JP3008670U - 衣料用ケース - Google Patents

衣料用ケース

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JP3008670U
JP3008670U JP1994011124U JP1112494U JP3008670U JP 3008670 U JP3008670 U JP 3008670U JP 1994011124 U JP1994011124 U JP 1994011124U JP 1112494 U JP1112494 U JP 1112494U JP 3008670 U JP3008670 U JP 3008670U
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hanger
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JP1994011124U
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元成 神崎
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神崎株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】箱単位での運搬を可能にして極力運送コストを
低減するとともに、箱の横積みや逆さ積みを避けられる
ようにして、箱内での吊下げ機能を充分に発揮させる。 【構成】 矩形状の底面部と山形状の上部とを有してほ
ぼ三角柱状に形成された自立可能な箱形成材1の内部に
衣料品収容空間を形成するとともに、衣料品収容空間の
上部側に、内装される衣料品のハンガー2を係止する吊
り止め部8を設けてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、婦人服や紳士服、あるいは和服などを配送する際、または、一時保 管する場合などに便利に用いることのできる衣料用ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に衣料品を搬送する手段としては、個々に箱詰めして運送するのが一般的 であるが、対象となる衣料品が皺を嫌うもの、例えば、ベルベットの婦人服とか 、カシミヤのビーバー仕上げされている衣料である場合、一旦、皺がよると元の 状態に復帰させることがきわめて困難であり、これらの高級衣料品などは、専用 に用意された専用車で吊下げ状態で配送するのが一般的であった。 ところが、そのような配送は、大量に搬送して大量に捌けるようであれば特に 問題ないが、それが小量で遠隔地である場合、運送費が多大なコストを占めるこ とになるという、問題があった。 そこで、従来では、図9に示すように、比較的大型の箱101内に吊下げ棒1 02を設置し、一つの箱101内で多数の衣料品を吊下げ状態に保持させて、配 送車単位で搬送するよりは低コストで運送することも試みられていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のように箱内での衣料品の吊下げを可能にすることで、ある程度のコスト 低減が可能となるが、この場合には次のような重大な問題がある。 すなわち、扱い単位が比較的取扱の容易な箱単位となったことにより、前述の コスト面で有利さは認められても、その箱が横積みされたり、逆さ積みされるこ とがある。そうすると、折角吊下げ可能に構成された箱がその機能を果たすこと ができない状態となり、内部の衣料品に皺が生じることがあった。 本考案の目的は、前述の箱単位での運搬を可能にして極力運送コストを低減す るとともに、箱の横積みや逆さ積みを避けられるようにして、箱内での吊下げ機 能を充分に発揮させる点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために講じた本考案における衣料品ケースの技術手段は、 矩形の底面部と山形の上部とを有してほぼ三角柱状に形成された自立可能な箱形 成材の内部に衣料品収容空間を形成するとともに、衣料品収容空間の上部側に、 内装される衣料品のハンガーを係止する吊り止め部を設けてあることである。 前記箱形成材は、偏平板材の折り曲げ加工により組立式に構成するとよい。 また、前記箱形成材の内部には、ハンガーに吊り持ちされた衣料品を覆う袋状 シートを備え、その袋状シートには、二つ折り状態でハンガーの握り部を挿通可 能な挿通孔を形成してある。
【0005】
【作用】
上記の技術手段を講じたことによる作用は次の通りである。 a.箱形成材は、底面部が偏平で自立可能であるとともに、その上部が山形で、 起立姿勢でも、横倒し姿勢でも、重ね積みし難い形であるから、極力、吊下げ姿 勢を維持可能な起立状態での搬送を可能にできる。 b.また、箱形成材を組立式に構成したものでは、制作加工段階での組立に要す る加工工数を削減することができるとともに、運搬にも便利な偏平状態での運搬 が可能となる。 c.さらに、箱形成材の内部に袋状シートを備え、その袋状シートにハンガーの 握り部挿通が可能な係止孔を形成しておくことにより、ケース本体内での衣料品 の位置固定を確実に行い易い。
