JPH06502407A - 血小板凝集阻害剤 - Google Patents

血小板凝集阻害剤

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JPH06502407A
JPH06502407A JP3518080A JP51808091A JPH06502407A JP H06502407 A JPH06502407 A JP H06502407A JP 3518080 A JP3518080 A JP 3518080A JP 51808091 A JP51808091 A JP 51808091A JP H06502407 A JPH06502407 A JP H06502407A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 血小板凝集阻害量 発明の分野 本発明の血小板凝集の阻害剤に関する。具体的には、本発明は、血小板凝集の最 終的な共通経路のアンタゴニスト(拮抗剤)として作用することができ、強力な 抗血栓症剤として作用するトリペプチド配列−Lys−Gly−Asp−を含む ペプチドに関する。さらに本発明は、血小板凝集と細胞内接着の遮断を要する疾 患におけるこれら阻害剤の医療的応用に関する。
発明の背景 血小板は全血中に認められる粒子であり、血栓形成と血液凝固に関与することが 知られている。血小板の表面には貫膜糖タンパク質受容体GPIIゎTILが存 在し、これが凝固過程に関与することが知られている。GPIl、IIl、はア ルファ・サブユニットとベータ・サブユニットからなる非共有結合的なカルシウ ムイオン依存性へテロニ量複合体であり(ジエニングスら、 J、 Biol、  Che+n、 (1982)257.10458)、タンパク質リガンド(配 位子)を結合することができる。この糖タンパク質受容体はトリペプチドアミノ 酸配列Arg−G] y−Asp(RGD)を含有するタンパクタンパク質リガ ンドはフィブリノーゲンである。フィブリノーゲンはAα95−97とAα57 2−574に位置する2つのRGD配列を含有しくトウーリトル。
アール・エフ、ワット、ケイ・ダブリュ・ケイ、コルトレル、ビー・エイ、スト ロング。
るという証拠は、主として結合および阻害データ並びに合成RGDペプチド(ガ ードナー、ティ・ケイ及びベネソト、ジエイーニス(1985) J、 Bio l、 Chew、 260.11891−11894 ;プロウ、イー・エフ、 ビア/ユバツバ−、エム・ディ、ルオスラーチ、イー。
マルグエリエ、ノー・エイ及びジンスバーグ、エム・エイチ(1985) Pr oc、Nat、^cad、 Scj、 USA 82.8057−8061 ;  ハバースティック、ディ・エム、コーワン、ジエイ・エフ。
ヤマダ、ケイ・エム及びサントロ、ニス(19+115) Blood 66、 946−952) ;ドゥソウザ、ニス・イー、ジンスバーグ、エム・エイチ、 ラム、ニス−シー・ティ及びブロウ、イー・エフ(198g) J、 Biol 、 Chea+、 263.3943−3951)およびガンマ鎖カルボキン末 端頚縁体(クロクゼウィンク、エム、ティセンス。ニス、ベドナレク、エム・エ イ、サコン、エム及びホイガー、ジエイ(1989) Biochimistr y 28.2915−2919)による研究から導かれている。後者の研究では ガンマ鎖カルボキン末端ドデカペプチドのアミノ酸置換はすべてその類縁体の阻 害活性を減じたが、例外としてA I a408(即ちGDの直前)をArgで 置換した場合にのみ阻害効力が6倍増大した(ティモンスら、 Biochem jstrY 2& 29]9−2923(1989)をも参照のこと)。
G PIl、HLのフィブリノーゲンとの相互作用は血管が損傷を受けた時に放 出もしくはa露されるある種の因子によって刺激される。様々な生理学的刺激物 質及び可溶性媒介物質を含む複数の因子が数種の経路を介して血小板の活性化を 開始する。これらの経路では共通する最終段階として、血小板表面上のG PI l、HT、受容体の活性化及びそれに続くそのフィブリノーゲンへの結合、さら にその後に凝集および血栓形成が起こる。これらの相互作用ゆえに、GPIIb IIT、は血小板凝集系の重要な成分である(ピテラら、 5cience(1 986)231.1559)。したがって、GPrl、IIl、のArg−Ga y−Asp含有含有タンパクツィブリノーゲンなど)との相互作用を阻害するこ とは、血栓形成を調節する1つの方法である。この結合相互作用を防止する阻害 剤はなんらかの刺激による血小板の活性化と拮抗するであろうから、重要な抗血 栓症特性を有するであろう。
しかし、RGD配列を含有するタンパク質およびペプチドは、G PIl、II l、以外にもい(つかの池の細胞接着受容体にリガンドとして認識されることが わかっている。これらの細胞接着受容体はインテグリン類として知られているヘ テロニ量体タンパク質受容体ファミリーからなる(ジンスバーグ、エム・ヘイチ 、ロフタス、ジェイ・シーおよびブロウ、イー−x〕(1988) Throm bosis and Baemostasis 59゜1−6:ハインズ、アー ル・オー(1988) Ce1l 4g、549−554)。RGD含有リガン ドに結合することが明らかにされている他の受容体にはビトロネクチン受容体( VnR)およびフィブロネクチン受容体(F n R)がある(ピテラら(19 85) Proc、Natl、^ωd、 Sci、 US八へ2.5766−5 770 、ビテラら(1985) Ce1l 40.191−1.98 +サン シェラ−マドリッドら(1983) J、 Exp、 Wed、 15g、17 85−1803)。さらに、他のインテグリン受容体もRGD含有リガンドと相 互作用することが発見され得ると考えられている。したがって特に有用な抗血栓 症剤は、他のインテグリン類とそれらの内因性リガンドの間の相互作用には作用 することなく、RGD含有タンパク質と血小板GPI1、IIl、受容体の間の 相互作用を特異的に阻害するものであろう。
多くの一般的な人間の障害は、血管内の血栓および塞栓を導く高血栓状態に関連 することを特徴とする。これらは梗塞、発作および静脈炎を導く医学的罹患率の 主たる原因であり、また発作および心肺閉塞による死亡率の主たる原因でもある 。アテローム性動脈硬化症の患者は様々な理由による動脈血栓塞栓的徴候を起こ しやすい。アテローム性動脈硬化斑は血小板栓と血栓の病巣を形成し、ミれらが 血管の狭窄化とwi塞を導き、心筋と脳の虚血性疾患をもたらす。これは血管形 成術や動脈内膜切除などの手術と同時もしくはその後に起こり得る。剥がれて循 環系に放出された血栓は異なる器官、とりわけ脳、四肢、心臓および腎臓の梗塞 を引き起こす。
動脈血栓症に関与することに加えて、血小板は静脈血栓症にも役割を果たし得る 。そのような患者の大部分は先行する危険因子を持たず、静脈血栓静脈炎を起こ し、次いで原因がわからないまま肺閉塞を起こす。静脈血栓を形成する他の患者 はこれらの症候群にかかりやすいことが知られている潜在的な疾患を有する。
これらの患者のうちの幾人かは凝固亢進を正常に防止する因子(アンチトンロン ビン−3など)の遺伝的もしくは後天的な欠損症であり得る。他の患者は腫瘍塊 など静脈流に機械的な支障があり、それが低流量状態と血栓症を導(。悪性腫瘍 の、を者は、理由は不明瞭であるが血栓症的徴候の発生率が高い。現在利用でき る薬剤によるこの状況下での抗血栓症療法は危険であり、また効果がないことも 多い。
血液が補綴的合成心臓弁などの人工的な表面や体外潅流装置を通過する患者は血 小板栓、血栓および塞栓の発生する危険にさらされている。例えば人工心臓弁を 持つ患者については連続的に抗凝固処置することが標準的な治療である。しかし いずれの場合にも、妥当な抗凝固処置にもかかられずまだ血小板の活性化および 塞栓形成が起こり得る。
したがって、アテローム性動脈硬化症、冠状動脈疾患、人工心臓弁、癌を伴う患 者および発作、静脈炎または肺閉塞の経歴を有する患者を含む、大きなカテゴリ ーに属する患者は限定的もしくは慢性的な抗血栓症療法の候補である。利用でき る治療剤の数は限られており、これらの大部分は循環中の凝固因子のレベルを抑 制もしくは減少させることによって作用する。これらの薬剤は、血小板凝集と接 着の傾向の増大にしばしば関与する、患者の持つ潜在的な血液学的問題に対して は効果がないことが多い。またこれらは患者に異常な出血を起こしやすくするも のでもある。アスピリンなどの利用可能な抗血小板剤は血小板活性化過程の一部 を阻害するにすぎず、それゆえに治療としては充分でないことも多い。
したがって、血小板活性化の最終的な共通経路、即ちGPIIbIIl、受容体 に対するフィブリノーゲンの結合を有効に阻害する薬剤は高血栓状態を特徴とす る上述の大きい障害群で有用であるにちがいない。本発明は新しい組成物、即ち 天然のアミノ酸の一部および非天然のアミノ酸の一部に存し得るポリペプチド並 びに非ベブチンル部分であるそのような物質を意図するものである。この新しい 組成物は、A r g−G l y−A s p含有ペプチド(とりわけフィブ リノーゲン)のGPIl、IIl、複合体との相互作用を妨害し、それによって 血小板凝集を防止すると考えられる。血小板凝集は循環系中の血小板栓、塞栓お よび血栓の形成における初期段階であると同定されており、これらは次いて心血 管の合併症および疾患に積極的な役割を果たすことが明らかにされている。G  P Il、III、複合体に対するフィブリノーゲン結合の阻害は、動物におい て効果的な抗血栓症治療であることが示されている(エイチ・ケイ・ゴールドら 、 C1rculation(1988)77、670−677 ;ティ”ヤス ダら、 J、 C11n、 Invest、 (198g)81.1284−1 291 ;ビー・ニス・コラ−ら、 Blood(198U)6 8、783−786)。
環状/スルフィドを含むいくつかの合成ペプチドが血小板に対するフィブリノー ゲン結合の阻害剤として開示されており、これらはすべてArg−Gay−As p配列を含有する。米国特許第4683.291号;WO39105150;E Po 0 319 506 A2;EPOO341915A2;ブロクら、 P roc、 Natl^cad、 Sci、 USA(1985)82.8057 −8061 ;ルッゲリら、 Proc、 Natl、^cad、 Sc堰A  USA(19 86)83.5708−5712 : ハバースティックら、 Blood(1 985)66、946−952 ;ブロクら、Blo。
d(1987)70.110−]、15 :エフ・エイフ・アリら、 Proc 、 Eleventh Amer、 Peptide 5y奄吹A (1 990)94−96 :エム・ピアシュバー7ハー及びイー・ルオスラーチ、  J、 Biol、 Chew、 (1987)262、17294−17298  :および上記刊行物に引用されている文献を参照のこと。これらA r g− G ] y−A s p含有ペプチドは拮抗阻害剤としてG PIl、IIl、 受容体に関してフィブリノーゲンと競合するよう作用すると考えられている。
RGDアミノ酸残基の1またはそれ以上が別のアミノ酸または類縁体で置換され ている合成ペプチドも記述されている。EPOO368486A2は、血小板凝 集検定において、対応するArg−Gly−Asp−2l量体より約10倍活性 が低いArg−Tyr−Asp−2l量体を開示している。アリら、 「Pep tides: Chemistry、 5tructure and Biol ogyJ 、第11回アメリカペプチドシンポジウム会報、94〜96頁、リビ アー及びマーシャル編、ESCOM、ライデン(1990)は、血小板凝集検定 における配列A r g−G ] y−A s p−5e rへの修飾について 記述している。この配列中のArgをLysに置換すると他のほとんどの置換体 と同様に効力が著しく減少した。同様に、環状RGDペプチドについてもArg 残基の修飾(N、 N’ J: t 2lM”)によって効力が10倍低下した 。
ガースキーら、 Proc、 Natl、^cad、 Sci、 USA 86 4022−4(126(1989)は、鋸状鱗被毒ヘビ、エチス・カリナツス( Echis carinatus)の毒液から得られる強力な血小板凝集阻害剤 について記述している。これらの著者らはこの阻害剤が−A r g”−G I  y−Asp−という配列を含有する49アミノ酸タンパク質であって、これが IC,。
=3.3X10−”Mを有し、A r g 24をオルニチン(Orn)で置換 することによって作成した変異型阻害剤[Or n ”]エチスタチンは3倍低 い効力を有すると報告している。0rn−Gly−Asp配列を含有するテトラ ペプチドも効力が10〜50倍低いと記述されている。
デイホノフ・データベースを検索したところ、KGDという配列が2193回出 現することがわかった(RGDの2026と比較のこと)。KGD配列を含有す るタンパク質のうち、胎磐抗凝固物質タンパク質(PAP)とりポコルチンファ ミリーの他の2つの構成要素が抗凝固剤活性を有すると報告されている(フナコ ンら、Biochemistry 265572−5578(1987))。し かし、これらのタンパク質がフィブリノーゲンのG PIl、IIl、受容体と の結合を阻害することによって血小板活性化の最終的な共通経路を阻害すること は報告されておらず、むしろ抗凝固剤活性はプロトロンビン活性化の阻害並びに ホスホリパーゼA2の阻害とそれに続くプロスタグランジン放出によるものとさ れている。
・ 千オニーチル結合を有する数種の合成環状ペプチドが合成されている。ゲロ ら。
Biachem、 Biophys、 Res、 Comrr+、 (1911 14)120.840−845は、ペプチド結合が[CH2|8] 基に置換されているソマトスフチンの疑似へキサペプチド類縁体について記述し ている。さらにエドワーズら、 Biochem、 Biophys、 Res 、 Co1m、 (1986)236.730−736は、チオメチレンエーテ ル結合を含有する直鎖状および環状エンケファリン疑似ペプチド類縁体の生物学 的活性を比較している。ペプチドが[CH2−5]で置換されている他のエンケ ファリン関連疑似ペプチドと大環状化合物も記述されている(スバトラら、 B iopolymers(1986)25.229−244 ;スバトラら、 T etrahedron(1988)44.8Q1 −833)。
これらの文献はいずれもアミノ酸配列KGDを含有し高い血小板凝集阻害活性を 有するペプチドを開示していない。これらの文献はいずれも他のインテグリン受 容体と比較してGPH,111,受容体に高い特異性を有するペプチドを開示し ていない。さらには、これらの文献のいずれにも、開環に対して安定な−Lys −G] y−Asp−または−0rn−Gly−Aspのいずれがを含有する小 環状ペプチドであって、フィブリノーゲン/GPIIゎIn、ELr SAに関 してビトロネクチン/ビトロネクチン受容体ELISAまたはフィブロネクチン /フィブロネクチン受容体E1jSAよりも高い阻害効力を有するものは記述さ れていない。
したがって、高い血小板凝固阻害活性を有するペプチドを生産することが本発明 の目的である。また、GPIl、IIl、受容体に対して高い特異性を有するペ プチドを提供することも本発明のさらなる目的である。さらにまた、開環に対し て安定であって上述の特性を有する小環状ペプチドを生産することも、もう1つ の目的である。出血時間の増大など生体内での副作用が軽減されている血小板凝 集阻害剤を提供すること、また随意に、寿命の増大したそのような阻害剤を提供 することも本発明のさらなる目的である。
本発明のこれらの目的および他の目的は本発明を総括して考慮すれば明らかにな るであろう。
発明の要約 本発明の目的はXaa−G I y−A s pという配列を含有し他のインテ グリン受容体と比較してGPIl、III、受容体に高い特異性を有するポリペ プチドを提供することによって達成される(ここにXaaはオルニチン(Orn )またはリジン(Lys)を表す)。好ましくは、本ペプチドはLy s−G  l y−A s pという配列を含有し、約345アミノ酸より少ない残基を含 有する。また好ましくは本ペプチドは環内に5〜10アミノ酸を有する環状ペプ チドである。最も好ましくは、本環状ペプチドはその環状体の環を形成する5ア ミノ酸を有する。より好ましくは、本環状ペプチドの環は約17〜約18原子を 含有し、最も好ましくは18原子を含有する。本発明の特に好ましい化合物は下 記構造を有するポリペプチドである:E式中、 Xaalはαアミノ基を介して2に結合しているDまたはLa−アミノ酸を表し 、Xaa、はOrnまたはLysを表し、)(aallt側鎖を介してz1重結 合しているDまたはLa−アミノ酸を表し、Zはアミド結合、ジスルフィド、C OCH2S 、 COCH2S OlまたはC0CH(C,R5)Sを表し、 RはOHまたはNH,を表すコ また好ましくは、上記環がDアミノ酸を含有し、最も好ましくほこのDアミノ酸 が上記トリペプチド配列のLysに結合しているであろう。
本発明は広義には、GPIl、IIl、によって媒介される血小板機能の阻害剤 として有用であり、かつ、血栓形成の防止に有用なペプチド誘導体に関する。本 発明の好ましい化合物は式Iで表される化合物および医薬的に許容されるその塩 である: [式中、R1とR1は同一であるか、もしくは異なり、C3〜C+2アルケノキ ン、 C@〜C+Zアリールオキシ、 ジC3〜8アルキルアミノ−C,−C,アルコキシ、群:アルキルアミノエトキ /、ニコチノイルアミノエトキシ、およびスクシンアミドエトキシから選択され るアシルアミノ−C,−C,アルコキン、ピバロイルレオキンエトキシ、 Cε〜C1□アリール−C,−C,アルコキノ(ここにアリール基は非置換であ るか、もしくは次の基、ニトロ、ハlニア(F、 CI、Br、、I)、C,〜 C,アルコキシ、およびアミノの1またはそれ以上で置換されている)ヒドロキ シ−02〜C8アルコキン、 ジヒドロキシ−C3〜C8アルコキ/、およびNR+oR++ IここにR1゜ とR31は同一であるか、もしくは異なり、水素、01〜C8アルキル、C3〜 C8アルケニル、C6〜CI2アリール(ここにアリール基は非置換であるか、 もしくは次の基:ニトロ、ハロ(F、CI、Br、I)、C1〜C4アルコキン 、およびアミノの1またはそれ以上で置換されている)、06〜C82アリール −〇、〜C,アルキル(ここにアリール基は非置換であるか、もしくは次の基: ニトロ、ハロ(FSCl、Br、I)、01〜C4アルフキシ、およびアミノの 1またはそれ以上で置換されている)を表す)から選択される。
R6、R8、R3、Ro、R7、R8は同一であるか、もしくは異なり、水素、 C6〜CI2アリール(ここにアリール基は非置換であるか、もしくは次の基: ニトロ、ハロ(FSCl、Br、I)、c、〜C@アルキル、ハo−C+〜C1 1アルキル、C1〜C8アルコキシ、アミノ、フェニルオキシ、フェニル、アセ トアミド、ベンズアミド、ジC1〜C,アルキルアミノ、01〜C,アルキルア ミノ、06〜CI2アロイル、C,−C,アルカノイル、およびヒドロキシ−C ,−C,アルキルの1またはそれ以上で置換されている) 置換または非置換の分枝状または直鎖状C1〜CUアルキルにこに置換基はハロ (FlCISBrl ■)、C,〜C,Caアルキル@〜C+2アリールオキシ (ここにアリール基は非置換であるか、もしくは次の基・ニトロ、ヒドロキシ、 ハロ(FSCl、BrS T)、C,〜C,Caアルキルl−Cl1アルコキシ 、アミン、フェニルオキシ、アセトアミド、ベンズアミド、ジC,−C,アルキ ルアミノ、C2〜CSアルキルアミノ、C6〜C+Zアロイル、およびC,−C ,アルカノイルの1またはそれ以上で置換されている)、イソチオウレイド、0 3〜C7シクロアルキル、ウレイド、アミノ、cI〜C8アルキルアミノ、ジC 1〜C8アルキルアミノ、ヒドロキシ、アミノ−02〜C8アルキルチオ、アミ ノ−02〜C8アルコキン、アセトアミド、ベンズアミド(ここにフェニル基は 非置換であるか、もしくは次の基:ニトロ、ヒドロキシ、ハロ(F%CI、Br 、■)、01〜C8アルキル、C,−C,アルコキシ、アミノ、フェニルオキシ 、アセトアミド、ベンズアミド、ジC1〜C8アルキルアミノ、C3〜C8アル キルアミノ、C6〜C+Zアロイル、およびC1〜C8アルカノイルの1または それ以上で置換されている)、06〜012アリールアミノ(ここにアリール基 は非置換であるか、もしくは次の基 ニトロ、ヒドロキシ、ハ0(FSC]、B r、I)、C,〜C,Caアルキル、〜C,Caアルキルミノ、フェニルオキシ 、アセトアミド、ベンズアミド、ジC1〜C8アルキルアミノ、C1〜C8アル キルアミノ、06〜CI2アロイル、およびC1〜C8アルカノイルの1または それ以上で置換されている)、グアニジノ、フタルイミド、メルカプト、01〜 C,アルキルチオ、C6〜CI□アリールチオ、カルボキン、カルボキノアミド 、カルボ−c、−Csアルコキン、C6〜C1□アリール(ここに了り−ル基は 非置換であるか、もしくは次の基、ニトロ、ヒドロキシ、ハロ、01〜C8アル キル、C3〜C8アルコキン、アミノ、フェニルオキシ、アセトアミド、ベンズ アミド、)CI−Csアルキルアミノ、CI〜C8アルキルアミノ、ヒドロキシ −C,−C,アルキル、06〜CI2アロイル、およびC1〜C8アルカノイル の1またはそれ以上て置換されている)、および複素芳香[(ここに複素環基は 5〜10環原子を有し、2原子までの0.N、またはSヘテロ原子を含有する) から選択される)から選択される。
R2とR3、R3とR6、またはR7とR8は、随意に独立して、互いに結合し て4〜7原子からなる炭素環またはへテロ環基にこにヘテロ原子は0、S、また はNR,、(ここにR,□は水素、c、−Caアルキル、C3〜C8アルケニル 、C6〜C+Zアリール、06〜CI2アリール−C3〜Csアルキル、C,− C,アルカノイル、およびC6〜C1□アロイルから選択される)から選択され る)を形成してもよい。
R4は水素、C,−C,アルキル、C8〜C1゜シクロアルキル、C6〜C+Z アリール、およびC6〜CI□アリール−01〜C8アルキルから選択される。
R2またはR3は随意にR1と結合してピペリジン、ピロリジンまたはチアゾリ ジン環を形成してもよい。
R14は水素、C,−Csアルキル、C,〜C,Caアルキル6〜CI2アリー ル、およびC6〜C1□アリール−CI−Caアルキルから選択される。
Xは1個の0またはS原子、lまたは2個のO原子を保持する1個のS原子、N R,3(ここにRI3は水素、C+ ”” C*アルキル、C3〜C8アルケニ ル、C6〜Cl2アリール、C6〜Cl2アリールーC8〜C8アルキル、C3 〜C8アルカノイル、およびC6〜C+2アロイルを表す)、およびC6〜C1 1アリール、C3〜C8アルカノイル、(CH2)k(ここにkは0から5まで の整数を表す)から選択される。
nは1から6までの整数を表す。
mは0から4までの整数を表す。] 特に断らない限り、本明細書においてアルキル、アルケニルおよびアルキニルと は、それぞれ−重結合、二重結合および三重結合を有する直鎖または分枝鎖の炭 化水素鎖を意味する。06〜Cl2アリール基とは非置換の芳香族環もしくは融 合環(例えばフェニルやナフチルなど)を意味する。ヘテロとはへテロ原子0. N。
またはSを意味する。複素芳香環基は5〜10環原子を有し、4個までのへテロ 原子を含有する。ハロゲンまたはハロとはF、CI、Br、または■原子を意味 する。アルコキシとはOに結合したアルキル基を意味する。
C3〜C8アルキルまたはC2〜C8アルケニル基の例にはメチル、エチル、プ ロピル、イソプロピル、ブチル、t−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ヘキシ ル、ビニル、アリル、ブテニルなどが含まれる。03〜C3゜/クロアルキル基 の例にはシクロプロピル、ノクロペンチル、ノクロヘキシルなどが含まれる。複 素芳香環基にはピリジル、チェニル、フリル、インドリル、ベンズチェニル、イ ミダゾリル、チアゾリル、キノリニル、およびイソキノリニルが含まれるが、こ れらに限定されない。
本発明は式■の化合物を製造する方法を包含する。
本発明は哺乳動物中の血小板凝集を減じる方法をも包含する。この方法には本発 明の化合物の治療的有効量を単独で、あるいは医薬的に許容される担体と組み合 わせて投与することが含まれる。この一般的な方法は血栓形成傾向が増大してい る哺乳動物を処置するためにも適用することができる。
さらに、本発明は哺乳動物中の血小板凝集を減じるため、もしくは血栓形成傾向 が増大している哺乳動物を処置するため、あるいは哺乳動物においてリガンドの G P lTbll1.に対する結合を阻害するための物質に関し、ここにこれ ら組成物のそれぞれは式■で定義される環状ペプチドの1またはそれ以上を活性 成分として含有する。
発明の詳細な説明 本発明は、KGD含有ポリペプチドが血小板凝集の強力な阻害剤であり、かつ、 Fg/GPILJH,ELISAにおいて強力な阻害剤であるという驚くべき発 見の結果である。強力なKGD含有阻害剤のほとんどは小環状ペプチドであるの で、これらのペプチドが好ましい。
また、本KGDペプチドがフィブロネクチン(Fn)/フィブロネクチン受容体 (F n R)相互作用およびビトロネクチン(V n )/ビトロネクチン受 容体(VnR)相互作用の弱い阻害剤であるということも発見した。様々なKG D含有ポリペプチドの阻害を比較したところ、IC,。で決定した阻害効力がF  g / G P Il、III。
EIjSAではVn/VnRELISAの場合よりも10〜500倍高い(即ち IC5,が低い)ことがわかった。このように本ペプチドはG P II、II l、受容体に対して高い特異性を示す。この高い特異性がこれら抗血栓症化合物 の副作用の数および重篤度を減少させるであろうと考えられる。これらの化合物 は哺乳動物において出血時間の本質的な増大を伴うことなく高い血小板凝集阻害 を示すに違いない。
本発明のポリペプチドは化学合成によって、あるいは組換え技術を使用して製造 することができる。これらの方法は当該技術分野では公知である。化学合成、と りわけ固相台或は、短い(例えば50残基未渦の)ポリペプチドや非天然アミノ 酸もしくは珍しいアミノ酸(例えばD−Tyr、オルニチン、アミノアジピン酸 など)を含有するものにとって好ましい。組換え法はかなり長いポリペプチドや KGD配列を含有する突然変異または変種ペプチドにとって好ましい。組換え法 を選択する場合には、合成遺伝子を新規に構築してもよいし、例えばカセット突 然変異誘発法などによって天然の遺伝子に突然変異を導入してもよい。以下に一 般的な組換え法の典型例について説明する。
一般的組換え法 組換えDNA技術を用いることによって、精製したタンパク質 およびそのアミノ酸配列からKGD含有タンパク質を製造することができる。
簡略化した形で述べると、これらの技術はタンパク質の天然または合成の遺伝子 を得、それを適当なベクター中に挿入し、そのベクターを適当な宿主細胞に挿入 し、その宿主細胞を培養することにより該遺伝子を発現させ、それによって生産 されるタンパク質を精製することを意図するものである。
幾分より具体的に述べると、KGD含有タンパク質をコード化するDNA配列を クローン化し、便利な宿主中でそれを発現させ得るように操作する。親ポリペプ チドをフード化するDNAはゲノムライブラリーから、あるいはそのタンパク質 を発現している細胞から得られるmRNAから誘導したcDNAから、もしくは そのDNA配列を合成的に構築することによって得ることができる(サムプルツ ク、ジエイ、フリッチュ、イー・エフ及びマニアティス、ティ(1989) M o1ecular C1゜ning(第2版)、コールド・スプリング・ハーバ −・ラボラトリ−、ニューヨーク)。
次に親DNAを適当なプラスミドまたはベクター中に挿入し、これを用いて宿主 細胞を形質転換する。一般に、その宿主細胞に適合する種から誘導した複製およ び制御配列を含有するプラスミドベクターをこれらの宿主と組み合わせて使用す る。通常ベクターは、複製部位並びに形質転換された細胞中で表現型選択を提供 することができるタンパク質をコード化する配列を保持している。
例えば、大腸菌種から誘導されたプラスミドであるpBR322を用いて大腸菌 を形質転換することができる(マンデル、エムら(1970) J、 )lol 、 Biol、 53.154)。
プラスミドpBR322はアンピンリンとテトラサイクリン耐性のための遺伝子 を含有しているので、容易な選択手段を提供する。他のベクターは、発現に際し てしばしば重要である異なるプロモーターなどの異なる特徴を含む。例えばプラ スミドpKK223−3、pDR720、およびpPL−ラムダはtac、tr p、またはP、プロモーターを伴う現在利用できる発現ベクターである(ファル マシア・バイオテクノロジー)。
好ましいベクターはpB0475である。このベクターは大腸菌とファージのた めの複製起点を含有し、これらはこのベクターのこのような宿主間での往復を可 能にするので、それによって突然変異誘発と発現の両方が容易になる(カンユン グハム。ビーら(1989)、 5cience 243.1330−1336  +ウエルス、ジェイ及びカンユングハム。ビー、同時係属出願W090104 788(1990年5月3日公開)。他の好ましいベクターはpRIT5および pRIT2T(ファルマンア・バイオテクノロジー)である。これらのへフタ− は適当なプロモーターとそれに続(プロティンへの2ドメインを含有しており、 これらのベクター中に挿入された遺伝子を融合タンパク質として発現させること が可能になっている。これらのベクターに関するさらなる議論は下記文中に認め られよう。
上述のベクターの関連する特徴を組み合わせることによって標準的な技術を用い て他の好ましいベクターを構築することができる。関連する特徴にはプロモータ ー、リポソーム結合部位、デコルシンまたはオルナチン遺伝子融合物(プロティ ンAのZドメインとデコルシンまたはオルナチンとそのリンカ−)、抗生物質耐 性マーカー(標識)、および適当な複製起点が含まれる。
宿生細胞は原核であっても真核であってもよい。親ポリペプチド、部分置換され たポリペプチド、残基置換されたポリペプチドおよびポリペプチド変種を製造す るためにDNA配列をクローニングし発現させるには原核細胞が好ましい。例え ば大腸菌に12株294(ATCC番号31446)は大腸菌B、大腸菌X17 76(ATCC番号31537)および大腸菌c600およびC600hf ] 、大腸菌W3110(F−、ガンマ−1原栄養体/ATCC番号27325)、 枯草菌などのバチルス属、およびネズミチフス菌やセラチア・マルセサンスなど の他の腸内細菌域および種々のシュードモナス種と同様に使用することができる 。好ましい原核生物は大腸菌W3110(ATCC27325)である。原核生 物によって発現された場合、ポリペプチドは典型的にはN−末端にメチオニンか ホルミルメチオニンを含有し、グリコリル化されない。融合タンパク質の場合、 N−末端のメチオニンまたはホルミルメチオニン残基が融合タンパク質のアミノ 末端か、もしくは融合タンパク質のシグナル配列のアミノ末端に存在する。当然 のことながら、これらの例は限定ではなく例示を意図するものである。
原核生物に加えて、酵母培養や多細胞生物由来の細胞などの真核生物を使用する こともできる。原則としてそのような細胞培養のいずれでも利用できる。しか増 殖は再現可能な手法になっている( rTissure Cu1tureJ 、 アカデミツク・ブレ入りルセ及びバダーリン編(1973))。このような有用 な宿主細胞系の例はVEROおよびHeLa細胞、チャイニーズ・ハムスター卵 巣(CHO)細胞系、W2B5.293、BHK、C08−7およびMDCK細 胞系である。
遺伝子融合物 上記手法の変法は、所望のタンパク質をコード化する遺伝子がベ クター中でもう1つのタンパク質もしくはもう1つのタンパク質の断片をコード 化する遺伝子に結合している遺伝子融合物の使用を意図するものである。これに よって所望のタンパク質(ここではKGD含有タンパク質)がもう1つのタンパ ク質との融合物として宿主細胞によって生産されることになる。「他の」タンパ ク質はその細胞によって分泌され得るタンパク質またはペプチドであることが多 く、それによって所望のタンパク質を培養培地から単離・精製することが可能に なり、所望のタンパク質が細胞の内部に残る場合に起こる宿主細胞の破壊という 必要性が排除される。別法として、融合タンパク質を細胞内で発現させることも できる。高度に発現される融合タンパク質を使用することは有用である。
遺伝子融合物の使用は、必須ではないけれども、大腸菌中での異種タンパク質の 発現とそれに続くそれら遺伝子産物の精製を容易にし得る(ハリス、ティ・ジエ イ・アール(3983)、 rGenetic EngineeringJ 、  ウィリアムソン、アール編、アカデミツク、ロンドン9第4巻、127頁;ウ ーレン、エム、モクス、 )(1989) l1ethodsEnzyffio 1. (印刷中))。プロティンA(より具体的にはプロティンAの2ドメイン )のIgGに対する結合は融合されたタンパク質を精製するための「アフィニテ ィー操作」を提供するので、プロティンA融合物は頻繁に使用される。大腸菌中 で直接発現させると多(異種タンパク質が分解されるが、融合タンパク質として 発現させると安定であることも明らかにされている(マーストン、エフ・エイ・ オー(1986) Biochem J、 240.1)。
融合タンパク質として発現したKGD含有タンパク質は適切に折り畳まれて天然 の構造を与えるか、あるいは天然の構造を得るための折り畳みを必要とし得る。
適切に折り畳まれた融合タンパク質はG PIl、IIl、アンタゴニストおよ び血小板凝集の阻害剤として活性かつ有用であり得る。より好ましいものは、当 該技術分野で公知の方法によって融合タンパク質から得られる、正しく折り畳ま れた「天然の」タンパク質であろう。メチオニンで切断する臭化シアンやasn とglyの間を切断するヒドロキシルアミンなどの化学物質を用いて融合タンパ ク質を切断することができる。標準的な組換えDNA法を用いて、KGD含有タ ンパク質遺伝子の5゛末端の直前にこれらのアミノ酸をコード化するヌクレオチ ド塩基対を挿入することができる。
別法として融合タンパク質のタンパク質加水分解的切断を使用することもでき、 これについては最近総説が刊行されている(カーター、ビー(1990)、 r Protein Purification : From 1lolecul ar Mechanisms to Large−3cale Process esi 、ラディッ シュ、エム・アール、ウィルソン、アール・シー、ベイントン、シー・ノー及び ビルダー、ニス・イー編、アメリカ化学会シンポジウム・シリーズ第427号、 第13章、181−193)。
因子Xa、トロンビン、ズブチリシンおよび突然変異体などのプロテアーゼ並び に他のいくつかが融合タンパク質の切断に成功裏に使用されている。典型的には 、使用するプロテアーゼによる分解に対して敏感なペプチドリンカ−を、「他の 」タンパク質(例えばプロティンAのZドメイン)と目的のKGD含有タンパク 質との間に挿入する。組換えDNA法を用いて、リンカ−をコード化するヌクレ オチド塩基対を、他のタンパク質をコードする遺伝子または遺伝子断片の間に挿 入する。次いで、正しいリンカ−を含有する部分的に精製された融合タンパク質 のタンパク質加水分解的切断を、天然の融合タンパク質か、あるいは還元または 変性させた融合タンパク質に対して行うことができる。
融合タンパク質として発現させる場合、タンパク質は適切に折り畳まれているこ ともあろうし、適切には折り畳まれていないこともあろう。また、切断部位を含 有する特定のペプチドリンカ−はプロテアーゼに接近できる場合もあろうし、接 近できない場合もあろう。これらの因子は融合タンパク質を変性および再折り畳 みさせなければならないかどうか、また、そうであればこれらの操作を切断の前 に使用するか、切断の後に使用するかを決定する。
変性と再折り畳みが必要な場合、典型的には、タンパク質を塩酸グアニジンなど のカオトロープで処理し、次いで、例えば還元型および酸化型ジチオスレイトー ルまたはグルタチオンを含有する酸化還元緩衝液を用いて、目的のタンパク質が その天然の構造に再折り畳みされるように適当な比率、pHおよび温度で処理す る。
(以下余白) 一般的化学合成法 ペプチドを組換えDNA技術を用いて調製しない場合、上述 のように当該技術分野で公知の他の等価な化学合成法を使用することもできるが 、メリフィールド、J、^m、 CheIfi、 Soc、 (1963)85 .2149に概説されているような固相合成法を用いてペプチドを調製する二と が好ましい。好適な樹脂に保護されたα−アミノ酸を結合することによってペプ チドのC−末端から固相合成を開始する。
このような出発物質は、クロロメチル化樹脂またはヒドロキシメチル樹脂にエス テル結合を介して、あるいはB)IA樹脂やMBHA樹脂にアミド結合を介して 、a−アミノ保護アミノ酸を結合させることによって調製することができる。ヒ ドロキシメチル樹脂の調製についてはボダンスキーら、 Chew、 Ins、  (Londo口X1966)38゜1597−1598に記述されている。ク ロロメチル化樹脂はバイオラッド・ラボラトリーズ(カリフォルニア州すッチモ ノド)およびラブ・システム、インコーホレイテッドから市販されている。この ような樹脂の調製はステユアートら、 rsoljd PhasePeptjd e 5ynthesisJ (フリーマン・アンド・カンパニー、サンフラッジ スコ、1969)の第1章1〜6頁に記述されている。BHAおよびMBHA樹 脂支持体は市販されており、一般に、合成される所望のポリペプチドが非置換ア ミドをそのC−末端に有する場合にのみ使用される。
当該技術分野でよく知られているペプチド結合形成技術を用いてペプチド鎖にア ミノ酸を結合する。1つの方法にはカルボキシル基がペプチド断片の遊離のN− 末端アミノ基との反応に対してより敏感になるような誘導体にアミノ酸を変換す ることが含まれる。例えば、保護されたアミノ酸をクロロギ酸エチル、クロロギ 酸エチル、クロロギ酸5eC−ブチル、クロロギ酸イソブチル、塩化ピバロイル などの酸塩化物と反応させることにより、アミノ酸を混成無水物に変換すること がてきる。別法として、2.4.5−トリクロロフェニルエステル、ペンタクロ ロフェニルエステル、ペンタフルオロフェニルエステル、p−ニトロフェニルエ ステル、N−ヒドロキシスクシンイミドエステル、または1−ヒドロキシベンゾ トリアゾールから形成されるエステルなどの活性エステルにアミノ酸を変換する こともてきる。
もう1つの結合法にはN、N−ジクロロへキシルカルボジイミドやN、N’−ジ イソプロピルカルボジイミドなどの好適なカップリング試薬の使用が含まれる。
当業者には明白な他の適当なカップリング試薬はイー・グロス及びジエイ・メイ エンホフy −rThe Peptides :Analysis、 5ttr ucture、 Biology、第1巻: Major M■狽■ ads of Pepetide Bond FormationJ (アカデ ミツク・プレス、ニューヨーク、 1979)に開示されている。
活性なα−アミノ官能基が関与する副反応を防止するために、結合反応の間、ペ プチド合成に使用する各アミノ酸のα−アミノ基が保護されていなければならな いことを理解すべきである。また、ある種のアミノ酸は反応性の側鎖官能基(例 えばスフルヒドリル、アミノ、カルボキシル、およびヒドロキシル)を含有する こと、並びに、そのような官能基も開始段階および以降の結合段階の両方の間そ の部位で起こる化学反応を防止するために適切な保護基で保護されていなければ ならないことを理解すべきである。当該技術分野で公知の好適な保護基はイー・ グロス及びジェイ・メイエンホフ7− r The Peptides : A nalysis、 5tructure、 Bi。
1ogy、第3巻: Protection of Functional G roups in Pepetide 5ynthesisi (ア ペプチドを合成する際に使用すべき特定の側鎖保護基を選択するにあたっては、 下記の一般的規則に従う。α−アミノ保護基は、(a)結合反応中に使用する条 件下でα−アミノ官能基を不活性にしなければならず、(b)結合反応後に側鎖 保護基を除去せずかつペプチド断片の構造を変化させない条件下で容易に除去可 能でなければならず、かつ、(C)結合直前の活性化時にラセミ化する可能性を 排除しなければならない。側鎖保護基は、(a)結合反応中に使用する条件下で 側鎖官能基を不活性にしなければならず、(b)α−アミノ保護基を除去する際 に使用する条件下で安定でなければならず、かつ、(C)所望のアミノ酸ペプチ ドの完結時にペプチド鎖の構造を変化させない反応条件下で容易に除去可能でな ければならない。
ペプチド合成に有用であることが知られている保護基はそれらの除去に使用する 物質との反応性が異なるということは当業者には明らかであろう。例えば、トリ フェニルメチルや2−(p−ビフェニルイル)イソプロピルオキシカルボニルな どのいくつかの保護基は温和な酸性条件下で極めて不安定であり、切断すること ができる。t−プチルオキシカルボニル(BOC)、t−アリルオキ7カルポニ ル、アダマンチルオキシカルボニル、および叶メトキンベンジルオキシカルボニ ルなどの他の保護基は不安定性が低く、その除去にはトリフルオロ酢酸、塩酸、 酢酸中の三フッ化ホウ素など適度に強い酸が必要である。ベンジルオキシカルボ ニル(CBZまたはZ)、ハロベンジルオキシカルボニル、p−ニトロベンジル オキ7カルボニル、ンクロアルキルオキシ力ルボニル、およびイソプロピルオキ /カルボニルなどさらに異なる保護基はさらに不安定性が低く、それらの除去に はフッ化水素、臭化水素、あるいはトリフルオロ酢酸中のボロン・トリフルオロ アセテートなど、より強い酸が必要である。有用なアミノ酸保護基の種類には下 記のものが含まれる。
(1)α−アミノ基用には、(a)フルオレニルメチルオキシカルボニル(FM OC)、CBZ、および置換CBZ(例えばp−クロロベンジルオキシカルボニ ル、p−6−ニトロベンジルオキ7カルボニル、p−ブロモベンジルオキシカル ボニル、およびp−メトキ/ベンジルオキ7カルボニル、O−クロロベンジルオ キシカルボニル、2,4−ジクロロペンンルオキシ力ルボニル、2.6−ジクオ ロロペンジルオキシカルポ二など)などの芳香族ウレタン型保護基: (b)B OCS t−アミルオキシ力ルボニル、イソプロピルオキソカルボニル、2−( 叶ビフェニルイル)イソプロピルオキ/カルボニル、アリルオキ7カルポニルな どの脂肪族ウレタン型保護基、(C)クロロベンジルオキシカルボニル、アダマ ンチルオキシカルボニルおよびシクロヘキシルオキシカルボニルなどのンクロア ルキルウレタン型保護基:および(d)アリルオキ、カルボニルがある。好まし いα−アミノ保護基はBOCまたはFMOCである。
(2)Lys中に存在する側鎖アミノ基については、BOCSl)−クロロベン ジルオキシカルボニルなど上記(1)に記載の基のいずれによっても保護できる 。
(3)Argのグアニジノ基については、ニトロ、トシル、CBZ、アダマンチ ルオキシカルボニル、2.2.5.7.8−ペンタメチルクロマン−6−スルホ ニルまたは2.3.6−)ジメチル−4−メトキノフェニルスルホニル、あるい はBOCで保護できる。
(4)Ser、Tbr、またはTyrのヒドロキシル基については、例えばt− ブチルなどの01〜C,アルキル、ベンジル(B Z L)、置換BZL(例え ばp−メトキシベンジル、p−ニトロベンジル、p−クロロベンジル、0−クロ ロベンジル、および2.6−ジクロロベンジルなど)によって保護できる。
(5)AspまたはGluのカルボキシル基については、例えば、BZL、t− ブチル、シクロヘキシル、シクロペンチルなどの基を用いるエステル化によって 保護することができる。
(6)Hi sのイミダゾール窒素については、トシル基が使用に適する。
(7)Tyrのフェノール性水酸基については、テトラヒドロピラニル、ter t−ブチル、トリチル、BZL、クロロベンジル、4〜ブロモベンジル、および 2.6−ジクロロベンジルなどが使用に適する。好ましい保護基は2.6−ジク ロロベンジルである。
(8)AsnまたはGlnの側鎖アミノ基には、キサンチル(Xan)の使用が 好ましい。
(9)Me tについては、このアミノ酸は保護せずにおくのが好ましい。
(10)Cysのチオ基には、p−メトキンベンジルが典型的に使用される。
LysなどのC−末端アミノ酸は適当に選択した保護基(Lysの場合にはBO C)でそのN−アミノ位を保護する。BOC−Lys−○Hは、ホリキら、 C hemistryLetters(197g)165−168に記載の方法に従 って、あるいはイソプロピルカルボジイミドを用いて撹拌しながら約25℃で2 時間処理することによって、ベンジルヒドリルアミンまたはクロロメチル化樹脂 に最初に結合させることができる。BOC保護アミノ酸を樹脂支持体に結合した 後、塩化メチレン中のトリフルオロ酢酸(TFA)あるいはTFA単独を用いる ことなどにより、そのα−アミノ保護基を除去する。この脱保護は約0℃乃至室 温で行われる。ジオキサン中のHCIなど他の標準的な切断試薬および特定のα −アミノ保護基の除去に関する条件はジュログー及びルブツ(上記)第1章、7 2〜75頁に記述されている。
α−アミノ保護基の除去後、残存するα−アミノおよび側鎖保護アミノ酸を所望 の順番で結合させる。この合成において各アミノ酸を個別に添加する代わりに、 いくつかを固相合成装置に添加する前に互いに結合させておいてもよい。適当な カップリング試薬の選択は当該技術分野の技術による。N、 N’−ジシクロへ キンルカルボジイミドまたはジイソプロピルカルボジイミドはカップリング試薬 として特に好適である。
各保護アミノ酸またはアミノ酸配列を固相反応装置に導入し、ジメチルホルムア ミド(DMF)またはCHzCI2もしくはその混合物からなる媒質中で結合を 適切に行う。不完全な結合が起こった場合には、次のアミノ酸の結合に先立って N−アミノ保護基を除去する前に結合操作を繰り返す。各合成段階で結合反応の 成否を監視することができる。この合成を監視する好ましい方法は、カイザーら 、^na1. Bjochem、 (1970)34.595に記述されている ニンヒドリン反応によるものである。
結合反応はよく知られた方法、例えばバイオサーチ9500ペプチド・ノンセサ イザ=(Biosearch 9500 Peptide 5ynthesiz er)を用いて自動的に行うことができる。
所望のペプチド配列が完結した時に、その保護ペプチドを樹脂支持体から切り離 し、すべての保護基を除去しなければならない。この切断反応と保護基の除去は 同時に、もしくは段階的に適切に行われる。樹脂支持体がクロロメチル化ポリス チレン樹脂である場合は、ペプチドを樹脂に固定している結合はC−末端残基の 遊離のカルボキシル基と樹脂基盤上に数多く存在するクロロメチル基のうちの1 つとの間に形成されたエステル結合である。この固定している結合がエステル結 合の分解と樹脂基盤への浸透が可能であることが知られている試薬によって切断 され得ることは理解されるであろう。特に便利な方法は液体無水フッ化水素での 処理による方法である。この試薬はペプチドを樹脂から切り離すばかりでなく、 すべての保護基をも除去するであろう。したがって、この試薬の使用により完全 に脱保護されたペプチドが直接径られるであろう。クロロメチル化樹脂を使用す る場合、フッ化水素処理は遊離ペプチド酸の生成をもたらす。ベンズヒドリルア ミン樹脂を使用する場合、フッ化水素処理により遊離のペプチドアミンが直接も たらされる。アニソールおよびジメチルスルホキッドの存在下0℃で1時間のフ ッ化水素との反応によって、側鎖保護基の除去とペプチドの樹脂からの切り離し が同時に達成されるであろう。
保護基を除去することなくペプチドを切り離したい場合には、保護されたペプチ ド−樹脂を加メタノール分解に付してC−末端カルボキシル基がメチル化されて いる保護ペプチドを得る。次に、このメチルエステルを温和なアルカリ性条件下 で加水分解することにより遊離のC−末端カルボキシル基を得る。次に、液体フ ッ化水素などの強酸での処理によってペプチド鎖上の保護基を除去する。特に有 用な加メタノール分解技術はムーアら、 rPeptides、 Proc、  Fifth Amer、 Pept、 Symp、 J 。
エム・グツドマン及びジエイ・メレンホファー編(ジョン・ウィリー、ニューヨ ーク。
1977)、 518〜521頁の技術であり、この技術では保護ペプチド−樹 脂をクラウンエーテルの存在下でメタノールとシアン化カリウムで処理する。
クロロメチル化樹脂を使用する場合に保護ペプチドを樹脂から切断するもう1つ の方法は、加アンモニア分解によるか、もしくはヒドラジンでの処理によるもの である。所望であれば、得られたC−末端アミドまたはヒドラジドを加水分解し て遊離のC−末端カルボキシル基にすることができ、また保護基を都合よく除去 することができる。
N−末端α−アミノ基上に存在する保護基を、保護されたペプチドの支持体から の切り離しの前かもしくは後に弁別的に除去し得ることも理解されるであろう。
本発明のポリペプチドの精製は典型的な場合、調製用HPLC(逆相HPLCを 含む)や、ゲル濾過、イオン交換、分配クロマトグラフィー、アフィニティーク ロマトグラフィー(モノクローナル抗体カラムを含む)あるいは向流分配など他 の公知のクロマトグラフィー技術などの従来の手法を用いて達成される。
多官能性架橋試薬(化合物1を含む)を用いて単量体路を多官能性ポリマー間で 直接的もしくは間接的に架橋することにより、ポリペプチド鎖をポリマー化(多 量体化)する。通常は、2つの実質上同一なポリペプチドを二官能性架橋試薬を 用いてそれらのCまたはN末端で架橋する。末端アミノおよび/またはカルボキ シル基を架橋するためにこの試薬を用いる。適当な架橋試薬を選択することによ っては1つのペプチドのアルファ・アミノがもう1つのポリペプチドの末端カル ボキシル基に架橋されるが、一般的には両末端カルボキシル基または両末端アミ ノ基を互いに架橋する。好ましくは、ポリペプチドのC−末端をシスティンで置 換する。当該技術分野でよく知られた条件下で末端システィン間にジスルフィド 結合を形成させることができ、それによってポリペプチド鎖が架橋される。例え ば、ジスルフィド橋は遊離の7ステインの金属触媒酸化によって、あるいは適当 に修飾したンステイン残基の核置換によって都合よ(生成する。架橋試薬の選択 はそのポリペプチド中に存在するアミノ酸の活性側鎖の同定に依存するであろう 。
例えばノスルフィド架橋は、そのポリペプチド中でC−末端以外の追加部位にシ スティンが存在する場合には好ましくなかろう。メチレン橋で架橋されたペプチ ドも本発明の範囲に包含される。
N−末端アミノ基とC−末端カルボキシル基の他にペプチド上で好ましい架橋部 位には、リジン残基上にあるイプシロン・アミノ基、並びに、そのペプチドの内 部残基もしくは隣接配列中に導入した残基の側鎖に位置するアミノ、イミノ、カ ルボキシル、スルフヒドリルおよびヒドロキシル基が含まれる。外部から架橋試 薬を添加することによる架橋は、例えば、当業者には公知のいくかの試薬のいず れかを用いて、例えばポリペプチドのカルボジイミド処理によって、好適に行わ れる。好適な多官能性(通常は二官能性)架橋試薬の他の例には、1,1−ビス (ジアゾアセチル)−2−フェニルエタン;グルタルアルデヒド:4−アジドサ リチル酸とのエステルなどのN−ヒドロキシスフノンイミドエステル(ブラッグ 及びホウ、^rch、 Biochem、 Biophys、 (1975)1 67、311−321 +アンジャネイラ及びスタロス、 Int、 JPep  Pro、 Res、 (1987)30.117−124) : 3 、3− ジチオビス(スクシンイミジルプロピオネート)およびジメチルアジピミダデー ト・二塩酸塩(ザーン、^ngew、 Chew、 (1955)67、561 −572 :ゴールデン及びハリソン、 Biochemistry(1982 )21.3862−3866)などのジスクシンイミノルエステルを含むホモ三 官能性イミドエステル;ビス−N−マレイミド−1,8−オクタンなどの二官能 性マレイミド、スペリン酸ジスクシンイミジル(ノヴイックら、 J、 Bio l、 Chetn、 (19FID262.8483−Ft487)、 スペリ ン酸ビス(スルホスクシンイミジル)(り一及びコンラッド、 J、 Immu nol、 (1911i5)134.518−525) ニ一端にヒドロキシス クシンイミド基を持ち、他端にマレイミド基を持つものを含む、ヘテロ三官能性 架橋試薬(ロマンッ及びフェアバンクス、^rch、 Biochet Bio phys、 (1976)167、311−321 ;アンジャネユラ及びスタ ロス(上記):パルティスら、J、Pro、 Chew、 (1983)2.2 63−277 ;ヴエルトマンら、 Bio Techniques、 (19 83)1.148|152 ; ヨスタケら、J、 Biachem、 (19g2)92.1423−1424 ) : 4−(N−マレイミドメチル)フクロヘキサン−1−カルボン酸スクシ ンイミジル(SMCC)(マハンら、 Anal、 Biochem、 (19 87)162.163−170) ;スルホ−SMCC(ハシダら、J、 Ap pljed Biochem、 (1984)6.56−63) : m−マレ イミドベンゾイル−N−ヒドロキシスフノンイミドエステル(MBS)、スルホ −MBS;4−(p−マレイミドフェニル)ラフ酸スクシンイミジル(SMPH )+スルホー8MPB;(4−ヨードアセチル)アミノ安息香酸N−スクシンイ ミジル(SJAB);スルホ−8IAB:l−エチル−3−(3−ジメチルアミ ノプロピル)カルボジイミド・塩酸塩(EDC):およびN−ヒドロキシスルホ スクシンイミドが含まれる。メチル−3[(p−アジドフェニル)ジチオコブロ ピオイミダデートなどの架橋試薬は、光の存在下で架橋を形成することができる 光活性化中間体を与える。必要であれば、ジアルギニニル基の側鎖などの感受性 残基を架橋の間保護しておき、その後に保護基を除去する。
複数架橋をすることができるポリマーは間接架橋試薬として機能する。例えば臭 化ンアン活性化炭水化物および米国特許第3959080号、第3969287 号、第3691016号、第4195128号、第4247642号、第422 9537号、第4055635号及び第4330440号に記述されている系は 本明細書記載のペプチドを架橋するために好適に変更される。ペプチドのアミノ 基への架橋は塩化シアヌール酸、カルボニルジイミダゾール、アルデヒド活性基 (PEGアルフキシト士ブロモアセトアルデヒドのジエチルアセタール;PEG +DMSOおよび酢酸無水物、あるいはPEG塩化物+4−ヒドロキシベンズア ルデヒドのフェノキノド)に基づく公知の化学によって達成される。スクシンイ ミジル活性エステル、活性化ジチオカーボネー)PEG、およびクロロギ酸2゜ 4.5−トリクロロフェニル−またはクロロギ酸p〜ニトロフェニルー活性化P EGも有用である。カルボキシル基はカルボジイミドを用いてPEGアミンを結 合することによって誘導体化される。しかし通常は架橋試薬は多官能性ポリマー ではなく、分子量500未満の小分子である。
本発明のポリペプチドを環化することにより立体配座的に安定化させることもで きる。通常は、2またはそれ以上の反復するペプチド配列であって、各内部ペプ チドが実賞上同じ配列を有するペプチド配列を含有する環状オリゴマーを形成す るように、1つのペプチドのNおよびC末端ドメインを本発明のもう1つのペプ チドの対応するドメインに共有結合させることによってペプチドを環化する。
さらに、環化したペプチド(シクロオリゴマーであるか、シクロモノマーである かにかかわらない)を架橋して2乃至6ベブチドを含む1〜3環構造を形成させ る。α−アミノと主鎖カルボキシル基を介してペプチドを共有結合(頭−原型) させないことが好ましく、むしろNおよびC−末端ドメイン中に位置する残基の 側鎖を介して架橋する。したがって連結部位は一般的には残基の側鎖間であろう 。
[ここにAとBは本発明のペプチドを表し、同一であるか、もしくは異なる。A とBは単一のペプチドであるかもしくは2またはそれ以上のそのようなペプチド の頭−原型ポリマーである。Cは1またはそれ以上の結合、もしくは架橋部分を 表す。] 本発明が意図する七ノーまたはポリー環化ペプチドを製造するのに適した方法自 体は数多く知られている。Lys/Asp環化はLys/AspのためのFm。
C/9−フルオレニルメチル(OFm)側鎖保護を伴う固相支持体上のNα−B oc−アミノ酸を用いて達成されており、この工程はピペリジン処理とそれに続 (環化によって完結する。
環状または二環状ペプチドの調製に際してGluおよびLys側鎖も架橋されて おり、このペプチドはp−メチルベンズヒドリルアミン樹脂上の固相化学によっ て合成される。このペプチドを上記樹脂から切り離し、脱保護する。希釈したメ チルホルムアミド中のジフェニエルホスホリルアンドを用いて環状ペプチドを形 成させる。別法ニツイては、ンラーら、 Peptide Protein R es、 (1985)25.171−177を参照のこと。また、米国特許第4 547489号をも参照のこと。
ジスルフィド架橋または環化されたペプチドは従来法によって生成する。ペルト ンらの方法(J]ed、 Chew、 (1986)29.2370−2375 )は好適であるが、ただし、シクロモノマーの生産についてペルトンらが記述し ている希釈反応混合物よりも濃縮された溶液で行うことによって、より高率のシ クロオリゴマーが生産される。この化学は二量体またはシクロオリゴマーまたは シクロモノマーの合成に有用である。またチオメチレン橋(Tetrahedr on Letters(1984)25.2067−2068)も有用である。
コブイーら、 J、 Med、 Chew、 (1985)28.583をも参 照のこと。
所望の環状または多量体ペプチドをゲル濾過とそれに続く逆相高圧液体クロマト グラフィーもしくは他の従来法によって精製する。ペプチドを滅菌濾過し、従来 の薬学的に許容される賦形剤中に製剤化する。
特定の化学合成法 式Iの生成物および好ましい置換体は下記方法の1つを用い ることにより、あるいは当該技術分野で公知の他の方法(例えばスパトラら、T etrahedron(19g&)44.821−833とそれに引用されてい る文献を参照のこと)で製造することができる。置換基の定義は特に注記しない かぎり式Iについての定義と同じである。
方法A 中間体nで表されるポリマー支持体に結合したペプチド誘導体を標準的技術によ る個々のアミノ酸誘導体の逐次的結合によって調製することができる(メリフィ ールド、アール・ビー、J、^ta、 Chew、 Soc、 (1963)8 5.2149−2154 +ステユアート、ジエイ・エム及びヤング3.;エイ ・ディ、 rsolid Phase Peptide 5ynthesis( 1984)J (ピアス・ケミカル・カンパニー、イリノリ州ロックフォード) および上記刊行物に引用されている追加の文献)。テトラペプチド誘導体IIを 得たら、末端アミノ基を適当なカルボン酸誘導体IIIでアシル化する。IVを 得るためのアシル化は、IIIのカルボン酸基の活性化を必要とするい(つかの 標準的方法を用いて行うことができる。例えば、等モル量のジシクロへキシルカ ルボジイミドまたは関連カルボジイミド試薬の添加によって活性化が得られる。
所望であれば、1−ヒドロキシベンズトリアゾールやN−ヒドロキシスクシンイ ミドなどの添加物を導入してもよい。
別法として、ハロ誘導体へ変換することによってカルボキシル基を活性化するこ とができる。例えば、上記酸をもしそれが望ましければジクロロメタン、トルエ ンまたは二塩化エチレンなどの相溶性溶媒中の塩化チオニルまたは塩化オキサリ ルで処理することにより、塩化物を得ることができる。置換基Wは、基Xで容易 に置換され得るように選択する。好適な置換基Wは、例えば臭素やヨウ素などの ハロ原子、あるいはメタンスルホニルオキシや叶トルエンスルホニルオキシおよ び関連するスルホン酸エステルなどの活性化された酸素官能基である。
樹脂結合中間体Vへの環化は、RI6を除去して核基Xを選択的に露出させ、X が基Wと置換して新しい化学結合を形成し得るようすることによって達成するる 。樹脂相溶性溶媒の例はジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド、あるい はジクロロメタンなどである。
アミドまたは置換アミドを与える基であってもよい。RI、はtert−ブチル オキソカルボニルなどの保護基であってもよい。環化したペプチド産物のポリマ ー樹脂からの最終的な切り離しは、使用する樹脂の種類および環化したペプチド と樹脂の間の化学結合に応じて様々な方法で行うことができる。例えば樹脂が多 量化したp−アルコキシベンジルアルコール誘導体から誘導されたものであると すれば、ペプチド−樹脂結合の切断をトルフルオロ酢酸などの強酸を用いて行う ことができる。それが望ましければ、フェノール、アニソールおよびエタンジチ オールなどの添加物をこの反応系に加えてもよい。
基R,とRI5は、所望であれば、環化したペプチドのポリマー樹脂からの切断 と同時に切断され得るように選択することができる。そのような化学基の例は、 切断によってRs=OHを与えるRe=t−ブチルオキシであり、また切断によ ってR+ s = Hを与えるRIs=t−ブチルオキソカルボニルである。こ のようにして得られる粗生成物をクロマトグラフィーや他の化学的生成法を用い てさらに精製することによりIを得ることができる。
所望であればIのさらなる誘導体化を行うことができる。例えば、XがSである 場合、■を化学量論的量の酸化剤(3−クロロ過酸化安息香酸または類似の試薬 など)で処理することにより、XがSOであるスルホン誘導体が生成するであろ う。過剰量の酸化剤を使用すればXがXO2であるスルホン誘導体が得られるで あろう。
(以下余白) 方法B 別法として、上記方法Aで調製される直線状ペプチド誘導体IVを環化の前に樹 脂から切り離してVIを得ることもできる。例えばTVをポリスチレン樹脂上で 合成する場合、この切断は液体フッ化水素を用いて行うことができる。基R@、 R35およびR16は所望であればこれらの条件下で同時に切断することができ る。
同時の切断が望まれる場合に好適な置換基の例は、R8がt−ブチルオキ/、ベ ンジルオキシまたはシクロへキシルオキジであり、RIsがt−ブチルオキソカ ルボニルであり、XがOもしくはSであればR36がトリフェニルメチルまたは p−メチルベンジルであり、あるいはXがN R+ !であればRI6がt−ブ チルオキソカルボニルである。これらの基の切断によって、R9はOHに、RI MとR16は水素になるであろう。次いで、ペプチド誘導体V Iを水酸化アン モニウムなどの弱塩基の存在下溶液中で環化させる。基Wは方法Aで記述した通 りである。次に、得られた粗製Iを上記方法Aで述べたように精製することがで きる。
精製したIを方法Aで記述したようにさらに変換することができる。さらに、所 望であれば、XがNR,、でありRI3が水素である場合に、■を例えば塩化ア セチル、酢酸無水物または塩化ベンゾイル、塩化メタンスルホニルあるいは塩化 p−トルエンスルホニルなどでアシル化することができる。
方法C ポリマー樹脂または他の固体支持体を使用することなく、溶液中のアミノ酸誘導 体の逐次的な結合によって中間体Vlを調製することができる。液相ペプチド合 成に有用な方法は化学的な文献に詳細に報告されており、当業者には公知である (ホウベンーヴエイルrMethoden der Organischen  ChetnieJ第4版、第15巻、ジョーン・チーム・フエアラーク、シュテ ユトガルト、 1974)。結合された置換基R3、Ro、R15およびR16 は、上記方法AおよびBに記述したように、同時にあるいは逐次的に変換し得る ように選択することができる。上記方法Bに記述した条件下でR16がHである Vlを環化することにより、式■の化合物が得られるであろう。
本明細書に記述した工程に必要な出発物質は文献公知であるか、もしくは既知の 出発物質と既知の方法を用いて調製することができる。
異性体生成物 式Iの生成物のなかで、4つの同一でない置換基に結合している炭素原子は不斉 である。したがって、これらの化合物はジアステレオマー、エナンチオマーもし くはそれらの混合物として存在し得る。上記の合成ではラセミ体、エナンチオマ ーまたはジアステレオマーを出発物質もしくは中間体として使用することができ る。このような合成から得られるジアステレオマー生成物はクロマトグラフィー もしくは結晶化法によって分離することができる。同様に、エナンチオマー生成 物の混合物も同じ技術を用いて、あるいは当該技術分野で公知の他の方法によっ て分離することができる。式■の化合物中に不斉炭素原子が存在する場合、その それぞれは2つの立体配置(RまたはS)のうちの1つであり得、両方とも本発 明の範囲に包含される。(CH2)い側鎖と(CH2)、側鎖を保持する炭素原 子は一般にS立体配置を有することが好まれる。置換基R2とR3を保持する炭 素原子は一般にDアミノ酸の立体配置に対応する立体配置を有することが好まれ る。この立体配置はR2とR3の化学的組成に応じてRかSに割り当てられる。
本発明に記述される化合物は遊離の酸または塩基として単離され得るし、あるい は様々な無機および有機の酸および塩基の塩に変換することもできる。このよう な塩は本発明の範囲に包含される。このような塩の例には、アンモニウム、ナト リウム、カリウム、カルシウムおよびマグネシウムなどの金属塩、ジクロロヘキ シルアミン、N−メチル−D−グルカミンなどの有機塩基との塩、およびアルギ ニンまたはリジンなどのアミノ酸との塩が含まれる。無機および有機の酸の塩も 同様にして、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、トリフルオロ酢酸、メ タンスルホン酸、リンゴ酸、フマル酸などを用いて調製することができる。非毒 性の生理学的に適合し得る塩は特に有用であるが、他のあまり望ましくない塩も 単離および生成の工程では用途を有し得る。
上述の塩の調製にはいくかの方法が有用であり、それらは当業者には公知である 。例えば、式1の化合物の遊離酸型または遊離塩基型を1モル等量またはそれ以 上の所望の酸または塩基と、その塩が不溶になる溶媒または溶媒混合物中で反応 させるか、あるいは水のような溶媒中で反応させた後、留去、蒸溜または凍結乾 燥によって溶媒を除去する。別法として、生成物の遊離酸型または遊離塩基型を イオン交換樹脂に通して所望の塩を形成させるか、もしくは生成物の1つの塩型 を同じ一般的工程を用いて別の塩型に変換することができる。
本発明に記述される化合物は、フィブリノーゲンの血小板上のその受容体である GPILIILへの結合を阻害し、それゆえに哺乳動物における血小板の凝集と 循環系中の血小板栓、塞栓および血栓の形成を防止する。血栓塞栓障害は血液血 小板の凝集しやすさと直接的に関連することが明らかにされている。血管形成術 や血栓溶解療法などの医学的手法にさらされた哺乳動物は特に血栓形成を起こし やすい。血管形成術後の血栓形成を阻害するために本発明化合物を使用すること ができる。これらは組織プラスミノーゲン活性化因子およびその誘導体(米国特 許第4752603号、第4766075号、第4777043号、EP199 574、EP0238304、EP228862、EP297860、PCTW 089104368、PCT WO39100197)、ストレプトキナーゼお よびその誘導体、あるいはウロキナーゼおよびその誘導体などの血栓溶解剤と組 み合わせて、血栓溶解療法後の動脈再閉塞を防止するために使用することもでき る。上記血栓溶解剤と組み合わせて使用する場合、本発明化合物は抗血栓溶解剤 の前に、あるいは同時に、あるいはその後に投与することができる。腎臓透析、 血液酸素投与、心臓カテーテル挿入および類似の医学的手法にさらされた哺乳動 物並びにある種の補綴的装置を装着した哺乳動物も血栓塞栓障害を起こしやすい 。
生理学的条件もまた、既知の原因を伴って、あるいは既知の原因を伴わずに、血 栓塞栓障害を導き得る。したがって、本明細書に記載の化合物は哺乳動物の血栓 塞栓障害を治療する際に有用である。また本明細書に記載の化合物を抗凝固療法 の補助として、例えばアスピリン、ヘパリンまたはワルファリンおよび他の抗凝 固剤と組み合わせて使用することもできる。本明細書に記載する化合物のこれら の障害および関連する障害への適用は当業者には明らかであろう。
血小板阻害検定 フィブリノーゲン−血小板相互作用の阻害の評価をインビトロ受容体結合検定と インビトロ血小板凝集阻害検定を規準として行う。
精製したヒト血小板GPI1.II1.受容体へのフィブリノーゲン結合の阻害 を測定するナックマンとラングの方法(J、 CI in、 Invest、  (+982)69.263−269)に基づく改良フィブリノーゲン−GPIl 、IIl、 EL I SAを用いて、式Iの化合物のインビトロ生物学的活性 を監視した。リビンスカらの方法(J、 Lab、 C1in、 Med、 ( 1974)84.509−516)でヒトフィブリノーゲンをm製した。フィッ ツジェラルドらの方法(Anal。
Biochem、 (1985)151.169−177)で血小板GPI1. II1.を調製した。
微量滴定プレートをフィブリノーゲン(10μg/ml)で被覆した後、0.5 %牛血清アルブミン(BSA)を含有するTACTS緩衝液(TACTS緩衝液 は20mM トリス塩酸(pH7,5)、0.02%アジ化ナトリウム、2mM 塩化カル/ウム、005%ツウィーン20.150mM塩化ナトリウムを含有す る)で遮断する。このプレートを0.01%ツウィーン20の入ったリン酸緩衝 食塩水(PBS)で洗浄し、測定すべき試料を添加し、次いでTACTS、0. 5%BSA中の可溶化したG PIIbIIl、受容体(40μg/ml)を加 える。インキュベーション後、プレートを洗浄し、ネズミ抗血小板モノクローナ ル抗体AP3(ビー・ジエイー二、−7ンら、 Blood(1985)65. 227−232)を加える。もう1回洗浄した後、西洋ワサビペルオキシダーゼ に結合したヤギ抗マウスIgGを加える。最終的な洗浄を行い、展開試薬緩衝液 (10mg o〜フェニレンジアミン・二塩酸塩、0゜0212%過酸化水素、 0.22mM クエン酸塩、50mM リン酸塩(pH50))を加え、次いで 発色するまでインキュベートする。IN硫酸で反応を停止させ、492nmの吸 光度を記録する。
GPIl、IIl、 EL I SA検定に加えて、ヒト血小板豊富血漿(PR P)で血小板凝集検定を行うこともできる。アスピリンまたは関連する薬物を少 なくとも2週間摂取していなかった供給者から50m1のヒト全血(9部)を3 .6%クエン酸ナトリウム(1部)に採取する。この血液を22℃で160Xg で10分間遠心分離した後、5分間静置し、次いでPRPをデカントする。20 00xgで25分間の遠心分離後、血小板の乏しい血漿(P P P)を残りの 血液から単離する。PRPの血小板数をPPPで約aoooooに調節した。
PRP225μJ十試験試料の希釈物または対照(PBS)25μmをクロノ− ログ・ホール・ブラッド・アブレボメーター(Chrono−1部gマhole  Blood Aggregometer)中25℃で5分間インキュベートす る。凝集剤(コラーゲン、Img/ml;U46619.1100n/ml ; もしくはADP、8μM)を加え、血小板凝集を記録する。
血栓塞栓障害の管理において、本発明の化合物を、経口投与用の錠剤、カプセル 剤またはエリキシル剤、直腸投与用の坐剤、注射可能な投与用の滅菌溶液剤また は懸濁剤などの組成物で使用することができる。本発明の化合物を用いる治療を 必要とする動物に至適な効能を与える投与量で投与することができる。投与量と 投与の方法は動物間で異なり、体重、食事、同時投薬および医学界の当業者の知 るその他の因子に依存するであろう。
所望の純度を有する本発明の環状ポリペプチドを生理学的に許容される担体、賦 形剤、または安定化剤と混合することにより、貯蔵または投与のために本環状ポ リペプチドの投与製剤を調製する。このような物質は使用する投与量と濃度で受 容者にとって非毒性であり、これらには、リン酸塩、クエン酸塩、酢酸塩および 他の有機酸塩などの緩衝剤、アスコルビン酸などの抗酸化剤、ポリアルギニンな ど低分子量(約10残基未満)のペプチド、血清アルブミン、ゼラチン、または 免疫グロブリンなどのタンパク質、ポリビニルピロリドンなどの親水性ポリマー 、グリシン、グルタミン酸、アスパラギン酸、またはアルギニンなどのアミノ酸 、セルロースやその誘導体、グルコース、マンノース、またはデキストリンを含 む単糖、三糖、および他の炭水化物、EDTAなどのキレート剤、マンニトール やソルビトールなどの糖アルコール、ナトリウムなどの対イオンおよび/または ツウィーン、プルロニクスまたはポリエチレングリコールなどの非イオン性界面 活性剤が含まれる。
治療的投与に使用すべき本発明環状ポリペプチドの投与製剤は滅菌状態でなけれ ばならない。滅菌性は0.2ミクロン膜などの滅菌濾過膜を通して濾過すること によって容易に達成される。環状ポリペプチド製剤は通常は凍結乾燥型か水溶液 として保存されるであろう。環状ポリペプチド調製物のpHは典型的には3と1 1の間であり、より好ましくは5〜9、最も好ましくは7〜8であろう。上記賦 形剤、担体、または安定化剤のうちのいくつかの使用により、環状ポリペプチド 塩の形成がもたらされることは理解されるであろう。好ましい投与経路は皮下注 射針によるものであるが、坐剤、エアゾル剤、経口投与製剤および軟膏、ドロッ プおよび皮膚パッチなどの局部製剤なども他の投与法として考えられる。
治療的環状ポリペプチド製剤は一般に滅菌注入口の付いた容器、例えば静脈内溶 液バッグまたは皮下注射針で突き刺すことができる蓋の付いたバイアルなどに入 れられる。
治療的有効投与量はインビトロ法かインビボ法にいずれかで決定される。治療的 有効投与量を評価する1つの方法は、環状ペプチド:シクロ−S−アセチル−G Iy−Lys−Gly−Asp−Cys−OHを採用して、GPIl、III、 血小板受容体に対するフィブリノーゲンの結合を阻害する50%阻害濃度(IC s。)を決定することからなる。同様に、同じ環状ペプチドを用いる血小板凝集 検定でJC,、を測定する。このようなインビトロ検定技術に基づいて治療的有 効投与量範囲を決定でよく知られている方法によって、各環状ポリペプチドにつ いて個別に吸収効率を決定しなIすればならない。
治療的投与量の範囲は約0.00inM−1,0mMであり、より好ましくは0 ゜inM 〜100 μM、最も好ましくは1.OnM 〜50ttMである。
どと混合する。これらの組成物中の活性成分の量は表記の範囲内で好適な投与量 が得られるような量とする。
錠剤、カプセル剤などに組み込み得る代表的な佐剤はアカシア、トウモロコシ与 単位の物理的形状の改良剤として使用することができる。シロップやエリキンル 剤は活性化合物、ショ糖などの甘味料、プロピルパラベンなどの保存剤、着色料 およびサクランボなどの香料を含有することができる。注射用の滅菌組成物は従 来の医薬的方法に従って製剤化することができる。例えば水や天然の植物油(例 えばゴマ油、ピーナツ油または綿実油)などの賦形剤やオレイン酸エチルなどの 合成脂肪賦形剤に活性化合物を溶解または懸濁することが望ましいであろう。緩 衝剤、保存剤、抗酸化剤などを許容されている医薬的方法に従って組み込むこと もできる。
実施例 以下の実施例では、中間体や最終産物に言及する際に、一般的なα−アミノ酸を 標準的な3文字アミノ酸コードで記述することがある。一般的なα−アミノ酸と はmRNAの指示の下にタンパク質に組み込まれるアミノ酸を意味する。標準的 な略号はrThe Merk IndexJ第10版、 Misc−2〜1Ii sc−3ページに列挙されている。
特に指定しない限り、一般的なα−アミノ酸はそのアルファ炭素原子で天然の( もしくはrL−J)立体配置を有する。前にrDJが付いているコードは一般的 なα−アミノ酸とは反対のエナンチオマーであることを意味する。ノルロイシン (Nle)およびオルニチン(Orn)などの珍しいあるいは修飾されたα−ア ミノ酸は米国特許商標局公報1114TMOG(1990年5月15日)に記述 されているように指定する。生成物または中間体の名前の前に「シクロ」が付い ている場合には、そのペプチドが式IやVの化合物のように環化されていること を意味するものとする。
実施例1 ブロモアセチル−G] y−Lys−GI y−Asp−Cys−OH2%架橋 ポリスチレン樹脂(メリフィールド樹脂)上での標準的な固相ペプチド合成によ って表記化合物を保護された形態で調製する。樹脂結合中間体を液体フッ化水素 で処理することにより、樹脂からのペプチドの切り離しと同時に表記化合物から の保護基の切断が起こる。この粗製ペプチドを、10ミクロン、300オングス トローム・ポアサイズのC−18バツキングを含有する4、6mmx250mm カラムを用いる逆相高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)によって精製す る。カラムの溶出を、80分間かけて0%〜40%アセトニトリルに直線的に移 行するアセトニトリル10.1%トリフルオロ酢酸水溶液勾配で行う。表記化合 物は14分で溶出する。
実施例2 シフo−3−アセチル−Gly、−Lys−Gly−Asp−Cys−○H実施 例1で調製した化合物を脱イオン水に溶解しく1mg/ml)、その溶液のpH を水酸化アンモニウムで7.0〜8.5に調節する。周囲温度で4時間撹拌した 後、その反応溶液をトリフルオロ酢酸でpH3,0〜3.5に酸性化し、次いで 凍結乾燥する。得られた粗生成物を実施例1に記載の条件を用いるHPLCで精 製する。所望の表記化合物は11分後に溶出する。
実施例3 シクロ−8−アセチル−Gly−Lys−Gly−Asp−Cys−OHp−ア ルコキンベンジルアルコール樹脂上でフルオレニルメトキンカルボニル(FMO C)保護基化学を使用する標準的な固相ペプチド合成法を用いて、ブロモアセチ ル−Gly−Lys(t−プチルオキシカルボニル)−G I y−A s p (ベーターを一ブチル)−Cy s (S−トリフェニルメチル)−0−(ポリ マー樹脂)を調製する。樹脂結合ペプチドをジクロロメタン中の1%トリフルオ ロ酢酸溶液で繰り返し処理することによってS−)リフェニルメチル基が切断さ れ、これは溶液の明黄色によって立証される。この黄色が消失するまで処理を続 ける(樹脂結合ペプチド1gあたり約15リツトルの上記切断溶液が必要である )。S−トリフェニルメチル基の完全な切断後、樹脂結合ペプチドをN、N−ジ メチルアセトアミド中の5%N−メチルホルホリン溶液で数回洗浄し、次いで、 純粋なN、N−ジメチルアセトアミド中で12時間振盪することによって環化を 完了させる。環化した樹脂結合ペプチドを、1%フェノール、1%アニソールお よび1%エタンジチオールの入った(v/v))リフルオロ酢酸で処理すること により、所望の生成物の樹脂からの切断と残存する保護基の切断が同時に達成さ れる。この粗生成物を実施例2に記述したように精製することにより上述と同じ 表記化合物が得られる。
実施例4 式Iの他の化合物の合成 実施例1および2に記述した方法を用いて、表■に挙げる化合物を調製すること ができる。これらの化合物はm=1およびn=3、R1及びR1がOH,R,、 が水素で、XがSである式■によって表される。粗生成物を実施例2に記述した ようにHPLCを用いて精製する。
Lysのα=二アミノに結合させる際にBoc−Gayの代わりに下記のアミノ 酸誘導体を用いることによって下記に示す置換基R2とR3を得ることができる 。
Boa−グリシジを用いる場合にはR2とR8は共に水素(H)である。
アミノ酸誘導体 R2R3 Boc−L−Ala メチル H Boc−D−Ala Hメチル Boc−L−Vat 2−プロピル HBoc−D−〜’al H2−プロピル Boc−D−Thr H1−ヒドロキシ−1−エチルBoc−L−Thr 1− ヒドロキシ−1−エチル HBoc−D−Asn HカルボキシアミドメチルB oc−L−Asn カルボキンアミドメチル HBoc−D−Gln H2−カ ルボキノアミドエチルBoc−L−Gln 2−カルボキノアミドエチルHBo c−D−(0−2−H4−ヒドロキシベンジルブロモベンジルオキシ カルボニル)Tyr Boc−L−(○−2−4−ヒドロキシベンジル HBoc−D−Phe Hベ ンジル B o c−L−P h e ベンジル HBoa−D−Leu H2−メチル −1−プロピルBoc−L−Leu 2−メチル−1−プロピル HBoc−D −Met H2−メチルチオエチルBoc−L−Met 2−メチルチオエチル  HBoc−D−Nle H、1−ブチル Boc−L−Nle 1−ブチル H Boc−Dlle H2−ブチル Boc−L−11e 2−ブチル H Boc−D−Asp Hカルボキシメチル(β−0−〕〕タロヘキシル Boc−L−Asp カルボキシメチル H(β−0−ンクロヘキシル) Boc−D−Glu H2−カルボキシエチル(7−0−シクロヘキシル) Boc−L−Glu 2−カルホキ/エチル H(7−0−シクロヘキシル) B o c −D−(0−Hヒドロキシメチルベンジル)Ser B o c −L−(0−ヒドロキシメチル Hベンジル)Ser Boc−D−(N”−H4−イミダゾリルメチルBoc−L(N”−4−イミダ ゾリルメチル HBoc−D−Trp H3−インドリルメチルBoc−L−T rp 3−インドリルメチル HBoc−D−(N’−H4−アミノ−1−プチ ルBoc−L−(N’−3−アミノ−1−プロピル HBoc−L−ProはR 2+R4= CH2CH2CH2を与える。
Boc−D−ProはR,+R,=CH2CH2CH2を与える。
上記アミノ酸誘導体と組み合わせて、実施例1においてブロモ酢酸の代わりに下 記の置換されたブロモ酢酸を用いることにより、様々な置換基をR6、R6に有 する表1に示す化合物を得ることができる。上記のアミノ酸誘導体と組み合わせ てブロモ酢酸を用いた場合にはR5とR6は水素(H)である。
1−ナフチル−α−ブロモ酢酸 2−ナフチル−α−ブロモ酢酸 フェニル−α〜ブロモ酢11 2−トリフルオロメチルフェニル−α−ブロモ酢酸3−トリフルオロメチルフェ ニル−α−ブロモ酢酸4−トリフルオロメチルフェニル−α−ブロモ酢酸4−ビ フェニル−α−ブロモ酢酸 2−ブロモプロピオン酸 2−ブロモラフ酸 2−ブロモベンクン酸 実施例1においてL−システィンをL−ベニジルアミンに代えると、R7とR8 がメチルである表1中の化合物が得られる。
選択された式1の化合物 R2Rs R4Rs、Rs Rt RsH(4) (4) H,H,HH Hl−ヒドロキシ−HH,HHH l−エチル HHHH,1−ナフチル HH HHHH,4−ビフェニル HH H4−ヒドロキシ−HH,HHH HHHH,HCHs CH2 R3−プロピル HH,HHH メチル H4−イミダゾリル−HH,HHH HHHH,4−ビフェニル HH HHHH,1−ナフチル H)( H4−ヒドロキシ−HH,HCHs CHsHHHH,2−ナフチル HH Hカルボキシメチル HH,HHH メチルフェニル HHHH,CH3HH HHHH,ペンタフルオロ−HH フェニル 2−カルボ HHH,HHH HHHH,4−)リフルオロ−HH メチルフェニル 2−カルボ HHH,HHH キンエチル カルボキシHHH,HHH エチル 実施例5 シクロ−8−アセチル−(D−Tyr)−Lys−GI y−As p−Cys −NH24−メチルベンジルヒドリルアミン樹脂上での標準的Boc−合成法を 用いてまず実施例1に記載の如く直線状ペプチドを得ることにより表記化合物の 合成を行う。フッ化水素を用いてこの直線状ペプチドを樹脂から切断した後、実 施例2に記載の如く環化してHPLC精製後に表記化合物を得る。この手法を用 いることにより、下記化合物が同様に得られる。
ツク0−8−7セチルー(D−AI a)−Lys−G ] ]y−Asp−C ys−NH2ツクローSアセチル−(D−Va I)−Lys−GI y−As p−Cys−NH2ンクロ−3−アセチル−(D−Leu)−Lys−Gly− Asp−Cys−NHzンクローS−アセチル−(D−11e)−Lys−Gl  y−Asp−CyS−NH2ンクロ−8−アセチル−(D−Phe)−Lys −GI y−Asp−CyS−NH2ンクロ−5−アセチル−(D−Pro)− Lys−GI y−Asp−Cys−NHzンクo−8−アセチル−Gly−L ys−Gly−Asp−Cys−NH2実施例6 シフo−8−アセチル−GI y−Lys−GI y−Asp−Cys−OH・ スルホキシド実施例2で得られる精製産物を10mg/m+の濃度で水に溶解す る。この溶液のpHを7に調節する。過酸化水素の50%溶液を加えて最終濃度 が3%過酸化水素になるようにし、得られた反応混合物を室温で終夜撹拌する。
この溶液を直接オクタデシルシリル逆相クロマトグラフィーカラムに充填する。
上記反応で生成したスルホキシド異性体を水中1%トリフルオロ酢酸中のアセト ニトリルの直線的勾配で溶出させる。
実施例7 G PIl、IIl、に対するフィブリノーゲン結合の阻害微量滴定プレートを フィブリノーゲン(10μg/ml)で被覆した後、0.5%BSAを含有する TACTS緩衝液(TACTS緩衝液は20mM )リス塩酸(pH7,5)、 0.02%アジ化ナトリウム、2mM塩化カルシウム、0.05%ツウィーン2 0.150mM塩化ナトリウムを含有する)で遮断する。このプレートを0.0 1%ツウィーン20の入ったリン酸緩衝食塩水で洗浄し、測定すべき試料の希釈 物を添加し、次いでTACTS、0.5%BSA中の可溶化したIl、IIl、 受容体(40μg/ml)を加える。インキュベーション後、プレートを洗浄し 、ネズミ抗血小板モノクローナル抗体AP3(1μg/ml)を加える。もう1 回洗浄した後、西洋ワサビペルオキシダーゼに結合したヤギ抗マウスIgGを加 える。最終的な洗浄を行い、展開試薬緩衝液(10mg o−フェニレンジアミ ン・二塩酸塩、0.0212%過酸化水素、0.22mMクエン酸塩、50mM リン酸塩(pH5,0))を加え、次いで発色するまでインキュベートする。I N硫酸で反応を停止させ、492nmの吸光度を記録し、IC,。値を決定する 。
実施例8 ビトロネクチン受容体に対するビトロネクチン結合の阻害a、96穴微量滴定プ レート(ヌンク・マキシソーブ)を、PBS中15μg/mlにしたヒトビトロ ネクチンで被覆する。1ウエルあたり50μmを用いる。4℃で終夜インキュベ ートする。
b、被覆溶液を除去する。プレートを検定緩衝液(50mM トリス、100m MNaCl、1mM CaCL、1mM MgC]z、1mM MnC]z、p H7,4)に3.5%BSAを加えたちの200μmで1回洗浄する。150μ m検定緩衝液/ウェルを追加する。室温で1時間プレートを遮断する。
C1試験化合物を検定緩衝液中に調製する。精製したヒトビトロネクチン受容体 を50μg/ml濃度に調製する。
d、25μ■の試験化合物または緩衝液対照をプレートに加える。25μmの受 容体溶液をプレートに加える。振盪しながら室温で1時間インキュベートする。
e、インキュベーション中に抗体溶液を調製する。4 B 12ma b(β3 特異的抗体)を、検定緩衝液中1ニア500のウサギF(a b’)2抗ネズミ Fc−HRP複合体(ペルーフリーズ)と1:1650で混合する。
f プレートをデカントする。PBS、0.05%ツウィーン20で4回(15 0μI/ウエル)洗浄する。1ウエルあたり50μmの抗体溶液を加える。室温 で振盪しながら1時間インキュベートする。
g、0PD(オルトフェニレンジアミン)基質を、リン酸塩−クエン酸塩15m I中に10mg0PD(シグマ)として調製する。次に、この溶液に6μmの3 0%H2O2を加える。これを使用する5分前に行うこと。
h、PBS/ツウィーン20でプレートを4回洗浄する。75μmのOPD溶液 を各ウェルに加える。20〜30分間反応を進行させる。75μ■のLM Ha s04を加えて反応を停止させる。492nmの吸光度を読み取る。
GPIIゎIILに対するフィブリノーゲン結合の阻害剤としてのこれら環状ポ リペプチドの効能ゆえに、また本明細書で明らかにしたようにこれらの環状ポリ ペプチドの製造が実行可能であるがゆえに、本発明は高血栓状態に関連する、あ るいは高血栓状態によって特徴づけられる大きい障害群の治療に適用することが できる。そのような障害の典型例は、高血栓状態を正常に防止する因子の遺伝的 もしくは後天的な欠損症、血管形成術や血栓溶解療法などの医学的手法、補綴的 合成心臓弁、体外潅流装置および腫瘍塊など血流の機械的な支障、アテローム性 動脈硬化症、および冠状動脈疾患である。
本明細書では必然的にいくつかの特定の方法および物質を参照して本発明を議論 した。これら特定の方法および物質に関する議論は決して本発明の範囲の限定を 成すものではなく、本発明の範囲は本発明の目的を達成するに適したあらゆる代 替法および物質のいずれにも及ぶものと理解されるべきである。
国際調査報告 国際調査報告 US 9107809 S^ 53292

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.約345アミノ酸残基未満を有し、ADPで誘発されるヒト血小板凝集を阻 害することができるトリペプチド配列Lys−Gly−Aspを含有するポリペ プチド。 2.Fg/GPIIbIII■固相ELISAにおいて約100nM未満のIC 50を有する請求の範囲第1項のポリペプチド。 3.約10nM未満のIC50を有する請求の範囲第2項のポリペプチド。 4.環状ポリペプチドであって、その環が該トリペプチド配列を含有する請求の 範囲第2項のポリペプチド。 5.約20α−アミノ酸残基からなる請求の範囲第4項のポリペプチド。 6.10α−アミノ酸残基未満からなる請求の範囲第5項のポリペブチド。 7.環が少なくとも1つのα−アミノ酸の側鎖を通して伸延している請求の範囲 第6項のポリペプチド。 8.合成ポリペプチドである請求の範囲第2項のポリペプチド。 9.さらにビトロネクチン/ビトロネクチン受容体(Vn/VnR)固相ELI SAにおいて100nMより高いIC50を有する請求の範囲第3項のポリペプ チド。 10.リポコルテンまたはカルバクチンタンパク質ファミリーの構成要素でない 請求の範囲第1項のポリペプチド。 11.該ファミリー構成要素が群:胎盤抗凝固物質タンパク質(PAP)、リポ コルテンIおよびリポコルチンHから選択される請求の範囲第10項のポリペプ チド。 12.下記構造を有する請求の範囲第7項のポリペプチド。 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔ここに、 Xaa1はαアミノ基を介してZに結合しているDまたはLα−アミノ酸を表し 、Xaa2はOrnまたはLysを表し、Xaa3は側鎖を介してZに結合して いるDまたはLα−アミノ酸を表し、Zはアミド結合、ジスルフィド、COCH 2S、COCH2SO、またはCOCH(C3H5)Sを表し、 RはOHまたはNH2を表す。] 13.Xaa1がGlyまたはDα−アミノ酸であり、Xaa2がLysであり 、Xaa3がCysである請求の範囲第12項のポリペプチド。 14.Xaaか群:【配列があります】およびD−Trpから選択され、 Xaa2がLysであり、Xaa3が群:Cysおよびアミノアジピン酸から選 択される請求の範囲第13項のポリペプチド。 15.ZがCOCH2SまたはCOCH(C6H5)Sである請求の範囲第14 項のポリペプチド。 16.トリペプチド配列Xaa−Gly−Aspを含有するポリペプチドであっ て、Xaaがオルニチン(Orn)またはリジン(Lys)であり、Fg/GP IIbIII■固相ELISAにおいてVn/VnR固相ELISAでそのポリ ペプチドが有するよりも高い阻害効力を有し、かつ、胎盤抗凝固物質タンパク質 (PAP)、[Orn24]エチスタチン、Orn−Gly−Asp−Pheお よびOrn−Gly−Asp−Aspではないポリペプチド。 17.Fg/GPIIbIII■ELISAにおいて約100nM未満のIC5 0を有する請求の範囲第16項のポリペプチド。 18.Fg/GPHbIII■ELISAにおいて約10nM未満のIC50を 有する請求の範囲第17項のポリペプチド。 19.Fg/GPIIbIII■ELISAにおける障害効力がVn/VnRE LISAにおけるよりも10倍以上高い請求の範囲第18項のポリペプチド。 20.Fg/GPIIbIII■ELISAにおける阻害効力がVn/VnRE LISAにおけるよりも100倍以上高い請求の範囲第19項のポリペブチド。 21.環状ポリペプチドであって、その環内に該トリペプチド配列がある請求の 範囲第19項のポリペプチド。 22,4乃至10アミノ酸からなる請求の範囲第21項のポリペプチド。 23.環が少なくとも1つのψアミノ酸側鎖の側鎖を通して伸延している請求の 範囲第22項のポリペプチド。 24.核σアミノ酸がCysである請求の範囲第23項のポリペプチド。 25.合成ポリペプチドである請求の範囲第16項のポリペブチド。 26.下記式1で表される請求の範囲第22項のポリペプチドおよび医薬的に許 容されるその塩。 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R1とR9は同一であるか、もしくは異なり、ヒドロキシ、 C1〜C8アルコキシ、 C3〜C12アルケノキシ、 C6〜C12アリールオキシ、 ジC1〜8アルキルアミノ−C1〜C8アルコキシ、群:アセチルアミノエトキ シ、ニコチノイルアミノエトキシ、およびスクシンアミドエトキシから選択され るアシルアミノ−C1〜C8アルコキシ、ピバロイルオキシエトキシ、 C6〜C12アリール−C1〜C8アルコキシ(ここにアリール基は非置換であ るか、もしくは次の基:ニトロ、ハロ(F、Cl、Br、I)、C1〜C4アル コキシ、およびアミノの1またはそれ以上で置換されている)、ヒドロキシ−C 2〜C8アルコキシ、 ジヒドロキシ−C3〜C8アルコキシ、およびNR10R11にこにR10とR 11は同一であるか、もしくは異なり、水素、C1〜C8アルキル、C3〜C8 アルケニル、C6〜C12アリール(ここにアリール基は非置換であるか、もし くは次の基:ニトロ、ハロ(F、Cl、Br、I)、C1〜C4アルコキシ、お よびアミノの1またはそれ以上で置換されている)、C8〜C12アリール−C 1〜C8アルキル(ここにアリール基は非置換であるか、もしくは次の基:ニト ロ、ハロ(F、Cl、Br、I)、C1〜C4アルコキシ、およびアミノの1ま たはそれ以上で置換されている)を表す)、から選択される。 R2、R3、R5、R6、R7、R8は同一であるか、もしくは異なり、水素、 C6〜C12アリール(ここにアリール基は非置換であるか、もしくは次の基: ニトロ、ヒドロキシ、ハロ(F、Cl、Br、I)、C1〜C8アルキル、ハロ −C1〜C8アルキル、C1〜C8アルコキシ、アミノ、フェニルオキシ、フェ ニル、アセトアミド、ベンズアミド、ジC1〜C8アルキルアミノ、C1〜C8 アルキルアミノ、C6〜C12アロイル、C1〜C8アルカノイル、およびヒド ロキシ−C1〜C8アルキルの1またはそれ以上で置換されている)、置換また は非置換の分枝状または直鎖状C1〜C12アルキルにこに置換基はハロ(F、 Cl、Br、I)、C1〜C8アルコキシ、C6〜C12アリールオキシ(ここ にアリール基は非置換であるか、もしくは次の基:ニトロ、ヒドロキシ、ハロ( F、Cl、Br、I)、C1〜C8アルキル、C1〜C8アルコキシ、アミノ、 フェニルオキシ、アセトアミド、ベンズアミド、ジC1〜C8アルキルアミノ、 C1〜C8アルキルアミノ、C6〜C12アロイル、およびC1〜C8アルカノ イルの1またはそれ以上で置換されている)、イソチオウレイド、C3〜C7シ クロアルキル、ウレイド、アミノ、C1〜C8アルキルアミノ、ジC1〜C8ア ルキルアミノ、ヒドロキシ、アミノ−C2〜C8アルキルチオ、アミノ−C2〜 C8アルコキシ、アセトアミド、ベンズアミド(ここにフェニル基は非置換であ るか、もしくは次の基:ニトロ、ヒドロキシ、ハロ(F、Cl、Br、I)、C 1〜C8アルキル、C1〜C8アルコキシ、アミノ、フェニルオキシ、アセト了 ミド、ベンズアミド、ジC1〜C8アルキルアミノ、C1〜C8アルキルアミノ 、C6〜C12アロイル、およびC1〜C8アルカノイルの1またはそれ以上で 置換されている)、C6〜C12アリールアミノ(ここにアリール基は非置換で あるか、もしくは次の基:ニトロ、ヒドロキシ、ハロ、C1〜C8アルキル、C 1〜C8アルコキシ、アミノ、フェニルオキシ、アセトアミド、ベンズアミド、 ジC1〜C8アルキルアミノ、C1〜C8アルキルアミノ、C6〜C12アロイ ル、およびC1〜C8アルカノイルの1またはそれ以上で置換されている)、グ アニジノ、フタルイミド、メルカプト、C1〜C8アルキルチオ、C6〜C12 アリールチオ、カルボキシ、カルボキシアミド、カルボーC1〜C8アルコキシ 、C6〜C12アリール(ここにアリール基は非置換であるか、もしくは次の基 :ニトロ、ヒドロキシ、ハロ、C1〜C8アルキル、C1〜C6アルコキシ、ア ミノ、フェニルオキシ、アセトアミド、ベンズアミド、ジC1〜C8アルキルア ミノ、C1〜C8アルキルアミノ、ヒドロキシ−C1〜C8アルキル、C6〜C 12アロイル、およびC1〜C8アルカノイルの1またはそれ以上で置換されて いる)、および複素芳香環(ここに複素環基は5〜10環原子を有し、2原子ま でのO、N、またはSヘテロ原子を含有する)から選択される)、から選択され る。 R2とR3、R5とR6、またはR7とR8は、随意に独立して、互いに結合し て4〜7原子からなる炭素環またはヘテロ環基にこにヘテロ原子はO、S、また はNR12(ここにR12は水素、C1〜C8アルキル、C3〜C8アルケニル 、C6〜C12アリール、C6〜C12アリール−C1〜C8アルキル、C1〜 C8アルカノイル、およびC6〜C12アロイルから選択される)から選択され る)を形成してもよい。 R4は水素、C1〜C8アルキル、C3〜C10シクロアルキル、C6〜C12 アリール、およびC6〜C12アリール−C1〜C8アルキルから選択される。 R2またはR3は防毒にR4と結合してピペリジン、ピロリジンまたはチアゾリ ジン環を形成してもよい。 R14は水素、C1〜C8アルキル、C3〜C8アルケニル、C6〜C12アリ ール、およびC6〜C12アリール−C1〜C8アルキルから選択される。 Xは1個のOまたはS原子、1または2個のO原子を保持する1個のS原子、N R13(ここにR13は水素、C1〜C8アルキル、C3〜C8アルケニル、C 6〜C12アリール、C6〜C12アリール−C1〜C8アルキル、C1〜C8 アルカノイル、およびC6〜C12アロイルを表す)、およびC6〜C12アリ ール、C1〜C8アルカノイル、(CH2)k(ここにkは0から5までの整数 を表す)から選択される。 nは1から6までの整数を表す。 mは0から4までの整数を表す。] 27.医薬的に許容される賦形剤および請求の範囲第26項の化合物からなる医 薬組成物。 28.血小板凝集を随喜する方法であって、請求の範囲第26項の化合物の血小 板凝集阻害量を投与することからなる方法。 29.哺乳動物における血小板凝集を軽減する方法であって、その哺乳動物に請 求の範囲第26項に規定される物質の医薬的有効量を投与することからなる方法 。 30.血栓形成の傾向が増大している哺乳動物を治療する方法であって、その哺 乳動物に請求の範囲第26項に規定される物質の医薬的有効量を投与することか らなる方法。 31.請求の範囲第12項に規定される物質からなる、哺乳動物における血小板 凝集を軽減する物質。 32.請求の範囲第12項に規定される物質からなる、血栓形成の傾向が増大し ている哺乳動物を治療するための物質。 33.請求の範囲第12項に規定される物質からなる、哺乳動物中で血小板に対 するフィブリノーゲン結合を阻害する物質。 34.血栓形成の傾向が増大している哺乳動物を治療する方法であって、請求の 範囲第26項に規定される物質の医薬的有効量を血栓溶解剤と組み合わせて投与 することからなる方法。 35.血栓形成の傾向が増大している哺乳動物を治療する方法であって、請求の 範囲第26項に規定される物質の医薬的有効量を抗凝固剤と組み合わせて投与す ることからなる方法。 36.血栓形成の傾向が増大している哺乳動物を治療する方法であって、請求の 範囲第26項に規定される物質の医薬的有効量を血管形成術の後に投与すること からなる方柱。 37.該環状体が環内に17または18原子を含有する請求の範囲第26項の環 状ペプチド。 38.該環状ペプチドが少なくとも1つのD−a−アミノ酸を含有する請求の範 囲第37項の環状ペプチド。 39.該D−アミノ酸がLys−Gly−Asp配列以外の該環状体内のいずれ かの位置にある請求の範囲第38項の環状ペプチド。
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