JP2849599B2 - 炭酸水で割って飲むリキュールの製法 - Google Patents
炭酸水で割って飲むリキュールの製法Info
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- JP2849599B2 JP2849599B2 JP27726294A JP27726294A JP2849599B2 JP 2849599 B2 JP2849599 B2 JP 2849599B2 JP 27726294 A JP27726294 A JP 27726294A JP 27726294 A JP27726294 A JP 27726294A JP 2849599 B2 JP2849599 B2 JP 2849599B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、麦芽を原料とした未蒸
留飲料水で、無炭酸で且つ原料用アルコール等でアルコ
ールを付与し、炭酸水で割って飲むようにしたリキュー
ルの製法に関するものである。
留飲料水で、無炭酸で且つ原料用アルコール等でアルコ
ールを付与し、炭酸水で割って飲むようにしたリキュー
ルの製法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のリキュールにおいて、飲み手の好
みに応じてアルコール度やこく味の調整をするのに、炭
酸水を割って行うものはなかった。
みに応じてアルコール度やこく味の調整をするのに、炭
酸水を割って行うものはなかった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、アルコール
度やこく味の調整を、リキュールに割る炭酸水の添加量
を変えることによって行うようにし、もってよりスッキ
リした飲み口に調節することができるリキュールの製法
を提供せんとするものである。
度やこく味の調整を、リキュールに割る炭酸水の添加量
を変えることによって行うようにし、もってよりスッキ
リした飲み口に調節することができるリキュールの製法
を提供せんとするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】而して、本発明の要旨と
するところは、粉砕麦芽を温水と混合し、主としてアミ
ラーゼ活性の最適温度に保ちつつ麦芽中の澱粉質を麦芽
糖に変えて糖化もろみとし、その後濾過して麦粕と麦汁
とに分離し、更に麦粕中に残る糖分を洗い出して麦汁と
合わせ、該麦汁にホップを加えて煮沸し、更に熱凝固性
の蛋白質を除いた後冷却すると共に酵母を添加して醗酵
させ、更に酵母が麦汁中のエキスをアルコール醗酵で殆
ど消化した後該酵母を分離し、その後未熟な匂いが無く
なるまで低温で貯蔵して母液とし、更に該母液を炭酸ガ
ス含有量がゼロになるまで攪拌すると共に糖分、果汁、
その他の添加物を加えることにより味を整えて原液と
し、更に該原液を濾過した後原料用アルコール又はその
他の蒸留酒を含む酒類を添加することを特徴とする炭酸
水で割って飲むリキュールの製法にある。
するところは、粉砕麦芽を温水と混合し、主としてアミ
ラーゼ活性の最適温度に保ちつつ麦芽中の澱粉質を麦芽
糖に変えて糖化もろみとし、その後濾過して麦粕と麦汁
とに分離し、更に麦粕中に残る糖分を洗い出して麦汁と
合わせ、該麦汁にホップを加えて煮沸し、更に熱凝固性
の蛋白質を除いた後冷却すると共に酵母を添加して醗酵
させ、更に酵母が麦汁中のエキスをアルコール醗酵で殆
ど消化した後該酵母を分離し、その後未熟な匂いが無く
なるまで低温で貯蔵して母液とし、更に該母液を炭酸ガ
ス含有量がゼロになるまで攪拌すると共に糖分、果汁、
その他の添加物を加えることにより味を整えて原液と
し、更に該原液を濾過した後原料用アルコール又はその
他の蒸留酒を含む酒類を添加することを特徴とする炭酸
水で割って飲むリキュールの製法にある。
【０００５】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
つつ説明する。図１は本発明に係る製法の工程図であ
る。図中、１は粉砕した麦芽を受ける粉砕麦芽ホッパ
ー、２は粉砕した麦芽を後記仕込槽へ搬送する原料コン
ベアである。３は仕込槽、４は仕込釜、５は濾過機、６
は煮沸釜である。
つつ説明する。図１は本発明に係る製法の工程図であ
る。図中、１は粉砕した麦芽を受ける粉砕麦芽ホッパ
ー、２は粉砕した麦芽を後記仕込槽へ搬送する原料コン
ベアである。３は仕込槽、４は仕込釜、５は濾過機、６
は煮沸釜である。
【０００６】７は沈澱槽、８は冷却機、９は酵母貯槽、
１０は醗酵タンクである。１１は糖分等を添加して調合
する調合機、１２、１３は珪藻土による濾過を行うため
の濾過機であり、１２は粗濾過機、１３は精密濾過機で
ある。１４は原料アルコール等を添加して調合する調合
機、１５は壜詰装置である。
１０は醗酵タンクである。１１は糖分等を添加して調合
する調合機、１２、１３は珪藻土による濾過を行うため
の濾過機であり、１２は粗濾過機、１３は精密濾過機で
ある。１４は原料アルコール等を添加して調合する調合
機、１５は壜詰装置である。
【０００７】而して、上記装置における仕込槽３と仕込
釜４によって粉砕麦芽を温水と混合し、麦芽中の澱粉質
をアミラーゼ（酵素）の働きを利用して麦芽糖に変え、
糖化もろみとするものである。そして次に濾過機５によ
って糖化もろみ液を麦粕と麦汁とに分離するものであ
る。
釜４によって粉砕麦芽を温水と混合し、麦芽中の澱粉質
をアミラーゼ（酵素）の働きを利用して麦芽糖に変え、
糖化もろみとするものである。そして次に濾過機５によ
って糖化もろみ液を麦粕と麦汁とに分離するものであ
る。
【０００８】次に、前記の通り濾過機５で濾過した清澄
な麦汁にホップを添加し、苦みと芳香を付与するため煮
沸釜６にて煮沸し、更に煮沸された麦汁とホップの混合
液を沈澱槽７に送り、ここで遠心分離の働きを利用して
麦汁とホップとを分離させる。
な麦汁にホップを添加し、苦みと芳香を付与するため煮
沸釜６にて煮沸し、更に煮沸された麦汁とホップの混合
液を沈澱槽７に送り、ここで遠心分離の働きを利用して
麦汁とホップとを分離させる。
【０００９】次に、熱交換機からなる冷却機８によって
醗酵に最適な条件温度にすべく冷却した後、酵母貯槽９
内の酵母を添加し、醗酵タンク１０内において醗酵させ
る。そして、酵母が麦汁中のエキスをアルコール醗酵で
殆ど消化した後該酵母を分離し、その後未熟な匂いが無
くなるまで低温で貯蔵する。このようにして母液が出来
上がる。
醗酵に最適な条件温度にすべく冷却した後、酵母貯槽９
内の酵母を添加し、醗酵タンク１０内において醗酵させ
る。そして、酵母が麦汁中のエキスをアルコール醗酵で
殆ど消化した後該酵母を分離し、その後未熟な匂いが無
くなるまで低温で貯蔵する。このようにして母液が出来
上がる。
【００１０】次に、このようにして出来た母液を調合機
１１でもって炭酸ガス含有量がゼロになるまで攪拌する
と共に、糖分、果汁、その他の添加物を加えて味を整え
る。これにより母液が原液となる。
１１でもって炭酸ガス含有量がゼロになるまで攪拌する
と共に、糖分、果汁、その他の添加物を加えて味を整え
る。これにより母液が原液となる。
【００１１】そして、このようにして出来た原液を、二
つの濾過機１２、１３によって珪藻土をもって濾過し、
醗酵で使用した酵母と粗蛋白質等を除去する。そしてそ
の後調合機１４によって原料用アルコール又はその他の
蒸留酒を含む酒類を添加する。そして最後に壜詰装置１
５によって壜詰めし、製品とするものである。
つの濾過機１２、１３によって珪藻土をもって濾過し、
醗酵で使用した酵母と粗蛋白質等を除去する。そしてそ
の後調合機１４によって原料用アルコール又はその他の
蒸留酒を含む酒類を添加する。そして最後に壜詰装置１
５によって壜詰めし、製品とするものである。
【００１２】
【発明の効果】本発明によれば、アルコール度やこく味
の調整を炭酸水を用いて行うことができ、即ちリキュー
ルに割る炭酸水の添加量を変えることによって飲み手の
好みに応じたアルコール度やこく味に調整することがで
きるようになし、もってよりスッキリした飲み口に調整
することができるリキュールを製造することができるも
のである。
の調整を炭酸水を用いて行うことができ、即ちリキュー
ルに割る炭酸水の添加量を変えることによって飲み手の
好みに応じたアルコール度やこく味に調整することがで
きるようになし、もってよりスッキリした飲み口に調整
することができるリキュールを製造することができるも
のである。
【図１】本発明に係る製法の工程図である。
１ 粉砕麦芽ホッパー ２ 原料コンベア ３ 仕込槽 ４ 仕込釜 ５ 濾過機 ６ 煮沸釜 ７ 沈澱槽 ８ 冷却機 ９ 酵母貯槽 １０ 醗酵タンク １１ 調合機 １２、１３ 濾過機 １４ 調合機 １５ 壜詰装置
Claims (1)
- 【請求項１】 粉砕麦芽を温水と混合し、主としてアミ
ラーゼ活性の最適温度に保ちつつ麦芽中の澱粉質を麦芽
糖に変えて糖化もろみとし、その後濾過して麦粕と麦汁
とに分離し、更に麦粕中に残る糖分を洗い出して麦汁と
合わせ、該麦汁にホップを加えて煮沸し、更に熱凝固性
の蛋白質を除いた後冷却すると共に酵母を添加して醗酵
させ、更に酵母が麦汁中のエキスをアルコール醗酵で殆
ど消化した後該酵母を分離し、その後未熟な匂いが無く
なるまで低温で貯蔵して母液とし、更に該母液を炭酸ガ
ス含有量がゼロになるまで攪拌すると共に糖分、果汁、
その他の添加物を加えることにより味を整えて原液と
し、更に該原液を濾過した後原料用アルコール又はその
他の蒸留酒を含む酒類を添加することを特徴とする炭酸
水で割って飲むリキュールの製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27726294A JP2849599B2 (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | 炭酸水で割って飲むリキュールの製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27726294A JP2849599B2 (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | 炭酸水で割って飲むリキュールの製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08116957A JPH08116957A (ja) | 1996-05-14 |
| JP2849599B2 true JP2849599B2 (ja) | 1999-01-20 |
Family
ID=17581077
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27726294A Expired - Lifetime JP2849599B2 (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | 炭酸水で割って飲むリキュールの製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2849599B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20110268285A1 (en) * | 2007-08-20 | 2011-11-03 | Pioneer Corporation | Sound image localization estimating device, sound image localization control system, sound image localization estimation method, and sound image localization control method |
| CN102250964B (zh) * | 2011-05-30 | 2013-11-20 | 河南天冠企业集团有限公司 | 一种淀粉质原料酒精生产工艺 |
| JP2016174571A (ja) * | 2015-03-20 | 2016-10-06 | キリン株式会社 | 希釈用起泡性飲料 |
-
1994
- 1994-10-18 JP JP27726294A patent/JP2849599B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08116957A (ja) | 1996-05-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |