JPH11327634A - 設備ロギング装置 - Google Patents

設備ロギング装置

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JPH11327634A
JPH11327634A JP13387598A JP13387598A JPH11327634A JP H11327634 A JPH11327634 A JP H11327634A JP 13387598 A JP13387598 A JP 13387598A JP 13387598 A JP13387598 A JP 13387598A JP H11327634 A JPH11327634 A JP H11327634A
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JP13387598A
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Toyoo Iida
豊男 飯田
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Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産設備若しくは検査設備のある時点におけ
る設備若しくは製品の画像情報、音響情報および設備を
制御する制御装置の制御情報を効率よく同期して記録、
再生できるようにして生産設備若しくは検査設備の保
守、トラブル解析および品質管理を有効に支援すること
ができるようにした設備ロギング装置を提供する。 【解決手段】 一時ファイル記録部107に格納したカ
メラ30からの記録対象設備20の画像情報の一部にデ
ータ編集部108で記録対象設備20からのPCLデー
タを書き込むことで該画像情報を編集し、これをログフ
ァイルとしてログファイル記録部109に格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、設備ロギング装
置に関し、詳しくは、ディスクリート形の生産設備若し
くは検査設備のある時点における設備若しくは製品の画
像情報、音響情報および設備を制御する制御装置の内部
情報を同期して記録するとともに、該記録した情報を再
生することで生産設備若しくは検査設備の保守、トラブ
ル解析および品質管理を支援するようにした設備ロギン
グ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ディスクリート形の生産設備等
においては、設備トラブルが発生すると、作業員がトラ
ブルの状況をトラブルレポートにまとめ、これを保守担
当者に提出し、保守担当者は、このトラブルレポートを
参照して設備のメンテナンスを行っている。
【0003】ところが、この種のトラブルレポートには
現象のみしか記録されないのが普通であるため、保守担
当者がそのトラブルの根本原因が何かを適確に掴めない
場合が多い。このため、設備トラブルの瞬間を捕らえる
ために作業員が常に設備に常に張り付いて設備の状態を
監視することも行われている。
【0004】しかし、この種の設備トラブルには、非常
にまれにしか発生しないトラブルもあり、また、動作状
況が複雑な設備においては、作業員による監視のみでは
そのトラブルの発生を検知できない場合もある。
【0005】そこで、生産設備等に対してビデオカメラ
を設置し、このビデオカメラによりこの生産設備等の動
作状態を24時間監視を行うとともに、このビデオカメ
ラで撮像された画像情報とともに生産設備の稼動音等の
音響情報および該生産設備を制御する設備制御装置の設
備制御情報を該画像情報に同期して記録する装置も提案
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記装置にお
いては、画像情報、音響情報、設備制御情報等のデータ
を独立して記録しているため、これらのデータを記録す
るために非常に多くの記録容量が必要となり、また、こ
れらデータを個別に管理する必要があり、さらには、デ
ータを閲覧するために、この独立して記録したデータの
同期を取りながら再生し、必要な情報を検索する必要が
あり、非常にコストおよび手間がかかるという問題があ
った。
【0007】そこで、この発明は、生産設備若しくは検
査設備のある時点における設備若しくは製品の画像情
報、音響情報および設備を制御する制御装置の制御情報
を効率よく同期して記録、再生できるようにして生産設
備若しくは検査設備の保守、トラブル解析および品質管
理を有効に支援することができるようにした設備ロギン
グ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、ロギング対象設備に係わる
画像情報とその他の任意の情報を同期して記録する設備
ロギング装置において、上記画像情報の一部に上記ロギ
ング対象設備を制御する設備御御装置の制御情報を同期
して記録する記録手段、を具備することを特徴とする。
【0009】また、請求項2記載の発明は、ロギング対
象設備に係わる画像情報とその他の任意の情報を同期し
て記録する設備ロギング装置において、上記画像情報を
該画像情報を構成する複数のプレーンの画像情報に分解
し、上記その他の任意の情報を各プレーンの画像情報に
重ねて記録する記録手段、を具備することを特徴とす
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る設備ロギン
グ装置の一実施の形態を添付図面を参照して詳細に説明
する。
【0011】図1は、この発明に係る設備ロギング装置
を用いた設備ロギングシステムの構成を示すブロック図
である。
【0012】図1においてこの発明に係わる設備ロギン
グシステムは、設備ロギング装置100と、この設備ロ
ギング装置100のロギング対象である記録対象設備2
0と、カメラ30と、マイクロフォン(マイク)40と
ディスプレイ50と、スピーカ60とを具備して構成さ
れる。
【0013】ここで、記録対象設備20は、例えば、P
LC(プログラマブルロジックコントローラ)によって
制御される生産設備であり、また、カメラ30は、設備
ロギング装置100に記録対象設備20の画像(動画)
情報を入力するものであり、マイク40は、設備ロギン
グ装置100に記録対象設備20の稼動音を音響情報と
して入力するものであり、ディスプレイ50は、設備ロ
ギング装置100がログした記録対象設備20の画像情
報およびPLC情報を表示するものであり、スピーカ6
0は、設備ロギング装置100がログした記録対象設備
20の音響情報を出力するものである。
【0014】設備ロギング装置100は、記録対象設備
20を制御するPLCとRS232−C等の汎用/専用
ネットワークで接続されている。PLCにはこのネット
ワーク経由で設備ロギング装置100がPLCの内部メ
モリの接点情報をPLC側のプログラム変更なしで読み
出すことがきるプロトコルが搭載されている。ここで、
PLCは、エラー発生時に、エラー発生の内部接点をO
Nにする。
【0015】また、設備ロギング装置に接続されたカメ
ラ30およびマイク40は、それぞれ記録対象設備20
の画像情報および音響情報を設備ロギング装置100に
入力する。
【0016】設備ロギング装置100は、画像情報、音
響情報、および指定されたPLCのメモリ情報を同期し
て記録する。この記録は常時リングバッファ状に行うた
め、ある時点のトリガ入力後の処理により、 1)トリガ前の情報 2)トリガ前後の情報 3)トリガ後の情報 の何れかを得ることができる。
【0017】また、設備ロギング装置100に接続され
たディスプレイ50およびスピーカ60は、設備ロギン
グ装置100で記録した画像情報、音響情報、PLCの
内部情報のデータを同期して再生出力する。
【0018】なお、請求項に記載した「その他の任意の
情報には」、音響情報、PLCデータ(制御情報)、ア
ナログデータ(温度、圧力位置)、接点入力(リレーシ
ーケンス)がある。
【0019】図2は、図1に示した設備ロギング装置の
詳細構成を示したブロック図である。
【0020】図2において、この設備ロギング装置10
0は、画像入力部101、音声入力部102、PLC入
出力部103、記録条件設定部105、トリガ検知部1
06、入力制御部104、一時ファイル記録部107、
データ編集部108、ログファイル記録部109、ログ
再生部110を具備して構成される。
【0021】ここで、画像入力部101は、図1に示し
たカメラ30に接続されており、カメラ30からの入力
信号を入力制御部104の指示に従い入力する。この入
力した画像信号は、例えばRGBなどのデジタル情報に
変換し、画像入力部101の内部バッファに格納する。
【0022】また、音声入力部102は、図1に示した
マイク40に接続されており、マイク40からの音響信
号を入力制御部104の指示に従い入力する。この入力
した音響信号は、例えばPCM方式によりデジタル情報
に変換し、音声入力部102の内部バッファに格納す
る。
【0023】PLC入出力部103は、RS232−C
などの汎用ポートやベンダーなどの専用ネットワークに
より図1に示した記録対象設備20のPLCと接続され
ている。このPLC入出力部103は、記録周期毎に、
入力制御部104の指示に従い、PLCのIOデータお
よびDMのデータを取得する。また、トリガ条件となる
PLCのエラー、すなわちサイクルタイムエラーなどを
示すPLCのIOメモリの情報を取得する。ここで、P
LC入出力部103がPLCのメモリ情報を読み出すた
めにPLCのソフトウエアの設定変更は必要ない。この
取得したPLCのデータは、PLC入出力部103の内
部バッファに格納される。
【0024】入力制御部104は、この設備ロギング装
置100の起動後、条件設定部105で設定された記録
周期毎に、画像入力部101、音声入力部102、PL
C入出力部103に、画像データ、音響データ、PLC
データを取得するように命令を出し、画像入力部10
1、音声入力部102、PLC入出力部103のそれぞ
れの内部バッファから、画像データ、音響データ、PL
Cデータを取得する。取得した画像データ、音響デー
タ、PLCデータには、取得した時刻情報を付加し、P
LC情報と共にそれぞれリングバッファ形式で、一時フ
ァイル記録部107に格納し続ける。
【0025】入力制御部104は、トリガ検知部106
からトリガを検知したという入力を受けた後、指定され
た記録時間が経過後、入力を停止し、一時ファイル記録
部107に対する出力も停止する。この入力停止後、デ
ータ編集部108に、入力が完了の通知をする。このト
リガ入力の検知後、入力制御部104が入力を停止する
まので時間は、トリガ条件によって異なる。
【0026】記録条件設定部105は、ユーザの指定の
記録条件を設定する。ここで設定する項目は、 1)トリガ条件 2)トリガ入力種別 3)記録周期 4)記録時間 である。
【0027】また、トリガ条件は a)トリガ前 b)トリガ前後 c)トリガ後 の3条件が設定可能である。記録条件設定部105で設
定されたトリガ条件は、データ編集部108へ伝えられ
る。
【0028】トリガ入力種別は、記録開始のトリガをP
LCのどのエラーを起動条件とするかを設定する。PL
Cのエラーとしては、 1)サイクルタイムエラー 2)システムエラー などが設定できる。
【0029】ここで、サイクルタイムエラーはPLCが
一定時間内に指定されたサイクルを実行できない時に発
生する。これは、設備が所定のサイクルを所定の実行時
間内で実行できなかった異常状態を示している。このサ
イクルタイムエラーはPLC本体ではなく、PLCが制
御する装置の異常によって発生するもので、このサイク
ルタイムエラーが発生すると、PLCの内部IO(メモ
リ)の特定のビットがONになる。
【0030】システムエラーはPLC本体に異常が発生
したことを示す。このシステムエラー発生時にはPLC
が制御している設備の動作は異常になる。記録条件設定
部105で設定されたトリガ入力種別は、トリガ検知部
106へ伝えられる。
【0031】記録周期は、カメラ30、マイク40、P
LCからそれぞれ画像情報、音響情報、PLC情報を取
得する周期を設定する。
【0032】記録時間は、入力したデータをログファイ
ルに格納する記録時間のことであり、指定された記録周
期における記録する時間を指定する。記録周期と記録時
間および記録するデータ数の関係は、以下のようにな
る。
【0033】記録データ数=記録時間/記録周期
【0034】記録条件設定部105で設定された記録周
期よび記録時間は、入力制御部104に伝えられる。
【0035】トリガ検知部106は、ロギングの開始の
トリガの検知を行う。トリガ検知部106は、記録条件
設定部105で設定されたPLCのエラーを監視し、エ
ラーの発生を検知すると、入出力制御部104に、トリ
ガの発生を通知する。
【0036】具体的には、PLC入出力部103の内部
バッファに格納されるPLCのエラーを示すIOのメモ
リを監視する。例えば、PLCの指定された接点の値を
監視し、OFF→ONに変化した時に、入力制御部10
4にトリガの発生を通知する。
【0037】データ編集部108は、入力制御部104
から、入力完了の通知および記録終了時のレコード番号
を受け取る。データ編集部108では、一時ファイル記
録部107に記録された一時ファイルの画像データを取
り出し、この画像データの一部に該一時ファイルのPL
Cデータを書き込むことにより該一時ファイルを編集
し、ログファイルとしてログファイル記録部109に格
納する。
【0038】ログ再生部110は、図1に示したディス
プレイ50およびスピーカ60に接続されており、ユー
ザの指示に従い、ログファイル記録部109に格納され
たログファイルを再生する。再生時には、画像およびP
LCデータはディスプレイ上に表示され、音響データは
スピーカ60から出力される。
【0039】図3は、図2に示したリングバッファ型式
の一時ファイル記録部107の構成を概念的に示した図
である。
【0040】図3(a)は、記録条件設定部105に設
定されたトリガ条件が「トリガ前」の場合におけるリン
グバッファ型式の一時ファイル記録部107上の記録終
了レコードと再生開始レコードとの関係を示している。
このトリガ条件が「トリガ前」の場合には、トリガ検知
部106でトリガを検出されると、一時ファイル記録部
107に対するデータの記録が直ちに停止される。そし
てこのデータの記録が停止された記録完了レコードの次
のレコードから再生が開始される。これによりトリガ前
の画像情報、音響情報、PLC情報を再生することがで
きる。
【0041】図3(b)は、記録条件設定部105に設
定されたトリガ条件が「トリガ前後」の場合におけるリ
ングバッファ型式の一時ファイル記録部107上の記録
終了レコードと再生開始レコードとの関係を示してい
る。このトリガ条件が「トリガ前後」の場合には、トリ
ガ検知部106でトリガを検出されると、その後一時フ
ァイル記録部107の半分の記憶領域まで記録を続け、
その後一時ファイル記録部107に対するデータの記録
が停止される。そしてこのデータの記録が停止された記
録完了レコードの次のレコードから再生が開始される。
これによりトリガ前後の画像情報、音響情報、PLC情
報を再生することができる。
【0042】図3(c)は、記録条件設定部105に設
定されたトリガ条件が「トリガ後」の場合におけるリン
グバッファ型式の一時ファイル記録部107上の記録終
了レコードと再生開始レコードとの関係を示している。
このトリガ条件が「トリガ後」の場合には、トリガ検知
部106でトリガを検出されると、その後一時ファイル
記録部107の全ての記憶領域まで記録を続け、その後
一時ファイル記録部107に対するデータの記録が停止
される。そしてこのデータの記録が停止された記録完了
レコードの次のレコードから再生が開始される。これに
よりトリガ後の画像情報、音響情報、PLC情報を再生
することができる。
【0043】さて、この発明の設備ロギング装置100
においては一時ファイル記録部107に格納したカメラ
30からの記録対象設備20の画像情報の一部にデータ
編集部108で記録対象設備20からのPCLデータを
書き込むことで該画像情報を編集し、これをログファイ
ルとしてログファイル記録部109に格納するように構
成されている。
【0044】記録対象設備20から取得したPCLデー
タは、16ビットのCH単位(チャネル単位)で見ると
0もしくは1の2値データとして扱うことができる。そ
こで、一時ファイル記録部107に格納しているPLC
データをビット列として扱うことができる。
【0045】そこで、一時ファイル記録部107に格納
されている画像情報の一部にCH単位で0もしくは1の
2値データとして扱うことができるPLCデータをビッ
ト列として埋め込む。
【0046】図4は、図2に示したデータ編集部108
で処理されたPLCデータを埋め込んだ画像データを概
念的に示した図である。
【0047】図4に示すように、一時ファイル記録部1
07に格納されている画像情報が、(m+1)×(n+
1)画素で格納されている場合、y座標がnの1列をP
LCのビットデータを埋め込むために使用する。
【0048】具体的には、画像データがそれぞれ8ビッ
トのRGBデータで一時ファイル記録部107に格納さ
れているすると、各画素のRGB値(ピクセル値)をP
LCデータのビットデータが「0」の場合は、R=B=
G=0、PLCデータのピットデータが「1」の場合
は、R=B=G=255に対応させて格納する。
【0049】ここで、このPLCデータの格納領域は、
図4に示すように画面の端であるため、この画像の画質
や、トラブル解析における画像確認の邪魔にはならな
い。
【0050】図5は、図2に示したデータ編集部108
による画像データに対するPLCデータの埋め込み処理
の詳細を示すフローチャートである。
【0051】ここでは、R,G,Bの各プレーンの座標
(x,y)のピクセル値(階調値)をそれぞれfr
(x,y)、fg(x,y)、fb(x,y)とする。
また、一時ファイル記録部107に格納されているPL
Cデータの先頭からのビット数をMとしている。
【0052】図5において、この処理が開始されると
(ステップ201)、まず、PLCデータを書き込む画
像データの座標(x,y)およびPLCデータの先頭か
らのビット数Mをそれぞれ初期化する(ステップ20
2)。
【0053】そして、一時ファイル記録部107に格納
されているPLCデータの1ビット目を読み込み(ステ
ップ203)、この読み込んだPLCデータが「1」で
