JP2009537174A - マッシュ抽出物の製造方法、および、そのような方法を実行するための装置 - Google Patents

マッシュ抽出物の製造方法、および、そのような方法を実行するための装置 Download PDF

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Abstract

本発明の一側面は、以下を含む方法に関する:a.粒状で、デンプンを含みおよび任意にモルトにした原料を、水と共にマッシングすること;b.マッシュを加熱し、および、デンプンを酵素的に加水分解すること;c.加熱処理したマッシュを、発酵可能なマッシュ抽出物および湿性の使用済み粒子への分離のために、第1のふるいに通すこと;d.任意に前記湿性の使用済み粒子を洗浄およびふるい操作に供した後に、湿性の使用済み粒子を、第1のプレスに移し、および、前記湿性の使用済み粒子を圧縮し、脱水した使用済み粒子および付加的な発酵可能なマッシュ抽出物を得ること。本発明は、(i)非常に強力であること、(ii)高い比重のマッシュ抽出物の生産を可能にすること、(iii)ごくわずかな消費電力および(iv)高い抽出収率を達成することという利点を提供する。本発明はまた、上記の方法を実行するための装置を提供する。
【選択図】なし

Description

本発明は、マッシュ抽出物(mash extract)の製造方法に関し、特に、ビールといった酵母発酵飲料の製造における使用に適したマッシュ抽出物の製造方法に関する。より具体的には、本発明は、以下を含む方法を提供する:
a.粒状で、デンプンを含みおよび任意にモルトにした原料を、水と共にマッシング(mashing)すること;
b.マッシュを加熱し、および、デンプンを酵素的に加水分解すること;
c.加熱処理したマッシュを、マッシュ抽出物と使用済み粒子(spent grain)に分離すること。
本発明はまた、そのような方法を実行するための装置に関する。
上述のマッシング方法は英国特許GB−B879 470に開示される。より詳しくは、前記英国特許は、醸造者の麦芽汁の生産のための連続的な方法を開示しており、ここにおいて、熱処理したマッシュは、第1のふるいセパレータ(screen separator)に導入される。第1のふるいセパレータをパスオフ(passing off)した使用済み粒子は、第1の洗浄容器へ滴下(drop into)され、当該容器において、それらは、第2の洗浄容器の粒子スラリーのふるい分離に由来する、非常に希釈された麦芽汁に接触し混合される。第1の洗浄容器中の混合スラリーは、第2のふるいセパレータにあふれ出る。第2のふるいセパレータを通過する希釈した麦芽汁は、マッシング工程に再循環し、ふるいをパスオフした使用済み粒子は、第2の洗浄容器に滴下され、そこで、水の流れ(stream)に混合される。第2の洗浄容器中のスラリーは、第3のふるいセパレータにあふれ出る。ふるいを通過した非常に希釈された麦芽汁は、第1の洗浄容器に汲み出され、およびふるいから流出する使用済み粒子は、使用済み粒子廃棄に進む。
英国特許に記述される方法は、固体画分を多数の段階における向流抽出に連続的に供することを含み、それぞれの段階は、後続する段階からの洗浄廃水とともに再スラリー化(reslurrying)し、および粗い固体の機械的分離を行い、実質的に完全に使い尽くされた粗い固体廃棄物を作ることを含む。英国特許の例は、3つの異なる生産工程の結果を記述する。これらの行程で生産されるプロセス麦芽汁の流れは、1.04117から1.04484の範囲の比重(S.G.)を有している。これらの比重は、約10−11度プラトー(degrees Plato)(°P)の比重に等しい。
DE−B 516 547は、マッシュを格子全体で動かすことによって、マッシュを発酵可能な(fermentable)マッシュ抽出物および湿性の使用済み粒子に分離し、その後、ふるいに対する圧縮ピストンによって湿性の使用済み粒子を圧縮し、脱水された使用済み粒子および付加的な発酵可能マッシュ抽出物を得る装置を記載している。
DE−B 165 124は、一連の3つのプレスチャンバーを使用する連続的な麦芽汁生産のためのプロセスを記述する。第1のおよび第3のチャンバーは、円錐形に成形されたシリンダーに取り付けられるスクリュープレスを含む。このシリンダーは、液体を流出させるために、穴をあけられており、または、格子ふるいを含む。第3のチャンバーに移動する前に、第1のチャンバーから出る使用済み粒子のスパージング(sparging)のために、第2のチャンバーが使用される。スパージング水は、向流の様式でプロセスにて利用される。ドイツ特許に開示されるプロセスでは、ふるい分けおよび圧縮は本質的に同時に行われる。
US 3,157,583は、浄化した麦芽抽出物の生産のためのプロセスを記述しており、この中では、マッシュは、第1の振動ふるいを通って大部分の繊維性および外皮物質が除去され、および、除去された繊維性および外皮物質は、別の振動ふるいに移動され、そこでスパージング水で洗浄される。
本発明者は、(i)非常に強力であること、(ii)高い比重のマッシュ抽出物の生産を可能にすること、(iii)ごくわずかな消費電力および(iv)高い抽出収率を達成することという利点を提供する発酵可能なマッシュ抽出物の生産のための新規の方法を開発した。
本方法は、1以上のふるい−プレスの組合せを使用し、発酵可能なマッシュ抽出物を生産することを特徴とする。とりわけ、本方法は、以下の工程を含むことが特徴付けられる:
a.粒状で、デンプンを含みおよび任意にモルトにした原料を、水と共にマッシングすること;
b.マッシュを加熱し、および、デンプンを酵素的に加水分解すること;
c.加熱処理したマッシュを、発酵可能なマッシュ抽出物および湿性の使用済み粒子への分離のために、第1のふるいに通すこと;
d.任意に前記湿性の使用済み粒子を洗浄およびふるい分け操作に供した後に、湿性の使用済み粒子を第1のプレスに移動し、前記湿性の使用済み粒子を圧縮して、脱水された使用済み粒子および付加的な発酵可能なマッシュ抽出物を得ること。
本方法に使用される1以上のふるい−プレスの組合せは、連続的な様式で最適に操作できる。ふるい(またはスクリーニング)は、第1の固体−液体分離を達成するために、ハイスループットで操作できる。ふるい上に保持される固体画分は、典型的に浸透する液体画分よりも非常に小さいため、固体画分になおも含まれる液体のほぼ全てを除去するため、ずっとより低いスループットでプレスを操作できる。本方法は、低い固体の流れを効果的に分離するふるいの性能と、高い固体の流れを効果的に分離するプレスの性能とを組み合わせる。この為、本方法におけるふるい−プレス組合せの使用は、ハイスループットおよび高効率の利点を提供する。
図1は、本発明の方法を使用する高い比重のマッシュ抽出物の連続的な生産のための装置の図であり、前記装置は、2つのふるい−プレスの組合せおよび混合容器を使用し、マッシュ抽出物を生産する。 図2は、高い比重のマッシュ抽出物の連続的な生産のための装置の図であり、前記装置は、3つのふるい/プレスの組合せおよび2つの混合容器を含む。 図3は、高い比重のマッシュ抽出物の連続的な生産のための装置の図であり、第1のふるい−プレスの組合せが予備のふるいおよびスパージング容器を含むこと以外は、図1に示される装置とほぼ同一である。
発明の詳細な説明
従って、本発明の一側面は、以下を含む方法に関する:
a.粒状で、デンプンを含みおよび任意にモルトにした原料を、水と共にマッシングすること;
b.マッシュを加熱し、および、デンプンを酵素的に加水分解すること;
c.加熱処理したマッシュを、発酵可能なマッシュ抽出物および湿性の使用済み粒子への分離のために、第1のふるいに通すこと;および
d.任意に前記湿性の使用済み粒子を洗浄およびふるい分け操作に供した後に、湿性の使用済み粒子を第1のプレスに移動し、前記湿性の使用済み粒子を圧縮して、脱水された使用済み粒子および付加的な発酵可能なマッシュ抽出物を得ること。
この中で使用される用語「マッシング」は、デンプンを含有する原料、水およびデンプンを加水分解することができる酵素を混合することを意味する。後者の酵素は、例えばモルトによって、または、その他の酵素ソース、例えば、デンプン分解酵素(例えば、モルト中に見つかるもの、特に、α−アミラーゼ、β−アミラーゼおよび/またはグルコアミラーゼ)を含む商業的に入手可能な酵素製剤によって提供されてよい。好ましくは、酵素は、モルトの形態で本方法に使用される。
第1のふるい、第2のふるい、第3のふるい等に対してどこで参照がなされても、そのような第1の、第2の、または第3のふるいは、実際に、粒子サイズに基づいて固体と液体とを分離する作用を共同して奏する、2以上のふるい装置を含んでよいと理解されるべきである。これらの2以上のふるい装置は、並列および/または直列で操作されてよい。例えば、ふるい装置のスタックから成るふるいを使用することが有利であってよく、ここにおいて、ふるい装置の孔サイズは下流の方向において減少する。同様に、一連のプレスを利用することは有利でありえ、ここにおいて、適用される圧力は下流の方向にて増加する。多くのふるい装置またはプレスを並列に操作することは、特に方法が連続的な様式で操作される場合に、有利と成り得る。十分な容量のもとで並列に適切に実行される場合、1つの分離装置の失敗または停止は、マッシュ抽出プロセスの中断を必要とせず、このことは、プロセスが、長期にわたって途切れずに操作され得ることを意味する。
ふるいおよびプレスのように、本方法で使用される混合容器もまた、実際に、直列または並列に操作される2以上の混合装置から成ってよい。
本方法の特に有利な実施態様は、以下の付加的段階を含む:
e.脱水された使用済み粒子を第1の混合容器に移し、それをスパージング水と混合してスラリーを作製すること;
f.洗浄した使用済み粒子および洗浄水への分離のために、前記スラリーを第2のふるいに通すこと;および
g.洗浄された使用済み粒子を第2のプレスに移し、前記洗浄された使用済み粒子を圧縮して使用済み粒子残留物および残留水を得ること。
この実施態様による付加的洗浄工程の使用は、更なる抽出物損失の減少を可能とする。
好ましい別の実施態様において、第1のプレスへと移す前に、湿性の使用済み粒子は、以下を含む洗浄およびふるい操作に供される:
・湿性の使用済み粒子を洗浄容器に移し、それをスパージング水と混合してスラリーを作製すること;
・湿性の使用済み粒子および洗浄水への分離のために、前記スラリーを更なるふるいに通すこと。
この実施態様はまた、抽出物喪失を非常に効果的に最小化できる利点を提供する。
従って、本発明の特に好ましい実施態様は、以前にこの中で定義したようなマッシュ抽出物を生産する方法に関し、ここにおいて、前記方法は以下の付加的な工程を含み:
e.脱水された使用済み粒子を第1の混合容器に移し、それをスパージング水と混合してスラリーを作製すること;
f.洗浄した使用済み粒子および洗浄水への分離のために、前記スラリーを第2のふるいに通すこと;および
g.洗浄した使用済み粒子を第2のプレスに移し、前記洗浄した使用済み粒子を圧縮して使用済み粒子残留物および残留水を得ること、
および/または、ここにおいて、第1のプレスに移す前に、湿性の使用済み粒子は、以下を含む、洗浄およびふるい操作に供され:
・湿性の使用済み粒子を洗浄容器に移し、それとスパージング水とを混合してスラリーを作製すること;
・湿性の使用済み粒子および洗浄水への分離のために、前記スラリーを更なるふるいに通すこと;
および、ここにおいて、少なくとも一部の洗浄水および/または残留水は、マッシング工程aに再循環され、および/または、第1のふるいを通される前の熱処理マッシュと混合される。
本発明の特に好ましい更に別の実施態様によれば、ふるいおよび/またはプレスから得られる少なくとも一部の洗浄水および/または残留水は、マッシング工程aに再循環され、および/または、第1のふるいを通る前の熱処理マッシュに混合される。再循環の洗浄水および/または残留水の再循環は、大量の水の使用を必要とせず、高い抽出収率を可能とする重要な利点を提供する。同時に、再循環は、高い比重のマッシュ抽出物を生産する一方で、そのような高い抽出収率を達成する。効率および収率に関する特に良い結果は、洗浄水および残留水の両方が十分に再循環された場合、特に、それらがマッシング工程aに再循環された場合に、達成できる。熱処理マッシュへの再循環と比較すると、マッシング工程への再循環は、大量の水および/または長い滞留時間を使用することなく、デンプン分解能を、非常に効率的な様式で達成できるという利点を提供する。
マッシング工程において、第2のふるい/プレスの組合せからの再循環された水の流れの他に、例えば酵母洗浄からの、醸造所の下流に産生される再循環された水の流れも使用してよい。
一般的に、本方法において、再循環された洗浄水および残留水の総量は、マッシング工程aに使用された水の全量の少なくとも80wt.%、好ましくは少なくとも90wt.%を構成する。最も好ましくは、第2のふるい/プレスの組合せからの洗浄水および残留水は、マッシング工程で使用される全てのマッシング液体を提供する。
別の好ましい実施態様において、本方法の工程cからgは、連続的な様式で実行される。さらにより好ましくは工程bからg、最も好ましくは工程aからgは、連続的な様式で実行される。その頑丈さに起因して、本方法は、長期間の連続的な様式で操作されることに完全に適している。
本方法は、マッシュまたは使用済み粒子スラリーに含まれる固体の実質的な画分を保持できるあらゆるタイプのふるいを最適に使用できる。振動ふるいは特に適切である。振動ふるいの特に適切なタイプは、振動の影響を受けて、ふるいの下面に対して跳ね上がることができる、自由な可動要素と共に提供される。これらの自由な可動要素は、ボールまたはリングの形状を適切にとってよい。このタイプの取り合わせの重要な利点は、それがふるい孔の詰まりの阻止を助けるという事実に帰する。適切なふるい装置は、Allgaier Werke GmbH(ドイツ)から供給される。
本発明に使用されるふるいの孔サイズは、典型的に、20μmから1mmの範囲内である。好ましくは、ふるいの孔サイズは、20−300μmの範囲内である。より望ましくは、前記孔サイズは、32−200μmの範囲内であり、最も好ましくは32−100μmの範囲内である。
本方法は、あらゆるタイプのプレスを使用して実行できる。好ましくは、方法は、連続的な様式で操作できるプレスを利用する。スクリュープレスは本方法における使用に特に適している。適切なスクリュープレスは、Ponndorf Maschinenfabrik GmbH(ドイツ)またはvan Tongeren−Kennemer B.V.(オランダ、ベーフェルヴァイク)から提供される。
好ましい実施態様によれば、プレスは、付加的な発酵可能マッシュ抽出物がしぼり出されおよび脱水された使用済み粒子が保持されるふるいとともに提供される。一般的に、スクリーニングの孔サイズは、20−800μmの範囲内である。好ましくは、スクリーニングの孔サイズは、20−300μmの範囲内である。より望ましくは、前記孔サイズは、32−200μmの範囲内であり、最も好ましくは32−150μmの範囲内である。
第1のプレスから得られる脱水された使用済み粒子の固体含有量は、一般的に、少なくとも18wt.%である。好ましくは、固体含有量は、少なくとも20wt.%、より好ましくは少なくとも25wt.%、さらにより好ましくは少なくとも30wt.%および最も好ましくは少なくとも35wt.%である。特に、本方法が、一連の3以上のふるい/プレスの組合せを使用する場合、抽出物喪失は、非常に効果的に最小化できる。従って、本発明の好ましい実施態様は、以前にこの中で定義されたような方法に関し、前記方法は更に以下を含む:
h.第2のプレスから得られる使用済み粒子残留物を第2の混合容器に移し、それをスパージング水と混合してスラリーを作製すること;
i.抽出された使用済み粒子および希釈された洗浄水への分離のために、前記スラリーを第3のふるいを通すこと;
j.前記抽出された使用済み粒子を第3のプレスに移し、前記抽出された使用済み粒子を圧縮して使い尽くした使用済み粒子残留物および希釈された残留水を得ること;および
k.前記希釈された少なくとも一部の洗浄水および/または前記希釈された残留水を前記第1の混合容器に再循環すること。
方法にて認められる抽出物喪失は、一般的に15wt.%未満である。10wt.%未満、または5wt.%未満および最も好ましくは3wt.%未満の抽出物損失が本発明において達成できる。好ましくは、後者の効率は、マッシュ分離およびトラブ(trub)分離を含む、完全な麦芽汁製造工程を通して実現される。マッシュ抽出物の生産における抽出物喪失の量は、麦芽汁中の抽出物濃度の測定ための標準的方法(例えば、Anton Paarによる濃度測定)により、使用済み粒子の液相中の抽出物濃度を測定することで適切に決定してよい。脱水された使用済み粒子中に自由な液体がないため、前記使用済み粒子は、熱水により都合よく抽出され、その後使い尽くされた使用済み粒子は濾過によって分離される。抽出物喪失は、添加した水の量を考慮に入れて、抽出液体中の測定された抽出物の濃度から算出できる。
本方法において、第1のセパレータから得られる発酵可能なマッシュ抽出物の比重は典型的に15°Pを上回る。本方法の利点は、第1のセパレータから得られるマッシュ抽出物の比重が18°Pを上回る場合に、特に言明される。より好ましくは、マッシュ抽出物の比重は20°Pを上回り、さらにより好ましくは、25°Pを上回る。特に好ましい実施態様において、第1のセパレータから得られるマッシュ抽出物の比重は、28°Pを上回り、最も好ましくは、30°Pを上回る。これらの高い比重は、ふるいおよびプレスから得られる液体画分が全て、上流の方向にて再循環される場合に、最小の抽出物喪失で達成できる。特に好ましい実施態様において、本方法は何れかの廃水の流れを生産せず、すなわち、外部的に供給される水の本質的に全てがマッシュ抽出物にて終わり、より好ましくは、本質的にその全てが、マッシュ抽出物から生産される発酵性麦芽汁にて終わる。
特にマッシュに含まれるデンプンの酵素的加水分解の後、有意な量の補助剤(例えばシロップ)を取り込むことによって、高い比重で発酵可能なマッシュ抽出物を生産することは、醸造産業において既知である。これらの補助剤は、高濃度の発酵可能な糖を提供でき、そのため、マッシュ抽出物および麦芽汁の比重を上げるために使用できる。本方法において、高い比重は、マッシュに含まれるデンプンの酵素的加水分解の後、発酵性糖を添加することなく、マッシュ抽出物および麦芽汁中で達成できる。一般的に、マッシュ抽出物および麦芽汁中における、30wt.%未満、好ましくは10wt.%未満の発酵性糖は、マッシュに含まれるデンプンの加水分解の後に添加される発酵性糖に由来する。最も好ましくは、マッシュ抽出物および麦芽汁は、マッシュに含まれるデンプンの加水分解の後、に添加される発酵性糖に由来する発酵性糖を含まない。
蒸発を通して、マッシュ抽出物または麦芽汁の比重が増加することも既知である。本方法において、好ましくは、蒸発による濃縮は使用されない。
本方法は、例えばビール、エール、麦芽酒、ポーターおよびシャンディーといった酵母発酵性モルト飲料、特にアルコール性またはノンアルコール性ビールの生産に使用できるモルト抽出物の製造に特に適している。
従って、本方法は、好ましくは、以下の付加的なステップを含む:
−任意にホップされたマッシングされた抽出物を、少なくとも15分間少なくとも60℃の温度に前記マッシュ抽出物を加熱することによって、麦芽汁に転換すること;
−圧力を減少させることによっておよび/またはガスまたは蒸気による取り除きによって、加熱された麦芽汁から有機揮発性物質を除去すること。特に好ましい実施態様において、これらの付加的な工程の際に、マッシュ抽出物の比重は、15°P以上、好ましくは18°P以上、より好ましくは20°P以上に維持される。さらにより好ましくは、前記比重は、これらの付加的な工程の際に、少なくとも25°P、最も好ましくは少なくとも30°Pに維持される。
本方法において、マッシュ抽出物は、30分から4時間の間、好ましくは30分から2時間の間、75−150℃に前記マッシュ抽出物を加熱することで、好ましくは麦芽汁に転換される。マッシュ抽出物は、プラグ流れリアクタ(plug flow reactor)で麦芽汁に最適に転換されてよい。
有機揮発性物質は、減圧によっておよび/またはガスまたは蒸気によるストリッピング(stripping)によって、加熱された麦芽汁から除去される。これは、好ましくは、向流の様式で行われる。最も好ましくは、有機揮発性物質は、ふるい板形状を備えるカラム中にて、不活性ガスまたは蒸気とともに加熱された麦芽汁をストリッピングすることによって除去される。一般的に、有機揮発性物質を除去する場合、麦芽汁は95−110℃の温度に維持される。揮発性物質の除去は、10分以内で最適に達成でき、好ましくは、2分以内で達成される。
有機揮発性物質の除去の後に得られる加熱された麦芽汁は、タンパク質、タンパク質−タンニン複合体およびホップから大部分が構成され、しばしばトラブまたはホットブレイク(hot break)と呼ばれるスラッジを含む。ホットブレイクまたはトラブは、セパレータで除去される。適切な分離器の例は、遠心機、デカンター、ハイドロサイクロン(hydrocyclones)、セディメンター(sedimenters)、ふるいおよびメンブランフィルターを含む。好ましくは、分離器は、デカンター、セディカンター(sedicanters)およびディスク型遠心機(disc type centrifuges)からなる群から選択される。最も好ましくは、使用される分離器は、ディスク型遠心機である。一般的に、分離器は、1m/hrの麦芽汁流速にて、少なくとも1,000m、好ましくは少なくとも2,500mおよび最も好ましくは少なくとも5,000mの理論的キャパシティファクター値(theoretical capacity factor value)で操作される。より高いキャパシティは、分離器を通る流速および理論的キャパシティファクターに比例的に測定できる。
遠心機の理論的キャパシティファクター(シグマ値)は、“Solid−Liquid Separation”、(第2版、1981年、Ladislav Svarovsky、Butterworth−Heineman)に記述される方法に基づいて測定される。ファクターは、以下のもの同士の関係から算出される:ディスク数(n)、重力加速度(g)、角速度(ω)、垂直供給パイプ(vertical feed pipe)を有するディスクの角度(α)、ディスクパッケージ(discs package)の内部半径(r)およびディスクパッケージの外部半径(r)。
Figure 2009537174
特に好ましい実施態様によれば、有機揮発性物質の除去およびホットブレイクの後に、麦芽汁は、酵母発酵に供する前に希釈される。本方法において、麦芽汁は、酵母発酵の前に、10−35°Pの範囲の比重に好ましくは希釈され、好ましくは10−30°Pの範囲の比重に希釈される。一般的に、希釈の際、麦芽汁の比重は、少なくとも2度プラトーまで、好ましくは少なくとも4度プラトーまでおよび最も好ましくは少なくとも6度プラトーまで減少する。高い比重、例えば35°Pを上回る比重での発酵は、酵母の増殖としては実用的ではなく、酵母代謝はそのような高い比重において損なわれる。麦芽汁の希釈は、トラブ除去の前および/または後に行ってもよい。好ましくは、麦芽汁はトラブ除去の後に希釈される。
麦芽汁の希釈は、麦芽汁と、前記麦芽汁より低い比重の水性の流れとを結合させることによって達成される。そのような水の流れは、例えば、水道水または湧き水で構成されてもよいと理解される。また、醸造プロセス内での洗浄操作から得られた水性廃水を使用することは、本発明の範囲内である。特に、麦芽汁と、酵母の洗浄から得られる水性の流れとを結合することが有利であってよい。
麦芽汁の希釈は、なお熱い麦芽汁と、実質的により温度の低い水とを結合することによって好都合になされる。これは連続的ならびに不連続な様式で行われてよいが、前者が好ましい。一般的に、有機揮発性物質が除去された麦芽汁は、希釈されたとき、50℃を上回る温度であり、好ましくは60℃を上回る温度であり、最も好ましくは70−100℃の範囲である。
そのように得られる希釈された麦芽汁は、バッチ式でまたは連続的な様式で発酵できる。特に好ましい実施態様によると、希釈された麦芽汁の発酵は、以下による連続的な様式で達成される:
− 酵母を含有する残留物の再循環された流れと結合されおよび酵母成長を惹起させるために酸素が供給される増殖容器に、希釈された麦芽汁を供給すること;
− 酵母の懸濁が保たれた1連の1以上の発酵容器に、増殖容器からの麦芽汁を供給すること;
− 1以上の分離器に、発酵させた麦芽汁を供給し、酵母含有残留物を除去すること;
− 増殖容器に、酵母含有残留物の一部を再循環すること;および
− その後のプロセシング工程に、発酵させた麦芽汁の残余を供給すること。
一般的に、増殖容器および1以上の発酵容器中における、希釈された麦芽汁と酵母含有残留物との結合された流れの最初の比重は、12°Pを上回る。好ましくは、前記最初の比重は、14−35°Pの範囲内であり、より好ましくは15−30°Pの範囲内である。
酵母成長が望ましい高い速度にて増殖容器中で起こることを保証するために、酸素が供給されなければならない。これは、増殖容器は、開放的に周囲の空気と繋がる空気の隙間を含むことを保証することによって、および、発酵ブロスを活発に撹拌することによって行われてよい。あるいは、酸素または空気を、増殖容器に含まれる酵母含有麦芽汁に導入してよく、または、それは、増殖容器への流入の前に、麦芽汁の流れまたは酵母含有残留物の再循環された流れに導入してよい。両方の場合において、空気または酸素は、酵母含有麦芽汁の全体に好都合に配布される。これは、撹拌、再循環によって、および/または多数のガスインジェクターを通した酸素または空気の導入によって達成してよい。特に好ましい実施態様によれば、酸素は、増殖容器への流入の前に、麦芽汁の流れに導入されることによって供給される。この実施態様は、酸素濃度が正確に制御されるという利点を提供する。酸素は、一般的に、酵母含有麦芽汁に、主要な麦芽汁の流れに基づいて算出して、少なくとも8ppmの量で、好ましくは10−40ppmの量で導入される。
一般的に、増殖容器中の滞留時間は、0.5−5時間の範囲内である。増殖容器中の滞留時間は、増殖容器の操作体積(operational volume)をプロセスに向かう麦芽汁の流速によって割ることで算出できる。増殖容器の操作体積は、容器中に含まれる液体の総体積に等しい。
酸素供給との組み合わせによる酵母含有残留物の再循環は、増殖容器中における高い酵母濃度の維持を可能とする。一般的に、増殖容器中の麦芽汁の酵母含有量は、20g/リットル超(湿性の酵母に基づく)に維持される。特に好ましい実施態様によれば、増殖容器中の麦芽汁の酵母濃度は、30−300g/l(湿性の酵母に基づく)の範囲内である。更により好ましくは、増殖容器中の麦芽汁の酵母濃度は、50−200g/lの範囲内である。懸濁液に含まれる湿性の酵母の量は、73%の含水量の固形イースト(yeast cake)の量に等しく、遠心分離によって懸濁液から単離されてもよい。上述した含水量は、酵母細胞に含まれる水を含む。好都合に、これらの酵母濃度は、増殖容器の下流の1以上の発酵容器内で維持される。高い酵母濃度の使用は、重要ないくつかの利点、特に生産性および費用効果性に関する利点を提供する。
本方法は、分離容器から得られる酵母含有残留物の大部分を再循環することによって、高効率で行うことができる。好ましい実施態様によれば、分離容器から除去される酵母沈殿物の10から100%、最も好ましくは50から100%が発酵に再循環される。
一般的に、発酵させた液体中に存在する酵母の少なくとも20%、特に少なくとも40%が、増殖容器に再循環される。より好ましくは発酵させた液体中に存在する酵母の少なくとも60%が再循環され、最も好ましくは発酵させた液体中に存在する酵母の少なくとも75%が再循環される。通常、発酵させた液体中に存在する酵母の98%以下が再循環される。
増殖容器内の液体の温度は、5−40℃の範囲内に、好ましくは6−25℃の範囲内に、より好ましくは8−18℃の範囲内に適切に維持される。特に、加圧された空気または酸素を容器に導入する場合、増殖容器は、大気を越える圧力(super−atmospheric pressure)の下で操作してよい。好ましくは、増殖容器は、おおよそ大気の圧力において操作される。
効率を最大化するために、増殖容器に再循環されない酵母含有残留物の一部がほとんど使い尽くされ、実質的に全ての(グリーン)ビールがそこから除去されることが保証されるべきである。これは、発酵した麦芽汁および/または非再循環の酵母含有残留物に含まれる酵母を洗浄することで、好都合に達成されてよい。
一般的に、発酵した麦芽汁に存在する酵母の少なくとも20%、特に少なくとも40%は、それが清澄化を受ける前に、または、清澄化しない場合には充填される前に、発酵した麦芽汁から除去される。好ましくは、発酵した麦芽汁中に存在する酵母の少なくとも60%、より好ましくは少なくとも80%、さらにより好ましくは少なくとも90%および最も好ましくは少なくとも95%が除去される。好ましくは、酵母は沈降によって除去される。
本方法は、酵母の懸濁が維持される1以上の発酵容器を使用する。好ましくは、前記酵母は担体に固定されていない。酵母は、撹拌、再循環および/または二酸化炭素放出によって、発酵容器中での懸濁が最適に維持される。
一般的に、1以上の発酵容器における組み合わせた滞留時間は、5−80時間の範囲内である。
1以上の発酵容器中の組み合わせた滞留時間は、各々の発酵容器内での滞留時間を合計することで算出できる。発酵容器内での滞留時間は、発酵容器の全操作体積を系に向かう麦芽汁の流速によって割ることによって算出される。
1以上の発酵容器内における麦芽汁を発酵させる温度は、5−40℃の範囲、好ましくは6−25℃の範囲、より好ましくは8−18℃の範囲で最適に維持される。特に好ましい実施態様によれば、本方法は、少なくとも2つの発酵容器を使用する。2つ以上の発酵容器の使用は、最後の発酵容器に先行する容器において、より高い基質転換速度が達成できるという利点を提供する。一般的に、4以下の発酵容器の配列が使用される。最も好ましくは、本方法は、一連の2または3の発酵容器を使用する。
本方法において、増殖容器および1以上の発酵容器における組み合わせた滞留時間は、典型的に、80時間を越えない。好ましい実施態様によれば、前記組み合わせた滞留時間は、60時間を越えない。最も好ましくは、組み合わせた滞留時間は、10−50時間の範囲内である。これらの比較的短い滞留時間は、この中で以前に記述したような比較的高い酵母濃度を使用することによって、適切に達成してよい。
希釈された麦芽汁の発酵は、以下のバッチ式の様式で達成できる:
・タンクに希釈された麦芽汁を提供すること、または、希釈前の麦芽汁をタンクに入れ、それを水で希釈すること;
・麦芽汁に、充分に生物学的に活性を有した酵母を播種すること;および
・所望の最終的な希釈度まで麦芽汁を発酵すること。
酵母増殖のために必要な酸素は、麦芽汁を保持するタンクに酸素または空気を導入することによって、または、タンクへの導入の前に、希釈されたまたは希釈前の麦芽汁に酸素または空気を導入することによって、提供される。
発酵した麦芽汁からの酵母含有残留物の除去の後、そのようにして得られるグリーンビールは、更なるプロセッシングに供すことができる。ビールの生産の場合、更なるプロセシングは、好ましくは、成熟、冷蔵、清澄化、炭酸飽和および充填を含む。好ましくは、また、この更なるプロセシングは、連続的な様式で行われる。
一般的に、本方法は、発酵物(fermentate)からの酵母細胞の除去に続く、成熟工程を使用する。発酵の後、多くの望ましくない風味および香りが、「グリーン」または未成熟ビール中に存在する。成熟(maturation)(しばしば熟成(ripening)とも称される)は、これらの望ましくない化合物のレベルを減少させ、より口に合う生成物を生産する。好ましくは、成熟工程は、濾過の前に、より好ましくは、1以上の分離器のプロセシングの前に、本方法にて行われる。好都合に、成熟は、容器の上部に未成熟ビールを供給することによって、連続的な様式で本方法にて達成される。ビールは下部に移動し、酵母はビール体積を通して一定となる。酵母は、容器の下部にて及び酵母濃度より高い状態で収集され、成熟ビールは、除去されて冷蔵容器に供給され、または、成熟が行われたのと同じ容器で冷やされる。ビールは、特定の期間、冷却された温度で維持され、凝固されおよびコロイド粒子が安定化される。
成熟はまた、成熟容器または発酵用容器にて未成熟ビールを熟成させることによって、バッチ操作で達成してよい。成熟の後、酵母は好ましくは除去される。次に、ビールは、安定化のための冷却貯蔵タンクに移され、または、発酵用容器または成熟容器にて冷却される。
冷蔵は、一般的に、10℃未満、好ましくは5℃未満、より好ましくは2℃未満の温度で、少なくとも12時間、好ましくは少なくとも24時間での発酵物の維持に関する。好ましい実施態様によれば、前記冷蔵は、成熟の後および濾過の前に適用される。
この中で以前に定義されるような方法の特に有利な実施態様によると、前記方法は、完全に連続的な様式で操作される。本方法の連続的な操作は、以下を含む、多くの有意な利点を提供する:
・より高い生産性およびより低い投資:容器は、十分な負荷の下で長期間操作することができ、このことは、同等の生産量のために必要なバッチ操作における容器は、より小さいことを意味する;
・安定且つより良好な品質:プロセスパラメータを局所的および即効性の要求に適応可能なため、および、定常状態の条件がより安定しているため、プロセスはより制御し易い;
・より高い衛生基準:連続的なプロセスは閉鎖系で操作される;
・より小さいエネルギー:エネルギー消費は、主要な使用ピークがなく、均一に広がる;
・より少ない労働:連続的なプロセス操作は必要となる注意がより少ない;
・より少ない休止および清掃:連続的なプロセスは、バッチ操作よりも非常に長い操作長(runlengths)で操作できる。
本発明の別の側面は、以下を含む、マッシュ抽出物を生産するための装置に関する:
−ふるい装置(4)に接続された出力を有する加熱ユニット(3);
−マッシュスラリーを受けるためのふるい装置(4)、前記ふるい装置は、低固体出力(5a)、およびプレスユニット(7)に接続され8wt.%から25wt.%の間の固体を含む流れのための高固体出力(6)を有し、前記プレスユニット(7)は、低固体出力(5b)および18wt.%から40wt.%の間の固体を含む流れのための高固体出力(8)を有する;
−水性液体のための入力および固体材料のため入力を有する混合ユニット(2)、前記混合ユニット(2)は、加熱ユニット(3)に接続される出力を有し、ここにおいて、プレスユニット(7)は、混合ユニット(9)に接続される高固体出力(8)を有し、前記混合ユニット(9)はまた、水性液体のための入力(10)を含み、前記混合ユニットは、第2のふるい装置(11)に接続される出力を有し、前記第2のふるい装置(11)は、第2のプレスユニット(14)に接続されるその高固体出力(13)を有し、ここにおいて第2のふるい装置(11)の低固体出力(12a)および/または第2のプレスユニット(14)の低固体出力(12b)は、混合ユニット(2)の入力に接続される。
本発明のさらに別の側面は、以下を含むマッシュ抽出物の生産のための装置に関する:
− ふるい装置(4)に接続された出力を有する加熱ユニット(3);
− マッシュスラリーを受けるためのふるい装置(4)、前記ふるい装置は、低固体出力(5a)、および混合ユニット(22)に接続され8wt.%から25wt.%の間の固体を含む流れのための高固体出力(6)を有し、前記混合ユニット(22)はまた、水性の液体のための入力(23)を含み、前記混合ユニット(22)は、ふるい装置(24)に接続される出力を有し、前記ふるい装置(24)は、低固体出力(5c)を有し、プレスユニット(7)に接続された高固体出力(25)を有する;
− プレスユニット(7)、前記プレスユニット(7)は、低固体出力(5b)および18wt.%から40wt.%の間の固体を含む流れのための高固体出力(8)を有する。
好ましい実施態様によると、後者の装置は、水性の液体のための入力および固体材料のための入力を有する混合ユニット(2)を含み、前記混合ユニット(2)は、加熱ユニット(3)に接続された出力を有し、および、ここにおいて、プレスユニット(7)は、混合ユニット(9)に接続される高固体出力(8)を有し、前記混合ユニット(9)はまた、水性の液体のための入力(10)を含み、前記混合ユニットは第2のふるい装置(11)に接続される出力を有し、前記第2のふるい装置(11)は、第2のプレスユニット(14)に接続された高固体出力(13)を有し、ここにおいて、第2のふるい装置(11)の低固体出力(12a)および/または第2のプレスユニット(14)の低固体出力(12b)は、混合ユニット(2)の入力に接続される。
好ましい実施態様において、ふるい装置(4)は、振動ふるい表面(vibrating sieving surface)を含む。特に好ましい実施態様において、振動ふるい表面は、スクリーン(screen)またはメッシュを含み、振動部材は、ふるい表面の下流側に対して振動するよう構成される。
ふるい装置(4)は、好都合に、20μmから1mmの間、好ましくは20μmから300μmの間の孔サイズを持つ。
本装置の有利な別の実施態様によると、第2のプレスユニット(14)の高固体出力(16)は、第3の混合ユニット(17)に接続されており、前記混合ユニット(17)はまた、水性の液体のための入力(10)を含み、前記混合ユニットは、第3のふるい装置(18)に接続された出力を有し、第3のプレスユニット(21)に接続された高固体出力(20)を有し、ここにおいて第3のふるい装置(18)の低固体出力(19a)および/または第3のプレスユニット(21)の低固体出力(10b)は、混合ユニット(9)の入力に接続されている。
図1に示される装置の配列において、挽いたモルトは、ホッパー1から混合容器2に連続的に供給されるが、前記混合容器において、前記挽いたモルトは、再循環された水性の流れ12と十分に混合され、マッシュが生産される。マッシュは、混合容器2からマッシングタワー3に連続的に移され、そこで、マッシュは、デンプンの酵素的分解に好都合である加熱措置を受ける。熱処理されたマッシュは、マッシングタワー3から第1の振動ふるい4に供給され、前記振動ふるい4において、マッシュ抽出物5aおよび湿性の使用済み粒子6に分離される。湿性の使用済み粒子6は、第1のスクリュープレス7に連続的に移され、前記第1のスクリュープレス7において、付加的なマッシュ抽出物5bは除去され、脱水された使用済み粒子8がしぼり出される。マッシュ抽出物5aおよび5bは、更なるプロセシングを受ける前に、単一のマッシュ抽出物流れ5にまとめられる。第1のスクリュープレス7から得られる脱水された使用済み粒子8は、混合容器9に供給され、そこでスパージング水10と十分に混合される。得られたスラリーは、第2の振動ふるい11に連続的に移され、そこで洗浄水12aおよび洗浄された使用済み粒子13に分離される。洗浄された使用済み粒子13は、第2のスクリュープレス14に連続的に移され、そこで、残留水12bが除去され、使用済み粒子残留物15がしぼり出される。洗浄水12aおよび残留水12bは、単一の水性の流れ12にまとめられ、混合容器2に再循環される。
図2に示される装置の配列において、挽いたモルトは、ホッパー1から混合容器2に連続的に供給されるが、前記混合容器において、前記挽いたモルトは、再循環された水性の流れ12と十分に混合され、マッシュが生産される。マッシュは、混合容器2からマッシングタワー3に連続的に移され、そこで、マッシュは、デンプンの酵素的分解に好都合である加熱措置を受ける。熱処理されたマッシュは、マッシングタワー3から第1の振動ふるい4に供給され、前記振動ふるい4において、マッシュ抽出物5aおよび湿性の使用済み粒子6に分離される。湿性の使用済み粒子6は、第1のスクリュープレス7に連続的に移され、前記第1のスクリュープレス7において、付加的なマッシュ抽出物5bは除去され、脱水された使用済み粒子8がしぼり出される。マッシュ抽出物5aおよび5bは、更なるプロセシングを受ける前に、単一のマッシュ抽出物流れ5にまとめられる。第1のスクリュープレス7から得られる脱水された使用済み粒子8は、混合容器9に供給され、そこで再循環された水性の流れ19と十分に混合される。得られたスラリーは、第2の振動ふるい11に連続的に移され、そこで洗浄水12aおよび洗浄された使用済み粒子13に分離される。洗浄された使用済み粒子13は、第2のスクリュープレス14に連続的に移され、そこで、付加的な残留水12bが除去され、使用済み粒子残留物16がしぼり出される。洗浄水12aおよび残留水12bは、単一の水性の流れ12にまとめられ、混合容器2に再循環される。使用済み粒子残留物16は、混合容器17に移され、そこで、スパージング水10で十分に混合される。得られたスラリーは、混合容器17から第3の振動ふるい18に連続的に移され、希釈された洗浄水19aおよび抽出された使用済み粒子20に分離される。抽出された使用済み粒子20は、第3のスクリュープレス21に連続的に移され、そこで、希釈された残留水19bが除去され、使い尽くされた使用済み粒子15がしぼり出される。希釈された洗浄水19aおよび希釈された残留水19bは、水性の流れ19にてまとめられ、混合容器9に再循環される。
図3に示される装置の配列において、挽いたモルトは、ホッパー1から混合容器2に連続的に供給されるが、前記混合容器において、前記挽いたモルトは、再循環された水性の流れ12と十分に混合され、マッシュが生産される。マッシュは、混合容器2からマッシングタワー3に連続的に移され、そこで、マッシュは、デンプンの酵素的分解に好都合である加熱措置を受ける。熱処理されたマッシュは、マッシングタワー3から第1の振動ふるい4に供給され、前記振動ふるい4において、マッシュ抽出物5aおよび湿性の使用済み粒子6に分離される。湿性の使用済み粒子6は、混合容器22に連続的に移され、そこでスパージング水23と十分に混合される。得られたスラリーは、第2の振動ふるい24に連続的に移され、そこで、洗浄水5cおよび湿性の使用済み粒子25に分離される。湿性の使用済み粒子25は、第1のスクリュープレス7に連続的に移され、そこで、付加的なマッシュ抽出物5bが除去され、脱水された使用済み粒子8がしぼり出される。マッシュ抽出物5a、5bおよび洗浄水5cは、更なるプロセシングを受ける前に、単一のマッシュ抽出物の流れ5にまとめられる。第1のスクリュープレス7から得られる脱水された使用済み粒子8は、混合容器9に供給され、スパージング水10と十分混合される。得られたスラリーは、第3の振動ふるい11に連続的に移され、そこで、洗浄水12aおよび洗浄された使用済み粒子13に分離される。洗浄された使用済み粒子13は、第2のスクリュープレス14に連続的に移され、残留水12bが除去され、使用済み粒子残留物15がしぼり出される。洗浄水12aおよび残り水12bは、単一の水性の流れ12にまとめられ、混合溶液2に再循環される。
本発明は、更に、以下の実施例によって説明される。
例1
960kg/時間の麦芽汁の流れは、麦芽汁製造工程終了時に14°Pの抽出物濃度にて生産される。この麦芽汁は、バッチ発酵槽にて、発酵され、成熟されおよび安定化され、および引き続いて連続的に遠心されおよび濾過された。
プロセスに先立ち、455l/時間の酒造用水(50℃)は、205kg/時間のハンマー粉砕を行ったモルト製粉用穀物(malt grist)(ふるいサイズ1.5mm)と連続的に混合される。両方の流れは、58℃の温度で、作用体積70リットルの連続的に撹拌されるタンク形リアクターに入れられる。この処理の滞留時間は、約7分であり、モルト中のタンパク質の通常の分解を促進し、グルカンおよび関連する構成成分の溶解および分解を可能とする。
その後、「マッシュ」と称される混合物が、垂直円柱状のプラグ流れリアクター(vertical cylindrical plug flow reactor)に入れられる。このリアクターのタイプは、Heinekenによる以前の特許(WO 92/12231)に記述されている。カラムの特定の高さにおいて、マッシュは直接的な蒸気注入によって加熱され、および全リアクターは断熱されており、熱損失は最小化される。温度は、モルトデンプンから発酵性糖への転換が要求される生成物にとって適切となるように選択される。この例における温度プロファイルは、13のために58℃にて最初の静止状態(rest)を有する。67℃におけるその後の糖化の静止状態は80分間の持続時間を有し、マッシュは、その後、78℃のマッシング−オフ(mashing−off)温度に加熱され、当該温度において7分間の最後の静止状態とされる。マッシュは、カラム内部において100分の滞留時間を有し、得られたマッシュは、マッシュ分離部に入れられる。マッシュ分離に先立ち、マッシュは、78℃の熱水の添加によって、13.7±1.0°P(95%CI)の抽出物濃度に希釈される。
マッシュからのモルト外皮およびその他の固体の分離は、Allgaier Werke GmbH(ドイツ、ウーインゲン)による、タイプVTS1200サプライヤーの振動ふるいによって行われる。このふるいは、100μmステンレス鋼ふるいクロスによって行われる。ふるいクロスの下部において、ポリマーボールがクロスに衝撃を与え、ふるいクロスの孔の付着および詰まりが防止される。ふるいは、マッシュ中の粒子を、24%の微粒子および76%の粗い物質の流れに分離する。微粒子は、1002±15l/hrの流速でふるいクロスの孔を通過する液体の流れに懸濁される。粗い粒子は、乾燥体濃度が15.8±2.3%(w/w)となるまで濃縮されるが、有意な量の抽出物および水をなおも含む。保持された使用済み粒子のこの液体の含有量は、部分的に脱水された粗い物質を、150μm脱水部を装着したスクリューに、193±7kg/hの流速で供給することで実質的に減少される。有意な量の液体は、このように使用済み粒子(41±1.4kg/h)から除去され、および放出された使用済み粒子の最終的な乾燥体濃度は21.2±3.8%(w/w)である。全体の抽出物の損失は、14.4%である。
マッシュ分離からの生成物は、目下、麦芽汁と称され、約1000l/時間の流速を有する。7g/時間の速度のホップ抽出物は、連続的にインラインで添加され、および混合物は、蒸気が供給される熱交換器により103℃の温度に加熱される。麦芽汁は、プラグ流れリアクターにくみ出される。このカラムリアクターは、以前に記述されたマッシング転換カラムと同様の寸法を有し、滞留時間は60分である。このリアクター内で生じる典型的な反応は、タンパク質の変性および凝固、滅菌、ホップ異性化、発色(colour formation)、そのモルトベースの前駆体(S−メチルメチオニン)からの硫化ジメチル(dimethylsulphide)(DMS)の生産である。
麦芽汁は、その後、ハイネケン特許(WO 95/26395)にて以前に記述されるふるい−プレート幾何学ストリッピングカラム(sieve−plate geometry stripping column)にて処理される。1.5バールの蒸気が向流操作にて使用され、流速20kg/時間およびストリッパ上部において大気条件にて、望ましくない風味化合物(主にDMS)が除去される。ストリッパの底面に残る麦芽汁は、無視できる程度にて少量の緩衝液に供給され、直接的に、不連続に放出するタイプの遠心機に供給される。この機械は、7400rpmの回転速度および13000mの理論的キャパシティファクターを有する。
次に、2つの並列プレートおよびフレーム麦芽汁冷却器(two parallel plate and frame wort coolers)において麦芽汁の冷却が行われ、2段階の水−グリコール配置によって、麦芽汁の温度は95−100℃から8℃まで低下される。
総量2.2mの冷却された麦芽汁が、2.5g/lの濃度の活性酵母と共に、円柱状/円錐状の発酵タンクに連続的に供給される。連続的な酸素負荷はインライン通気によって達成される。第1のバッチ発酵は、10℃にて実行され、および、抽出物濃度が6.5°Pに達したとき、温度を13℃まで増加させた。ジアセチル濃度が30ppmのレベルに減少した後、タンクの内容物は、24時間で−1.5℃に冷却した。この冷却された状態を6日間維持した。
ビールは、その後、垂直ディスクタイプのキースラガーブライトビールフィルター(kieselguhr bright beer filter)を通してろ過される。この濾過の後、ビールは、PVPP(ポリビニルポリピロリドン)の通常の投与および必要なPVPP濾過にて安定させた。最後に、ビールは適切な容器(ガラス瓶)にパッケージした。
例2
905kg/時間の麦芽汁の流れは、麦芽汁製造工程の終了時において抽出物濃度16.5°Pにて製造される。この麦芽汁は、バッチ発酵槽において、発酵され、成熟されおよび安定化され、および、その後、連続的に、遠心されおよびろ過される。
工程の先頭において、460l/時間の酒造用水(50℃)を、206kg/時間のハンマー粉砕したモルト製粉用穀物(ふるいサイズ1.5mm)と共に連続的に混合する。両流れは、58℃の温度において、作業用量70リットルの連続的に撹拌されるタンクリアクターに供給される。この処理の滞留時間は、約7分であり、モルト中のタンパク質の通常の分解に寄与し、および、グルカンおよび関連する構成成分の溶解および分解を可能とする。
その後、「マッシュ」と称される混合物が、垂直円柱状のプラグ流れリアクターに供給される。このリアクターのタイプは、ハイネケンによる以前の特許(WO 92/12231)に記述されている。カラムの特定の高さにおいて、マッシュは直接的な蒸気注入によって加熱され、リアクター全体は断熱され、熱損失が最小化される。温度は、モルトデンプンの発酵性糖への転換が、所望の生成物にとって適切でなるように選択される。この例における温度プロファイルは、13のために58℃にて第1の静止状態を有する。67℃におけるその後の糖化の静止状態は、80分の持続時間を有し、マッシュは、その後、78℃のマッシング−オフ(mashing−off)温度に加熱され、当該温度において、7分の最終的な静止状態が存在する。マッシュは、100分のカラム内における全滞留時間を有し、得られたマッシュはマッシュ分離部に入れられる。
マッシュからのモルト外皮およびその他の固体の分離は、Allgaier Werke GmbH(ドイツ、ウーインゲン)によるタイプVTS 1200サプライヤーの振動のふるいによって行われる。このふるいは、100μmステンレス鋼ふるいクロスを使用して実行される。ふるいクロス下部において、重合体ボールがクロスに衝撃を与え、ふるいクロス孔への付着および詰まりを防止する。ふるいは、マッシュ中の粒子を、24%の微粒子および76%の粗い物質の流れに分離する。微粒子は、970l/時間の流速でふるいクロスの孔を通過する液体の流れに懸濁される。粗い粒子は、16%(w/w)の乾燥体濃度まで濃縮されおよび混合タンクに供給され、そこにおいて、抽出物濃度は、510l/時間の78℃酒造用水の流れの添加により低下される。この混合タンクの生成物は、100μmクロスを装着した振動ふるい(VTS 600)によって再度分離される。粗い使用済み粒子画分は、有意な量の抽出物および水をなおも含む。保持された使用済み粒子のこの液体の含有量は、その後、205kg/時間の流速で、部分的に脱水された粗い物質を、150μm脱水部を装着したスクリュープレスに供給することにより低下される。有意な量の液体がこのように使用済み粒子から除去され、放出された使用済み粒子の最終的な乾燥体濃度は24%(w/w)である。第2のふるいからの液体生成物は、再循環されおよびマッシュの流れと混合されて、第1のふるい上に希釈された供給流れが得られ、このようにして抽出物の回収条件が最適化される。全体的な抽出物の損失は、それゆえ、マッシュ分離において2.6%に減少される。マッシュ分離からの生成物は、目下、麦芽汁と称され、970l/時間の流速を有する。7g/時間の速度のホップ抽出物が、連続的にインラインで添加され、混合物は、蒸気が供給される熱交換器によって、103℃の温度に加熱される。麦芽汁は、プラグ流れリアクターにくみ出される。このカラムリアクターは、以前に記述されたマッシング転換カラムと同じ寸法を有し、滞留時間は65分である。このリアクターで行われる典型的な反応は、以下の通りである:タンパク質の変性および凝固、滅菌、ホップ異性化、発色、そのモルトベース前駆体(S−メチルメチオニン)からの硫化ジメチル(DMS)の生産。
麦芽汁は、その後、ハイネケン特許(WO 95/26395)にて以前に記述されたふるい−プレート幾何学ストリッピングカラム(sieve−plate geometry stripping column)で処理される。1.5バールの蒸気を向流操作で使用し、ストリッパーの上部において、20kg/時間の流速および大気圧条件にて、望ましくない風味化合物(主にDMS)が除去される。ストリッパーの下部に残る麦芽汁は、無視できる程度で少量の緩衝液に供給され、不連続放出型の遠心機に直接供給される。この装置は、7400rpmの回転速度および13000mの理論的キャパシティファクターを有する。放出頻度は、装置中にケーキ沈澱物によって制御される。
次に、2つの並列プレートおよびフレーム麦芽汁冷却器(two parallel plate and frame wort coolers)において麦芽汁の冷却が行われ、2段階の水−グリコール配置によって、麦芽汁の温度は95−100℃から8℃まで低下される。
総量2.2mの冷却された麦芽汁が、2.5g/lの濃度の活性酵母と共に、円柱状/円錐状の発酵タンクに連続的に供給される。連続的な酸素負荷はインライン通気によって達成される。第1のバッチ発酵は、10℃にて実行され、および、抽出物濃度が6.5°Pに達したとき、温度を13℃まで増加させた。ジアセチル濃度が30ppmのレベルに減少した後、タンクの内容物は、24時間で−1.5℃に冷却した。この冷却された状態を6日間維持した。
ビールは、その後、垂直ディスクタイプのキースラガーブライトビールフィルター(kieselguhr bright beer filter)を通してろ過される。この濾過の後、ビールは、PVPPの通常の投与および必要なPVPP濾過にて安定させた。最後に、ビールは適切な容器(ガラス瓶)にパッケージした。
例3
904kg/時間の麦芽汁の流れが、麦芽汁製造工程の終了時において抽出物濃度16.5°Pにて製造される。この麦芽汁は、バッチ発酵槽において、発酵され、成熟されおよび安定化され、および、その後、連続的に、遠心されおよびろ過される。
工程の先頭において、410l/時間の酒造用水(50℃)を、205kg/時間のハンマー粉砕したモルト製粉用穀物(ふるいサイズ1.5mm)と共に連続的に混合する。両流れは、58℃の温度において、作業用量70リットルの連続的に撹拌されるタンクリアクターに供給される。この処理の滞留時間は、約7分であり、モルト中のタンパク質の通常の分解に寄与し、および、グルカンおよび関連する構成成分の溶解および分解を可能とする。
その後、「マッシュ」と称される混合物が、垂直円柱状のプラグ流れリアクターに供給される。このリアクターのタイプは、ハイネケンによる以前の特許(WO 92/12231)に記述されている。カラムの特定の高さにおいて、マッシュは直接的な蒸気注入によって加熱され、リアクター全体は断熱され、熱損失が最小化される。温度は、モルトデンプンの発酵性糖への転換が所望の生成物にとって適切となるように選択される。この例における温度プロファイルは、13のために58℃にて第1の静止状態を有する。67℃におけるその後の糖化の静止状態は、80分の持続時間を有し、マッシュは、その後、78℃のマッシング−オフ(mashing−off)温度に加熱され、当該温度において、7分の最終的な静止状態が存在する。マッシュは、100分のカラム内における全滞留時間を有し、得られたマッシュはマッシュ分離部に入れられる。
マッシュからのモルト外皮およびその他の固体の分離は、Allgaier Werke GmbH(ドイツ、ウーインゲン)によるタイプVTS1200サプライヤーの振動のふるいによって行われる。このふるいは、100μmステンレス鋼ふるいクロスを使用して実行される。ふるいクロス下部において、重合体ボールがクロスに衝撃を与え、ふるいクロス孔への付着および詰まりを防止する。ふるいは、マッシュ中の粒子を、24%の微粒子および76%の粗い物質の流れに分離する。微粒子は、971l/時間の流速でふるいクロスの孔を通過する液体の流れに懸濁される。粗い粒子は、16%(w/w)の乾燥体濃度まで濃縮されおよびスクリュープレスに供給され、そこにおいて、使用済み粒子の乾燥物質含有量は21%にまで増大される。得られた液体は、上述のふるいに再循環され、一方、使用済み粒子は混合タンクに供給され、そこにおいて、抽出物濃度は、540l/時間の78℃酒造用水の流れの添加により低下する。この混合タンクの生成物は、100μmクロスを装着した振動ふるい(VTS600)によって再度分離される。粗い使用済み粒子画分は、有意な量の抽出物および水をなおも含む。保持された使用済み粒子のこの液体の含有量は、その後、205kg/時間の流速で、部分的に脱水された粗い物質を150μm脱水部を装着したスクリュープレスに供給することにより低下する。有意な量の液体がこのように使用済み粒子から除去され、放出された使用済み粒子の最終的な乾燥体濃度は28%(w/w)である。第2のふるいからの液体生成物は、再循環されおよびマッシュの流れと混合されて、第1のふるい上に希釈された供給流れが得られ、このように、抽出物の回収条件が最適化される。全体的な抽出物の損失は、それゆえ、マッシュ分離において1.5%に減少される。
マッシュ分離からの生成物は、目下、麦芽汁と称され、および971l/時間の流速を有する。7g/時間の速度のホップ抽出は、連続的にインラインで添加され、混合物は、蒸気が供給される熱交換器によって、103℃の温度に加熱される。次に、麦芽汁は、プラグ流れリアクターにくみ出される。このカラムリアクターは、以前に記述されたマッシング転換カラムと同じ寸法を有し、滞留時間は65分である。このリアクターで行われる典型的な反応は、以下の通りである:タンパク質の変性および凝固、滅菌、ホップ異性化、発色、そのモルトベース前駆体(S−メチルメチオニン)からの硫化ジメチル(DMS)の生産。
麦芽汁は、その後、ハイネケン特許(WO 95/26395)にて以前に記述されたふるい−プレート幾何学ストリッピングカラム(sieve−plate geometry stripping column)で処理される。1.5バールの蒸気を向流操作で使用し、ストリッパーの上部において、20kg/時間の流速および大気圧条件にて、望ましくない風味化合物(主にDMS)が除去される。ストリッパーの下部に残る麦芽汁は、無視できる程度で少量の緩衝液に供給され、不連続放出型の遠心機に直接供給される。この装置は、7400rpmの回転速度および13000mの理論的キャパシティファクターを有する。放出頻度は、装置中にケーキ沈澱物によって制御される。
次に、2つの並列プレートおよびフレーム麦芽汁冷却器(two parallel plate and frame wort coolers)において麦芽汁の冷却が行われ、2段階の水−グリコール配置によって、麦芽汁の温度は95−100℃から8℃まで低下される。
総量2.2mの冷却された麦芽汁が、2.5g/lの濃度の活性酵母と共に、円柱状/円錐状の発酵タンクに連続的に供給される。連続的な酸素負荷はインライン通気によって達成される。第1のバッチ発酵は、10℃にて実行され、および、抽出物濃度が6.5°Pに達したとき、温度を13℃まで増加させた。ジアセチル濃度が30ppmのレベルに減少した後、タンクの内容物は、24時間で−1.5℃に冷却した。この冷却された状態を6日間維持した。
ビールは、その後、垂直ディスクタイプのキースラガーブライトビールフィルター(kieselguhr bright beer filter)を通してろ過される。この濾過の後、ビールは、PVPPの通常の投与および必要なPVPP濾過にて安定させた。最後に、ビールは適切な容器(ガラス瓶)にパッケージした。

Claims (23)

  1. 以下を含む、マッシュ抽出物の製造方法:
    a.粒状で、デンプンを含みおよび任意にモルトにした原料を、水と共にマッシングすること;
    b.マッシュを加熱し、および、デンプンを酵素的に加水分解すること;
    c.加熱処理したマッシュを、発酵可能なマッシュ抽出物および湿性の使用済み粒子への分離のために、第1のふるいに通すこと;および
    d.任意に前記湿性の使用済み粒子を洗浄およびふるい分け操作に供した後に、前記湿性の使用済み粒子を第1のプレスに移動し、前記湿性の使用済み粒子を圧縮して、脱水された使用済み粒子および付加的な発酵可能なマッシュ抽出物を得ること。
  2. 以下の付加的な工程を含む請求項1に記載の方法:
    e.前記脱水された使用済み粒子を第1の混合容器に移し、それをスパージング水と混合してスラリーを作製すること;
    f.洗浄した使用済み粒子および洗浄水への分離のために、前記スラリーを第2のふるいに通すこと;および
    g.前記洗浄した使用済み粒子を第2のプレスに移し、前記洗浄した使用済み粒子を圧縮して使用済み粒子残留物および残留水を得ること。
  3. 請求項1または2に記載の方法であって、ここにおいて、前記第1のプレスに移す前に、前記湿性の使用済み粒子は、以下を含む洗浄およびふるい操作に供される方法:
    ・前記湿性の使用済み粒子を洗浄容器に移し、それをスパージング水と混合してスラリーを作製すること;
    ・湿性の使用済み粒子および洗浄水への分離のために、前記スラリーを更なるふるいに通すこと。
  4. 請求項2または3に記載の方法であって、ここにおいて、少なくとも一部の洗浄水および/または残留水は、前記マッシング工程aに再循環され、および/または、第1のふるいを通される前の熱処理マッシュと混合される方法。
  5. 請求項2から4の何れか1項に記載の方法であって、ここにおいて、前記洗浄水および前記残留水の双方が完全に再循環される方法。
  6. 請求項2から5の何れか1項に記載の方法であって、ここにおいて、前記洗浄水および/または前記残留水が前記マッシング工程aに再循環される方法。
  7. 請求項2から6の何れか1項に記載の方法であって、ここにおいて、再循環された洗浄水および残留水の総量は、前記マッシング工程に使用される水の全量の少なくとも80wt.%、好ましくは少なくとも90wt.%を構成する方法。
  8. 請求項1から7の何れか1項に記載の方法であって、ここにおいて、前記第1のセパレータから得られる発酵可能なマッシュ抽出物の比重は15°Pを上回る方法。
  9. 請求項2から8の何れか1項に記載の方法であって、工程cからgは、連続的な様式で実行される方法。
  10. 請求項1から9の何れか1項に記載の方法であって、前記ふるいは振動ふるいである方法。
  11. 請求項1から10の何れか1項に記載の方法であって、前記プレスはスクリュープレスである方法。
  12. 以下を含む、請求項2から11の何れか1項に記載の方法:
    h.前記第2のプレスから得られる前記使用済み粒子残留物を第2の混合容器に移し、それをスパージング水と混合してスラリーを作製すること;
    i.抽出された使用済み粒子および希釈された洗浄水への分離のために、前記スラリーを第3のふるいを通すこと;
    j.前記抽出された使用済み粒子を第3のプレスに移し、前記抽出された使用済み粒子を圧縮して使い尽くした使用済み粒子残留物および希釈された残留水を得ること;および
    k.前記希釈された少なくとも一部の洗浄水および/または前記希釈された残留水を前記第1の混合容器に再循環すること。
  13. 請求項1から12の何れか1項に記載の方法であって、前記マッシュ抽出物の製造において認められる抽出物の損失は、15wt.%未満、好ましくは3wt.%未満である方法。
  14. 以下の付加的な工程を含む、請求項1から13の何れか1項に記載の方法:
    ・任意にホップされたマッシングされた抽出物を、少なくとも15分間少なくとも60℃の温度に前記マッシュ抽出物を加熱することによって、麦芽汁に転換すること;
    ・圧力を減少させることによっておよび/またはガスまたは蒸気による取り除きによって、加熱された麦芽汁から有機揮発性物質を除去すること;
    ここにおいて、これらの付加的な工程の際に、前記マッシュ抽出物の比重は、15°P以上、好ましくは18°P以上、より好ましくは20°P以上に維持される。
  15. 請求項14に記載の方法であって、有機揮発性物質の除去に続いて、前記麦芽汁は、酵母発酵の前に、10−25°Pの範囲の比重に希釈される方法。
  16. 請求項1から15の何れか1項に記載の方法であって、前記方法が完全に連続的な様式で行われる方法。
  17. 以下を含む、マッシュ抽出物を生産するための装置:
    −ふるい装置(4)に接続された出力を有する加熱ユニット(3);
    −マッシュスラリーを受けるためのふるい装置(4)、ここにおいて、前記ふるい装置は、低固体出力(5a)、およびプレスユニット(7)に接続され8wt.%から25wt.%の間の固体を含む流れのための高固体出力(6)を有し、前記プレスユニット(7)は、低固体出力(5b)および18wt.%から40wt.%の間の固体を含む流れのための高固体出力(8)を有する;
    −水性液体のための入力および固体材料のため入力を有する混合ユニット(2)、ここにおいて、前記混合ユニット(2)は、加熱ユニット(3)に接続される出力を有し、ここにおいて、プレスユニット(7)は、混合ユニット(9)に接続される高固体出力(8)を有し、前記混合ユニット(9)はまた、水性液体のための入力(10)を含み、前記混合ユニットは、第2のふるい装置(11)に接続される出力を有し、前記第2のふるい装置(11)は、第2のプレスユニット(14)に接続されるその高固体出力(13)を有し、ここにおいて第2のふるい装置(11)の低固体出力(12a)および/または第2のプレスユニット(14)の低固体出力(12b)は、混合ユニット(2)の入力に接続される。
  18. 以下を含むマッシュ抽出物の生産のための装置:
    −ふるい装置(4)に接続された出力を有する加熱ユニット(3);
    −マッシュスラリーを受けるためのふるい装置(4)、ここにおいて、前記ふるい装置は、低固体出力(5a)、および混合ユニット(22)に接続され8wt.%から25wt.%の間の固体を含む流れのための高固体出力(6)を有し、前記混合ユニット(22)はまた、水性の液体のための入力(23)を含み、前記混合ユニット(22)は、ふるい装置(24)に接続される出力を有し、前記ふるい装置(24)は、低固体出力(5c)を有し、プレスユニット(7)に接続された高固体出力(25)を有する;
    −プレスユニット(7)、ここにおいて、前記プレスユニット(7)は、低固体出力(5b)および18wt.%から40wt.%の間の固体を含む流れのための高固体出力(8)を有する。
  19. 請求項18に記載の装置であって、水性の液体のための入力および固体材料のための入力を有する混合ユニット(2)を含み、前記混合ユニット(2)は、加熱ユニット(3)に接続された出力を有し、および、ここにおいて、プレスユニット(7)は、混合ユニット(9)に接続される高固体出力(8)を有し、前記混合ユニット(9)はまた、水性の液体のための入力(10)を含み、前記混合ユニットは第2のふるい装置(11)に接続される出力を有し、前記第2のふるい装置(11)は、第2のプレスユニット(14)に接続された高固体出力(13)を有し、ここにおいて、第2のふるい装置(11)の低固体出力(12a)および/または第2のプレスユニット(14)の低固体出力(12b)は、混合ユニット(2)の入力に接続される装置。
  20. 請求項17から19の何れか1項に記載の装置であって、前記ふるい装置(4)は、振動ふるい表面を含む装置。
  21. 請求項20に記載の装置であって、前記振動ふるい表面は、スクリーンまたはメッシュを含み、振動部材は、ふるい表面の下流側に対して振動するよう構成される装置。
  22. 請求項17から21の何れか1項に記載の装置であって、前記ふるい装置は、20μmから1mmの間、好ましくは20μmから300μmの間の孔サイズを持つ装置。
  23. 請求項17または19に記載の装置であって、第2のプレスユニット(14)の高固体出力(16)は、第3の混合ユニット(17)に接続されており、前記混合ユニット(17)はまた、水性の液体のための入力(10)を含み、前記混合ユニットは、第3のふるい装置(18)に接続された出力を有し、第3のプレスユニット(21)に接続された高固体出力(20)を有し、ここにおいて第3のふるい装置(18)の低固体出力(19a)および/または第3のプレスユニット(21)の低固体出力(19b)は、混合ユニット(9)の入力に接続されている装置。
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