JP2009535580A - 減衰機能を備えたワンウェイクラッチ - Google Patents

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Abstract

本発明は、一般的に、自動車駆動構成要素に設けられたワンウェイクラッチを含む。幾つかの態様によれば、構成要素がステータであり、ワンウェイクラッチが、半径方向に配置された第1、第2および第3のエレメントを有している。第1のエレメントと第2のエレメントとは、互いに内外で係止する。第3のエレメントは、第1のディスクと第2のディスクとの間に位置していて、係止時のエネルギをハイドロリック的にまたは機械的に減衰する。幾つかの態様によれば、第3のエレメントが、トルクコンバータの液体を部分的に閉じ込めるための構造を成しており、第1のエレメントまたは第2のエレメントの回転が、液体の押退けを生ぜしめる。幾つかの態様によれば、ワンウェイクラッチが、半径方向に配置された第4のエレメントを有しており、この第4のエレメントが、第1のエレメントまたは第2のエレメントに設けられた開口を少なくとも部分的に塞ぐ。幾つかの態様によれば、第3のエレメントが、弾性変形可能な少なくとも1つの拡張部を有しており、第1のエレメントまたは第2のエレメントの回転が、弾性変形可能な少なくとも1つの拡幅部の圧縮を生ぜしめる。

Description

発明の分野
本発明は、トルクコンバータに用いられるステータに設けられたワンウェイクラッチに関する。
さらに、本発明は、自動車駆動構成要素に設けられたワンウェイクラッチに関する。
さらに、本発明は、回転型の駆動ユニット(たとえば原動機付き車両の原動機)と、回転駆動されるユニット(たとえば原動機付き車両に設けられた自動変速機)との間での力伝達のための装置における改善に関する。特に本発明は、トルクコンバータのステータに設けられた、振動減衰機能を備えたワンウェイクラッチに関する。このワンウェイクラッチは、その摩擦ディスクの間に設けられた減衰ディスクを有しており、これによって、ステータにおける空転モードから係止モードへの移行に相俟った衝撃、騒音および振動が可能な限り僅かに保たれる。
発明の背景
図13A〜図13Cは、減衰機能を備えていないワンウェイクラッチの部分横断面図である。以下の説明は、図13A〜図13Cに相俟って認めることができる。ワンウェイクラッチはステータにおいて、このステータの羽根を回転方向でステータのシャフトから空転モードの間に分離しかつ羽根とステータシャフトとを係止モードの間にロックするために使用される。空転モードから係止モードへの移行の間、ステータは自由回転(空転)からトルクの伝達に切り換わる。ワンウェイクラッチの係止のためには、種々異なるワンウェイクラッチ構成要素が互いに接触させられる。これに相俟った衝撃は、望ましくない騒音および振動の発生に繋がり得る。
たとえば、図13Aに示したディスク802は回転可能であり、開口804を有している。ディスク806は回転方向で位置固定されていて、凸部808を有している。ディスク806は弾性的な手段(図示せず)によって方向809に押圧される。図13Aでは、ワンウェイクラッチが空転モードに位置している(ディスク802が方向810に回転させられる)。ディスク802のセグメント816がセグメント814に係合しており、ディスク812も方向810に回転させられる。中間ディスク812がディスク806と凸部808とに対して滑動する。この場合、この凸部808は開口804内に到達しないようになっている。
図13Bでは、ワンウェイクラッチが係止モードに切り換わり、ディスク802が方向818に回転させられる。この回転によって、ディスク812に設けられた開口820が、開口804に方向付けられ始める。凸部808を開口804内に押圧することができるように、開口804,820が十分に方向付けられるまで、ディスク812が回転させられる。凸部が開口804内に押圧されるやいなや、セグメント814が凸部に係合する。図13Cでは、ディスク802,806が互いに内外で係止されるまで、セグメント816がセグメント814内に向かって回転させられる。しかし、セグメント816がセグメント814内に押圧される間、ディスク802,812に相俟った慣性モーメントまたはエネルギが、望ましくない振動および騒音を生ぜしめる。すなわち、ディスク806内へのディスク802,812の運動が、ほんの僅かしか制動されないかまたは全く制動されない。
騒音および振動のエネルギ量ひいては規模は、構成要素の運動時の移行の間に生ぜしめられる遊びに関連している。ワンウェイクラッチにおける遊びを減少させるために、補償構成要素の嵌込みが知られている。この構成要素は、整然として機能するようにするために、高い精度を必要とする。残念ながら、この精度は、ワンウェイクラッチに設けられた残りの構成要素の精度よりも大きいかまたはこの精度にすら合致し得ない。たとえば、ワンウェイクラッチに設けられた打抜き加工された構成要素は、ワンウェイクラッチのコストおよび複雑さを著しく減少させることができる。しかし、上述した補償構成要素を、打抜き加工された構成要素の使用下で含めることは、困難であり得るかまたは不可能ですらあり得る。
したがって、数年来、ワンウェイクラッチのステータにおける騒音および振動を減少させるための手段と同時に廉価な方法、アッセンブリおよび構成要素の使用の可能性に課せられる要求が存在する。
発明の簡単な要約
本発明は、一般的に、トルクコンバータに用いられるステータに設けられたワンウェイクラッチを含み、このワンウェイクラッチが、半径方向に配置された第1のエレメントを有しており、この第1のエレメントが、回転方向でステータの長手方向軸線に対して位置固定されており、さらに、ワンウェイクラッチが、半径方向に配置された第2のエレメントを有しており、この第2のエレメントが、軸線を中心として回転可能であり、第1の回転方向で第1のエレメントに係止するように配置されており、さらに、ワンウェイクラッチが、半径方向に配置された第3のエレメントを有しており、この第3のエレメントが、軸線を中心として回転可能であり、軸方向で第1のエレメントと第2のエレメントとの間に配置されている。第3のエレメントは、係止に相俟ったエネルギを減衰するように配置されている。幾つかの態様によれば、半径方向に配置された第3のエレメントが、ハイドロリック的な減衰を生ぜしめるように配置されており、トルクコンバータが、液体を有しており、第3のエレメントが、ほぼ半径方向に配置されたエレメントを有しており、このエレメントが、軸方向で第3のエレメントから分離されていて、この第3のエレメントに相俟って液体の一部を部分的に閉じ込めるように配置されている。第2のエレメントは、係止の間の第1の方向への第2のエレメントの回転が、液体の部分の著しい押退けを生ぜしめるように配置されている。
幾つかの態様によれば、第1のエレメントまたは第2のエレメントが、さらに、少なくとも1つの第1の開口と、軸方向に向けられた第1の面および第2の面とを有しており、第3のエレメントの一部が、少なくとも1つの第1の開口内に配置されており、第3のエレメントが、軸方向に向けられた第1の面の近傍に位置しており、半径方向に配置されたセグメントが、軸方向に向けられた第2の面の近傍に位置している。幾つかの態様によれば、ワンウェイクラッチが、半径方向に配置された第4のエレメントを有しており、第1のエレメントまたは第2のエレメントが、さらに、少なくとも1つの第2の開口を有しており、第4のエレメントが、少なくとも1つの第2の開口を少なくとも部分的に塞ぐ。幾つかの態様によれば、第4のエレメントが、第3のエレメントに結合されている。幾つかの態様によれば、第1のエレメントまたは第2のエレメントが、さらに、軸方向に向けられた第3の面と第4の面とを有しており、第3のエレメントが、軸方向に向けられた第3の面の近傍に配置されており、第4のエレメントが、軸方向に向けられた第4の面の近傍に配置されている。幾つかの態様によれば、第4のエレメントが、さらに、少なくとも1つの第3の開口を有しており、第3のエレメントが、さらに、少なくとも1つの舌片を有しており、この少なくとも1つの舌片が、少なくとも1つの第3の開口内に配置されている。幾つかの態様によれば、半径方向に配置された第3のエレメントが、機械的な減衰を生ぜしめるように配置されており、第3のエレメントが、さらに、弾性変形可能な少なくとも1つの拡張部を有しており、第1の方向への第2のエレメントの回転によって、第1のエレメントと第2のエレメントとが、弾性変形可能な少なくとも1つの拡張部を圧縮するように、第2のエレメントが配置されている。幾つかの態様によれば、第1のエレメントが、さらに、第1の面を備えた少なくとも1つの第4の開口を有しており、第2のエレメントが、弾性変形可能な少なくとも1つの拡張部を第1の面に向かって押圧するように配置されているかまたは第2のエレメントが、さらに、第2の面を備えた少なくとも1つの第5の開口を有しており、第2の面が、弾性変形可能な少なくとも1つの拡張部を第1のエレメントに向かって押圧するように配置されている。
幾つかの態様によれば、第1のエレメント、第2のエレメント、第3のエレメントおよび第4のエレメントのうち、少なくとも1つのエレメントが、打抜き加工によって形成される。
本発明は、一般的に、トルクコンバータに用いられるステータに設けられたワンウェイクラッチも含み、このワンウェイクラッチが、開口を備えた、半径方向に配置されたエレメントと、少なくとも1つの凸部を備えた、半径方向に配置された第2のエレメントとを有しており、凸部が、第1の回転方向で第1のエレメントに係止するように配置されており、さらに、ワンウェイクラッチが、半径方向に配置された第3のエレメントを有している。この第3のエレメントは、ステータの長手方向軸線を中心として回転可能であり、軸方向で第1のディスクと第2のディスクとの間に配置されていて、さらに、係止に相俟ったエネルギのハイドロリック的な減衰を生ぜしめるように配置されている。第3のエレメントは、トルクコンバータ内の液体の一部を部分的に閉じ込める構造を成しており、第1のエレメントまたは第2のエレメントは、回転方向で軸線に対して位置固定されており、それぞれ他方のエレメントは、軸線を中心として回転可能であり、それぞれ他方のエレメントの回転は、係止の間に液体の部分がほぼ押し退けられるように方向付けられている。
さらに、本発明は、一般的に、トルクコンバータに用いられるステータに設けられたワンウェイクラッチを含み、このワンウェイクラッチが、少なくとも1つの開口を備えた、半径方向に配置された第1のエレメントと、少なくとも1つの凸部を備えた、半径方向に配置された第2のエレメントとを有しており、凸部が、第1の回転方向で第1のエレメントに係止するように配置されており、さらに、ワンウェイクラッチが、半径方向に配置された第3のエレメントを有している。この第3のエレメントは、ステータの長手方向軸線を中心として回転可能であり、軸方向で第1のディスクと第2のディスクとの間に配置されていて、さらに、係止に相俟ったエネルギのハイドロリック的な減衰を生ぜしめるように配置されている。ワンウェイクラッチは、半径方向に配置された第4のエレメントも有しており、この第4のエレメントは、少なくとも1つの開口を少なくとも部分的に塞ぐように第3のエレメントに結合されている。第1のエレメントまたは第2のエレメントは、回転方向で軸線に対して位置固定されており、それぞれ他方のエレメントは、軸線を中心として回転可能であり、それぞれ他方のエレメントの回転は、係止の間、液体の、第3のエレメントと第4のエレメントとの間に位置する部分がほぼ押し退けられるように方向付けられている。
