JPS58101678A - 麦汁「ろ」過槽の洗浄装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、ビールの原料である麦汁を沖過して、変軸と
清涼麦汁とに分離する沖過槽における洗浄装置に関する
。

従来技術 麦汁ｒ過槽は、内径が６〜９ｍ程度、深さが２ｍ程度の
槽本体の槽底面上（こ僅かの隙間を隔てて配置したｒ過
網により、槽内に１ｍ程度の深さで供給した麦汁を沖過
して、清涼麦汁を槽底面の吐出口から槽外に取出すよう
にしたものであるが、沖過網には、幅０．６〜１．２胴
程度、長さ５０ｗｎ程度のｒ過スリットを無数に穿設し
たものであるから、目詰まりが生じやすい上、沖過網と
槽底面との間の隙間は２０ＴｒｒＩｎ程度であるから、
変軸等のデンプン質の凝固物が澱んで沖過性能に悪影響
を与えることが多い。

このため、従来では何回かの沖過工程が終ると、作業者
が槽本体内に入り、手作業で高圧洗浄水をｒ過網上番こ
吹付けて目詰まりした変軸等を洗浄除去しているが、作
業環境が悪い上に沖過網上に乗り広い面積を洗浄する必
要があるから、洗浄作業はきわめて煩わしく重労働であ
った。

また、沖過網上から洗浄水を吹付けるのみであるから、
槽底面との間の隙間に沈んだ凝固物を効果的に洗浄する
ことができず、細分されたＥ過網の一部をわざわざ取外
して隙間を洗浄するという作業を余儀なくされていた。

発明の目的 本発明は、この種の麦汁沖過槽における沖過網に付着し
スリットに目詰まりした変軸、汲過網と槽底面との隙間
に澱、んた−疑固物を自動的に洗浄除去して、沖過性能
の安定化及び省力化を図るものである。

発明の要旨 本発明は、麦汁広過槽において、槽底面に、高圧洗浄水
を扇形状に噴射する逆洗ノズルを、噴射方向を円周方向
に揃えてほぼ一定の間隔で多数個配置し、上記隙間及び
上記沖過網に付着した凝固物や変軸等を全面的に短時間
で自動的に洗浄除去するよう番こ構成した麦汁沖過槽の
洗浄装置を提供するものである。

実施例 第１図に示すように、作業底面１ζこ立設した垂直支柱
２上で支持された大径容器状の槽本体３を有し、該槽本
体３の上部に、排気ダクト４を有するコーン状の天井５
を一体的に連設して成る沖過槽６を備え、麦汁供給ロア
から槽本体３内に設定レベルＬまで供給された麦汁を、
回転機構８で回転される攪拌機構９で攪拌し、ついて、
槽底面１０上に僅かの隙間Ｔを隔てて配置した沖過網１
１により麦汁をｒ過して、清涼麦汁を槽底面１０の吐出
口１２から槽外（こ取出し、沖過終了後、沖過網１１上
に残った変軸を上記攪拌機構９に付設した粕取機構１３
で粕取口１４から槽外に排出する一方、洗浄時は、天井
５側の洗浄ノズル１５からの洗浄水で攪拌機構９等を洗
浄し、槽本体３上側の洗浄ノズル１６からの洗浄水で槽
本体３壁面等を洗浄すると同時に、沖過網１１と槽底面
１０との間の逆洗ノズル１７からの洗浄水で隙間Ｔ及び
ｒ過網１１等を洗浄するよう番こなっている。

上記逆洗ノズル１７は、第２図（ａ）及び第２図（ｂ）
に詳細に示すように、槽底面１０に穿設した取付孔２１
に中空の基軸２２を、パツキン２３とシールリング２４
とを介して嵌合し、ナツト２５により締結固定すると共
に、上記基軸２２の上部に中空のノズル軸２６をパツキ
ン２７を介して締結固定する一方、上記ノズル軸２６の
中空部に溶接固定した支軸２８の下部にばね２９を介し
てボール３０を配置し、基軸２２の中空部の弁座３１に
当て止めて逆止弁を形成すると共に、上記ノズル軸２６
の外周に約４５の角度で３個のノズル口３２゜・・・、
３２を取付けて構成する。

上記基軸２２は、導管３３を介して高圧洗浄水供給装置
（図示せず）に連結され、該装置から供給された高圧洗
浄水が基軸２２の中空部でボール３０を押し上げてノズ
ル軸２６の中空部からノズル口３２．・・・、３２に至
り、３個のノズル口３２゜・・・、３２から扇形状（こ
噴射されるようになる。なお、ノズル口３２．・・・、
３２は、全体として高圧洗浄水が扇形状に噴射されるよ
うになっていれば、特に個数は問わない。

一方、第３図に示すように、上記槽本体３内のｆ過網１
１は、上記攪拌機構９の回転軸３４を中心番こして半径
方向に数分割され、さらに円周方向に放射状に多数分割
された網小片１１ａ、・・・、１１ａを組合わせて成り
、各網小片１１ａ、・・・、１１３には多数のスリット
３４（第２図（ｂ）参照）が穿設しである。

上記逆洗ノズル１７は、上記回転軸３４を中心にして、
上記網小片１１ａ、・・・、１１ａにほぼ対応した同心
円周上に、円周方向にほぼ等間隔で多数個配置すると共
に、その噴射方向を円周方向に揃えて、隙間Ｔの全面に
わたって約３　ＫＰ／ｃｆｆｌ　　の高圧水を噴射でき
るようになっている。

上記のように麦汁沖過槽の洗浄装置を構成すれば、洗浄
時、天井５側の洗浄ノズル１５と槽本体３上側の洗浄ノ
ズル１６とから噴射される洗浄水で、槽本体３の内部全
体を洗浄する一方、多数の逆洗ノズル１７．・・・、１
７から扇形状に高圧洗浄水が噴射され、ｒ過網１１と槽
底面１０との間の２０ｍｍ程度の隙間Ｔに澱んだ凝固物
が洗い流されると同時に、ｆ過網１１のスリット３４に
目詰りした変軸が吹き飛ばされるよう番こなる。

逆洗ノズル１７から噴射された高圧洗浄水は、洗い流し
たａ置物や変軸とともに噴射方向の後側位置にそれぞれ
設けた吐出口１２．・・・、１２から迅速に槽外へ排出
されるようになる。

洗浄効果を上げるために、吐出口１２．・・・、１２か
ら洗浄水等を吸引排出するポンプ３５を設けて入切を繰
返すと、自然排出の場合番こ比べて洗浄時間を約１／４
（５分）に短縮することも可能である。

発明の効果 本発明は、槽底面に配置した逆洗ノズルからの高圧洗浄
水で疑置物や変軸を自動的に洗浄除去できるから、作業
者による重労働の洗浄作業が不要番こなり省力化が図れ
るようになる。

また、高圧洗浄水で隙間のみならず洲過網のスリットも
洗浄できるから洗浄作業が安定に行なえ、ｒ過性能も安
定するよう（こなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は麦汁ｒ過槽の縦断面図、第２図［ａ）は逆洗ノ
ズルの平面図、第２図（ｂ）は逆洗ノズルの縦断面図、
第３図はｒ過網と逆洗ノズルと吐出口の配置を示す平面
図である。 ３・・・槽本体、６・・・諷過槽、１０・・・槽底面、
１１・・・ｒ過網、１２・・・吐出口、１７・・・逆洗
ノズル、３４・・・スリット、３５・・・ポンプ、Ｔ・
・隙間。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）槽底面上に僅かの隙間を隔てて配置した沖過網に
   より、槽内に供給した麦汁を沖過して、清涼麦汁を槽底
   面の吐出口から槽外に取出すようにした麦汁沖過槽にお
   いて、 上記槽底面に、高圧洗浄水を扇形状に噴射する逆洗ノズ
   ルを、噴射方向を円周方向に揃えてほぼ一定の間隔で多
   数個配置し、沖過網と槽底面との隙間に付着した凝固物
   や変軸等を洗浄除去するようにしたことを特徴とする麦
   汁沖過槽の洗浄装置。
2. （２）上記逆洗ノズルを、槽底面の中心に対して同心円
   周上に、円周方向にほぼ等間隔で配置すると共に、該逆
   洗ノズルの噴射方向の後側位置に、上記吐出口をそれぞ
   れ設けたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
   麦汁沖過槽の洗浄装置。