JP2514889Y2 - 紙製洋服ハンガー - Google Patents

紙製洋服ハンガー

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JP2514889Y2
JP2514889Y2 JP1990067949U JP6794990U JP2514889Y2 JP 2514889 Y2 JP2514889 Y2 JP 2514889Y2 JP 1990067949 U JP1990067949 U JP 1990067949U JP 6794990 U JP6794990 U JP 6794990U JP 2514889 Y2 JP2514889 Y2 JP 2514889Y2
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JP
Japan
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sheet
paper
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folding line
center
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Application number
JP1990067949U
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JPH0427875U (ja
Inventor
幸吉 加藤
元久 栗原
Original Assignee
本州製紙株式会社
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
  • Holders For Apparel And Elements Relating To Apparel (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、一枚の打抜きブランクシートから形成す
る紙製洋服ハンガーに関するものである。
[従来の技術とその問題点] 衣服販売時に使用される簡単な洋服掛けとして、また
クリーニング業者がクリーニング済衣服を吊り下げるハ
ンガーとして、プラスチック製のものや針金で作られた
ハンガーが近年広く出回っている。この様なハンガーは
使用後、家庭等で再使用されるもの以外はゴミとして廃
棄されるが、廃棄する際の取扱いが面倒であること、特
に嵩ばり易くまた焼却が簡単に行えず所謂不燃ゴミとか
プラスチックゴミとして特別な方法で処理しなければな
らないという難点がある。
これとは別に、焼却の簡単な厚紙を加工して作る紙製
ハンガーも既に実開昭58-58721号公報等で知られてい
る。しかし、紙製のものは強度的に脆弱なものが多く、
衣類の重みで紙の肉薄部とか端縁が曲がったり切れたり
すること多いという実用上の問題が有り改善が望まれて
いた。また実開平3-122768号公報に記載されているダン
ボール製ハンガーが知られているが、これは、全体が1
枚板で構成され、把持部および肩部の1部を延長して下
方に折り返して2重しているとともに、折り返した延長
部の端部をハンガー主体側に差し込み孔に固定するよう
にしたものである。この構成によると、ハンガーに掛け
た洋服の荷重が主体側につながった把持部側に多くかか
ってしまう。そのため把持部および肩部が折り返されて
いても実際の強度は、折り返さずに1枚で把持部を形成
したものと殆ど変わらず、強度が不足することがある。
本考案は、上記のような従来型における問題点を改善
するためになされたものであって、一枚の打抜きブラン
クシートから形成する紙製洋服ハンガーを提案するもの
であるが、特に紙取りに工夫を凝らして矩形状シートか
ら本考案が形成できるようにすると共に、組立に当たっ
ては、単にシートを折り曲げるだけで完成品が得られ、
強度も高く洋服類を吊り下げてもそれらの重みで容易に
紙が曲がったり切れたりすることのない改良された紙製
洋服ハンガーを提案するものである。
[問題点を解決するための手段] 上記の課題を解決するため、本考案は段ボール、板
紙、合成紙または紙を主体とする複合紙よりなる横長矩
形状のシートを用い、該シートを左右に2分する位置に
中央折線を設けるとともに、該中央折線を挟んで該シー
トの左右両端近くに対称的に打抜き孔を形成する一方、
該シートの中央に前記中央折線(2)と直交するように
間隔をおいて前後一対の切込を刻設し、該一対の切込の
内側に幅広のネック部を設けるとともに、前記一対の切
込の各両端部を起点として、該シートの前後両縁に向か
ってハの字形に広がる前後一対の傾斜折線を刻設し、更
に各一対の傾斜折線の内側に台形状の合掌部を設けたう
え、当該シートを中央折線に沿い二つ折りにするととも
に前記合掌部内の中央折線に沿って谷折りし、また前記
傾斜折線に沿って山折りしてなることを特徴とする紙製
洋服ハンガーを提案するものである。
[実施例] 以下本考案を図に示す実施例に基づいて具体的に説明
する。
まず第3図に示す展開図に於て、符号1は一枚のシー
ト材料を打ち抜いて形成させた本考案紙製ハンガーのブ
ランクシートである。このブランクシート1は段ボー
ル、板紙、合成紙または紙を主体とする複合紙よりなる
比較的硬い材質の横長の矩形状のシートから構成され
る。そしてこのフラットブランクには、そのシート中央
部に二つ折り用の中央折線2を設ける。中央折線2を挟
むシートの左右両端近くには、それぞれ対称的に細長い
打抜き孔3a、3bを形成する。この打抜き孔の孔縁には後
記のように連接フラップ4a、4bを延設しておくことを可
とする。
ところで符号5、6で示すものはフラットブランクの
中央部に所定の間隔をあけて設けた前記中央折線2と直
交する一対の切込である。この一対の切込5、6にはさ
まれた内側の位置で前記中央折線2の両側に幅広のネッ
ク部7、8を形成する。このネック部には前記折線2を
挟んで対称的に把持孔9、9を設けるようにする。なお
符号10は前記把持孔9、9間に設けた切線であるが本考
案の要件ではない。
