー。
JP2018037053A 2018-03-02 2018-03-02 衣類移送方法、衣類梱包体製造方法、衣類梱包体及び紙製ハンガー Active JP6968002B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018037053A JP6968002B2 (ja) 2018-03-02 2018-03-02 衣類移送方法、衣類梱包体製造方法、衣類梱包体及び紙製ハンガー
CN201910142477.6A CN110215105B (zh) 2018-03-02 2019-02-26 衣物运送方法、衣物包装体及其制造方法及纸制衣架

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018037053A JP6968002B2 (ja) 2018-03-02 2018-03-02 衣類移送方法、衣類梱包体製造方法、衣類梱包体及び紙製ハンガー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019151364A JP2019151364A (ja) 2019-09-12
JP6968002B2 true JP6968002B2 (ja) 2021-11-17

Family

ID=67822276

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018037053A Active JP6968002B2 (ja) 2018-03-02 2018-03-02 衣類移送方法、衣類梱包体製造方法、衣類梱包体及び紙製ハンガー

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6968002B2 (ja)
CN (1) CN110215105B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023117781A (ja) * 2022-02-14 2023-08-24 大王製紙株式会社 ハンガー

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5917831Y2 (ja) * 1980-09-01 1984-05-23 山下印刷紙器株式会社 衣類の収納ケ−ス
JPS5880951U (ja) * 1981-11-24 1983-06-01 株式会社マツクプレイス 洋服保型台紙付洋服ハンガ−
JPH0443465Y2 (ja) * 1988-03-09 1992-10-14
JPH0313990U (ja) * 1989-06-24 1991-02-13
JP2514889Y2 (ja) * 1990-06-28 1996-10-23 本州製紙株式会社 紙製洋服ハンガー
EP0554069A1 (en) * 1992-01-28 1993-08-04 I. Appel Corporation Garment hanger
HK1005636A2 (en) * 1997-04-17 1998-12-18 Samsonite Corp Folding hanger system for luggage
CN201271102Y (zh) * 2008-08-12 2009-07-15 孙博 纸夹制衣架
GB2464115B (en) * 2008-10-03 2010-12-01 Braitrim Garment hanger and indicia tag
FR2946853B1 (fr) * 2009-06-19 2015-05-01 Fandi C Participations Dispositif de suspension d'un vetement a col, du type cintre
JP2015211745A (ja) * 2014-05-02 2015-11-26 雄一 銅金 衣服掛けハンガー用肩しわ防止具
CN204181403U (zh) * 2014-09-16 2015-03-04 何晋 一种新型可折叠衣架
SE543556C2 (en) * 2016-01-22 2021-03-30 Stora Enso Oyj Distribution package and distribution parcel for use in laying distribution of clothes

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019151364A (ja) 2019-09-12
CN110215105B (zh) 2022-03-25
CN110215105A (zh) 2019-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6968002B2 (ja) 衣類移送方法、衣類梱包体製造方法、衣類梱包体及び紙製ハンガー
US20140318997A1 (en) Garment box
US3357542A (en) Wardrobe carton and method of assembly of hanger bar into carton
US20110042424A1 (en) Biodegradable clothes hanger
JP6046415B2 (ja) 衣類用梱包箱
JP6554219B1 (ja) 衣類用梱包箱
US2268151A (en) Garment stay
EP3405411B1 (en) Distribution package and distribution parcel for use in laying distribution of clothes
JP2016069057A (ja) 収納箱
CN215246324U (zh) 一种保型装置
JP2007290728A (ja) ラペルガード
JP7496115B2 (ja) 包装容器およびその板材
ES2753726T3 (es) Bolsa de envío portátil y sistema de bolsa de envío portátil para productos textiles
JP2007159812A (ja) ダンボール製ハンガー
JPS5917831Y2 (ja) 衣類の収納ケ−ス
JPH0624347Y2 (ja) 物品輸送用緩衝材
JP5292538B2 (ja) ハンガーボックス
JPS5826944Y2 (ja) 環帯状肩部を有する衣料品包装体
JP3008670U (ja) 衣料用ケース
JPS62109784A (ja) 衣料品を送る包装容器の構造
JP3046406U (ja) 衣類をハンガーに懸吊したまま収納、輸送し得る段ボ ールケース
JP2022063179A (ja) 収納容器
JP2022100747A (ja) 物品陳列用ボード
JP2022159740A (ja) 包装材
JP2020045168A (ja) 衣類用梱包箱

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210323

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210406

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210531

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211005

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211026

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6968002

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150