【0006】
【考案の効果】
上記技術手段を講じた本考案の効果は次の通りである。 イ.箱形成材の逆さ積みや横倒し姿勢での積み重ねを極力制限できるので、横倒 しや逆さ積みに起因した搬送衣料品の皺発生を極力抑止できる衣料品ケースを得 られた。 ロ.請求項2に記載のように、組立式とすることで、制作コスト並びに流通コス トの両面から、より一層のコストダウンを図ることができる。 ハ.請求項3に記載のように、衣料品を覆う袋状シートを用いて、その袋状シー トに、ハンガーの握り部を挿通可能な係止孔を形成することにより、箱形成材内 での衣料品の位置を安定させることができ、より一層の皺の発生を抑制できる。
【0007】
【実施例】
以下に、本考案の実施例を図面の記載に基づいて説明する。 図1乃至図4は、本考案の第1の実施例を示し、図1は本考案における衣料用 ケースの組立過程での全体斜視図を示す。 この実施例における衣料用ケースは、段ボール紙からなる箱形成材1と、その 箱形成材1に内装される衣料品を掛けるためのハンガー2と、そのハンガー2に 掛けた衣料品を外側から覆う塩化ビニール等の合成樹脂フィルム製の袋状シート 3とで構成されている。 前記箱形成材1は、図2に示すように、一枚の段ボール紙を打ち抜いて形成さ れ、これを所定手順で折り曲げ張り付けて、図4に示すような上部が山形となる 三角柱状に組み立てられるように構成されている。
【0008】 前記段ボール紙の打ち抜き片からなる箱形成材1は、図2に示すように、細長 い矩形状の底面部4の両側に、左横側面部5と右横側面部6とが一体に連設され 、左右夫々の横側面部5,6の前後両端には三角形状の前後側面部7a,7bを 連設してある。 そして、右横側面部6には、その中央部にハンガー2を係止可能な吊り止め部 としての中央突片8が連設され、その中央突片8との間に、ハンガー2の通過間 隙Sを隔てて固定用突片9が前後両側に連設されている。また、前記底面部4の 前後両端にも、固定用の前向き突片10と後ろ向き突片11とが連設されている 。 そして、前記の左右横側面部5,6のうち、左横側面部5の内側全体、及び、 右横側面部6の内側下端部、の夫々に接着部aが設けられ、また、前記中央突片 8、及び、前後の固定用突片9の夫々にも接着部aが設けられている。これらの 接着部aは、粘着剤を塗布した部分(図2中、斜線を付した部分)に夫々剥離紙 が剥離可能に貼着されることにより構成されている。
【0009】 前記箱形成材1の内面側(この実施例では右横側面部6の左上部位置)には、 この箱形成材1の組立手順の説明が印刷、または説明を印刷したシートが貼着さ れて、組立説明部12を構成している。
【0010】 図3は袋状シート3を示し、これは、上端側にハンガー2の握り部を挿通可能 な上部挿通孔3aを設け、下端側が開放された筒状に構成され、かつ、下端部近 くのほぼ中央付近に、この袋状シート3を二つ折りした際に前記ハンガー2の握 り部を挿通可能な下部挿通孔3bを形成してある。 そして、図1及び図4に示すように、ハンガー2の握り部を箱形成材1の上部 中央付近で箱形成材1の外側に位置させて、外部から握り部を握持できるように 構成されている。
【0011】 前記箱形成材1の組立は例えば次の工程のようにして行う。 [1] 底面部4に対して右横側面部6を折れ線a1で谷折りし、前後の前向き突片 10を折れ線b1,b2で谷折りし、続いて右横側面部6に対して、前後側面部 7a,7bを前記折れ線b1,b2で谷折りする。そののち、前後側面部7a, 7b下端部の剥離紙を剥して、その接着部aを前記前向き突片10の外面側に貼 着する(図1参照)。 [2] 次に、袋状シート3を掛けたハンガー2の握り部を中央突片8に掛ける(図 1参照)。 [3] そして、左横側面部5を折れ線a2で谷折りしたのち、左横側面部5に対し て前後側面部7a,7bを夫々折れ線b1,b2で谷折りし、前記前後側面部7 a,7bのほぼ全体に貼着された剥離紙を剥して、その接着部aを右横側面部6 に連設の前後側面部7a,7bの外側に貼着する。 [4] その後、前記中央突片8、及び、その前後両側の固定用突片9を折れ線a3 で谷折りして、各突片8,9,9の剥離紙を剥し、その接着部aを左横側面部5 の外側に貼着する(図4参照)。
【0012】 上記実施例構造における箱形成材1の各部の寸法は、対象とする衣料品の寸法 に合わせて適宜に設定すればよいが、標準的な寸法関係の一例を示すと次の通り である。 底面部の前後長さL1 52cm 底面部の横幅L2 20cm 左右横側面部の上下高さh 42cm
【0013】 上記のようにして構成された衣料用ケースは、衣料品の運送や、衣料品メーカ ー、卸業者、販売店等での一時保管、あるいは、販売店から顧客が持ち帰る際な どにも便利に用いることができる。