ところで本考案では、前記一対の切込5、6の各両端
部を起点として、該シートの前後両縁に向かってハの字
形に広がる一対の傾斜折線11、12、13、14を刻設し、折
線11と13間および折線12と14との間に台形状の合掌部1
5、16を、また前記各折線の外側に肩部18、19をそれぞ
れ形成して、フラットブランクが構成されている。
本考案の紙製洋服ハンガーは上記のような展開図形を
持った一枚のシートからなり、このシートを使用時に、
次のように中央折線2に沿って二つ折りしてハンガーを
組立てる。すなわち、まず前記合掌部15、16内の中央折
線2を谷折りとし、両側の傾斜折線11、12、13、14をを
それぞれ山折りとすることにより当該シートを二つ折り
にする。そして打抜き孔3a、3bを互いに重ね合わせ、し
かるのちこの打抜き孔の孔縁に形成させた連接フラップ
4a、4bを互いに固定して第1図及ぶ第2図の如き完成品
を得る。なお第2図では一方のフラップ4aに設けた差し
込み孔17に、他方のフラップ4bを挿入して固定した事例
であるが、この様な実施例に限るものでなく、例えばフ
ラップを粘着テープや面ファスナー或いは糊着けして固
定することも可能である。
またネック部7、8に設ける把持孔9、10の形態も上
記実施例に限るものでなく、例えば第4図または第5図
に示すようにフック形状にすることも可能である。
なお本考案のブランクシートは前述の通り段ボール、
板紙等の紙単体で形成してもよいが、シートの美粧性と
かケバ立ちを抑えるため、或いはシート強度を高める必
要がある場合には、例えばPETフイルムの如き樹脂フイ
ルムを積層した複合紙を用いてもよい。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように、本考案は一枚の打抜
きブランクシートから形成することができるから、その
製作ならびに組立に手間を取らず、しかも紙取りに工夫
を凝らして最小の材料で構成することができるものであ
る。さらに組立に当たり単にシートを折り曲げるだけで
完成品が得られ、強度も高く洋服類を吊り下げてもそれ
らの重みで容易に紙が曲がったり切れたりすることがな
い。そのうえ本考案は、ハンガーの肩の部分を折り曲げ
形成するに当たっては、シートの中央に前記中央折線
(2)と直交するように間隔をおいて前後一対の切込を
刻設して、該一対の切込の内側に幅広のネック部を設け
るとともに、前記一対の切込の各両端部を起点として、
該シートの前後両縁に向かってハの字形に広がる前後一
対の傾斜折線を刻設するとともに、各一対の傾斜折線の
内側に台形状の合掌部を設けたうえ、当該シートを中央
折線に沿い二つ折りにするとともに前記合掌部内の中央
折線に沿って谷折りし、また前記傾斜折線に沿って山折
りするものであるから、段ボールや板紙などの折曲時の
反発の強いシートを使用した場合にも、ハンガーの肩の
部分の折り曲げ成形が容易である。また廃棄処理に際し
ても、従来のプラスチック製や針金で作られたハンガー
と異なり、焼却など廃棄する際の取扱いが簡単であり、
新聞紙と同様に故紙として処理することも可能である点
で極めて有利なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案紙製洋服ハンガーの一実施例を
示す斜視図、第3図は同上ハンガーの展開図、第4図と
第5図は同上ハンガーのネック部の変形例を示す部分拡
大図である。 1……ブランクシート、2……中央折線、3a、3b……打
抜き孔、4a、4b……連接フラップ、5、6……一対の切
込線、7、8……ネック部、9、10……把持孔、11、1
2、13、14……傾斜折線、15、16……合掌部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】段ボール、板紙、合成紙または紙を主体と
    する複合紙よりなる横長矩形状のシートを用い、該シー
    トを左右に2分する位置に中央折線(2)を設けるとと
    もに、該中央折線(2)を挟んで該シートの左右両端近
    くに対称的に打抜き孔(3a)(3b)を形成する一方、該
    シートの中央に前記中央折線(2)と直交するように間
    隔をおいて前後一対の切込(5)(6)を刻設し、該一
    対の切込(5)(6)の内側に幅広のネック部(7)
    (8)を設けるとともに、前記一対の切込(5)(6)
    の各両端部を起点として、該シートの前後両縁に向かっ
    てハの字形に広がる前後一対の傾斜折線(11)(12)
    (13)(14)を刻設し、更に各一対の傾斜折線(11)
    (12)または(13)(14)の内側に台形状の合掌部(1
    5)(16)を設けたうえ、当該シートを中央折線(2)
    に沿い二つ折りにするとともに前記合掌部内の中央折線
    (2)に沿って谷折りし、また前記傾斜折線(11)(1
    2)または(13)(14)に沿って山折りしてなることを
    特徴とする紙製洋服ハンガー。
  2. 【請求項2】前記打抜き孔(3a)(3b)の孔縁に連接フ
    ラップ(4a)(4b)を延設してなる第1項記載の紙製洋
    服ハンガー。
JP1990067949U 1990-06-28 1990-06-28 紙製洋服ハンガー Expired - Lifetime JP2514889Y2 (ja)

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JPH0427875U JPH0427875U (ja) 1992-03-05
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5998847U (ja) * 1982-12-22 1984-07-04 池田物産株式会社 携帯用折りたたみ式ハンガ−

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JPH0427875U (ja) 1992-03-05

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