JP2008204166A - プラント監視制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】DI信号およびAI信号のタイムスタンプの基準を同一化し両者の関係を解析することを可能とするプラント監視制御システムを提供する。
【解決手段】監視装置2と、制御装置3とがネットワーク6にて接続され、制御装置3は、各アナログ入力信号を第1の所定周期毎に収集してタイムスタンプを付してサンプリングデータとして格納するとともに、各デジタル入力信号を第2の所定周期毎に収集して状変の検出を行い状変データとして状変データにタイムスタンプを付けて格納し、状変データから指定されたデジタルトリガ点を検出すると、所定時間後に、各サンプリングデータの格納、及び、各状変データの格納を停止し、監視装置2は、制御装置から送信された各サンプリングデータおよび各状変データのタイムスタンプに基づいて、時系列にトレンドグラフに表示するものである。
【選択図】図1

Description

この発明は、制御装置がプラント機器からのアナログ入力(以下、AIと略して示す)信号やデジタル入力(以下、DIと略して示す)信号を高速で収集し、収集したAI信号やDI信号の時系列データを監視装置に表示することで、プラントトリップ時の故障解析を行なうことを可能とする、例えば発電システム・水処理システム・産業システム等のプラントの監視制御を行うプラント監視制御システムに関するものである。
従来のプラント監視制御システムにおいては、制御装置側でDI信号を高速に収集して状変検出を行い、状変を検出した場合にタイムスタンプを付加して状変データを格納したデータを、監視装置が取得して表示することができる(例えば、特許文献1参照)。また、AI信号のサンプリングデータを監視装置に表示する場合、タイムスタンプは監視装置側で付加していた(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−46475号公報 特開平10−124221号公報
従来のプラント監視制御システムは、DI信号の状変データのタイムスタンプは制御装置側で付加するが、AI信号のサンプリングデータのタイムスタンプは監視装置側で付加していた。また、DI信号の状変データのタイムスタンプはミリ秒単位の精度であるのに対して、AI信号のサンプリングデータのタイムスタンプはネットワーク性能の制約などから秒単位の精度とならざるを得なかった。このように、DI信号の状変データとAI信号のサンプリングデータとは、タイムスタンプの精度が異なること、且つ、制御装置側の時刻と監視装置側の時刻のずれがあることより、監視装置にてDI信号の状変データとAI信号のサンプリングデータとを同一画面にグラフ形式で表示して両者の関係を解析することができないという問題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、DI信号の状変データおよびAI信号のサンプリングデータのタイムスタンプの基準を同一化し、更に同程度の精度とすることで、監視装置にてDI信号の状変データとAI信号のサンプリングデータとを同一画面にグラフ形式で表示して両者の関係を解析することを可能とするプラント監視制御システムを得ることを目的とする。
この発明は、プラントの監視を行う監視装置と、プラントから複数のアナログ入力信号および複数のデジタル入力信号を入力するとともにプラントの制御を行う制御装置とがネットワークにて接続されているプラント監視制御システムにおいて、
制御装置は、各アナログ入力信号を第1の所定周期毎に収集してタイムスタンプを付してサンプリングデータとして格納するとともに、各デジタル入力信号を第2の所定周期毎に収集して状変の検出を行い状変データとして状変データにタイムスタンプを付けて格納し、状変データから指定されたデジタルトリガ点を検出すると、所定時間後に、各サンプリングデータの格納、及び、各状変データの格納を停止し、格納されている各サンプリングデータおよび各状変データをネットワークを介して監視装置に送信し、
監視装置は、制御装置から送信された各サンプリングデータおよび各状変データをタイムスタンプに基づいて、時系列にトレンドグラフに表示するものである。
この発明のプラント監視制御システムは、プラントの監視を行う監視装置と、プラントから複数のアナログ入力信号および複数のデジタル入力信号を入力するとともにプラントの制御を行う制御装置とがネットワークにて接続されているプラント監視制御システムにおいて、
制御装置は、各アナログ入力信号を第1の所定周期毎に収集してタイムスタンプを付してサンプリングデータとして格納するとともに、各デジタル入力信号を第2の所定周期毎に収集して状変の検出を行い状変データとして状変データにタイムスタンプを付けて格納し、状変データから指定されたデジタルトリガ点を検出すると、所定時間後に、各サンプリングデータの格納、及び、各状変データの格納を停止し、格納されている各サンプリングデータおよび各状変データをネットワークを介して監視装置に送信し、
監視装置は、制御装置から送信された各サンプリングデータおよび各状変データをタイムスタンプに基づいて、時系列にトレンドグラフに表示するので、状変データ、サンプリングデータのタイムスタンプの基準を同一化し、更に、同程度の精度データを収集することが可能で、監視装置にて状変データとサンプリングデータとを同一画面にグラフ形式で表示して両者の関係を解析することを可能とする。
実施の形態1.
以下、本願発明の実施の形態について説明する。図1はこの発明の実施の形態1におけるプラント監視制御システムの構成を示す図、図2は図1に示したプラント監視制御システムにおける制御装置内のAIデータ収集手段の処理手順を示すフローチャート、図3は図1に示したプラント監視制御システムにおける制御装置内のDIデータ収集手段の処理手順を示すフローチャート、図4は図1に示したプラント監視制御システムにおける制御装置内のDI状変検出手段の処理手順を示すフローチャート、図5は図1に示したプラント監視制御システムにおけるサンプリングデータの構成を示した図、図6は図1に示したプラント監視制御システムにおける状変データの構成を示した図、図7は図1に示したプラント監視制御システムにおけるデジタルトリガ対象テーブルの構成を示した図、図8は図1に示したプラント監視制御システムにおける監視装置の画面表示の構成を示した図である。
図1において、プラント監視制御システム1は、プラントの監視を行う監視装置2と、プラントの制御を行う制御装置3とがネットワーク6を介して接続され構成されている。監視装置2には、ネットワーク6を通じて制御装置3と通信を行うための監視側通信手段21と、制御装置3より取得したサンプリングデータを格納する第1のデータベース23と、制御装置3より取得した状変データを格納する第2のデータベース24と、サンプリングデータおよび状変データを時系列にトレンドグラフとして表示する表示手段22とを備える。制御装置3はAI信号の出力を行う例えばセンサにて成るプラント機器71と、DI信号の出力を行う例えばセンサにて成るプラント機器72とからそれぞれAI信号およびDI信号を入力する。
また、制御装置3は、ネットワーク6を通じて監視装置2と通信を行うための制御側通信手段31と、プラント機器71から第1の所定周期(例えば、10ミリ秒周期)毎にてAI信号の収集、及び、サンプリングデータとしてタイムスタンプを付して第3のデータベース36に格納するAIデータ収集手段32と、プラント機器72から第2の所定周期(例えば、数ミリ秒周期)毎にてDI信号の収集を行うDIデータ収集手段33と、DIデータ収集手段33に収集されたDI信号の状変の検出を行い、状変データとしてタイムスタンプを付して格納し、後述するデジタルトリガ点を検出するDI状変検出手段34と、このDI状変検出手段34およびAIデータ収集手段32にタイムスタンプをそれぞれ供給する計時手段35と、DI状変検出手段34に予め設定されたデジタルトリガ点を提供するためのデジタルトリガ点対象テーブル38と、DI状変検出手段34からのタイムスタンプを付された状変データを格納する第4のデータベース37と、DI状変検出手段34にてデジタルトリガ点が検出されると検出からの所定時間を測定しDI状変検出手段34およびAIデータ収集手段32に経過時間を通知する経過時間タイマ39とを備える。
次に上記のように構成された実施の形態1のプラント監視制御システムの動作について図2ないし図8を交えて説明する。まず、プラント監視制御システム1の制御装置2におけるAIデータ収集手段32の動作を説明する。AIデータ収集手段32は、プラント機器71よりアナログ入力信号を読み出す(図2のステップS101)。次に、計時手段35よりミリ秒単位の時刻を読み出す(図2のステップS102)。次に、後述するデジタルトリガ発生後、一定時間(例えば10秒)が経過したかどうかを経過時間タイマ39にてチェックする(図2のステップS103)。次に、一定時間が経過していなければ、ミリ秒単位のタイムスタンプとともに、AI値をサンプリングデータとして例えば図5に示すように第3のデータベース36に書き込み格納する(図2のステップS104)。また、トリガ発生後、一定時間(例えば、10秒)が経過していれば、サンプリングデータの書き込みを行なわない。AIデータ収集手段32は、以上の処理を第1の所定周期(例えば10ミリ秒周期)で実行する。そしてこの図5に示したようなサンプリングデータは、プラント機器71のAI信号毎に別々に作成される。
次に、プラント監視制御システム1の制御装置2におけるDIデータ収集手段33およびDI状変検出手段34の動作について説明する。まず、DIデータ収集手段33は、プラント機器72よりデジタル信号を読み出す(図3のステップS201)。そして、DIデータ収集手段33は、この処理を第2の所定周期(例えば1ミリ秒周期)で実行する。そしてDI状変検出手段34では、DIデータ収集手段33により取得したDI値の状変(OFF→ONまたはON→OFF)をチェックする(図4のステップS301)。そして、状変がなければ処理を終了する。また、状変があった場合には、デジタルトリガが既に発生済みかどうかをチェックする(図4のステップS302)。この、デジタルトリガが発生済みが否かは例えば経過時間タイマ39がスタートしているか否かにより容易に判断することができる。そして、デジタルトリガが既に発生済みの場合は、ステップS305へ進む。また、デジタルトリガがまだ発生していなければ、トリガ対象テーブル38を参照し、状変が発生しているDI信号が、デジタルトリガ対象かどうかをチェックする(図4のステップS303)。尚、この際のデジタルトリガ対象テーブルの一例を図7に示す。図に示すように、例えばDI信号を入力するDI点のDI信号識別情報が示されており、このDI信号識別情報に一致したDI点の状変が検出されることをデジタルトリガとするものである。
そして、デジタルトリガ対象でなければ、ステップS305へ進む。また、デジタルトリガ対象だった場合には、デジタルトリガが発生したことを記憶し、経過時間タイマ39をスタートさせる(図4のステップS304)。次に、デジタルトリガが発生してから一定時間(先の図2のステップS103にて示した時間と同一の時間を示すものであり、ここでは10秒とする)が経過しているかどうかを経過時間タイマ39にてチェックする(図4のステップS305)。そして、デジタルトリガが発生してからまだ一定時間が経過していなければ、状変データと計時手段35から読み出したミリ秒単位のタイムスタンプとともに、状変が発生したDI点識別情報(DI1、DI2など)、及び、DI状変値(OFF→ONまたはON→OFF)をタイムスタンプとともに状変データとして例えば図6に示すように第4のデータベース37に書き込み格納する(図4のステップS306)。また、デジタルトリガが発生してから一定時間が経過している場合には、状変データの書き込みを停止する(図4のステップS307)。
尚、サンプリングデータ、および、状変データのいずれのデータは、循環バッファ構造となっている。よって、上記各フローチャートには特に示していないが、デジタルトリガが発生していなく、データが循環バッファ一杯になった場合、古いデータから順番に上書きされるように構成されている。また、DI状変検出手段34の動作のステップS305において、デジタルトリガが発生後、一定時間経過の判定を行なう際に、デジタルトリガが発生後、循環バッファに対して一巡して、デジタルトリガ点の状変データを上書きしないように、トリガ発生後、一定時間が経過する前でも、サンプリングデータや状変データの発生個数が、例えば、循環バッファのデータ総数(サンプリングデータ=N個、状変データ=M個)の半分の個数に達した場合、書き込みを停止する。
そして、監視装置2では、監視側通信手段21が、制御装置3内の格納されたサンプリングデータおよび状変データをネットワーク6経由で取得し、監視装置2内の第1および第2のデータベース23、24にサンプリングデータおよび状変データをそれぞれ格納する。また、表示手段22は、サンプリングデータおよび状変データを読み出して、各データ内のタイムスタンプ情報に基づいて、例えば図8に示すように、AIおよびDIの時系列データをトレンドグラフとして表示する。
上記のように構成された実施の形態1のプラント監視制御システムによれば、デジタル入力信号の状変データのタイムスタンプを制御装置側で付加するとともに、アナログ入力信号のサンプリングデータのタイムスタンプについても制御装置側で付加することで、両者のタイムスタンプの基準を同一化し、更に同程度の精度(1ミリ秒と10ミリ秒など)とすることで、監視装置にてデジタル入力信号の状変データとアナログ入力信号のサンプリングデータとを同一画面にグラフ形式で表示して両者の関係を解析することが可能となる。また、デジタルトリガ発生の前後のサンプリングデータと状変データとを格納して表示することで、例えば、プラントトリップ発生前後のデジタル入力信号の変化とアナログ入力信号の変化を解析することが可能となる。
実施の形態2.
図9はこの発明の実施の形態1におけるプラント監視制御システムの構成を示す図、図10は図9に示したプラント監視制御システムにおける収集対象AIテーブルの構成を示した図、図11は図9に示したプラント監視制御システムにおける収集対象DIテーブルの構成を示した図である。図において、上記実施の形態1と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。この発明の実施の形態2は、制御装置3内に収集対象AIテーブル40と収集対象DIテーブル41とを付加したものである。図10に収集対象AIテーブル40の一例を示す。AI点識別情報(AI1、AI3など)により構成される。図11に収集対象DIテーブル41の一例を示す。DI点識別情報(DI3、DI4など)により構成される。
そして本実施の形態2は、上記実施の形態1では、AIデータ収集手段32は、収集対象AIについて限定していなかったが、収集対象AIテーブル40にて指定されたAIのみ、および、DIデータ収集手段33は、収集対象DIについて限定していなかったが、収集対象DIテーブル41にて指定されたDIのみにそれぞれ限定して収集を行なう。他の動作は、上記実施の形態1と同様であるため省略する。
上記のように構成された実施の形態2のプラント監視制御システムによれば、上記実施の形態1と同様の効果を奏するのはもちろんのこと、制御装置内に収集対象AIテーブルと収集対象DIテーブルとを設けて、収集対象信号を指定することで、不要な信号を収集することを回避し、制御装置内の処理付加を低減でき、また、サンプリングデータ及び状変データのデータサイズを削減することができる。
実施の形態3.
図12はこの発明の実施の形態3におけるプラント監視制御システムの構成を示す図、図13は図12に示したプラント監視制御システムのAI異常検出テーブルの構成を示した図、図14は図12に示したプラント監視制御システムにおける制御装置内のAIデータ収集手段の処理手順を示すフローチャートである。図において、上記各実施の形態と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。ここでは、制御装置3内にAI異常検出手段50と、AI異常検出テーブル51とを付加したものである。図13にAI異常検出テーブル51の一例を示す。これは、各AI点識別情報(AI1、AI2など)に対する、異常(アナログトリガ)を検出するための上限値及び下限値から構成される。
次に、上記のように構成された実施の形態3のプラント監視制御システムの動作について説明する。ここでは上記各実施の形態と異なるAIデータ収集手段の動作について説明する。まず、AIデータ収集手段32は、プラント機器71よりアナログ入力信号を読み出す(図14のステップS401)。次に、計時手段35よりミリ秒単位の時刻を読み出す(図14のステップS402)。次に、AI異常検出テーブル51を読み出す(図14のステップS403)。次に、アナログ入力信号の値がAI異常検出テーブル51にて設定されている上限値以上かまたは下限値以下かを判断する(図14のステップS404)。そして、範囲内であると判断される(異常ではないと判断される)とステップS407に進む。また、範囲外であると判断されるとアナログトリガであると判断され、すでにアナログ又はデジタルトリガが発生済みが否かを判断する(図14のステップS405)。この、アナログ又はデジタルトリガが発生済みが否かは例えば経過時間タイマ39がスタートしているか否かにより容易に判断することができる。
そして、発生済みであると判断される(例えば、すでにデジタルトリガなどが発生している場合もこれに含まれる)とステップS407に進む。また、発生済みでないと判断されると、アナログトリガが発生したことを記憶し、経過時間タイマ39をスタートさせる(図14のステップ406)。次に、アナログまたはデジタルトリガ発生後、一定時間(例えば10秒)が経過したかどうかを経過時間タイマ39にてチェックする(図14のステップS407)。そして、アナログまたはデジタルトリガ発生してから一定時間が経過していなければ、第3のデータベース23に対して、ミリ秒単位のタイムスタンプとともに、AI値をサンプリングデータとして第3のデータベース36に書き込み格納する(図14のステップS408)。また、トリガ発生後、一定時間(例えば、10秒)が経過していれば、サンプリングデータの書き込みを停止する。上記以外の動作については、上記各実施の形態と同様であるため、省略する。但し、DI状変検出手段34における例えば図4におけるステップS302の”デジタルトリガが発生済みか否かの判断”はアナログおよびデジタルトリガが発生済みか否かの判断”に変更されることは言うまでもなく、アナログトリガの発生後場合も、ステップS302からステップS305に進むこととなる。
上記のように構成された実施の形態3のプラント監視制御システムによれば、上記実施の形態1と同様の効果を奏するのはもちろんのこと、AIの値が指定された上限値または下限値を超える異常(アナログトリガ)を検出した場合も、デジタルトリガの発生時と同様に行うことができるので、各トリガ発生前後の変化を解析することが可能となる。
実施の形態4.
