JP2015211745A - 衣服掛けハンガー用肩しわ防止具 - Google Patents

衣服掛けハンガー用肩しわ防止具 Download PDF

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Abstract

【課題】衣服の肩部のしわを防止することができる、衣服掛けハンガー用肩しわ防止具を提供する。
【解決手段】衣服用ハンガーAの肩掛部の上方を通り、衣服の肩部に当接する肩しわ防止部2と、および肩しわ防止部から延設されて衣服の胸部に当接する胸部当接部3と、肩しわ防止部から延設されて衣服の背中部に当接する背中当接部の形状を含むシート状の保形体と、保形体を横桟部に取り付ける取付手段6とを設けた衣服ハンガー肩しわ防止具1であり、保形体は、衣服用ハンガーの肩掛部に当接する当接点7から、両側に延設した延設部8が形成され、延設部の両端から保形体の内側方向に下り傾斜する第1の傾斜部9が形成されており、衣服用ハンガーの肩掛部の上方を通り、衣服用ハンガーの水平となった横桟部へ、上向きに先端が切除された円錐形状の保形体を取り付け、位置可変に取り付ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、衣服収納時や洗濯物を干す時にハンガーへ取り付けて使用する衣服ハンガー用肩しわ防止具に関するものである。
周知の通り、人間の肩の形状は千差万別であり、日本人に多いと言われている肩の先が前に出ている前肩、西洋人に多いと言われている並肩、背が丸まって前かがみの猫背、女性に多いなで方、男性に多いいかり型がある。また、首に近い肩の厚みは厚く、腕に近い肩の厚みは薄くなっている。
市販されている衣服は、体型が多い形状に合わせて大量に製造されているが、同一の形状では無い。誂えものだと、その使用者の体型に合わせたものが個々に製造される。
しかしながら、一般的な衣服ハンガーは金物やプラスチック製の細い物が主体であり、衣服の肩部の形状に合っておらず、衣服の肩部を変形させてしまうという問題点があった。また、衣服の肩部に比し長さが合わないものであり、衣服の肩部に比し長い場合は衣服の肩部の形状を潰してしまい、衣服の肩部に比し短い場合は衣服の肩部にしわが発生するという問題点があった。また、衣服の肩部に比し幅が狭いものであり、衣服の肩部の形状を潰してしまうという問題点があった。また、肩の縫い目が衣服ハンガーに合わないことがあり、特に洗濯後の水分を含んだ衣服にあっては、細い衣服ハンガーに荷重が集中し、乾燥時に衣服の肩部にしわを発生させるという問題点があった。
上記問題点を解消するために発明された特許文献1に示すものは、服の肩部と対応する位置に合成樹脂製のパッドを取り付けたものであり、パッドは硬質でできているため、衣服の肩部を変形させてしまうという従来の問題点を解消できなかった。また、衣服の肩部に比し長さが合わないものであり、衣服の肩部に比し長い場合は衣服の肩部の形状を潰してしまい、衣服の肩部に比し短い場合は衣服の肩部にしわが発生し、従来の問題点を解消できなかった。また、衣服の肩部に比し肩の厚み方向の幅が狭いものであり、衣服の肩部の形状を潰してしまい、従来の問題点を解消できなかった。
また、特許文献2に示すものは、衣服用針金ハンガーに形状が可変なプラスチック等のシート状部材で円筒形状に形成されたものを衣服ハンガーの底部材と斜辺部材に跨らせて固定したものであり、衣服ハンガーの底部材の中心側は縦長の楕円形になり、衣服ハンガーの底部材の端部側は円形になり、首に近い肩の幅は広く、腕に近い肩の幅は狭くなっているという衣服の形状には対応しておらず、衣服の肩部を変形させてしまうという従来の問題点を解消できなかった。また、取り付け位置を変えることができず、衣服の肩部に比し長さが合わないものであり、衣服の肩部に比し長い場合は衣服の肩部の形状を潰してしまい、衣服の肩部に比し短い場合は衣服の肩部にしわが発生し、従来の問題点を解消できなかった。
特開2001−169894号公報 特開2002−125836号公報
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、衣服の肩部のしわを防止することができる衣服ハンガー用肩しわ防止具を提供するものである。