さらに、本発明は、一般的に、トルクコンバータに用いられるステータに設けられたワンウェイクラッチを含み、このワンウェイクラッチが、少なくとも1つの開口を備えた、半径方向に配置された第1のエレメントと、少なくとも1つの凸部を備えた、半径方向に配置された第2のエレメントとを有しており、凸部が、第1の回転方向で第1のエレメントに係止するように配置されており、さらに、ワンウェイクラッチが、半径方向に配置された第3のエレメントを有している。この第3のエレメントは、ステータの長手方向軸線を中心として回転可能であり、軸方向で第1のディスクと第2のディスクとの間に配置されていて、さらに、係止に相俟ったエネルギのハイドロリック的な減衰を生ぜしめるように配置されている。第3のエレメントは、弾性変形可能な少なくとも1つの拡張部を有しており、第1のエレメントまたは第2のエレメントは、回転方向で軸線に対して位置固定であり、それぞれ他方のエレメントは、軸線を中心として回転可能であり、それぞれ他方のエレメントの回転によって、第1のエレメントと第2のエレメントとが、弾性変形可能な少なくとも1つの拡張部を圧縮する。
本発明は、一般的に、自動車駆動の構成要素に設けられたワンウェイクラッチを含み、このワンウェイクラッチが、少なくとも1つの第1の係止装置を備えた、半径方向で構成要素の軸線に対して位置固定された第1のエレメントと、少なくとも1つの第2の係止装置を備えた、軸線を中心として回転可能な第2のエレメントとを有している。第1の係止装置と第2の係止装置とは、第1の回転方向において互いに内外で係止し、これによって、第1のエレメントと第2のエレメントとが、第1の回転方向で相互にロックされるように配置されている。ワンウェイクラッチは、係止時の第1の係止装置と第2の係止装置との衝突をハイドロリック的に減衰するように配置されている。幾つかの態様によれば、第1の係止装置として、開口または凹部が働き、第2の係止装置として、凸部が働く。
幾つかの態様によれば、第1のエレメントが、半径方向に配置された第1のエレメントであり、第2のエレメントが、半径方向に配置された第2のエレメントであり、ワンウェイクラッチが、半径方向に配置された第3のエレメントを有しており、この第3のエレメントが、軸線を中心として回転可能であり、軸方向で第1のエレメントと第2のエレメントとの間に配置されていて、ハイドロリック的な減衰を生ぜしめるように形成されている。幾つかの態様によれば、駆動構成要素が、液体を有しており、第3のエレメントが、ほぼ半径方向に配置されたセグメントを有しており、このセグメントが、軸方向で第3のエレメントに対してずらされていて、第3のエレメントと一緒に液体の一部を部分的に閉じ込めるように配置されている。第2のエレメントは、係止の間の第1の方向への第2のエレメントの回転が、液体の部分の著しい押退けを生ぜしめるように配置されている。
幾つかの態様によれば、ワンウェイクラッチが、半径方向に配置された第4のエレメントを有しており、第1のエレメントまたは第2のエレメントが、少なくとも1つの第2の開口を有しており、第4のエレメントが、第2の開口を少なくとも部分的に塞ぐ。幾つかの態様によれば、第1のエレメントまたは第2のエレメントが、軸方向に向けられた第3の面と第4の面とを有しており、第3のエレメントが、軸方向に向けられた第3の面の近傍に配置されており、第4のエレメントが、軸方向に向けられた第4の面の近傍に配置されている。
幾つかの態様によれば、ワンウェイクラッチが、半径方向に配置された第5のエレメントおよび第6のエレメントと、液体とを有している。第1のエレメントと第2のエレメントとは、半径方向に配置された第5のエレメントと第6のエレメントとの間に軸方向で配置されており、半径方向に配置された第5のエレメントと第6のエレメントとは、液体を少なくとも部分的に第1の係止装置と第2の係止装置との間に閉じ込めるように配置されている。
幾つかの態様によれば、構成要素が、変速機、付加駆動ユニットまたはトルクコンバータを成している。トルクコンバータの場合には、ワンウェイクラッチが、ステータに設けられたワンウェイクラッチであってよい。
さらに、本発明は、自動車駆動構成要素に設けられたワンウェイクラッチも含み、このワンウェイクラッチが、半径方向に配置された第1のエレメントを有しており、この第1のエレメントが、回転方向で構成要素の軸線に対して位置固定されていて、少なくとも1つの第1の係止装置を有しており、さらに、ワンウェイクラッチが、半径方向に配置された第2のエレメントを有しており、この第2のエレメントが、軸線を中心として回転可能であり、少なくとも1つの第2の係止装置を有しており、さらに、ワンウェイクラッチが、半径方向に配置された第3のエレメントを有しており、この第3のエレメントが、軸線を中心として回転可能であり、軸方向で第1のエレメントと第2のエレメントとの間に配置されている。第1の係止装置と第2の係止装置とは、第1の回転方向において互いに内外で係止し、これによって、第1のエレメントと第2のエレメントとが、第1の回転方向で互いにロックされるように配置されており、第3のディスクは、係止の間に第1の係止装置と第2の係止装置との衝突を機械的に減衰するように配置されている。幾つかの態様によれば、第3のエレメントが、弾性変形可能な少なくとも1つの拡張部を有しており、第1の方向への第2のエレメントの回転によって、第1のエレメントと第2のエレメントとが、弾性変形可能な拡張部を圧縮するように、第2のエレメントが配置されている。
幾つかの態様によれば、第1のエレメントが、第1の面を備えた少なくとも1つの第1の開口を有しており、第2のエレメントが、弾性変形可能な少なくとも1つの拡張部を第1の面に向かって押圧するように配置されている。幾つかの態様によれば、第2のエレメントが、第2の面を備えた少なくとも1つの第2の開口を有しており、第2の面が、弾性変形可能な少なくとも1つの拡張部を第1のエレメントに向かって押圧するように配置されている。
本発明の一般的な課題は、係止モードへの切換時に可能な限り少ない振動および騒音を発生させる、自動車駆動構成要素に設けられたワンウェイクラッチを提供することにある。
本発明の更なる一般的な課題は、係止モードへの切換時に可能な限り少ない振動および騒音を発生させる、ステータに設けられたワンウェイクラッチを提供することにある。
本発明の更なる課題は、係止モードの間のトルクの伝達のために使用される、構成要素の間の減衰機能を備えた、ステータに設けられたワンウェイクラッチを提供することにある。
本発明の更なる課題は、係止モードへのステータの切換時に可能な限り少ない振動および騒音を発生させるアッセンブリを形成するために、ワンウェイクラッチに設けられた打抜き加工された部材を提供することにある。
これらの課題を解決するために本発明の第1のワンウェイクラッチでは、トルクコンバータに用いられるステータに設けられたワンウェイクラッチにおいて、当該ワンウェイクラッチが、以下の構成部材:すなわち、
半径方向に配置された第1のエレメントを有しており、該第1のエレメントが、回転方向でステータの長手方向軸線に対して位置固定されており;
半径方向に配置された第2のエレメントを有しており、該第2のエレメントが、軸線を中心として回転可能であり、第1の回転方向で第1のエレメントに係止するように配置されており;
半径方向に配置された第3のエレメントを有しており、該第3のエレメントが、軸線を中心として回転可能であり、軸方向で第1のエレメントと第2のエレメントとの間に、係止に相俟ったエネルギを減衰するように配置されているようにした。
本発明の第1のワンウェイクラッチの有利な構成によれば、半径方向に配置された第3のエレメントが、ハイドロリック的な減衰を生ぜしめるように配置されている。
本発明の第1のワンウェイクラッチの有利な構成によれば、トルクコンバータが、液体を有しており、第3のエレメントが、ほぼ半径方向に配置されたセグメントを有しており、該セグメントが、軸方向で第3のエレメントから離れて、該第3のエレメントに相俟って液体の一部を閉じ込めるように配置されており、第1の方向への係止の間の第2のエレメントの回転が、液体の一部の著しい押退けを生ぜしめるように、第2のエレメントが配置されている。
本発明の第1のワンウェイクラッチの有利な構成によれば、第1のエレメントまたは第2のエレメントのうち、一方の第1のエレメントが、さらに、少なくとも1つの第1の開口と、軸方向に向けられた第1の面および第2の面とを有しており、第3のエレメントの一部が、少なくとも1つの第1の開口内に配置されており、第3のエレメントが、軸方向に向けられた第1の面の近傍に位置しており、半径方向に配置されたセグメントが、軸方向に向けられた第2の面の近傍に位置してる。
本発明の第1のワンウェイクラッチの有利な構成によれば、当該ワンウェイクラッチが、さらに、以下の構成部材:すなわち、半径方向に配置された第4のエレメントを有しており;第1のエレメントまたは第2のエレメントのうち、一方の第2のエレメントが、さらに、少なくとも1つの第2の開口を有しており、第4のエレメントが、少なくとも1つの第2の開口を少なくとも部分的に塞ぐようになっている。
本発明の第1のワンウェイクラッチの有利な構成によれば、半径方向に配置された第4のエレメントが、第3のエレメントに結合されている。
本発明の第1のワンウェイクラッチの有利な構成によれば、第1のエレメントまたは第2のエレメントのうち、第2のエレメントが、さらに、軸方向に向けられた第3の面および第4の面を有しており、第3のエレメントが、軸方向に向けられた第3の面の近傍に配置されており、第4のエレメントが、軸方向に向けられた第4の面の近傍に配置されている。
本発明の第1のワンウェイクラッチの有利な構成によれば、第4のエレメントが、さらに、少なくとも1つの第3の開口を有しており、第3のエレメントが、さらに、少なくとも1つの舌片を有しており、該少なくとも1つの舌片が、少なくとも1つの第3の開口内に配置されている。
本発明の第1のワンウェイクラッチの有利な構成によれば、第4のエレメントが、打抜き加工によって形成されている。
本発明の第1のワンウェイクラッチの有利な構成によれば、半径方向に配置された第3のエレメントが、機械的な減衰を生ぜしめるように配置されている。
本発明の第1のワンウェイクラッチの有利な構成によれば、第3のエレメントが、さらに、弾性変形可能な少なくとも1つの拡張部を有しており、第1の方向への第2のエレメントの回転によって、第1のエレメントと第2のエレメントとが、弾性変形可能な少なくとも1つの拡張部を圧縮するように、第2のエレメントが配置されている。
本発明の第1のワンウェイクラッチの有利な構成によれば、第1のエレメントが、さらに、第1の面を備えた少なくとも1つの第4の開口を有しており、第2のエレメントが、弾性変形可能な少なくとも1つの拡張部を第1の面に向かって押圧するように配置されている。
本発明の第1のワンウェイクラッチの有利な構成によれば、第2のエレメントが、さらに、第2の面を備えた少なくとも1つの第5の開口を有しており、第2の面が、弾性変形可能な少なくとも1つの拡張部を第1のエレメントに向かって押圧するように配置されている。
本発明の第1のワンウェイクラッチの有利な構成によれば、第1のエレメント、第2のエレメントおよび第3のエレメントのうち、少なくとも1つのエレメントが、打抜き加工によって形成されている。
さらに、前述した課題を解決するために本発明の第2のワンウェイクラッチでは、トルクコンバータに用いられるステータに設けられたワンウェイクラッチにおいて、当該ワンウェイクラッチが、以下の構成部材:すなわち、
少なくとも1つの開口を備えた、半径方向に配置された第1のエレメントを有しており;
少なくとも1つの凸部を備えた、半径方向に配置された第2のエレメントを有しており、該第2のエレメントが、第1の回転方向で第1のエレメントに係止するように配置されており;
半径方向に配置された第3のエレメントを有しており、該第3のエレメントが、ステータの長手方向軸線を中心として回転可能であり、係止に相俟ったエネルギのハイドロリック的な減衰を生ぜしめるように、軸方向で第1のディスクと第2のディスクとの間に配置されており、第3のエレメントが、トルクコンバータ内の液体の一部を部分的に閉じ込める構造を成しており、第1のエレメントまたは第2のエレメントのうち、一方のエレメントが、回転方向で軸線に対して位置固定されており、他方のエレメントが、軸線を中心として回転可能であり、液体の一部が、係止の間に押し退けられるように、他方のエレメントの回転が経過するようになっているようにした。
さらに、前述した課題を解決するために本発明の第3のワンウェイクラッチでは、トルクコンバータに用いられるステータに設けられたワンウェイクラッチにおいて、当該ワンウェイクラッチが、以下の構成部材:すなわち、
少なくとも1つの開口を備えた、半径方向に配置された第1のエレメントを有しており;
少なくとも1つの凸部を備えた、半径方向に配置された第2のエレメントを有しており、該第2のエレメントが、第1の回転方向で第1のエレメントに係止するように配置されており;
半径方向に配置された第3のエレメントを有しており、該第3のエレメントが、ステータの長手方向軸線を中心として回転可能であり、係止に相俟ったエネルギのハイドロリック的な減衰を生ぜしめるように、軸方向で第1のディスクと第2のディスクとの間に配置されており;
半径方向に配置された第4のエレメントを有しており、該第4のエレメントが、少なくとも1つの開口を少なくとも部分的に塞ぐように第3のエレメントに結合されており、第1のエレメントまたは第2のエレメントのうち、一方のエレメントが、回転方向で軸線に対して位置固定されており、第1のエレメントまたは第2のエレメントのうち、他方のエレメントが、軸線を中心として回転可能であり、液体の、第3のエレメントと第4のエレメントとの間に位置する部分が、係止の間にほぼ押し退けられるように、他方のエレメントの回転が経過するようになっているようにした。
さらに、前述した課題を解決するために本発明の第4のワンウェイクラッチでは、トルクコンバータに用いられるステータに設けられたワンウェイクラッチにおいて、当該ワンウェイクラッチが、以下の構成部材:すなわち、
少なくとも1つの開口を備えた、半径方向に配置された第1のエレメントを有しており;
少なくとも1つの凸部を備えた、半径方向に配置された第2のエレメントを有しており、該第2のエレメントが、第1の回転方向で第1のエレメントに係止するように配置されており;
半径方向に配置された第3のエレメントを有しており、該第3のエレメントが、ステータの長手方向軸線を中心として回転可能であり、係止に相俟ったエネルギのハイドロリック的な減衰を生ぜしめるように、軸方向で第1のディスクと第2のディスクとの間に配置されており、第3のエレメントが、弾性変形可能な少なくとも1つの拡張部を有しており、第1のエレメントまたは第2のエレメントのうち、一方のエレメントが、回転方向で軸線に対して位置固定されており、他方のエレメントが、軸線を中心として回転可能であり、第1のエレメントと第2のエレメントとによって、弾性変形可能な少なくとも1つの拡張部が圧縮されるように、他方のエレメントの回転が経過するようになっているようにした。
さらに、前述した課題を解決するために本発明の第5のワンウェイクラッチでは、自動車駆動構成要素に設けられたワンウェイクラッチにおいて、当該ワンウェイクラッチが、以下の構成部材:すなわち、
少なくとも1つの第1の係止装置を備えた、回転方向で構成要素の軸線に連結された第1のエレメントを有しており;
少なくとも1つの第2の係止装置を備えた、軸線を中心として回転可能な第2のエレメントを有しており、第1の少なくとも1つの係止装置と第2の少なくとも1つの係止装置とが、第1の回転方向において互いに内外で係止し、これによって、第1のエレメントと第2のエレメントとが、第1の回転方向で互いにロックされるように配置されており、当該ワンウェイクラッチが、係止の間の第1の少なくとも1つの係止装置と第2の少なくとも1つの係止装置との衝突をハイドロリック的に減衰するように配置されているようにした。
本発明の第5のワンウェイクラッチの有利な構成によれば、構成要素が、トルクコンバータである。
本発明の第5のワンウェイクラッチの有利な構成によれば、当該ワンウェイクラッチが、ステータに設けられたワンウェイクラッチである。
本発明の第5のワンウェイクラッチの有利な構成によれば、構成要素が、変速機である。
本発明の第5のワンウェイクラッチの有利な構成によれば、構成要素が、付加駆動ユニットである。
本発明の第5のワンウェイクラッチの有利な構成によれば、少なくとも1つの第1の係止装置が、少なくとも1つの第1の開口と少なくとも1つの凹部とから成るグループから選択されるようになっており、少なくとも1つの第2の係止装置が、少なくとも1つの凸部である。
本発明の第5のワンウェイクラッチの有利な構成によれば、第1のエレメントが、半径方向に配置された第1のエレメントを有しており、第2のエレメントが、半径方向に配置された第2のエレメントを有しており;当該ワンウェイクラッチが、さらに、以下の構成部材:すなわち、半径方向に配置された第3のエレメントを有しており、該第3のエレメントが、軸線を中心として回転可能であり、軸方向で第1のエレメントと第2のエレメントとの間に配置されていて、ハイドロリック的な減衰を生ぜしめるように形成されている。
本発明の第5のワンウェイクラッチの有利な構成によれば、駆動構成要素が、第1の液体を有しており、第3のエレメントが、ほぼ半径方向に配置されたセグメントを有しており、該セグメントが、軸方向で第3のエレメントから分離されていて、該第3のエレメントに相俟って第1の液体の一部を部分的に閉じ込めるように配置されており、係止の間の第1の方向への第2のエレメントの回転が、第1の液体の部分の著しい押退けを生ぜしめるように、第2のエレメントが配置されている。
本発明の第5のワンウェイクラッチの有利な構成によれば、当該ワンウェイクラッチが、さらに、以下の構成部材:すなわち、半径方向に配置された第4のエレメントを有しており;第1のエレメントまたは第2のエレメントのうち、一方のエレメントが、さらに、少なくとも1つの第2の開口を有しており、第4のエレメントが、少なくとも1つの第2の開口を少なくとも部分的に塞ぐようになっている。
本発明の第5のワンウェイクラッチの有利な構成によれば、第1のエレメントまたは第2のエレメントのうち、一方のエレメントが、さらに、軸方向に向けられた第3の面および第4の面を有しており、第3のエレメントが、軸方向に向けられた第3の面の近傍に配置されており、第4のエレメントが、軸方向に向けられた第4の面の近傍に配置されている。
本発明の第5のワンウェイクラッチの有利な構成によれば、当該ワンウェイクラッチが、さらに、以下の構成部材:すなわち、半径方向に配置された第5のエレメントおよび第6のエレメントと、第2の液体とを有しており、第1のエレメントと第2のエレメントとが、半径方向に配置された第5のエレメントと第6のエレメントとの間に軸方向で配置されており、半径方向に配置された第5のエレメントと第6のエレメントとが、第2の液体を少なくとも部分的に第1の係止装置と第2の係止装置との間に閉じ込めるように配置されている。
さらに、前述した課題を解決するために本発明の第6のワンウェイクラッチでは、自動車駆動構成要素に設けられたワンウェイクラッチにおいて、当該ワンウェイクラッチが、以下の構成部材:すなわち、
半径方向に配置された第1のエレメントを有しており、該第1のエレメントが、構成要素の軸線に対して位置固定されていて、少なくとも1つの第1の係止装置を有しており;
半径方向に配置された第2のエレメントを有しており、該第2のエレメントが、軸線を中心として回転可能であり、少なくとも1つの第2の係止装置を有しており;
半径方向に配置された第3のエレメントを有しており、該第3のエレメントが、軸線を中心として回転可能であり、軸方向で第1のエレメントと第2のエレメントとの間に配置されており、第1の少なくとも1つの係止装置と、第2の少なくとも1つの係止装置とが、第1の回転方向において互いに内外で係止し、これによって、第1のエレメントと第2のエレメントとが、第1の回転方向で互いにロックされるように配置されており、第3のディスクが、係止の間の第1の少なくとも1つの係止装置と第2の少なくとも1つの係止装置との衝突を機械的に減衰するように配置されているようにした。
本発明の第6のワンウェイクラッチの有利な構成によれば、第3のエレメントが、さらに、弾性変形可能な少なくとも1つの拡張部を有しており、第1の方向への第2のエレメントの回転によって、第1のエレメントと第2のエレメントとが、弾性変形可能な少なくとも1つの拡張部を圧縮するように、第2のエレメントが配置されている。
本発明の第6のワンウェイクラッチの有利な構成によれば、第1のエレメントが、さらに、第1の面を備えた少なくとも1つの第1の開口を有しており、第2のエレメントが、弾性変形可能な少なくとも1つの拡張部を第1の面に向かって押圧するように配置されている。
本発明の第6のワンウェイクラッチの有利な構成によれば、第2のエレメントが、さらに、第2の面を備えた少なくとも1つの第2の開口を有しており、第2の面が、弾性変形可能な少なくとも1つの拡張部を第1のエレメントに向かって押圧するように配置されている。
さらに、前述した課題を解決するために本発明の第7のワンウェイクラッチでは、自動車駆動構成要素に設けられたワンウェイクラッチにおいて、当該ワンウェイクラッチが、以下の構成部材:すなわち、
少なくとも1つの第1の係止装置を備えた、半径方向に配置された第1のエレメントを有しており;
少なくとも1つの第2の係止装置を備えた、半径方向に配置された第2のエレメントを有しており;
半径方向に配置された第3のエレメントを有しており、該第3のエレメントが、当該ワンウェイクラッチの軸線を中心として回転可能であり、軸方向で第1のエレメントと第2のエレメントとの間に配置されており、第1の少なくとも1つの係止装置と、第2の少なくとも1つの係止装置とが、第1のエレメントまたは第2のエレメントに対するそれぞれ他方のエレメントの相対的な回転に関して、第1の回転方向において互いに内外で係止し、これによって、第1のエレメントと第2のエレメントとが、回転方向で互いにロックされるように配置されており、第3のディスクが、係止の間の第1の少なくとも1つの係止装置と第2の少なくとも1つの係止装置との衝突を減衰するように配置されているようにした。
本発明の第6のワンウェイクラッチの有利な構成によれば、当該ワンウェイクラッチが、さらに、液体を有しており、第3のエレメントが、液体を有するポケットの少なくとも一部を形成しており、第1の係止装置と第2の係止装置とが、液体の少なくとも一部をポケットから押し出すように配置されている。
