JPH10124221A - プラント監視装置 - Google Patents

プラント監視装置

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JPH10124221A
JPH10124221A JP28264396A JP28264396A JPH10124221A JP H10124221 A JPH10124221 A JP H10124221A JP 28264396 A JP28264396 A JP 28264396A JP 28264396 A JP28264396 A JP 28264396A JP H10124221 A JPH10124221 A JP H10124221A
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JP
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data
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analog
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JP28264396A
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English (en)
Inventor
Kenichi Mogi
木 健 一 茂
Kaoru Miyashita
下 薫 宮
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 履歴データに基づくプラント機器の動作傾向
の解析や異常原因の究明を、運転員が容易且つ迅速に行
うことが可能なプラント監視装置を提供すること。 【解決手段】 プロセス入力装置2は、プラント機器か
らのデータを周期的に入力し、これらの入力に基づき接
点信号を出力している。接点データ記録手段3は、この
接点信号のうち前回入力した時の状態から変化した接点
信号のみを接点履歴データ保存部4に時系列順に保存す
る。運転員は、入力装置5を操作し、再現条件として発
生日時や入力点番号を対話処理手段6を介して設定す
る。履歴データ読出手段7は、この再現条件に対応する
データを接点履歴データ保存部4から読み出すと共に、
入力点名称等の入力点データを入力点データ保存部10
から読み出す。項目別表示手段11は、履歴データ読出
手段7が読み出したこれらのデータを警報項目毎に且つ
時系列的に出力装置9にグラフィック表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラント監視装置
に関し、より詳しくは、発電プラント等において警報状
態を記録し、それを再現表示する技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】発電プラントでは、通常、運転中にアナ
ンシエータに表示される警報情報を、運転員が確認して
手作業で警報情報の記録を取っている。一方、従来の一
般的なプラント監視装置の中には、プロセスの各種のア
ナログ信号や接点信号を入力して監視を行うと共に、プ
ロセスの入力データを一時的に保存し、運転員からの要
求に応じて接点変化の履歴を最出力する機能を有するも
のがある。
【0003】図18は、このような機能を有する従来の
プラント監視装置の構成を示すブロック図である。この
図に示すように、本装置は、計算機1と、プラントのプ
ロセス機器からの接点信号やアナログ信号を入力するプ
ロセス入力装置2と、キーボード等の入力装置5と、C
RT等の表示機器を含む出力装置9とから構成されてい
る。
【0004】そして、計算機1は、接点データ記録手段
3、接点履歴データ保存部4、対話処理手段6、履歴デ
ータ読出手段7、一覧表示手段8、及び入力点データ保
存部10を含んで構成されている。
【0005】次に、図18の動作につき説明する。プロ
セス入力装置2は、プラント機器からの警報情報や機器
情報、及びプロセス量についてのデータを周期的に入力
し、これらの入力に基づき接点信号及びアナログ信号を
出力している。接点データ記録手段3は、これらの信号
のうち接点信号を入力し、この接点信号のうち前回入力
した時の状態から変化した接点信号のみを接点履歴デー
タ保存部4に時系列順に保存する。
【0006】そして、運転員は、入力装置5を操作し、
再出力したい情報の条件すなわち再現条件として発生日
時や入力点番号を対話処理手段6を介して設定する。履
歴データ読出手段7は、この再現条件に対応するデータ
を接点履歴データ保存部4から読み出すと共に、入力点
名称等の入力点データを入力点データ保存部10から読
