JP2022063179A - 収納容器 - Google Patents

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Toyohiro Manabe
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Abstract

【課題】簡易な構成で、しわが入ることを抑制して衣服を容易に収納できる収納容器に関する技術を提供する。【解決手段】衣服を収納する収納容器であって、底面、当該底面の周囲に連なる側壁、及び当該側壁の一部に連なる開閉自在な蓋を有し、一枚の板状体を屈曲させて形成された箱体部と、側壁から内側に突出し、衣服が掛けられるハンガーのフックを固定する固定孔を有するハンガー固定部と、を備え、側壁のうち、ハンガー固定部が設けられる上側側壁は、板状体の一部である2つの板の端部が突き合わされることで構成され、ハンガー固定部は、上側側壁を構成する板状体の一部である2つの板の各端部を屈曲させて形成された2つの立体部を有し、2つの立体部は、夫々に固定孔が形成され、当該固定孔が連通するように嵌合している。【選択図】図11

Description

本発明は、収納容器に関する。
衣服を収納して運搬する容器として、例えば、特許文献1に記載の技術がある。特許文献1には、ハンガーに掛けた複数着の洋服を上下方向の向きを交互に変えて重ね合わせの状態に収納包装する洋服包装箱が開示されている。
実開平1―134015号公報
例えば、特許文献1に記載の技術によれば、複数着の衣服(洋服)を収納し、輸送することができる。しかしながら、特許文献1に記載の技術は、箱とは別部材からなる結束紐を使用しなければならないことから、製造、梱包時のいずれにおいても作業が煩雑になることが想定される。また、別部材を使用することでコスト増加も想定される。また、ハンガーを結束紐で固定する構造のため、衣服が掛かったハンガーを確実に固定するためには、結束紐を都度結び直す必要がある。ハンガーの固定が十分でない場合、衣服が箱内で移動し、衣服にしわができてしまうことが想定される。換言すると、使用者によって、衣服の保管状態を維持できないことが想定される。
本発明は、上記の問題に鑑み、簡易な構成で、しわが入ることを抑制して衣服を容易に収納できる収納容器に関する技術を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る収納容器は、衣服を収納する収納容器であって、底面、当該底面の周囲に連なる側壁、及び当該側壁の一部に連なる開閉自在な蓋を有し、一枚の板状体を屈曲させて形成された箱体部と、側壁から内側に突出し、衣服が掛けられるハンガーのフックを固定する固定孔を有するハンガー固定部と、を備え、側壁のうち、ハンガー固定部が設けられる上側側壁は、板状体の一部である2つの板の端部が突き合わされることで構成され、ハンガー固定部は、上側側壁を構成する板状体の一部である2つの板の各端部を屈曲させて形成された2つの立体部を有し、2つの立体部は、夫々に固定孔が形成され、当該固定孔が連通するように嵌合する。
本発明に係る収納容器によれば、簡易な構成で、衣服にしわが入ることを抑制して衣服を容易に収納して保管・搬送することができる。詳細には、本発明に係る収納容器は、一枚の板状体を屈曲させることで形成した簡易な構成である。そのため、例えば、箱と結束紐を用いる場合のように複数の部材を使用する必要がない。したがって、加工、組み立て、解体等、製造などにおける作業を容易に行うことができる。また、衣服を掛けたハンガーのフックを固定孔に固定するだけでよい。そのため、梱包における作業を容易に行うことができる。また、単一部材で構成でき、かつ、製造における作業も容易であることから、製造コストを抑えることができる。また、衣服が掛かったハンガーのフックを固定孔に固定するだけでよいことから、初めて使用する者でも、確実にフックを固定孔に固定することができる。換言すると、使用者の熟練度に関わらず、ハンガーを確実に固定することができる。その結果、衣服の移動を抑制することができ、衣服にしわが入ることを抑制できる。すなわち、使用者に関わらず、衣服をよい保管状態で維持することができる。
収納容器の材料は、限定されないが、一例として、段ボールシート(ダンボールシートともいう)を用いることができる。収納容器は、段ボール以外の紙材(例えば、ボール紙)や紙以外の材料(例えば、樹脂)を用いてもよい。
収納容器のサイズは、特に限定されないが、幅は、一般的な男性用のジャケットやシャツ(以下、一般的な男性用衣服ともいう)の肩幅が収まる程度、奥行きは、一般的な男性用衣服を二つ折りにし、かつハンガーに掛けて収納できる程度、高さは、一般的な男性用衣服を例えば3枚程重ねて収納できる程度とすることができる。一例として、収納容器は、幅680mm×奥行525mm×高さ185mmとすることができる。これにより、収納容器は、幅×奥行×高さの合計が1400mm以下となり、所謂宅配140サイズとして搬送することが可能となる。その結果、例えば、衣服を1着ごとに収納する場合と比較して、搬送コスト、保管コストを大幅に削減することができる。なお、収納容器は、上記に限定されず、例えば、女性用衣服や子供用衣服に合わせてサイズダウンしてもよい。収納容器のサイズは、肩幅が収まるように幅のサイズを決め、宅配サイズを考慮しながら、奥行きのサイズ、高さのサイズを決めるとよい。
ここで、本発明に係る収納容器において、一方の立体部は、底面側に位置する断面視三角形状の第1嵌合部と、第1嵌合部に連なる、蓋側に位置する第2嵌合部であって、第1嵌合部に対して断面視逆三角形状の第2嵌合部とを有し、他方の立体部は、底面側に位置し、第1嵌合部と接する断面視三角形状の被第1嵌合部と、被第1嵌合部に連なり、蓋側に位置し、第2嵌合部と接する被第2嵌合部であって、被第1嵌合部に対して断面視逆三角形状の被第2嵌合部とを有し、2つの立体部は、第1嵌合部と被第1嵌合部とが接し、第2嵌合部と被第2嵌合部とが接して嵌合することで、断面視矩形状となるようにしてもよい。
一枚の板状体を屈曲させて構成される一方の立体部と他方の立体部を嵌合することで、断面視矩形状、換言すると、直方体の強固なハンガー固定部を実現できる。負荷が掛かりやすいハンガー固定部が強固に構成されていることから、収納容器は、耐久性にも優れている。また、ハンガー固定部を含め、接着材等を使用せずに組み立てられることから、解体、処分も容易に行うことができる。また、環境性にも優れている。
ここで、本発明に係る収納容器は、箱体部に収納された衣服の移動を規制する板状の規制部を更に備え、規制部は、折られた衣服の間に配置され、周囲の少なくとも一部が箱体部の側壁と接するようにしてもよい。
規制部を更に備える構成とすることで、衣服の移動を更に抑えることができる。その結果、衣服にしわが入ることを更に抑えることができる。
また、本発明に係る収納容器は、箱体部を仕切る仕切部を更に備え、仕切部は、箱体部とは異なる一枚の板状体を屈曲させて形成され、箱体部の内部を底面と平行な面で仕切る平面仕切部と、箱体部の内部を底面と直交する面で仕切る垂直仕切部と、を有するものでもよい。
仕切部を更に備える構成とすることで、収納容器の内部を仕切ることができ、収納容器の機能性を向上できる。例えば、収納容器には、ハンガーに掛けた衣服(例えば、スーツ、ジャケット、パンツ、シャツなど)以外に、ハンガーに掛けていない衣服(ストール、マフラーなど)、小物(靴、帽子、手袋など)収納することができる。
本発明によれば、簡易な構成で、しわが入ることを抑制して衣服を容易に収納できる収納容器に関する技術を提供することができる。
図1は、実施形態に係る収納容器を閉めた状態において、蓋側からみ見た斜視図を示す。 図2は、実施形態に係る収納容器を閉めた状態において、底面側からみ見た斜視図を示す。 図3は、実施形態に係る収納容器を開いた状態において、蓋側からみ見た斜視図を示す。 図4は、実施形態に係る収納容器を開いた状態において、底面側からみ見た斜視図を示す。 図5は、ハンガー固定部を説明する図を示す。 図6は、実施形態に係る収納容器について、蓋側から見た分解斜視図を示す。 図7は、実施形態に係る収納容器について、底面側から見た分解斜視図を示す。 図8は、実施形態に係る収納容器の箱体部のブランクを示す。 図9は、実施形態に係る収納容器の規制部のブランクを示す。 図10は、実施形態に係る収納容器の仕切部のブランクを示す。 図11は、実施形態に係る収納容器の使用状態を説明する斜視図を示す(1)。 図12は、実施形態に係る収納容器の使用状態を説明する斜視図を示す(2)。
次に、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。以下の説明は例示であり、本発明は以下の内容に限定されるものではない。
<実施形態>
<構成>
実施形態に係る収納容器1(以下、単に収納容器1ともいう)は、箱体部2、ハンガー固定部3、規制部4、仕切部5を備える(図6、図7等を参照)。規制部4、及び仕切部5を省略し、収納容器1は、より簡易な構成としてもよい。収納容器1には、ハンガーに掛けた衣服(例えば、スーツ、ジャケット、パンツ、シャツなど)以外に、ハンガーに掛けていない衣服(ストール、マフラーなど)、小物(靴、帽子、手袋など)収納することができる(図11、図12等を参照)。
収納容器1は、段ボールシート(ダンボールシートともいう)で構成されている。収納容器1は、段ボール以外の紙材(例えば、ボール紙)や紙以外の材料(例えば、樹脂)で構成してもよい。収納容器1のサイズは、一例として、幅680mm×奥行525mm×高さ185mmである。収納容器1のサイズは、上記に限定されず、幅は、一般的な男性用衣服の肩幅が収まる程度、奥行きは、一般的な男性用衣服を二つ折りにし、かつハンガーに掛けて収納できる程度、高さは、一般的な男性用衣服を例えば3枚程重ねて収納できる程度とすることができる。なお、収納容器1のサイズは、上記に限定されず、例えば、女性用衣服や子供用衣服に合わせてサイズダウンしてもよい。収納容器1のサイズは、肩幅が収まるように幅のサイズを決め、宅配サイズ(例えば、宅配サイズ140)を考慮しながら、奥行きのサイズ、高さのサイズを決めるとよい。なお、以下の説明では、収納容器1を蓋側から見た図(例えば、図11)を基準として、幅を左右方向(衣服の肩幅方向)、奥行きを上下方向(衣服の長さ方向)、高さを厚さ方向(衣服を重ねる方向)として説明する。
<箱体部>
箱体部2は、底面21、底面21の周囲に連なる側壁22、及び側壁22の一部に連なる開閉自在な蓋23を有し、一枚の板状体(本実施形態では、段ボールシート)を屈曲させて形成されている。底面21は、上下方向よりも左右方向が長い長方形であり、各辺には、いずれも長方形である、左側側壁221、右側側壁222、上側側壁223、下側側壁224が、底面21と直交するように連なっている。左側側壁221と右側側壁222は、対向し、上側側壁223と下側側壁224が対向している。左側側壁221には、底面21と連なる辺と反対側の辺に蓋23を支える左側側壁フラップ225が連なっている。左側側壁フラップ225は、蓋23を閉じた際に、蓋23と接することで、蓋23と左側側壁221との隙間を埋める機能も有する。また、蓋23を閉じた際、左側側壁フラップ225は、下側の端部で、後述する蓋フラップ234を下側側壁224と挟み込むようにして蓋23を固定する機能を有する。左側側壁221の上側の辺には、上側側壁223の一部を構成する上側側壁の左側内部壁227が連なっている。左側側壁221の下側の辺には、下側側壁224と接続される下側側壁用フラップ229が連なっている。また、右側側壁222は、左側側壁221と同じように、底面21と連なる辺と反対側の辺に蓋23を支える右側側壁フラップ226が連なっている。右側側壁フラップ226は、蓋23を閉じた際に、蓋23と接することで、蓋23と右側側壁222との隙間を埋める機能も有する。また、蓋23を閉じた際、右側側壁フラップ226は、下側の端部で、蓋フラップ234を下側側壁224と挟み込むようにして蓋23を固定する機能を有する。右側側壁222の上側の辺には、上側側壁223の一部を構成する上側側壁の右側内部壁228が連なっている。また、右側側壁222の下側の辺には、下側側壁224と接続される下側側壁用フラップ229が連なっている(図3等を参照)。
下側側壁224は、箱体部2の内側に位置する下側側壁の内部壁230と、箱体部2の外側に位置する下側側壁の外部壁231とを有し、二重壁構造である。下側側壁の内部壁230と下側側壁の外部壁231の間には、2つの下側側壁用フラップ229が挟み込まれるように接続されている。下側側壁の外部壁231の一辺が底面21の下側の辺に連なり、底面21と接続される反対側の辺に下側側壁の内部壁230が連なり、折り曲げられることで二重壁が構成されている。底面21の下側の辺、換言すると、底面21と下側側壁224との境界線である下側境界縁210には、間隔をあけて細長状の小孔211が2か所設けられている(図2等を参照)。下側側壁の内部壁230の長辺のうち、下側側壁の外部壁231と連なる反対側の辺には、下側境界縁210に設けられた細長状の小孔211と接続される小突起232が2つ設けられている。小孔211と小突起232が接続されることで、下側側壁の内部壁230と下側側壁の外部壁231の間に、2つの下側側壁用フラップ229が挟み込まれた状態が維持される。その結果、左側側壁221、右側側壁222、下側側壁224が、底面21と直交する状態、換言すると、箱体部2の組み立てられた状態が維持される。
上側側壁223は、箱体部2の内側に位置する上側側壁の内部壁220と、箱体部2の外側に位置する上側側壁の外部壁229とを有し、二重壁構造である(図3等を参照)。上側側壁の外部壁229は、底面21の上側の辺に連なっている。上側側壁の外部壁229の辺のうち、底面21と連なる辺の反対側の辺には、蓋23が連なっている。蓋23には、箱体部2を閉じた際に下側側壁224と接する蓋フラップ234が上側側壁の外部壁229の反対側の辺に連なっている。上側側壁の内部壁220は、板状体の一部である2つの板の端部が突き合わされることで構成されている。具体的には、左側側壁221の上側の辺に連なる上側側壁の左側内部壁227と、右側側壁222の上側の辺に連なる上側側壁の右側内部壁228の端部が付き合わされることで構成されている。上側側壁の左側内部壁227と、上側側壁の右側内部壁228の端部が付き合わされた部分には、内側に突出し、衣服Cが掛けられるハンガーHのフックFを固定する固定孔33を有するハンガー固定部3が設けられている。
<ハンガー固定部>
ハンガー固定部3は、上側側壁223を構成する板状体の一部である2つの板の各端部を屈曲させて形成された2つの立体部31,32を有している(図3等を参照)。2つの立体部31,32は、夫々に固定孔33が形成され、当該固定孔33が連通するように嵌合している。詳細には、左側の立体部31(本発明の一方の立体部)は、底面21側に位置する断面視三角形状の第1嵌合部311と、第1嵌合部311に連なる、蓋23側に位置する第2嵌合部312であって、第1嵌合部311に対して断面視逆三角形状の第2嵌合部312とを有している(図5を参照)。右側の立体部32(本発明の他方の立体部)は、底面21側に位置し、第1嵌合部311と接する断面視三角形状の被第1嵌合部321と、被第1嵌合部321に連なり、蓋23側に位置し、第2嵌合部312と接する被第2嵌合部322であって、被第1嵌合部321に対して断面視逆三角形状の被第2嵌合部322とを有する。断面視は、底面21と平行な断面である。2つの立体部31,32は、第1嵌合部311と被第1嵌合部321とが接し、第2嵌合部312と被第2嵌合部322とが接して嵌合することで、断面視矩形状に構成されている。本実施形態では、ハンガーHに掛けた衣服Cを3着固定できるよう、固定孔33が厚さ方向に間隔をあけて3つ設けられている。固定孔33の数は、3つに限定されない。固定孔33は、1つ、2つ、もしくは4つ等でもよい。2つの立体部31,32は、断面視三角形状の立体形状を維持するため、上側側壁223と立体部31,32の境界に沿って形成された微小孔340と、立体部31,32を形成する板状体(本実施形態では、段ボールシート)の端部に形成された微小突起341を有している。微小孔340に微小突起341が接続されることで、立体部31,32の立体形状(断面視三角形状)が維持される(図3等を参照)。