【0014】 〔別実施例〕 <1> 前記箱形成材1内に収容される衣料品は、前記実施例のように1つのハ ンガー2に吊下げられたものに限らず、逆さ積みや横倒し積みを制限できる程度 であれば、2つ以上のハンガー2を用いたものでもよい。この場合、図5及び図 6に示すように、箱形成材1に2つのハンガー2を吊下げるものでは、ハンガー 吊下げ部としての中央突片8も2箇所形成されていて、図示のように2つのハン ガー2の握り部が露出した状態となる。 尚、この図5及び図6の実施例の場合、箱形成材1の全体形状は、三角柱の頂 部が二つになる二つ山部をもつ形状となるが、本考案でいう三角柱状とは、この 図5に示す程度の二つ山形状や、山の勾配が途中で多少変化する形状、あるいは 、底面部4や左右横側面部5,6が完全な矩形ではなく多少変形しているような 形状をも総称するものである。 <2> 箱形成材1としては、前記の各実施例のようにハンガー2の握り部を上 端部に露出させるものに限らず、図7及び図8に示すように、ハンガー2の全体 は箱形成材1の内部に吊り持ち状態で格納され、箱形成材1そのものの上端部に 提げ手部13を形成するものであってもよい。 つまり、右横側面部6を左横側面部5よりもやや長く延長して、左横側面部5 及び右横側面部6の夫々の上部に提げ手孔14を形成するとともに、右横側面部 6に形成される吊り止め部としての中央突片8を前記提げ手孔14のうちの一つ の提げ手孔14の内部に形成したものである。 <3> 前記箱形成材1は、段ボール紙に限らず、クラフト紙等の適宜の保形強 度を有した紙材や、プラスチック等の合成樹脂材、あるいは、それらの組合せ等 、適宜の素材を用いて構成してもよい。 <4> 箱形成材1とともに衣料用ケースを構成する要素としては、袋状シート 3を用いずにハンガー2だけを用いるものでもよい。 <5> 接着部aとしては、前記実施例のような粘着剤の塗布部分と剥離紙との 組合せによるものに限らず、任意の接合手段を採用できる。また、面ファスナー などの分離及び再接着可能な接合手段を用いてもよく、これを各接着部aのうち の全部、あるいは一部の接着部aに用いて、衣料用ケースの全体あるいは一部を 分解あるいは開閉自在な構造としたものであってもよい。勿論、面ファスナーを 用いる場合には、互いに接合される対向面に面ファスナーを貼着しておく必要が ある。 <6> ハンガー2で吊り持ちされる衣料品としては、前述のような婦人服やコ ートに限らず、背広などの紳士服や、和服であっても差し支えない。 <7> 上述の各実施例では、何れも使用者段階で組み立てて使用する組立式の ものを示したが、これに限らず、使用者段階での組立工数を極力少なくするよう に、製造段階で予め組み上げ可能な範囲の全部が組み上げられたもの、あるいは 一部が組み上げられたものを使用してもよい。 <8> 前記箱形成材1の内面側に記載された組立順の説明は、前記実施例に示 した箇所に限らず、使用者の見やすい箇所など適宜に選定することが可能であり 、箱形成材の外側、あるいは、別途説明書として添付する、あるいは全くないも のであっても差し支えない。
【0015】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記 すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】箱形成材の組み立て過程を示す斜視図
【図2】箱形成材の展開図
【図3】袋状シートの平面図
【図4】箱形成材の組上がり状態を示す斜視図
【図5】箱形成材の他の実施例を示す斜視図
【図6】箱形成材の他の実施例を示す展開図
【図7】箱形成材の他の実施例を示す斜視図
【図8】箱形成材の他の実施例を示す展開図
【図9】従来の衣料用ケースを示す概略斜視図
【符号の説明】
1 箱形成材 8 吊り止め部 3b 挿通孔 3 袋状シート 2 ハンガー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年9月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】矩形状の底面部と山形状の上部とを有して
    ほぼ三角柱状に形成された自立可能な箱形成材(1)の
    内部に衣料品収容空間を形成するとともに、 衣料品収容空間の上部側に、内装される衣料品のハンガ
    ー(2)を係止する吊り止め部(8)を設けてある衣料
    品ケース。
  2. 【請求項2】前記箱形成材(1)は、偏平板材の折り曲
    げ加工により組立式に構成されている請求項1記載の衣
    料用ケース。
  3. 【請求項3】前記箱形成材(1)の内部には、ハンガー
    (2)に吊り持ちされた衣料品を覆う袋状シート(3)
    を備え、その袋状シート(3)には、二つ折り状態でハ
    ンガー(2)の握り部を挿通可能な挿通孔(3b)を形
    成してある請求項1または2記載の衣料用ケース。
JP1994011124U 1994-09-07 1994-09-07 衣料用ケース Expired - Lifetime JP3008670U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020031698A (ja) * 2018-08-27 2020-03-05 星野太郎バッグデザイン研究株式会社 自立可能なリュックサック

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