み出す。一覧表示手段8は、履歴データ読出手段7が読
み出したこれらのデータを出力装置9に表示させる。図
19は、このような従来装置による一覧表示例を示す説
明図であり、日時の順に、入力点番号、入力点名称、接
点状態等のデータが表示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のプラント監視装置の機能によれば、プラント機器から
の接点信号の変化状態の履歴については、逐一これを記
録し、また、出力することができる。しかし、このよう
に記録され出力される履歴データは、単にデータを時系
列順に羅列したものにすぎず、特定の警報項目や機器操
作項目毎に分けて表示されるわけではない。
【0008】一方、運転員がプラント監視装置により万
全の監視を行うためには、特定の警報項目や機器操作項
目について接点データの変化状況を素早く読みとり、プ
ラント機器の動作傾向を予め把握し解析しておく必要が
あり、また、異常が発生した場合にはそれまで記録して
いた履歴データに基づいて異常原因を迅速に究明する必
要がある。ところが、従来のプラント監視装置の機能
は、単にデータを時系列順に羅列しただけのものである
ため、運転員は、上記のような動作傾向の把握や異常原
因の究明を迅速に行うことができなかった。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、履歴データに基づくプラント機器の動作傾向の解
析や異常原因の究明を、運転員が容易且つ迅速に行うこ
とが可能なプラント監視装置を提供することを目的とし
ている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、請求項1記載の発明は、プラント機器か
らの警報情報や機器情報の入力に基づく接点信号、及び
プロセス機器からのプロセス量の入力に基づくアナログ
信号を出力するプロセス入力装置と、前記プロセス入力
装置からの接点信号のうち状態変化したもののみを時系
列的に接点履歴データ保存部に保存する接点データ記録
手段と、前記接点信号に係る入力点名称、系統番号、及
びその他の所定情報が格納されている入力点データ保存
部と、入力装置からの再現要求信号に基づき、前記接点
履歴データ保存部に保存された接点履歴データのうち再
現すべきデータについての再現条件を設定する対話処理
手段と、前記対話処理手段が設定した再現条件に基づ
き、前記接点履歴データ保存部及び入力点データ保存部
に格納されたデータを読み出す履歴データ読出手段と、
前記履歴データ読出手段により読み出されたデータを出
力装置に表示させる表示手段と、を備えたプラント監視
装置において、前記履歴データ読出手段が読み出した警
報履歴データを警報項目毎に且つ時系列的にグラフィッ
ク表示する項目別表示手段、を備えたことを特徴とす
る。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記項目別表示手段は、前記警報履歴デー
タについてのグラフィック表示に加え、前記履歴データ
読出手段が読み出した機器操作履歴データを操作項目毎
に且つ時系列的にグラフィック表示することが可能なも
のである、ことを特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記プロセス入力装置からのアナロ
グ信号のうち状態変化したもののみを時系列的にアナロ
グ履歴データ保存部に保存するアナログデータ記録手段
を備えており、前記入力点データ保存部は、前記アナロ
グ信号に係る入力点名称、系統番号、及びその他の所定
情報が格納されているものであり、前記対話処理手段
は、入力装置からの再現要求信号に基づき、前記アナロ
グ履歴データ保存部に保存されたアナログ履歴データの
うち再現すべきデータについての再現条件を設定するこ
とが可能なものであり、前記履歴データ読出手段は、前
記対話処理手段が設定した再現条件に基づき、前記アナ
ログ履歴データ保存部及び入力点データ保存部に格納さ
れたデータを読み出すことが可能なものであり、さら
に、前記履歴データ読出手段により読み出されたアナロ
グデータを、その変化傾向が判別できるように表示する
アナログトレンド表示手段を備えている、ことを特徴と
する。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1乃至3の
いずれかに記載の発明において、制御盤上に設置された
アナンシエータの各窓の警報名称及び配置状況について
のデータを保存するアナンシエータ模擬表示手段と、前
記履歴データ読出手段の読み出しに基づいて、アナンシ
エータの表示動作の過程を経時的に模擬表示するアナン
シエータ模擬表示手段と、を備えたことを特徴とする。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項1乃至4の
