JP2010003267A - プラント監視装置およびプラント状態表示方法 - Google Patents
プラント監視装置およびプラント状態表示方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010003267A JP2010003267A JP2008163771A JP2008163771A JP2010003267A JP 2010003267 A JP2010003267 A JP 2010003267A JP 2008163771 A JP2008163771 A JP 2008163771A JP 2008163771 A JP2008163771 A JP 2008163771A JP 2010003267 A JP2010003267 A JP 2010003267A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plant
- value
- display device
- sensor
- calculated value
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
【解決手段】プラント監視装置100は、プラント10を構成する機器の各所に設置された複数のセンサ1,2,…,nにより検出される複数のプロセスデータの測定値に基づいて当該プラント10の運転状態を示す情報を表示装置15に表示するものである。このプラント監視装置100は、センサ1,2,…,nから得られる複数の測定値を表示装置15に表示させる表示処理装置11を含む。表示処理装置11は、第1のセンサの測定値と、この第1のセンサ以外の第2のセンサ群の各測定値から所定の数理モデルを用いて計算される、前記第1のセンサの測定値に相当する計算値とを、一緒に表示装置15に表示させる機能を有する。
【選択図】 図1
Description
図1は、本発明の第1の実施形態におけるプラント監視装置が適用されるシステムの構成の一例を示す図である。なお、この図1は、後述する第2の実施形態においても使用する。
このモデル式fから得られる計算値Ty mは、配管xから配管yに流れる水が得た熱量から計算される値である。一方、配管yには温度センサが設置されているため、配管yにおいて温度の測定値Tyが計測される。モデル式fが給水加熱器30内で生じる物理的現象を完全に模擬し、且つ、モデル式fへの入力値に誤差がまったく含まれないのであれば、測定値Tyと計算値Ty mとは完全に一致する。しかし、実際には、センサにおける測定値の誤差や、モデル式fではモデル化していない要素も存在する場合があるため、測定値Tyと計算値Ty mとは完全に一致するとは限らない。これら2種類の値の時間的推移を対比させてグラフの形で表示装置15に表示させた場合の画面の一例を、図3に示す。
ここで、gは、Ty mの値を補正するための調整式である。また、調整式gのパラメータa0,a1は、過去の特定期間のデータを用いて計算値Ty cと測定値Tyとの誤差が最小となるように最小自乗法などを用いて計算される。ここでは説明を理解しやすくするために、調整式gを1次の多項式で示したが、これ以外の形式であっても構わない。
本発明の第2の実施形態におけるプラント監視装置が適用されるシステムの基本構成は、前述の第1の実施形態で使用した図1に示される構成と同じである。但し、表示処理装置11の機能、計算値生成装置13の機能、表示装置15の表示情報が、第1の実施形態とは異なる。以下、第1の実施形態と共通する部分の説明を省略し、第1の実施形態と異なる部分について説明する。
Q2 m=f2(Tx,Fx,Px,Ty,Fy,Py)
モデル式f1,f2が給水加熱器30内で生じる物理的現象を完全に模擬し、且つ、モデル式f1,f2への入力値に誤差がまったく含まれないのであれば、熱量の計算値Q1 mと計算値Q2 mとは完全に一致する。しかし、実際には、センサにおける測定値の誤差や、モデル式f1,f2ではモデル化していない要素も存在する場合があるため、熱量の計算値Q1 mと計算値Q2 mとは完全に一致するとは限らない。これら2種類の値の時間的推移を対比させてグラフの形で表示装置15に表示させた場合の画面の一例を、図8に示す。
Q2 c=g2(Q2 m)=Q2 m
ここで、g1はQ1 mの値を補正するための調整式であり、g2はQ2 mの値を補正するための調整式である(但し、この例ではQ2 mの値は変わらない)。また、調整式g1のパラメータa0,a1は、過去の特定期間のデータを用いて計算値Ty cと測定値Tyとの誤差が最小となるように最小自乗法などを用いて計算される。ここでは説明を理解しやすくするために、調整式g1を1次の多項式で示し、調整式g2については入力値をそのまま出力する形式としたが、これ以外の形式であっても構わない。
Claims (9)
- プラントを構成する機器の各所に設置された複数のセンサにより検出される複数のプロセスデータの測定値に基づいて当該プラントの運転状態を示す情報を表示装置に表示するプラント監視装置であって、
前記複数のセンサから得られる複数の測定値を前記表示装置に表示させる表示処理手段を具備し、
前記表示処理手段は、第1のセンサの測定値と、この第1のセンサ以外の第2のセンサ群の各測定値から所定の数理モデルを用いて計算される、前記第1のセンサの測定値に相当する計算値とを、一緒に前記表示装置に表示させる手段を有することを特徴とするプラント監視装置。 - 前記数理モデルは事前に計測して得られた測定値を用いて作成されたものであることを特徴とする請求項1に記載のプラント監視装置。
- 前記表示装置に一緒に表示される測定値と計算値との差もしくは比が一定値を超える場合に警報を発する手段を具備することを特徴とする請求項1又は2に記載のプラント監視装置。
- 前記表示処理手段は、前記表示装置に一緒に表示させる測定値と計算値との差もしくは比についても前記表示装置に一緒に表示させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のプラント監視装置。
- 前記表示処理手段は、入力装置の操作に応じて、前記表示装置に計算値を表示するモードと当該計算値を非表示にするモードとの間の切り替えを行う手段を具備することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のプラント監視装置。
- 前記表示処理手段は、前記表示装置に計算値を表示するモードと当該計算値を非表示にするモードとの間の切り替えの操作を可能とするボタンを前記表示装置に表示させる手段を具備することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のプラント監視装置。
- プラントの各所に設置された複数のセンサにより検出される複数のプロセスデータの測定値に基づいて当該プラントの運転状態を示す情報を表示装置に表示するプラント監視装置であって、
前記複数のセンサから得られる複数の測定値を前記表示装置に表示させる表示処理手段を具備し、
前記表示処理手段は、第1のセンサ群の各測定値から第1の数理モデルを用いて計算される計算値と、前記第1のセンサ群以外の第2のセンサ群の各測定値から第2の数理モデルを用いて計算される、前記第1のセンサ群の計算値に対応する計算値とを、一緒に前記表示装置に表示させる手段を有することを特徴とするプラント監視装置。 - プラントを構成する機器の各所に設置された複数のセンサにより検出される複数のプロセスデータの測定値に基づいて当該プラントの運転状態を示す情報を表示装置に表示するプラント監視装置に適用されるプラント状態表示方法であって、
第1のセンサの測定値と、この第1のセンサ以外の第2のセンサ群の各測定値から所定の数理モデルを用いて計算される、前記第1のセンサの測定値に相当する計算値とを、一緒に前記表示装置に表示させることを特徴とするプラント状態表示方法。 - プラントの各所に設置された複数のセンサにより検出される複数のプロセスデータの測定値に基づいて当該プラントの運転状態を示す情報を表示装置に表示するプラント監視装置に適用されるプラント状態表示方法であって、
第1のセンサ群の各測定値から第1の数理モデルを用いて計算される計算値と、前記第1のセンサ群以外の第2のセンサ群の各測定値から第2の数理モデルを用いて計算される、前記第1のセンサ群の計算値に対応する計算値とを、一緒に前記表示装置に表示させることを特徴とするプラント状態表示方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008163771A JP5091780B2 (ja) | 2008-06-23 | 2008-06-23 | プラント監視装置およびプラント状態表示方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008163771A JP5091780B2 (ja) | 2008-06-23 | 2008-06-23 | プラント監視装置およびプラント状態表示方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010003267A true JP2010003267A (ja) | 2010-01-07 |
JP5091780B2 JP5091780B2 (ja) | 2012-12-05 |
Family
ID=41584909
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008163771A Expired - Fee Related JP5091780B2 (ja) | 2008-06-23 | 2008-06-23 | プラント監視装置およびプラント状態表示方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5091780B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016012191A (ja) * | 2014-06-27 | 2016-01-21 | オムロン株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06229791A (ja) * | 1993-01-29 | 1994-08-19 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 異常診断方法 |
JPH09204218A (ja) * | 1996-01-24 | 1997-08-05 | Hitachi Ltd | プラント監視装置 |
JPH1195833A (ja) * | 1997-07-23 | 1999-04-09 | Toshiba Corp | プラント監視装置 |
JPH11161327A (ja) * | 1997-11-28 | 1999-06-18 | Mitsubishi Chemical Corp | プロセスの異常診断方法及び装置 |
JP2002062933A (ja) * | 2000-08-17 | 2002-02-28 | Yokogawa Electric Corp | フィールド機器 |
JP2002168661A (ja) * | 2000-08-21 | 2002-06-14 | General Electric Co <Ge> | センサ故障の検出、分離及び調整法 |
JP2004213273A (ja) * | 2002-12-27 | 2004-07-29 | Tokyo Gas Co Ltd | 故障検出装置及び故障検出方法 |
JP2005338049A (ja) * | 2004-04-26 | 2005-12-08 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | プラント計装制御装置及びその方法 |
-
2008
- 2008-06-23 JP JP2008163771A patent/JP5091780B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06229791A (ja) * | 1993-01-29 | 1994-08-19 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 異常診断方法 |
JPH09204218A (ja) * | 1996-01-24 | 1997-08-05 | Hitachi Ltd | プラント監視装置 |
JPH1195833A (ja) * | 1997-07-23 | 1999-04-09 | Toshiba Corp | プラント監視装置 |
JPH11161327A (ja) * | 1997-11-28 | 1999-06-18 | Mitsubishi Chemical Corp | プロセスの異常診断方法及び装置 |
JP2002062933A (ja) * | 2000-08-17 | 2002-02-28 | Yokogawa Electric Corp | フィールド機器 |
JP2002168661A (ja) * | 2000-08-21 | 2002-06-14 | General Electric Co <Ge> | センサ故障の検出、分離及び調整法 |
JP2004213273A (ja) * | 2002-12-27 | 2004-07-29 | Tokyo Gas Co Ltd | 故障検出装置及び故障検出方法 |
JP2005338049A (ja) * | 2004-04-26 | 2005-12-08 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | プラント計装制御装置及びその方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016012191A (ja) * | 2014-06-27 | 2016-01-21 | オムロン株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム |
CN105278402A (zh) * | 2014-06-27 | 2016-01-27 | 欧姆龙株式会社 | 信息处理装置、信息处理方法以及程序 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5091780B2 (ja) | 2012-12-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5901140B2 (ja) | システムの高い可用性のためにセンサデータを補間する方法、コンピュータプログラム、システム。 | |
US9147018B2 (en) | Method and system for use in controlling a pressure vessel | |
JP6304767B2 (ja) | センサ監視装置、センサ監視方法、及びセンサ監視プログラム | |
JP5991329B2 (ja) | 制御装置、管理装置、プラント制御システム、及びデータ処理方法 | |
JP2007170021A (ja) | 配水及び管路情報解析システム | |
EP2853972A3 (en) | Device and method for detection and/or diagnosis of faults in a process, equipment and sensors | |
JP2013073414A (ja) | プラントのセンサ診断装置およびセンサ診断方法 | |
JP2006309570A (ja) | 製油所監視システム | |
JP7345353B2 (ja) | 故障検知システム及び故障検知方法 | |
JP6862130B2 (ja) | 異常検知装置、異常検知方法、およびプログラム | |
JP2010009369A (ja) | フィールド機器 | |
JP2009282804A (ja) | 比較判定装置及び比較判定方法 | |
JP2011060012A (ja) | プラント監視装置およびプラント監視方法 | |
JP6758155B2 (ja) | プラントの診断システム及び診断方法 | |
JP6492555B2 (ja) | 異常診断方法、異常診断装置及び異常診断プログラム | |
JP2019053537A (ja) | プロセス監視装置 | |
JP5091780B2 (ja) | プラント監視装置およびプラント状態表示方法 | |
JP2009163507A (ja) | 熱交換機器診断システム | |
JP2010517167A (ja) | プロセス変量トランスミッタの検証 | |
JP2010276339A (ja) | センサ診断方法およびセンサ診断装置 | |
JP2008204166A (ja) | プラント監視制御システム | |
JP6734362B2 (ja) | 監視装置、監視方法、プログラム | |
JP2015081695A (ja) | 炭素含有燃料熱交換器の監視・運転方法 | |
JP2019108881A (ja) | 発電プラント性能評価方法及び発電プラント性能評価プログラム | |
JP6245653B2 (ja) | 液体漏洩検知装置、液体漏洩検知方法、および記録媒体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20101208 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111220 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120110 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120309 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120821 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120914 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150921 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5091780 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150921 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |