JP2009544618A5 - - Google Patents

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JP2009544618A5
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Figure 2009544618
の化合物を提供する。これらの化合物は、CGRPレセプターのアンタゴニストとして有用であり、したがって、CGRP媒介性状態を処置する。本発明はまた、その薬学的組成物およびそれを伴う用途を提供する。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
式I:
Figure 2009544618

の化合物またはその薬学的に受容可能な塩であって;
NR 基は、炭素原子1または炭素原子2にてフェニル環に結合し;
Xは、O、NR 、S、SO、またはSO であり;
は、水素または4個までのR 置換基によって必要に応じて置換されたC1〜C6脂肪族であり;
環Aは、O、N、S、SO、またはS(O) から選択される1個〜4個のヘテロ原子を有する4員〜7員の複素環であり、該複素環が、フェニルあるいはO、N、S、SO、またはS(O) から選択される1個〜4個のヘテロ原子を有する5員〜7員の複素環またはヘテロアリール環に必要に応じて縮合しており;環Aは、少なくとも1個のオキソ置換基を有し;
環Aは、該必要に応じて縮合した環と一緒に、5個までのR 置換基によって必要に応じて置換されており;
mは、1〜3であり;
pは、1〜3であり;
nは、1〜4であり;
Yは、結合、C(R 、または−C(R −C(R −であるか;
あるいは−X−Y−は、−C(R −C(R −、−C(R −C(R −C(R −、−C(R −NR −または−C(R −C(R −NR −であり;
各R は、独立して、水素、ハロ、アリール、ヘテロアリール、C1〜C6脂肪族、C1〜C6ヘテロ脂肪族、アリール−C1〜C6脂肪族、アリール−C1〜C6ヘテロ脂肪族、ヘテロアリール−C1〜C6脂肪族、ヘテロアリール−C1〜C6ヘテロ脂肪族、またはQ−R であり、R は、5個までのR 置換基によって必要に応じて置換されているか;あるいは
2つのR は、それらが結合する炭素原子と一緒になって、3員〜9員の脂環式環または複素環を形成し、該複素環が、O、S、およびNから選択される3個までのヘテロ原子を有し;ここで該環が、3個までのR 置換基によって必要に応じて置換されており;
各R は、独立して、水素、ハロ、アリール、ヘテロアリール、C1〜C6脂肪族、C1〜C6ヘテロ脂肪族、アリール−C1〜C6脂肪族、ヘテロアリール−C1〜C6脂肪族であり、R は、5個までのR 置換基によって必要に応じて置換されているか;あるいは
2つのR は、それらが結合する炭素原子と一緒になって、3員〜9員の脂環式環または複素環を形成し、該複素環が、O、S、およびNから選択される3個までのヘテロ原子を有し;ここで該環が、3個までのR 置換基によって必要に応じて置換されており;
、R 、R 、R 、およびR の各出現は、独立して、Q−R であり;
Qは、結合であるか、あるいはQのうちの隣接していないメチレン単位の2つまでがCO、CO 、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO 、NRCONR、SO、SO 、NRSO 、SO NR、NRSO NR、O、S、またはNRによって必要に応じて置換されているC1〜C6脂肪族鎖であり;
の各出現は、独立して、R’、ハロゲン、NO 、CN、OR’、SR’、N(R’) 、NR’C(O)R’、NR’C(O)N(R’) 、NR’CO R’、C(O)R’、CO R’、OC(O)R’、C(O)N(R’) 、OC(O)N(R’) 、SOR’、SO R’、SO N(R’) 、NR’SO R’、NR’SO N(R’) 、C(O)C(O)R’、またはC(O)CH C(O)R’から選択され;
Rの各出現は、独立して、水素あるいは必要に応じて置換されたC1〜C6脂肪族基またはC1〜C6ヘテロ脂肪族から選択され;そして
R’の各出現は、独立して、水素またはC 1−8 脂肪族、C 6−10 アリール、5個〜10個の環原子を有するヘテロアリール環、もしくは3個〜10個の環原子を有するヘテロシクリル環から選択される必要に応じて置換された基から選択されるか、あるいはRおよびR’、またはR’の2つの出現は、それらが結合する原子と一緒になって、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される0個〜3個のヘテロ原子を有する3員〜8員のシクロアルキル環、ヘテロシクリル環、アリール環、またはヘテロアリール環を形成する;化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目2)
mは、1であり、そしてpは、1である、項目1に記載の化合物。
(項目3)
Xは、O、NR 、S、SO、またはSO であり、そしてYは、結合、C(R 、または−C(R −C(R −である、項目1または2に記載の化合物。
(項目4)
Xは、OまたはSである、項目1〜3のいずれか1項に記載の化合物。
(項目5)
Yは、結合である、項目1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
(項目6)
Yは、C(R である、項目1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
(項目7)
Yは、−C(R −C(R −である、項目1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
(項目8)
各R は、水素である、項目1〜7のいずれか1項に記載の化合物。
(項目9)
1つのR は、1個以上のハロ、OH、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルコキシカルボニル、またはジ−(C1〜C4アルキル)アミノによって必要に応じて置換されたC1〜C6脂肪族である、項目1〜7のいずれか1項に記載の化合物。
(項目10)
1つのR は、C1〜C6脂肪族、シアノ、ハロ、ハロ−C1〜C6脂肪族、アリール−C1〜C6脂肪族、ヘテロアリール−C1〜C6脂肪族、アラルキルオキシ、ジ(C1〜C6脂肪族)アミノ、O−C1〜C6脂肪族、S(O)−C1〜C6脂肪族、またはS(O) −C1〜C6脂肪族から独立して選択される1個以上の置換基によって必要に応じて置換されたフェニルまたはヘテロアリールである、項目1〜7のいずれか1項に記載の化合物。
(項目11)
1つのR は、必要に応じて置換されたC3〜C7脂環式環あるいはO、N、またはSから選択される3個までのヘテロ原子を有するヘテロ脂環式環であり、該環が、1個以上のフェニル環またはヘテロアリール環に必要に応じて縮合している、項目1〜7のいずれか1項に記載の化合物。
(項目12)
2つのR は、それらが結合する炭素原子と一緒になって、必要に応じて置換された3員〜9員である脂環式環または複素環の単環式環、二環式環、または三環式環を形成する、項目1〜7のいずれか1項に記載の化合物。
(項目13)
1つのR は、−C(O)NH−R 、−NHC(O)−R 、−NHC(O)O−R であり、R は、必要に応じて置換されたフェニル基、ヘテロアリール基または複素環式基である、項目1〜7のいずれか1項に記載の化合物。
(項目14)
両方のR は、水素である、項目1〜13のいずれか1項に記載の化合物。
(項目15)
一方のR は、水素であり、そして他方のR は、1個以上のハロ、OH、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルコキシカルボニル、またはジ−(C1〜C4アルキル)アミノによって必要に応じて置換されたC1〜C6脂肪族である、項目1〜13のいずれか1項に記載の化合物。
(項目16)
は、水素である、項目1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
(項目17)
各Qは、独立して、結合あるいはQのうちの隣接していないメチレン単位の2つまでが、CO、CO 、CONR、OCONR、NRCO、NRCO 、NRCONR、SO、SO 、NRSO 、SO NR、NRSO NR、O、S、またはNRによって必要に応じて置換されているC1〜C6脂肪族鎖であり、Rが、水素またはC1〜C6アルキルである、項目1〜16のいずれか1項に記載の化合物。
(項目18)
各R は、独立して、R’である、項目17に記載の化合物。
(項目19)
各R は、ハロゲン、NO 、CN、OR’、SR’、N(R’) 、NR’C(O)R’、NR’C(O)N(R’) 、NR’CO R’、C(O)R’、CO R’、OC(O)R’、C(O)N(R’) 、OC(O)N(R’) 、SOR’、SO R’、SO N(R’) 、NR’SO R’、NR’SO N(R’) 、C(O)C(O)R’、またはC(O)CH C(O)R’から選択される、項目18に記載の化合物。
(項目20)
R’は、水素である、項目18または19のいずれかに記載の化合物。
(項目21)
R’は、ハロ、CN、CF 、CHF 、OCF 、またはOCHF から選択される3個までの置換基によって必要に応じて置換されたC1〜C8脂肪族基であり、該C1〜C8脂肪族のメチレン単位の2つまでが、−CO−、−CONH(C1〜C4アルキル)−、−CO −,−OCO−、−N(C1〜C4アルキル)CO −、−O−、−N(C1〜C4アルキル)CON(C1〜C4アルキル)−、−OCON(C1〜C4アルキル)−、−N(C1〜C4アルキル)CO−、−S−、−N(C1〜C4アルキル)−、−SO N(C1〜C4アルキル)−、N(C1〜C4アルキル)SO −、または−N(C1〜C4アルキル)SO N(C1〜C4アルキル)−によって必要に応じて置換されている、項目18または19のいずれかに記載の化合物。
(項目22)
R’は、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される0個〜3個のヘテロ原子を有する3員〜8員である飽和、部分的に不飽和、または完全に不飽和の単環式環であり、R’が、ハロ、CN、CF 、CHF 、OCF 、OCHF 、またはC1〜C6アルキルから選択される3個までの置換基によって必要に応じて置換されており、該C1〜C6アルキルのメチレン単位の2つまでが、−CO−、−CONH(C1〜C4アルキル)−、−CO −、−OCO−、−N(C1〜C4アルキル)CO −、−O−、−N(C1〜C4アルキル)CON(C1〜C4アルキル)−、−OCON(C1〜C4アルキル)−、−N(C1〜C4アルキル)CO−、−S−、−N(C1〜C4アルキル)−、−SO N(C1〜C4アルキル)−、N(C1〜C4アルキル)SO −、または−N(C1〜C4アルキル)SO N(C1〜C4アルキル)−によって必要に応じて置換されている、項目18または19のいずれかに記載の化合物。
(項目23)
R’は、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される0個〜5個のヘテロ原子を有する8員〜12員である飽和、部分的に不飽和、または完全に不飽和の二環式環系であり;R’が、ハロ、CN、CF 、CHF 、OCF 、OCHF 、またはC1〜C6アルキルから選択される3個までの置換基によって必要に応じて置換されており、該C1〜C6アルキルのメチレン単位の2つまでが、−CO−、−CONH(C1〜C4アルキル)−、−CO −、−OCO−、−N(C1〜C4アルキル)CO −、−O−、−N(C1〜C4アルキル)CON(C1〜C4アルキル)−、−OCON(C1〜C4アルキル)−、−N(C1〜C4アルキル)CO−、−S−、−N(C1〜C4アルキル)−、−SO N(C1〜C4アルキル)−、N(C1〜C4アルキル)SO −、または−N(C1〜C4アルキル)SO N(C1〜C4アルキル)−によって必要に応じて置換されている、項目18または19のいずれかに記載の化合物。
(項目24)
R’の2つの出現は、それらが結合する原子と一緒になって、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される0個〜4個のヘテロ原子を有する必要に応じて置換された3員〜12員である飽和、部分的に不飽和、または完全に不飽和の単環式環または二環式環を形成し、R’が、ハロ、CN、CF 、CHF 、OCF 、OCHF 、またはC1〜C6アルキルから選択される3個までの置換基によって必要に応じて置換されており、該C1〜C6アルキルのメチレン単位の2つまでが、−CO−、−CONH(C1〜C4アルキル)−、−CO −、−OCO−、−N(C1〜C4アルキル)CO −、−O−、−N(C1〜C4アルキル)CON(C1〜C4アルキル)−、−OCON(C1〜C4アルキル)−、−N(C1〜C4アルキル)CO−、−S−、−N(C1〜C4アルキル)−、−SO N(C1〜C4アルキル)−、N(C1〜C4アルキル)SO −、または−N(C1〜C4アルキル)SO N(C1〜C4アルキル)−によって必要に応じて置換されている、項目18または19のいずれかに記載の化合物。
(項目25)
環Aは:
Figure 2009544618

であって;
Jは、C(O)、C(R 、=N−、−NR 6b 、または=CR 6a から選択され;
Kは、C(O)、SO2、=N−、−NR 6b 、=CR 6b 、またはC(R から選択され;
各R は、独立して、水素であるか、オキソ、ハロ、−OH、−O−C1〜C6脂肪族、NH 、NH(C1〜C6脂肪族)、またはN(C1〜C6脂肪族) から選択される5個までの置換基によって必要に応じて置換されたC1〜C6脂肪族であり;
各R 6a およびR 6b は、独立して、水素、ハロ、CN、−OH、−O−C1〜C6脂肪族、NH 、NH(C1〜C6脂肪族)、またはN(C1〜C6脂肪族) 、オキソ、ハロ、−OH、−O−C1〜C6脂肪族、NH 、NH(C1〜C6脂肪族)、もしくはN(C1〜C6脂肪族) から選択される5個までの置換基によって必要に応じて置換されたC1〜C6脂肪族、5個までのQ−R 置換基によって必要に応じて置換されたフェニル、またはO、N、S、SO、もしくはSO2から選択される4個までのヘテロ原子を有する5員〜7員の複素環もしくはヘテロアリール環から選択され、該ヘテロシクリルまたはヘテロアリール環が、5個までのQ−R 置換基によって必要に応じて置換されているか;あるいは
6a およびR 6b ならびにそれらが結合する原子は、連結されて、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、フェニル、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、フラニル、ジヒドロフラニル、ジヒドロピラニル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、トリアゾリル、チエニル、ジヒドロチエニル、またはジヒドロチオピラニルから選択される環を形成し、該環が、5個までのQ−R 置換基によって必要に応じて置換されている;
項目1〜24のいずれか1項に記載の化合物。
(項目26)
環Aは:
Figure 2009544618

から選択される、項目25に記載の化合物。
(項目27)
環Aは、a−iである、項目26に記載の化合物。
(項目28)
前記化合物は、式I−AまたはI−B:
Figure 2009544618

の化合物またはその薬学的に受容可能な塩であって;
Figure 2009544618

が、炭素原子1または炭素原子2にてフェニル環に結合する、項目1に記載の化合物。
(項目29)
式I’:
Figure 2009544618

の化合物またはその薬学的に受容可能な塩であって;
NR 基は、炭素原子1または炭素原子2にてフェニル環に結合し;
Xは、O、NR 、S、SO、またはSO であり;
は、水素または4個までのR 置換基によって必要に応じて置換されたC1〜C6脂肪族であり;
環Aは、O、N、S、SO、またはS(O) から選択される1個〜4個のヘテロ原子を有する4員〜7員の複素環であり、該複素環が、フェニルあるいはO、N、S、SO、またはS(O) から選択される1個〜4個のヘテロ原子を有する5員〜7員の複素環またはヘテロアリール環に必要に応じて縮合しており;環Aが、少なくとも1個のオキソ置換基を有し;
環Aは、該必要に応じて縮合した環と一緒に、5個までのR 置換基によって必要に応じて置換されており;
mは、1〜3であり;
pは、1〜3であり;
nは、1〜4であり;
各R は、独立して、水素、ハロ、アリール、ヘテロアリール、C1〜C6脂肪族、C1〜C6ヘテロ脂肪族、アリール−C1〜C6脂肪族、アリール−C1〜C6ヘテロ脂肪族、ヘテロアリール−C1〜C6脂肪族、ヘテロアリール−C1〜C6ヘテロ脂肪族であり、R が、5個までのR 置換基によって必要に応じて置換されているか;あるいは
2つのR は、それらが結合する炭素原子と一緒になって、3員〜9員の脂環式環または複素環を形成し、該複素環が、O、S、およびNから選択される3個までのヘテロ原子を有し;ここで該環が、3個までのR 置換基によって必要に応じて置換されており;
各R は、独立して、水素、ハロ、アリール、ヘテロアリール、C1〜C6脂肪族、C1〜C6ヘテロ脂肪族、アリール−C1〜C6脂肪族、ヘテロアリール−C1〜C6脂肪族であり、R が、5個までのR 置換基によって必要に応じて置換されており;あるいは
2つのR は、それらが結合する炭素原子と一緒になって、3員〜9員の脂環式環または複素環を形成し、該複素環が、O、S、およびNから選択される3個までのヘテロ原子を有し;ここで該環が、3個までのR 置換基によって必要に応じて置換されており;
,R ,R ,R 、およびR の各出現は、独立して、Q−R であり;
Qは、結合であるか、あるいはQのうちの隣接していないメチレン単位の2つまでがCO、CO 、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO 、NRCONR、SO、SO 、NRSO 、SO NR、NRSO NR、O、S、またはNRによって必要に応じて置換されているC1〜C6脂肪族鎖であり;
の各出現は、独立して、R’、ハロゲン、NO 、CN、OR’、SR’、N(R’) 、NR’C(O)R’、NR’C(O)N(R’) 、NR’CO R’、C(O)R’、CO R’、OC(O)R’、C(O)N(R’) 、OC(O)N(R’) 、SOR’、SO R’、SO N(R’) 、NR’SO R’、NR’SO N(R’) 、C(O)C(O)R’、またはC(O)CH C(O)R’から選択され、Rの各出現は、独立して、水素あるいは必要に応じて置換されたC1〜C6脂肪族基またはC1〜C6ヘテロ脂肪族から選択され;
R’の各出現は、独立して、水素またはC 1−8 脂肪族、C 6−10 アリール、5個〜10個の環原子を有するヘテロアリール環、もしくは3個〜10個の環原子を有するヘテロシクリル環から選択される必要に応じて置換された基から選択されるか、あるいはRおよびR’、またはR’の2つの出現は、それらが結合する原子と一緒になって、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される0個〜3個のヘテロ原子を有する3員〜8員のシクロアルキル環、ヘテロシクリル環、アリール環、またはヘテロアリール環を形成する;化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目30)
mは、1であり、そしてpは、1である、項目29に記載の化合物。
(項目31)
環Aは:
Figure 2009544618

であって;
Jは、C(O)、C(R 、=N−、−NR 6b 、または=CR 6a から選択され;
Kは、C(O)、SO2、=N−、−NR 6b 、=CR 6b 、またはC(R から選択され;
各R は、独立して、水素であるか、オキソ、ハロ、−OH、−O−C1〜C6脂肪族、NH 、NH(C1〜C6脂肪族)、またはN(C1〜C6脂肪族) から選択される5個までの置換基によって必要に応じて置換されたC1〜C6脂肪族であり;
各R 6a およびR 6b は、独立して、水素、ハロ、CN、−OH、−O−C1〜C6脂肪族、NH 、NH(C1〜C6脂肪族)、またはN(C1〜C6脂肪族) 、オキソ、ハロ、−OH、−O−C1〜C6脂肪族、NH 、NH(C1〜C6脂肪族)、もしくはN(C1〜C6脂肪族) から選択される5個までの置換基によって必要に応じて置換されたC1〜C6脂肪族、5個までのQ−R 置換基によって必要に応じて置換されたフェニル、またはO、N、S、SO、もしくはSO2から選択される4個までのヘテロ原子を有する5員〜7員の複素環またはヘテロアリール環から選択され、該複素環またはヘテロアリール環が、5個までのQ−R 置換基によって必要に応じて置換されているか;あるいは
6a およびR 6b ならびにそれらが結合する原子は、連結されて、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、フェニル、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、フラニル、ジヒドロフラニル、ジヒドロピラニル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、トリアゾリル、チエニル、ジヒドロチエニル、またはジヒドロチオピラニルから選択される環を形成し、該環が、5個までのQ−R 置換基によって必要に応じて置換されている;
項目29または30のいずれかに記載の化合物。
(項目32)
環Aは:
Figure 2009544618

から選択される、項目31に記載の化合物。
(項目33)
環Aは、a−iである、項目32に記載の化合物。
(項目34)
は、水素である、項目29〜33のいずれか1項に記載の化合物。
(項目35)
Xは、OまたはSである、項目28〜35のいずれか1項に記載の化合物。
(項目36)
各R は、水素である、項目28〜35のいずれか1項に記載の化合物。
(項目37)
1つのR は、1個以上のハロ、OH、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルコキシカルボニル、またはジ−(C1〜C4アルキル)アミノによって必要に応じて置換されたC1〜C6脂肪族である、項目28〜35のいずれか1項に記載の化合物。
(項目38)
1つのR は、C1〜C6脂肪族、シアノ、ハロ、ハロ−C1〜C6脂肪族、アリール−C1〜C6脂肪族、ヘテロアリール−C1〜C6脂肪族、アラルキルオキシ、ジ(C1〜C6脂肪族)アミノ、O−C1〜C6脂肪族、S(O)−C1〜C6脂肪族、またはS(O) −C1〜C6脂肪族から独立して選択される1個以上の置換基によって必要に応じて置換されたフェニルまたはヘテロアリールである、項目28〜35のいずれか1項に記載の化合物。
(項目39)
1つのR は、必要に応じて置換されたC3〜C7脂環式環あるいはO、N、またはSから選択される3個までのヘテロ原子を有するヘテロ脂環式環であり、該環が、1個以上のフェニル環またはヘテロアリール環に必要に応じて縮合している、項目28〜35のいずれか1項に記載の化合物。
(項目40)
2つのR は、それらが結合する炭素原子と一緒になって、必要に応じて置換された3員〜9員である脂環式環または複素環の単環式環、二環式環、または三環式環を形成する、項目28〜35のいずれか1項に記載の化合物。
(項目41)
1つのR は、−C(O)NH−R 、−NHC(O)−R 、−NHC(O)O−R であり、R は、必要に応じて置換されたフェニル基、ヘテロアリール基または複素環式基である、項目28〜35のいずれか1項に記載の化合物。
(項目42)
両方のR は、水素である、項目28〜41のいずれか1項に記載の化合物。
(項目43)
一方のR は、水素であり、そして他方のR は、1個以上のハロ、OH、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルコキシカルボニル、またはジ−(C1〜C4アルキル)アミノによって必要に応じて置換されたC1〜C6脂肪族である、項目28〜41のいずれか1項に記載の化合物。
(項目44)
各Qは、独立して、結合であるか、あるいはQのうちの隣接していないメチレン単位の2つまでがCO、CO 、CONR、OCONR、NRCO、NRCO 、NRCONR、SO、SO 、NRSO 、SO NR、NRSO NR、O、S、またはNRによって必要に応じて置換されているC1〜C6脂肪族鎖であり、Rが、水素またはC1〜C6アルキルである、項目28〜43のいずれか1項に記載の化合物。
(項目45)
各R は、独立して、R’である、項目44に記載の化合物。
(項目46)
各R は、ハロゲン、NO 、CN、OR’、SR’、N(R’) 、NR’C(O)R’、NR’C(O)N(R’) 、NR’CO R’、C(O)R’、CO R’、OC(O)R’、C(O)N(R’) 、OC(O)N(R’) 、SOR’、SO R’、SO N(R’) 、NR’SO R’、NR’SO N(R’) 、C(O)C(O)R’、またはC(O)CH C(O)R’から選択される、項目44に記載の化合物。
(項目47)
R’は、水素である、項目45または46のいずれかに記載の化合物。
(項目48)
R’は、ハロ、CN、CF 、CHF 、OCF 、またはOCHF から選択される3個までの置換基によって必要に応じて置換されたC1〜C8脂肪族基であり、該C1〜C8脂肪族のメチレン単位の2つまでが、−CO−、−CONH(C1〜C4アルキル)−、−CO −、−OCO−、−N(C1〜C4アルキル)CO −、−O−、−N(C1〜C4アルキル)CON(C1〜C4アルキル)−、−OCON(C1〜C4アルキル)−、−N(C1〜C4アルキル)CO−、−S−、−N(C1〜C4アルキル)−、−SO N(C1〜C4アルキル)−、N(C1〜C4アルキル)SO −、または−N(C1〜C4アルキル)SO N(C1〜C4アルキル)−によって必要に応じて置換されている、項目45または46のいずれかに記載の化合物。
(項目49)
R’は、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される0個〜3個のヘテロ原子を有する3員〜8員である飽和、部分的に不飽和、または完全に不飽和の単環式環であり、R’が、ハロ、CN、CF 、CHF 、OCF 、OCHF 、またはC1〜C6アルキルから選択される3個までの置換基によって必要に応じて置換されており、該C1〜C6アルキルのメチレン単位の2つまでが、−CO−、−CONH(C1〜C4アルキル)−、−CO −、−OCO−、−N(C1〜C4アルキル)CO −、−O−、−N(C1〜C4アルキル)CON(C1〜C4アルキル)−、−OCON(C1〜C4アルキル)−、−N(C1〜C4アルキル)CO−、−S−、−N(C1〜C4アルキル)−、−SO N(C1〜C4アルキル)−、N(C1〜C4アルキル)SO −、または−N(C1〜C4アルキル)SO N(C1〜C4アルキル)−によって必要に応じて置換されている、項目45または46のいずれかに記載の化合物。
(項目50)
R’は、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される0個〜5個のヘテロ原子を有する8員〜12員である飽和、部分的に不飽和、または完全に不飽和の二環式環系であり;R’が、ハロ、CN、CF 、CHF 、OCF 、OCHF 、またはC1〜C6アルキルから選択される3個までの置換基によって必要に応じて置換されており、該C1〜C6アルキルのメチレン単位の2つまでが、−CO−、−CONH(C1〜C4アルキル)−、−CO −、−OCO−、−N(C1〜C4アルキル)CO −、−O−、−N(C1〜C4アルキル)CON(C1〜C4アルキル)−、−OCON(C1〜C4アルキル)−、−N(C1〜C4アルキル)CO−、−S−、−N(C1〜C4アルキル)−、−SO N(C1〜C4アルキル)−、N(C1〜C4アルキル)SO −、または−N(C1〜C4アルキル)SO N(C1〜C4アルキル)−によって必要に応じて置換されている、項目45または46のいずれかに記載の化合物。
(項目51)
R’の2つの出現は、それらが結合する原子と一緒になって、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される0個〜4個のヘテロ原子を有する必要に応じて置換された3員〜12員である飽和、部分的に不飽和、または完全に不飽和の単環式環または二環式環を形成し、R’が、ハロ、CN、CF 、CHF 、OCF 、OCHF 、またはC1〜C6アルキルから選択される3個までの置換基によって必要に応じて置換されており、該C1〜C6アルキルのメチレン単位の2つまでが、−CO−、−CONH(C1〜C4アルキル)−、−CO −、−OCO−、−N(C1〜C4アルキル)CO −、−O−、−N(C1〜C4アルキル)CON(C1〜C4アルキル)−、−OCON(C1〜C4アルキル)−、−N(C1〜C4アルキル)CO−、−S−、−N(C1〜C4アルキル)−、−SO N(C1〜C4アルキル)−、N(C1〜C4アルキル)SO −、または−N(C1〜C4アルキル)SO N(C1〜C4アルキル)−によって必要に応じて置換されている、項目45または46のいずれかに記載の化合物。
(項目52)
表1から選択される化合物。
(項目53)
表2、表3または表4から選択される化合物。
(項目54)
項目1〜53のいずれか1項に記載の化合物と、薬学的に受容可能なキャリア、佐剤、またはビヒクルとを含む、薬学的組成物。
(項目55)
患者におけるCGRPレセプターが関与する疾患または障害の危険性の処置、制御、寛解、または減少のための方法であって、該方法が、治療有効量の項目1〜53のいずれか1項に記載の化合物または該化合物を含む組成物を該患者に投与する工程を包含する、方法。
(項目56)
前記疾患または障害は、頭痛;片頭痛;群発頭痛;慢性緊張型頭痛;疼痛;慢性疼痛;神経原性炎症および炎症痛;神経原性疼痛;眼痛;歯痛;糖尿病;インスリン非依存性糖尿病;血管障害;炎症;関節炎;気管支過敏症、喘息;ショック;敗血症;オピエート退薬症候群;モルヒネ耐性;男性および女性におけるのぼせ;アレルギー性皮膚炎;脳炎;脳の外傷;癲癇;神経変性疾患;皮膚疾患;神経原性の皮膚発赤、皮膚の酒さおよび紅斑;耳鳴;炎症性腸疾患、過敏性腸症候群、膀胱炎から選択される、項目55に記載の方法。
(項目57)
前記疾患または障害は、片頭痛または群発頭痛である、項目56に記載の方法。

Claims (57)

  1. 式I:
    Figure 2009544618
    の化合物またはその薬学的に受容可能な塩であって;
    NR基は、炭素原子1または炭素原子2にてフェニル環に結合し;
    Xは、O、NR、S、SO、またはSOであり;
    は、水素または4個までのR置換基によって必要に応じて置換されたC1〜C6脂肪族であり;
    環Aは、O、N、S、SO、またはS(O)から選択される1個〜4個のヘテロ原子を有する4員〜7員の複素環であり、該複素環が、フェニルあるいはO、N、S、SO、またはS(O)から選択される1個〜4個のヘテロ原子を有する5員〜7員の複素環またはヘテロアリール環に必要に応じて縮合しており;環Aは、少なくとも1個のオキソ置換基を有し;
    環Aは、該必要に応じて縮合した環と一緒に、5個までのR置換基によって必要に応じて置換されており;
    mは、1〜3であり;
    pは、1〜3であり;
    nは、1〜4であり;
    Yは、結合、C(R、または−C(R−C(R−であるか;
    あるいは−X−Y−は、−C(R−C(R−、−C(R−C(R−C(R−、−C(R−NR−または−C(R−C(R−NR−であり;
    各Rは、独立して、水素、ハロ、アリール、ヘテロアリール、C1〜C6脂肪族、C1〜C6ヘテロ脂肪族、アリール−C1〜C6脂肪族、アリール−C1〜C6ヘテロ脂肪族、ヘテロアリール−C1〜C6脂肪族、ヘテロアリール−C1〜C6ヘテロ脂肪族、またはQ−Rであり、Rは、5個までのR置換基によって必要に応じて置換されているか;あるいは
    2つのRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、3員〜9員の脂環式環または複素環を形成し、該複素環が、O、S、およびNから選択される3個までのヘテロ原子を有し;ここで該環が、3個までのR置換基によって必要に応じて置換されており;
    各Rは、独立して、水素、ハロ、アリール、ヘテロアリール、C1〜C6脂肪族、C1〜C6ヘテロ脂肪族、アリール−C1〜C6脂肪族、ヘテロアリール−C1〜C6脂肪族であり、Rは、5個までのR置換基によって必要に応じて置換されているか;あるいは
    2つのRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、3員〜9員の脂環式環または複素環を形成し、該複素環が、O、S、およびNから選択される3個までのヘテロ原子を有し;ここで該環が、3個までのR置換基によって必要に応じて置換されており;
    、R、R、R、およびRの各出現は、独立して、Q−Rであり;
    Qは、結合であるか、あるいはQのうちの隣接していないメチレン単位の2つまでがCO、CO、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO、NRCONR、SO、SO、NRSO、SONR、NRSONR、O、S、またはNRによって必要に応じて置換されているC1〜C6脂肪族鎖であり;
    の各出現は、独立して、R’、ハロゲン、NO、CN、OR’、SR’、N(R’)、NR’C(O)R’、NR’C(O)N(R’)、NR’COR’、C(O)R’、COR’、OC(O)R’、C(O)N(R’)、OC(O)N(R’)、SOR’、SOR’、SON(R’)、NR’SOR’、NR’SON(R’)、C(O)C(O)R’、またはC(O)CHC(O)R’から選択され;
    Rの各出現は、独立して、水素あるいは必要に応じて置換されたC1〜C6脂肪族基またはC1〜C6ヘテロ脂肪族から選択され;そして
    R’の各出現は、独立して、水素またはC1−8脂肪族、C6−10アリール、5個〜10個の環原子を有するヘテロアリール環、もしくは3個〜10個の環原子を有するヘテロシクリル環から選択される必要に応じて置換された基から選択されるか、あるいはRおよびR’、またはR’の2つの出現は、それらが結合する原子と一緒になって、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される0個〜3個のヘテロ原子を有する3員〜8員のシクロアルキル環、ヘテロシクリル環、アリール環、またはヘテロアリール環を形成する;化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
  2. mは、1であり、そしてpは、1である、請求項1に記載の化合物。
  3. Xは、O、NR、S、SO、またはSOであり、そしてYは、結合、C(R、または−C(R−C(R−である、請求項1または2に記載の化合物。
  4. Xは、OまたはSである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物。
  5. Yは、結合である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
  6. Yは、C(Rである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
  7. Yは、−C(R−C(R−である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
  8. 各Rは、水素である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物。
  9. 1つのRは、1個以上のハロ、OH、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルコキシカルボニル、またはジ−(C1〜C4アルキル)アミノによって必要に応じて置換されたC1〜C6脂肪族である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物。
  10. 1つのRは、C1〜C6脂肪族、シアノ、ハロ、ハロ−C1〜C6脂肪族、アリール−C1〜C6脂肪族、ヘテロアリール−C1〜C6脂肪族、アラルキルオキシ、ジ(C1〜C6脂肪族)アミノ、O−C1〜C6脂肪族、S(O)−C1〜C6脂肪族、またはS(O)−C1〜C6脂肪族から独立して選択される1個以上の置換基によって必要に応じて置換されたフェニルまたはヘテロアリールである、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物。
  11. 1つのRは、必要に応じて置換されたC3〜C7脂環式環あるいはO、N、またはSから選択される3個までのヘテロ原子を有するヘテロ脂環式環であり、該環が、1個以上のフェニル環またはヘテロアリール環に必要に応じて縮合している、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物。
  12. 2つのRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、必要に応じて置換された3員〜9員である脂環式環または複素環の単環式環、二環式環、または三環式環を形成する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物。
  13. 1つのRは、−C(O)NH−R、−NHC(O)−R、−NHC(O)O−Rであり、Rは、必要に応じて置換されたフェニル基、ヘテロアリール基または複素環式基である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物。
  14. 両方のRは、水素である、請求項1〜13のいずれか1項に記載の化合物。
  15. 一方のRは、水素であり、そして他方のRは、1個以上のハロ、OH、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルコキシカルボニル、またはジ−(C1〜C4アルキル)アミノによって必要に応じて置換されたC1〜C6脂肪族である、請求項1〜13のいずれか1項に記載の化合物。
  16. は、水素である、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
  17. 各Qは、独立して、結合あるいはQのうちの隣接していないメチレン単位の2つまでが、CO、CO、CONR、OCONR、NRCO、NRCO、NRCONR、SO、SO、NRSO、SONR、NRSONR、O、S、またはNRによって必要に応じて置換されているC1〜C6脂肪族鎖であり、Rが、水素またはC1〜C6アルキルである、請求項1〜16のいずれか1項に記載の化合物。
  18. 各Rは、独立して、R’である、請求項17に記載の化合物。
  19. 各Rは、ハロゲン、NO、CN、OR’、SR’、N(R’)、NR’C(O)R’、NR’C(O)N(R’)、NR’COR’、C(O)R’、COR’、OC(O)R’、C(O)N(R’)、OC(O)N(R’)、SOR’、SOR’、SON(R’)、NR’SOR’、NR’SON(R’)、C(O)C(O)R’、またはC(O)CHC(O)R’から選択される、請求項18に記載の化合物。
  20. R’は、水素である、請求項18または19のいずれかに記載の化合物。
  21. R’は、ハロ、CN、CF、CHF、OCF、またはOCHFから選択される3個までの置換基によって必要に応じて置換されたC1〜C8脂肪族基であり、該C1〜C8脂肪族のメチレン単位の2つまでが、−CO−、−CONH(C1〜C4アルキル)−、−CO−,−OCO−、−N(C1〜C4アルキル)CO−、−O−、−N(C1〜C4アルキル)CON(C1〜C4アルキル)−、−OCON(C1〜C4アルキル)−、−N(C1〜C4アルキル)CO−、−S−、−N(C1〜C4アルキル)−、−SON(C1〜C4アルキル)−、N(C1〜C4アルキル)SO−、または−N(C1〜C4アルキル)SON(C1〜C4アルキル)−によって必要に応じて置換されている、請求項18または19のいずれかに記載の化合物。
  22. R’は、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される0個〜3個のヘテロ原子を有する3員〜8員である飽和、部分的に不飽和、または完全に不飽和の単環式環であり、R’が、ハロ、CN、CF、CHF、OCF、OCHF、またはC1〜C6アルキルから選択される3個までの置換基によって必要に応じて置換されており、該C1〜C6アルキルのメチレン単位の2つまでが、−CO−、−CONH(C1〜C4アルキル)−、−CO−、−OCO−、−N(C1〜C4アルキル)CO−、−O−、−N(C1〜C4アルキル)CON(C1〜C4アルキル)−、−OCON(C1〜C4アルキル)−、−N(C1〜C4アルキル)CO−、−S−、−N(C1〜C4アルキル)−、−SON(C1〜C4アルキル)−、N(C1〜C4アルキル)SO−、または−N(C1〜C4アルキル)SON(C1〜C4アルキル)−によって必要に応じて置換されている、請求項18または19のいずれかに記載の化合物。
  23. R’は、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される0個〜5個のヘテロ原子を有する8員〜12員である飽和、部分的に不飽和、または完全に不飽和の二環式環系であり;R’が、ハロ、CN、CF、CHF、OCF、OCHF、またはC1〜C6アルキルから選択される3個までの置換基によって必要に応じて置換されており、該C1〜C6アルキルのメチレン単位の2つまでが、−CO−、−CONH(C1〜C4アルキル)−、−CO−、−OCO−、−N(C1〜C4アルキル)CO−、−O−、−N(C1〜C4アルキル)CON(C1〜C4アルキル)−、−OCON(C1〜C4アルキル)−、−N(C1〜C4アルキル)CO−、−S−、−N(C1〜C4アルキル)−、−SON(C1〜C4アルキル)−、N(C1〜C4アルキル)SO−、または−N(C1〜C4アルキル)SON(C1〜C4アルキル)−によって必要に応じて置換されている、請求項18または19のいずれかに記載の化合物。
  24. R’の2つの出現は、それらが結合する原子と一緒になって、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される0個〜4個のヘテロ原子を有する必要に応じて置換された3員〜12員である飽和、部分的に不飽和、または完全に不飽和の単環式環または二環式環を形成し、R’が、ハロ、CN、CF、CHF、OCF、OCHF、またはC1〜C6アルキルから選択される3個までの置換基によって必要に応じて置換されており、該C1〜C6アルキルのメチレン単位の2つまでが、−CO−、−CONH(C1〜C4アルキル)−、−CO−、−OCO−、−N(C1〜C4アルキル)CO−、−O−、−N(C1〜C4アルキル)CON(C1〜C4アルキル)−、−OCON(C1〜C4アルキル)−、−N(C1〜C4アルキル)CO−、−S−、−N(C1〜C4アルキル)−、−SON(C1〜C4アルキル)−、N(C1〜C4アルキル)SO−、または−N(C1〜C4アルキル)SON(C1〜C4アルキル)−によって必要に応じて置換されている、請求項18または19のいずれかに記載の化合物。
  25. 環Aは:
    Figure 2009544618
    であって;
    Jは、C(O)、C(R、=N−、−NR6b、または=CR6aから選択され;
    Kは、C(O)、SO2、=N−、−NR6b、=CR6b、またはC(Rから選択され;
    各Rは、独立して、水素であるか、オキソ、ハロ、−OH、−O−C1〜C6脂肪族、NH、NH(C1〜C6脂肪族)、またはN(C1〜C6脂肪族)から選択される5個までの置換基によって必要に応じて置換されたC1〜C6脂肪族であり;
    各R6aおよびR6bは、独立して、水素、ハロ、CN、−OH、−O−C1〜C6脂肪族、NH、NH(C1〜C6脂肪族)、またはN(C1〜C6脂肪族)、オキソ、ハロ、−OH、−O−C1〜C6脂肪族、NH、NH(C1〜C6脂肪族)、もしくはN(C1〜C6脂肪族)から選択される5個までの置換基によって必要に応じて置換されたC1〜C6脂肪族、5個までのQ−R置換基によって必要に応じて置換されたフェニル、またはO、N、S、SO、もしくはSO2から選択される4個までのヘテロ原子を有する5員〜7員の複素環もしくはヘテロアリール環から選択され、該ヘテロシクリルまたはヘテロアリール環が、5個までのQ−R置換基によって必要に応じて置換されているか;あるいは
    6aおよびR6bならびにそれらが結合する原子は、連結されて、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、フェニル、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、フラニル、ジヒドロフラニル、ジヒドロピラニル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、トリアゾリル、チエニル、ジヒドロチエニル、またはジヒドロチオピラニルから選択される環を形成し、該環が、5個までのQ−R置換基によって必要に応じて置換されている;
    請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物。
  26. 環Aは:
    Figure 2009544618
    から選択される、請求項25に記載の化合物。
  27. 環Aは、a−iである、請求項26に記載の化合物。
  28. 前記化合物は、式I−AまたはI−B:
    Figure 2009544618
    の化合物またはその薬学的に受容可能な塩であって;
    Figure 2009544618
    が、炭素原子1または炭素原子2にてフェニル環に結合する、請求項1に記載の化合物。
  29. 式I’:
    Figure 2009544618
    の化合物またはその薬学的に受容可能な塩であって;
    NR基は、炭素原子1または炭素原子2にてフェニル環に結合し;
    Xは、O、NR、S、SO、またはSOであり;
    は、水素または4個までのR置換基によって必要に応じて置換されたC1〜C6脂肪族であり;
    環Aは、O、N、S、SO、またはS(O)から選択される1個〜4個のヘテロ原子を有する4員〜7員の複素環であり、該複素環が、フェニルあるいはO、N、S、SO、またはS(O)から選択される1個〜4個のヘテロ原子を有する5員〜7員の複素環またはヘテロアリール環に必要に応じて縮合しており;環Aが、少なくとも1個のオキソ置換基を有し;
    環Aは、該必要に応じて縮合した環と一緒に、5個までのR置換基によって必要に応じて置換されており;
    mは、1〜3であり;
    pは、1〜3であり;
    nは、1〜4であり;
    各Rは、独立して、水素、ハロ、アリール、ヘテロアリール、C1〜C6脂肪族、C1〜C6ヘテロ脂肪族、アリール−C1〜C6脂肪族、アリール−C1〜C6ヘテロ脂肪族、ヘテロアリール−C1〜C6脂肪族、ヘテロアリール−C1〜C6ヘテロ脂肪族であり、Rが、5個までのR置換基によって必要に応じて置換されているか;あるいは
    2つのRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、3員〜9員の脂環式環または複素環を形成し、該複素環が、O、S、およびNから選択される3個までのヘテロ原子を有し;ここで該環が、3個までのR置換基によって必要に応じて置換されており;
    各Rは、独立して、水素、ハロ、アリール、ヘテロアリール、C1〜C6脂肪族、C1〜C6ヘテロ脂肪族、アリール−C1〜C6脂肪族、ヘテロアリール−C1〜C6脂肪族であり、Rが、5個までのR置換基によって必要に応じて置換されており;あるいは
    2つのRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、3員〜9員の脂環式環または複素環を形成し、該複素環が、O、S、およびNから選択される3個までのヘテロ原子を有し;ここで該環が、3個までのR置換基によって必要に応じて置換されており;
    ,R,R,R、およびRの各出現は、独立して、Q−Rであり;
    Qは、結合であるか、あるいはQのうちの隣接していないメチレン単位の2つまでがCO、CO、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO、NRCONR、SO、SO、NRSO、SONR、NRSONR、O、S、またはNRによって必要に応じて置換されているC1〜C6脂肪族鎖であり;
    の各出現は、独立して、R’、ハロゲン、NO、CN、OR’、SR’、N(R’)、NR’C(O)R’、NR’C(O)N(R’)、NR’COR’、C(O)R’、COR’、OC(O)R’、C(O)N(R’)、OC(O)N(R’)、SOR’、SOR’、SON(R’)、NR’SOR’、NR’SON(R’)、C(O)C(O)R’、またはC(O)CHC(O)R’から選択され、Rの各出現は、独立して、水素あるいは必要に応じて置換されたC1〜C6脂肪族基またはC1〜C6ヘテロ脂肪族から選択され;
    R’の各出現は、独立して、水素またはC1−8脂肪族、C6−10アリール、5個〜10個の環原子を有するヘテロアリール環、もしくは3個〜10個の環原子を有するヘテロシクリル環から選択される必要に応じて置換された基から選択されるか、あるいはRおよびR’、またはR’の2つの出現は、それらが結合する原子と一緒になって、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される0個〜3個のヘテロ原子を有する3員〜8員のシクロアルキル環、ヘテロシクリル環、アリール環、またはヘテロアリール環を形成する;化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
  30. mは、1であり、そしてpは、1である、請求項29に記載の化合物。
  31. 環Aは:
    Figure 2009544618
    であって;
    Jは、C(O)、C(R、=N−、−NR6b、または=CR6aから選択され;
    Kは、C(O)、SO2、=N−、−NR6b、=CR6b、またはC(Rから選択され;
    各Rは、独立して、水素であるか、オキソ、ハロ、−OH、−O−C1〜C6脂肪族、NH、NH(C1〜C6脂肪族)、またはN(C1〜C6脂肪族)から選択される5個までの置換基によって必要に応じて置換されたC1〜C6脂肪族であり;
    各R6aおよびR6bは、独立して、水素、ハロ、CN、−OH、−O−C1〜C6脂肪族、NH、NH(C1〜C6脂肪族)、またはN(C1〜C6脂肪族)、オキソ、ハロ、−OH、−O−C1〜C6脂肪族、NH、NH(C1〜C6脂肪族)、もしくはN(C1〜C6脂肪族)から選択される5個までの置換基によって必要に応じて置換されたC1〜C6脂肪族、5個までのQ−R置換基によって必要に応じて置換されたフェニル、またはO、N、S、SO、もしくはSO2から選択される4個までのヘテロ原子を有する5員〜7員の複素環またはヘテロアリール環から選択され、該複素環またはヘテロアリール環が、5個までのQ−R置換基によって必要に応じて置換されているか;あるいは
    6aおよびR6bならびにそれらが結合する原子は、連結されて、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、フェニル、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、フラニル、ジヒドロフラニル、ジヒドロピラニル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、トリアゾリル、チエニル、ジヒドロチエニル、またはジヒドロチオピラニルから選択される環を形成し、該環が、5個までのQ−R置換基によって必要に応じて置換されている;
    請求項29または30のいずれかに記載の化合物。
  32. 環Aは:
    Figure 2009544618
    から選択される、請求項31に記載の化合物。
  33. 環Aは、a−iである、請求項32に記載の化合物。
  34. は、水素である、請求項29〜33のいずれか1項に記載の化合物。
  35. Xは、OまたはSである、請求項28〜35のいずれか1項に記載の化合物。
  36. 各Rは、水素である、請求項28〜35のいずれか1項に記載の化合物。
  37. 1つのRは、1個以上のハロ、OH、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルコキシカルボニル、またはジ−(C1〜C4アルキル)アミノによって必要に応じて置換されたC1〜C6脂肪族である、請求項28〜35のいずれか1項に記載の化合物。
  38. 1つのRは、C1〜C6脂肪族、シアノ、ハロ、ハロ−C1〜C6脂肪族、アリール−C1〜C6脂肪族、ヘテロアリール−C1〜C6脂肪族、アラルキルオキシ、ジ(C1〜C6脂肪族)アミノ、O−C1〜C6脂肪族、S(O)−C1〜C6脂肪族、またはS(O)−C1〜C6脂肪族から独立して選択される1個以上の置換基によって必要に応じて置換されたフェニルまたはヘテロアリールである、請求項28〜35のいずれか1項に記載の化合物。
  39. 1つのRは、必要に応じて置換されたC3〜C7脂環式環あるいはO、N、またはSから選択される3個までのヘテロ原子を有するヘテロ脂環式環であり、該環が、1個以上のフェニル環またはヘテロアリール環に必要に応じて縮合している、請求項28〜35のいずれか1項に記載の化合物。
  40. 2つのRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、必要に応じて置換された3員〜9員である脂環式環または複素環の単環式環、二環式環、または三環式環を形成する、請求項28〜35のいずれか1項に記載の化合物。
  41. 1つのRは、−C(O)NH−R、−NHC(O)−R、−NHC(O)O−Rであり、Rは、必要に応じて置換されたフェニル基、ヘテロアリール基または複素環式基である、請求項28〜35のいずれか1項に記載の化合物。
  42. 両方のRは、水素である、請求項28〜41のいずれか1項に記載の化合物。
  43. 一方のRは、水素であり、そして他方のRは、1個以上のハロ、OH、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルコキシカルボニル、またはジ−(C1〜C4アルキル)アミノによって必要に応じて置換されたC1〜C6脂肪族である、請求項28〜41のいずれか1項に記載の化合物。
  44. 各Qは、独立して、結合であるか、あるいはQのうちの隣接していないメチレン単位の2つまでがCO、CO、CONR、OCONR、NRCO、NRCO、NRCONR、SO、SO、NRSO、SONR、NRSONR、O、S、またはNRによって必要に応じて置換されているC1〜C6脂肪族鎖であり、Rが、水素またはC1〜C6アルキルである、請求項28〜43のいずれか1項に記載の化合物。
  45. 各Rは、独立して、R’である、請求項44に記載の化合物。
  46. 各Rは、ハロゲン、NO、CN、OR’、SR’、N(R’)、NR’C(O)R’、NR’C(O)N(R’)、NR’COR’、C(O)R’、COR’、OC(O)R’、C(O)N(R’)、OC(O)N(R’)、SOR’、SOR’、SON(R’)、NR’SOR’、NR’SON(R’)、C(O)C(O)R’、またはC(O)CHC(O)R’から選択される、請求項44に記載の化合物。
  47. R’は、水素である、請求項45または46のいずれかに記載の化合物。
  48. R’は、ハロ、CN、CF、CHF、OCF、またはOCHFから選択される3個までの置換基によって必要に応じて置換されたC1〜C8脂肪族基であり、該C1〜C8脂肪族のメチレン単位の2つまでが、−CO−、−CONH(C1〜C4アルキル)−、−CO−、−OCO−、−N(C1〜C4アルキル)CO−、−O−、−N(C1〜C4アルキル)CON(C1〜C4アルキル)−、−OCON(C1〜C4アルキル)−、−N(C1〜C4アルキル)CO−、−S−、−N(C1〜C4アルキル)−、−SON(C1〜C4アルキル)−、N(C1〜C4アルキル)SO−、または−N(C1〜C4アルキル)SON(C1〜C4アルキル)−によって必要に応じて置換されている、請求項45または46のいずれかに記載の化合物。
  49. R’は、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される0個〜3個のヘテロ原子を有する3員〜8員である飽和、部分的に不飽和、または完全に不飽和の単環式環であり、R’が、ハロ、CN、CF、CHF、OCF、OCHF、またはC1〜C6アルキルから選択される3個までの置換基によって必要に応じて置換されており、該C1〜C6アルキルのメチレン単位の2つまでが、−CO−、−CONH(C1〜C4アルキル)−、−CO−、−OCO−、−N(C1〜C4アルキル)CO−、−O−、−N(C1〜C4アルキル)CON(C1〜C4アルキル)−、−OCON(C1〜C4アルキル)−、−N(C1〜C4アルキル)CO−、−S−、−N(C1〜C4アルキル)−、−SON(C1〜C4アルキル)−、N(C1〜C4アルキル)SO−、または−N(C1〜C4アルキル)SON(C1〜C4アルキル)−によって必要に応じて置換されている、請求項45または46のいずれかに記載の化合物。
  50. R’は、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される0個〜5個のヘテロ原子を有する8員〜12員である飽和、部分的に不飽和、または完全に不飽和の二環式環系であり;R’が、ハロ、CN、CF、CHF、OCF、OCHF、またはC1〜C6アルキルから選択される3個までの置換基によって必要に応じて置換されており、該C1〜C6アルキルのメチレン単位の2つまでが、−CO−、−CONH(C1〜C4アルキル)−、−CO−、−OCO−、−N(C1〜C4アルキル)CO−、−O−、−N(C1〜C4アルキル)CON(C1〜C4アルキル)−、−OCON(C1〜C4アルキル)−、−N(C1〜C4アルキル)CO−、−S−、−N(C1〜C4アルキル)−、−SON(C1〜C4アルキル)−、N(C1〜C4アルキル)SO−、または−N(C1〜C4アルキル)SON(C1〜C4アルキル)−によって必要に応じて置換されている、請求項45または46のいずれかに記載の化合物。
  51. R’の2つの出現は、それらが結合する原子と一緒になって、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される0個〜4個のヘテロ原子を有する必要に応じて置換された3員〜12員である飽和、部分的に不飽和、または完全に不飽和の単環式環または二環式環を形成し、R’が、ハロ、CN、CF、CHF、OCF、OCHF、またはC1〜C6アルキルから選択される3個までの置換基によって必要に応じて置換されており、該C1〜C6アルキルのメチレン単位の2つまでが、−CO−、−CONH(C1〜C4アルキル)−、−CO−、−OCO−、−N(C1〜C4アルキル)CO−、−O−、−N(C1〜C4アルキル)CON(C1〜C4アルキル)−、−OCON(C1〜C4アルキル)−、−N(C1〜C4アルキル)CO−、−S−、−N(C1〜C4アルキル)−、−SON(C1〜C4アルキル)−、N(C1〜C4アルキル)SO−、または−N(C1〜C4アルキル)SON(C1〜C4アルキル)−によって必要に応じて置換されている、請求項45または46のいずれかに記載の化合物。
  52. 表1から選択される化合物。
  53. 表2、表3または表4から選択される化合物。
  54. 請求項1〜53のいずれか1項に記載の化合物と、薬学的に受容可能なキャリア、佐剤、またはビヒクルとを含む、薬学的組成物。
  55. 患者におけるCGRPレセプターが関与する疾患または障害の危険性の処置、制御、寛解、または減少のための組成物であって、該組成物が、治療有効量の請求項1〜53のいずれか1項に記載の化合物を含む組成物
  56. 前記疾患または障害は、頭痛;片頭痛;群発頭痛;慢性緊張型頭痛;疼痛;慢性疼痛;神経原性炎症および炎症痛;神経原性疼痛;眼痛;歯痛;糖尿病;インスリン非依存性糖尿病;血管障害;炎症;関節炎;気管支過敏症、喘息;ショック;敗血症;オピエート退薬症候群;モルヒネ耐性;男性および女性におけるのぼせ;アレルギー性皮膚炎;脳炎;脳の外傷;癲癇;神経変性疾患;皮膚疾患;神経原性の皮膚発赤、皮膚の酒さおよび紅斑;耳鳴;炎症性腸疾患、過敏性腸症候群、膀胱炎から選択される、請求項55に記載の組成物
  57. 前記疾患または障害は、片頭痛または群発頭痛である、請求項56に記載の組成物
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