図15はこの発明の実施の形態4におけるプラント監視制御システムの構成を示す図、図16は図15に示したプラント監視制御システムにおける制御フラグの構成を示した図である。図において、上記各実施の形態と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。制御装置3内に、サンプリングデータ及び状変データを制御装置3が書き込み、監視装置2が読み出したことを示す制御フラグ52を付加したものである。図16に制御フラグ52の一例を示す。値が0の場合、制御装置がまだデータ書き込みを完了していないことを示す。値が1の場合、トリガ発生後、一定時間が経過し、制御装置がデータ書き込みを完了したことを示す。値が2の場合、監視装置2がデータ読み出しを完了したことを示す。
上記のように構成された実施の形態4のプラント監視制御システムの動作について説明する。まず、制御フラグ52の初期値は0とする。DI状変検出手段34の動作を示すフローチャート図4のステップS305において、トリガ発生後、一定時間が経過したと判定した場合、DI状変検出手段34は、制御フラグ52に1をセットする。一方、監視装置2では、監視側通信手段21が、制御装置3内に格納されたサンプリングデータおよびと状変データをネットワーク6経由で取得し、監視装置2内にサンプリングデータおよび状変データとして格納した後、監視装置2内の監視側通信手段21→ネットワーク6→制御装置3内の制御側通信手段31を経由して、制御装置3内の制御フラグ52を2にセットする。そしてこのことにより、制御装置3では、DI状変検出手段34の動作を示すフローチャート図4のステップS302において、トリガが発生済みかどうかを判定する際、制御フラグ52の値が2であれば、「トリガ発生無し」の状態とし、制御フラグ52に0をセットする。これは例えば、経過時間タイマ39を停止されることによりトリガ発生無しである状態にすることが容易に可能となる。上記以外の動作については、実施の形態1と同様であるため、省略する。
上記のように構成された実施の形態4によれば、上記実施の形態1と同様の効果を奏するのはもちろんのこと、制御装置内に、サンプリングデータ及び状変データを監視装置が読み出したことを示す制御フラグを設けることで、一旦、トリガが発生し、一定時間が経過した、サンプリングデータ及び状変データへの書き込み格納を停止しても、監視装置が読み出したことにより、サンプリングデータ及び状変データへの書き込み格納を再開することができる。
実施の形態5.
本実施の形態5では、実施の形態1における監視装置2内の表示手段において、サンプリングデータ内の任意のAI点と、状変データ内の任意のDI点とを、それぞれ複数個づつ指定可能とし、指定されたものだけを同一画面に表示する。なお、画面表示サイズの制約から、同時に表示可能な点数を、例えば、AI点が最大8点、DI点が最大8点などの制限を設定することも可能である。
上記のように構成された実施の形態5のプラント監視制御システムによれば、上記実施の形態1と同様の効果を奏するのはもちろんのこと、監視装置内の表示手段において、サンプリングデータ内の任意のAI点と、状変データ内の任意のDI点とを、それぞれ複数個づつ指定可能とし、指定されたものだけを同一画面に表示することで、プラントトリンプに関係するAI点及びDI点だけに着目して解析することが可能となり、解析性を向上することができる。
この発明の実施の形態1のプラント監視制御システムの構成を示す図である。 図1に示したプラント監視制御システムにおける制御装置内のAIデータ収集手段の処理手順を示すフローチャートである。 図1に示したプラント監視制御システムにおける制御装置内のDIデータ収集手段の処理手順を示すフローチャートである。 図1に示したプラント監視制御システムにおける制御装置内のDI状変検出手段の処理手順を示すフローチャートである。 図1に示したプラント監視制御システムにおけるサンプリングデータの構成を示した図である。 図1に示したプラント監視制御システムにおける状変データの構成を示した図である。 図1に示したプラント監視制御システムにおけるデジタルトリガ対象テーブルの構成を示した図である。 図1に示したプラント監視制御システムにおける監視装置の画面表示の構成を示した図である。 この発明の実施の形態2のプラント監視制御システムの構成を示す図である。 図9に示したプラント監視制御システムにおける収集対象AIテーブルの構成を示した図である。 図9に示したプラント監視制御システムにおける収集対象DIテーブルの構成を示した図である。 この発明の実施の形態3のプラント監視制御システムの構成を示す図である。 図12に示したプラント監視制御システムにおけるAI異常検出テーブルの例である。 図12に示したプラント監視制御システムにおける制御装置内のAIデータ収集手段の処理手順を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態4のプラント監視制御システムの構成を示す図である。 図14に示したプラント監視制御システムにおける制御フラグの構成を示した図である。
符号の説明
1 プラント監視制御システム、2 監視装置、3 制御装置、6 ネットワーク、
22 表示手段、32 AIデータ収集手段、33 DIデータ収集手段、
34 DI状変検出手段、35 計時手段、36 第3のデータベース、
37 第4のデータベース、38 トリガ対象テーブル、39 経過時間タイマ、
40 収集対象AIテーブル、41 収集対象DIテーブル、50 AI異常検出手段、
51 AI異常検出テーブル、52 制御フラグ、71,72 プラント機器。

Claims (5)

  1. プラントの監視を行う監視装置と、上記プラントから複数のアナログ入力信号および複数のデジタル入力信号を入力するとともに上記プラントの制御を行う制御装置とがネットワークにて接続されているプラント監視制御システムにおいて、
    上記制御装置は、上記各アナログ入力信号を第1の所定周期毎に収集してタイムスタンプを付してサンプリングデータとして格納するとともに、上記各デジタル入力信号を第2の所定周期毎に収集して状変の検出を行い状変データとして上記状変データにタイムスタンプを付けて格納し、上記状変データから指定されたデジタルトリガ点を検出すると、所定時間後に、上記各サンプリングデータの格納、及び、上記各状変データの格納を停止し、格納されている上記各サンプリングデータおよび上記各状変データを上記ネットワークを介して監視装置に送信し、
    上記監視装置は、上記制御装置から送信された上記各サンプリングデータおよび上記各状変データを上記タイムスタンプに基づいて、時系列にトレンドグラフに表示することを特徴とするプラント監視制御システム。
  2. 上記制御装置は、上記プラントから入力される各アナログ入力信号および各デジタル入力信号の内、収集対象となるアナログ入力信号および各デジタル入力信号を設定して収集を行う機能を有することを特徴とする請求項1に記載のプラント監視制御システム。
  3. 上記制御装置は、上記アナログ入力信号における上限値または下限値に含まれないことをアナログトリガ点として検出して、上記アナログトリガ点を検出すると一定時間後に、上記各サンプリングデータの格納、及び、上記各状変データの格納を停止し、格納されている上記各サンプリングデータおよび上記各状変データを上記ネットワークを介して監視装置に送信することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプラント監視制御システム。
  4. 上記制御装置は、上記各サンプリングデータおよび上記各状変データを上記監視装置が読み出したことを示す制御フラグを備え、上記制御フラグが示されると上記各サンプリングデータの格納、及び、上記各状変データの格納を再開することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のプラント監視制御システム。
  5. 上記監視装置は、上記トレンドグラフの表示において、任意の上記サンプリングデータおよび上記状変データを指定して表示することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のプラント監視制御システム。
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