JP2009530461A - 新規なポリマー組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
さらに詳しくは、ポリ(アリールエーテルケトン)、特にポリエーテルエーテルケトン(PEEK)およびポリエーテルケトンケトン(PEKK)は、技術的な性能のバランスが例外的に優れているが、そのような性質としては、高い融点、優れた熱安定性、高い剛性および強度、良好な靱性、ならびに優れた耐薬品性(これには、応力下に化学物質に暴露させた後での、化学物質に対する優れた抵抗性(「環境応力破壊抵抗性」)が含まれる)などが挙げられる。
しかしながら、前記ガラス充填PEEK、より一般的には強化ポリ(アリールエーテルケトン)に関して言えば、それらの高コスト(これは、ポリ(アリールエーテルケトン)そのものの高コストが原因である)のために、多くの場合制止的にはたらき、当業者は、想定される用途(成形物品)にとって、特に、高い初期剛性が必須であり、その成形物品またはその少なくともいくつかの部品を、一時的または恒久的に、応力下で攻撃的な化学物質環境に接触させた後でも、それが可能な限り維持されていなければならないような場合に、技術的に望ましいものとして、可能な限り広くそれらを使用するということを思いとどめることになっている。
その課題は、特に米国特許第4,804,724号明細書の教示(以下において説明する)を見ると、本出願人には難しいものと思える。
米国特許第4,804,724号明細書(その内容のすべてを参考として引用し、本明細書に組み入れる)には、ポリ(アリールエーテルケトン)およびポリ(ビフェニルエーテルスルホン)を含む非強化ブレンド物の記載がある。予想される通り、それらのブレンド物は、中間的な組成(たとえば50部のPPSUと50部のPEEK)で、中間的な性質、特に中間的な剛性(モジュラス)、ならびに、ある種の化学物質環境(酢酸エチル、1,1,1−トリクロロエタン、トルエン、およびアセトン)において、ポリ(アリールエーテルケトン)の(高)耐薬品性とポリ(ビフェニルエーテルスルホン)の(実質的にはそれよい低い)耐薬品性との間の範囲の、中間的な耐薬品性(中間的な環境応力破壊抵抗性を含む)を示す。したがって、簡潔に述べれば、当業者は米国特許’724号の教示からは、以下のように理解するであろう:すなわち、ポリ(アリールエーテルケトン)組成物中に含まれるポリ(アリールエーテルケトン)の一部を、通常コスト的により魅力のあるポリマー特にポリ(ビフェニルエーテルスルホン)で置き換えることは、強化の有無を問わず、ポリ(アリールエーテルケトン)によって得られる耐薬品性を少なくとも実質的に維持しながら、ポリ(アリールエーテルケトン)組成物のコスト削減の込み入った問題を解決するための適切な手段とはなり得ないであろう。
ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルケトンケトン、およびポリエーテルエーテルケトン−ポリエーテルケトンケトンコポリマーから選択されるポリ(アリールエーテルケトン)、
ポリフェニルスルホンから選択される希釈剤、および
補強繊維から選択される補強性充填材。
ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルケトンケトン、およびポリエーテルエーテルケトン−ポリエーテルケトンケトンコポリマーから選択されるポリ(アリールエーテルケトン)(P1)、
ポリフェニルスルホン(P2)、および
補強繊維(F)、
ただし、以下のものからなるポリマー組成物は除く:
ポリマー組成物の全質量を基準にして、90質量%の、85質量部のポリフェニルスルホンおよび15質量部のポリエーテルエーテルケトンからなるポリマーブレンド物、ならびに
ポリマー組成物の全質量を基準にして、10質量%のガラス繊維。
本発明のさらに別な態様は、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルケトンケトン、およびポリエーテルエーテルケトン−ポリエーテルケトンケトンコポリマーから選択されるポリ(アリールエーテルケトン)(P1)を希釈するためのポリフェニルスルホン(P2)の使用に関し、
前記ポリ(アリールエーテルケトン)は、ポリフェニルスルホン(P2)を用いて希釈される前には、ポリ(アリールエーテルケトン)(P1)、補強繊維(F)、および場合によってはさらにポリ(アリールエーテルケトン)(P1)、ポリフェニルスルホン(P2)および補強繊維(F)以外の1種または複数の成分からなるポリマー組成物(C)の中に含まれており、
ここで、ポリ(アリールエーテルケトン)(P1)に対してよりもポリフェニルスルホン(P2)に対して一層攻撃的である化学物質環境において、そのポリマー組成物(C)の耐薬品性、特に環境応力破壊抵抗性が少なくとも実質的に維持されている。
上述の態様においては、そのポリマー組成物(C)は特に成形物品の形態であるかまたは成形物品の部品であってよい。
先にも述べたように、ポリマー組成物(C)には、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルケトンケトン、およびポリエーテルエーテルケトン−ポリエーテルケトンケトンコポリマーから選択されるポリ(アリールエーテルケトン)(P1)が含まれる。
本発明の目的においては、繰り返し単位(I)と(II)とをまとめて、繰り返し単位(R1)と呼ぶ。
ポリ(アリールエーテルケトン)(P1)は、主として、ホモポリマー、ランダムコポリマー、交互コポリマー、またはブロックコポリマーであってよい。
ポリ(アリールエーテルケトン)、特にPEEKホモポリマーを製造するための当業者周知のプロセスには、通常は、少なくとも1種のビスフェノールと、少なくとも1種のジハロベンゾイド化合物、および/または少なくとも1種のハロフェノール化合物(求核性重縮合反応)の実質的に等モルの混合物を反応させる工程が含まれるが、これについては、カナダ国特許第847,963号明細書および米国特許第4,176,222号明細書に記載がある(それらの内容のすべてを参考として引用し、本明細書に組み入れる)。そのようなプロセスにおいて好適なビスフェノールは、ヒドロキノンであり、そのようなプロセスにおいて好適なジハロベンゾイド化合物は4,4’−ジフルオロベンゾフェノン、4,4’−ジクロロベンゾフェノン、および4−クロロ−4’−フルオロベンゾフェノンであり、そのようなプロセスにおいて好適なハロフェノール化合物は、4−(4−クロロベンゾイル)フェノールおよび4−(4フルオロベンゾイル)フェノールである。
いかなる補強繊維であっても、補強繊維(F)としては望ましい。当業者ならば、その組成物および想定される末端用途に最も適した補強繊維を容易に認識することができるであろう。一般的には、補強繊維(F)は、その化学的性質、その長さ、直径、ブリッジングすることなくコンパウンディング装置に素直にフィードできる性能、および表面処理(特に補強繊維(F)とポリマーとの間に良好な界面接着性があると、ブレンド物の剛性および靱性が改良されるため)に合わせて選択される。
補強繊維(F)、特にガラス繊維は40μm未満の直径を有しているのが好ましく、本願出願人が観察したところでは、それによって補強効果が向上した。その直径が20μm未満ならばより好ましく、15μm未満ならばさらにより好ましい。その一方で、補強繊維(F)、特にガラス繊維の直径は、5μmを超えているのが好ましい。
補強繊維(F)、特にガラス繊維の長さは、好ましくは20mm未満、より好ましくは10mm未満である。さらに、その長さが1mmを超えるのが好ましく、2mmを超えればより好ましい。
特に好適な補強繊維は、VETROTEX SAINT−GOBAIN製のVETROTEX(登録商標)グレードSGVA910チョップドガラス繊維およびその同等品である。
ポリマー組成物(C)には、ポリ(アリールエーテルケトン)およびポリ(アリールエーテルスルホン)組成物に慣用される成分がさらに含まれていてよく、そのようなものとしては、以下のものが挙げられる:潤滑剤、熱安定剤、帯電防止剤、体質顔料、有機および/または無機顔料たとえばTiO2、カーボンブラック、酸捕捉剤たとえばMgO、安定剤、すなわち、金属酸化物および硫化物たとえば酸化亜鉛および硫化亜鉛、抗酸化剤、難燃剤、発煙抑制剤、ならびに粒子状充填材および成核剤たとえばタルク、雲母、二酸化チタン、カオリンなど。
前記任意成分の質量は、ポリマー組成物(C)の全質量を基準にして、有利には0〜15%、好ましくは0〜10%、より好ましくは0〜5%の範囲である。
本発明のある種の実施態様においては、顔料添加ポリマー組成物(C)が望ましい。そのような場合、顔料としては、硫化亜鉛が好ましい。本願出願人が見出したところでは、本発明組成物においては、他では広く使用されている顔料たとえば二酸化チタンとは異なって、硫化亜鉛が、補強繊維(F)との組合せ、特にガラス繊維との組合せでは特に有効に機能する。特に、二酸化チタンとは異なって、硫化亜鉛は「けがき効果(scribing effect)」を有さず、そうでなければ、望ましくない強度の損失を与えるような補強繊維(F)の破断を招くことがない。この実施態様においては、硫化亜鉛は、ポリマー組成物(C)の全質量を基準にして、好ましくは10%未満、より好ましくは多くとも5%の質量で存在させるが、その一方で、硫化亜鉛は、ポリマー組成物(C)の全質量を基準にして、好ましくは少なくとも1%、より好ましくは少なくとも2%の質量で存在させる。
本発明の別なある種の実施態様においては、好ましい値の範囲にある、ポリマー組成物(C)の成分の量は、上述のものとは異なっていてもよく、それらは、最も一般的な最終用途のための性能のバランスが得られるように、最適化された。
実施態様(Emb−2)におけるポリマー組成物(C)は各種の用途において有利に使用することが可能ではあるが、たとえばコンプレッサープレートのような、ある種の特殊な用途に特に好適である。
ポリ(アリールエーテルケトン)(P1)およびポリフェニルスルホン(P2)の全質量を基準にして、ポリ(アリールエーテルケトン)(P1)の質量が、有利には20%を超え、好ましくは30%を超え、より好ましくは40%を超え、さらにより好ましくは45%を超え、さらにより好ましくは50%を超え、最も好ましくは60%以上であり、その一方で、ポリ(アリールエーテルケトン)(P1)およびポリフェニルスルホン(P2)の全質量を基準にして、ポリ(アリールエーテルケトン)(P1)の質量は、有利には80%未満、好ましくは70%未満であり;
ポリマー組成物(C)の全質量を基準にして、ポリ(アリールエーテルケトン)(P1)およびポリフェニルスルホン(P2)の合計質量は、有利には35%を超え、好ましくは55%を超え、より好ましくは65%を超え、その一方で、ポリマー組成物(C)の全質量を基準にして、ポリ(アリールエーテルケトン)(P1)およびポリフェニルスルホン(P2)の合計質量は、有利には85%未満、好ましくは80未満、より好ましくは75%未満であり;
ポリマー組成物(C)の全質量を基準にして、ポリ(アリールエーテルケトン)(P1)の質量は、有利には15%を超え、好ましくは25%を超え、より好ましくは30%を超え、さらにより好ましくは35%を超え、最も好ましくは40%を超え、その一方で、ポリマー組成物(C)の全質量を基準にして、ポリ(アリールエーテルケトン)(P1)の質量は、有利には50%未満、好ましくは多くとも45%であり;
ポリマー組成物(C)の全質量を基準にして、ポリフェニルスルホン(P2)の質量は、有利には15%を超え、好ましくは20%を超え、より好ましくは少なくとも25%であり、その一方で、ポリマー組成物(C)の全質量を基準にして、ポリフェニルスルホン(P2)の質量は、有利には50%未満、好ましくは45%未満、より好ましくは40%未満、さらにより好ましくは多くとも35%、最も好ましくは多くとも30%であり;
ポリマー組成物(C)の全質量を基準にして、補強繊維(F)の量は、有利には12質量%を超え、好ましくは18質量%を超え、より好ましくは24質量%を超え、その一方で、ポリマー組成物(C)の全質量を基準にして、補強繊維(F)の量は、有利には60質量%未満、好ましくは48質量%未満、より好ましくは36質量%未満、さらにより好ましくは多くとも30質量%である。
ポリマー組成物(C)は、一時的または恒久的に化学物質環境との接触状態を受ける可能性があり、多くの場合、そのような一時的または恒久的な接触が大きな影響を与える。
そのような化学物質環境を構成したりその一部となったりする可能性がある化学媒体の例を非限定的に挙げれば、カルボン酸エステル、カルボン酸、グリコールエーテル、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素たとえばベンゼンおよびトルエン、モノスチレン、フェノール、エポキシ、エポキシ前駆体たとえばプロピレングリコールモノエーテルおよびエチレングリコールジグリシジルエーテル、ケトンたとえばメチルエチルケトンおよびアセトン、塩素化炭化水素たとえば塩化メチレン、クロロホルムおよび四塩化炭素、ならびに無機酸たとえば硝酸および硫酸の水溶液などがある。
本発明のある種の実施態様においては、ポリマー組成物(C)が化学物質環境と一時的または恒久的な接触状態にあり、それと同時にかおよび/または別なときに、一時的または恒久的に応力をかけられる。
本発明に従って、第一のポリマー組成物(E1)を調製した:
RADEL(登録商標)R−5100NTポリフェニルスルホン 34.0%
VICTREX(登録商標)150Pポリエーテルエーテルケトン 34.0%
CERTAINTEED(登録商標)910Pガラス繊維 29.0%
硫化亜鉛 3.0%
それらのポリフェニルスルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ガラス繊維、および硫化亜鉛を混合し、直径25mmの2軸スクリューダブルベント式Berstorff押出機(L/D比、33/1)を使用して、溶融コンパウンディングした。
この実施例組成物は、傑出した性能を示したが、それについては、本明細書で詳述する。
本発明に従って、第二のポリマー組成物(E2)を調製する:
RADEL(登録商標)R−5000NTポリフェニルスルホン 34.0%
VICTREX(登録商標)450Pポリエーテルエーテルケトン 34.0%
CERTAINTEED(登録商標)910Pガラス繊維 29.0%
硫化亜鉛 3.0%
それらのポリフェニルスルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ガラス繊維、および硫化亜鉛を混合し、直径25mmの2軸スクリューダブルベント式Berstorff押出機(L/D比、33/1)を使用して、溶融コンパウンディングする。
この実施例組成物もまた、傑出した性能を示すが、それについては、本明細書で詳述する。
本発明に従って、第三のポリマー組成物(E3)を調製する:
RADEL(登録商標)R−5100NTポリフェニルスルホン 25.9%
VICTREX(登録商標)150Pポリエーテルエーテルケトン 44.0%
CERTAINTEED(登録商標)910Pガラス繊維 30.0%
酸化亜鉛 0.1%
次いで、それらのポリフェニルスルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ガラス繊維、および酸化亜鉛を混合し、直径25mmの2軸スクリューダブルベント式Berstorff押出機(L/D比、33/1)を使用して、溶融コンパウンディングする。
そのポリマー組成物からコンプレッサープレートを製造する。それは傑出した性能を示す。
本発明に従って、第四のポリマー組成物(E4)を調製する:
RADEL(登録商標)R−5000NTポリフェニルスルホン 25.9%
VICTREX(登録商標)450Pポリエーテルエーテルケトン 44.0%
CERTAINTEED(登録商標)910Pガラス繊維 30.0%
酸化亜鉛 0.1%
次いで、それらのポリフェニルスルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ガラス繊維、および酸化亜鉛を混合し、直径25mmの2軸スクリューダブルベント式Berstorff押出機(L/D比、33/1)を使用して、溶融コンパウンディングする。
そのポリマー組成物からコンプレッサープレートを製造する。それもまた、傑出した性能を示す。
本発明に従って、第五のポリマー組成物(E5)を調製した。5種の比較例ポリマー組成物(CE1)〜(CE5)もまた調製した。それらの成分の素性と質量比を表1に示す。その質量比は、そのポリマー組成物の全質量を基準にしたものである。
思いがけないことには、本発明の強化ポリマー組成物(E5)は、強化ポリエーテルエーテルケトン(CE5)の場合と同様見事に、3種の溶媒すべてにおいて試験に首尾よく合格した。
本発明の強化ポリマー組成物(E5)は、強化ポリエーテルエーテルケトン(CE5)よりは安価である。
強化をしなかった材料(CE1)、(CE2)および(CE3)はいずれも、すべての試験において満足のいくレベルで合格することはなかった。
Claims (15)
- ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルケトンケトン、およびポリエーテルエーテルケトン−ポリエーテルケトンケトンコポリマーから選択されるポリ(アリールエーテルケトン)(P1)、
ポリフェニルスルホン(P2)、および
補強繊維(F)、
を含むポリマー組成物(C)であるが、ただし、
前記ポリマー組成物の全質量を基準にして、90質量%の、85質量部のポリフェニルスルホンおよび15質量部のポリエーテルエーテルケトンからなるポリマーブレンド物、ならびに
前記ポリマー組成物の全質量を基準にして、10質量%のガラス繊維
からなるポリマー組成物は除く、ポリマー組成物(C)。 - 前記ポリ(アリールエーテルケトン)(P1)および前記ポリフェニルスルホン(P2)の全質量を基準にして、前記ポリ(アリールエーテルケトン)(P1)の質量が70%未満であることを特徴とする、請求項1に記載のポリマー組成物。
- 前記ポリ(アリールエーテルケトン)(P1)および前記ポリフェニルスルホン(P2)の全質量を基準にして、前記ポリ(アリールエーテルケトン)(P1)の質量が60%未満であることを特徴とする、請求項1または2に記載のポリマー組成物。
- 前記ポリ(アリールエーテルケトン)(P1)および前記ポリフェニルスルホン(P2)の全質量を基準にして、前記ポリ(アリールエーテルケトン)(P1)の質量が30%を超えることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のポリマー組成物。
- 前記ポリ(アリールエーテルケトン)(P1)および前記ポリフェニルスルホン(P2)の全質量を基準にして、前記ポリ(アリールエーテルケトン)(P1)の質量が40%を超えることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のポリマー組成物。
- 前記ポリマー組成物(C)の全質量を基準にして、前記ポリ(アリールエーテルケトン)(P1)および前記ポリフェニルスルホン(P2)の合計質量が55%を超えることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載のポリマー組成物。
- 前記ポリマー組成物(C)の全質量を基準にして、前記補強繊維(F)の量が12質量%を超えることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載のポリマー組成物。
- 前記ポリマー組成物(C)の全質量を基準にして、前記補強繊維(F)の量が24質量%を超えることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載のポリマー組成物。
- 前記ポリ(アリールエーテルケトン)(P1)が、ポリエーテルエーテルケトンであることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載のポリマー組成物。
- 前記ポリ(アリールエーテルケトン)(P1)が、ポリエーテルエーテルケトンホモポリマーであることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載のポリマー組成物。
- 前記ポリフェニルスルホン(P2)が、ポリフェニルスルホンホモポリマーであることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1項に記載のポリマー組成物。
- 前記補強繊維(F)がガラス繊維であることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1項に記載のポリマー組成物。
- 硫化亜鉛をさらに含むことを特徴とする、請求項1〜12のいずれか1項に記載のポリマー組成物。
- 請求項1〜13のいずれか1項に記載のポリマー組成物を含む成形物品。
- ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルケトンケトン、およびポリエーテルエーテルケトン−ポリエーテルケトンケトンコポリマーから選択されるポリ(アリールエーテルケトン)(P1)を希釈するためのポリフェニルスルホン(P2)の使用であって、
前記ポリ(アリールエーテルケトン)が、前記ポリフェニルスルホン(P2)を用いて希釈される前には、前記ポリ(アリールエーテルケトン)(P1)、補強繊維(F)、ならびに、場合によってはさらに、前記ポリ(アリールエーテルケトン)(P1)、前記ポリフェニルスルホン(P2)および前記補強繊維(F)以外の1種または複数の成分からなっているポリマー組成物(C)の中に含まれており、
ここで、前記ポリ(アリールエーテルケトン)(P1)に対してよりも前記ポリフェニルスルホン(P2)に対して一層攻撃的な化学物質環境において、前記ポリマー組成物(C)の耐薬品性が少なくとも実質的に維持されている、使用。
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