JPS6328381A - 穀皮を除去した麦芽を用いた麦汁の製造方法 - Google Patents
穀皮を除去した麦芽を用いた麦汁の製造方法Info
- Publication number
- JPS6328381A JPS6328381A JP61171188A JP17118886A JPS6328381A JP S6328381 A JPS6328381 A JP S6328381A JP 61171188 A JP61171188 A JP 61171188A JP 17118886 A JP17118886 A JP 17118886A JP S6328381 A JPS6328381 A JP S6328381A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- malt
- wort
- concentration
- grain
- preparation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- GXCLVBGFBYZDAG-UHFFFAOYSA-N N-[2-(1H-indol-3-yl)ethyl]-N-methylprop-2-en-1-amine Chemical compound CN(CCC1=CNC2=C1C=CC=C2)CC=C GXCLVBGFBYZDAG-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims abstract description 40
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 10
- 235000020429 malt syrup Nutrition 0.000 title 1
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 22
- 150000008442 polyphenolic compounds Chemical class 0.000 claims abstract description 12
- 235000013824 polyphenols Nutrition 0.000 claims abstract description 12
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims abstract description 4
- 239000002994 raw material Substances 0.000 claims description 25
- 239000010903 husk Substances 0.000 claims description 20
- 235000020985 whole grains Nutrition 0.000 claims description 4
- 238000002156 mixing Methods 0.000 claims description 2
- 235000013405 beer Nutrition 0.000 abstract description 15
- 238000001914 filtration Methods 0.000 abstract description 14
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 9
- 239000006188 syrup Substances 0.000 abstract description 5
- 235000020357 syrup Nutrition 0.000 abstract description 5
- 238000001802 infusion Methods 0.000 abstract description 3
- 239000002344 surface layer Substances 0.000 abstract description 2
- 102000004190 Enzymes Human genes 0.000 abstract 1
- 108090000790 Enzymes Proteins 0.000 abstract 1
- 239000002198 insoluble material Substances 0.000 abstract 1
- 235000020162 malted milk drink Nutrition 0.000 abstract 1
- 235000013339 cereals Nutrition 0.000 description 24
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 22
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 5
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 5
- 240000007594 Oryza sativa Species 0.000 description 3
- 235000007164 Oryza sativa Nutrition 0.000 description 3