本発明の第6のワンウェイクラッチの有利な構成によれば、第3のエレメントが、さらに、弾性変形可能な少なくとも1つの拡張部を有しており、第1のエレメントと第2のエレメントとが、少なくとも1つの拡張部を圧縮するように配置されている。
本発明の前記のならびに更なる課題および利点は、本発明の有利な構成の以下の説明と、添付の図面と、特許請求の範囲とから明らかになる。
発明の詳細な説明
以下に、本発明の本質および機能形式を、添付の図面に相俟った以下の詳細な説明の枠内で説明する。
まず、念のために明らかにしておくと、それぞれ異なる図面に示した同じ符号は、本発明の同一のまたは機能的に類似の構造エレメントを表している。本発明を、有利であると見なされる態様に相俟って説明するにもかかわらず、本発明が、説明した態様に限定されていないことが明らかでなければならない。
さらに、明らかであるように、本発明は、説明の特定の方法、材料および変更に限定されておらず、この限りにおいて、当然ながら変えることができる。さらに、明らかであるように、ここで使用される概念は、単に特定の態様を説明するために使用されるものであり、本発明の構成範囲を限定するべきものではない。この構成範囲は従属請求項によってのみ限定される。
その他に規定しない限り、ここで使用される技術的なかつ科学的な全ての概念は、本発明が属する技術分野における当業者に自明である意味と同じ意味を有している。本発明の実施または試験のために、ここで説明した方法、装置および材料に類似しているるかまたは等価である任意の方法、装置および材料を使用することができるにもかかわらず、以下に有利な方法、装置および材料を説明する。
「正面」という概念は、トルクコンバータに結合された原動機に向けられた軸方向を表しており、「背面」という概念は、トルクコンバータに結合された変速機に向けられた軸方向を表している。念のために明らかにしておくと、これらの概念の意味は逆転されてよい。さらに、念のために明らかにしておくと、本発明によるワンウェイクラッチは、図面に示した軸方向の方向付けに制限されていない。たとえば、原動機と変速機との同一の配置事例に対して、軸方向における方向付けが逆転されてよい。
幾つかの態様によれば、自動車駆動構成要素に設けられた本発明によるワンウェイクラッチが、第1のエレメントと第2のエレメントとの基本配置事例を有している。第1のエレメントは回転方向で構成要素の軸線に対して位置固定されていて、少なくとも1つの第1の係止装置を有している。第2のエレメントは軸線を中心として回転可能であり、少なくとも1つの第2の係止装置を有している。ワンウェイクラッチにおいて慣用であるように、第1の係止装置と第2の係止装置とは、第1の回転方向において互いに内外で係止し、これによって、第1のエレメントと第2のエレメントとが第1の回転方向で互いにロックされるように配置されている。エレメントは軸方向でまたは半径方向で互いに分離されていてよい。第1の事例では、係止装置が、通常、軸方向で互いに分離されており、第2の事例では、係止装置が、通常、半径方向で互いに分離されている。さらに、ワンウェイクラッチは、係止時に第1の係止装置と第2の係止装置との衝撃をハイドロリック的に減衰するように配置されている。幾つかの態様によれば、第1のエレメントも第2のエレメントも軸線を中心として回転可能である。
幾つかの態様によれば、第1の係止装置として開口または凹部が働き、第2の係止装置として凸部、たとえば楔状の突起が働く。一般的に、図面に対する以下の説明における論議は、第1のエレメントと第2のエレメントとが軸方向で互いに分離されている態様に当てはまる。軸方向とは、ワンウェイクラッチの長手方向軸線に対して平行である方向を意味している。すなわち、両エレメントの間の分離が軸方向で行われている。第1のエレメントと第2のエレメントとが半径方向で互いに分離されている態様では、ワンウェイクラッチが、半径方向に配置された2つのエレメントを有している。半径方向とは、ワンウェイクラッチの半径に対して平行である方向を意味している。したがって、第1のエレメントと第2のエレメントとの間の分離が半径方向で行われている。第1のエレメントと第2のエレメントとは、軸方向で、半径方向に配置されたエレメントの間に配置されている。半径方向に配置されたエレメントは、液体を構成要素内に第1の係止装置と第2の係止装置との間で少なくとも部分的に閉じ込めるように配置されている。たとえば、第1のエレメントと、第2のエレメントと、係止装置とは、ポケットの周方向面の少なくとも一部を形成しており、半径方向に配置されたエレメントは、ポケットの半径方向の面の少なくとも一部を形成している。周方向とは、長手方向軸線からの均一な間隔によって規定された幾何学的な場所を意味している。たとえば、軸線を中心とした半径の端部が周方向線を描く。ポケットは液体を閉じ込める。係止装置は、係止の初めに、ポケット内に位置する液体を押し退けなければならない。半径方向に配置されたエレメントは、両係止装置の間の室からの液体流を妨害し、こうして、液体を押し退けるために必要となるエネルギを高める。液体を押し退けるための回転するエレメントの側からのエネルギ消費が係止装置の衝撃を減衰する。液体押退けのこのプロセスは、以下に図面に対して説明するプロセスに類似している。
車両に設けられた駆動ユニットが遮断されている間、たとえば空調装置を駆動するために、構成要素として、任意の自動車駆動構成要素、たとえば、これに制限されていないが、変速機および付加駆動ユニットが考慮されてよい。本発明によるワンウェイクラッチは、トルクコンバータに設けられたワンウェイクラッチのあらゆる任意の使用事例に対して使用することができる。幾つかの態様によれば、ワンウェイクラッチとして、以下の図面に相俟って説明するように、ステータに設けられたワンウェイクラッチが働く。
幾つかの態様によれば、自動車駆動構成要素に設けられた本発明によるワンウェイクラッチが、半径方向に配置された第1のエレメントと、半径方向に配置された第2のエレメントとの基本配置事例を有している。第1のエレメントは、半径方向で構成要素の軸線に対して位置固定されていて、第1の係止装置を有している。第2のエレメントは、軸線を中心として回転可能であり、第2の係止装置を有している。ワンウェイクラッチにおいて慣用であるように、第1の係止装置と第2の係止装置とは、第1の回転方向において互いに内外で係止し、これによって、第1のエレメントと第2のエレメントとが第1の回転方向で互いにロックされるように配置されている。ワンウェイクラッチは、半径方向に配置された第3のエレメントも有している。この第3のエレメントは、軸方向で第1のエレメントと第2のエレメントとの間に配置されており、これによって、係止に相俟ったエネルギが機械的に減衰される。幾つかの態様によれば、第3のエレメントは、弾性変形可能な少なくとも1つの拡張部を有している。第2のエレメントは、第1の方向での第2のエレメントの回転によって、第1のエレメントと第2のエレメントとが、弾性変形可能な少なくとも1つの拡張部を圧縮するように配置されている。この弾性変形プロセスは、以下の図面に相俟って説明するプロセスに類似している。
以下の図面および説明は、トルクコンバータに設けられた本発明によるワンウェイクラッチに関するものの、念のために明らかにしておくと、図面および説明は、一般的に、上記説明による自動車駆動構成要素に設けられた本発明によるワンウェイクラッチに当てはまる。これは、図面に示したワンウェイクラッチアッセンブリが、トルクコンバータと異なる自動車駆動構成要素、たとえば変速機または付加駆動ユニットに使用されてよいことを意味している。言い換えるならば、ワンウェイクラッチのハイドロリック的なまたは機械的な減衰機能と、ワンウェイクラッチの、図面に示しかつ図面の説明において論議した構成要素の配置事例とが、トルクコンバータと異なる自動車駆動構成要素、たとえば変速機または付加駆動ユニットにも使用可能となる。
図1には、本発明によるワンウェイクラッチ100を背面から見た図が分解して示してある。
図2には、ワンウェイクラッチ100を正面から見た図が分解して示してある。以下の説明は、図1および図2に相俟って認めることができる。一般的に、ワンウェイクラッチ100は、トルクコンバータ(図示せず)に設けられたステータ(図示せず)の一部である。
半径方向に配置されたエレメント102,104またはディスク102,104は、この両ディスクの一方が、ステータの係止モードに相当する方向、たとえば方向108に回転させられる場合に、互いに内外で係止するように配置されている。「半径方向に配置されたエレメント」という概念は、ほぼディスク状であると共にほぼ長手方向軸線110に対して直角である部材を少なくとも有するワンウェイクラッチアッセンブリに設けられた構成要素に関する。この構成要素は、一貫して延びるディスクまたは1つのリングから成っていてよい。「半径方向に配置されたエレメント」および「ディスク」という概念は、ここでは、交換可能に使用される。ワンウェイクラッチ100に設けられた係止アッセンブリ、たとえばディスク102,104のアッセンブリは、技術的に知られている任意の手段によって形成されてよい。幾つかの態様によれば、発明の名称「Stator Having an Axially Engaging and Disengaging One−Way Clutch Mechanism for a Torque Converter」(Brees et al.、2005年8月24日提出)を備えた、同一出願人に譲渡された一時的な米国特許出願第60/710828号明細書に示されるように、トルクコンバータに用いられる、軸方向で連結しかつ連結解除するワンウェイクラッチ機構の部材が少なくとも使用される。本発明によるワンウェイクラッチの係止に関する上記論議は、以下に説明する本発明による別のワンウェイクラッチアッセンブリに使用することができ、スペース理由から以下では繰り返さない。
ディスク102,104は、長手方向軸線110に対して半径方向に配置されている。幾つかの態様によれば、ディスク102はハブ112の一部である。このハブ112は回転方向でスプラインセグメント114によってステータシャフト(図示せず)に結合されているので、ディスク102は回転方向で位置固定されている。すなわち、ディスク102は回転方向で軸線110に対して位置固定されていて、この軸線110を中心として回転することができない。ディスク102は、ハブ112の一体の構成要素であってもよいし、ハブと別個に形成されていて、技術的に知られている任意の手段の使用下でハブに結合されていてもよい。ディスク104はステータの羽根(図示せず)に結合されていて、この羽根と一緒に回転させられる。幾つかの態様によれば、ディスク104に設けられた凸部116が、ディスク102に設けられた開口118内に係止する。しかし、念のために明らかにしておくと、この配置事例は逆転されてもよい。幾つかの態様(図示せず)によれば、たとえば半径方向に規定されたディスクが凸部を備えており、回転するディスクが開口を備えている。
上記説明によれば、ステータに設けられたワンウェイクラッチには、空転モードからロックモードへの移行の間、望ましくない騒音および振動が生ぜしめられ得る。ディスク106が軸方向で両ディスク102,104の間に配置されていて、これによって、内外での両ディスク102,104相互の係止に相俟ったエネルギを減衰するようになっている。幾つかの態様によれば、減衰はハイドロリック的に行われる。すなわち、減衰を生ぜしめるために、ハイドロリック的なエレメントおよび/または機能が使用される。たとえば、組み込まれたワンウェイクラッチ100を備えたトルクコンバータが液体(図示せず)を有している。この液体はトルクの伝達および冷却のために働く。ディスク106はハイドロリック的な減衰エレメントまたは減衰構造体119を有している。この減衰構造体119は、ディスク106に相俟って液体の一部を閉じ込めるように配置されている。幾つかの態様によれば、エレメント119は、ほぼ半径方向に配置されたセグメント120を有している。このセグメント120は軸方向でディスク106から分離されている。セグメント120は、ディスク106、特にメインボディ122に相俟って液体の一部を閉じ込めるように配置されている。すなわち、セグメント120とボディ122とが、液体を閉じ込めるポケットの一部を形成している。以下の説明によれば、閉じ込められた液体の押退けが、ハイドロリック的に減衰される本発明によるワンウェイクラッチアッセンブリにおける減衰を生ぜしめる。
ディスク106は、ほぼ軸方向に配置された少なくとも1つのセグメント124を有している。このセグメント124はメインボディ122とセグメント120とに結合されている。セグメント124の少なくとも一部は開口118内に配置されている。セグメント124は、上述したポケットの一部を形成している。ディスク104は弾性的な手段128によって方向126に押圧される。弾性的な手段128として、技術的に知られている任意の手段が使用されてよい。
念のために明らかにしておくと、ワンウェイクラッチ100は、図示の配置事例に限定されていない。たとえば、ディスク102,106は、開口118;132の図示の個数、サイズまたは構成に限定されていない。ディスク104は、凸部116の図示の個数、サイズまたは構成に限定されていない。セグメント120,124は、図示の個数、サイズまたは構成に限定されていない。たとえば、部材120の周方向長さとセグメント124の軸方向の長さとは、規定された値に限定されていない。しかし、軸方向の長さは、一般的にディスク102の軸方向に厚さ140に関連しており、周方向長さは、開口118の周方向幅142に関連している。周方向長さと軸方向の長さとは、以下で同様に図示する(図4における符号236;238参照)。ディスクと、開口と、凸部と、一般的に本発明によるワンウェイクラッチの構成要素との個数、サイズ、構成、形状または寸法に関する上記論議は、以下に説明する本発明による別のワンウェイクラッチアッセンブリに使用することもでき、スペース理由から以下では繰り返さない。
ディスク102,104,106とハブ112とは、技術的に知られている任意の手段によって形成されてよい。幾つかの態様によれば、幾つかのディスクまたは全てのディスクとハブとが打抜き加工されている。ディスク104は、技術的に知られている任意の手段によってステータの羽根に結合されていてよい。幾つかの態様によれば、結合エレメント146が使用される。ディスク104は結合エレメント146に回転方向で舌片148によって固く結合されている。この舌片148は、結合エレメントに設けられた開口150に差し通されている。さらに、結合エレメントは通路152によってステータ羽根に結合されている。幾つかの態様(図示せず)によれば、さらに、ディスク104は、たとえば発明の名称「Stator and One−Way Clutch Assembly for a Torque Converter」(Hamphill et al.、2006年3月24日提出)を備えた、同一出願人に譲渡された一時的な米国特許出願明細書に説明されるように、ステータの一体の構成要素である。
図3は、トルクコンバータに設けられた、ハイドロリック的な減衰機能を備えた本発明による3ディスク型ワンウェイクラッチ200の部分横断面図である。
図4A〜図4Cは、図3に示した切断線4−4に沿った部分横断面図である。以下の説明は、図3〜図4Cに相俟って認めることができる。ディスク202,204,206は、図1の説明で論議したディスク102,104,106に類似の機能を少なくとも部分的に有している。空転モードおよび係止モードに関する図1に示したディスク102,104の機能説明は、主として、ディスク202,204に対して使用することもできる。開口218と凸部216とは、図1に示した開口118もしくは凸部116に類似の機能を有している。ディスク206は軸方向で両ディスク202,204の間に配置されていて、開口232とセグメント220,224とを有している。この開口232とセグメント220,224とは、図1に示した開口132とセグメント120,124とに類似している。幾つかの態様によれば、セグメント220が、縁曲げ加工された部分224を有している。ディスク204はワンウェイクラッチ200において回転方向でハブ262に固く結合されている。この場合、このハブ262も同じく回転方向でステータシャフト(図示せず)に係止されている。したがって、ディスク204が回転方向で軸線263に対して位置固定されている。ディスク202は、ステータ266の、回転可能なエレメント264に結合されている。ディスク204は弾性的な手段270によって方向268に押圧される。弾性的な手段270として、技術的に知られている任意の手段が使用されてよい。すなわち、図1に示したワンウェイクラッチ100と異なり、ディスクが回転方向で凸部に係止されており、開口を備えたディスクがステータと一緒に回転させられる。
念のために明らかにしておくと、本発明によるワンウェイクラッチは、収容エレメント、たとえば開口を有する回転するディスクと、凸部を有する位置固定されたディスクとを備えて形成されてもよいし、本発明によるワンウェイクラッチは、収容エレメント、たとえば開口を有する位置固定されたディスクと、凸部を有する回転するディスクとを備えて形成されてもよい。
図4Aでは、ワンウェイクラッチ200が空転モードに位置している(ディスク202が方向280に回転させられる)。ディスク202の部分234がセグメント224に連結されており、ディスク206も方向280に回転させられる。中間ディスク206がディスク204と凸部216とに対して滑動する。この場合、凸部216は開口218内に突入しないようになっている。図4Bでは、ワンウェイクラッチが係止モードに切り換わり、ディスク202が方向282に回転させられる。この回転の間、開口232が開口218に方向付けられ始める。凸部216が開口218内に飛び込むように、開口218,232が十分に方向付けられるまで、ディスク206が回転させられる。凸部が開口218内に飛び込むやいなや、セグメント224が凸部に接触する。
図4Cでは、ディスク202,204を互いに内外で係止するために、部分234がセグメント224内に向かって回転させられる。部分234をセグメント224に向かって回転させることができるようにするためには、液体が押し退けられなければならない。この液体はポケット、たとえばディスク202,206、特に部分234と、ディスク202のメインボディと、セグメント220,224とによって形成されるポケット283内に閉じ込められている。ディスク202のエネルギまたは慣性モーメントが、液体を押し退けるために必要となる力を提供する。ディスク202のエネルギが液体を押し退けることによって、部分234がセグメント224に接触する。すなわち、ディスク202,204が回転方向で互いにロックされる。ディスク202のエネルギまたは力は、液体の押退けによって有利に消費され、ディスクの回転速度が減少する。したがって、ディスク204,202の係止時、すなわち、部分234とセグメント224との衝突時に生ぜしめられる振動および騒音が著しく減少させられるように、ディスク202の慣性またはエネルギが十分に減衰される。言い換えるならば、液体の押退けがディスク202を制動する。
図5は、ハイドロリック的な減衰機能を備えた、トルクコンバータ301に設けられた本発明による3ディスク型ワンウェイクラッチ300の部分横断面図である。
図6A〜図6Cは、図5に示した切断線6−6に沿った部分横断面図である。以下の説明は、図5〜図6Cに相俟って認めることができる。ディスク302,304,306は、図3の相応の説明において論議したディスク202,204,206に類似の機能を少なくとも部分的に有している。空転モードおよび係止モードに関する図1に示したディスク102,104の機能説明は、主として、ディスク302,304に対しても使用することができる。開口318と凸部316とは、図3〜図4Cに示した開口218もしくは凸部216に類似している。ディスク306は、軸方向で両ディスク302,304の間に配置されていて、開口332とセグメント320,324とを有している。この開口332とセグメント320,324とは、図3〜図4Cに示した開口232もしくはセグメント220,224に類似している。ディスク302はセグメント356を有している。ディスク304は回転方向でハブ362に固く結合されている。このハブ362は回転方向でステータシャフト(図示せず)にロックされている。ディスク302は、ステータ366の、回転可能なエレメント364に結合されている。ディスク304は弾性的な手段370によって方向368に押圧される。弾性的な手段370として、技術的に知られている任意の手段が使用されてよい。
幾つかの態様にれば、ディスク306のセグメント320,324と、セグメント356とが互いに嵌合するように形成されている。このセグメント356は開口を制限している。この開口を通して、ディスク302,306によって形成されたポケット内の液体を押し退けることができる。したがって、液体による抵抗が増加し、ディスク302の、抵抗を上回るために必要となるエネルギ量を増加させ、付加的にディスク302,304の係止を減衰する。図4A〜図4Cの説明におけるワンウェイクラッチ200の機能形式に関する論議は、主として、図6A〜図6Cに示したワンウェイクラッチ300の機能形式に当てはまり、ここでは、スペース理由から繰り返さない。
図7は、トルクコンバータ401に設けられた、ハイドロリック的な減衰機能を備えた本発明による4ディスク型ワンウェイクラッチ400の部分横断面図である。
図8A〜図8Cは、図7に示した切断線8−8に沿った部分横断面図である。以下の説明は、図7〜図8Cに相俟って認めることができる。ディスク402,404,406は、図3〜図4Cの相応の説明において論議したディスク202,204,206に少なくとも部分的に類似している。空転モードおよび係止モードに関する図1に示したディスク102,104の機能説明は、主として、ディスク402,404にも当てはまる。開口418と凸部416とは、図3〜図4Cに示した開口218もしくは凸部216に類似している。ディスク406は、軸方向で両ディスク402,404の間に配置されていて、開口432を有している。この開口432は、図3〜図4Cに示した開口232に類似している。
ディスク404は回転方向でハブ462に固く結合されている。このハブ462は回転方向でステータシャフト(図示せず)に連結されている。ディスク402は、ステータ466の、回転可能なエレメント464に結合されている。ディスク404は弾性的な手段470によって方向468に押圧される。弾性的な手段470として、技術的に知られている任意の手段が使用されてよい。
ワンウェイクラッチ400は第4のディスク472を有している。幾つかの態様によれば、図1および図2に示したワンウェイクラッチ100が、ディスク472に類似の第4のディスク172を有している。第4のディスクの軸方向の配置事例と、その機能性とを、確かに、図1および図2に相俟って説明するが、しかし、念のために明らかにしておくと、この説明は図7に対しても使用することができる。ディスク172はディスク102の面174の近傍に配置されている。ディスク106はディスク102の面176の近傍に配置されている。ディスク106,172は互いに連結されているかまたは結合されており、これによって、ディスク172が開口118を少なくとも部分的に塞ぐようになっている。幾つかの態様によれば、ディスク172が開口178を有しており、セグメント124の少なくとも一部が開口178内に配置されており、セグメント120,124がディスク172に連結されている。したがって、幾つかの態様によれば、ワンウェイクラッチ100は、セグメントがセグメント124と同一の平面に延びており、セグメント120,124が相応の開口118,178を通って突出しており、セグメント120がディスク172にわたって折り畳まれているように、セグメントが形成されていることによって形成される。念のために明らかにしておくと、本発明によるワンウェイクラッチは、ロック開口の、第4のディスクに対して示した構成に限定されていない。幾つかの態様(図示せず)によれば、ディスク172が、たとえば直接ディスク102に結合されているかまたは連結されている。すなわち、ディスク106,172が互いに結合されていない。
上記論議によれば、ディスク102,106は、液体をトルクコンバータ内に閉じ込めるために、ポケットを有している。ディスク172が設けられていない場合には、ポケットの一部がディスク102の軸方向の面174にディスク106のセグメント120によって形成される。図8A〜図8Cに示したポケットの一部はディスク472によって形成される。このディスクは472は、図1に示したセグメント120としてのポケットの関連した仕切りを提供する。すなわち、ポケットの開口が縮小され、ポケットからの液体流を制限する。したがって、ポケット内に閉じ込められた液体の押退けのために、より大きな力が必要となり、これによって、ディスク402の多くのエネルギが使用され、ディスク402,404の係止時の騒音および振動が一層強く減衰される。言い換えるならば、部分434がポケット内への進入時により大きな抵抗に衝突し、この抵抗を乗り越えるために、ディスクによって多くのエネルギが加えられなければならない。念のために明らかにしておくと、ディスク172,472の形状、位置および配置事例は、ディスクによって生ぜしめられる閉塞の量または閉塞機能の場所またはディスクに設けられた開口の場所を変更するために変えられてよい。
一般的に、図4A〜図4Cに示したワンウェイクラッチ200に対して論議した機能形式をワンウェイクラッチ400および図8A〜図8Cに対して使用することができる。図8Aでは、ワンウェイクラッチ400が空転モードに位置している(ディスク402が方向480に回転させられる)。ディスク402の部分434がセグメント424に連結されており、ディスク406も方向480に回転させられる。中間ディスク406はディスク404と凸部416とに対して滑動する。この場合、この凸部416は開口418内に突入しないようになっている。図8Bでは、ワンウェイクラッチが係止モードに切り換わる。ディスク402が方向482に回転させられる。この回転の間、開口432が開口418に方向付けられ始める。凸部416が開口418内に飛び込むことができるように、開口418,432が十分に方向付けられるまで、ディスク406が回転させられる。凸部が開口418内に突入するやいなや、セグメント424が凸部に接触する。
図8Cでは、ディスク402,404を互いに内外で係止するために、部分434がセグメント424内に向かって回転させられる。部分434をセグメント424に向かって回転させることができるようにするためには、液体が押し退けられなければならない。この液体は、ディスク402,406,472によって形成されたポケット内に閉じ込められている。ディスク402のエネルギまたは慣性が、液体を押し退けるために必要となる力を提供する。ディスクのエネルギが液体を押し退けることによって、部分434がセグメント424に接触する。すなわち、ディスク402,404が回転方向で互いにロックされる。液体が部分434の運動によって押し退けられ、ディスク402のエネルギまたは慣性モーメントを消費する。したがって、ディスク404,402の係止時、すなわち、部分434とセグメント424との衝突時に生ぜしめられる振動と騒音とが著しく減少させられるように、ディスク402の慣性モーメントまたはエネルギが十分に減衰される。
図9は、トルクコンバータ501に設けられた、ハイドロリック的な減衰機能を備えた本発明による3ディスク型ワンウェイクラッチ500の部分横断面図である。
図10A〜図10Cは、図9に示した切断線10−10に沿った部分横断面図である。以下の説明は、図9〜図10Cに相俟って認めることができる。幾つかの態様によれば、本発明によるワンウェイクラッチが、空転モードから係止モードへの移行時に生ぜしめられるエネルギを減衰するための機械的な手段を使用している。たとえば、ワンウェイクラッチのディスクの係止のために、弾性変形可能なエレメントが配置されている。ワンウェイクラッチ500はディスク502,504,506を有している。このディスク502,504,506は、図3〜図4Cに示したディスク202,204,206に少なくとも部分的に類似している。ディスク502は開口518と部分534とを有している。ディスク504は凸部516を有している。開口518と、セグメント534と、凸部516とは、図3〜図4Cに示した開口218もしくは凸部216に類似している。ディスク506は軸方向で両ディスク502,504の間に配置されていて、開口532を有している。この開口532は、図3〜図4Cに示した開口232に類似している。空転モードおよび係止モードに関する図1に示したディスク102,104の機能説明は、主として、ディスク502,504に対して使用することができる。ディスク502,504の係止の機械的な減衰のためには、ディスク506が、弾性変形可能な拡張部590を有している。この拡張部590は、軸方向のセグメント592と、ウィングセグメント593とを有している。このセグメント593は、以下の説明により変形可能となる。
ディスク504は回転方向でハブ562に固く結合されている。このハブ562は回転方向でステータシャフト(図示せず)にロックされている。ディスク502は、ステータ566の、回転可能なエレメント564に結合されている。ディスク504は弾性的な手段570によって方向568に押圧される。弾性的な手段570として、技術的に知られている任意の手段が使用されてよい。
図10Aでは、ワンウェイクラッチ500が空転モードに位置している(ディスク502が方向580に回転させられる)。ディスク502の部分534がセグメント593に連結されており、ディスク506も方向580に回転させられる。中間ディスク506がディスク504と凸部516とに対して滑動する。この場合、凸部516は開口518内に突入しないようになっている。図10Bでは、ワンウェイクラッチが係止モードに切り換わる。ディスク502が方向582に回転させられる。この回転の間、開口532が開口518に方向付けられ始める。凸部516を開口418内に押圧することができるように、開口518,532が十分に方向付けられるまで、ディスク506が回転させられる。凸部が開口518内に押圧されるやいなや、セグメント593と凸部とが互いに内外で係合し、ディスク506が回転方向でディスク504にロックされる。
図10Cでは、部分534がセグメント592内に向かって回転させられる。部分534が凸部に向かって回転することができるようにするためには、拡張部590の抵抗が乗り越えられなければならない。すなわち、セグメント592がセグメント593に向かって押圧されなければならない。ディスク502のエネルギまたは慣性モーメントが、抵抗を乗り越えるために必要となる力、すなわち、拡張部590を圧縮するために必要となる力を提供する。ディスク502のエネルギまたは力が拡張部590の圧縮時に有利に消費され、ディスク502の回転速度が減少する。したがって、ディスク502,504の係止時の振動および騒音が著しく減少させられるように、ディスク502の慣性モーメントまたはエネルギが十分に減衰される。
念のために明らかにしておくと、拡張部590は、図10A〜図10Cに示した構成、形状、方向付け、サイズおよび個数に限定されておらず、異なる構成、形状、方向付け、サイズまたは個数が、請求した本発明の精神および構成範囲に含まれている。
図11Aおよび図11Bは、ワンウェイクラッチ500に設けられた中間ディスク506と弾性変形可能なエレメント590との斜視的な部分背面図である。以下の説明は、図9〜図11Bに相俟って認めることができる。図11Aおよび図11Bには、拡張部590の二種類の構成および方向付けが示してある。図10A〜図10Cに示した拡張部590は、拡張部が、軸線594に対してほぼ半径方向の線に沿って折り曲げられているように形成されてる。たとえば、図10Aでは、セグメント593が、このような半径方向の線に沿った拡張部590の折曲げによって形成されている。しかし、セグメント595,596を形成するためには、拡張部590が、ほぼ軸方向の線に沿って折り曲げられている。セグメント595によるワンウェイクラッチ500の減衰は、主として、図10A〜図10Cで説明したように行われる。
図12Aおよび図12Bは、ワンウェイクラッチ500に設けられた中間ディスク506と弾性変形可能なエレメント590との斜視的な部分背面図である。念のために明らかにしておくと、拡張部590は、図11Aおよび図11Bに示した構成、形状、方向付け、サイズまたは個数に限定されておらず、異なる構成、形状、方向付け、サイズおよび個数が、請求した本発明の精神および構成範囲に含まれている。幾つかの態様によれば、拡張部590が、たとえば図12Aおよび図12Bに示したように形成されている。図12Aには、拡張部590がS字形状で示してある。この場合、ディスク502に対する抵抗を発生させるために、部分598が部分596に対して応力にさらされる。図12Bには、部分599を備えた拡張部590がフック形状で示してある。
念のために明らかにしておくと、図10A〜図12Bに示した、本発明によるただ1つのワンウェイクラッチに設けられた弾性変形可能な拡張部における方向付け配置事例に対する構成が互いに組み合わされてよい。たとえば、同一のディスク506において、図10A〜図10Cに示した拡張部590の図による拡張部の一部と、図11Aおよび図11Bまたは図12Aおよび図12Bに示した拡張部590の図による拡張部の一部とが形成されてよい。
さらに、念のために明らかにしておくと、本発明による同一のワンウェイクラッチにおいて、ハイドロリック的な減衰が機械的な減衰に組み合わされてよい。たとえば、軸方向の同一の中間ディスク(たとえば図1に示したディスク106)に対して、ハイドロリック的な減衰エレメント119と、弾性変形可能な拡張部、たとえば図10に示した拡張部590とが使用されてよい。さらに、本発明によるワンウェイクラッチでは、弾性変形可能な拡張部を有する第4のディスク、たとえば図1に示したディスク172が使用されてよい。
ディスク202/302/402/502,204/304/404/504,206/306/406/506とハブ262/362/462/562とは、技術的に知られている任意の手段によって形成されてよい。幾つかの態様によれば、ディスクとハブとから幾つかの部分または全ての部分が打抜き加工されている。ディスク202/302/402/502は、技術的に知られている任意の手段によってステータの羽根(図示せず)に結合されてよい。幾つかの態様(図示せず)によれば、さらに、ディスク202/302/402/502が、たとえば発明の名称「Stator and One−Way Clutch Assembly for a Torque Converter」(Hamphill et al.、2006年3月24日提出)を備えた、同一出願人に譲渡された一時的な米国特許出願明細書に説明されるように、ステータの一体の構成要素である。
さらに、念のために明らかにしておくと、本発明によるワンウェイクラッチは、規定されたトルクコンバータの使用に限定されていない。たとえば、本発明によるワンウェイクラッチは、図面に示したトルクコンバータの使用に限定されていない。
したがって、当業者が、請求した本発明の精神および構成範囲に含まれている本発明の変更および変化を想像することができるにもかかわらず、本発明の課題が有効に解決されることを認めることができる。さらに、念のために明らかにしておくと、上記説明は本発明を明示するために使用されるものであり、限定と解されるべきものではない。したがって、本発明の精神および構成範囲から逸脱することなしに、本発明の別の構成が可能となる。
本発明によるワンウェイクラッチを背面から見た分解図である。 図1に示したワンウェイクラッチを正面から見た分解図である。 トルクコンバータに設けられた、ハイドロリック的な減衰機能を備えた本発明による3ディスク型ワンウェイクラッチの部分横断面図である。 図3に示した切断線4−4に沿った第1の部分横断面図である。 図3に示した切断線4−4に沿った第2の部分横断面図である。 図3に示した切断線4−4に沿った第3の部分横断面図である。 トルクコンバータに設けられた、ハイドロリック的な減衰機能を備えた本発明による3ディスク型ワンウェイクラッチの部分横断面図である。 図5に示した切断線6−6に沿った第1の部分横断面図である。 図5に示した切断線6−6に沿った第2の部分横断面図である。 図5に示した切断線6−6に沿った第3の部分横断面図である。 トルクコンバータに設けられた、ハイドロリック的な減衰機能を備えた本発明による4ディスク型ワンウェイクラッチの部分横断面図である。 図7に示した切断線8−8に沿った第1の部分横断面図である。 図7に示した切断線8−8に沿った第2の部分横断面図である。 図7に示した切断線8−8に沿った第3の部分横断面図である。 トルクコンバータに設けられた、ハイドロリック的な減衰機能を備えた本発明による3ディスク型ワンウェイクラッチの部分横断面図である。 図9に示した切断線10−10に沿った第1の部分横断面図である。 図9に示した切断線10−10に沿った第2の部分横断面図である。 図9に示した切断線10−10に沿った第3の部分横断面図である。 図9に示したワンウェイクラッチに設けられた中間ディスクと弾性変形可能なエレメントとの第1の斜視的な部分背面図である。 図9に示したワンウェイクラッチに設けられた中間ディスクと弾性変形可能なエレメントとの第2の斜視的な部分背面図である。 図9に示したワンウェイクラッチに設けられた中間ディスクと弾性変形可能なエレメントとの第3の斜視的な部分背面図である。 図9に示したワンウェイクラッチに設けられた中間ディスクと弾性変形可能なエレメントとの第4の斜視的な部分背面図である。 減衰機能を備えていないワンウェイクラッチの第1の部分横断面図である。 減衰機能を備えていないワンウェイクラッチの第2の部分横断面図である。 減衰機能を備えていないワンウェイクラッチの第3の部分横断面図である。
符号の説明
100 ワンウェイクラッチ、 102 ディスク、 104 ディスク、 106 ディスク、 108 方向、 110 長手方向軸線、 112 ハブ、 114 スプラインセグメント、 116 凸部、 118 開口、 119 減衰構造体、 120 セグメント、 122 メインボディ、 124 セグメント、 126 方向、 128 手段、 132 開口、 140 厚さ、 142 周方向幅、 146 結合エレメント、 148 舌片、 150 開口、 152 通路、 172 ディスク、 174 面、 176 面、 178 開口、 200 3ディスク型ワンウェイクラッチ、 202 ディスク、 204 ディスク、 206 ディスク、 216 凸部、 218 開口、 220 セグメント、 224 セグメント、 232 開口、 234 部分、 262 ハブ、 263 軸線、 264 エレメント、 266 ステータ、 268 方向、 270 手段、 280 方向、 282 方向、 283 ポケット、 300 3ディスク型ワンウェイクラッチ、 301 トルクコンバータ、 302 ディスク、 304 ディスク、 306 ディスク、 316 凸部、 318 開口、 320 セグメント、 324 セグメント、 332 開口、 356 セグメント、 362 ハブ、 364 エレメント、 366 ステータ、 368 方向、 370 手段、 400 4ディスク型ワンウェイクラッチ、 401 トルクコンバータ、 402 ディスク、 404 ディスク、 406 ディスク、 416 凸部、 418 開口、 424 セグメント、 432 開口、 434 部分、 462 ハブ、 464 エレメント、 466 ステータ、 468 方向、 470 手段、 472 ディスク、 480 方向、 500 3ディスク型ワンウェイクラッチ、 501 トルクコンバータ、 502 ディスク、 504 ディスク、 506 ディスク、 516 凸部、 518 開口、 532 開口、 534 部分、 562 ハブ、 564 エレメント、 566 ステータ、 568 方向、 570 手段、 580 方向、 582 方向、 590 拡張部、 592 セグメント、 593 ウィングセグメント、 594 軸線、 595 セグメント、 596 セグメント、 598 部分、 599 部分、 802 ディスク、 804 開口、 806 ディスク、 808 凸部、 809 方向、 810 方向、 812 ディスク、 814 セグメント、 816 セグメント、 818 方向、 820 開口

Claims (35)

  1. トルクコンバータに用いられるステータに設けられたワンウェイクラッチにおいて、当該ワンウェイクラッチが、以下の構成部材:すなわち、
    半径方向に配置された第1のエレメントを有しており、該第1のエレメントが、回転方向でステータの長手方向軸線に対して位置固定されており;
    半径方向に配置された第2のエレメントを有しており、該第2のエレメントが、軸線を中心として回転可能であり、第1の回転方向で第1のエレメントに係止するように配置されており;
    半径方向に配置された第3のエレメントを有しており、該第3のエレメントが、軸線を中心として回転可能であり、軸方向で第1のエレメントと第2のエレメントとの間に、係止に相俟ったエネルギを減衰するように配置されていることを特徴とする、トルクコンバータに用いられるステータに設けられたワンウェイクラッチ。
  2. 半径方向に配置された第3のエレメントが、ハイドロリック的な減衰を生ぜしめるように配置されている、請求項1記載のワンウェイクラッチ。
  3. トルクコンバータが、液体を有しており、第3のエレメントが、ほぼ半径方向に配置されたセグメントを有しており、該セグメントが、軸方向で第3のエレメントから離れて、該第3のエレメントに相俟って液体の一部を閉じ込めるように配置されており、第1の方向への係止の間の第2のエレメントの回転が、液体の一部の著しい押退けを生ぜしめるように、第2のエレメントが配置されている、請求項2記載のワンウェイクラッチ。
  4. 第1のエレメントまたは第2のエレメントのうち、一方の第1のエレメントが、さらに、少なくとも1つの第1の開口と、軸方向に向けられた第1の面および第2の面とを有しており、第3のエレメントの一部が、少なくとも1つの第1の開口内に配置されており、第3のエレメントが、軸方向に向けられた第1の面の近傍に位置しており、半径方向に配置されたセグメントが、軸方向に向けられた第2の面の近傍に位置してる、請求項3記載のワンウェイクラッチ。
  5. 当該ワンウェイクラッチが、さらに、以下の構成部材:すなわち、半径方向に配置された第4のエレメントを有しており;第1のエレメントまたは第2のエレメントのうち、一方の第2のエレメントが、さらに、少なくとも1つの第2の開口を有しており、第4のエレメントが、少なくとも1つの第2の開口を少なくとも部分的に塞ぐようになっている、請求項3記載のワンウェイクラッチ。
  6. 半径方向に配置された第4のエレメントが、第3のエレメントに結合されている、請求項5記載のワンウェイクラッチ。
  7. 第1のエレメントまたは第2のエレメントのうち、第2のエレメントが、さらに、軸方向に向けられた第3の面および第4の面を有しており、第3のエレメントが、軸方向に向けられた第3の面の近傍に配置されており、第4のエレメントが、軸方向に向けられた第4の面の近傍に配置されている、請求項5記載のワンウェイクラッチ。
  8. 第4のエレメントが、さらに、少なくとも1つの第3の開口を有しており、第3のエレメントが、さらに、少なくとも1つの舌片を有しており、該少なくとも1つの舌片が、少なくとも1つの第3の開口内に配置されている、請求項5記載のワンウェイクラッチ。
  9. 第4のエレメントが、打抜き加工によって形成されている、請求項5記載のワンウェイクラッチ。
  10. 半径方向に配置された第3のエレメントが、機械的な減衰を生ぜしめるように配置されている、請求項1記載のワンウェイクラッチ。
  11. 第3のエレメントが、さらに、弾性変形可能な少なくとも1つの拡張部を有しており、第1の方向への第2のエレメントの回転によって、第1のエレメントと第2のエレメントとが、弾性変形可能な少なくとも1つの拡張部を圧縮するように、第2のエレメントが配置されている、請求項10記載のワンウェイクラッチ。
  12. 第1のエレメントが、さらに、第1の面を備えた少なくとも1つの第4の開口を有しており、第2のエレメントが、弾性変形可能な少なくとも1つの拡張部を第1の面に向かって押圧するように配置されている、請求項11記載のワンウェイクラッチ。
  13. 第2のエレメントが、さらに、第2の面を備えた少なくとも1つの第5の開口を有しており、第2の面が、弾性変形可能な少なくとも1つの拡張部を第1のエレメントに向かって押圧するように配置されている、請求項11記載のワンウェイクラッチ。
  14. 第1のエレメント、第2のエレメントおよび第3のエレメントのうち、少なくとも1つのエレメントが、打抜き加工によって形成されている、請求項1記載のワンウェイクラッチ。
  15. トルクコンバータに用いられるステータに設けられたワンウェイクラッチにおいて、当該ワンウェイクラッチが、以下の構成部材:すなわち、
    少なくとも1つの開口を備えた、半径方向に配置された第1のエレメントを有しており;
    少なくとも1つの凸部を備えた、半径方向に配置された第2のエレメントを有しており、該第2のエレメントが、第1の回転方向で第1のエレメントに係止するように配置されており;
    半径方向に配置された第3のエレメントを有しており、該第3のエレメントが、ステータの長手方向軸線を中心として回転可能であり、係止に相俟ったエネルギのハイドロリック的な減衰を生ぜしめるように、軸方向で第1のディスクと第2のディスクとの間に配置されており、第3のエレメントが、トルクコンバータ内の液体の一部を部分的に閉じ込める構造を成しており、第1のエレメントまたは第2のエレメントのうち、一方のエレメントが、回転方向で軸線に対して位置固定されており、他方のエレメントが、軸線を中心として回転可能であり、液体の一部が、係止の間に押し退けられるように、他方のエレメントの回転が経過するようになっていることを特徴とする、トルクコンバータに用いられるステータに設けられたワンウェイクラッチ。
  16. トルクコンバータに用いられるステータに設けられたワンウェイクラッチにおいて、当該ワンウェイクラッチが、以下の構成部材:すなわち、
    少なくとも1つの開口を備えた、半径方向に配置された第1のエレメントを有しており;
    少なくとも1つの凸部を備えた、半径方向に配置された第2のエレメントを有しており、該第2のエレメントが、第1の回転方向で第1のエレメントに係止するように配置されており;
    半径方向に配置された第3のエレメントを有しており、該第3のエレメントが、ステータの長手方向軸線を中心として回転可能であり、係止に相俟ったエネルギのハイドロリック的な減衰を生ぜしめるように、軸方向で第1のディスクと第2のディスクとの間に配置されており;
    半径方向に配置された第4のエレメントを有しており、該第4のエレメントが、少なくとも1つの開口を少なくとも部分的に塞ぐように第3のエレメントに結合されており、第1のエレメントまたは第2のエレメントのうち、一方のエレメントが、回転方向で軸線に対して位置固定されており、第1のエレメントまたは第2のエレメントのうち、他方のエレメントが、軸線を中心として回転可能であり、液体の、第3のエレメントと第4のエレメントとの間に位置する部分が、係止の間にほぼ押し退けられるように、他方のエレメントの回転が経過するようになっていることを特徴とする、トルクコンバータに用いられるステータに設けられたワンウェイクラッチ。
  17. トルクコンバータに用いられるステータに設けられたワンウェイクラッチにおいて、当該ワンウェイクラッチが、以下の構成部材:すなわち、
    少なくとも1つの開口を備えた、半径方向に配置された第1のエレメントを有しており;
    少なくとも1つの凸部を備えた、半径方向に配置された第2のエレメントを有しており、該第2のエレメントが、第1の回転方向で第1のエレメントに係止するように配置されており;
    半径方向に配置された第3のエレメントを有しており、該第3のエレメントが、ステータの長手方向軸線を中心として回転可能であり、係止に相俟ったエネルギのハイドロリック的な減衰を生ぜしめるように、軸方向で第1のディスクと第2のディスクとの間に配置されており、第3のエレメントが、弾性変形可能な少なくとも1つの拡張部を有しており、第1のエレメントまたは第2のエレメントのうち、一方のエレメントが、回転方向で軸線に対して位置固定されており、他方のエレメントが、軸線を中心として回転可能であり、第1のエレメントと第2のエレメントとによって、弾性変形可能な少なくとも1つの拡張部が圧縮されるように、他方のエレメントの回転が経過するようになっていることを特徴とする、トルクコンバータに用いられるステータに設けられたワンウェイクラッチ。
  18. 自動車駆動構成要素に設けられたワンウェイクラッチにおいて、当該ワンウェイクラッチが、以下の構成部材:すなわち、
    少なくとも1つの第1の係止装置を備えた、回転方向で構成要素の軸線に連結された第1のエレメントを有しており;
    少なくとも1つの第2の係止装置を備えた、軸線を中心として回転可能な第2のエレメントを有しており、第1の少なくとも1つの係止装置と第2の少なくとも1つの係止装置とが、第1の回転方向において互いに内外で係止し、これによって、第1のエレメントと第2のエレメントとが、第1の回転方向で互いにロックされるように配置されており、当該ワンウェイクラッチが、係止の間の第1の少なくとも1つの係止装置と第2の少なくとも1つの係止装置との衝突をハイドロリック的に減衰するように配置されていることを特徴とする、自動車駆動構成要素に設けられたワンウェイクラッチ。
  19. 構成要素が、トルクコンバータである、請求項18記載のワンウェイクラッチ。
  20. 当該ワンウェイクラッチが、ステータに設けられたワンウェイクラッチである、請求項19記載のワンウェイクラッチ。
  21. 構成要素が、変速機である、請求項18記載のワンウェイクラッチ。
  22. 構成要素が、付加駆動ユニットである、請求項18記載のワンウェイクラッチ。
  23. 少なくとも1つの第1の係止装置が、少なくとも1つの第1の開口と少なくとも1つの凹部とから成るグループから選択されるようになっており、少なくとも1つの第2の係止装置が、少なくとも1つの凸部である、請求項18記載のワンウェイクラッチ。
  24. 第1のエレメントが、半径方向に配置された第1のエレメントを有しており、第2のエレメントが、半径方向に配置された第2のエレメントを有しており;当該ワンウェイクラッチが、さらに、以下の構成部材:すなわち、半径方向に配置された第3のエレメントを有しており、該第3のエレメントが、軸線を中心として回転可能であり、軸方向で第1のエレメントと第2のエレメントとの間に配置されていて、ハイドロリック的な減衰を生ぜしめるように形成されている、請求項18記載のワンウェイクラッチ。
  25. 駆動構成要素が、第1の液体を有しており、第3のエレメントが、ほぼ半径方向に配置されたセグメントを有しており、該セグメントが、軸方向で第3のエレメントから分離されていて、該第3のエレメントに相俟って第1の液体の一部を部分的に閉じ込めるように配置されており、係止の間の第1の方向への第2のエレメントの回転が、第1の液体の部分の著しい押退けを生ぜしめるように、第2のエレメントが配置されている、請求項24記載のワンウェイクラッチ。
  26. 当該ワンウェイクラッチが、さらに、以下の構成部材:すなわち、半径方向に配置された第4のエレメントを有しており;第1のエレメントまたは第2のエレメントのうち、一方のエレメントが、さらに、少なくとも1つの第2の開口を有しており、第4のエレメントが、少なくとも1つの第2の開口を少なくとも部分的に塞ぐようになっている、請求項25記載のワンウェイクラッチ。
  27. 第1のエレメントまたは第2のエレメントのうち、一方のエレメントが、さらに、軸方向に向けられた第3の面および第4の面を有しており、第3のエレメントが、軸方向に向けられた第3の面の近傍に配置されており、第4のエレメントが、軸方向に向けられた第4の面の近傍に配置されている、請求項26記載のワンウェイクラッチ。
  28. 当該ワンウェイクラッチが、さらに、以下の構成部材:すなわち、半径方向に配置された第5のエレメントおよび第6のエレメントと、第2の液体とを有しており、第1のエレメントと第2のエレメントとが、半径方向に配置された第5のエレメントと第6のエレメントとの間に軸方向で配置されており、半径方向に配置された第5のエレメントと第6のエレメントとが、第2の液体を少なくとも部分的に第1の係止装置と第2の係止装置との間に閉じ込めるように配置されている、請求項18記載のワンウェイクラッチ。
  29. 自動車駆動構成要素に設けられたワンウェイクラッチにおいて、当該ワンウェイクラッチが、以下の構成部材:すなわち、
    半径方向に配置された第1のエレメントを有しており、該第1のエレメントが、構成要素の軸線に対して位置固定されていて、少なくとも1つの第1の係止装置を有しており;
    半径方向に配置された第2のエレメントを有しており、該第2のエレメントが、軸線を中心として回転可能であり、少なくとも1つの第2の係止装置を有しており;
    半径方向に配置された第3のエレメントを有しており、該第3のエレメントが、軸線を中心として回転可能であり、軸方向で第1のエレメントと第2のエレメントとの間に配置されており、第1の少なくとも1つの係止装置と、第2の少なくとも1つの係止装置とが、第1の回転方向において互いに内外で係止し、これによって、第1のエレメントと第2のエレメントとが、第1の回転方向で互いにロックされるように配置されており、第3のディスクが、係止の間の第1の少なくとも1つの係止装置と第2の少なくとも1つの係止装置との衝突を機械的に減衰するように配置されていることを特徴とする、自動車駆動構成要素に設けられたワンウェイクラッチ。
  30. 第3のエレメントが、さらに、弾性変形可能な少なくとも1つの拡張部を有しており、第1の方向への第2のエレメントの回転によって、第1のエレメントと第2のエレメントとが、弾性変形可能な少なくとも1つの拡張部を圧縮するように、第2のエレメントが配置されている、請求項29記載のワンウェイクラッチ。
  31. 第1のエレメントが、さらに、第1の面を備えた少なくとも1つの第1の開口を有しており、第2のエレメントが、弾性変形可能な少なくとも1つの拡張部を第1の面に向かって押圧するように配置されている、請求項30記載のワンウェイクラッチ。
  32. 第2のエレメントが、さらに、第2の面を備えた少なくとも1つの第2の開口を有しており、第2の面が、弾性変形可能な少なくとも1つの拡張部を第1のエレメントに向かって押圧するように配置されている、請求項30記載のワンウェイクラッチ。
  33. 自動車駆動構成要素に設けられたワンウェイクラッチにおいて、当該ワンウェイクラッチが、以下の構成部材:すなわち、
    少なくとも1つの第1の係止装置を備えた、半径方向に配置された第1のエレメントを有しており;
    少なくとも1つの第2の係止装置を備えた、半径方向に配置された第2のエレメントを有しており;
    半径方向に配置された第3のエレメントを有しており、該第3のエレメントが、当該ワンウェイクラッチの軸線を中心として回転可能であり、軸方向で第1のエレメントと第2のエレメントとの間に配置されており、第1の少なくとも1つの係止装置と、第2の少なくとも1つの係止装置とが、第1のエレメントまたは第2のエレメントに対するそれぞれ他方のエレメントの相対的な回転に関して、第1の回転方向において互いに内外で係止し、これによって、第1のエレメントと第2のエレメントとが、回転方向で互いにロックされるように配置されており、第3のディスクが、係止の間の第1の少なくとも1つの係止装置と第2の少なくとも1つの係止装置との衝突を減衰するように配置されていることを特徴とする、自動車駆動構成要素に設けられたワンウェイクラッチ。
  34. 当該ワンウェイクラッチが、さらに、液体を有しており、第3のエレメントが、液体を有するポケットの少なくとも一部を形成しており、第1の係止装置と第2の係止装置とが、液体の少なくとも一部をポケットから押し出すように配置されている、請求項29記載のワンウェイクラッチ。
  35. 第3のエレメントが、さらに、弾性変形可能な少なくとも1つの拡張部を有しており、第1のエレメントと第2のエレメントとが、少なくとも1つの拡張部を圧縮するように配置されている、請求項29記載のワンウェイクラッチ。
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