JP2009526696A - 自動車の窓ガラスワイピング装置等のための回転制御機構 - Google Patents

自動車の窓ガラスワイピング装置等のための回転制御機構 Download PDF

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Abstract

【課題】パノラマ表面を有する自動車用窓ガラス等をワイピングするワイパー装置における回転制御機構を提供する。
【解決手段】この回転制御機構(1)は、軸方向に交互回転運動をするように駆動できる第1シャフト(10)と、第1シャフト(10)に固定された駆動キャリアと、駆動キャリアに対して軸方向に回転できるように取り付けられた第2シャフト(30)と、カムプロフィル体(41)を備える固定カム(40)と、前記第2シャフト(30)に固定され、前記固定カム(40)に対して、前記駆動キャリア(20)が変位する間、スライドしながら、前記カムプロフィル体(41)と協働できる制御要素(50)とを備えている。
また本発明は、前記カムプロフィル体(41)に沿う前記制御要素(50)のスライド運動が、前記第2シャフト(30)の軸方向の枢動を制御できることも特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、第1シャフトを中心に第2シャフトを交互に回転するように駆動すると共に、第1シャフト上での前記第2シャフトの軸方向の枢動を制御するようになっている機構に関する。
本発明は、自動車の窓ガラスのためのワイピングシステムの分野において重要であるが、それだけに限定されない用途を有する。
現在自動車メーカーは、側方部分の曲率が大きいという特徴を有する、複合またはパノラマ表面を有する窓ガラスを、自動車に装備したいという要望をもっている。
かかる複合表面でのワイピングを最適にするためには、入射角が可変である窓ガラス−ワイパーブレードアセンブリを構成する窓ガラスワイパーシステムを使用することが知られている。このタイプの装置を用いた場合、窓ガラス表面の垂線に対するブレードアセンブリの実際の角度は、関連するブレード保持アームの回転角方向の位置に従って変化する。この特性により、全ワイピングサイクルにわたり、好ましい入射角を得ることができる。
このような機能を有する現在の技術レベルのワイピング装置は、一般にブレード保持アームを備え、このブレード保持アームは、システムの基本ワイピング運動を最大にする制御手段により変位量が制御されるよう、軸方向に回転自在として、自動車に取り付けられている。
かかる制御手段は、主にブレード保持アームに固定されたワイパーに設けることができ、ブレード保持アームは、スライドし、プロフィルが三次元空間内に延びる固定カムと協働できる。
しかし、このタイプの構造は、正確にはカムの三次元形状に起因し、特に高さ方向に嵩ばるという欠点を有する。更にその用途は、比較的少しずつ行われる補正に限定され、複合表面、すなわちパノラマ表面を有する窓ガラスの場合には、比較的使用されことはなく、ワイピングブレードアセンブリは、大きくカーブした側方エッジに達したとき、入射角を迅速に変えなければならない。
これらの問題を克服するために、従来、カムによって発生されていた直線運動を、ブレード保持アームに伝達できる回転運動に変換する機構に接続された、あまりかさばらない平らなカムを使用する制御手段が開発されている。
しかし、このタイプのものも、基本的には構造的にかなり複雑であるという欠点を有する。この運動変換機構は、極めて多数の部品を備え、これら部品を協働させなければならない。
そのため、種々の部品の固有のコストの累積に起因するだけでなく、必要となる多数の部品によって生じる追加の組み立てコストにも起因し、この装置は、最終的には極めて高価となる。
この例の別の欠点は、このおおむね長さ方向の寸法が大きい場合でも、制御手段が、全体として大型になるということにある。実際のところ、この運動変換機構は、ブレード保持アームの軸線に沿って設置しなければならない。
多数の部品、従って使用されるジョイントに固有の最終的な欠点は、幾何学的な外観を必ず分散しなければならないということであり、その結果、誤作動したり、修復できない破損を起こすこともある。
更に、本発明によって解決すべき技術的課題は、製造を実質的により安価にし、かつ寸法を小さくすることにより、現在の技術上の問題を克服できる回転制御機構を提供することにある。
上記した技術的課題に対する本発明による解決策は、回転制御機構が、
−軸方向に交互に回転運動をするように駆動しうる第1シャフトと、
−前記第1シャフトに固定されている駆動キャリアと、
−前記駆動キャリアに対して、軸方向に回転できるように取り付けられている第2シャフトと、
−カムプロフィル体を備える固定カムと、
−前記第2シャフトに固定されており、前記固定カムに対して前記駆動キャリアが変位する間、スライドしながら、前記カムプロフィル体と協働できる制御要素とを備え、
−前記カムプロフィル体に沿う前記制御要素のスライド運動により、前記第2シャフトの軸方向の枢動を制御できるようになっていることを特徴としている。
本明細書全体にわたって使用する「カムプロフィル体」なる用語は、例えば外側表面であるか、または全体の溝の境界を定める内側輪郭であるかどうかにかかわらず、カムの能動的表面を、極めて一般的な用語で示すものである。
いずれの場合においても、本明細書で説明する発明は、現在の技術の回転制御機構と比較し、構造が相当に簡単であるという利点を有する。
ブレード保持アームに伝達するよう、直線運動を必ず回転運動に変換しなければならないということが分かっているので、本発明のカムは、従来、回転運動を直線運動に変換するのに使用されていなかったものである。本発明のカムは、制御要素の枢動運動を発生するのに使用され、この制御要素は、次に直接ブレード保持アームの軸方向の回転運動を駆動する。
そのため、従来技術の原理よりも、より簡単な作動原理となっており、このことは、実施をするのにかなり少ない部品で足りるということを意味している。そのため、機構または組み立ての製造コストの基となる、各要素の固有のコスト、並びに、製造コストに関して、かなりの利点が得られる。
平らなカムと直接隣接する制御要素との組み合わせにより、回転制御機構のサイズも小さくすることができる。回転制御機構は、例えば自動車の窓ガラスのためのワイピング装置内に組み込むのに有利となるよう、コンパクトにできる。
本発明は、次の詳細な説明から明らかとなる特徴事項にも関し、この特徴事項は、それ自体、または任意の可能な技術的組み合わせに存在するものである。
非限定的な例に関する以下の説明は、本発明が何から構成されており、どのように実施できるかを、明瞭に理解しうるようにするためのものである。以下添付図面を参照しつつ、説明する。
説明を明瞭にするため、同じ要素に同じ符号を使用する。また、本発明の理解に不可欠な要素だけを略図として示してあり、図は、正確な縮尺で描かれてはいない。
図1〜図5は、本発明の第1実施例に係わる回転制御機構1を備える、自動車のパノラマ窓ガラスに用いられるようになっているワイピング装置を示す。
説明を明瞭にするために、ワイピング装置を構成する要素のすべてを、体系的に示しているわけではないという意味で、種々の表示は、部分的なものである。このことは、特にモータ、ブレード保持アーム、および窓ガラス−ワイパーブレードアセンブリを有するケースにおいて、あて嵌まる。
いずれの場合においても、本発明の目的によれば、回転制御機構1には、交互に軸方向に回転するように駆動されるようになっている第1シャフト10が設けられている。第1シャフト10は、更にモータ手段と結合されており、このモーター手段は、従来どおり、電動モータとギアボックスユニットとから構成されている。
次に、回転制御機構1には、第1シャフト10に固定された駆動キャリア20が設けられている。単に例として選択されたこの特定の実施例では、この駆動キャリア20は、本体22とカバー23とから構成されたケース21として示されている。本体22は、第1シャフト10のテーパ部分11に固定されている。本体22は、前記第1シャフト10の端部13に螺合されたロックナット12により支持されている。
回転制御機構1は、駆動キャリア20に対して、軸方向に回転自在に取り付けられた第2シャフト30も備えている。この実施例では、この第2シャフト30は、第1シャフト10に対して実質的に直角に位置している。この自在に回転できる第2シャフトは、ケース21の本体22と一体的に形成されている2つのリング32、33により、更にガイドされている。最終的に、第2シャフト30は、ワイピング装置のブレード保持アームを支持するようになっている回転ヘッド31に直接固定されている。
この回転制御機構1は、ワイピングすべき窓ガラスの表面の実際の曲率に依存するカムプロフィル体41を有する固定カム40を更に備えている。自動車に対して剛性的に固定されるようになっている固定タブ47により、このカム40は、制御機構1の他の部分に対して移動しないようにされている。このような取り付けは、自動車の本体に直接係止するか、または例えばモータ手段に間接的に取り付けることによって実行できることは、理解しうると思う。
回転制御機構1は、第2シャフト30に固定された制御要素50を有し、この制御要素は、駆動キャリア20と前記固定カム40とが相対的に変位する間、スライドしながら、固定カム40のプロフィル体41と協働できる。この実施例では、制御要素50は、第2シャフト30の軸線に実質的に直角に位置している。このことは、第2シャフト30は、この第2シャフト30の枢動角とは関係なく、第1シャフト10の軸線と実質的に同一平面に延びていることを意味する。
いずれの場合においても、この組立体が固定カム40のプロフィル体41に沿う制御要素50のスライド運動により、第2シャフト30の軸方向の枢動を制御できるようになっている。
理論的には、制御要素50は、制御アームの機能を奏することができるようにする任意の形状および/または構造を有することができる。
しかし、この一実施例では、本発明の1つの特徴として、制御要素50は、一端61が第2シャフト30に固定されているレバー60と、このレバー60上で軸方向の自由に回転できるように取り付けられた接触要素70と、この接触要素70が固定カム40のプロフィル体41に当接した状態に、この要素を維持できる、弾性リターン手段80を備えていることが好ましい。
本発明の一実施例の別の特徴として、接触要素70は、レバー60に沿って、スライド移動できるように取り付けられている。この特徴の主な目的は、第2シャフト30の回転角方向の枢動値にかかわらず、折衝要素70とカムプロフィル体41とが、接触することを保証することにある。使用される制御要素50の性質によっては、この移動可能性は、機構を正しく作動させるために不可欠であり、また単に、付随的に最適化を目的とするものでもよい。図1〜図5に示された実施例の場合、移動可能性があることが必要である。
事実、本発明の第1実施例によれば、カムプロフィル体41とスライドしながら協働するようになっている接触要素70は、実質的に球形のボール−ソケットジョイント71から成っている。更に、対応するカムプロフィル体41は、固定カム40を貫通する側方に構成された溝42である。
特に興味あることに、貫通溝42の断面は、ボール−ソケットジョイント71の整合部分の断面と実質的に相補的となっている。このことは、他の表現をすれば、貫通溝42の境界を定める固定カム41の内側エッジが、実質的に凹状の壁を有することを意味する。
この第1の実施例の別の特徴として、弾性リターン手段80は、ボール−ソケットジョイント71をレバー60に沿って、固定カム40のプロフィル体41に接触する位置に向けて変位させるように、このジョイントを駆動できる。
この実施例では、弾性リターン手段80は、具体的には、圧縮スプリング81から成り、このスプリングの一端は、レバー60の遠方部分に設けられたストッパー62に当接しており、スプリング81の他端は、摩擦防止ワッシャー82により、スライドボール−ソケットジョイント71に押圧力を加える。
圧縮スプリング81の作用と組み合わされたボール−ソケットジョイント71のスライド組立体は、回転制御機構1を構成する際に、第1シャフト30とカム41とを接触させる移動リンクの高さで生じる幾何学的なばらつきを補償することができる。
一方の第2シャフト30へのレバー60の取り付けポイントと、他方のカムプロフィル体41への制御要素50の接触ポイントとの間の距離は、実際には一定ではない。カムプロフィル体41は、第1シャフト10の軸線に対して、同心状に延びているわけではないので、この距離は、キャリア20が回転するときに変化する。
更に、ボール−ソケットジョイント71がスライド移動することによって、制御要素50のレバーアームの長さを正確に変えることが可能となっている。したがって、第2シャフト30上での取り付けポイントと、カムプロフィル体41上の接触ポイントとの間に存在する分離距離にしたがって、自動的にこの長さを適合させることが可能である。圧縮スプリング81の役割は、制御要素50のレバーアームの長さが変化するときに、ボール−ソケットジョイント71とカムプロフィル体41との間の有効な接触を、完全に自動的に保証することにあるので、絶対的に相補的な役割となっている。
この特定の実施例では、カム40は、複合構造体となっているように見える。実際には、このカムはプロフィル体41を支持するインサート44と一体的な支持部品43を備えている。このような構造によって、カム40の各部品の実際の役割にしたがって、材料を選択することができる。
しかし、プロフィル体41が直接配置されている単一部品構造として提供された固定カム40を、均等に使用できることは当然である。
図2および図3は、前に説明したような回転制御機構1の運動力学の好ましい例を示す。
図2は、ワイピング装置が固定された停止位置にあるときに、回転ヘッド31が第1シャフト10の軸線に対して特定の傾斜になり、平面に従って配置されている。
他方、図3により、ワイピング装置が反対の固定された停止位置に達したとき、すなわち、駆動キャリア20が90°よりも若干多く回転したときに、回転ヘッド31が約25°だけ軸方向に傾斜していることが理解できると思う。
従って、これら2つの端部の位置、すなわち、固定された停止位置と反対の固定された停止位置との間で、回転ヘッド31の枢動は、カムプロフィル体41が決める、明らかに定められた規則に従うのではなく、直線方向には変化しない。従って、この例では、ヘッド31は、駆動キャリア20が約70°回転したときに回転し始めるだけであり、次に、関連する窓ガラスの曲率に適合した加速段階および減速段階となる。
図6および図7は、弾性リターン手段80が特別な性質を有することを特徴とする、図1〜図5の第1実施例の変形例を示す。この場合、固定カム40のプロフィル体41に、接触要素70が当接した状態を保持するのに、スプリングプレート83が使用されている。
実際には、第2シャフト30に対向して位置しないカム40の面に、溝42に沿って、このスプリングプレート83が固定されている。従って、このスプリングプレートは、インサート44に対して実質的に対称的に延び、その断面は、カムプロフィル体41内に挿入されていないボール−ソケットジョイント71の部分の断面と実質的に相補的となっている。
最終的に、インサート44とスプリングプレート83の間にボール−ソケットジョイント71が挟持され、前記スプリングプレート83の弾性変形容量と組み合わされているということにより、圧縮スプリングを使用しなくても、前記ボール−ソケットジョイント71は、カムプロフィル体41に接触した状態のままになることができる。従って、ボール−ソケットジョイント71は、レバー60に沿って自由にスライドするように取り付けられているに過ぎない。
図8および図9は、本発明の第2実施例を示し、接触要素70は、実質的に円筒形のローラー72から成り、他方、カムプロフィル体41は、従来通り、固定カム40の外側円周部45から成っていることを特徴としている。円周ローラー72は、最初は、任意のタイプの母線、すなわち凹状、凸状または簡単な直線状とすることができることは理解しうると思う。
更に、ローラー72は、固定カム40の外側円周部45の曲率と、実質的に相補的な曲率の側壁73を有する。このケースは、円筒形ローラー72の母線が、厳密には直線状となっていないケースの1つである。
この第2の実施例の別の特徴によれば、弾性リターン手段80は、ローラー72と固定カム40のプロフィル体41との間の接触ポイントに対応する位置に向けて、第2シャフト30を軸方向に枢動するように駆動できる。
この実施例では、弾性リターン手段80は、実際には回転角方向に動作する円筒形スプリング84から成っている。このスプリングの本体は、第2シャフト30の近接端34のまわりに延びるように取り付けられており、このスプリングの両端のうちの一方の端部85は、駆動キャリア20に対するストッパーとなっており、他方の端部86は、制御要素50のレバー60に押圧力を加えるようになっている。
前に説明した第1実施例とは異なり、この第2実施例は、第2シャフト30とカムプロフィル体41上の接触要素50の実際の接触ポイントとの間の距離変動を補償するためのシステムを設けなくてもよいという利点を有する。ローラー72は、実際には、カムプロフィル体41とスライドしながら協働するようになっている極めて広い接触表面を有するような形状、およびサイズとされている。側壁72の凹部の大きさ、およびその高さは、常に制御要素50のローラーと固定カム40との間の接触を補償するように選択されている。
本発明の別の特徴によれば、駆動キャリア20は、固定カム40および制御要素50を含むケース21とされている。このことは、第1シャフト10および第2シャフト30が、ケース21に進入するように組立体が配置されていることを意味する。しかしながら、固定カム40は、制御機構1の他の部分に対して移動しない状態となるように設計されているので、このことは、内部に固定カム40が存在するにもかかわらず、ケース21が回転できるように、組立体が配置されていることをも意味する。
このような特徴により、ゴミおよびその他の外部要素から、相当に保護されているケースの内部に、制御機構1の不可欠な部品を、1つにまとめることが可能となっている。従って、特に回転制御機構1の信頼性および有効寿命に関し、相当な改善を行うことができる。
この実施例では、ケース21は、開口部がカバー23によってブロックされている中空本体22から成る。これら2つの要素は、取り外し自在に一体に接合されている。この目的のために、カバー23には、4つの弾性変形可能なタブ23が設けられており、このタブは、各側面に分散し、本体22の外側面に適当な態様で配置されたボス25内で、変形させて挿入することができるようになっている。
図4および図5から分かるように、ケース21には、移動自在なシャフト10、30が取り付けられている領域の水密性を保持するシール手段90が設けられている。顕著な特徴は、カム40の本体46とカバー23との間に、第1のOリング91が設けられているだけでなく、第2シャフト30とケース21の本体22との間に、第2のOリング92も設けられていることである。
本発明の別の特別な特徴として、制御機構1には、固定カム40に対して駆動キャリア20を反転自在に固定できる割り出し手段100も設けられている(図1〜図4)。このような特徴によって、運搬および保管中および使用する自動車でワイピング装置を最終的に組み立てるまでに、種々の可動部品を一時的にブロックすることができる。
単に例として選択したこの特殊な実施例では、割り出し手段100は、本体がカバー23内に製造された保持ハウジング102に収納されるピン101を備え、ピンの遠方端は、固定タブ47に設けられたブロッキング孔103内に挿入できる。
しかし、当技術分野で知られている他のブロッキングシステムも、等して使用できることは言うまでもない。
より一般的には、本発明は、交互回転運動を発生できるモータ手段だけでなく、端部に、窓ガラスワイパーブレードアセンブリが取り付けられているブレード保持アームと、これまで説明したような回転制御機構1とを備え、モータ手段は、第1シャフト10に結合されており、他方、ブレード保持アームは、第2シャフト30に固定されている他の任意のワイピング装置にも関する。
しかし、より一般的には、本発明は、上に説明したような少なくとも1つのワイピング装置が設けられた任意の自動車にも関する。
本発明の第1実施例に係わる回転制御機構を内蔵するワイピング装置を部分的に示す上方斜視図である。 固定された停止位置にある図1のワイピング装置の平面図である。 ワイピング装置が、反対の固定停止位置にある、図2と類似する図である。 回転制御機構の主要部品の相対的配置を示す上方斜視図である。 第2シャフトの軸線、および制御要素の軸線を貫通する面における回転制御機構の断面図である。 本発明の第1実施例の変形例を示す上方斜視図である。 斜め下方から見た、図6と類似する図である。 本発明の第2実施例に係わる回転制御機構を示す上方斜視図である。 下部斜め方向から見た、図8と類似する図である。
符号の説明
1 回転制御機構
10 第1シャフト
11 テーパ部分
12 ロックナット
13 端部
20 駆動キャリア
22 本体
21 ケース
23 カバー
30 第2シャフト
32、33 リング
31 回転ヘッド
40 固定カム
41 カムプロフィル体
42 溝
47 固定タブ
50 制御要素
60 レバー
61 端部
62 ストッパー
70 接触体
71 ボール−ソケットジョイント
80 弾性リターン手段
90 シール手段

Claims (14)

  1. −軸方向に交互に回転運動をするように駆動しうる第1シャフト(10)と、
    −前記第1シャフト(10)に固定されている駆動キャリア(20)と、
    −前記駆動キャリア(20)に対して、軸方向に回転できるように取り付けられている第2シャフト(30)と、
    −カムプロフィル体(41)を備える固定カム(40)と、
    −前記第2シャフト(30)に固定されており、前記固定カム(40)に対して前記駆動キャリア(20)が変位する間、スライドしながら、前記カムプロフィル体(41)と協働できる制御要素(50)とを備え、
    前記カムプロフィル体(41)に沿う前記制御要素(50)のスライド運動により、前記第2シャフト(30)の軸方向の枢動を制御できるようになっていることを特徴とする回転制御機構(1)。
  2. 前記制御要素(50)は、一端(61)が前記第2シャフト(30)に固定されているレバー(60)と、前記レバー(60)に軸方向に自由に回転できるように取り付けられている接触体(70)と、前記接触体(70)が前記固定カム(40)のカムプロフィル体(41)に突接状態に維持することができる弾性リターン手段(80)とを備えることを特徴とする、請求項1に記載の制御要素(1)。
  3. 前記接触体(70)は、前記レバー(60)に沿ってスライド移動しうるように取り付けられていることを特徴とする、請求項1または2に記載の制御機構(1)。
  4. 前記接触体(70)は、実質的に球形のボール−ソケットジョイント(71)から構成されており、前記カムプロフィル体(41)は、前記固定カム(40)を貫通して設けられた溝(42)として形成されていることを特徴とする、請求項2または3に記載の制御機構(1)。
  5. 前記溝(42)の断面は、前記ボール−ソケットジョイント(71)の対応部分の断面と、実質的に相補的となっていることを特徴とする、請求項4に記載の制御機構(1)。
  6. 前記弾性リターン手段(80)は、前記カムプロフィル体(41)との接触位置に向けて、前記ボール−ソケットジョイント(71)を前記レバー(60)に沿って変位させるように、ボール−ソケットジョイントを駆動できるようになっていることを特徴とする、請求項2〜5のいずれか1項に記載の制御機構(1)。
  7. 前記接触要素(70)は、実質的に円筒形のローラ(72)を備え、前記カムプロフィル体(41)は、前記固定カム(40)の外側円周部(45)を備えることを特徴とする、請求項2または3に記載の制御機構(1)。
  8. 前記ローラ(72)は、前記固定カム(40)の外周部(45)の曲率と実質的に相補的な曲率を有する側壁(73)を備えることを特徴とする、請求項7に記載の制御機構(1)。
  9. 前記弾性リターン手段(80)は、前記ローラ(72)と、前記カムプロフィル体(41)との間の接触位置に向けて、前記第2シャフト(30)を軸方向に枢動するように駆動できることを特徴とする、請求項7または8に記載の制御機構(1)。
  10. 前記駆動キャリア(20)は、前記固定カム(40)と前記制御要素(50)を含むケース(21)を備えることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載の制御機構。
  11. 前記ケース(21)は、前記第1シャフト(10)および前記第2シャフト(30)が貫通する部品をシールできるシール手段(90)を備えることを特徴とする、請求項10記載の制御機構(1)。
  12. 前記工程カム(40)に対して前記駆動キャリア(20)を反転自在に移動できないようにしうる割り出し手段(100)をも備えることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1項に記載の制御機構(1)。
  13. 交互回転運動を発生できるモータ手段と、一端にワイピングブレードアセンブリが取り付けられているブレード保持アームとを備えるワイピング装置において、
    前記ワイピング装置は、請求項1〜12のいずれか1項に記載の回転制御機構(1)をも備え、前記モータ手段は、前記第1シャフト(10)に結合されており、前記ブレード保持アームは、前記第2シャフト(30)に固定されていることを特徴とするワイピング装置。
  14. 請求項13記載の少なくとも1つのワイピング装置を備えることを特徴とする自動車。
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