JPS6332475A - 混濁安定性の良いビ−ルの製造方法 - Google Patents

混濁安定性の良いビ−ルの製造方法

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JPS6332475A
JPS6332475A JP61174547A JP17454786A JPS6332475A JP S6332475 A JPS6332475 A JP S6332475A JP 61174547 A JP61174547 A JP 61174547A JP 17454786 A JP17454786 A JP 17454786A JP S6332475 A JPS6332475 A JP S6332475A
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JP
Japan
Prior art keywords
beer
malt
wort
grain
turbidity stability
Prior art date
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Pending
Application number
JP61174547A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Takahashi
孝夫 高橋
Katsuyoshi Yamaguchi
勝義 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nisshin Engineering Co Ltd
Suntory Ltd
Original Assignee
Nisshin Engineering Co Ltd
Suntory Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nisshin Engineering Co Ltd, Suntory Ltd filed Critical Nisshin Engineering Co Ltd
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Publication of JPS6332475A publication Critical patent/JPS6332475A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は混濁安定性の良いビールの製造方法に関し、更
に詳しくはビール製造のための麦芽原料の一部または全
部として予じめ穀皮を除去した麦芽(穀粒)を用いるこ
とによる混濁安定性の良いビールを製造する方法に関す
る。
[従来の技術] ビールは麦芽を主原料として糖化によって麦汁を得、こ
の麦汁を酵母を用いて主発酵を行い、次いで若ビールを
後発酵および熟成工程に付し、濾過、ビン詰め工程を経
て製造されている。
このようにして製造されているビールは、製造されてか
ら消費されるまでの間に濁りを生じないような、いわゆ
る「混濁安定性」がビール品質上極めて重要な項目であ
る。ビールの混濁の原因はビールに含まれている蛋白質
とポリフェノールとが保存中に結合し、それが析出する
ためと考えられている。
この防止策の一つとしてビール中のポリフェノール濃度
を低くすることが有効であることが知られている。ビー
ル中のポリフェノールamを低くするための方策として
、ポリフェノール吸着剤によるビール濾過や、ポリフェ
ノール含量の少ない麦汁からのビールW4造法が提案さ
れている。
しかしながら、ポリフェノール吸着剤の使用は食品添加
物規制により禁止されている。一方、麦芽原料用として
、ポリフェノール合間の少ない大麦の育種が進められて
いるが、この種の大麦は品種が限られており、−設面な
ビール%J造としては詰及していない。
[発明が解決しようとする問題点] ビールの他の品質およびビール製造の経済性に悪影響を
与えることなく、ビール中のポリフェノールlを低下さ
せ、それによって良好な混濁安定性を持つビールを製造
する方法の開発が求められている。
[問題点を解決するための手段] 本発明名等は、麦芽に存在するポリフェノールのうち、
その大部分が穀皮に存在するという事実に基き、通常ど
うり造られた麦芽の穀皮を予じめ機械的に除去した穀粒
を原料麦芽の一部または全部として使用して麦汁を造り
、更にそれを用いてビールを造ることにより上記の問題
点を解決するのに成功した。
本発明で使用できる穀皮を除去した麦芽は、どのような
方法でも製造できるが、例えば、従来の小麦の除皮技術
を改良した方法で除皮できる。穀皮を除去する場合、穀
粒の表層付近に存在する各酵素が穀皮と共に過度に除去
されてしまわないようにすることが重要である。
穀皮を除去した麦芽(穀粒という)と通常の麦芽(全粒
という)との配合比率は製造されるビールの種類、麦汁
製造装置の種類等により適宜決定される。
穀粒の配合割合を高めていく程、得られるビール中のポ
リフェノール含量を低下させることができる。同時に、
麦汁中の不溶性物質(主として穀皮から成る)のiiが
少くなっていくので、濾過工程が容易となり、場合によ
っては濾過槽に変えて連続式遠心分1ull(デカンタ
−)を用いて簡単に固液分離を行えるという利点もある
本発明の方法では糖化は仕込槽および仕込釜の両方を用
いるデコクション法または仕込槽のみを用いるインフュ
ージョン法のいずれでも行うことができる。
糖化後、濾過槽の使用によりまたはデカンタ−の使用に
よって糖化液から不溶性物質を除去して麦汁を得る。原
料麦芽の全部またはほとんど全部を穀粒として使用する
場合、濾過槽の使用に代えてデカンタ−を使用できる。
濾過された麦汁には以下、通常の全粒麦芽から得た麦汁
と同様にホップを加え煮沸する。この工程ではホップ中
のα酸が液中に浸出され、かつ煮沸によってα酸のイソ
α酸化が行われる。さらに、この煮沸では仕込で作用し
た全酵素の失活、殺菌、熱凝固性蛋白質の凝固が起って
いる。
麦汁からオリを除去し、冷却した後、主発酵に供される
。本発明の方法で得られる麦汁は発酵経過に関して通常
の麦芽から得た麦汁と実質的に同じ発酵経過を示すこと
が確認された。
主発酵の後、得られた若ビールを常法によって後発酵、
熟成工程に付し、更に濾過を行った後ビンシ1等適当な
容器に詰めて出荷する。
本発明の方法で造られたビールは全粒麦芽を用いて製造
されたビールに比較してポリフェノール濃度が低く、し
たがって混濁安定性が高くなるばかりでなく、抱持らが
良くかつ香味もマイルドになって飲み易くなることが確
認されている。
以下、実施例により本発明を更に詳しく説明する。
丈−JLl 本発明の穀皮を除去した麦芽(穀粒)を用いた穀粒仕込
の原料配合を下記の表1に従って行った。
比較のために通常の麦芽(全粒)を用いた通常仕込を並
行して行った。その原料配合も同様に表1に示した。
表  1  :  仕 込 原 斜 式1に示した原料配合によって、それぞれ仕込釜および
仕込槽に投入した原料を2回デコクション法により、5
0〜100℃で合計糖化時間約3時間の条件で糖化を行
った。次いで糖化液は穀粒仕込の場合デカンタ−を用い
、通常住込の場合には濾過槽を用いることによって不溶
性物質を除去した。
下記の表2にはヨード反応による糖化速度の比較および
糖化終了時におけるエキス収率を示す。
表2:糖化時間・エキス収率 零 エキス収率(%)− 表2の値から明らかなように、本発明の穀粒仕込におけ
る糖化速度およびエキス収率は、通常仕込と比較して、
問答またはより好成績であった。
麦汁に通気した後、初発酵母細胞濃度1X107cel
ls /1tdl、濃度9℃で発酵を行った。発酵開始
から10日l1エキス濃度的1.9%で2℃まで冷rJ
Iし、その後通常どうり貯酒した後、濾過し、ビン詰し
て製品を得た。
添付の図面に穀粒仕込麦汁および全粒仕込麦汁の場合に
ついての発酵経過を示した。図面から明らかなように、
本発明の穀粒仕込麦汁についての発酵は、エキスの消費
および酵母の増殖とも通常の麦汁の場合と比較して実質
上の差異がなかった。
本実施例で造られたビールの品持質を下記表3に示す。
表 3 : ビールの品持性 本 メスシリンダー29にビールを注ぎ、30分後にガ
ラスの表面に付着した泡の面積 (a+2)の測定値 表3のビールの品持性から明らかなように、穀粒仕込の
麦汁を使用して造ったビールはポリフェノール濃度が低
く、したがって混濁安定性が高いことが判った。更に、
ビールの色はやや淡く、泡持ちが良く、官能試験によれ
ばマイルドな香味で飲み易かった。
[効  果] 麦芽原料として穀皮を除去した麦芽を用いることにより
ポリフェノール含這が低く、良好な混濁安定性を持つビ
ールを製造することができた。また、発酵過程における
エキスの消費、酵母の増殖とも通常の麦芽を使用した発
酵のものと実質的に変らなかった。
【図面の簡単な説明】
添付の図面は本発明の穀粒仕込と通常の全粒仕込との発
MWを示すグラフである。 特許出願人 サントリー株式会社 同    日清エンジニアリング株式会社(外5名)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)ビールを製造するにあたり、穀皮を除去した麦芽を
    用いることを特徴とする混濁安定性の良いビールの製造
    方法。 2)麦芽原料として、穀皮を除去した麦芽を単独で、ま
    たは穀皮を除去した麦芽と通常の全粒麦芽との混合物を
    用いることを特徴とする、特許請求の範囲第1項記載の
    方法。
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