JP2009543876A5 - - Google Patents

Claims (15)

1. 虚血−再灌流障害（ＩＲＩ）を減弱するための療法用組成物であって、ＰＳ結合剤を含み、ここで該ＰＳ結合剤は細胞表面上のフォスファチジルセリン（ＰＳ）に高い親和性で結合する、前記療法用組成物。
2. 臓器移植により引き起こされるＩＲＩを予防するための療法用組成物であって、ＰＳ結合剤を含む、前記療法用組成物。
3. ＩＲＩになりやすい臓器、組織または細胞を保護するための療法用組成物であって、ＰＳ結合剤を含む、前記療法用組成物。
4. ＩＲＩが脳卒中、心筋梗塞、または心血管閉塞によって引き起こされる、請求項１〜３のいずれか１項に記載の療法用組成物。
5. ＰＳ結合剤が、ＰＳについての受容体を発現する単球または血小板の、虚血性または活性化細胞への付着を阻害する、ここで該虚血性または活性化細胞はその細胞表面上にＰＳを発現する、請求項１〜３のいずれか１項に記載の療法用組成物。
6. ＰＳ結合剤が、ＰＳをドッキング部位として使用する酵素の、虚血性または活性化細胞への付着を阻害する、ここで該虚血性または活性化細胞はその細胞表面上にＰＳを発現する、請求項１〜３のいずれか１項に記載の療法用組成物。
7. 酵素が、分泌性ホスホリパーゼＡ_２またはプロトロンビナーゼ複合体である、請求項６に記載の療法用組成物。
8. ＩＲＩが臓器移植または組織移植により引き起こされる、請求項１〜３のいずれか１項に記載の療法用組成物。
9. ＩＲＩが外科手術により引き起こされる、ここで該外科手術は標的部位への血流を遮断および／または制限する、請求項１〜３のいずれか１項に記載の療法用組成物。
10. ＰＳ結合剤が、修飾アネキシン、ＰＳに対するモノクローナルもしくはポリクローナル抗体、またはＰＳに対するリガンドである、請求項１〜３のいずれか１項に記載の療法用組成物。
11. ＰＳ結合剤が、アネキシンの親和性の少なくとも約１０％のＰＳに対する親和性を有するペプチドリガンドである、請求項１〜３のいずれか１項に記載の療法用組成物。
12. ＰＳ結合剤が、修飾アネキシンＩ、修飾アネキシンＩＩ、修飾アネキシンＩＩＩ、修飾アネキシンＩＶ、修飾アネキシンＶ、および修飾アネキシンＶＩＩＩからなる群より選択される修飾アネキシンである、請求項１〜３のいずれか１項に記載の療法用組成物。
13. ＰＳ結合剤が、アネキシンホモ二量体、アネキシンヘテロ二量体、アネキシンヘテロ四量体、および追加的なタンパク質とカップリングしたアネキシンタンパク質からなる群より選択される修飾アネキシンであり、ここでそれぞれの修飾アネキシンはアネキシン単量体よりも大きな有効サイズを有する、請求項１〜３のいずれか１項に記載の療法用組成物。
14. アネキシンとカップリングしたタンパク質が、免疫グロブリンのＦｃ部分である、請求項１３に記載の療法用組成物。
15. 修飾アネキシンが、融合セグメントを介して第二のアネキシンタンパク質とカップリングした第一のアネキシンタンパク質を含むアネキシン二量体である、請求項１３に記載の療法用組成物。