いずれかに記載の発明において、前記履歴データ読出手
段が読み出した警報履歴データを集計し、その集計結果
を警報項目毎にグラフィック表示する集計表示手段、を
備えたことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1乃
至図17に基づき説明する。ただし、図18と同様の構
成要素には同一符号を付して重複した説明を省略する。
【0016】図1は本発明の第1の実施形態の構成を示
すブロック図である。図1が図18と異なる点は、一覧
表示手段8の代わりに項目別表示手段11が設けられて
いる点である。
【0017】図2は、接点データ記録手段3によって書
き込まれる、接点履歴データ保存部4の警報履歴の保存
例を示すものである。この接点履歴データ保存部4のデ
ータ格納領域は一定範囲に限定されているため、一定範
囲を超えた新しいデータについては古いデータ上に上書
きすることになる。図2における「最新フラグ」が
「1」となっているデータが一定範囲を超えた新しいデ
ータのうちの最新のものを示している。したがって、8
月31日16時59分57秒のD004のデータの次に
新しいデータを書き込む場合、この新しいデータは、7
月31日19時00分14秒のD101の古いデータ上
に上書きされることになる。
【0018】図3は、入力点データ保存部10に予め書
き込まれている接点データの保存例を示すものである。
この図において、「警報接点」が「1」であって「機器
操作」が「0」であるものは、警報接点データであって
機器操作データではないことを示しており、また、「警
報接点」が「0」であって「機器操作」が「1」である
ものは、機器操作データであって警報接点データではな
いことを示している。したがって、例えば、D001の
データは、××異常に関するものであって系統番号××
×に属する警報接点データであり、点灯時がON表示で
あることを示している。
【0019】図4は、履歴データ読出手段7が項目別表
示手段11に対して出力する警報履歴情報の例を示すも
のである。図4(a)における「再現日時」及び図4
(b)における「系統番号」は、運転員の入力装置5の
操作により対話処理手段6に設定された再現条件であ
る。この設定に基づき履歴データ読出手段7は、接点履
歴データ保存部4及び入力点データ保存部10からそれ
ぞれ接点履歴データ及び入力点データを読み出し、図4
(c)に示す情報を項目別表示手段11に出力する。
【0020】図5は、履歴データ読出手段7の処理の流
れを示すフローチャートである。履歴データ読出手段7
は、まず、運転員の操作により設定された再現条件を対
話処理手段6より入力し(ステップ51)、再現条件の
うちの系統番号に該当する警報接点データについての入
力点番号や入力点名称を入力点データ保存部10より読
み込む(ステップ52)。次いで、再現条件に係る表示
スパン内つまり「再現日時」の開始時刻から終了時刻ま
での接点履歴データを接点履歴データ保存部4より読み
込む(ステップ53)。そして、読み込んだ入力点デー
タ及び接点履歴データを項目別表示手段11に出力する
(ステップ54)。項目別表示手段11は、これら入力
点データ及び接点履歴データに基づき出力装置9に対し
てグラフィック表示を行う。
【0021】図6は、出力装置9としてのCRT画面上
にグラフィック表示された例を示すものである。この図
に示すように、指定された期間内において、所定の警報
項目についての警報接点データのオン・オフ状態が、帯
状の表示エリアに点灯及び消灯により表示されている。
この場合、帯状の表示エリアを警報項目毎に色分けする
のが好ましい。このような表示によれば、運転員は、設
定した警報項目について各警報接点データを視覚的に素
早く把握することができ、プラント機器の動作傾向の解
析や異常原因の究明を迅速に行うことができる。また、
複数の警報項目を時間軸を一致させて並列に表示させる
ことができるので、警報発生の時間的な前後関係や長短
についても、視覚的に容易に確認することができる。
【0022】次に、本発明の第2の実施形態につき説明
する。本実施形態の構成は図1と同様である。しかし、
本実施形態の履歴データ読出手段7は、第1の実施形態
の場合と異なり、警報接点データの他に操作接点データ
についても接点履歴データ保存部4から読み出すように
なっている。
【0023】図7は、第2の実施形態における履歴デー
タ読出手段7の処理の流れを示すフローチャートであ
る。履歴データ読出手段7は、まず、運転員の操作によ
り設定された再現条件を対話処理手段6より入力し(ス
テップ71)、再現条件のうちの系統番号に該当する警
報接点データ及び操作接点データについての入力点番号
や入力点名称を入力点データ保存部10より読み込む
(ステップ72)。次いで、再現条件に係る表示スパン
内つまり「再現日時」の開始時刻から終了時刻までの接
点履歴データを接点履歴データ保存部4より読み込む
(ステップ73)。そして、読み込んだ入力点データ及
び接点履歴データを項目別表示手段11に出力する(ス
テップ74)。項目別表示手段11は、これら入力点デ
ータ及び接点履歴データに基づき出力装置9に対してグ
ラフィック表示を行う。
【0024】図8は、第2の実施形態におけるグラフィ
ック表示例を示すものである。この図に示すように、警
報項目の他に、この警報項目に対応する操作項目が表示
されているので、運転員は警報項目と操作項目との関連
性を視覚的に素早く把握することができる。したがっ
て、プラント機器の動作傾向の解析や異常原因の究明を
一層迅速に行うことができる。
【0025】図9は、第3の実施形態の構成を示すブロ
ック図である。図9が図1と異なる点は、アナログデー
タ記録手段13、アナログ履歴データ保存部14、及び
アナログトレンド表示手段15が追加されている点であ
る。
【0026】前述したように、プロセス入力装置2は、
プラント機器からの警報情報や機器情報、及びプロセス
量についてのデータを周期的に入力し、これらの入力に
基づき接点信号及びアナログ信号を出力している。アナ
ログデータ記録手段13は、これらの信号のうちアナロ
グ信号を入力し、このアナログ信号のうち前回入力した
時の状態から変化したアナログ信号のみをアナログ履歴
データ保存部14に時系列順に保存する。
【0027】図10は、アナログデータ記録手段13に
よって書き込まれる、アナログ履歴データ保存部14の
履歴データの保存例を示すものである。このアナログ履
歴データ保存部14のデータ格納領域は、接点履歴デー
タ保存部4と同様に、一定範囲に限定されているため、
一定範囲を超えた新しいデータについては古いデータ上
に上書きすることになる。図10における「最新フラ
グ」が「1」となっているデータが一定範囲を超えた新
しいデータのうちの最新のものを示している。
【0028】図11は、本実施形態の入力点データ保存
部10に予め書き込まれているアナログ項目データの保
存例を示すものである。例えば、A001のデータは、
○○○圧力に関するものであって系統番号×××に属す
るアナログ項目データであり、単位は「mmHG]であ
り、上限値が100で下限値が0であることを示してい
る。本実施形態における入力点データ保存部10は、図
3に示したデータと図11に示したデータとの双方を保
存している。
【0029】図12は、第3の実施形態における履歴デ
ータ読出手段7の処理の流れを示すフローチャートであ
る。履歴データ読出手段7は、まず、運転員の操作によ
り設定された再現条件を対話処理手段6より入力し(ス
テップ121)、再現条件のうちの系統番号に該当する
警報接点データ及びアナログ項目データについての入力
点番号や入力点名称を入力点データ保存部10より読み
込む(ステップ122)。次いで、再現条件に係る表示
スパン内つまり「再現日時」の開始時刻から終了時刻ま
での接点履歴データ及びアナログ履歴データをそれぞれ
接点履歴データ保存部4及びアナログ履歴データ保存部
14より読み込む(ステップ123,124)。そし
て、読み込んだ入力点データ及び接点履歴データ並びに
入力点データ及びアナログ履歴データを項目別表示手段
11に出力する(ステップ125、126)。項目別表
示手段11は、これら入力点データ,接点履歴データ、
及びアナログ履歴データに基づき出力装置9に対してグ
ラフィック表示を行う。
【0030】図13は、出力装置9としてのCRT画面
上にグラフィック表示された例を示すものである。この
図に示すように、指定された期間内において、所定の警
報項目についての警報接点データのオン・オフ状態が、
帯状の表示エリアに点灯及び消灯により表示されている
と共に、その下方にアナログデータが連続的に表示され
ている。このような表示によれば、運転員は、設定した
警報項目とこれに対応するアナログデータとの関連性に
ついて視覚的に素早く把握することができ、プラント機
器の動作傾向の解析や異常原因の究明を迅速に行うこと
ができる。また、警報項目とアナログデータとの時間軸
を一致させて並列に表示させることができるので、警報
発生とアナログ量との間の時間的な前後関係や長短につ
いても、視覚的に容易に確認することができる。
【0031】図14は本発明の第4の実施形態の構成を
示すブロック図である。図14が図1と異なる点は、項
目別表示手段11の代わりにアナンシエータ模擬表示手
段31が設けられ、さらに、アナンシエータ名称テーブ
ル32が付加されている点である。
【0032】アナンシエータ名称テーブル32には、制