- 241000209140 Triticum Species 0.000 description 3
- 235000021307 Triticum Nutrition 0.000 description 3
- 238000000855 fermentation Methods 0.000 description 3
- 230000004151 fermentation Effects 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 3
- 235000009566 rice Nutrition 0.000 description 3
- IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N Atomic nitrogen Chemical compound N#N IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 240000005979 Hordeum vulgare Species 0.000 description 2
- 235000007340 Hordeum vulgare Nutrition 0.000 description 2
- 239000003463 adsorbent Substances 0.000 description 2
- 238000009835 boiling Methods 0.000 description 2
- 238000005119 centrifugation Methods 0.000 description 2
- 238000005352 clarification Methods 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 2
- 239000002244 precipitate Substances 0.000 description 2
- ZCYVEMRRCGMTRW-UHFFFAOYSA-N 7553-56-2 Chemical compound [I] ZCYVEMRRCGMTRW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229920002261 Corn starch Polymers 0.000 description 1
- LFQSCWFLJHTTHZ-UHFFFAOYSA-N Ethanol Chemical compound CCO LFQSCWFLJHTTHZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 235000008694 Humulus lupulus Nutrition 0.000 description 1
- OAKJQQAXSVQMHS-UHFFFAOYSA-N Hydrazine Chemical compound NN OAKJQQAXSVQMHS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 244000017020 Ipomoea batatas Species 0.000 description 1
- 235000002678 Ipomoea batatas Nutrition 0.000 description 1
- 244000061456 Solanum tuberosum Species 0.000 description 1
- 235000002595 Solanum tuberosum Nutrition 0.000 description 1
- 229920002472 Starch Polymers 0.000 description 1
- 240000008042 Zea mays Species 0.000 description 1
- 235000005824 Zea mays ssp. parviglumis Nutrition 0.000 description 1
- 235000002017 Zea mays subsp mays Nutrition 0.000 description 1
- 235000013361 beverage Nutrition 0.000 description 1
- 230000033228 biological regulation Effects 0.000 description 1
- 238000009395 breeding Methods 0.000 description 1
- 230000001488 breeding effect Effects 0.000 description 1
- 238000013124 brewing process Methods 0.000 description 1
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 235000005822 corn Nutrition 0.000 description 1
- 239000008120 corn starch Substances 0.000 description 1
- 229940099112 cornstarch Drugs 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000003337 fertilizer Substances 0.000 description 1
- 239000002778 food additive Substances 0.000 description 1
- 235000013373 food additive Nutrition 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 238000010348 incorporation Methods 0.000 description 1
- 229910052740 iodine Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011630 iodine Substances 0.000 description 1
- 235000021577 malt beverage Nutrition 0.000 description 1
- 229910052757 nitrogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- 230000002250 progressing effect Effects 0.000 description 1
- 102000004169 proteins and genes Human genes 0.000 description 1
- 108090000623 proteins and genes Proteins 0.000 description 1
- 238000010298 pulverizing process Methods 0.000 description 1
- 229940100486 rice starch Drugs 0.000 description 1
- 230000001953 sensory effect Effects 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 235000014347 soups Nutrition 0.000 description 1
- 239000004458 spent grain Substances 0.000 description 1
- 235000019698 starch Nutrition 0.000 description 1
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 1
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Distillation Of Fermentation Liquor, Processing Of Alcohols, Vinegar And Beer (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野1
本発明は麦汁の製造方法に関し、更に詳細には原料麦芽
の一部または全部として穀皮を除去した麦芽を用いるこ
とを特徴とする低ポリフェノール含聞麦汁を効率良く製
造する方法に関する。本発明の方法は効率良くかつ経済
的に高濃度麦汁または麦汁シロップを造るのにも適して
いる。
の一部または全部として穀皮を除去した麦芽を用いるこ
とを特徴とする低ポリフェノール含聞麦汁を効率良く製
造する方法に関する。本発明の方法は効率良くかつ経済
的に高濃度麦汁または麦汁シロップを造るのにも適して
いる。
[従来の技術]
麦汁は麦芽を主原料として製造され、ビール、シ〔1ツ
ブ、麦芽飲料等のH造に使用されている。
ブ、麦芽飲料等のH造に使用されている。
これまで、麦汁は麦芽を粉砕機により粉砕し、麦芽その
まま又は麦芽に米やコーンスターチなどの副原料を配合
し、仕込釜や仕込槽内で糖化づ−ることによって製造さ
れている。麦芽は穀皮のついたま)の全粒麦芽が使用さ
れてJ3す、糖化侵、濾過槽やマッシコツイルターにて
麦芽由来の穀皮を主とする不溶性物質が糖化液から除去
される。除去された穀皮舌は糖化粕(スペントグレイン
)と呼ばれている。
まま又は麦芽に米やコーンスターチなどの副原料を配合
し、仕込釜や仕込槽内で糖化づ−ることによって製造さ
れている。麦芽は穀皮のついたま)の全粒麦芽が使用さ
れてJ3す、糖化侵、濾過槽やマッシコツイルターにて
麦芽由来の穀皮を主とする不溶性物質が糖化液から除去
される。除去された穀皮舌は糖化粕(スペントグレイン
)と呼ばれている。
濾過された麦汁はビール醸造の場合、ホップが添加され
、煮沸釜にて煮沸され、その後清澄槽にてオリが沈澱さ
れ、冷却されて発酵に供される。
、煮沸釜にて煮沸され、その後清澄槽にてオリが沈澱さ
れ、冷却されて発酵に供される。
し発明が解決しようとする問題点]
麦汁製造の際、生産性や品質の観点から中型なのが、i
濾過工程である。この清適工程は穀皮を除去し清澄な麦
芽を効率良く、短時間に得ることを目的にしている。濾
過槽底部には麦ン1中の不溶性物質(主として穀皮から
