JP2003233412A - 点検装置及び点検対象装置並びに点検システム - Google Patents

点検装置及び点検対象装置並びに点検システム

Info

Publication number
JP2003233412A
JP2003233412A JP2002031492A JP2002031492A JP2003233412A JP 2003233412 A JP2003233412 A JP 2003233412A JP 2002031492 A JP2002031492 A JP 2002031492A JP 2002031492 A JP2002031492 A JP 2002031492A JP 2003233412 A JP2003233412 A JP 2003233412A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inspection
item data
data
inspection item
target device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002031492A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Tohara
正博 戸原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2002031492A priority Critical patent/JP2003233412A/ja
Publication of JP2003233412A publication Critical patent/JP2003233412A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】容易かつ短時間でかつ確実に、点検対象装置の
実地点検を行う。 【解決手段】 本発明の点検装置によれば、点検対象装
置3から送信される電波信号を受信する送受信アンテナ
41と、電波信号に含まれた識別情報と所定の識別情報
とを照合し、照合の結果、両者が一致した場合、点検対
象装置に記憶された点検項目データの送信要求を含む電
波信号を送信するCPU45と、送信された点検項目デ
ータの送信要求に基づいて前記点検対象装置から送信さ
れた点検項目データを含む電波信号を受信する送受信ア
ンテナ41と、受信された電波信号に含まれる点検項目
データを表示する表示部410とを備えて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種産業プラン
ト、例えば上下水道プラントにおいて当該プラントの監
視制御に用いられる点検対象装置の点検を行う点検装置
及び点検対象装置並びに点検システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より各種産業プラント、例えば上下
水道プラントにおいては、当該プラントから出力される
プロセスデータ(例えば、配管内部における温度・圧力
・流体の流量等)を検出する各種センサと当該プロセス
データを制御するための各種バルブとが設けられてい
る。
【0003】当該各種センサと各種バルブとは、マイク
ロプロセッサを搭載しており、当該マイクロプロセッサ
には、プラントの制御を的確に行う観点から、プロセス
データの測定値に関するパラメータの他にも、数多くの
パラメータが設定されている。
【0004】当該各種センサと各種バルブとに関するパ
ラメータの設定及び設定されたパラメータの変更に関し
ては、図29に示すように、電源1´によって給電され
ている点検対象装置2´または3´と上位装置4´との
間の接続線に有線によって接続する点検装置1´が用い
られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな各種センサと各種バルブとにおいては、パラメータ
の設定及び変更に際し、実地点検時に有線を用いて、点
検対象装置と点検装置とを接続しなければならないの
で、点検対象装置の設置場所により迅速に行うことが不
可能であったり、困難や危険性を伴ったりする可能性が
ある。
【0006】また、このような可能性を排除する手法と
しては、点検作業員による実地点検を行うことなく、デ
ィジタルフィールドバスシステムを用いることにより点
検対象装置のパラメータを設定したり、設定されたパラ
メータに変更を加えたりする手法が考えられる。
【0007】しかしながら、プラント全体の安全性確保
の観点から、プラントにおける点検作業員の目視による
外観チェック、異音及び異臭の有無の確認、振動及び発
熱の有無の確認等の実地点検を省略することは望ましく
ない。
【0008】そこで本発明は、上記事情を考慮してなさ
れたもので、容易かつ短時間でかつ確実に、点検対象装
置の実地点検を行うことのできる点検装置及び点検対象
装置並びに点検システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の主旨は、無線通
信を行う構成により、容易かつ短時間でかつ確実に、点
検対象装置の実地点検を行うことを可能にするというこ
とにある。
【0010】本明細書に記載の「無線通信を行う構成」
としては、例えば、「Bluetoothの規格に準拠した通信
装置を用いる手法」、「IEEE.802.11aまたはIEEE.80
2.11bの規格に準拠した無線LANを用いる手法」、及
び「Bluetoothの規格に準拠した通信装置と、IEEE.80
2.11aまたはIEEE.802.11bの規格に準拠した無線LA
Nとを併用する手法」等がある。
【0011】本明細書に記載の「実地点検」とは、点検
対象装置の存在する場所の近傍において、点検作業員に
よって行われる点検作業のことをいう。
【0012】ここで、「近傍」とは、上述の「無線通信
を行う構成」により通信可能な範囲をいう。この「通信
可能な範囲」は、上記の「無線通信を行う構成」の規格
により決定される。
【0013】さて、以上のような本発明の主旨は、具体
的には、以下のような手段を講じることにより実現され
る。
【0014】本発明は、点検対象装置から送信される電
波信号を受信し、受信した電波信号に基づいて点検対象
装置の点検を行うための点検装置であって、点検対象装
置へ電波信号を送信する電波信号送信手段と、電波送信
手段により送信された電波信号に基づいて、点検対象装
置から送信される電波信号を受信する電波受信手段と、
電波送信手段により送信された電波信号に対して点検対
象装置から送信され、電波受信手段により受信された電
波信号に含まれた識別情報を識別する識別手段と、識別
手段が識別した結果に応じて、点検対象装置に記憶され
た点検項目データの送信要求を含む電波信号を送信する
点検項目データ要求送信手段と、点検項目データ要求送
信手段により送信された点検項目データの送信要求に基
づいて点検対象装置から送信された点検項目データを含
む電波信号を受信する第1点検項目データ受信手段と、
第1点検項目データ受信手段により受信された電波信号
に含まれる点検項目データを記憶する第1点検項目デー
タ記憶手段とを備えた点検装置である。
【0015】このように、電波信号送信手段が点検対象
装置へ電波信号を送信し、電波受信手段が電波送信手段
により送信された電波信号に基づいて、点検対象装置か
ら送信される電波信号を受信し、識別手段が電波送信手
段により送信された電波信号に対して点検対象装置から
送信され、電波受信手段により受信された電波信号に含
まれた識別情報を識別し、点検項目データ要求送信手段
が識別手段が識別した結果に応じて、点検対象装置に記
憶された点検項目データの送信要求を含む電波信号を送
信し、第1点検項目データ受信手段が点検項目データ要
求送信手段により送信された点検項目データの送信要求
に基づいて点検対象装置から送信された点検項目データ
を含む電波信号を受信し、第1点検項目データ記憶手段
が第1点検項目データ受信手段により受信された電波信
号に含まれる点検項目データを記憶するので、容易かつ
短時間でかつ確実に、点検対象装置の実地点検を行うこ
とができる。
【0016】本発明は、点検装置からの点検項目データ
の送信要求に基づいて、当該送信要求に対応した点検項
目データを無線で点検装置に送信する点検対象装置であ
って、点検項目データが記憶される第7点検項目データ
記憶手段と、点検装置からの点検項目データの送信要求
に基づいて、第7点検項目データ記憶手段に記憶された
点検項目データを送信する第2点検項目データ送信手段
とを備えた点検対象装置である。
【0017】このように、第7点検項目データ記憶手段
により点検項目データが記憶され、第2点検項目データ
送信手段が点検装置からの点検項目データの送信要求に
基づいて、第7点検項目データ記憶手段に記憶された点
検項目データを送信するので、容易かつ短時間でかつ確
実に、点検対象装置の実地点検を行うことができる。
【0018】本発明は、点検装置からの点検項目データ
の送信要求に基づいて、当該送信要求に対応した点検項
目データを無線で点検装置に送信する点検対象装置であ
って、点検項目データが記憶される第9点検項目データ
記憶手段と、点検装置からの点検項目データの送信要求
に基づいて、第9点検項目データ記憶手段に記憶された
点検項目データを送信する第3点検項目データ送信手段
と、第3点検項目データ送信手段により送信された点検
項目データに基づいて点検装置から送信された時刻デー
タおよび点検装置の位置情報のうち少なくとも一方を受
信する受信手段と、受信手段により受信された時刻デー
タおよび点検装置の位置情報のうち少なくとも一方を記
憶する記憶手段とを備えた点検対象装置である。
【0019】このように、第3点検項目データ送信手段
が点検装置からの点検項目データの送信要求に基づい
て、第9点検項目データ記憶手段に記憶された点検項目
データを送信し、受信手段が第3点検項目データ送信手
段により送信された点検項目データに基づいて点検装置
から送信された時刻データおよび点検装置の位置情報の
うち少なくとも一方を受信し、記憶手段が受信手段によ
り受信された時刻データおよび点検装置の位置情報のう
ち少なくとも一方を記憶するので、容易かつ短時間でか
つ確実に、点検対象装置の実地点検を行うことができ
る。
【0020】本発明は、点検装置からの点検項目データ
の送信要求に基づいて、当該送信要求に対応した点検項
目データを無線で点検装置に送信する点検対象装置であ
って、点検項目データが記憶される第10点検項目デー
タ記憶手段と、点検装置からの点検項目データの送信要
求に基づいて、第10点検項目データ記憶手段に記憶さ
れた点検項目データを送信する第4点検項目データ送信
手段と、第4点検項目送信手段によって送信された点検
項目データに基づいて、点検装置によりなされた点検結
果と点検時刻との組を受信する点検結果受信手段と、点
検結果受信手段により受信された点検結果と点検時刻と
の組が記憶される第1点検結果記憶手段とを備えた点検
対象装置である。
【0021】このように、第4点検項目データ送信手段
が点検装置からの点検項目データの送信要求に基づい
て、第10点検項目データ記憶手段に記憶された点検項
目データを送信し、点検結果受信手段が第4点検項目送
信手段によって送信された点検項目データに基づいて、
点検装置によりなされた点検結果と点検時刻との組を受
信し、第1点検結果記憶手段により点検結果受信手段に
より受信された点検結果と点検時刻との組が記憶される
ので、容易かつ短時間でかつ確実に、点検対象装置の実
地点検を行うことができる。
【0022】本発明は、点検項目データの送信要求に基
づいて、当該送信要求に対応した点検項目データを無線
で送信する点検対象装置と、点検対象装置から送信され
た点検項目データを受信する点検装置とからなる点検シ
ステムであって、点検対象装置は、点検装置からの点検
対象項目データの送信要求に基づいて、点検項目データ
を送信した時刻に関する時刻データと、当該送信した点
検項目データに基づいて、点検装置から送信された点検
の結果とが対応して記憶される第2点検結果記憶手段を
備えてなる点検システムである。
【0023】このように、点検対象装置が、点検装置か
らの点検対象項目データの送信要求に基づいて、点検項
目データを送信した時刻に関する時刻データと、当該送
信した点検項目データに基づいて、点検装置から送信さ
れた点検の結果とが対応して記憶される第2点検結果記
憶手段を備えているので、容易かつ短時間でかつ確実
に、点検対象装置の実地点検を行うことができる。
【0024】本発明は、点検項目データの送信要求に基
づいて、当該送信要求に対応した点検項目データを無線
で送信する点検対象装置と、点検対象装置から送信され
た点検項目データを受信する点検装置とからなる点検シ
ステムであって、点検装置は、点検装置本体の位置情報
を特定する位置特定手段を備え、点検対象装置は、点検
装置からの点検項目データ送信要求に基づいて、点検項
目データを送信した時刻に関する時刻データと、点検装
置から受信した位置特定手段により特定された点検装置
本体の位置情報とが対応して記憶される位置情報記憶手
段とを備えてなる点検システムである。
【0025】このように、点検装置が点検装置本体の位
置情報を特定する位置特定手段を備えており、点検対象
装置が、点検装置からの点検項目データ送信要求に基づ
いて、点検項目データを送信した時刻に関する時刻デー
タと、点検装置から受信した位置特定手段により特定さ
れた点検装置本体の位置情報とが対応して記憶される位
置情報記憶手段とを備えているので、容易かつ短時間で
かつ確実に、点検対象装置の実地点検を行うことができ
る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態に関
して、図面を用いて説明する。
【0027】<第1の実施の形態>図1は、本発明の第
1の実施の形態に係る点検装置を適用した点検システム
の構成例を示す模式図である。本実施の形態は、本発明
に係る点検装置を上水道プラントに対して適用したもの
である。なお、本実施の形態に係る点検装置と点検対象
装置との通信は、Bluetoothの規格に基づいて行われて
いる。ここで、Bluetoothとは、周波数帯2.4GHzの
周波数のいわゆるISM(Industrial, Scientific
and Medical)バンドで、周波数ホッピング型スペクト
ラム拡散変調方式により変調された電波信号を用いて通
信が行われる手法のことをいう。なお、本実施の形態に
係る点検装置は、Bluetoothにおけるピコネット上で常
にマスタとなっている。
【0028】本実施の形態に係る点検装置の点検対象
は、図示しない上下水道プラントの配管に配設されてい
る点検対象装置である。
【0029】本実施の形態に係る点検装置の点検対象で
ある点検対象装置を含む制御システムは、前述の図1に
示すように電源1と、上位装置2と、点検対象装置3と
から構成されている。
【0030】電源1は、上位装置2と点検対象装置3と
に電力を供給する機能を有する。
【0031】上位装置2は、点検項目データ記憶部21
と、制御実行部22とから構成される。
【0032】点検項目データ記憶部21には、点検対象
装置3ごとに予め定められた識別情報と、プロセスデー
タの測定値と、当該プロセスデータの測定値に対応する
制御動作との組(以下、点検項目データという。)が読
出/書込可能に記憶されており、制御実行部22により
検索され、当該点検項目データが読み出される。
【0033】制御実行部22は、各点検対象装置3の後
述するプロセスデータ検出部32から出力されたプロセ
スデータの測定値を受け取る機能と、受け取ったプロセ
スデータの測定値に基づいて、点検項目データ記憶部2
1を検索する機能と、当該検索の結果、得られたプロセ
スデータの測定値に対応する制御動作を行わせるための
制御信号を後述する接続インターフェースに出力する機
能と、プロセスデータの測定値と識別情報と制御動作と
を対応付けて点検項目データ記憶部21に記憶させる機
能とを有する。
【0034】点検対象装置3は、上下水道プラントの配
管に取り付けられており、バス31に接続されたプロセ
スデータ検出部32と、送受信アンテナ33と、RF部
34と、ベースバンド部35と、CPU36と、ROM
37と、RAM38と、操作表示インターフェース39
と、リアルタイムクロック発生部310と、表示部31
1と、操作部312と、接続インターフェース313と
から構成される。なお、当該点検対象装置3としては、
具体的には、温度計、圧力計、及びpH計等の各種セン
サまたは当該各種センサにより検出される温度、圧力、
pH等のプロセスデータを調節するバルブ等があげられ
る。なお、本実施の形態における点検対象装置3では、
操作表示インターフェース39、リアルタイムクロック
部310、操作部311、及び表示部312は、省略し
てもよい。
【0035】バス31は、点検対象装置3の内部で、相
互にデータをやり取りするための通信路である。
【0036】プロセスデータ検出部32は、上下水道プ
ラントの配管の内部を流れる水のプロセスデータ、例え
ば、温度、水圧、pH等を検出する機能と、検出したプ
ロセスデータを上位機器2の制御実行部に出力させると
共に、検出したプロセスデータをRAM38に記憶させ
る機能とを有する。
【0037】送受信アンテナ33は、RF部34から出
力された電波信号を点検装置の送受信アンテナに送信す
る機能と、点検装置の送受信アンテナから送信された電
波信号を受信する機能と、受信した電波信号をRF部3
4に出力する機能とを有する。
【0038】RF部34は、点検対象装置と点検装置と
の物理層における通信を行う機能を有しており、具体的
には、ベースバンド部35から出力されたベースバンド
信号の入力を受け付ける機能と、入力されたベースバン
ド信号に作成した搬送波を用いて周波数ホッピング型ス
ペクトラム拡散変調を行う機能と、変調したベースバン
ド信号を送受信アンテナ33に出力する機能と、送受信
アンテナ33から出力された電波信号の入力を受け付け
る機能と、入力された電波信号を拡散復調する機能と、
拡散復調した電波信号をべースバンド部35に出力する
機能とを有する。
【0039】ベースバンド部35は、点検装置とのベー
スバンド層における通信を行う機能を有しており、具体
的には、CPU36からの指令に基づいて、リアルタイ
ムクロック発生部310から発生されたクロックサイク
ルに同期してベースバンド信号を作成する機能と、作成
したベースバンド信号をRF部34に出力する機能と、
RF部34から出力された電波信号の入力を受け付ける
機能と、入力された電波信号からベースバンド信号を作
成する機能と、作成したベースバンド信号をCPU36
に出力する機能とを有する。
【0040】CPU36は、ROM37に予め記憶され
た制御プログラムによって制御され、リアルタイムクロ
ック発生部310により発生されたリアルタイムクロッ
クのクロックサイクルに同期してRAM38に記憶され
たプログラムによって動作し、点検装置4からの探索要
求に応じて、識別情報をRAM38から読み出し、読み
出した識別情報を伝達情報として、ベースバンド部35
に出力する。さらに、CPU36は、点検装置4から送
信された電波信号に含まれた点検項目データの送信要求
データに基づいてRAM38に記憶された点検項目デー
タを読み出す。
【0041】さらに、CPU36は、読み出した点検項
目データを伝達情報としてベースバンド部35に出力す
る。
【0042】ROM37は、予め定められた制御プログ
ラムが記憶されたメモリである。
【0043】RAM38は、問い合わせ要求に関するデ
ータと、各点検対象装置ごとに定められた識別情報と、
送信要求に関するデータと、プロセスデータ検出部32
により検出されたプロセスデータと、点検装置4からの
問い合わせ要求に応じて、問い合わせ応答を行い、点検
装置からの点検データ送信要求に基づいて、点検データ
を送信するプログラムが予め記憶されており、CPUに
よって問い合わせ要求に関するデータ、各点検対象装置
ごとに定められた識別情報、送信要求に関するデータ、
プロセスデータ、およびプログラムが読み出される。
【0044】操作表示インターフェース39は、操作部
からの点検作業員の操作に基づいて上位機器2の制御実
行部22に指示入力を行う機能と、CPUから出力され
た表示指令に基づいて点検処理が終了した旨を表示部3
11に表示させる機能とを有する。