御盤上のアナンシエータの各窓の警報名称についての情
報、実際の盤面上における各窓の配置についての情報、
各窓がどの入力点に対応する警報かについての情報等が
保存されている。
【0033】アナンシエータ模擬表示手段31は、アナ
ンシエータ名称テーブル32のデータに基づいて出力装
置9上に実際のアナンシエータ窓を模した表示動作を行
い、履歴データ読出手段7から渡された警報状態データ
に基づいて、その窓の点灯及び消灯を色替えで表示する
機能を有している。図15は、アナンシエータ模擬表示
手段31により出力装置9としてのCRT画面上に表示
された例を示すものである。
【0034】次に、図14の動作につき説明する。運転
員は、まず、入力装置5を操作し、アナンシエータを模
擬表示させたい期間を対話処理手段6を介して履歴デー
タ読出手段7に設定する。履歴データ読出手段7は、こ
れを受けて、例えば10秒周期で、接点履歴データ保存
部4から警報接点データを時系列順に選択して取り出
し、これをアナンシエータ模擬表示手段31に対して出
力する。ここで、履歴データ読出手段7が、接点履歴デ
ータ保存部4のデータの中から警報接点データを識別す
るには、入力点データ保存部10の各項目の警報接点デ
ータ識別用のフラグにより容易に行うことができる。ア
ナンシエータ模擬表示手段31は、履歴データ読出手段
7から入力したデータに基づき、実際にアナンシエータ
が行った表示動作の過程と同一の過程を出力装置9の画
面上に再現させる。
【0035】本実施形態は、このような機能を有してい
るので、プラント機器に異常事故が発生した場合に、そ
の時のアナンシエータの実際の表示動作を再現すること
ができ、異常原因の類推や解析を行う場合に、特に有効
である。
【0036】図16は本発明の第5の実施形態の構成を
示すブロック図である。図16が図1と異なる点は、項
目別表示手段11の代わりに集計表示手段41が設けら
れている点である。
【0037】集計表示手段41は、履歴データ読出手段
7から警報の発生履歴データを受け取り、警報項目毎に
警報発生回数を積算し、さらに、この積算値を項目順や
回数順に出力装置9の画面上にグラフィック表示する機
能を有している。
【0038】次に、図16の動作につき説明する。運転
員は、まず、入力装置5を操作し、データ集計したい期
間を対話処理手段6を介して履歴データ読出手段7に設
定する。履歴データ読出手段7は、これを受けて、接点
履歴データ保存部4からその期間に発生して保存されて
いる警報接点データを選択して取り出し、これを集計表
示手段41に対して出力する。集計表示手段41は、履
歴データ読出手段7から入力したデータに基づき、各警
報項目毎の警報発生回数を算出し、その回数が大きなも
のから順に出力装置9の画面上に表示を行う。図17
は、この場合の表示例を示すものである。
【0039】本実施形態によれば、運転員は、ある指定
した期間内にどの警報がどの程度頻繁に発生したかとい
う解析を容易に行うことが可能となる。したがって、プ
ラント機器のどの部分の保守を重点的に行えばよいかに
ついての好適な判断材料とすることができる。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、履歴デ
ータに基づくプラント機器の動作傾向の解析や異常原因
の究明を、運転員が容易且つ迅速に行うことが可能なプ
ラント監視装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の構成を示すブロック
図。
【図2】図1における接点履歴データ保存部4の警報履
歴の保存例を示す説明図。
【図3】図1における入力点データ保存部10の接点デ
ータの保存例を示す説明図。
【図4】図1における履歴データ読出手段7が項目別表
示手段11に対して出力する警報履歴情報の例を示す説
明図。
【図5】図1における履歴データ読出手段7の処理の流
れを示すフローチャート。
【図6】第1の実施形態に係る画面表示例を示す説明
図。
【図7】本発明の第2の実施形態における履歴データ読
出手段7の処理の流れを示すフローチャート。
【図8】第2の実施形態に係る画面表示例を示す説明
図。
【図9】本発明の第3の実施形態の構成を示すブロック
図。
【図10】図10におけるアナログ履歴データ保存部1
4のアナログ履歴データの保存例を示す説明図。
【図11】図10における入力点データ保存部10のア
ナログ項目データの保存例を示す説明図。
【図12】図10における履歴データ読出手段7の処理
の流れを示すフローチャート。
【図13】第3の実施形態に係る画面表示例を示す説明
図。
【図14】本発明の第4の実施形態の構成を示すブロッ
ク図。
【図15】第4の実施形態に係る画面表示例を示す説明
図。
【図16】本発明の第5の実施形態の構成を示すブロッ
ク図。
【図17】第5の実施形態に係る画面表示例を示す説明
図。
【図18】従来装置の構成を示すブロック図。
【図19】従来装置による画面表示例を示す説明図。
【符号の説明】
1 計算機 2 プロセス入力装置 3 接点データ記録手段 4 接点履歴データ保存部 5 入力装置 6 対話処理手段 7 履歴データ読出手段 8 一覧表示手段 9 出力装置 10 入力点データ保存部 11 項目別表示手段 13 アナログデータ記録手段 14 アナログ履歴データ保存部 15 アナログトレンド表示手段 31 アナンシエータ模擬表示手段 32 アナンシエータ名称テーブル 41 集計表示手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラント機器からの警報情報や機器情報の
    入力に基づく接点信号、及びプロセス機器からのプロセ
    ス量の入力に基づくアナログ信号を出力するプロセス入
    力装置と、 前記プロセス入力装置からの接点信号のうち状態変化し
    たもののみを時系列的に接点履歴データ保存部に保存す
    る接点データ記録手段と、 前記接点信号に係る入力点名称、系統番号、及びその他
    の所定情報が格納されている入力点データ保存部と、 入力装置からの再現要求信号に基づき、前記接点履歴デ
    ータ保存部に保存された接点履歴データのうち再現すべ
    きデータについての再現条件を設定する対話処理手段
    と、 前記対話処理手段が設定した再現条件に基づき、前記接
    点履歴データ保存部及び入力点データ保存部に格納され
    たデータを読み出す履歴データ読出手段と、 前記履歴データ読出手段により読み出されたデータを出
    力装置に表示させる表示手段と、を備えたプラント監視
    装置において、 前記履歴データ読出手段が読み出した警報履歴データを
    警報項目毎に且つ時系列的にグラフィック表示する項目
    別表示手段、 を備えたことを特徴とするプラント監視装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のプラント監視装置におい
    て、 前記項目別表示手段は、前記警報履歴データについての
    グラフィック表示に加え、前記履歴データ読出手段が読
    み出した機器操作履歴データを操作項目毎に且つ時系列
    的にグラフィック表示することが可能なものである、 ことを特徴とするプラント監視装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載のプラント監視装置に
    おいて、 前記プロセス入力装置からのアナログ信号のうち状態変
    化したもののみを時系列的にアナログ履歴データ保存部
    に保存するアナログデータ記録手段を備えており、 前記入力点データ保存部は、前記アナログ信号に係る入
    力点名称、系統番号、及びその他の所定情報が格納され
    ているものであり、 前記対話処理手段は、入力装置からの再現要求信号に基
    づき、前記アナログ履歴データ保存部に保存されたアナ
    ログ履歴データのうち再現すべきデータについての再現
    条件を設定することが可能なものであり、 前記履歴データ読出手段は、前記対話処理手段が設定し
    た再現条件に基づき、前記アナログ履歴データ保存部及
    び入力点データ保存部に格納されたデータを読み出すこ
    とが可能なものであり、 さらに、前記履歴データ読出手段により読み出されたア
    ナログデータを、その変化傾向が判別できるように表示
    するアナログトレンド表示手段を備えている、ことを特
    徴とするプラント監視装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかに記載のプラン
    ト監視装置において、 制御盤上に設置されたアナンシエータの各窓の警報名称
    及び配置状況についてのデータを保存するアナンシエー
    タ模擬表示手段と、 前記履歴データ読出手段の読み出しに基づいて、アナン
    シエータの表示動作の過程を経時的に模擬表示するアナ
    ンシエータ模擬表示手段と、 を備えたことを特徴とするプラント監視装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかに記載のプラン
    ト監視装置において、 前記履歴データ読出手段が読み出した警報履歴データを
    集計し、その集計結果を警報項目毎にグラフィック表示
    する集計表示手段、 を備えたことを特徴とするプラント監視装置。
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