上記課題を解決するため、本発明の衣服ハンガー用肩しわ防止具は、衣服ハンガーの肩掛部の上方を通り、衣服の肩部に当接する肩しわ防止部と、前記肩しわ防止部から延設されて衣服の胸部に当接する胸部当接部と、前記肩しわ防止部から延設されて衣服の背中部に当接する背中当接部の形状を含むシート状の保形体と、前記保形体を前記横桟部に取り付ける取付手段とを設けた衣服ハンガー用肩しわ防止具であり、保形体は、前記衣服ハンガーの肩掛部に当接する当接点から両側に延設した延設部が形成され、前記延設部の両端から保形体の内側方向に下り傾斜する第1の傾斜部が形成されており、衣服ハンガーの肩掛部の上方を通り、衣服ハンガーの水平となった横桟部へ上向きに先端が切除された円錐形状の前記保形体を取り付け位置可変に取り付けることを特徴とする。
本発明にあっては、前記第1の下り傾斜部の両端から当接点方向に上り傾斜する第2の傾斜部が形成されていることが望ましい。また、本発明にあっては、前記保形体は、前記衣服ハンガーの肩掛部に当接する当接点から両側に下り傾斜する下り傾斜部が形成され、前記下り傾斜部の両端から保形体の内側方向に下り傾斜する第1の傾斜部が形成され、第1の傾斜部の両端から当接点方向に上り傾斜する第2の傾斜部とで略5角形状に形成されていることが望ましい。また、本発明にあっては、前記第2の傾斜部の交差位置には外方に突出して衣服の上腕部に当接する上腕部当接部が形成されていることが望ましい。
本発明の衣服ハンガー用肩しわ防止具は、衣服ハンガーの肩掛部の上方を通り、衣服の肩部に当接する肩しわ防止部と、前記肩しわ防止部から延設されて衣服の胸部に当接する胸部当接部と、前記肩しわ防止部から延設されて衣服の背中部に当接する背中当接部の形状を含むシート状の保形体と、前記保形体を前記横桟部に取り付ける取付手段とを設けた衣服ハンガー用肩しわ防止具であり、保形体は、前記衣服ハンガーの肩掛部に当接する当接点から両側に延設した延設部が形成され、前記延設部の両端から保形体の内側方向に下り傾斜する第1の傾斜部が形成されており、衣服ハンガーの肩掛部の上方を通り、衣服ハンガーの水平となった横桟部へ上向きに先端が切除された円錐形状の前記保形体を取り付け位置可変に取り付けることを特徴とするものであるから、衣服の肩部を変形させることが無いという効果がある。また、肩幅に応じて取付位置を調整することができるので、衣服の肩部の形状を潰してしまったり、衣服の肩部にしわを発生させることが無いという効果がある。また、洗濯後の水分を含んだ衣服にあっても乾燥時に衣服の肩部にしわを発生させることが無いという効果がある。更に、上記衣服ハンガー用肩しわ防止具はハンガーの形状に合わせて中心から先端に向かって小さくなる先端が切除された円錐形状であると共に、衣服ハンガーの水平な横桟部に係止されることによって保形体自体が自立する構造であり、保形体全体が衣服の重みに対する圧力を分散するため、衣服の形状に合わせて3次元的に変形してフィットし、かつハンガー肩掛け部の傾斜角度に左右されることなく安定するという効果もある。
また、請求項2のように、前記第1の下り傾斜部の両端から当接点方向に上り傾斜する第2の傾斜部が形成したものは、保形体5の形状を衣服の縫製位置と合わせことができ、衣服の型崩れを防止することができるという効果がある。
また、請求項3のように、前記保形体は、前記衣服ハンガーの肩掛部に当接する当接点から両側に下り傾斜する下り傾斜部が形成され、前記下り傾斜部の両端から保形体の内側方向に下り傾斜する第1の傾斜部が形成され、第1の傾斜部の両端から当接点方向に上り傾斜する第2の傾斜部とで略5角形状に形成したものは、保形体5の形状を衣服の縫製位置と合わせことができ、衣服の型崩れを防止することができるという効果と、衣服ハンガーの肩掛部に前記保型体が略垂直に垂れ下がるようになり、取付状態が安定するとともに見栄えも良いという効果があり、更に、保型体の表面に絵や文字を記載する場合にあっては、記載スペースを十分に確保できるという効果がある。
また、請求項4のように、前記第2の傾斜部の交差位置には外方に突出して衣服の上腕部に当接する上腕部当接部が形成したものは、上腕部当接部により、衣服の形状に対応して滑らかに湾曲した湾曲部で保持することができ、衣服の変形を防止することができるという効果がある。