【0045】リアルタイムクロック発生部310は、点
検対象装置3全体が同期をとるためのクロックを発生す
る機能と、発生したクロックをプロセスデータ検出部3
2、送受信アンテナ33、RF部34、ベースバンド部
35、CPU36、ROM37、RAM38、操作表示
インターフェース39、リアルタイムクロック発生部3
10、表示部311、操作部312、及び接続インター
フェース313に出力する機能とを有する。
【0046】表示部311は、CPUからの表示指令に
基づいて、点検処理が終了した旨を表示する機能を有す
る。
【0047】操作部312は、データやコマンド等を入
力するための通常の入力機能を有するが、作業員または
オペレータの操作により、制御実行部22に制御動作を
行わせる為の指示入力を受け付けるものである。
【0048】接続インターフェース313は、上位機器
2と、点検対象装置3との接続を行う機能を有する。
【0049】本実施の形態に係る点検装置4は、送受信
アンテナ41と、RF部42と、ベースバンド部43
と、バス44に接続されたCPU45と、ROM46
と、RAM47と、操作表示インターフェース48と、
リアルタイムクロック発生部49と、表示部410と、
操作部411と、点検データDB412とから構成され
る。
【0050】送受信アンテナ41は、RF部42から出
力された電波信号を点検対象装置3の送受信アンテナ3
3に送信する機能と、点検対象装置3の送受信アンテナ
33から送信された電波信号を受信し、受信した電波信
号をRF部42に出力する機能とを有する。
【0051】RF部42は、点検対象装置3と点検装置
4との物理層における通信を行う機能を有しており、具
体的には、ベースバンド部43から出力されるベースバ
ンド信号に周波数ホッピング型スペクトラム拡散変調を
行う機能と、当該変調したベースバンド信号を送受信ア
ンテナ41に出力する機能と、送受信アンテナ41から
出力された電波信号を復調する機能と、復調した電波信
号をベースバンド部43に出力する機能とを有する。
【0052】ベースバンド部43は、点検対象装置3と
点検装置4とのデータ通信のうち、ベースバンド層にお
けるデータパケットを出力する機能を有しており、具体
的には、CPUからの指令に基づいて、リアルタイムク
ロック発生部から発生されたクロックサイクルに同期し
てベースバンド信号を作成する機能と、作成したベース
バンド信号をRF部42に出力する機能と、RF部42
から出力された電波信号の入力を受け付ける機能と、入
力された電波信号からベースバンド信号を作成する機能
と、作成したベースバンド信号をCPU45に出力する
機能とを有する。
【0053】バス44は、点検装置4の内部におけるデ
ータのやりとりを行う共通路である。
【0054】CPU45は、ROM46に予め定められ
た制御プログラムによって制御され、リアルタイムクロ
ックに同期し、RAM47に記憶されたプログラムによ
って動作し、所定の通信範囲内における点検対象装置3
を探索する。そして、CPU45は、点検対象装置3を
検知すると、点検対象装置3から送信された識別情報に
基づいて、点検対象装置3の判定を行う。さらに、CP
U45は、点検対象装置3に点検項目データの送信要求
を行うための送信情報をベースバンド部に43に出力す
る。CPU45は、点検項目データの送信要求に基づい
て点検対象装置から送信された電波信号に含まれる点検
項目データの入力を受け付け、入力を受け付けた点検項
目データを点検データDB412に記憶させた後、点検
処理が終了した旨の表示を行う表示指令をおこなう。
【0055】ROM46は、予め定められた制御プログ
ラムが記憶されたメモリである。
【0056】RAM47は、点検対象装置3の識別番
号、送信波形のデータ、送信波形のデータ、及び点検対
象装置ごとに定められた点検項目データが記憶されてお
り、これらの情報に基づいて、点検対象装置から送信さ
れる電波信号の探索を行い、探索の結果、受信した電波
信号に含まれる点検対象装置の識別を行い、点検対象装
置の有する点検項目データの送信要求を行うプログラム
が予め記憶されている。
【0057】なお、本実施の形態では、RAM47に予
め記憶されたプログラムの実現する機能としては、電波
信号の受信時間から点検対象装置と点検装置との距離を
算出し、当該算出した距離が所定の距離よりも小さい場
合に、点検対象装置から点検項目データの送信要求を行
う機能を付加してもよい。
【0058】操作表示インターフェース48は、外部か
らの通常のデータ入力、及びデータの訂正等をおこなう
操作部と、CPU45の表示指令に基づいて、点検対象
装置3の点検が終了した旨を表示する表示部と、点検装
置4の内部の各部との接続を行うインターフェースであ
る。
【0059】リアルタイムクロック発生部49は、点検
装置4の内部を制御するリアルタイムクロックを発生さ
せる機能と、発生させたリアルタイムクロックをベース
バンド部43、CPU45、RF部42、ROM46、
RAM47、及び操作表示インターフェース48に出力
する機能とを有する。
【0060】表示部410は、CPU45からの表示指
令に基づいて、点検対象装置3の点検が終了した旨を表
示する機能を有する。
【0061】操作部411は、作業員またはオペレータ
の操作により、データやコマンド等を入力するための通
常の入力機能を有する。
【0062】点検データDB412は、点検時刻データ
と点検項目データとが対応して記憶されており、点検対
象装置3から送信された電波信号に含まれる点検項目デ
ータがCPU45によって書き込まれる。
【0063】なお、本実施の形態に係る点検装置は、受
信した点検項目データおよびプロセスデータを点検デー
タDB412に記憶させていたが、これに限らず、通信
ネットワークであるインターネット等を介して外部に接
続されたサーバに送信する機能を備えていてもよい。こ
れにより、受信した点検項目データまたはプロセスデー
タを外部に接続されたサーバに送信するので、点検装置
の負荷を軽減することができる。
【0064】次に、以上のように構成された点検装置の
動作に関して図2〜図5を用いて説明する。
【0065】本実施の形態に係る点検装置4では、CP
U45がRAM47に予め記憶されていたプログラムを
読み出し、以下のような処理を実行する。
【0066】始めに、点検装置4は、通信可能エリアに
点検対象装置が存在するか否かを判定する(ST1)。
点検装置4は、この工程ST1で通信可能エリアに点検
対象装置3が存在しないと判定した場合には、この工程
ST1を繰り返す。
【0067】一方、点検装置4は、通信可能エリア内に
点検対象装置3が存在すると判定した場合には、受信し
た電波信号に含まれている点検対象装置ごとに予め定め
られた識別情報に基づいて、点検対象装置3の識別処理
を実行する(ST2)。この後、工程ST3に移行す
る。
【0068】具体的には、図3に示す経路図の例では、
機器Aの通信可能エリア内の点Pにおいて、点検装置3
は、機器Aの点検項目データを収集し、機器Bの通信可
能エリア内の点Qにおいて、機器Bの点検項目データを
収集する。
【0069】一方、図4に示す経路図の例では、機器A
のみの通信可能エリア内の点Pにおいて、機器Aの点検
項目データを収集し、機器Aと機器Bとの双方の通信可
能エリア内の点Qにおいては、機器Aおよび機器Bの双
方の点検項目データを収集することは可能であるが、既
に点Pにおいて、機器Aの点検項目データを収集してい
るので、機器Bの点検項目データのみを収集する。
【0070】なお、これらの例は、相互に独立した通信
可能エリアまたは一部重複した通信可能エリアを有する
2台の点検対象装置3の点検項目データを収集するもの
であったが、例えば図5に示すような複数の点検対象装
置3が存在する複雑な経路図においても、図3および図
4の例を適用することにより、点検装置4を用いて点検
対象装置3の有する点検項目データが収集可能であるこ
とは言うまでもない。
【0071】。
【0072】工程ST3では、点検装置4は、RAM4
7から読み出した識別情報に対応した点検対象装置3の
点検項目データの送信要求を当該点検対象装置3に行
う。
【0073】次の工程では、点検装置4は、点検対象装
置3から点検に必要な点検項目データを受信する(ST
4)。
【0074】次の工程では、点検装置4は、点検項目デ
ータと当該データを受信した受信時刻に関するデータと
の組を点検データDB412に記憶させる(ST5)。
【0075】次の工程では、点検装置4は、点検対象装
置3の点検処理が終了した旨を表示部410に表示する
(ST6)。
【0076】以上の一連の処理により点検装置は、点検
対象装置の点検処理を終了する。
【0077】上述したように本実施の形態によれば、点
検作業員が点検対象装置3の近傍を通過するだけで、点
検装置3が無線によって点検対象装置3から点検項目デ
ータを収集するので、容易に点検項目データを収集する
ことができる。
【0078】本実施の形態によれば、点検作業員の視
覚、聴覚、臭覚、および触覚を用いて、点検の精度をよ
り一層高めることができる。
【0079】本実施の形態によれば、送信可能距離の短
いBluetoothを用いているので、送信電力が少なくて済
むこととなり点検装置および点検対象装置を小型化する
ことができる。
【0080】本実施の形態によれば、送信可能距離の短
いBluetoothを用いているので、混信および干渉が起こ
りにくくすることができる。
【0081】<第2の実施の形態>図6は、本発明の第
2の実施の形態に係る点検装置を適用した点検システム
の構成例を示す模式図である。なお、同一部分には、同
一符号を付して、その詳しい説明は、省略し、ここで
は、主として異なる部分に関して説明する。以下の各実
施の形態においても、同様に重複した説明を省略する。
【0082】本実施の形態は、第1の実施の形態を点検
装置への負荷の削減を図るものであり、具体的には、第
1の実施の形態に係る構成に代えて、点検対象装置から
受信した点検項目データを収集する点検データ収集サー
バ5と、当該点検収集サーバ5にインターネット6を介
して送信する無線LAN端末7と、無線アクセスポイン
ト8と、ルータ9とを備えた構成となっている。
【0083】次に、以上のように構成された点検装置の
動作に関して図7を用いて説明する。なお、点検対象装
置から受信した電波信号に含まれるプロセスデータを点
検データDB412に記憶させる場合に関しては、第1
の実施の形態に係る点検装置の動作と同様に工程ST1
〜工程ST6に従って動作し、点検処理を終了する。
【0084】本実施の形態に係る点検装置の通信ネット
ワーク上に接続された点検データ収集サーバ5に転送す
る場合には、点検対象装置3から点検項目に従って点検
処理に必要な点検対象項目データ等を受信するまでに関
しては、第1の実施の形態に係る点検装置4の動作と同
様に工程ST1〜工程ST3に従って動作する。
【0085】次の工程では、点検装置4は、無線LAN
端末7に受信した点検対象項目データを出力し、出力さ
れた点検項目データは、無線アクセスポイント8、ルー
タ9、およびインターネット6を介して点検データ収集
サーバに収集される(ST7)。
【0086】その後、点検装置4は、点検データ収集サ
ーバ5から収集処理の完了した旨の情報を受け取ると、
第1の実施の形態における工程ST6の処理、換言する
と、点検対象装置3の点検処理が終了した旨の表示を行
う。
【0087】以上の一連の処理により点検装置4は、点
検対象装置3の点検処理を終了する。
【0088】上述したように本実施の形態によれば、第
1の実施の形態と同様の効果を奏することができるのに
加え、点検装置4への負荷の削減を図ることができると
共に、上下水道プラントから距離が離れた場所であって
も、点検対象装置3の点検作業の結果を把握することが
できる。
【0089】<第3の実施の形態>図8は、本発明の第
3の実施の形態に係る点検装置を適用した点検システム
の構成例を示す模式図である。
【0090】本実施の形態は、第1の実施の形態を、点
検対象装置3から送信される点検対象項目データ以外の
様々な情報の入力を可能にすることを図るものであり、
具体的には、第1の実施の形態に係る構成に加え、点検
装置4の位置情報を特定するGPS受信装置10と、点
検作業員からの指示入力を受け付けるキーボード11と
を備えた構成となっている。なお、所望により他のセン
サからの入力を受け付けるインターフェース12を備え
た構成としてもよい。これにより、複数のデータ収集方
式を併用することができる。なお、本実施の形態におけ
る点検対象装置3では、操作表示インターフェース3
9、リアルタイムクロック部310、操作部311、及
び表示部312を省略したものを、図9に示すように無
線タグとして制御対象に取り付けるものとしてもよい。
この際、無線タグを制御対象に取り付ける手段として
は、針金、プラスティック樹脂、溶接、ネジ止め、及び
はんだ付けなどであってもよい。
【0091】次に、以上のように構成した本実施の形態
に係る点検装置4の動作に関して図10を用いて説明す
る。本実施の形態に係る点検装置4は、点検対象装置3
の識別処理までに関しては、第1の実施の形態における
のと同様に、工程ST1と工程ST2とに従って動作す
る。
【0092】次の工程では、点検装置4は、点検対象装
置3から点検対象項目データを受信した時刻に関するデ
ータをRAM47に一時的に記憶させる(ST8)。
【0093】次の工程では、点検装置4は、内臓のGP
S受信装置10によって特定された点検対象項目に関す
るデータを受信した場所に関する位置情報をRAM47
に一時的に記憶させる(ST9)。
【0094】次の工程では、点検装置4は、キーボード
11からなされた点検作業員の操作により指示入力がな
されたか否かを判定する(ST10)。この工程ST9
で、指示入力がなされてない場合には、この工程ST1
0を繰り返す。
【0095】工程ST11では、点検装置4は、キーボ
ード11からなされた指示入力データと、RAM47か
ら読み出した時刻データと、位置情報とを対応付けて点
検データDB412に記憶させる。
【0096】次の工程では、第1の実施の形態の工程S
T6と同様の処理、換言すれば、点検対象装置3の点検
処理が終了した旨の表示を行う処理を行う。
【0097】以上の一連の処理により点検装置4は、点
検対象装置3の点検処理を終了する。
【0098】上述したように本実施の形態によれば、第
1の実施の形態の効果に加え、点検の精度をより一層高
めることが出来る。
【0099】<第4の実施の形態>本実施の形態に係る
点検装置4は、第1の実施の形態を、点検対象装置3か
ら送信される点検対象項目データの他に、音声データの
入力を可能とすることを図るものであり、具体的には、
第1の実施の形態に係る点検装置の構成に加え、図11
に示すように、外部からの音声データの入力を可能とす
るマイクロフォン413と、当該マイクロフォン413
から入力された音声データをデータ処理する音声処理部
414とを設けた構成となっている。なお、他の構成に
関しては、第1の実施の形態と同様である。
【0100】次に、以上のように構成した点検装置4の
動作に関して図12を用いて説明する。
【0101】本実施の形態に係る点検装置は、点検項目
データの収集処理までに関しては、第1の実施の形態に
おける工程ST1〜工程ST3と同様に行われる。
【0102】次の工程では、音声データ処理部414
は、マイクロフォン413により入力された音声データ
をデータ処理を行い、データ処理を行った音声データを
点検データDB412に記憶させる(ST12)。
【0103】次の工程では、点検装置4は、第1の実施
の形態の工程ST6と同様に、点検対象装置3の点検処
理が終了した旨の表示を行う処理を行う。
【0104】以上の一連の処理により点検装置4は、点
検対象装置3の点検処理を終了する。
【0105】上述したように、本実施の形態によれば、
第1の実施の形態の効果に加え、音声データ入力が可能
となるので、点検の精度をより一層高めることができ
る。
【0106】<第5の実施の形態>本実施の形態に係る
点検装置4は、第1の実施の形態を、点検対象装置3か
ら送信される点検対象項目に関するデータの他に、画像
データの入力を可能とすることを図るものであり、具体
的には、第1の実施の形態に係る構成に加え、図13に
示すように点検対象装置3の画像データを撮像するCC
Dカメラ415と、CCDカメラ415からの画像デー
タに画像処理を行う画像処理部416とを設けた構成と
なっている。
【0107】次に、以上のように構成した点検装置の動
作に関して図14を用いて説明する。
【0108】本実施の形態に係る点検装置は、点検項目
データの収集処理までに関しては、第1の実施の形態の
工程ST1〜工程ST3までと同様の処理が行われる。
【0109】次の工程では、画像処理部416は、CC
Dカメラ415により撮像された画像データに画像処理
を行い、画像処理を行った画像データを点検データDB
412に記憶させる(ST13)。
【0110】次の工程では、点検装置4は、第1の実施
の形態の工程ST6と同様に、点検対象装置3の点検処
理が終了した旨の表示を行う処理を行う。
【0111】以上の一連の処理により点検装置4は、点
検対象装置3の点検処理を終了する。
【0112】上述したように、本実施の形態によれば、
第1の実施の形態の効果に加え、画像入力が可能となる
ので、点検の精度をより一層高めることができる。
【0113】<第6の実施の形態>本実施の形態に係る
点検装置4は、第1の実施の形態を、予め点検対象装置
3ごとに定められた点検項目データを表示することによ
って、点検作業員の支援を図るものであり、具体的に
は、図15に示すように予め点検対象装置3ごとに定め
られた点検項目データを記憶する点検項目データ記憶部
417と、点検結果と点検項目データとを対応させて記
憶させる点検結果記憶部418とを設けた構成となって
いる。
【0114】次に、以上のように構成した点検装置の動
作に関して図16を用いて説明する。
【0115】本実施の形態に係る点検装置は、点検項目
データを収集するまでに関しては、第1の実施の形態と
同様に工程ST1〜工程ST3に従って動作する。
【0116】次の工程では、点検装置は、点検項目デー
タ記憶部417から識別情報に対応する点検項目データ
を読み出し、読み出した点検項目データを表示部410
に表示する(ST14)。
【0117】次の工程では、点検項目データに関する点
検結果の入力を受け付けるとともに、入力された点検結
果のデータを、点検項目データに対応させて、点検デー
タDB412に記憶させる(ST15)。
【0118】次の工程では、点検装置4は、第1の実施
の形態の工程ST6と同様に、点検対象装置3の点検処
理が終了した旨の表示を行う処理を行う。
【0119】以上の一連の処理により点検装置4は、点
検対象装置3の点検処理を終了する。
【0120】上述したように本実施の形態によれば、第
1の実施の形態における効果に加え、読み出した点検項
目データを表示部410に表示するので、点検作業員
は、別に必要な手順書等を不要にすることができる。
【0121】<第7の実施の形態>本実施の形態に係る
点検装置4は、第1の実施の形態に点検経路データを表
示する機能を付加することによって、点検作業員の支援
を行うことを図るものであり、具体的には、図17に示
すように、点検経路に関するデータを記憶する点検経路
データ記憶部419と、メッセージデータ記憶部420
とを設けた構成となっている。
【0122】次に、以上のように構成した点検装置4の
動作に関して図18を用いて説明する。
【0123】点検装置4は、始めに、メッセージ記憶部
420に記憶されたメッセージ「次の点検対象装置に移
動してください。」というメッセージを表示部410に
表示すると共に、予め定められた次の点検対象装置3ま
での点検経路を表示部410に表示する(ST16)。
【0124】次に、点検装置4は、第1の実施の形態の
工程ST1〜工程ST3に従って、点検対象項目データ
の収集を行う。
【0125】次の工程では、点検装置4は、第1の実施
の形態の工程ST6と同様に、点検対象装置3の点検処
理が終了した旨を表示する。
【0126】次の工程では、点検装置4は、予め定めら
れた全ての点検対象装置3を点検が終了したか否かを、
点検経路データ記憶部419の検索結果に基づいて判定
する(ST17)。点検装置4は、この工程ST17で
全ての点検対象装置3の点検が終了していると判定した
場合には、後述の工程ST18に移行する。
【0127】一方、点検装置4は、この工程ST17
で、全ての点検対象装置3の点検が終了していないと判
定した場合には、工程ST1に戻る。
【0128】工程ST18では、点検装置4は、全ての
点検対象装置3の点検が終了した旨を表示する。
【0129】以上の一連の処理により点検装置4は、点
検対象装置3の点検処理を終了する。
【0130】なお、本実施の形態では、点検装置4は、
工程ST17において、全ての点検対象装置3の点検が
終了したか否かに関し、点検経路データ記憶部419の
検索結果に基づいて判定を行い、当該判定の結果とし
て、全ての点検対象装置3の点検が終了した場合に、終
了した旨を表示させていたが、これに限らず、全ての点
検経路データ上の点検対象装置3の点検が終了していな
い場合に警告表示を行う工程または点検経路データ上の
点検対象装置3の点検が終了したか否かを明瞭に表示す
る工程に変更することも可能である。これにより、点検
経路データ上の点検対象装置3の近傍を通り忘れなどす
ることにより、点検もれとなることを防止することがで
きる。
【0131】上述したように本実施の形態によれば、第
1の実施の形態の効果に加え、予め定められた点検経路
データを表示部410に表示するので、効率的な移動ル
ートで全ての点検対象装置3を点検することができる。
【0132】<第8の実施の形態>本実施の形態に係る
点検装置3は、第7の実施の形態に、点検作業内容に基
づいて、点検費用を算出する機能を付加することにより
点検作業員の支援を図るものであり、具体的には、図1
9に示すように第7の実施の形態における構成に加え、
点検項目ごとの作業単価データが記憶された作業単価デ
ータ記憶部421を備えた構成となっている。
【0133】次に、以上のように構成した点検装置の動
作に関して図20を用いて説明する。
【0134】本実施の形態に係る点検装置は、第7の実
施の形態と同様に、「次の点検対象装置へ移動してくだ
さい。」というメッセージを表示部410に表示すると
共に、予め定められた次の点検対象装置3までの点検経
路を表示部410に表示し(ST16)、当該表示を行
った後に、第1の実施の形態における工程ST1〜工程
ST3と同様に、点検対象装置3から送信された点検対
象項目データを収集する処理を行う。
【0135】次の工程では、点検装置4は、点検回数デ
ータを1回分だけ増加させる(ST19)。
【0136】そして、点検装置4は、第7の実施の形態
の工程ST6〜工程ST18の処理と同様に、点検対象
装置3の点検処理が終了した旨の表示を行い、点検経路
データ上に登録された全ての点検対象装置3の点検が終
了したか否かを判定を行い、判定の結果、全ての点検対
象装置3の点検が終了している場合に、全ての点検対象
装置の点検が終了している旨を表示する。
【0137】次の工程では、点検装置4は、点検項目ご
との作業単価データと点検回数データとに基づいて、費
用データを作成し、作成した費用データを表示部410
に表示する(ST20)。
【0138】以上の一連の処理により点検装置4は、点
検対象装置3の点検処理を終了する。
【0139】上述したように本実施の形態によれば、第
1の実施の形態の効果に加え、点検時に発生する費用清
算用の資料を容易に作成することができる。
【0140】<第9の実施の形態>本実施の形態に係る
点検対象装置3は、図21に示すように、第1の実施の
形態に係る点検システムにおける点検対象装置3の構成
に加え、点検項目データの送信時刻に関する時刻データ
と、送信した点検項目データに基づいて点検装置4から
送信された点検結果とが対応して記憶される点検結果D
B313を付加した構成となっている。なお、本実施の
形態では、送信時刻に関する時刻データと点検結果との
組が点検結果DB313に記憶されていたが、これに限
らず、点検結果の受信時刻に関する時刻データと点検結
果との組を点検結果DB313に記憶させてもよいし、
点検装置4から点検時刻に関するデータと点検結果とを
受信し、受信した点検時刻のデータと点検結果との組を
点検結果DB313に記憶させてもよい。
【0141】なお、点検装置は、第1の実施の形態に係
る点検システムにおける点検装置4と同一の構成となっ
ている。
【0142】次に、以上のように構成した点検対象装置
の動作に関して図22を用いて説明する。
【0143】本実施の形態に係る点検対象装置3は、始
めに点検装置4から点検項目データの送信要求を受信し
たか否かに基づいて、点検装置4が点検処理を行ってい
るか否かを判定する(ST21)。点検対象装置3は、
この工程ST21で点検処理が行われていないと判定し
た場合には、この工程ST21を繰り返す。
【0144】一方、点検対象装置3は、工程ST21で
点検処理が行われていると判定した場合には、後述の工
程ST22に移行する。
【0145】工程ST22では、点検対象装置3は、点
検対象装置3から送信した点検項目データに基づいて点
検装置4によりなされた点検結果を受信する。
【0146】次の工程では、受信した点検結果と、点検
結果を受信した時刻データとの組を点検結果DB313
に記憶させる(ST23)。
【0147】以上の一連の処理により点検対象装置3
は、点検装置4からの点検結果の受信処理を終了する。
【0148】上述したように本実施の形態によれば、点
検結果DB313に点検結果と、時刻データとの組が記
憶されているので、点検装置4の点検データDB412
が故障を生じた場合であっても、各点検対象装置3の設
置場所で点検対象装置3に関する点検履歴を確認するこ
とができる。
【0149】<第10の実施の形態>本実施の形態に係
る点検対象装置3は、図23に示すように第1の実施の
形態に係る点検システムにおける点検対象装置3の構成
に加え、当該点検対象装置3の位置情報を特定するGP
S受信装置314と、送信した点検項目データに基づい
て点検装置から送信された点検結果と、当該点検結果
と、点検対象装置の位置情報とが対応して記憶される点
検結果DB315を付加した構成となっている。
【0150】なお、点検結果DB315に記憶させる位
置情報は、3次元情報としてもよい。
【0151】なお、本実施の形態の点検装置4は、第1
の実施の形態における構成と同一の構成となっている。
【0152】次に、以上のように構成した点検対象装置
3の動作に関して図24を用いて説明する。
【0153】本実施の形態に係る点検対象装置3は、第
9の実施の形態における工程ST21と同様に、点検装
置4から点検項目データの送信要求を受信したか否かに
基づいて、点検装置4が点検処理を行っているか否かを
判定する。
【0154】次の工程では、点検対象装置3は、点検装
置4から送信された点検時刻データ及び点検結果を受信
すると共に、点検対象装置3に設けられたGPS受信装
置314により特定され、RAM38に一時的に記憶さ
れている位置情報を読み出す(ST24)。
【0155】次の工程では、点検対象装置3は、点検時
刻データ、点検結果、及び位置情報を対応して点検結果
DB315に記憶させる(ST25)。
【0156】上述したように本実施の形態によれば、第
9の実施の形態の効果に加え、点検装置4側に備えられ
た点検データDB412が壊れた場合であっても、点検
結果DB315を参照することにより点検内容を確認す
ることができる。
【0157】<第11の実施の形態>図25は、本発明
の第11の実施の形態に係る点検対象装置3の構成例を
示す模式図である。
【0158】本実施の形態に係る点検対象装置3は、第
1の実施の形態の点検対象装置3の構成に加え、模擬異
常を発生させるか否かを判定するための乱数を発生する
乱数発生部316と、点検実施時刻と点検実施事実との
組を記憶する実施事実記憶部317とを付加した構成と
なっている。
【0159】以上のように構成した点検対象装置3の動
作に関して図26を用いて説明する。
【0160】本実施の形態に係る点検対象装置3は、始
めに、乱数発生部316から発生された乱数を発生させ
る(ST26)。
【0161】次の工程では、点検対象装置3は、乱数発
生部316により発生された乱数に基づいて、模擬異常
データを発生させるか否かに関して判定する(ST2
7)。点検対象装置3は、この工程ST27で模擬異常
データを発生させるべきでないと判定した場合、後述の
工程ST33に移行する。
【0162】一方、点検対象装置3は、この工程ST2
7で模擬異常データを発生させるべきであると判定した
場合には、所定の期間内に点検装置4により点検が実施
されたか否かを判定する(ST28)。点検対象装置3
は、この工程ST28で過去に点検装置4により点検が
実施されていないと判定した場合には、模擬の異常デー
タを発生させる(ST29)。
【0163】一方、点検対象装置3は、工程ST28で
過去に点検装置により点検が実施されていると判定した
場合には、この工程ST28を繰り返す。
【0164】工程ST30では、工程ST28における
よりも長い所定の期間内に点検装置4により点検が実施
されたか否かを判定する。点検対象装置3は、この工程
ST30で過去に点検が実施されていると判定した場合
には、この工程ST30を繰り返す。
【0165】一方、点検対象装置3は、この工程ST3
0で過去に点検が実施されていないと判定した場合に
は、模擬の異常データが正しく検出されたか否かの判定
を行う(ST31)。点検対象装置3は、この工程ST
31で模擬の異常データが正しく検出されていると判定
した場合には、後述の工程ST33に移行する。
【0166】一方、点検対象装置3は、この工程ST3
1で模擬の異常データが正しく検出されていないと判定
した場合には、点検が正常に行われていないことを意味
するフラグを立て、点検異常の警報を点検装置4に送信
し(ST32)、後述の工程ST33に移行する。
【0167】工程ST33では、点検対象装置3は、模
擬の異常データを正常復帰させると共に、先に検出した
異常データは、模擬であったことを点検装置4に送信す
る。
【0168】次の工程では、点検対象装置3は、点検実
施時刻のデータと実施した点検内容との組を実施事実記
憶部317に記憶させる(ST34)。
【0169】上述したように本実施の形態によれば、第
1の実施の形態の効果に加え、点検装置4により行われ
る点検処理の健全性を確認することができる。
【0170】<第12実施の形態>本実施の形態に係る
点検対象装置3は、図27に示すように、第1の実施の
形態の点検対象装置3の構成に加え、点検実施時刻と点
検実施事実との組を記憶する実施事実記憶部317と、
外部に接続された図示しない上位装置へのインターフェ
ース318とを付加した構成となっている。
【0171】次に、以上のように構成した点検対象装置
3の動作に関し、図28を用いて説明する。
【0172】本実施の形態に係る点検対象装置3は、第
11の実施の形態の工程ST30と同様の動作を行うこ
とによって、点検装置4により点検が所定の期間内に行
われているか否かを判定する。
【0173】次に、点検対象装置3は、第11の実施の
形態の工程ST34と同様の動作を行うことによって、
点検実施時刻と点検実施事実との組を実施事実記憶部3
17に記憶させる。
【0174】次の工程では、点検対象装置3は、インタ
ーフェース318を介して外部に接続された図示しない
上位装置に、点検が完了した旨の情報と、点検終了時刻
との組を送信する(ST35)。
【0175】上述したように本実施の形態によれば、第
7の実施の形態の効果に加え、インターフェース318
を介して点検対象装置3から点検の実施状況を監視制御
用の有線ネットワークで中央監視室等に接続可能となる
ので、点検の実施状況が中央監視室から監視可能になる
と共に、点検作業員の安否の確認を行うことができる。
【0176】<変形例>なお、本発明は、上記各実施の
形態に限定されるものでなく、実施段階ではその要旨を
逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。例
えば、上記各実施の形態では、点検装置を上下水道プラ
ントに適用した場合であったが、これに限らず、発電所
のプラント、石油化学プラント、紙パルププラント、及
び食品製造プラント等の各種産業プラントに適用しても
よい。また、本実施の形態では、点検対象装置は、上下
水道プラントの配管に取り付けられていたが、これに限
らず、ドア、窓、鍵、電球、蛍光灯、ヒューズ、フィル
ター、掲示物、設備、備品、計測器、自動車、船舶、航
空機、自転車、クレーン、オートバイ、及び生物等に容
易に取り外すことができないように固定して取り付けて
もよい。
【0177】さらに、上記各実施形態には、種々の段階
の発明が含まれており、開示されている複数の構成要件
における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出でき
る。例えば、実施形態に示されている全構成要件から幾
つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとす
る課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で
述べられている効果が得られる場合には、この構成要件
が削除された構成が発明として抽出できる。
【0178】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、容
易かつ短時間でかつ確実に、点検対象装置の実地点検を
行うことのできる点検装置及び点検対象装置並びに点検
システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る点検装置を適
用した点検システムの構成例を示す模式図。
【図2】同実施の形態に係る点検装置の動作を説明する
ためのフローチャート。
【図3】同実施の形態における経路図の一例を示す模式
図。
【図4】同実施の形態における経路図の他の一例を示す
模式図。
【図5】同実施の形態における経路図のさらに他の一例
を示す模式図。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る点検装置を適
用した点検システムの構成例を示す模式図。
【図7】同実施の形態に係る点検装置の動作を説明する
ためのフローチャート。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る点検装置を適
用した点検システムの構成例を示す模式図。
【図9】同実施の形態における変形例の一例を示す模式
図。
【図10】同実施の形態に係る点検装置の動作を説明す
るためのフローチャート。
【図11】本発明の第4の実施の形態に係る点検装置の
構成例を示す模式図。
【図12】同実施の形態に係る点検装置を説明するため
のフローチャート。
【図13】本発明の第5の実施の形態に係る点検装置の
構成例を示す模式図。
【図14】同実施の形態に係る点検装置の動作を説明す
るためのフローチャート。
【図15】本発明の第6の実施の形態に係る点検装置の
構成例を示す模式図。
【図16】同実施の形態に係る点検装置の動作を説明す
るためのフローチャート。
【図17】本発明の第7の実施の形態に係る点検装置の
構成例を示す模式図。
【図18】同実施の形態に係る点検装置の動作を説明す
るためのフローチャート。
【図19】本発明の第8の実施の形態に係る点検装置の
構成例を示す模式図。
【図20】同実施の形態に係る点検装置の動作を説明す
るためのフローチャート。
【図21】本発明の第9の実施の形態に係る点検対象装
置の構成例を示す模式図。
【図22】同実施の形態に係る点検対象装置の動作を説
明するためのフローチャート。
【図23】本発明の第10の実施の形態に係る点検対象
装置の構成例を示す模式図。
【図24】同実施の形態に係る点検対象装置の動作を説
明するためのフローチャート。
【図25】本発明の第11の実施の形態に係る点検対象
装置の構成例を示す模式図。
【図26】同実施の形態に係る点検対象装置の動作を説
明するためのフローチャート。
【図27】本発明の第12の実施の形態に係る点検対象
装置の構成例を示す模式図。
【図28】同実施の形態に係る点検対象装置の動作を説
明するためのフローチャート。
【図29】従来から行われている点検対象装置の点検方
法の一例を示す模式図。
【符号の説明】
1:電源 2:上位装置 21:制御データ記憶部 22:制御実行部 3:点検対象装置 31:バス 32:プロセスデータ検出部 33:送受信アンテナ 34:RF部 35:ベースバンド部 36:CPU 37:ROM 38:RAM 39:操作表示インターフェース 310:リアルタイムクロック発生部 311:表示部 312:操作部 313:接続インターフェース 314:点検結果DB 315:GPS受信装置 316:乱数発生部 317:実施事実記憶部 318:インターフェース 4:点検装置 41:送受信アンテナ 42:RF部 43:ベースバンド部 44:バス 45:CPU 46:ROM 47:RAM 48:操作表示インターフェース 49:リアルタイムクロック発生部 410:表示部 411:操作部 412:点検データDB 413:マイクロフォン 414:音声処理部 415:CCDカメラ 416:画像処理部 417:点検項目データ記憶部 418:点検結果記憶部 419:点検経路データ記憶部 420:メッセージデータ記憶部 421:作業単価データ記憶部 5:点検データ収集サーバ 6:インターネット 7:無線LAN端末 8:無線アクセスポイント 9:ルータ 10:GPS受信装置 11:キーボード

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】点検対象装置から送信される電波信号を受
    信し、受信した電波信号に基づいて前記点検対象装置の
    点検を行うための点検装置であって、 前記点検対象装置へ電波信号を送信する電波信号送信手
    段と、 前記電波送信手段により送信された電波信号に基づい
    て、前記点検対象装置から送信される電波信号を受信す
    る電波受信手段と、 前記電波送信手段により送信された電波信号に対して前
    記点検対象装置から送信され、前記電波受信手段により
    受信された電波信号に含まれた識別情報を識別する識別
    手段と、 前記識別手段が識別した結果に応じて、前記点検対象装
    置に記憶された点検項目データの送信要求を含む電波信
    号を送信する点検項目データ要求送信手段と、 前記点検項目データ要求送信手段により送信された点検
    項目データの送信要求に基づいて前記点検対象装置から
    送信された点検項目データを含む電波信号を受信する第
    1点検項目データ受信手段と、 前記第1点検項目データ受信手段により受信された電波
    信号に含まれる点検項目データを記憶する第1点検項目
    データ記憶手段とを備えたことを特徴とする点検装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の点検装置において、 前記点検対象装置に記憶された点検項目データのうち人
    手によって行うべき点検項目データを表示する点検項目
    表示手段を付加したことを特徴とする点検装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の点検装置において、 前記第1点検項目データ受信手段により受信した点検項
    目データと前記点検項目データを受信した時刻データと
    が対応して記憶される第2点検項目データ記憶手段を付
    加したことを特徴とする点検装置。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の点検装置において、 前記第1点検項目データ受信手段により受信した点検項
    目データを通信ネットワーク上のサーバに送信する第1
    点検項目データ送信手段を付加したことを特徴とする点
    検装置。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の点検装置において、 前記点検対象装置に関する情報を入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された情報と前記第1点検項目
    データ受信手段により受信した点検項目データとが対応
    して記憶される第3点検項目データ記憶手段とを付加し
    たことを特徴とする点検装置。
  6. 【請求項6】請求項1に記載の点検装置において、 前記点検対象装置に関する音声データを入力する音声デ
    ータ入力手段と、 前記音声データ入力手段により入力された音声データと
    前記第1点検項目データ受信手段により受信された点検
    項目データとが対応して記憶される第4点検項目データ
    記憶手段とを付加したことを特徴とする点検装置。
  7. 【請求項7】請求項1に記載の点検装置において、 前記点検対象装置に関する画像データを撮像する撮像手
    段と、 前記撮像手段により撮像された画像データと前記第1点
    検項目データ受信手段により受信された点検項目データ
    とが対応して記憶される第5点検項目データ記憶手段と
    を付加したことを特徴とする点検装置。
  8. 【請求項8】請求項1に記載の点検装置において、 前記第1点検項目データ受信手段により受信された前記
    点検対象装置からの電波信号を受信した位置に関する位
    置情報を特定する位置情報特定手段と、 前記位置情報特定手段により特定された位置情報と前記
    第1点検項目データ受信手段により受信された点検項目
    データとが対応して記憶される第6点検項目データ記憶
    手段とを付加したことを特徴とする点検装置。
  9. 【請求項9】請求項1ないし請求項8の何れか1項に記
    載の点検装置において、 所定の点検経路が記憶されている点検経路記憶手段と、 前記点検経路記憶手段を参照する点検経路参照手段と、 前記点検経路参照手段による参照結果に基づいて、任意
    の点検対象装置までの点検経路を表示する経路表示手段
    とを付加したことを特徴とする点検装置。
  10. 【請求項10】請求項9に記載の点検装置において、 前記点検経路参照手段による参照結果に基づいて、記憶
    されている点検経路の点検対象装置の点検が全て終了し
    た場合に、点検が完了した旨の表示を行う点検完了表示
    手段を付加したことを特徴とする点検装置。
  11. 【請求項11】請求項10に記載の点検装置において、 前記点検経路参照手段による参照結果に基づいて、記憶
    されている点検経路の点検対象装置の点検が全て終了し
    ていない場合に、点検が完了していない旨の警告表示を
    行う警告表示手段を付加したことを特徴とする点検装
    置。
  12. 【請求項12】請求項1ないし請求項11の何れか1項
    に記載の点検装置において、 前記点検対象装置ごとに点検項目と点検回数とが対応し
    て記憶される点検項目記憶手段と、 前記点検対象装置ごとの点検項目と点検回数とに基づい
    て、点検費用を算出する点検費用算出手段とを付加した
    ことを特徴とする点検装置。
  13. 【請求項13】点検装置からの点検項目データの送信要
    求に基づいて、当該送信要求に対応した点検項目データ
    を無線で前記点検装置に送信する点検対象装置であっ
    て、 前記点検項目データが記憶される第7点検項目データ記
    憶手段と、 前記点検装置からの点検項目データの送信要求に基づい
    て、前記第7点検項目データ記憶手段に記憶された点検
    項目データを送信する第2点検項目データ送信手段とを
    備えたことを特徴とする点検対象装置。
  14. 【請求項14】請求項13に記載の点検対象装置におい
    て、 前記点検項目データを送信した時刻に関連した時刻デー
    タと、前記送信した点検項目データとが対応して記憶さ
    れる第8点検項目データ記憶手段を付加したことを特徴
    とする点検対象装置。
  15. 【請求項15】請求項13に記載の点検対象装置におい
    て、 点検対象装置本体の位置情報を特定する位置情報特定手
    段と、 前記点検装置からの点検項目データ送信要求に基づい
    て、前記点検項目データを送信した時刻に関連した時刻
    データと、前記位置特定手段により特定された前記点検
    対象装置本体の位置情報とが対応して記憶される位置情
    報記憶手段とを備えたことを特徴とする点検対象装置。
  16. 【請求項16】点検装置からの点検項目データの送信要
    求に基づいて、当該送信要求に対応した点検項目データ
    を無線で前記点検装置に送信する点検対象装置であっ
    て、 前記点検項目データが記憶される第9点検項目データ記
    憶手段と、 前記点検装置からの点検項目データの送信要求に基づい
    て、前記第9点検項目データ記憶手段に記憶された点検
    項目データを送信する第3点検項目データ送信手段と、 前記第3点検項目データ送信手段により送信された点検
    項目データに基づいて点検装置から送信された時刻デー
    タおよび前記点検装置の位置情報のうち少なくとも一方
    を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された時刻データおよび前記点
    検装置の位置情報のうち少なくとも一方を記憶する記憶
    手段とを備えたことを特徴とする点検対象装置。
  17. 【請求項17】点検装置からの点検項目データの送信要
    求に基づいて、当該送信要求に対応した点検項目データ
    を無線で前記点検装置に送信する点検対象装置であっ
    て、 前記点検項目データが記憶される第10点検項目データ
    記憶手段と、 前記点検装置からの点検項目データの送信要求に基づい
    て、前記第10点検項目データ記憶手段に記憶された点
    検項目データを送信する第4点検項目データ送信手段
    と、 前記第4点検項目送信手段によって送信された点検項目
    データに基づいて、点検装置によりなされた点検結果と
    点検時刻との組を受信する点検結果受信手段と、 前記点検結果受信手段により受信された点検結果と点検
    時刻との組が記憶される第1点検結果記憶手段とを備え
    たことを特徴とする点検対象装置。
  18. 【請求項18】点検項目データの送信要求に基づいて、
    当該送信要求に対応した点検項目データを無線で送信す
    る点検対象装置と、前記点検対象装置から送信された点
    検項目データを受信する点検装置とからなる点検システ
    ムであって、 前記点検対象装置は、 前記点検装置からの点検対象項目データの送信要求に基
    づいて、前記点検項目データを送信した時刻に関する時
    刻データと、当該送信した点検項目データに基づいて、
    前記点検装置から送信された点検の結果とが対応して記
    憶される第2点検結果記憶手段を備えてなることを特徴
    とする点検システム。
  19. 【請求項19】点検項目データの送信要求に基づいて、
    当該送信要求に対応した点検項目データを無線で送信す
    る点検対象装置と、前記点検対象装置から送信された点
    検項目データを受信する点検装置とからなる点検システ
    ムであって、 前記点検装置は、点検装置本体の位置情報を特定する位
    置特定手段を備え、 前記点検対象装置は、 前記点検装置からの点検項目データ送信要求に基づい
    て、前記点検項目データを送信した時刻に関する時刻デ
    ータと、前記点検装置から受信した前記位置特定手段に
    より特定された前記点検装置本体の位置情報とが対応し
    て記憶される位置情報記憶手段とを備えてなることを特
    徴とする点検システム。
  20. 【請求項20】請求項13に記載の点検対象装置におい
    て、 前記点検項目データに点検用の異常データを発生させる
    異常発生手段と、 前記異常発生手段により発生された点検用の異常データ
    に基づいて、前記異常データを検査する異常データ検査
    手段とを付加したことを特徴とする点検対象装置。
JP2002031492A 2002-02-07 2002-02-07 点検装置及び点検対象装置並びに点検システム Pending JP2003233412A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002031492A JP2003233412A (ja) 2002-02-07 2002-02-07 点検装置及び点検対象装置並びに点検システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002031492A JP2003233412A (ja) 2002-02-07 2002-02-07 点検装置及び点検対象装置並びに点検システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003233412A true JP2003233412A (ja) 2003-08-22

Family

ID=27774887

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002031492A Pending JP2003233412A (ja) 2002-02-07 2002-02-07 点検装置及び点検対象装置並びに点検システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003233412A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007128440A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Kurita Water Ind Ltd 水処理プラントの運転管理装置
JP2015103032A (ja) * 2013-11-25 2015-06-04 アズビル株式会社 プラント監視サーバーおよびプラント監視方法
US9556942B2 (en) 2010-12-23 2017-01-31 Volvo Truck Corporation Drive arrangement for vehicle auxiliaries
JP2018136885A (ja) * 2017-02-23 2018-08-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 設備機器管理システム及び設備機器管理方法
JP2019002917A (ja) * 2017-06-12 2019-01-10 ドクター エンジニール ハー ツェー エフ ポルシェ アクチエンゲゼルシャフトDr. Ing. h.c. F. Porsche Aktiengesellschaft 自動車の制御装置群の作動制御装置、および制御装置を作動するための方法
JPWO2020152496A1 (ja) * 2019-01-25 2020-07-30

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01155214A (ja) * 1987-12-14 1989-06-19 Toshiba Corp プラント機器管理装置
JPH0333662A (ja) * 1989-06-30 1991-02-13 Honda Motor Co Ltd ロボットコントローラの検査方法
JPH08115365A (ja) * 1994-10-18 1996-05-07 Tsubasa Syst Kk 点検整備支援システム
JPH11202929A (ja) * 1997-11-17 1999-07-30 Toshiba Corp 保守点検支援装置及び入出門管理装置
JPH11327634A (ja) * 1998-05-15 1999-11-26 Omron Corp 設備ロギング装置
JPH11353332A (ja) * 1998-06-09 1999-12-24 Toshiba Corp 保守支援システム
JP2000330628A (ja) * 1999-05-19 2000-11-30 Toshiba Corp 分散型監視制御システム
JP2001051717A (ja) * 1999-06-04 2001-02-23 Toshiba Corp プラント機器監視装置
JP2001125633A (ja) * 1999-10-28 2001-05-11 Toshiba Corp プラント情報収集システム
JP2002287815A (ja) * 2001-03-26 2002-10-04 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 現場支援システム

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01155214A (ja) * 1987-12-14 1989-06-19 Toshiba Corp プラント機器管理装置
JPH0333662A (ja) * 1989-06-30 1991-02-13 Honda Motor Co Ltd ロボットコントローラの検査方法
JPH08115365A (ja) * 1994-10-18 1996-05-07 Tsubasa Syst Kk 点検整備支援システム
JPH11202929A (ja) * 1997-11-17 1999-07-30 Toshiba Corp 保守点検支援装置及び入出門管理装置
JPH11327634A (ja) * 1998-05-15 1999-11-26 Omron Corp 設備ロギング装置
JPH11353332A (ja) * 1998-06-09 1999-12-24 Toshiba Corp 保守支援システム
JP2000330628A (ja) * 1999-05-19 2000-11-30 Toshiba Corp 分散型監視制御システム
JP2001051717A (ja) * 1999-06-04 2001-02-23 Toshiba Corp プラント機器監視装置
JP2001125633A (ja) * 1999-10-28 2001-05-11 Toshiba Corp プラント情報収集システム
JP2002287815A (ja) * 2001-03-26 2002-10-04 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 現場支援システム

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007128440A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Kurita Water Ind Ltd 水処理プラントの運転管理装置
US9556942B2 (en) 2010-12-23 2017-01-31 Volvo Truck Corporation Drive arrangement for vehicle auxiliaries
JP2015103032A (ja) * 2013-11-25 2015-06-04 アズビル株式会社 プラント監視サーバーおよびプラント監視方法
JP2018136885A (ja) * 2017-02-23 2018-08-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 設備機器管理システム及び設備機器管理方法
JP7029653B2 (ja) 2017-02-23 2022-03-04 パナソニックIpマネジメント株式会社 設備機器管理システム及び設備機器管理方法
JP2019002917A (ja) * 2017-06-12 2019-01-10 ドクター エンジニール ハー ツェー エフ ポルシェ アクチエンゲゼルシャフトDr. Ing. h.c. F. Porsche Aktiengesellschaft 自動車の制御装置群の作動制御装置、および制御装置を作動するための方法
JPWO2020152496A1 (ja) * 2019-01-25 2020-07-30
WO2020152496A1 (ja) * 2019-01-25 2020-07-30 日産自動車株式会社 情報処理装置、プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、及び情報処理方法
CN113348476A (zh) * 2019-01-25 2021-09-03 日产自动车株式会社 信息处理装置、程序、计算机可读取的记录介质、以及信息处理方法
US20220089127A1 (en) * 2019-01-25 2022-03-24 Nissan Motor Co., Ltd. Information processing apparatus, program, computer readable recording medium, and information processing method
JP7238906B2 (ja) 2019-01-25 2023-03-14 日産自動車株式会社 情報処理装置、プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、及び情報処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6734322B2 (ja) 資産追跡管理方法
JP3116710B2 (ja) 情報端末システム
KR101110069B1 (ko) 센서 네트워크를 이용한 파이프라인 누수 및 누출 모니터링 시스템
US20140162690A1 (en) System and method for determining the location of wireless sensors
KR102374570B1 (ko) 설비 관리 시스템
AU2020289869B2 (en) Equipment installation support system
JP2006209594A (ja) メインテナンス支援システム
CN104880221A (zh) 测定系统、测定管理装置、测定仪器以及测定方法
EP2973108A1 (en) Automated combined display of measurement data
CN101454813A (zh) 专用过程诊断设备
CN104656605A (zh) 工厂监视服务器以及工厂监视方法
JP2003134261A (ja) フィールド機器及びこのフィールド機器を用いた通信システム
WO2018138903A1 (ja) 空気調和システム
AU2003248422A1 (en) System and method for monitoring a structure
KR101628269B1 (ko) Qr코드를 이용한 발전소 프로세스 감시 시스템 및 그 방법
JP2008234533A (ja) 防災監視システム
JP2003233412A (ja) 点検装置及び点検対象装置並びに点検システム
JP5822583B2 (ja) 空調機器管理システム
KR20130026562A (ko) 갱도 모니터링 시스템, 갱도 모니터링을 위한 휴대형 단말기, 갱도 모니터링을 위한 헤드셋, 갱도 모니터링을 위한 센서 시스템 및 갱도 모니터링 방법
US9500736B2 (en) System and method for providing self-locating wireless sensors
KR101070830B1 (ko) 폐가스 누출 감시시스템과 이를 이용한 제어 방법
WO2015087764A1 (ja) 配管等識別装置
CN103312758A (zh) 基于无线传感节点的球罐健康监测系统
JP2002277027A (ja) 空気調和機のメインテナンスシステム
KR101201778B1 (ko) 매설물 관리 서비스 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040528

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060728

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060815

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061219

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070508