JPH1195833A - プラント監視装置 - Google Patents

プラント監視装置

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JPH1195833A
JPH1195833A JP20643098A JP20643098A JPH1195833A JP H1195833 A JPH1195833 A JP H1195833A JP 20643098 A JP20643098 A JP 20643098A JP 20643098 A JP20643098 A JP 20643098A JP H1195833 A JPH1195833 A JP H1195833A
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Tetsuo Tamaoki
哲男 玉置
Mitsuhiro Enomoto
光広 榎本
Yukio Sonoda
幸夫 園田
Yuichi Tatebayashi
雄一 舘林
Masahiro Okawa
雅弘 大川
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラント監視装置の機能・監視対象の拡張・
追加を容易にする。 【解決手段】 プラントから得られる信号は入力装置1
によって時系列データに変換され、データ保存装置2に
伝送される。データ保存装置2は入力装置1によって入
力されたプラントデータの一定期間分を常時連続して保
存する。監視処理装置3は、データ保存装置2に格納さ
れているプラントデータを指定監視周期ごとに入力し、
予め定めた監視基準に従って正常/異常の判定を行う。
異常が検出された場合にはその結果の保存と出力表示を
行うとともに、監視処理に用いたデータの異常検出前後
一定期間分を異常データとして保存する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子力発電プラン
ト、火力発電プラント、化学プラント等の大規模プラン
トのプロセス信号を基に運転状態を監視して異常の発生
を早期に検出し診断するプラント監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原子力発電プラント、火力発電プラン
ト、化学プラント等の大規模プラントには、プラントの
性能およびプラントを構成する様々な系統、機器の健全
性を確認する目的で多数のプロセス信号が測定されてい
る。多量の信号の全てをプラントの運転員が常時監視す
ることは困難なことから、多くのプラントには計算機を
用いてプラント信号を入力し、予め与えた異常検出しき
い値と比較することにより自動的にプラント状態の変化
を検出する監視装置が設けられている。これら従来の装
置は、信号の入力、データの保存、監視処理といった監
視装置の諸機能を通常は1つの処理装置(多くの場合は
ミニコンピュータクラスの汎用計算機)で高速に実行す
るように設計製作されている。複数の処理装置を設ける
場合にも、その目的は装置全体の信頼性確保にあり、同
一機能のバックアップ用装置として作られていた。
【0003】また、原子力発電プラントを例に採ると、
1運転サイクルが終了して燃料交換、機器の定期検査や
補修を行って、再度運転を開始した場合に、プラント信
号の特性に微妙な変化が観測される場合がある。このた
め、プラント監視装置の稼動に必要な異常検出しきい値
等の様々なパラメータの初期設定を行って装置の運用が
開始された後においても、各運転サイクルの開始時に前
サイクル運転時のデータを基にしきい値を再設定する必
要があり、従来はこれを人間が手作業で行っている。一
方、プラント監視装置では監視・診断結果を出力表示す
るとともに、監視に用いたプラントデータを整理した形
で利用者であるプラント運転員等に提供表示することが
要求される。プラントデータの監視は、プロセス量の瞬
時値である入力データの値yそのもの、あるいは自身を
含む他のプロセス量のデータxから既知のプラント特性
関数y=f(x)を用いて予測される値からの偏差δy
=y−f(x)を監視指標として、これらを異常検出し
きい値と比較することにより行われる。従って、プラン
トデータの情報表示においては時間を横軸にとった入力
値yのトレンド図の他、横軸にxの1信号の値、縦軸に
yの値をとったx−y相関図を表示することが行われ
る。これらのプロットには異常検出しきい値を併せて表
示することも行われ、相関図の場合には通常時の特性か
らのズレを確認し易いように特性関数に基づく予測値f
(x)を同時に表示することも行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術のプ
ラント監視装置には以下のような3つの課題が指摘され
る。すなわち、 (1)既設のプラント監視装置に対して、監視機能の追
加修正ばかりでなく、監視対象となる信号を追加するよ
うな場合、その規模によっては処理装置のハードウェア
の交換やソフトウェアの既存部の大幅な修正が必要とな
り、改造に要するコストが多大となる問題があった。
【0005】(2)また、プラント監視装置の運用が開
始された後においても、各運転サイクルの開始時に異常
検出しきい値を再設定する必要があるが、従来はこの作
業を人間が行っていたため、多大な時間を要するばかり
でなく、設定基準が作業者に依存して微妙に異なるとい
った問題があった。
【0006】(3)装置の提供する情報の利用者にとっ
ては、時間を横軸にとったトレンド図は信号の挙動を把
握し易いが、相関図の表示には時間のスケールが含まれ
ないため、予測値からずれたデータが表示された場合
に、それが何時の時点で生じたズレであるかを把握する
ことが困難であるという問題があった。
【0007】本発明は、上記課題に対処してなさたもの
で、直接の変更対象である機能とは関係のない既存部の
交換・修正をほとんど行うことなく、機能・監視対象の
拡張・追加を容易に行うことができるプラント監視装置
を提供することを目的とする。
【0008】また本発明は、異常検出しきい値の設定を
一定の基準に従って自動的に行うことができるプラント
監視装置を提供することを目的とする。
【0009】また本発明は、プラントデータの相関情報
を時間変化を把握し易い形式で表示するプラント監視装
置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明のプラント監視装置は、プラントからの各種プラント
データを入力する入力装置と、この入力装置から送信さ
れるプラントデータを保存するデータ保存装置と、この
データ保存装置に保存されたプラントデータを読み込み
監視基準に従って正常/異常の判定を行う監視処理装置
とを備え、入力装置とデータ保存装置およびデータ保存
装置と監視処理装置はそれぞれ通信手段を介して取り外
し可能に接続されることを特徴とする。
【0011】請求項1の発明においては、プラント監視
に必要な諸機能の処理をそれぞれ異なるハードウェアで
実行するモジュール型装置として構成しており、このよ
うに機能単位に分割したことによりハードウェアとして
はパソコンクラスの汎用計算機の使用が可能となり、機
能単位での拡張・追加を容易かつ安価に行うことができ
る。なお、機能単位にソフトウェアをモジュール化する
だけでなくハードウェアをも分割することにより、同一
ハードウェア内で処理するのに比べて各機能の間で必要
な情報の授受に、従来にない伝送時間が余分に必要とな
るが、近年のネットワーク通信速度の向上と監視周期の
調整によりこのようなモジュール化は可能である。
【0012】請求項2の発明のプラント監視装置は、プ
ラントからの各種プラントデータを入力する入力装置
と、この入力装置から送信されるプラントデータについ
て監視基準に従って正常/異常の判定を行い、判定結果
に従って入力データを保存するデータ監視保存装置とを
備え、入力装置とデータ監視保存装置は通信手段を介し
て取り外し可能に接続されることを特徴とする。
【0013】請求項3の発明のプラント監視装置は、プ
ラントからの各種プラントデータを入力し保存するデー
タ入力保存装置と、このデータ入力保存装置に保存され
たプラントデータを読み込み監視基準に従って正常/異
常の判定を行う監視処理装置とを備え、データ入力保存
装置と監視処理装置は通信手段を介して取り外し可能に
接続されることを特徴とする。
【0014】請求項3の発明においては、プラントデー
タの入力機能と入力したデータの保存機能を分割せずに
一つの処理装置としたが、これにより、観測信号の数が
限られているプラントや監視対象信号の拡張の可能性が
ないプラントに対して、高速のデータ保存が可能な監視
装置を提供することができる。
