JP2009541979A - デュアル・シャロー・トレンチ分離及び低いベース抵抗を有するバイポーラ・トランジスタ - Google Patents

デュアル・シャロー・トレンチ分離及び低いベース抵抗を有するバイポーラ・トランジスタ Download PDF

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Abstract

【課題】 トランジスタの性能を改善するために、ベース・コレクタ容量(Ccb)及びベース抵抗(Rb)の寄生成分が著しく低減されたバイポーラ・トランジスタを提供すること。
【解決手段】 ベース・コレクタ容量Ccb及びベース抵抗Rbの寄生成分を減少するための、デュアル・シャロー・トレンチ分離を有する改善されたバイポーラ・トランジスタが提供される。この構造体は、少なくとも1対の隣接する第1のシャロー・トレンチ分離(STI)領域が内部に配置された半導体基板を含む。隣接する第1のSTI領域の対は、基板内に活性領域を定める。この構造体は、半導体基板の活性領域内に配置されたコレクタ、活性領域内の半導体基板の表面の上に配置されたベース層、及びベース層上に配置された隆起型外因性ベースをも含む。本発明によると、隆起型外因性ベースは、ベース層の部分への開口部を有する。エミッタは、この開口部内に配置され、パターン形成された隆起型外因性ベースの部分上に延びており、かつ、隆起型外因性ベースから離間配置され、これから分離される。さらに、第1のSTI領域に加えて、第1のシャロー・トレンチ分離領域の各対からコレクタに向けて内方に延びる第2のシャロー・トレンチ分離(STI)領域が、半導体基板内に存在する。第2のSTI領域は、傾斜した内部側壁面を有する。幾つかの実施形態において、ベースは完全に単結晶である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体デバイス構造体に関し、より特定的には、トランジスタの性能を改善するために、ベース・コレクタ容量(Ccb)及びベース抵抗(Rb)の寄生成分が著しく低減されたバイポーラ・トランジスタに関する。本発明によると、Ccb及びRbの寄生成分を低減させるデュアル・トレンチ分離スキームが用いられる。本発明の幾つかの実施形態においては、デュアル・トレンチ分離スキームにより、隆起型外因性ベースを完全に単結晶にすることも可能になる。
バイポーラ・トランジスタは、互いに対して近接する2つのp−n接合部を有するデバイスである。典型的なバイポーラ・トランジスタは、3つのデバイス領域、すなわち、エミッタ、コレクタ、及びエミッタとコレクタとの間に配置されたベースを有する。理想的には、2つのp−n接合部、すなわち、エミッタ−ベース接合部及びコレクタ−ベース接合部は、特定の距離だけ分離された単層の半導体材料である。隣接する接合部のバイアスを変化させることにより、1つのp−n接合部における電流を変調させることは、「バイポーラ・トランジスタ作用」と呼ばれる。
エミッタ及びコレクタがn型にドープされ、ベースがp型にドープされた場合には、デバイスは「npn」トランジスタになる。代替的に、反対のドープ構成が用いられた場合には、デバイスは「pnp」トランジスタになる。npnトランジスタのベース領域における少数キャリアすなわち電子の移動度は、pnpトランジスタのベースにおける正孔の移動度より高いので、npnトランジスタ・デバイスでは、より高周波数の動作及びより高速の性能を得ることができる。したがって、npnトランジスタが、集積回路を構築するのに用いられるバイポーラ・トランジスタの大部分を占める。
バイポーラ・トランジスタの垂直方向寸法がますます縮小するにつれて、深刻なデバイス動作の限界に直面する。これらの限界を克服するために積極的に研究された1つの手法は、ベースに用いられる材料のバンド・ギャップより大きいバンド・ギャップをもつエミッタ材料を用いてトランジスタを構築することである。こうした構造体は、ヘテロ接合トランジスタと呼ばれる。
ヘテロ接合を含むヘテロ構造体は、多数キャリア・デバイス及び少数キャリア・デバイスの両方に用いることができる。多数キャリア・デバイスでは、エミッタがシリコン(Si)で形成され、ベースがシリコン・ゲルマニウム(SiGe)合金で形成されたヘテロ接合バイポーラ・トランジスタ(HBT)が、近年開発された。SiGe合金(単にシリコン・ゲルマニウムと表されることが多い)のバンド・ギャップは、シリコンより狭い。
カットオフ周波数(fT)及び最大発振周波数(fmax)は、高速トランジスタに関する動作速度の最も代表的な尺度である。したがって、高速トランジスタのための設計及び最適化の努力は、ほとんどこれらの2つのパラメータを最適化することに向けられる。fT及びfmaxに影響を及ぼすデバイス・パラメータの1つは、ベース・コレクタ容量(Ccb)である。当業者には周知のように、Ccbは、エミッタ抵抗及びコレクタの抵抗、並びに相互コンダクタンスと関連したRC遅延の一形態としてfTに寄与する。fmaxへの影響には2つの側面があるため、すなわち1つはfmaxに直接影響し、他方はftから間接的にもたらされるため、fmaxへのベース・コレクタ容量の寄与は、いずれの他のパラメータからのものよりも優勢である。fmaxに影響を及ぼす別のデバイス・パラメータは、ベース抵抗Rbである。今日のバイポーラ・トランジスタにおける隆起型外因性ベース領域は、主として、結晶シリコンに比べて移動度が低い多結晶シリコンからなる。こうしたデバイス構造体の場合、Rbは、多結晶シリコンにおけるより低い電荷キャリア移動度により制限される。
Ccb全体の3分の2より多くが、外因性部分すなわち寄生容量に由来する。この寄生容量は、シャロー・トレンチ分離(STI)によって囲まれた、活性トランジスタ領域の外側のコレクタ(真性)領域とベース(外因性)領域の間の重なりに起因するものである。オーバーレイ及び重ね合わせマージン(alignment tolerance)の制限のために、リソグラフィによってこれらの領域間の重なりを最小にすることはできない。さらに、この容量は、ベース領域からコレクタ領域へのドーパントの輸送による増速拡散によりさらに増大される。したがって、寄生成分を低減させるデバイスの構造上の最適化は、fT及びfmax(すなわち、デバイスの動作速度)を改善するための大きな要因である。さらに、Rbは、主として多結晶シリコンからなる外因性ベース抵抗により制限される。多結晶シリコンでは大きい電荷キャリア移動度が、結晶シリコンでは著しく低くなる。
「Method for Manufacturing Bipolar Transistor Having Reduced Base−Collector Parasitic Capacitance」という名称のSatoへの特許文献1は、ベースのためのSiGeの使用と、コレクタ・エピタキシャル層とベース電極の単結晶シリコン膜との間に形成された寄生容量が、それらの間の距離が約1000Åに設定されるために低減されることとを開示する。従来技術によって寄生容量を低減させるためには、真性ベースを厚くする必要があり、よって、カットオフ周波数fTが低下する。ベース電極のために、選択的エピタキシャル成長によって形成された単結晶の形態のシリコンが用いられ、特にSiGeのベースを形成することによって、ベースとコレクタとの間の寄生容量を低減させる。コレクタ領域を含むデバイス全体が、シリコン半導体基板の表面の上方に形成される。寄生容量を低減させるこの方法は、選択的エピタキシを用いて、真性ベースを成長させるというものである。
「High Performance Vertical Bipolar Transistor Structure via Self−aligning Processing Techniques」という名称のBronner他への特許文献2は、自己整合された垂直型バイポーラ・トランジスタ、及び、正確に整合することによって達成される「低減した寄生ベース・コレクタ容量」をもつこうした構造体を製造する方法を開示する。Bronner他の手法は、寄生ベース・コレクタ容量問題の解決法に対する本発明の手法との類似点を有する。しかしながら、本発明の手法には、Bronner他の特許に記載されていない重要な特徴がある。例えば、本発明は、寄生を低減させるために、二次的シャロー・トレンチ分離の形成から一次的シャロー・トレンチ分離の形成を分離させる。この大きな違いにより、頑丈な製造プロセス及び柔軟なデバイス性能が可能になる。
「Bipolar Transistor Structure With a Shallow Isolation Extension Region Providing Reduced Parasitic Capacitance」という名称のKhater他への特許文献3は、Ccbの寄生成分を低減させる、バイポーラ・トランジスタへの構造上の変更を開示する。より具体的には、Khater他は、コレクタとベースの間の余分な重なり領域を部分的に除去し、外因性ベース領域を形成する前に、これを誘電体で充填することを開示する。誘電体は、外因性ベースからコレクタを分離し、ドーパント拡散のためのバリアとして働き、Ccbの寄生成分を低減させる。Khater他は、デュアル・シャロー・トレンチ分離スキームの使用を開示するが、本発明は、コレクタ領域に隣接して配置された傾斜した側壁を有する第2のシャロー・トレンチ分離を形成することによって、従前の技術を改善する。本発明の第2のトレンチ分離領域の傾斜した側壁は、接合部の付近に最大のCcbを与えるが、コレクタ抵抗が低く保持されるようにコレクタ領域を十分に広く保持する。
さらに、本発明は、隆起型外因性ベース領域全体と重なる拡張した二次的シャロー・トレンチ分離を提供し、この拡張した二次的シャロー・トレンチ分離により、本発明の幾つかの実施形態において、隆起型外因性ベース領域が完全に単結晶シリコンからなることが可能になる。この場合、結晶隆起型外因性ベースにおける移動度が高いために、Rbが低減される。さらに、応力層によって、ベースにおける移動度をさらに改善することができる。
米国特許第5,599,723号 米国特許第5,128,271号 米国特許第6,864,560号
上記に鑑みて、他のパラメータへの悪影響を最小限に抑えて、Ccb及びRbの寄生成分を低減させる構造上の変更が導入されたバイポーラ・トランジスタを提供する必要性がある。典型的なシリコン・ベースのバイポーラ・トランジスタにおけるCcbの寄生成分は、デバイスの外因性部分に形成されたベース・コレクタp−n接合部の空乏領域の存在によるものである。本発明によると、シリコンが高い誘電率を有するので、空乏領域において誘電率が低減された材料を用いることによって、寄生容量が低減される。
本発明は、従来技術のバイポーラ・トランジスタ構造体に関して上述された欠点を克服するバイポーラ・トランジスタを提供する。より特定的には、本発明は、バイポーラ・トランジスタの他のパラメータに及ぼす影響を最小限に抑えた状態で、Ccb及びRbの寄生成分を低減させるように変更されたバイポーラ・トランジスタを提供する。より具体的には、本発明は、デュアル・シャロー・トレンチ分離スキームと、応力層を有する単結晶シリコンの隆起型外因性ベースとを備えたバイポーラ・トランジスタを提供する。
本発明によると、デュアル・シャロー・トレンチ分離スキームは、従来技術のバイポーラ・トランジスタと関連したものより低い値までCcbの寄生成分を減少させる。
大まかに言えば、本発明は、
少なくとも1対の隣接する第1のシャロー・トレンチ分離(STI)領域が内部に配置された半導体基板であって、隣接する第1のシャロー・トレンチ分離(STI)領域の対は、基板内に活性領域を定める、半導体基板と、
基板の活性領域内の埋込み領域に配置されたコレクタであって、埋込み領域は傾斜したドーパント・プロファイルを有する、コレクタと、
活性領域内の半導体基板の表面の上に配置されたベース層と、
ベース層上に配置され、ベース層の部分への開口部を有する隆起型外因性ベースと、
開口部内に配置され、隆起型外因性ベースの部分の上に延びるエミッタであって、隆起型外因性ベースから離間配置され、これから分離される、エミッタと、
第1のシャロー・トレンチ分離領域の各対からコレクタに向けて内方に延びる、半導体基板内の第2のシャロー・トレンチ分離(STI)領域であって、第2のSTI領域は傾斜したコレクタに近接して内部側壁面を有し、半導体基板の上部はベース層の下に残る、第2のシャロー・トレンチ分離(STI)領域と
を含む半導体構造体を提供する。
本発明によると、隆起型外因性ベースは、多結晶半導体材料又は単結晶(又は、結晶)半導体材料からなることができる。隆起型外因性ベースが結晶半導体材料からなる実施形態においては、バイポーラ・トランジスタの上に応力ライナ(圧縮又は引張)を形成して、隆起型外因性ベースを歪ませ、かつ、隆起型外因性ベース層内のキャリア移動度を改善することができる。
デュアル・シャロー・トレンチ分離スキームを有するバイポーラ・トランジスタを含む半導体構造体を提供することに加えて、本発明はまた、こうした半導体構造体を製造する方法も提供する。大まかに言えば、本出願の方法は、
少なくとも1対の隣接する第1のシャロー・トレンチ分離(STI)領域が内部に配置された半導体基板を準備するステップであって、隣接する第1のシャロー・トレンチ分離(STI)領域の対は、基板内に活性領域を定める、ステップと、
半導体基板の活性領域内に傾斜したドーパント・プロファイルを有する埋込み領域を形成するステップと、
埋込み領域を含む半導体基板の活性領域内にコレクタを形成するステップと、
活性領域内の半導体基板の表面の上にベース層を形成するステップと、
第1のシャロー・トレンチ分離領域の各対からコレクタに向けて内方に延びる、半導体基板内にアンダーカットを形成するステップであって、アンダーカットは、傾斜したコレクタに近接して内部側壁面を有する、ステップと、
アンダーカット内に少なくとも部分的に酸化物を形成するステップと、
ベース層上に隆起型外因性ベースを形成するステップであって、隆起型外因性ベースは、ベース層の部分への開口部を有する、ステップと、
開口部内にあり、隆起型外因性ベースの部分の上に延びるエミッタを形成するステップであって、該エミッタは、隆起型外因性ベースから離間配置され、これから分離される、ステップと、
アンダーカット内に少なくとも部分的に酸化物を残しながら、半導体基板の上に延びる酸化物を剥離し、第1のSTI領域の各対からコレクタに向けて内方に延びる第2のシャロー・トレンチ分離が形成されるステップと
を含む。
本発明は、デュアル・シャロー・トレンチ分離を有するバイポーラ・トランジスタ、及びその製造方法を提供し、ここで、以下の説明及び本出願に添付する図面を参照することによってより詳細に説明される。図面は、例示を目的として与えられるものであり、よって、図面は縮尺通りに描かれていないことが留意される。
以下の説明においては、本発明の完全な理解を提供するために、特定の構造体、部品、材料、寸法、処理ステップ及び技術といった多数の特定の詳細が述べられる。しかしながら、当業者であれば、これらの特定の詳細なしで本発明を実施できることを理解するであろう。他の例では、本発明を不明瞭にするのを避けるために、周知の構造体又は処理ステップは詳細に説明しなかった。
層、領域、又は基板のような要素が、別の要素「上に(on)」又は別の要素「の上に(over)」にあるものとして言及されるとき、該要素が他の要素の真上にあってもよく、或いは介在する要素が存在してもよいことが理解されるであろう。対照的に、要素が別の要素の「真上に(directly on)」又は別の要素の「すぐ上に(directly over)」あるものとして言及されるとき、介在する要素は存在しない。要素が、別の要素の「下に(beneath)」又は「下方に(under)」にあるものとして言及されるとき、該要素が他の要素の真下又は下方にあってもよく、或いは介在する要素が存在してもよいことも理解されるであろう。対照的に、要素が別の要素の「真下に(directly beneath)」又は「すぐ下方に(directly under)」にあるものとして言及されるとき、介在する要素は存在しない。
本発明は、ベース・コレクタ容量Ccbの寄生成分を低減させるための、デュアル・シャロー・トレンチ分離を有する改善されたバイポーラ・トランジスタを提供する。こうしたデュアル・シャロー・トレンチ分離スキームの使用は、他のバイポーラ・トランジスタのパラメータへの影響を最小限に抑えた状態で、fT及びfmaxを改善する。つまり、デュアル・シャロー・トレンチ分離構成を用いることにより、デバイスの動作速度が改善される。
図1は、本出願の半導体構造体を示す図形的表示(断面図による)である。
図1に示される構造体は、少なくとも1対の隣接する第1のシャロー・トレンチ分離(STI)領域14が内部に配置された半導体基板12を含む。隣接する第1のSTI領域14の対は、基板12内に活性領域16を定める。図1に示される構造体はまた、半導体基板12の活性領域16内に配置されたコレクタ24と、活性領域16における半導体基板12の表面の上に配置されたベース層26と、ベース層26上に配置された隆起型外因性ベース48とを含む。コレクタ24は、傾斜したドーパント・プロファイルを有する埋込み領域18内に配置されることが留意される。本発明によると、図1に示されるように、隆起型外因性ベース48は、ベース層26の部分への開口部を有する。隆起型外因性ベースは、多結晶半導体材料又は結晶半導体材料からなることができる。エミッタ54が、開口部内に配置され、隆起型外因性ベース48の部分の上に延びている。示されるように、エミッタ54は、隆起型外因性ベース48から離間配置され、これから分離される。
さらに、第1のSTI領域に加えて、第1のシャロー・トレンチ分離領域14の各対からコレクタ24に向けて内方に延びる第2のシャロー・トレンチ分離(STI)領域42’が、半導体基板12内に存在する。第2のSTI領域42’は、傾斜した内部側壁面45を有する。
本発明によると、図1に示されるように、第2のSTI領域42’は、半導体層すなわち基板12の上部がそれらの間に配置された状態で、ベース層26の下に配置される。さらに、図1に示されるように、第2のSTI領域42’は、隆起型外因性ベース48の領域全体の下方に配置される。
図1にまだ表記されていない、上に具体的に述べられていないバイポーラ・トランジスタ構造体の他の要素は、本出願のプロセスの説明を参照して本明細書で以下に詳細に説明されるであろう。
ここで、図1に示される構造体を形成する際に用いられる本発明の基本的処理ステップを示す図形的表示(断面図による)である、図2−図21を参照する。
図2は、第1のシャロー・トレンチ分離領域14が内部に形成された半導体基板12と、バイポーラ・トランジスタが形成されない基板12の領域上に配置されたパターン形成されたハード・マスク15とを含む、最初の構造体10を示す。つまり、パターン形成されたハード・マスク15は、基板12の活性領域16を露出したままにしながら、バイポーラ・トランジスタが形成されない基板12の部分を保護する。活性領域16は、バイポーラ・トランジスタが形成される、1対の隣接する第1のシャロー・トレンチ分離領域14の間の基板12の領域である。
最初の構造体10の半導体基板12は、例えば、Si、SiC、SiGeC、Ge、SiGe、Ga、GaAs、InAs、InP及び他のIII/V族又はII/VI族化合物半導体を含む任意の半導体材料を含む。例えば、Si/SiGe及び半導体オン・インシュレータ(SOI)のような層状半導体もここで考慮される。典型的には、半導体基板12は、例えば、Si、SiC、SiGe、SiGeC、又はシリコン・オン・インシュレータのようなSi含有半導体である。半導体基板12は、歪ませなくても、歪ませてもよく、或いは、内部に歪み領域と非歪み領域とを含んでもよい。半導体基板12は、真性であってもよく、例えば、これらに限られるものではないが、B、As、又はPでドープされてもよい。
第1のシャロー・トレンチ分離領域14は、当業者には周知の技術を用いて基板12内に形成される。例えば、第1のシャロー・トレンチ分離は、リソグラフィ、エッチング、随意的なトレンチ・ライナの形成、トレンチの充填及び平坦化によって形成することができる。トレンチの充填は、高濃度酸化物、又はテトラエチルオルソシリケート(TEOS)などの前駆体から得られる酸化物のような誘電体材料を含む。「シャロー(shallow)」という用語は、基板の上面から測定される、シャロー・トレンチ分離領域を形成するのに用いられるトレンチの深さが約0.3μm以下であり、約250nmから350nm以下のトレンチ深さがより典型的であることを示すように、本発明の全体にわたって用いられる。
半導体基板12を処理した後、従来の堆積プロセスを用いて、基板12及び第1のシャロー・トレンチ分離領域14の表面上に、酸化物、酸窒化物、窒化物、又はこれらの多層構造のようなハード・マスク材料のブランケット層が形成される。例証として、ハード・マスク材料のブランケット層は、化学気相堆積(CVD)、プラズマ強化化学気相堆積(PECVD)、原子層堆積(ALD)、蒸着、物理気相堆積(PVD)及び他の同様の堆積プロセスによって形成することができる。典型的には、ハード・マスク材料は酸化物である。
基板12及び第1のシャロー・トレンチ分離領域14上にハード・マスク材料のブランケット層を堆積させた後、リソグラフィ及びエッチングによって、ハード・マスク材料をパターン形成し、後にバイポーラ・トランジスタが形成される基板12の活性領域16を開口する。本発明のこのステップにおいて、上述のパターン形成されたハード・マスク15を形成する。リソグラフィ・ステップは、ハード・マスク材料の表面にフォトレジスト(図示せず)を適用し、フォトレジストを所望の放射パターンに露光させ、従来のレジスト現像液を用いて露光されたフォトレジストを現像することを含む。エッチング・ステップは、反応性イオン・エッチング、イオン・ビーム・エッチング、プラズマ・エッチング、又はレーザー・アブレーションのような任意の乾式エッチング・プロセスを含む。典型的には乾式エッチング・プロセスが用いられるが、ハード・マスク材料をエッチングするために、化学湿式エッチング・プロセスも考慮される。エッチング後、フォトレジストを剥離し、図2に示される最初の構造体を提供する。
活性領域16の寸法すなわち幅は、後に形成される最終的な外因性ベースのものと同じであることが留意される。典型的には、活性領域16の幅は、約750nmから約1500nmまでであり、1000nmの幅が、さらにより典型的である。図3は、埋込み領域18が半導体基板12の活性領域16内に形成された後に形成される構造体である。埋込み領域18は、コレクタが後に形成される半導体基板12の活性領域16内に形成される。本発明によると、埋込み領域18は、傾斜したドーパント・プロファイルを有し、この傾斜したドーパント・プロファイルは、第2のシャロー・トレンチ分離の側壁の最終的傾斜を制御するために用いられる。特に、傾斜したプロファイルは、埋込み領域18の上部のエッチング速度が、埋込み領域18の下部におけるより速くなるようにされる。このことは、ドーパント濃度によって変わるエッチング速度を有する湿式エッチングによって達成され、かつ、基板12の材料に対して非常に選択的である。埋込み領域18は、Ge、P及びAsの1つを含み、これらのドーパントは、当業者には周知の範囲内で変わる濃度で埋込み領域18内に存在する。
埋込み領域18は、コレクタのエピタキシャル成長中、イオン注入又はインサイチュ(in-situ)ドーピングによって形成することができる。イオン注入及びインサイチュ・ドーピングの条件は、傾斜したドーピング・プロファイルを有する埋込み領域18を形成するように選択される。
次に、上述のような従来のリソグラフィを用いて、図3に示される構造体上に、パターン形成されたフォトレジスト20が形成される。図4に示されるように、パターン形成されたフォトレジスト20は、開口部22を有し、埋込み領域18を含む基板12の活性領域の部分を露出させる。次いで、パターン形成されたフォトレジストをイオン注入マスクとして用いる選択的イオン注入によって、半導体基板12内にコレクタ選択的注入部(SIC)24を形成する。典型的には、コレクタはP又はAsを含み、P又はAsは、本発明のこのステップ中に半導体基板12内に注入される。
コレクタ24を形成した後、当業者には周知の従来のレジスト剥離プロセスを用いて、パターン形成されたフォトレジスト20を剥離する。本発明のこの時点において、半導体基板12の露出面上及び第1のシャロー・トレンチ分離領域14の上にベース層26を形成するために、低温(約450℃から約700℃までのオーダー)のエピタキシャル成長プロセスが用いられる。ベース層26の上に随意的なベース・キャップ28を配置してもよい。ベース層26及び随意的なベース・キャップ28を含む、結果として得られる構造体が、例えば図5に示される。Si、SiGe、又はSiとSiGeの組み合わせを含むことができるベース層26は、半導体基板12の露出面の上においては単結晶26aであり、第1のシャロー・トレンチ分離領域14の上においては多結晶26bである。必ずしも常にというわけではないが、ベース層26はSiGeを含むことが好ましい。本発明のこのステップで形成されたベース層26の厚さは、典型的には、エピタキシャル成長後、約400Åから約6000Åまでの厚さを有する。ベース層26は、第1のシャロー・トレンチ分離領域14の上よりも半導体基板12の上の方が厚いことが留意される。
ベース層26を形成した後、ベース層26の単結晶領域26aの上に、Si含有材料からなるベース・キャップ28を随意的に形成することができる。ベース・キャップ28は、典型的には、ベース層26がSiGeを含むときに存在する。存在する場合、ベース・キャップ28は、上述された低温エピタキシャル成長を用いて形成される。ベース・キャップ28は、典型的には、約5nmから約15nmまでの厚さを有する。
図5に示される構造体を形成した後、酸化物層32及び窒化物層34を含む誘電体スタック30が、例えば、CVD、PECVD、PVD、蒸着、化学溶液堆積及び他の同様の堆積プロセスを含む従来の堆積プロセスを用いて形成される。誘電体スタック30を含む構造体が、例えば図6に示される。誘電体スタック30の酸化物層32の厚さは、一般に、上にある窒化物層34の厚さより薄い。典型的には、酸化物層32は、約10nmから約20nmまでの厚さを有し、窒化物層34は、約100nmから約200nmまでの厚さを有する。
誘電体スタック30を形成した後、窒化物層34の表面の上に第2のパターン形成されたフォトレジスト36を形成し、図7に示される構造体を提供する。示されるように、第2のパターン形成されたフォトレジスト36は、誘電体スタック30及び活性領域16内の下にあるベース層26の部分を保護するマスクとして働く。上述のようなリソグラフィを用いて、第2のパターン形成されたフォトレジスト36が形成される。
次に、誘電体スタック30の上のパターン形成されたフォトレジスト36を用いて、反応性イオン・エッチングのような、酸化物と比べて窒化物を選択的に除去する乾式エッチング・プロセスを行い、パターン形成された窒化物層34’を形成する。従来のレジスト剥離プロセスを用いるエッチング・プロセスの後に、第2のフォトレジスト36を除去し、その後、酸化物を選択的に除去するエッチング・プロセスを用いて、パターン形成された窒化物層34’によって保護されていない酸化物層32の露出された部分を除去する。例えば、緩衝HFエッチングを用いることができる。パターン形成された酸化物32’が形成される。本発明のこれらのステップにより、図8に示される構造体が提供される。具体的には、これらのステップは、活性領域16の上にパターン形成された誘電体スタック30’を提供する。
次に、図8に示される構造体において、半導体材料を選択的に除去する反応性イオン・エッチング・プロセスが行われる。この反応性イオン・エッチング・ステップは、パターン形成された誘電体スタック30’によって保護されていないベース層26の露出された部分を除去する。このエッチング・ステップは、エッチング液流中のドーパントの存在を監視することによって、埋込み領域18の表面の上で停止されることに留意されたい。この反応性イオン・エッチング・ステップが行われた後に形成される、結果として得られる構造体が、図9に示される。
次に、スペーサ38が、パターン形成された誘電体スタック30’の露出された側壁、ベース・キャップ28のエッチングされた表面、単結晶層(ここでは以下、単結晶部分は単に26と表記される)及び基板12の上部上に形成される。スペーサ38は、酸化物、窒化物、又はこれらの組み合わせ及び多層構造からなり、堆積及びエッチングによって形成される。本発明においては、後のアンダーカット・ステップ中にベース層26を保護するために、スペーサ38が用いられる。スペーサ38を含む結果として得られる構造体が、図10に示される。
図11は、パターン形成された誘電体スタック30’の下にある半導体基板12の部分をアンダーカットした(下を切り取った)後に形成される構造体を示す。アンダーカットは、半導体基板12内に既に形成された埋込み領域18の部分を横方向に除去することによって行われる。アンダーカット領域を形成するのに、反応性イオン・エッチング及び湿式エッチングの任意の組み合わせを用いることができる。図11に参照番号40として表記されるアンダーカット領域は、第2のシャロー・トレンチ分離領域を形成するためのトレンチとして働く。第2のシャロー・トレンチ分離領域は、第1のシャロー・トレンチ分離領域14と接触しているので、第1のシャロー・トレンチ分離領域14の延長部と呼ぶことができる。
本出願によると、アンダーカット領域40は、ベース層26の単結晶部分の下に、傾斜した、すなわちテーパー状の内部側壁面45を有する。傾斜した側壁は、埋込み領域18内に存在する傾斜したドーパント・プロファイルの直接的結果である。傾斜した側壁は、アンダーカット領域の上面から、90°より小さい、典型的には70°より小さい傾斜した側壁まで測定された角度αを有する。
こうした傾斜した側壁を有するシャロー・トレンチ分離領域を有する利点は、この幾何学的形状が、コレクタ・ベース接合部の近くに最大のCcbをもたらし、さらにコレクタ領域を広く保持することである。幅広のコレクタは、コレクタ抵抗を低く保持するのに役立つ。
本発明においては、半導体基板の層が、ベース領域の下に保持されることがさらに留意される。半導体基板の保持された層は、隆起型外因性ベースのための拡散領域として働き、ベースと外因性ベースを互いに結合さするのに役立つ。
図12は本発明の一実施形態を示し、図13は本発明の別の実施形態を示す。図12に示される実施形態において、共形の(conformal)酸化物堆積プロセスを行い、アンダーカット領域40を酸化物42で完全に充填する。示されるように、酸化物42は、半導体基板12の表面及びパターン形成された誘電体スタック30’の上に延びる。本出願に用いられる酸化物42は、低い誘電率を有する。一実施形態において、酸化物は、酸化シリコンであり、これは、シリコンの33%の誘電率しか有さない。本発明の更に別の処理ステップの後に残るアンダーカット領域40内の酸化物42は、第2のシャロー・トレンチ分離領域として働く。
図13に示される実施形態において、アンダーカット領域40を酸化物42で部分的にのみ充填する非共形の(non-conformal)酸化物堆積プロセスを行なう。アンダーカット領域の充填されていない部分は、ボイド(又は、真空)44である。ボイド44は、酸化物42より低い誘電率を有する。本発明のこの特定の実施形態において、ボイド44は、本出願の後の処理ステップ中に除去されない残りの酸化物42と協働して、第2のシャロー・トレンチ分離領域として働く。
次に、図12及び13に示される構造体において、化学機械研磨のような平坦化プロセス及び反応性イオン・エッチングのようなリセス(recess)・エッチング・プロセスが行われる。
図14は、平坦化ステップ及びリセス・エッチング・ステップを図12に示される構造体に行った後に形成される構造体を示す。アンダーカット領域40は、酸化物で完全に充填されたものとして示されるが、アンダーカット領域がボイド44及び酸化物42を含む、図13に示される構造体と類似した構造体を有することも可能である。
図15は、図14に示される構造体からパターン形成された窒化物層34’を除去した後に形成される構造体を示す。パターン形成された窒化物層34’の除去は、窒化物を選択的に除去する剥離プロセスを用いて行なわれる。例えば、高温リン酸エッチング・プロセスを用いて、構造体からパターン形成された窒化物層34’を除去することができる。
次に、図15に示される構造体上に、別のパターン形成された窒化物層46を形成し、図16に示される構造体を提供する。示されるように、例えば、隆起型外因性ベース領域を定めるために、エミッタ・マンドレル46aなどのパターン形成された窒化物層46の部分が用いられ、残りのパターン形成された窒化物層46は、フィールド窒化物と呼ばれる。次いで、酸化物の剥離を行い、エミッタ・マンドレル46aによって保護されていない露出されたパターン形成された酸化物層32’を除去する。エミッタ・マンドレル46aは、堆積、リソグラフィ及びエッチングによって形成される。
ここで、図16に示される構造体上に、隆起型外因性ベース48が形成される。本発明の一実施形態において、隆起型外因性ベース48は、堆積、平坦化及びリセスによって形成される多結晶半導体材料である。別の実施形態において、隆起型外因性ベース48は、選択的エピタキシャル成長によって形成される結晶半導体材料である。隆起型外因性ベース48は、例えば、ポリSi、Si、SiGe、又はこれらの多層構造を含むドープされた多結晶又は結晶半導体材料からなる。必ずしも常にというわけではないが、隆起型外因性ベース48は、ドープされたポリSiからなることが好ましい。隆起型外因性ベース48の堆積は、例えば、CVD、PECVD、蒸着、又はPVDのような従来の堆積プロセスを用いて行なうことができる。平坦化ステップは、化学機械研磨、研削、又はこれらの組み合わせを含み、エッチング・ステップは、典型的には、時限式反応性イオン・エッチング・プロセスを含む。選択的エピタキシは、当業者には周知のプロセスを用いて行なわれる。
次に、分離酸化物50を堆積させ、平坦化し、リセスして、図18に示される構造体を提供する。堆積、平坦化及びリセスは、隆起型外因性ベース48を形成するために上述されたものと同じ基本的技術を含むことができる。
次に、反応性イオン・エッチング又は窒化物を選択的に除去する高温リン酸エッチングのようなエッチング・プロセスを用いて、構造体からエミッタ・マンドレル46aを含むパターン形成された窒化物46を除去する。次いで、堆積及びエッチングによって窒化物スペーサ52を形成し、図19に示される構造体を提供する。示されるように、窒化物スペーサ52は、分離酸化物50の側壁及び隆起型外因性ベース48上に形成される。
図20は、酸化物剥離プロセスを行なった後、及び、窒化物スペーサ52で保護されていない露出された酸化物を除去することによって達成されるエミッタ54及びエミッタ・キャップ56の形成、堆積、リソグラフィ及びエッチングの後に形成される構造体を示す。隆起型外因性ベースの部分間の酸化物を除去することにより、ベース層への開口部が形成される。開口部内及び隆起型外因性ベースの上に形成されるエミッタ54は、ポリSi、ポリSiGe、又はこれらの多層構造からなる。典型的には、エミッタ54は、ポリSiからなる。エミッタ・キャップ56は、窒化物からなる。
次に、酸化物剥離プロセスを行い、構造体から過剰な酸化物42及びパターン形成されたハード・マスク15を除去する。次いで、エミッタ領域の周りに窒化物スペーサ58を形成し、従来のシリサイド化プロセスを用いて、露出された半導体基板12及び隆起型外因性ベース48内にシリサイド領域60を形成する。シリサイド化プロセスは、シリコンと反応することができる金属を堆積させてシリサイドを形成し、アニールし、あらゆる未反応の金属を除去し、随意的に第2のアニールを行うことを含む。シリサイドを形成するのに用いられる金属は、Ti、Co及びNiの1つを含み、典型的には、Coが好ましい。本出願のこれらのステップは、図1に示される構造体を提供する。
酸化物を剥離する間、基板12の表面の上に延びる酸化物42を除去し、本発明の構造体の第2のシャロー・トレンチ分離領域42’を定めることが留意される。第2のシャロー・トレンチ分離領域42’は、酸化物で完全に充填してもよく、又は第2のシャロー・トレンチ分離領域42’内にボイドが存在してもよい。第2のシャロー・トレンチ分離領域42’は、第1のシャロー・トレンチ分離領域14の1つの縁部と直接接触している。さらに、第2のシャロー・トレンチ分離領域42’は、第1のシャロー・トレンチ分離領域からコレクタ24に向けて内方に延びる。第2のシャロー・トレンチ分離領域42’は、傾斜した内部側壁面45を有する。
本発明においては、第2のシャロー・トレンチ分離が、コレクタ及びベースの成長後に形成されることがここで強調される。このプロセス・シーケンスは、上述された従来技術のプロセスの場合よりCcbの低下が大きい構造体を提供する。さらに、このプロセス・シーケンスにより、内因性の接合容量及びコレクタ注入がもたらす容量が除去される。
図21は、図1に示される構造体を提供し、隆起型外因性ベース48が結晶半導体材料からなる、本発明の実施形態を示す。図1−図20に関連して上述された基本的処理ステップを用いて図1に示される構造体を形成した後、図1に示される構造体の上に、圧縮又は引張応力材料70及び層内誘電体72が形成される。圧縮又は引張応力材料70は、典型的には、窒化シリコンのような窒化物である。応力材料70は、従来の堆積プロセスによって形成される。応力材料70は、隆起型外因性ベース48に歪みを導入し、歪まされた隆起型外因性ベース48’をもたらす。歪まされた隆起型外因性ベース48’は、歪まされていない隆起型外因性ベースより増大したキャリア移動度を有する。歪まされた結晶半導体の場合、移動度の増大が観察されるが、多結晶半導体材料の場合、移動度の増大はほとんど又は全く見られない。層内誘電体72は、SiO、ケイ酸塩ガラス等といった通常の誘電体からなる。
本発明は、その好ましい実施形態に関して具体的に示され説明されたが、当業者であれば、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、形態及び細部における前述の及び他の変更をなし得ることが理解されるであろう。したがって、本発明は、説明され図示された正確な形態及び細部に限定されるのではなく、添付の特許請求の範囲に含まれることが意図されている。
デュアル・シャロー・トレンチ分離スキーム有するバイポーラ・トランジスタを含む本発明の半導体構造体を示す図形的表示(断面図による)である。 図1に示される半導体構造体を形成するための、本出願に用いられる基本的プロセス・ステップを示す図形的表示(断面図による)である。 図1に示される半導体構造体を形成するための、本出願に用いられる基本的プロセス・ステップを示す図形的表示(断面図による)である。 図1に示される半導体構造体を形成するための、本出願に用いられる基本的プロセス・ステップを示す図形的表示(断面図による)である。 図1に示される半導体構造体を形成するための、本出願に用いられる基本的プロセス・ステップを示す図形的表示(断面図による)である。 図1に示される半導体構造体を形成するための、本出願に用いられる基本的プロセス・ステップを示す図形的表示(断面図による)である。 図1に示される半導体構造体を形成するための、本出願に用いられる基本的プロセス・ステップを示す図形的表示(断面図による)である。 図1に示される半導体構造体を形成するための、本出願に用いられる基本的プロセス・ステップを示す図形的表示(断面図による)である。 図1に示される半導体構造体を形成するための、本出願に用いられる基本的プロセス・ステップを示す図形的表示(断面図による)である。 図1に示される半導体構造体を形成するための、本出願に用いられる基本的プロセス・ステップを示す図形的表示(断面図による)である。 図1に示される半導体構造体を形成するための、本出願に用いられる基本的プロセス・ステップを示す図形的表示(断面図による)である。 図1に示される半導体構造体を形成するための、本出願に用いられる基本的プロセス・ステップを示す図形的表示(断面図による)である。 図1に示される半導体構造体を形成するための、本出願に用いられる基本的プロセス・ステップを示す図形的表示(断面図による)である。 図1に示される半導体構造体を形成するための、本出願に用いられる基本的プロセス・ステップを示す図形的表示(断面図による)である。 図1に示される半導体構造体を形成するための、本出願に用いられる基本的プロセス・ステップを示す図形的表示(断面図による)である。 図1に示される半導体構造体を形成するための、本出願に用いられる基本的プロセス・ステップを示す図形的表示(断面図による)である。 図1に示される半導体構造体を形成するための、本出願に用いられる基本的プロセス・ステップを示す図形的表示(断面図による)である。 図1に示される半導体構造体を形成するための、本出願に用いられる基本的プロセス・ステップを示す図形的表示(断面図による)である。 図1に示される半導体構造体を形成するための、本出願に用いられる基本的プロセス・ステップを示す図形的表示(断面図による)である。 図1に示される半導体構造体を形成するための、本出願に用いられる基本的プロセス・ステップを示す図形的表示(断面図による)である。 図1に示される半導体構造体を形成するための、本出願に用いられる基本的プロセス・ステップを示す図形的表示(断面図による)である。
符号の説明
12:半導体基板
14:第1のシャロー・トレンチ分離領域
15:ハード・マスク
16:活性領域
18:埋込み領域
20:パターン形成されたフォトレジスト
24:コレクタ
26:ベース層
26a:単結晶領域
26b:多結晶領域
28:ベース・キャップ
30:誘電体スタック
30’:パターン形成された誘電体スタック
32:酸化物層
32’:パターン形成された酸化物層
34:窒化物層
34’、46:パターン形成された窒化物層
36:第2のパターン形成されたフォトレジスト
38:スペーサ
40:アンダーカット領域
42:酸化物
42’:第2のシャロー・トレンチ分離領域
44:ボイド
45:内部側壁面
46a:エミッタ・マンドレル
48:隆起型外因性ベース
50:分離酸化物
52:窒化物スペーサ
54:エミッタ
60:シリサイド領域
70:応力材料
72:層内誘電体

Claims (28)

  1. 少なくとも1対の隣接する第1のシャロー・トレンチ分離(STI)領域が内部に配置された半導体基板であって、前記隣接する第1のシャロー・トレンチ分離(STI)領域の対は前記基板内に活性領域を定める、半導体基板と、
    前記基板の前記活性領域内の埋込み領域に配置されたコレクタであって、前記埋込み領域は傾斜したドーパント・プロファイルを有する、コレクタと、
    前記活性領域内の前記半導体基板の表面の上に配置されたベース層と、
    前記ベース層上に配置され、前記ベース層の部分への開口部を有する隆起型外因性ベースと、
    前記開口部内に配置され、前記隆起型外因性ベースの部分の上に延びるエミッタであって、前記隆起型外因性ベースから離間配置され、これから分離される、エミッタと、
    前記第1のシャロー・トレンチ分離領域の各対から前記コレクタに向けて内方に延びる、前記半導体基板内の第2のシャロー・トレンチ分離(STI)領域であって、前記第2のSTI領域は傾斜した前記コレクタに近接して内部側壁面を有し、前記半導体基板の上部は前記ベース層の下に残る、第2のシャロー・トレンチ分離(STI)領域と
    を備える半導体構造体。
  2. 前記第2のSTI領域は、酸化物で完全に充填される、請求項1に記載の半導体構造体。
  3. 前記第2のSTI領域は、酸化物で部分的に充填され、かつ、ボイドを部分的に含み、前記ボイドは、テーパー状である前記内部側壁面に隣接して配置される、請求項1に記載の半導体構造体。
  4. 前記第2のSTI領域は、半導体層が間に配置された状態で前記ベース層の下に配置される、請求項1に記載の半導体構造体。
  5. 前記第2のSTI領域は、前記隆起型外因性ベースの領域全体の下方に配置される、請求項1に記載の半導体構造体。
  6. 前記ベース層は、Si、SiGe及びこれらの組み合わせを含む、請求項1に記載の半導体構造体。
  7. 前記隆起型外因性ベースは多結晶半導体材料を含む、請求項1に記載の半導体構造体。
  8. 前記隆起型外因性ベースは結晶半導体材料を含む、請求項1に記載の半導体構造体。
  9. 前記結晶半導体材料内のキャリア移動度を高めるために、前記半導体構造体上に圧縮又は引張応力材料をさらに含む、請求項8に記載の半導体構造体。
  10. 前記隆起型外因性ベース及び前記半導体基板の表面部分内に配置されたシリサイド領域をさらに備える、請求項1に記載の半導体構造体。
  11. 前記活性領域内の前記ベース層は完全に単結晶である、請求項1に記載の半導体構造体。
  12. 少なくとも1対の隣接する第1のシャロー・トレンチ分離(STI)領域が内部に配置された半導体基板であって、前記隣接する第1のSTI領域の対は、前記基板内に活性領域を定める、半導体基板と、
    前記基板の前記活性領域内の埋込み領域に配置されたコレクタであって、前記埋込み領域は傾斜したドーパント・プロファイルを有する、コレクタと、
    前記活性領域内の前記半導体基板の表面の上に配置された完全に単結晶のベース層と、
    前記ベース層上に配置された、前記ベース層の部分への開口部を有する隆起型外因性ベースと、
    前記開口部内に配置され、前記隆起型外因性ベースの部分の上に延びるエミッタであって、前記隆起型外因性ベースから離間配置され、これから分離される、エミッタと、
    前記第1のシャロー・トレンチ分離領域の各対から前記コレクタに向けて内方に延びる、前記半導体基板内の第2のシャロー・トレンチ分離(STI)領域であって、前記第2のSTI領域は傾斜した前記コレクタに近接して内部側壁面を有し、前記半導体基板の上部は前記ベース層の下に残る、第2のシャロー・トレンチ分離(STI)領域と
    を備える半導体構造体。
  13. 前記第2のSTI領域は酸化物で完全に充填される、請求項12に記載の半導体構造体。
  14. 前記第2のSTI領域は、酸化物で部分的に充填され、かつ、ボイドを部分的に含み、前記ボイドは、テーパー状である前記内部側壁面に隣接して配置される、請求項12に記載の半導体構造体。
  15. 前記第2のSTI領域は、半導体層が間に配置された状態で前記ベース層の下に配置される、請求項12に記載の半導体構造体。
  16. 前記第2のSTI領域は、前記隆起型外因性ベースの領域全体の下方に配置される、請求項12に記載の半導体構造体。
  17. 前記ベース層は、Si、SiGe及びこれらの組み合わせを含む、請求項12に記載の半導体構造体。
  18. 前記隆起型外因性ベースは結晶半導体材料を含む、請求項12に記載の半導体構造体。
  19. 前記結晶半導体材料内のキャリア移動度を高めるために、前記半導体構造体上に圧縮又は引張応力材料をさらに含む、請求項18に記載の半導体構造体。
  20. 前記隆起型外因性ベース及び前記半導体基板の表面部分内に配置されたシリサイド領域をさらに備える、請求項12に記載の半導体構造体。
  21. 半導体構造体を製造する方法であって、
    少なくとも1対の隣接する第1のシャロー・トレンチ分離(STI)領域が内部に配置された半導体基板を準備するステップであって、前記隣接する第1のシャロー・トレンチ分離(STI)領域の対は、前記基板内に活性領域を定める、ステップと、
    前記半導体基板の前記活性領域内に傾斜したドーパント・プロファイルを有する埋込み領域を形成するステップと、
    前記埋込み領域を含む前記半導体基板の前記活性領域内にコレクタを形成するステップと、
    前記活性領域内の前記半導体基板の表面の上にベース層を形成するステップと、
    前記第1のシャロー・トレンチ分離領域の各対から前記コレクタに向けて内方に延びる、前記半導体基板内にアンダーカットを形成するステップであって、前記アンダーカットは、傾斜した前記コレクタに近接して内部側壁面を有する、ステップと、
    前記アンダーカット内に少なくとも部分的に酸化物を形成するステップと、
    前記ベース層上に隆起型外因性ベースを形成するステップであって、前記隆起型外因性ベースは、前記ベース層の部分への開口部を有する、ステップと、
    前記開口部内にあり、前記隆起型外因性ベースの部分の上に延びるエミッタを形成するステップであって、前記エミッタは、前記隆起型外因性ベースから離間配置され、これから分離される、ステップと、
    前記アンダーカット内に少なくとも部分的に前記酸化物を残しながら、前記半導体基板の上に延びる前記酸化物を剥離し、前記第1のSTI領域の各対から前記コレクタに向けて内方に延びる第2のシャロー・トレンチ分離が形成されるステップと
    を含む方法。
  22. 前記酸化物を形成するステップは、前記アンダーカットを前記酸化物で完全に充填するステップを含む、請求項21に記載の方法
  23. 前記酸化物を形成するステップは、前記アンダーカットを酸化物で部分的に充填し、ボイドを内部に残すステップを含み、前記ボイドは、傾斜した前記内部側壁面に隣接して配置される、請求項21に記載の方法。
  24. 前記アンダーカットを形成するステップは、前記埋込み領域の下部より速い速度で前記埋込み領域の上部をエッチングするエッチング・プロセスを含む、請求項21に記載の方法。
  25. 前記酸化物を剥離した後、自己整合されたシリサイド化を行なうステップをさらに含む、請求項21に記載の方法。
  26. 前記隆起型外因性ベースを形成するステップは、多結晶半導体材料を堆積させるステップを含む、請求項21に記載の方法。
  27. 前記隆起型外因性ベースを形成するステップは、結晶半導体材料の選択的エピタキシャル成長を含む、請求項21に記載の方法。
  28. 前記構造体の上に応力がかけられた材料を形成するステップをさらに含む、請求項27に記載の方法。
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