成る)が沈澱して筈を形成し、これh’F戸材どなって
清澄な麦汁を分離回収しているが、不溶性物質のサイズ
及び串によっては、効率的にン濾過を行うことがなかな
か困難である。特に高讃度安汁の効率的な¥J造は、こ
の清適工程における問題からも困難であった。
濾過工程である。この清適工程は穀皮を除去し清澄な麦
芽を効率良く、短時間に得ることを目的にしている。濾
過槽底部には麦ン1中の不溶性物質(主として穀皮から
成る)が沈澱して筈を形成し、これh’F戸材どなって
清澄な麦汁を分離回収しているが、不溶性物質のサイズ
及び串によっては、効率的にン濾過を行うことがなかな
か困難である。特に高讃度安汁の効率的な¥J造は、こ
の清適工程における問題からも困難であった。
また、糖化粕は、通常飼料または肥料の原料として利用
されているが、水を多く含んでいるために重く、輸送運
賃が高く付くばかりでなく、腐敗し易く、貯蔵が困難な
ためその処理に多くの問題が残っている。
されているが、水を多く含んでいるために重く、輸送運
賃が高く付くばかりでなく、腐敗し易く、貯蔵が困難な
ためその処理に多くの問題が残っている。
更に、麦汁をビール醸造の目的で製造する場合には、ビ
ールの品質に対する使用麦汁の影響が大ぎな問題である
。例えば、混濁安定性はビールの重要な品質の1つであ
る。ビールの混濁の主な原因はビールに含まれている蛋
白質とポリフェノールとが保存中に結合し、不溶化して
析出するためと考えられている。、麦芽中のポリフェノ
ールは(、lとんどが穀皮中に含まれており、従来法に
よって製造される麦汁中にt、1麦芽由来のポリフェノ
ールがかならず混入している。ポリフェノール3量の低
い麦汁を得るため(二、ポリフェノールS8の少い大麦
の育種が進められているが、品種が限られており一般的
に普及していない。また、ビール中のポリフェノールを
吸着剤で除去する方法も考えられているが、ポリフェノ
ール吸着剤の使用は食品添加物規則により禁止されてい
る。
ールの品質に対する使用麦汁の影響が大ぎな問題である
。例えば、混濁安定性はビールの重要な品質の1つであ
る。ビールの混濁の主な原因はビールに含まれている蛋
白質とポリフェノールとが保存中に結合し、不溶化して
析出するためと考えられている。、麦芽中のポリフェノ
ールは(、lとんどが穀皮中に含まれており、従来法に
よって製造される麦汁中にt、1麦芽由来のポリフェノ
ールがかならず混入している。ポリフェノール3量の低
い麦汁を得るため(二、ポリフェノールS8の少い大麦
の育種が進められているが、品種が限られており一般的
に普及していない。また、ビール中のポリフェノールを
吸着剤で除去する方法も考えられているが、ポリフェノ
ール吸着剤の使用は食品添加物規則により禁止されてい
る。
[問題点を解決するための手段]
本発明は麦芽原料として予じめ穀皮を除去した麦芽を中
独で使用するか、または普通の全粒麦芽と併用すること
により、上記の問題点を解決して、高い効率で、高品質
の麦dを製造することに成り】した。また、本発明は、
極めて高濃度の麦汁を加熱濃縮を行うことなく製造でき
る点にも特徴がある。
独で使用するか、または普通の全粒麦芽と併用すること
により、上記の問題点を解決して、高い効率で、高品質
の麦dを製造することに成り】した。また、本発明は、
極めて高濃度の麦汁を加熱濃縮を行うことなく製造でき
る点にも特徴がある。
本発明で使用できる穀皮を除去した麦芽は、どのような
方法で製造することもできるが、例えば従来の小麦の除
去技術を改良した方法で除去できる。穀皮を除去する場
合、穀粒の表層付近に存在1rる各秤酵累が穀皮と共に
過度に除去されてしまわないようにすることが重要であ
る。
方法で製造することもできるが、例えば従来の小麦の除
去技術を改良した方法で除去できる。穀皮を除去する場
合、穀粒の表層付近に存在1rる各秤酵累が穀皮と共に
過度に除去されてしまわないようにすることが重要であ
る。
穀皮を除去した麦芽(穀粒という)は、製造される麦汁
の使用目的、および麦汁製造装置の種類等によって、甲
独で、または普通の麦芽〈以下、全粒という)と適当な
比率で混合して使用できる。
の使用目的、および麦汁製造装置の種類等によって、甲
独で、または普通の麦芽〈以下、全粒という)と適当な
比率で混合して使用できる。
穀皮を除去した麦芽(穀粒)の使用比率を高めていく程
、)ワられる麦汁中の不溶性物質のmが低下していくの
で距過工程が容易となり、穀粒の使用比率が高い場合に
は通常の)濾過槽に変えて、連続遠心分離−(デカンタ
−)を使用して、固液分離工程を簡略化できる。また仕
込の副原料どして米、各種澱粉(とうもろこし、甘藷、
馬鈴薯)を使用できる。
、)ワられる麦汁中の不溶性物質のmが低下していくの
で距過工程が容易となり、穀粒の使用比率が高い場合に
は通常の)濾過槽に変えて、連続遠心分離−(デカンタ
−)を使用して、固液分離工程を簡略化できる。また仕
込の副原料どして米、各種澱粉(とうもろこし、甘藷、
馬鈴薯)を使用できる。
仕込み濃度は通常の場合、原料対水の比率が約1=3〜
4付近であるが、本発明の穀粒仕込みの場合は通常の3
倍1度である約1:1.1の高濃度仕込みも可能である
。この高濃度仕込みの場合には40〜50%エキス濃度
のシロップ状麦汁が得られる。
4付近であるが、本発明の穀粒仕込みの場合は通常の3
倍1度である約1:1.1の高濃度仕込みも可能である
。この高濃度仕込みの場合には40〜50%エキス濃度
のシロップ状麦汁が得られる。
通常の麦芽を用いる全粒仕込みでは、仕込濃度が約2倍
(原料:水−1: 1.7)になると麦汁の7濾過速
度が著しく遅くなって商業上の利用が困難であり、また
約3倍〈原料二本−1: 11)の場合は水分が穀皮
に吸収されて原料全体が流動性を失い、糖化不可能とな
ってしまう。
(原料:水−1: 1.7)になると麦汁の7濾過速
度が著しく遅くなって商業上の利用が困難であり、また
約3倍〈原料二本−1: 11)の場合は水分が穀皮
に吸収されて原料全体が流動性を失い、糖化不可能とな
ってしまう。
本発明の方法では糖化は仕込槽および仕込釜の両名を用
いるデコクション法、または仕込槽のみを用いる昇温イ
ンフュージョン法のいずれでも行うことができる。
いるデコクション法、または仕込槽のみを用いる昇温イ
ンフュージョン法のいずれでも行うことができる。
糖化接、ン濾過槽の使用によりまたはデカンタ−の使用
によって糖化液から不溶性物質が除去されて目的の麦汁
が製造される。
によって糖化液から不溶性物質が除去されて目的の麦汁
が製造される。
本発明の方法でLqられる麦汁はポリフェノール3吊が
低いため、ビール醸造に適しており、また晋通溌度から
高濃度エキスまでの所望の濃度を自由に選択できる。
低いため、ビール醸造に適しており、また晋通溌度から
高濃度エキスまでの所望の濃度を自由に選択できる。
本発明の方法によれば、使用麦芽の嵩比重が著しく小さ
くなり、原l′1麦芽の輸送の費用を低減できる。また
、濾過工程における糖化粕の減少により)p過抵抗を減
じることができるため、濾過時間を短縮でき、全ての麦
芽原料を穀粒にすることにより、)濾過に代えて簡単な
連続遠心分離玄を利用ヂることができる。更に、穀皮が
少ないかあるいは全て使用されないため糖化粕が01生
ぜず、その処理を<51減または省略できる。
くなり、原l′1麦芽の輸送の費用を低減できる。また
、濾過工程における糖化粕の減少により)p過抵抗を減
じることができるため、濾過時間を短縮でき、全ての麦
芽原料を穀粒にすることにより、)濾過に代えて簡単な
連続遠心分離玄を利用ヂることができる。更に、穀皮が
少ないかあるいは全て使用されないため糖化粕が01生
ぜず、その処理を<51減または省略できる。
本発明の方法によって製造できる高濃度麦汁液は45〜
50%エキスδコ度のものであり、簡単な濃縮を行えば
更に完全なシロップ化(エキス濃度、60〜80%)も
できる。このような高濃度麦汁は、仕込工程における麦
汁煮沸工程に添加することによる麦汁製造能力のアップ
、シロップを用いた高濃度発酵による高アルコールビー
ルの製造、シロップを他方に輸送することによるサテラ
イト方式のビール製造、または各種の麦芽飲料用の原料
として利用等、多くの利用法が考えられる。
50%エキスδコ度のものであり、簡単な濃縮を行えば
更に完全なシロップ化(エキス濃度、60〜80%)も
できる。このような高濃度麦汁は、仕込工程における麦
汁煮沸工程に添加することによる麦汁製造能力のアップ
、シロップを用いた高濃度発酵による高アルコールビー
ルの製造、シロップを他方に輸送することによるサテラ
イト方式のビール製造、または各種の麦芽飲料用の原料
として利用等、多くの利用法が考えられる。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。
夫瀝」L−ユ
本発明の穀皮を除去した麦芽(穀粒)を用いた穀粒仕込
の原料配合を前記の表1に従って行った。
の原料配合を前記の表1に従って行った。
比較のために通常の麦芽(仝粒〉を用いた通常住込を並
行して行った。その原料配合も同様に表1に示した。
行して行った。その原料配合も同様に表1に示した。
表 1 : 仕 込 原 料表1に示した
原料配合によって、それぞれ仕込釜および仕込槽に投入
した原料を2回デコクション法により、50〜100℃
で合計糖化時間約3時間の条件で糖化を行った。次いで
糖化液は穀粒仕込の場合デカンタ−を用い、通常仕込の
場合にはンp過槽を用いることによって不溶性物質を除
去した。
原料配合によって、それぞれ仕込釜および仕込槽に投入
した原料を2回デコクション法により、50〜100℃
で合計糖化時間約3時間の条件で糖化を行った。次いで
糖化液は穀粒仕込の場合デカンタ−を用い、通常仕込の
場合にはンp過槽を用いることによって不溶性物質を除
去した。
下記の表2にはヨード反応による糖化速度の比較および
糖化終了時におけるエキス収率を示す。
糖化終了時におけるエキス収率を示す。
表2:糖化時間・エキスII!2率
本 エキス収率(2)−
表2の値から明らかなように、本発明の穀粒仕込におけ
る糖化速度およびエキス収率は、通常住込と比較して、
同等またはより好成績であった。
る糖化速度およびエキス収率は、通常住込と比較して、
同等またはより好成績であった。
また、この実施例で製造された麦汁の各種特性を次の表
3に示す。
3に示す。
表 3 : 麦汁の特性
本発明の穀粒仕込によって造られた麦ン1は通常仕込の
麦汁と比較して、ポリフェノール濃度が約20%低くな
ることが分った。また、色がや)淡くなるが、全窒素J
3よびアミノ態窒素の濃度はほとんど変らない。官能試
験で両者の明確な差異は認められなかった。
麦汁と比較して、ポリフェノール濃度が約20%低くな
ることが分った。また、色がや)淡くなるが、全窒素J
3よびアミノ態窒素の濃度はほとんど変らない。官能試
験で両者の明確な差異は認められなかった。
天!!?+2
下記表4の原料配合および原料濃度を用い、45〜75
℃の温度範囲で約3時間の処理時間に亘るインフィージ
ョン法により麦汁を装造した。
℃の温度範囲で約3時間の処理時間に亘るインフィージ
ョン法により麦汁を装造した。
表 4 : 仕 込 原 料上記の条件で
糖化を行って1りられた糖化液は穀粒仕込の場合デカン
タ−を用い、また通常住込の場合には溌過槽を用いて固
液分離を行った。尚、麦芽使用の場合、仕込濃度が2倍
(原料:水−1:1.7)になると麦汁のi濾過速度が
著しく遅くなり、完全な)濾過ができなかった。また3
倍(原料:水=1 : 1.1)の場合は仕込原料の
水分が穀皮に吸収されて流動性を失い、糖化処理が不可
能であった。
糖化を行って1りられた糖化液は穀粒仕込の場合デカン
タ−を用い、また通常住込の場合には溌過槽を用いて固
液分離を行った。尚、麦芽使用の場合、仕込濃度が2倍
(原料:水−1:1.7)になると麦汁のi濾過速度が
著しく遅くなり、完全な)濾過ができなかった。また3
倍(原料:水=1 : 1.1)の場合は仕込原料の
水分が穀皮に吸収されて流動性を失い、糖化処理が不可
能であった。
これに対して本発明の穀粒仕込では、2倍および3倍の
仕込濃度(原料U31iよびC)においても。
仕込濃度(原料U31iよびC)においても。
相当する高Wit度の麦汁が得られた。
上記原料Cから得た麦汁(エキス濃度46%)と通常住
込で19た麦汁(エキス濃度155%)とを水でそれぞ
れ11%に希釈し、両名を分析しその特mlを調べた。
込で19た麦汁(エキス濃度155%)とを水でそれぞ
れ11%に希釈し、両名を分析しその特mlを調べた。
結宋を表5に示す。
表 5 二 麦 汁 の 特 付表5の
特性から明らかなように、本発明の穀粒仕込によって造
られた高濃度麦汁は通常の麦汁と同様の特性を清ら、ビ
ール造り及び麦汁飲料の製造に利用できる。
特性から明らかなように、本発明の穀粒仕込によって造
られた高濃度麦汁は通常の麦汁と同様の特性を清ら、ビ
ール造り及び麦汁飲料の製造に利用できる。
[発明の効果]
穀皮を除去した麦芽を原料麦芽の全部または一部として
使用することにより、原料麦芽の1電比重が小さく’J
す、運賃も安くなる。また、穀皮量、低下によるか過抵
抗の減少に基く、ン濾過時間の短縮、あるいは従来の濾
過槽の使用に代えての連続遠心分離四の使用が可能とな
る。更に、糖化粕の減少または糖化粕が生じないため、
その処理作業の軽減または省略が可能である。また、普
通濃度から高濃度までの広い範囲で任意の濃度の麦汁が
得られ、しかもビールの混濁の原因となるポリフェノー
ルの含量を著しく低下することができる。
使用することにより、原料麦芽の1電比重が小さく’J
す、運賃も安くなる。また、穀皮量、低下によるか過抵
抗の減少に基く、ン濾過時間の短縮、あるいは従来の濾
過槽の使用に代えての連続遠心分離四の使用が可能とな
る。更に、糖化粕の減少または糖化粕が生じないため、
その処理作業の軽減または省略が可能である。また、普
通濃度から高濃度までの広い範囲で任意の濃度の麦汁が
得られ、しかもビールの混濁の原因となるポリフェノー
ルの含量を著しく低下することができる。
持直出願人 IJ′ントリー株式会社
同 日清エンジニアリング株式会社代 理
人 弁理士 湯 浅 恭 三〈外
5名)
人 弁理士 湯 浅 恭 三〈外
5名)
Claims (3)
- (1)麦汁を製造するにあたり、穀皮を除去した麦芽を
用いることを特徴とする低ポリフェノール含量麦汁の製
造方法。 - (2)穀皮を除去した麦芽を単独で、または穀皮を除去
した麦芽と通常の全粒麦芽との混合物を麦芽原料として
用いることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方
法。 - (3)高濃度仕込により高濃度麦汁を造ることを特徴と
する特許請求の範囲第2項記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61171188A JPS6328381A (ja) | 1986-07-21 | 1986-07-21 | 穀皮を除去した麦芽を用いた麦汁の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61171188A JPS6328381A (ja) | 1986-07-21 | 1986-07-21 | 穀皮を除去した麦芽を用いた麦汁の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6328381A true JPS6328381A (ja) | 1988-02-06 |
JPH0439313B2 JPH0439313B2 (ja) | 1992-06-29 |
Family
ID=15918633
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61171188A Granted JPS6328381A (ja) | 1986-07-21 | 1986-07-21 | 穀皮を除去した麦芽を用いた麦汁の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6328381A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1630225A1 (en) * | 2003-05-30 | 2006-03-01 | Suntory Limited | Process for producing malt-based drink from malt fractioned by tissue |
JP2008245606A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Asahi Breweries Ltd | フルフリルチオールを高濃度に含有する発酵アルコール飲料およびその製造方法 |
JP2009537173A (ja) * | 2006-05-19 | 2009-10-29 | ハイネケン・サプライ・チェーン・ビー.ブイ. | 酵母発酵飲料の生産のための連続的方法 |
JP2009537174A (ja) * | 2006-05-19 | 2009-10-29 | ハイネケン・サプライ・チェーン・ビー.ブイ. | マッシュ抽出物の製造方法、および、そのような方法を実行するための装置 |
JP2009537172A (ja) * | 2006-05-19 | 2009-10-29 | ハイネケン・サプライ・チェーン・ビー.ブイ. | マッシュ抽出物の製造方法およびそのような方法を行うための装置 |
JP2009537169A (ja) * | 2006-05-19 | 2009-10-29 | ハイネケン・サプライ・チェーン・ビー.ブイ. | マッシュ抽出物を製造する連続的な方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3745018A (en) * | 1971-08-05 | 1973-07-10 | Baxter Laboratories Inc | Husk-free mash process |
US4140799A (en) * | 1975-11-11 | 1979-02-20 | Jos. Schlitz Brewing Company | Method of fermenting brewer's wort |
US4207345A (en) * | 1977-12-16 | 1980-06-10 | The Molson Companies Limited | Abbreviated brewing process |
JPS5668384A (en) * | 1979-11-10 | 1981-06-09 | Sapporo Breweries Ltd | Production of malt milk |
-
1986
- 1986-07-21 JP JP61171188A patent/JPS6328381A/ja active Granted
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3745018A (en) * | 1971-08-05 | 1973-07-10 | Baxter Laboratories Inc | Husk-free mash process |
US4140799A (en) * | 1975-11-11 | 1979-02-20 | Jos. Schlitz Brewing Company | Method of fermenting brewer's wort |
US4207345A (en) * | 1977-12-16 | 1980-06-10 | The Molson Companies Limited | Abbreviated brewing process |
JPS5668384A (en) * | 1979-11-10 | 1981-06-09 | Sapporo Breweries Ltd | Production of malt milk |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1630225A1 (en) * | 2003-05-30 | 2006-03-01 | Suntory Limited | Process for producing malt-based drink from malt fractioned by tissue |
EP1630225A4 (en) * | 2003-05-30 | 2009-01-07 | Suntory Ltd | PROCESS FOR PRODUCING MALT-BASED BEVERAGE FROM MALT FRACTIONED BY A TEXTILE SIEVE |
JP2013172752A (ja) * | 2003-05-30 | 2013-09-05 | Suntory Holdings Ltd | 組織別に分画した麦芽を用いた麦芽使用飲料の製造法 |
US9499777B2 (en) | 2003-05-30 | 2016-11-22 | Suntory Holdings Limited | Process for producing malt-based drink from malt fractioned by tissue |
JP2009537173A (ja) * | 2006-05-19 | 2009-10-29 | ハイネケン・サプライ・チェーン・ビー.ブイ. | 酵母発酵飲料の生産のための連続的方法 |
JP2009537174A (ja) * | 2006-05-19 | 2009-10-29 | ハイネケン・サプライ・チェーン・ビー.ブイ. | マッシュ抽出物の製造方法、および、そのような方法を実行するための装置 |
JP2009537172A (ja) * | 2006-05-19 | 2009-10-29 | ハイネケン・サプライ・チェーン・ビー.ブイ. | マッシュ抽出物の製造方法およびそのような方法を行うための装置 |
JP2009537169A (ja) * | 2006-05-19 | 2009-10-29 | ハイネケン・サプライ・チェーン・ビー.ブイ. | マッシュ抽出物を製造する連続的な方法 |
JP2008245606A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Asahi Breweries Ltd | フルフリルチオールを高濃度に含有する発酵アルコール飲料およびその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0439313B2 (ja) | 1992-06-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5695323B2 (ja) | 色麦芽および玄米を用いたビールテイスト飲料およびその製造方法 | |
SU1086012A1 (ru) | Способ производства концентрата квасного сусла | |
US4885184A (en) | Process for preparing malt liqueur | |
KR101705456B1 (ko) | 식이섬유 함량이 높고 탄수화물 함량이 낮은 저칼로리 맥주의 제조 방법 | |
JP5607379B2 (ja) | 玄米を用いたビールテイスト飲料およびその製造方法 | |
JPS6328381A (ja) | 穀皮を除去した麦芽を用いた麦汁の製造方法 | |
JP7445409B2 (ja) | ビールテイスト飲料及びその製造方法、並びにビールテイスト飲料の香味を向上させる方法 | |
US3361570A (en) | Process for preparing fermented malt beverages using an excess of water in preparing the wort and then freeze concentrating the dilute wort prior to fermenting and finishing | |
US3361569A (en) | Process for preparing fermented malt beverages by utilizing hop extract as a sole means for imparting the desired hop flavor and aroma to the beverage | |
RO113476B1 (ro) | Procedeu de preparare a mustului | |
JP2018174869A (ja) | 発酵アルコール飲料及びその製造方法 | |
TWI616143B (zh) | 含糖液之製造方法 | |
JP6110659B2 (ja) | ビールテイスト飲料の製造方法 | |
US5273762A (en) | Method for the fermentation of beer | |
JPS6332475A (ja) | 混濁安定性の良いビ−ルの製造方法 | |
JP3545112B2 (ja) | 酒類の製造法 | |
JP2005312302A (ja) | 果汁を利用した発泡酒及びその製造方法 | |
KR101999746B1 (ko) | 허브를 이용한, 맥주 풍미를 갖는 발효주의 제조 방법 | |
JP2018102244A (ja) | ビールテイスト飲料およびその製造方法 | |
JP6608166B2 (ja) | 発酵飲料の製造方法 | |
JP3122063B2 (ja) | さつまいもを使用したビール様発泡酒の製造方法 | |
RU2822094C1 (ru) | Способ получения алкогольсодержащего напитка типа пиво | |
TW201713220A (zh) | 啤酒味飲料及其製造方法 | |
RU2177500C1 (ru) | Способ производства пива | |
RU2063422C1 (ru) | Способ производства пива "рок-н-ролл" |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |