WO2019082275A1 - プラントの状態表示装置及びプラントの状態表示方法 - Google Patents

プラントの状態表示装置及びプラントの状態表示方法

Info

Publication number
WO2019082275A1
WO2019082275A1 PCT/JP2017/038368 JP2017038368W WO2019082275A1 WO 2019082275 A1 WO2019082275 A1 WO 2019082275A1 JP 2017038368 W JP2017038368 W JP 2017038368W WO 2019082275 A1 WO2019082275 A1 WO 2019082275A1
Authority
WO
WIPO (PCT)
Prior art keywords
parameter
period
display device
plant
compressor
Prior art date
Application number
PCT/JP2017/038368
Other languages
English (en)
French (fr)
Inventor
浩司 今北
利彦 新家
Original Assignee
三菱日立パワーシステムズ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三菱日立パワーシステムズ株式会社 filed Critical 三菱日立パワーシステムズ株式会社
Priority to DE112017007848.2T priority Critical patent/DE112017007848T5/de
Priority to US16/632,682 priority patent/US11507073B2/en
Priority to PCT/JP2017/038368 priority patent/WO2019082275A1/ja
Priority to JP2019549718A priority patent/JP6967600B2/ja
Priority to CN201780093518.6A priority patent/CN111033409B/zh
Priority to KR1020207002688A priority patent/KR102364544B1/ko
Priority to TW107137161A priority patent/TWI714893B/zh
Publication of WO2019082275A1 publication Critical patent/WO2019082275A1/ja

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B23/00Testing or monitoring of control systems or parts thereof
    • G05B23/02Electric testing or monitoring
    • G05B23/0205Electric testing or monitoring by means of a monitoring system capable of detecting and responding to faults
    • G05B23/0208Electric testing or monitoring by means of a monitoring system capable of detecting and responding to faults characterized by the configuration of the monitoring system
    • G05B23/021Electric testing or monitoring by means of a monitoring system capable of detecting and responding to faults characterized by the configuration of the monitoring system adopting a different treatment of each operating region or a different mode of the monitored system, e.g. transient modes; different operating configurations of monitored system
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/06Resources, workflows, human or project management; Enterprise or organisation planning; Enterprise or organisation modelling
    • G06Q10/063Operations research, analysis or management
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/418Total factory control, i.e. centrally controlling a plurality of machines, e.g. direct or distributed numerical control [DNC], flexible manufacturing systems [FMS], integrated manufacturing systems [IMS], computer integrated manufacturing [CIM]
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B23/00Testing or monitoring of control systems or parts thereof
    • G05B23/02Electric testing or monitoring
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/14Digital output to display device ; Cooperation and interconnection of the display device with other functional units
    • G06F3/147Digital output to display device ; Cooperation and interconnection of the display device with other functional units using display panels
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q50/00Systems or methods specially adapted for specific business sectors, e.g. utilities or tourism
    • G06Q50/06Electricity, gas or water supply

Abstract

状態表示装置100は、火力発電施設10の運転状態を表す第1パラメータの経時変化、及び、第1パラメータと火力発電施設10の運転状態を表す第2パラメータとの相関を表示するための表示装置30と、第1パラメータの経時変化において、第1期間t1及び第1期間t2とは異なる第2期間t2をそれぞれ選択して入力するための入力装置70と、演算装置50と、を備え、演算装置50は、第1パラメータの経時変化を表示装置30に表示するとともに、入力装置70を介して入力された第1期間t1及び第2期間t2の各期間における第1パラメータと第2パラメータとの相関を表示装置30に表示するように構成されている。

Description

プラントの状態表示装置及びプラントの状態表示方法
 本発明は、火力発電施設、圧縮機を備える施設等のプラントの状態を適切に評価可能な情報を表示するプラントの状態表示装置及びプラントの状態表示方法に関する。
 火力発電施設、圧縮機を備える施設等のプラントでは、長期間の運転に伴い、経時劣化が生じる。従って、プラントの安定的な運転においては、経時劣化の程度を把握し、プラントの状態を適切に評価することが望まれる。プラントの性能を適切に評価可能に表示する技術に関連して、特許文献1に記載の技術が知られている。特許文献1の図4には、発電効率の時系列グラフが記載されている。
特開2007-2673号公報
 しかしながら、プラントの運転状態を示す一つのパラメータの経時変化を分析しても、プラントの運転状態を示す他の多種多様なパラメータも複雑に変化しているから、異なる時刻間で上記一つのパラメータを単純に比較することはできない。
 例えば特許文献1に記載の発電効率の時系列グラフを用いても、ガスタービンの性能を異なる時刻間での差を把握することは難しい。
 本発明の少なくとも一実施形態は、プラントの運転状態の変動を考慮して、プラントの状態についての経時的な変化を適切に評価可能な情報を表示するプラントの状態表示装置及びプラントの状態表示方法を提供することを目的とする。
 (1)本発明の少なくとも幾つかの実施形態に係るプラントの状態表示装置は、運転中のプラントの状態を表示するための装置であって、前記プラントの運転状態を表す第1パラメータの経時変化、及び、前記第1パラメータと前記プラントの運転状態を表す第2パラメータとの相関を表示するための表示装置と、前記第1パラメータの前記経時変化において、第1期間及び当該第1期間とは異なる第2期間をそれぞれ選択して入力するための入力装置と、演算装置と、を備え、当該演算装置は、前記第1パラメータの前記経時変化を前記表示装置に表示するとともに、前記入力装置を介して入力された前記第1期間及び前記第2期間の各期間における前記第1パラメータと前記第2パラメータとの前記相関を前記表示装置に表示するための描写部を備えたことを特徴とする。
 上記(1)の構成によれば、選択された第1期間及び第2期間について、第1パラメータ及び第2パラメータによって規定されるプラントの状態を比較することで、プラントの状態についての経時変化を適切に評価可能な情報を表示することができる。
 (2)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、前記演算装置は、前記第1期間における、前記第1パラメータと前記第2パラメータとの相関についての近似関数を表す第1近似関数を算出するための第1近似関数算出部と、前記第2期間における、前記第1パラメータと前記第2パラメータとの相関についての近似関数を表す第2近似関数を算出するための第2近似関数算出部と、を備え、前記描写部は、前記第1近似関数算出部によって算出された前記第1近似関数のグラフと、前記第2近似関数算出部によって算出された前記第2近似関数のグラフとを前記表示装置に表示するように構成されたことを特徴とする。
 上記(2)の構成によれば、選択された第1期間及び第2期間毎に、近似関数を表示装置に表示することができる。このため、表示装置において2つの近似関数同士を比較することができる。これにより、視覚を通じて、直感的にプラントの状態を適切に評価可能な情報を表示することができる。
 (3)幾つかの実施形態では、上記(1)又は(2)の構成において、前記演算装置は、前記入力装置を介して第2パラメータの指定範囲が入力された場合に、前記第2パラメータの前記指定範囲における前記第1期間と前記第2期間との前記第1パラメータの差分を算出するための差分算出部を備え、前記描写部は、算出された差分を前記表示装置に表示するように構成されたことを特徴とする。
 上記(3)の構成によれば、第2パラメータの指定範囲における第1パラメータの差分を表示装置に表示させることができる。このため、第1期間及び第2期間の間でどの程度第1パラメータが変化したのかを、客観的に評価することができる。これにより、客観的にプラントの状態を適切に評価可能な情報を表示することができる。
 (4)幾つかの実施形態では、上記(1)~(3)の何れか1の構成において、前記演算装置は、少なくとも前記第2パラメータを基準値に揃えるように前記第1パラメータを補正するための第1補正部を備え、前記描写部は、補正された前記第1パラメータの経時変化を前記表示装置に表示するように構成され、前記演算装置は、前記表示装置に表示された補正後の前記第1パラメータの前記経時変化において、前記入力装置を介した前記第1期間及び前記第2期間の選択入力を受け付けるように構成されたことを特徴とする。
 上記(4)の構成によれば、表示装置において、選択すべき第1期間及び第2期間の選択を容易に行うことができる。
 (5)幾つかの実施形態では、上記(1)~(4)の何れか1の構成において、前記演算装置は、前記第2パラメータを除く少なくとも一つのパラメータを基準値に揃えるように前記第1パラメータを補正するための第2補正部を備え、前記描写部は、補正された前記第1パラメータと、前記第2パラメータとの前記相関を前記表示装置に表示するように構成されたことを特徴とする。
 上記(5)の構成によれば、表示画面に表示された第1期間及び第2期間のそれぞれにおける第1パラメータと第2パラメータとの相関同士を比較し易くすることができる。
 (6)幾つかの実施形態では、上記(1)~(5)の何れか1の構成において、前記描写部は、前記入力装置により入力された表示指示に応じて、補正前の前記第1パラメータの前記経時変化と、補正後の前記第1パラメータの前記経時変化と、又は、補正前の前記第1パラメータ及び補正後の前記第1パラメータの両方の前記経時変化と、の間で切替可能に前記表示装置に表示するように構成されたことを特徴とする。
 上記(6)の構成によれば、使用者の入力に応じて、第1パラメータの経時変化の種別(補正前、補正後、補正前及び補正後の双方)を任意に切り替えて表示することができる。
 (7)幾つかの実施形態では、上記(1)~(6)の何れか1の構成において、前記第2パラメータは前記プラントの負荷を含むことを特徴とする。
 上記(7)の構成によれば、プラントの負荷の大きさを指定し、一部の負荷で運転しているとき(部分負荷状態)における第1期間及び第2期間同士の第1パラメータの変化を評価可能な情報を表示することができる。このため、指定した第1期間及び第2期間において、定格負荷で運転されるときに加え、プラントが部分負荷で運転されるときの第1パラメータの変化を適切に評価可能な情報を表示することができ、プラントの状態を適切に評価可能な情報を表示することができる。
 (8)幾つかの実施形態では、上記(1)~(7)の何れか1の構成において、前記プラントは火力発電施設を含み、前記第1パラメータは前記火力発電施設の熱効率を含み、前記第2パラメータは前記火力発電施設の発電出力を含むことを特徴とする。
 上記(8)の構成によれば、火力発電施設が定格出力に満たない発電出力で運転されているときに、第1期間及び第2期間における熱効率同士を比較し、熱効率の経時変化を適切に評価可能な情報を表示することができる。これにより、火力発電施設の状態を適切に評価可能な情報を表示することができる。
 (9)幾つかの実施形態では、上記(1)~(7)の何れか1の構成において、前記プラントは圧縮機を含み、前記第1パラメータ及び前記第2パラメータは、それぞれ、前記圧縮機に吸い込まれる空気の温度、前記圧縮機の吸込側と吐出側との圧力比、前記圧縮機のインレットガイドベーンの角度、前記圧縮機の回転数、又は、前記圧縮機の圧縮効率のうちのいずれかであることを特徴とする。
 上記(9)の構成によれば、第1期間及び第2期間における圧縮機の状態同士を比較して、圧縮機の経時変化を適切に評価可能な情報を表示することができる。これにより、圧縮機の状態を適切に評価可能な情報を表示することができる。
 (10)本発明の少なくとも幾つかの実施形態に係るプラントの状態表示方法は、運転中のプラントの状態を表示するための方法であって、前記プラントの運転状態を表す第1パラメータの経時変化を表示装置に表示する経時変化表示ステップと、入力装置によりそれぞれ選択して入力された、前記第1パラメータの前記経時変化における第1期間及び当該第1期間とは異なる第2期間の各期間において、前記第1パラメータと前記第2パラメータとの相関を前記表示装置に表示する相関表示ステップと、を含むことを特徴とする。
 上記(10)の構成によれば、選択された第1期間及び第2期間について、第1パラメータ及び第2パラメータによって規定されるプラントの状態を比較することで、プラントの状態についての経時変化を適切に評価可能な情報を表示することができる。
 本発明の少なくとも一実施形態によれば、プラントの運転状態の変動を考慮して、プラントの状態についての経時的な変化を適切に評価可能な情報を表示するプラントの状態表示装置及びプラントの状態表示方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る状態表示装置と、当該状態表示装置により状態を表示する火力発電施設とを示す図である。 表示装置に表示される第1パラメータの経時変化を示すグラフである。 表示装置に表示される第1パラメータと第2パラメータとの相関を示すグラフである。 演算装置の具体的なハードウェア資源を示すブロック図である。 表示装置に表示される表示画面を示す図である。 図5に示す表示画面において、ポインタを移動させることで9週目の熱効率と22週目の熱効率との差分を表示させた様子を示す図である。 本発明の一実施形態に係る状態表示装置において行われるフローである。 本発明の一実施形態に係る状態表示装置を圧縮機に適用したときの、表示装置における表示画面を示す図である。
 以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、以下に実施形態として記載されている内容又は図面に記載されている内容は、あくまでも例示に過ぎず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、任意に変更することができる。また、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
 例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
 例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
 例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
 一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
 図1は、本発明の一実施形態に係る状態表示装置100と、状態表示装置100により状態を表示する火力発電施設10とを示す図である。火力発電施設10は、圧縮機1と、燃焼室2と、ガスタービン3と、発電機4と、蒸気タービン5と、ボイラ6と、復水器7とを備えて構成される。火力発電施設10は所謂コンバインドサイクル発電施設である。
 圧縮機1の吸込み側にはインレットガイドベーン1aを備え、インレットガイドベーン1aの角度を変更することで、吸込み流量が制御される。インレットガイドベーン1aの角度はアクチュエータ25の駆動により変更される。また、圧縮機1の上流側には通風路8が設けられ、通風路8の中には空気中の塵埃を除去するフィルタ9が設けられる。
 さらに、火力発電施設10には、圧縮機1に吸い込まれる空気の温度、湿度及び圧力を測定するセンサ20と、フィルタ9の上流側と下流側との差圧を測定するセンサ21と、圧縮機1の吐出側の圧力を測定するセンサ22と、ガスタービン3の回転出力を測定するためのセンサ23と、燃料消費量を測定するセンサ24と、を備える。なお、本明細書では、説明の簡略化のために、蒸気タービン5による発電量は考慮していないが、蒸気タービン5の発電量を測定するセンサを設けてもよい。
 外部から取り込まれた空気は、フィルタ9により塵埃を除去した後、圧縮機1に吸い込まれる。圧縮機1では空気が圧縮され、圧縮された空気は燃焼室2に送られる。燃焼室2では圧縮された空気と燃料とが混合され燃焼されることで、高温の燃焼ガスが得られる。そして、この燃焼ガスによってガスタービン3が回転駆動する。これにより、ガスタービン3に接続された発電機4により発電が行われ、電力が得られる。
 ガスタービン3から排出された燃焼ガスは依然として熱を有している。そこで、排出された燃焼ガスはボイラ6に送られ、燃焼ガスの熱により、水蒸気が得られる。ボイラ6に送られ、水蒸気を得た後の燃焼ガスは排ガスとして外部に排気される。一方で、ボイラ6において得られた水蒸気は、蒸気タービン5に供給され、蒸気タービン5が回転駆動される。これにより、蒸気タービン5に接続された発電機4により発電が行われ、電力が得られる。蒸気タービン5から排出された水蒸気は、復水器7により液体の水に変換された後、ボイラ6に供給される。
 状態表示装置100は、運転中の火力発電施設10(プラントの一例)の状態を表示するための装置である。状態表示装置100は、表示装置30と、演算装置50と、入力装置70とを備える。これらのうち、表示装置30は、火力発電施設10の運転状態を表す第1パラメータ(例えば熱効率。後記する)の経時変化、及び、第1パラメータと火力発電施設10の運転状態を表す第2パラメータ(例えば発電出力。後記する)との相関を表示するためのものである。表示装置30は、例えばディスプレイ(7セグメント方式を含む)、モニタ、ランプ等である。
 入力装置70は、第1パラメータの経時変化において、第1期間t1(後記する)及び第1期間t1とは異なる第2期間t2(後記する)をそれぞれ選択して入力するためのものである。第1期間t1及び第2期間t2は、それぞれ、使用者が入力装置70を介することで、選択して入力される。入力装置70は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネルである。
 演算装置50は、データ取得部51と、描写部52と、第1補正部53と、第2補正部54と、第1近似関数算出部55と、第2近似関数算出部56と、差分算出部57とを備える。データ取得部51は、上記のセンサ20,21,22,23からの測定値を取得するとともに、入力装置70を介して入力された第1期間t1及び第2期間t2を受け付けるものである。
 また、描写部52は、第1パラメータの経時変化を表示装置30に表示するとともに、入力装置70を介して入力された第1期間t1及び第2期間t2の各期間における第1パラメータと第2パラメータとの相関を表示装置30に表示するためのものである。描写部52は、入力装置70により入力された表示指示に応じて、補正前の第1パラメータの経時変化と、補正後の第1パラメータの経時変化と、又は、補正前の第1パラメータ及び補正後の第1パラメータの両方の経時変化との間で切替可能に表示装置30に表示するように構成されている。このようにすることで、使用者の入力に応じて、第1パラメータの経時変化の種別(補正前、補正後、補正前及び補正後の双方)を任意に切り替えて表示することができる。なお、これらの点についての詳細は、図5を参照しながら後記する。
 第1補正部53は、少なくとも前記第2パラメータを基準値に揃えるように第1パラメータを補正するためのものである。そして、補正された第1パラメータの経時変化が、上記の描写部52により、表示装置30に表示されるように構成されている。第1パラメータの経時変化について、図2を参照しながら説明する。
 図2は、表示装置30に表示される第1パラメータの経時変化を示すグラフである。なお、図2に示すグラフは本発明の一実施形態を説明するために使用する模式的なグラフであり、実際のグラフは図2に示すグラフと必ずしも同じではないし、図2に示すグラフに限定されるものでもない。
 このグラフは、少なくとも第2パラメータ(例えば発電出力(負荷))を基準値に揃えるように補正された第1パラメータ(例えば熱効率)についての経時変化を示すものである。従って、このグラフは、少なくとも第2パラメータが同じ状態と仮定したときに、第1パラメータが時間とともにどのように変化したのかを示すものである。基準値に揃えるパラメータとしては、上記の第2パラメータのほか、例えば、センサ20により測定される空気の温度、圧力及び湿度、センサ21により測定されるフィルタ9の圧力損失等である。なお、少なくとも第2パラメータを基準値に揃える方法としては、例えば多変量解析により算出した回帰式を用いて行うことができる。
 使用者(例えば火力発電施設10の管理者)は、図2に示すグラフを見て、入力装置70により、表示装置30に表示された補正後の第1パラメータの経時変化において、入力装置70を介した第1期間t1及び第2期間t2の選択入力を行う。従って、演算装置50は、入力装置70を介した第1期間t1及び第2期間t2の選択入力を受け付けるように構成されている。このようにすることで、表示装置30において、選択すべき第1期間t1及び第2期間t2の選択を容易に行うことができる。なお、使用者が選択入力する第1期間t1及び第2期間t2は、使用者が第1パラメータの比較を行いたい2つの期間である。
 図1に戻って、第2補正部54は、第2パラメータを除く少なくとも一つのパラメータを基準値に揃えるように前記第1パラメータを補正するためのものである。そして、補正された第1パラメータと、第2パラメータとの相関が、上記の描写部52により、表示装置30に表示されるように構成されている。このようにすることで、表示装置30に表示された第1期間t1及び第2期間t2のそれぞれにおける第1パラメータと第2パラメータとの相関同士を比較し易くすることができる。ここで、第1パラメータと、第2パラメータとの相関について、図3を参照しながら説明する。
 図3は、表示装置30に表示される第1パラメータと第2パラメータとの相関を示すグラフである。なお、図3に示すグラフは本発明の一実施形態を説明するために使用する模式的なグラフであり、実際のグラフは図3に示すグラフと必ずしも同じではないし、図3に示すグラフに限定されるものでもない。
 このグラフに示すt1及びt2は、上記の第1期間t1及び第2期間t2に相当する。図3に示すように、第1期間t1及び第2期間t2のそれぞれにおいて、第1パラメータが変化すると第2パラメータがどのように変化するのかが示されている。
 第1期間t1と第2期間t2とでは、第1パラメータ及び第2パラメータ以外の少なくとも一つのパラメータが基準値に揃えられている。そのため、このグラフは、「第1パラメータ及び第2パラメータ」を除く少なくとも1つのパラメータが同じ状態と仮定したときに、第2パラメータが第1パラメータの変化とともにどのように変化したのかを示すものである。基準値に揃えるパラメータとしては、第1パラメータ及び第2パラメータ以外のパラメータであり、具体的には例えば、センサ20により測定される空気の温度、圧力及び湿度、センサ21により測定されるフィルタ9の圧力損失等である。なお、第1パラメータ及び第2パラメータ以外の少なくとも一つのパラメータを基準値に揃える方法としては、例えば多変量解析により算出した回帰式を用いて行うことができる。
 図1に戻って、第1近似関数算出部55は、第1期間t1における、第1パラメータと第2パラメータとの相関(図3参照)についての近似関数を表す第1近似関数を算出するためのものである。また、第2近似関数算出部56は、第2期間t2における、第1パラメータと第2パラメータとの相関(図3参照)についての近似関数を表す第2近似関数を算出するためのものである。そして、第1近似関数算出部55によって算出された第1近似関数のグラフと、第2近似関数算出部56によって算出された第2近似関数のグラフとが、描写部52によって表示装置30に表示されるようになっている。このようにすることで、選択された第1期間t1及び第2期間t2毎に、近似関数を表示装置30に表示することができる。このため、表示装置30において2つの近似関数同士を比較することができる。これにより、視覚を通じて、直感的に火力発電施設10の状態を適切に評価可能な情報を表示することができる。
 差分算出部57は、入力装置70を介して第2パラメータの指定範囲が入力された場合に、第2パラメータの指定範囲における第1期間t1と第2期間t2との第1パラメータの差分を算出するためのものである。具体的には例えば、上記の図3において、使用者が入力装置70を介して第2パラメータの値を指定したときに、差分算出部57は、第1期間t1における第1パラメータの値と、第2期間t2における第1パラメータの値との差分を算出するようになっている。なお、第1期間t1における第1パラメータの値は、例えば後記する第1近似関数に基づいて算出される。また、第2期間t2における第1パラメータの値は、例えば後記する第2近似関数に基づいて算出される。そして、ここで算出した差分は、描写部52により、表示装置30に表示される。
 このようにすることで、第2パラメータの指定範囲における第1パラメータの差分を表示装置30に表示させることができる。このため、第1期間t1及び第2期間t2の間でどの程度第1パラメータが変化したのかを、客観的に評価可能な情報を表示することができる。これにより、客観的に火力発電施設10の状態を適切に評価可能な情報を表示することができる。
 なお、使用者は、上記の図3において第2パラメータを指定する際、単一の値ではなく、広がりを持った範囲(第2パラメータの指定範囲)を指定してもよい。この場合、第1期間t1と第2期間t2との第1パラメータの差分も、単一の値ではなく、広がりを持った範囲として算出される。
 図4は、演算装置50の具体的なハードウェア資源を示すブロック図である。演算装置50は、CPU(Central Processing Unit)50a、RAM(Random Access Memory)50b、HDD(Hard Didk Drive)50c、ROM(Read Only Memory)50d、I/F(Interface)50eを備える。そして、演算装置50は、HDD50c及びROM50dに格納されている所定の制御プログラムがCPU50aによってRAM50bに展開され、実行されることにより具現化される。また、図1に示したセンサ20,21,22,23,24及びアクチュエータ25は、図示しない電気信号線により、I/F50eに接続される。
 図5は、表示装置30に表示される表示画面を示す図である。なお、図5及び後記する図6に示すグラフは本発明の一実施形態を説明するために使用する模式的なグラフであり、実際のグラフは図5及び図6に示すグラフと必ずしも同じではないし、図5及び図6に示すグラフに限定されるものでもない。
 この図5では、説明の簡略化のために、第1パラメータとして火力発電施設10の熱効率を、第2パラメータとして火力発電施設10の発電出力(負荷)を例示している。火力発電施設10の熱効率は、例えば単位発電量を作り出すために使用される燃料消費量を表し、Heat Rateの逆比である。従って、熱効率の値は小さいことが好ましい。また、火力発電施設10においては、発電出力と負荷とが同義である。
 第1パラメータとして発電出力(負荷)を使用することで、火力発電施設10の発電出力の大きさを指定し、一部の発電出力で運転しているとき(部分負荷状態)における第1期間t1及び第2期間t2同士の第1パラメータの変化を評価することができる。このため、指定した第1期間t1及び第2期間t2において、定格負荷で運転されるときに加え、火力発電施設10が部分負荷で運転されるときの第1パラメータの変化を適切に評価可能な情報を表示することができ、火力発電施設10の状態を適切に評価可能な情報を表示することができる。
 また、プラントが火力発電施設10である場合において、第1パラメータとして発電出力、第2パラメータとして熱効率を使用することで、火力発電施設10が定格出力に満たない発電出力で運転されているときに、第1期間t1及び第2期間t2における熱効率同士を比較し、熱効率の経時変化を適切に評価可能な情報を表示することができる。これにより、火力発電施設10の状態を適切に評価可能な情報を表示することができる。
 表示装置30においては、入力装置70によって移動されるポインタ31と、熱効率(第1パラメータ)の経時変化を示すグラフ32と、発電出力(第2パラメータ)と熱効率(第2パラメータ)との相関を示すグラフ33と、第1期間t1及び第2期間t2を指定するためのスライダ34と、グラフ32において表示されるデータを切り替える切り替えボックス35とが表示される。
 図5においては、切り替えボックス35に対し、入力装置70を介して、実データ及び補正データの双方が表示される表示指示が入力されている。そのため、グラフ32においては、補正前の熱効率の経時変化(「・」で示す関係)と、補正後の熱効率の経時変化(「*」で示す関係)と、の双方が表示されている。即ち、ここでは、補正前の熱効率の経時変化が実データであり、熱効率以外の運転状態を表すパラメータを基準値(パラメータごとに同じ値)に揃える補正を行ったものが補正データである。ただし、表示指示を変更することで、いずれか一方のみが表示されてもよい。
 なお、グラフ32には、図示の簡略化のために示していないが、「*」のプロットの裏には「・」のプロットが隠れている。そのため、「・」のプロットは、小さな熱効率から大きな熱効率まで、その全域にわたって満遍なく存在している。
 また、右下のグラフ32においては、入力装置70を介して指定された第1期間t1及び第2期間t2が表示されている。第1期間t1として、最後にガスタービン3の翼洗浄を行ってからの期間を示す9週目が、第2期間t2として、最後にガスタービン3の翼洗浄を行ってからの期間を示す22週目が例示されている。第1期間t1及び第2期間t2は、入力装置70を介してポインタ31をボタン34a,34bに乗せ、これらをスライダ34の上で左右に移動させることで、第1期間t1及び第2期間t2を指定することができる。そして、スライダ34において指定された第1期間t1及び第2期間tが、グラフ32の横軸において対応する位置に表示される。
 左側のグラフ33においては、上記のスライダ34において指定された第1期間t1及び第2期間t2の各期間における発電出力と熱効率との関係が示されている。グラフ33では、「熱効率及び発電出力」以外の運転状態を表すパラメータを基準値(パラメータごとに同じ値)に揃える補正を行ったものが、第1期間t1及び第2期間t2のそれぞれについて示されている。なお、上記のように、熱効率の値は小さいことが好ましい。そのため、グラフ33では、9週目から22週目に時間が経過することで、熱効率が経時的に低下し、熱効率の値が大きくなっている。
 グラフ33において、第1期間t1(9週目)の相関を「△」で示し、第2期間t2(22週目)の相関を「×」で示している。また、第1期間のt1の相関についての第1近似関数(近似曲線)のグラフ33aを破線で、第2期間のt2の相関についての第2近似関数(近似曲線)のグラフ33bを実線で示している。このように、グラフ33aとグラフ33bとが示されることで、第1期間t1と第2期間t2との比較が行い易くなっている。
 図6は、上記の図5に示す表示画面において、ポインタ31を移動させることで9週目の熱効率と22週目の熱効率との差分を表示させた様子を示す図である。使用者が入力装置70を介してポインタ31をグラフ33の上に移動させると、ポインタ31が指し示す発電出力(60%を例示)において、第1期間t1のグラフ33aと、第2期間t2のグラフ33bとの差分が表示される。ここでは、便宜的に差分として「9%」を示している。従って、発電出力を60%(即ち60%の部分負荷運転)では、第1期間t1(9週目)から第2期間t2(22週目)までの間に、熱効率の値が9増えたことを表している。上記のように、熱効率の値は小さいことが好ましいから、第1期間t1(9週目)から第2期間t2(22週目)までの間に熱効率が9%低下したといえる。
 図7は、本発明の一実施形態に係る状態表示装置100において行われるフローである。図7に示すフローは、上記の図1に示した状態表示装置100によって実行されるため、以下の説明では、図1を適宜参照しながら行う。
 まず、データ取得部51は、火力発電施設10におけるデータを取得する(ステップS1)。ここで取得されるデータは、ガスタービン3に接続されたセンサ23による単位時間当たりの発電量(発電出力、タービン出力)、センサ24により測定されるン円量消費量等である。そして、第1補正部53は、取得したデータに基づき熱効率を算出し、熱効率の経時変化を補正する(ステップS2)。熱効率は、例えば燃料消費量を発電量で除することで算出することができる。また、補正は、例えば上記の図1及び図2等を参照しながら説明した方法で行うことができる。次いで、描写部52は、補正された熱効率の経時変化を表示装置30に表示する(ステップS3、図5のグラフ32を参照、経時変化表示ステップ)。
 そして、使用者により入力装置70を介して第1期間t1及び第2期間t2の「期間」が指定されると(ステップS4)、第2補正部54は、指定した第1期間t1及び第2期間t2における発電出力と熱効率との相関を補正する(ステップS5)。具体的な補正の方法は、上記の図1及び図3等を参照しながら説明した方法で行うことができる。そして、第1近似関数算出部55及び第2近似関数算出部56は、それぞれ、第1期間t1における第1近似関数及び第2期間t2における第2近似関数を算出する(ステップS6)。次いで、描写部52は、算出した第1近似関数及び第2近似関数のそれぞれのグラフ、及び、第1期間t1及び第2期間t2における発電出力と熱効率との相関を表示装置30に表示する(ステップS7、図5のグラフ33を参照、相関表示ステップ)。
 表示装置30を参照した使用者により、入力装置70を介して「発電出力」が指定されると(ステップS8)、差分算出部57は、第1期間t1における熱効率と、第2期間t2における熱効率との差分を算出する(ステップS9)。具体的な算出方法としては、例えば上記の図1及び図6等を参照しながら説明した方法を使用することができる。そして、描写部52は、差分算出部57により算出された差分を表示装置30に表示する(ステップS10、図6参照)。
 以上の図7に示すフローによれば、選択された第1期間t1及び第2期間t2について、熱効率(第1パラメータ)及び発電出力(第2パラメータ)によって規定される火力発電施設10の状態を比較することで、火力発電施設10の状態についての経時変化を適切に評価可能な情報を表示することができる。
 図8は、本発明の一実施形態に係る状態表示装置100を圧縮機1に適用したときの、表示装置30における表示画面を示す図である。上記の例では、燃焼室2、ガスタービン3及び発電機4に着目して、第1パラメータとしての熱効率及び第2パラメータとしての発電出力を例示した。しかし、図8に示す実施形態(圧縮機を含むプラント)では、圧縮機1に着目して、第1パラメータとしての圧縮機1の圧縮効率及び第2パラメータとしての圧縮機1の吸込側と吐出側との圧力比を例示している。
 ただし、第1パラメータ及び第2パラメータは上記の例に限られず、それぞれ、前記圧縮機に吸い込まれる空気の温度、圧縮機1の吸込側と吐出側との圧力比、圧縮機1のインレットガイドベーン1aの角度、圧縮機1の回転数、又は、圧縮機1の圧縮効率のうちのいずれかを任意に選択すればよい。このようにすることで、第1期間t1及び第2期間t2における圧縮機1の状態同士を比較して、圧縮機1の経時変化を適切に評価可能な情報を表示することができる。これにより、圧縮機1の状態を適切に評価可能な情報を表示することができる。
 図8において、右下のグラフ232は、圧縮機1の圧縮効率の経過時間を示している。グラフ232においては、上記のグラフ32と同様に、補正前の圧縮効率の経時変化(「・」で示す関係)と、補正後の圧縮効率の経時変化(「*」で示す関係)と、の双方が表示されている。また、左側のグラフ233は、横軸を圧縮機1の吸込側と吐出側との圧力比、縦軸を圧縮機1の圧縮効率とするものである。そして、上記の図5と同様、第1期間t1として9週目の圧縮効率が実線で示すグラフ233aで、第2期間t2として22週目の圧縮効率が破線で示すグラフ233bで示されている。なお、グラフ232には、図示の簡略化のために示していないが、「*」のプロットの裏には「・」のプロットが隠れている。そのため、「・」のプロットは、小さな圧縮効率から大きな圧縮効率まで、その全域にわたって満遍なく存在している。
 圧縮機1においても、上記の熱効率と同様に、時間とともに圧縮効率が低下する。そこで、図8に示すように、例えば圧力比と圧縮効率との関係を第1期間t1及び第2期間t2ごとにグラフ化することで、圧縮機1の吸込側と吐出側との圧力比が定格状態の一部における圧縮効率の劣化を評価可能な情報を表示することができる。
1 圧縮機
1a インレットガイドベーン
2 燃焼室
3 ガスタービン
4 発電機
5 蒸気タービン
6 ボイラ
7 復水器
8 通風路
9 フィルタ
10 火力発電施設
20,21,22,23,24 センサ
25 アクチュエータ
30 表示装置
31 ポインタ
32,33,33a,33b,232,233,233a,233b グラフ
34 スライダ
34a,34b ボタン
35 切り替えボックス
50 演算装置
50a CPU
50b RAM
50c HDD
50d ROM
50e I/F
51 データ取得部
52 描写部
53 第1補正部
54 第2補正部
55 第1近似関数算出部
56 第2近似関数算出部
57 差分算出部
70 入力装置
100 状態表示装置
 

Claims (10)

  1.  運転中のプラントの状態を表示するための装置であって、
     前記プラントの運転状態を表す第1パラメータの経時変化、及び、前記第1パラメータと前記プラントの運転状態を表す第2パラメータとの相関を表示するための表示装置と、
     前記第1パラメータの前記経時変化において、第1期間及び当該第1期間とは異なる第2期間をそれぞれ選択して入力するための入力装置と、
     演算装置と、を備え、
     当該演算装置は、
     前記第1パラメータの前記経時変化を前記表示装置に表示するとともに、前記入力装置を介して入力された前記第1期間及び前記第2期間の各期間における前記第1パラメータと前記第2パラメータとの前記相関を前記表示装置に表示するための描写部を備えたことを特徴とする、プラントの状態表示装置。
  2.  前記演算装置は、
     前記第1期間における、前記第1パラメータと前記第2パラメータとの相関についての近似関数を表す第1近似関数を算出するための第1近似関数算出部と、
     前記第2期間における、前記第1パラメータと前記第2パラメータとの相関についての近似関数を表す第2近似関数を算出するための第2近似関数算出部と、を備え、
     前記描写部は、前記第1近似関数算出部によって算出された前記第1近似関数のグラフと、前記第2近似関数算出部によって算出された前記第2近似関数のグラフとを前記表示装置に表示するように構成されたことを特徴とする、請求項1に記載のプラントの状態表示装置。
  3.  前記演算装置は、前記入力装置を介して第2パラメータの指定範囲が入力された場合に、前記第2パラメータの前記指定範囲における前記第1期間と前記第2期間との前記第1パラメータの差分を算出するための差分算出部を備え、
     前記描写部は、算出された差分を前記表示装置に表示するように構成されたことを特徴とする、請求項1又は2に記載のプラントの状態表示装置。
  4.  前記演算装置は、
     少なくとも前記第2パラメータを基準値に揃えるように前記第1パラメータを補正するための第1補正部を備え、
     前記描写部は、補正された前記第1パラメータの経時変化を前記表示装置に表示するように構成され、
     前記演算装置は、前記表示装置に表示された補正後の前記第1パラメータの前記経時変化において、前記入力装置を介した前記第1期間及び前記第2期間の選択入力を受け付けるように構成されたことを特徴とする、請求項1~3の何れか1項に記載のプラントの状態表示装置。
  5.  前記演算装置は、前記第2パラメータを除く少なくとも一つのパラメータを基準値に揃えるように前記第1パラメータを補正するための第2補正部を備え、
     前記描写部は、補正された前記第1パラメータと、前記第2パラメータとの前記相関を前記表示装置に表示するように構成されたことを特徴とする、請求項1~4の何れか1項に記載のプラントの状態表示装置。
  6.  前記描写部は、前記入力装置により入力された表示指示に応じて、補正前の前記第1パラメータの前記経時変化と、補正後の前記第1パラメータの前記経時変化と、又は、補正前の前記第1パラメータ及び補正後の前記第1パラメータの両方の前記経時変化と、の間で切替可能に前記表示装置に表示するように構成されたことを特徴とする、請求項1~5の何れか1項に記載のプラントの状態表示装置。
  7.  前記第2パラメータは前記プラントの負荷を含むことを特徴とする、請求項1~6の何れか1項に記載のプラントの状態表示装置。
  8.  前記プラントは火力発電施設を含み、
     前記第1パラメータは前記火力発電施設の熱効率を含み、
     前記第2パラメータは前記火力発電施設の発電出力を含むことを特徴とする、請求項1~7の何れか1項に記載のプラントの状態表示装置。
  9.  前記プラントは圧縮機を含み、
     前記第1パラメータ及び前記第2パラメータは、それぞれ、前記圧縮機に吸い込まれる空気の温度、前記圧縮機の吸込側と吐出側との圧力比、前記圧縮機のインレットガイドベーンの角度、前記圧縮機の回転数、又は、前記圧縮機の圧縮効率のうちのいずれかであることを特徴とする、請求項1~7の何れか1項に記載のプラントの状態表示装置。
  10.  運転中のプラントの状態を表示するための方法であって、
     前記プラントの運転状態を表す第1パラメータの経時変化を表示装置に表示する経時変化表示ステップと、
     入力装置によりそれぞれ選択して入力された、前記第1パラメータの前記経時変化における第1期間及び当該第1期間とは異なる第2期間の各期間において、前記第1パラメータと前記第2パラメータとの相関を前記表示装置に表示する相関表示ステップと、を含むことを特徴とする、プラントの状態表示方法。
PCT/JP2017/038368 2017-10-24 2017-10-24 プラントの状態表示装置及びプラントの状態表示方法 WO2019082275A1 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE112017007848.2T DE112017007848T5 (de) 2017-10-24 2017-10-24 Zustandsanzeigevorrichtung für eine Anlage und Zustandsanzeigeverfahren für eine Anlage
US16/632,682 US11507073B2 (en) 2017-10-24 2017-10-24 State display device for plant and state display method for plant
PCT/JP2017/038368 WO2019082275A1 (ja) 2017-10-24 2017-10-24 プラントの状態表示装置及びプラントの状態表示方法
JP2019549718A JP6967600B2 (ja) 2017-10-24 2017-10-24 プラントの状態表示装置及びプラントの状態表示方法
CN201780093518.6A CN111033409B (zh) 2017-10-24 2017-10-24 成套设备的状态显示装置以及成套设备的状态显示方法
KR1020207002688A KR102364544B1 (ko) 2017-10-24 2017-10-24 플랜트의 상태 표시 장치 및 플랜트의 상태 표시 방법
TW107137161A TWI714893B (zh) 2017-10-24 2018-10-22 廠房的狀態顯示裝置及廠房的狀態顯示方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2017/038368 WO2019082275A1 (ja) 2017-10-24 2017-10-24 プラントの状態表示装置及びプラントの状態表示方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
WO2019082275A1 true WO2019082275A1 (ja) 2019-05-02

Family

ID=66247353

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
PCT/JP2017/038368 WO2019082275A1 (ja) 2017-10-24 2017-10-24 プラントの状態表示装置及びプラントの状態表示方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US11507073B2 (ja)
JP (1) JP6967600B2 (ja)
KR (1) KR102364544B1 (ja)
CN (1) CN111033409B (ja)
DE (1) DE112017007848T5 (ja)
TW (1) TWI714893B (ja)
WO (1) WO2019082275A1 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1195833A (ja) * 1997-07-23 1999-04-09 Toshiba Corp プラント監視装置
JP2004192566A (ja) * 2002-12-13 2004-07-08 Toshiba Corp プラント運転支援装置及びプログラム

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4827723A (en) * 1988-02-18 1989-05-09 A. Ahlstrom Corporation Integrated gas turbine power generation system and process
US5247791A (en) * 1989-10-25 1993-09-28 Pyong S. Pak Power generation plant and power generation method without emission of carbon dioxide
US5968263A (en) * 1998-04-01 1999-10-19 Memc Electronic Materials, Inc. Open-loop method and system for controlling growth of semiconductor crystal
US6898540B2 (en) * 2002-11-12 2005-05-24 General Electric Company System and method for displaying real-time turbine corrected output and heat rate
JP2004171425A (ja) * 2002-11-22 2004-06-17 Mitsubishi Heavy Ind Ltd プラント信頼性評価方法及び性能評価システム
JP4828954B2 (ja) 2005-02-22 2011-11-30 株式会社東芝 発電造水複合プラント及びその運転方法
JP2007002673A (ja) 2005-06-21 2007-01-11 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd ガスタービン性能の分析予測方法
JP5022018B2 (ja) * 2006-12-15 2012-09-12 三菱重工業株式会社 ガスタービンの監視装置
JP4776590B2 (ja) * 2007-06-19 2011-09-21 株式会社日立製作所 保守管理支援装置およびその表示方法、保守管理支援システム
US8078552B2 (en) 2008-03-08 2011-12-13 Tokyo Electron Limited Autonomous adaptive system and method for improving semiconductor manufacturing quality
JP5618322B2 (ja) * 2010-07-15 2014-11-05 一般財団法人電力中央研究所 熱効率解析方法及び熱効率解析プログラム
JP6043348B2 (ja) 2011-07-11 2016-12-14 バルメット オートメーション オイ 産業プロセスを監視する方法
JP5301717B1 (ja) * 2012-08-01 2013-09-25 株式会社日立パワーソリューションズ 設備状態監視方法およびその装置
JP6092723B2 (ja) * 2013-06-25 2017-03-08 三菱日立パワーシステムズ株式会社 蒸気タービンプラントの起動制御装置
WO2015079508A1 (ja) * 2013-11-27 2015-06-04 株式会社日立製作所 再生可能エネルギー対応ガスタービンおよびその制御方法
JP6469980B2 (ja) 2014-07-11 2019-02-13 株式会社荏原製作所 故障診断システム及び故障診断方法
JP6445859B2 (ja) * 2014-12-16 2018-12-26 株式会社東芝 プラント監視装置
TWI609750B (zh) * 2015-07-14 2018-01-01 財團法人工業技術研究院 用於機械系統校正及監測的裝置與方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1195833A (ja) * 1997-07-23 1999-04-09 Toshiba Corp プラント監視装置
JP2004192566A (ja) * 2002-12-13 2004-07-08 Toshiba Corp プラント運転支援装置及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US11507073B2 (en) 2022-11-22
DE112017007848T5 (de) 2020-04-30
TW201935226A (zh) 2019-09-01
JP6967600B2 (ja) 2021-11-17
CN111033409A (zh) 2020-04-17
TWI714893B (zh) 2021-01-01
KR20200020925A (ko) 2020-02-26
CN111033409B (zh) 2023-05-02
KR102364544B1 (ko) 2022-02-17
US20200249664A1 (en) 2020-08-06
JPWO2019082275A1 (ja) 2020-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6898540B2 (en) System and method for displaying real-time turbine corrected output and heat rate
US8452515B2 (en) System and method for simulating a gas turbine compressor
EP2570877A1 (en) System and method for simulating gas turbine operation
EP2562612B1 (en) Methods and systems for gas turbine modeling using adaptive kalman filter
JP6511702B2 (ja) 監視装置、対象装置の監視方法、およびプログラム
JP4513771B2 (ja) 一軸型コンバインドサイクルプラントの性能監視方法及びシステム
JP2012026449A (ja) ガスタービン燃焼器に対する燃料分割を制御するための方法
JP6332747B2 (ja) 流量比算出装置、これを備えている制御装置、この制御装置を備えているガスタービンプラント、流量比算出方法、及び燃料系統の制御方法
CN103711556A (zh) 用于针对燃气涡轮而确定目标排气温度的系统及方法
JP6636021B2 (ja) 排出挙動を特定する方法
CN105247222B (zh) 压缩机的控制装置及方法、劣化判定方法以及压缩设备
JP6331138B2 (ja) 流量比算出装置、これを備えている制御装置、この制御装置を備えているガスタービンプラント、流量比算出方法、及び燃料系統の制御方法
JP2016113967A (ja) プラント機器の保守計画システム及び方法
WO2018188519A1 (zh) 空调制热能效比及制热量在线检测方法
WO2018188430A1 (zh) 在线检测空调制热能效比和制热量的方法
WO2019082275A1 (ja) プラントの状態表示装置及びプラントの状態表示方法
JP5653786B2 (ja) 異常検出装置
KR20110119220A (ko) 선체블록 도장건조 예측 시스템
JP2014062512A (ja) ガスタービン制御装置及び制御方法並びに発電システム
JP2015052278A (ja) 2軸ガスタービン
JP6554162B2 (ja) 発電プラント性能評価方法及び発電プラント性能評価プログラム
JP7071031B2 (ja) 燃料消費量に基づいて電力システムを制御するための制御システムおよび関連するプログラム製品
CN107560864A (zh) 用于燃烧器中结垢监测和预测的方法与装置
JP2008151008A (ja) ガスタービンの監視装置
JP2013177860A (ja) 発電設備の運転支援装置

Legal Events

Date Code Title Description
121 Ep: the epo has been informed by wipo that ep was designated in this application

Ref document number: 17929977

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A1

ENP Entry into the national phase

Ref document number: 20207002688

Country of ref document: KR

Kind code of ref document: A

ENP Entry into the national phase

Ref document number: 2019549718

Country of ref document: JP

Kind code of ref document: A

122 Ep: pct application non-entry in european phase

Ref document number: 17929977

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A1