あるかを調べる(ステップ204)。
【0054】ここで、この読み込んだPLCデータが
「1」であると(ステップ204でYes)、R,G,
Bの各プレーンのこの座標のピクセル値fr(x,
y)、fg(x,y)、fb(x,y)をそれぞれ「2
55」に設定する(ステップ205)。
【0055】また、ステップ204で、この読み込んだ
PLCデータが「1」でない、すなわち「0」であると
判断されると(ステップ204でNo)、R,G,Bの
各プレーンのこの座標のピクセル値fr(x,y)、f
g(x,y)、fb(x,y)をそれぞれ「0」に設定
する(ステップ208)。
【0056】次に、全てのPLCデータを書き込んだか
を調べる(ステップ206)。ここで、全てのPLCデ
ータの書き込みが終了していない場合は(ステップ20
6でNo)、X座標の座標値xを1インクリメントする
とともに、PLCデータの先頭からのビット数Mを1イ
ンクリメントし(ステップ209)、ステップ203に
戻り、上記処理を繰り返す。
【0057】このようにして、ステップ206で、全て
のPLCデータを書き込んだと判断されると(ステップ
206でYes)、この処理を終了する。
【0058】上記処理によりm+1ビットのPLCデー
タを画像データのy=nのラインに埋め込むことができ
る。
【0059】同様に、上記y=nのラインに加えてx=
0のライン、y=0のライン、x=mのラインの画像の
4辺のラインを利用すれば、{(m+1)×2+n×
2}ビットのPLCデータを1つの画像データに対して
埋め込むことができる。
【0060】上記画像データに対するPLCデータの埋
め込みにより、このPLCデータを埋め込む領域は画像
の周辺のみとなるので、この画像データに対応する画像
の認識に際しては殆ど影響はない。
【0061】また、このPLCデータを埋め込んだ画像
データはJPEG方式などで圧縮することでログファイ
ル記録部部109のログファイル格納領域をさらに節約
することができる。
【0062】なお、この場合、ログ再生部110でPL
Cデータを再生する際には、上記画像データの圧縮によ
ってその情報が失われることがあるため、画像データに
埋め込まれたPLCデータの再生に際しては、ピクセル
値でそのしきい値を設定する。すなわち、例えば、その
階調データが8ビットであるとし、PLCデータが埋め
込まれたある座標のR,G,Bの各プレーンのピクセル
値fr(x,y)、fg(x,y)、fb(x,y)の
合計が「128×3」以上でされば、そのPLCデータ
は「1」であると判断し、「128×3」未満である
と、「0」と判断する。
【0063】図6は、図2に示したログ再生部110に
おけるPLCデータの再生処理の詳細を示すフローチャ
ートである。
【0064】図6において、この処理が開始されると
(ステップ211)、まず、画像データのPLCデータ
が格納されている座標およびPLCデータの先頭からの
ビット数を初期化する(ステップ212)。そして、画
像データから分離するPLCデータを格納するバッフ
ァ、例えば、ファイルもしくはメモリ空間などを確保す
る(ステップ213)。
【0065】次に、座標(x,y)のR,G,Bの各プ
レーンのピクセル値を読み込み(ステップ214)、画
像データ上のPLCデータが「1」であるか「O」であ
るかを判別する(ステップ215)。なお、このステッ
プ215においては、画像データが非可逆圧縮を用いて
いる場合を考慮し、R,G,Bの各プレーンのピクセル
値fr(x,y)、fg(x,y)、fb(x,y)の
合計が「128×3」以上であれば、そのPLCデータ
は「1」であると判断し、「128×3」未満である
と、「0」と判断する。
【0066】ここで、この画像データ上のPLCデータ
が「1」であると判断された場合は(ステップ215で
Yes)、PLCデータ=1としてM番目のバッファに
格納する(ステップ217)。
【0067】また、ステップ215で、この画像データ
上のPLCデータが「0」であると判断された場合は
(ステップ215でNo)、PLCデータ=0としてM
番目のバッファに格納する(ステップ219)。
【0068】次に、全てのPLCデータが格納されてい
る画像データを書き込んだかを調べる(ステップ21
7)。
【0069】ここで、全てのPLCデータが格納されて
いる画像データが書き込まれていないと判断されると
(ステップ217でNo)、X座標の座標値xを1イン
クリメントするとともに、PLCデータの先頭からのビ
ット数Mを1インクリメントし(ステップ220)、ス
テップ214に戻り、上記処理を繰り返す。
【0070】このようにして、ステップ217で、全て
のPLCデータが格納されている画像データが書き込ま
れたと判断されると(ステップ217でYes)、この
処理を終了する。
【0071】次に、この発明の他の実施の形態について
説明する。
【0072】なお、以下に説明するこの発明の他の実施
の形態においては、図1に示したシステム構成と同様の
システム構成を採用することができ、その設備ロギング
装置の詳細構成も図2に示したブロック図と同様の構成
を採用することができる。
【0073】以下、この実施の形態における動作の異な
る部分を中心に説明する。
【0074】この実施の形態において、図2に示した設
備ロギング装置100のデータ編集部108は、一時フ
ァイル記録部107に格納された画像データに対してP
LCデータを埋め込み、このPLCデータを埋め込んだ
画像データに対して可逆性圧縮を行い、ログファイル記
録部109にログファイルとして格納する。
【0075】ここでは、一時ファイル記録部107に格
納された画像データがRGB形式である場合について説
明する。
【0076】データ編集部108は、一時ファイル記録
部107から画像データを読み込むと、R,G,Bの各
プレーンに対して、原点(0,0)〜(m,n)点まで
を走査し、各画素のピクセル値(階調値)がそれぞれ偶
数になるように画像データにに対して補正を行う。
【0077】図7は、ピクセル値を偶数に補正するため
の画像データの走査の様子を示した図である。
【0078】すなわち、この画像データの補正は、図7
に示すように。この画像データのR,G,Bの各プレー
ンに対して、原点(0,0)〜(m,n)点までを走査
することで、この画像データの各画素のピクセル値を検
査し、このピクセル値が奇数であれば、このピクセル値
から1を引く処理を行う。この処理により引かれる値は
最大で1であるため、この補正による画像の変化は事実
上無視できる。
【0079】そして、この補正を行った画像データに対
して、この画像の各画素のピクセル値が偶数であるもの
を「0」、奇数であるものを「1」となるように、Rプ
レーン、Gプレーン、Bプレーンの順でデジタル化した
音響データおよびPLCデータを格納する。
【0080】図8は、図2に示したデータ編集部108
で画像データに埋め込まれる音響データの記録フォーマ
ットの一例を示した図である。
【0081】また、図9は、図2に示したデータ編集部
で画像データに埋め込まれるPLCデータの記録フォー
マットの一例を示した図である。
【0082】データ編集部108による画像データに対
する音響データおよびPLCデータの埋め込み、すなわ
ち格納は、図8および図9に示したフォーマットを参照
して音響データ、PLCデータの順で行われる。
【0083】図10は、図2に示したデータ編集部によ
る画像データに対する音響データおよびPLCデータの
埋め込み処理の概略構成を示したフローチャートであ
る。
【0084】図10において、この処理が開始されると
(ステップ301)、まず、画像の全プレーンの全画素
のピクセル値を偶数にする補正処理が行われる(ステッ
プ302)。次に、音響データを画像データに重ねる処
理が行われ(ステップ303)、続いて、PLCデータ
を画像データに重ねる処理が行われ(ステップ30
4)、この処理が終了する。
【0085】図11は、図10に示した画像の全プレー
ンの全画素のピクセル値を偶数にする補正処理の詳細を
示したフローチャートである。
【0086】なお、以下に示すフローチャートにおい
て、符号xは、画像データのX座標を示し、この例にお
いては、「0」から「m」の値をとる。また、符号y
は、画像データのY座標を示し、この例においては、
「0」から「n」の値をとる。
【0087】また、符号kは、音響データの先頭からの
オフセット、すなわち音響データの先頭から何ビット目
かを示し、また、符号s(k)は、オフセットがkの音
響データのビット値を示す。また、符号jは、PLCデ
ータの先頭からのオフセット、すなわちPLCデータの
先頭から何ビット目かを示す。また、符号plc(j)
は、オフセットがjのPLCデータのビット値を示す。
【0088】また、符号pは、画像のR,G,Bのプレ
ーンを示すインデックスで、p=0は、Rプレーン、p
=1は、Gプレーン、p=2は、Bプレーンを示す。
【0089】また、f(p)(x,y)は、プレーンp
の座標(x,y)におけるピクセル値を示す。
【0090】図11において、この処理が開始されると
(ステップ311)、まず、x=0、y=0に座標の値
を初期化する(ステップ312)。次に、Rプレーンの
ピクセル値fr(x,y)を読み出し、このRプレーン
のピクセル値fr(x,y)が奇数かを調べる(ステッ
プ313)。
【0091】ここで、このRプレーンのピクセル値fr
(x,y)が奇数の場合は(ステップ313でYe
s)、このピクセル値fr(x,y)から「1」を減算
して、偶数に変換し、ステップ315に進む。
【0092】また、ステップ313で、このRプレーン
のピクセル値fr(x,y)が奇数でない、すなわち偶
数であると判断された場合は(ステップ313でN
o)、そのままステップ315に進む。
【0093】ステップ315では、Gプレーンのピクセ
ル値fg(x,y)を読み出し、このGプレーンのピク
セル値fg(x,y)が奇数かを調べる。
【0094】ここで、このGプレーンのピクセル値fg
(x,y)が奇数の場合は(ステップ315でYe
s)、このピクセル値fg(x,y)から「1」を減算
して、偶数に変換し、ステップ317に進む。
【0095】また、ステップ315で、このGプレーン
のピクセル値fg(x,y)が奇数でない、すなわち偶
数であると判断された場合は(ステップ315でN
o)、そのままステップ317に進む。
【0096】ステップ317では、Bプレーンのピクセ
ル値fb(x,y)を読み出し、このBプレーンのピク
セル値fb(x,y)が奇数かを調べる。
【0097】ここで、このBプレーンのピクセル値fb
(x,y)が奇数の場合は(ステップ317でYe
s)、このピクセル値fb(x,y)から「1」を減算
して、偶数に変換し、ステップ319に進む。
【0098】また、ステップ317で、このBプレーン
のピクセル値fb(x,y)が奇数でない、すなわち偶
数であると判断された場合は(ステップ317でN
o)、そのままステップ319に進む。
【0099】ステップ319では、画像の座標が画像の
右端に達しているかを判定する。ここで、画像の座標が
画像の右端に達していなければ(ステップ319でN
o)、x座標を「1」インクリメントし(ステップ32
0)、ステップ313に戻る。
【0100】また、ステップ、319で、画像の座標が
画像の右端に達していると判定された場合は(ステップ
319でYes)、次に、画像の座標が画像の下端に達
しているかを判定する(ステップ321)。ここで、画
像の座標が画像の下端に達していなければ(ステップ3
21でNo)、y座標を「1」インクリメントするとと
もにx座標を「0」に戻し(ステップ322)、ステッ
プ313に戻る。
【0101】また、ステップ、321で、画像の座標が
画像の下端に達していると判定された場合は(ステップ
322でYes)、この画像の全プレーンの全画素のピ
クセル値を偶数にする補正処理を終了し、次に、音響デ
ータを画像データに重ねる処理が行われる。
【0102】図12は、図10に示した音響データを画
像データに重ねる処理の詳細を示したフローチャートで
ある。
【0103】図12に示す音響データを画像データに重
ねる処理においては、まず、x=0、y=0に座標の値
を初期化するとともに、音響データのオフセットkを
「0」に初期化し、更に、画像のR,G,Bのプレーン
を示すインデックスpを「0」に初期化する(ステップ
323)。次に、オフセットkの音響データs(k)を
読み込む(ステップ324)。ここで、この読み込んだ
音響データs(k)は、図8に示すフォーマットの並び
をしている。
【0104】次に、この読み込んだ音響データs(k)
が「1」であるかを調べる(ステップ325)。ここ
で、この読み込んだ音響データs(k)が「1」である
場合は(ステップ325でYes)、この座標(x,
y)におけるピクセル値f(p)(x,y)に「1」を
加算して奇数に変換し(ステップ326)、ステップ3
27に進む。
【0105】しかし、ステップ325で、この読み込ん
だ音響データs(k)が「1」でない、すなわち「0」
である場合は(ステップ325でNo)、そのままステ
ップ327に進み、この座標(x,y)におけるピクセ
ル値f(p)(x,y)を偶数のままにする。
【0106】ステップ327では、全音響データを書き
込んだかを調べる(ステップ327)。ここで、全音響
データの書き込みが終了していない場合は(ステップ3
27でNo)、音響データのオフセットkを「1」イン
クリメントするとともに、x座標を「1」インクリメン
トし(ステップ328)、次に、画像の座標が画像の右
端に達しているかを判定する(ステップ329)。ここ
で、画像の座標が画像の右端に達していなければ(ステ
ップ329でNo)、そのままステップ331に進む
が、画像の座標が画像の右端に達していると判定された
場合は(ステップ329でYes)、x座標を「0」に
戻し、y座標を「1」インクリメントし(ステップ33
0)、ステップ331に進む。
【0107】ステップ331では、画像の座標が画像の
下端に達しているかを判定する。ここで、画像の座標が
画像の下端に達していなければ(ステップ331でN
o)、ステップ324に戻り上記処理を繰り返すが、画
像の座標が画像の下端に達している場合は(ステップ3
31でYes)、画像のR,G,Bのプレーンを示すイ
ンデックスpを「1」インクリメントして次のプレーン
に移るとともに、y座標を「0」に戻し(ステップ33
2)、ステップ324に戻り上記処理を繰り返す。
【0108】このようにして、ステップ327で、全音
響データを書き込んだと判断されると(ステップ327
でYes)、音響データの記録終了位置、すなわち座標
(x1,y1)およびプレーンp1を記録して、この音
響データを画像データに重ねる処理を終了し、次に、P
LCデータを画像データに重ねる処理が行われる。
【0109】図13は、図10に示したPLCデータを
画像データに重ねる処理の詳細を示したフローチャート
である。
【0110】この図13に示すPLCデータを画像デー
タに重ねる処理は、記録を開始する視点がp1プレーン
の座標(x1,y1)になり、画像データに重ねるデー
タがPLCデータになる以外は、図12に示した音響デ
ータを画像データに重ねる処理と同様である。
【0111】すなわち、まず、x=x1、y=y1に座
標の値を初期化するとともに、PLCデータのオフセッ
トjを「0」に初期化し、更に、画像のR,G,Bのプ
レーンを示すインデックスpを「p1」に初期化する
(ステップ334)。次に、オフセットjのPLCデー
タplc(j)を読み込む(ステップ335)。ここ
で、この読み込んだPLCデータplc(j)は、図9
に示すフォーマットの並びをしている。
【0112】次に、この読み込んだPLCデータplc
(j)が「1」であるかを調べる(ステップ336)。
ここで、この読み込んだPLCデータplc(j)が
「1」である場合は(ステップ336でYes)、この
座標(x,y)におけるピクセル値f(p)(x,y)
に「1」を加算して奇数に変換し(ステップ338)、
ステップ338に進む。
【0113】しかし、ステップ336で、この読み込ん
だPLCデータplc(j)が「1」でない、すなわち
「0」である場合は(ステップ336でNo)、そのま
まステップ338に進み、この座標(x,y)における
ピクセル値f(p)(x,y)を偶数のままにする。
【0114】ステップ338では、全PLCデータを書
き込んだかを調べる(ステップ338)。ここで、全P
LCデータの書き込みが終了していない場合は(ステッ
プ338でNo)、PLCデータのオフセットjを
「1」インクリメントするとともに、x座標を「1」イ
ンクリメントし(ステップ339)、次に、画像の座標
が画像の右端に達しているかを判定する(ステップ34
0)。ここで、画像の座標が画像の右端に達していなけ
れば(ステップ340でNo)、そのままステップ34
2に進むが、画像の座標が画像の右端に達していると判
定された場合は(ステップ340でYes)、x座標を
「0」に戻し、y座標を「1」インクリメントし(ステ
ップ341)、ステップ342に進む。
【0115】ステップ342では、画像の座標が画像の
下端に達しているかを判定する。ここで、画像の座標が
画像の下端に達していなければ(ステップ342でN
o)、ステップ335に戻り上記処理を繰り返すが、画
像の座標が画像の下端に達している場合は(ステップ3
42でYes)、画像のR,G,Bのプレーンを示すイ
ンデックスpを「1」インクリメントして次のプレーン
に移るとともに、y座標を「0」に戻し(ステップ34
3)、ステップ335に戻り上記処理を繰り返す。
【0116】このようにして、ステップ338で、全P
LCデータを書き込んだと判断されると(ステップ33
8でYes)、このPLCデータを画像データに重ねる
処理を終了する。
【0117】上記構成において、例えば、画像データを
480×360画素で入力した場合、 480×360×3=460800バイト の音響およびPLCデータが格納できる。
【0118】また、データの収集周期を0.2秒とし、
音響入力をPCM,8K,12ビットと仮定すると、1
画像に対して 0.2/(1/8000)×12=19200バイト のデータ量が発生するが、上記画像データには充分に埋
め込むことが可能になる。
【0119】また、PLCデータは多くても数百ビット
であるため、音響データを合わせても上記画像データに
埋め込むことができる。
【0120】このようにして音響データおよびPLCデ
ータを埋め込んだ画像データは、可逆の画像圧縮を行い
ログファイル記録部109に格納される。これにより音
響データおよびPLCデータの格納領域を節約すること
ができる。また、画像データ、音響データ、PLCデー
タを同期して格納することができる。また、ログファイ
ル記録部109に格納されたログファイルを遠隔地にネ
ットワーク経由で配信する際の通信時間を削減すること
ができる。
【0121】図14は、図2に示したログ再生部110
による音響データおよびPLCデータの再生処理の概略
構成を示したフローチャートである。
【0122】画像データから音響データおよびPLCデ
ータを分離再生する処理は、上記図10乃至図13に示
した処理の逆の処理を行うことにより実行される。
【0123】すなわち、図14において、画像データか
ら音響データおよびPLCデータを分離再生する処理
は、この処理が開始されると(ステップ401)、ま
ず、画像データから音響データを分離する処理を行い
(ステップ402)、次に、画像データからPLCデー
タを分離する処理を行い(ステップ403)、これによ
りこの処理を終了する(ステップ404)。
【0124】画像データから音響データおよびPLCデ
ータを分離再生する処理に際して、ます、分離した音響
データおよびPLCデータを格納するバッファ、すなわ
ちファイルやメモリ領域を確保する処理を行う。
【0125】図15は、画像データから分離した音響デ
ータおよびPLCデータを格納するバッファを確保する
処理を示したフローチャートである。
【0126】図15において、この処理が開始されると
(ステップ411)、まず、画像データから分離した音
響データを格納するバッファを確保し(ステップ41
2)、次に、画像データから分離したPLCデータを格
納するバッファを確保し(ステップ413)、次に、画
像データから音響データを分離する処理を行う。
【0127】図16は、図14に示した画像データから
音響データを分離する処理の詳細構成を示したフローチ
ャートである。
【0128】図16に示す画像データから音響データを
分離する処理においては、まず、x=0、y=0に座標
の値を初期化するとともに、音響データを格納するバッ
ファの音響データのオフセットkを「0」に初期化し、
更に、画像のR,G,Bのプレーンを示すインデックス
pを「0」に初期化する(ステップ414)。次に、画
像データのピクセル値f(p)(x,y)を読み込む
(ステップ415)。そして、この読み込んだピクセル
値f(p)(x,y)が奇数かを調べる(ステップ41
6)。
【0129】ここで、このピクセル値f(p)(x,
y)が奇数である場合は(ステップ416でYes)、
音響データは「1」であるとして音響データを格納する
バッファに「1」を書き込み(ステップ417)、ステ
ップ419に進む。
【0130】また、ステップ416で、このピクセル値
f(p)(x,y)が奇数でない、すなわち偶数である
場合は(ステップ416でNo)、音響データは「0」
であるとして音響データを格納するバッファに「0」を
書き込み(ステップ418)、ステップ419に進む。
【0131】ステップ419では、全音響データをバッ
ファに書き込んだかが調べられる。ここで、全音響デー
タのバッファへの書き込みが終了していない場合は(ス
テップ419でNo)、音響データのオフセットkを
「1」インクリメントするとともに、x座標を「1」イ
ンクリメントし(ステップ420)、次に、画像の座標
が画像の右端に達しているかを判定する(ステップ42
2)。ここで、画像の座標が画像の右端に達していなけ
れば(ステップ422でNo)、そのままステップ42
4に進むが、画像の座標が画像の右端に達していると判
定された場合は(ステップ422でYes)、x座標を
「0」に戻し、y座標を「1」インクリメントし(ステ
ップ423)、ステップ424に進む。
【0132】ステップ424では、画像の座標が画像の
下端に達しているかを判定する。ここで、画像の座標が
画像の下端に達していなければ(ステップ424でN
o)、ステップ415に戻り上記処理を繰り返すが、画
像の座標が画像の下端に達している場合は(ステップ4
24でYes)、画像のR,G,Bのプレーンを示すイ
ンデックスpを「1」インクリメントして次のプレーン
に移るとともに、y座標を「0」に戻し(ステップ42
5)、ステップ415に戻り上記処理を繰り返す。
【0133】このようにして、ステップ419で、全音
響データをバッファに書き込んだと判断されると(ステ
ップ419でYes)、音響データの記録終了位置、す
なわち座標(x1,y1)およびプレーンp1を記録し
て、この画像データから音響データを分離する処理を終
了し、次に、この画像データからPLCデータを分離す
る処理が行われる。
【0134】図17は、図14に示した画像データから
PLCデータを分離する処理の詳細構成を示したフロー
チャートである。
【0135】この図17に示す画像データからPLCデ
ータを分離する処理は、処理を開始する始点がp1プレ
ーンの座標(x1,y1)になり、画像データから分離
するデータがPLCデータになる以外は、図16に示し
た画像データから音響データを分離する処理と同様であ
る。
【0136】すなわち、まず、x=x1、y=y1に座
標の値を初期化するとともに、PLCデータのオフセッ
トjを「0」に初期化し、更に、画像のR,G,Bのプ
レーンを示すインデックスpを「p1」に初期化する
(ステップ427)。次に、画像データのピクセル値f
(p)(x,y)を読み込む(ステップ428)。そし
て、この読み込んだピクセル値f(p)(x,y)が奇
数かを調べる(ステップ429)。
【0137】ここで、このピクセル値f(p)(x,
y)が奇数である場合は(ステップ429でYes)、
PLCデータは「1」であるとしてPLCデータを格納
するバッファに「1」を書き込み(ステップ430)、
ステップ432に進む。
【0138】また、ステップ429で、このピクセル値
f(p)(x,y)が奇数でない、すなわち偶数である
場合は(ステップ429でNo)、PLCデータは
「0」であるとしてPLCデータを格納するバッファに
「0」を書き込み(ステップ431)、ステップ432
に進む。
【0139】ステップ432では、全PLCデータをバ
ッファに書き込んだかが調べられる。ここで、全PLC
データのバッファへの書き込みが終了していない場合は
(ステップ432でNo)、PLCデータのオフセット
jを「1」インクリメントするとともに、x座標を
「1」インクリメントし(ステップ433)、次に、画
像の座標が画像の右端に達しているかを判定する(ステ
ップ434)。ここで、画像の座標が画像の右端に達し
ていなければ(ステップ434でNo)、そのままステ
ップ436に進むが、画像の座標が画像の右端に達して
いると判定された場合は(ステップ434でYes)、
x座標を「0」に戻し、y座標を「1」インクリメント
し(ステップ435)、ステップ436に進む。
【0140】ステップ436では、画像の座標が画像の
下端に達しているかを判定する。ここで、画像の座標が
画像の下端に達していなければ(ステップ436でN
o)、ステップ428に戻り上記処理を繰り返すが、画
像の座標が画像の下端に達している場合は(ステップ4
36でYes)、画像のR,G,Bのプレーンを示すイ
ンデックスpを「1」インクリメントして次のプレーン
に移るとともに、y座標を「0」に戻し(ステップ43
7)、ステップ428に戻り上記処理を繰り返す。
【0141】このようにして、ステップ432で、全P
LCデータをバッファに書き込んだと判断されると(ス
テップ432でYes)、この画像データからPLCデ
ータを分離する処理を終了する。
【0142】上述したようにこの発明では画像情報の中
に制御情報を格納するように構成したので、画像情報お
よび制御情報を同期して格納することが可能になり、情
報の保管、管理および検索が容易になる。また、制御情
報を格納する領域を節約することができる。
【0143】また、画像情報の中に音響情報および制御
情報を格納するように構成したので、画像情報、音響情
報および制御情報を同期して格納することができ、更に
音響情報および制御情報を格納する領域を節約すること
ができる。また、画像情報、音響情報および制御情報を
一元化して格納するため、情報の保管、管理および検索
が容易になる。また、記録結果を遠隔地に配信する際の
転送時間を短縮することができる。
【0144】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、以下の効果を奏する。
【0145】(1)情報の保管、管理および検索が容易
になる。
【0146】(2)音響情報およびその他の情報を格納
する領域を節約することができる。
【0147】(3)画像情報およびその他の情報を一元
化して格納するため、情報の保管、管理および検索が容
易になる。また、記録結果を遠隔地に配信する際の転送
時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る設備ロギング装置を用いた設備
ロギングシステムの構成を示すブロック図。
【図2】図1に示した設備ロギング装置の詳細構成を示
したブロック図。
【図3】図2に示したリングバッファ型式の一時ファイ
ル記録部の構成を概念的に示した図。
【図4】図2に示したデータ編集部で処理されたPLC
データを埋め込んだ画像データを概念的に示した図。
【図5】図2に示したデータ編集部による画像データに
対するPLCデータの埋め込み処理の詳細を示すフロー
チャート。
【図6】図2に示したログ再生部におけるPLCデータ
の再生処理の詳細を示すフローチャート。
【図7】ピクセル値を偶数に補正するための画像データ
の走査の様子を示した図。
【図8】図2に示したデータ編集部で画像データに埋め
込まれる音響データの記録フォーマットの一例を示した
図。
【図9】図2に示したデータ編集部で画像データに埋め
込まれるPLCデータの記録フォーマットの一例を示し
た図。
【図10】図2に示したデータ編集部による画像データ
に対する音響データおよびPLCデータの埋め込み処理
の概略構成を示したフローチャート。
【図11】図10に示した画像の全プレーンの全画素の
ピクセル値を偶数にする補正処理の詳細を示したフロー
チャート。
【図12】図10に示した音響データを画像データに重
ねる処理の詳細を示したフローチャート。
【図13】図10に示したPLCデータを画像データに
重ねる処理の詳細を示したフローチャート。
【図14】図2に示したログ再生部による音響データお
よびPLCデータの再生処理の概略構成を示したフロー
チャート。
【図15】画像データから分離した音響データおよびP
LCデータを格納するバッファを確保する処理を示した
フローチャート。
【図16】図14に示した画像データから音響データを
分離する処理の詳細構成を示したフローチャート。
【図17】図14に示した画像データからPLCデータ
を分離する処理の詳細構成を示したフローチャート。
【符号の説明】
20 記録対象設備 30 カメラ 40 マイクロフォン(マイク) 50 ディスプレイ 60 スピーカ 100 設備ロギング装置 101 画像入力部 102 音声入力部 103 PLC入出力部 104 入力制御部 105 記録条件設定部 106 トリガ検知部 107 一時ファイル記録部 108 データ編集部 109 ログファイル記録部 110 ログ再生部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロギング対象設備に係わる画像情報とそ
    の他の任意の情報を同期して記録する設備ロギング装置
    において、 上記画像情報の一部に上記ロギング対象設備を制御する
    設備御御装置の制御情報を同期して記録する記録手段、 を具備することを特徴とする設備ロギング装置。
  2. 【請求項2】 ロギング対象設備に係わる画像情報とそ
    の他の任意の情報を同期して記録する設備ロギング装置
    において、 上記画像情報を該画像情報を構成する複数のプレーンの
    画像情報に分解し、上記その他の任意の情報を各プレー
    ンの画像情報に重ねて記録する記録手段、 を具備することを特徴とする設備ロギング装置。
JP13387598A 1998-05-15 1998-05-15 設備ロギング装置 Withdrawn JPH11327634A (ja)

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