【0015】請求項4の発明は、請求項1または2記載
のプラント監視装置において、入力装置は同じ入力周期
のプラントデータを入力するものであって、入力周期に
よって分けられたプラントデータのグループごとに複数
設置されることを特徴とする。
【0016】請求項4の発明においては、高速入力の必
要な監視信号と低速入力でも充分な監視信号等の多様な
信号を対象とする場合にも、容易に対応することができ
る。また、例えば従来にない時間間隔で新たな監視信号
の入力を追加するような場合にも、これを別グループと
して専用入力装置を追加することで既存入力装置の大幅
な改造等を避けることができる。
【0017】請求項5の発明は、請求項4記載のプラン
ト監視装置において、複数の入力装置がともに、同一の
信号を少なくとも1つ入力し、入力装置に接続されるデ
ータ保存装置と監視処理装置、またはデータ監視保存装
置は、前記同一信号のデータ用いて複数のグループ間の
入力時間差を評価し入力時間差によるデータ値のずれを
補正して監視処理することを特徴とする。
【0018】請求項5の発明においては、同一時間間隔
で入力すべき監視対象信号数が多い場合にも、限られた
入力チャンネル数の入力装置を複数台用いることによっ
て容易かつ安価に対応することができる。また、同一入
力間隔の監視対象信号を追加する場合にも、既存入力装
置の大幅な改造等を避けることができる。
【0019】請求項6の発明は、請求項5記載のプラン
ト監視装置において、入力時間差は、相互相関関数ある
いはレホケンスが最大となる時間、あるいは位相差と周
波数の関数の傾きにより評価することを特徴とする。
【0020】請求項6の発明においては、複数の入力装
置間でハードウェアによって同期をとる必要がなくなる
ため、前述したように入力装置の増設を容易に行うこと
ができる。
【0021】請求項7の発明は、請求項1ないし6のい
ずれか1項に記載のプラント監視装置において、監視処
理装置またはデータ監視保存装置からの監視処理結果に
基づいて診断基準に従って異常原因を判定する診断処理
装置を備え、監視処理装置またはデータ監視保存装置と
診断処理装置とは通信手段を介して取り外し可能に接続
されることを特徴とする。
【0022】請求項7の発明においては、監視機能、診
断機能のいずれを修正・追加する場合にも、それぞれの
既存部の大幅な改造を避けることができる。
【0023】請求項8の発明は、プラントからの各種プ
ラントデータを入力し、入力したプラントデータについ
て監視基準に従って正常/異常の判定を行うプラント監
視処理装置と、プラント監視処理装置からの監視処理結
果に基づいて診断基準に従って異常原因を判定する診断
処理装置を備え、プラント監視処理装置と診断処理装置
は通信手段を介して取り外し可能に接続されることを特
徴とする。
【0024】請求項8の発明においては、プラントデー
タを入力する機能、入力したデータを保存する機能、お
よび入力データに対して予め定めた監視基準に従って正
常/異常の判定を行う監視機能を同一の処理装置に持た
せており、観測信号の数が限られているプラントや監視
対象信号の拡張の可能性がないプラントに対して、高速
の監視処理とデータ保存が可能でかつ監視処理装置を改
造することなく診断機能の改良等を行うことができる。
【0025】請求項9の発明は、請求項1ないし8のい
ずれか1項に記載のプラント監視装置において、入力装
置を介して入力したプラントデータについてそれぞれ異
なる監視診断基準に従って異常事象の検出を行う複数の
個別監視診断処理装置を取り外し可能に備えることを特
徴とする。
【0026】請求項9に発明においては、装置の既存部
を改造することなく例えば従来にない診断機能を追加す
るといった作業を容易に行うことができ、装置の拡張性
が高まる。
【0027】請求項10の発明は、請求項1ないし9の
いずれか1項に記載のプラント監視装置において、保存
された過去のプラントデータを用いて前記監視基準を設
定する監視基準設定手段を有することを特徴とする。
【0028】請求項10の発明においては、異常検出し
きい値等の監視基準の設定に要していた時間を大幅に短
縮できるとともに、設定者に依存しない一定の基準に従
ったしきい値の設定が可能となる。
【0029】請求項11の発明は、請求項10記載のプ
ラント監視装置において、監視基準設定手段は、保存さ
れた過去のプラントデータから通常の運転操作の影響を
受けた部分を除外して用いることを特徴とする。
【0030】請求項11の発明においては、頻度の少な
い運転操作によって生じる変化を異常と見なさないよう
に異常検出しきい値を定めた場合、操作の行われない運
転時に異常による小さな変化が生じても検出できない場
合があるが、このように機器のテスト運転操作等の通常
行われる運転操作の期間を除いてしきい値を設定し、か
つ監視実行時に運転操作が行われたことを識別すること
で高感度の異常検出が可能となる。
【0031】請求項12の発明は、請求項10記載のプ
ラント監視装置において、監視基準設定手段は、保存さ
れた過去のプラントデータから異常の影響を受けている
ことが明らかな部分を除外して用いることを特徴とす
る。
【0032】請求項12の発明においては、異常の影響
を受けて変化した部分を正常データに含めて異常検出し
きい値を定めた場合、実際に異常が生じても検出できな
い場合があるが、このように異常の影響を受けているこ
とが明らかな部分を除外してしきい値を設定すること
で、再度同じ異常が発生したときに検出可能となる。
【0033】請求項13の発明は、請求項10記載のプ
ラント監視装置において、監視基準設定手段は、保存さ
れた過去のプラントデータから任意に指定した部分を除
外して用いることを特徴とする。
【0034】請求項13の発明においては、既知の人為
操作の影響であるか異常の影響であるか判然としないよ
うな変化を示す部分を除外してしきい値を設定すること
で、再度同じような変化が発生したときに検出可能とな
る。
【0035】請求項14の発明は、請求項10ないし1
3のいずれか1項に記載のプラント監視装置において、
監視基準設定手段は、定常なプラントデータに対しては
該当する過去のプラントデータの算術平均値に一定値を
加えた値を上限しきい値、一定値を減じた値を下限しき
い値とする監視基準を設定することを特徴とする。
【0036】請求項14の発明においては、通常運転中
はほとんど変化することのないプラント信号に対して、
観測データそのものを固定しきい値と比較するという最
も単純で高速処理の可能な監視方法としきい値を設定す
ることができる。
【0037】請求項15の発明は、請求項10ないし1
4のいずれか1項に記載のプラント監視装置において、
監視基準設定手段は、非定常なプラントデータに対して
は該当する過去のプラントデータの移動平均値に一定値
を加えた値を上限しきい値、一定値を減じた値を下限し
きい値として監視する監視基準を設定することを特徴と
する。
【0038】請求項15の発明においては、通常運転中
においても変化するプラント信号に対して、通常とは異
なる急激な変化を感度良く検出する監視方法としきい値
を設定することができる。
【0039】請求項16の発明は、請求項14または1
5記載のプラント監視装置において、監視基準設定手段
は、前記各一定値を該当する過去のプラントデータの算
術平均値あるいは移動平均値からの偏差の最大値の定数
倍として設定することを特徴とする。
【0040】請求項16の発明においては、通常観測さ
れる監視指標の変動を正常とし、かつ異常による変化を
感度良く検出することが可能となる。
【0041】請求項17の発明は、請求項14ないし1
6のいずれか1項に記載のプラント監視装置において、
監視基準設定手段は、過去のプラントデータの最大値と
最小値の差が当該プラントデータの算術平均値にある定
数を乗じたものよりも小さければ当該プラントデータを
定常と判定し、大きければ非定常と判定することを特徴
とする。
【0042】請求項17の発明においては、通常時の変
動特性をプラントデータの最大値と最小値の差、すなわ
ち最大の振れ幅という簡単なパラメータによって評価す
ることで、専門家に近い定常性判定を自動化することが
できる。
【0043】請求項18の発明は、請求項14ないし1
6のいずれか1項に記載のプラント監視装置において、
監視基準設定手段は、過去のプラントデータの最大値と
最小値の差が当該プラントデータの算術平均値にある定
数を乗じたものよりも小さく、かつ算術平均値廻りの標
準偏差が前記算術平均値に対応する定数を乗じたものよ
りも小さければ当該プラントデータを定常と判定し、い
ずれか一方が大きければ非定常と判定することを特徴と
する。
【0044】請求項18の発明においては、通常時の変
動特性をプラントデータの最大値と最小値の差(最大振
れ幅)および算術平均値廻りの標準偏差という簡単なパ
ラメータによって評価することで、専門家に近い定常性
判定を自動化することができる。
【0045】請求項19の発明は、請求項14ないし1
6のいずれか1項に記載のプラント監視装置において、
監視基準設定手段は、過去のプラントデータの最大値と
最小値の差が当該プラントデータの算術平均値に第1の
定数を乗じたものより大きくかつ前記第1の定数よりオ
ーダーの大きい第2の定数を乗じたものより小さければ
当該プラントデータを非定常と判定し、その範囲になけ
れば定常と判定することを特徴とする。
【0046】請求項19の発明においては、請求項17
の発明と同様に、通常時の変動特性をプラントデータの
最大値と最小値の差(最大振れ幅)という簡単なパラメ
ータによって評価することで、専門家に近い定常性判定
を自動化することができる。
【0047】請求項20発明は、請求項14ないし16
のいずれか1項に記載のプラント監視装置において、監
視基準設定手段は、過去のプラントデータの最大値と最
小値の差が当該プラントデータの算術平均値廻りの標準
偏差にある定数を乗じたものよりも小さければ当該プラ
ントデータを定常と判定し、大きければ非定常と判定す
ることを特徴とする。
【0048】請求項20の発明においては、請求項18
の発明と同様に、通常時の変動特性をプラントデータの
最大値と最小値の差(最大振れ幅)および算術平均値廻
りの標準偏差という簡単なパラメータによって評価する
ことで、専門家に近い定常性判定を自動化することがで
きる。
【0049】請求項21の発明は、請求項1ないし3の
いずれか1項に記載のプラント監視装置において、保存
されたプラントデータに基づいて指定された2種類のプ
ラントデータの相関図を表示する際に、前記2種類のプ
ラントデータの内一方のプラントデータの入力値から所
定のモデルにより他方のプラントデータの予測値を演算
し、前記他方のプラントデータの入力値と予測値との差
の時間変化を示す残差列時間トレンド図を同時に表示す
る手段を備えたことを特徴とする。
【0050】請求項22の発明は、プラントからの各種
プラントデータを入力し、監視基準に従って正常/異常
の判定を行うプラント監視装置において、入力したプラ
ントデータに基づいて指定された2種類のプラントデー
タの相関図を表示する際に、前記2種類のプラントデー
タの内一方のプラントデータの入力値から基準のモデル
により他方のプラントデータの予測値を演算し、前記他
方のプラントデータの入力値と予測値との差との差の時
間変化を示す残差列時間トレンド図を同時に表示する手
段を備えたことを特徴とする。
【0051】請求項21および22の発明においては、
時間スケールを含まない相関図の欠点を補うことができ
る。
【0052】請求項23の発明は、請求項21または2
2記載のプラント監視装置において、前記相関図に表示
されるデータと前記残差列時間トレンド図に表示される
データのそれぞれの表示色を連動して変化させる手段を
備えることを特徴とする。
【0053】請求項23の発明においては、相関図上の
表示データを残差列時間トレンド図上のデータと対応付
けて把握することができる。
【0054】請求項24の発明は、請求項21または2
2記載のプラント監視装置において、前記相関図または
前記残差列時間トレンド図のいずれか一方で指定された
データと対応する他方の図のデータを識別可能にそれぞ
れの表示色または表示マークを同様に変化させる手段を
備えることを特徴とする。
【0055】請求項24の発明においては、例えば相関
図において基準値f(x)からずれた点が複数あるよう
な場合にも、選択したデータが何時生じたものであるか
を把握することが可能となる。逆に、基準値からのずれ
が大きくなった時間を選択してその時の入力値の大きさ
を知ることも可能となる。
【0056】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。
【0057】図1は、本発明のプラント監視装置の第1
の実施の形態の全体構成を示すもので、プラントデータ
を入力する入力装置1と、入力されたプラントデータを
保存するデータ保存装置2と、保存されたプラントデー
タを指定周期で入力し正常/異常の判定を行う監視処理
装置3とで構成される。
【0058】上記構成において、プラントから得られる
信号は入力装置1によって時系列データに変換され、デ
ータ保存装置2に伝送される。データ保存装置2は入力
装置1によって入力されたプラントデータの一定期間分
を常時連続して保存する。監視処理装置3は、データ保
存装置2に格納されているプラントデータを指定監視周
期ごとに入力し、予め定めた監視基準に従って正常/異
常の判定を行う。異常が検出された場合にはその結果の
保存と出力表示を行うとともに、監視処理に用いたデー
タの異常検出前後一定期間分を異常データとして保存す
る。
【0059】また図2〜図4は、上記各装置の詳細な構
成例を示すものである。入力装置1は、装置内の機能を
制御する制御部1aと、プラント信号を量子化する量子
化部1bと、量子化されたデータを一定量記憶する2つ
の一時記憶部1cと、記憶および取り出し時の一時記憶
部1cの切り替えを行うゲート部1d、1eと、データ
送信を行う通信部1fとで構成される。
【0060】データ保存装置2は、各機能を制御する制
御部2aと、データの受信または送信を行う通信部2
b、2cと、データを記憶する記憶部2dとで構成され
る。
【0061】監視処理装置3は、各機能を制御する制御
部3aと、データの受信を行う通信部3bと、監視基準
に従ってデータの異常を検出する監視処理部3cと、監
視基準を格納する監視基準格納部3dと、監視結果を格
納する監視結果格納部3eと、監視結果を出力表示する
出力表示部3fと、異常を検出されたデータについて一
定期間のデータを記憶する長期記憶部3gとで構成され
る。
【0062】次に、本実施の形態の作用を図2〜図4に
基づいて説明する。図2に示す入力装置1において、予
め設定された入力時間間隔Δtごとに制御部1aから出
される指令に従い、プラント信号は量子化部1bにより
量子化され、ゲート部1dを経由して予め設定された容
量を持つ一時記憶部1cのいずれか一方に格納される。
入力データを格納中の一時記憶部1cに空き容量がなく
なった場合、制御部1aはゲート部1dに指令を出して
格納先の一時記憶部1cを切り替えるとともに、格納を
終えた一時記憶部1cの時系列データをゲート部1eを
経由して通信部1fよりデータ保存装置2へ送信する。
【0063】入力装置1からデータ保存装置2へ送信さ
れたデータは、制御部2aにより、通信部2bを経由し
て一定期間分の容量を持つリングバッファ状の記憶部2
dに保存される。すなわち、記憶部2dにおいて一定期
間を経過したデータは新たなデータによって上書きされ
る。記憶部2dのプラントデータは、指定監視周期ごと
に図4に示す監視処理装置3の制御部3aの指令によっ
て、通信部3b、2cを経由して読み出され、監視処理
部3cにおいて監視基準格納部3dに設定された監視方
法、異常検出しきい値等の条件に従ってその正常/異常
が判定される。異常が検出された場合、制御部3aはそ
の結果を監視結果格納部3eに保存し、出力表示部3f
に表示する。また、異常検出の前後の予め定めた期間分
のプラントデータを長期記憶部3gに格納する。
【0064】以上の説明からも明らかなように、本実施
の形態によれば、各機能処理間のデータの流れは一方向
のみであるため、各機能単位にソフトウェアおよびハー
ドウェアの独立性を高めたモジュール型プラント監視装
置を実現することができる。このように機能単位に分割
したことにより、ハードウェアとしてはパソコンクラス
の汎用計算機の使用が可能であり、これにより機能単位
での拡張・追加を容易かつ安価に行うことができる。
【0065】なお、長期記憶部3gをデータ保存装置2
に含め、監視処理装置3において異常が検出された場合
にデータ保存装置2に長期保存の指令を出すように構成
することも可能である。さらに、監視処理装置3の出力
表示部3fを別置の出力表示/対話処理装置として構成
することも可能である。
【0066】図5は、本発明のプラント監視装置の第2
の実施の形態の全体構成を示すもので、プラントからの
信号を入力する入力装置1と、入力されたプラントデー
タに対してあらかじめ定めた監視基準に従って正常/異
常の判定を行い、判定結果に従って入力データを保存す
るデータ監視保存装置4とで構成される。この構成で
は、プラントから得られる信号は入力装置1によって時
系列データに変換されデータ監視保存装置4に伝送され
る。
【0067】図6は、データ監視保存装置4の詳細な構
成例を示すもので、各機能を制御する制御部4aと、デ
ータを受信する通信部4bと、監視基準に従ってデータ
の異常を検出する監視処理部4cと、監視基準を格納す
る監視基準格納部4dと、監視結果を格納する監視結果
格納部4eと、監視結果を出力表示する出力表示部4f
と、異常データを格納する長期記憶部4gと、正常デー
タを格納する記憶部4hとで構成される。
【0068】次に、本実施の形態におけるデータ監視保
存装置4の動作を図6に基づいて説明する。通信部4b
より入力されたプラントデータは、監視処理部4cにお
いて、監視基準格納部4dに格納されている監視周期、
監視方法、異常検出しきい値等の条件に従って処理さ
れ、正常/異常が判定される。
【0069】監視結果が正常な場合、制御部4aは一定
期間分の入力データを記憶部4hに格納する。異常が検
出された場合、制御部4aはその結果を監視結果格納部
4eに保存し、出力表示部4fに出力するとともに、異
常検出前後一定期間分のデータを異常データとして長期
記憶部4gに保存する。
【0070】以上の説明からも明らかなように、本実施
の形態によれば、入力データの監視と保存の2つの処理
を同一装置内で行うため、前記第1の実施の形態におけ
るデータ保存装置から監視処理装置へのデータ通信に要
する時間が不要となり、より短周期での監視が可能とな
る。
【0071】図7は、本発明のプラント監視装置の第3
の実施の形態の全体構成を示すもので、プラントデータ
を入力し保存するデータ入力保存装置5と、データ入力
保存装置5からプラントデータを指定周期で入力し正常
/異常の判定を行う監視処理装置3とで構成される。こ
の構成では、プラントから得られる信号はデータ入力保
存装置5に入力されて時系列データに変換され、常時一
定期間分のデータが連続的に保存される。監視処理装置
3は第1の実施の形態におけるものと同様であり、図4
に示すような構成を有する。
【0072】図8は、データ入力保存装置5の詳細な構
成例を示すもので、制御部5aと、量子化部5bと、2
つの一時記憶部5cと、これらの一時記憶部5cへの読
み込みおよび読み出しを行うゲート部5d、5eと、一
時記憶部5cへ一時記憶されたプラントデータを格納す
る記憶部5fと、データ送信を行う通信部5gとで構成
される。
【0073】次に、本実施の形態の作用を説明する。図
8に示すように構成されたデータ入力保存装置5におい
ては、プラント信号は量子化部5bにより量子化され、
ゲート部5dを経由して予め設定された容量を持つ一時
記憶部5cのいずれか一方に格納される。入力データを
格納中の一時記憶部5cに空き容量がなくなった場合、
制御部5aはゲート部5dに指令を出して格納先の一時
記憶部5cを切り替えるとともに、格納を終えた一時記
憶部5cの時系列データをゲート部5eを経由して記憶
部5fに直接に保存する。記憶部5fに格納されたプラ
ントデータは通信部5gを経由して、監視処理装置3に
より指定監視周期ごとに読みだされ、第1の実施の形態
で説明したように処理される。
【0074】本実施の形態によれば、監視対象信号の拡
張といった要求には対応し難いものの、観測信号の数が
限られているプラントや監視対象信号の拡張の可能性が
ないプラントに対しては、高速のデータ保存が可能なプ
ラント監視装置を実現することができる。
【0075】図9は、本発明のプラント監視装置の第4
の実施の形態の全体構成を示すもので、入力時間間隔の
同じグループのプラント信号をそれぞれ入力するグルー
プ単位の複数台の入力装置1と、これらの入力装置1に
よって入力されたプラントデータを保存するデータ保存
装置2′と、保存されたプラントデータを指定周期で入
力し正常/異常の判定を行う監視処理装置3とで構成さ
れる。
【0076】この構成において、入力装置1は、図2に
示す構成を有し、第1の実施の形態とは入力周期のみが
Δt1 、…、Δtn と異なる。監視処理装置3は、第1
の実施の形態と同じく図4に示すような構成を有する。
【0077】データ保存装置2′は図10に構成例を示
すように、図3に示すデータ保存装置2とほぼ同じであ
るが、制御部2′aと、データの受信または送信を行う
通信部2′b、2′cと、データを記憶する記憶部2′
dに加えて、入力された信号グループ別にプラントデー
タを分けて保存するための前処理部2′eが設けられて
いる。
【0078】次に、本実施の形態の作用を説明する。こ
の実施の形態では、監視対象のプラント信号は入力時間
間隔の同じ信号ごとにグループ化され、各グループに対
して独立に設けられた複数台の入力装置1にそれぞれ入
力される。
【0079】各入力装置1から送出されたプラントデー
タは、データ保存装置2′において常時一定期間分が信
号グループ別に分けて連続的に保存される。このデータ
は予め設定された監視周期ごと監視処理装置3に入力さ
れて監視処理が実行される。
【0080】従来のプラント監視装置のように1台の入
力装置しかない場合には、新たに異なる入力周期の信号
を追加するには入力部のソフトウェアの大幅な改造が必
要となったが、これに対して本実施の形態によれば、同
一構成の入力装置を追加することで既存入力装置の大幅
な改造を避けることができる。
【0081】なお、第1の実施の形態と同様に、入力装
置が分離された構成の第2の実施の形態のプラント監視
装置に対しても、図11に例示するように入力装置1を
信号グループごとに独立して設けた構成とすることが可
能である。この場合、データ監視保存装置4′は図6と
類似の構成となるが、監視処理部4cの前に図10と同
様の前処理部が付加される。
【0082】図12は、本発明のプラント監視装置の第
5の実施の形態の全体構成を示すもので、入力時間間隔
の同じグループのプラント信号をそれぞれ入力し、かつ
ともに共通信号を入力する複数台の入力装置1と、これ
らの入力装置1によって入力された各グループのプラン
トデータおよびグループ間の入力時間差を評価した共通
データを保存するデータ保存装置2″と、保存されたプ
ラントデータをグループ間の入力時間差を補正して正常
/異常の判定を行う監視処理装置3′とで構成される。
【0083】本実施の形態は、同一周期で入力すべき信
号数が非常に大きい場合に対応したものであり、第4の
実施の形態と同様にこれらの信号を複数のグループに分
割し、グループごとに異なる入力装置1に入力する。こ
のとき、各入力装置1に共通の信号を含めて入力する。
共通信号としては、プラント信号の中で低周波から高周
波までのできるだけ広い周波数成分を持った信号を選択
して用いるか、あるいは同様の特性を持つ疑似信号、例
えば良く知られるM系列信号のような信号、を用いる。
各入力装置1は、第1の実施の形態と同様に図2に示す
ような構成を有する。
【0084】各入力装置1から送出されたプラントデー
タは、データ保存装置2″に入力されて常時一定期間分
が連続的に保存される。データ保存装置2″は、図13
に示すように、第4の実施の形態における図10に示す
データ保存装置2′と比較して、制御部2″a、通信部
2″b、2″c、記憶部2″dおよび前処理部2″e
に、各グループに含まれる共通信号の時系列データに基
づいてグループ間の入力時間差を評価し記憶部2″dに
保存する時間差評価部2″fが付加された構成を有す
る。
【0085】また、監視処理装置3′も、図14に示す
ように、第1の実施の形態における図4に示す監視処理
装置3と比較して、制御部3′a、通信部3′b、監視
処理部3′c、監視基準格納部3′d、監視結果格納部
3′e、出力表示部3′fおよび長期記憶部3′gに、
プラントデータを入力時間差によって補正する時間差評
価部3′iが付加された構成を有する。
【0086】次に、図13および図14に基づいて、本
実施の形態におけるデータ保存装置2″および監視処理
装置3′の動作を説明する。
【0087】データ保存装置2″では、通信部2″bを
介して各入力装置1からのプラントデータの入力が開始
され、予め設定された評価期間分のデータが前処理部
2″eを経由して記憶部2″dに保存されたとき、制御
部2″aの指令によって時間差評価部2″fは各グルー
プに含まれる共通信号の時系列データを入力し、グルー
プ間の入力時間差を評価して記憶部2″dに保存する。
【0088】2つの異なる信号グループ間の入力時間差
評価は次のように行う。すなわち、2つのグループに含
まれる共通信号データをそれぞれx、yとする。予め設
定した評価期間をmΔtとすると、m点の時系列データ
x、yの相互相関関数φxy(τ)を求め、図15に示す
ようにその最大値を与えるτを入力時間差δとする(τ
=δ)。あるいは、データ保存装置2″の記憶部2″d
に保存されるデータ数が多くてmも大きい場合には、
x、yの複素コヒーレンス関数のフーリエ逆変換として
定義されるレホケンス(H.Nishihara & H.Konishi: A N
ew CorrelationMethod for Transit-time Estimation,
Progress in Nuclear Energy, Vol.1,p.219, Pergamon
Press 1977) を求め、相互相関関数の場合と同様にその
最大値を与える遅れ時間を入力時間差とする。あるいは
この解析において得られる図16に例示するようなx、
yの位相差θ−周波数f特性に対して、xを基準として
見たyの位相遅れをθ=−360δfなる直線で近似し
て得られる値δを入力時間差とする。
【0089】データ保存装置2″の記憶部2″dに保存
されたデータは、予め設定された監視周期ごとに監視処
理装置3′に入力され、時間差を考慮した監視処理が行
われる。すなわち、通信部3′fから入力されたプラン
トデータは、時間差評価結果とともにまず時間差補正部
3′iに与えられる。ここでは、例えば、監視処理にお
いて異なるグループに含まれるデータから算出する監視
指標を用いる場合、時間の最も遅れたグループを基準に
他のグループのデータを内挿することによって、グルー
プ間の時間差を補正したデータを作成する。
【0090】いま時間差評価部2″fで得られた2つの
グループ間の入力時間差がδ(<Δt)であったとする
と、入力の早いグループのデータxi (i=t/Δt)
は、次式 xi ′=xi +(xi+1 −xi )*(δ/Δt) に従ってxi ′に補正される。もちろん、(δ/Δt)
の大きさによって補正を行わない、あるいは単に1点分
ずらす、といった処理を行うことも可能である。
【0091】監視処理部3′cでは、補正後のデータに
対して、監視基準格納部3′dに設定された監視方法、
異常検出しきい値等の条件に従って正常/異常判定を行
う。異常が検出された場合の動作は、時間差評価結果を
含めて長期記憶部3′gに保存する他は、第1の実施の
形態と同様である。
【0092】以上のように構成することにより、同一時
間間隔で入力すべき監視対象信号を、既存の入力装置で
対応できない数だけ追加するような場合にも、限られた
入力チャンネル数の入力装置を複数台追加するだけで容
易かつ安価に対応することができる。
【0093】なお、以上で説明した実施の形態は、図9
に示すプラント監視装置において、同一入力間隔の信号
が多数ある場合への対応を可能とするものである。同様
に、図11に示すプラント監視装置の場合にも本実施の
形態の適用は可能である。この場合のデータ監視保存装
置は、図6に示す構成の監視処理部4cの前段に図13
における時間差評価部2″fと図14における時間差補
正部3′iが付加されたものとなる。
【0094】図17は、本発明のプラント監視装置の第
6の実施の形態を示すもので、図1に示す第1の実施の
形態と比較して、図1に示す監視処理装置3にデータを
送信するための通信部を付加し、この監視処理装置3か
らの監視処理結果を基に予め与えた診断基準に従って異
常原因を判定する診断処理装置6が設けられてる。この
診断処理装置6は、図18に示すように、制御部6a
と、監視処理装置3から監視処理結果を受信する通信部
6bと、監視処理結果から診断基準に従って異常診断を
行う診断処理部6cと、診断処理部6cで用いる診断基
準を格納する診断基準格納部6dと、診断処理部6cの
診断結果を格納する診断結果格納部6eと、診断結果を
出力表示する出力表示部6fとで構成される。
【0095】次に、診断処理装置6の動作を図18に基
づいて説明する。診断処理の実行は出力表示部6fを介
した対話入力による使用者の要求により、あるいは予め
設定された時間において自動的に出される制御部6aか
らの指令により開始される。実行開始により、まず監視
処理装置3の監視結果格納部に保存されている監視処理
結果が、監視処理装置3の通信部を経由して診断処理装
置6に送信され、通信部6bを経由して診断処理部6c
に入力される。
【0096】監視処理結果は、監視指標ごとにそれぞれ
が異常検出しきい値を越えて増加したか減少したかある
いは正常値のままであったかについての情報であり、あ
るいは単に正常または異常といった情報である。ここで
はこれらを監視指標の変化パターンと呼ぶことにする
と、診断基準格納部6dには既知の異常事象に対して想
定される監視指標の変化パターンが基準パターンとして
与えられている。
【0097】診断処理部6cでは、監視処理装置3から
入力された現状の監視指標の変化パターンを基準パター
ンと比較照合し、現状に最も類似した基準パターンを示
す既知事象を異常の原因事象と診断する。制御部6a
は、この診断結果を出力表示部6fに出力するとともに
診断結果格納部6eに保存する。
【0098】なお、本実施の形態は第1の実施の形態に
診断処理装置6を付加したものであるが、当然第2ない
し第5の実施の形態にも診断処理装置6を付加すること
ができる。
【0099】このように、診断のための専用処理装置を
設けることにより、監視機能、診断機能のいずれを修正
・追加する場合にも、それぞれの既存部の大幅な改造を
避けることができる。
【0100】図19は、本発明のプラント監視装置の第
7の実施の形態の全体構成を示すもので、プラント監視
装置の従来型である入力手段、保存手段および監視処理
手段を備えたプラント監視処理装置7に、その監視処理
結果を入力し予め与えた診断基準に従って異常原因を判
定する専用の診断処理装置6を付加している。
【0101】プラント監視処理装置7には、図20に示
すように、制御部7aと、図1に示す入力装置1相当の
量子化部7b、ゲート部7d、7e、および一時記憶部
7cよりなるプラントデータ入力機能と、図6に示すデ
ータ監視保存装置4相当の監視処理部7f、監視基準格
納部7g、監視結果格納部7h、出力表示部7i、プラ
ントデータを常時保存する記憶部7jおよび異常検出時
のプラントデータを保存する長期記憶部7kよりなる監
視処理保存機能が備えられている。
【0102】診断処理装置6は、第6の実施の形態で説
明した図18と同様に構成され、出力表示部6fを介し
た対話入力による使用者の要求により、あるいは予め設
定された時間において自動的に出される制御部6aから
の指令により診断処理が開始される。すなわち、まず監
視結果格納部7hに保存されている監視処理結果が、図
示されていない通信部を経て診断処理装置6に入力さ
れ、以下第6の実施の形態で説明したのと同様の動作で
診断処理を実行する。
【0103】このような構成とすることにより、第3の
実施の形態で示した装置と同様に観測信号の数が限られ
ているプラントや監視対象信号の拡張の可能性がないプ
ラントに対して、高速の監視処理とデータ保存が可能で
かつ監視処理装置を改造することなく診断機能の改良等
を行うことができる。
【0104】図21は、本発明のプラント監視装置の第
8の実施の形態の全体構成を示すもので、第4の実施の
形態の変形例として図11に示した構成に、診断処理装
置6と、プラントデータに対してそれぞれの目的により
個別の監視診断処理を行う複数の専用装置(個別監視診
断処理装置)8が付加されている。この図において、入
力装置1は図2と同様に構成され、データ監視保存装置
4′は、第4の実施の形態で説明したように図6に示す
構成に前処理部を設けたものに、データを送信するため
の通信部を付加したものである。また、診断処理装置6
は図18と同様に構成される。
【0105】個別監視診断処理装置8は、図22に示す
ように、制御部8aと、データを受信する通信部8b
と、個別監視診断基準に従って個別の異常を監視する個
別処理部8cと、個別監視診断基準格納部8dと、監視
診断結果格納部8eと、出力表示部8fと、異常を検出
されたプラントデータを保存する長期記憶部4gとで構
成されている。
【0106】次に、本実施の形態における個別監視診断
処理装置8の動作を図22に基いて説明する。個別監視
診断処理装置8の制御部8aは、予め設定された監視診
断周期ごとにデータ監視保存装置4′の記憶部4h(図
6参照)より図示しない通信部および図22に示す通信
部8bを経由してプラントデータを入力し、個別処理部
8cに与える。
【0107】個別処理部8cは、監視診断基準格納部8
dに与えられた処理方法、異常検出しきい値等に従って
プラントデータを処理し、正常/異常の判定を行う。異
常が検出された場合にはその結果を出力表示部8fに出
力し、監視診断結果格納部8eに保存するとともに、異
常検出前後一定時間分の入力データを長期記憶部8gに
保存する。
【0108】診断処理装置6は、第6の実施の形態で説
明したように、監視処理装置3やデータ監視保存装置4
より得られる各監視指標の変化パターンを基に診断する
のに対し、ここで述べた個別監視診断処理装置8は、例
えば特定の異常事象のみに注目した処理を行い、当該事
象が発生しているか否かを監視する、といった目的で設
置するものを含んでいる。
【0109】なお、本実施の形態で用いた個別監視診断
処理装置は、第1〜第7の実施の形態にも付加すること
ができる。
【0110】上記したように、本実施の形態のように構
成することにより、装置の既存部を改造することなく例
えば従来にない診断機能を追加するといった作業を容易
に行うことができ、装置に機能拡張性を持たせることが
可能となる。
【0111】図23は、本発明のプラント監視装置の第
9の実施の形態の全体構成を示すもので、入力装置1と
データ監視保存装置4″とで構成される。この実施の形
態の全体構成は、図5に示す第2の実施の形態と類似し
ているが、入力装置1に接続されるデータ監視保存装置
4″が、図24に示すように、図6に示すデータ監視保
存装置4と比較して、異常検出のための監視方法と異常
検出しきい値を、過去に保存されたプラントデータの時
系列から予め与えた条件に従って自動的に設定する機能
を備えている。
【0112】図24において、データ監視保存装置4″
は、制御部4″aと、データを受信する通信部4″b
と、監視基準に従ってデータの異常を検出する監視処理
部4″cと、監視基準を格納する監視基準格納部4″d
と、監視結果を格納する監視結果格納部4″eと、監視
結果を出力表示する出力表示部4″fと、異常データお
よび正常データを長期間格納する長期記憶部4″gと、
通信部4″bで受信したプラントデータを保存する記憶
部4″hと、記憶部4″h内のプラントデータを長期記
憶部4″gに保存処理する保存処理部4″iと、長期記
憶部4″g内のデータを用いて監視基準を作成し監視基
準格納部4″dに設定する監視基準設定部4″jとで構
成される。
【0113】次に、図24に基づいて本実施の形態にお
けるデータ監視保存装置4″の動作を説明する。通信部
4″bより入力されたプラントデータは、一定期間分の
時系列データを保存する記憶部4″hに逐次格納され
る。制御部4″aは、監視基準格納部4″dに与えられ
た監視周期で監視処理部4″cを起動する。監視処理部
4″cは、記憶部4″hよりプラントデータを入力し、
監視基準格納部4″dに設定された監視方法、異常検出
しきい値に従って異常の有無を判定する。異常が検出さ
れた場合、制御部4″aはその結果を監視結果格納部
4″eに保存し、出力表示部4″fに出力するととも
に、異常検出前後一定期間分のデータを異常データとし
て長期記憶部4″gに保存する。ここまでの動作は記憶
部4″hへの保存と監視処理の実行との前後関係を除い
て第2の実施の形態の場合と同様である。
【0114】本実施の形態の特徴は、監視処理の結果が
正常という状態が続いた場合にも、保存処理部4″iに
よってプラントデータが長期記憶部4″gに保存される
こと、出力表示部4″fあるいは図示しない別置の出力
表示/対話装置を介した利用者の要求により起動される
監視基準設定部4″jを備え、長期記憶部4″gに保存
されたプラントデータを基に監視方法と異常検出しきい
値を自動設定するようにしたことにある。
【0115】図25は、監視基準設定部4″jの処理の
流れを示したもので、6つのステップ101〜106で
処理が行われる。すなわち、ステップ101では、長期
記憶部4″gに保存されたプラントデータの中から、設
定条件Oの1つとして利用者の指定した期間のデータを
入力する。今、入力された中の1信号の時系列データが
図26(a)のようであったとする。
【0116】ステップ102では、入力データについ
て、機器のテスト運転等の既知の運転操作の影響が現れ
ている期間を、予め与えられた判定条件Pに従って判定
し、異常検出しきい値の設定用データからその期間内の
データを除外する。ここで、運転操作の判定条件は、例
えば判定用信号の一定時間内の変化量や変化率がある範
囲を越えたか否か、あるいは特定の機器の運転状態を示
す信号の値から操作の有無を直接判断する、といった論
理データとして与えておく。今、図26(a)のデータ
の急激な変化を示している期間が運転操作によるものと
判定された場合、同図(b)に示すように操作期間内の
データが除外される。
【0117】またステップ102では、使用データの設
定条件Oの1つとして指定された、異常の影響を受けて
いることが明らかなデータ、および/あるいは単に除外
指定されたデータを、異常検出しきい値の設定用データ
から除外する処理を行う。図26(a)で点線で示した
円内のデータが、異常の影響によって変化したデータ、
あるいは除外指定されたデータであった場合、同図
(b)に示すようにこの点が除外される。
【0118】ステップ103では、予め与えた定常性判
定条件Qに従い、運転操作が行われていない期間の、か
つ除外指定データを含まないデータに対して定常性の判
定を行う。この判定処理は、例えば、データの最大値と
最小値の差(以下、最大振れ幅という。)および算術平
均値を求め、前記最大振れ幅が前記算術平均値の定数倍
(例えば 3%)よりも小さければ定常、大きければ非定
常、といった判定条件に基づいて行う。さらにこのステ
ップでは、プラントデータごとに定常/非定常に応じて
監視方法の選定を行う。すなわち、定常性を示すデータ
に対してはその算術平均値の上下に固定したしきい値を
設けて監視する方法を適用し、非定常なデータに対して
はその移動平均値の上下に固定幅のしきい値を設けて監
視する方法を適用する、といった選定を行う。
【0119】ステップ104では、選定された監視方法
をステップ102で得られたデータに適用し、算術平均
値あるいは移動平均値からの偏差を監視指標として、監
視指標の変動量を評価する。図26(c)は、図26
(b)のデータを非定常と判定し、滑らかな細線で示す
移動平均値を求めて表示したものである。同図(e)に
は移動平均値からの偏差を監視指標として示している。
【0120】ステップ105では、監視指標の変動量を
基に、予め与えたしきい値設定条件Rに従い異常検出し
きい値を設定する。しきい値設定条件Rとしては、例え
ば最大偏差の定数倍、あるいは標準偏差の定数倍、とい
った条件が与えられる。図26(d)に示した振幅Α、
Bは最大偏差の定数倍として定めた場合のしきい値を示
したものである。
【0121】以上のようにして設定した監視方法と異常
検出しきい値をステップ106で監視基準格納部4″d
に保存する。図26(e)は、同図(a)のデータに対
して監視を行った場合に適用される上・下限しきい値を
データとともに表示したものである。
【0122】なお、ステップ103の処理における定常
性判定条件Qは、前記の最大振れ幅が算術平均値の定数
倍(例えば 3%)より小さければ定常、大きければ非定
常という基準に替えて、あるいは併用して、次のような
基準を用いることができる。すなわち、最大振れ幅が算
術平均値の定数倍よりも小さく、かつ算術平均値廻りの
標準偏差が算術平均値の別途設定された定数倍よりも小
さければ定常、いずれか一方が大きければ非定常とす
る。これにより、図27の(a)に示すような時系列デ
ータを非定常と判定することができる。あるいは、最大
振れ幅が算術平均値のある定数倍(例えば 3%)より大
きくても、さらに別の定数倍(例えば1000%)より大き
ければ定常とする。これにより、図27の(b)に示す
ような算術平均値がゼロに近い時系列データを定常と判
定することができる。あるいは、最大振れ幅が算術平均
値廻りの標準偏差の定数倍よりも小さければ定常、大き
ければ非定常とする。これにより、図27の(c)に示
すような正常時の振れ幅が大きなデータは非定常と判定
され、移動平均値からの偏差を監視指標とすることによ
って、正常時の振れ幅を異常とすることなく異常値を高
感度に検出することが可能となる。
【0123】本実施の形態のように監視基準の自動設定
機能を備えることにより、異常検出しきい値の設定に要
していた時間を大幅に短縮することができるとともに、
設定者に依存しない一定の基準に従ったしきい値の設定
が可能となる。また、運転操作の行われたことを識別し
てしきい値設定および監視実行対象から除外することに
より、高感度の異常検出が可能となる。さらに、プラン
ト信号が正常時において定常性を示すか否かを判定する
ことにより、処理速度と検出感度の観点から好適な監視
方法を設定することができる。
【0124】なお、上記監視基準の自動設定機能は、第
2の実施の形態に限らず、第1の実施の形態から第8の
実施の形態のプラント監視装置に持たせることができ
る。また、従来のプラント監視装置に対して上記監視基
準の自動設定機能を持たせたものも、本発明の範囲に含
まれる。
【0125】本発明のプラント監視装置の第10の実施
の形態は、プラント監視装置の出力表示部あるいは別置
の出力表示/対話装置において、プラント信号Χの入力
値を横軸、プラント信号Yの入力値を縦軸とするX−Y
相関図を表示するにあたり、Yの入力値と与えられた既
知の基準モデル(予測モデル)により算出したYの予測
値との差(予測残差)の時間トレンドを同時に表示する
機能を備えたものである。
【0126】例えば、図4に示す第9の実施の形態のデ
ータ監視保存装置4″の出力表示部4″fにおいて、本
機能を実施する部分の構成を図28に示す。同図におい
て、出力表示部4″fは、長期記憶部4″gから2つの
信号X、Yの所定期間のデータを取り出すデータ取り出
し部11と、2信号のデータからグラフデータを作成す
る相関図作成部12と、信号Yの入力値と、予測モデル
Y=f(X)により信号Xから求まる信号Yの期待値f
(X)との差を求める残差列計算部13と、相関図作成
部12と残差列計算部13で作成された各々のデータを
同一画面上に表示するデータ表示部14とを有する。
【0127】次に、出力表示部4″fの図28に示す機
能の動作を説明して上記本実施の形態の作用を説明す
る。データ取り出し部11は、相関表示する横軸の信号
Xと縦軸の信号Yの2つの信号の時系列データを、指定
された期間について長期記憶部4″gから取り出す。相
関図作成部12は、データ取り出し部11により取り出
された2信号X、Yのデータを用いて相関図データを作
成する。また、残差列計算部13ではデータ取り出し部
11により取り出された2信号X、Yのデータを用い
て、信号Yの観測値と、予め設定されている基準相関式
である予測モデルY=f(X)により信号Xから求まる
信号Yの期待値f(X)との差を求め残差列データを作
成する。
【0128】データ表示部14は、相関図作成部12と
残差列計算部13で作成された各々のデータを図29に
示すように同一画面上に表示する。このとき、相関図に
は時間に関する情報が明示されないため、相関図と時間
トレンドの対応する表示色をともに連続的に変化させる
ことで時間の経過を示す。
【0129】また、データ表示部14は、利用者によっ
て指定された時刻のデータを、色またはマークにより他
のデータと区別して表示する。図30は、利用者により
指定されたデータをマークを変えることで区別して表示
した画面例であり、同図に三角形で示した時刻操作スイ
ッチSを操作することでデータの指定時刻を変えること
ができる。利用者からの指定が、図30に示した開始時
刻と終了時刻で与えられる任意の時間幅であった場合に
は、データ表示部14はデータの色またはマークによる
区別表示を一定時間間隔で、指定された時間幅について
繰り返し行うことにより、時間の経過に伴うデータの変
化を動的に表示する。
【0130】本実施の形態によれば、相関図と残差列時
間トレンド図を同時に表示し、且つ色またはマークによ
る識別により、相関関係の時間変化を容易に把握するこ
とが可能となる。
【0131】
【発明の効果】上記したように、本発明によれば、プラ
ント監視に必要な諸機能の処理を機能単位に分割してそ
れぞれ異なるハードウェアで実行するモジュール型装置
として構成したことにより、ハードウェアとしてはパソ
コンクラスの汎用計算機の使用が可能となり、機能単位
での拡張・追加を容易かつ安価に行うことができる。特
に、複数台の入力装置から並列に入力されたデータ間の
時間補正機能を備えたことにより監視対象信号を追加す
る場合にも、既存入力装置の大幅な改造等を避けること
ができる。
【0132】また、プラントデータの監視基準を、過去
に保存されたプラントデータから自動的に設定する機能
を備えたことにより、異常検出しきい値の設定に要して
いた時間を大幅に短縮できるとともに、設定者に依存し
ない監視基準の設定が可能となる。
【0133】さらに、プラントデータの相関特性の表示
に、基準相関特性からの偏差のトレンド図を同時に表示
することにより、従来判り難かった相関特性の時間変化
が把握し易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施の形態のプラント監
視装置を示すブロック図である。
【図2】図1における入力装置の構成例を示すブロック
図である。
【図3】図1におけるデータ保存装置の構成例を示すブ
ロック図である。
【図4】図1における監視処理装置の構成例を示すブロ
ック図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態のプラント監視装置
を示すブロック図である。
【図6】図5におけるデータ監視保存装置の構成例を示
すブロック図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態のプラント監視装置
を示すブロック図である。
【図8】図7におけるデータ入力保存装置の構成例を示
すブロック図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態のプラント監視装置
を示すブロック図である。
【図10】図9におけるデータ保存装置の構成例を示す
ブロック図である。
【図11】図9に示すプラント監視装置の変形例を示す
ブロック図である。
【図12】本発明の第5の実施の形態のプラント監視装
置を示すブロックズである。
【図13】図12におけるデータ保存装置の構成例を示
すブロック図である。
【図14】第12における監視処理装置の構成例を示す
ブロック図である。
【図15】相互相関関数により入力信号間の時間差を評
価する例を示す図である。
【図16】位相差−周波数特性により入力信号間の時間
差を評価する例を示す図である。
【図17】本発明の第6の実施の形態のプラント監視装
置を示すブロック図である。
【図18】図17における診断処理装置の構成例を示す
ブロック図である。
【図19】本発明の第7の実施の形態のプラント監視装
置を示すブロック図である。
【図20】図19におけるプラント監視処理装置の構成
例を示すブロック図である。
【図21】本発明の第8の実施の形態のプラント監視装
置を示すブロック図である。
【図22】図21における個別監視診断処理装置の構成
例を示すブロック図である。
【図23】本発明の第9の実施の形態のプラント監視装
置を示すブロック図である。
【図24】図23におけるデータ監視保存装置の構成例
を示すブロック図である。
【図25】図24における監視基準設定部の処理の流れ
を示すフローチャートである。
【図26】監視基準設定方法を説明する図である。
【図27】監視基準設定方法における定常性判定方法を
説明する図である。
【図28】本発明にかかる出力表示部の相関図表示に関
する構成を示すブロック図である。
【図29】相関図の表示画面例を示す図である。
【図30】相関図の表示画面例を示す図である。
【符号の説明】
1………入力装置 2、2′、2″………データ保存装置 3、3′………監視処理装置 4、4′、4″………データ監視保存装置 5………データ入力保存装置 6………診断処理装置 7………プラント監視処理装置 8………個別監視診断処理装置 11………データ取り出し部 12………相関図作成部 13………残差列計算部 14………データ表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 舘林 雄一 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 大川 雅弘 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラントからの各種プラントデータを入
    力する入力装置と、前記入力装置から送信されるプラン
    トデータを保存するデータ保存装置と、前記データ保存
    装置に保存されたプラントデータを読み込み監視基準に
    従って正常/異常の判定を行う監視処理装置とを備え、
    前記入力装置と前記データ保存装置および前記データ保
    存装置と前記監視処理装置はそれぞれ通信手段を介して
    取り外し可能に接続されることを特徴とするプラント監
    視装置。
  2. 【請求項2】 プラントからの各種プラントデータを入
    力する入力装置と、前記入力装置から送信されるプラン
    トデータについて監視基準に従って正常/異常の判定を
    行い、判定結果に従って入力データを保存するデータ監
    視保存装置とを備え、前記入力装置と前記データ監視保
    存装置は通信手段を介して取り外し可能に接続されるこ
    とを特徴とするプラント監視装置。
  3. 【請求項3】 プラントからの各種プラントデータを入
    力し保存するデータ入力保存装置と、前記データ入力保
    存装置に保存されたプラントデータを読み込み監視基準
    に従って正常/異常の判定を行う監視処理装置とを備
    え、前記データ入力保存装置と前記監視処理装置は通信
    手段を介して取り外し可能に接続されることを特徴とす
    るプラント監視装置。
  4. 【請求項4】 前記入力装置は同じ入力周期のプラント
    データを入力するものであって、入力周期によって分け
    られたプラントデータのグループごとに複数設置される
    ことを特徴とする請求項1または2記載のプラント監視
    装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の入力装置がともに、同一の信
    号を少なくとも1つ入力し、前記入力装置に接続される
    前記データ保存装置と前記監視処理装置、または前記デ
    ータ監視保存装置は、前記同一信号のデータ用いて複数
    の前記グループ間の入力時間差を評価し入力時間差によ
    るデータ値のずれを補正して監視処理することを特徴と
    する請求項4記載のプラント監視装置。
  6. 【請求項6】 前記入力時間差は、相互相関関数あるい
    はレホケンスが最大となる時間、あるいは位相差と周波
    数の関数の傾きにより評価することを特徴とする請求項
    5記載のプラント監視装置。
  7. 【請求項7】 前記監視処理装置または前記データ監視
    保存装置からの監視処理結果に基づいて診断基準に従っ
    て異常原因を判定する診断処理装置を備え、前記監視処
    理装置または前記データ監視保存装置と前記診断処理装
    置とは通信手段を介して取り外し可能に接続されること
    を特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の
    プラント監視装置。
  8. 【請求項8】 プラントからの各種プラントデータを入
    力し、入力したプラントデータについて監視基準に従っ
    て正常/異常の判定を行うプラント監視処理装置と、前
    記プラント監視処理装置からの監視処理結果に基づいて
    診断基準に従って異常原因を判定する診断処理装置を備
    え、前記プラント監視処理装置と前記診断処理装置は通
    信手段を介して取り外し可能に接続されることを特徴と
    するプラント監視装置。
  9. 【請求項9】 前記入力装置を介して入力したプラント
    データについてそれぞれ異なる監視診断基準に従って異
    常事象の検出を行う複数の個別監視診断処理装置を取り
    外し可能に備えることを特徴とする請求項1ないし8の
    いずれか1項に記載のプラント監視装置。
  10. 【請求項10】 保存された過去のプラントデータを用
    いて前記監視基準を設定する監視基準設定手段を有する
    ことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記
    載のプラント監視装置。
  11. 【請求項11】 前記監視基準設定手段は、前記保存さ
    れた過去のプラントデータから通常の運転操作の影響を
    受けた部分を除外して用いることを特徴とする請求項1
    0記載のプラント監視装置。
  12. 【請求項12】 前記監視基準設定手段は、前記保存さ
    れた過去のプラントデータから異常の影響を受けている
    ことが明らかな部分を除外して用いることを特徴とする
    請求項10記載のプラント監視装置。
  13. 【請求項13】 前記監視基準設定手段は、前記保存さ
    れた過去のプラントデータから任意に指定した部分を除
    外して用いることを特徴とする請求項10記載のプラン
    ト監視装置。
  14. 【請求項14】 前記監視基準設定手段は、定常なプラ
    ントデータに対しては該当する過去のプラントデータの
    算術平均値に一定値を加えた値を上限しきい値、一定値
    を減じた値を下限しきい値とする監視基準を設定するこ
    とを特徴とする請求項10ないし13のいずれか1項に
    記載のプラント監視装置。
  15. 【請求項15】 前記監視基準設定手段は、非定常なプ
    ラントデータに対しては該当する過去のプラントデータ
    の移動平均値に一定値を加えた値を上限しきい値、一定
    値を減じた値を下限しきい値として監視する監視基準を
    設定することを特徴とする請求項10ないし14のいず
    れか1項に記載のプラント監視装置。
  16. 【請求項16】 前記監視基準設定手段は、前記各一定
    値を該当する過去のプラントデータの算術平均値あるい
    は移動平均値からの偏差の最大値の定数倍として設定す
    ることを特徴とする請求項14または15記載のプラン
    ト監視装置。
  17. 【請求項17】 前記監視基準設定手段は、過去のプラ
    ントデータの最大値と最小値の差が当該プラントデータ
    の算術平均値にある定数を乗じたものよりも小さければ
    当該プラントデータを定常と判定し、大きければ非定常
    と判定することを特徴とする請求項14ないし16のい
    ずれか1項に記載のプラント監視装置。
  18. 【請求項18】 前記監視基準設定手段は、過去のプラ
    ントデータの最大値と最小値の差が当該プラントデータ
    の算術平均値にある定数を乗じたものよりも小さく、か
    つ算術平均値廻りの標準偏差が前記算術平均値に対応す
    る定数を乗じたものよりも小さければ当該プラントデー
    タを定常と判定し、いずれか一方が大きければ非定常と
    判定することを特徴とする請求項14ないし16のいず
    れか1項に記載のプラント監視装置。
  19. 【請求項19】 前記監視基準設定手段は、過去のプラ
    ントデータの最大値と最小値の差が当該プラントデータ
    の算術平均値に第1の定数を乗じたものより大きくかつ
    前記第1の定数よりオーダーの大きい第2の定数を乗じ
    たものより小さければ当該プラントデータを非定常と判
    定し、その範囲になければ定常と判定することを特徴と
    する請求項14ないし16のいずれか1項に記載のプラ
    ント監視装置。
  20. 【請求項20】 前記監視基準設定手段は、過去のプラ
    ントデータの最大値と最小値の差が当該プラントデータ
    の算術平均値廻りの標準偏差にある定数を乗じたものよ
    りも小さければ当該プラントデータを定常と判定し、大
    きければ非定常と判定することを特徴とする請求項14
    ないし16のいずれか1項に記載のプラント監視装置。
  21. 【請求項21】 前記保存されたプラントデータに基づ
    いて指定された2種類のプラントデータの相関図を表示
    する際に、前記2種類のプラントデータの内一方のプラ
    ントデータの入力値から所定のモデルにより他方のプラ
    ントデータの予測値を演算し、前記他方のプラントデー
    タの入力値と予測値との差の時間変化を示す残差列時間
    トレンド図を同時に表示する手段を備えたことを特徴と
    する請求項1ないし3のいずれか1項に記載のプラント
    監視装置。
  22. 【請求項22】 プラントからの各種プラントデータを
    入力し、監視基準に従って正常/異常の判定を行うプラ
    ント監視装置において、 前記プラントデータに基づいて指定された2種類のプラ
    ントデータの相関図を表示する際に、前記2種類のプラ
    ントデータの内一方のプラントデータの入力値から基準
    モデルにより他方のプラントデータの予測値を演算し、
    前記他方のプラントデータの入力値と予測値との差の時
    間変化を示す残差列時間トレンド図を同時に表示する手
    段を備えることを特徴とするプラント監視装置。
  23. 【請求項23】 前記相関図に表示されるデータと前記
    残差列時間トレンド図に表示されるデータのそれぞれの
    表示色を連動して変化させる手段を備えることを特徴と
    する請求項21または22記載のプラント監視装置。
  24. 【請求項24】 前記相関図または前記残差列時間トレ
    ンド図のいずれか一方で指定されたデータと対応する他
    方の図のデータを識別可能にそれぞれの表示色または表
    示マークを同様に変化させる手段を備えることを特徴と
    する請求項21または22記載のプラント監視装置。
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