JP2010000200A - 炊飯器 - Google Patents

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Abstract

【課題】腐敗菌の繁殖を防止でき、家族の食事時間に合わせて食味レベルの高い米飯を提供すると共に、省エネを図ることができる炊飯器を提供する。
【解決手段】米飯を収容する内鍋13と、内鍋13を加熱して米飯を炊飯する炊飯手段17と、内鍋13を加熱して米飯を保温する保温手段18,19と、炊飯手段17と保温手段18,19とを制御する制御手段37とを備え、制御手段37が、炊飯手段17による炊飯を実行した後、保温手段18,19による米飯の保温温度を高温保温温度から、高温保温温度よりも低温である低温保温温度に切り替える省エネ保温機能を備えた炊飯器11において、炊飯実行後の省エネ保温機能における高温保温温度から前記低温保温温度への切り替え時間を、あらかじめ任意に設定可能とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、炊飯ジャー等の炊飯器に関するものである。
一般に、使用される地域や設置される場所により、炊飯器が置かれる室温が異なる。室温が高いと飯温は全体的に低くなり、室温が低いと飯温は高くなる傾向があり、このうち、飯温が低いと腐敗菌の繁殖が活発になるという問題があった。
また、炊飯後のご飯には水分が多く含まれているため、腐敗菌の繁殖は、保温数時間後よりも炊飯実行後の方が繁殖しやすいという問題があった。
更に、生産される米に付着する腐敗菌の種類は、地域毎(例えば日本と台湾など)に異なり、腐敗菌の種類により繁殖の度合いも異なるという問題があった。
そしてまた、昨今の食事時間は家族の中においても異なる傾向があり、低温保温への移行は、家族の状況に合わせて移行することが好ましい。
そこで、特許文献1には、おやすみ保温スイッチをオンすることにより低温保温温度による保温、高温保温温度による保温、通常保温温度による保温を順に繰り返すサイクル保温を実行する炊飯器が記載されている。
特許文献2には、炊飯を開始する前に保温時間を予め設定すると、ご飯の保温制御を、保温時間に合わせて調整する炊飯器が記載されている。
しかし、特許文献1に記載の炊飯器では、おやすみ保温スイッチのオンを忘れるとサイクル保温は実行されずに高温での保温状態が続き、省エネ保温に繋がらないという問題があった。
特許文献2に記載の炊飯器では、ご飯の保温制御自体は設定できない。このため、使用される地域や設置される場所の室温に応じて、また生産される米に付着する腐敗菌の種類に応じて最適な保温制御を行うことができず、腐敗菌の繁殖しやすい保温制御を余儀なくされていた。
具体的には、特許文献2に記載の炊飯器では、ご飯の保温時間を制御して、炊飯後に高温保温時間を長く設けることにより腐敗菌の繁殖を防止したり、更に家族の食事時間に合わせて高温保温から低温保温への切り替え、及び低温保温から高温保温への切り替えを設定できないという問題があった。
特開平10−5127号公報 特開2007−244710号公報
本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなされたもので、腐敗菌の繁殖を防止でき、家族の食事時間に合わせて食味レベルの高い米飯を提供すると共に、省エネを図ることができる炊飯器を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための手段として、本発明に係る炊飯器は、米飯を収容する内鍋と、該内鍋を加熱して前記米飯を炊飯する炊飯手段と、前記内鍋を加熱して前記米飯を保温する保温手段と、前記炊飯手段と前記保温手段とを制御する制御手段とを備え、該制御手段が、前記炊飯手段による炊飯実行後に、前記保温手段による米飯の保温温度を高温保温温度から、該高温保温温度よりも低温である低温保温温度に切り替える省エネ保温機能を備えた炊飯器において、前記炊飯実行後の省エネ保温機能における前記高温保温温度から前記低温保温温度への切り替え時間を、あらかじめ任意に設定可能としたものである。
炊飯実行後の省エネ保温機能における高温保温温度から低温保温温度への切り替え時間を、あらかじめ任意に設定できる。このため、炊飯器が使用される地域や設置される場所の、例えば室温に応じて前記切り替え時間を設定することで、飯温が低くなることによる腐敗菌の繁殖を防止することができる。即ち、炊飯器が設置される環境により異なる腐敗菌の繁殖する度合いにあわせて、例えば、室温が高い地域や設置場所で使用する場合には高温保温温度から低温保温温度への切り替え時間を長くして、室温が低い地域や設置場所で使用する場合には、高温保温温度から低温保温温度への切り替え時間を短くするなど、最適な保温制御を設定することができる。
また、生産される米に付着する腐敗菌の種類に合わせて地域毎(例えば日本と台湾)に切り替え時間を設定することで、地域により異なる腐敗菌の繁殖の度合いに応じた保温制御に設定することができる。
炊飯実行後の高温保温時間を長く設定できるので、繁殖しやすい炊飯実行後の腐敗菌の繁殖を防止することができる。
前記炊飯実行後の省エネ保温機能における前記高温保温温度から前記低温保温温度への切り替え時間を、ユーザがあらかじめ任意に設定可能としたことが好ましい。
高温保温温度から低温保温温度への切り替え時間は、炊飯前にあらかじめユーザが任意に設定することで自動に切り替わるため、一旦設定するとその後はスイッチの操作が必要なく、スイッチの操作を忘れて高温保温が続くことによる米飯の黄変や、消費電力の増加を防止して省エネを図ることができる。
更に、食事時間は家族の中でも異なる傾向があり、ご飯の食味は高温保温温度での保温時の方が美味しいため、高温保温温度から低温保温温度への切り替え時間を家族の食事時間に合わせて設定することにより、家族全員が美味しいご飯を食することができる。
そして、一般に食事時間のパターンは、一家族においては同じであり、切り替え時間を一旦設定するとその後はスイッチの操作が必要ないので、いつも忘れることなく炊飯後一定時間経過後に自動的に低温保温に移行し、長時間の保温にも耐えうる。
前記省エネ保温機能は、前記制御手段により、前記高温保温温度から切り替わった前記低温保温温度が更に、高温保温温度に切り替えられ前記炊飯実行後の省エネ保温機能における前記低温保温温度から前記高温保温温度への切り替え時間を、あらかじめ任意に設定可能としたことが好ましい。
低温保温温度から高温保温温度への切り替え時間を設定することができるので、環境の違いによる腐敗や黄変の進行に合わせて保温時間を設定して、食味レベルの高いご飯を提供することができる。また、家族の食事時間に合わせて低温保温から高温保温へ切り替えることで、高温で保温された美味しいご飯を食することができる。
本発明の炊飯器によれば、炊飯実行後の省エネ保温機能における高温保温温度から低温保温温度への切り替え時間を、あらかじめ任意に設定できる。このため、炊飯器が使用される地域や設置される場所の、例えば室温に応じて前記切り替え時間を設定することで、飯温が低くなることによる腐敗菌の繁殖を防止することができる。即ち、炊飯器が設置される環境により異なる腐敗菌の繁殖する度合いにあわせて、例えば、工場出荷時に、あるいはユーザが最適な保温制御を設定することができる。また、生産される米に付着する腐敗菌の種類に合わせて地域毎(例えば日本と台湾)に切り替え時間を設定することで、地域により異なる腐敗菌の繁殖の度合いに応じた保温制御に設定することができる。更に、炊飯実行後の高温保温時間を長く設定できるので、繁殖しやすい炊飯実行後の腐敗菌の繁殖を防止することができる。
次に、添付図面を参照して本発明の実施形態に係る炊飯器を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る炊飯器11を示す。この炊飯器11は、有底胴状の本体12と、該本体12内に配設され、米飯を収容する容器である内鍋13と、ヒンジ軸14周りに回動自在に本体12に軸支された蓋体15とからなる公知の炊飯器である。
本体12の内底には、内鍋13の底部を加熱する炊飯手段である炊飯ヒータ17が設けられている。また、本体12の内側側面には内鍋13の外周面を加熱する保温手段である保温ヒータ18が配設されている。一方、蓋体15の内面には内鍋13の上端開口部を密閉する内蓋16が取り付けられ、この内蓋16には保温手段である保温ヒータ19が配設されている。
本体12の正面には、図2に示すユーザが動作条件を入力したり、炊飯器11の動作状態を表示するための操作パネル21が配設されている。
この操作パネル21は、中央の液晶パネル22の周囲に、入力手段であるスイッチ24〜31を配設したものである。具体的には、操作パネル21には、右側に、炊飯はもちろん選択したコースを実行させるための炊飯スイッチ24と、希望時刻にご飯を炊きあげる予約機能を選択するための予約スイッチ25と、時刻や時間を設定するための黒塗り△印の上スイッチ26及び黒塗り▽印の下スイッチ27とが配設されている。また、操作パネル21の左側に、実行中の動作または条件の選択を停止させるとりけしスイッチ28と、無洗米を炊く際に使用する無洗米スイッチ29と、炊飯条件を選択するためのメニュースイッチ30と、保温制御(コース)を選択して実行させる保温選択スイッチ31とが配設されている。
また、操作パネル21の中央には、後述するCPU38が内蔵したドライバによって表示するセグメント表示方式の表示手段である液晶パネル22が配設されている。この液晶パネル22には、現在時刻や動作の残時間等を表示する数値表示33と、省エネ保温経過時間を設定する工程を表す保温表示34と、複数の炊飯メニューのなかの選択状態を示すための印表示35とが設けられている。
炊飯メニューとしては、白米及び白米急速と、炊きこみと、すしめしと、おかゆと、おこわと、玄米及び玄米活性と、ケーキとが設けられ、これらの文字表示が各印表示35の横に刻設されている。
操作パネル21は制御手段である制御基板37に接続され、制御基板37に実装されたCPU38は、ROM39に予め記憶された各炊飯メニューのプログラムに従って炊飯処理を実行した後、続いて保温処理に移行するものである。また、ROM39は、予め設定した保温条件等を記憶する。また、ROM39のデータを読み込み、一時的に記憶するRAM40が設けられている。制御基板37に接続された電源装置41は、炊飯ヒータ17と保温ヒータ18、19とに電力を供給する。
次に、前記構成からなる炊飯器における省エネ保温経過時間設定処理について、図5のフローチャートを用いて具体的に説明する。
本実施形態では、複数のスイッチ、例えば予約スイッチ25、メニュースイッチ30、無洗米スイッチ29を同時にオンすることにより液晶パネル22で表示しながら、高温で保温処理を実行する省エネ保温経過時間aを設定可能とし、保温選択スイッチ31を押すことによって、低温で保温処理を実行する省エネ保温経過時間bを設定することができる省エネ保温経過時間設定処理機能が設けられている。この省エネ保温経過時間設定処理機能は、商品の出荷時に工場の製造ラインで、又はユーザが家庭で、炊飯処理を行う前に予め設定することにより実行される。
この省エネ保温経過時間設定処理では、CPU38はまず、ステップS1で、取消モードであるか否かを検出する。取消モードとはCPU38が他の動作状態にはないことをいう。取消モードである場合にはステップS2に進み、取消モードでない場合には省エネ保温経過時間設定処理を終了する。
ステップS2では、前記予約スイッチ25、メニュースイッチ30、無洗米スイッチ29が全て同時に操作されてオンレベルになっているか否かを検出する。これらのスイッチ25、30、29がオンレベルである場合にはステップS3に進み、オンレベルでない場合には省エネ保温経過時間設定処理を終了する。
ステップS3では、省エネ保温経過時間a及びbのデータをクリアして、ステップS4に進む。
ステップS4では、省エネ保温経過時間aのデータセットを要求し、図3(a)に示すようにROM39に記憶した省エネ保温経過時間aとして2時間を読み込み、ステップS8でその時間を液晶パネル22に表示させる。そして、ステップS9に進んで、上スイッチ26又は下スイッチ27がオンされていると判断すると、ステップS4に戻り、上スイッチ26がオンされたのであれば、図3(b)と(c)とに示すように液晶パネル22の数値、すなわち省エネ保温経過時間aを1時間単位でインクリメントさせ、下スイッチ27がオンされたのであれば省エネ保温経過時間aをデクリメントさせる。本実施形態においては、省エネ保温経過時間aとして4時間が設定されている。
また、保温選択スイッチ31がオンされるとステップS5に進み、省エネ保温経過時間bのデータセットを要求し、図4(a)に示すようにROM39に記憶した省エネ保温経過時間bとして12時間を読み込み、ステップS6でその時間を液晶パネル22に表示させる。次に、ステップS7に進んで、上スイッチ26又は下スイッチ27がオンされていると判断すると、ステップS5に戻り、上スイッチ26がオンされたのであれば、省エネ保温経過時間bを1時間単位でインクリメントさせ、下スイッチ27がオンされたのであれば、図4(b)と(c)とに示すように省エネ保温経過時間bをデクリメントさせる。本実施形態においては、省エネ保温経過時間bとして10時間が設定されている。ステップS7とステップS9とで、上スイッチ26又は下スイッチ27が所定の時間、オンされないと、ステップS10に進む。
ステップS10では、省エネ保温経過時間aとbとのデータを確定し、ステップS11に進む。
ステップS11では、確定データを記憶して、ステップS12に進む。
ステップS12では、確定データの記憶後、自動的にとりけしスイッチがオンされるので、該オンレベルを検出して、省エネ保温経過時間設定処理を終了する。
次に、CPU38による保温実行時間の制御について、図6のフローチャートを用いて具体的に説明する。
保温実行時間の制御は、高温で保温する省エネ保温1から低温で保温する省エネ保温2への切り替え、更に省エネ保温2から保温温度を高温に移行する省エネ保温3及び高温で保温する省エネ保温4への切り替えを制御する。
ここで省エネ保温とは、図7(a)に示す省エネ保温1から省エネ保温4までで構成されている。省エネ保温1は、符号Aに示される保温であり、炊飯後に70℃で高温保温することである。省エネ保温2は、符号Bに示される保温であり、70℃の高温保温に続いて60℃で低温保温することである。省エネ保温3は、符号Cに示される保温であり、60℃の低温保温から70℃の高温保温へ移行する間の保温である。省エネ保温4は、符号Dに示される保温であり、70℃で高温保温することである。
保温をスタートすると、CPU38は、ステップS21で保温の記憶が省エネ保温か否かを検出する。省エネ保温でない場合にはステップS22に進み、図7(b)のEに示す高温保温1を実行する。そして、サイドセンサ(図示せず)で内鍋13の温度を検出して、所定の温度になればステップS23に進む。ステップS23では図7(b)のFに示す70℃に保つ高温保温3を実行する。ステップS21で、保温の記憶が省エネ保温である場合、またはステップS22かステップS23のいずれかで保温選択スイッチ31がオンされると、ステップS24に進む。
ステップS24では、サイドセンサにより内鍋13の温度を検出して、所定の値であるN℃以上、例えば30℃であるか否かを検出する。サイドセンサが検出する温度がN℃以上である場合にはステップS25に進み、N℃以下である場合には、ステップS23に移行する。つまり、サイドセンサが検出する内鍋13の温度、すなわちご飯の温度が30℃以上である場合にはステップS25から先の省エネ保温に進むことができるが、ご飯の温度が30℃未満の場合には、ステップS23の高温保温3に移行する。
ステップS25では、炊飯メニューが省エネ保温可能メニューか否かを検出する。例えば炊飯メニューとして炊き込みご飯が選択されており、ご飯が腐りやすい場合には、省エネ保温可能メニューではないと判断してステップS22の高温保温1に移行する。一方、炊飯メニューとして例えば白米が選択されており、省エネ保温可能メニューである場合には、ステップS26に進む。
ステップS26では、保温経過時間を検出する。そして、保温経過時間が12時間未満である場合にはステップS27に進み、12時間以上である場合には、ステップS23の高温保温3に移行する。
ステップS27では、省エネ保温経過時間設定処理で設定された省エネ保温経過時間aのデータを読み込み、ステップS28に進む。
ステップS28では、省エネ保温経過時間設定処理で設定された省エネ保温経過時間bのデータを読み込み、ステップS29に進む。
ステップS29では、炊飯の完了を判断してステップS31の省エネ保温1に移行する。炊飯完了による移行ではない場合、すなわちユーザが高温保温1から3のいずれかを実行中に保温選択スイッチ31を押し、省エネ保温を希望した場合にはステップS30に進み、保温の記憶を省エネ保温にする。そして、ステップS31の省エネ保温1に移行する。
ステップS29又はステップS30の処理が終了すると、ステップS31からステップS34の省エネ保温を実行する。
具体的には、まずステップS31で、図7(a)のAに示す省エネ保温1を実行する。この省エネ保温1は、予め設定した省エネ保温経過時間aが経過すると終了し、ステップS32の省エネ保温2に移行する。また、保温選択スイッチ31がオンされると、ユーザが高温保温を希望したとしてステップS35に移行する。
ステップS32では、図7(a)のBに示す省エネ保温2を実行する。この省エネ保温2は、予め設定した省エネ保温経過時間bが経過すると終了し、ステップS33の省エネ保温3に移行する。また、保温選択スイッチ31がオンされると、ユーザが高温保温を希望したとしてステップS35に移行する。
ステップS33では、図7(a)のCに示す省エネ保温3を実行する。この省エネ保温3は、ROM39に記憶された省エネ保温経過時間cが経過すると終了し、ステップS34の省エネ保温4に移行する。また、保温選択スイッチ31がオンされると、ユーザが高温保温を希望したとしてステップS35に移行する。
ステップS34では、図7(a)のDに示す省エネ保温4を実行する。この省エネ保温4は、ROM39に記憶された省エネ保温経過時間dが経過する、又は保温を開始してから24時間経過すると終了し、ステップS22に移行する。また、保温選択スイッチ31がオンされると、ユーザが高温保温を希望したとしてステップS35に移行する。
ステップS35では、保温の記憶を高温保温にしてステップS36に進む。
ステップS36では、高温保温2を実行する。この高温保温2とは、省エネ保温中にユーザが高温保温を行うことを希望して保温選択スイッチ31を押した時に、70℃で保温する保温状態を示す。すなわち、ステップS31からステップS34までの、どの段階で保温選択スイッチ31がオンされても、ステップS35を介してステップS36に移行して高温保温2が実行されることで、米飯は70℃に保温される。この時、保温選択スイッチ31がオンされるとステップS24に移行する。また、高温保温2の移行時間が経過すると、ステップS23に移行する。
以上のように、省エネ保温経過時間aは、複数のスイッチ、例えば予約スイッチ25、メニュースイッチ30及び無洗米スイッチ29を同時に操作することにより、あらかじめ任意に設定できる。このため、炊飯器11が使用される地域や設置される場所の、例えば室温に応じて省エネ保温経過時間aを設定することで、飯温が低くなることによる腐敗菌の繁殖を防止することができる。即ち、炊飯器11が設置される環境により異なる腐敗菌の繁殖する度合いにあわせて、例えば、室温が高い地域や設置場所で使用する場合には省エネ保温経過時間aを長くして、室温が低い地域や設置場所で使用する場合には、省エネ保温経過時間aを短くするなど、最適な保温制御を設定することができる。
また、生産される米に付着する腐敗菌の種類に合わせて地域毎(例えば日本と台湾)に省エネ保温経過時間aを設定できるので、工場の製造ラインで出荷する地域により異なる腐敗菌の繁殖の度合いに応じた保温制御に設定して出荷することができる。
更に、炊飯実行後の省エネ保温経過時間aを長く設定できるので、繁殖しやすい炊飯実行後の腐敗菌の繁殖を防止することができる。
省エネ保温経過時間aは、炊飯前にあらかじめユーザが任意に設定することで自動に切り替わるため、一旦設定するとその後は各スイッチ24〜31の操作が必要なく、スイッチ24〜31の操作を忘れて高温保温が続くことによる米飯の黄変や、消費電力の増加を防止することができる。
更に、食事時間は家族の中でも異なる傾向があり、ご飯の食味は高温保温温度での保温時の方が美味しいため、省エネ保温経過時間aを家族の食事時間に合わせて設定することにより、家族全員が美味しいご飯を食することができる。
そして、一般に食事時間のパターンは、一家族においては同じであり、省エネ保温経過時間aを一旦設定するとその後はスイッチ24〜31の操作が必要ないので、いつも忘れることなく炊飯後一定時間経過後に自動的に省エネ保温2に移行し、長時間の保温にも耐えうる。
省エネ保温経過時間bを設定することができるので、環境の違いによる腐敗や黄変の進行に合わせて保温時間を設定して、食味レベルの高いご飯を提供することができる。また、家族の食事時間に合わせて省エネ保温2から省エネ保温3へ切り替えることで、高温で保温された美味しいご飯を食することができる。
3つのスイッチ、例えば予約スイッチ25、メニュースイッチ30、無洗米スイッチ29を同時に操作することにより、省エネ保温処理を実行する省エネ保温経過時間aとbとを設定することとしているため、ユーザが誤って設定が変更されてしまい、腐敗菌の繁殖のしやすい地域にて、繁殖しやすい制御条件になるのを防止することができる。
なお、本発明の炊飯器11は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
省エネ保温経過時間aに関しては、4時間に限定されず、腐敗菌が繁殖しない範囲で家族の食事時間に合わせて、例えば2時間であってもよく6時間であってもよい。
省エネ保温経過時間bに関しては、10時間に限定されず、腐敗菌が繁殖しない範囲で家族の食事時間に合わせて、例えば12時間であってもよい。
また、前記実施形態では、省エネ保温経過時間aと省エネ保温経過時間bとの両方を設定できるようにしたが、いずれか一方のみとしてもよい。
更に、省エネ保温1の保温温度を70℃、省エネ保温2の保温温度を60℃にしたが、腐敗菌の繁殖の防止と米飯の黄変とを防止できる限り、保温温度は前記温度に限定されない。
前記実施形態では、複数のスイッチ、例えば予約スイッチ25、メニュースイッチ30、無洗米スイッチ29を同時に操作することにより、省エネ保温経過時間aを設定したが、選択スイッチ31のみを操作することで、前記切り替え時間a及びbを設定できる構成であってもよい。これにより、ユーザの操作性を向上できるという効果が得られる。
本発明の実施形態に係る炊飯器を示す概略構成図。 図1の炊飯器の操作パネルの正面図。 (a)〜(c)は予約スイッチ、メニュースイッチ、無洗米スイッチを同時に操作した後、上スイッチを操作した場合の液晶パネルの表示変更を示す正面図。 (a)〜(c)は図3の液晶パネルの状態で保温選択スイッチを操作した後、下スイッチを操作した場合の液晶パネルの表示変更を示す正面図。 本発明に係る省エネ保温経過時間設定処理を示すフローチャート。 本発明に係る保温実行時間制御処理を示すフローチャート。 (a)は本発明に係る省エネ保温実行中の米飯保温温度変化の一例を示す図(b)は高温保温実行中の米飯保温温度変化の一例を示す図。
符号の説明
11 炊飯器
13 内鍋
17 炊飯ヒータ(炊飯手段)
18,19 保温ヒータ(保温手段)
37 制御基板(制御手段)

Claims (3)

  1. 米飯を収容する内鍋と、該内鍋を加熱して前記米飯を炊飯する炊飯手段と、前記内鍋を加熱して前記米飯を保温する保温手段と、前記炊飯手段と前記保温手段とを制御する制御手段とを備え、該制御手段が、前記炊飯手段による炊飯実行後に、前記保温手段による米飯の保温温度を高温保温温度から、該高温保温温度よりも低温である低温保温温度に切り替える省エネ保温機能を備えた炊飯器において、
    前記炊飯実行後の省エネ保温機能における前記高温保温温度から前記低温保温温度への切り替え時間を、あらかじめ任意に設定可能としたことを特徴とする炊飯器。
  2. 前記炊飯実行後の省エネ保温機能における前記高温保温温度から前記低温保温温度への切り替え時間を、ユーザがあらかじめ任意に設定可能としたことを特徴とする請求項1に記載の炊飯器。
  3. 前記省エネ保温機能は、前記制御手段により、前記高温保温温度から切り替わった前記低温保温温度が更に、高温保温温度に切り替えられ
    前記炊飯実行後の省エネ保温機能における前記低温保温温度から前記高温保温温度への切り替え時間を、あらかじめ任意に設定可能としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の炊飯器。
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