図5に基づいて、更に詳しく説明する。図5では、底面21側に位置する第1嵌合部311と被第1嵌合部321を点線で示し、蓋23側に位置する第2嵌合部312と被第2嵌合部322を実線で示す。第1嵌合部311は、上側側壁の左側内部壁227の端部から直線状に連なる第1嵌合部の底面3111、第1嵌合部の底面3111に鋭角に連なる第1嵌合部の斜面3112、第1嵌合部の斜面3112に鋭角に連なる第1嵌合部の垂直面3113を有する。第2嵌合部312は、上側側壁の左側内部壁227の端部に鈍角に連なる第2嵌合部の斜面3121、第2嵌合部の斜面3121に鋭角に連なる第2嵌合部の底面3122、第2嵌合部の底面3122にほぼ直角に連なる第2嵌合部の垂直面3123を有する。第2嵌合部の垂直面3123は、第1嵌合部の垂直面3113と同一面である。
第1嵌合部の底面3111と第1嵌合部の斜面3112との間の角度α1と、第2嵌合部の底面3122と第2嵌合部の斜面3121との間の角度α1は、同じである。第1嵌合部の底面3111と第1嵌合部の垂直面3113との間の角度(約90度)は、第2嵌合部の底面3122と第2嵌合部の垂直面3123との間の角度(約90度)と同じである。第1嵌合部の垂直面3113と第1嵌合部の斜面3112の間の角度α2は、第2嵌合部の垂直面3123と第2嵌合部の斜面3121の間の角度α2と同じである。
被第1嵌合部321と被第2嵌合部322は、第1嵌合部311と第2嵌合部312と嵌合できるよう構成されている。すなわち、被第1嵌合部321は、上側側壁の右側内部壁228の端部に鈍角に連なる被第1嵌合部の斜面3211、被第1嵌合部の斜面3211に鋭角に連なる被第1嵌合部の底面3112、被第1嵌合部の底面3212にほぼ直角に連なる被第1嵌合部の垂直面3213を有する。被第2嵌合部322は、上側側壁の右側内部壁228の端部から直線状に連なる被第2嵌合部の底面3221、被第2嵌合部の底面3221に鋭角に連なる被第2嵌合部の斜面3222、被第2嵌合部の斜面3222に鋭角に連なる被第2嵌合部の垂直面3223を有する。
被第1嵌合部の底面3212と被第1嵌合部の斜面3211との間の角度α1と、被第2嵌合部の底面3221と被第2嵌合部の斜面3222との間の角度α1は、同じである。被第1嵌合部の底面3212と被第1嵌合部の垂直面3213との間の角度(約90度)は、被第2嵌合部の底面3221と被第2嵌合部の垂直面3223との間の角度(約90度)と同じである。被第1嵌合部の垂直面3213と被第1嵌合部の斜面3211の間の角度α2は、被第2嵌合部の垂直面3223と被第2嵌合部の斜面3222の間の角度α2と同じである。第1嵌合部311と被第1嵌合部321、第2嵌合部312と被第2嵌合部322とを嵌合することで、換言すると、2つの立体部31,32を嵌合することで、ハンガー固定部3は、断面視矩形状、すなわち、直方体となる。
<規制部>
規制部4は、箱体部2に収納された衣服Cの移動を規制する(図6、図11等を参照)。規制部4は、箱体部2とは異なる一枚の板状体(本実施形態では、段ボールシート)で形成されている。規制部4は、折られた衣服Cの間に配置され、周囲の少なくとも一部が箱体部の側壁と接する。規制部4は、底面21よりもやや小さいサイズの長方形であり、箱体部2の内部に収まるサイズに構成されている。より詳細には、規制部4の幅(左右方向の長さ)は、左側側壁221と右側側壁222との間隔よりも僅かに小さく設計されている。また、規制部4の奥行(上下方向の長さ)は、ハンガー固定部3の下側側壁224側の面と下側側壁224との間隔よりも僅かに小さく設計されている。規制部4は、規制部4の左側の辺が左側側壁221と接し、規制部4の右側の辺が右側側壁222と接することで、左右方向の移動が規制される。また、規制部4は、規制部4の上側の辺がハンガー固定部3と接し、規制部4の下側の辺が下側側壁224と接することで、上下方向の移動が規制される。規制部4の数は、収納する衣服の枚数に応じて、適宜選択することができる。
<仕切部>
仕切部5は、箱体部2の内部を仕切る(図3、図6、図11等を参照)。仕切部5は、箱体部2とは異なる一枚の板状体(本実施形態では、段ボールシート)を屈曲させて形成され、箱体部2の内部を底面21と平行な面で仕切る平面仕切部51と、箱体部2の内部を底面21と直交する面で仕切る垂直仕切部52と、を有する、垂直仕切部52は、左側側壁221と右側側壁222と平行な面で、箱体部2の内部を左側の領域と右側の領域に仕切る第1垂直仕切部521と、上側側壁223と下側側壁224の平行な面で、箱体部2の内部を上側の領域と下側の領域に仕切る第2垂直仕切部522と、を含む。第2垂直仕切部522は、左側の領域と右側の領域のそれぞれに設けられている。
平面仕切部51は、底面21よりもやや小さいサイズの長方形であり、箱体部2の内部に収まるサイズに構成されている。平面仕切部51の上側中央には、ハンガー固定部3の外郭に対応する形状を有する切り欠き55が設けられている。平面仕切部51の幅(左右方向の長さ)は、左側側壁221と右側側壁222との間隔よりも僅かに小さく設計されている。また、平面仕切部51の奥行(上下方向の長さ)は、上側側壁223と下側側壁224との間隔よりも僅かに小さく設計されている。平面仕切部51は、平面仕切部51の左側の辺が左側側壁221と接し、平面仕切部51の右側の辺が右側側壁222と接することで、左右方向の移動が規制される。また、平面仕切部51は、平面仕切部51の上側の辺が上側側壁223と接し、平面仕切部51の下側の辺が下側側壁224と接することで、上下方向の移動が規制される。
第1垂直仕切部521は、左側側壁221と右側側壁222との間に位置するこれらと平行な壁であり、仕切部5を構成する一枚の板状体(本実施形態では、段ボールシート)が折り返された二重壁である。第1垂直仕切部521の奥行(上下方向の長さ)は、ハンガー固定部3の下側の面と下側側壁224との間隔よりも僅かに小さく設計されている。第1垂直仕切部521の厚さ方向の長さは、箱体部2の厚さよりも小さく設計されている。第1垂直仕切部521の蓋側の端部には、第2垂直仕切部522の垂直状態を固定する固定用切り欠き56が設けられている。固定用切り欠き56は、第2垂直仕切部522に設けられた固定用突起57と接続される。第1垂直仕切部521の高さ、長さ、位置、数等は、収納する衣服や小物によって適宜変更することができる。
第2垂直仕切部522は、上側側壁223と下側側壁224との間に位置するこれらと平行な壁である。第2垂直仕切部522は、仕切部5を構成する一枚の板状体(本実施形態では、段ボールシート)の一部を略U字形状に切り欠くことで形成されている。第2垂直仕切部522は、U字形状に切りかかれた領域以外の領域が直線状に平面仕切部51と連なっている。第2垂直仕切部522と平面仕切部51との直線状の境界がヒンジH1として機能する。そのため、第2垂直仕切部522は、ヒンジH1を軸として、垂直状態(平面仕切部51に対して直交する状態であり、仕切部として機能する状態)と、水平状態(平面仕切部51と面一な状態であり、仕切部としての機能が制限された状態)とを有する。第2垂直仕切部522の第1垂直仕切部521側の端部には、固定用切り欠き56と接続される固定用突起57が形成されている。なお、第2垂直仕切部522の下側側壁224側の端部付近には、第2垂直仕切部522を回動する際に手指を引っ掛けるための半円状の切り欠き58が平面仕切部51に形成されている。第2垂直仕切部522の高さ、長さ、位置、数等は、収納する衣服や小物によって適宜変更することができる。
<ブランク>
図8は、実施形態に係る収納容器の箱体部のブランク(箱体部の展開図)を示す。ブランクの説明では、図の上下左右方向を基準に説明する。また、ブランクの説明図では、実線は、各パネルの外郭、又は切断線(切り欠き線)を示し、点線は、谷折り線を示し、一点鎖線は、山折り線を示す。
箱体部2は、パネルP1~P13、P61,P71,P81、P91,P101によって構成されている。左右同一のパネルについては、同一符号を付し、説明を割愛する。箱体部2は、底面21に対応する底面パネルP1を有している。底面P1パネルの左右両側縁には、左側側壁221及び右側側壁222に対応する左右側壁パネルP2が連なっている。左右側壁パネルP2の左側縁(又は右側縁)には、左側側壁フラップ225及び右側側壁フラップ226に対応する左右側壁フラップパネルP3が連なっている。左右側壁パネルP2の下側縁には、下側側壁用フラップ229に対応する下側側壁用フラップパネルP4が連なっている。左右側壁パネルP2の上側縁には、上側側壁の左側内部壁227及び上側側壁の右側内部壁228に対応する上側側壁の左右内部壁フラップパネルP5が連なっている。左側にある上側側壁の左右内部壁フラップパネルP5の上側縁には、第2嵌合部の斜面3121に対応する第2嵌合部の斜面パネルP6が連なっている。第2嵌合部の斜面パネルP6には、中央付近に固定孔33が形成されている。また、第1嵌合部の斜面パネルP6の右側縁には、3つの固定孔33のうち中央の固定孔33に対応する半円状の固定孔用切り欠き331が形成されている。第2嵌合部パネルP6の上側縁には、第2嵌合部の底面3122に対応する第2嵌合部の底面パネルP7が連なっている。第2嵌合部の底面パネルP7の上側縁には、第2嵌合部の垂直面3123及び第1嵌合部の垂直面3113に対応する第1第2嵌合部の垂直面パネルP8が連なっている。また、左側にある上側側壁の左右内部壁フラップパネルP5の上側縁には、第1嵌合部の底面3111に対応する第1嵌合部の底面パネルP9が連なっている。第1嵌合部の底面パネルP9の上側縁には、第1嵌合部の斜面3112に対応する第1嵌合部の斜面パネルP10が連なっている。第1嵌合部の斜面パネルP10の左側縁は、第2嵌合部の斜面パネルP6と第2嵌合部の底面パネルP7が切り欠き線を挟んで隣接している。第1嵌合部の斜面パネルP10の左側縁には、3つの固定孔33のうち中央の固定孔33に対応する半円状の固定孔用切り欠き331が形成されている。第2嵌合部の斜面パネルP6に形成された半円状の切り欠き331と第1嵌合部の斜面パネルP10に形成された半円状の切り欠き331は、ずれて配置されているが、箱体部2のブランクを屈曲させることで、半円の中心が一致して、3つの固定孔33のうち中央の固定孔33を形成する。第1嵌合部の斜面パネルP10には、第1第2嵌合部の垂直面パネルP8が連なっている。
箱体部2のブランクの右側について、パネルP2~P5についての説明を割愛し、パネルP61、P71、P81、P91、及びP101について説明する。上側側壁の左右内部壁フラップパネルP5の上側縁には、被第1嵌合部の斜面3211に対応する被第1嵌合部の斜面パネルP61が連なっている。被第1嵌合部の斜面パネルP61には、中央付近に固定孔33が形成されている。また、被第1嵌合部の斜面パネルP61の右側縁には、3つの固定孔33のうち中央の固定孔33に対応する半円状の切り欠き331が形成されている。被第1嵌合部パネルP61の上側縁には、被第1嵌合部の底面3212に対応する被第1嵌合部の底面パネルP71が連なっている。被第1嵌合部の底面パネルP71の上側縁には、被第1嵌合部の垂直面3213及び被第2嵌合部の垂直面3223に対応する被第1第2嵌合部の垂直面パネルP81が連なっている。また、上側側壁の左右内部壁フラップパネルP5の上側縁には、被第2嵌合部の底面3221に対応する被第2嵌合部の底面パネルP91が連なっている。被第2嵌合部の底面パネルP91の上側縁には、被第2嵌合部の斜面3222に対応する被第2嵌合部の斜面パネルP101が連なっている。被第2嵌合部の斜面パネルP101の左側縁は、被第1嵌合部の斜面パネルP61と被第1嵌合部の底面パネルP71が切り欠き線を挟んで隣接している。被第2嵌合部の斜面パネルP101の左側縁には、3つの固定孔33のうち中央の固定孔33に対応する半円状の切り欠き331が形成されている。被第1嵌合部の斜面パネルP61に形成された半円状の切り欠き331と被第2嵌合部の斜面パネルP101に形成された半円状の切り欠き331は、ずれて配置されているが、箱体部2のブランクを屈曲させることで、半円の中心が一致して、3つの固定孔33のうち中央の固定孔33を形成する。被第2嵌合部の斜面パネルP101には、被第1第2嵌合部の垂直面パネルP81が連なっている。
底面パネルP1の上側縁には、箱体部2の外側に位置する上側側壁の外部壁229に対応する上側側壁の外部壁パネルP11が連なっている。上側側壁の外部壁パネルP11の上側縁には、蓋23に対応する蓋パネルP12が連なっている。蓋パネルP12の上側縁には、蓋フラップ234に対応する蓋フラップパネルP13が連なっている。
底面パネルP1の下側縁には、下側側壁の外部壁231に対応する下側側壁の外部壁パネルP14が連なっている。底面パネルP1と下側側壁の内部壁230との境界である下側境界線210には、直線状の境界線に沿って、間隔をあけて細長状の小孔211が2か所設けられている。下側側壁の外部壁パネルP14の下側縁には、下側側壁の内部壁230に対応する下側側壁の内部壁パネルP15が連なっている。下側側壁の内部壁パネルP15の下側縁には、下側境界縁210に設けられた細長状の小孔211と接続される小突起232が2つ設けられている。また、下側側壁の内部壁パネルP15の下側縁には、小突起232と小突起232の間に、箱体部2の組み立てや解体の際に手指を引っ掛ける半円状の切り欠き236が設けられている。
図9は、実施形態に係る収納容器の規制部のブランクを示す。規制部4は、規制部4に対応する規制部パネルP21で構成されている。
図10は、実施形態に係る収納容器の仕切部のブランクを示す。仕切部5は、パネルP31~P33によって構成されている。仕切部のブランクは、左右対称の構成であることから、左右同一のパネルについては、同一符号を付し、左側のパネルを中心に説明する。仕切部5は、平面仕切部51に対応する平面仕切部パネルP31を有している。平面仕切部パネルP31には、第2垂直仕切部522に対応する第2垂直仕切部パネルP32が形成されている。第2垂直仕切部パネルP32は、平面仕切部パネルP31の一部を略U字形状に切り欠くことで形成されている。第2垂直仕切部パネルP32と平面仕切部パネルP31との直線状の境界がヒンジH1として機能する。平面仕切部パネルP31において、第2垂直仕切部パネルP32の下側縁付近には、第2垂直仕切部522(第2垂直仕切部パネルP32)に手指を引っ掛けるための半円状の切り欠き58が設けられている。右側の平面仕切部パネルP31にも、第2垂直仕切部522に対応する第2垂直仕切部パネルP32が形成されている。
平面仕切部パネルP31の右側縁には、第1垂直仕切部521に対応する第1垂直仕切部パネルP33が連なっている。右側に位置する平面仕切部パネルP31の左側縁には、第1垂直仕切部521に対応する第1垂直仕切部パネルP33が連なっている。2枚の第1垂直仕切部パネルP33が山折り線で折り返されることで、二重壁構造の第1垂直仕切部521となる。2枚の第1垂直仕切部パネルP33の境界には、境界と直交する方向に、境界を跨ぐように、第2垂直仕切部522に設けられた固定用突起57と接続される固定用切り欠き56が設けられている。
<動作説明>
次に、実施形態に係る収納容器1の開閉動作等について、使用方法とともに説明する。収納容器1は、箱体部2のブランク、仕切部5のブランク、規制部4のブランクを適宜組み立てて使用する。組み立て後の収納容器1は、蓋23を閉じた状態(図1、図2等を参照)と、蓋23を開いた状態(図3、図4等を参照)を有する。蓋23を閉じた状態は、主に、衣服を保管する際や衣服を搬送する際に使用される。蓋23を開いた状態は、主に、衣服を収納容器1に出し入れする際に使用される。
蓋23を閉じた状態では、蓋23が底面21と平行となり、箱体部2の内部に、底面21、蓋23、左側側壁221、右側側壁222、上側側壁223、下側側壁224で囲まれた空間が形成される。蓋23を閉じた状態では、左側側壁フラップ225と右側側壁フラップ226が、蓋23と接することから、蓋23と、左側側壁221及び右側側壁222との隙間が埋められている。また、蓋23を閉じた状態では、左側側壁フラップ225と右側側壁フラップ226は、夫々の下側の端部で、蓋フラップ234を下側側壁224と挟み込む。これにより、蓋23が閉じた状態が維持される。また、蓋フラップ234と下側側壁224が接する(重なる)ことで、蓋23と、下側側壁224との隙間が埋められている。また、蓋23が閉じた状態では、箱体部2の内側に位置する上側側壁の内部壁220と、箱体部2の外側に位置する上側側壁の外部壁229とが接する(重なる)ことで、上側側壁223と、左側側壁221及び右側側壁222との隙間が埋められている。更に、箱体部2が組み立てられた状態では、蓋23を閉じた状態、開いた状態の何れにおいても、下側側壁の内部壁230と下側側壁の外部壁231の間には、2つの下側側壁用フラップ229が挟み込まれるように接続されている。そのため、下側側壁224と、左側側壁221及び右側側壁222との隙間が埋められている。このように、蓋23を閉じた状態では、箱体部2の内部に、底面21、蓋23、左側側壁221、右側側壁222、上側側壁223、下側側壁224で囲まれ、外部から遮断された空間が形成される。
箱体部2は、底面21と上側側壁の外部壁229との直線状の境界からなる第1ヒンジH2、上側側壁の外部壁229と蓋23との直線状の境界からなる第2ヒンジH3を有している。上側側壁の外部壁229は、第1ヒンジH2を基準として回動することができる。また、蓋23は、第2ヒンジH3を基準として回動することができる。第1ヒンジH2を基準として上側側壁の外部壁229が回動することで、上側側壁の外部壁229に連なる蓋23も回動することができる。そのため、蓋23は、例えば、第2ヒンジH3のみで回動する場合と比較して、より回動し易く構成されている。蓋23が回動することで、蓋23が開いた状態となる。蓋23が開いた状態では、箱体部2の蓋23側が開放され、衣服Cの出し入れが可能となる。また、蓋23が開いた状態では、規制部4や仕切部5の出し入れが可能となる。
図11は、実施形態に係る収納容器の使用状態を説明する斜視図を示す(1)。図11では、収納容器1に、衣服3着を収納する使用状態を示す。衣服Cを収納する場合、折り返す衣服Cの間に規制部4を挟み込み、衣服を引っ掛けたハンガーHのフックFをハンガー固定部3の固定孔33に固定する。図11に示すように、複数の衣服Cを収納する場合には、各衣服Cの間に規制部4を挟み込み、厚さ方向に衣服Cが重なるようにして、各フックFをハンガー固定部3の固定孔33に固定する。フックFがハンガー固定部3の固定孔33に固定されることで、衣服Cの移動が規制される。また、規制部4の左側の縁は、左側側壁221と接し、規制部4の右側の縁は、右側側壁222と接する。また、規制部4の上側の縁は、ハンガー固定部3と接し、規制部4の下側の縁は、衣服Cを下側側壁224と挟み込む。その結果、規制部4の移動が規制され、規制部4と接する衣服Cの移動も規制される。
図12は、実施形態に係る収納容器の使用状態を説明する斜視図を示す(2)。図12では、収納容器1に、靴Sを2足、バックBを1つ、衣服Cを1着収納する使用状態を示す。ハンガーHに掛けない衣服や小物類を収納する場合には、仕切部5を用いて収納する。図12では、収納容器1の左側の領域に靴Sが2足収納され、第1垂直仕切部521を隔てた、収納容器1の右側の領域にバックBが収納されている。収納容器1の左側の領域は、第2垂直仕切部522が立ち上げられて(垂直状態)、上側の領域と下側の領域に仕切られ、夫々の領域に1足ずつ靴Sが収納されている。また、収納容器の右側の領域は、第2垂直仕切部522が伏せた状態(水平状態)であり、収納容器の右側の領域を仕切ることなく、一つのスペースとして、バックBが収納されている。靴SやバックBの蓋23側に、ハンガーHに掛けられた衣服Cであって、規制部4が挟み込まれた衣服Cが収納されている。なお、規制部4を仕切材として機能させ、衣服と靴やバックの間に、規制部4を配置するようにしてもよい。また、底面21側に衣服Cを収納し、蓋23側に靴SやバックBを収納するようにしてもよい。
<効果>
実施形態に係る収納容器1によれば、簡易な構成で、しわが入ることを抑制して衣服を容易に収納して保管・搬送することができる。詳細には、実施形態に係る収納容器1は、段ボールシートからなる一枚の板状体を屈曲させることで形成した簡易な構成である。そのため、例えば、結束紐ように複数の部材を使用する必要がない。したがって、加工、組み立て、解体等、製造などにおける作業を容易に行うことができる。また、衣服Cを掛けたハンガーHのフックFをハンガー固定部3の固定孔33に固定するだけでよい。そのため、梱包における作業を容易に行うことができる。また、単一部材で構成でき、かつ、製造における作業も容易であることから、製造コストを抑えることができる。また、衣服Cが掛かったハンガーHのフックFを固定孔33に固定するだけでよいことから、初めて使用する者でも、確実にハンガーフックを固定孔33に固定することができる。換言すると、使用者の熟練度に関わらず、ハンガーHを確実に固定することができる。その結果、衣服Cの移動を抑制することができ、衣服にしわが入ることを抑制できる。すなわち、使用者に関わらず、衣服Cをよい保管状態で維持することができる。また、規制部4により、衣服の移動を更に抑えることができる。その結果、衣服にしわが入ることを更に抑えることができる。また、蓋23を閉じた状態では、箱体部2の内部に、底面21、蓋23、左側側壁221、右側側壁222、上側側壁223、下側側壁224で囲まれ、外部から遮断された空間が形成される。その結果、衣服Cをよい保管状態で維持することができる。
また、実施形態に係る収納容器1では、ハンガー固定部3が、段ボールシートからなる一枚の板状体を屈曲させて構成される断面視三角形状の一方の立体部31と、断面視三角形状の他方の立体部32とを嵌合することで、断面視矩形状、換言すると、直方体の強固なハンガー固定部3を実現している。負荷が掛かりやすいハンガー固定部3が強固に構成されていることから、収納容器1は、耐久性にも優れている。また、ハンガー固定部3を含め、接着材等を使用せずに組み立てられることから、解体、処分も容易に行うことができる。また、環境性にも優れている。
また、実施形態に係る収納容器1は、仕切部5を備えることで、収納容器1の内部を仕切ることができ、収納容器1の機能性を向上できる。例えば、収納容器には、ハンガーに掛けた衣服(例えば、スーツ、ジャケット、パンツ、シャツなど)以外に、ハンガーに掛けていない衣服(ストール、マフラーなど)、小物(靴、帽子、手袋など)収納することができる。そのため、実施形態に係る収納容器1は、利便性にも優れている。
収納容器1は、幅680mm×奥行525mm×高さ185mmで構成されている。これにより、収納容器1は、幅×奥行×高さの合計が1400mm以下となり、所謂宅配140サイズとして搬送することが可能となる。その結果、例えば、衣服Cを1着ごとに収納する場合と比較して、搬送コスト、保管コストを大幅に削減することができる。なお、収納容器1は、上記に限定されず、例えば、女性用衣服や子供用衣服に合わせてサイズダウンしてもよい。収納容器1のサイズは、肩幅が収まるように幅のサイズを決め、宅配サイズを考慮しながら、奥行きのサイズ、高さのサイズを決めるとよい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上述した実施形態及びその他の実施形態には、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更を加えることができる。また、上述の実施形態及びその他の実施形態は、可能な限り組み合わせて実施してもよい。
1・・・収納容器
2・・・箱体部
3・・・ハンガー固定部
4・・・規制部
5・・・仕切部

Claims (4)

  1. 衣服を収納する収納容器であって、
    底面、当該底面の周囲に連なる側壁、及び当該側壁の一部に連なる開閉自在な蓋を有し、一枚の板状体を屈曲させて形成された箱体部と、
    側壁から内側に突出し、衣服が掛けられるハンガーのフックを固定する固定孔を有するハンガー固定部と、を備え、
    側壁のうち、ハンガー固定部が設けられる上側側壁は、板状体の一部である2つの板の端部が突き合わされることで構成され、
    ハンガー固定部は、上側側壁を構成する板状体の一部である2つの板の各端部を屈曲させて形成された2つの立体部を有し、
    2つの立体部は、夫々に固定孔が形成され、当該固定孔が連通するように嵌合する、収納容器。
  2. 一方の立体部は、底面側に位置する断面視三角形状の第1嵌合部と、第1嵌合部に連なる、蓋側に位置する第2嵌合部であって、第1嵌合部に対して断面視逆三角形状の第2嵌合部とを有し、
    他方の立体部は、底面側に位置し、第1嵌合部と接する断面視三角形状の被第1嵌合部と、被第1嵌合部に連なり、蓋側に位置し、第2嵌合部と接する被第2嵌合部であって、被第1嵌合部に対して断面視逆三角形状の被第2嵌合部とを有し、
    2つの立体部は、第1嵌合部と被第1嵌合部とが接し、第2嵌合部と被第2嵌合部とが接して嵌合することで、断面視矩形状となる、
    請求項1に記載の収納容器。
  3. 箱体部に収納された衣服の移動を規制する板状の規制部を更に備え、
    規制部は、折られた衣服の間に配置され、周囲の少なくとも一部が箱体部の側壁と接する、
    請求項1又は2に記載の収納容器。
  4. 箱体部を仕切る仕切部を更に備え、
    仕切部は、箱体部とは異なる一枚の板状体を屈曲させて形成され、箱体部の内部を底面と平行な面で仕切る平面仕切部と、箱体部の内部を底面と直交する面で仕切る垂直仕切部と、を有する、
    請求項1から3の何れか1項に記載の収納容器。
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