また、シート状のために未使用時の保管スペースを最小限に抑えることができるという効果や、衣服ハンガーへの取り付けおよび取り外しが迅速且つ容易に行えるという効果もある。
また、落下防止・乾燥時間向上・女性下着へのプライバシー保護という効果もある。
本発明の一実施例を示すものであり、衣服ハンガー用肩しわ防止具の正面図である。 同上の衣服ハンガー用肩しわ防止具の平面図である。 同上の衣服ハンガー用肩しわ用防止具の図1におけるY−Y断面の前方斜視図である。 本発明の第二実施例を示すものであり、衣服ハンガー用肩しわ防止具の平面図である。 本発明の第三実施例を示すものであり、衣服ハンガー用肩しわ防止具の平面図である。
図1は本発明の一実施例を示している。 衣服ハンガー用しわ防止具1は、衣服用ハンガーAの肩掛部Bの上方を通り、衣服ハンガーAの水平となった横桟部Cへ上向きに取り付けられる肩しわ防止具であって、衣服ハンガーAの肩掛部Bの上方を通り、衣服の肩部に当接する肩しわ防止部2と、肩しわ防止部2から延設されて衣服の胸部に当接する胸部当接部3と、肩しわ防止部2から延設されて衣服の背中部に当接する背中当接部4の形状を含むシート状の保形体5と、衣服ハンガーAの横桟部Cに係止されて保形体5を衣服ハンガーAの水平となった横桟部Cへ上向きに先端が切除された円錐形状の前記保形体を取り付け位置可変に取り付ける取付手段6とにより構成されている。
上記保形体5は、図2に示すように、衣服ハンガーAの肩掛部Bに当接する当接点7から両側に下り傾斜する延設部8が形成され、延設部8の両端から保形体5の内側方向に下り傾斜する第1の下り傾斜部9が形成され、第1の下り傾斜部9の両端から当接点7方向に上り傾斜する第2の傾斜部10とで略6角形状になっている。延設部8と第1の下り傾斜部9との交点同士を結んだ距離に比し、第1の下り傾斜部9と第2の傾斜部10との交点同士を結んだ距離の方が短くなっている。この保形体5は、ニードルパンチカーペットなどの不織布素材のシート又は、EVAスポンジシートなどの熱可塑性樹脂発泡体をもって成形したものである。上記実施例の保形体5は、ニードルパンチカーペットシート又は、スポンジシートなどをもって成形したものであるが、これらの材質は、上記不織布及び熱可塑性樹脂発泡体に限定されるものではない。但し、上記のように不織布素材とすることにより、面ファスナーにて固定し易いと共に、同時に滑り止め効果や消臭効果、表面には柄プリントや企業広告を施すことも容易である。保形体5は、ニードルパンチカーペットなどの不織布素材のシート又は、EVAスポンジシートなどの熱可塑性樹脂発泡体のような軟質のシートをもって成形することにより摩擦係数が大きくなり、洗濯バサミなどで衣服を係止する必要がなくなり、洗濯バサミなどによる二次的なしわが発生しない。
保形体5は、例えスーツの様な重量物を掛けても、逆V字状に変形してスーツの肩部にしわを生じない強度にすると好ましく、その強度を有する厚みのものを選択することにより、より効果の高い衣服ハンガー用肩しわ防止具を得ることが可能となる。
実施例は、衣服ハンガーAの肩掛部Bに当接する当接点7から両側に下り傾斜する延設部8が形成されているが、図4に示すように、服ハンガーAの肩掛部Bに当接する当接点7から両側に下り傾斜しない延設部8を形成したり、図5に示すように湾曲した延設部8を形成しても構わないものである。
一方の第1の傾斜部9の中央には位置には外方に突出する挿入部11が一体的に形成されている。挿入部11の基端の両側にはスリット12がそれぞれ形成されている。
他方の第1の傾斜部9の端縁の内側には第1の傾斜部9に対し平行な2本の切り込み溝13が形成されている。切り込み溝13は、第1の傾斜部9に近い側が第1の切り込み溝13a、第1の傾斜部9から離れた側が第2の切り込み溝13bとなっている。取付手段6は、挿入部11と、第1の切り込み溝13aと、第2の切り込み溝13bとにより構成されている。取付手段6は、保形体5を取り付け位置を変えることができれば面ファスナーやホックのようなものでも構わないものである。
衣服ハンガーAの内側へ保形体5の当接点7を向け、衣服ハンガーAの外側が第2の傾斜部10になるように先端が切除された円錐形状に曲げることで人体の肩と胸部分に相当するふくらみが形成される。延設部8と第1の下り傾斜部9との交点同士を結んだ距離に比し、第1の下り傾斜部9と第2の傾斜部10との交点同士を結んだ距離の方が短くなっているので、円筒状に曲げると、衣服ハンガーAの形状に合わせて衣服ハンガーAの中心から衣服ハンガーAの先端に向かって小さくなる先端が切除された円錐形状に形成される。衣服の重みが肩しわ防止部2、胸部当接部3、背中当接部4により吸収され、取付手段6がハンガーAの横桟部Cに係止されることで先端が切除された円錐形状にした衣服ハンガー用しわ防止具1を安定した状態に保つことが出来る構造である。 また、衣服ハンガーAの横桟部Cを利用して取り付けることにより、衣服ハンガーAの肩掛け部Bの傾斜角度に左右されることなく衣服ハンガー用肩しわ防止具1の取付状態が安定するという効果もある。
第1の下り傾斜部9の両端から当接点7方向に上り傾斜する第2の傾斜部10を設けることで、保形体5の形状を衣服の縫製位置と合わせことができ、衣服の型崩れを防止することができる。
上腕部当接部16を形成したものは、上腕部当接部により、衣服の形状に対応して滑らかに湾曲した湾曲部で保持することができ、衣服の変形を防止することができる。
上記の構成において、本衣服ハンガー用しわ防止具の使用方法について、以下に説明する。
衣服掛けハンガー用しわ防止具1の衣服ハンガーAへの取り付け作業は、図3に示すように先端が切除された円錐形状に組み立てるだけであり、挿入部11を手前にし切り込み溝13を奥側として、切り込み溝13により囲まれた保持部14を衣服ハンガーAの横桟部Cの下面に当接させ、切り込み溝13を開きながら挿入部11を第1の切り込み溝13aに外側から挿入し、衣服ハンガーAの横桟部Cの上方を通らせた後、第2の切り込み溝13bに内側から挿入する。(保形体5の外側部分まで挿入後、)挿入部11の両端にあるロック部15を内側へ折り曲げることで衣服ハンガー用しわ防止具1の脱落防止を確実にできる。衣服ハンガー用しわ防止具1は、左右一対にて衣服ハンガーAの横桟部Cへ取り付けて使用する。切り込み溝13により囲まれた保持部14を衣服ハンガーAの横桟部Cの下面に当接させ、切り込み溝13を開きながら挿入部11を第1の切り込み溝13aに外側から挿入し、衣服ハンガーAの横桟部Cの上方を通らせた後、第2の切り込み溝13bに内側から挿入するようにしたものは、保持部14を衣服ハンガーAの横桟部Cで確実に保持でき、スムーズに衣服ハンガー用しわ防止具1を移動させることができる。衣服ハンガー用しわ防止具1の衣服ハンガーAの横桟部Cへの取り付けの他の方法は、挿入部11を手前にし切り込み溝13を奥側として、切り込み溝13により囲まれた保持部14を衣服ハンガーAの横桟部Cの上面に当接させ、切り込み溝13を開きながら挿入部11を第1の切り込み溝13aに内側から挿入し、衣服ハンガーAの横桟部Cの下方を通らせた後、第2の切り込み溝13bに外側から挿入する方法があり、この場合は、挿入部11を衣服ハンガー用しわ防止具1の内側に位置させることができ、見栄えを良くすることができる。保持部14の幅を衣服ハンガーAの横桟部Cの幅よりも広くすると、保持部14がガイドとなり、衣服ハンガー用しわ防止具1をスムーズに移動させることが可能となる。
上記衣服ハンガーAに衣服ハンガー用しわ防止具1を取り付けた状態で衣服を懸吊した場合、保形型体5が衣服にとって適度な厚みを有しているので、衣服を着服したのと同様な状態で保形体5に支持される。素材をパンチカーペット又はスポンジ状とすることで衣服が保形体5からずり落ち難く、しわの発生防止に大変有効である。衣服ハンガーを長期間使用した場合でも、衣服が型崩れを起こし難い。また、衣服に空間が発生する為、乾燥時間の短縮にも繋がり、女性用下着をハンガーAの横桟部Cの中心部分に掛けて内包することで同時に乾燥することも可能である。一般的に男性用下着に対して女性用下着は盗難などのリスクも高く、衣服の内側スペースを活用することで、プライバシーに配慮しながら効率が良い乾燥手法の確立が可能となる。
また、男女の肩幅差や衣服による位置ズレも衣服ハンガー用しわ防止具1を左右に動かすことで調整可能であり、ニット素材などの柔らかく型崩れし易い衣服に対しても有効である。さらに、不要な際は衣服ハンガー用しわ防止具1を衣服ハンガーAから取り外すことも容易であり、シート状の形状であるため大変コンパクトになり、一度に多量の衣服ハンガー用しわ防止具1を持ち運ぶことができると共に、未使用時の保管スペースも最小限で済む。
衣服ハンガー用しわ防止具1の衣服ハンガーAへの取り付けおよび取り外しが迅速且つ容易に行える。また、衣服ハンガー用しわ防止取付具1を取り付けることにより、男女の肩幅の違いや、肩部分の縫製ラインの相違によるしわの発生を抑えることができ、表面に印刷を施すことによりファッション性に優れ、企業広告媒体としての活用や、ファッションブティックなどではノベルティとしての配布もシート状のため容易になる等の効果を奏する。
即ち、可能な限りシンプルな構造にて人型に合わせて衣服を膨らませると共に、空間が出来たことによって乾燥時間短縮や、別体の衣服ハンガーAの横桟部Cにリングハンガーを追加したり、直接取り付けることにより女性用下着も同時に乾燥することができる。
上記保形体5の当接点7の内角は150度、第2の傾斜部10の内角は190度程度とし、当接点7から延設部8先端までは17センチ、前記延設部8先端から内側方向に傾斜した第1の下り傾斜部9先端までは14.5センチ、前記第1の下り傾斜部9先端から第2の傾斜部10、26の交点までは13センチとすることで本発明の概ねの形状をシートより形成することができる。
尚、上記実施例の保形体5は、ニードルパンチカーペットシート又は、スポンジシートなどをもって成形したものであるが、これらの材質は、上記不織布及び熱可塑性樹脂発泡体のような軟質シートに限定されるものではない。但し、上記のように不織布素材とすることにより、面ファスナーにて固定し易いと共に、同時に滑り止め効果や消臭効果、表面には柄プリントや企業広告を施すことも容易である。
1 衣服ハンガー用しわ防止具
2 肩しわ防止部
3 胸部当接部
4 背中当接部
5 保形体
6 取付手段
7 当接点
8 延設部
9 第1の下り傾斜部
10 第2の傾斜部
A 衣服用ハンガー
B 衣服用ハンガー肩掛部
C 衣服用ハンガー横桟部

Claims (5)

  1. 衣服用ハンガーの肩掛部の上方を通り、衣服の肩部に当接する肩しわ防止部と、前記肩しわ防止部から延設されて衣服の胸部に当接する胸部当接部と、前記肩しわ防止部から延設されて衣服の背中部に当接する背中当接部の形状を含むシート状の保形体と、前記保形体を前記横桟部に取り付ける取付手段とを設けた衣服ハンガー肩しわ防止具であり、保形体は、前記衣服用ハンガーの肩掛部に当接する当接点から両側に延設した延設部が形成され、前記延設部の両端から保形体の内側方向に下り傾斜する第1の傾斜部が形成されており、衣服用ハンガーの肩掛部の上方を通り、衣服用ハンガーの水平となった横桟部へ上向きに先端が切除された円錐形状の前記保形体を取り付け位置可変に取り付けることを特徴とする衣服ハンガー用肩しわ防止具。
  2. 前記第1の下り傾斜部の両端から当接点方向に上り傾斜する第2の傾斜部が形成されている請求項1に記載の衣服ハンガー用肩しわ防止具。
  3. 前記保形体は、前記衣服用ハンガーの肩掛部に当接する当接点から両側に下り傾斜する下り傾斜部が形成され、前記下り傾斜部の両端から保形体の内側方向に下り傾斜する第1の傾斜部が形成され、第1の傾斜部の両端から当接点方向に上り傾斜する第2の傾斜部とで略5角形状に形成されている請求項1又は請求項2のいずれか一方に記載の衣服ハンガー用肩しわ防止具。
  4. 前記第2の傾斜部の交差位置には外方に突出して衣服の上腕部に当接する上腕部当接部が形成されている請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の衣服ハンガー用肩しわ防止具。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の衣服ハンガー用肩しわ防止具を備えたことを特徴とするハンガー。
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